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技術士2次試験 得点がもらえない論文とは

2019年04月03日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士試験の合否基準は、書いた論文の得点が60%以上であれば合格、

60%未満であれば不合格と明確です。

 

しかし、どのような論文の場合に得点がもらえないか、について

良くわかっていない受験生が多くいると感じています。

 

 技術士試験の合格基準は、技術者としてのコンピテンシーにあります。

それは一言で言うと、技術を用いて効果的な結果を出す、ということです。

そして、得点にならない論文とは以下のことです。

  1. 出題者が求める重要事項が理解できない
  2. 技術を応用した答えになっていない。
  3. 提案内容が実務的、効果的と感じられない

 

1. 出題者が求める重要事項が理解できない

 これは問題趣旨を読み取れないことが主要因です。

問題の背景にある社会的なニーズや技術経営的課題に着目することによって、

かなり明確に出題意図を読み取れます。

 

2. 技術を応用した答えになっていない。

 問題から解決に至るプロセスにおいて、専門の部門、科目の技術はどこで、

どのように応用するのか、その点を明らかとする必要があります。

解決策は得られても、ただ普通の解決策を書くだけでは不足です。

技術的根拠が書かれていなければ、答案上は思いつきと捉えられてしまいます。

技術士として十分な資質も持っていると捉えてもらえないのです。

 

3.  提案内容が実務的、効果的と感じられない

 これは、コンピテンシーを意識した書き方となっていないことが主要因です。

すなわち何でも、ただ「~を~する」と提案するのではなく、

技術者コンピテンシーとは、「技術を用いて効果的な結果を出す」ことですから、

  • ~(結果、成果)のために~(技術)を応用して~(対策)をする。
  • ~(技術)を応用して、~(対策)を行い、~(結果、成果)を達成する。
  • やるべきことが多数あるなかで、主要因(一番にすべきこと)が何かわかっている。
  • 他者を卓越する結果、あるいは業界を変革するような提案がある

     

    このような書き方となるように沢山過去問を解き、練習してほしいと思います。

受験申込書を提出する前のチェック事項

2019年04月15日 作成 / 執筆:タートル講師

4月8日から、技術士第二次試験の受験申込受付が始まっています。最終締切は4月24日なので、

受験申込書の内容を推敲中の方も多いと思います。

ここでは受験申込書を提出する前にチェックしておくべき事項を紹介したいと思います。

 

1.受験する部門・科目がメインの内容となっているか

 5つの業務経歴は、受験する部門・科目の内容がメインになっているでしょうか?また、「業務

内容の詳細」は、課題や解決策を受験する部門・科目の切り口で記述できているでしょうか?

 業務経歴については、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、

研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導」であるとともに、受験する部門・科目の内容

がメインになっていることが重要です。例えば建設部門の道路科目を受験するのに、道路に関する業務

は1つだけで、残りの4つはトンネルに関する業務というような内容だと、口頭試験の時に厳しい質問が

来ると考えましょう。

 「業務内容の詳細」については、題材もさることながら、課題や解決策が受験する部門・科目の切り

口になっていることが重要です。例えば道路が対象であっても、課題や解決策が軟弱地盤対策に関する

ことであれば、土質及び基礎科目と見なされる可能性が高くなります。

 「部門・科目のミスマッチ」があると、口頭試験でリカバリーすることは非常に難しくなります。

提出前に適切な内容となっていることを確認しておきましょう。

 

2.年号は西暦で書いているか

 5月の改元に伴うことかと思いますが、今年度から年号は元号ではなく西暦で記載することになって

います。細かい変更ですが、決められたルールに従った記載が必要です。

 

3.業務経歴の合計年数は記載した業務のみの合計となっているか

 「合計年数の欄は①在学期間(上限2 年)及び②従事期間の合計年数を記入する」ことになっています。

従来は業務経歴を一部省略した場合でも、省略した期間も合計年数に加えることができましたが、今年度

からは省略した業務経歴の年月数を合計に加算しないことになっています。

 

4.業務内容の詳細の文字数は720字以内になっているか

 受験申込書の「業務内容の詳細」欄の仕様が変更されています。従来は「720字のスペース内に入力」

だったので、せいぜい700字前後しか記載できませんでした。新たな様式では「900字のスペースに720字

以内で入力」なので、実質的には記載できる文字数が増えたと言えます。

 提出前にWordの文字数カウント機能を使う等、720字以内で記述しているか確認しておきましょう。

 

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

技術士2次試験 購入すべき参考書について

2019年04月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

今回は技術士2次試験に向けた参考書について

お話ししたいと思います。

 

昨年度までの技術士2次試験は、必須科目で択一問題があり、

さらに論述問題がありました。

 

そのため、私自身も必須科目の択一問題は過去問を解くという意味からも

1冊過去問題集を購入し勉強しておりました。

 

しかし、今年からは全て論述問題となりました。

論述問題の参考書は買う必要があるか?

 

答えはNOです。

 

こんなこと書いたら、参考書を監修した人たちに怒られてしまうかもしれませんね。

 

しかし、実質買う必要ないと考えます。

 

その理由として、以下の3つが挙げられます。

①過去問は技術士会のHPに全てアップロードされている。

②参考書を見ると○○部門参考書となっており、各科目の参考書ではない。

③回答例も一題につき、1つという参考書が多く、回答方法が凝り固まってしまう。

 

という理由です。

 

②については、例として建設部門を挙げますが、

建設部門には全部で11の科目があります。

そのすべての科目に対し、1冊の参考書で賄おうとしているため、

1つの科目に対して記述されている量は1/11です。

220ページの参考書だとすれば、わずかに20ページ。

この本に、お金を払う必要があるでしょうか?

20分ほど立ち読みしてしまえば、読み切れてしまう内容です。

 

③について、インターネットでも過去問に対する回答例というものが出回っております。

その回答が正しいか正しくないかの判断は必要ですが、それを含めた勉強にもなります。

 

是非、無駄なお金を使わないようにして下さい。

過去問を技術士会のHPから検索し、傾向と対策を練ってください。

そして、重要なキーワードや論文の書き方は、十分に理解を進めてください。

 

論文の添削は随時受け付けております。講師プロフィール

技術士二次試験‗論文試験のコツ

2019年05月26日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

二次試験は、受験者の専門能力、コンピテンシーを問う問題です。

試験管は、書かれた論文を読み、答案者の能力が技術士たるレベルに到達しているかを判断します。

判断材料は様々あります。出題の方向性と回答の方向性が異なる場合、C評価となり、

いわゆる一発不合格を突き付けられます。

これは出題者の意図を読み取ることで回避することができます。

 

このように合格するための論文を書き上げるためには多くのコツがあります。

 

1.一般論の説明で逃れない。

技術士試験の目的は、技術者の力を測ることですが、そのためには責任ある判断が求められます。

一方、試験では、決定的な判断や具体的提案は誤っていた場合には減点される危険性があります。

こうした判断を避け、現状分析や問題点といった説明で答案を埋めるという安易な作戦で答案を埋める方がいます。あるいは、専門技術の提案ではなく、一般的なマネジメントで切り抜けようとする方もいます。

しかし、これでは試験官が専門技術をチェックできないため、加点はされません。

論文試験は技術者の能力を測るため、加点式の側面もあります。

積極的に技術を応用して、問題を解決する提案を書きだす必要があり、そのためには、具体的な数値や手法を頭に入れておく必要があります。

 

2.簡潔で明快な骨子を作成する。

技術士二次試験の問題は、1~3の複数の問いかけからなる場合が多いようです。

このため、段階的な問いの意図をとらえて、論理的に解答しやすい出題となっています。

例えば「課題、解決策、留意点」を求める3問構成では、まず、背景から課題を抽出して、それに対応した解決策を立案し、その解決策を行う上での留意点を提案します。

ここで大事なことは、問いの1~3がそれぞれ論理的に、「目的、方策」という関係でつながっていることです。

このためには、プロセスがわかりやすく、最終的成果が見えているというように一貫させることが大切です。

実はこの、正しい技術的プロセスによって最終的に成果が導きだされるというのが技術者コンピテンシーの本質であり、試験官はこれをチエックするため論文を採点しているといっても過言ではありません。

このため、試験官がプロセスを理解しやすいように、簡潔で明解な骨子を作成して、必要に応じて肉付けします。そして最終的に技術的成果に至るという意図を明確に表現することが大切です。

書き始めてから修正してはいけません。

大きな時間ロスになるだけでなく、逆に骨子がわかりにくくなる可能性があります。

骨子のまとめ方、内容についても添削や指導を行っています。

骨子の組み立て方に疑問がある方はご連絡下さい。

 

 

アウトプットを意識した学習のすすめ

2019年05月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士に限らず、効率の良い勉強方法の中には「アウトプットを意識する」というキーワードが必ずと言っていいほど出てきます。

 

技術士試験を受験する人は皆例外なく忙しい

技術士試験は多くが社会人として忙しく働いている人が受験します。

内容も決して容易なものではなく、論述式や口頭試験など試験としては高度な内容も含まれます。

しかし、高度な内容だからと言って、勉強できる時間が学生時代のようにほぼ無限にあるというわけではありません。

多くの人がこうした状況に陥った時に、試験を受験するのを諦めるという選択をします。

しかし、業務の都合上、どうしても技術士が必要だという人はそういった選択肢をとることができません。

 

そこでアウトプットが登場

こうした場合に、冒頭でお伝えした「アウトプットを意識する」ということが出てきます。

アウトプットとは、脳に貯めた知識を外部に出す行動です。

よくその内容をよく理解している人は、人に教えることができるといいます。

これは習得した知識をアウトプットしていることに他なりません。

人に教えるということは、自分で学んだ専門知識を予備知識のない他人に理解してもらうように伝えるということです。

このプロセスの中で重要なのは、専門知識を分かりやすい言葉で表現できるかという部分です。

これを行うためには、その専門知識について参考書の内容を一語一句伝えるのではなく、その内容を深く考え、理解する必要があります。

マークシート方式の試験などであれば、参考書の内容をそのまま頭に叩き込む手法も有効ですが、論述式試験や口頭試験となれば、それでは太刀打ちができません。

やはり、知識を人に説明するアウトプットがどうしても出てきます。

 

アウトプットを意識的に磨くには?

よく英語に関しても、英語を読んだり聞いたりするだけでなく、英会話を行うと英語も読んだり聞いたりすることも上達するといわれています。

多くの外国語は、その国に行くと何となく話せるようになり、読めるようにもなるのはアウトプットを意識した学習の効果であると言えます。

これと同じように、ある程度専門知識を習得したら、何か一つのテーマを決めてノートに論述式試験のように書いてみるとよいでしょう。

長い文章である必要はありません。少しずつアウトプットすることで知識の定着を図ることが狙いです。

忙しい社会人が受験する技術士試験ですので、効率的な勉強を心掛けたいものです。

技術士2次試験_息抜きの重要性

2019年06月18日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

 

この時期は勉強、勉強と厳しい言葉ばかり掛けられてつらい時期に差し掛かります。

私も経験者として、6月7月は非常に精神的に辛かったのを覚えています。

 

今回は、試験勉強の合間の、息抜きの重要性について考えてみます。

 

「息抜き」をする際の注意点

息抜きと言っても、昨日頑張ったから今日は休もうとか、疲れたから今日はやめて明日にしよう、というのはNGです。

資格試験の日は決まっていて、やるべき勉強の内容も分かっています。

計画的に継続して勉強を続けていくために、その計画の中に予め休養を設定しておく必要があるのです。

それが、ここでいう息抜きです。

息抜きのペースは資格試験のスケジュールと密接に関係してきます。

あと1ヶ月切った状態での、身体と精神の調整という意味でうまく利用しましょう。

 

効率的な息抜きの方法

試験日との兼ね合いで息抜きのスケジュールを設定しますが、

そこには自分なりのルールを設けて必ず守るようにしましょう。

土曜日は午前7時から11時までを勉強時間として、夕飯までは家族と過ごす。

そして、午後8時から10時まで勉強を行うなど。

バランス良く、勉強負荷は高めに息抜きのルールを設定することをお勧めします。
また、息抜き前の勉強は、息抜き明けの日に繋がるようにキリの良いところの少し前で区切るようにします。これは几帳面な人には気持ちが悪いかもしれませんが、

