2025年10月18日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 22

「Ⅳ.河川・砂防 技術提案書の資格要件」
私は転職して、河川構造物分野のセクションに配属になりました。施工会社から、総合コンサルタントの新しい世界へ飛び込むことになりました。未踏分野であった河川分野への新たな挑戦がはじまりました。
1. 受験経緯
私が転職した当時は、建設コンサルタントの世界も新たな時代を迎え、業務発注形態が提案型業務(プロポーザル方式・総合評価方式)への移行時期でありました。業務を受注するには企業及び技術者の同種業務実績、該当分野の技術士資格要件を満足し、事前に提出する「技術提案書」によりで、他社より高い評価点を獲得することが求められるようになりました。さらに、要請分野の技術士資格を取得していなければ、入札参加の選定でふるい分け、制限されることになりました。 このため、好むと好まざるとかかわらず私は、河川・砂防分野の技術士を取得することを迫られました。
2. 求められる専門性
技術士試験はどの分野も共通して専門性が高く、問題解決能力が求められます。合格するためには、実務経験とそれに対応すべく技術研鑽が必要です。河川計画、河川構造物、利水、維持管理、河川情報、地域防災など、新しい専門分野と立ち向うことになりました。
3. 経験論文の構想
経験論文は職場で従事する河川構造物とし、私の自身のキャリアから施工に関連した分野の視点からアプロ-チが良いと考えました。転職後に担当した業務を掘り下げ、課題に対しどのようなプロセスで問題解決へ導いたかを改めて整理して行きました。経験、専門、一般記述もこれまで実践してきた技術士試験に対する準備経験が、後おししてくれ無事、筆記試験を通過することができました。
4. 口頭試験の準備と本番
口頭試験の準備は、これまでに部下や他社の受験者の模擬口頭試験等を行ってきましたので、その方法については従来とほぼ、同様な進め方で行いました。但し、河川・砂防については河川行政、河川法、河川環境、河川情報、住民との協働、防災等、幅広い分野の見識が必要であるため、準備期間がいくらあっても足りないと感じました。
口頭試験はいつも渋谷会場でした。相変わらずの独特の雰囲気の控え室でした。この頃から、口頭試験はその部屋の前で、待機するスタイルであったと思います。私の年齢は50歳になっていたと思います。「鏡の前の一人口頭試験」もある種の定着感も出てきたものの、専門技術者として評価されることについては、口頭試験を数度重ねてもプレッシャ-はあるものです。
口頭試問が始まりました。どうやら試験官はお二人ともに大学の先生の方のように思えました。しかも私の年齢よりも、明らかに若い感じの方々でした。余裕は決してありませんが、年齢が私の方が年上であることに対し若干、アドバンテージを感じることができ、気持ち的に楽になりました。 口頭試問の余裕こそありませんでしたが、年齢、既取得部門があることにより、難解、意地悪、予想外の質問はなく、淡々と終了したように思います。最後の設問では「今更、技術士の義務、責務を聞くまでもないでしょうから、これで終了します。」のしめくくりで、口頭試問が無事終了しました。
5. 河川・砂防分野の口頭試験準備
これから、河川・砂防分野で口頭試験に向け準備される方は、私の経験から以下について整理・準備することをお勧めします。
(1) 専門的知識
・技術的判断
・洪水被害軽減のための河川整備手法
・自然再生や環境に配慮した河川計画を行う際の留意点
・ダム、遊水地、堤防、調節池などの治水施設の特徴とその役割
・近年の気候変動による降雨特性の変化に対する河川計画上の対応と現状
・今後の河川維持管理で特に重要な課題
(2) 社会的要請・制度面
・河川法や水防法に基づく業務上の留意点
・地域住民との合意形成を図るためのあなたが考える施策
・河川整備計画策定における住民参加の意義と地域活動との連携
・SDGsやカーボンニュートラルの観点から河川分野に求められる方向性
(3) 時事・最近の話題
・令和○年○月豪雨の被害事例に基づく、技術的観点からの教訓等
・洪水、地震災害への地域防災力の強化策
・地域におけるリスク評価とその対応
・浸水想定区域やハザードマップの課題と改善点
・ICTやAIを活用した河川管理技術の最新動向
(4)基準超過対応
近年の降雨については従来の実績や経験則を前例基準として適合が困難になってきています。今後、河川・砂防・海洋・海岸分野でどう対応して行くべきかを整理しておくことが必要です。特に全国、地方の直轄河川や中小河川等、山間地、海岸地域において、地球環境、気候変動、安全国土形成の観点から、自分の意見として答えられるよう準備下さい。
次回は、会社の至上命令により受験が必要となった「衛生工学部門」の口頭試験準備についてご紹介します。(以上)
2026年05月23日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 22

「洗練性を示す技術士解答文とは」
技術士試験で「技術的に洗練された論述」と評価されるためには、単に専門用語を並べるだけでは十分ではありません。論理の一貫性、具体性、再現性、客観性が伝わる表現が重要です。今回は、洗練性を示す解答文記述についてご紹介します。
1.何故の明確化
人間の思考として、「何故、そうなるか」を説明されると、より理解が深まります。 例:「荷重増加に伴い応力集中が生じ、部材の疲労寿命が低下する。」のように、何故に対する因果関係の明確化は、洗練性の高い表現の基本です。
2.定量的、客観的根拠
次に、具体的、定量的指標や数値により、その客観性を強調することは、洗練性を引き立てます。感覚だけではなく、根拠で示すことが説得力に繋がります。 例:「本提案対策を実施した結果、従前の処理工程時間を約30%短縮、予定原価を5%削減し目標利益を確保できた。」
3.明確な比較、評価
複数案の比較による明確な評価は、結果として洗練性の要素となります。その理由は、最適案を総合的観点から導き出し、それを証明するからです。 例:「本工法は従来工法と比較し、○○工程を省略でき、安全性能を向上、施工期間を○○日間短縮、施工の全体最適化を図ることができると判断された。」などの表現は、その典型的例と思います。 4.技術的根拠
洗練性の高い記述は端的に、その原理と理由を説明することで、より説得力アップに繋がります。 例:「熱伝導率の高い○○材料を用いることで、効率的放熱が可能となり、これまでの問題点を解決できることを証明できた。」
5.現実課題の提示
現実的技術者視点や課題を示すことは、事実や真正性を裏付けることになります。 例:「この方法は~の点で有利である。一方で、~の課題があり、新たに~のリスクが想定された。この対策コスト増の懸念対策として、~を段階的に導入、初期投資を抑制、計画の着実な遂行を成し遂げた。」
6.構造化による論理展開
構造化された記述文の流れは「洗練性」と明らかに直結します。以下の構成例のように構造化された論理展開は洗練性の「型」とになります。
1) 課題の明確化
2) 原因分析
3) 解決策の提示
4) 効果・検証
5) 残る今後の課題展望と対応
7.技術士らしい締めの表現
技術士試験の解答文では「技術士らしさ」の締めの表現が重要です。特に、結論部分では以下の表現で締めくくると、洗練性をさらに強調できます。
・「~の結果から、本手法は○○の効果を発揮でき、対策として有利であると判断された。」
・「~の分析及び検証から、○○が有効対策であることを証明できた。
・「~対策の相乗効果として○○を発揮し、その有用性を立証できた。」
8.洗練性強調の訓練
技術士試験の記述は、「構成力+技術キーワード+記述タイムマネジメント」が必須です。そのためには以下の要素を、総合力として鍛える記述訓練が不可欠です。
・技術キーワ-ドの早期想起と組合せ
・思考スピ-ドの高速化
・これまでの努力と知識蓄積による迷わない自信
・減点されない「型」による高速記述
・作文ではない定型技術報告文
・キーワード即答訓練
9.参考文例
「CO₂削減に資する建設活動のあり方」を例として、記述項目の内容についてキーフレ-ズを箇条書き表現例を以下に列挙しますので、参照下さい。
(1)背景と課題
建設業界におけるCO₂削減は、単なる技術的な問題にとどまらず、社会全体の持続可能性を支えるための克服すべき技術課題である。設計から施工、運用、解体に至るまで、全ての建設プロセスで低炭素化を実現する取り組みが切望されている。今後の建設活動のあり方と具体的施策を以下に列挙する。
( 2)建設活動のあり方
1)低炭素設計の推進
・設計段階における低炭素化
・建物やインフラの設計時のエネルギー効率の高い断熱性建材の選定
・自然採光や風通しを最大限に活かす省エネルギー型建築構造の採用
・再生可能エネルギー利用による消費の最適化
・設計段階での「ライフサイクルアセスメント(LCA)」の実施
2)グリーン建材の活用
・セメントや鉄鋼などの代替材料や環境負荷低減資材の選択
・再生材やバイオマス由来の材料、CO₂吸収性素材の積極採用
3)建設プロセスの効率化
・施工段階におけるプロジェクト全体の効率化追求
・建設機械、設備等エネルギー効率の良い最新技術機械の導入
・輸送を含む精密な資材調達計画や現場のCO₂削減マネジメント
4)運用段階での省エネ化
・リアルタイム監視によるスマートビルディング技術の導入
・地域エネルギーの効率的管理
・制御と循環化の促進
・ヒートポンプ、地熱利用等廃熱エネルギーの再利用
5)解体と再利用の促進
・解体リサイクル等再資源化の促進
・分別解体の徹底と、資材の回収率の向上
・解体後遊休地等の再生可能エネルギー供給の拠点化利用
(3)上記の促進方策
・低炭素建設活動に向けた法規制の整備
・省エネ認定等インセンティブ制度の導入
・革新的技術開発への支援策の充実
・企業と業界及びサプライチェーン全体の連携・強化
・環境意識教育と消費者への啓発活動の推進 ・国際的技術コラボレーションの促進
次回は、技術士記述試験合格に絶対必要な能力、「スピ-ド記述の訓練」についてご紹介したいと思います。(以上)
2017年02月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 21
技術士を取得しても、何のメリットもないと考えている方も実は多いのではと思います。
建設部門や設計コンサル会社以外の人にとっての技術士資格は、名称独占とはいえ、名誉資格という側面が強いことは否定できません。
メリットが実感できるものとして、他の資格の試験免除も実際に「技術士があってよかった」と思えるものではないでしょうか?
そんな技術士資格取得後に免除となる資格についてです。
・ダム水路主任技術者
電力会社等ダム設備のある会社に勤務する方にとっては、ダムの保全に関する資格として知られています。
この資格は実務経験等による申請のみの取得になるのですが、技術士(建設部門)の取得者の申請許可は明記されています。
・弁理士
難関資格でもある弁理士試験ですが、技術士資格により弁理士科目の一部試験免除が規定としてあります。
・中小企業診断士
技術士の情報工学部門に限り、1次試験の「経営情報システム」が科目免除となります。
・気象予報士
技術士の応用理学部門に登録し、実務経験を3年以上積むことで学科試験が免除となります。
・電気工事施工管理技士
技術士の電気・電子部門、建設部門に登録することで、学科試験が免除となります。
他にも様々な規定により、資格の試験免除または一部免除がされます。
技術士資格はそれだけでも価値のある資格であることは言うまでもありませんが、他の資格への波及効果も十分期待できます。
それは、技術士がそれだけ高度な資格であるということを認められていると言い換えることができます。
2017年10月11日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 21

記憶は忘却するものです。有名なエビングハウスの実験によると、20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後77%そして1ケ月後にはなんと79%が忘れてしまうという結果が出た。7月の技術士試験二次試験(筆記試験)が終わってから3ケ月近く経過している。エビングハウスの実験には含まれていないが、8割は忘れているでしょう!合格発表を受けてから回答を再現しようとしても、2割ぐらいしか覚えていないということでしょう(涙)。
試験直後に再現論文を作成した皆様は、もう一度読み返して、記憶を呼び返しましょう。もし、もし、もし、まだ再現論文を作成していない人は頑張りましょう。今回、伝えたいことは、二次試験(筆記試験)に向けて作成した技術ノートも有効だということです。これを読み返すと、多くのことを忘れてしまっていることにびっくりする方もいるかもしれない。正直、私も読み返して、どんだけ忘れているのかと驚きました。
また、スマホ等に技術ノートの内容を録音した人がいたら素晴らしい!これって効果的なのよね。私も、自慢ではないが、スマホに録音した技術ノートの内容を聞き返すと、綺麗に忘れていることばかりなので、逆に新鮮でした。脳は、不要な知識は忘れようとします。でも、一回忘れたものをもう一度思い出すと、脳はこれは覚えておかないといけないものと判断して、再現しやすいような領域に保存します。何度も何度も聞いていると、すぐに再現できるところに上書きしてくれます。つまり、これが記憶の定着ということなのです。
忘れた今がチャンスです。12月上旬が口頭試験だとすると、10月末に記憶を再現させた上で、11月末にも再度集中的に記憶を再現すると、12月の上旬には自信と余裕を持って口頭試験に臨めるようになります。試験は、残念ながら他人との比較の試験です。みんながまだスタートしていないこの時期に、半歩でも良いので、12月の口頭試験に向けて前進しよう!
そうすることで、一歩も二歩も人の先を行くことができます。10月31日の合格発表で、幸運にも合格だったけど、論文判定がBの人は要注意です。つまり、通常ならB判定は不合格だけど、論文判定は合計点なのでかろうじて合格した人です。口頭試験で狙われるはまずこの受験生です。そして、論文に対して何か補足はありますか?と聞いてくる可能性が高い。最後のこのチャンスをしっかりと活用して挽回してください。間違っても、「特にありません」とか、「忘れた」とか、「無言。。。」はダメです。不合格確定です。部門によって異なりますが、不合格の目安は2割です。この2割に入らないようにすることが重要です。
つまり、筆記試験がAA判定の人は、守りの戦略です。取りこぼしがないように入念に準備しましょう。筆記試験がAB判定やBA判定の人は攻めの戦略です。助け舟を見逃さず、リカバリーして合格の栄冠を手中にしましょう。
以上
2018年07月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 21
技術士 化学部門の概要
化学工場や石油工場、セラミックなど陶器の製造を行うような工場などで、工場の生産や新製品の開発を行うような職種につくような場合に有効な技術士が技術士化学部門となります。
専門科目も、セラミック、無機化学の分野からプラスチック製品の取り扱い有機化学や高分子化学の分野、石油精製の技術を行うような燃料化学、化学製品の生産装置の構造を記した化学装置及び設備と化学全般にわたる内容が網羅されています。
技術士 化学部門取得後の活躍
技術士の化学部門取得後は、化学工場の研究職や製品の開発職などの仕事につくようになります。化学工場や化学メーカでの設計、開発となりますので、大きなプラントを所有している化学メーカなどでの活躍となります。
化学製造の装置設計や、製品の製造に関する分野でのものとなります。
技術士 化学部門の問題点
化学部門の技術士受験者も他の部門と比較して少ない傾向にあると言われています。
その主な理由としては、製品の開発や製造設計を行う場合、化学分野では技術士を目指すというより化学部門の工学博士を目指すことが多い傾向にあるためです。
特に有機化学の分野や触媒化学の分野などでは、化合物の組み合わせが無限に近いほど存在し、それぞれに異なった特徴があることが有名です。
その化学物質の製造方法なども確立されていないものや製造にコストのかかるものなどの製造方法をより簡略化するなどのもので、博士論文を書く材料が他の部門に比べて多いという実情もあります。
化学メーカでは製品の設計というよりは研究開発という位置づけが大きくなりますので、化学装置の製造などの分野での技術士取得を行う人が多いという傾向になります。
いづれにしても、なかなか化学分野での技術士はそれだけでは評価をされる機会がすくなくなるため、技術士取得と合わせて化学の工学博士の取得も目指すという人が多いという現実があります。
しかし、技術士の記述問題や口頭試験などの経験は工学博士取得の際にも大きく役立つものと考えらえます。
2025年12月06日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 21

