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「技術士指導合格者第1号」~彼の人生の変革

2025年05月11日 作成 / 執筆:アニ-講師

「技術士指導合格者第1号」~彼の人生の変革

  今回は私が指導した技術士合格者第1号の人のことについてお伝えしたいと思います。彼は、同郷で高校及び大学ともに1歳下の後輩です。彼は私の技術士合格を知り、「是非、自分も合格したいので指導をお願いしたい。」の申し出があり、真面目な性格で努力するタイプなので、2つ返事で快諾しました。

1.ワンツーマン指導

  今から約25年前でしょうか?当時はメ-ルはありましたが、添削論文のやり取りは自宅同士でのFAXでのやりとりでした。彼の仕事は「緑化、造園等」を専門とする会社に勤務する技術職でした。彼の自慢の実績の一つとして、国際大会でも何度も優勝経験がある世界に知らない人がいない有名な海外プロゴルファ-が、設計監修したゴルフ場を造成したことでした。 午前中に経験記述問題がある時の試験でしたので、その準備論文を仕上げていくのに、苦労した記憶があります。論文内容はゴルフ場等の緑化、植栽工事での「大径木樹木の移植方法」でした。「何故、この方法が、最善かつ適切であったかその妥当性に関する検討プロセス」を作り上げるのに、何回も繰り返し、ワンツ-マンでやり取りしました。専門外分野の添削には工法や課題事象をイメ-ジする能力が必要であることを実感しました。特に着眼した点は移植に重要な現況土壌環境の保全に関することでした。私も土壌については少し勉強経験したことがありましたので、お互いのやり取りのなかで、試行錯誤しながら準備論文を完成させていきました。

 2.記述方法の極意指導

  彼は文章の書き方は下手ではなかったので、採点者がわかり易い、見やすい文章の書き方については理解が早く、実践移行もスム-ズあったと思います。但し、相当数事前論文を準備する必要があることから、彼の努力、研鑽も当然ありましたが、私自身もこれに応えるべく、通勤中の地下鉄車内で論文添削を行い、できるだけ迅速に返信できることを心掛けました。 合格まで10年間も要した私の指導ですから、初年度合格は難しいかなと思いながらも、彼を激励、記述方法の極意(コツ)を繰り返し指導しました。彼もそれに応えてくれ結果、見事1回で記述試験をパスすることができました。彼の合格は自分のこと以上にうれしく感じました。自分の指導方法が間違っていなかったことを立証できたことで、私の大きな自信つながりました。

3.人物評価の口頭試問

  筆記試験合格後、私の友人にも依頼し私と二人で彼の模擬面接を実施しました。面接に向け補完が必要な事項についてアドバイスしました。口頭試問は立派な社会人が受験者として個々の人物評価とも言うべき面接を今更ながら受けるわけですから、それなりに厳しいものがあります。筆記試験合格発表から、口頭試問までの期間(約1ケ月程度)は、これまでの人生のなかで最も勉強が必要な期間、そして最も技術者として力量が備わる期間であると私は確信しています。際限なく備えなければならないことが山ほどあり、これに全力で取り組まなければならない期間なのです。

 4.合格後の彼の活躍

  合格後、彼は「日本技術士会」に入会、「青年技術士協議会」活動に参加し、ベトナム等を来訪し、現地の技術者との交流研修等を行うなど、積極的に自身の活動範囲を拡大するに至りました。現在は定年退職しましたが、技術士取得後は勤務先企業の取締役に昇進、経営層の一人としてその手腕を発揮しました。現在は日本技術士会の防災支援委員会の委員として継続・活躍中です。 5.自身の人生の変革につながる資格  彼の合格後、彼の大学同級生(こちらも私の後輩)から、「建設環境」の受験指導の依頼を受けることになりました。彼は鳥類や魚類が専門で、こちらもワンツ-マンで指導、その年、合格を達成することができました。 技術士資格は、大げさに言えば「自分自身の変革」を成し遂げるものと考えます。自分自身の研鑽が結果として、周囲の人や組織を超え、広義の意味で社会へ貢献できるものと 確認しています。「志を抱き頑張れば、必ず自分の人生を大きく変革できます!」合格を目指す諸君、どうか、この言葉を信じて邁進ください。(以上)

正念場

2025年06月28日 作成 / 執筆:アニ-講師

「正念場」

 受験者諸氏は正にこの時期、受験に向けて正念場を迎えていると思います。あと3週間後の本番試験に向け、これまでの努力の積み重ねを是非、実現させることを期待しております。今回は合格のためのこの正念場を乗り越える施策について、私の経験を踏まえ、お伝えしたいと思います。

 1. 携帯ノートを作成

 作成した準備解答文の骨子や要約を見開きで1問1ページに記載し、通勤や休憩時間でも見ることができるノートを作成しましょう。専門、必須、応用それぞれ準備した問題の項目と内容が繰り返し記憶できるような書き方に工夫しましょう。

2. 自己作成模擬解答の録音、再生、音読、記述

 前回でも紹介しましたが作成準備した解答文は、自身の声でICレコ-ダ-等に録音、常に再生できるようにしておきましょう。再生は2~3倍速程度で、とにかく速く聞き、上記1.の作成した携帯ノートを見ながら、耳(聞く)と目(見る)、声にだす(話す)三感をフル活動するできる状態を作って下さい。さらに聞いたあとは実際に聞いたことを思い出しながら書くことを繰り返しましょう。但し、個人差があるので自分に適さない場合は、別の方法を検討下さい。自分に合った方法が最適です。

3. 時間計測に基づく、筆記試験の訓練

答案1枚(600字)を書き上げるのに私の経験では約20分程度の時間を要します。考えながら書くとすれば、これ以上の時間が当然必要です。したがってどのような速さで記述すべきであるか、紙面を埋めることができるかを事前に体得しておくことが必要です。 記述に要する時間配分をあらかじめ計画しておいて、筆記試験本番に挑む必要があります。自分はどのぐらいのペースで、どれだけ紙面を埋めることができるのか、自身の記述能力を把握、事前に身体と脳で覚え、試験に臨んで下さい。

 4. 速く書いても、読める文字の書き方練習

 最近はPCや端末機器の普及により、日常的に文字を書く機会が少なくなっています。このため文字をたくさん書くことには慣れていないという実情があります。技術士第二次試験は記述試験です。書くことが絶対条件ですので、これに対応する必要があります。従って、速く書くことが本番でできるように、準備解答文作成段階から体得すべきことであり、以下にその準備と留意点、訓練方法を示します。

 ・筆記用具はシャ-ペンではなく、質量が軽いえんぴつを数本準備する。

・見出しは濃いタイプ(3B程度)を選定、芯先はあらかじめ、太くする。

・記述用はFやHB程度の濃さのものを(これは自身の好みで選択)使用する。

・採点者はコピ-版で採点すると言われていますので、これを意識し文字の濃さ、コピ-後の鮮明さに留意する。

・きれい、正確を重視しすぎ筆圧を要する書き方をしない。(後半に握力が継続しない。これは私の経験です。握力を消耗しすぎ、手に力が入らなくなりました。)

・文字が小さい、極端に薄いは不適です。しっかり読めること、明瞭さを重視しはっきりと書く。

・行書体ではなく、誰でも読める楷書体で書く。

・速く書くのである程度雑であることを許容し、読める文字を優先する。

・握力ハンドグリップで事前トレ-ニング、これに備える。(以外だが技術試験は書くこと対する筋肉量と忍耐力が必要である。

 5. イメ-ジトレ-ニングのくり返し

 試験本番では準備した論文と同じ出題は、ほとんどないと意識して下さい。このことは、自分の気持ちの余裕に繋がります。期待があるほど、そうでない現実は、「落胆」が大きくなります。ここで、私が申し上げたいのは以下の点において本番でいかに対応していくかということです。

・設問問題文は細かく区切って、何を問われているかを明確に掌握

・設問文には答の「ヒント」が潜んでいることに着目  ・書き出す前の5分間程度で骨子メモを作成、記述項目を整理

・事前準備解答文及びIC録音による「部分的パーツ」を脳内でカード化  

・設問(題意)に沿い、パーツを組み合わせ、解答文を構成

・100点満点を取る必要はない。ある程度の内容記述を優先

・紙面を埋め、ミスしても修正しやすい箇条書き記述を適用

 この時期、正に正念場ですが、試験本番で何とか乗り切るには、骨子法により準備した解答カードやパーツをパズル化、イメ-ジトレ-ニングの反復により、忍耐強く、最後まで書き続ける精神力の継続維持と時間配分計画に留意下さい。 (以上)

「願書を補強できた合格者」

2025年08月30日 作成 / 執筆:アニ-講師

「願書を補強できた合格者」 

 今回は、建設部門/施工計画分野で筆記試験を通過、私へ模擬口頭試験の依頼があった当時30代後半の方の、口頭試験の準備対応において願書の経験業務内容を補強できた例をご紹介したいと思います。

 1. 業務内容

この受験者については、事前に願書及び経験業務の記述については相談されてはいなかったので、願書及び経験業務を見た正直な印象は、「さて、困ったなあ?」でした。理由は、前回コラムでもご紹介しましたが、「技術士としてふさわしい業務内容であるか?」と言うことに対する懸念でした。このままでは無事合格を獲得することへの困難性を感じたからです。 しかし、現時点で願書及び経験業務を修正することはできないので、とにかく「補強対応」をいかに準備するかについて考えました。 ちなみに経歴業務の内容は、河川堤防構築用の土砂運搬に対して、現行高水敷に運搬路を設け、運搬路には「敷鉄板」を敷設する施工計画を立案したものでした。

2. 技術課題の再抽出    

まずは本人と直接はヒアリングを行い、口頭試問に向けた補強の必要性を認識してもらいました。彼は事前に他の人に願書の添削等は受けておらず、記述すべき内容の不足感は否めない状況でした。業務内容について、何が問題でどんな技術課題が存在していたのか?あるいは本人として強い意識はないが、重要な着眼点や項目が埋もれてれはないか等を掘り起こし、記載業務の各検討プロセスを細分化整理し、問題点と課題を以下のように再度、整理しました。

 1) 問題点

堤防構築のための大量の土砂運搬は既存公共道路を利用せざるを得なく、大量台数の大型ダンプ走行に伴う安全走行確保、交通渋滞の発生、騒音、振動、粉塵等生活環境面に対する地域住民からの苦情等の発生懸念が、事業円滑遂行上の問題点でした。

 2) 技術的課題

上記問題点に対し、以下の技術的課題を解決する必要がありました。

・立地条件的に既存河川の高水敷を工事用道路とした場合、既存公共道路を利用する区間が制限され、沿道対策や環境側面的苦情は抑制、軽減できる。但し、運搬コストと施工が効率的で有利な土砂運搬ルートを計画、立案する必要があること。 

・高水敷は軟弱地盤層の区間が存在し、工事用道路として利用するに対し地盤補強や地盤改良等対策が必要であること。

・高水敷に現存する既設河川堤防に接続する水路、樋門、支線河川合流点における構造物等による通行遮断箇所への通行確保対策を立案すること。 

・高水敷通行に伴うトラフィカビリチィ確保のための養生用敷鉄板リース材料に対する地域市場調査と大量確保のための事前準備、工事進捗に即した敷鉄板流用及び転用について、綿密な工程計画を立案すること。

3. ワンツ-マンによる補強  

上記について再度ローリングを行い、どのようなことを具体に調査、分析し、その結果をどのような手法で評価し、その一連作業で独自の視点や工夫した点について改めて掘り下げて考え、Q&Aに落とし込むこむことをアドバイスしました。 その上で、ワンツ-マンによりQ&A表作成及びその添削指導を合わせて行い、願書の言及不足を補う準備対策を行いました。 

4. 数回の模擬口頭試験  

模擬口頭試験は前述した理由等もあり、彼については数回、厳しめの模擬口頭試験を行い、口頭試問に慣れることにより、補強対策を準備できたことに対し、本人の自信につなげてもらうことにしました。

5.挽回達成  

 口頭試験後、彼からすぐ電話連絡があり、「心配していたような突っ込み」「いじわるな質問」はなく無事完了しましたとの報告でした。正直なところ、安堵の気持ちでいっぱいでした。翌年、結果発表があり、彼は念願であった「技術士」になることができました。  彼の合格は、口頭試験に向け願書内容の準備対策による補強であったと確信しています。体験記述の内容、筆記試験の出来栄え、不安要素が仮にあったとした場合、事前に補強対策を行えば、すでに筆記試験は通過しているので、自信をもって口頭試問に臨むことができると思います。どうぞ、そのような不安のある方は今から万全な準備を行いましょう。 次回は、「完璧な回答すぎで、心配な受験者」の例をご紹介したいと思います。(以上)

