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WEB情報を上手に活用する

2019年07月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

かつて、資格試験には、時間がかかりました。時間をかけずに済まそうとすると、カネがかかりました。例えば、受験対策会社の受講料に加え、そこに出かけていくための費用がかさんだものです。

 

いまでは、受験生には、勉強の方法に、さまざまな選択肢が用意されています。これは、たいへん幸せなことです。

 

カネをかけたくないし、まとまった時間もとれないという人は、ネットの情報に頼ることになるでしょう。

 

そこで、第一に押さえておく必要があるは、「公益社団法人日本技術士会」のHPです。

https://www.engineer.or.jp/

 

ここには、過去問とその解答があり、それを参考に傾向と対策を練ることができます。

 

また、学習の指針となる『修習技術者のための修習ガイドブック―技術士を目指して―』

https://www.engineer.or.jp/c_topics/003/attached/attach_3637_1.pdf

をダウンロードすることができます。

 

さらに、技術者倫理について参考となる「技術士倫理綱領」も見ることができます。

https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/000025.html

 

他に、総合技術監理部門の受験生は、『総合技術監理キーワード集2019』

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/toushin/__icsFiles/afieldfile/2019/05/20/1411203-01.pdf

もダウンロードしておくことです。

 

これらをスキマ時間で繰り返し見ることで、技術士試験の概要を押さえられます。

 

このほかにも、個人の有志が作った質のよいHPもあり、参考になります。

 

もちろん、費用がそれなりにかかる受験対策会社のライブ講座では、手厚い添削講座を受けられ、受験仲間ができるというメリットがあります。

メディア講義を売りにする講座も、スキマ時間を有効活用できるという強みがあります。

 

上手に複数の情報や媒体を組み合わせて、効率よく、学習できるように工夫しましょう。

どうする論文対策(論文の構成)

2016年11月11日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

2枚、3枚論文では論文の構成が重要な要素です。問題で求めている事項を漏れなく記述する必要があります。そのためには、論文記述前に順番に行うべきことがあります。

最初は、この問題が出題された背景を考えることです。なぜこの問題が出題されたのか、出題者はどんなことを考えているのか等です。我が国では社会資本の老朽化の時代に入り、財政が厳しい中でどのように社会資本を維持すべきか、高齢化社会の影響を踏まえてどんな対策が必要なのか、高度成長期に急速に整備・普及した工業製品の安全性の確保をいかに担保するか等、出題の背景を考えることが必要です。論文の最初に「はじめに」の項目を設け、そこに背景等を3行程度記述するようにします。

次に、出題の順番に項目を書きだすことです。大項目、中項目、小項目等を書き出します。項目を書き出したら、それぞれの項目にキーワードを書き出します。キーワードは専門用語、日常用語等連想ゲームのように書き出します。同じキーワードが複数の項目に記述されてもよいです。この時、項目の関連性に注意して論理的な構成になるようにキーワードを抽出します。

次は、項目ごとに文章の量を割り付けます。項目ごとに何行記述するか目安をつけます。1枚25行なので、3枚で75行。そのうち「はじめに」で項目と文章で4行とします。残りを割り付けます。文章の量に偏りがないようにするのが目的です。

それから記述します。記述は短文で主語、目的語等5W1H明確にに記述します。論文の最後は、「おわりに」の項目を設けて文章の量を調整します。おわりにでは技術者としての決意等を記述します。最後は「以上」と必ず記述します。

論文作成の順番は概ね以上のようです。キーワードを抽出しながら、項目を変更したり追加したりする場合があります。いきなり論文を記述することは絶対してはいけません。

 

どうする論文対策(練習方法その1)

2016年11月17日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

技術士試験の論文は考え方記述することが最も重要です。専門知識をどんなに記述しても、自分の考え方を示さなければ合格論文にはなりません。反対に考え方を示せば専門知識が不足でも合格論文になります。つまり、技術士論文試験で必要なことは、知識よりも考え方を示す記述の仕方です。勿論専門知識・キーワードを適切に用いた文章の方が、技術的な論文であることは言うまでもありません。しかし、知識・キーワードを覚えるには、それなりに時間がかかります。本試験の7月までに覚えれば良いことです。

一方、考え方を示す記述の仕方は、日常業務で練習することができます。また、日常業務で作成するレポート・報告書の類は格好の練習材料です。

練習方法は至って簡単です。5W1Hを記述する。事実を先に記述し考えを次に記述する。大変・非常に等の感情表現はしない。主語・目的語を丁寧に記述する。

調子にのって記述していると、「私は」で書き始めたのに、いつの間にか「私を」に、主語と目的語がすり替わっていることがあります。その様な文章は、言いたい雰囲気は分かるけど、何を言ってるか分かりません。もう一度読み返して、善意に解釈しないと分かりません。採点者は、一度読ん分からない文章をもう一度読み返すことはしません。つまり、一度読めば分かる文章でなければなりません。相手に解釈させない文章を記述する必要があります。

計画を立てて来年7月までの充電期間に専門知識・キーワードは確実に覚えることにして、文章の練習は日々の日常業務で練習してください。ポイントは初めて読む人が「読めば分かるか」です。面倒でも5W1Hを丁寧に記述するように心がければ必ずできます。

 

どうする論文対策(練習方法その5)

2016年12月15日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

2枚論文、3枚論文の記述では、見出しの付け方が重要です。具体的には、大項目、中項目、小項目です。設問にも、(1)、(2)等と番号が付いています。この設問の番号と論文の見出し番号は必ず一致するわけではありません。

解答論文はそれ自体が論文です。単独の論文です。それなので、単に設問に解答するだけだは論文として不足です。論文はなぜこの論文を書くに到ったか、何をどのように考え、何をしたか、その結果分かった知見はなにか、今後の課題は何か 等を記述します。それなので、なぜこの設問が出題されたかを考え、出題者の意図をくみ取り記述します。

具体的には、1.はじめに との項目を設け前述の事項を記述します。しかし、これは設問では求めていません。それなので、設問の番号と記述の番号はこの時点で異なってきます。以下、同様に設問では求めてない事項でも、論文を構成するのに必要な事項は適宜記述します。すると、設問の番号とは大きく異なってきます。でも、それで良いのです。

論文を記述する前に、見出しを整理して単独の論文として成立する見出しにする必要があります。見出しを考えることを練習してください。みなさんは専門知識は十分備わっている方です。見出しの付け方などで減点されては、悲劇です。

一次試験合格された方!おめでとうございます!二次試験に向けてロケットスタート!

2016年12月16日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

12月15日に日本技術士会において一次試験の合格者が発表されました。

http://www.engineer.or.jp/c_topics/004/attached/attach_4787_1.pdf

合格された方!本当におめでとうございます。今までの真摯な努力が実りましたね。

ただ、ここで安心してはいけません。来年度の二次試験に向けての準備は早々にスタートしましょう。

ポイントは次の3点です!
1)申込書と小論文の準備
2)選択式問題への準備
3)記述式問題への準備

まず、申し込み時の準備です。申し込み時には720文字の小論文が必要です。
これは、二次試験の筆記試験に合格すると口頭試験に進みますが、この時に
試験官が見るものです。したがって、来年4月の申し込み時には来年の口頭試験
を視野に入れた準備が必要なのです。

次に選択問題への準備。すでにご存知の方も多いと思いますが、試験制度が平成
28年度から変更になります。したがって、選択問題で得点を稼ぐのであれば、
来年が最後のチャンスです。まずはどの部門にチャレンジするのかをよく検討
しましょう。一次試験の合格部門と二次試験の部門は異なってもOKです。

最後に筆記試験への準備。まずは、受験部門の過去問題をざっと見てください。
え〜!とても書けない!と絶句される方もいるかもしれません。しかし、準備を
万全にすれば大丈夫です。そのための最初のステップとして、技術ノートを作成
しましょう。まずは100を目標にしましょう。自分が専門とする部門のキーワード
を体系化して、書き出してみましょう。そして、そのキーワードに対して特徴や
課題、改善方法をA4の用紙に書いていくのです。通常900文字相当の情報がある
ので、これをベースに600字原稿に書くという訓練を来春以降行います。まずは、
キーワードを整理しましょう。

今から準備して、年末年始の時間に余裕のある時にロケットスタートをすることで
来年合格する可能性が格段に上がります。

頑張ってください!!