息抜き明けがテキストの前の章の残りの部分から始まると、区切り前の勉強内容が蘇り、

その復習をしつつその章を終えて次の章をスタートできるので、勉強に入りやすいのです。

明けが新章からのスタートだと、前の章を振り返ることなく進みますので復習にならずに、その上、取っ付きづらい印象があって、勉強の進捗に少なからぬ影響が出るからです。

 

オンとオフを切り替える

息抜きをすると決めたら、その章を少し残しのところで切り上げて、勉強のことは頭から追い出しましょう。

テレビを観たり、本を読んだり、自分のやりたいことをやります。

オンとオフをはっきり切り替えることが効果的な息抜きの仕方です。

私の場合は、TVが好きなので撮り貯めたドラマを視聴したり、ギャグ漫画を読んだりしていました。

息抜きと決めたのにテキストをつい開いたりするのは、勉強中にスマホを開くことに繋がりかねませんので明確に分けましょう。

技術士2次試験_試験直前の過ごし方

2019年07月03日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

試験まで、あと12日です。

 

技術士試験の本番が近付くと緊張し、様々な体調不良を起こしがちですが、

今までやったことを再復習して試験に臨みましょう。

それ以外にやったことが良いことをいくつか挙げてみます。

 

<新聞に目を通す>

技術士試験は最新の社会ニーズや経済動向を背景としたものとなります。

出題意図を解釈するためには、新聞の自身の業務に関連する社会・経済記事に目を通すことが役立ちます。

このほか公益性を高めると言う技術士の務めを果たす意味でも、

そのベースとなる常識的な判断力を養うため、

社会ニーズ学習として普段から新聞に目を通しておくことは欠かせません。

 

<睡眠時間を確保する>

普段から会社勤務の方は、勉強をするのが遅い時間なりがちです。

しかし試験1週間前からは、睡眠時間を改善するようにしましょう。

遅くに寝て遅くに起きる方は朝型生活への切り替えが必要になりますし、

睡眠時間が短いという方はたっぷりと睡眠をとるように早めに寝るクセをつけることが大切です。

つい不安に感じてギリギリまで勉強をしてしまいがちですが、本番に備えて生活サイクルを改善することはとても大切なのです。

 

<風邪予防>

風邪をひいて試験を受けたら、実力が出せません。

バランスの良い食事、手洗い・うがいはやりましょう。

 

<会場までのルート確認>

試験前に実際に試験会場の場所やルート、交通手段、所要時間を確認しておくことも大切です。

これらをしっかりと把握しておけば余裕を持って行動することができます。

選択科目Ⅲの復元解答の作り方

2019年07月07日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

試験が終わったら、必ず選択科目Ⅲの復元解答を作成します。なぜなら、選択科目Ⅲの答案は口頭試験のときに、試験官の手元にあるからです。

自分が書いた内容が不確かな状態では、それについて問われても、正しい応答ができないはずです。

 

ここで問題になるのは、試験終了直後に、復元解答を作る気力が残っていないことです。

そこで、多くの受験生は、次の日、そしてその次の日と、やるべき日を後に回していくのです。

当然に、記憶が曖昧になり、精度の低い復元答案ができてしまいます。

 

また、筆記試験の出来が悪く、自分では不合格と思っていても、合格している人がかなりいます。

合格発表があった後に、あわてて復元解答を作る人がいます。

もちろん、口頭試験で苦戦します。その復元解答は、まったくもって、不正確な文字情報だからです。

 

そこで、試験終了後、完全な復元解答を作る必要はない、と心理的ハードルを下げるのがおすすめです。

つまり、後日、復元解答を作るため、どんなことを書いたかを箇条書きで書くらいで良いとするのです。

そうすれば、後日、まったくのゼロから復元解答をつくるよりも、うんと効率がよくなります。

 

試験終了直後には、箇条書きで、キーワードだけでもよいでしょう。

帰りの電車の中でも良いですし、アルコールを飲みながらでもよいでしょう。

 

そのかわりに、毎日毎日、少しずつでも、そのキーワードに情報を補足していきます。

 

そのうち、こう書けばよかった、ああ書くべきだったということがでてきます。

それを、赤字でコメントを書いていくのです。

 

この赤ペンでの振り返りが、口頭試験での質疑応答に役立つのです。

答案の再現にトライしましょう!

2019年07月28日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

受験生の皆様へ

 

7月に二次試験を受験して、その合格発表が10月。そして、口頭試験が11月末から始まります。今は少し中間的に気が緩む時期かもしれません。人間リフレッシュも必要です。しかし、リフレッシュする前に、答案の再現は完了しておきましょう。

 

エビングハウスの忘却曲線では、20分後には42%を忘れる。1時間後には56%忘れる。1日後には66%忘れる。すでに2週間ほど経過しているので、もう皆さんの記憶はごく僅かかもしれません。また、ほとんどの人はすでに答案の再現は済んでいるかもしれません。しかし、もしもまだならまだ間に合います。是非答案を再現しておきましょう。

 

なぜか?

 

それは答案を再現しておけば、記憶が定着します。今再現しておけば、10月の発表の時に復習して、口頭試験の直前に復習すれば、口頭試験で貴殿の答案のことを聞かれても、まごつくことはないでしょう。

 

本番の試験では、時間が限られています。緊張した中で貴殿の実力を100%発揮するのは難しかったかもしれない。しかし、今ならゆっくりとネットで参考情報を見ながらあなたが理想と考える回答を作ることも可能かもしれない。それは成長に繋がります。先日も再現論文を査読して欲しいと依頼を受けました。この姿勢は技術士として必要なものです。

 

より良き技術士になりたいのであれば、謙虚な気持ちと真摯な姿勢を貫きましょう。そして、10月に筆記試験の合格を確認できたら、次は
口頭試験の準備にすぐに着手しましょう。自分の場合は、Q&AのQを発表前に作っておき、発表が確認されてから必死にAを作りました。
時間は有限です。チャンスは何度もありません。是非、チャンスを活かして、合格をゲットして欲しいと思います。

以上

 

技術士2次試験_必須科目Ⅰの考察

2019年07月29日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

技術士会のホームページに、今年度の2次試験の

出題文が全部門で公開されました。

 

今年から必須科目は択一問題から記述式に変わったため、

受験生の皆さんだけでなく、来年受験しようと思っている方々も

興味があったのではないでしょうか?

 

全ての部門の必須科目において、

出題形式は統一されていました。

 

どの問題も4つの小問から構成されていました。

それぞれの部門の文言は多少異なりますが、およそ同じような出題でした。

(1)では対象分野における社会的問題に対して、多様な観点から課題を複数抽出すること。

(2)では、(1)で挙げた課題のうち、最も重要と考える課題を選び、複数の解決策を記述する。

(3)では、(2)で挙げた解決策に「共通して」生じうる新たなリスクとリスクへの対応策を記述する。

(4)では、(1)から(3)を遂行するにあたり、必要な要件を、「技術者倫理」、

「社会の持続可能性」の観点から記述する。

 

全部門で同じ出題形式であるため、おそらく来年以降も似たような出題となることでしょう。

さて、解決していきますが、(1)~(3)で特に困ることがあるでしょうか?

過去問題の選択科目Ⅲと変わる部分は殆どなく、唯一異なる点は、

記述した解決策に対して「共通した」リスクを回答する事でしょうか。

 

(4)では、技術者倫理がやはり問われました。

こちらのニュース記事でも何度か書きましたが、

必須科目で「倫理」が問われることは、既に技術士会のホームページでも予告されていましたので、

技術士倫理綱領を勉強していた方も多いかと思います。

出題文の中にも、ご丁寧に「社会の持続可能性」と書かれています。

倫理綱領にある項目であります。

公衆の利益を優先する事、地球環境を保全した行動をとること、

当然ながら法令を遵守した行動をとることなどが挙げられるでしょう。

 

採点方式や各小問の配点までは公開されていないため、

合格、不合格の基準はわかりませんが、

冷静に対応できた方々は難しい試験ではなかったのではないかというのが私の感覚です。

 

この後、口頭試験もありますのでしっかりと準備を進めましょう。

技術士2次試験_「まず始める」ことの重要性

2019年08月05日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

さて、8月になりました。

非常に暑い日が続き、本業の仕事を進めるだけでとても疲れます。

 

7月の筆記試験を受験した方、受験しなかった方、

合格の可能性がある方、不合格の可能性が大きい方など

様々な方々がおられると思います。

 

しかし、「今、何もやらない」という選択肢は本当に正しいでしょうか?

合格の可能性がある方は、口頭試験の準備を進める必要があります。

不合格と思われている方は、来年の受験の為に、再度勉強を始める必要があります。

偉そうなことを書いていますが、

私自身、「今やる!」というのは非常に難しいことだと承知しています。

一級建築士や技術士の過去の資格試験勉強でもそうでした。

今でも英語を上達させる勉強や、その他業務で必要となる資格は多くあります。

そして、今!すぐ!やるべきだとはわかっていてもなかなか動けないという

情けない状態でもあります。

 

そこで、私がどのように勉強を進めるか、についてご紹介いたします。

 

初めから1時間、2時間を勉強することはできません。

ですから、テキストを目の前に置き、5分間眺める時間をとります。

気持ち的には5分と思って始めますが、

キリが良いところまで読もう、もしくは解答しようという気持ちになります。

この繰返しです。

最初は2日に1回程度ですが、徐々に勉強を始めることに倦怠感を持たなくなってきます。

それでもサボりたいという衝動に負ける時もあります。

しかし、そういう気持ちも含めて「早く」始めることにメリット以外有りません。

 

暑く大変な日々が続きますが、

ぜひ頑張っていきましょう。

 

技術士2次試験_現段階の準備とは

2019年08月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

 

私の方への筆記試験本番の論文添削の依頼も一段落したところです。

試験制度が変わり、初めての年なので、

なかなか採点基準や合格基準が明確化していないため、

他人の採点に一喜一憂する必要はありません。

受験生全員が自分の回答に不満がありますし、改善点があります。

完璧な答案だ、という人など一人もいません。

 

基本的には、何も書けなく答案用紙の8割を埋めることができなかった、

という人以外は、合格を信じて口頭試験の勉強に移ってください。

 

技術士に合格する為には、口頭試験は必須です。

いつか必ず勉強する必要が出てきます。

ならば、合格を信じて、今勉強するのがベストでしょう。

 

技術士2次試験は、難易度が高いと言われていますが、

合格率は部門により異なりますが、約10%です。

 

10%という数字は、そこまで小さな数字ではありません。

 

例えば、マラソン大会で5万人が参加するものがあったとします。

入賞する人は毎日何十kmと走っているアスリートであり、

一般人が入賞することは非常に困難です。

そして入賞は大きな話題となり、名誉が与えられます。

しかし、5000番内に入ることは一般の方でも可能性があります。

また5000番の方が話題になることは全くありません。

 

技術士試験は、1番、2番を決める試験ではないのです。

上位10%の範囲に入れば、全員が等しく技術士になる権利が与えられるということです。

 

自分の論文に自信がないと仰っている受験生もいますが、

他の方と比較しても、そこまで自信を失う出来ではありません。

 

不安はあるでしょうが、ぜひ前に進んでみましょう。

口頭試験は、暗記する項目もあります。

早く始めて悪いことなどありません。

頑張ってください。

専門知識を定着させるコツ

2019年08月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士二次試験は、平成31年度(令和元年度)試験から択一式試験がなくなりました。そのため、筆記ばかりの試験になりました。つまり、以前のような知識を直接に問う設問がほとんどなくなりました。

 

しかし、必須科目Ⅰでも、選択科目Ⅱでも、選択科目Ⅲでも、依然として専門知識は基礎として必要です。なぜなら、論文を書くのにも、専門的学識を踏まえることが求められているためです。また、実際に、評価項目となるコンピテンシー(技術士に求められる資質能力)の1つに専門的学識も含まれているためです。

 

そこで専門知識の記憶をいかに効果的、かつ効率的に定着させるかテーマになってきます。

 

技術士試験は、原稿用紙に手書きする制度になっています。ですから、キーワードが正確に書けるように訓練しておくとよいでしょう。パソコンでまとめてばかりいると、簡単な文字も書けなくなってしまいます。

 

手で書くとき、丁寧に書くのがおすすめです。トメ、ハネ、ハライに気をつけて、はっきりとした字になるようにします。そうすることで、そのキーワードを目にする時間がわずかに長くなり、走り書きしたときよりも忘れにくくなります。

 

また、丁寧に書くことは、本番では必須です。丁寧に書けないが故に、合格点に至らないケースが多いのです。これは、悪筆の受験生が想像しているよりも深刻な現実です。

 

さて、一度書いたキーワードやその解説文は、24時間後、1週間後、1か月後というように期間を定めて見直しましょう。はじめのうちは、復習のインターバルをあまり空けずに、定着してくれば、多少の間を空けて見直すようにします。

 

そして、過去問で、そのキーワードを使って答案を書いてみましょう。

 

このように、「インプット→復習と定着→アウトプット」を一括りとして専門知識を定着させると良いでしょう。

中だるみへの対策

2019年08月30日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

 

勉強を始めた人の良くある「あるあるネタ」ですが、

中だるみが発生することがあります。

 

勉強開始時は、あんなにやる気があったのに、

なんで全く勉強が手につかないんだろうと不思議に感じるくらいです。

 

中だるみが起こるタイミングは、

・全く勉強内容についていけない

・なぜ勉強を始めたのか疑問に思う

・試験日がまだまだ先だと感じてしまう

・意味のない自信がわいてくる

 

このようなことがあると思います。

 

では、資格試験に合格する人たちは

どのようにしてモチベーションを維持し、

このような中だるみの対策をしているでしょうか?

