2017年07月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数: 746
法律で目的条文は、その法律のエッセンスです。
そのため、試験対策の締めくくりに目的条文を通読しておくことがおすすめです。
人的資源管理と安全管理にかかわる労働安全衛生法第1条(目的)を挙げてみましょう。
穴埋め形式にしてみましたので、まず、類似した用語を入れてみてください。
つぎに、選択肢から適切な用語を選んで解答案をつくってみてください。
そして、解説を読んでみてください。
労働安全衛生法は、( 1 )法と相まって、労働災害の防止のため、( 2 )の確立、( 3 )の明確化及び( 4 )の促進の措置を講ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を促進することにより職場における労働者の( 5 )を確保するとともに、快適な( 6 )の形成を促進することを目的とする。
選択肢
A.労働基準
B.労働者災害補償保険
C.危害防止基準
D.安全と衛生
E.安全と健康
F.自主的活動
G.責任体制
H.職場環境
I.作業環境
解説
1.(A)労働安全衛生法は、安衛法と略されます。昭和47年に労働基準法第5章(安全及び衛生)を分離独立される形で制定されました。労基法の知識は、5つの管理技術の「人的資源」で必須で、よく出題されます。
2.(C)
3.(G)
4.(F)
「危害防止基準の確立、責任体制の明確化、自主的活動の促進」がセットです。
ここで、責任体制の明確化は、情報の伝達や意思決定にもかかわる内容になります。そのため、5つの管理技術の「情報管理」に絡んできます。また、自主的活動の促進は、ISOの国際基準やPDCAサイクルとも関係してきます。
5.(E)安全と健康
6.(H)職場環境
このあたりは、知らないと空欄を埋められません。ですから、「ひょっとすると出題されるかもね」と気に留めながら、青本を読んでおくことで、本番で対応できる確率を上げておくとよいでしょう。