現行方式試験タイプ最後の年

2017年01月09日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

必須科目(問題Ⅰ)は平成25年度から「択一式」(マークシート方式5択)がスタートしました。

技術士試験問題方式は5年サイクルで変更といわれていますが、択一式も例外ではないようです。

長い期間、受験してきた受験生にとっては、やっと慣れてきた択一式かもしれません。

択一が得意な人は平成29年度で決める強い覚悟で臨みましょう。

 

ところで「建設部門」が主かもしれませんが・・・

択一式問題の正答は「均等配置」を意識して作成されているって知っていましたか。

①正答数は均等

正答は1から5までありますが、それぞれ同じ数の正答数を目標としています。問題数は全部で20問あり5つから正答を選ぶので、1つあたり平均で4回正答を目安にしていることになります。簡単にいうと1の正答は4回、2の正答も4回・・・とそれぞれ均等になるようにしています。(実際はちょうど4回ではなく3~5回となっていますが・・・)

②同じ正答が連続しない

問1の正答が1、問2の正答も1、問3の正答も1・・・と同じ正答が続くことも避けるように意識して作成しています。2連続はあっても「3連続」にはならないようにしています。

 

さて、これを知っていたからといって点数が伸びるの?と疑問を持った人もいるでしょう。

実はその通りなのです。

あくまでもこの知識は補助的なチェックにしかなりません。

試験本番、マークシートを完成させたとき、そのマークした数字をよくみてください。

同じ正答が並んでいませんか?(例 問1の正答が3、問2の正答が3、問3の正答が3・・・と並んでいたらどれかが間違っている可能性が高いでしょう)

同じ正答が数多くありませんか?(例 正答3を選択した問題が6問以上ある・・・どれかが間違っている可能性が高いでしょう)

私がおすすめする択一試験本番対策は

1.まずは100%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する。

2.次に80%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する・・・という手順で自信のある解答から順番にマークシートに記載する。

3.正答が2つのどちらかまでたどり着いて悩んだ問題(いわゆる2択問題まで絞り込めた問題)は、その前後及び全体をみる。前後が同じ正答なら3連続同じ正答にならないかチェック、全体的に同じ正答に偏っていないかチェックし、正答を導く。

(例1)

問3 正答3だと思う

問4 正答が3か5と思われる

問5 正答が3だと思う

となったら、問4は正答が5の可能性大

(例2)

問4の正答が3か5と思われるが、マークシート全体をみると「3」の正答が1個、「5」の解答が5個になっていたのなら、正答は「3」の可能性大

以上のテクニックは正答に自信のある問題が最低7問以上でないと逆に悪い方向にいってしまう可能性があるので、まずは最低限の点数を取れる知識がないと自滅してしまいます。

あくまでも「補助的なチェック」だと思って活用してください。

 

 

 

 

 

 

調達情報から二次試験(筆記)の問題を予想する

2017年02月14日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

建設部門、農業部門、環境部門といった官庁がクライアントになる部門は二次試験(筆記)の問題をある程度予想できます。

 

建設部門は国土交通省の、農業部門は農林水産省の、環境省の環境部門の調達情報を、各省庁のホームページでチェックします。

 

発注される業務の多くは、国の優先順位が高い業務です。

 

発注の担当者と、作問の担当者は、同じような業務に携わり、同じような立場で、同じような案件を重要と考えている可能性が高いでしょう。

 

そのように考えると、二次試験(筆記)で出題される問題は、調達情報のなかの仕様書に類似していると言えます。

 

この仕様書には、業務の背景が書かれています。

そして、現時点で何が悩み事かが書かれています。

そして、何をすべきかといった課題が書かれています。

 

その課題を成し遂げるための「問題点」が書かれている場合もあります。
この「問題点」は書かれておらず、それを絞り込むところから業務になっている場合があります。

 

課題・問題点が示され、対応策を示すことが業務の場合もあります。

 

もちろん、見出した対応策を実行することが求められている場合もあります。
近年では、想定される結果に加えて、生じうるリスクとその低減策まで提案させる仕様もあります。

 

いずれにせよ、

「現状分析」

「課題設定」

「問題点の絞り込み」

「対応策立案と選択」

「実行」

「期待される効果と想定されるリスク」

といった観点から仕様書の眺めてみるとよいでしょう。

 

きっと、仕様書と技術士試験問題の傾向の類似に気づくと思います。

技術士の基本を押さえる④ どんな人が受験するの?

2017年02月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士は、21の技術部門で構成され、それぞれの専門知識を活かした技術士たちが活躍しています。

技術系の大学を卒業して設計などの業務を行っている人であれば技術士の資格の名前は聞いたことがあると思いますが、具体的にはどのような人が受験をするのでしょうか?

 

・技術コンサルティングを行う人

技術コンサルティングとは、主に公共工事などで、計画を行うような業務を指します。例えば、国や県などがこの部分に橋をかけたい、道路を作りたい、公共施設を建てたいというような場合に、必要な材料や工事の期間、技術的な資料(橋であれば荷重や災害時に壊れないか等)の作成といった設計委託業務を発注します。

そういった設計委託業務を受注する技術コンサルティング会社に勤務するような人は技術士資格の取得は必須といってもいいでしょう。

会社によっては課長昇格の要件になっているようなところもあるようです。

 

・製造メーカで製品設計を行う人

製造メーカなどで設計業務を行う人は、工事などを行う人と比べて社外資格がなくても業務に当たれる場合が多いことから、資格取得を行わず何年も来てしまうといった人も多いようです。

そうした人も自分の技術レベルを対外的に証明できる資格として技術士が挙げられます。

製造メーカの設計は困難な案件を技術提案で解決したという事例が出やすい業種でもあります。

技術士2次試験で求められる実務経験としての経験を積みやすいと言えます。

 

技術士はその腕が認められれば、将来的に独立することも可能な資格です。

将来的なことも見据えて受験に取り組みましょう。

技術士二次試験の申し込み時期は精神面の健康管理が大切

2017年03月01日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士試験の2次試験に申し込みをする時期、とっても緊張しませんか?

申し込みの時期は4月ごろを目安に毎年行われています。申し込み方法で失敗するということはまずないと思いますが、申し込みに当たって気をつけておきたいことをここでは紹介します。

2次試験が近づいてくるとついつい無視してしまいがちなのが体調管理です。体調管理と聞くと健康状態を気にした食事や運動を思い浮かべるかもしれません。たしかにそれも大切なのですが、それ以上に気持ちのコンディションを整えておく工夫が大切です。技術士試験は受験チャンスが少ない資格試験です。そのため、落ちてしまうと次に受けられるのは1年後です。当然ですが、とても緊張状態がつづけきます。とくに申し込みをしてから試験の実地までは期間が空くので、その間のストレス状態はかなり大きいものだと自覚しておく必要があります。

そこで取り入れたいのがヨガや瞑想です。マインドフルネスという言葉が最近は流行っています。「あるがままの自分を受け入れることで心の状態をリラックスする」という方法です。瞑想やヨガというと宗教的・儀式的な雰囲気を感じるかもしれません。ですが、瞑想はスティーブジョブスも実践をしたとされています。近年では宗教的な要素というよりも、ヨガのような体調管理の手法として注目されてきています。

マインドフルネスに効果的な方法として陰ヨガというものがあります。ゆっくりとした状態で呼吸をリラックスしてつづけていくだけなので、激しい運動をする必要もなく、仕事終わりで勉強をはじめる5分ていどでも十分に行うことができます。お手軽に気持ちをリラックスすることができるのでオススメです。

陰ヨガの実践方法はYouTubeなどの動画投稿サイトでも多く公開されています。無料で試せて、わざわざヨガ教室に通う必要もないのでオススメです。
まずは3日間ほど試してみましょう。心がリラックスしている自分に気づけるはずです。

緊張しがちな試験前だからこそ、精神面での健康管理にも取り組んでみましょう。

学習を継続するには、勉強する時間と場所を習慣化することが効果的です。

2017年04月21日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

すでに二次試験の申込書をした方
もしくは、これからする方

二次試験は、選択問題と記述問題です。選択問題は過去問をしっかりとマスターしましょう。
そして、記述問題は100個程度の技術ノートを作成して、それをネタに600字にまとめる
練習を繰り返ししましょう。さらにはそれをスマホに録音して繰り返しヒアリング練習しま
しょう。

 

それが合格への王道です。

 

でもそのための勉強時間と勉強場所は決まっていますか?

今日は忙しいから明日から始める。今週は忙しいから来週から始める。そういう考え方は
この場で捨てましょう。

 

やるなら今でしょう!(笑)

 

自宅で勉強する環境を持っている人や会社で勉強する環境を持っている人はいいですが、
そうでない人も多いと思います。自宅に帰ったら家族との団欒(?)、会社は仕事で振り回
される。とても勉強はできない。

そういう時には、自宅と会社以外の第三の居場所を作りましょう。私のお気に入りは
スタバですが、ファミレスでもいいし、ファーストフード店でもいいし、図書館でもいい。
どこでも良いので、多少雑音があっても良いので、自分のペースで勉強に集中出来る
第三の場所を確保しましょう。

 

例えば、私は朝方だったので、普段は7時に起きて8時に自宅を出てたが、5時半に
起きて、朝食取らずに5時45分に自宅を出て、会社近くのファミレスがオープンする
6時15分から6時30分でモーニングをいただき、6時30分から8時30分までの2時間を
びっちり勉強した。これを基本月金でやると週に10時間の勉強が出来る。

 

夜は、最寄り駅から自宅にまっすぐ帰らずに、モスバーガーによってポテトのみを注文して
(飲み物は水で我慢)できれば1時間から2時間勉強してから帰宅した。勉強時間が固定では
ないのは、遅くとも自宅には10時までに帰ることを優先したためだ。遅くなると、翌朝
5時半に起きるのが辛いので、帰ったら、お風呂に入って、ビール飲んで、少しテレビとか
見て早々に寝ました。

 

あとは、スマホに吹き込んだ音声をいつもいつも聞いていました。何度も何度も聞いていると
やはり覚えてしまうものです。しかも、ここはいまいちだなあとか、ここは論理が飛躍して
いるなあとか批評家の顔が出てきます。そこで気づいたことを技術ノートに反映させることで
技術ノートはどんどん熟れてきました。