 

「勉強自体を楽しいものだと思いましょう」

こんなことをいう人がいますが、まず不可能でしょう。

嫌いなものは嫌いです。私はそう思います。

社会人ですから、嫌いなものと分かっていながら克服する術を持つしかありません。

 

  1. 目標達成の魅力を再確認する
  2. 目標は細かく設定し、達成度をチェックする
  3. 復習で現状をキープする

 

1については、なぜ技術士をとるのか、

取得後はどのような良いことがあるのかを再度確認してみましょう。

会社からの報酬がある場合や、社内の地位が上がる、重要な責務につける、

などあると思います。

私の場合は、役職試験に有利になるというのが取得理由でした。

2については、試験勉強期間が長期間になるほど中だるみは発生します。

ゴールに向かって、いつどのレベルに達すればよいかを考えましょう。

おのずとやらなければならないことが見えてきます。

 

3については、どうしてもやる気が起こらない場合は、すでに勉強したことの復習をしてみましょう。

人間はできないことをやるよりも、わかっていることを復習する方が、ハードルが低いのです。

復習も立派な勉強です。やりやすいことから取り掛かっていきましょう。

 

技術士2次試験_発生練習の重要性

2019年09月09日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

 

口頭試験のQ&Aの作成は進んでいるでしょうか?

1問1答のように一覧表を作成すると通勤時などの空き時間にも

簡単に回答を確認できます。

 

また答案がある程度作成できた段階で、

発声して答える練習をしてみましょう。

筆記試験と異なり、口頭試験は面接となります。

自分の声で相手に伝える必要がありますので、

筆記試験とは違った緊張感があります。

質問に対して直ぐに回答しないと、変な間が生まれますし

その沈黙が、更に自分を追い込んでしまい、言いたいことが言えなくなり、

不合格となった方を何人も見ています。

 

家族に模擬口頭試験をやってもらってもいいです。

しかし、なかなか突っ込んだ質問ができないため、

できるならば、技術士を取得している方に試験官となってもらい、

自分が作成した質問事項以外の質問もしてもらって、練習することが最も効果的だと思います。

 

試験時間は20分です。

20分で、合格到達点に達しない場合は、5分程度延長されます。

どちらにせよ、たった25分間以内で合否が決まります。

 

もし不合格だった場合、来年、もう一度筆記試験からのスタートです。

非常に辛い道が待っています。

 

再度、筆記試験に挑戦する気がなく、諦めてしまう受験生も多いです。

 

筆記試験が合格したならば、口頭試験を甘く見ずに、

できる限りの手を尽くして合格をもぎ取ってください。

筆記試験よりも、合格率が高いだけでなく、

勉強に要する時間も格段に少ないです。

だからこそ、しっかり対策を立てて、自分の意見を試験官に

正確に伝えるということが大事となります。

 

我々講師陣も、口頭試験のサポートを行っております。

気軽にご連絡してみてください。

技術士2次試験_CPDについて

2019年09月10日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

CPDとは何か?

Continuing Professional Development:継続研鑚です。

技術士試験に合格し、技術士となることがゴールではないということです。

 

このことは、技術士法や倫理綱領にも規定されています。

「技術士法」

第47条2

(技術士の資質向上の責務)

技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、

その他その資質 の向上を図るよう努めなければならない。

 

「技術士倫理綱領」

(継続研鑚)
10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。

 

ここに書かれていることは、当然口頭試験でも述べることができます。

Q:技術士を取得した後は、どのようなことに取り組みたいですか?

という質問がくることもあります。

その際に、CPDのことを述べたり、後輩の育成、部下の育成に積極的に携わりたい、と回答したりできます。

 

さて、CPDは何をすることを定めているのか?ですが、

 CPD の範囲には、CPD によって獲得した能力を社会貢献に資する活動も含める。

一般に、次のように分類する。

① 能力を獲得する活動:講演会・講習会・シンポジウム・研修会・見学会等への参加、

論文発 表、口頭発表、執筆活動、資格取得、自己学習等

② 実務を通じた活動:表彰を受けた業務、特許取得等

③ 社会貢献活動:公的な機関等の委員会委員、講演会講師、技術指導等

とあります。

ただ聞くだけの講習会やシンポジウム参加でもCPD時間を得ることはできます。

しかし、講師として発表する側の場合は同じ時間でも重みづけが異なり、

多くのCPD時間を得ることができます。

 

目標とするCPD時間やAPECエンジニアの登録申請するために必要なCPD時間など、

調べて勉強する必要があるものもあります。

 

それぞれ、準備を進めましょう。

「必然だった5分野受験から得たもの」

2025年05月06日 作成 / 執筆:アニ-講師

「必然だった技術士5分野の受験から得たもの」

 私は5分野の技術士資格を有していますが、ややもすれば5分野の技術士受験は、「受験マニア視」されがちです。ここではこれまで私が取り組んできました技術士各部門の受験理由は、必然だったことの 経緯やその理由について、紹介したいと思います。

1.苦節10年:建設部門-施工計画分野

 平成元年、技術士第1次試験(技術士補)の合格を期に、技術士を目指すことを決意しました。社会へ出て約10年、「自分がやりたかった仕事は、この仕事だったのかな?」誰しもが、どこかの時点で自問するちょうどその時期でした。自分が社会に通用する力をつける必要性を痛感し、技術士の世界のドアをノックすることにしました。 苦節何年と良く言われますが、私は合格するまで、3回の受験棄権も含め10年かかりました。先輩技術士の熱い指導のおかげで、ようやく「施工計画分野」で合格することができました。指導してくれた先輩達には、今でも感謝の念に絶えることはありません。

2.自己武装の手段:総合技術監理部門

 念願の技術士資格を手中にし、仕事は官庁主体の営業職に移動になりました。技術士になり資格だけでは自己実現できないもどかしや自身の力量不足、混沌とした感情を抱いていた頃、新しい部門として総合技術監理部門が創設されました。新設部門なので事前情報がなく手探り状態でしたが、さらなる自己武装の手段としてトライしました。

3.後輩への指導合格:建設環境分野

 総監部門の取得を期に「建設コンサルタント」へ転職を決意、再就職決定までには時間を要すること想定し、建設環境分野を転職の備えの1つにしようと考えました。前年、同窓1年後輩を建設環境分野でワンツ-マンで指導、受験初回で合格へ導くことができたことは、自分の指導方針は間違っていなかったことを立証でき、大きな自信に繋がりました。

4.提案型業務の資格要件:河川・砂防分野

 建設コンサルタントに転職後、私は「河川構造物分野」のセクションに配属になりました。まさに未踏の分野で、全てがゼロスタ-トの状況で、毎日、刺激的な日々を送ることになりました。同時期、建設コンサルタント契約方式が指名競争入札から、提案力が求められるプロポ―ザル、総合評価業務への転換期でもあり、自分の意思とは無関係に、資格要件として河川・砂防分野の取得が迫られました。この間、同僚・部下・社外の人への添削指導により、これまでに約50数名の合格者を輩出できたことは、私自身の大きな誇りとなっています。

5.至上命令:衛生工学部門

 衛生工学部門を取得していた部下が、独立開業により退社しました。このためこの分野のコンサルタント部門登録が会社としてできなくなりました。会社上層部から部門長であった私へ早急な改善対処が求められ、まさに至上命令として受験宣言せざるを得ない状況になりました。建設環境との関連性がある分野で、退社した彼の添削指導もしていたこともあり、何とかクリアできました。気が付けば56歳のときでした。目標を達成できたかと思えばまた、次の難関が押し迫ってくる。この繰り返しこそが、誰しもがたどる人生の道のりと実感、回想しています。

 6.技術・経験の伝達媒体:日本語教師

 私は65歳にて無事、円満に定年を迎えました。縁があり現在は「砂防分野」を専門とするコンサルタントへ人生3回目の就職。オールドル-キ-として、新たな難関に迫られる毎日を送っています。 一方、私は以前より志向していた外国人の方々に日本語を教える「日本語教師」資格を取得、現在は毎週末、海外の若者達へ「日本語」を指導しています。  これまでの技術士試験への取り組みがなければ、決してこの分野を目指すことはなかったと考えています。常に研鑽すること、努力を継続することに慣れることができたことが、まさにその原動力だとも思います。日本語教師の方々は無論のこと、海外学習者個々の意識の高さに触発され、私自身にとってとても良い刺激となっています。「日本語を学びたい」という強い願望と熱いパッションを痛感しています。 人口減少による人手不足等、生産人口の急減による我が国の国力低下が懸念される情勢下、外国人の方々の活躍支援のため、自身の技術や経験を日本語で伝えることができる技術士になることへ、強い思いをはせている今日、この頃です。             (以上)

「モチベ-ション・コントロ-ル」その1

2025年06月14日 作成 / 執筆:アニ-講師

「モチベ-ション・コントロ-ル」その1

  技術士試験に合格するには、たゆまぬ努力の継続が必須です。どんなに優秀で能力が高い人でもこの努力・継続無くしては、合格を手中にすることはできないと考えます。 この努力継続を支えるのは自分自身の「モチベ-ション・コントロ-ル」すなわち「自己管理」に他ならないと考えます。私が考える技術士受験に対するモチベ-ションの維持、管理方法について2回に分けて紹介してみたいと思います。今回はその1を紹介します。 

 1.資格勉強が続かない原因

 資格勉強をしようとしても続かない原因は次の3点にあると思います。

1)勉強する時間がない。

  仕事をしながらの資格勉強は、時間を確保するのが難しい場合が多いです。社会人は残業や仕事上の人付き合いの他、家に帰っても諸事雑用を日常しなければなりません。仕事で疲れているときはリフレッシュの時間も必要です。結果としてまとまった時間が取れず勉強できない場合が多くなってしまいがちです。でも、これは言い訳による「逃れ」かもしれません。

2)集中できる環境がない。

 社会人あるいは家庭を持つと、家のなかに学習集中できる環境がない場合が多く、勉強しようという気持ちが起こりにくい状況が多いと思います。特にリビングなどの日常生活環境の一部で勉強に取り組もうとすると、気が散ってしまうと考えられます。 一方、集中することはどこでも可能であることもまた、事実です。要するに自分の工夫しだいでは、どこでも自分の書斎的スぺ-スは確保できるものと考えます。

3)モチベーションを保てない。

 仕事は報酬という成果がモチベーションにつながりますが、学習を始めてしばらくは明確な成果がありません。学習の結果が出る前にモチベーションを維持できなくなり、挫折してしまう場合も多いと思います。 どうしても仕事を優先的に取り組まなくてはならないので、勉強に意識が向かず継続するのが難しい状況になったり、仕事を優先するあまり「今日は勉強しなくていい」とあきらめてしまい、そのままやめてしまうパターンになりがちです。  確かに多忙を極める時は、勉強どころではない状況ではありますが、例えば単純計算で1日15分間の勉強時間の確保は、1週(6日間)で90分(1.5時間/1週)の時間を確保ができることになります。こちらも気持ちのコントロ-ルにより、時間確保につなげることができます。

