2017年03月07日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数: 2,511
試験当日、午後最初の試験として「選択科目Ⅱ」があります。
選択科目Ⅱは「Ⅱ-1」と「Ⅱ-2」の2つに分かれていて、試験時間は2時間です。
Ⅱ-1は答案用紙「1枚」で2設問を選択し解答します(「1枚論文」)。
Ⅱ-2は答案用紙「2枚」で1設問を選択し解答します(「2枚論文」)。
答案用紙はA4サイズで1枚あたり600文字(24×25の文字枠)の記述になっています。
Ⅱ-1は「専門的知識」を問う問題であり、一般的な記述方法としては「論文形式」です。
論文形式だと・・・
1つ目は○○○です。
○○○は・・・・です。
2つ目は△△△です。
△△△は・・・です。
のような記述方法になるかと思います。
それ以外として「箇条書き」もあるかと思います。
箇条書きだと・・・
①○○○
・●●●
・●●●●
②△△△
・▲▲▲
・▲▲▲▲
のような記述方法になると思います。
でも実はこの1枚論文は「600文字以内」ではなく「1枚以内」に収めればよく、文字枠を無視して記述することができるって知っていますか。
例えば、「一覧表」で表すこともできます。
設問が「2つの工法の違いを記述せよ」という場合には特に効果的です。
一覧表だと・・・
特徴 | A工法 | B工法 |
○○○ | ●●● | ●●●● |
△△△ | ▲▲▲ | ▲▲▲▲ |
のような記述方法になります。
この場合、文字枠は無視できますので、文字の大きさも自由です。
解答内容が的確なら文字数が足りない時、わざと文字を大きく記述して行数(記述範囲)を稼ぐこともできます。
文字枠に合わせて罫線を引く必要もありません。
選択科目Ⅱは時間との勝負になることが多い部分です。
見た目のインパクトで高得点をねらうため、臨機応変に対応するテクニックも必要です。
その他として「グラフ」や「図表」、「フローチャ-ト」などで記述することもできます。
ですが、訓練していないと逆に時間が掛かり過ぎる欠点もありますのでご注意を。