 

ぜひ、自分のペースでじっくりと勉強できる場所と時間を確保し、それを習慣化してください。

 

習慣化されると勉強するためのパワーが少なくて済むので、その分学習がはかどります。

頑張ってください。

以上

合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その2)

2017年06月09日 作成 / 執筆:タートル講師

前回、合格に繋がる論文には「問われていることに対して全て答える」ことが重要だと述べました。

もう1点、合格に繋がる論文に仕上げるコツを紹介したいと思います。

 

■課題と解決策を対応させる

これも当たり前と思われるかもしれませんが、やはり意外と出来ていない方が多いです。

例えば次のような問題が出たとします。

 

(問題文の前書き部分は省略します)

(1) コンクリート構造物において、維持管理の業務サイクルを実施するために検討すべき項目を、建設分野に携わる技術者として多様な観点から記述せよ。

(2) 上述した項目のうち、あなたが重要であると考える技術的課題を1つ挙げ、実現可能な解決策を2つ提示せよ。

(3) あなたが提示した解決策がもたらす効果を具体的に示すとともに、想定されるリスクやデメリットについて記述せよ。

(平成27年度 建設部門 鋼構造及びコンクリート科目)

 

このような問題の解答では、次の2つのミスが良くあります。

・指定された個数を満たさない解答を書いてしまう(ミス1とします)

・解決策の内容が課題の解決に繋がっていない(ミス2とします)

 

まずミス1についてです。この問題文では「技術的課題を1つ」、「解決策を2つ」と個数の指定がされています。それなのに「課題を1つ、解決策も1つ」で論文を書いてしまったり、「課題を1つ、解決策を3つ」書いてしまうようなミスがあります。

解決策が指定数より少ないのは論外ですが、「よく知っているから」とばかりに指定数を超えた解答をすることも出題の要求に反することですので、厳禁です。

 

次にミス2についてです。例えば課題として「担い手が不足する状況下で、どうやって維持管理の業務サイクルを保持するか」というようなことを書いているのに、解決策がそれに直結しないことを述べているようなケースです。

こういう場合には、「ICTの活用で業務の効率化を図る」というように担い手不足を解消する方法を述べる必要があります。それなのに「維持管理にかかるコストを縮減する」というような解決策を挙げているケースがあります。確かに維持管理をしっかり行うためには無駄なコストを縮減して本質的な部分に予算を集中することは大切ですが、「担い手不足の解消」という話には直結しません。

こういうような、「大掴みの話や一般論としては間違いとは言えないが、設定した課題に対する解決策にはなっていない」というミスはよくあります。

 

まずは指定された個数を守ること、そして解決策として述べることが「あなたが挙げた課題」を解決することに直結するのかをしっかり確認しましょう。

 

 

*論文の書き方に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その1)

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

技術士2次試験口頭試験の臨機応変力を高めるトンデモ学習法まとめ

2017年08月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

ここまで、技術士2次試験の口頭試験での臨機応変な対応を迫られた場合に、冷静な判断をするにどのような鍛え方があるのかを書いてきました。

それらの内容から、口頭試験にはどのようなものが必要なのかを改めて振り返ってみます。

 

事前に模範解答などを確認する

口頭試験対策として、模範解答を確認することは常識です。こういう質問に対して、どのように回答をするのかを細かく想定してから試験に臨むことは、他の資格試験にとっても同じです。

ただし、本番の試験では、どのような質問が飛んでくるのかがわかりません。これが分かっていれば、試験ではないということは言うまでもありません。

 

今の自分を客観的に見る

ここからがトンデモ学習法で解説した部分です。どのような試験でもそうですが、どれだけ勉強をして試験に臨んでも、自分のやっていなかった部分が多く出たり、想定以外の質問があった場合でも、自分は今までやってきたこと以上の実力を発揮することはできないということを認識する必要があります。

こうした部分から、気持ちの余裕をもって、実力を十分に発揮し、それでも不合格であった場合、それは現在の自分にとってまだ合格の域に達していないという覚悟を持つことが必要です。

 

試験に協力してくれた人のことは考えない

技術士は一人で取る資格ではありません。指導する技術士や二次試験の模擬面接に関わった人など、他の試験と比較して、一人でこつこつと行うというより、周りの協力をもって試験に臨みます。

人によっては不合格であれば、こうした人たちに顔向けができないと考える人もいるのではないかと思います。

しかし、こうしたことを考え出すと、試験本番でのプレッシャーがかかり、実力を十分には発揮することができません。

試験を受ける → 不合格であっても、その時の実力が足りなかった

と単純化して考えましょう。他の人のことを考えると、いろいろなことを考えてしまいます。

合格した後に感謝の言葉を伝えましょう。

 

技術士試験は難関である故に様々なプレッシャーを感じる人も多いでしょう。

それを乗り越えてこその技術士です。

技術者倫理

2017年08月17日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

口頭試験では、

・技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力

・技術士としての適格性及び一般的知識(技術者倫理)

・技術士としての適格性及び一般的知識(技術士制度の認識その他)

が問われます。

 

「技術者倫理」は、「技術士」になるために必要な資質ですが、「技術士」でなくとも、「技術者」であれば理解し、実行できなければならないことです。

 

口頭試験を受けるために勉強して覚えるものではなく、「技術者」として業務を行うには知っておかなければならないことです。

 

以下は、日本技術士会が制定した「技術士倫理綱領」です。

「技術士」を「技術者」と読み替えてみて下さい。

「技術士」である以前に、「技術者」としてのあるべき姿が書かれていると思います。

今、受験生の皆さんが、そのように行動できているかどうか確かめて頂きたいと思います。

 

 

 

(公衆の利益の優先)

 1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。

(持続可能性の確保)

 2.技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。

(有能性の重視)

 3.技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。

(真実性の確保)

 4.技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。

(公正かつ誠実な履行)

 5.技術士は、公正な分析と判断に基づき、託された業務を誠実に履行する。

(秘密の保持)

 6.技術士は、業務上知り得た秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。

(信用の保持)

 7.技術士は、品位を保持し、欺瞞的な行為、不当な報酬の授受等、信用を失うような行為をしない。

(相互の協力)

 8.技術士は、相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力するように努める。

(法規の遵守等)

 9.技術士は、業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。

(継続研鑚)

 10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。

 

 

技術士二次試験の対策ができない?時間の無駄遣いを止める方法

2017年08月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「勉強しなきゃいけないんだけど、関係ないことをして時間を無駄にしている」と感じたことはありませんか?ひょっとしたら、時間の無駄遣いをしていることに気づくことなく「時間がない!」と焦っているかもしれませんね。勉強の妨害をしているものの正体は「習慣」です。

技術士試験に向けて学習を進めようとしているけど、思いついてもすぐ行動できず、自分のことがだらしないと思った経験は誰にでもあるでしょう。例えば、仕事が終わって家に帰ってくるとテレビをつけてしまったり、疲れたから横になって気づいたら寝ていたり、失敗は誰にでもあるものです。一度や二度ある程度であれば問題はありませんが、繰り返し同じことをしてしまう場合は「失敗」という言葉で片付けられません。それは「習慣」になっているからです。

私たちの生活はほとんど、無意識の行動によって支えられています。心理学者スタノビッチとウェストは人間が無意識の行動「システム1」と意識的な行動「システム2」によって選択を行っているという研究結果を発表しました。例えば、最寄り駅から自宅まで向かっている途中、何も考えていなかったのに気づけば家に着いていた経験をしたことは誰もがあるでしょう。システム1は脳にかかる負荷を軽減するために、ルーティン作業を無意識に行っています。新しいことや考えて判断をする場面ではシステム2が使われており、脳に負荷がかかっています。

つまり「家に着いてすぐ勉強を始めず、テレビをつける」という行動を繰り返している場合は、脳が帰宅後の行動をシステム1で処理しています。「家に着いたらノートを開いて勉強を始める」という行動をするためにはシステム2として処理されるため、最初は続けることが辛くなるでしょう。ですが、逆に言えば、帰宅後の勉強が習慣となれば辛いことではなくなります。心理学者ウィリアム・ジェームズは新しい習慣を作るためのステップとして以下の3つを挙げています。
 

  1. 新しい行動を断固としてはじめる
  2. 新しい行動を実行に移すきっかけをつかむ
  3. 新しい行動がしっかりと根付くまで、どんな例外も認めない


新しい行動を習慣にすることは苦労が伴います。しかし、習慣に着いてからは負担がかからなくなり、楽になりますから、最初の段階での努力を惜しまず行ってみましょう。

悪い習慣を変えるコツはAXS技術士学院にある!

2017年08月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

悪い習慣だと思いながらなかなか、身についてしまった習慣を変えられずに苦労したことはありませんか?