縁の下の力持ちはナイスガイ

2025年09月13日 作成 / 執筆:アニ-講師

縁の下の力持ちは「ナイスガイ」

  皆さん、口頭試験の準備は進んでいますでしょうか?、合否の判定も気になりつつ落ち着かない心境でしょうがしっかり前を向いて、前進して行きましょう。  今回は、私の部下であった一人の受験者の口頭試験の対応準備について、ご紹介してみたいと思います。

1. 私の机の前に座る二人の筆記試験合格者

  今から、10年前ぐらいでしょうか?私の職場で、私の机のまえに机を向かい合わせに二人の部下が座っていました。おりしもこの二人はこの時、筆記試験を同時にパスしました。 一人は30代前半、もう一人は30代後半の職場の後輩、先輩の間柄でした。二人とも技術士受験は初めてではなく、添削指導を継続、実施してきました。合格率が約2割程度と言われる筆記試験合格者が、私の目の前に同じ分野で二人向かい合って座っていることは、状況的にもそうある訳ではなく、私にとってはこの上ない喜びでもありました。

 2. いわゆる口下手な彼

 30代後半の彼は、仕事に対する取り組みも真面目で、特に組織人として自身の位置付けや役割も十分理解し、いやな仕事も不満を言わず、淡々と仕事をする姿勢は、職場の同僚の誰からも厚い信頼を得ており、頼もしい部下の一人でした。 但し、自分の思うことを口から発し、うまく表現することがどちらかといえば苦手ないわゆる口下手なタイプです。私は、口頭試験をうまく乗り切れるだろうか?面接官に投げかけられる変化球に、柔軟に対応できるかどうか?、不安でした。

3. 模擬口頭試問による特訓

 不安を解消するため、模擬口頭試験を通常の場合に比べ回数を多く行いました。社内及び社外の方にもお願いし、1問1問の回答内容や言い回し等について、言わば特訓しました。 詳述業務はまず、業務内容の詳細について改めて掘り下げ、制約条件、問題点、課題を整理し、解決策を導いた検討プロセスを再考、準備Q&Aを作成、回答すべき内容について、補強していきました。 数回の模擬口頭試験を行い、徐々にその対応能力は向上するものの、やはり不安は残るものでした。

 4. 前日の特訓

 口頭試験の前日に最後の模擬試験を行いました。当初の模擬試験に比べ、出来栄えは数段向上したもの、答えにくい設問があった場合に的確に対応できるか、彼を良く知る一人だからこその、過剰とも思われる心配がありました。 私は彼に、「これまで重ねた努力は必ず実る。努力の成果はあなたの全てである。」みたいなことを彼に伝え、励まし送りだしました。

5. 口頭試験後の電話連絡

  口頭試験終了後、ただちに彼から電話連絡がありました。無事終了、難解な質問、回答に苦慮するような場面はなかったとのこと、携帯電話の向こうから彼の明かるい声のトーンからも、その手ごたえと安堵を感じることができ、ほっと胸をなでおろしたことを今でも鮮明な記憶として、よみがえります。  

 6. 縁の下の力持ちは「ナイスガイ」

  翌年、合格発表で私の机の前の二人は無事、合格することができました。幾人もの部下合格を体験してきましたが、やはり合格できた時の喜びに対する感慨は深く、この上ないものです。 特に、彼が合格できたのは「準備と特訓」であったと思います、彼が自分の弱みをしっかりと受け止め、真摯にこれと向き合い、必死に努力を重ねたことに尽きると思います。地味でひたむきに努力を継続することの大切さを、自らの手で実証してくれました。 その後の彼は、管理職となり管理技術者として活躍しています。特に、人がやりたがらない仕事に対しても、前向きに挑み、取り組んでくれる「ナイスガイ」です。 組織としての縁の下の力持ち的存在であり、このような部下は長い人生経験においても、そういませんし、彼の上司であれたことは自分の誇りと思っております。彼に感謝しています。 次回は、幾回の不合格の末、ついに合格を勝ち得た受験者の口頭試験指導について紹介したいと思います。(以上) "

Ⅲ.建設環境 転職への準備

2025年10月11日 作成 / 執筆:アニ-講師

「Ⅲ.建設環境 転職への準備」

  私は総合監理部門の技術士を取得後、転職を決意しました。従前より、自分に力と自信をつけることができれば、是非、別の世界を見てみたいと考え、希望退職制度を活用、退職しました。退職してすぐ、転職先が見つかるかどうか不安もあり、再就職に時間を要することも想定し、この機会にできる自己武装として、建設環境分野の受験を目指すことにしました。実際には退職後、技術士取得のお陰もあり、約1ケ月のブランクで再就職することができました。  今回は、私が実践した建設環境分野の準備方法と口頭試験の準備ポイントについてご紹介したいと思います。

 1. 過去問題の分析

  まず過去問題の傾向を整理しました。どのような過去問題が出題されているのか、それに対し、自身のキャリアとしてどのような分野が該当し、解答文を書けそうなものは何かについて、ジャンル分けしました。 施工計画取得後、他の建設分野の過去問題(土質・基礎、道路、コンクリ-ト、河川等、自分が興味がありそうな分野)については、過去問題記述例の要点を、ノートに書き出すなどしていましたので、想定問題のリスト作成には、あまり苦労はなかったと思います。

2. 準備答案の作成

 書き出したリストに基づき、専門課題の準備答案を約20題程度作成、自己添削後、ふるい分けを行い、約12題程度の準備答案を準備しました。前年度、私の大学の後輩から建設環境分野(魚類、鳥類が専門)の受験指導依頼を受け、指導をしていましたので、その指導から得た経験を、私自身の準備につなげることができたと考えております

3.それでも不安な口頭試問  

 午後からの筆記試験が始まり、専門課題、一般課題の設問を見て、瞬時に「この試験、合格できる!」と確信しました。別に課題に山を張ったわけではなく、準備、想定した問題を見て、準備した想定解答文に基づき、書き続ければ良いと思え、準備成果の証であったかもしれません。お陰様で無事筆記試験を通過できました。転職したばかりの職場(総合コンサルタント)において、新たな信頼を得るきっかけになりました。  

4.口頭試験準備  

  建設環境は環境関連法に関する知識が必要とされます。転職前に独学ではありましたがISO14001(環境マネジメントシステム)の勉強もしておりましたので、総合監理部門の受験と同様にその知識を、この分野の学習に非常に役立てることができました。 さらに、業務経験として市街地での工事や環境関連工事等に従事しておりましたので、環境リスクや生活環境への影響及び評価、これに対する配慮対策に関しては、私にとって通常業務の一貫であったものを、改めで再認識できる良い機会でありました。このため口頭試験については、いろんなことを再整理し、必要な新たな事項について、更新して行く準備方法が主体となりました。  

5.わずかな慣れ、口頭試験  

  口頭試験会場はいつもの渋谷会場でした。面接試験も3度目になるとある程度の慣れは出てくるものの、そう楽観できる状況では決してありません。 控室の異様な静寂感は、あい変わらずで、誰一人言葉を発する人はいません。今では、口頭試験で質問されたこともよく覚えていませんが、二人とも温和な感じの試験官(行政の方、大学の先生?みたいな印象)でした。 技術士試験は、何回目の受験か?と質問されたので、建設部門と総合監理部門を取得していることの事実を伝えました。その後の質問は、淡々と事前に用意された項目を確認されるような内容であり、口頭試問に対する慣れも功を奏したと思います。お蔭様で無事、合格することができました。

 6.建設環境の口頭試験準備ポイント  

  建設環境分野の口頭試験では業務経歴とその関連性や専門性、応用能力について必ずチェックされますので、入念に事前準備して下さい。特に、日常業務としてこれら専門技術の内容、課題への対処、リスク対策等を自分の考えや、あるべき方法を整理しておくことをお勧めします。以下にその準備ポイントを整理します。

(1)建設環境分野で必要とされる専門技術  

 1)環境影響評価(EIA)   

  ・環境アセスメントの法的知識、手順、実務経験  

 2)自然環境保全

  ・生態系保全、生物多様性、緑地保全、水域保全など  

 3)廃棄物処理

  ・リサイクル技術

  ・建設副産物の適切な管理方法やリサイクル技術 

 4)土壌・水質

  ・大気の保全技術

  ・各種環境基準に基づいた対策やモニタリング手法

  5)騒音・振動・悪臭対策

  ・環境基準・条例への対応策の立案・実施

  6)気候変動対策

  ・脱炭素、温室効果ガス削減、LCA(ライフサイクルアセスメント) これについては地球的な命題でもあり、技術者としてどうあるべき か、自信は何ができるかなど、し  っかりとした技術者としての見識を示せるよう準備して下さい。 

(2)法規・制度に関する知識

  ・環境基本法、公害防止関係法令(大気汚染防止法、水質汚濁防止法など)

 ・建設リサイクル法、自然環境保全法、環境影響評価法など  

  環境関連法等については法改定が頻繁にあり、専門とする分野における最新の情報を入手、どこが改定されたのかをその概要を確認しておくことが重要で す。また、 次回 は、建設部門、河川・砂防分野に対する取り組みと口頭試験対策についてご紹介したいと思います。(以上)

「歯切れが良く言い切る:コミュニケ-ション力」

2025年11月08日 作成 / 執筆:アニ-講師

「歯切れ良く言い切る:コミュニケ-ション力」

 筆記試験合否の発表となりました。合格された皆様おめでとうございます。これからの口頭試験は大げさな表現にはなりますが、「人生最大の戦い」です。これに全力で取り組んで行きましょう。  今回は、口頭試験で求められる「コミュニケ-ション力」の準備についてご紹介したいと思います。

1. コミュニケ-ション力のアピ-ル留意点

  基本的に口頭試験における「コミュニケーション力」とは、単に言葉で伝達する能力だけではなく、「試験官に自分の考えや意図を的確に、わかりやすく伝える力」が求められています。このため口頭試験では以下の点に留意することが必要です

 1) 明確な表現

 口頭試験で大切なことは、技術的に難しい内容のことを簡潔に試験官に理解しやすいように伝えることです。そのため説明内容を一文一意でわかり易く分けて、理解しやすい言葉で説明することが肝要です。この際、必要な重要キ-ワ-ド以外は、難解な表現はしないことを心掛けて下さい。

2) 試問の意図の理解と確認

v時に試験官の質問は、設問意図が明確でないことが想定されます。例えば、「この件に関して、あなたはどんな風に思いますか?」など、どの部分の何を問われているかわからない場合が想定されます。このような時は、「今のご質問は○○についてのことでしょうか?」と遠慮せず、質問内容の意図を確認した上、解答するようにしましょう。 また、試験官の言葉や表情、反応を良く観察し、適度なタイミングで相槌を打つなど、会話応答のリズム感を確保することにも留意下さい。

 3) 論理的解答

 試験官が求めていることはわかり易い論理的な回答です。すなわち、説明プロセスが導入から結論までシンプルかつ論理的であることが重要です。この際、無駄な情報や補足説明は省き、重要なポイントのみを強調することを意識しましょう。

 4) 説得力

回答に際しては、自身の経験や実例の具体的説明は、その成果と得られた効果や反省を交えて伝えると、より説得力があると考えます。   課題解決の苦心点や工夫、試行的な取り組みやプロジェクトとしてのチーム内外の連携による結果や成果を自然体で説明できると好印象につながると考えます。

5) 身振り、手振り  

 回答に際し、言葉と併せて身振り、手振りや姿勢、表情による「非言語コミュニケ-ション(:ノンバ-バル・コミュニケ-ション)」手法の活用も大切な要素です。真摯に一生懸命答える姿勢を示し、短時間ながらも円滑なやりとりを意識して下さい。

 6) 聞く、理解するスキル   

口頭試験では試験官の質問を確実に聞き、それを理解し、適切に応答するスキルが試されています。試験官のフレ-ズをあえて繰り返すなど、聞く、理解する、その設問意図に沿ったものであることを確実にして下さい。そして最も重要なことは必要なことのみ回答して下さい。饒舌になりがちな方は留意下さい。

