2017年01月08日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数: 854
設問で「多様な視点から述べよ。」と有る場合の「多様な」とは具体的にどうすれば良いでしょうか。視点を変えることですが、どんな視点が考えられるでしょうか。
立場を変える、相手を変える、課題を変える、時制を変える、広さを変える、社会情勢を鑑みる 等があります。
立場を変える、相手を変えるは説明不要と思います。
課題を変えるとは、建設部門ではインフラに関する設問がありますが、主に、維持、品質等に関する設問です。これを環境、高齢化社会、健康増進と社会保障、防災などの課題として考えてみることです。
時制を変えるとは、過去、現在、未来の時制で考えることです。未来については根拠を示し予測することです。
広さを変えるとは、箇所、部分、全体、地域、日本、アジア、世界など対象範囲を広げることです。
社会情勢を鑑みるとは、テロ、サイバー攻撃、環境、地球温暖化、ドローンなど社会情勢と設問を関連づけて考えることです。
これは訓練してください。沢山の視点で考える訓練は日常の様々な事項でもできるので、日常から視点を沢山変えて考える工夫をしてください。