 2.気持ち上昇のアイデア

  勉強が進まないと感じた時に、私の経験から是非、試していただきたい気持ち上昇のアイデアをご紹介します。いろいろと試してみて、自分に適したスタイル方法を見つけて頂ければ幸いです。

1)達成可能な小さな目標を立案

  無理な目標や達成しづらい目標は、できなかった時に落ち込む要因になります。達成可能な目前の小さな目標を立て、それを達成する成功体験を積み重ねていくことが、モチベーション維持していくことが最も重要と考えます。  例えば、たとえ短時間であっても決まった時間帯は必ず学習時間に充てたり、それを計画し、確実に実行し続けることは、日常生活のルーティ-ンとしての良いリズムとなり、前向きな姿勢につながると考えます。

2)適度な休憩による学習効果

 学習した内容を脳へ記憶定着するためには忘れかけている時点に、思い出そうとする行為が必要と言われています。ある一定時間学習した時に、数分間の休憩時間を確保し、あえて思い出す時間を設け、記憶へつなげることで学習効果の上昇につながります。

 3)就寝前の復習

 布団やベットに入ってから就寝前に、今日あるいは前日に学んだ内容を覚えているかを復習することは記憶の呼び起こし、定着、長期記憶のインプットに繋がります。

 4)アプリの活用

 昨今は、様々な学習アプリが開発されています。机に向かえない時、やる気が起こらない時に、アプリの活用や保存したメモから、予想問題の構想や準備課題の復習は、異なるツールを活用することで取り組みやすくなるでしょう。スキマ時間の活用にもなるので、いつもとは違う学習方法を適宜、取り入れることも学習継続に有効と考えます。

 5)できない日は休日

 真面目な人ほど勉強できない日があると落ち込み、モチベーションが低下してしまいます。どうしても所要等でできなかった日は「休み」として自分に都合よく考え、完璧を目指さないようにして、気持ちを明日へ切り替えましょう。

 6)仲間との相互研鑽

  是非、技術士を目指す仲間と連絡をとりましょう。お互いの進捗を確認し、研鑽、相互に刺激しあえる仲間は貴重です。メールやオンライン上で進捗を共有しながら互いに自身の意欲を掻き立てて下さい。

7)気分転換

 学習意欲が湧き出てこない時などや、集中力が切れてしまった時は、焦らず自分を責めないことが大切です。例えば、散歩やストレッチ、好きな音楽を聴くなどし、気分転換により、自信の気持ちの波をうまく調整、制御することをおすすめします。 明日の自分を夢見ていろいろなやり方にトライアルし、自分にあったモチベ-ションコントロ-ル方法を見出して下さい。 (以上)

 

モチベ-ション・コントロ-ル その2

2025年06月21日 作成 / 執筆:アニ-講師

「モチベ-ション・コントロ-ル」その2

前回は「モチベ-ション・コントロ-ル」その1を紹介しましたが、今回はその2について、私の経験からの方法についてお伝えしたいと思います。

1.聴力の活用

  学習の習慣化の例として、自分にあった方法をパターン化する方法があります。 パターンが習慣化すれば、学習への心理的な負担が減ります。私は暗記、記憶の際は 準備論文を自分の声でICレコ-ダ-に録音し、通勤等時間に常に3倍速でくり返し聞くことを習慣化しました。すなわち聴力を活用し、知らず知らずのうちに脳に記憶させ、思い起こす時、必要とする語彙が言葉として自然と出てくるようになります。個人差はあると思いますが是非、試してみて下さい。自身で作成したノートやメモと併用することで、記憶を脳のなかで画像パネル化することが可能となり、試験本番で自然に記述する語彙が出てくるようになります。

 2.集中できる時間帯設定

  自分は早起きして勉強するのが向いているのか、夜のほうが集中できるのかは個々のライフスタイル等によって異なります。自分に合わないパターンの時間帯に勉強をしようとしてもうまくいきません。両方試してみて、合っているほうを選択するとよいでしょう。私の場合は「朝」です。 朝のさわやかさと自分自身のための静寂な時間は、何十年来、私にとって貴重な時間を与えてくれています。また、仕事とパーソナルとの時間を切り替えることができ大切にしています。受験者諸氏はベストな時間帯を見つけて下さい。

 3.音読

  口でアウトプットしながら耳で聴く、音読を活用しましょう。書くだけの学習方法やアプリのみの学習に頼らず、目、耳、口、そして書くことを活用しましょう。周囲の迷惑にならない場所を見つけ、音読のメリットを引き出しましょう。散歩が苦手でない人は散歩しながらの音読は、周りに迷惑をかけることがないし、歩くことで脳への刺激になると言われています。

 4.勉強時間の記録

  自分を肯定することは、学習継続のために大切な要素です。自身の取り組みを客観的に把握するために、手帳やメモに勉強した時間を記録してみましょう。忙しいにもかかわらず、工夫して目標勉強時間を確保したことを積み重ね、自信と自己肯定につなげましょう。

5.アウトプットの方法の工夫

  学習したことはできるだけアウトプットにつなげましょう。例えば作成した準備論文を誰かに説明する状況 を意識し、社内でのプレゼン資料に応用したり、想定設問した骨子法を利用したイメ-ジトレ-ニングにより、ノートにアイディアを書き出すなど、より実践的な取り組みを工夫してみましょう。

6.目標宣言

 技術士受験を目指していることを、周囲の方々へ宣言するのもひとつの方法です。少し勇気が必要であり、宣言しにくい場合でも家族には確実に伝え、受験準備への協力を仰ぐとともに、自身の取り組み姿勢や緊張感を家族へ示しさらに自主性を高め、自分を奮い立たせるトリガ-にしましょう。

 7.取得後の活用を具体化

 資格を取得したらどのように活かすか、自身のキャリアへの影響を考えてみましょう。役職や年収が上がるなど、モチベーションにつながるイメージを描いてみて下さい。 なりたい自身のイメージ像が明確だと、それに向かって努力がしやすくなりますし、そのため努力に対する労力を軽減できると思います。

 8.学習環境

集中しやすい環境は人それぞれです。しかし、勉強専用のスペースがあったほうが他のことに気を取られないため、集中しやすいです。部屋の一角に勉強スペースを設けたり、集中しやすい環境づくりを目指して下さい。 時には、学習場所をあえて変えて、図書館、カフェ等で高校生や大学受験を目指す学生のなかで、周りから自分に通常ではない刺激を与えてみるのも、非日常的で以外に効果的かもしれません。

  今回は「モチベ-ション・コントロ-ル」その2について紹介しました。本人が楽しんで実践できるのが理想です。いろいろ、トライして適した方法を見出していただければと思います。難関な技術士試験を目指す諸君です。究極的には「できない自分を恥ずかしく思う!」ぐらいの強い、意志をもって挑んでいただき、合格を手中にしていただくことを願っています。 (以上)"

イメ-ジ訓練により試験巧者となる

2025年07月05日 作成 / 執筆:アニ-講師

「イメ-ジ訓練により、試験巧者となる。」

  技術士試験の対策において、「骨子」や「キーワード」の整理は非常に重要です。これができること、それは存在することにより、説得力ある解答文を作成しやすくなります。今回は本番試験直前の時期において重要な再整理の具体的な方法とイメ-ジ訓練のくり返しにより、試験巧者となることを以下にご紹介したいと思います。

 1.過去問題・参考書・白書等からキーワードを再度チェック

 過去の筆記試験や自身で作成した準備解答文、模範解答、参考書から重要な用語や論点、トレンドキーワ-ドを再度チェック、重要なものを拾い上げておきましょう。 各専門部門の白書の最新版(例えば国土交通省白書、環境白書等)や専門雑誌の最近の特集記事等についても再度、確認しましょう。新しい制度や施策、全国各地での先進事例からトレンドキーワ-ドを今一度、チェックしましょう。特に関心があるもの、目についたものは、確実にメモ、記憶しましょう。 これらは口頭試問の準備資料となることも併せて、意識しておきましょう。この際、これらの技術的キーワ-ド項目はマインドマップや表に整理し、通勤途中等を利用し、どこでも確認できるようにしておくことが大切です。

2.骨子テンプレートを作成

 これまで準備してきた解答文は改めて、ICレコ-ダ-再生記憶と併用し以下のような骨子テンプレートを作成、そのロジック構成を整理しましょう。この作業はどんな設問に対しても、共通思考プロセスとして対応できるので、解答文骨子の作成が迅速となります。

 ① 問題提起(現状や課題の明確化)

 ② 技術的背景(関連技術や要素技術)

 ③ 対策案・提案(自分の技術者視点)

 ④ 期待される効果と新たな課題 ⑤ 技術者としての留意点(倫理・社会的影響)

 3.解答文のパタ-ン化

 本番試験ではどの設問(必須・選択・応用)においても、すぐに記述構成内容が思い浮かぶようにしておくことが理想です。出題傾向がある程度予想される項目(例:専門課題、応用課題、課題解決プロセス、リスク管理、法令対応、技術者倫理など)に対し、自分の実務経験に結びつけた解答をパターン化しておくと、本番で記憶の呼び出しがスム-ズとなります。 また、解答文は言うまでもなく「起承転結」が不可欠です。設問に対し、現状、 課題 、解決策 、 効果等の項目を、頭のなかでテンプレ-ト型の「1枚のカード」として、イメ-ジ化しておくようにして下さい。

4. 準備解答文の記述練習  

 試験本番前には必ず、本番を想定した記述練習を、一定時間を確保できる休日等を利用、以下に留意しながら行って下さい。 

①「時間内に書けるか」「字数が足りるか」「論理構成は一貫しているか」を確認。 

②実際に時間計測、数問記述、記述体得により制限時間へ不安を解消。

 ③解答文の再度自己添削により、誤字等の訂正、さらなる精度向上。 ・評価者視点で総合チェック。(着眼点、論理性、一貫性、専門性、倫理性)

 ④記述による手の握力の疲労度、耐久性の自覚

5.イメ-ジ訓練   

  試験本番を想定し、設問に対し短時間で記述骨子を構想するイメ-ジ訓練をとにかく繰り返し訓練して下さい。書き出すまでの数分間は焦らずじっくりと構想、構成メモを作成することを練習下さい。 私の経験においてもこれができれば、試験問題を見ただけで、合格できる自信が湧き出てきますし、気持ちの中に余裕が生まれ、試験巧者となることができます。このイメ-ジ訓練をくり返すことで解答文は書き続けることができると確信しています。  (以上)

「全力で勝ち取る!」

2025年07月19日 作成 / 執筆:アニ-講師

 「全力で勝ち取る」

 さあ-、いよいよ試験本番です。寝不足や過労を避け体調管理を十分留意し、筆記試験に全力で挑んで下さい。必ず、今までの努力が実る時と信じ、受験者諸氏が栄光を勝ち取ることをお祈りいたします。 さて、試験本番直前ではありますが、試験直後にやらなければならないことが何点かあります。今回はその点についてお知らせして、予め準備願えればと思います。

 1. 当日すぐにメモ

 試験が終了したら、その日の内に解答文に何を記載したかを必ずメモして下さい。2~3日たつと何を書いたか忘れてしますので、できるだけ早く再現解答文を作成して下さい。 口頭試問では「記述試験の内容は、ほとんど聞かれることはない。」と言われていますが、記述試験について「解答できたこと、できなかったこと」等について聞かれる可能性があります。口頭試験のフォロ-対策としても極めて需要です。この時点で、できるだけ何を具体的に書いたかを、詳細に復元しておくことが重要です。   

2. 自己採点と補完解答文の作成

 再現した解答文はまずは、自分自身で採点してみて下さい。的確であったこと、そうではなかったこと、記述、言及不足の点等を整理してみて下さい。論文の論理構成や技術内容についても自己採点して下さい。 特に記述が思うようにできなかったことについては、現時点で記述するとすればどのように記述することが望ましかったのかを考え、再現して下さい。 例えば、これを準備しておくことで、口頭試問で記述不足箇所について、「この部分について記述が不十分であったと考えております。」と反省点を説明ができる機会を作ることができます。あるいは認識していた事が事実であることについてを補完できます。