 7) 歯切れよく言い切り、自信を伝える

 設問に対し、自信満々に回答することは容易ではありませんが、自分の知識や経験に自信を持ち、堂々とした態度で回答することも大切なポイントです。但し、過信せず謙虚さを示すバランスにも配慮下さい。  特に、解答の語尾部分については、「○○と考えます。」「○○であると判断します。」「○○に取り組んで行きたいと考えています。」などはっきりと、歯切れが良い末尾表現で締めくくり、自信を伝えて下さい。鏡の前でのセルフトレ-ニングは有効です。是非、実践下さい。

 8) Q&Aのテンポ

試験官は予め、設問のチェックシ-トを準備していると言われています。従って約20分程度の間に確実に設問項目にチェックが入るように応答することが肝要です。適度なテンポ確保のため、以下に留意して下さい。  

・はい、いいえにより、結論を先行すること  

・次に、その理由(なぜなら)を論理的、簡潔に示すこと 

・複雑な説明ではなく、シンプルにわかり易く、短文にして分けて示すこと

・自分の意見は求められる以外は、説明しないこと  

・試験官が次の設問へ移行できるよう回答のテンポ、リズムを絶えず、意識すること

 2.想定外の設問対応  

 設問については、全く想定外の内容も予想されます。但し、心の余裕も含め「想定内」であることを予め意識しておくことが大切です。このような場合、まず慌てないで、質問の内容の確認やそのどの部分を切り出して説明するかを考えてみましょう。例えば、以下のような対応は、どうでしょうか。

Q:今後、将来に向けての道路部門のあるべき姿は?(かなり幅の広い質問)

 A:私は、地域活力の観点から○○と考えます。(あえて勝手に、こちらから解答する部分の限定条件に創ります。そして、そこへ視点を誘導し回答する。) 設問意図に対する解答そのものとは、若干の相違があったとしても、回答上のコミュニケ-ションは確保されることになります。100%の完全解答が望ましいことはもちろんですが、解答が困難であったり、予想外の場合は、設問する部分や範囲を自身で設定し、そそこへ誘導し、解答することも意識下さい。

 例えば、私が住んでいる地域では・・・・

私の専門分野では、・・・・

私が経験した事例では・・・・など

自分の得意な分野や領域へ話題を振り向けると回答しやすいと思います。 次回は「リーダ-シップとマネジメント」に対する口頭試験対策について紹介したいと思います.

(以上)

「夢」実現の技術士論文記述テク!

2026年01月10日 作成 / 執筆:アニ-講師

「夢」実現の技術士論文記述テク!

皆さん新年も明け、技術士受験に向け、始動する時期がやってきました。その準備と合格に至るには、時間確保と情熱の維持・継続が不可欠です。今回は、私の経験から「夢:技術士合格」を実現する「論文記述テク」について、ご紹介したいと思います。

 1.技術士になる夢

 私は、技術士に合格することで自分の仕事の活動舞台を変化させたい強い願望がありました。「自身の将来を変えたい」、技術士資格の取得をそのきっかけしたいと考えていました。 しかし、道のりは思ったより険しく、「不合格」通知のはがきが、幾度も届きました。そのたびに抱いた情熱が、どんどん冷めていくことも痛感しました。

  私の娘が小学生の高学年だったでしょうか?たまたま習字の授業で「夢」という字を毛筆で書いてくれました。自分の机の前の壁に貼って、時々、眺めることにしました。  試験準備答案文を書きながら、娘が書いた「夢」の文字を見返し、時々以下を自問自答を繰り返していたと思います。

・技術士になれたら、どうする?

 ・自分の将来をどうしたいと思っている?

・今のままの人生の継続で、この先、満足できるか?

・自分のことを家族や後輩に対し、誇れるか?

・「夢」は自分の手で、実現するものではないのか? 

 今、思い起こしてみると、娘が書いてくれた「夢」の一文字は、「技術士への道」に対する情熱を維持するエネルギ-であったかもしれません。

 2.情熱の種は、短時間継続

 情熱は「やる気」と「習慣」が、後追しになると考えます。毎日15分程度机に向かうことを継続できれば、結果として大きな成果となります。 例えば、1日15分×7日×4週=420分(=7時間)毎日15分継続すれば、1ケ月7時間(ほぼ丸1日の労働時間に匹敵)の学習時間となります。

15分程度の隙間時間の継続は、想像以上の総時間を確保できます。これに費やした学習時間は、全て自分の体力となります。 是非、学習のための短時間確保を習慣として身に付けることを継続下さい。

 3.実績記録(見える化)

 自身で計画したことの達成感は、情熱をさらに掻き立てる燃料になります。その成果は以下ように「見える化」することで実績を記録、自身の励みにしましょう。

 ・勉強ログ(アプリ・カレンダー)に記録

・カテゴリ-別、想定準備解答文の作成済数の増加

・準備解答文の自己及び第3者による添削チェック記録

 ・添削による改善点の記録の累積と成長履歴の作成

4.人的ネットワ-クによる刺激

 同じ目標を持つ受験者とネットワ-ク形成は、技術士試験の準備として極めて重要です。受験者同士のグル-プ交流、勉強会、講座への積極的参加、オンラインコミュニティの活用等、外部の刺激機能により、自らに刺激を与える機会を積極的に利用して下さい。

 5.あえて100点は、目指さない。

 完璧を求めすぎると情熱が摩耗、息切れを起こす可能性があります。技術士試験は元々100点満点を獲得することは、求めていません。以下の方法により、今より明日の得点増加を目指しましょう

・まずは“60点の論文”を目指す。

 ・添削、ブラッシュアップを繰り返し、80点に近づける。

 ・ある程度「書ける」、あるいは「書き続ける」、解答欄を確実に埋めるテクを習得する。

 ・トライ⇒チェック⇒インプル-ブ⇒リトライ⇒スパイラルアップサイクルを実践する。

 6. 合格記述テク!

私の経験から以下の技(テク)を身に付けることができれば、誰でも、必ず合格できると確信しています。受験者諸氏のヒントになれば幸いです。きっと自分に合った方法があるはずですので、試行・繰り返しと鍛錬により、自分に合ったテクを体得して下さい。

・毎日記述:解答論文を毎日、書く習慣を継続する。

・一文一意:短いコンパクトな文章で、わかり易く表現する。

・簡潔・明瞭:複雑なことはあえて簡潔に分けて、言いたいことを明瞭にする。 

・添削によるスリム化:自ら記述した文章を添削により、可能な限りスリム化する。

・論理的文法の徹底(SVO文):結論、先行文とする。

 英語文法のように主語(S)+述語(V)+目的語(O)で、結論を先行する。日本語文法(S+O+V)のような膠着文(内容が追加していく文章)は最後まで読まないと結論が分からないため、読み手が瞬時に論理的に理解しやすい表現することを認識下さい。

・箇条書きは有効表現:例えば、○○は(主語S)、△△である。(述語V)、理由(O)は、以下の箇条書き文に落とし込む表現手法は、読み手の理解の負担が少なく、有効な表現手法です。

・把握の迅速化:多面的要素(制約、事象、適合性、コスト、維持管理性、公共性等)のある事柄の説明は箇条書きとし、あえて分けてわかり易く表現しましょう。視覚認識の面でも、より読み手の早期把握と理解を迅速化を促す効果があります。 

・謙虚と受容:自身の文章ほど、独りよがりなものはないと私は考えます。他の人からの指摘を謙虚に受け止めることも、技術者としての備えるべき素養と考えます。

・準備答案:準備答案を数多く作成し、自己添削を繰り返す自己鍛錬を徹底しましょう。

 ・引き出し:専門及び関連分野に多数の引き出しをつくり、論述対応力を増強しましょう。キーワ-ド整理や三分割法等を利用し、総合的な記述能力を身に付けましょう。   今回ご紹介した「合格記述テク」を是非、実践下さい。

 次回は、合格後の技術士の年収事情アップについて紹介したいと思います。(以上)

必須科目は択一式から記述式へ変更 平成30年度の試験から

2016年11月19日 作成 / 執筆:技術士システム【運営者】講師

平成30年度の試験から、技術士試験は大幅に変わります。

平成28年10月18日の科学技術・学術審議会技術士分科会 第9回制度検討特別委員会において、技術士試験における変更が報告されました。

早ければ2018年度の試験から変更になります。

委員会が技術士制度の参考とした国際エンジニアリング連合会(IEA)が定める「エンジニア」には、資格取得段階で明白な解決策がないような複合的な問題を技術的に解決できる能力が求められています。日本の技術士にも同様の問題解決能力を求める必要があるとして、その能力をより的確に把握するには択一式より記述式の方が適しているとの委員会の判断で変更となりました。

 


主な変更点

1)必須科目を記述式に切り替える。

2)選択科目では専門知識及び応用能力を問う論文の記述枚数を現行の600詰め用紙4枚以内から3枚以内に削減することで、受験生の負担を軽減する。

ということは、来年の技術士試験に合格できなければ、2018年度からは必須科目が記述式になります。現行の試験方法で合格したければ来年の試験で合格するしかありません。

 


下記に具体的な試験方法の方向性を記載します。

 

■必須科目:

「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力

(記述式、600字詰用紙3枚以内、試験時間2時間、配点40点)

 

■選択科目1:

「選択科目」に関する専門知識及び応用能力

(記述式、600字詰用紙3枚以内、配点30点)

 

■選択科目2:

「選択科目」に関する問題解決能力及び課題遂行能力

(記述式、600字詰用紙3枚以内、配点30点)

 

※選択科目1.2合わせて試験時間3.5時間

(資料:文部科学省)


 

どうする論文対策(練習その2)

2016年11月19日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文は短文を接続詞でつないで記述するのが良いです。なぜなら、単純な表現でわかりやすく、書き直す場合の被害も少ないからです。また、短文だと読む者も理解しやすいです。一文一意で長くても150文字程度でまとめます。その文章を接続詞を駆使してつないでいきます。接続詞は、そして、それから、それなので、なぜなら、また、しかし、一方、加えて、従って、その上、さらに、等です。接続詞を沢山知っていると記述しやすいです。記述し忘れたことを記述する場合は、「さらに」、「加えて」等を用いると記述しやすくなります。論点を変える場合は、「一方」、「ところで」等を用いると便利です。

キーワードは専門技術力の判断材料になります。そのため、キーワードは沢山知っている程良いわけですが、重要なのは理解しやすい文章であることです。読めばわかる文章であることです。短文を接続詞でつないで、全体として考え方を表現する記述方法を練習しましょう。練習材料は勿論日常のレポート・業務報告書等です。うまくできると、全体の文章量が減ります。文章の節約になります。その上、分かりやすい記述になります。子供に言う様なことですが、実は私もできてませんでした。練習してると文章に迫力・力強さが付いてきます。短文・接続詞の方法です。

一方、論文では考え方を記述することが必要です。これには、複数の視点から俯瞰的に考えることが必要です。複数の視点は色々あります。行政の立場、専門業者の立場、ユーザーの立場、設計者の立場、施工者の立場等色々です。ここで、もうひとつ加えて欲しい視点は、時間の経過です。過去、現在、未来の視点を加えてください。過去の行政の立場、現在のユーザーの立場、未来の設計者の立場等です。時間軸を加えて考えると、より俯瞰的な考え方になります。記述の順番は広い範囲から段々絞っていきます。(世界においては・・・→我が国での・・・→○○地方においては・・・)そして、記述は事実を述べた後で考えを述べるようにします。(局地的な豪雨の頻度が増加している。これは、地球温暖化の影響と考えられている。)この練習も日常業務の中でできますし、日常業務の効率も上がることと思います。視点・時間軸・広く→絞り込む方法です。

 

 

どうする論文対策(練習方法その3)

2016年11月20日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

技術士論文試験は手書きです。普段PCを用いて文章を作成しているので、いざ手書きとなると書けない漢字が以外とあります。試験では略字はダメです。関、門、質等、普段略字を用いる場合が多い字でも、試験では略してはいけません。漢字をきちんと書くためには、子供時代に若返ったつもりで、ノート作成、日常業務等において練習しておく必要があります。これが、以外と時間が掛ります。(若返りに掛る時間には個人差があるため)日々の努力を惜しまないでください。

また、筆記用具にもこだわってください。シャープペンにも各種あります。私は業務では製図用のシャープペンを愛用しています。製図には便利でも、字を継続して書くには不便です。指先が痛くなってしまいます。小・中学生用の学習用シャープペンが継続して字を書くには便利でした。消しゴムも、昔ながらの消しゴムの他、最近ではノック式の物もあります。ひと文字だけ消す場合はノック式消しゴムが便利です。自分に合った物を探してください。

