2017年05月23日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数: 782
技術士二次試験対策のスケジュール、きちんと決めていますか?漫然と学習を行うよりも、スケジュールを細切れにした方が効率がアップするかもしれませんよ。
『〆切仕事術』という本を著した上阪徹さん。彼は20年以上、締め切りを破ったことはないそうです。「仕事を守るのは社会人として当たり前じゃないか」と思うでしょう。ですが、上阪氏の職業はブックライター。作家業や文筆業は創造性も要求されるため、スケジュールどおりに進めるのは難しい場合もあります。実際、大物作家が原稿の締め切りを破るという話はよく知られており、サザエさんのいささか先生はいつも締め切りに間に合いません。締め切りを守り続けることが難しい業界にいながら、スケジュールを完璧に守ってきた上阪氏からは技術士試験に向けたスケジュール管理という視点でも学ぶことは多いです。
彼の著作のなかで語られる締め切りを守る技術から、部分的に抜き出して紹介します。
人にはそれぞれ頭がよくはたらく時間とそうでない時間があります。たとえば、早朝の出勤前だと勉強がはかどる人もいるでしょう。その一方で、仕事終わりの時間帯なら記憶力がよくなるという人もいます。一般的に早朝の勉強はよいとされますが、向き不向きがあるので自分の能力が一番よくはたらく時間をしっておくことが大切です。
練習問題を解く場合や、基本的な学習をする場合でも一度に完全な理解をすることは困難です。一気にかたづけようとするのではなく、粗々で少しずつ学習を進めていきましょう。完璧をめざして学習を開始すると、なかなか手がつけられず、学習に取り組むのもいやになってしまいます。
そして、時間割をつくることで試験当日までにどれくらいの勉強ができるか把握することができます。行き当たりばったりで勉強をしても、時間に余裕がある場合は間に合います。ですが、試験までの時間がどれくらい残っていて、勉強にあてられる時間がどれほどあるか把握しておくことは精神的なストレスの軽減にもつながります。
スケジュール管理は技術士二次試験対策の味方です。うまく活用して勉強時間をきちんと確保していきましょう。