例えば、休日になると仕事のストレスが影響して朝からビールを飲んでしまうという人もいるでしょう。平日の朝は早く起きて技術士試験に向けて勉強したいけど、二度寝してしまって起きられないという人もいるはずです。

ですが、習慣は簡単に変えられるものではありません。前回紹介したように、無駄な時間を過ごしていると感じていたとしても、強い意志がなければ習慣を変えることはできません。また、習慣を変えるためには適切なステップを踏むことも大切です。やみくもに「習慣を変えなければいけない」と強く思っていたとしても、気負いするだけで、変化は現れません。

心理学者のメリル・E・ダグラスは習慣を変えるためには5つのステップを踏むことが大切だと言及しています。
 

  1. 欲求
  2. 認識
  3. 想像
  4. 計画
  5. 行動


欲求の段階からすべては始まります。「今の自分を変えたい」「悪い習慣を断ち切りたい」という欲求がなければ変化は起こりません。次に認識の段階では、具体的に変える必要がある習慣を見つけ出します。紙に「現状の悪い習慣」「身につけたい良い習慣」をそれぞれ書き出すと認識しやすくなります。

3つ目の想像の段階では習慣が身についたあと、自分がどんな姿になるのかイメージします。朝早く起きてすがすがしい気持ちで勉強している自分の姿など、習慣を変えたあとの具体的なイメージを持ちましょう。4つ目の計画段階で取り組み方のプラン立てを行います。何も考えずに変えようとしてはあまりにも運任せなので、具体的な計画を作ります。例えば、早起きの習慣をつけるなら起きる時間や起きてすぐとるべき行動について計画を立てましょう。最後の行動段階では、意志を強く持って確実に習慣づけていくことが大切です。3週間以上続けられれば、徐々に習慣として身についてきます。

ここで紹介した5つのステップを踏んで、今よりもっとよい習慣を身につけましょう。AXS技術士学院で学ぼうとしていることも習慣を変えようと強い欲求を持っている証拠です。習慣を変えるステップが「欲求」から始まることを考慮すると、高い向上心を持つことはよい習慣のスタートラインです。その調子で取り組みましょう。

口頭試験のために「PREP法」を身につける

2017年09月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

PREPとは、

P=Point(結論)

R=Reason(理由)

E=Example(事例、具体例)

P=Point(結論を繰り返す)

の頭文字です。

 

PREP法とは、最初に結論を伝え、次にその理由を説明、事例で理由を補強し、最後に結論を再度提示する説明の仕方です。

 

口頭試験での質疑応答は、この基本を守ります。

ただし、PRとEPを分けるのがおすすめです。

 

そのほうが、試験官と対話のキャッチボールができるためです。

 

例えば、このようなやりとりになります。

 

採点官「業務詳細で書かれたこと以外で、業務でご苦労されたことはありましたか?」

受験生「はい。人員を補充したのですが、その者に技術指導をするのに苦労しました<P>。工期が迫っていてためです<R>。」

 

採点官「時間がなかったのですね。」

受験生「はい。例えば、一から十までを教えることができないので、基本原理の○○と、事故につながりやすい△△を重点的に指導しました<E>。これが、この業務で苦労した点であり、主任技術者として特に意識したことです<P>。」

 

このように「PREP法」を改良した『PR-RP法』を基本に、質疑応答すると良いでしょう。

 

さて、肝心かなめの、会話の内容ですが、「計画」「評価」「指導」等のキーワードを入れると良いでしょう。

 

なぜなら、あなたがなろうとしている『技術士』とは、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」のことと、法律で決まっているからです。

口頭試験対策に一次試験適性科目を見直す

2017年10月07日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

口頭試験対策では、必ず「想定問答集」をつくります。

このQ&Aは、100問くらいつくっておくとひとまず安心できます。

 

想定される質問の素材は、市販の参考書や、受験対策会社のテキストから探します。

節約したい場合には、ネット情報を集めます。

 

総合技術監理部門以外では、「3義務2責務」は、必ず押さえておきます。

 

つまり、技術士には、信用失墜行為の禁止が課せられています。

また、守秘義務があります。

さらに、名称表示の義務があります。

 

そして、公益確保の責務があります。

加えて、継続研鑽の責務もあります。

 

責務は努力義務です。

ですから、公益を確保するように努めなければならない、継続的なスキルアップに努めなければならない、という意味になります。

 

スラスラと言える必要があります。

本番で、いくらあがってしまっても、言えるようにしておきます。

 

試験官に、3義務2責務のうちで、何が一番大切だと思いますか?

と尋ねられたら、どのように答えるか、考えておきます。

 

どれを選ぶと模範解答になるかは決まっていません。

なぜ、そう考えるかの説明がセットになって、模範解答になります。

 

たとえば、「信用失墜行為の禁止が最重要です」と言った場合、「なぜなら、技術士一人の失墜行為が技術士全体の信用を落とすことになるためです」などが、セットになります。

 

「守秘義務が最重要です」と言った場合、「なぜなら、守秘義務違反には罰則が設けられているためです」などが、セットになります。

 

「公益確保の責務が最重要です」と言った場合、「なぜなら、一部の技術士の行為が、公衆へ広く影響するためです。」などが、セットになります。

 

想定問答集ができて、ひととおり、イメージトレーニングができたら、技術士会のHPで、一次試験適性科目の過去問を確認します。

 

技術士法に関する設問がありますから、一つ一つの選択肢を試験官から問われていると思って、自分の考えをYES or NOで答えます。

 

この適性科目の見直しは、3義務2責務関係の「変化球」の質問に効果的です。

 

 

口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回)

2017年10月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

第1回、第2回に引き続き、口答試験の準備として最優先にすべき「自分しかできないこと」についてお話したいと思います。

 

第3回・最終回は、「説明した業務の振り返り」についてです。

 

★説明した業務の振り返り

第2回で、「業務内容の詳細」について説明させられることについて紹介しましたが、その次にあるのが、説明した業務に関する質問です。

これには、大きく分けて、「その業務が技術士としてふさわしいかどうかの確認」と「あなたがどのようにその業務に関与したかの確認」になります。

前者は、第2回で説明した「技術士としてふさわしい業務」であることをきっちり理解しておけば回答は難しくないと思います。

後者については、説明した業務の細かい内容を思い出しておかなければ回答できないものがあると思います。

説明した業務が1年くらい前のものでしたら、細かいことも覚えているでしょうが、3年も4年も前の業務でしたら、きっと細かいことは忘れていると思います。

ですから、図面、計算書、報告書など、その時の業務に関する資料をチェックして、当時の記憶を鮮明に取り戻しておく必要があります。

ど忘れして、「えーっと...」と言っていると、「この人は、実際には深く業務に関わっていなかったのではないか」などと勘繰られる恐れがあります。

どんな質問がきても、ぱっぱと答えられるようにしておきましょう。

具体的には、以下のような質問が考えられます。

・このプロジェクトには、何名くらいいましたか?

・このプロジェクトの中で、あなたの役割は?

・このプロジェクトのどこが技術士としてふさわしいと思いますか?

・どんなところに苦労しましたか?

・失敗事例があれば紹介して下さい。

・このプロジェクトに関して、学会発表はしましたか?

・このプロジェクトに関して、特許は出願しましたか?

その他、業務の細かいところまで聞かれることもあります。私の場合、部品の形状の標準化について説明しましたが、「その部品の材質は何ですか?」という本論とは違うところで質問されたことがあります。

可能な限り、業務の細かいところまで思い出せるように資料のチェックをして下さい。

 

 

「備えあれば憂いなし」です。

 

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

10月31日に、筆記試験が合格していたら、この3回分の内容をすぐに実施して下さい。

 

口頭試験の準備、まずは...(第1回) 筆記試験の再現」、「口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」もご参照下さい。

 

口頭試験の練習は大きな声で

2017年11月17日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

口頭試験の準備は順調に進んでいますでしょうか。

いよいよ、来週金曜日11月24日から始まります。

 

「想定質問の作成」、「想定質問に対する回答原稿の作成」をされていることと思いますが、回答原稿は、
大きな声に出して読んでみて下さい。

黙読したり、小声でぶつぶつ言っている時にはそれほどおかしいと思わなかったことが、背筋を伸ばして
正しい姿勢で大きな声で読んでみると、何かしっくりいかないことがあります。

それを直すために、何回も何回も原稿を見直す必要があると思います。

 

模擬面接とまではいかなくても、誰かに聞いてもらうのがよいと思いますが、聞いてくれる人がいなくても、
前に試験官がいるつもりで、正しい姿勢で大きな声でしゃべる練習だけでも、十分効果があると思います。

私は、模擬面接も受けませんでしたが、毎日、昼休みとか定時後に空いた会議室で、一人でしゃべる練習をし、
毎日、原稿の見直しをして、口頭試験前には、自分で納得できる原稿に仕上げることができました。

皆さんも、ぜひ、前に試験官がいるつもりで、背筋を伸ばして、大きな声でしゃべる練習をして下さい。

 

努力は必ず報われます。

頑張って下さい。

 

追伸

筆記試験合格発表の直前に、「自分しかできないこと」を優先してするように、第1回第2回第3回に分けて
お勧めしましたが、もし、まだ、できていなければ今からでも遅くないので、やっておいて下さいね。

技術士試験に向けて、少しでも記憶力を高める方法②

2017年12月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

試験などでは記憶力が大事ですが、それだけではなかなか太刀打ちができないのが技術士試験です。

大学などの期末試験などのことを思い出していただければ良く分かると思うのですが、公式や法則などを一語一句暗唱した記憶というのは試験が終わると全くと言っていいほど思い出せなくなってしまう経験はなかったでしょうか?