試験に向けた学習スケジュールは各自異なると思いますが、月に1回は論文を手書きしてください。継続して字を手書きする際の腕・指等の疲労の感覚、手書き文字の乱れ方等を体感しておくと良いです。美しい文字は必要ありませんが、読みやすい文字を継続して書くには知力より体力が必要です。場合によっては筋トレも必要と思われます。とにかくPCだけで論文の練習を行うことは、本試験に向けて片手落ちになる可能性があります。注意しましょう。

技術士試験が終わって、余熱を活かす

2016年12月13日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

口頭試験が終われば、やれやれと、羽を伸ばすぞ、と意気込まれていたでしょう。

事実、口頭試験終了後の解放感は、なんとも言えない心地の良いものです。

それは、一次試験、経歴票の提出、筆記試験、口頭試験と、最短でも4つのポイントをくぐった末に手にした解放感だからです。

 

しかし、口頭試験が終わったにもかかわらず、この記事を読まれているという場合。

3月の合格発表の結果がどうであれ、来年も技術士試験を受ける、と決めてみてはいかがでしょうか。

技術士試験の対策をするなかで、技術士に相応しい「継続研鑽」をする習慣がついた可能性が高いからです。

 

残念ながら、不合格ならば、いまの段階から情報収集をして、技術士試験で試される能力が何かを知ることができれば、より適した経歴票を用意できるはずです。

また、筆記試験で、どのような書き方をすればよいかわかるはずです。そうすれば、今年よりも合格率を上げることができるでしょう。

 

見事、合格ならば、今年の経験をもとに、より労少なく二部門目を狙えるでしょう。二部門目は、今年受けた科目に近いところにするか、総合技術監理部門にするか、のどちらかです。

総合技術監理部門は、それ以外の20部門とはまったく違う考え方が必要です。そこに注意しなければいけません。

 

もう1つ別の道として、違う技術系の試験を受けてみるというのも良いでしょう。

 

余熱を活かす。いったん冷めてしまうと、また熱くするのにエネルギーがかかりますから。

 

eco検定を活用して基礎を固める

2017年01月23日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

eco検定は、広く環境問題に関する知識を問われる検定です。

正式には「環境社会検定試験」といい、東京商工会議所が開催しています。

 

2006年に開始された試験で、毎年7月と12月に実施されています。

 

技術者は、環境の視点をもつことが必要です。

技術士試験の対策に、eco検定を取り入れると、環境分野の理解が進みます。

 

eco検定の出題内容と、技術士の試験内容が、とくによく一致するのは、つぎの部門等です。

 

・一次試験・基礎科目の5群(環境・エネルギー・技術に関するもの)

・一次試験・環境部門の専門科目

 

・二次試験・環境部門の「環境保全計画」「自然環境保全」「環境影響評価」

・二次試験・建設部門の「建設環境」

 

・総合技術監理部門の「社会環境管理」

 

です。

 

たとえば、次の例のように、問題がよく似ているため、eco検定の対策が技術士試験の対策になり、技術士試験の対策がeco検定の対策になります。

 

<eco検定のHPに紹介されている問題例>

次の文章の[ ]の部分にあてはまる最も適切な語句を、以下の中から1つ選びなさい。

 

2015年10月現在、日本には19件の世界遺産があるが、そのうち、自然遺産として登録されているのは、屋久島、知床、小笠原諸島と[ ]の4つである。

 

選択肢

① 大雪山

② 熊野古道

③ 富士山

④ 白神山地

 

<平成27年度の一次試験(環境部門)の問34の4番目の選択肢>

 

我が国の世界遺産に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

 

④我が国の自然遺産は屋久島、白神山地、知床及び小笠原諸島の4か所があり、いずれも国立公園に指定されている。

 

工夫しだいで、効果的・効率的に、勉強できると思います。

技術士一次試験は実は難しくない?? 合格率の推移

2017年01月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士を目指す方にとっては最初の関門となる「技術士一次試験」

その技術士一次試験の難易度はどの程度なのでしょうか。

 

技術士一次試験の概要

技術士の一次試験は、技術士になるための見習い資格を得るための試験といってもいいでしょう。受験資格はなく、誰でも受験することが可能です。

試験科目は、以前は科目が多く、受験に対する負担が大きかったのですが、現在は三科目となっており、以前よりも働きながら受験することができるようになっています。

 

試験科目について

基礎科目

工学に関する解析や情報処理に関するもの、材料・化学に関するもの、環境に関するもの

※選択による回答

適性科目

ISOや技術者倫理に関するもの

専門科目

各分野の専門的な内容に関するもの(大学院修了レベル)

 

科目の内容だけ見るととても高度な内容のように見えます。

 

技術士一次試験 合格率

 

過去五年間の受験者と合格者の推移は以下のようになります。

 

受験者数 

平成24年  17188

平成25年  14952

平成26年  16091

平成27年  17170

平成28年  17561

 

合格者数 

平成24年  10882

平成25年  5547

平成26年  9851

平成27年  8693

平成28年  8600

 

合格率 

平成24年  63.3

平成25年  37.1

平成26年  61.2

平成27年  50.6

平成28年  49.0

 

参照:公益社団法人 日本技術士会

https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1012_1.pdf

 

こうしてみると、合格率は60%を超えている年度もあり、かなりの合格者が出ていることが分かります。

また、大学院を修了して指定学科であれば、該当部門の一次試験は免除となることなどもあり、一次試験自体を受けないという人も多いのではと思います。

しかし、技術士になりたいと考えている人も、一次試験受験対象者であれば、この試験科目の概要を見ることになります。

 

かなり内容が高度なものと思えてしまい、技術士取得を諦めてしまった方もいらっしゃるのではないかと思います。

しかし、技術士一次試験の合格率を見ると、受験者の半分以上が合格している年もあります。

 

技術士を目指している方は、技術士一次試験を受験し、合格し技術士補として活動できるようになりましょう。

業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

2017年02月01日 作成 / 執筆:タートル講師

受験申込書を提出する時には、「業務内容の詳細」として720字以内で小論文を書くことが求められています。

この小論文は、口頭試験の諮問材料に使われるものですから、しっかりとした題材を選んで記載することが重要です。

 

さて、皆さんは小論文の題材をどのように選んでいるでしょうか。

内容が大切なのは当然ですが、いつの業務を選んでいますか?

あまり古い業務だと口頭試験で不利になる・たとえ古い業務でも技術士らしい工夫があれば大丈夫だ、等々、

色々なことが書籍やインターネットに書かれています。

 

そこで、私がこの数年間で社内・社外含めてアドバイスをさせていただいた受験申込書について

 ・5つの業務経歴のうち、何番目の業務を小論文に取り上げているか

 ・受験時点から何年くらい前の業務を小論文に取り上げているか

の2点を調べてみました。

 

まずは1点目の、何番目の業務を小論文に取り上げているかについては、以下のようになりました。

 1つ目の業務:ゼロ

 2つ目の業務:約1割

 3つ目の業務:約3割

 4つ目の業務:約4割

 5つ目の業務:約2割

 

さすがに1つ目の業務を小論文に取り上げている人はいませんでした。

意外と最新の業務である5つ目が少ないのですが、これについては業務が終わったばかり(あるいは継続中)で、

工事であるとか製品改良の結果がまだ明確になっていないので、成果の部分を書きにくいようなケースもあるため

ではないかと考えています。

2つ目の業務を小論文に取り上げている人は1割程度いましたが、どちらかというと経験年数が短い若年受験者で、

業務経歴が3つしかない中での2つ目というようなケースでした。

 

以上、何番目の業務を小論文に取り上げているか、についてでした。

 

受験時点から何年くらい前の業務を小論文に取り上げているかについては、全体のまとめとともに稿を改めて

書かせていただきます。

技術士試験の難易度が高いと心配な人のためのロジカルシンキング入門

2017年02月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士の資格を習得すると仕事の幅が広がり、年収も伸びやすくなります。

そのため、自発的に受験しようとする学習者が多い一方で「自分なんかが合格できるのかな……」と心配する方もいるんです。出題される範囲の学習をして、長年の業務経験があれば合格できるとされています。

では、合格する人とそうでない人にはどのような差があるのでしょうか?

それは「論理的な効力が身についているかどうか」が占める部分が大きいです。ロジカルシンキングとも言われますが、どんな試験勉強であっても論理的にものごとを考えて解釈することができると学習効率がよくなります。

ロジカルシンキングには複数の思考パターンがあります。ここではもっとも代表的な「主張」「論拠」「データ」で構成されるロジックの作り方を紹介しますね。

面接や論文などで頻繁に利用されますが「私はこう考える」という部分が「主張」にあたります。
そして、その考え方を支える「なぜなら、こうだからだ」という部分が「論拠」です。
論拠の信頼を高める「数値でこのように証明されている」というデータがあります。

主張、論拠、データ。これら3つをそろえることでロジカルシンキングができるようになるんです。

たとえば「このラーメン屋はおいしい」という主張をしたいとしましょう。この場合の論拠は「周りの同僚のほとんどが好んで毎週のように通っている」となり、データは「来店人数は1日に500人を超える」となります。

自分の意見を主張するときに役立つのはもちろんですが、学習を進めていて「どうしてもここがわからないな」という問題にぶつかったとき論拠やデータが欠けてないか確認してみましょう。理屈がわかると、それだけで理解がグンと増すことがあります。

ロジカルシンキングを活用して難易度の高い技術士試験を突破しましょう。

文科省の考えに沿って準備をする

2017年02月15日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験は文部科学省が管轄する試験です。

そのため、文部科学省のホームページに技術士制度のことが書かれています。

 

国が求める技術士像はどんなものかを、「科学技術・学術審議会 技術士分科会」のページで知ることができます。

現時点であるべき技術士像が、数年前の技術士像と異なることもあります。

 

ですから、こまめにホームページをチェックして、目指すべき方向性にズレがないか、チェックすることが重要です。

 

平成28年12月22日の公表資料で、技術者に求められる資質能力がはっきりと書かいています。

その「資質能力(コンピテンシー)」とは、以下の7つです。

 

「専門的学識」

「問題解決」

「マネジメント」

「評価」

「コミュニケーション」

「リーダーシップ」

「技術者倫理」

 

例えば、技術者倫理では、次の3つが求められています。

 

・業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続性の確保に努め、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行動すること。

 

・業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。

 

・業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの責任を負うこと。

 

関係法令には、環境基本法、循環型社会形成推進基本法、資源有効利用促進法、廃棄物処理法、各種のリサイクル法、グリーン購入法のほかにも、労働基準法、労働安全衛生法なども含まれます。

 

7つのコンピテンシーを備えた技術者を、国は技術士と認めたいと言っています。

したがって、そのような資質能力を身につける準備をするのが、技術士受験の正攻法といえます。

 

受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その1)

2017年03月07日 作成 / 執筆:タートル講師

受験申込の書類は大きく2つの内容に分かれています。

1つ目は、1枚目の「技術士第二次試験受験申込書」です。これは氏名、住所、受験部門・科目、勤務先、

技術士補となる資格を有していることの証明等を記入します。

2つ目は、2枚目の「業務経歴票[証明書]」です。これは大学院における研究経歴、勤務先における業務

経歴、業務内容の詳細等を記入します。

 

1枚目については、全く事務的な内容なので、受験申込み案内に従って記入すれば問題ありません。

重要なのは2枚目の内容です。勤務先における業務経歴や業務内容の詳細の出来が、口頭試験に大きな影響

を与えるので、事務的に間違いがないことは当然として、「技術士にふさわしい」内容になっていることが

大切です。

 

今回は勤務先における業務経歴のうち、「業務内容」の部分にテーマを絞って、注意点を2つアドバイスしたい

と思います。なお、ここでは「技術士補としての経験」以外の受験資格で受験される方を対象としています。

 

まず1つ目は、割と事務的なことです。業務内容として書くべき仕事は、どのようなものが適切でしょうか?