「自分の言葉で!技術士倫理」
さて、いよいよ口頭試験の本番が始まる頃と思います。皆さん必死に準備されていることと思いますが、今回は口頭試験で不可避である「技術士倫理」と「技術見識」の対応について紹介したいと思います。 技術士の倫理綱領とは、技術士が業務を遂行するうえで守るべき倫理・職業的な指針をまとめたものです。技術士倫理綱領は、技術士が品位の向上と技術の研鑚に努めながら、多角的・国際的な視点に立ち、公正・誠実に行動し、社会全体の利益に貢献することを目的として作成されています。技術士を目指す諸氏は必ず、理解しておかなければならない必須要件でもあります。
1. 自分の言葉で説明
技術士倫理要綱は以下の事項を示しています。2023年度に一部改正されています。改正されたポイントは確認、整理しておくことが良いでしょう。但し、文章が長く、難解な文章は覚えることが、大変です。従って以下のようにわかり易く、自分の言葉として簡単に説明できるようにしておいて下さい。
1)安全・健康・福利の優先
公衆の安全、健康及び福利を最優先に考える。
2)持続可能な社会の実現
地球環境の保全等、将来の社会の持続可能性の確保に努める。
3)信用の保持
品位を保持、うそごまかし、不当報酬の授受等、信用を失うような行為はしない。
4)有能性の重視
自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務は行わない。
5)真実性の確保
真実に基づいた情報を提供し、偽りなく業務を行う。
6)公正かつ誠実な履行
公正な分析と判断に基づき、業務を誠実に遂行する。
7)秘密情報の保護
業務上知り得た秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。
8)法令等の遵守
業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。
9)相互の尊重
相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力する。
10)継続研鑽と人材育成
常に専門技術並びに技術と社会が接する領域の知識を高め、人材育成に努める。
2. 倫理行動
日常の業務遂行や行動に際し、具体的には以下のようなことが求められていると考えます。
1) 公共の安全確保
例えば建設活動は工事による社会や周辺環境へのどのような影響を及ぼすか慎重かつ十分に配慮した検討が必要です。
2) 誠実行動
技術士は情報を正確に伝え、ごまかしたり、かくしたりせず、誠実に行動することが求められます。このため技術的データや結果については正確に報告することが含まれています。
3) 社会的責任
技術士は技術が社会へ与える影響を深く理解した上で、社会全体の常に利益を考えて行動する必要があります。このため地球環境問題や防災対策のような社会的な課題に対しては、積極的な関与による貢献が求められています。
4) 公正公平
技術士は自信の専門技術を利用し判断を下す場合は、公正かつ公平を保持することが必要です。自身の利益や偏った視点ではなく、社会全体としての利益を優先した判断が必要です。
5)専門知識の向上、維持
技術士は自分の専門分野における最新の知識を学び、技術力を向上する努力を継続しなければなりません。このことが社会や企業に有益な結果と安全な技術を提供できることになります。
3. トレンド技術により、見識をアピ-ル
一方、口頭試験では幅広い技術見識や専門分野におけるトレンドについて、試問される可能性があります。技術士は誠実な倫理行動とともに継続的なエンゲ-ジメントが必要です。日々進歩発展する技術や研究成果にアンテナを張り、普段の業務に活かしていくことが求められます。近年は情報関連や人工機能等先進技術が急進しており、社会的ニーズとしても以下のトレンド技術に目を向け、広範な知識を習得の継続を目指す必要があります。このため専門分野の白書、専門雑誌、業界紙等の特集記事、トピックスを意識して、口頭試験に向け、キーワ-ドとして押さえておいて下さい。
・BIM,CIM
・AI技術
・3Dプリンティング
・建設工事等のロボテクス化
・スマ-トシティ-とIT技術
・サスティナブル建設技術
・ドロ-ン技術
・高耐久性、高機能素材開発
・省エネルギ-追及型建築環境
・拡張現実と仮想現実によるわかり易い可視化
次回は口頭試験後の再現の必要性について、ご紹介したいと思います。(以上)
2017年10月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 20
今月末(10月31日)は、技術士第二次試験の筆記試験合格発表です。
筆記試験に合格された方は、口頭試験に向けて準備を進めましょう。
ここでは個別の想定質問等の内容ではなくて、口頭試験受験の準備として心掛けたいことについてアドバイスしたいと思います。
1.必ず受験できるようにスケジュール調整等をする
技術士会のHPに明記されている通り、口頭試験の日時変更は一切できません。
したがって口頭試験の日時が確定したら、必ず受験できるようにスケジュール調整等をしましょう。
出張の予定を始め、様々な予定がある方もいるかもしれませんが、技術士の資格を手に入れたいのであれば、万難を排して受験できるように日程を調整してください。
また口頭試験は11月下旬から来年1月にかけて実施されます。特に12月以降は積雪による交通機関の乱れが起こっても不思議ではありません。積雪で飛行機や新幹線が遅れた
り止まったりしても、口頭試験の再受験はできません。また筆記試験から出直しです。前日は試験会場に徒歩でも行ける所に宿泊されることをお勧めします。
仕事等のスケジュール調整、悪天候による交通機関のトラブルというリスクへの対策も口頭試験の一環と考えましょう。
2.第三者に想定質問を作成してもらう
三義務二責務、業務経歴の紹介というような定番質問については、書籍やネット情報でも入手可能です。
しかし「業務内容の詳細」に関しては受験者一人一人で全く内容が異なります。したがって、「業務内容の詳細」に関する想定質問は各々で準備する必要があります。
この「業務内容の詳細」に関する想定質問は、第三者に作成してもらうことをお勧めします。
自分で作成、あるいは同僚に質問を作ってもらうのでは、業務の内容や経緯を知っているため、「甘い」問いになる可能性があります。
業務の内容や経緯を知らない第三者に質問を作ってもらえば、あなたが前提条件と思い込んでいた部分への切込みや、「ここはちょっと自信がない」という点をズバリ付く
ような厳しいものになるはずです。
*出願対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年02月21日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 20
技術士第二次試験のスタートとなる受験申込に向けて、業務の棚卸を進めている方も多いと思います。
受験申込書の中で、口頭試験において特に重要な役割を果たすのが、720字以内で記載する「業務内容の詳細」です。業務内容の詳細を記述する欄には、『当該業務での立場、役割、成果等』と書かれていますが、それ以外に具体的に何を書くのかは指示事項がありません。
立場、役割、成果は当然記載するとして、それ以外に何を記載するのが良いのでしょうか?
多くの方は問題点や課題、課題を解決するための提案などを記載されていると思います。それでは『「現時点における評価」や「今後の展望」』(以下、評価・展望とします)を記載する必要はあるでしょうか?
評価・展望の記載は、取り上げる業務の内容や部門によって必要性が異なると考えます。
技術士法第2条では、『科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務』と、技術士の定義があります。
これらのうち、計画、設計等の業務を取り上げる場合には、評価・展望を記載する必要性は低いと考えます。
例えば砂防基本計画の立案であれば、次工程は施設設計です。橋梁設計であれば、次工程は橋梁の施工です。
このように、成果の次工程が概ねわかっている業務であれば、評価・展望を記載する必要性は低いはずです。建設部門や上下水道部門などは、こちらに相当するケースが多いのではないでしょうか。
一方、研究、分析、試験等の業務を取り上げる場合には、評価・展望を記載する必要性は高いと考えます。
研究、分析、試験の結果というのは、それらがどのような影響を与えるのか、どのように応用されていくのかという部分が非常に重要なはずです。「興味本位の研究」で、他への応用が示されないようでは技術士にふさわしいとは言えません。
このように、成果をいかに応用できるのかが重要な業務であれば、評価・展望を記載する必要性は高いはずです。機械部門や電気電子部門などは、こちらに相当するケースが多いのではないでしょうか。
以上、業務内容の詳細について、評価・展望を記載する必要性を述べました。
なお、ここでは業務内容の詳細に、評価・展望を文章として記載する必要性について論じています。口頭試験で試験官から「現時点でこの業務をどのように評価しますか?」、「今後、この業務の成果はどのように活用されるのか展望を述べてください」というような質問を受けた時には、記載の有無に関わらず答えることができるよう準備が必要なのは言うまでもありません。
*出願対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年03月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 20
東日本大震災や熊本地震など、事業の継続を脅かす災害が近年多く発生しています。
そうした災害が発生した場合にも、企業が事業を継続できるような非常時の危機管理の計画がBCP(事業継続計画)です。
技術士の専門分野では経営工学部門などでよく出題されます。例えば、生産管理システムでも災害などで生産ラインが破損してしまった場合の対策や流通ルートの変更など、災害が発生した場合にも早期に事業が再開できるような計画のことを言います。
経営工学部門だけではなく、電気設備などの設計分野でも、災害発生時の非常用発電機の設計などやバックアップ系統の構築といった内容もBCPの一部になります。
東日本大震災発生以降、災害発生した場合の社員の安否確認や、建物が破損した場合でもいかに早く事業再開ができるかを検討した計画の策定が一つのトレンドとなりました。
技術士試験でも、設計の立場からこうした災害発生時の対応に関する問題が多く出されました。特に口頭試験などでは、経営工学部門や総合技術監理部門以外の部門でも出題されたと言われています。
東日本大震災以前の日本は、それまでの好景気からリーマンショックなどの恐慌が発生し、経費を削減して生き残るという風潮があふれていました。
そこに東日本大震災が発生し、今までの経費削減の風潮から無駄だとみられていたいつか起こる災害に対しての備えが必要であることを認識させられました。
技術士試験では、絶対的な答えのない口頭試験の質問、論説問題などがよく出題されます。
BCPについても、ある条件下での災害であれば対応できるが、大規模災害になってしまうとなかなかそこまでの対策を取ることは難しくなります。
技術士として設計案件のBCPにどこまで対応するのかという問題に当たります。
あまりに災害時の対策を取りすぎると余剰設備を構築することにもなります。かといって何もしない状態であれば、災害時のBCPを満足できない結果となってしまいます。
技術士試験はこうしたある意味「設計者としてのセンス」を問う問題がよく出題されます。
2018年04月28日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 20

選択科目II(記述問題)は時間との勝負
技術士試験が難しいと言われるのは、やはり記述式問題のせいだと思います。平成31年度からは択一問題もなくなり、二次試験の筆記試験は全て記述問題となります。その中でも、この選択科目IIは、600字の解答用紙4枚を2時間で書ききる必要があります。つまり、600字の解答用紙1枚を30分で書く必要があります。これって結構大変です。
技術ノートの活用
では、どうすれば30分で600字を書き切ることができるのか。そのためには、まず自分の専門分野で重要なキーワードを100個ほど抽出して、それぞれのキーワードの概要(特徴)と課題とその解決策などを技術ノートとして作成しましょう。自分はA4のパワーポイントに枠組みをつくってそこにネットで調べた内容をどんどん書いて行きました。だいたい、900文字相当の情報量があります。最初はこの技術ノートを見ながら、そのキーワードの概要や課題、解決策を600字の解答用紙に書くのです。最初は30分は目安でいいです。文字として、書いて行こうとすると、書きやすいものと書きにくいものがあります。書きにくいということは整理されていないということなので、どうすれば分かりやすいのか、大切な論点が抜けていないか、課題と解決がバラバラになっていないか。そんなことを気にしながら技術ノートを改定します。そして、その改定版を見ながら、また600字の解答用紙に30分で書くのです。今度は最初の時より数段書きやすくなっているでしょう。そんなことを100個のキーワードに対して繰り返していると、技術ノートのまとめ方のコツや、解答用紙への書き方のコツが見えてくるものです。3回目には、技術ノートを1分ほどよく読んだら、技術ノートは裏返しにして、本番のつもりで600字の解答用紙に手書きで書いて行きます。そして、30分経過したらストップ。そして、技術ノートを表にして、自分で自己採点します。記述のロジックは明確か、キーワードは抜けていないか。そんなことを繰り返していると30分で書ききる能力が身につきます。
2枚ものも1枚もの×2と捉える
選択科目IIでは、通常知識を問う1枚ものが2つと、応用能力を問う2枚ものが1つに解答する必要があります。でも、600字で書くテンポやコツを身につけたあなたにとっては、2枚ものの問題も課題や解決などをブレークダウンすれば良いのです。前半書くべきことと、後半書くべきことをまず整理して、前半書くべきものをさらにブレイクダウンします。設問が求めている内容に基づいて解答すべき内容の構成を考えて、それぞれに欠かせないキーワードを思い出します。そして、解答用紙には、割り当てたスペースに基づきながら、タイトルとサブタイトルを書いて行きます。そして、試験官に理解してもらえるように分かりやすい図表を書きます。
本文を書くのは最後
解答用紙にタイトルとサブタイトルと図表を書いたら、そのスケルトン(骨子)を元に、試験官に対して説明するつもりで、声を出さずに説明するのです。いわば、書く前のシミュレーションです。600字の内容を(無音)で読むのに必要な時間はわずか数分です。そして、一度無音で説明して、違和感を感じた部分があれば、その点を修正します。修正するとと言っても、まだタイトルとサブタイトルしか書いていないので、修正は簡単です。そして、これで大丈夫と思ったら、無音で説明した内容をもう一度文字として書いていくのです。実際に書く時間は、1文字1秒としても、10分ほどです。実際は、すでに、タイトルとサブタイトルと図表が書けているので、7-8分で十分でしょう。
ウォータフォール型からアジャイル型
解答用紙の最初から順番に書いて行くのが、ソフト開発のウォータフォール型だとしたら、私が提案しているのはアジャイル型です。つまり、設問の主旨に基づいて全体の構成を考える。そしてタイトルやサブタイトルとキーワードを考えて、タイトルとサブタイトルを解答用紙に書いていく。そして、理解を助けるための図表を書く。次に、無音で説明してみる。最後に、その内容を文字として書いて終わり。
アジャイル型のメリット
最大のメリットは論理を明確にしやすいこと。骨子を決めて、そこから肉付けするので、試験官も理解しやすい。また、受験者にとっても、大枠を書いて、図表を書いているうちに、忘れていたキーワードなども思い出しやすい。一度無音で説明するので、文字となる内容は他の受験生の解答よりも一段こなれたものになりやすい。つまり、合格しやすいということです。
是非頑張ってください。
2019年06月07日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 20