試験は乗り切るためのものと考えればそれも一つの方法ではありますが、試験をパスしたら全ての記憶を失ってしまうのはもったいない気がしないでしょうか?

試験の内容がこの先のどんなことに役立つかは想像もつきません。

 

部屋の中に物を置いた時に、どこに置いたのかを忘れてしまった経験はないでしょうか?

この場合、部屋のどこかに無意識のうちに置いてしまっているのですが、それがどこに置いたのか、を思い出せないためにどこに置いたのかを分からなくなってしまっているという状態です。

これと同じことがよく勉強でも起こります。例えばど忘れという状態です。

試験が始まって、さっきまでは覚えていたのに忘れてしまい、後で教科書を見直すと公式などは見たことがあり、何故思い出せなかったのだろうと後悔する状態です。

部屋に物を置いた場合、必ず置く場所を決めておくといったことをよくします。勉強でもこうした記憶の鍵のようなものをつけておくと、思い出しやすいでしょう。

 

例えば、覚えづらい公式などがあったとします。

その場合、図形などと関連付けて覚えることも必要となります。

図形やイメージは文字や数字などと比べて思い出しやすいものになります。図形を記憶の鍵として、公式を覚えるというやり方も一つの方法です。

物語を読むときに次の展開が気になるという気持ちになることが多いと思いますが、こうした気持ちも思い出す鍵として使うことができます。

一つのことを覚えたら、それに似たものから次にこうなるというように記憶を関連付けていくことで、試験問題などの一部分が出された場合に、記憶の鍵を開けるように思い出すことができるようになります。

 

暗記のようなものであれば、覚えることを極力少なくするといったことを考えますが、順番に思い出していく記憶の鍵を作っておけば、応用問題などの記憶と関連付けされたものを順番に引き出していく作業をすれば、忘れるという事は少なくなるかもしれません。

 

継続は力なり。努力を続けたくなる名言3選

2018年02月19日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士試験も、他の難関試験同様、多くの努力をしなげれば合格することが出来ない厳しいものです。

しかし、技術士試験の合格を目指している中で、多くの迷いや努力の方法に疑問が出てきてしまい、どうしても自分のやり方が正しいのだろうかという迷いが出てきてしまうものです。

努力をしたくなる名言を特集しました。

 

自分をダメだと思えば、その時点から自分はダメになる

 

プロボクサー モハメドアリの言葉です。

アメリカの黒人差別が残る1960年代にベトナム戦争に行くことを拒否したがためにチャンピオンベルトをはく奪され、挑戦者としてチャンピオンに挑戦し、王座奪還を達成した偉人です。

不条理な世間のせいで自分の名声までも失ってもなお、自分の信念を曲げずに努力し続けたからこそ、再びチャンピオンに返り咲いたのでした。

そんなモハメドアリの言葉は、何度もリングに上がる闘志を感じますね。

 

安定は自分を磨く上では邪魔になる。

 

ビジネスマナーなどの研修を行うきもとえいこさんの言葉です。

安定企業に入社さえすれば確かに仕事で失敗しても自分に直接的な被害が及ぶことは少ないかもしれません。しかし、その分、そこに安住してしまう自分も確かに存在します。

安定を望むということは、成長が止まってしまうということなのではないでしょうか?

技術士試験も、それがどうしても必要という人の努力と、あったらないよりはいいと考えている人の努力ではやはり雲泥の差が出てしまいます。

 

何度負けてもいい、のんきにじっくりとやれば必ず勝つ日がきます。

 

長崎の平和祈念像など数々の有名彫刻を出した彫刻家である北村西望の言葉です。

美術などを行う人は、売れない時代を経験する人が殆どでしょう。そんな時に、簡単にあきらめてしまっては自分の信念を貫くことが出来ません。

しかし、毎日全力で過ごしても体力が持つものでもありません。今日は今日できることだけを行い、勝つ日を気長に待ち続けるという忍耐も必要だということを言っています。

技術士試験でも、勝機が見えずに諦めかけてしまう人は、この言葉を思い出してみてください。

業務詳細720字を分割して考える

2018年03月07日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

業務経歴票の業務詳細は、720字以内で記します。
たかが720字、されど720字です。
簡潔に書くには字数が多く、詳しく書くには字数が少ないと感じるでしょう。

 

この720字は、まず120字+600字に分けてみてはいかがでしょう。

 

120字は、業務の概要、自分の立場や権限、その業務に係った人員などを書くと良いでしょう。

つまり、その後の600字を採点官に読んでもらうにあたっての前提条件に使います。

 

さて、120字で、どれくらいのことを表現できるかです。
Microsoftのワードでは、標準設定で1行40字になっています。
つまり、3行で採点官と受験生(あなた)との共通認識をつくりあげます。

 

つぎに600字の考え方です。
技術士試験は、業務詳細もメインとなる箇所は600字、筆記試験も600字1枚、600字2枚、600字3枚、総監試験が600字5枚と、600字ばかりで構成されています。

 

この600字を4つに区分し、まずは、概ね150字ずつで構成していきます。
この4区分は、(1)業務の背景や課題、(2)問題点、(3)対応策、(4)結果と今後の展開、のようにメリハリをつけます。

 

(2)の「問題点」のいかに見出すか、(3)の「対応策」を講じるにあたっての着眼点や創意工夫が、技術士としての腕の見せ所です。

そして、表現が難しいところです。

 

とくに、本稿で「問題点」としている用語は、技術的問題、技術的障壁、原因、真因、ボトルネック、技術的な難所、技術上の壁、第2の問題(ほんとうの問題)とも言われることがあり、多くの受験生が、理解に苦しむところです。

ですから、じっくりと時間をかけて理解したいところです。

 

ぜひ、良質のテキストや、先輩技術士からのアドバイス、対策会社を上手に利用して、120字+150字×4区分をまとめてみてください。

技術士試験の勉強に集中する方法

2018年05月04日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士試験の合格には、毎日の勉強が欠かせません。

しかし、なかなか集中して行うということもまた難しいものです。私自身の話をすれば、執筆案件が立て込んでくるとなかなか集中して執筆するという事も気が重くなってしまいます。

毎日これだけやると決めても、一日何らかの理由でできなくなってしまうと、次の日からは継続するという事ができなくなってしまうということもよくあります。

しかし、これでは技術士試験に向かうための勉強ができなくなってしまいます。

 

技術士試験の勉強に集中する方法をいろいろと検討してみました。

 

15分ワンセットとして考える

人間の集中力は、30分が限界と言われています。2時間勉強をすると言っても、2時間ずっと集中しているわけではなく、脳内で休憩を挟みながら行われています。

30分集中して勉強すればいいのですが、そこまで集中して勉強してしまうと、疲れてしまうということもよくあります。

そこで、15分をワンセットで10分休憩のリズムで勉強を行うという方法があります。

これは、15分頑張って10分窓の外を見たり、違うことを行い、再び15分集中するというサイクルの勉強法です。

試験時間中であっても、集中する時間とそうでない時間があるように、集中に緩急をつけて、長時間勉強を継続させる長期戦です。

私の場合、執筆にかける時間は15分として、休憩10分で情報を集めたり、内容の確認で調べたりという形です。このインターバルによって、長時間の缶詰執筆ができるようになります。

 

分かる問題から解いていく

人間は、分からない問題や、意味の分からない文字ばかり見ると集中するどころではなくなってしまいます。

語学を行う場合も、難易度が重要で、英語を学ぶのにいきなりアメリカのラジオニュースなどを聞いても全く意味が分かりません。

自分の現在のレベルに合った問題から解いていき、少しずつ難易度を上げていくというやり方で集中するという方法があります。

この場合、問題が解けるということで勉強するのが楽しくなるということで集中ができる形になります。そうした問題を解いていくことで、最初に見た難しい問題も自然と回答できるようになっているはずです。

 

勉強に集中する方法は人それぞれですが、無理のない勉強法で少しずつ問題を解いていくといことが重要ではないかと思います。

ラスト1週間の注意点と前日・当日の注意点

2018年07月10日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

7月16日の二次試験まで後1週間を切りましたね。ラスト1週間の注意点や前日、当日の注意点をまとめておきます。

 

1. ラスト1週間の注意点
これまでやってきた技術ノートの作成や過去問題へのトライをレビューしましょう。不足している知識を補充するために新しく参考書を買ったり、読んだりするのも否定はしませんが、それよりはこれまでの総決算をする方が効率的だし、効果的です。また、キーワードや択一問題をレビューしていると、どうもまだ記憶の定着に不安を感じる部分があるかと思いますが、そのようなデータを少し大きめの単語帳にまとめておきましょう。これが直前対策にとても有効です。

 

2. 前日の注意点
前日はビールでも飲んで、少し早めに寝ましょう。前日の夜遅くまで勉強する気持ちもわかりますし、それを否定はしませんが、それよりはゆっくりと休んで心身をリフレッシュして、体調を整えることの方が数段重要です。

 

