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技術士の部門紹介:船舶・海洋部門

2018年07月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 25

技術士の専門部門の中でも、造船や海洋開発に関する技術部門としてあるのが船舶・海洋部門です。

この部門は、技術士の中でも特に受験者が少ない部門です。

 

技術士 船舶・海洋部門の概要

船舶の設計や、油田や海洋資源の開発と言った海洋開発の技術部門を担当しているのが、船舶・海洋部門です。

専門分野も船舶の構造設計や船舶動力やエンジンの構造などを専門とする船舶と船用機器、海洋パイプラインや油田用の浮島などを設計することが出題される海洋空間利用に別れています。海洋大学や商船大学などを卒業した方にとっては馴染みの深い内容になると思います。

 

技術士 船舶・海洋部門取得後の活躍

船舶の設計や海洋開発などを行う会社に設計職として活躍することが可能です。

しかし、内容が専門的なことと、海洋開発などは海外となることが多く、日本の技術士資格と合わせてプロフェッショナルエンジニアなども取得している必要があると考えられます、

 

技術士 船舶・海洋部門の問題点

船舶・海洋部門は他の技術部門と比較しても特に受験者数が少ないことで有名です。

平成29年度の二次試験受験者数は15人でした。これは日本の造船事業が最盛期から大きく衰退していることや、海洋開発などでパイプラインを敷設するというような機会がほとんどないためと思われます。

沿岸の工事などであれば、技術士の建設部門での需要となりますので、技術的に専門分野を活用する機会が少ないというのが原因ではないかと思われます。

船の操縦であれば航海士などの資格が必要となるため、技術士として活躍できる分野が限られてしまっているということが原因と考えられます。

 

船舶・海洋部門は商船大学や海洋大学を卒業しても異分野の業種の会社に就職する人も多いように、専門性を活かして活躍するには、非常に狭き門をくぐる必要があります。

設計職として造船会社などの特殊な会社に就職する必要があります。現在、造船会社は大手企業しか残っていないため、非常に需要が限られています。

また、海洋開発を行う場合でも、日本国内の油田などがない限り需要を作るのが難しいと言えます。

 

 

一次試験対策にフリクションペンは便利

2019年06月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 25

一次試験はマークシート式試験です。その準備段階では、過去問題集を使います。

どのような問題文が出題され、その文中で、どのように誤り箇所が作られるかを分析していくと、力がつきます。

なぜなら、一次試験では、過去問題からの出題率が高いからです。

 

ある年、間違いの選択肢として出題された文章は、その間違い箇所を正しくして、正しい選択肢として再出題されることがあります。

その逆に、正しい選択肢として出題された文章は、文章中のキーワードを別のキーワードと入れ替えたりして、間違いの選択肢にします。

 

そこで、わたしたちは、論点となる箇所に、下線を引いたり、正しい用語を書いたり、補足説明を加えたりと書き込みをします。

問題集を3回転ほどすれば、その書き込みのおかげで、理解もずいぶん進むことでしょう。

 

まさに、「過去問を繰り返すことは、資格試験対策」の王道なのです。

 

しかし、ここで、副作用というべき困ったことが起こります。

今度は、書き込まれた問題集の雰囲気だけで勉強したつもりになったり、答えそのものを暗記してしまったりして、4回目以降は、学習の効率が落ちてしまうのです。

そして、書き込みが邪魔になるなぁと思ってしまいます。

 

そのとき、ボールペンや蛍光ペンで書き込んでいれば、諦めましょう。
新しい問題集を買って、心機一転がんばることです。

 

シャーペンで書き込んでいれば、消しゴムで消して、再利用するか考えます。
時間がかかります。そして、案外、消す作業で親指が痛くなるものです。

 

フリクションペンで書き込んでいるのならば、ドライヤーの熱風をあてます。
そうすれば、インクが消えて、また、新たな気持ちで問題集に取り組めます。
そうです。フリクションペンのインクが熱で消える性質に着目するのです。

 

ちょっとした勉強の工夫のお話しでした。

「Ⅳ.河川・砂防 技術提案書の資格要件」

2025年10月18日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 25

「Ⅳ.河川・砂防 技術提案書の資格要件」

 私は転職して、河川構造物分野のセクションに配属になりました。施工会社から、総合コンサルタントの新しい世界へ飛び込むことになりました。未踏分野であった河川分野への新たな挑戦がはじまりました。

1. 受験経緯

 私が転職した当時は、建設コンサルタントの世界も新たな時代を迎え、業務発注形態が提案型業務(プロポーザル方式・総合評価方式)への移行時期でありました。業務を受注するには企業及び技術者の同種業務実績、該当分野の技術士資格要件を満足し、事前に提出する「技術提案書」によりで、他社より高い評価点を獲得することが求められるようになりました。さらに、要請分野の技術士資格を取得していなければ、入札参加の選定でふるい分け、制限されることになりました。 このため、好むと好まざるとかかわらず私は、河川・砂防分野の技術士を取得することを迫られました。

2. 求められる専門性

 技術士試験はどの分野も共通して専門性が高く、問題解決能力が求められます。合格するためには、実務経験とそれに対応すべく技術研鑽が必要です。河川計画、河川構造物、利水、維持管理、河川情報、地域防災など、新しい専門分野と立ち向うことになりました。

3. 経験論文の構想

 経験論文は職場で従事する河川構造物とし、私の自身のキャリアから施工に関連した分野の視点からアプロ-チが良いと考えました。転職後に担当した業務を掘り下げ、課題に対しどのようなプロセスで問題解決へ導いたかを改めて整理して行きました。経験、専門、一般記述もこれまで実践してきた技術士試験に対する準備経験が、後おししてくれ無事、筆記試験を通過することができました。

 4. 口頭試験の準備と本番

 口頭試験の準備は、これまでに部下や他社の受験者の模擬口頭試験等を行ってきましたので、その方法については従来とほぼ、同様な進め方で行いました。但し、河川・砂防については河川行政、河川法、河川環境、河川情報、住民との協働、防災等、幅広い分野の見識が必要であるため、準備期間がいくらあっても足りないと感じました。  

 口頭試験はいつも渋谷会場でした。相変わらずの独特の雰囲気の控え室でした。この頃から、口頭試験はその部屋の前で、待機するスタイルであったと思います。私の年齢は50歳になっていたと思います。「鏡の前の一人口頭試験」もある種の定着感も出てきたものの、専門技術者として評価されることについては、口頭試験を数度重ねてもプレッシャ-はあるものです。

 口頭試問が始まりました。どうやら試験官はお二人ともに大学の先生の方のように思えました。しかも私の年齢よりも、明らかに若い感じの方々でした。余裕は決してありませんが、年齢が私の方が年上であることに対し若干、アドバンテージを感じることができ、気持ち的に楽になりました。 口頭試問の余裕こそありませんでしたが、年齢、既取得部門があることにより、難解、意地悪、予想外の質問はなく、淡々と終了したように思います。最後の設問では「今更、技術士の義務、責務を聞くまでもないでしょうから、これで終了します。」のしめくくりで、口頭試問が無事終了しました。

 5. 河川・砂防分野の口頭試験準備

これから、河川・砂防分野で口頭試験に向け準備される方は、私の経験から以下について整理・準備することをお勧めします。

 (1) 専門的知識

・技術的判断

・洪水被害軽減のための河川整備手法

・自然再生や環境に配慮した河川計画を行う際の留意点

・ダム、遊水地、堤防、調節池などの治水施設の特徴とその役割

・近年の気候変動による降雨特性の変化に対する河川計画上の対応と現状

・今後の河川維持管理で特に重要な課題

(2) 社会的要請・制度面

・河川法や水防法に基づく業務上の留意点

・地域住民との合意形成を図るためのあなたが考える施策

・河川整備計画策定における住民参加の意義と地域活動との連携

 ・SDGsやカーボンニュートラルの観点から河川分野に求められる方向性

(3) 時事・最近の話題

 ・令和○年○月豪雨の被害事例に基づく、技術的観点からの教訓等

・洪水、地震災害への地域防災力の強化策

・地域におけるリスク評価とその対応

 ・浸水想定区域やハザードマップの課題と改善点

・ICTやAIを活用した河川管理技術の最新動向  

(4)基準超過対応

 近年の降雨については従来の実績や経験則を前例基準として適合が困難になってきています。今後、河川・砂防・海洋・海岸分野でどう対応して行くべきかを整理しておくことが必要です。特に全国、地方の直轄河川や中小河川等、山間地、海岸地域において、地球環境、気候変動、安全国土形成の観点から、自分の意見として答えられるよう準備下さい。  

 次回は、会社の至上命令により受験が必要となった「衛生工学部門」の口頭試験準備についてご紹介します。(以上)

「技術士試験はトレンドキーワ-ドで差別化する。」

2026年05月02日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 24

「技術士試験はトレンドキーワ-ドで差別化する。」  

 さて、ゴールデンウイークとなりました。技術士試験の準備は進んでいますでしょうか。今回は必須問題Ⅰや専門応用問題Ⅲの記述に際し、「トレンドキーワ-ド」入れ込み差別化を図ることを、ご紹介したいと思います。 技術士試験の解答文では、「最近のトレンドを踏まえ、自身の見解・意見」が記述されているか否かで、技術見識や技術研鑽の状況を試験官に伝えることができます。単なる知識の羅列ではなく、トレンド情報収集し、取捨選択のうえ、自分の意見(見解)として主張することが差別化につながります。是非、このゴールデンウイーク期間にじっくり、時間をかけて整理することをお勧めします。

1.トレンドキーワードの情報収集源

1)公的資料が軸

 まずは情報源ですが、公共的にも信頼性のある各分野の白書、政策資料における頻出キーワードが「本命」であり、これを収集します。毎年、以下等は各機関のホームページ等で公開されていますので、是非、参照下さい。

 ・国土交通省白書(インフラ系)

・経済産業省白書(産業・DX)

