「合格する To Do リスト」

2026年07月04日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数: 21

「合格する To Do リスト」

 技術士試験本番までのこり約2週となりました。合格を目指して、これまで受験者の皆さんは努力を継続していると思います。これから試験当日までの期間にやるべきことは、知識を増やすことではなく、いかに「合格答案を記述できるか」を念頭にすることです。自身の頭の中に解答文の素材カード(キ-ワ-ド等を蓄積したもの)を思い浮かべ、骨子によりこれを瞬時につなぎ合わせる反復練習が重要です。

  知識・情報を増やすのではなく、「準備答案の再現可能」に集中することが合格の条件です。今回は、これから試験当日まで残り期間の「合格するTo Doリスト」についてご紹介したいと思います。

1. 合格条件:再整理

 技術士試験は「優れた専門性を有した人」のみが合格できる試験ではなく、以下のことを試験本番で準備したことを「確実に再現できる人である。」と私は思います。すなわち、以下を達成できる人と考えます。

 ・制限時間内で、

・専門技術者として、

・論理的、体系的に、

・どんな問題に対しても、

・安定して相手にわかり易い説明文で

・記述できる人。

2. 解答文の原点回帰

  今まで紹介した内容の踏襲となりますが、今一度、以下の原点を再確認しましょう。

・見やすい文字で書く。

・報告文の記述ルールを遵守する。

 ・試験官に無駄な思考回路を使わせない。

・見出し、小見出しで試験官に斜めよみをさせる(ゴシック体太字や下線表示で強調)

・文章の長さは最大3行以内で、句読点で句切る。

・最初から、最後まで、スラスラ読める文章とする。

・見出しや箇条書き等を利用、空白部分作り、試験官の読みやすさに配慮する。

・解答用紙の末尾は2~3行程度、余白を残し完了させる。

・必ず最後は見直し、見やすい文字、誤字等は修正する。

・技術トレンドキーワ-ドを要所に散りばめる。

 3.型へ落とし込む

  誰でも、本番では緊張等により思考力が落ちます。「考えて書く」ではなく、極端な言い方をすれば、あえて「固定した型」に流し込むことです。 題意に対する思考プロセスを瞬時に想起するには、同じ順番、同じ型での反復練習が、その実現とスピ-ドアップトに繋がります。

4.型から骨子へ

 自分で課題を想定しましょう。想定課題を見て、以下の手順に基づき表形式等により、型から骨子メモを作成するトレ-ニングを徹底下さい。

導入⇒現状⇒課題⇒解決策⇒効果⇒リスク⇒方策、これらの骨子が頭の中に浮かぶことが、理想的な状態です。このイメ-ジ・トレ-ニングは、本番で効果を発揮します。

 5.制限時間の体得

 合格者と不合格者の差は、「制限時間内に書き切れるか否か」にあると思います。恐らく不合格の大半は時間的余裕なく、不十分な状態で制限時間を迎えると推測します。この対策として以下をトレ-ニング下さい。答案作成速度を上げ、制限時間内に書き上げることができます。

 ① 休日:本番想定による時間計測により、本番試験と同様の演習課題を行う。

② 毎日:骨子メモ(15〜20分)の作成により、速記力を上げ、想定課題を増やす。

 ③ 隙間時間:想定問題に対するキーワ-ド文の反復

6.自己チェックの習慣化

 試験本番試験までの残り期間は、受験準備の仕上げ時期でもあり、「自信の弱点を判定できる力」能力も併せて必要です。作成したメモや解答文は必ず、自己チェックして下さい。このチェックの習慣化こそが、解答文の安定記述につながります。

 7.仕上げのTo Do リスト

  私が考える試験本番まで2週におけるラストスパ-トのTo Do を示します。

 1)1週目

 合格する準備スタイルとして、以下を徹底的に繰り返して下さい。

 ・準備解答文は書かないで、ひたすら音読して読み続ける。

・準備キーワ-ド等は自分の声でICレコダ-に録音、3倍速等で聞き続ける。

 ・「模範合格答案の構成」をとにかく反復、頭に叩き込む。

・多数素材カードから、骨子メモ作成を繰り返す。

 ・時間を計測、準備解答文、キーワ-ド文を記述する。

・書き上げたら、自分でチェック、自己添削する。

・添削後は再修正、ブラッシュアップへ繋げる。

 ・土日の休日は、実際に時間を図り、本番同様の記述を行う。

2)2週目

・とにかく「解答文メモ」作る。

・「解答文メモ」に合った小見出しを考える。

・スピ-ディに書く、訓練を徹底する。  

 これまでの努力を一気に開花させる時です。細かな情報に対するや迷いや心配は、あえて排除しましょう。どっしりと構えて、事前に準備した「固定した型」へ流し込む手法に専念下さい。

 8.私の経験  

 私の経験について紹介します。最初に建設部門-施工計画で合格した時、私は通信土木工事の施工管理業務に従事していました。施工現場まで車での約片道40分程度の通勤時間でした。その間、ひたすら、自身で準備した解答文を自身の声でICレコ-ダ-に録音、3倍速でひたすら聞き続けました。

「バカの一つ覚え」とでも言いましょうか?、単純なことですが、論述の展開フロ-が叩き込まれ、目をつぶると「キーワ-ドカード」の文字が次から次へと頭の中を流れるようになっていました。

 それ以降の他分野の技術士及び他の試験では、会社まであえて徒歩通勤として、歩きながら同じ方法で聞き続ける方法を継続しました。 技術士試験は現在、出題方法も変更され、応用能力が求められるようになりましたが、作成したキーワ-ド文等の暗記には有効な方法と考えます。 但し、これは個人差があります。自分に合った方法を試しながら実践することをお勧めします。

 9.最度決意

 みなさん今が一番、大変な時期ではありますが、難関である技術士試験受験の受験を決意した場面を思い出して下さい。「合格後の先にいる自分」を実現できるのは、あなた自身以外に存在しないのです。部下や家族に誇れる技術者アスリ-トの実現を期待しています。 次回は、本番まで残り少ないですが「今年の建設部門必須課題Ⅰ」への取り組みについてご紹介したいと思います。(以上)

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