3. 当日の注意点
まずは忘れ物をしないこと。受験票や使い慣れた筆記用具や電卓は必須です。スマートウオッチはダメです。普通の時計を用意しましょう。お昼時間を有効に使うには、最寄りのコンビニをあらかじめ調べておいておにぎりとかお弁当を買ってから会場に入りましょう。午前の試験でも、午後の試験でも最後の最後に頼りになるのは、例の単語帳です。記憶の定着に不安があるものは最後の最後まで読み返しましょう。たまにそれが大当たり!なんてこともあります。

 

4. 試験後の注意点
実はこれが合否を分ける重要なポイントです。まず、択一は問題用紙に自分が選択した回答をメモしておきましょう。事後の採点に必要です。また、記述問題についてもできるだけ問題用紙にメモを残しておきましょう。そして、試験が終わったらすぐにお家に帰るのではなく、会場もしくは会場周辺でパソコンを使えるスペースを確保して、必死に再現しましょう。パソコンでなくても手書きでもOKです。また、図を使ったら、その図を問題の余白にもメモしておくと便利です。12月の口頭試験では、試験官は記述問題(特に課題III)の回答用紙を見ながら色々と聞いてくるかもしれません。補足や追加のチャンスをもらえるかもしれません。ぜひ再現しておきましょう。

 

5. 最後に
技術士の二次試験の山場はやはりこの筆記試験です。これに合格すれば口頭試験ですが、口頭試験の準備は10月末ぐらいからで十分でしょう。8月と9月と10月は技術士試験のことは一切忘れて、サマーシーズンをエンジョイしてください。そして、10月末に合格を確認したら、口頭試験に向けてまたスイッチを入れましょう。

 

幸運を祈ります!

択一問題の正解が発表されています。

2018年07月23日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

おはようございます。

 

毎日暑いですね。昨日の夜というか今朝の2時頃に目が覚めました。そして気になって日本技術士会のホームページをチェックしたら、しっかりと択一問題の正解が掲載されていました。

 

択一と記述の問題文も掲載されていました。

 

例年、朝の6時頃なのですが、今回は夜のうちにアップしたようです。択一問題の正解率が6割以上でないと次のステップに進めないので、是非自らが選択した回答をチェックしてみましょう。

 

ちなみに自分がチャレンジした情報工学部門では、選択しなかった5問は全て不正解で、かつ選択した問題でも5問不正解でした。なんとかギリギリ合格ラインはクリアしたのですが、厳しい。。。

以上

技術士の部門紹介:建設部門

2018年11月16日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士 建設部門の概要

技術士の部門の中でも、最も受験者数も多く、技術士会の会員数も多いのが技術士建設部門です。言い換えれば、現状多くの技術部門がありますが、技術士資格は建設部門のためにあると言っても過言ではないというのが現在の技術士制度が置かれている状況です。

技術士建設部門は、土木関係の受験者が多く、「土木業界の建築士」とも言われているため、必要に迫られて取得する人が多いためです。

専門分野も地質やコンクリート構造物の設計を行う場合から、河川整備、都市計画、鉄道や電力土木、港湾空港、道路、トンネルなど、土木関連の設計に関する専門分野や多くあります。

特に、道路や港湾空港など公共土木工事など大規模事業に関するものが多いのが特徴です。

 

技術士 建設部門取得後の活躍

技術士建設部門取得後の活躍は、他の部門とは比べ物にならない程というのが現状です。

これは、土木系公共工事の設計コンサル等を受注する際の、入札者条件に、技術士資格を持っている人員の数があるためです。

土木工事の設計を受注するような設計コンサルや鉄道会社、電力会社といった公共インフラを整備するような会社や、都市計画を行うゼネコンなど、資格を活かして活躍できる会社がいくらでもあります。

技術士建設部門を取得すると、転職に有利ということができます。

 

技術士 建設部門の問題点

現在、技術士制度改革の中で、技術士資格の国際化を謳っていますが、技術士建設部門の資格が国内での需要を満たすような形となってしまっていることです。

海外での設計コンサルなどを行う場合は、PEなどの資格と連携できるのは利点ですが、現状国内の需要のみで運営しているような会社では、技術士制度改革により、技術士資格の難易度が上がることで、取得できない人が増えてしまい、会社経営に行き詰ってしまうといった可能性もあります。

技術士建設部門は、土木業界では国内での必要資格といった側面が強く、こうした状況が資格制度の国際化にブレーキをかけていということもできます。

しかし土木分野も海外受注が増えていけば、現状は変わっていくものと考えられます。

総監の口頭試験で問われること

2018年11月23日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総合技術監理部門の口頭試験では、当然に、5つの管理技術を使いこなすスキルが問われます。そして、このこと以上に、総合技術監理部門以外の技術士に求められてきた専門的な技術力が問われていないことを意識することが大切です。

 

総合技術監理部門の口頭試験では、事前に準備した想定問が問われることはほとんどありません。あたかも、四方から飛んでくるボールを必死で打ち返していくうちに、17、8分の質疑応答が終了します。

 

たとえば、つぎのような質問がなされます。

 

・あなたの部署の男女比はいくらですか。そうですか、男性がほとんどなんですね。それでは、男女比が3:7になった場合、総監技術士としてどのように対応しますか。

 

これは、経済性管理や人的資源管理の視点から回答するとよいでしょう。
女性の場合、結婚や出産・育児といったライフステージの大きな転換期で、労働時間が大きく変わることが想定されます。このリスクをいかに低く抑えるかが、腕の見せ所になります。

 

想定問が的中することは少なくとも、類似の質問である可能性は十分にあります。

 

たとえば、上記の質問の応用形として、次のような質問がされたとき、あなたは答えることができるでしょう。

 

・あなたの部署の平均年齢はいくらですか。そうですか、40代が大半ですね。それでは、再雇用の方が7、8割の部署を管理監督する立場になられたら、どのように対応しますか。

 

これも、経済性管理や人的資源管理の視点から回答しやすいでしょう。

あわせて、高齢者の安全と健康に着目すれば、安全管理の面からも回答できます。

 

「5つの管理技術を使いこなすスキルを試されている」ことを念頭に、対策してください。

「問題点」を絞り込む重要性

2019年02月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験では、業務上の課題を成し遂げるときに、障害となる「問題点」を絞り込むことがたいへん重要です。

 

この「問題点」は、設問中でいろいろな表現がされます。
また、受験対策会社の講師や、参考書でもさまざまな用語が使われます。

 

たとえば、技術的障壁、本質的問題、技術的課題、第2の問題、真の問題、原因、真の原因、真因、単に「壁」、業務上の「難所」、ボトルネックなどです。


用語が定まっていないために、多くの受験生は混乱してしまいます。

 

しかし、ここでのポイントは、この「問題点」が小さな点ということです。
また、その点を解決さえすれば、業務で直面している「問題」が解決してしまうということです。

 

ですから、さまざまな用語が使われていたとしても、この「問題点」を明確にすることが、問題解決の最重要ポイントとなります。

 

そこで、いまいちど『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』を確認することをお勧めします。

このコンピテンシーには、専門的学識、問題解決、マネジメント、評価、コミュニケーション、リーダーシップ、技術的倫理、継続研鑽の8項目が含まれます。

 

そのうち、問題解決では、「業務上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること」が要件のひとつになっています。

 

したがって、「問題点」とは、より正確に言い換えると、「問題発生要因」と「制約要因」となります。

 

本日のお話しが、腑に落ちるときには、合格にかなり近づいていると言えるでしょう。
現時点でよくわかっていなくても、正しく学習を繰り返していれば、ある日、開眼するはずです。


がんばってください。

技術士試験:公益を害する事象

2019年02月14日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士試験において、技術士が守る事項、心がける事柄があります。

それは、公益確保の優先や、信用失墜行為の禁止が挙げられます。

 

では、これらに反する行為とは具体的にどのようなことがあるでしょうか?

時事問題としても聞かれることがありますので、以下のようにまとめてみてはいかがでしょうか?

 

発覚した工事や案件

概要

羽田空港の地盤改良

羽田空港C滑走路の液状化対策工事で、藥駅を注入する管を通す穴を適切に掘削せず、薬液の注入不足を招いた。薬液注入の為に削孔した孔275本の内、正しい位置に施工していたのは0本。実際に注入した薬液の量は計画数量の約5.4%であったが、出来高データなどを偽装していた。2015年5月~2016年3月にかけて施工したうち、C滑走路下の4500m2の範囲で施工不良があった。

落橋防止装置の溶接

国土交通省が管理する京都市内の歓進橋で2015年8月、耐震補修・補強工事で設置した落橋防止装置などの溶接不良が発覚した。12社が溶接を手抜きしていたことがわかった。不正行為による溶接不良の装置が使われた橋は400橋にのぼる。装置の検査会社も不良データの隠ぺいに加担していた。

杭工事の施工データ

横浜市内の分譲マンションで2015年9月、杭が支持地盤に届いていなかったことを施工者が市に報告した。併せて、杭の施工データの改ざんも発覚した。コンクリート既成杭の業界ではデータ流用の不正がほぼ常態化しており、土木構造物でも改ざんが見つかっている。

 

このような不正工事やデータ改ざんなどが多発している現状をどのように感じますか?

また、なぜ起きてしまったのか?そして、どうすればこのような事態を防ぐことができるのか?