 ・環境白書(脱炭素)

 特に、本年1月に閣議決定された「第6次社会資本整備重点計画」等は、我が国の政策であり、今年の試験に出題される可能性が高く、特に重要と思いますので必ずチェック下さい。

 2) 業界団体誌、学会誌、技術情報誌

以下の各関連業界、学会誌は毎年、最近の話題について「○○特集」等によりトピックスとして紹介しています。想定設問に関連した「現在の課題や視点」の情報を収集できます。

・土木学会誌

・月間「技術士」(日本技術士会)

 ・「日経エレクトロニクス」(IT関連技術等)

・「日経コンストラクション」(建設業界トピックス等)

 2.情報収集と選択  

上記の情報は膨大な量です。これら全てに目を通すことは困難であり、以下のように効率的に情報収集下さい。  

・白書等は「概要版」を確認する。  

・雑誌等は「近年の災害報告」や「技術特集記事」に着目する。  

・法制度改定や新しい施策の展開状況を確認する。  

・ICT技術等先端技術等のトレンド及び今後を展望する。  

・特に、自分の専門分野で気になる「キーワ-ド」を抽出する。  

 例えば建設部門では特に問題Ⅰ、Ⅲに関し、予算財源、国土防災、インフラ維持管理、担い手確保、建設DX、地球温暖化と環境保全等について、分野別に「トレンドキーワ-ド」を拾いあげて下さい。

 その際、以下のような頻出キーワードや、目に留まったものはこれを抽出、メモします。後に分野別にノート等に整理、隙間時間を活用し、くり返し眺めることで記憶、知識応用力の素材として蓄積します。

 ・カーボンニュートラル (地球環境)

・レジリエンス(防災)  

・フロントローディング(品質)  

・ブル-インフラ(自然環境)  

・BCP(事業継続計画)(リスク管理)

・グリ-ンインフラの減災活用(インフラ機能創出)  

・自治体インフラの群マネ(インフラマネジメント)

 3.キーワ-ドの活用方法  

 収集したキーワ-ドは、以下の点に工夫、配慮し、解答文の記載へとつなげます。

 1)「文章の骨格」

 例:品質確保を前提に、対象構造物へのコスト性能と環境負荷低減を同時に達成するため、低炭素コンクリ-トの採用を検討する。

効果:キーワード同士に関係性があり、「良く考えられた文章感」を出すことができます。

 2)「技術士らしさの創出」  

 文章表現は抽出したキーワ-ドにより、「技術士らしさ」を創出しましょう。 

例:オープンデータによる都市DXを活用したマネジメントを行う。  

 :ビックデータ、AI、ICTの積極活用し、効率化、省力化、最適化を図る。   

:グリ-ンインフラ等の活用による防災力強化とネイチャ-ポジティブを実現する。  

効果:専門技術に基づく、見識の高さをアピ-ルできます。

3)キーワードは「目的&手法&効果の3点セット」で示す。

 例:施工品質の確保と向上(目的)のため、ICT自動化施工やロボティクスを導入し(手段)、出来形精度の向上(効果)を図る。

 効果:目的+手段+効果の3点セットで示し、より論理的、説得力を強調します。

4)「切り口キーワ-ド」

 どんな問題でも使える「切り口キーワ-ド」を固定しておくと論述が安定します。 例えば良く使われる切り口をキーワ-ドを「2~3個入れる!」と決めておくと、論点がぶれず、見識高い文章を示すことができます。

 例:安全リスク 、要求品質、コストパフォ-マンス 、工期制約、持続可能な開発 、リスク回避、維持管理の戦略化、革新的イノベ-ション、デジタル格差の是正

効果:いくつかの切り口があり、多面性や総合性を意識していることを主張できます。

 5)ワンランク上の技術レベルを表現  

 技術士試験は、理由⇒対策⇒結果を示すことで、ワンランク上の技術レベルを表現することができ、結果として評価が高くなります。

例:老朽化施設の増加により故障リスクが高まるため(理由)、予防保全方針に基づき、その保有機能を早期に回復させ(対策)、ライフサイクルコストの低減を図る。(結果) 効果:記述が論理的かつ説得力があり、技術レベルの高さの訴求に繋がります。

 6)自分の意見として示す。  

 この点が最も重要です。拾い上げたキーワ-ドは自分の見識として、自分の意見や考えであることを強調して下さい。理由を示し、実現可能であることを示唆して下さい。 例:我が国では、高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化が進展している。これに対し、先端建設DX技術を活用、蓄積された関連情報から瞬時に画像解析を可能とするAI技術の開発により、インフラ点検の高度化、省力化を推進する。 特に各種蓄積データの一元管理システム構築と、情報統合による最適化・共有化が今後重要な視点と考える。 次回は技術士試験解答文の目を引く見出しについて、ご紹介したいと思います。(以上)

「骨子メモから、合格する技術士試験解答文」

2026年06月13日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 24

「骨子メモから、合格する技術士試験解答文」

 これまで本コラムでは、解答文に有効と思う記述ポイントについてご紹介してきました。今回はその総括的とも言うべき、骨子メモから、わかり易い合格答案の記述方法について、私の元職場の元新聞記者の方の経験談を踏まえ、ご紹介したいと思います。

 1.元スポ-ツ新聞記者  

 この方は、某スポ-ツ紙の元記者の方でした。縁あって同じ職場となり、若手技術者に対する文章記述方法等の指導を、ご支援をいただきました。  記者としてのスタ-トはプロ野球の新聞記事となる場面を現場から、本社へ伝達する役割だったそうです。今から約50数年前当時は特に、ファーム等の試合はTV中継等がないので、試合現場の先輩記者から渡される伝達メモから、現地の電話から本社キャップへ情報伝達する方法が主流だったそうです。

 2.メモの繋ぎ合せ  

 先輩から言い渡される断片的な試合の場面をメモし、瞬時につなぎ合わせ、即座に文章を構成、それを本社へ伝えることが新人の役割だったそうです。報道という他社よりも速いスピ-ドが求められる勝負の世界ですから、新人が通る道と言え、ハードルが高い状況であったと推測されます。まさに骨子メモから技術士試験解答文に繋げる能力が求められることが容易に想像できます。

 3.わかり易いことの重要性

 1)3秒で印象付ける

  試験官は、解答文をじっくりとは読んではくれません。見た目の数秒間で評価が決まると言っても過言ではないと思います。人の第一印象と同様に、解答文は見た目で判断されます。パットみて読みたくなるような意図的な記述が必要です。 さらに最初の1文で結論を言い切り、試験官へインパクトを与え、「何の話か」を瞬時に伝えることが重要です。3秒で論旨を伝えることを意識する必要があります。特に、導入文は解答文の全体像を印象付ける要素であり、重要な役割を果たします。

 2)「型」に押し込む

 技術士試験はじっくり考えながら書く記述時間はありません。このため、タイムマネジメントの点から、その「型」に押し込んで、時間配分の効率化を図り「結論→課題→原因→対策→効果」に落とし込むことが必要です。 この順に構成するだけで、記述文は論理的になり、試験官から安定した一定の評価が得ることができます。

 3)シンプル文を徹底

 記述文は情報が多ければ多いほど、理解が困難となる可能性があります。「一文一意」を基本とし、「~は〜である。」「〜であるため、〜とである。」など、シンプル文で簡単に読むことができ、読み手の負担軽減に配慮しましょう。とにかく、試験官がスラスラと読めることを第一優先と考えて下さい。

 4.メモから解答文へ  

 想定課題を仮に設定した場合の記述例として、骨子メモからわかり易い解答文へ繋げる方法を以下に紹介します。参考になれば幸いです。

 ●想定課題例:「激甚化・頻発化する自然災害に対し、防災・減災の観点から技術者としての課題と解決策を述べよ。」を設定します。以下のように骨子メモから解答文へと肉付けし、解答文へと繋げていきましょう。

 5.解答文の構成メモ  

1)背景  

◆メモ:自然災害/ハード&ソフト/総合/防災対策

⇒激甚化する自然災害に対しては、従来の設定基準を超過することに備え、ハード・ソフトを組み合わせた総合的な防災・減災対策の強化が重要である。

 2)課題(複数案)

◆メモ:インフラ耐災害/避難伝達/防災意識

⇒その主な技術的課題として、以下が挙げられる。

①既存インフラの耐災害性能が不足している。(既存性能の観点)

②災害情報の伝達が遅れ、避難行動に結びつかない。(情報伝達の観点)

 ③地域住民の防災意識に、個人差がある。(住民意識の観点)

 3)要因

 ◆メモ:想定外/情報共有/防災教育

これらの課題は近年の気象環境の変化に伴う想定外豪雨の頻発や、これによる外力増大に対する既設インフラの剛性及び耐震性の不足、情報共有体制の未整備、防災意識の希薄性がその要因として考えられる。