3. 選択しなかった設問の理由

 専門、必須、応用課題は数問から選択することになっています。ここで大切なのは何故この課題を選択したのか?あるいは、選択しなかったのかをその理由を整理しておくことです。 おそらく、未経験分野や不得意分野によることが、その理由となると思います。一方、自分の専門分野であるならば、その部分について口頭試問でアピ-ルできるポイントとなる可能性があります。得意なこと、そうでないことの両方について改めて認識、整理下さい。

4. 添削を受ける

 作成した再現解答文は添削してくれる人がいたら、是非、添削してもらって下さい。第三者的な評価や記述の不足点が、より明確になると思います。その上で、添削後に解答文を再修正し、仕上げておきましょう。このことは、記憶がしだいになくなって行きますので、口頭試験時に向けて準備しておくが大切です。 また、本来、記述すべき点をしっかりと認識できていたが、本番では緊張や制限時間などから、思うように書けなかった言い訳を「やんわり伝える」巧妙な言い訳の準備となります。

 5. 業務経歴書の再チェック

  願書に記載した業務経歴票は、この時点で以下の観点から、再チェックを行い、記載内容、その理由や根拠、技術者としてのあなた意見等を改めて少しづつ整理しておきましょう。

 ・業務経歴、専門分野、技術士としてふさわしいと思う業務、失敗事例

・記述業務の技術的課題とその解決方法の理由と、検討プロセス

・自身の役割、判断した根拠、リスク対応事項、業務成果、将来展望、反省点、改善点

・倫理的配慮、安全性、法令遵守の視点、社会環境への配慮

 但し、口頭試験の準備ではこの点について、さらに掘り下げる必要があります。現時点では要点整理と補強の必要性の有無の確認程度で、良いと考えます。 願書作成時ではかなり熟考して願書を作成していたつもりでも、現時点でみると以外に言及不足な点や改善点が見つかる可能性がありますので、徐々に準備しておいて下さい。(以上)                          

「Ⅳ.河川・砂防 技術提案書の資格要件」

2025年10月18日 作成 / 執筆:アニ-講師

「Ⅳ.河川・砂防 技術提案書の資格要件」

 私は転職して、河川構造物分野のセクションに配属になりました。施工会社から、総合コンサルタントの新しい世界へ飛び込むことになりました。未踏分野であった河川分野への新たな挑戦がはじまりました。

1. 受験経緯

 私が転職した当時は、建設コンサルタントの世界も新たな時代を迎え、業務発注形態が提案型業務(プロポーザル方式・総合評価方式)への移行時期でありました。業務を受注するには企業及び技術者の同種業務実績、該当分野の技術士資格要件を満足し、事前に提出する「技術提案書」によりで、他社より高い評価点を獲得することが求められるようになりました。さらに、要請分野の技術士資格を取得していなければ、入札参加の選定でふるい分け、制限されることになりました。 このため、好むと好まざるとかかわらず私は、河川・砂防分野の技術士を取得することを迫られました。

2. 求められる専門性

 技術士試験はどの分野も共通して専門性が高く、問題解決能力が求められます。合格するためには、実務経験とそれに対応すべく技術研鑽が必要です。河川計画、河川構造物、利水、維持管理、河川情報、地域防災など、新しい専門分野と立ち向うことになりました。

3. 経験論文の構想

 経験論文は職場で従事する河川構造物とし、私の自身のキャリアから施工に関連した分野の視点からアプロ-チが良いと考えました。転職後に担当した業務を掘り下げ、課題に対しどのようなプロセスで問題解決へ導いたかを改めて整理して行きました。経験、専門、一般記述もこれまで実践してきた技術士試験に対する準備経験が、後おししてくれ無事、筆記試験を通過することができました。

 4. 口頭試験の準備と本番

 口頭試験の準備は、これまでに部下や他社の受験者の模擬口頭試験等を行ってきましたので、その方法については従来とほぼ、同様な進め方で行いました。但し、河川・砂防については河川行政、河川法、河川環境、河川情報、住民との協働、防災等、幅広い分野の見識が必要であるため、準備期間がいくらあっても足りないと感じました。  

 口頭試験はいつも渋谷会場でした。相変わらずの独特の雰囲気の控え室でした。この頃から、口頭試験はその部屋の前で、待機するスタイルであったと思います。私の年齢は50歳になっていたと思います。「鏡の前の一人口頭試験」もある種の定着感も出てきたものの、専門技術者として評価されることについては、口頭試験を数度重ねてもプレッシャ-はあるものです。

 口頭試問が始まりました。どうやら試験官はお二人ともに大学の先生の方のように思えました。しかも私の年齢よりも、明らかに若い感じの方々でした。余裕は決してありませんが、年齢が私の方が年上であることに対し若干、アドバンテージを感じることができ、気持ち的に楽になりました。 口頭試問の余裕こそありませんでしたが、年齢、既取得部門があることにより、難解、意地悪、予想外の質問はなく、淡々と終了したように思います。最後の設問では「今更、技術士の義務、責務を聞くまでもないでしょうから、これで終了します。」のしめくくりで、口頭試問が無事終了しました。

 5. 河川・砂防分野の口頭試験準備

これから、河川・砂防分野で口頭試験に向け準備される方は、私の経験から以下について整理・準備することをお勧めします。

 (1) 専門的知識

・技術的判断

・洪水被害軽減のための河川整備手法

・自然再生や環境に配慮した河川計画を行う際の留意点

・ダム、遊水地、堤防、調節池などの治水施設の特徴とその役割

・近年の気候変動による降雨特性の変化に対する河川計画上の対応と現状

・今後の河川維持管理で特に重要な課題

(2) 社会的要請・制度面

・河川法や水防法に基づく業務上の留意点

・地域住民との合意形成を図るためのあなたが考える施策

・河川整備計画策定における住民参加の意義と地域活動との連携

 ・SDGsやカーボンニュートラルの観点から河川分野に求められる方向性

(3) 時事・最近の話題

 ・令和○年○月豪雨の被害事例に基づく、技術的観点からの教訓等

・洪水、地震災害への地域防災力の強化策

・地域におけるリスク評価とその対応

 ・浸水想定区域やハザードマップの課題と改善点

・ICTやAIを活用した河川管理技術の最新動向  

(4)基準超過対応

 近年の降雨については従来の実績や経験則を前例基準として適合が困難になってきています。今後、河川・砂防・海洋・海岸分野でどう対応して行くべきかを整理しておくことが必要です。特に全国、地方の直轄河川や中小河川等、山間地、海岸地域において、地球環境、気候変動、安全国土形成の観点から、自分の意見として答えられるよう準備下さい。  

 次回は、会社の至上命令により受験が必要となった「衛生工学部門」の口頭試験準備についてご紹介します。(以上)

「問題解決能力:簡潔さとアピ-ルが重要な業務説明」

2025年11月01日 作成 / 執筆:アニ-講師

「問題解決能力:簡潔さとアピ-ルが重要な業務説明」  

まもなく記述試験の合格発表となります。合格された皆さんが今後、挑む技術士口頭試験において、試問される可能性が高いと思われる以下の7つの重要項目について、準備すべきポイントを、ご紹介します。

 【7つの重要項目】

 1) 問題解決能力

2) コミュニケ-ション能力

3) リ-ダ-シップとマネジメント

4) リスクマネジメント

5) 継続的な自己研鑽

 6) 倫理観・社会的責任

7) 幅広い技術知識

今回は、上記のうち業務説明における1)問題解決能力についてご紹介します。

1. 解決プロセスの明確化

 事前提出した記述業務や経歴業務について、技術士の資質として最も重要である問題解決能力を有していることを示すには、解決に至った具体的なプロセスや方法を説明することが重要です。このため以下のステップに従い回答を準備、説明の明確化に留意して下さい。

1) 問題の抽出:現状問題、課題の明確化

2) 情報収集と分析:情報収集とデータ分析に基づく、多面的評価

 3) 解決策の立案:複数案の総合的評価と最適案抽出及びその工夫

4) 実施とその評価:実施結果と現時点の評価及び改善の余地、可能性

 2.簡潔さが重要   

記述業務の説明するに際しては特に、簡潔であることに留意下さい。経歴書に記述した業務内容を今一度掘り下げ、技術士としてふさわしい業務であったことを以下の点について整理、記述不足の場合は補完下さい。

1) 問題の内容

2) 問題解決へのアプロ-チ方法

3) 解決手段と適用技術

 4) 結果と得られた成果(コスト削減及び工期短縮、品質改善等)  

3.戦略的問題解決能力のアピ-ル   

技術士は技術的な基礎知識のほか、創造的に問題を解決できる能力が求められます。従って一般的なアプロ-チ方法に加え、独自で新しい視点に基づく方法を提案したか、それはどのような効果が得られたについて、アピ-ルすることが重要です。このため、戦略的思考に基づいた検討、方策への反映等、独自性であることに対する強調が必要です。  

4.リーダ-シップの発揮とコミュニケ-ション   

技術士はチームや組織内において指導できる専門家であることが求められます。リーダ―としてのその役割を担うことが前提であり、その実践的経験やチーム体制で問題解決した事例について示す必要があります。このためプロジェクトの遂行方針、方法、利害関係者とのコミュニケ-ション方法についても準備して下さい。

 5.現時点での評価と反省   

実施した解決策は、成果が挙げられた事以外に、現時点で評価した場合、残された課題や反省点があると思います。このことを冷静に評価し、今後の将来的な技術展望、発展性、改善方法等の認識に立脚し、短期、長期の視点から説明できることが大切です。このことは、自己改善能力や新たな問題に対する技術者姿勢のアピ-ルにつなげることができると考えます。

6.業務経歴の設問例  

業務経歴の設問例を以下に示しますので、参考にして下さい。  

・記載業務に内容について(1~2、2~3分程度)簡単に説明して下さい。   

 ⇒要求時間に応じたバージョンを準備下さい。  

・記載業務に関し、補足すべき事項があれば、説明して下さい。  

 ⇒記載業務は字数が制限されているので、不足部分は補完下さい。  

・記載業務で特にアピ-ルしたい点は、どこですか。   

 ⇒できれば、独自性があることを強調したいです。  

・記載業務で経験した結果は、現在の業務にどのように活かしていますか。  

 ⇒反省点等を実践的に活かしていることを説明下さい。  

・技術士としてふさわしいと思う他の業務はありますか。   

 ⇒必ず、準備しておいて下さい。  

・社内の体制とあなたの役割について説明して下さい。   

 ⇒特に、若手技術者が質問されやすい内容と思います。日常業務で主導的立場で業務にあたっていることを意識して回答下さい。    

次回は技術士に資質として不可欠であるコミュニケ-ション能力に対する準備ポイントについてご紹介したいと思います。(以上)

「あの人のようになりたい:リーダ-シップとマネジメント」

2025年11月15日 作成 / 執筆:アニ-講師

「あの人のようになりたい:リーダ-シップとマネジメント」  

 筆記試験を通過された方々は、これから口頭試験本番まで、極めて中身が濃い期間を過ごすことになることを理解し、今後の試練に挑んでいただきたいと思います。  今回は、技術士口頭試験でその資質として確認される「リーダ-シップとマネジメント」の口頭試験対策にご紹介したいと思います。

 1. 自己組織、役割の再整理  

 まず、自分が所属する組織の体制と自身の職位と役割について改めて再整理して下さい。自分が組織から与えられている使命について認識を新たにして下さい。口頭試験では単に知識や経験を説明するだけではなく、「技術者として、チームやプロジェクトをどのように牽引し、問題解決に導いたか?」を示す必要があります。 ここで重要な点は組織の大小ではありません。特に若手の方々は、経験があまり長くありませんから、この部分に戸惑われる点かと思います。どんなチームや組織で、どのような業務を行っているか、自分はその中でどんな役割を担っているか、技術士にふさわしいした業務の以下を明確にしておく必要があります。

 ・存在した問題と課題  

・自身の役割  

・自身の行動  

・得られた成果と評価

2. リ-ダ-シップとマネジメントとの違い

  口頭試験に際し、改めてリーダ-シップとマネジメントとの違いについて、整理しておくことも重要です。

 1) リーダ-シップとは

 リーダ-シップとは、チームや組織目標に向け、人を動かす力を指します。すなわち、チームや組織に影響力を与え、新しい取り組みに挑戦するけん引役を担う人とも言えるでしょう。