そこまで考えてみて下さい。

技術士2次試験 周囲の環境を整える

2019年03月18日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

いま、受験生の皆さんは、たった一人で試験勉強を頑張っているでしょうか?

学生の頃の受験勉強というのは、同じように苦しい思いをして切磋琢磨する友人の存在があったはずです。

社会人でも若手の方々は、強制的に技術士資格の受験を受けさせられている人もいるかもしれません。

その場合、同期や年の近い先輩、後輩も一緒に受験していることでしょう。

周りに自分と同じ境遇の方が居て、苦しいことを共有できるという環境は、

実はとても恵まれています。

ストレスが溜まった時にはお互い発散し合ったり、勉強で分からない部分があったら教え合ったりできるからです。

 

しかし、必ずしも自分の周りに、技術士試験を受験する方が居るとは限りません。

同じ境遇の方が近くにいないと、甘えや負の感情が湧きあがり易くなります。

ただ単に勉強ばかりするのではなく、誰かと今のご自分の状況を共有できるようにしましょう。

例えば、

①技術士試験の講習会に参加する

②技術士試験を受験する方のブログを読む

③SNSなどで情報共有し合う

④本サイトにて講師の方々と連絡を取る

等が考えられます。

 

①に関しては、単発の講習会であれば1万~2万程度でしょうが、数か月に及ぶ講習会(いわゆる塾)の場合は

数十万という高額な受講料を支払う必要がありますので、負担が大きくなってしまいます。

②は、実は私が行っていたことです。

同じ建設部門の科目を受験した、もしくはこれから受験する方のブログをよく読んでいました。

今の時期に準備すべき事、勉強方法、優良な参考書など、ブログから情報を得ていました。

とても有効だと思います。

③最近はSNSが非常にブームとなっています。キーワードを入れれば、それに関連した投稿が一瞬で読むことができます。

た、その方と繋がることもできます。意見交換という意味では有効だと思います。

④本サイトには、様々な部門、科目の技術士試験に合格された講師がおります。

添削ではなく、簡単な質問であれば、無料でお答えしてくれる方も多いはずです。

「成功の経験」の秘訣を聞くには、やはり受験生よりも講師の方々の方がいいでしょう。

 

どんな試験でも同じです。

まずは自分の環境を整えるということも非常に重要なことだと思っています。

家族の理解は大きなアドバンテージ

2019年05月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

スムーズに技術士になれる人の多くは、家族に理解があります。逆に、家族が受験に協力的でないと苦労します。

「平日は仕事で忙しく、休日は家族と過ごすから時間がとれない。受験生はみんな、そのような条件で勉強している」との考えは、必ずしも正しくありません。

 

なぜなら、独身者で休日に時間がある受験生は、1日10時間近く勉強することがあるからです。

単身赴任で、食事のときのお行儀を気にする必要のない受験生は、本を読みながら、ごはんを食べることがあるからです。

そして、このような受験生と、休日に家族と出かけたり、家事に時間を割いている受験生とでは、確実に勉強量に差が出ます。どちらが良いとか、悪いとかいう話ではなく、差がでてしまうのです。

 

もちろん、家族と一緒に暮らしていて、成果を上げ続ける方も、いらっしゃいます。

 

30代で総合技術監理部門の技術士となり、そのほかにも中小企業診断士の資格を取得している方がいます。

あるとき、執筆活動も盛んにされているため、その秘訣をうかがいました。奥様が資格取得に理解があり、習慣として、奥様もいっしょに勉強をされるとのことでした。

 

技術士試験の指導を通して、知り合った方のなかに、習慣として勉強をしている人、ライフワークとして業務関係の資格取得をしているが多くいらっしゃいます。

そして、彼ら彼女らの多くが、上手にスキルアップをされています。

彼らに共通していることは、家族に応援してもらっているということです。

 

『家族を味方につけるのは、大きなアドバンテージ』

 

家族に協力を仰ぐことが、技術士試験合格の近道になり得ます。

恥ずかしがらずに、奥さんに筆記試験用の答案を読んでもらいましょう。

口頭試験の模擬面接をしてもらいましょう。アドバイスに従うと、きっと、わかりやすい答案や受け答えになって、合格に近づくはずです。

技術士2次試験 試験の作成側から考える

2019年05月08日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

 

今回は技術士2次試験の試験問題作成側について考えてみましょう。

 

まず、試験問題を作成する人(作成委員)は、毎年12月~1月に推薦されます。

どのような人が推薦されるのかといいますと、

現役の技術士でかつ、大学教員や研究者です。

そして2月に決定され、3月~6月に作問されます。

各部門で数名が選出され、任期は3年といわれております。

 

さて、この中で見えてくる人物像が、作問委員は、

受験生の皆さんと一緒に仕事をしている同業者ということです。

 

受験生の皆さんと同じ情報を持ち、興味対象も同じ技術者であります。

 

そこで、予想問題を考えるわけですが、

あなたと同じ情報を持った技術者、すなわち、自分が作問委員であった場合どのような問題を作成するかと考えることが予想の第一歩となります。

作成のための情報源は何でしょうか?

 

業界紙、専門誌、学会誌、国土交通白書となるでしょう。

特に注目すべき場所は、特集記事です。

時事ネタにもなりますし、世の中でどのような流れがあるのか、

どのような事に関心が集まっているのかを知るとても良い情報源となります。

 

予想問題について、一人で考えようとしないでください。

同じ受験部門の受験生と情報交換をしましょう。

お互いに情報交換することで、注目すべき記事や事柄も変わってきます。

なるべく多くの問題に向かい合うことで、自分の知識量も増えてきます。

そして回答方法も受験生によって様々です。

良い部分は積極的に取り入れ、逆に悪い部分は指摘し合いましょう。

 

良い回答は誰が読んでも、すっと腹に入ってきます。

読んでいて、疑問が浮かぶ回答では合格はできません。

 

頑張って行きましょう。

 

論文の添削は随時受け付けております。

専門家としての社会貢献

2019年06月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士になれば専門家として社会に貢献することができます。日常業務で多忙なときには考えられないでしょうが、多少の余裕ができたときに、自分の専門性を余のために活用することができるのです。

 

たとえば、裁判所から鑑定人等の推薦依頼があった場合には、司法支援を行うことができます。

採用が決まると、裁判所との間で個人契約を結ぶことになります。

 

この鑑定人等には、鑑定人、専門委員、調停委員が含まれます。

 

鑑定人は、求められた鑑定事項に専門家の立場から意見を述べます。

鑑定書の提出を求められるのが一般的で、年齢制限はありません。

 

専門委員は、裁判所が任命する非常勤の裁判所職員(特別職の国家公務員)です。

指定を受けた事件について、各訴訟手続きで必要な専門的知見に基づく説明を行います。

任期は2年で、年齢制限はありません。

 

調停委員も、裁判所が任命する非常勤の裁判所職員です。

裁判官と調停委員により構成される調停委員会のメンバーとして、訴訟よりは簡易な手続きである調停に専門家の立場から関与します。

40歳以上70歳未満の年齢制限があります。

 

このほかにも、森林部門の技術士には「地域林政アドバイザー」として活躍の機会があります。

また、環境部門や衛生工学等の環境関連部門の技術士は、「環境カウンセラー」の登録審査の加点要素の一つとして技術士資格が使えます。

 

技術士資格は、直接的にメリットを感じられない場合であっても、数年後や十数年後に思わぬところで役に立つことがあります。

 

「技術士資格は役に立つ」


勉強がつらくなった時には、そのことを思い出し、もうひと踏ん張りしましょう。

口頭試験を控えた受験生へのエール

2016年11月16日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

無事に二次試験の筆記試験に合格し、口頭試験を控えている皆様へ

 

 口頭試験は、どんな雰囲気なんだろう?何を聞かれるのだろう?

 

 そんなことが心配なあなたのために、私の体験メモと受験生へのアドバイスを
私のコーナーにアップしましたので、良ければ参考にしてください。

 URL  http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=udetail&id=626 

 

 また、残り少ない時間を有効に活用するには、やはり次の3点を徹底的に
行うことが王道です。

1)口頭試験で想定される質問を100個ぐらい考える。
  どうしても思いつかないという方、相談して頂ければ、よくある質問や、
 昨年作成した想定問答でアドバイスさせていただきます。

 

2)想定質問への回答を録音して、繰り返す聞く。
  聞かれた時に答えるつもりでスマホに向かって説明する。もしくは、
 書面で回答を作成して、それを録音する。何度も繰り返してその録音
 内容を聞くことで記憶を定着するととものに内容をブラッシュアップ
 しましょう。

 

3)模擬面談をしよう。同僚の人でも、家族でも、頼める人に1)の想定 
 質問を渡して、なんでもいいから聞いてもらう。予想外の質問に答える
 中で、自分が欠けている点に気付き、2)の不足点を加筆したり、
 しっくりしない点を改善して、再度録音して繰り返し聴きましょう。

 この1)から3)を繰り返し行うことでどんな質問が来ても落ち着いて
応答できるようになります。

 

 口頭試験の面接官は、筆記試験であなたを合格にしてくれた方です。
基本、合格させようと期待を掛けてくれています。自らの経歴や職務を
見直し、あなたのことをよく知らない人にあなたの素顔を理解してもら
いましょう。

 完璧な準備をしたという自信が口頭試験での武器になります。

 グッドラック!