 4)対策案と有効性

◆メモ:強靭化/弱部/制約/被害最小化/防災情報/避難/社会システム/地域防災力/防災意識/地域コア活動/広域連携

上記課題の解決策として以下の施策を展開する。

 ① 河川堤防の強化等インフラ強靭化と戦略的メンテナンスマネジメント

・災害時の弱部が整備強化されることで、住民生活の安心感が向上する。

・限定財源や人材制約のもと、着実かつ効率的メンテナンスを継続できる。

 ② ICT等情報コミュニティ-ツールの活用と被害最小化社会システムの実装

 ・災害情報のAI等先端技術活用により、平時からの情報共有が可能となる。

・災害予測から避難へ繋げ、社会システムとして国民生活の安全度を向上できる。

 ③ 防災訓練や地域の防災教育の継続による地域防災力の強化

・訓練や教育により防災に関する平時からの危機意識が醸造される。

・地域のコア活動を水平展開することで、広域連携の促進と防災力強化に繋がる。

 6.「キーワ-ドカード」の準備  

 事前に準備するキーワ-ドカード:「ハード&ソフト防災対策」としての例として以下に示します。

数多くのキーワ-ドカードを作成、準備、頭の中の引き出しとして活用下さい。

作成したキーワ-ドは、諸設問への対応と応用が可能です。是非、準備して下さい。 

 ◆ 「ソフト&ハード防災対策」キーワ-ドカード◆

  本課題に対しては、ハード・ソフトを組み合わせた防災・減災対策が重要である。

  主な課題は、構造物の性能不足、情報伝達の遅れ、住民意識の不足である。

 これは、外力増大への対応不足や情報基盤の未整備に起因する。

  したがって、構造対策、ICT活用、教育強化を推進する。

 これにより、被害軽減と迅速な避難が可能、社会の防災力強化となる。

7.技術士らしさの重要視点  

 解答文を、試験官に技術士としてふさわしいと思わせるには、それを感じさせることが重要であり、以下のポイントを重視、記述表現に工夫、技術士らしさをアピ-ル下さい。

・安全、安心の最優先:国民生活の安全、安心や「人命」の最優先を入れる。

・避難行動:予測、情報発信から「避難行動」へつながる社会構築について訴求する。

・事前対策:「備え:事前対策」と「機動:発災時対応」を分けて論述する。

・先端技術:先端技術の活用後の効果と残るリスク課題と対策を言及する。

 今回は骨子メモから、わかり易い論述へ繋げることについて紹介しました。次回は試験本番で役立つ、「解答文字マスを埋めるテクニック」について、ご紹介します。(以上)

技術士の部門紹介:水産部門

2018年12月31日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 24

技術士 水産部門の概要

美味しい魚や水産加工品を生産する工場では、衛生的な環境を保つ技術や鮮度を保つ高度な加工技術も必要となります。また、冷凍船などの冷凍技術や、水産資源の確保に向けた環境保護や維持管理も重要な課題となります。

そんな水産業に関する技術を持つ部門が、技術士水産部門となります。

専門分野は、漁の技術や養殖を行う技術を関連する漁業及び増養殖、魚からかまぼこやソーセージなどの水産加工品を製造する技術を問う水産加工、漁港施設などの建設管理を行う水産土木、水産環境を整える環境問題の内容を問う水産水域環境となります。

 

技術士 水産部門取得後の活躍

水産加工業を行う工場などで、製品開発や品質管理などを行う工場技術者として働くことができます。また、公務員の仕事としては、水産庁や水産試験場などで漁業の技術を開発普及に取り組む技術者や、港湾局で漁港の修繕や増設などの建設工事の管理などを行う仕事に就くことができるものと考えられます。

また、海洋汚染は社会的に大きな問題となっておりますので、湾岸などの閉じた海での赤潮や青潮といった漁業被害の解決を考えるために環境技術士の需要も増えております。

 

技術士 水産部門の問題点

日本は四方を海に囲まれており、漁業の技術や水産加工の技術も世界的に高水準であることが言えます。しかし、現在の技術士制度では、他部門と同様で土木工事での需要が高く、水産部門でも、受験者は水産土木の分野に偏っております。

こうした技術は、非常に発展性のある分野であり、多くの技術を世界にむけて配信することができる分野ではあると感じるのですが、現在の技術士はそれぞれの分野では必須資格ではないということが大きな弊害となっており、各分野の受験者が非常に少ないという状況は他部門と共通した課題です。

 

技術士の筆記試験に合格するための暗記術!脳の仕組みを活用しよう

2017年02月08日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 23

「この範囲、勉強したはずなのに答えがぜんぜん思い出せない」と自分の記憶力を責めたくなった経験はありませんか?

自分の記憶力を疑いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、脳はそもそも忘れやすくできているので安心してください。脳が重要ではないと判断した情報はすぐに忘れてしまいます。

逆に考えてみると、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができれば記憶に定着するということもできます。

そこで効率よく情報を暗記するために「エビングハウスの忘却曲線」を活用しましょう。

忘却曲線とは脳が情報を忘れるまでの経過を記録したもので、ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱したものが有名です。彼の研究結果によると、情報を最初にインプットした20分後から忘却ははじまります。20分後と1時間後では情報を定着を再度するまでに時間はあまりかかりませんが、1日経過すると情報を覚えなおすには最初に学習した時間の7割程度を費やさなくてはいけません。

たとえば、60分かけて学習した内容を翌日に再度カンペキに暗記するためには44分かけなくてはいけません。ですが、学習をはじめた1時間後に復習をすれば34分あれば記憶にもう一度定着させられます。

最も情報が忘れられやすいタイミングは最初の24時間です。ですので、最初に暗記をはじめた1時間後と24時間後には復習を欠かさないようにしましょう。その後は3日後、1週間後と復習をつづけていけば徐々に記憶が確かなものになっていきます。

脳が情報を忘れていく忘却曲線というタイミングを理解して、効果的に暗記の学習をしていきましょう。
 

技術士倫理網領③持続可能性の確保

2017年03月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 23

技術士の倫理網領について前回からの続きです。
技術士は、将来にわたる環境負担を極力少なくした開発を行う努力をするよう心掛ける必要があります。

条文:技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。

工業的な開発を行う場合、様々な資源を必要とします。
例として、プラスチックを使用する場合は石油系資源を必要とします。技術士の開発した製品が広く普及すれば、それだけ製品を生産するための資源を必要とします。
しかし、石油などの自然資源は限りある資源です。
それらの開発に関して、使い捨てなど資源を枯渇させるような生産サイクルでは将来にわたる社会の発展は難しくなります。
技術士は、技術開発によってこうした資源の有効利用などを通して、持続可能な社会を目指すよう心掛けることが義務付けられています。

しかし、これはどうすれば環境負荷がかかるのかなど検証に長い年月がかかる場合があります。
二酸化炭素排出量などは目に見えるものではなく、指標も気候変動などの世界規模での検証が必要なものが多く、非常にわかりづらい場合が多いというのが現状です。
こうしたことから、条文も「社会の持続可能性の確保に努める」という表現にとどめております。
現時点で最も環境負荷の少ない生産方法やリサイクルシステムの確立を行い、将来的な負担を減らすよう努力する必要があります。

将来を予想するということは現時点で考えうる可能なものを積極的に取り入れるということになります。
技術士として将来を考え抜いた仕事が、将来の人たちから感謝されることになるかもしれません。

技術ノートを読み返してみよう!

2017年10月11日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 23

記憶は忘却するものです。有名なエビングハウスの実験によると、20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後77%そして1ケ月後にはなんと79%が忘れてしまうという結果が出た。7月の技術士試験二次試験(筆記試験)が終わってから3ケ月近く経過している。エビングハウスの実験には含まれていないが、8割は忘れているでしょう!合格発表を受けてから回答を再現しようとしても、2割ぐらいしか覚えていないということでしょう(涙)。
 

試験直後に再現論文を作成した皆様は、もう一度読み返して、記憶を呼び返しましょう。もし、もし、もし、まだ再現論文を作成していない人は頑張りましょう。今回、伝えたいことは、二次試験(筆記試験)に向けて作成した技術ノートも有効だということです。これを読み返すと、多くのことを忘れてしまっていることにびっくりする方もいるかもしれない。正直、私も読み返して、どんだけ忘れているのかと驚きました。


また、スマホ等に技術ノートの内容を録音した人がいたら素晴らしい!これって効果的なのよね。私も、自慢ではないが、スマホに録音した技術ノートの内容を聞き返すと、綺麗に忘れていることばかりなので、逆に新鮮でした。脳は、不要な知識は忘れようとします。でも、一回忘れたものをもう一度思い出すと、脳はこれは覚えておかないといけないものと判断して、再現しやすいような領域に保存します。何度も何度も聞いていると、すぐに再現できるところに上書きしてくれます。つまり、これが記憶の定着ということなのです。


忘れた今がチャンスです。12月上旬が口頭試験だとすると、10月末に記憶を再現させた上で、11月末にも再度集中的に記憶を再現すると、12月の上旬には自信と余裕を持って口頭試験に臨めるようになります。試験は、残念ながら他人との比較の試験です。みんながまだスタートしていないこの時期に、半歩でも良いので、12月の口頭試験に向けて前進しよう!


そうすることで、一歩も二歩も人の先を行くことができます。10月31日の合格発表で、幸運にも合格だったけど、論文判定がBの人は要注意です。つまり、通常ならB判定は不合格だけど、論文判定は合計点なのでかろうじて合格した人です。口頭試験で狙われるはまずこの受験生です。そして、論文に対して何か補足はありますか?と聞いてくる可能性が高い。最後のこのチャンスをしっかりと活用して挽回してください。間違っても、「特にありません」とか、「忘れた」とか、「無言。。。」はダメです。不合格確定です。部門によって異なりますが、不合格の目安は2割です。この2割に入らないようにすることが重要です。


つまり、筆記試験がAA判定の人は、守りの戦略です。取りこぼしがないように入念に準備しましょう。筆記試験がAB判定やBA判定の人は攻めの戦略です。助け舟を見逃さず、リカバリーして合格の栄冠を手中にしましょう。

以上

 

口頭試験を無事に受験するための準備について

2017年10月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 23

今月末(10月31日)は、技術士第二次試験の筆記試験合格発表です。

 

筆記試験に合格された方は、口頭試験に向けて準備を進めましょう。

ここでは個別の想定質問等の内容ではなくて、口頭試験受験の準備として心掛けたいことについてアドバイスしたいと思います。

 

1.必ず受験できるようにスケジュール調整等をする

 技術士会のHPに明記されている通り、口頭試験の日時変更は一切できません。

 したがって口頭試験の日時が確定したら、必ず受験できるようにスケジュール調整等をしましょう。

 出張の予定を始め、様々な予定がある方もいるかもしれませんが、技術士の資格を手に入れたいのであれば、万難を排して受験できるように日程を調整してください。

 また口頭試験は11月下旬から来年1月にかけて実施されます。特に12月以降は積雪による交通機関の乱れが起こっても不思議ではありません。積雪で飛行機や新幹線が遅れた

 り止まったりしても、口頭試験の再受験はできません。また筆記試験から出直しです。前日は試験会場に徒歩でも行ける所に宿泊されることをお勧めします。

 仕事等のスケジュール調整、悪天候による交通機関のトラブルというリスクへの対策も口頭試験の一環と考えましょう。

 