受験申込み案内には、「科学技術に関する業務」が業務の経歴になると書かれていて、かつ注釈として以下の文章

があります。

 

『科学技術(人文科学のみに係るものを除く。)に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、

設計、分析、試験、評価(補助的業務を除く。)又はこれらに関する指導の業務』

 

嚙み砕いて言えば、技術系の仕事で、計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)どれかに当てはま

っていることが大切です。

例えば、

○○○の計画

○○○の設計及び指導

のように、文末が「計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)」で終わっていれば、少なくとも事務的

には経歴としてカウントされると考えて間違いありません。ここまでは、最低限クリアすべきレベルだと考えてください。

 

2つ目の注意点は、口頭試験対策として大変重要なことです。これに関しては稿を改めて書かせていただきます。

 

*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

   業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

 技術士二次試験 受験申込書が大切です!

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

 

受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その2)

2017年03月13日 作成 / 執筆:タートル講師

前回に引き続き、勤務先における業務経歴のうち、「業務内容」の部分にテーマを絞って、注意点をアドバイスしたいと思います。

 

1つ目の注意点として、「計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)」という表現を入れ込みましょう、ということを書きました。

 

2つ目の注意点は、「仕事の特徴がわかるような記述」を心掛けましょう、ということです。

 

業務経歴は、受験要件を満たしているかを確認する事務的な資料でもありますが、大切なのは口頭試験の参考資料となるという点です。

筆記試験に合格したら口頭試験を受けるわけですが、試験官は業務経歴の業務内容の記載事項を見て、「この受験生はこういうキャリアを積んできたんだな」と情報を得たいはずです。

 

その時に、例えば

道路構造物の設計

コンクリート構造物の強度分析

という感じで、具体的な仕事の中身がわからない記述があったら、試験官はどのように思うでしょうか。

1つ目の注意点で書いた点はクリアしていますから、事務的には経歴としてカウントされるのは間違いありません。

しかし「技術士にふさわしい」業務なのかどうか、皆目見当がつきませんから、おそらく試験官は口頭試験で仕事の内容を逐一質問するのではないでしょうか。

 

口頭試験は原則20分間です。しっかりと受験申込段階で書いておけば受ける必要がない質問で時間を使うのは、大変に不利なことです。

 

例えば道路構造物の設計をしたのであれば、どのような構造物なのか、どのような道路種類だったのか、周辺状況はどのような所だったのか、技術的に課題となったことはどのようなことだったのか、等がイメージできるような記述をすることが大切です。

 

以上、2回に渡って「業務内容」をテーマに注意点を述べました。

事務的に問題ないのは当然として、口頭試験を意識して「技術士らしさ」が伝わるような書き方を心掛けましょう。

 

*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

 技術士二次試験 受験申込書が大切です!

 受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その1)

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

試験に落ちやすい人

2017年03月15日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の指導をしていると、不合格になる人の傾向がわかります。


ほかの指導者も同じようなことを言っています。

 

不合格になる人は、ズバリ、つぎの3つの特徴があります。


1.試験に合格する理由が明確でない
2.対策の的がはずれている
3.繰り返し学習が足りない

 

そして、どれか1つでも該当すると合格できません。

 

3つの特徴を言い換えると、次のようになります。


1'.試験の目的・目標の設定が曖昧である
2'.努力の方向性が間違っている
3'.努力の量が不足している

 

つまり、
1''.なぜ技術士試験を受けて、技術士になるかが明確でないと、途中でモチベーションが下がってしまいます。

技術士試験の二次試験は、「受験の申し込み」→「択一試験(足切り対策)」→「筆記試験」→「口頭試験」の実質的に4つの関門をクリアしなければいけない、長丁場の試験です。

 

それぞれの関門で、それぞれの難関にぶつかるため、はっきりと目的・目標を定めることが、とても必要です。

サッカーで狙うべきゴールが定まっているように。

 

2''.一般に、記憶力を試すスピード重視の試験なのに、じっくりと問題を解く練習に取り組んでも、点数はあがりません。

逆に、二次試験の筆記試験の1800字論文の問題の場合、記憶力や知識量を試すテストではありません。

 

ですから、講師の意見を参考に、加点につながりやすい方法を取り入れることが重要です。

 

3''.「択一試験(足切り対策)」のマークシートは、記憶の正確さが必要なタイプです。過去問の繰り返し学習をして、本番に備えます。

 

受験生「覚えても、すぐ忘れてしまうんです・・・。」

 

いいじゃないですか、何回でも、繰り返せば(笑)。

 

わたしは、ひとつの問題について、10回やることにしています。

そして、10回やったのに、万が一不合格になったときは、「採点ミスがあったんだなぁ、そんな不運も、ときにあり」と考えています。

 

何回も繰り返せば、きっと、覚えられますし、合格しますよ。

技術士2次試験の記述式筆記試験 書き方のポイント

2017年04月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士の二次試験は、記述式の筆記試験があります。

マークシート方式の試験と違い、自分で回答する文章を、試験時間中に考えなければなりません。

その場合、文章の組み立て方をわきまえていなければ、意味の分からない文章となってしまって、勿体ない減点となってしまう可能性があります。

記述式の筆記試験で、分かりやすい文章構成を心掛け、高得点を目指しましょう。

 

文章の組み立て方の種類

 

筆記試験の文章の組み立て方は、主に報告書などを書くときのような文章構成を必要とします。その種類は頭括型、尾括型、双括型の三種類に分けられます。

例題を挙げてその違いを考えて見ましょう。

 

例題:朝型の生活が仕事に与える影響を説明せよ

 

頭括型での説明

→説明の結論を冒頭で説明し、その理由を列記していく説明方法です。

この文章構成は最も筆記試験向きと言えます。

 

回答:

朝型の生活は仕事に業務時間短縮のような労働負荷の軽減効果を与えます。

その理由としては、朝の静かな時間に仕事に集中することで、昼過ぎから夕方にかけての仕事を前倒しして行うことができ、夕方の残業時間を減らすことができます。それによって、定時帰宅をすることができるようになります。

 

尾括型での説明

→理由の説明を先に持ってきて、最後に結論を書く文章構成です。

これは、筆記試験にはあまり向かない文章構成ですが、最終的に言いたいことを強調することができます。コラムなどの読み物はこの構成となっていることが多いです。

 

回答:

朝型の生活を送ることで、朝の静かな時間に仕事に集中することができます。

そのため、昼過ぎから夕方の仕事を前倒しして行うことで、残業時間に業務を行う必要がなくなります。

その結果、定時帰宅しやすくなるため、朝型の生活は業務時間短縮といった労働負荷の軽減効果があると言えます。

 

双括型での説明

→結論を冒頭で説明し、その理由を述べます。さらに最後に結論を持ってくることで、結論を強調する効果を持たせます。

学術論文など、中間の説明が長い場合などに有効的な文章構成です。

 

回答:

朝型の生活は労働負荷の軽減効果が期待できます。

その理由として、朝の静かな時間帯に仕事に集中することで、昼過ぎから夕方にかけての仕事を前倒しすることができます。その結果、定時帰宅を行いやすくなります。

以上の理由より、朝型の生活は労働負荷の軽減効果が期待できます。

 

より、結論を強調できる形となりますが、中間の説明が短いと、少々くどい印象を受けます。

 

文章構成を把握するだけでも、説明が分かりやすくなることがあります。

こうした分かりやすい説明を心掛けるだけでも、筆記試験で得点を上乗せすることができます。

択一試験対策の時間確保は?時間の使い方を間違っていませんか?

2017年04月27日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

受験申込書も提出し、そろそろ本格的に勉強しようと考えているころでしょう。

残り2ヶ月半程度しかありません。

本気で取り組まないと、また来年となってしまいます。

気合を入れて頑張りましょう。

 

「択一問題はどうやって勉強すればいいですか?」

と聞かれることがありますが、基本は過去問だと思います。

気をつけてほしいことは、その勉強する時間確保です。

「休日、朝から晩までみっちり択一の過去問解きました」

という受験生がおりますが、その時間の使い方は非常にもったいないです。

 

社会人で仕事しながら時間を確保するには、工夫が必要です。

●時間があるときは論文対策

●択一対策はスキマ(隙間)時間を使って、コツコツ毎日やる

個人差はもちろんありますが、このように時間を有効活用することをお勧めします。

 

択一問題を1問解くのに5分程度あれば、だいたいの問題はこなせます。

では、その5分程度の時間を確保するのは難しいことですか?

そんなことはないと思います。

自分の1日の行動でこの5分程度のスキマ時間を確保できるタイミングは何度もあるはずです。

・朝起きて5分

・通勤時に5分

・会社について5分

・昼休み5分

・会社から帰宅前5分

・寝る前5分

考えれば、いくらでもスキマ時間の確保は可能です。

どんなに仕事が忙しくても可能な時間はあるはずです。

 

このスキマ時間にぱっと見れる参考資料(過去問)を準備することも必要です。

・紙で小さくまとめ、持ち運び可能な参考資料

・携帯、スマホで見れる環境設備

・録音したものを運転中に耳で聞く方法

 

合格者は色々工夫しながら勉強しています。

自分に合った勉強方法でぜひ合格を勝ち取ってください。

 

二次試験(特に、記述問題)への対応ステップ

2017年05月03日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

4月28日までに受験申し込みをした方へ

 

申し込みも完了し、受験モードがスタートしましたか?まだ、何をどうやればいいかよく分からないと言う方も多いかもしれませんね。

選択問題と記述問題でそれぞれ対応方法が異なります。

選択問題:これはまず過去問題にトライして、正解か不正解かを確認しましょう。そして不正解の問題だけまた解いてみましょう。選択問題は2−3度やると正解になる問題と、全くはの立たない問題があります。勉強の対象は当然ながら後者です。まずはこれを「マスターしたつもり」になるまでネット等で勉強したら、記述問題に集中しましょう。数週間したら、また選択問題にトライしましょう。前回ほどではないけど、不正解の問題があります。人間の記憶は忘却するようになっています。でも、忘却したものを再度記憶するという作業を2−3回行うと記憶が定着します。脳が、忘れたらいけないのだと気づくのです。でも、どうしても正解できないものがあるでしょう。それは試験当日の朝に答えを丸暗記して対処しましょう。私もそれで2問ほど正解できました(笑)。

 

記述問題:これはやはり自分の専門分野で重要なキーワードを100個ほど抽出して、その各キーワードに関して概要と、課題と、課題への対策を技術ノートとしてまとめましょう。これが勉強の王道です。そして、この技術ノートが一通りできたら、それを見ながらでも良いので、600字の原稿用紙に概要と課題と対策などを記述しましょう。A4の技術ノートには900字相当の情報量があるので、600字ならなんとか書けるでしょう。でも、書きにくい部分や、不足している部分、過剰な部分がきになるはずです。そのように気づいた点を加筆修正します。これを2−3度行うと、かなり洗練した技術ノートになるし、記憶にも定着します。

 

記述問題への対応:問題を見てすぐに書き出すのはダメです。まず、出題者の意図をくみ取り、例えば、機能と課題と対応策であればそれに関するキーワードを記載した表を作成しましょう。そして、その表に書いた内容を説明できるようにフレームワークを決め、そのフレームワークに沿って記述していきます。その場合にも、図表は有効です。字数制限の対象外でもあります。

 

参考)記述問題への対応フローはマイブログ(http://hiroshi-kizaki.hatenablog.com/#edit)に掲載しました。よければ参考にしてください。

過去問を使った択一対策でのポイント

2017年05月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総監以外の場合は、択一試験は足切りのために使われます。

総監の場合は、筆記試験との点数と合算で、合否が判定されます。

 

いずれにせよ、択一試験で効率よく加点しておくことが重要です。

 

技術士試験では、多くの問題で、過去問を再利用して作問されます。

したがって、過去問を資料として対策をします。

 

このことから、「過去問を5回繰り返せば合格するか」とか、

「過去問だけで合格できる」といった情報が流れます。

 

半分は正しくて、半分は間違いだと、私は考えます。

 

なぜなら、この3年ほど、たしかに過去問を使った作問が多いのですが、難度を上げる技法が使われているためです。

 

たとえば、「もっとも不適切なものを選べ。」が、「もっとも適切なものを選べ。」に変えると正答率は下がります。

 

不適切なものを選ぶ場合、5つの選択肢のなかから、間違いを1つ見つければ、残りの選択肢を読まなくても構いません。

 

しかし、適切なものを選ぶ場合には、5つの選択肢のなかから、間違いを4つ見つけることになります。このとき、たいてい、3つまでは間違いを見つけられますが、残りの2つで迷いが生じてしまいます。

 

そして、確信がなく、どちらか確からしい選択肢を選び、不安な気持ちを抱えながら、次の問題に移ることを、繰り返してしまいます。

 

そのほか、同じ理由で、「もっとも不適切なものを選べ。」を、「不適切なものの個数を選べ。」「不適切なものの組み合わせを選べ。」に変えられても、正答率が下がります。

 

わたしたち、受験生が取るべき対策は明らかです。

過去問を使って、「選択肢のひとつずつ」を正確に正誤判断できる能力を身につけるように訓練することです。

 

そうすれば、「もっとも適切なものを選べ。」や「不適切なものの個数を選べ。」等による難化にも上手に反応できるようになります。

 

がんばってください。

技術士二次試験のキーワードを記憶するカギ!ホムンクルスとは?