 2) マネジメントとは

 一方、マネジメントは組織資源(人、物、金、時間)を管理し、目標を達成するための管理能力です。プロジェクト遂行に必要な工程、品質、コスト、安全等を適切に管理するプロジェクト運営能力がある人、とも言えるでしょう。

 3.あなたが目指すリーダ-の姿  

まず、あなたの周囲の誰かをイメ-ジして見て下さい。あなたはどのような人がリーダ-にふさわしいと思いますか?また、あなたが目指すリーダ-の姿や、あの人のようになりたいと思う人はいますか?例えば、以下のような人がそのイメ-ジとして考えられる人と思います。

 1)明確なビジョン

 チームに「なぜそれを目指すのか」を理解させる。明確な目標や方向性を提示する。短期的な課題だけでなく、長期的視点で物事を捉え、計画的実施する。

 2)コミュニケーション能力

 メンバーの意見を丁寧に聞き、相手の立場を理解し、信頼関係を築きながら、自分の考えを分かりやすく伝え、チームへ方向性を示す。

3)責任感と決断力

難しい状況でも逃げずに決断を下し、結果に対して責任をもつ。絶えず改善策を考えながら行動する。

 4) 柔軟性と適応力

状況変化に対し、柔軟に対応でき、従来の手法や固定観念にとらわれず、新しいアイデアや方法を、積極的にチームワークに取り入れる。

 5) 動機づける力

組織やメンバ-の強み、弱みを理解し、冷静にそれを活かすように働きかける。メンバ-に対しては、「声かけ」「励まし」「支援」により、動機付けを継続する。

 6) 率先炊飯

自ら率先して努力する姿勢が、周囲の信頼と尊敬を生む。言動に一貫性があり、公平・誠実に行動する。 

7) 反省を活かす

チーム内に建設的なフィードバックを与える。他人からの意見や批判を冷静に受け止め、新たな改善志向に基づき、組織に新しい風土を醸造して行く。

 4.想定設問事例

想定質問事例を以下に示します。抽象的でなく、具体的行動とその成果、実績や改善効果を示すと、より説得力があるものと思います。  

・リーダ-シップを発揮できた業務を紹介して下さい。   

⇒通常業務でのあなたの立場を説明し、総括あるいは担当セクションの責任者として主導的に業務を遂行していることを説明して下さい。  

・組織、人材関係者の中で、苦労したことはありますか。それはどう克服しましたか。

 ⇒主体的に行動し、関係者間をいかに調整するかを念頭にチームの方向性示すようにしています。

・あなたがリーダ-として、最も意識している点は何ですか。  

 ⇒信頼と協力、組織牽引力と考えます。

 ・これから、リーダ-としてどのように取り組んで行くつもりですか。  

 ⇒部下から、憧れるような人材をめざしたいと思います。  

・リーム力を向上するためのリーダ-の役割は何ですか。  

 ⇒自ら難しい事柄に積極的に取り組み課題解決や改善志向を組織をつくることです。  

・リーダ-シップについて、普段、工夫や留意している点はありますか。   

⇒チームメンバ-との雑談、意見交換や共に楽しく働く職場環境づくりに留意しています。 皆さんが普段、リーダ-としてチームを成功に導くために頑張っていることを伝えることができれば問題ないと思います。   

次回は、リスクマネジメントについて紹介したいと思います。(以上)

「技術士試験に大切な自分空間」

2026年03月07日 作成 / 執筆:アニ-講師

「技術士試験に大切な自分空間」

技術士試験等の話題はいつもつい肩に力が入ってしまいがちなので、今回は少し趣を変え、ゆったりとリラックスして皆さんに読んでいただく内容で書いてみようと思います。

 1. 学ぶ楽しさの芽生え

はるか昔の話題です。私が小学4年生の頃だったでしょうか?学校の宿題だったと思います。自宅で毎日、100字の漢字を書くことの日課であった時期がありました。ある日、私の父がどちらの方から譲り受けたと思われる「ちゃぶ台」のような、小さな細長いテーブルを家にもってきてくれ、その上で漢字を毎日書いていました。 以来、「100字帳」と呼ばれるノートに漢字を書く毎日であったと記憶しています。部屋の片隅でひっそりと、小さなテーブルがある静かな空間は、さほどの苦痛でもなく、私にとって、何となく自分だけの空間がある居心地の良さを感じ、書くこと、学ぶことの楽しさを芽生えさせてくれたような気がします。

 2. 自分の空間

私は学生時代、土木工学科の学生でしたので、最初は古い製図台を机替わりにしていました。その後、今はもう世の中にないと思いますが、机面の角度が自由調整でき、定規が上下左右に簡単な力で移動可能な本格的なメカニック的な製図台へと変わりました。 実はこの製図台は社会人になり、時には学習用に、特にはオリジナルバーカウンタ-として、私のことを精神的な面も含めて、支えてくれたと思います。 その後は、金属製パイプを脚とする自作の机を長い間愛用しました。思い起こせば、私には自分だけの空間が常に継続して存在していたことに、今更ながら気付きました。 私の父に、技術士合格を電話で報告した時、「お前は、あの100字帳がきっかけだったかな?」と幼き時の私の姿を思い起こし、父がポツリとつぶやいたことを思い出します。自分だけの一人の空間の存在は、色々な意味でとても大切な存在であり、現在でもこの環境を維持できていることは、自分の人生においてとても、大切なことであること認識しています。

 3.自分空間の意義

自分の机やその空間があることは、単なる「物理的な場所」以上の意味があり、心理的、思考的、実用的な面で以下のような意義があると考えます。

1)自分だけの思考拠点

人は周囲の環境の影響を強く受けます。同じ本を読むにしても、図書館、カフェ、リビング、自分の机では、集中の質が違いますし、机と空間は「思考するための基地」になります。自分の机は「ここでは考える。」「ここで何かを創る。」というスイッチを入れる場所になり、この空間は思考を条件付けるトリガ-となります。

 2) 心理的な安心領域

自分の空間は「自己コントロールできる領域」で、安心できる空間でです。それ以外の場所や空間、外の世界は予測以外のことが多く、ましてや他の人や外の社会を自分でコントロ-ルすることは困難と言えましょう。 自分の机の上とまわりの空間は、自分で何を置くか、どう並べるか、どんな雰囲気にするかは全て自由であり、そこには「小さな主権」が存在しています。そのことは心理的安定を生み、自分の領域を持つことは安心感を抱くことに繋がります。

 3) 自己形成の場になる

 机におく本、ノート、パソコン、道具は、単なる物ではなく「今の自分の関心や課題」を可視化したものです。その人の思考や価値観を自分の机を媒体として、「現在の自分地図」 として表現する自己形成の場とも言えるでしょう。

 4) 継続のための装置

何かを継続するには、日常的に定まった場所:「定点」が必要です。地点が毎回変わると、習慣性を維持することが難しくなってきます。同じ机、同じ空間は、努力を蓄積する装置と機能し、「昨日の自分」と「今日の自分」をつなぎ、継続する重要な装置となります。

5)他者との距離を調整する機能

自分の空間を持つことは、換言すれば他者との境界線を持つことでもあります。完全に孤立するわけではなく、常に他人から侵略されない適度な距離、健全な関係性を維持してくれる領域空間となります。

 6) 創造性をはぐくむ

 自分だけの空間は、ふっと湧いたアイデアを保存しておくことができ、未完成な状態を許容し、中途半端でも誰からも咎めらない唯一の空間かも知れません。自分が思考・瞑想できる「余白、余裕」のある数少ない場所であり、創造力を掻き立てる空間でもあります。

 4.自分空間を工夫して創る

 とは言え、誰でも皆が自分の空間を作ることは諸般の事情により容易なことではありません。でも、以下のような工夫により自分空間を確保することができます。

 1)目的を定める:この場所で何をするか決める。

 2)自分領域を作る:ラグやパーテ-ション、机を壁方向に向けパーテ-ション機能として利用、周囲と境界線を引く。  

 3)厳選したものを置く:毎日使うものを厳選しておき、シンプルに余白を広く確保する。

 4)スイッチ:自分空間に入った瞬間、照明等でモード切替できる仕組みをあえて作る。

 5)小さく始める:小さな机などを活用し、空間はサイズよりむしろ「意識的に線引きできる空間」を創造する。

  6)安心空間:自分の性格や心情にマッチした集中できる空間、創造的になれる空間、安心できる空間を自分の色で創ってみてはどうでしょう。

 5.自分が楽しむ場所  

 例えば書斎は英語で「STUDY ROOM」と言うらしいです。直訳すれば学習する部屋です。しかし、自分空間は学習ばかりではなく、自分が楽しいことができる貴重な場所です。私はこの空間が大のお気に入りです。好きな音楽を聴き、お酒のグラスを片手に、いろんなことを空想しています。自分空間は学びを楽しみに変えてくれる拠点であると考えます。(以上)

口頭試験の前に読むコラム

2016年11月22日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

1.業務経歴票 

業務経歴票は口頭試験時に使われます。技術士にふさわしい業務が書けていれば、口頭試験が容易になります。技術士に相応しいか疑われたら、厳しい口頭試験になります。最近の試験制度に熟知した技術士に添削してもらうのが賢明です。

 

2.業務経歴票の添削 

私は環境部門のときは、対策会社に数万円払って、添削してもらいました。 総監部門のときは、総監技術士に7回も添削してもらいました。 おかげで、どちらも口頭試験で苦労しませんでした。添削してもらっていない場合は、とくに要注意です。

 

3.空白の経歴 

口頭試験で、私の場合、「大学院修了から現所属先に就職するまでの5年間は何をしていましたか」と聞かれました。 「NPOでフィールド研究をして、その傍らで大学の非常勤講師などをしていました。」と答えました。 「十分な経歴をお持ちということですね。」と試験官はおっしゃいました。 上手に答えることで、経歴欄の空白期間は、必ずしもマイナス点になるとは限りません。

 

4.誤字脱字

誤字脱字があると、不注意な人に思われます。当然、誤字等はないほうが良いですが、致命的ではないです。一方、経歴票720字の「型」を守ってないのは致命的です。

 

5.業務経歴票の写真

駅のスピード写真でなく、写真屋でキレイに仕上げてもらった方が良いです。口頭試験の時に、試験官の手元資料となります。仕上がりが悪い写真を提出した人のほうが、仕上がりが良い写真を提出した人よりも、評価されることは、常識的にありません。あまり、見栄えが良い写真じゃなかった場合は、当日、素敵な表情で、写真と現物のギャップを見せつけましょう。

 

6.学習高原 

勉強をして、頭打ちになることがよくあります。伸び悩みです。気にせず、習慣として、勉強します。そうすれば合格率が上がります。少なくとも下がりません。口頭試験の練習でも、伸び悩みがあるでしょう。気にせず、練習します。

 

7.いきなり間違えた思い出

(私)受験番号 ×○▲の まさふみです。

(試験官)受験番号×○■の まさふみさんじゃないですか。

(私)はい、間違えました!