受験生の皆さん、こんにちは。
試験勉強は順調に進んでいるでしょうか?
勉強をバッチリ進めて、自信を持って受けた試験。
受けた手ごたえも上々で、口頭試験の準備をしていた受験生。
しかし、届いた合格通知書には、C判定の文字。
このような受験生は、過去に数人見たことがあります。
C判定が出される場合とは、論文内容に十分な知識が見られない、というだけではないのです。
以下の2つは、一発不合格。いわば、論文を読んでもらえません。
①受験番号を書き忘れる
②問題番号を書き忘れる
こんなことする受験生なんていないだろう、と思いますよね?
実際、これら一発不合格の方は、全体の3~5%います。
なぜこのようなことが起こるのか?
それは、全ての解答用紙に受験番号と回答する問題番号を記入する必要があるから、です。
例えば、選択Ⅲの問題は、解答用紙が3枚あり、左上にホチキス止めされた状態で配られます。
そのため、「一番上の用紙にだけ」受験番号と問題番号を記入し、
満足して回答を始めてしまう受験生がいるのです。
「全て」の解答用紙に「まず最初に」記入すべきです。
どんなにたくさん勉強し、どんなに素晴らしい論文を書いたとしても
採点者に読まれなければ意味がありません。
マーク用紙で回答するセンター試験なども、
問題と解答が1つズレているだけで不合格となります。
それと同じことです。
私は、受験時、何度も何度も受験番号と問題番号を確認したことを覚えています。
とても基本的な事ではありますが、合否を大きく左右する事項でもあります。
誤字、脱字を気にするよりも、確認すべきことを頭に入れておいてください。
2026年01月24日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 20

「技術士合格はアウトプットの量で決定する!」
一月もまもなく下旬を迎え、皆さん「技術士試験」への準備が始まりましたでしょうか?今回は自身の専門分野の再認識の必要性と、準備解答文のアウトプット量の重要性ついて、ご紹介したいと思います。 今後の技術士試験願書作成に向け、自分は何が得意か、何が専門なのか?をその準備として一度、振り返っておくことが重要です。 今回は自分の専門分野を深く掘り下げる必要性と技術試験の合格は解答文のアウトプットの量で決定することについて、ご紹介したいと思います。
1.専門分野の「全体構造」を整理
まず、自分の専門を俯瞰できるよう業務履歴を振り返り、これまでの自身の専門分野を体系化し、全体構造を整理しましょう。専門分野マップを書くなど、技術部門、分野を体系図にし、自身の専門性を、再認識しましょう。
2.何故を考えてアウトプット
技術士試験は、事柄の何故に対する理由に対する明確な論理的説明が求められます。何が課題で、何故その技術を採用したか、何故その方法が最適なのか、他の方法との比較・分析・評価はどうだったかなど、何故を考えることが必須です。このため、何故に対する説明をアウトプットする文章を恒常的に思考、記述することが求められます。
3.実務経験と結びつける
これまで自分が担当した業務内容を時系列に以下の項目に整理、実務経験と結び付け て下さい。成功だけでなく、失敗事例も整理して下さい。
・経験した業務分野、内容
・検討・採用した技術や技術的理論
・発生課題と解決策
・成果・反省・改善点 ・自分の判断箇所
4.不得意分野の認識と整理
自分の専門、得意分野を整理することはその一方で、不得意分野を明確に再認識することができます。このことは特に、専門選択課題の準備に役立ちます。専門分野における補強すべき課題をクロ-ズアップするためにも、不得意分野についても整理しておきましょう。
5.自己スタイル型の論述構成力
技術士試験の解答文では論述に対する構成力が評価されます。準備解答文で以下の構成を考えてみて下さい。過去問を分野別に分類、どの問題でも同じフレ-ムで構成、自己のフレ-ムのスタイルを構築下さい。
・基本構成(例) ・背景
・課題 ・技術的課題の整理 ・解決方策(複数案+比較)
・実施上の留意点
・効果及び波及、展望
6.最新動向や社会課題と結びつける
技術士は「社会に貢献する技術者」であることが求められています。このため建設部門であれば自然災害の減災、地球環境の保全、脱炭素、人手不足、安全性追求など、自身の専門分野での社会課題を解決することを、念頭に考える必要があります。 「自分の専門で社会に対し、何ができるか」を最新の技術動向を見据え、社会課題と結び付けて考えることが重要です。
7.技術者倫理とマネジメント
技術士試験では技術者倫理(安全、説明責任、コンプライアンス)や品質、コスト、工程、リスク管理、ステークホルダーへの配慮が不可欠です。技術だけでは完結しない「人、組織、社会、公正」への視点を常に意識し、倫理とマネジメントを統合した思考が重要です。
8.アウトプットの量が合格を決定
(1)アウトプットの重要性
インプット(専門知識の読む、覚える)だけでは実際に記述:「書ける」ようになりません。実際に書く、アウトプットする論文記述能力の訓練が必要です。このため大量なアウトプットこそが、合格を決定付けることになります。
(2)技術士試験は表現力
技術士試験は「知識量」ではなく、試験官が見ているのは、課題を正しく理解し、理論的かつ制限字数で「わかり易く説明する」表現力です。これは記述によるアウトプットでしか表現できないスキルであり、これを意識しなければ洗練された文章にはなりません。
(3)アウトプットの効果
アウトプットの量の多さは、論文構成力(「背景 → 課題 → 対策 → 効果 → 留意点」が向上することは明確です。一方で、無駄な表現や足りない視点の新たな気づきとなります。 また、専門用語の正確な説明、課題と対策のズレ、具体性の不足など改善点がより明確となります。アウトプットの量産は、合格をより確実なものとします。 毎日、準備解答文の記述、書いたら音読して「スラスラ」読めるかを確認して下さい。 アウトプットしたものは同僚、友人、奥さんにチェックしてもらうことも有効と思いますし、貴重な反省材料を提示してくれます。 特に留意が必要な点は、論理破綻がないかを自己チェックすることです。自己添削の徹底、アウトプットの繰り返し、より洗練された記述をめざしましょう。アウトプットの訓練とその量は、自身の能力を高めることに疑いなく、試験合格に直結するものと考えます。 次回は、「過去問題の整理は技術士試験を制覇する。」についてご紹介したいと思います。 (以上)
2026年04月18日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 19

「技術士試験はロジカルライティングが重要」
技術士二次試験は論理的な記述、すなわち「ロジカルライティング」能力が必要とされる試験です。その内容は「知識量」よりも構造化された思考を、いかに短時間に整理し解答文へ落とし込むかがポイントです。今回はその試験対策として具体的実践方法をご紹介したいと思います。
1. 基本原則
技術士試験で求められるロジカルライティングは、論理構成、説得力、再現性の3項目です。「筋道立てて課題を解決する思考」を文章で示す必要があり、基本原則は以下の例のように、わかり易く主張、説明することが重要です。
・結論を先に述べる。(結論):課題の解決には、○○の導入が最も有効である。
・何故を示す。(理由):何故なら、以下がその理由である。
・具体的である。(具体例):例えば、~の事例によると
・取り纏める。(再結論):従って、○○が必要となる。
2. 論点整理
技術士試験は、多様な視点に基づく、多面的な論述が評価ポイントとなります。これをシンプルにわかり易く整理し示すことが重要です。このため、観点を重複させないことや抜けや漏れがなく、例えば技術面、経済面、環境面、社会面、安全面等の観点ごとに区分し論点整理すると、わかり易く整理できます。
3. 論拠構造
ロジカルライティングでは、「なぜそう言うことができるか」を明示することが必要です。これには、主張→理由→根拠の階層構造→結論と言った論拠構造で示されていることがわかり易いです。例えば、
【主張】:以下の理由により、○○〇を採用した。
理由①:対策工効果が最も有利と判断されたこと。根拠(何故なら)⇒具体例(○○)
理由②:経済的かつ、工期短縮が可能であること。根拠(何故なら)⇒具体例(○○)
理由③:維持管理が容易、LCCを低減できること。根拠(何故なら)⇒具体例(○○)
【結論】:総合的に課題を解決、目標を達成できると判断、これを採用した。
4.解答文の構成テンプレ
1)課題の明確化(背景 、問題点、本質的課題)
何が課題であるかを、抽象的でなく、具体的な数値で示し明確に示す。
2)課題の分析(多面的視点)
分析する側面に、漏れや重複がないことに留意し、以下の観点で整理を行う。 ・技術的課題 ・社会的課題 ・経済的課題 ・安全性課題 ・環境面課題
3)解決策の提示
解決策は課題とに対し、一対となっている関係が重要です。
・課題①コスト ⇒ 解決策①(コスト)
・課題②品質管理⇒ 解決策②(品質管理)
・課題③環境保全⇒ 解決策③(環境保全)
4)リスクと対策
リスクはどんな状況やプロセスでも、必ず存在する「現実的思考」の視点が重要です。また、それにどう対処するか、その対策を確実に示す必要があります。例えば以下のようにリスクに応える解決策が肝要です。 ・コスト増リスク⇒財源の段階的投資計画により、集中を分散、コスト負担を軽減 ・技術評価リスク⇒試行・実証試験に基づく、PDCAによる改善スパイラルアップ ・品質低下リスク⇒AIと人間によるダブルチェックにより所要品質の確保と向上
5)倫理・持続可能性
問題Ⅱ、Ⅲではこの設問が想定され、「コンピテンシ-」の観点から、極めて重要なポイントです。技術士としての資質、能力及び技術者の倫理観を示して下さい。
・公益安全、国民の健康及び福利を最優先
・地球環境保全と次世代に渡る社会の持続性の実現
・法令遵守と高い技術者倫理感
5.高得点獲得のための戦略
1)最初に課題を明確化
本文では最初に「何を記述するか」を導入部で示し、解答文の概要を試験官に一瞬で理解させる戦略的なテクニックを使いましょう。
2) 漏れなく多面性を示唆
特に課題の解決策では技術、人材 、経済、維持管理、安全性、住民理解、環境保全等漏れがない多面的観点から、具体の解決方法を示唆して下さい。
3)技術士らしいキーワード
技術士試験では「専門性+実務感」が評価されるため、最新の技術情報やキーワ-ドを挿入し、技術見識の高さをアピ-ルすることが評価につながります。
例:ICT 、AI 、LCA 、予防保全、地域防災力、グリ-ンインフラ、イノベ-ション創出、データプラットフォーム、デジタルリテラシ-、ビッグデータ等 ここで重要なポイントは、設問に対しキーワ-ドが合致しているかです。これがぶれると論理性が崩れますので、必ず、確認した上でキーワ-ドを選択記述下さい。
4)トレンド・センテンス
例えば、昨年の「国土交通省白書」や特に本年の「第6次社会資本整備重点計画」等をよく確認し、政府が展開している施策等をチェックしましょう。そのなかで、トレンドであるセンテンスやトピックス・キーワ-ドを拾いあげて下さい。課題解決策等の記載では、これを自身の意見や考え方として主張、織り込むことが、見識の高さや洗練性のアピ-ルにつながります。
5)リスクと対策
リスクとその対策は、予めどんなリスクが想定されるか、その対応をどうするかを準備しておくことが重要です。これを確実に記述できることが高い評価につながります。日頃からのイメ-ジ・トレ-ニングすることが、これへの準備となります。
6)万能フレーズ
論述に対しては、例えば以下のような定型文(万能フレ-ズ)を覚えておくと、骨子作成段階や実際の記述をより迅速に行うことができます。
・「~の観点から、以下の課題が存在している。」
・「その理由は以下のとおりである。」
・「具体的には~が実例として挙げられる。」」
・「したがって~この点を踏まえた対応が重要である。」
受験者のみなさん、この点を十分認識し、ロジカルライティングにより解答文作成の準備に取り組んで下さい。
次回は説得力ある技術士解答文について、ご紹介したいと思います。(以上)
2017年02月12日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 19

