口頭試験で詳細論文について聞かれること

2018年11月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数: 876

口頭試験ではあなたが技術士に相応しいかどうかが試されます。今年はとくに「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」が探られるはずです。

 

文部科学省の技術士分科会で、コンピテンシーについて多くの議論をしてきたからです。

 

技術士コンピテンシーとは、つぎの8つです。

 

1.専門的学識
2.問題解決
3.マネジメント
4.評価
5.コミュニケーション
6.リーダーシップ
7.技術者倫理
8.継続研さん

 

具体的には、つぎのような質問で探られる可能性があります。

 

1.詳細論文で示された解決法は、どの技術を応用しましたか?


2.この業務で、問題発生要因と制約要因をどのように抽出し、分析しましたか?


3.この業務をするのに時間があまりなかったと思いますが、どのように対応しましたか?


4.あなたの提案を行ったときの波及効果とリスクを、当時、どのように考えていましたか?


5.この提案をアジア圏で実施するときは、どのようなことに留意しなければいけませんか?


6.専門的知識を持っていない者が部下についたとき、この詳細論文の下から5行目をわかりやすく3分で説明してください。


7.本技術に関する関係法令を教えてください。


8.この1年で獲得したCPDポイントはいくらですか?

 

以前のような「『3義務2責務』を言ってください」のような簡単な質問が少なくなってきています。

 

変化球の質問にも、慌てず回答できるように、準備をしてください。


詳細論文720字が、話の中心です。
しかし、ここ2、3年では、「5つの業務経歴のうち2つ目について、5分間で説明してください」という質問も増えてきています。

 

この傾向にも、注意しておきましょう。

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