2.第三者に想定質問を作成してもらう

 三義務二責務、業務経歴の紹介というような定番質問については、書籍やネット情報でも入手可能です。

 しかし「業務内容の詳細」に関しては受験者一人一人で全く内容が異なります。したがって、「業務内容の詳細」に関する想定質問は各々で準備する必要があります。

 この「業務内容の詳細」に関する想定質問は、第三者に作成してもらうことをお勧めします。

 自分で作成、あるいは同僚に質問を作ってもらうのでは、業務の内容や経緯を知っているため、「甘い」問いになる可能性があります。

 業務の内容や経緯を知らない第三者に質問を作ってもらえば、あなたが前提条件と思い込んでいた部分への切込みや、「ここはちょっと自信がない」という点をズバリ付く

 ような厳しいものになるはずです。

 

*出願対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

口頭試験の準備、まずは...(第1回)

2017年10月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 23

受験生の皆さん、いよいよ筆記試験の合格発表ですね。

筆記試験に合格したら、口頭試験の準備をしなければなりませんが、その準備についてお話したいと思います。

「自分でしかできないこと」を最優先にしましょう。

「技術士の義務・責務」とか、「技術士制度」とか受験生の皆さんに共通の事項は、Webで調べれば、想定質問や模範解答などいろいろ出てきます。

これから3回に分けて書く事項は、自分でなければできません。後回しにしても必ずしなければならないので、まずはここから手をつけて下さい。

まず、第1回は、「筆記試験の再現」についてです。

 

★筆記試験の再現

多くの方から、筆記試験の論文の再現をすることが推奨されていたと思います。もし、まだされていない方がおられたら、ぜひとも論文の再現をして下さい。

今更、一語一句違わずに再現などできませんが、最低でも要旨はまとめておいて下さい。

重要なのは、その次です。

その論文が、質問に対して正しい回答になっているかどうか、再確認して下さい。

間違ったことを書いていないか...

説明不足なので追加する事項はないか...

口頭試験で、筆記試験の論文について聞かれることは多くはないそうです。しかし、口頭試験で質問されるということは、試験官から、応用能力や課題解決能力に疑問を持たれているということなので、名誉挽回しなければなりません。

ということなので、ただ単に論文の再現をするだけでは足りず、どのように回答すべきであったかを考えるところまでしておいて下さい。

 

「備えあれば憂いなし」です。

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

 

 

「口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回)説明した業務の振り返り」も

ご参照下さい。

 

対策2)選択科目II(記述問題)への対応

2018年04月28日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 23

選択科目II(記述問題)は時間との勝負
技術士試験が難しいと言われるのは、やはり記述式問題のせいだと思います。平成31年度からは択一問題もなくなり、二次試験の筆記試験は全て記述問題となります。その中でも、この選択科目IIは、600字の解答用紙4枚を2時間で書ききる必要があります。つまり、600字の解答用紙1枚を30分で書く必要があります。これって結構大変です。

 

技術ノートの活用
では、どうすれば30分で600字を書き切ることができるのか。そのためには、まず自分の専門分野で重要なキーワードを100個ほど抽出して、それぞれのキーワードの概要(特徴)と課題とその解決策などを技術ノートとして作成しましょう。自分はA4のパワーポイントに枠組みをつくってそこにネットで調べた内容をどんどん書いて行きました。だいたい、900文字相当の情報量があります。最初はこの技術ノートを見ながら、そのキーワードの概要や課題、解決策を600字の解答用紙に書くのです。最初は30分は目安でいいです。文字として、書いて行こうとすると、書きやすいものと書きにくいものがあります。書きにくいということは整理されていないということなので、どうすれば分かりやすいのか、大切な論点が抜けていないか、課題と解決がバラバラになっていないか。そんなことを気にしながら技術ノートを改定します。そして、その改定版を見ながら、また600字の解答用紙に30分で書くのです。今度は最初の時より数段書きやすくなっているでしょう。そんなことを100個のキーワードに対して繰り返していると、技術ノートのまとめ方のコツや、解答用紙への書き方のコツが見えてくるものです。3回目には、技術ノートを1分ほどよく読んだら、技術ノートは裏返しにして、本番のつもりで600字の解答用紙に手書きで書いて行きます。そして、30分経過したらストップ。そして、技術ノートを表にして、自分で自己採点します。記述のロジックは明確か、キーワードは抜けていないか。そんなことを繰り返していると30分で書ききる能力が身につきます。

 

2枚ものも1枚もの×2と捉える
選択科目IIでは、通常知識を問う1枚ものが2つと、応用能力を問う2枚ものが1つに解答する必要があります。でも、600字で書くテンポやコツを身につけたあなたにとっては、2枚ものの問題も課題や解決などをブレークダウンすれば良いのです。前半書くべきことと、後半書くべきことをまず整理して、前半書くべきものをさらにブレイクダウンします。設問が求めている内容に基づいて解答すべき内容の構成を考えて、それぞれに欠かせないキーワードを思い出します。そして、解答用紙には、割り当てたスペースに基づきながら、タイトルとサブタイトルを書いて行きます。そして、試験官に理解してもらえるように分かりやすい図表を書きます。

 

本文を書くのは最後
解答用紙にタイトルとサブタイトルと図表を書いたら、そのスケルトン(骨子)を元に、試験官に対して説明するつもりで、声を出さずに説明するのです。いわば、書く前のシミュレーションです。600字の内容を(無音)で読むのに必要な時間はわずか数分です。そして、一度無音で説明して、違和感を感じた部分があれば、その点を修正します。修正するとと言っても、まだタイトルとサブタイトルしか書いていないので、修正は簡単です。そして、これで大丈夫と思ったら、無音で説明した内容をもう一度文字として書いていくのです。実際に書く時間は、1文字1秒としても、10分ほどです。実際は、すでに、タイトルとサブタイトルと図表が書けているので、7-8分で十分でしょう。

 

ウォータフォール型からアジャイル型
解答用紙の最初から順番に書いて行くのが、ソフト開発のウォータフォール型だとしたら、私が提案しているのはアジャイル型です。つまり、設問の主旨に基づいて全体の構成を考える。そしてタイトルやサブタイトルとキーワードを考えて、タイトルとサブタイトルを解答用紙に書いていく。そして、理解を助けるための図表を書く。次に、無音で説明してみる。最後に、その内容を文字として書いて終わり。

 

アジャイル型のメリット
最大のメリットは論理を明確にしやすいこと。骨子を決めて、そこから肉付けするので、試験官も理解しやすい。また、受験者にとっても、大枠を書いて、図表を書いているうちに、忘れていたキーワードなども思い出しやすい。一度無音で説明するので、文字となる内容は他の受験生の解答よりも一段こなれたものになりやすい。つまり、合格しやすいということです。

 

是非頑張ってください。

 

総合技術監理部門の口頭試験について

2018年10月31日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 23

10月30日に技術士第二次試験の筆記試験合格発表がありました。

来年度から試験制度が変更されます。筆記試験に合格された方は、今年度の試験で確実に技術士資格を取得できるよう、

口頭試験対策を怠りなく進めてください。

 

さて、今回は総合技術監理部門の口頭試験に関して、留意すべき事項を述べたいと思います。

 

総合技術監理部門の試験内容は、必須科目と選択科目に大別されます。ここでは既に建設部門や機械部門等の技術士資格を

有している方が総合技術監理部門を受験されたと想定して、必須科目のみについて記します。

 

総合技術監理部門(必須科目)の口頭試験試問事項は、文部科学省の「平成30年度技術士試験合否決定基準」に明示されています。

以下の通りです。

『総合技術監理部門の必須科目に関する技術士として必要な専門知識及び応用能力』

 

つまり「総合技術監理部門(建設-○○科目)」の口頭試験で問われるのは、総合技術監理部門に関する専門知識や応用能力です。

建設部門の○○科目の専門知識や応用能力は問われません。

 

この点を失念して、○○科目の視点で質問に答えてしまってはダメです。

特に受験申込時に提出した「業務内容の詳細」を、○○科目の視点で記述してしまった方は要注意です。試験官は「総合技術監理を

理解していない」と判断して、厳しい質問となる可能性があります。「業務内容の詳細」に記述したことは「なかったこと」にして、

口頭で改めて5つの管理の視点で業務の内容を説明する、というくらいの気持ちで挑みましょう。

 

総合技術監理部門(必須科目)の口頭試験は、あくまでも総合技術監理部門に関する専門知識や応用能力が試問されるということを

強く意識して、口頭試験対策を進めてください。

 

 

*口頭試験対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

技術士2次試験_C判定の要因

2019年06月07日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 23

受験生の皆さん、こんにちは。

試験勉強は順調に進んでいるでしょうか?

 

勉強をバッチリ進めて、自信を持って受けた試験。

受けた手ごたえも上々で、口頭試験の準備をしていた受験生。

しかし、届いた合格通知書には、C判定の文字。

 

このような受験生は、過去に数人見たことがあります。

 

C判定が出される場合とは、論文内容に十分な知識が見られない、というだけではないのです。

 

以下の2つは、一発不合格。いわば、論文を読んでもらえません。

①受験番号を書き忘れる

②問題番号を書き忘れる

 

こんなことする受験生なんていないだろう、と思いますよね?

実際、これら一発不合格の方は、全体の3~5%います。

 

なぜこのようなことが起こるのか?