前回は、受験申込時の小論文として、5つの業務経歴のうち、何番目の業務を取り上げているかについて述べました。
今回は、受験申込時の小論文として、受験時点から何年くらい前の業務を取り上げているかについて記載します。
結果は以下の通りです。
10年以上前:1割未満(1例のみでした)
5~10年以内:約3割
5年以内:約7割
何番目の業務を小論文に取り上げているか、とは異なり、かなり明確な傾向がありました。
10年以上前の業務を取り上げていた方は1例だけでした。分類上10年以上前としていますが、平成初期頃の業務でしたので
20年以上前の題材を取り上げていたことになります。さすがに古過ぎると思いましたので題材見直しをアドバイスしましたが、
最終的にどうされたのかは追跡できていません。
大半に相当する7割程度の方が、ここ5年以内の業務を小論文に取り上げていました。
クロス集計をしているわけではありませんが、
『(業務経歴を5つ書いたうちの)3つ目以降で、かつ5年以内の業務』
を小論文の題材として取り上げている方が多かった、というのが今回の結論です。
私の手持ち資料の分析結果ですので、受験者全体の傾向と一致するとは限りません。また小論文そのものの出来が最も重要なことですから、
古い業務は一律に良くないと言う事でもありません。
しかし私が試験官であれば、最近の業務があるにも関わらず10年以上前の業務を小論文の題材に取り上げていたら、資質向上を問う意味でも
「最近の業務の中で、技術士にふさわしいものはありませんか?」と質問したくなります。
以上、どの業務を小論文の題材にしようか、と迷った時などに参考の一つとして考えていただければ幸いです。
*出願対策講座を行っていますので、講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年03月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 19
技術士の倫理網領について前回からの続きです。
技術士は、将来にわたる環境負担を極力少なくした開発を行う努力をするよう心掛ける必要があります。
条文:技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。
工業的な開発を行う場合、様々な資源を必要とします。
例として、プラスチックを使用する場合は石油系資源を必要とします。技術士の開発した製品が広く普及すれば、それだけ製品を生産するための資源を必要とします。
しかし、石油などの自然資源は限りある資源です。
それらの開発に関して、使い捨てなど資源を枯渇させるような生産サイクルでは将来にわたる社会の発展は難しくなります。
技術士は、技術開発によってこうした資源の有効利用などを通して、持続可能な社会を目指すよう心掛けることが義務付けられています。
しかし、これはどうすれば環境負荷がかかるのかなど検証に長い年月がかかる場合があります。
二酸化炭素排出量などは目に見えるものではなく、指標も気候変動などの世界規模での検証が必要なものが多く、非常にわかりづらい場合が多いというのが現状です。
こうしたことから、条文も「社会の持続可能性の確保に努める」という表現にとどめております。
現時点で最も環境負荷の少ない生産方法やリサイクルシステムの確立を行い、将来的な負担を減らすよう努力する必要があります。
将来を予想するということは現時点で考えうる可能なものを積極的に取り入れるということになります。
技術士として将来を考え抜いた仕事が、将来の人たちから感謝されることになるかもしれません。
2017年09月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 19
技術士と言えば、まず頭に出てくるのは建設部門です。
他にも多くの部門があるのですが、現実問題として技術士を持っていてもそこまで重宝されるとはお世辞にも言えないという状況があります。
文部科学省は平成28年12月22日に「今後の技術士制度の在り方について」という報告書を発表しました。
現在の技術士制度を抜本的に改革することで、国際社会にも通じる新たな技術士制度を作るというものです。
その中で、技術士資格の普及拡大を求めて、各公的機関に技術士資格の活用を働き掛けるというものがあります。
現在、法律上、必要な技術者として建設部門の技術士資格は広く活用されております。しかし、他の部門の技術士資格にはこうした法的な利点がないため、今一つ活用されていないというのが現状です。
こうした状況を変えていき、各部門の技術士の関連機関と連携して技術士資格の活用を強化していくとの提言があります。
また、技術士一次試験においても、新卒で入社する新入社員の能力判断材料として活用すると言ったことも提言に盛り込まれております。
現状改革が成功すれば、非常に建設部門以外の技術士資格の活用の幅が広がる可能性があります。
電気分野であれば、設計者としての資格に技術士電気電子部門の資格がなければISOなどで認められないという状況になれば、取得を目指す人も増えていくものと思われます。
また、他の国家資格との相互活用についても言及されております。
現在、情報処理技術者と中小企業診断士においては、一部科目免除等の規定がありますが、他の資格では認定資格にはなるものもありますが、科目免除は少ないというのが現状です。
こうした他の資格との連携が進めば、その利点を生かすために技術士試験を受験するという人も出てくるのではということが狙いです。
実際に、この改革が成功するかどうかはまだ分かりません。
去年の12月に提言が発表され、6月に中間報告が出たばかりです。
しかし、現在の建設部門以外の技術士資格があまり活用されてない現状を変えていきたいと文部科学省も考えているということは覚えておきましょう。
今後、改革により取得した技術士資格が有効活用できるかもしれません。
2017年10月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 19
受験生の皆さん、いよいよ筆記試験の合格発表ですね。
筆記試験に合格したら、口頭試験の準備をしなければなりませんが、その準備についてお話したいと思います。
「自分でしかできないこと」を最優先にしましょう。
「技術士の義務・責務」とか、「技術士制度」とか受験生の皆さんに共通の事項は、Webで調べれば、想定質問や模範解答などいろいろ出てきます。
これから3回に分けて書く事項は、自分でなければできません。後回しにしても必ずしなければならないので、まずはここから手をつけて下さい。
まず、第1回は、「筆記試験の再現」についてです。
★筆記試験の再現
多くの方から、筆記試験の論文の再現をすることが推奨されていたと思います。もし、まだされていない方がおられたら、ぜひとも論文の再現をして下さい。
今更、一語一句違わずに再現などできませんが、最低でも要旨はまとめておいて下さい。
重要なのは、その次です。
その論文が、質問に対して正しい回答になっているかどうか、再確認して下さい。
間違ったことを書いていないか...
説明不足なので追加する事項はないか...
口頭試験で、筆記試験の論文について聞かれることは多くはないそうです。しかし、口頭試験で質問されるということは、試験官から、応用能力や課題解決能力に疑問を持たれているということなので、名誉挽回しなければなりません。
ということなので、ただ単に論文の再現をするだけでは足りず、どのように回答すべきであったかを考えるところまでしておいて下さい。
「備えあれば憂いなし」です。
皆さん、頑張って下さい。応援しています。
「口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回)説明した業務の振り返り」も
ご参照下さい。
2017年12月09日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 19

技術士二次試験にチャレンジしている人へ
口頭試験はこの土日がピークのようですね。私も今日口頭試験にトライしました。会場となる渋谷のフォーラムエイトでは、約300人が入場できるオリオンホールを控え室にしていて、私が見ている時間帯だけでも100人を超える人が緊張した表情でスタンバイしていた。
口頭試験を突破のためのノウハウ
1)全てのスタートは申込書
2)試験官は筆記試験に合格点をつけてくれた人
3)模擬試験を繰り返そう
全てのスタートは申込書
技術士試験(二次試験)を受験するためには申込書を提出する必要がある。そして、そこには自分の略歴(5行)と業務詳細(720文字)を記載する必要がある。受験分野や受験科目をどこにしようかと迷いながら書いたりする。その専門分野への深い知識がまだない時点で書いた略歴と業務詳細をもとに審査するのがこの口頭試験だ。なんということだ。自分が書いた内容も今から書き直して良いと言われたら全面的に書き直したい。ポイントがわからない。論理が不明。工夫した点が伝わらない。試験官はそんなダメダメ資料を手元で見ながら厳しい質問をしてくる。もう覚悟するしかない(涙)。
試験官は筆記試験に合格点をつけてくれた人
しかし、あきらめるのは早い。その試験官はあなたの筆記試験に対して合格点をつけてくれた人だ。つまり、あなたを合格させようとしてくれている味方なのだ。敵ではない。したがって、試験官の期待に応える必要がある。試験官の立場に立って、試験官が理解できるようにあなたの略歴を説明して、あなたがどのような経験をしたか、どのように成長したかを理解してもらう。そして、業務詳細では、どのような課題に対して、何が問題だったのか、その問題をどのような方法で解決しようとしたのか。その解決方法は最適だったのか。そして、どのような成果を得たのか。口頭試験はあなたの経歴を評価するのではなくて、あなたの能力を評価するのが目的です。したがって、こんな仕事をしたではなく、自分はこんな能力があるので、このような課題をこのように解決した。なので、これからも社会の課題を解決する能力があります!ということをアピールする場なのだ。
模擬試験を繰り返そう
口頭試験では、いくら説明しても試験官が全く違う風に誤解することがある。そんな誤解がいっぱい発生するのを解きほどすのがコミュニケーション能力だ。しかし、自分と違う考えをする人がいることを理解することは難しい。一人で考えてもできるわけがない。唯一の方法は第三者に試験官になってもらって、模擬試験をすることだ。いかに自分の思い込みが強いかを毎回思い知ることになるだろう。また、誤解しやすい場所が分かれば、その誤解を解くための説明の仕方も見えてくる。模擬試験は最低でも3回はしたい。できれば4−5回ぐらいするべきだ。相手は、自分の奥さんでも、子供でも良い。素人が試験官になってくれると、もう思いっきり誤解をしてくるので大変参考になる(笑)。
合格発表は3月9日(金)
2016年度(平成28年度)の合格発表は2017年3月1日だった。でも、今日の案内資料を見ると、2017年度の合格発表は2018年3月9日だ。わずか1週間ほどの差だけど、ドキドキする時間が去年より長くなるのは辛いなあ。神様でも仏様でもなんでも良いので、なんとか合格しているのをお祈りするしかない。
来年に向けての戦略を立てよう!
控え室にはピークで100人ほどの受験者がスタンバイしていたが、そのうちの女性は1割ほどだった。女性の社会進出に期待が寄せられているが、技術士の世界はまだまだ女性が進出する開拓の余地がありそうだ。現在の二次試験の方法は来年度までだ。今回の口頭試験は失敗だと判断してリベンジを図るか!それとも、合格を信じてさらに次の部門にトライしてマルチホルダーを目指すか。いずれにせよ、合格発表を待ってから考えるのではなく、今日から来年度の目標を定めてスタートを切ろう。技術士試験はタイムリミットが決まっているので、スタートダッシュが成功の秘訣だ。
2019年03月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 19
技術士 原子力・放射線部門の概要
20世紀に技術が確立した原子力の技術は、それまでの火力や水力などと比べると少ない質量で大きなエネルギーを取り出すことができる夢のエネルギーでした。
しかしその副産物として、放射線を発生させる放射能を生み出してしまい、原子力発電に使用した核燃料は核爆発の危険のある扱いづらいものとなってしまいました。
電気のある便利な生活を支え、核燃料の安全な取り扱いを目的とした技術部門が技術士原子力・放射線部門です。
専門分野は安全な原子炉を設計・建設に関する知識を問う原子炉システムの設計及び建設、原子力発電所の運営や保守に関する知識を問う原子炉システムの運転及び保守、プルサーマル計画などの核燃料サイクルについての知識を問う核燃料サイクルの技術、レントゲン検査などの知識を問う放射線利用、放射線の防護技術を問う放射線防護があります。
技術士 原子力・放射線部門取得後の活躍
原子力・放射線部門の技術士ですが、主に原子力発電所の建設や運転保守に関する部署で働くことができます。
電力会社の原子力部門や電機メーカの発電所設計、建設に関する部署が考えられます。
また、製品メーカのレントゲン検査など、原子力発電以外の放射線利用や、被曝を防ぐための措置や除染技術などの原発事故の処理などでも活躍ができると考えられます。
海外の原子力発電所の建設などを政府が推進していることもあり、そうした関係では国際資格にも通じる技術士を取得することもプラスとなります。
技術士 原子力・放射線部門の問題点
最も影響の大きい原子力発電ですが、東日本大震災での原発事故が発生して以降、原子力発電に対してあまりいいイメージを持たれないという部分が大きな問題です。
核燃料サイクルの技術を問う分野もありますが、現在、高速増殖炉などの核燃料サイクルを利用した原子力発電所の運営が暗礁に乗り上げていることもあり、先が読めない状況が続いています。
また、原子力発電に関係する部門以外の放射線利用などの部門も、放射線技師は医療分野での専門資格もあり、技術士を受験する人が少ない傾向にあります。
しかし、目に見えない放射性物質を扱う専門技術者は今後も需要があると思われますので、どのような形で活躍できるかがまだまだ未知数の部分が大きいです。
2019年04月30日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 19

受験生の皆さま、こんばんわ。
平成最後の投稿となります。
ただいま、ゴールデンウォーク真っ最中ですが、試験勉強は進んでいるでしょうか?
10連休という方が多いと思いますが、すでに4日間が過ぎています。
当初、ご自身で設けた課題・目標を達成できているでしょうか?
ゴールデンウィークの時間を勉強に費やせない方は、ほとんど合格することはできません。
厳しいようですが、いま一度生活スタイルを見直してください。
さて、今回は2次試験の論文を作成するための心臓部分に言及していきます。
あなたは物事を考えるときに、当然日本語で考えます。
その日本語も自分がいつも使う言葉で物事を考えているはずです。
知らない言葉では、考えることはできないのです。
すなわち、多くの語彙を持ち合わせている方は、多彩な思考を巡らせることができるのです。
簡単に言えば、10,000語を知っている人は、10,000語の言葉を組合わせて考えることが出来ますが、1,000語しか知ら無い人は、1,000語で組み合わさる狭い範囲でしか考えることが出来ません。
これは、資格試験でも同じです。
私が思うに、必要なキーワードの目標は300個としています。
300個のキーワードを学習していれば、幅広い出題に対しても解答を記述できます。
しかし100個以下では、ほとんど解答が記述できません。
例えば、英単語を勉強せずに英文を書こうとするようなものです。
300個というと非常に多いと思うかもしれませんが、試験日まで約90日弱です。
1日に3から4個学習してもらえば達成できない数ではありません。
休みのうちに多くのキーワードを学習して他の受験生よりも合格率をあげて下さい。
2019年09月20日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 19

