2017年02月16日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数: 1,011
技術士は資格説明の中でも「技術系資格では上位に位置する」と言われており、難関資格であることは言うまでもありません。
では、具体的にその試験内容、難易度はどの程度なのでしょうか?
技術士に挑戦する前にはまず相手を知る必要があります。
技術士一次試験
技術士の本試験でもある技術士二次試験を受ける資格がないという人が受けるのが技術士一次試験です。
これは、専門科目や技術者倫理など3科目の試験があり、マークシートによる選択式です。
このため、合格率も平均して40~50%台で、さほど難しくはありません。
一次試験の後の二次試験が難関となります。
技術士二次試験
技術士二次試験を無事合格すれば、晴れて技術士となることができます。
しかしその試験内容は難関の一言です。
試験内容は、業務経歴書提出(書類選考)、筆記試験、口頭試験の3つを基準以上とする必要があります。
①業務経歴書提出
技術士1次試験等、技術士二次試験受験資格を得てからの業務経験の記載したものです。
これは、科学技術の応用に関する業務(設計業務等)でなければ業務経験になりません。
業務経験が所定の期間満たされていれば通るもので特に難しいものではありません。
②筆記試験
技術士の該当部門の専門知識を見るものです。
基礎的なものの説明や業務経験の中で困難があり工夫して乗り切った点など実務経験をと問われるような内容のものもあります。
全て小論文のような記述式試験となり、的外れな記載をしていると合格できません。
これは訓練がいります。
③口頭試験
業務経歴書や筆記試験を合格した後に受ける試験です。
試験官との面接による試験です。内容は業務経歴書や筆記試験の内容について踏み込んだ質問や、
技術士を業務にどのように活かすのかと言う技術士としての将来についても聞かれるものです。
これも筆記試験同様、的外れなことを説明すると全く加点されていかない厳しいものです。
技術士試験は、難関であることには変わりありません。
しかし、取得後は名称独占業務で、技術士としてしかかかわることができない業務も多くあります。
また、技術士会に加入することで社外の人との交流などもできるため、視野が広がります。
ぜひ、技術士を目指して、日々の業務を頑張ってみてはいかがでしょうか?