2017年02月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数: 9,021
技術士2次試験を受験するには、所定の期間の実務経験が必要になります。
実務経験は、「科学技術に関する実務経験」としか記載がなく、どういったものが実務経験にあたるのかがとても曖昧です。
今回は、技術士受験資格の実務経験に関する例について解説します。
そもそも実務経験って?
技術士の実務経験ってどのようなものなのでしょうか?
技術士法の中では「科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務」とあります。
漠然としすぎていてどのようなものかが思い浮かばないかと思いますが、例としては以下のようなものが挙げられます。
・新製品の開発、設計、検査
・道路建設の計画、検討、設計
・建物を建設する際の受変電設備建設の計画、設計、運用後の評価
科学技術に関する新たな挑戦を行った時に技術士の実務経験になるのではないでしょうか?
通常であれば、困難で導入不能となるような事案でも、工夫を重ねてうまく製品化や工事であれば竣工したというような事例を実務経験の中で入れなければなりません。
設計や計画といっても、誰でもできるようなルーチンで流せる業務(決まりきった設計業務など)は、実務経験としては不適当であると思われます。
日々の業務の細かい点に注目
技術士を目指す方の中には、こんなことは、自分の業界にいる人であれば誰でも気が付くと思っていて、小さな工夫を見逃している可能性もあります。
技術に関する創意工夫はとても小さなことが大きな効果を発揮したりすることがあります。
そうしたものを見逃さず、実務経験としてうまくプレゼンができれば、十分実務経験になると言えます。
技術士二次試験の最初の難関でもある実務経験は、日ごろの業務をよく観察することで乗り切ることができます。