受験生の多くの方は、会社員の方、もしくは公務員などの職に就いています。
受験生の条件は、ほぼ皆さん同じです。
つまり、忙しいから時間が取れない、勉強する時間が取れない、というのはただの言い訳であるわけです。
このような資格試験では、モチベーションの維持、つまりは自分自身のやる気が非常に重要になるわけです。
少し厳しい言い方になりますが、喝を入れる意味でも書いておこうと思います。
技術士試験は合格率が10%を切る科目もある非常に難しい試験です。
100人受ければ合格者は7,8人です。
そのような資格試験に挑戦する人は、生半可な勉強では合格できないと思ってください。
私自身は、勉強をしても合格しなければ全て無駄だと思っています。
何か他の役に立つなどと甘い考えは捨ててください。
自分の資格試験合格のために、時間もお金も家族も犠牲になっていることを忘れないでください。
自分に関わる方、すべての人がHappyになるためには、
合格するしかありません。
しかも、「なるべく短期間で!」という条件は必須でしょう。
長引けば、お金も多く必要になりますし、
なにより精神的に辛くなるでしょう。
5年間受験し、合格しないまま諦めてしまった人もいます。
技術士を受験する!と決めた人は、
何としても合格する!と強い気持ちをもち、人の2倍、3倍勉強する気でなければ合格できません。
壁にぶつかった際には、こちらのサイトの講師陣に相談したり、添削を依頼すれば、効率的に勉強ができますし、
理解できればモチベーションが下がらずに続けられます。
特に、筆記試験が合格できる見込みがある方、何としても口頭試験に合格しましょう。
甘く考えてはいけません。
試験官は、受験生がどこまで深く考えているかを明確に判断します。
やっつけの口頭試験勉強では何も考えていないことがバレてしまいます。
合格する意思を周りの人に公言するという方法もあります。
逃げずに頑張ってください。
2026年01月10日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 19

「夢」実現の技術士論文記述テク!
皆さん新年も明け、技術士受験に向け、始動する時期がやってきました。その準備と合格に至るには、時間確保と情熱の維持・継続が不可欠です。今回は、私の経験から「夢:技術士合格」を実現する「論文記述テク」について、ご紹介したいと思います。
1.技術士になる夢
私は、技術士に合格することで自分の仕事の活動舞台を変化させたい強い願望がありました。「自身の将来を変えたい」、技術士資格の取得をそのきっかけしたいと考えていました。 しかし、道のりは思ったより険しく、「不合格」通知のはがきが、幾度も届きました。そのたびに抱いた情熱が、どんどん冷めていくことも痛感しました。
私の娘が小学生の高学年だったでしょうか?たまたま習字の授業で「夢」という字を毛筆で書いてくれました。自分の机の前の壁に貼って、時々、眺めることにしました。 試験準備答案文を書きながら、娘が書いた「夢」の文字を見返し、時々以下を自問自答を繰り返していたと思います。
・技術士になれたら、どうする?
・自分の将来をどうしたいと思っている?
・今のままの人生の継続で、この先、満足できるか?
・自分のことを家族や後輩に対し、誇れるか?
・「夢」は自分の手で、実現するものではないのか?
今、思い起こしてみると、娘が書いてくれた「夢」の一文字は、「技術士への道」に対する情熱を維持するエネルギ-であったかもしれません。
2.情熱の種は、短時間継続
情熱は「やる気」と「習慣」が、後追しになると考えます。毎日15分程度机に向かうことを継続できれば、結果として大きな成果となります。 例えば、1日15分×7日×4週=420分(=7時間)毎日15分継続すれば、1ケ月7時間(ほぼ丸1日の労働時間に匹敵)の学習時間となります。
15分程度の隙間時間の継続は、想像以上の総時間を確保できます。これに費やした学習時間は、全て自分の体力となります。 是非、学習のための短時間確保を習慣として身に付けることを継続下さい。
3.実績記録(見える化)
自身で計画したことの達成感は、情熱をさらに掻き立てる燃料になります。その成果は以下ように「見える化」することで実績を記録、自身の励みにしましょう。
・勉強ログ(アプリ・カレンダー)に記録
・カテゴリ-別、想定準備解答文の作成済数の増加
・準備解答文の自己及び第3者による添削チェック記録
・添削による改善点の記録の累積と成長履歴の作成
4.人的ネットワ-クによる刺激
同じ目標を持つ受験者とネットワ-ク形成は、技術士試験の準備として極めて重要です。受験者同士のグル-プ交流、勉強会、講座への積極的参加、オンラインコミュニティの活用等、外部の刺激機能により、自らに刺激を与える機会を積極的に利用して下さい。
5.あえて100点は、目指さない。
完璧を求めすぎると情熱が摩耗、息切れを起こす可能性があります。技術士試験は元々100点満点を獲得することは、求めていません。以下の方法により、今より明日の得点増加を目指しましょう
・まずは“60点の論文”を目指す。
・添削、ブラッシュアップを繰り返し、80点に近づける。
・ある程度「書ける」、あるいは「書き続ける」、解答欄を確実に埋めるテクを習得する。
・トライ⇒チェック⇒インプル-ブ⇒リトライ⇒スパイラルアップサイクルを実践する。
6. 合格記述テク!
私の経験から以下の技(テク)を身に付けることができれば、誰でも、必ず合格できると確信しています。受験者諸氏のヒントになれば幸いです。きっと自分に合った方法があるはずですので、試行・繰り返しと鍛錬により、自分に合ったテクを体得して下さい。
・毎日記述:解答論文を毎日、書く習慣を継続する。
・一文一意:短いコンパクトな文章で、わかり易く表現する。
・簡潔・明瞭:複雑なことはあえて簡潔に分けて、言いたいことを明瞭にする。
・添削によるスリム化:自ら記述した文章を添削により、可能な限りスリム化する。
・論理的文法の徹底(SVO文):結論、先行文とする。
英語文法のように主語(S)+述語(V)+目的語(O)で、結論を先行する。日本語文法(S+O+V)のような膠着文(内容が追加していく文章)は最後まで読まないと結論が分からないため、読み手が瞬時に論理的に理解しやすい表現することを認識下さい。
・箇条書きは有効表現:例えば、○○は(主語S)、△△である。(述語V)、理由(O)は、以下の箇条書き文に落とし込む表現手法は、読み手の理解の負担が少なく、有効な表現手法です。
・把握の迅速化:多面的要素(制約、事象、適合性、コスト、維持管理性、公共性等)のある事柄の説明は箇条書きとし、あえて分けてわかり易く表現しましょう。視覚認識の面でも、より読み手の早期把握と理解を迅速化を促す効果があります。
・謙虚と受容:自身の文章ほど、独りよがりなものはないと私は考えます。他の人からの指摘を謙虚に受け止めることも、技術者としての備えるべき素養と考えます。
・準備答案:準備答案を数多く作成し、自己添削を繰り返す自己鍛錬を徹底しましょう。
・引き出し:専門及び関連分野に多数の引き出しをつくり、論述対応力を増強しましょう。キーワ-ド整理や三分割法等を利用し、総合的な記述能力を身に付けましょう。 今回ご紹介した「合格記述テク」を是非、実践下さい。
次回は、合格後の技術士の年収事情アップについて紹介したいと思います。(以上)
2026年02月07日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 19

「技術士にふさわしい業務の棚卸し」
さあ、2月になりました。今月の試験準備に対する目標スケジュ-ルは、自身の技術士にふさわしいと思う業務を掘り起こし、
業務経歴書作成の準備に取り掛かかることです。 重要なことは自分が描く「技術士観」すなわち、「技術士とは」どうある
べきかについて、イメ-ジの確立が必要です。
今回は、これまで皆さんが経験した「代表的業務」を一度棚卸し、それを掘り下げ、願書業務経歴欄に記入する基礎情報とす
ることの重要性について、ご紹介したいと思います。
1.「棚卸の目的」の明確化
経験業務の棚卸しの目的は、「技術士としての能力を説明できるか?」を明確にすることにあると考えます。
具体的には自分の経歴について以下をまず、整理しましょう。
・専門分野や経験業務の履歴
・過去、日常の専門教育、履修CPD
・自分の強み、弱み分野の再整理
・過去の第二次試験受験の履歴(業務経歴票・体験記述)
2. 自分史の整理
技術士試験の業務経歴表の記述に際しては、実際業務において技術的に判断した事項、すなわち何故、自分はそう判断したか
を掘り下げ、以下の自己履歴を再整理しましょう。
・過去の業務において顕在、発生した課題、問題点
・クライアントからの要求性能、制約条件
・リスク、コスト、安全性に関する課題
・解決に対する複数案の比較検討と技術的評価
・対応策実施の成果とクライアントからの評価
3. 問題解決における思考プロセス整理
業務の棚卸しでは案件ごとに、以下の各プロセスの思考経過を整理しましょう。
1) 背景・課題
技術的課題、制約条件(条件、コスト、工期、法的遵守事項など)の有無と内容
2) 自分の役割
業務責任者か、担当分野責任者かなど責任範囲の明確化
3) 検討内容・工夫点
検討時における解決策及びその代替案の比較、分析・評価、採用における技術的根拠
4) 成果・効果
課題対策実施による品質向上、コスト削減の程度、トラブル防止等の成果
4. コンピテンシ-の抽出
業務の棚卸しでは、技術士として必須能力である「コンピテンシ-」と結び付けて、この業務で、どんな能力を発揮できたかに着目、
文章化することが必要です。それぞれのコンピテンシ-事項について、論理的かつ、スト-リー性を考慮し、以下の観点に基づく
アピ-ル記述が不可欠です。
制限ある業務内容欄に下記のようなキーワ-ドで、「技術士にふさわしい業務」であったことを例えば、以下のような強調方法はいかがでしょう。
・専門技術力を発揮した○○検討業務
・課題に対する作業プロセスを○○分析に基づき、解決方法を提案
・マネジメント(工程・品質・安全・コスト)により、パフォ-マンスを最適化
・専門技術の複合プロジェクトにおいて、リーダ-シップを発揮、目標成果を達成
・3D動画のコミュニケーションツールの活用よる合意形成(調整、説明、説得)
・技術者倫理、法令遵守に基づき、複数解決方策の検討と最善案の抽出
5.結果のフィ-ドバックと新たなリスク
実施対策は必ずしも100%成果が挙げられたとは限らないと考えます。例えば、以下のように新たなリスク事象の発生が想定されます。これに
対する改善の必要性や、残された課題、展望について言及することも重要な視点であり、以下に関する結果のフィ-ドバックの視点を忘れては
なりません。
・想定外の問題、追加、対応措置の発生
・結果として見出された改善点と今後課題への対応
・組織として情報共有、標準化、経験知、情報知への波及と展開
6.専門分野の再認識
業務経歴は専門技術や対応内容がバラバラに見えないよう、共通する技術テーマ、日常の従事技術、得意分野、独自性を改めて振り返りましょ
う。「自分は〇〇分野の技術士である。」と明確に言えるように、専門分野についても再位置づけを行って下さい。
7.多様な業務を選定
願書作成を意識し自分が主体的な役割を果たした業務を選別、技術的に説明しやすい業務を及び2~3件業務について選択します。「質が高く、
技術的に深く詳しく説明できる。」と思う業務を時系列に従い、整理しましょう。この際、取り組んだ業務については、それぞれ技術的特徴が
あり、課題解決手法が異なる内容を選択し、多様な業務経験を示すことが有効です。
8.「技術士目線」による記述文
記述文については、専門家でなくとも誰が読んでも分かる表現、根拠、数値基準をわかり易く明示することが求められます。但し、話し言葉では
なく「文語体記述文」での表現が必要です。また、「技術士目線」であることを常に意識した文章として下さい。但し、難解な文章ではなく、「平
易な表現で複雑なことをわかり易く伝えること」を意識して下さい。
9.棚卸の効果
棚卸しは、今後改善すべき点や、手順が非効率的な部分を改めて発見できます。また、今後の業務をより効率的にする改善策を立てやすくなり、
技術士試験の準備は、日常業務への相乗効果として発揮されると考えます。次回は、この業務の棚卸しの結果により、コンピテンシ-を戦略的に
願書に示す記述方法についてご紹介いたします。(以上)
2026年04月04日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 18

