2017年11月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数: 1,647
口頭試験終了後、受験生の手ごたえと結果は、次の3パターンです。
1.質疑応答はできたと思う。そして合格
2.質疑応答はできたと思う。そして不合格
3.質疑応答ができなかった。そして意外と合格、あるいは予想どおりに不合格
こまるのは2.の場合です。
失敗した原因がわからないためです。
しかし、この場合は、たぶん、たくさん話していただけで、採点官が求めていた応答をしていなかったのでしょう。
「口頭試験では語ってはいけない」と思っておけばよいでしょう。
「口頭試験は、採点官と自分との、キャッチボール」と思っておくことです。
たくさん、キャッチボールをするには、受け取った球(質問)をすばやく返すこと(応答)。
すばやく返すには、短く答えること、です。
具体的には、2語で返します。
「はい、〇〇です。なぜなら、××だったからです。」
「はい、〇〇です。それは、××だからです。」
「はい、○○です。××の制約があったためです。」
「はい、〇〇です。というのは、途中で××の問題が新たに見つかってしまったからです。」
1つの問いかけに対して、4~5回のキャッチボール(質疑応答)ができると良いです。
この人は、身体の真正面に投げたボールを取れますね。
右上に投げたボールも、左上に投げたボールも、右下や左下に投げたボールも取れますね。
そして、どの返球も、採点官の私に取りやすいように、投げ返してきますね。
こんなイメージで、採点官とのキャッチボールをしてみてください。
試験が終了したときの解放感は最高です。もう少しですから、頑張ってください。