それは、全ての解答用紙に受験番号と回答する問題番号を記入する必要があるから、です。

例えば、選択Ⅲの問題は、解答用紙が3枚あり、左上にホチキス止めされた状態で配られます。

そのため、「一番上の用紙にだけ」受験番号と問題番号を記入し、

満足して回答を始めてしまう受験生がいるのです。

「全て」の解答用紙に「まず最初に」記入すべきです。

 

どんなにたくさん勉強し、どんなに素晴らしい論文を書いたとしても

採点者に読まれなければ意味がありません。

 

マーク用紙で回答するセンター試験なども、

問題と解答が1つズレているだけで不合格となります。

それと同じことです。

私は、受験時、何度も何度も受験番号と問題番号を確認したことを覚えています。

とても基本的な事ではありますが、合否を大きく左右する事項でもあります。

 

誤字、脱字を気にするよりも、確認すべきことを頭に入れておいてください。

技術士2次試験_片手間では合格できない

2019年09月20日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 23

受験生の多くの方は、会社員の方、もしくは公務員などの職に就いています。

受験生の条件は、ほぼ皆さん同じです。

つまり、忙しいから時間が取れない、勉強する時間が取れない、というのはただの言い訳であるわけです。

このような資格試験では、モチベーションの維持、つまりは自分自身のやる気が非常に重要になるわけです。

少し厳しい言い方になりますが、喝を入れる意味でも書いておこうと思います。

 

技術士試験は合格率が10%を切る科目もある非常に難しい試験です。

100人受ければ合格者は7,8人です。

そのような資格試験に挑戦する人は、生半可な勉強では合格できないと思ってください。

 

私自身は、勉強をしても合格しなければ全て無駄だと思っています。

何か他の役に立つなどと甘い考えは捨ててください。

自分の資格試験合格のために、時間もお金も家族も犠牲になっていることを忘れないでください。

自分に関わる方、すべての人がHappyになるためには、

合格するしかありません。

しかも、「なるべく短期間で!」という条件は必須でしょう。

長引けば、お金も多く必要になりますし、

なにより精神的に辛くなるでしょう。

5年間受験し、合格しないまま諦めてしまった人もいます。

 

技術士を受験する!と決めた人は、

何としても合格する!と強い気持ちをもち、人の2倍、3倍勉強する気でなければ合格できません。

 

壁にぶつかった際には、こちらのサイトの講師陣に相談したり、添削を依頼すれば、効率的に勉強ができますし、

理解できればモチベーションが下がらずに続けられます。

 

特に、筆記試験が合格できる見込みがある方、何としても口頭試験に合格しましょう。

甘く考えてはいけません。

試験官は、受験生がどこまで深く考えているかを明確に判断します。

やっつけの口頭試験勉強では何も考えていないことがバレてしまいます。

 

合格する意思を周りの人に公言するという方法もあります。

逃げずに頑張ってください。

「自分の言葉で!技術士倫理」

2025年12月06日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 23

「自分の言葉で!技術士倫理」  

さて、いよいよ口頭試験の本番が始まる頃と思います。皆さん必死に準備されていることと思いますが、今回は口頭試験で不可避である「技術士倫理」と「技術見識」の対応について紹介したいと思います。  技術士の倫理綱領とは、技術士が業務を遂行するうえで守るべき倫理・職業的な指針をまとめたものです。技術士倫理綱領は、技術士が品位の向上と技術の研鑚に努めながら、多角的・国際的な視点に立ち、公正・誠実に行動し、社会全体の利益に貢献することを目的として作成されています。技術士を目指す諸氏は必ず、理解しておかなければならない必須要件でもあります。

 1. 自分の言葉で説明

技術士倫理要綱は以下の事項を示しています。2023年度に一部改正されています。改正されたポイントは確認、整理しておくことが良いでしょう。但し、文章が長く、難解な文章は覚えることが、大変です。従って以下のようにわかり易く、自分の言葉として簡単に説明できるようにしておいて下さい。

 1)安全・健康・福利の優先

 公衆の安全、健康及び福利を最優先に考える。

 2)持続可能な社会の実現

 地球環境の保全等、将来の社会の持続可能性の確保に努める。

3)信用の保持

品位を保持、うそごまかし、不当報酬の授受等、信用を失うような行為はしない。 

4)有能性の重視

 自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務は行わない。

5)真実性の確保

真実に基づいた情報を提供し、偽りなく業務を行う。

 6)公正かつ誠実な履行

 公正な分析と判断に基づき、業務を誠実に遂行する。

 7)秘密情報の保護

業務上知り得た秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。

 8)法令等の遵守

業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。

9)相互の尊重

相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力する。

 10)継続研鑽と人材育成

常に専門技術並びに技術と社会が接する領域の知識を高め、人材育成に努める。

 2. 倫理行動

日常の業務遂行や行動に際し、具体的には以下のようなことが求められていると考えます。

1) 公共の安全確保

 例えば建設活動は工事による社会や周辺環境へのどのような影響を及ぼすか慎重かつ十分に配慮した検討が必要です。

 2) 誠実行動

技術士は情報を正確に伝え、ごまかしたり、かくしたりせず、誠実に行動することが求められます。このため技術的データや結果については正確に報告することが含まれています。

 3) 社会的責任

 技術士は技術が社会へ与える影響を深く理解した上で、社会全体の常に利益を考えて行動する必要があります。このため地球環境問題や防災対策のような社会的な課題に対しては、積極的な関与による貢献が求められています。

 4) 公正公平

技術士は自信の専門技術を利用し判断を下す場合は、公正かつ公平を保持することが必要です。自身の利益や偏った視点ではなく、社会全体としての利益を優先した判断が必要です。    

5)専門知識の向上、維持   

 技術士は自分の専門分野における最新の知識を学び、技術力を向上する努力を継続しなければなりません。このことが社会や企業に有益な結果と安全な技術を提供できることになります。

 3. トレンド技術により、見識をアピ-ル

一方、口頭試験では幅広い技術見識や専門分野におけるトレンドについて、試問される可能性があります。技術士は誠実な倫理行動とともに継続的なエンゲ-ジメントが必要です。日々進歩発展する技術や研究成果にアンテナを張り、普段の業務に活かしていくことが求められます。近年は情報関連や人工機能等先進技術が急進しており、社会的ニーズとしても以下のトレンド技術に目を向け、広範な知識を習得の継続を目指す必要があります。このため専門分野の白書、専門雑誌、業界紙等の特集記事、トピックスを意識して、口頭試験に向け、キーワ-ドとして押さえておいて下さい。

 ・BIM,CIM

・AI技術

・3Dプリンティング

・建設工事等のロボテクス化

・スマ-トシティ-とIT技術

・サスティナブル建設技術

・ドロ-ン技術

・高耐久性、高機能素材開発

 ・省エネルギ-追及型建築環境

・拡張現実と仮想現実によるわかり易い可視化

次回は口頭試験後の再現の必要性について、ご紹介したいと思います。(以上)

業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

2017年02月12日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 22

前回は、受験申込時の小論文として、5つの業務経歴のうち、何番目の業務を取り上げているかについて述べました。

 

今回は、受験申込時の小論文として、受験時点から何年くらい前の業務を取り上げているかについて記載します。

結果は以下の通りです。

 

 10年以上前:1割未満(1例のみでした)

 5~10年以内:約3割

 5年以内:約7割

 

何番目の業務を小論文に取り上げているか、とは異なり、かなり明確な傾向がありました。

10年以上前の業務を取り上げていた方は1例だけでした。分類上10年以上前としていますが、平成初期頃の業務でしたので

20年以上前の題材を取り上げていたことになります。さすがに古過ぎると思いましたので題材見直しをアドバイスしましたが、

最終的にどうされたのかは追跡できていません。

大半に相当する7割程度の方が、ここ5年以内の業務を小論文に取り上げていました。

 

クロス集計をしているわけではありませんが、

『(業務経歴を5つ書いたうちの)3つ目以降で、かつ5年以内の業務』

を小論文の題材として取り上げている方が多かった、というのが今回の結論です。

 

私の手持ち資料の分析結果ですので、受験者全体の傾向と一致するとは限りません。また小論文そのものの出来が最も重要なことですから、

古い業務は一律に良くないと言う事でもありません。

しかし私が試験官であれば、最近の業務があるにも関わらず10年以上前の業務を小論文の題材に取り上げていたら、資質向上を問う意味でも

「最近の業務の中で、技術士にふさわしいものはありませんか?」と質問したくなります。

 

以上、どの業務を小論文の題材にしようか、と迷った時などに参考の一つとして考えていただければ幸いです。

 

*出願対策講座を行っていますので、講師ページからお気軽にお問い合わせください。

技術士試験の勉強仲間を作って先延ばしグセを克服しよう

2017年10月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 22

「技術士試験の勉強に取り組まなくてはいけない。だけど、どうしても先延ばしにしてしまう」と苦しんでいませんか?

先延ばしの習慣がひとりで改善できない場合は、技術士試験の勉強の仲間を作ってみましょう。先延ばしがいかに困ったものであるかは、前回も紹介したとおりです。「成功体験を積むことが大切!!技術士試験合格へ向けて先延ばしを防ぐ」で紹介したとおり、取り組むべき仕事を徳利組まないで置くと、勉強の質は下がり、技術士試験当日に向けて精神的な負担も大きくなります。そこで、先延ばしを克服することが大切になってくるわけですが、今回は「仲間を作ることで先延ばしを防ぐ」という方法を紹介します。「仲間作り」には、2種類の方法がありますから、1つずつ確認していきましょう。

1つ目の方法は、言葉通り、技術士試験合格に向けて、一緒に勉強するチームを作ることです。ただし、ネガティブな気持ちを共有するグループでは、ストレスのはけ口にはなるかもしれませんが、先延ばしグセの改善にはつながりません。「勉強がつらい」などのマイナスな感情を共有するのではなく、「合格を目指してがんばろう」「あの人が順調に勉強できてるなら、自分にもできるはずだ」と感化されるようなグループが理想的です。

もう1つの方法は、目標となる映画や書籍から刺激を受けることです。仲間から良い刺激を受けることと同様に、創作の物語に出てくる人物や歴史上の人物からも影響を受けることができます。なぜかというと、気持ちはとても伝染しやすく、自分と重ね合わせやすい対象ほど、気持ちは伝染しやすいです。たとえば、仕事の環境が似ている技術士試験合格者の体験談を参考にすると、試験勉強に向けてモチベーションがアップしやすく、オススメです。

業務内容の詳細~評価や展望の記載は必要か?~

2018年02月21日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 22

技術士第二次試験のスタートとなる受験申込に向けて、業務の棚卸を進めている方も多いと思います。

受験申込書の中で、口頭試験において特に重要な役割を果たすのが、720字以内で記載する「業務内容の詳細」です。業務内容の詳細を記述する欄には、『当該業務での立場、役割、成果等』と書かれていますが、それ以外に具体的に何を書くのかは指示事項がありません。

 

立場、役割、成果は当然記載するとして、それ以外に何を記載するのが良いのでしょうか?

