記憶する技術をマスターして楽々合格!

2017年10月12日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数: 684

記憶する技術とは、覚えられない失敗、記憶が消滅する失敗、記憶を再生できない失敗を解決する技術だ。

 

1. 扁桃体が活発になると覚えやすくなる
脳には、爬虫類の脳と言われる脳幹と哺乳類の脳と言われる大脳辺縁系、そしての人の脳と言われる大脳から構成する。そして、技術士として必要な知識や技術を理解するのは大脳皮質だが、覚えようとしてもなかなか覚えられない。では、どうするか?大脳辺縁系には扁桃体や海馬があり、この扁桃体が活発になると記憶は定着しやすい。つまり、覚えやすい。どういうことかと分かりやすく言うと、この扁桃体とは感情を司るので、感情を刺激しながら学習すると記憶が定着する。例えば、「ほ〜〜!!そういうことか!」と感動しながら学習したり、「こいつ馬鹿か、そんなはずないだろう!え!ほんまや!!」と一人でボケとツッコミをするとか、「すっげ〜!わお!」と大げさに感動する。そういうことかと膝を叩くのも良い。分かったと言って、美味しいコーヒーを飲んだり、ノルマを達成したら美味しいせんべいをボリボリと食べたりしても良い。つまり、匂いとか、イメージとか、痛みとか、美味しさとか、そういう生物としての生存欲求や五感を刺激すると、記憶が定着するという。できれば、役者になったつもりで、感情移入して、びっくりしたり、驚いたり、感激したりすると効果的だということだ。

 

2. 記憶の二重貯蔵モデルで記憶は定着する
人は見たり、聞いたり、触ったりするとその感覚記憶は1−2秒で消滅する。しかし、その感覚が必要と認識すると20秒程度は維持する。人の顔を見ても覚えないけど、「お!美人だ!」と思うと2−3分は残る。そして、そこに意味を持たせると海馬に記憶されて24時間は残る。つまり、声をかけて、話をしたりすると24時間ぐらいは忘れない。そして、その刺激が反復すると中期記憶として大脳皮質に記憶され、さらに刺激を繰り返すと長期記憶となり側頭葉に記憶される。つまり、美人をナンパするときには、24時間以内に次のアクションを取るべきで、そのあとも繰り返しアタックをすることで相手にもあなたのことが側頭葉に記憶されて、忘れられなくなる(笑)。

 

3. エビングハウスの忘却曲線を理解する
心理学者のヘルマン・エビングハウスが提唱したエビングハウスの忘却曲線は有名だ。諸説あるが、20分で42%、1時間で56%、1日で74%忘れる。そして、繰り返し記憶を刺激することで、思い出しやすくなる。長期記憶には、意味記憶とエピソード記憶がある。なので、例えば暗記したいことがあれば、それをイメージ化して、エピソードのような体験談に仕立てる方法がある。もしくは、なぜなのか、どうしてなのかという理屈を深く理解する方法もある。例えば、技術士法第44条に信用失墜行為の禁止を定めているが、「し」んよう「し」っつい行為の禁止なので、「し」「し」なので、「4」「4」、つまり44条なのだと、これは運命だ!と意味もなく感激すると、きっと信用失墜行為の禁止は技術士法第44条だと覚えることもできるのではないだろうか。

 

健闘を祈る!


 

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