「試験官に魅せる技術士解答文の書き方」
今回は、採点者がパットみて読みたくなる解答文の書き方についてご紹介します。私はこのことを先輩技術士から教わった時は、正に「目からうろこ」が落ちる思いでした。今まで努力してきたことを根底から払拭されたぐらいの衝撃があり、結果として技術士試験取組みのターニングポイントとなりました。 施工計画分野の技術士取得後の総監、建設環境、河川砂防、衛生工学のほか「コンクリ-ト診断士」や「河川維持管理技術者」等の験を受験しましたが、すべてこの方法で合格できました。是非、皆さんにも参考にしていただければと思います。 この技術士試験は試験官に評価してもらうための試験であり、主人公は実は試験官なのです。この点を十分認識し、内容を確実に「読んでもらうコツ」を理解下さい。
1. 読んでもらう解答文の基本条件
技術士解答文は単なる知識の羅列ではなく、「あなたが技術者として問題を発見し、解決できる能力を保有している」ことを示すための文章です。読んでもらう解答文には次の要素が必須です。
(1)見出しによるビジュアル化
読んでもらうためには要求項目に対し、見出し、小見出しにより、試験官の視点をここへ誘導するようにして下さい。また、設問項目に対し、解答が確実になされていることを必ず見出し、小見出しで対応させ示すことを意識して下さい。 その準備として設問文は、設問文をあえて区切って線引きして少し時間をかけ確認して下さい。何に対する解答が求められているか、どのようなプロセス展開で記述すれば良いかが明確になります。
例えば、昨年度の課題Ⅰの設問を例にとると(/部が区切りの箇所)以下のように区切ることができ、⇒以降の何を最低限記述する必要があるかを明確にします。
・高齢化、担い手不足から /⇒社会背景・現状
・担い手3法の改正の状況を踏まえ /⇒改定内容とその理由
・持続可能な建設業実現のため /⇒課題対応方策 の以下の問いに答えよ。
1) 建設業の役割の持続に対する3つの課題/と技術課題内容
2) 最も重要と考える技術課題/と複数の解決策
3) 新たな将来的な懸念事項と/その対策
4) 技術者倫理、社会の持続性の観点からの上記の必要要件
(2)意図的な視線誘導
設問文の大項目は(1)~(4)は見出し文として、これに確実に解答していることを示しましょう。この際、小項目は小見出しで設問の課題や解答を具体的にわかり易く整理しましょう。見出し、小見出しを採点者に斜め読みさせ、何が書かれているか、全体像を把握してもらうようにする「意図的な視点誘導」が重要ポイントです。「この論文は何について書かれているのか」を見出し、小見出しにより、一目で理解できるように、内容理解の前に、短時間で魅せるテクニックが重要です。できれば「ゴシック字体」のように濃いえんぴつ芯の使用やアンダ-ラインを活用することをお勧めします。
2.ビジュアル化の記述例と字数配分
上記を設問とした場合のビジュアル化の記述例を以下に示します。
(1) 建設業の役割持続の課題とその内容
タイトル1行、その内容説明は2~3行程度で記述します。但し、これはあくまで目安です。説明が必要な項目は、長くてもかまいませんが、バランス良く文章の長さを調整下さい。各課題タイトルと内容の間隔は概ね、同じ長さになるよう記述することは、整理された文章のアピ-ルにつながります。
1)○○○(課題:1)
(見出し内容の説明2~3行、以降同様)
2)○○○(課題:2)
3)○○○(課題:3)
(2)最も重要な技術課題と解決策
上記のうち、○○の観点と理由(重要と考えた理由を示し)から、○○を技術課題として取り上げ、以下にその解決策を記述する。
1)○○○(解決策:1)
2)○○○(解決策:2)
3)○○○(解決策:3)
(3)新たな将来的な懸念事項とその解決策
1)新たな懸念事項
2)懸念事項に対する解決策
(4)技術者倫理、社会の持続性からの解決のため必要要件
技術者倫理及び社会の持続性が重要なことを示し、自身が考える解決に必要な要件を示す。(この点は今年度試験での評価ポイントが変更になっており、コンピテンシ-を示すことを意識して下さい。)
3.読みやすく、早期に理解させる文章
読みやすく、わかり易い文章とは「結論を先に示し、内容を後述、説明する。」手法が有効です。例えば、以下のように結論を先行し、箇条書き(内容)に落とし込むことで、試験官の労力を軽減でき、理解速度を速くすることができます。
例えば、この課題解決に対し、以下を検討、関係者調整の上、合意を得た。(結論先行)
・○○の方法を見直し、新たなシステムを改善(内容)
・従来素材の代替材料として○○採用を、LCCの低減(内容)
・○○工程は機械による自動化により、安全性を向上(内容)
4.採点者に響くポイント
1)独自性のある工夫
誰でもできる方法ではなく、あなた自身が考え実施した独自の工夫を明確に示すことは加点ポイントに繋がります。
2) 定量的成果
結果として得られた成果は、数値で示すと良いでしょう。(例:不良率10%低減、コスト5%削減、○○工程を約1週間程度短縮)これは、今年から採点基準が変更になっていますので、十分理解のうえ、得られた成果や効果は定量的に示して下さい。
3) 実務経験の深さ
現場施工やプロジェクト業務においては、具体的経験をもとに実際に生じた事象や問題、苦心した点をクロ-ズアップすると説得力に繋がります。
4) 問題解決のプロセス
課題に対し、単に「改善した」ではなく、なぜその方法を選んだか、その結論に至った思考プロセスと、自分の独自アイディアによる試行錯誤により、解決できた結果は高く評価されます。 上記を意識され、準備解答文を数多く準備下さい。必ず、合格に近ずくことができると確信します。 次回は解答文の論述に有効な骨子法について紹介したいと思います。(以上)
2017年02月08日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 18
「この範囲、勉強したはずなのに答えがぜんぜん思い出せない」と自分の記憶力を責めたくなった経験はありませんか?
自分の記憶力を疑いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、脳はそもそも忘れやすくできているので安心してください。脳が重要ではないと判断した情報はすぐに忘れてしまいます。
逆に考えてみると、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができれば記憶に定着するということもできます。
そこで効率よく情報を暗記するために「エビングハウスの忘却曲線」を活用しましょう。
忘却曲線とは脳が情報を忘れるまでの経過を記録したもので、ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱したものが有名です。彼の研究結果によると、情報を最初にインプットした20分後から忘却ははじまります。20分後と1時間後では情報を定着を再度するまでに時間はあまりかかりませんが、1日経過すると情報を覚えなおすには最初に学習した時間の7割程度を費やさなくてはいけません。
たとえば、60分かけて学習した内容を翌日に再度カンペキに暗記するためには44分かけなくてはいけません。ですが、学習をはじめた1時間後に復習をすれば34分あれば記憶にもう一度定着させられます。
最も情報が忘れられやすいタイミングは最初の24時間です。ですので、最初に暗記をはじめた1時間後と24時間後には復習を欠かさないようにしましょう。その後は3日後、1週間後と復習をつづけていけば徐々に記憶が確かなものになっていきます。
脳が情報を忘れていく忘却曲線というタイミングを理解して、効果的に暗記の学習をしていきましょう。
2017年06月30日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 18
筆記試験までいよいよ2週間ほどになりました。
皆さん忙しい仕事を抱えての受験ですから、万全の試験対策が出来たという方は少数派だろうと思います。
準備が不十分だからと言って、受験を断念することだけは避けましょう。合格の可能性はゼロになります。
ここは少し開き直って、「どうせ他の受験生もあまり準備できていないだろう」くらいの気持ちを持ちつつ、残された時間を有効に活用して試験に備えるべきです。
さて、あまり準備ができなかった人は、午後の論文対策として何をされますか?
私であれば、課題解決論文(3枚論文)の骨子を作る練習をして試験に挑みます。
その理由は、
1.筆記試験での配点が高い(論文80点中40点の配分)
2.口頭試験で関連した質問を受ける可能性があるので、できるだけ高得点を得たい
3.比較的問題文のパターンが予測できる
からです。
つまり、「配点が高くて出題パターンを予測しやすく、かつ口頭試験で聞かれるかもしれないこと」に準備の時間を割きます。
1と2については説明を要しないと思います。
3について建設部門の過去問を見ると、例えば以下のような出題がされています。
(1)あるテーマについて、現状の問題点や課題をいくつか述べる
(2)その中から特に重要と考える技術的課題を2つ挙げて、解決策を述べる
(3)解決策を実行した時の効果、リスクや課題を述べる
自分が受験する部門・科目の過去問を数年分準備して、こういう出題パターンを確認します。
そして建設部門であれば「老朽化インフラの維持管理」、「担い手不足」、「防災減災対策」の3テーマくらいについて、出題パターンに沿った骨子を考えておく、というような準備をしておきます。
予想そのものがズバリ試験問題として出ることは無いでしょうが、似たようなパターンの問題が出れば、一から考えないで済みます。
どうか残された時間を有効に活用して、受験に挑んでください。
2017年10月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 18
「技術士試験の勉強に取り組まなくてはいけない。だけど、どうしても先延ばしにしてしまう」と苦しんでいませんか?
先延ばしの習慣がひとりで改善できない場合は、技術士試験の勉強の仲間を作ってみましょう。先延ばしがいかに困ったものであるかは、前回も紹介したとおりです。「成功体験を積むことが大切!!技術士試験合格へ向けて先延ばしを防ぐ」で紹介したとおり、取り組むべき仕事を徳利組まないで置くと、勉強の質は下がり、技術士試験当日に向けて精神的な負担も大きくなります。そこで、先延ばしを克服することが大切になってくるわけですが、今回は「仲間を作ることで先延ばしを防ぐ」という方法を紹介します。「仲間作り」には、2種類の方法がありますから、1つずつ確認していきましょう。
1つ目の方法は、言葉通り、技術士試験合格に向けて、一緒に勉強するチームを作ることです。ただし、ネガティブな気持ちを共有するグループでは、ストレスのはけ口にはなるかもしれませんが、先延ばしグセの改善にはつながりません。「勉強がつらい」などのマイナスな感情を共有するのではなく、「合格を目指してがんばろう」「あの人が順調に勉強できてるなら、自分にもできるはずだ」と感化されるようなグループが理想的です。
もう1つの方法は、目標となる映画や書籍から刺激を受けることです。仲間から良い刺激を受けることと同様に、創作の物語に出てくる人物や歴史上の人物からも影響を受けることができます。なぜかというと、気持ちはとても伝染しやすく、自分と重ね合わせやすい対象ほど、気持ちは伝染しやすいです。たとえば、仕事の環境が似ている技術士試験合格者の体験談を参考にすると、試験勉強に向けてモチベーションがアップしやすく、オススメです。
2017年11月22日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 18
いよいよ技術士第二次試験の口頭試験が始まります。
本番の口頭試験を控え、数名の方の模擬口頭試験を実施しました。
昨年度までの模擬口頭試験も踏まえ、比較的多くの方に共通する留意点を記します。
とにかく話は短くすることを心掛けましょう。
大半の方は、丁寧に説明しようとするあまり、話が長い傾向にあります。
模擬口頭試験で「概要を簡単に説明してください」という問い掛けに対して、5分近く説明をされる方もいました。実際の試験であれば、試験官に話をまとめるよう促されるか、最悪の場合では話を中断させられるかもしれません。
口頭試験は原則として20分間で実施されます。その中で試験官は「経歴及び応用能力」、「技術者倫理」、「技術士制度の認識」の3項目に関して評価を下す必要があります。
つまり試験官の立場で考えれば、「自分の質問に対して簡潔に答えてくれる」受験生が有難いわけです。延々と話す受験生に対しては、「あー、まだ技術者倫理や技術士制度についても聞かないといけないのに…」と、内心はイラついているかもしれません。
書かれている文章であれば、目で追いかけたり読み返すことで読み手が理解を深めることが可能です。それに比べて話している内容は、基本的に聞き手が頭の中で順次理解していくものですから、一度に理解できる内容は限られるはずです。
それを考えれば、端的に答えて、不足があれば試験官が追加で質問をするという、会話のキャッチボールが重要なことはわかるかと思います。
もし説明中に、「少し長いかな」と思った時は試験官の表情を確認しましょう。意外と「そろそろ話をまとめてくれませんか」と表情に表れているかもしれません。
相手の気持ちを汲んで説明するのも技術士に求められるスキルの一つと考えましょう。
*口頭試験対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2019年01月31日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 18
技術士 情報工学部門の概要
GoogleやAmazonなどのIT企業が活躍できるのもコンピュータや情報ネットワークが基幹にあることが大前提となります。
コンピュータやネットはスマートフォンなどの普及により、今まで以上に身近なものとなりました。そんな情報化社会を支えているコンピュータ工学やプログラミングやネットワークの技術部門の内容を専門分野とする部門が、技術士情報工学部門です。
専門分野としては、コンピュータの構造や組み込みシステムの内容を問うコンピュータ工学、プログラミングやソフトウエアの安定性検証などの内容を問うソフトウエア工学、情報システムを使ったシステム構築に関する内容を問う情報システム・データ工学、ネットワークのセキュリティやネットワーク構築に関する内容を問う情報ネットワークの4分野があります。
技術士 情報工学部門取得後の活躍
技術士 情報工学部門を取得すると、情報系部門の専門家として、システムインテグレーションを行う会社や、情報システムを構築する会社に就職し活躍することができます。
NTTやKDDIといった電話会社も、現在は、自社設備としてサーバーを構築することが多いため、IT分野の業務に力を入れております。こうした会社でも活用できる可能性もあります。
情報工学部門は、今後5Gネットワークの開発など、多くの広がりが期待できる部門ということができます。
技術士 情報工学部門の問題点
他の分野と比較しても、受験者数も安定しており、一定の需要があります。
情報処理技術者やシステムアドミニストレータなど、他の知名度のある情報関連の資格もありますが、やはりそうした資格と比較しても難易度が高く、取得することで一定の技術水準をクリアしているとみてもらえることが多いようです。
プログラミングなどを行うのに許可が必要な資格はなく、誰でも仕事に従事することができますが、そういった仕事だからこそ、対外的に技術があることを証明する資格として技術士情報工学部門が活用されています。
2019年03月01日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 18

技術士2次試験では、3時間半の時間内に3000字もの論文を書き上げなければなりません。
経験者ならわかると思いますが、時間が足りないと思う方が多いでしょう。
さらに大きな疲労感も感じます。
私自身、単純に筆記具が好きなのでよく文房具店に行くのですが、
そこでとても良いシャープペンシルを発見しましたので、ご紹介させて頂きます。
ペンてる「オレンズネロ」です。
芯が折れないシャープペンは以前にもご紹介しましたが、各社から出されていますし、
ペンてるにも「オレンズ」があります。
しかし、「オレンズネロ」は芯が折れないだけではありません。
芯を出すときのノックが必要なく、『自動芯送りシステム』があるのです。
ペン先のパイプが紙面から離れるたびに、自動で芯が出てくる仕組みで、
わずか1回のノックで極細の文字を書き続けることが可能になっています。
しかも、芯の細さが0.2mmのモデルがあるのも世界初となります。
大量の文字を書く必要がある技術士の2次試験において、
非常に受験者の負担を楽にできるシステムだと思います。
発売は2017年2月なのに、なぜ今更?と思うかもしれませんが、
このシャープペンは発売当時から非常に人気となり、各店舗で売り切れ。
ネット販売でも、正規価格よりも高い金額で売買されていた商品です。
ようやく、地元の文房具店にも置かれるようになってきました。
芯の細さが0.2mmと0.3mmがあります。
どちらが良いかは好みですので、店頭で実際に触ってみて下さい。
値段は3000円です。
シャープペンにしては、とても高価な商品ですが、
安いからといって鉛筆で論文は書きませんよね?
どんどん丸まり、太い文字となるからです。
本製品はノック無しで常に細い文字が書けるので、おすすめです。
2019年03月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 18