多くの方は問題点や課題、課題を解決するための提案などを記載されていると思います。それでは『「現時点における評価」や「今後の展望」』(以下、評価・展望とします)を記載する必要はあるでしょうか?

 

評価・展望の記載は、取り上げる業務の内容や部門によって必要性が異なると考えます。

 

技術士法第2条では、『科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務』と、技術士の定義があります。

 

これらのうち、計画、設計等の業務を取り上げる場合には、評価・展望を記載する必要性は低いと考えます。

例えば砂防基本計画の立案であれば、次工程は施設設計です。橋梁設計であれば、次工程は橋梁の施工です。

このように、成果の次工程が概ねわかっている業務であれば、評価・展望を記載する必要性は低いはずです。建設部門や上下水道部門などは、こちらに相当するケースが多いのではないでしょうか。

 

一方、研究、分析、試験等の業務を取り上げる場合には、評価・展望を記載する必要性は高いと考えます。

研究、分析、試験の結果というのは、それらがどのような影響を与えるのか、どのように応用されていくのかという部分が非常に重要なはずです。「興味本位の研究」で、他への応用が示されないようでは技術士にふさわしいとは言えません。

このように、成果をいかに応用できるのかが重要な業務であれば、評価・展望を記載する必要性は高いはずです。機械部門や電気電子部門などは、こちらに相当するケースが多いのではないでしょうか。

 

以上、業務内容の詳細について、評価・展望を記載する必要性を述べました。

なお、ここでは業務内容の詳細に、評価・展望を文章として記載する必要性について論じています。口頭試験で試験官から「現時点でこの業務をどのように評価しますか?」、「今後、この業務の成果はどのように活用されるのか展望を述べてください」というような質問を受けた時には、記載の有無に関わらず答えることができるよう準備が必要なのは言うまでもありません。

 

 

*出願対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

平成30年度試験の解説(建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目 Ⅱ-1-1)

2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 22

平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。

建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。

以下はⅡ-1-1に関する記述です。

 

Ⅱ-1-1は河川に関する問題で、河川砂防技術基準の改定を踏まえた問いとなっています。

「河道計画」に特化した設問なので、河道計画に関わる節の内容を知らなければ、適切な内容の論文を記述する

ことは困難だったのではないかと考えます。

 

問われているのは以下の2点です。

①河道計画策定にあたり検討すべき事項を4つ以上挙げて、計画策定の基本的流れを概説する。

②検討すべき事項の中から2つを選定して、治水の観点から配慮すべき事項を述べる。

 

まず①についてです。

検討すべき事項と基本的な流れは、河川砂防技術基準『1.2.2河道計画検討の基本的な流れ』に記載されています。

すなわち、

1)計画高水位の設定

2)改修を必要とする理由に応じた計画区間の設定

3)河道の平面形、縦横断形等について複数の検討ケースの設定

4)河川構造物などの設定

5)治水・利水・環境への効果及び影響について総合的な評価

です。個別の設定内容である1)から4)と、総合的な評価である5)で、『4つ以上』という設問の要求事項を満たす

ことが求められています。つまり1)から4)の4つは必須事項と考えます。

 

次に②については、①で挙げた「検討すべき事項」の中から2つを選定して、それぞれの検討事項について「治水」の観点

から配慮すべき事項を説明することが求められています。「利水」や「環境」の観点で配慮事項を記述しても、題意に沿っ

た内容とは言えません。

例えば「計画高水位の設定」であれば、『計画高水位を以前よりも高くすることは河川を大幅に再改修するに等しいことに

なり、部分的な場合を除き現実的ではないばかりでなく、洪水をできるだけ低い水位で流すという治水の大原則に反するもの

であるため、既往の計画高水位を踏襲する』というように、河川砂防技術基準の「考え方」を踏まえた治水上の配慮事項を

記述することが必要です。

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

技術士2次試験の最強の装備(ノート)

2019年03月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 22

技術士試験の勉強は膨大な知識を取り入れ、且つ問題点や課題を理解し、

更に解決方法まで提案する必要があります。

そして、解決方法によるメリットとデメリットまで理解して初めて高得点が得られます。

受験する部門の1つの専門の知識だけでも非常に多く、

試験日までに十分な知識を持つことができない受験生は、残念ながら不合格となってしまいます。

そのため、私は受験生皆さんに「隙間時間の勉強」を強く勧めています。

5分でも10分でも良いのです。

いつも技術士試験が頭にある、という状態を作り上げてください。

その1つの助けとなるアイテムをご紹介いたします。

 

水の中でもスラスラかけるノート:タグドメモパッド です。

驚異的な耐水性を持っており、完全に濡れても破れずに書くことができます。

この紙は、クリーニングのタグに使用されている紙を使用しています。

クリーニングのタグは、洗う前に付けているにも拘らず、全く破れていませんからね。

この紙を使用することによって、風呂でもキーワードの暗記や論文のネタを考えることができます。

入浴は1日の疲れを取る貴重な時間です。

最近はスマホを持って入浴するなんて方もいるぐらいです。

風呂にゆっくり浸かりながら、頭は5分だけフル回転させるなんて使い方ができるでしょう。

 

また、濡れた紙にも書くことができるボールペン:

パイロットからでている「ダウンフォース」もおすすめです。

これらを合わせることで入浴中でも普通に勉強ができてしまいます。

必ずしも全員に有意義な勉強方法というものは存在しません。

自分のライフスタイルから、この時間を勉強に当てたら大きいぞ!という時間を

見つけてみて下さい。そして、使用できるアイテムを検索し、有効に使ってみて下さい。

勉強は机に向かうだけではありませんよ。

 

それでは、頑張ってください。

勉強と研究

2019年03月30日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 22

勉強と研究の違い
勉強とは自分は知らないけど世の中では既知な知見を得ること。教科書で学ぶことは学習だ。一方、研究とは、世の中でも未知な知見を得ることだ。教科書を新しく作ることは研究と言えるだろう。

技術士になるには学習が必要
技術士の過去問題は公開されている。こんな問題が出るよと前もって見せてくれている。なので、こんな問題が出たら、こんな風に解答しようと準備しておけば良い。これがいわゆる技術ノートだ。自分の場合には、重要そうなテーマを100個ほど集めて、それに対して、そのキーワードの概要=特徴と、課題と、その課題への対策をA4でまとめる。そして、その技術ノートを見ながら、600字の原稿用紙に特徴とか課題を書くドリルをする。原稿用紙にうまくかけた時にはそれを技術ノートにフィードバックして改善する。逆に原稿用紙にうまく書けないときは、そもそも技術ノートが行けていないので、補強する。これを3回ぐらいやると、かなり使える技術ノートになるし、まとめるべきキーワードがどんどん増えてくる。

技術士になったら研究にシフト
技術士試験に合格した後も、技術ノートを磨くべきという人もいる。しかし、より重要なことは、それまでに学習した内容をベースにしてもっと深堀すべきだと思う。自分なりに解決できるような社会的な課題を探したり、技術動向を調べたりすることと、それをアウトプットすることだ。学会でもいいし、ブログでもいい。大事なことは色々な新しいことに興味を持ち続けることだろう。自分も分からないことがあるとまずWikiで調べるが、どんどん深く調べていくと、最後はWikiに書かれていないことにたどり着くことがある。Wikiに書かれていることを調べるのは学習だけど、Wikiに新しい内容を書き込むことは研究活動の一つと言えるのではないだろうか。

まとめ
技術士は実社会の課題を解決することがミッションだ。そのためには、勉強は必要だが、それだけでは不十分だ。やはり研究することが必要だ。そして、研究成果を上げるには、テーマ選定が重要だ。どんなテーマを設定するかは、やはり自分が好きなこと、興味のあること、求められていることが候補だろう。個人的には、好きなことを好きなだけ研究し続けるのはワクワクするし、楽しい。そして、それが他人にも認められて、後追いで自分の仕事になることはなんども経験した。あなたも技術士になってワクワクしながら社会的課題を解決しませんか。

以上

技術士の部門紹介:原子力・放射線部門

2019年03月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 22

技術士 原子力・放射線部門の概要

20世紀に技術が確立した原子力の技術は、それまでの火力や水力などと比べると少ない質量で大きなエネルギーを取り出すことができる夢のエネルギーでした。

しかしその副産物として、放射線を発生させる放射能を生み出してしまい、原子力発電に使用した核燃料は核爆発の危険のある扱いづらいものとなってしまいました。

電気のある便利な生活を支え、核燃料の安全な取り扱いを目的とした技術部門が技術士原子力・放射線部門です。

専門分野は安全な原子炉を設計・建設に関する知識を問う原子炉システムの設計及び建設、原子力発電所の運営や保守に関する知識を問う原子炉システムの運転及び保守、プルサーマル計画などの核燃料サイクルについての知識を問う核燃料サイクルの技術、レントゲン検査などの知識を問う放射線利用、放射線の防護技術を問う放射線防護があります。

