2018年10月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数: 868
口頭試験の合格率は90%です。この数字が、クセものなのです。
合格率15%の筆記試験をパスできた人が、「口頭試験で落ちたら、たまったものではない」と、対策をして挑んだ結果が90%なのです。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、合格者は、「口頭試験は苦労しなかった」と言ってしまうことが、しばしばです。
真に受けないことです。
ということで、早めから、口頭試験の対策をしておくのが、吉です。
口頭試験では、こんなことが聞かれます。
○3義務2責務は何ですか?
○そのなかで、あなたがもっとも重要と思うものは?
○その理由は?
うしろ2つには、決まりきった答えはありません。
技術士として、どのように考えているかを、筋道をたてて、回答すればよいでしょう。
最近では、3義務2責務の単なる用語説明を求める質問が減ってきています。
例えば、つぎのように理解力を試す質問が増えてきています。
○名称の表示とは具体的にどのようなものですか?
○信用失墜行為とは具体的に?
○××社の不祥事は、3義務2責務のどれに該当するか?
○資質の向上はなぜ必要か?
そのほか、つぎの質問も頻出です。
○CPDとは?
○継続研鑽として何をしていますか?
○CPDポイントはいくらか?
○APECエンジニアとは?
○IPEA国際エンジニアとは?
○技術士と同等の海外資格には何がありますか?
通常、わからない場合、「わかりません。帰ってから確認します。」というように、受験対策会社は指導します。
でも、もうそろそろ、その常套句も通用しなくなるでしょう。
技術士会のHPを確認したり、対策講座を受けたりして、知識の整理をすることをお勧めします。