2026年06月27日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数: 17

「技術士試験に合格には、コツがある!」
技術士試験は、「頭脳が明晰」「専門知識や経験が豊富」だけでは私は、合格することはできないと考えています。何故なら、技術士試験そのものが「能力だけではない要素、資質」を重視しているからです。すなわち、その「コツ」を掴むことが重要であると、合格まで苦節10年を要した私は強く、そのことを思います。 技術士試験は例え、博士であっても合格がかなわない人がいることを、良く耳にします。確かに個々の高い能力は重要な要素ではあります。但し、技術士試験の合格はむしろ、訓練により磨かれた能力と「コツ」が支配的であると私は考えています。すなわち、アスリ-ト技術者のみが合格できる試験であると思います。
1.技術士試験合格に必要な要素
なぜ技術士試験は「能力だけでは合格できない」のか、その点を掘り下げてみると、以下ように整理できそうです。
1)「知識量」ではなく「表現力」「使い方」
技術士試験は、単なる専門的技術知識の暗記ではなく、以下のように「実務的な思考力」が問われます。すなわち、「知識量」を活用した「実践的対応能力」が求められます。
・課題をどう抽出し、整理するか。
・限定された情報で、どう最適判断をするか。
・そのために必要な課題解決の思考プロセスはどうすべきか。
・社会の安全、公共の福祉、技術者倫理を踏まえ、具体に提案ができるか。
2)記述試験の合否は「わかり易さ」
ある程度マス目が埋められた記述であったとしても、以下のような解答文は、試験官に読んでもらえていなく、評価されていないと私は、推測しています。 試験官は短時間で内容を把握したいです。従って「伝わらない」ことは、「評価されない」ことに直結します。このため、「伝わらない。」要素である以下を排除した記述が必要です。
・記述構成がバラバラで整理されていなく、整然としていない。
・設問題意と一致せず、的確な応答になっていない。
・文字が乱雑で読めない、判読できない。
・批判的、第三者的、自己責任による解決姿勢が感じられない。
3)技術者としての信頼性表現
「この人に業務を任せても大丈夫か?」という観点から、試験官は記述解答文を読んでいます。これは知識ではなく、まさに技術者としての「コンピテンシ-」に対する資質が求められています。従って以下を的確に表現できなければ、その要求に応えることができません。
・簡単でわかり易く、誰でもが理解できる説明力
・一貫した論理性と説得力
・実務経験に基づく対応力、問題解決能力、提案力
・遵守すべき行動規範と社会的価値観、技術者としての倫理観
2.合格する記述テク
1)技術士試験特有の「型:スタイル」の理解
技術士試験には明確な「合格答案の型:スタイル」があると私は考えます。そのスタイルと流れを押さえていないと、記述内容が素晴らしくとも高評価は望めません。これはスポーツの例えでいうところの美しいフォームや姿勢のようなものであり、自分なりの洗練され「型・スタイル」を訓練により身に付けることが重要です。試験本番までの残り期間、以下について重点的に取り組んで下さい。
2)徹底的に自分スタイルの「合格文」を作る。
解答文記述は基本的に「どうすれば読んで貰えるか」「どのようなスタイルが評価されるか」を理解することが最も重要なポイントです。多くの受験者の解答文は見た瞬間で、試験官に読んで貰えていない可能性が高いです。試験官に読んで貰うための記述すべき合格スタイルを身に付けるため、以下を徹底下さい。
・各問題過去の出題傾向分析の再点検
・作成済想定課題テンプレ-トのブラッシュアップ
・合格答案の模倣による自己スタイル化
・自己添削によるスパイラルアップ
3)実務経験に基づく説明
自身の経験に裏付けされた記述は、説得力に繋がります。論述では実務経験のアピ-ルの方法として、以下を織り込むことを考慮下さい。
・自身の経験に基づく、問題解決の思考プロセスの回想とその内容記述
・判断に至った論拠、実施結果、分析と現時点評価、独自性や工夫点の記述
・リスク想定に対する複眼的、実現性が高い対処方策の記述 (回避、抑止、緩和、代替)
4)タイムマネジメントの体得
技術士試験は、本番におけるは時間との戦いが全てと言っても良いでしょう。「書き切れない」「途中で論点がずれる」などは、実践を想定したタイムマネジメントの訓練により、補えるものと考えます。予め対処方法を意識してリスクを許容しておきましょう。 相当数の字数を記述、解答用紙を埋める必要があるため、予め時間配分は計画しておかなければなりません。「満点をとる記述を目指す」のではなく、「時間内に80点の答案を書く」練習により、記述時間に余裕を持つための自己コントロ-ルが必要です。
5)合格答案作成トレ-ニング
技術士試験は「優秀な技術者」を選抜するのではなく、社会が求める「信頼できるプロ」を認定する試験と考えます。
「合格ラインに乗る」ことは個人の資質能力ではなく、鍛え抜かれた「記述トレ-ニング」の結果であり、この点はスポ-ツ・アスリ-トとの類似性が高いかもしれません。 やるべきことは極めてシンプルです。個々の知識・能力を基礎体力として、自己管理により準備した合格答案を、本番で再現する鍛錬による体力強化であると考えます。
6)モチベ-ションを持ち上げる
この時期、受験者は不安や焦り等で複雑な心境であると推察します。また、試験準備の進捗状況によっては、モチベ-ションの停滞の可能性も否定できない時期でもあります。 皆さん。以下の自己暗示により「モチベ-ション」を自分で持ち上げ、難関である技術士試験を突破して下さい。
・「その先に何を得たいか」合格後の姿を具体的に描く。
・1日単位の達成しやすい小さな目標を作る。
・ここまで積み上げた知識や経験、努力を無駄にしない。
・合格者が乗り越えた体験記を自分にあてはめて読む。
・苦しい時を思い出し、自分の夢へ繋げる。
次回は試験までやるべきこと:To・Do・リストとその調整方法についてご紹介したいと思います。(以上)