2017年06月30日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数: 862
筆記試験までいよいよ2週間ほどになりました。
皆さん忙しい仕事を抱えての受験ですから、万全の試験対策が出来たという方は少数派だろうと思います。
準備が不十分だからと言って、受験を断念することだけは避けましょう。合格の可能性はゼロになります。
ここは少し開き直って、「どうせ他の受験生もあまり準備できていないだろう」くらいの気持ちを持ちつつ、残された時間を有効に活用して試験に備えるべきです。
さて、あまり準備ができなかった人は、午後の論文対策として何をされますか?
私であれば、課題解決論文(3枚論文)の骨子を作る練習をして試験に挑みます。
その理由は、
1.筆記試験での配点が高い(論文80点中40点の配分)
2.口頭試験で関連した質問を受ける可能性があるので、できるだけ高得点を得たい
3.比較的問題文のパターンが予測できる
からです。
つまり、「配点が高くて出題パターンを予測しやすく、かつ口頭試験で聞かれるかもしれないこと」に準備の時間を割きます。
1と2については説明を要しないと思います。
3について建設部門の過去問を見ると、例えば以下のような出題がされています。
(1)あるテーマについて、現状の問題点や課題をいくつか述べる
(2)その中から特に重要と考える技術的課題を2つ挙げて、解決策を述べる
(3)解決策を実行した時の効果、リスクや課題を述べる
自分が受験する部門・科目の過去問を数年分準備して、こういう出題パターンを確認します。
そして建設部門であれば「老朽化インフラの維持管理」、「担い手不足」、「防災減災対策」の3テーマくらいについて、出題パターンに沿った骨子を考えておく、というような準備をしておきます。
予想そのものがズバリ試験問題として出ることは無いでしょうが、似たようなパターンの問題が出れば、一から考えないで済みます。
どうか残された時間を有効に活用して、受験に挑んでください。