 

受験生の皆さん、長い受験生活も、もう少し。がんばってください。

どうする論文対策(練習方法その5)

2016年12月15日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

2枚論文、3枚論文の記述では、見出しの付け方が重要です。具体的には、大項目、中項目、小項目です。設問にも、(1)、(2)等と番号が付いています。この設問の番号と論文の見出し番号は必ず一致するわけではありません。

解答論文はそれ自体が論文です。単独の論文です。それなので、単に設問に解答するだけだは論文として不足です。論文はなぜこの論文を書くに到ったか、何をどのように考え、何をしたか、その結果分かった知見はなにか、今後の課題は何か 等を記述します。それなので、なぜこの設問が出題されたかを考え、出題者の意図をくみ取り記述します。

具体的には、1.はじめに との項目を設け前述の事項を記述します。しかし、これは設問では求めていません。それなので、設問の番号と記述の番号はこの時点で異なってきます。以下、同様に設問では求めてない事項でも、論文を構成するのに必要な事項は適宜記述します。すると、設問の番号とは大きく異なってきます。でも、それで良いのです。

論文を記述する前に、見出しを整理して単独の論文として成立する見出しにする必要があります。見出しを考えることを練習してください。みなさんは専門知識は十分備わっている方です。見出しの付け方などで減点されては、悲劇です。

どうする論文対策(練習方法その6)

2017年01月08日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

設問で「多様な視点から述べよ。」と有る場合の「多様な」とは具体的にどうすれば良いでしょうか。視点を変えることですが、どんな視点が考えられるでしょうか。

立場を変える、相手を変える、課題を変える、時制を変える、広さを変える、社会情勢を鑑みる 等があります。

立場を変える、相手を変えるは説明不要と思います。

課題を変えるとは、建設部門ではインフラに関する設問がありますが、主に、維持、品質等に関する設問です。これを環境、高齢化社会、健康増進と社会保障、防災などの課題として考えてみることです。

時制を変えるとは、過去、現在、未来の時制で考えることです。未来については根拠を示し予測することです。

広さを変えるとは、箇所、部分、全体、地域、日本、アジア、世界など対象範囲を広げることです。

社会情勢を鑑みるとは、テロ、サイバー攻撃、環境、地球温暖化、ドローンなど社会情勢と設問を関連づけて考えることです。

これは訓練してください。沢山の視点で考える訓練は日常の様々な事項でもできるので、日常から視点を沢山変えて考える工夫をしてください。

 

 

現行方式試験タイプ最後の年

2017年01月09日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

必須科目(問題Ⅰ)は平成25年度から「択一式」(マークシート方式5択)がスタートしました。

技術士試験問題方式は5年サイクルで変更といわれていますが、択一式も例外ではないようです。

長い期間、受験してきた受験生にとっては、やっと慣れてきた択一式かもしれません。

択一が得意な人は平成29年度で決める強い覚悟で臨みましょう。

 

ところで「建設部門」が主かもしれませんが・・・

択一式問題の正答は「均等配置」を意識して作成されているって知っていましたか。

①正答数は均等

正答は1から5までありますが、それぞれ同じ数の正答数を目標としています。問題数は全部で20問あり5つから正答を選ぶので、1つあたり平均で4回正答を目安にしていることになります。簡単にいうと1の正答は4回、2の正答も4回・・・とそれぞれ均等になるようにしています。(実際はちょうど4回ではなく3~5回となっていますが・・・)

②同じ正答が連続しない

問1の正答が1、問2の正答も1、問3の正答も1・・・と同じ正答が続くことも避けるように意識して作成しています。2連続はあっても「3連続」にはならないようにしています。

 

さて、これを知っていたからといって点数が伸びるの?と疑問を持った人もいるでしょう。

実はその通りなのです。

あくまでもこの知識は補助的なチェックにしかなりません。

試験本番、マークシートを完成させたとき、そのマークした数字をよくみてください。

同じ正答が並んでいませんか?(例 問1の正答が3、問2の正答が3、問3の正答が3・・・と並んでいたらどれかが間違っている可能性が高いでしょう)

同じ正答が数多くありませんか?(例 正答3を選択した問題が6問以上ある・・・どれかが間違っている可能性が高いでしょう)

私がおすすめする択一試験本番対策は

1.まずは100%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する。

2.次に80%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する・・・という手順で自信のある解答から順番にマークシートに記載する。

3.正答が2つのどちらかまでたどり着いて悩んだ問題(いわゆる2択問題まで絞り込めた問題)は、その前後及び全体をみる。前後が同じ正答なら3連続同じ正答にならないかチェック、全体的に同じ正答に偏っていないかチェックし、正答を導く。

(例1)

問3 正答3だと思う

問4 正答が3か5と思われる

問5 正答が3だと思う

となったら、問4は正答が5の可能性大

(例2)

問4の正答が3か5と思われるが、マークシート全体をみると「3」の正答が1個、「5」の解答が5個になっていたのなら、正答は「3」の可能性大

以上のテクニックは正答に自信のある問題が最低7問以上でないと逆に悪い方向にいってしまう可能性があるので、まずは最低限の点数を取れる知識がないと自滅してしまいます。

あくまでも「補助的なチェック」だと思って活用してください。

 

 

 

 

 

 

平成28年度の口頭試験が終了~来年度対策を始めましょう!

2017年01月22日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

平成28年度の口頭試験も終了した模様です。

口頭試験に臨んだ方はお疲れさまでした。3月の合格を祈念しております。

 

口頭試験を受験した方の受験記録を確認すると、最近は業務詳細(720字)の「説明」を求める機会が減ってきているようです。

以前だと「業務詳細の内容を3分程度で説明してください」から口頭試験が本格的にスタートすることが多かったのですが、最近は

・試験官は業務詳細をしっかり読み込んで臨んでいる

・受験者はしっかりとした業務詳細を作成している

・時間的にロスしてしまい受験者に不利になる

以上の理由が原因かわかりませんが、質問だけで業務詳細が終わっているようです。

代わりに、その他の経歴を細かく確認し評価しているようです。

この傾向は平成29年度にも続くと思われます。

よって平成29年度対策としては

・業務詳細をしっかり練りあげて完璧なものにする。

・業務詳細以外の経歴もしっかり熟考する。

が必要と考えられます。

受験生にとって4月の時点ではなかなか本腰の人は少ないですが、この出願対策を怠ると口頭試験で泣くことになります。

「昨年、自分で作成したから大丈夫」

「筆記試験が合格してから考える」

では手遅れになります。

来年の3月に栄光を手に入れたいのなら、今すぐに行動することをお勧めします。

試験の緊張をほぐす!技術士試験に落ちないための呼吸法

2017年02月07日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士試験は1年に1回しか受験チャンスがありません。

そのため、失敗を恐れて受験前に緊張が強くなることも多いはずです。

たとえば、難関大学を受験した学生の4人に1人が試験当日に微熱や腹痛などで体調を崩したという統計調査の結果が出ています(2012年,トレンド総研)

大学受験も技術士試験と同じように1年に1度しかチャンスはありませんし、人生の大きな進路を左右するイベントなので、極度の緊張状態が体調の変化に影響を与えていると考えて間違いないでしょう。

そこで、緊張を和らげるために参考にしてほしい方法がロシアの軍隊格闘術です。

「資格試験の勉強とロシアの軍隊格闘術にどう関係があるんだろう……。」と思うかもしれません。しかし、ここで紹介するロシアの格闘術「システマ」はソビエト時代のロシアで独裁者スターリンのボディーガードが実践していた護衛術を起源としています。極限の緊張状態での格闘術なので、時代は違えど現代の日本人が挑戦する資格試験とも遠くない不安や緊張を感じる状況だと言ってもよいでしょう。

近年、システマが注目されてきた理由に、その呼吸法があります。システマ呼吸法は命をかけた接近戦で不安や恐怖をコントロールするために生まれました。実践方法は以下の通りです。

1.息を鼻から吸い、口からはく。
2.身体の緊張状態を意識する。
3.身体のゆるんだ部分を意識して呼吸をつづける。

リズムを崩さず、呼吸をつづけることがポイントです。身体全体が快適になってきたらOKです。

わずか数分間だけ呼吸を意識するだけで、不安や緊張をコントロールして試験に集中できる方法です。試験当日はもちろんですが、いつでもリラックス状態を作り出せるように、日常の緊張を感じる場面で実践してみてくださいね。

技術士の筆記試験に合格するための暗記術!脳の仕組みを活用しよう

2017年02月08日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「この範囲、勉強したはずなのに答えがぜんぜん思い出せない」と自分の記憶力を責めたくなった経験はありませんか?

自分の記憶力を疑いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、脳はそもそも忘れやすくできているので安心してください。脳が重要ではないと判断した情報はすぐに忘れてしまいます。

逆に考えてみると、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができれば記憶に定着するということもできます。

そこで効率よく情報を暗記するために「エビングハウスの忘却曲線」を活用しましょう。

忘却曲線とは脳が情報を忘れるまでの経過を記録したもので、ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱したものが有名です。彼の研究結果によると、情報を最初にインプットした20分後から忘却ははじまります。20分後と1時間後では情報を定着を再度するまでに時間はあまりかかりませんが、1日経過すると情報を覚えなおすには最初に学習した時間の7割程度を費やさなくてはいけません。

たとえば、60分かけて学習した内容を翌日に再度カンペキに暗記するためには44分かけなくてはいけません。ですが、学習をはじめた1時間後に復習をすれば34分あれば記憶にもう一度定着させられます。

最も情報が忘れられやすいタイミングは最初の24時間です。ですので、最初に暗記をはじめた1時間後と24時間後には復習を欠かさないようにしましょう。その後は3日後、1週間後と復習をつづけていけば徐々に記憶が確かなものになっていきます。

脳が情報を忘れていく忘却曲線というタイミングを理解して、効果的に暗記の学習をしていきましょう。
 

技術士受験生を応援するなら昼休みに軽い睡眠を取らせてあげるべき

2017年02月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「会社の部下が技術士試験を受けるんだけど、どんな形で応援してあげるべきか考えている」という方も多いはずです。

建築業界を中心に技術士試験を取得しているかどうかで、仕事の幅は大きく変わります。日頃から成長を見守り、ともに働く部下だからこそ、大きなプロジェクトに携わって成長してほしいと願うのは自然なことでしょう。

資格試験の受験生を応援しようとすると、寄せ書きや勉強のサポートをイメージしがちですが、ちょっとした休憩するための配慮をしてあげることも大切です。とくに、昼の休憩時間に軽度な睡眠をとることは記憶力を向上させるとされています。

睡眠について研究しているロシアの"Neurobiology of Sleep and Wake Lab"に所属するDorokhov氏は仮眠と記憶についてのある実験を行いました。1つのグループは20分程度の学習後の昼休みに仮眠をとり、もう1つのグループは仮眠をとりませんでした。4時間後、その2つのグループに学習した内容のテストを行うと、昼休みに仮眠をとったグループの方が学習内容が記憶に定着していたというデータが取れました。

技術士試験を受験する社員の多くは出勤前と退勤後の短い時間をつかって勉強を行っています。昼休みに軽く睡眠を取れるだけで記憶の定着をはかれるので、仮眠をとらせてあげる気配りは大切です。

「昼休みに仮眠を取るといっても、社内には昼寝をするようなスペースがないからなぁ」と思うかもしれません。

たしかに横になってゆっくりと仮眠が取れればベストですが、机に伏せて眠るだけでも十分に効果があると西南大学の研究チームが発表したデータからわかっています。5分から20分程度、眠れなくても身体を休めるだけで精神的な疲労の回復にもつながるとされているので、試験勉強で慌ただしい時期こそ、昼休みに休息がとれるよう技術士試験の受験者を応援してあげましょう。

出願時における受験部門(科目)選択でお悩みの方へ

2017年02月21日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

技術士第二次試験を受験するうえで、まずは技術部門・選択科目を決めなくてはいけません。

「建設部門」までは決まっているが、自分の専門がよくわからないという受験生が多々見受けられます。

私の場合、「道路」が専門ということで「道路科目」で受験しましたが、同じ「道路」が専門でも「施工計画、施工設備及び積算」で受験する人、「土質及び基礎」で受験する人など様々です。

この違いは何を対象とするかによって変わるものです。

「道路」が対象物であってもゼネコン関係者で「施工計画」を主にやっている人もいれば、コンサル関係者で「軟弱地盤の設計」を中心にやっている人もいます。

よって「つくるもの」を対象に考えれば「道路」や「港湾及び空港」などが選択され、

「使用する技能」を対象に考えれば「施工計画」「土質及び基礎」「鋼構造及びコンクリート」などが選択されます。

こう考えると、誰でも2つの科目(又は別部門)を受験することが可能なんだとわかりますね~

「環境」が専門の人は「建設部門、建設環境」「農業部門、農村環境」「環境部門、環境保全計画」など視点の違いはあると思いますが、色々な受験が可能になりそうです。

では、どちらで受験するか悩んでいる人はどうすればよいのでしょうか。

一番大事なのは取得する「目的」でしょう。

「ただ何でもいいので技術士が欲しい」という人もいれば、「仕事を受注するために特定の部門が欲しい」という人もいます。

目的に応じて、受験選択範囲も変わってくるのでしょう。

また、過去問で判断するのも大事です。

どちらのほうが合格できそうか過去問を実際に解いてみて判断するのもOKかと思います。

まずは「とにかく1つ目を合格したい」という思いが一番強いのが本音でしょうから。

悩んで答えが出ないときは、このサイトの講師に相談するのがよいですね。

技術士2次試験専門科目の出題範囲(電気電子部門)