どうする論文対策(練習方法その8)

2017年01月26日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文は出題者との会話と考えてください。ただの会話ではありません。技術的・論理的に根拠がある会話です。それなので、キーワードの選択が重要です。適切なキーワードを用いれば、そのキーワードの意味・背景等を理解して用いてることを表現できます。また、会話の相手は仕事の依頼者と想定してください。まったく知識・技術力を持ち合わせてない依頼者です。その相手に説明するには、論理的で飛躍がなく、分かりやすい表現が必要です。

論文作成を沢山練習することも必要ですが、文章の質というか濃さというか隙が無い文章というか、一度読むだけで理解できる言い回しが大切です。本番の試験まで時間があります。慌てず、あせらず隙のない文章の練習をしてください。お勧めは、学会誌にある論文・各種白書等を読むことです。隙の無い文章は、突っ込まれません。論文・白書等は突っ込み所が少ないので大変参考になります。

技術士にチャレンジする際は、まず戦略を立てよう!

2017年02月12日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士試験は、一次試験と二次試験に分かれていますが、必ずしも同一部門の試験を
受ける必要はないです。別の言い方をすれば、どこかの部門の一次試験を合格すれ
ば、どの部門の二次試験を受けることができます。

通常は、自分の専門分野に近い分野を選択します。しかし、必ずしもそれが正解とは
限りません。

例えば、私は情報通信が専門なので、選択すべき分野は電気電子部門か情報工学部門
です。しかし、一次試験では経営工学分野を選択しました。

なぜなのでしょうか?

それは、過去問を解いてみたのです。可能性の有る分野として、電気電子部門と
情報工学部門と経営工学部門の過去問を解いてみると、どれも合格ラインの60%を
クリアできなかったが、得点は経営工学>電気電子>情報工学だった。

そして弱点分野を勉強して合格レベルに持ち上げるための課題を分析してみると、
経営工学で不正解なのは知識問題でしたが、電気電子では計算問題でした。学生時代
に戻って計算問題をマスターするように頑張っても良いけど、それよりは経営工学の
知識問題を勉強する方が将来につながるような気がした。

また、一次試験の合格率が経営工学>情報工学>電気電子だったこともあり、
受験部門は経営工学にしました。

実際、経営工学を勉強することは、技術屋の自分には結構新鮮であり、非常に興味を
もてるものだったので、一気に勉強して、結果的には高得点で合格しました。

つまり、自分の専門分野=受験部門であることが基本ですが、必ずしもそうではなく
ても良いということです。

無事経営工学部門の一次試験に合格したので、目的の電気電子部門の二次試験にトライ
して合格した後は、総合技術監理部門の二次試験にトライしましたが、その場合にも
経営工学の勉強をしたことが大いに役に立ちました。

この3月1日に総合技術監理部門の合否が発表しますが、もし合格していたら、次には
経営工学部門の二次試験にもチャレンジしようかどうかを思案している今日この頃です。

技術士を目指す受験生の皆さんは、ぜひ自分の専門分野を高めるとともに、広げることを
含めて受験の戦略を立てて欲しいと思います。

どうする論文対策(練習方法その10)

2017年03月04日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文で一番重要なことは、キーワードを適切に用いることです。一般的な技術用語、政府・行政が用いる用語などです。論文の論理展開が適切でも、適切なキーワードを用いなければ合格しません。反対にキーワードが適切であれば多少の記述の下手さは、ある程度カバーされます。的を絞りキーワードを理解しましょう。

専門分野のキーワードはその分野の基本書を精読すること。一般分野はその分野を所轄する省(建設部門なら国土交通省)の白書は必ず精読しましょう。キーワードの宝庫です。まずは、教材を揃えて、どれくらいの量かを確認して、計画的に精読しましょう。まだ3月です。時間はあります。試験直前には集中的に復習する必要があります。それなので、試験直前に集中的・短時間で効率よく復習できるように準備しておくことも含めて、計画的に精読しましょう。

技術士二次試験の問題で失敗してしまうときは脳の使い方を見直そう

2017年04月10日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

そんなときは失敗を分析することをはじめてみましょう。問題を解くことに失敗したときは大きな問題を未然に防ぐチャンスでもあります。なぜなら、失敗と脳の使い方には密接な関係があるからです。とくに繰り返し同じ失敗をしてしまう問題について注目してみましょう。

脳には無意識に行動をとる習慣があります。たとえば、二次試験対策のために口頭で質問に答える練習をしていたとしましょう。答え合わせをしたとき、いつも失敗してしまう問題があるはずです。失敗してしまう問題の傾向に「論理的な理由付けが欠けている」ということがあったとします。その場合、あなたの脳は「質問に対して論理的な理由付けをして解答すること」が苦手だということになります。

行動経済学の研究を行っているダニエル・カーネマンという教授がいます。彼の著作『ファスト・アンド・スロー』のなかでシステムAとシステムBという概念が説明されています。この研究では人間がシステムAが「無意識的な行動」とされ、システムBが「意識的な行動」とされています。そして、生活のなかではほとんどシステムA(つまり無意識的な行動)が行われており、システムB(意識的な行動)は脳を使おうとしないと行われないとされています。

「行動経済学」と聞くと「経済の話なんて技術士になる自分には関係ない」と思ってしまうかもしれません。ですが、その考え方はとても損をしています。なぜなら、行動経済学は人が行動をとる心理的な要因を研究している学問だからです。技術士試験の勉強でいそがしいなかで、わざわざ本を読む必要はありません。効率的に学習をすすめるために、ここで紹介した「システムA」と「システムB」の違いを理解だけしておきましょう。少し意識するだけでも、脳を日常的に使えるようになって、学習効率もよくなっていきますよ。
 

技術士倫理網領⑩⑪法規の遵守等、継続研鑽

2017年04月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士は、自分の舞台がどこであろうとその地域の法令を遵守しなければなりません。

 

条文:技術士は、業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。

 

国際化が進んだ現在では、建設工事などが海外の現場であるなどということもよくある話となりました。

その際に、その国の関係する法規を守った業務を行うことはもちろんのこと、その国の文化も理解し、その価値を尊重し業務にあたらなければならないということを示しています。

中東などの産油国であれば、作業員の中にはイスラム教徒が多くなると思われます。

そうした人たちの理解を得るためにもその文化的価値を尊重し、礼拝など一日の宗教的な決まり事を迫害するといった行為の自重を促しております。

これは、現在のダイバーシティ経営などといった国際化に関連したものにも十分つながる内容であると考えられます。

 

条文:技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。

 

技術士試験に合格して終わりではありません。

技術士としての知識を常に向上させ、様々な方法により、社会をよくしていくように努めなければなりません。

また、技術士として登録するということは監督技術士として後進の技術士指導の資格も同時に得ることとなります。

その際に、技術士となりうる人間に成長の機会を与え、その人間性も高めることで、技術士資格の名誉向上に努めなければならないということを示しています。

技術士として、常に技量を向上させ、後進の育成に力を入れる義務があると言えるでしょう。

 

技術士倫理網領は以上ですべての条文となります。

技術士一次試験の技術者倫理の内容と照らし合わせて、おさらいをしてみましょう。

技術士二次試験の願書申し込みで学習意欲を高める

2017年04月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士二次試験の願書申し込みをしたあと、ピリピリして周囲に対して否定的になったりしていませんか?

試験が近づくにつれて緊張が高まり、周囲の人へいらだちを感じてしまうこともあるはずです。そんなときに気にかけてほしいことが「観察力が落ちていないか」ということです。勉強が得意で、学習をどんどん進められる人は観察力が高い傾向があります。人のよいところ、わるいところに人よりも気がつきやすいです。観察力が高いので、自分に足りてないことに気づくことができ、効果的に学習を進めて行くこともできます。

観察力が高いことは学習を効率的に進める手助けになる反面、学習意欲を下げてしまう原因にもなります。

「こんなに勉強しているのに、どうして自分の記憶力はこんなにわるいんだ」
「仕事がいそがしすぎて勉強につかう時間がまったくもてない。こんなんじゃだめだ」

観察力が高い人ほど、よくないときの自分を否定的にしてしまいがちです。否定的な意見は脳によくない習慣であると日本の脳神経外科専門医である築山節先生は語っています。脳が意欲的に活動する状態をつくるためには積極的に周りをほめてみましょう。観察力をいかして人のよいところをほめていくと、自然と学習意欲も高くなっていきます。

「そもそも自分に観察力がない気がするから不安だ」

そう感じる人でも、心配する必要はまったくありません。なぜなら、人のよいところを見つける習慣をもてば、観察力もいっしょに高くなってくるからです。たとえば、会社の同僚で何かと笑う人がいたとしましょう。否定的に見ると「こいつはいつもへらへら笑っている」という怒りの感情に振り回されてしまいます。よいところをみつけようと観察してみると「いつも笑顔でピリピリした社内の空気をなごやかにしてくれる人」とみることもできます。大切なことは「人のよいところを見つけて、ほめてみよう」と意識してみることです。技術士二次試験の願書に申し込みするシーズンはピリピリしてしまいがちですから、意識をうまくコントロールしてみましょう。
 

2021年06月 2021年08月
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