2017年05月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士二次試験に向けてキーワードを記憶したいけれど、暗記力に自信がないと不安になっていませんか?

記憶力をアップするには脳への刺激を増やすことがカギです。

脳には大脳皮質と呼ばれる部分があり、記憶や思考など複雑でレベルの高い内容を担当しています。脳の形を見てみるとわかるのですが、たくさんのシワがあります。実は脳にシワがある動物はあまり多くありません。人間以外の動物だとイルカやチンパンジーの脳にはシワが多いです。逆に、ウサギやネズミの脳にはシワほとんどありません。そのため、脳科学ではシワが多いほど賢い生き物と考えてきましたが、近年の研究では脳のサイズやシワによって賢さが判断できないとされています。実際、イルカの知能は人間でいうと3歳児程度。

脳は部位ごとに役割を使い分けており、反応の仕方が変わってきます。それを図式化して表されているのがペンフィールドのホムンクルスです。大脳皮質運動野の面積に対応して人の形を図式化しているので、体のサイズは実際の人間とは異なります。唇や指が異常に大きいことが印象的。ペンフィールドのホムンクルスを参考にすると口や指先の刺激が脳に大きな影響を与えることがわかります。そこで提案されているのがガムを食べながら記憶をするというものです。

アメリカのセントローレンス大学にある心理学者チームはある調査を行いました。対象は159人の学生。難易度が高い論理的な問題を出しました。一方のグループにはガムを噛みながら解いてもらい、もう一方のグループにはなにも与えずに解いてもらいました。その結果、ガムをかみながら解いた学生はほとんどの問題でよいパフォーマンスを発揮しました。

セントローレンス大学の実験からもわかるように、ガムを噛むことが脳によい刺激を与えて学習効果をあげると期待することができます。ただし、その効果は20分ということもわかっています。暗記することに行き詰まったらガムを感で取り組んでみましょう。

常にガムを噛む必要はありませんが、脳に刺激を与えて学習効果がアップすることが期待できますよ。

技術士二次試験の問題に取り組めない?マンネリ化を活用しよう!

2017年05月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「技術士二次試験、がんばりたいけど三日坊主で勉強がつづかない……」と困っていませんか?実は三日坊主を克服するにはマンネリ化がカギを握っています。

マンネリ化と聞くと、なんとなくネガティブなイメージがありませんか?惰性とか、怠惰な印象をもつはずです。ですが、脳科学の研究者池谷裕二博士は著書『のうだま』のなかで、「三日坊主は脳がそうさせている」と述べています。

マンネリ化は馴化と表現されます。広辞苑で馴化の意味を調べてみると「異なる環境に移された生物が、次第になれて、その環境に順応した性質をもつようになること」と説明されています。異なる環境に移動することはストレスがかかることです。そのため、異なる環境に入ると、元の環境に戻ろうとしてしまいます。元の状態に戻ろうとする作用のことを恒常性といいます。

最初に環境を変える段階では苦労を感じるでしょう。ですが、次第になれてマンネリ化(馴化)した状態になってしまえば、勉強することが日常となります。歯を磨いたり、顔を洗ったりすることと同じように勉強ができるようになります。

そのためには作業興奮を活用しましょう。勉強をしようとやる気がでないときでも、教科書をひらいたり、ノートとペンをもってみたりしてみます。どんなに小さなことでもかまいません。少しでも行動をはじめると、脳は自然とやる気をだしてくれます。それだけ、脳は環境に左右されやすく、だまされやすい特徴があります。やる気がでないと思って休んでいると、やる気は出てくるでしょうか?答えはNoです。いつまでもやる気はでてきません。やる気をだすコツは環境を変えてみることです。

技術士二次試験の勉強にうまく取りかかれないとき、小さなことからでも手をつけてみましょう。脳の作業興奮が働いて、自然とやる気がでてきます。そして、毎日勉強する習慣がついてしまえば、勉強すること自体が苦痛ではなくなります。脳の仕組みを利用して、効果的に勉強を進めていきましょう。

受験準備が思うように進まなくても、これだけはやっておきましょう!

2017年05月24日 作成 / 執筆:タートル講師

技術士第二次試験まで2ヶ月を切りました。

択一あるいは論文作成について、勉強の真っ最中だと思います。

 

順調に試験の準備が進めば良いのですが、仕事で突然のトラブルが発生したり、プライベートで大きな問題が発生したりで必ずしも予定通りになるとは限りません。

 

思っていた準備ができていないと、「今回はダメだろうから受験を見送ろうか」などと考えてしまうこともあるとは思いますが、試験を受けなければ合格の可能性はゼロです。

受験申込みをしたのであれば、万難を排して筆記試験を受験すべきです。

 

さて、今回は建設部門を対象にして、受験準備が十分にできないときでも、「これだけは最低限やっておきましょう」ということを述べたいと思います。

 

課題解決能力を問う論文(問題III)について、様々な課題に対応できる解決策を準備しておきましょう。

 

問題IIIでは、ある大きなテーマについて課題をいくつか挙げて、それらの課題に関する解決策を問うような設問が良く見られます。このときに、幾つか解決策の方向性を準備していれば論文の構成を考えることができると思います。

 

例えば、「ICTの活用」というのは様々な課題の解決策として有用です。

建設部門で良く出題されるテーマとして、担い手不足・老朽化インフラ対策の2つを考えてみます。

 

担い手不足であれば、熟練技術者の大量退職や若手技術者の不足を解決する方策として、ICT活用が有効です。老朽化インフラ対策でも、大量の老朽化インフラを効率よく点検する方策として、ICTの活用は有効です。

もちろん、個別の具体策はテーマによって違ってきますが、解決策の大きな方向性としては間違っていません。

 

このように、様々なテーマの解決策として利用できる「コンテンツ(ネタ)」を準備しておくことで、論文の骨子をうまく作ることが可能です。

 

しっかりと試験準備をすることが大切なのは言うまでもありませんが、どうしても準備ができないときであっても、可能な範囲で準備をして試験に挑みましょう。

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
 

 

諦めないで

2017年06月25日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

筆記試験まで、あとひと月を切りました。

皆さん、勉強は順調に進んでいますか?

計画通りに進んでいない方で、「今年度は、もう無理だから、受験やめようかな」と思っている方はいませんか。

でも、諦めないで下さい。

受験を止めたら、絶対「技術士」になれませんよ。

計画通りに進んでいなくても、諦めずに頑張って下さい。

 

以下、私からの「諦めないで」メッセージを記します。

 

・完璧に理解、記憶できなくても気にする必要はありません。択一式で、5つの選択肢のうち、「明らかに間違い」を見つけられるだけで、正解する確率は間違いなく上がります。この確率の上昇の積み重ねが択一式60点獲得の秘訣だと思います。

 

・完璧に理解、記憶できなくても気にする必要はありません。少しでも情報を頭に入れればよいというつもりでいいと思います。試験の直前に見たノートに書いていたことが試験に出たので合格できたということをよく聞きます。それは、最後の最後まで、諦めずにノートを見ていた人が言えるセリフです。

 

・完璧に理解、記憶できなくても気にする必要はありません。まとまった勉強時間を作る必要もありません。10分の時間があれば勉強できます。過去問1問解くには、10分あれば大丈夫でしょう。ノートの1項目見直すにも、10分あれば大丈夫でしょう。「まとまった時間を作らなきゃ」って構えるとしんどいです。10分の勉強を積み重ねていって下さい。無理せず、できることをやっていきましょう。

 

When you give up, that's when the game is over.

筆記試験当日にやっておきたいこと

2017年07月04日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

試験当日が近づいてきました。

通常業務に追われ勉強不足で焦っている人も多々いることかと思います。

実際は準備不足で受験する人のほうが多いかもしれません。

たとえ準備不足でも受験しなくては合格はありえません。

まずは必ず受験しましょう。

 

試験当日に注意してほしいことがあります。

 

・必須科目Ⅰはどの問題にどの解答をマークしたか確実に控えておきましょう。

必須科目Ⅰは20問中15問を選び解答します。

試験直後は自分が何を選択したか覚えていますが、徐々に忘れていきます。

試験問題用紙に自分の選択した解答をしっかりメモして持ち帰り保存しておきましょう。

試験後1週間ほどで必須科目Ⅰの正答が公表されると思います。

自己採点で9問以上正解、そして選択科目Ⅱ・Ⅲがそこそこ記述できたのなら次の口頭試験対策に移らなくてはなりません。

自分の解答のメモを取らず、自己採点ができないと10月末の合格発表まで落ち着いて仕事をすることすらできなくなります。

口頭試験対策は少しでも早く取り掛かったほうが有利です。

試験中、メモを取るのは簡単なことです。

決して怠ることのないようにしましょう。

 

・選択科目Ⅲ(3枚論文)は復元できるようにしておきましょう。

選択科目Ⅲの記載内容は口頭試験時にも聞かれる可能性があります。

しっかり復元しておかないと口頭試験時、本当に後悔します。

これについても試験直後は覚えていますが、徐々に記憶から消えていきます。

やり方は人それぞれですが、試験中にメモを取っておくことも有効です。

選択科目Ⅲは最後の試験なので、既に手の力(握力)が弱り、メモを取るのも辛くなります。

ですが、ここを怠ると必ず後悔します。

試験後、パソコンを出してすぐに復元する人もいます。

帰りの電車などで痛い手を動かして頑張ってメモを取る人もいます。

家に帰ってすぐにパソコンを開き、復元する人もいます。

「試験終わった~」と言ってすぐに缶ビールを手にとるのは後悔のもとです。

苦労の上に合格があることを忘れないようにしましょう。

受験したのですから合格で終わらせましょう!

 

 

 

 

試験官の心に届く回答を心がけよう!

2017年07月09日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士試験まであと1週間に迫りましたね。

 

十分に勉強をして自信をつけた人もそうでない人もラストスパートに突き進みましょう!

 

技術士試験(二次試験の筆記試験)は知識と能力を判断する試験です。知らない問題に対して
説得力のある回答は無理です。この知識レベルを高める王道が技術ノートです。しかし、すべて
の問題をケアしたつもりでも、その間隙をついた問題が出るものです。この場合にも諦める
必要はありません。難しい問題は他の受験生にとっても難しいのです。合否は相対評価なので、
他の受験生も苦労しているのであれば合格のチャンスはあるのです。

 

また、複数の問題から回答する問題を選択できるのは技術士試験の有利な点です。すべてに
回答しなくても良いので、自分が得意な分野、キーワードをたくさん思い出せる問題を選択して
これに全力を注げば良いのです。

 

さて、その場合にも、自分が勉強した内容を最大限に回答に詰め込むことができれば合格となる
のでしょうか?残念ながらそうとも言えない。自分の回答に満足していても、試験官が合格と
判断しなければ合格にはなりません。

 

では、どのように試験官は合格か不合格かを判断しているのでしょうか?そのためには、
試験官の立場に立って考えてみることです。合格か不合格かを判断するポイントは
次のような点と想定されます。

 

① 出題の意図に沿っているかどうか。
 ・聞いてもいないことを詳しく書いてもダメ。
② 正しい知識を有しているかどうか。
 ・間違った知識ではやはりダメ。
③ 回答が論理的で論旨が明瞭かどうか。
 ・何を言いたいのか不明。最初と最後で結論がずれているのはダメ。
④ 正しく分かりやすい日本語で書かれているかどうか。
 ・誤字脱字は減点対象。綺麗でなくても見やすい字を心がける。
 ・5W1Hを意識して誤解なく理解してもらうようにする。
 ・長い文章よりは短い文章を適切な接続詞につなぐと論理が分かりやすい。

 

また、細かいことだが、表現上の注意も心得ておいてほしい。

 

