2018年10月30日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数: 706
二次試験にトライされた方へ
おはようございます。日本技術士会のホームページにおいて二次試験(筆記試験)合格者の受験番号
が掲載されました。もし、まだ確認していない人がいたら、次のURLにアクセスしてみてください。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/006/attached/attach_6160_1.pdf
合格された方へ
本当におめでとうございます。これまでのあなたの努力の成果ですね。立派です。次は口頭試験です。
9割の方が合格すると言っても、1割の人は不合格となっています。口頭試験で見るのは、本人自身
が受験したという本人確認とその人物像(=人格)ですが、それをきちんと評価してもらうには、
いくつかのポイントがあります。
1) 受験票に記述した720文字の業務概要の説明と質疑応答
2) 特に専門部門の知識や何が課題でそれに対する複数の対応策からなぜ提案の解決策を選択したのか、
どのような工夫をしたのか、どのように解決したのか、残留リスクはないのか、そういうことが
矢継ぎ早に聞かれますので、しっかりと解答できるように模擬練習しましょう。
3) これをクリアしたら技術士法で定める三義務二責務を聞かれます。ここまできたらあと少し。
4) なぜ技術士を目指そうとしたのかとか、学会に入っているのかとか、会社での技術士の扱いとか
難易度は低い問題だが、誠実にあなたの人物像を理解してもらえるようにしよう。
5) 最大のポイントはコミュニケーション能力です。質問に対して黙るのが最低です。口頭試験は
加点方式なので、少しでも多くの質問をもらい、それに対して適切に回答することで加点しま
しょう。答えられない質問が来ても、聴き直すとか、意図を確認するとか、xxを答えればいい
ですか?とかなんとか試験官が満足する状態に持っていきましょう。決して喧嘩してはいけません。
6) 不合格になる方の特徴は、自分の説を曲げない。試験官と論争になる。試験官が聞いていることに
答えない。関係ないことをペラペラ話す。黙る。陰気。ハケがない。などなど。
難関の筆記試験に合格したのです。自信を持って堂々とそして謙虚な姿勢も忘れずにチャレンジしてください。
残念ながら不合格だった方へ
これまでの努力に敬意を評します。また、これまで頑張ってこれたのは、家族や同僚や先輩技術士など多く
の人に支えてこられたことを忘れてはいけません。これまで頑張ったことは無駄にはなりません。きっと
あなたの実力に加算されています。今後どうするかを考える前に、少しリフレッシュしましょう。
再トライするのも良いし、作戦を変えてみるのも良いし、他の資格に変更するのも良いかもしれない。
ゆっくりと色々と考えてみましょう。そして、その結論がもう一度技術士にトライするのであれば、
我々は全力で応援します。
以上