2017年03月15日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士2次試験の専門科目は、必修科目と選択科目に分かれています。

電気電子部門では、必修科目は20問中15問選択のマークシート方式の出題、選択科目は発送配変電、電気応用、電子応用、情報通信、電気応用の5分野の選択となり、記述式の出題となります。

それぞれの出題範囲について考えます。

 

必修科目の出題範囲

必修科目は15問選択のマークシート方式の出題となりますが、電気電子の中でも幅広い分野からの出題となります。

近年の傾向では、太陽光や電波環境など環境に関する問題が多くなっております。

電気工学専攻の方は、情報分野の問題や無線工学といった電気分野の中でも畑違いのような問題にも選択の関係上回答しなければならなくなりますので、過去問題の研究や、他の分野の問題にもさわりだけでも学習しておくようにしましょう。

 

選択科目の出題範囲

選択科目は、自分の得意とする分野の問題を選択するようにすればよいのですが、内容もより専門的なものとなります。

実務に即した設計を行う際の注意点や、今後政府が技術を活用して導入しようとしているものなどが出題されます。

これらはマークシートと違い、絶対的な回答というのがなく、満点回答をするのが極めて困難な内容となります。

また、問題中に前問題の説明に対して、考えられる対策などを記載するような問題もあり、前問題の回答が的外れなものとなっていると、対策についても全く得点できないといったことも考えられます。

問題文をよく理解し、正確な回答をする地道な訓練が合格への第一歩となります。

 

技術士の2次試験の専門分野は技術士と名乗るだけの専門知識があるかを問うものです。

幅広い知識が必要となり、難関となりますが、地道な学習、訓練が合格へのカギとなります。

 

 

総監マインドを身につける

2017年03月16日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総合技術監理部門では、経済性管理(品質・コスト・時間)、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理の5つの管理技術を使いこなし、組織やプロジェクトの全体最適化をとれるスキルが求められています。

 

利益を追求しすぎて、従業員をこき使えば、彼ら彼女らの健康を害して生産性が落ちたり、労働問題につながってしまいます。

逆に、福利厚生を手厚くしすぎたりすると、利益が少なくなってしまいます。

 

これらのバランスを上手にとって、その時々の最適解を導き出せるのが総監技術士です。

 

5つの管理技術のうち、人的管理技術は、メンバーの能力を引き出す技術のことです。モチベーションを高め、能力アップを図り、気持ちよく仕事をしてもらえるスキルです。

 

総監のテキストである『技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)』で、p.67~91が人的資源管理です。

このなかの「労働関係法の体系と就業規則」(p.74~75)を、深く勉強しておくと、意外と「総監マインド」を身につけるのに役に立ちます。

 

たとえば、「労働者災害補償保険法」いわゆる労災法には、「メリット制」という仕組みがあります。

労災をよく起こしてしまう事業所では、労災保険率は引き上げ、逆に、がんばって労災を起こさないように対策をした事業所では、労災保険率を引き下げることで、保険料負担の公平化を図る仕組みです。

 

一見、従業員に教育すると〔人的資源管理〕、コストが上がってしまうが〔経済性管理のコスト〕、労働災害の低下につながり〔安全管理〕、労災法のメリット制の恩恵をうけて、労災保険料率が少なくなるため、良質の原材料を調達できる費用が増える〔経済性管理の品質〕、といったストーリーを作ることができます。

 

総監は、総監部門以外とは、まったく違う考え方をします。
日常から「総監マインド」を身につけるようにすると良いと思います。

業務経歴票における業務詳細の内容を記述する時のちょっと危険なテクニック

2017年03月22日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

技術士第二次試験受験申込書として業務経歴票を4月末までに提出しなくては受験ができません。

この業務経歴票には「業務内容の詳細」欄に720文字以内で業務の詳細を記入する必要があります。

このサイトをご覧になっているということは、この「業務内容の詳細」の重要性は既にご存知かと思います。

一言で言えば、業務内容の詳細(業務経歴票)は「口頭試験時の資料」として使用されます。

添削を繰り返し、完璧に近い状態まで仕上げておかないと口頭試験時に泣くことになります。

 

口答試験本番、口頭試験官はこの業務内容の詳細を見ながら色々と質問してきます。

実際はこちらが一番アピールしたい部分を答えることができず時間切れで終わってしまうこともあります。

時には予想できない変化球の質問に頭が真っ白になり、無言の時間を過ごすこともあります。

口頭試験官の質問内容をコントロールできたらな~と誰もが思ってしまいます。

 

そこで今回紹介するテクニックの出番です。

業務詳細の内容で自分が一番アピールしたい部分を「わざと曖昧(ぼんやりした表現)」で記述します。

すると口頭試験官はその部分を理解したいために必ず質問してきます。

口頭試験官の質問内容を誘導することができるのです。

これでこちらが一番アピールしたい部分を事前に準備しておいた満点以上の回答で答えることができ、大きく評価を上げることができます。

予想できない変化球の質問にドキドキする機会も減ることになり、自分優位に進める時間が増えることになります。

 

これだけ聞くと「すごい裏技だ」と思うかもしれませんが、実はかなり危険なテクニックです。

口頭試験官によっては

「なんだ、こいつはまともな文章が書けんのか」

「大事なことが書かれていなくて理解できん」

と口頭試験が始まる前から評価を落しかねません。

口頭試験官も人間です。

時と場合によっては諸刃の剣になるテクニックです。

初受験の人はかなりの勇気が必要かもしれません。

2つ目の受験時まで試さないほうが無難かもしれませんね。

このテクニックを使用する場合は最寄りの技術士等とよく相談することをお勧めいたします。

 

 

「未来投資戦略2017」の素案が公表されました!

2017年05月31日 作成 / 執筆:タートル講師

「未来投資戦略2017」の素案が公表されました。

 

未来投資会議は内閣総理大臣が議長となり、『日本経済再生本部の下、第4次産業革命をはじめとする将来の成長に資する分野における大胆な投資を官民連携して進め、「未来への投資」の拡大に向けた成長戦略と構造改革の加速化を図るため、産業競争力会議及び未来投資に向けた官民対話を発展的に統合した成長戦略の司令塔』と位置付けられています。

 

つまり、今後の産業の方向性を国として示したものですから、技術士試験の課題解決論文における解決策を書くためのヒントが満載です。

 

以下、公表された素案の中から、技術士試験に密接に関係しそうな項目をピックアップしてみます。

 

・トラックの隊列⾛⾏の実現(【2020年に⾼速道路(新東名)で後続無⼈での 隊列⾛⾏を実現、2022年に商業化を⽬指す。】)

・⼩型無⼈機(ドローン)による荷物配送の実現(【2020年代に都市部での本格化に向け、 補助者を配置しない⽬視外⾶⾏に係る機体や操縦者等の要件の明確化】)

・⾼精度三次元地図作成(25cm単位)に向けた仕様・仕組の策定 【来年度中】

・⾼度な⾃動⾛⾏(レベル3以上)に向けた、政府全体の制度整備の⽅針策定(「システムによる運転」に係る安全基準、道路交通法等ルール、責任関係等)

・「i-Construction」の対象拡⼤(橋梁・トンネル等へ、中⼩事業者・⾃治体へ)、公共⼯事の3次元データのオープン化(利活⽤ルール策定)

 【2025年度までに建設現場の⽣産性 2割向上】

・インフラ点検・災害対応ロボットの開発促進(ロボットの利⽤場⾯に応じた要求性能の設定等)

 

例えば「公共⼯事の3次元データのオープン化」であれば、担い手不足の中で建設分野の生産性向上のための解決策になり得ます。また実行するための課題として「利活用ルールを定めること」がありますので、『技術的提案を示し、それらを実行する際のリスクや課題を論述』というパターンの設問の答えを考えるのに有用です。

 

個別の具体策については部門・科目によって様々だと思いますが、課題を解決するための方策の大きな方向性としては役立つのではないでしょうか。

 

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

 

合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その1)

2017年06月03日 作成 / 執筆:タートル講師

合格に繋がる論文とそうでない論文はどこが違うのでしょうか?

 

これまで多くの方の論文添削をしてきた中で、「ここが重要」と感じている点を述べたいと思います。

 

■問われていることに対して全て答える

問われていること全てに答えるなど当たり前すぎると思われるかもしれませんが、意外と出来ていない方が多いです。

例えば次のような問題が出たとします。

 

土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴を、近年の土砂災害の実態を踏まえて

2つ述べるとともに、それぞれの特徴に対応するためのハード・ソフト両面の対策につい

て留意点を述べよ。(平成25年度 建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目)

 

ここでは、

・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その1(特徴1とします)

・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その2(特徴2とします)

・特徴1に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点1とします)

・特徴2に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点2とします)

を答えることが求められています。

 

こういう場合にありがちなのが、

・特徴1や特徴2を述べる際に、近年の土砂災害の実態を踏まえていない(ミス1とします)

・留意点1や留意点2が、ハード・ソフト両面についての記述になっていない(ミス2とします)

というようなミスです。

 

ミス1は、特徴1、2ともに「近年の土砂災害の実態を踏まえて」という前提条件をすっかり忘れているパターン、あるいは特徴1では近年の土砂災害の実態を踏まえているのに特徴2では出来ていない等のパターンがあります。

ミス2は、留意点1、2ともに「ハード・ソフト両面」という前提条件を忘れてハードかソフト一方しか書かれていないパターン、あるいは留意点1ではハード・ソフト両面の記述ができているのに留意点2では一方しか書かれていない等のパターンがあります。

 

こういうミスは、問題文を見て「これなら書ける!」とばかりに、いきなり論文を書き始めた場合に犯しやすいものです。

ごく簡単なキーワードだけでも良いので、何について記述するのか骨子を書いて、問われていることに全て答えているかどうかをチェックしたうえで論文を書けば、この手の失敗は激減するはずです。

 

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

技術士二次試験の問題で挫折した人が知っておくべきレジリエンス

2017年06月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士二次試験の問題がうまくできなかった過去の挫折、トラウマになっていませんか?

「レジリエンス」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。近年、医学・心理学・社会学など学問の分野を超えて注目されているキーワードです。レジリエンスとは「反抗」「跳ね返り」などの意味があり、一度マイナスになったものが復活した際に過去よりも高い数値で回復することを意味します。たとえば、心理学的な分野で注目されているのが、精神疾患とレジリエンスの関係です。うつ病にかかる患者の数は、近年とても増加しています。なかにはうつ病の経験を乗り越えて技術士試験に取り組んでいる方もいるでしょう。うつ病の患者が、その病を克服したとき、うつ病になる以前よりも逆境や精神的なストレスに対する抵抗力が強くなるケースが確認されています。

ただし、すべてのうつ病患者が病状の回復後に精神的ストレスに強くなるわけではありません。なかには以前よりもストレスに弱いままの状態で苦しむ方もいます。心理学において、レジリエンス的な回復をする患者は過去の問題を直視し、立ち向かうことがカギとされています。たとえば、上司との人間関係が原因でうつ病になった場合に、会社員としての生活から逃避するのではなく、「どのように上司などの人間関係と向き合うべきか」を判断し、直面することが大切とされています。もちろん、パワハラやセクハラなど、一時的に逃げるべき瞬間はあるでしょう。ですが、どこかの段階で自分自身が抱えている課題や克服するための方法を考え、直面する必要があるということです。

このレジリエンスという考え方は技術士二次試験でも同じように考えられるでしょう。過去に一度でも失敗して合格できなかった経験がある人ほど「次もダメじゃないか」「失敗するのがこわいから受けたくない」といった課題を抱えているはずです。ですが、以前に合格できなかった問題、たとえば学習時間が思うように捕れなかったとか暗記が得意ではなかったとか、課題として抱えているものを見つけてみましょう。そして、自身が抱えている問題は学習によって克服できるものですから、諦めずに挑戦してみることがレジリエンスという考え方では大切です。逆境をバネに、挑戦を続けていきましょう。

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