 

技術士 原子力・放射線部門取得後の活躍

原子力・放射線部門の技術士ですが、主に原子力発電所の建設や運転保守に関する部署で働くことができます。

電力会社の原子力部門や電機メーカの発電所設計、建設に関する部署が考えられます。

また、製品メーカのレントゲン検査など、原子力発電以外の放射線利用や、被曝を防ぐための措置や除染技術などの原発事故の処理などでも活躍ができると考えられます。

海外の原子力発電所の建設などを政府が推進していることもあり、そうした関係では国際資格にも通じる技術士を取得することもプラスとなります。

 

技術士 原子力・放射線部門の問題点

最も影響の大きい原子力発電ですが、東日本大震災での原発事故が発生して以降、原子力発電に対してあまりいいイメージを持たれないという部分が大きな問題です。

核燃料サイクルの技術を問う分野もありますが、現在、高速増殖炉などの核燃料サイクルを利用した原子力発電所の運営が暗礁に乗り上げていることもあり、先が読めない状況が続いています。

また、原子力発電に関係する部門以外の放射線利用などの部門も、放射線技師は医療分野での専門資格もあり、技術士を受験する人が少ない傾向にあります。

しかし、目に見えない放射性物質を扱う専門技術者は今後も需要があると思われますので、どのような形で活躍できるかがまだまだ未知数の部分が大きいです。

技術士2次試験_必須科目の対策

2019年06月12日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 22

受験生の皆さん、こんにちは。

この技術士ニュースの中でも何度も取り上げられておりますが、

今年度から、必須科目が択一問題から筆記へと変更されました。

 

試験制度が変更された年というのは、

どのような問題が出されるか前例がない為、

対策が取りにくいという一面があります。

 

しかし、過去、平成19年~平成24年の間は、

必須科目は択一問題ではなく、1800字の筆記試験でありました。

 

そもそも、技術士2次試験というのは、20個の部門に分かれています。

例えば、機械部門や建設部門、農業部門、などです。

 

その中で、皆さんが受験するのは、ある部門のある科目を受験します。

科目というのは、建設部門で言えば、土質及び基礎や、鋼構造およびコンクリート、

建設環境、などの11の科目に分かれています。

 

受験する「必須科目」というのは、

それぞれの部門で、各科目に分かれて受験していますが、

部門全体の受験生が全て共通の試験問題を受験することになります。

 

すなわち、「必須科目で問われるは非常に範囲が広い」ということを示します。

 

そこで、過去の必須科目でどのような試験問題が出ていたのか?

を知るだけでも非常に大きなアドバンテージとなります。

過去の出題で出されているキーワードというものは、大きく変わっていないはずです。

キーワードをまとめて、意味を調べること。

また、出題のされ方についても着目してみて下さい。

それら過去の情報から、どのような事を求められているのか?を分析するのです。

 

各科目で共通する問題を出題する必要があるということは、

その年の時事ネタとなる場合もあります。

受験される部門の、国の政策や潮流を確認することも大事です。

どの部門で受験するにしても、やることは同じです。

「モチベ-ション・コントロ-ル」その1

2025年06月14日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 22

「モチベ-ション・コントロ-ル」その1

  技術士試験に合格するには、たゆまぬ努力の継続が必須です。どんなに優秀で能力が高い人でもこの努力・継続無くしては、合格を手中にすることはできないと考えます。 この努力継続を支えるのは自分自身の「モチベ-ション・コントロ-ル」すなわち「自己管理」に他ならないと考えます。私が考える技術士受験に対するモチベ-ションの維持、管理方法について2回に分けて紹介してみたいと思います。今回はその1を紹介します。 

 1.資格勉強が続かない原因

 資格勉強をしようとしても続かない原因は次の3点にあると思います。

1)勉強する時間がない。

  仕事をしながらの資格勉強は、時間を確保するのが難しい場合が多いです。社会人は残業や仕事上の人付き合いの他、家に帰っても諸事雑用を日常しなければなりません。仕事で疲れているときはリフレッシュの時間も必要です。結果としてまとまった時間が取れず勉強できない場合が多くなってしまいがちです。でも、これは言い訳による「逃れ」かもしれません。

2)集中できる環境がない。

 社会人あるいは家庭を持つと、家のなかに学習集中できる環境がない場合が多く、勉強しようという気持ちが起こりにくい状況が多いと思います。特にリビングなどの日常生活環境の一部で勉強に取り組もうとすると、気が散ってしまうと考えられます。 一方、集中することはどこでも可能であることもまた、事実です。要するに自分の工夫しだいでは、どこでも自分の書斎的スぺ-スは確保できるものと考えます。

3)モチベーションを保てない。

 仕事は報酬という成果がモチベーションにつながりますが、学習を始めてしばらくは明確な成果がありません。学習の結果が出る前にモチベーションを維持できなくなり、挫折してしまう場合も多いと思います。 どうしても仕事を優先的に取り組まなくてはならないので、勉強に意識が向かず継続するのが難しい状況になったり、仕事を優先するあまり「今日は勉強しなくていい」とあきらめてしまい、そのままやめてしまうパターンになりがちです。  確かに多忙を極める時は、勉強どころではない状況ではありますが、例えば単純計算で1日15分間の勉強時間の確保は、1週(6日間)で90分(1.5時間/1週)の時間を確保ができることになります。こちらも気持ちのコントロ-ルにより、時間確保につなげることができます。

 2.気持ち上昇のアイデア

  勉強が進まないと感じた時に、私の経験から是非、試していただきたい気持ち上昇のアイデアをご紹介します。いろいろと試してみて、自分に適したスタイル方法を見つけて頂ければ幸いです。

1)達成可能な小さな目標を立案

  無理な目標や達成しづらい目標は、できなかった時に落ち込む要因になります。達成可能な目前の小さな目標を立て、それを達成する成功体験を積み重ねていくことが、モチベーション維持していくことが最も重要と考えます。  例えば、たとえ短時間であっても決まった時間帯は必ず学習時間に充てたり、それを計画し、確実に実行し続けることは、日常生活のルーティ-ンとしての良いリズムとなり、前向きな姿勢につながると考えます。

2)適度な休憩による学習効果

 学習した内容を脳へ記憶定着するためには忘れかけている時点に、思い出そうとする行為が必要と言われています。ある一定時間学習した時に、数分間の休憩時間を確保し、あえて思い出す時間を設け、記憶へつなげることで学習効果の上昇につながります。

 3)就寝前の復習

 布団やベットに入ってから就寝前に、今日あるいは前日に学んだ内容を覚えているかを復習することは記憶の呼び起こし、定着、長期記憶のインプットに繋がります。

 4)アプリの活用

 昨今は、様々な学習アプリが開発されています。机に向かえない時、やる気が起こらない時に、アプリの活用や保存したメモから、予想問題の構想や準備課題の復習は、異なるツールを活用することで取り組みやすくなるでしょう。スキマ時間の活用にもなるので、いつもとは違う学習方法を適宜、取り入れることも学習継続に有効と考えます。

 5)できない日は休日

 真面目な人ほど勉強できない日があると落ち込み、モチベーションが低下してしまいます。どうしても所要等でできなかった日は「休み」として自分に都合よく考え、完璧を目指さないようにして、気持ちを明日へ切り替えましょう。

 6)仲間との相互研鑽

  是非、技術士を目指す仲間と連絡をとりましょう。お互いの進捗を確認し、研鑽、相互に刺激しあえる仲間は貴重です。メールやオンライン上で進捗を共有しながら互いに自身の意欲を掻き立てて下さい。

7)気分転換

 学習意欲が湧き出てこない時などや、集中力が切れてしまった時は、焦らず自分を責めないことが大切です。例えば、散歩やストレッチ、好きな音楽を聴くなどし、気分転換により、自信の気持ちの波をうまく調整、制御することをおすすめします。 明日の自分を夢見ていろいろなやり方にトライアルし、自分にあったモチベ-ションコントロ-ル方法を見出して下さい。 (以上)

 

「洗練性を示す技術士解答文とは」

2026年05月23日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 22

「洗練性を示す技術士解答文とは」

 技術士試験で「技術的に洗練された論述」と評価されるためには、単に専門用語を並べるだけでは十分ではありません。論理の一貫性、具体性、再現性、客観性が伝わる表現が重要です。今回は、洗練性を示す解答文記述についてご紹介します。

 1.何故の明確化

 人間の思考として、「何故、そうなるか」を説明されると、より理解が深まります。 例:「荷重増加に伴い応力集中が生じ、部材の疲労寿命が低下する。」のように、何故に対する因果関係の明確化は、洗練性の高い表現の基本です。 

2.定量的、客観的根拠

  次に、具体的、定量的指標や数値により、その客観性を強調することは、洗練性を引き立てます。感覚だけではなく、根拠で示すことが説得力に繋がります。 例:「本提案対策を実施した結果、従前の処理工程時間を約30%短縮、予定原価を5%削減し目標利益を確保できた。」

 3.明確な比較、評価

 複数案の比較による明確な評価は、結果として洗練性の要素となります。その理由は、最適案を総合的観点から導き出し、それを証明するからです。 例:「本工法は従来工法と比較し、○○工程を省略でき、安全性能を向上、施工期間を○○日間短縮、施工の全体最適化を図ることができると判断された。」などの表現は、その典型的例と思います。 4.技術的根拠

 洗練性の高い記述は端的に、その原理と理由を説明することで、より説得力アップに繋がります。 例:「熱伝導率の高い○○材料を用いることで、効率的放熱が可能となり、これまでの問題点を解決できることを証明できた。」

 5.現実課題の提示

 現実的技術者視点や課題を示すことは、事実や真正性を裏付けることになります。 例:「この方法は~の点で有利である。一方で、~の課題があり、新たに~のリスクが想定された。この対策コスト増の懸念対策として、~を段階的に導入、初期投資を抑制、計画の着実な遂行を成し遂げた。」