技術士試験の勉強は膨大な知識を取り入れ、且つ問題点や課題を理解し、
更に解決方法まで提案する必要があります。
そして、解決方法によるメリットとデメリットまで理解して初めて高得点が得られます。
受験する部門の1つの専門の知識だけでも非常に多く、
試験日までに十分な知識を持つことができない受験生は、残念ながら不合格となってしまいます。
そのため、私は受験生皆さんに「隙間時間の勉強」を強く勧めています。
5分でも10分でも良いのです。
いつも技術士試験が頭にある、という状態を作り上げてください。
その1つの助けとなるアイテムをご紹介いたします。
水の中でもスラスラかけるノート:タグドメモパッド です。
驚異的な耐水性を持っており、完全に濡れても破れずに書くことができます。
この紙は、クリーニングのタグに使用されている紙を使用しています。
クリーニングのタグは、洗う前に付けているにも拘らず、全く破れていませんからね。
この紙を使用することによって、風呂でもキーワードの暗記や論文のネタを考えることができます。
入浴は1日の疲れを取る貴重な時間です。
最近はスマホを持って入浴するなんて方もいるぐらいです。
風呂にゆっくり浸かりながら、頭は5分だけフル回転させるなんて使い方ができるでしょう。
また、濡れた紙にも書くことができるボールペン:
パイロットからでている「ダウンフォース」もおすすめです。
これらを合わせることで入浴中でも普通に勉強ができてしまいます。
必ずしも全員に有意義な勉強方法というものは存在しません。
自分のライフスタイルから、この時間を勉強に当てたら大きいぞ!という時間を
見つけてみて下さい。そして、使用できるアイテムを検索し、有効に使ってみて下さい。
勉強は机に向かうだけではありませんよ。
それでは、頑張ってください。
2019年03月30日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 18

勉強と研究の違い
勉強とは自分は知らないけど世の中では既知な知見を得ること。教科書で学ぶことは学習だ。一方、研究とは、世の中でも未知な知見を得ることだ。教科書を新しく作ることは研究と言えるだろう。
技術士になるには学習が必要
技術士の過去問題は公開されている。こんな問題が出るよと前もって見せてくれている。なので、こんな問題が出たら、こんな風に解答しようと準備しておけば良い。これがいわゆる技術ノートだ。自分の場合には、重要そうなテーマを100個ほど集めて、それに対して、そのキーワードの概要=特徴と、課題と、その課題への対策をA4でまとめる。そして、その技術ノートを見ながら、600字の原稿用紙に特徴とか課題を書くドリルをする。原稿用紙にうまくかけた時にはそれを技術ノートにフィードバックして改善する。逆に原稿用紙にうまく書けないときは、そもそも技術ノートが行けていないので、補強する。これを3回ぐらいやると、かなり使える技術ノートになるし、まとめるべきキーワードがどんどん増えてくる。
技術士になったら研究にシフト
技術士試験に合格した後も、技術ノートを磨くべきという人もいる。しかし、より重要なことは、それまでに学習した内容をベースにしてもっと深堀すべきだと思う。自分なりに解決できるような社会的な課題を探したり、技術動向を調べたりすることと、それをアウトプットすることだ。学会でもいいし、ブログでもいい。大事なことは色々な新しいことに興味を持ち続けることだろう。自分も分からないことがあるとまずWikiで調べるが、どんどん深く調べていくと、最後はWikiに書かれていないことにたどり着くことがある。Wikiに書かれていることを調べるのは学習だけど、Wikiに新しい内容を書き込むことは研究活動の一つと言えるのではないだろうか。
まとめ
技術士は実社会の課題を解決することがミッションだ。そのためには、勉強は必要だが、それだけでは不十分だ。やはり研究することが必要だ。そして、研究成果を上げるには、テーマ選定が重要だ。どんなテーマを設定するかは、やはり自分が好きなこと、興味のあること、求められていることが候補だろう。個人的には、好きなことを好きなだけ研究し続けるのはワクワクするし、楽しい。そして、それが他人にも認められて、後追いで自分の仕事になることはなんども経験した。あなたも技術士になってワクワクしながら社会的課題を解決しませんか。
以上
2019年04月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 18

技術士2次試験の受験申込期間は
2019年4月8日(月)~2019年4月24日(水)となります。
受験生の皆様、既に願書を提出したでしょうか?
明日が締切です。
まだ出していない方は急いでください。
さて、これから技術士試験に向かって、勉強を頑張るわけですが、
試験日はまだまだ先、長い道のりです。
私も経験者なので分かりますが、必ず途中で息切れする瞬間があります。
いかに息切れを乗り切って試験日まで体力と気持ちを持っていけるかが勝負です。
そこで私が提案するのは、「短期間の目標を作って勉強に臨む」です。
1日の目標、3日間の目標、1週間の目標、1ヶ月の目標、などです。
毎日の目標を作ることは、勉強をさぼらないことに繋がり、非常に有効です。
例えば、どんなに忙しくても、必ずキーワードを5個覚える、などです。
1週間の目標は土日も含みますので、少しハードルを高めに設定しておくとよいでしょう。
合格者は必ず休日にまとまった時間を捻出しています。
試験時間は2~3時間です。
最低、この時間は集中して勉強できる時間を確保してください。
AM,PMでそれぞれ2時間、3時間取れれば良いでしょう。
ですから、1週間で過去問を2~4問解く。などの目標を掲げましょう。
今は4月、まだ過去問には早い。
などと考えている方は大間違いです。
早く過去問を解き、どんな出題があるのか、
どのように回答すればよいのか、何を勉強したら良いのか、
色々なことを学べます。
すでに私のところにも論文添削依頼が数件来ております。
今年合格したい!
と思うならば、即行動です!
分からなければ、合格者に聞けばいいだけです。
頑張ってください。
2025年10月25日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 18

「Ⅴ.控室を楽しもう:衛生工学部門」
今回は、私が体験した「衛生工学部門」の口頭試験の準備についてご紹介いたします。私は学生時代に「衛生工学」と言う学科を履修しましたが、水道、下水の水質や処理技術などの分野であり、正直なところあまり関心が深くなく、当時はこの分野は将来、無縁であろうとも考えておりました。しかし、人生とは不思議なものです。まさか、私がこの分野の技術士試験を使命として、受験しなければならないことになったのです。
1. 受験使命
私が所属する部署では廃棄物処理関連業務を担当していました。部員の一人が数年前にこの分野で技術士試験に合格、彼は、技術士取得を契機に独立開業することになりました。会社として衛生工学の部門のコンサルタント登録ができなくなり、当時、私は部門長であり、経営層からその是正を命ぜられました。しかし、そう簡単に人材が存在している訳ではなく、また、人材が短期間で育成できるはずもありません。やむなく自分で、受験を宣言せざるを得ない状況なりました。私はけっして「資格マニア」ではなく、必然として受験が必要であったことを、補足説明させていただきます。
2. 広範知識の必要性
私は退職した彼の技術士添削指導をしてきましたので、この分野の概略的なアウトラインは理解していました。また、立場的にも業務に関与しておりましたし、これまでの経験として汚水処理等業務にも従事してきましたので、比較的なじみ安かったと思います。筆記試験の準備については、これまで私が実践して方法を貫きました。 廃棄物管理での勉強を進めるにつれ、専門分野では浸出水処理、破砕機、焼却炉、汚泥脱水機等設備機器、機械・電気、化学的な要素が濃く、関連する技術知識、設備機器の機能や特徴等について、広範知識の必要性を痛感しました。
3. 再生エネルギ-との関連性
過去問題等を整理準備して行く過程で、衛生工学部門はこの分野として、水質、大気、廃棄物、空気調和、建築環境等があります。私が受験した廃棄物管理は処理・処分に加え、再生エネルギ-への展開性、関連性が強いことがしだいに見えてきました。いわゆる再循環社会システムの構築が切望されていることを、強く認識するに至りました。
4. 控室を楽しもう
記述試験は再生エネルギ-関連の問題が出題され、お蔭様で無事通過することができました。口頭試験はいつも渋谷会場。年齢も56歳になっており、口頭試験5回目にもなると余裕はこそありませんが、初回の時とは心境的にも相当、負担は軽減されていました。 控室はいつもの静寂。「この先、技術士試験を二度と、受験することはないだろう。」と思い、この異様な控室の雰囲気を是非この際、「自分史として、脳裏に刻み、焼き付け、異様なこの空気感を楽しもう。」と勝手に暗示にかけ、受験者個々の「人間ウオッチング」を試みました。控え室内の受験者を見渡すと、やはり、以下のような人ばかりで、余裕のある人は誰一人、発見することができませんでした。
・必死にQ&Aを見返し、記憶する人
・技術士倫理を繰り返し暗唱する人
・白書等をチェックする人
・願書や再現記述をチェックする人
・自作資料を携帯で確認する人
予定の時刻がきて、部屋のドアの前で待機しました。前の受験者が、口頭試験を終了し、退室してきました。なんと額から吹き出るほどの汗。「どんなことを聞かれたのだろう?」「自分も聞かれるのであろうか?」先ほどまでの余裕感はどこへやら、血圧急上昇、不安な気持ちに一転しました。
口頭試問がはじまりました。技術士受験は何回目?、と聞かれたので、事実として、建設(施工計画、建設環境、河川)総監を取得していることを返答しました。私の年齢的な事も起因してか専門技術的なこと、政策的なこと、意地悪な質問は一切なく、無事、終了、合格することができました。
5.想定質問例
衛生工学部門(廃棄物管理分野に特化)の口頭試験で、想定される質問を私なりに以下に整理します。口頭試験受験者の方のQ&A作成のお役に立てば幸いです。
1) 実務経験(経歴票からの深掘り)
・あなたが担当した廃棄物関連の業務で最も課題となった点は?
・廃棄物処理施設の設計/運営で工夫した点の具体的な説明?
・地域住民や行政と調整が必要だった事例は?合意形成の方法は?
・廃棄物の発生抑制や資源循環に関して、あなたが提案・改善した具体例は?
2) 専門知識・技術
・最終処分場の安定型・管理型の違いと、理想とする処分場のイメ-ジは?
・廃棄物処理法に基づくマニフェスト制度の課題は?
・廃棄物の発生抑制(3RのうちReduce)を推進する上での社会的課題は?
・マイクロプラスチック等廃棄物問題に今後、どう対応すべきか?
・廃棄物エネルギー回収(RDF、RPF、バイオガスなど)のメリット・デメリットは?
3) 安全・倫理
・廃棄物処理場内管理上での労働安全上注意すべき点は?
・不適正処理を発見した場合、技術者としてどう行動しますか?
・廃棄物処理のコストと環境保全のバランスをどう考えるか?
・外部とのコミュニュケ-ションの在り方は?
4) 時事・政策
・プラスチック資源循環促進法のポイントは?
・カーボンニュートラル実現に向けた廃棄物管理の役割は?
・循環型社会形成推進基本法の基本原則?
・災害廃棄物に備えた対策とその在り方は?
5)全般
・技術士としてどのように社会貢献していきたいですか?
・あなたが目指す衛生工学分野での将来課題は?
・廃棄物分野における技術士しての役割は?
次回からは口頭試験準備に向け、特に重要な事項と判断される問題解決能力、コミュニケ-ション、リーダ-シップ、リスクマネジメント、自己研鑽、技術士倫理、新技術・技術開発等について、私が考える準備すべきポイントを順を追ってご紹介して行きたいと思います。(以上)
2026年01月17日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 18

「技術士は年収アップにつながる」
技術士試験合格を達成できたら、自己実現や年収アップになるだろうか?と思う方、いらっしゃると思います。ずばりお答えします。 間違いなく、年収アップと自己変革につながります。今回は技術士の年収事情と、その後の人生の自己変革について、ご紹介したいと思います。
1.技術士の待遇
日本での 技術士(Professional Engineer/国家資格)の年収(収入)の目安は以下のように一般に言われています。但し、公務員、教員、民間企業、自営業等のいろいろな職種がありますので、一概に言えませんがあくまで一般論としてご理解願います。
(1)技術士の平均年収(一般的水準)
技術士資格保有者の平均年収は約600〜750万円程度 が一般的な目安とされています。これは他の一般的な技術者よりも高い水準と言われています。
・全国平均:約 615万円前後(厚生労働省データ)
・男性:約 637万円前後、女性:約 494万円前後(いづれも平均値)
・建設系などの一部資格では 約750万円前後
(2)年齢・企業規模による違い
年収は 年齢・経験・企業規模・業種 によって大きく変わります。参考値ではありますが、年代別の傾向(例)では以下のとおりです。
・20〜30代:400〜700万円程度
・40代:600〜900万円程度 ・50代以降:700万円以上
(3) その他
・技術士資格を有していない技術職より、技術士取得者は年収が高いことは明白です。
・実際の年収は会社規模、勤務地、実務経験、役職により変動します。
・資格を有しているか否かは、定年後の再就職や継続雇用の重要な要素となります。
2.技術士手当による年収差
組織や企業の企業形態や規定により多種多様と思います。例えば私が勤務した土木総合設計コンサルタントでは、組織部門長以外は、管理職を含む職員(一定年齢まで)であれば、月々、技術士手当が支給されます。各企業により、技術士手当は一律ではありませんが、設計コンサルでは月額手当が多いと思います。 例えば一例ですが、月3万円の手当が支給されると仮定した場合、年36万円、20年間では720万円(単純計算による)、20年間でこれだけの収入差がつくことになります。
3.キャリアアップの押上げ
技術士資格の取得は、給与や手当以外に多様な側面で自身のキャリキャリアップの押上げになります。キャリアップによる基本給等の年収アップは退職金にも少なからず影響します。若い世代の方々は、現時点ではそれほど実感がないと思いますが、生涯賃金として考えた場合、非常に大きな金額差となります。 さらに管理職への登用、重要ポストへの任用など、技術士を取得しているか否かで、年齢が若くてもキャリアップのルートとなったり、その分岐点となります。 一方、大きな組織であれば一定年齢になれると、技術士が必須条件として求められるケースもあります。企業により未取得であれば、その後のキャリル-トの変更を余儀なくされる場合や職位の降格などの現実があることは認識しておく必要があります。 従って技術士資格は取得しておくべき重要かつ不可欠な資格と考えます。今後のキャリアップや定年後の人生に大きく影響するものと考えて下さい。
4.定年後の有用性
現在私は、定年後の生活を過ごしております。週2回、設計コンサルタント会社にて、技術士資格を活かし、業務委託契約をさせていただいています。おかげさまで技術士を取得していることで、定年後においても活動の場を継続することができています。 定年後3年目を迎え、技術士資格の有用性を実感しつつ、これまでの自分の努力継続の結果であることに対し、手前味噌ですが少しだけ自負しています。
5.自己変革による躍動した人生
確かに年収は少しでも高額であることに越したことはありません。一方で自分自身が明るく楽しく、躍動した人生を送ることができることが最も、重要な点だと私は考えます。 但し、自分がそのステ-ジに立つことを目指すことがなければ、その実現はありません。是非、受験者の皆さんは自分の将来を見据え、技術士に合格することは、今後将来の自分の世界を間違いなく変化させ、自分の人生を大きく変革するきっかけとなると考えて下さい。躍動した人生を自分で切り開き、その「豊かさ」を自己実現することに、是非トライして下さい。
6.努力継続に慣れる
技術士試験の受験を目指す皆さんは、これまでもそしてこれからも、自己研鑽による努力継続が必須です。私が申し上げたいのは、努力しなければ道が開かないのであれば、それに「慣れる」ことが重要と思います。それが日常である状況にすることが大切と考えます。 仕事が忙しく、時間が確保できにくい状況下であっても、隙間時間を利用し努力を継続することは、「やり慣れる」ことにほかなりません。生活の習慣の一部となります。どうか身を持って、体得すれことを期待します。
次回は専門分野を再確認すること、合格はアウトプット量の多さで決定することを、ご紹介したいと思います。(以上)
2026年02月21日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 18