① 項番の正しい振り方
 ・大見出しは1./2./3.、中見出しは1.1/1.2/1.3、小見出しは1)/2)/3)など。
 ・(1)だと2マスだが1)や①なら1マスなのでマスを有効に使える。
② 原稿用紙のますの正しい使い方
 ・基本は1マス1文字。ただし、英数字は1マスで2文字。図表枠は別。
③ 図表の効果的な描き方と引用
 ・図表枠は、試験官に対して回答の要点をビジュアルにアピールできるので
  非常に効果的。かつ、ここで論理の骨子を明確にすると全体が論理的となる。
 ・図表枠は、1マス1文字の制限はないが、あまり小さな字は避ける。
 ・試験官は高齢者の可能性が高く、小さな文字は試験官にとっては苦痛。
④ 箇条書きは有効だが、字数制限を踏まえて柔軟に活用
 ・600字枠をどのように活用するかをまず考えて、その中で箇条書きを活用する。
 ・多面的に考えよ、論ぜよの場合には、2では少なく4では多い。やはり3つ。
⑤ プラスアルファの上級テクニック
 ・横線やアンダーラインをうまく活用するとメリハリ感が出る。
 ・上級テクニックだが、縦線をうまく使うと全体構成が明瞭でかつ見やすくなる。
 ・具体的には大項目の見出しと次の大項目の見出しの間の一番左のマスの左から1mmの
  ところに縦線を引くと、インデントしたように見えて、全体の構成がわかり、見やすい。
 ・ただし、線を描く時間が必要なため、心の余裕がないと無理。しかし、その分だけ、
  試験官から見ると、お!この回答者はできるな!と思わせる心理的な効果もある。

 

結論としては、まずは基本の「キ」をしっかりと押さえ、試験官の気持ちを考えて、
試験官に見やすく、判断しやすい回答を心がける。試験官に聞かれたことにはきっちりと
回答し、その上で自分なりの独創性や工夫した点をさりげなくアピールして印象を高める。

 

こんな気遣いのできる受験生の回答はきっと合格にすると思いませんか?

試験官に語りかけるつもりで試験に臨んでください。

頑張って!!

 

 

技術士二次試験のスケジュール設計は月単位がよい理由

2017年07月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士二次試験に向けて、勉強を進めるためにはスケジュール管理が大切です。受験当日までにどの範囲を勉強しておくか、自分の苦手範囲の復習はどの程度行うかなど、効率的な学習の支えになるのがスケジュール管理です。

ですが、実際はスケジュール管理がうまくいかないと言う人も多いでしょう。仕事で急な対応が入ってしまったために、なかなか予定通りに学習が進められないことも多いはずです。さらに、学習予定が崩れ始めると、調整するために1日の勉強量が増えて終わらなくなり、スケジュールがどんどん先延ばしになっていく……。うまく時間管理をできない自分に嫌気がさして落ち込んでしまう人もいるでしょう。

スケジュール管理は目標達成のために欠かせないサポーターである一方で、ストイックすぎるスケジュール設定はやる気をなくしてしまうリスクにもつながります。実際に行われた学習に関する実験結果を紹介します。大学生を対象に行われた学習効率に関する実験です。
 

  • Aグループ:日単位での目標を決めて学習を行う
  • Bグループ:月単位での目標を決めて学習を行う
  • Cグループ:何も目標を立てず学習を行う


実験開始前の予想では、細かくスケジュールを管理したAグループが最も高い学習効率になるはずだとされていました。ですが、実際に箱を開けてみると、Bグループが最も成績が良くなりました。

日単位で目標が決められていると、少しでも目標を達成できないと全体のスケジュールに狂いが生じ、目標達成できない日が続きます。心理的な悪循環も重なり日単位でのスケジュールは管理することが難しいのでしょう。また、スケジュールの細かい設定をするため、準備にも時間がかかります。

その一方で、月単位で目標を設定したBグループは準備が大まかで済み、多少の遅れが生じた場合でもスケジュールの都合がつけやすく、結果的に学習効率がよくなりました。

さらにBグループの被験者は、実験が終わった1年後でも、月単位の目標設定が習慣となり目標に向けたスケジュール設定を行っていたことがわかりました。完璧を求めて細かいスケジュールを設定しがちですが、目標を達成して成功体験をつかんでいくためにも、ゆとりがある月単位での学習目標を設定していきましょう。

技術士2次試験口頭試験の臨機応変力を高めるトンデモ学習法その弐

2017年08月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士二次試験の口頭試験では、どのような質問でも、その場で答えを見つけて、口頭で回答しなければなりません。これは、事前の予行演習などを行うなどの対策は当然ですが、それでもなお、その時に想定できなかったような質問が飛んできてしてしまい、パニックになってしまうという状況に陥ってしまうこともあり得ます。

 

こうした状況でも冷静さを保って、どのような状況であっても、その時に自分の知識の中から最も近いと思われる最適解を探し出す必要があります。

それを達成できるためには、臨機応変力を高める必要があります。

 

トンデモ学習法その弐「英語で話す」

主に日本国内にいると、必要性がなければ英語で会話をするということはあまりありません。日本人のほとんどが英語を学んでおり、読み書きや簡単な会話を学校で学んでいます。

しかし、日常会話ができるという人を見かけることはあまりありません。これは日本人同士の中にいると英語で話す必要性がないからです。

何か外国人が集まるような場所に行って、英語で話す機会をもってみましょう。

東南アジアやフィリピンなど英語が分かる国の人と話す場合でも同じです。

 

これの効果としては、過去に学んだことをいかに瞬時に引っ張り出すかということになります。

脳の構成として、過去に学んだことを思い出すことで、身に着けた知識を話したり、再度思い出しやすくするということです。

会話は台本通りにはいきません。さらに相手は日本語を理解できていませんので、英語でしか意思疎通ができません。

こうした状況に自分を追い込んで、学校で学習した英語を思い出し、コミュニケーションの道具とすることで、その場で相手の表情を見ながら、自分の伝えたい内容を話すということも臨機応変力を磨く手段の一つとなるでしょう。

 

一見すると、技術士試験とは全く関係のないことでも、臨機応変力を高める訓練となることが言えます。

これを身に着けることで、予想ができないことばかりの人生もうまく乗り切っていくことができるでしょう。

建設業関係の資格

2017年08月08日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

技術士試験受験の第一の目的が、国土交通省管轄の建設業に係る営業所専任技術者

(特定建設業・一般建設業)、監理技術者・主任技術者の資格を取得することという方もおられると思います。

 

建設業の業種によっては、部門だけではなく、選択科目も限定されているものがあります。

 

せっかく技術士試験に合格しても、思っていた業種の営業所専任技術者、監理技術者・

主任技術者の資格を得ることができないということがないようにご確認下さい。

 

以下に、建設業種と営業所専任技術者、監理技術者・主任技術者となり得る技術士の部門・選択科目等をまとめました。

 

 

★土木一式工事

・建設部門

・総合技術監理部門(建設)

・農業部門(農業土木)

・総合技術監理部門(農業[農業土木])

・水産部門(水産土木)

・総合技術監理部門(水産[水産土木])

・森林部門(森林土木)

・総合技術監理部門(森林[森林土木])

 

★とび・土工・コンクリート工事

・建設部門

・総合技術監理部門(建設)

・農業部門(農業土木)

・総合技術監理部門(農業[農業土木])

・水産部門(水産土木)

・総合技術監理部門(水産[水産土木])

・森林部門(森林土木)

・総合技術監理部門(森林[森林土木])

 

★電気工事

・建設部門

・総合技術監理部門(建設)

・電気電子部門

・総合技術監理部門(電気電子)

 

★管工事

・機械部門(流体工学)

・総合技術監理部門(機械[流体工学])

・機械部門(熱工学)

・総合技術監理部門(機械[熱工学])

・上下水道部門

・総合技術監理部門(上下水道)

・衛生工学部門

・総合技術監理部門(衛生工学)

 

★鋼構造物工事

・建設部門(鋼構造及びコンクリート)

・総合技術監理部門(建設[鋼構造及びコンクリート]

 

★舗装工事

・建設部門

・総合技術監理部門(建設)

 

★しゆんせつ工事

・建設部門

・総合技術監理部門(建設)

・水産部門(水産土木)

・総合技術監理部門(水産[水産土木])

 

★機械器具設置工事

・機械部門

・総合技術監理部門(機械)

 

★電気通信工事

・電気電子部門

・総合技術監理部門(電気電子)

 

★造園工事

・建設部門

・総合技術監理部門(建設)

・森林部門(林業)

・総合技術監理部門(森林[林業])

 

★さく井工事

・上下水道部門(上下水道及び工業用水道)

・総合技術監理部門(上下水道[上下水道及び工業用水道])

 

★水道施設工事

・上下水道部門

・総合技術監理部門(上下水道)

・衛生工学(水質管理)

・総合技術監理部門(衛生工学[水質管理])

・衛生工学(廃棄物管理)

・総合技術監理部門(衛生工学[廃棄物管理])

 

★清掃施設工事

・衛生工学(廃棄物管理)

・総合技術監理部門(衛生工学[廃棄物管理])

 

★解体工事

・建設部門

・総合技術監理部門(建設)

(当面の間、解体工事に関する実務経験1年以上又は登録解体常時講習の受講が必要)

 

8月末からは復元論文に赤ペンを入れる

2017年08月29日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

試験直後に復元論文を作ります。感覚的に、1割の人が、経験者や講師のアドバイスを素直に聞いて、復元しています。

 

3割の人が、1週間ほど経ってから、復元します。

そして、やばいな、けっこう忘れるものだな、と思って、どうにか、こうにか復元します。

 

試験直後や、その1週間で復元論文をつくるのは、骨が折れる作業だったでしょう。

肉体的な疲労はもちろん、直後の気持ちの高ぶりがあるからです。

また、出来が悪いときに、現実を見たくないためです。

 

いま1ヵ月が経って、ようやく、心身ともに、1ヵ月前の自分を見つめられる時期にきました。

 

そこで、復元論文を赤ペンで添削していくと良いでしょう。

 

あなたは、技術士たる実力と経験をもった指導者です。

添削する答案は、未熟な受講生が作ったものです。

 

寛大な心を持ちつつ、厳しく、添削します。

論理の飛躍があるところには、補うべき情報を書き込んであげます。

 

受験生を、くさしたり、指導を投げ出したりしないことです。

 

技術士は、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者」です。

 

技術士と同等の実務能力を発揮して、『指導』してあげてください。

生半可な指導ではなく、適正な報酬分の赤ペンを入れてあげてください。

 

「技術士業務報酬の目安」がネット検索で見つかります。

その報酬に相応しい、指導を1ヵ月前の答案を書いた自分にしてあげてください。

 

そんな指導によって改訂された答案は、口頭試験で心強い武器になるはずです。

メリル・ダグラスの時間管理表で技術士試験を乗り越えよう

2017年09月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

時間管理について研究したアメリカのメリル・E・ダグラスは、時間を管理するためには、時間の使い方について考える必要があるといっています。つまり、ほとんどの人が時間を管理することが大切だと思いながらも、実際に時間を使うための計画を立てられていないというのです。自分の過去の行動を振り返ってみると、どうでしょうか?

