2017年02月12日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数: 2,374
前回は、受験申込時の小論文として、5つの業務経歴のうち、何番目の業務を取り上げているかについて述べました。
今回は、受験申込時の小論文として、受験時点から何年くらい前の業務を取り上げているかについて記載します。
結果は以下の通りです。
10年以上前:1割未満(1例のみでした)
5~10年以内:約3割
5年以内:約7割
何番目の業務を小論文に取り上げているか、とは異なり、かなり明確な傾向がありました。
10年以上前の業務を取り上げていた方は1例だけでした。分類上10年以上前としていますが、平成初期頃の業務でしたので
20年以上前の題材を取り上げていたことになります。さすがに古過ぎると思いましたので題材見直しをアドバイスしましたが、
最終的にどうされたのかは追跡できていません。
大半に相当する7割程度の方が、ここ5年以内の業務を小論文に取り上げていました。
クロス集計をしているわけではありませんが、
『(業務経歴を5つ書いたうちの)3つ目以降で、かつ5年以内の業務』
を小論文の題材として取り上げている方が多かった、というのが今回の結論です。
私の手持ち資料の分析結果ですので、受験者全体の傾向と一致するとは限りません。また小論文そのものの出来が最も重要なことですから、
古い業務は一律に良くないと言う事でもありません。
しかし私が試験官であれば、最近の業務があるにも関わらず10年以上前の業務を小論文の題材に取り上げていたら、資質向上を問う意味でも
「最近の業務の中で、技術士にふさわしいものはありませんか?」と質問したくなります。
以上、どの業務を小論文の題材にしようか、と迷った時などに参考の一つとして考えていただければ幸いです。
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