2026年07月18日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数: 25

「技術士試験に合格する心の準備」
受験者の皆様、いよいよ試験本番直前となりました。あせりや不安があるのは当然、項目整理や暗記の状態も気になっていることと推察します。本番記述で最も重要なことは、気持ちの余裕であり、セルフコントロ-ルが全てと思います。今回は、本番に備え、余裕ある心境を維持する「合格する心の準備」についてご紹介したいと思います。
1.「完璧」は敵
技術士試験は、満点を取る試験ではありません。概ね70点の点数を獲得できれば合格ラインです。限られた時間で、論理的に解答文をまとめる力が評価されます。このため、「知っていることを確実に、わかり易く記述する。」という基本的意識が重要なのです。完璧を目指す故の過度な緊張や不安は、逆に敵となります。ある種の自己暗示や精神統一により、気持ちに余裕を持って下さい。
2.睡眠が最優先
試験直前に夜更かしをして詰め込むよりも、頭がよく働く状態で本番を迎えるほうが良い結果につながります。試験前日はゆったりと休息をとり、準備学習は以下の軽めのストレッチに心がけて下さい。
・骨子作成を1~2問だけ確認する。
・キーワード集を軽く再チェックする。
・受験票、筆記用具、時計などを準備、再確認する。
・とにかく、早めに就寝する。
3.本番までのスケジュ-ル確認
試験当日の行動を、事前に頭の中で一度シミュレーションしてみましょう。これをしておくとことで、いざ本番では、慌てなくてすみます。以下を実践下さい。
・できるだけ楽な服装で身支度をする。
・時間的余裕を持って、自宅又はホテルを出発する。
・会場までの利用交通機関は、経路、所要時間は事前に入念に調べておく。
・会場には交通機関の遅延等を考慮、1時間前ぐらい前到着を予定する。
・会場のトイレ等は、一度利用し予め場所を確認する。
・受験番号を確認、自席に着席、会場の雰囲気を確認、落ち着く時間を確保する。
・準備したメモ等を肩の力を抜き、読み返す。
4.全て想定内
予め、「知らない設問が出るのは当たり前」と想定して下さい。技術士試験では、予想外のテーマが出題されることは想定内と考えましょう。他の受験者も同じ条件なので、「自分だけが知らない」と考える必要は全くありません。 特に必須問題Ⅰ&専門Ⅲは、このパタ-ンが想定され、どんな設問でも思考プロセスはほぼ同様であり、慌てる必要はありません。この余裕、安心感が重要です。知らないテーマでも、これまで蓄積したキーワ-ド等により、論理的に整理、記述することを念頭としましょう。論述展開はいつもの現状⇒課題⇒解決策⇒波及効果⇒リスクと対応策です。
5.自分を信頼する。
これまで、皆さんは十分な努力を積み重ねてきました。継続した実力は、短期間で実力は大きく変わることはありません。とにかく自分を信頼し、「能力を上げる」より「自己能力を最大限発揮する。」ことに集中しましょう。
6.自己暗示
試験本番は自己暗示が重要です。試験が始まったら、是非、自分にこう言い聞かせてみましょう。
・全問完璧でなくていい、70点で良い。
・一問一問、自分が今書ける最高の答案を書こう。
・焦らなくて良い。自分は必ずできることを信じる。
・自分は既に技術士のスタ-トラインに立っている。
技術士試験は、冷静さを維持することが答案の質につながる試験です。落ち着いて自分の思考力を最大限発揮できる状態を整えましょう。 ここまでの学習の積み重ねは、必ず合格答案を再現できます。焦りは誰にでもありますが、冷静な心境維持こそが、最も重要と考えます。
7.余裕をつくる
私の受験体験から受験者の皆さんへ、試験当日の余裕をつくる対策について、以下にアドバイスさせて頂きます。
・何でも、プラス思考で考える。(今日は最高、全てが私の見方、必ずうまく行く!)
・筆記用具(えんぴつ、メカニカルペンシル、消しゴム)は予備を含め複数用意する。
・室内空調の寒暖状況も予想外の場合を想定、ハンカチ、タオルは必ず用意する。
・受験会場室内の時計の位置は、必ず確認しておく。
・机の隣人の癖(咳払い、貧乏ゆすり、固有のしぐさ等)は想定内と許容、余裕感を出す。
・骨子をメモする余白箇所、表形式等は、試験本番前に予め決めておく。
・予定した記述時間配分に従い、タイムマネジメントにより計画的に行う。
・必ず、解答文の誤字やミスの箇所があることを想定、チェック、修正時間を確保する。
8.受験者各位へのエール
皆さんが挑む、難易度高い技術士第2次試験に対し、私から以下のエールお送りしたいと思います。
・難しい問題に出会っても慌てる必要はありません。あなたは必ずできます。
・設問を確実に読み解き、問われていることに的確に応えることを意識して下さい。
・冷静さを維持できた人が、合格を手中にします。
・冷静維持が、必ず自分の最大限の実力を発揮します。
・最後まで諦めず、自分を信じてください。
・「やるべきことは、すべてやってきた。」その自信を力に変えてください。 試験会場では、周りの受験者が優秀に見えるかもしれません。しかし、本当に比べるべき相手は、昨日まで、そして今の自分です。多くを学び、多くを考え、多くを積み重ねてきた自分の努力を信じ、誇りに変えましょう。
9.必ず夢は叶う
努力する人は、どんな形であれ必ず、その成果を上げられると、私は信じています。私がこれまで支援してきた受験者各位も、個々の力で夢を叶えてきました。そしてそこから更に、新しい自分の世界を切り開き続けています。それを実現できるのが技術士なのです。 皆さんの健闘と、努力が最高の形で実を結ぶことを心から祈っています。 さあ、技術士への扉を、自らの力で開いてください。「健闘あれ!」 次回は、試験後のクールダウンの観点から「幅広い能力人材である技術士雑学」についてご紹介します。(以上)