毎日の勉強に追われるように過ごして、時間の使い方を計画するほどの余裕を持てなかったのではないでしょうか。そこで、まずは時間の使い方を考えるための予定を作ることからはじめてみましょう。

メリル・E・ダグラスの提案する時間の使い方は、とても細かく、1週間、1日、と時間を何に消費するか計画します。ですが、はじめての時間計画を作るときに、こだわりすぎてしまうとなかなかうまくいきません。おそらく、ほとんどの人が、計画をたてただけで疲れてしまい、実行するまでたどり着けないでしょう。

そこで、実践してみてほしい方法が、時間を何に使ったか記録することです。15分単位で記録していくと、1日の終わりに振り返りがしやすいのでおすすめです。ただし、1時間から2時間おきにこまめに行動を記録した方がいいです。なぜなら、1日の終わりにまとめて記録しようとすると、いくつかの行動を思い出すのに時間がかかりすぎてしまったり、忘れてしまったりします。とくに細かい用事がたくさん入った日には、1日を振り返って思い出すことがほとんど不可能です。ですので、できればこまめに記録しましょう。そして、毎日、記録を終えたあとに反省と翌日への決心を書いておくと、時間管理が得意になってきます。どんなことに時間を使い、どのように改善するべきか工夫するために、まずは記録することからはじめてみましょう。

技術士第一次試験を受験された方へ

2017年10月09日 作成 / 執筆:タートル講師

10月8日に平成29年度の技術士第一次試験が実施されました。

受験された皆様、お疲れ様でした。

 

今回の第一次試験を無事にクリアして、第二次試験(技術士)に挑む方へのメッセージです。

 

まず、受験要件を満たす方は、平成30年度の第二次試験を必ず受験するようにしましょう。

第二次試験の試験制度変更について検討されていましたが、とりあえず平成30年度は従来と同じ形で実施されます。

早ければ平成31年度(元号が変わる予定ですので平成30年度の次の年度と捉えてください)に試験制度が変更になるのであれば、そこから受験しようという考えは厳禁です。

現行の試験制度は平成25年度から実施されています。つまり5年間の実績があるわけですから、どのような傾向で出題されるのかが明確になっています。それだけ試験の準備がやりやすいということです。

仮に平成31年度に試験制度が変更されたら、新制度で最初の試験になるわけですからどのような形で出題されるのか、はっきりしたことは試験を受けるまではわかりません。

試験対策を立てやすい来年度に受験をしましょう。

 

次に第二次試験受験の準備を早速始めましょう。

まだまだ先、と思っていたら色々と予期しない予定が入って結局準備が不十分なままで受験した、という方は非常に多いです。

まずはこれまでの業務の棚卸をして、受験する部門と科目を決めましょう。せっかく第二次試験の筆記をクリアしても、口頭試験で「部門(科目)違い」と判断されて不合格となる方が毎年います。自分の経歴は受験する(したい)部門や科目に適しているのかを、確認することが受験準備のスタートです。

 

 

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

成功体験を積むことが大切!!技術士試験合格へ向けて先延ばしを防ぐ

2017年10月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

前回は、先延ばしグセが引き起こす危険について紹介しました。今回からは、先延ばしする習慣を防ぐための、具体的な方法について紹介していきます。

今回、覚えておいてほしいことは、「小さな成功体験を積むことが大切だ」という考え方です。すぐに取りかかれる小さな課題、もしくは、興味が持てる課題から取り組みます。これは、脳科学の池谷裕二教授も、著書のなかで、サルが複雑な行動を身につけるプロセスを例に、小さな課題から取り組むことの大切さを述べています。例として紹介されている実験では、「遠い場所にあるエサを、長い枝を使って取る」という課題を覚えさせます。まず、サルには、適切な枝の選び方を教えます。「枝の選び方」といっても、短い枝よりも、長い枝の方が、遠くにあるエサをとれるという程度のことです。

小さなステップから初めて、成功体験を積むことで、自信がついてきます。「成功体験を積む」ということに関しては、ネガティブな側面もあり、たとえば、将棋棋士の羽生善治さんは、「過去の成功体験や失敗体験が足かせとなり、あたらしいことにチャレンジできなくなる」という趣旨の内容を著書のなかで語っています。ですので、成功体験に依存過ぎることは危険ですが、先延ばしの習慣がある場合は、まず課題に取り組み、課題をこなし、自信をつけることが大切です。自信をつけるために、取りかかりやすいことから、一つずつ終わらせていきましょう。

「成功体験を積む」と聞くと、ポジティブ自己啓発のような「自分にはできるんだ」と無理に言い聞かせる印象を持つ人もいるでしょう。ですが、現実に目を背けて、「自分にはできる」と思い込むと、プレッシャーになり、良い結果を招かない場合もあります。小さなステップからでかまわないので、課題を少しずつ終わらせる習慣をつけていきましょう。

口頭試験の準備、まずは...(第1回)

2017年10月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

受験生の皆さん、いよいよ筆記試験の合格発表ですね。

筆記試験に合格したら、口頭試験の準備をしなければなりませんが、その準備についてお話したいと思います。

「自分でしかできないこと」を最優先にしましょう。

「技術士の義務・責務」とか、「技術士制度」とか受験生の皆さんに共通の事項は、Webで調べれば、想定質問や模範解答などいろいろ出てきます。

これから3回に分けて書く事項は、自分でなければできません。後回しにしても必ずしなければならないので、まずはここから手をつけて下さい。

まず、第1回は、「筆記試験の再現」についてです。

 

★筆記試験の再現

多くの方から、筆記試験の論文の再現をすることが推奨されていたと思います。もし、まだされていない方がおられたら、ぜひとも論文の再現をして下さい。

今更、一語一句違わずに再現などできませんが、最低でも要旨はまとめておいて下さい。

重要なのは、その次です。

その論文が、質問に対して正しい回答になっているかどうか、再確認して下さい。

間違ったことを書いていないか...

説明不足なので追加する事項はないか...

口頭試験で、筆記試験の論文について聞かれることは多くはないそうです。しかし、口頭試験で質問されるということは、試験官から、応用能力や課題解決能力に疑問を持たれているということなので、名誉挽回しなければなりません。

ということなので、ただ単に論文の再現をするだけでは足りず、どのように回答すべきであったかを考えるところまでしておいて下さい。

 

「備えあれば憂いなし」です。

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

 

 

「口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回)説明した業務の振り返り」も

ご参照下さい。

 

口頭試験の練習は大きな声で

2017年11月17日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

口頭試験の準備は順調に進んでいますでしょうか。

いよいよ、来週金曜日11月24日から始まります。

 

「想定質問の作成」、「想定質問に対する回答原稿の作成」をされていることと思いますが、回答原稿は、
大きな声に出して読んでみて下さい。

黙読したり、小声でぶつぶつ言っている時にはそれほどおかしいと思わなかったことが、背筋を伸ばして
正しい姿勢で大きな声で読んでみると、何かしっくりいかないことがあります。

それを直すために、何回も何回も原稿を見直す必要があると思います。

 

模擬面接とまではいかなくても、誰かに聞いてもらうのがよいと思いますが、聞いてくれる人がいなくても、
前に試験官がいるつもりで、正しい姿勢で大きな声でしゃべる練習だけでも、十分効果があると思います。

私は、模擬面接も受けませんでしたが、毎日、昼休みとか定時後に空いた会議室で、一人でしゃべる練習をし、
毎日、原稿の見直しをして、口頭試験前には、自分で納得できる原稿に仕上げることができました。

皆さんも、ぜひ、前に試験官がいるつもりで、背筋を伸ばして、大きな声でしゃべる練習をして下さい。

 

努力は必ず報われます。

頑張って下さい。

 

追伸

筆記試験合格発表の直前に、「自分しかできないこと」を優先してするように、第1回、第2回、第3回に分けて
お勧めしましたが、もし、まだ、できていなければ今からでも遅くないので、やっておいて下さいね。

口頭試験のピークですね。最善を尽くして朗報を待とう!

2017年12月09日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士二次試験にチャレンジしている人へ
口頭試験はこの土日がピークのようですね。私も今日口頭試験にトライしました。会場となる渋谷のフォーラムエイトでは、約300人が入場できるオリオンホールを控え室にしていて、私が見ている時間帯だけでも100人を超える人が緊張した表情でスタンバイしていた。

 

口頭試験を突破のためのノウハウ
1)全てのスタートは申込書
2)試験官は筆記試験に合格点をつけてくれた人
3)模擬試験を繰り返そう

 

全てのスタートは申込書
技術士試験(二次試験)を受験するためには申込書を提出する必要がある。そして、そこには自分の略歴(5行)と業務詳細(720文字)を記載する必要がある。受験分野や受験科目をどこにしようかと迷いながら書いたりする。その専門分野への深い知識がまだない時点で書いた略歴と業務詳細をもとに審査するのがこの口頭試験だ。なんということだ。自分が書いた内容も今から書き直して良いと言われたら全面的に書き直したい。ポイントがわからない。論理が不明。工夫した点が伝わらない。試験官はそんなダメダメ資料を手元で見ながら厳しい質問をしてくる。もう覚悟するしかない(涙)。

 

試験官は筆記試験に合格点をつけてくれた人
しかし、あきらめるのは早い。その試験官はあなたの筆記試験に対して合格点をつけてくれた人だ。つまり、あなたを合格させようとしてくれている味方なのだ。敵ではない。したがって、試験官の期待に応える必要がある。試験官の立場に立って、試験官が理解できるようにあなたの略歴を説明して、あなたがどのような経験をしたか、どのように成長したかを理解してもらう。そして、業務詳細では、どのような課題に対して、何が問題だったのか、その問題をどのような方法で解決しようとしたのか。その解決方法は最適だったのか。そして、どのような成果を得たのか。口頭試験はあなたの経歴を評価するのではなくて、あなたの能力を評価するのが目的です。したがって、こんな仕事をしたではなく、自分はこんな能力があるので、このような課題をこのように解決した。なので、これからも社会の課題を解決する能力があります!ということをアピールする場なのだ。

 

模擬試験を繰り返そう
口頭試験では、いくら説明しても試験官が全く違う風に誤解することがある。そんな誤解がいっぱい発生するのを解きほどすのがコミュニケーション能力だ。しかし、自分と違う考えをする人がいることを理解することは難しい。一人で考えてもできるわけがない。唯一の方法は第三者に試験官になってもらって、模擬試験をすることだ。いかに自分の思い込みが強いかを毎回思い知ることになるだろう。また、誤解しやすい場所が分かれば、その誤解を解くための説明の仕方も見えてくる。模擬試験は最低でも3回はしたい。できれば4−5回ぐらいするべきだ。相手は、自分の奥さんでも、子供でも良い。素人が試験官になってくれると、もう思いっきり誤解をしてくるので大変参考になる(笑)。

 

合格発表は3月9日(金)
2016年度(平成28年度)の合格発表は2017年3月1日だった。でも、今日の案内資料を見ると、2017年度の合格発表は2018年3月9日だ。わずか1週間ほどの差だけど、ドキドキする時間が去年より長くなるのは辛いなあ。神様でも仏様でもなんでも良いので、なんとか合格しているのをお祈りするしかない。

 

来年に向けての戦略を立てよう!
控え室にはピークで100人ほどの受験者がスタンバイしていたが、そのうちの女性は1割ほどだった。女性の社会進出に期待が寄せられているが、技術士の世界はまだまだ女性が進出する開拓の余地がありそうだ。現在の二次試験の方法は来年度までだ。今回の口頭試験は失敗だと判断してリベンジを図るか!それとも、合格を信じてさらに次の部門にトライしてマルチホルダーを目指すか。いずれにせよ、合格発表を待ってから考えるのではなく、今日から来年度の目標を定めてスタートを切ろう。技術士試験はタイムリミットが決まっているので、スタートダッシュが成功の秘訣だ。

 

【技術士試験のための睡眠入門】眠れないときの対策

2017年12月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

ふとんに入ってからすぐに眠りにつけていますか?30分以上目がさえてしまって入眠できないという人は、入眠障害かもしれません。前回は睡眠不足の対処法について紹介しました。今回は眠れないときに対策を確認していきましょう。

普段からすぐに眠りにつけない人でも、だいたい何時ごろに眠りに落ちているか感覚はあるはずです。たとえば、12時ごろふとんに入ったけど、2時ごろ眠りについていると感じているとしましょう。その場合、なかなか寝付けないからといって、ふとんに入る時間を11時にしたり、10時にしてもあまり意味がありません。ふとんに入る時間を無理にはやくするのではなく、眠る時間にあわせてふとんに入りましょう。

いつも2時ごろに眠くなるという人であれば、2時まではリラックスタイムです。このとき、パソコンやテレビをつけてはいけません。暖かいお湯を飲むなどしてゆったりとした時間を過ごしましょう。もちろん、スマホをいじるのもよくありません。そして、いつも眠りにつく2時ごろに布団へ入るのです。これを習慣にしていくと、徐々に眠くなる時間が早くなってきます。2時に眠くなっていたのが1時30分ごろ眠くなり、1時になり、12時になるという具合に改善が可能です。

リラックスタイムには、ヨガや瞑想といった心を落ち着かせるような時間の過ごし方がオススメです。ヨガにもいろいろな種類がありますが、「陰ヨガ」というリラックス効果を高める効果があるヨガもありますから、うまく活用しましょう。このときにスマホやパソコンなどでヨガの動画をみてしまうと、どうしても光の刺激を受けてしまいますから、事前に覚えておくか、紙に書くなどしておきましょう。あまり型にこだわりすぎないことも大切です。

眠れないときの対策を上手に活用して、技術士試験に万全の体調で挑みましょう。

2026年09月
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