2017年02月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数: 1,194
技術士の資格を習得すると仕事の幅が広がり、年収も伸びやすくなります。
そのため、自発的に受験しようとする学習者が多い一方で「自分なんかが合格できるのかな……」と心配する方もいるんです。出題される範囲の学習をして、長年の業務経験があれば合格できるとされています。
では、合格する人とそうでない人にはどのような差があるのでしょうか?
それは「論理的な効力が身についているかどうか」が占める部分が大きいです。ロジカルシンキングとも言われますが、どんな試験勉強であっても論理的にものごとを考えて解釈することができると学習効率がよくなります。
ロジカルシンキングには複数の思考パターンがあります。ここではもっとも代表的な「主張」「論拠」「データ」で構成されるロジックの作り方を紹介しますね。
面接や論文などで頻繁に利用されますが「私はこう考える」という部分が「主張」にあたります。
そして、その考え方を支える「なぜなら、こうだからだ」という部分が「論拠」です。
論拠の信頼を高める「数値でこのように証明されている」というデータがあります。
主張、論拠、データ。これら3つをそろえることでロジカルシンキングができるようになるんです。
たとえば「このラーメン屋はおいしい」という主張をしたいとしましょう。この場合の論拠は「周りの同僚のほとんどが好んで毎週のように通っている」となり、データは「来店人数は1日に500人を超える」となります。
自分の意見を主張するときに役立つのはもちろんですが、学習を進めていて「どうしてもここがわからないな」という問題にぶつかったとき論拠やデータが欠けてないか確認してみましょう。理屈がわかると、それだけで理解がグンと増すことがあります。
ロジカルシンキングを活用して難易度の高い技術士試験を突破しましょう。