2019年08月07日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数: 742
さて、口頭試験の準備を始めるにあたり、どのような勉強が必要になるか書き出す必要があります。
技術士試験の口頭試験に特化した参考書を1冊購入しても良いかもしれません。
「新技術開発センター」からも発刊されていますし、個人で執筆された方の参考書もあります。
また、スキヤキ塾などのHPをご覧になっても一連の流れをつかむことができるかと思います。
私が考える最初のステップは、
ご自身が記述し、提出した業務詳細をもう一度見直すことです。
詳細だけでなく、これまで担当した業務の内容を再度見直し、それぞれの業務に対して
1分で説明できるように原稿を書いてみて下さい。
役割、問題、課題、解決策、成果を端的に纏めてみます。
その中で、どのような点が「技術士にふさわしい業務」であるのか?を考えてください。
技術士は、国が認めた最高レベルの技術者です。
そのため、「技術士にふさわしい」というのは、技術士ではない人ならば、マニュアル通りAという手法を取るが、
その手法ではこのような点で上手くいかないため、私はBという手法を考え行動した。というようなワンランク上だとアピールする方法。
また、技術者倫理の観点から、通常の技術者であれば考慮しない公衆の利益や持続可能性を考慮した手法をとった。などです。
ご自身のこれまでの業務を全て棚卸しし、その業務の意味を見出して
試験官にどのようにアピールするかを考えてください。
試験官はもちろんその部門の技術士ではありますが、
すべての分野に対して熟知しているわけではありません。
如何にわかりやすく、端的に解答できるか?が評価のポイントになります。
仕事をする上でも、第一印象というのは非常に大事です。
とくに短い時間であればあるほど、その比重はあがります。
まだ試験日まで時間はありますが、ひとつひとつ丁寧に対処していきましょう。