「技術士試験で試される課題解決能力」
2月も後半になりました。技術士試験の準備を本格化させていきましょう。 技術士試験における「課題解決能力」は、技術士の資質として最も重要であり、その能力が試されます。 また、技術士試験の記述及び口述試験でも、コンピテンシ-の1つである課題解決能力について、その資質としての妥当性、主体性、独自性、調整力、表現力が求められます。 今回はこれまでの私の受験者添削指導から気が付いた課題解決能力を示す記述方法や、業務プロセスにおける効果的な表現について、ご紹介したいと思います。
1. 課題の明確化
1)問題の本質を把握
最初に行うべきは、与えられた課題の本質や背景を整理、理解することです。まず、課題文を良く読んで、が求められているのか、設問文のセンテンスをあえ区切り、その題意を明確にします。特に「社会・情勢背景」、「現状課題」、「制約条件」、「要求性能」、「実施解決方法の内容」、「成果」など題意の要求条件を見落とさないようことに注意しましょう。
2) 背景理解
設問で求められる課題、例えば、専門的技術問題だけではなく最近の社会的、国際的、経済的、地球環境的影響も考慮し課題を捉える背景理解が肝要です。
2. 課題を細分化
1)複雑課題は細分化
複雑で多層的な課題は、細分化することでシンプルに具体的な解決を導き出しましょう。この際、例えば課題内容を多面的要素や側面(事象、原因、不足技術、資源やツール、管理手法、環境要件等)で整理すると、よりシンプルに課題を表現できます。
2) 関連するサブ課題を特定
本題の課題に関連したサブ課題(例えばコスト、スケジュール、維持管理、各種リソース、規制や制約条件など)を洗い出し、本題に対しどのように複合的に関連しているかを考え、本題課題と並行するサブ的課題対応も併せて考慮下さい。
3. 解決策の提案
1)複数の選択肢
解決策は一つに絞らず、複眼視点によりいくつかの候補を挙げ、その特徴、予想される効果等を考慮、選択肢の幅を広げ、最適かつ妥当な解決策を選択しましょう。
2)具体的なプロセスで解決策を提示
各選択肢についてその実現方法やプロセスを具体的に示します。例えば技術面であれば、どの技術を選び、どの場面やプロセスでどう進めるか、その適用技術の利点や課題も含め、具体的な解決策を提示して下さい。
4. 解決策の評価
1)メリットとデメリットの抽出
提案する解決策ついて、メリットとデメリットを相互に抽出しましょう。特にコスト、時間、リスク、安全性、環境影響などは総合評価に基づき、その最適性を根拠付けましょう。
2) リスクと不確実性の評価
解決策の実施の際は、これに伴うリスク(技術的、経済的、社会的なリスク)や不確実性が存在します。必ず、この点に対しても事前対策を想定しておくことが重要です。
3) 選定理由の論拠立て
最適解を選んだ理由は、論理的に説明できるよう、何故その解決策が最適と判断したのかについて、選定理由を論拠立て下さい。
6. 試験官が興味を抱く表現方法の例
1)興味を抱かせる
例えば、課題解決の記述・表現方法例として、例えば、以下示す記述例はどうでしょう。試験官が口頭試験で質問してみたくなるような興味を抱かせる表現に工夫下さい。
2)記述例
・現状課題を○○により把握、改善目標を明確化、根本原因を分析、改善策を検討、優先順位設定による段階的試行により解決した。
・収集データの分析結果から現状課題を特定し、対策案について利害関係者との調整、協議を重ね、解決に導いた。
・問題であった作業プロセスを分解、分析、これの再検討を行い優先度の高い課題から短期及び中長期長期計画を立案、これを実践移行した。
・複雑な課題は構造フレ-ムごとに要素分解、本質的な改善点を抽出、組織工程の全体調整を図り、設定した目標を達成した。
・業務プロセスの非効率化課題に対し、現状分析、原因を抽出した。課題の要因は作業工程間の情報共有不足がボトルネックであることを特定した。改善案として作業工程間の情報共有ルールの再設計を提案、結果として従来作業時間の○%削減する成果を得た。
7.留意点
1)論理的な構成
課題解決のプロセスは論理的構成に基づき、一貫したストーリーを描き、面接官が理解しやすいように、わかり易く順序立てて、論理的な構成にしましょう。
2) 具体的な根拠とデータ
解決策を提案する際は、根拠となるデータや事例を的確に示すことが重要です。本年度から本格施行されるコンピテンシ-の改定項目である「数値データや情報活用」の評価項目に着目する必要があります。情報分析に基づく数値目標の設定、達成成果パフォ-マンスの定量評価は、より説得力があるものと考えます。 次回は業務成果だけにとどまらず、その後の波及効果の記述方法についてご紹介したいと思います。(以上)
2017年03月02日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 17
3月1日に、技術士二次試験の合格発表がありました。
合格された方、本当におめでとうございます。
残念ながら口頭試験で不合格となった方もいらっしゃいます。
部門や科目により差はあるかと思いますが、建設部門のように受験者が多いところでは、
口頭試験の合格率は毎年90%前後だと思います。
つまり10名に1人くらいの割合で、口頭試験で不合格になる方がいるということです。
残念ながら口頭試験で不合格となった方から連絡をいただきました。
差支えのない範囲で、不合格となった主な原因について記します。
一言でいうと、『受験申込書の失敗』です。
受験申込書には、部門、科目、専門とする事項、業務経歴、業務内容の詳細等を記載します。
この方は,科目と専門とする事項にミスマッチはありませんでした。しかし、業務内容の詳細
で取り上げた業務は、専門とする事項とマッチしていませんでした。
つまり、こういうことです。
例えば○○部門A科目の内容が、a、b、cに分類できると考えてください。この方は専門とする事項
としてaに関することを書いているのに、業務内容の詳細ではcに関する業務を取り上げていました。
ちなみに業務経歴は、4つはaに関する業務を挙げているのに、1つだけcに関する業務を挙げていて、
その業務を業務内容の詳細に取り上げていました。
私自身の受験経験、また他の受験生の話から考えると、口頭試験の試験官は専門とする事項によって
決まるようです。
例えば建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目であれば、受験時に河川に関連する内容を専門とする
事項にしていれば、口頭試験の試験官は河川分野が専門の方になるという具合です。
ですから、専門とする事項を河川に関連する内容にしているのに、業務内容の詳細で海岸に関する業務を
取り上げていたら、河川分野が専門の試験官が海岸のことについて口頭試験で聞く、という事態が生じます。
先に挙げた不合格となった方は、このパターンになってしまい、最初から最後まで口頭試験で話が嚙み合
わなかったということでした。
受験申し込み時点からアドバイスできていれば、と思いましたが、後の祭りです。
もし、専門とする事項と業務内容の詳細が一致していない受験申込書を提出しても、これが原因で受験申込み
が不受理になることはありません。
しかし、無事に筆記試験を合格しても、口頭試験が残念な結果になる可能性は非常に高まります。
受験申込書を提出してしまったら、文章を訂正することはできませんから、提出前に十分なチェックを受ける
ことが大切です。
*受験申込書に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。
*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年06月03日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 17
合格に繋がる論文とそうでない論文はどこが違うのでしょうか?
これまで多くの方の論文添削をしてきた中で、「ここが重要」と感じている点を述べたいと思います。
■問われていることに対して全て答える
問われていること全てに答えるなど当たり前すぎると思われるかもしれませんが、意外と出来ていない方が多いです。
例えば次のような問題が出たとします。
土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴を、近年の土砂災害の実態を踏まえて
2つ述べるとともに、それぞれの特徴に対応するためのハード・ソフト両面の対策につい
て留意点を述べよ。(平成25年度 建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目)
ここでは、
・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その1(特徴1とします)
・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その2(特徴2とします)
・特徴1に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点1とします)
・特徴2に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点2とします)
を答えることが求められています。
こういう場合にありがちなのが、
・特徴1や特徴2を述べる際に、近年の土砂災害の実態を踏まえていない(ミス1とします)
・留意点1や留意点2が、ハード・ソフト両面についての記述になっていない(ミス2とします)
というようなミスです。
ミス1は、特徴1、2ともに「近年の土砂災害の実態を踏まえて」という前提条件をすっかり忘れているパターン、あるいは特徴1では近年の土砂災害の実態を踏まえているのに特徴2では出来ていない等のパターンがあります。
ミス2は、留意点1、2ともに「ハード・ソフト両面」という前提条件を忘れてハードかソフト一方しか書かれていないパターン、あるいは留意点1ではハード・ソフト両面の記述ができているのに留意点2では一方しか書かれていない等のパターンがあります。
こういうミスは、問題文を見て「これなら書ける!」とばかりに、いきなり論文を書き始めた場合に犯しやすいものです。
ごく簡単なキーワードだけでも良いので、何について記述するのか骨子を書いて、問われていることに全て答えているかどうかをチェックしたうえで論文を書けば、この手の失敗は激減するはずです。
*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年12月19日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 17
技術士は名称独占というだけで、誰からも評価されないのでは?という漠然とした不安を抱えている人も実は多いのではないかと思います。
日本技術士会 原子力放射線部会の調査によると技術士資格の受験費用を負担してくれる会社は7割以上に及び、技術士資格取得後の報奨金を支給する企業も多くあることが分かります。
https://www.engineer.or.jp/c_dpt/nucrad/topics/001/attached/attach_1453_12.pdf
これは、平成18年の調査であり、多少古い調査ではありますが、現在でも技術士資格の取得を奨励している会社が数多くあると言えます。
ここで、注目すべきところは、技術士取得時の報奨金は出る会社は多くあるのですが、技術士資格に対する毎月の資格手当は支給されない会社が97%にも上っていることです。
ここから技術士は取ってからはお金にならないと考えるのは早計です。
建設コンサルタント会社などでは、技術士がなければ公共の設計業務委託を受注することができない場合などがあり、会社としては資格取得者がいなくなってしまうことは、会社としても死活問題となります。
会社からはどうしても技術士資格を取ってもらいたいという部分があり、報奨金を出しているということになります。
また、管理職などになるための条件として、技術士資格を設定している会社もあり、技術士がなければ課長、係長になれないという会社もあります。
設計業務などを行っている会社であれば、部門にかかわらず、多くの技術士がいた方が多くの分野の設計を受注する機会を得ることができるため、技術者、設計者として生きていくためには技術士資格を取得しておいて損はないと言えます。
また、一定の実績を積んだ後は、独立開業という道も開けてきます。
将来、独立を目指しているという人も、技術士資格を活用するということも視野に入れておくこともよいでしょう。また、複数部門の技術士資格を取得すれば、それぞれの分野を組み合わせたような設計業務なども受注することができます。
しかし、独立を考える時にはきちんとした仕事をいただける人脈などがなければ、仕事が来ません。会社員時代の人脈に頼りつつ、新たな仕事を開拓するという技術士の方が多いようです。
会社で実績を積む = 将来の備え
として、仕事にまい進するのもいいのではないでしょうか?
2018年04月02日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 17
技術士第二次試験の受験申込書の配布が始まりました。
これまで技術士ニュースを通じて何度もお伝えしたように、受験申込時に作成する「業務内容の詳細」は、口頭試験における主要な資料となります。
「とりあえず、このくらいで」という安直な気持ちで作成・提出することは厳禁です。必ずしっかりと作り込んでください。
今回は「業務内容の詳細」をどのような構成で作成すれば良いか、一例を紹介します。部門により何を詳しく述べるのか等、比重の置き方も違うかと思いますが、参考になれば幸いです。
1.立場と役割(2~4行程度を目安に)
当該業務について、自分がどのような立場で、どのような役割を果たしたのかを記述します。業務の概要も記載して、業務全体のイメージがわかるようにしておくと更に良いです。
2.技術的課題(5~7行を目安に)
業務を遂行するにあたり、支障となり乗り越えないといけなかったことを記述します。例えば工事で掘削を進めていたところ、当初は想定していなかった脆弱な地層が出現したので、斜面崩壊を防止しつつ工期内に工事を完了させる必要が生じた、というような事です。
3.技術的提案(5~8行を目安に)
技術的課題を解決するために、あなたが提案したことを記述します。単に「こういうことを提案しました」ということではなく、「(課題の原因となる事象は)〇〇によるものと推測した。それを解決するためには□□が必要だと考えた。そこで私は△△の実施を提案した」というように、提案に至るプロセスを含めて記述してください。
4.技術的成果(3~4行を目安に)
提案内容を実行した結果、どうなったのかを記述します。必要に応じて、現時点における評価や今後の展望についても記述します。
720字しか記述できませんので、業務について総花的に紹介するのではなくて、課題や提案を1点か2点に絞り込むことが大切です。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。