 6.構造化による論理展開

 構造化された記述文の流れは「洗練性」と明らかに直結します。以下の構成例のように構造化された論理展開は洗練性の「型」とになります。

 1) 課題の明確化

2) 原因分析

 3) 解決策の提示

 4) 効果・検証

5) 残る今後の課題展望と対応

7.技術士らしい締めの表現 

 技術士試験の解答文では「技術士らしさ」の締めの表現が重要です。特に、結論部分では以下の表現で締めくくると、洗練性をさらに強調できます。

・「~の結果から、本手法は○○の効果を発揮でき、対策として有利であると判断された。」

・「~の分析及び検証から、○○が有効対策であることを証明できた。

・「~対策の相乗効果として○○を発揮し、その有用性を立証できた。」

8.洗練性強調の訓練 

 技術士試験の記述は、「構成力+技術キーワード+記述タイムマネジメント」が必須です。そのためには以下の要素を、総合力として鍛える記述訓練が不可欠です。

 

・技術キーワ-ドの早期想起と組合せ

・思考スピ-ドの高速化

・これまでの努力と知識蓄積による迷わない自信

・減点されない「型」による高速記述

・作文ではない定型技術報告文  

・キーワード即答訓練

9.参考文例

 「CO₂削減に資する建設活動のあり方」を例として、記述項目の内容についてキーフレ-ズを箇条書き表現例を以下に列挙しますので、参照下さい。

 (1)背景と課題

  建設業界におけるCO₂削減は、単なる技術的な問題にとどまらず、社会全体の持続可能性を支えるための克服すべき技術課題である。設計から施工、運用、解体に至るまで、全ての建設プロセスで低炭素化を実現する取り組みが切望されている。今後の建設活動のあり方と具体的施策を以下に列挙する。

( 2)建設活動のあり方

 1)低炭素設計の推進

 ・設計段階における低炭素化

 ・建物やインフラの設計時のエネルギー効率の高い断熱性建材の選定

 ・自然採光や風通しを最大限に活かす省エネルギー型建築構造の採用

  ・再生可能エネルギー利用による消費の最適化

 ・設計段階での「ライフサイクルアセスメント(LCA)」の実施

  2)グリーン建材の活用

 ・セメントや鉄鋼などの代替材料や環境負荷低減資材の選択

  ・再生材やバイオマス由来の材料、CO₂吸収性素材の積極採用

  3)建設プロセスの効率化

 ・施工段階におけるプロジェクト全体の効率化追求

 ・建設機械、設備等エネルギー効率の良い最新技術機械の導入

 ・輸送を含む精密な資材調達計画や現場のCO₂削減マネジメント

 4)運用段階での省エネ化

 ・リアルタイム監視によるスマートビルディング技術の導入

 ・地域エネルギーの効率的管理

 ・制御と循環化の促進

 ・ヒートポンプ、地熱利用等廃熱エネルギーの再利用

 5)解体と再利用の促進

 ・解体リサイクル等再資源化の促進 

 ・分別解体の徹底と、資材の回収率の向上

 ・解体後遊休地等の再生可能エネルギー供給の拠点化利用  

 (3)上記の促進方策   

 ・低炭素建設活動に向けた法規制の整備

 ・省エネ認定等インセンティブ制度の導入

 ・革新的技術開発への支援策の充実

  ・企業と業界及びサプライチェーン全体の連携・強化

  ・環境意識教育と消費者への啓発活動の推進 ・国際的技術コラボレーションの促進  

 次回は、技術士記述試験合格に絶対必要な能力、「スピ-ド記述の訓練」についてご紹介したいと思います。(以上)

R8年度 技術士試験「建設部門猛暑対策」私的解説

2026年09月26日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 22

R8年度 技術士試験「建設部門猛暑対策」私的解説

  我が国は近年、気温が35℃を超える猛暑日が増加しています。日常生活ばかりでなく屋外作業を余儀なくされることが多い建設業界は、過酷で苦渋な作業環境を現実問題として強いられています。 今回は令和8年度、建設部門-施工計画分野で出題された課題Ⅲ-2の「建設部門猛暑対策」の解答について、私的解説してみたいと思います。 問題文は、以下の通りです。(抜粋要約して記載) 「建設工事における猛暑対策を実施するに当たり,多面的な観点から技術課題を3つ抽 出し,観点を明記したうえで,それぞれの技術課題の内容を示せ。」

1. 技術課題

  近年、地球温暖化等の影響により猛暑日の発生頻度が増加しています。気象庁「日本の気候変動2025」によると、日本国内の13観測地点では、1910年以降、日最高気温35℃以上の「猛暑日」の年間日数が増加しています。(この部分は実際の数値データを示し、この問題の認識の高さを示すと良いでしょう。) 特に、1990年代半ばを境に猛暑日が大きく増加が顕著となっており、以下の問題発生の増大が危惧されています。

 ・気温・WBGT(暑さ指数)の上昇による作業者の体調悪化

・熱中症による労働災害リスク増大

・作業員の集中力低下や体調不良による作業効率の低下

 ・構築する工事目的物への品質低下影響等

  建設現場においては、この現状を踏まえ熱中症リスクの増大に対する施工計画、安全管理が求められており、建設部門として次の3点が技術課題として挙げられます。

1)作業員の熱中症リスクの把握、予測

 作業員の熱中症は外気温だけでなく、湿度、輻射熱、作業強度、作業時間によってそのリスクが変化します。WBGT(熱さ指数)測定、ウェアラブルセンサー、気象データを活用したリスク把握と確実予測が技術課題です。

 2)作業箇所、環境による高温化

 建設作業では炎天下の躯体、屋上、舗装面など、作業環境そのものが高温化しやすい作業環境であり、休憩所を設けるだけでは十分な温度低下が難しい作業環境にあります。遮熱、散水、ミスト、送風、仮設冷房、日射遮蔽など複数の組み合せによる対策の計画と予防対策の実施が技術課題です。

 3)生産性と安全確保の両立

 熱中症を防止するため、十分に休憩時間を増やすと工程遅延に影響する可能性が想定されます。一方で苦渋で無理な作業継続は事故・熱中症につながる可能性が高く、作業時間のシフト変更、工程の前倒し、早朝作業、機械化及び省人化の導入等、生産性と安全性確保の両立が技術課題です。

 2. 最重要課題と解決策

(1)最重要課題

 私は最重要課題として、「熱中症リスクをリアルタイムで把握し、危険状態に至る前に作業を中断、作業工程を柔軟に変更できる仕組み構築」が重要であると考えます。 また、単に「気温が高いから休憩する」という管理手法から、個人差や作業内容に応じてリスクを十分に考慮し、「作業者個々へのきめ細かな管理と柔軟対応」のため、以下の対策推進が重要と考えます。

 (2) 解決策

 1)定期的計測と検知

・現場各所にWBGT計を配備、計測と検知を継続する。

・IoTセンサーにより作業場所の暑熱環境をリアルタイムに監視する。

・作業者個々にウェアラブル端末等を装備、心拍数・体温等を把握、管理する。

 2) 気象に基づく危険予測

 ・気象予測と作業内容による危険時間帯を事前予測、作業前に周知、情報共有する。

 ・一定の基準を超えた場合の休憩、給水、作業変更をシステムとしてルール化する。

 3) 工程消化の工夫

・状況に応じ、「クリティカルパス」を見直し、工程の最適化計画として修正する。

・「早朝、夕方施工」「並行施工」「施工班増強」等作業工程を工夫する。

 ・朝礼時に当日の「危険時間帯」と「重点対策」に対し、情報共有を図る。

・屋外作業時間帯は早朝等へ移行など、工程計画を臨機、柔軟に変更する。

 3新たな懸念事項と対応策  

 上記対策を実施、展開が進展したとしても、以下の新たな懸念事項が予測されと考えます。

 (1)懸念事項

・センサー・ICTの過信による体調悪化判断

・空調、ミスト等による電力・水使用量の増加等環境負荷の増加

 ・作業員の個人差、高齢化・外国人材などリスク管理の複雑化

(2)対応策

 予測される懸念事項については以下の対応策を予め考慮、これに備えた準備が肝要です。

 ・ICTは補助と位置付け、本人の申告、管理者の巡回、WBGT測定の併用を強化

・必要箇所への重点配置、省エネ型機器、再利用可能な散水方法などによる環境負荷の低減

・多言語表示、ピクトグラムを活用した危険周知、個人差を考慮した休憩設備計画  「熱中症問題」は一過性のものではなく、今後ともに我が国が直面する重大かつ深刻な継続課題であり、様々な観点からの工夫、対応が迫られているものと考えます。 様々な試行と工夫により、建設部門のみならず、我が国全体として克服すべき課題であると考えます。

 次回は技術士試験の準備の必須アイテムである「技術士準備マイ・ノート」について、私の子供の頃の思い出も回想しながら、ご紹介したいと思います。(以上)

「技術士試験はロジカルライティングが重要」

2026年04月18日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 21

「技術士試験はロジカルライティングが重要」

 技術士二次試験は論理的な記述、すなわち「ロジカルライティング」能力が必要とされる試験です。その内容は「知識量」よりも構造化された思考を、いかに短時間に整理し解答文へ落とし込むかがポイントです。今回はその試験対策として具体的実践方法をご紹介したいと思います。

1. 基本原則

 技術士試験で求められるロジカルライティングは、論理構成、説得力、再現性の3項目です。「筋道立てて課題を解決する思考」を文章で示す必要があり、基本原則は以下の例のように、わかり易く主張、説明することが重要です。

・結論を先に述べる。(結論):課題の解決には、○○の導入が最も有効である。

 ・何故を示す。(理由):何故なら、以下がその理由である。

 ・具体的である。(具体例):例えば、~の事例によると

 ・取り纏める。(再結論):従って、○○が必要となる。

 2. 論点整理

 技術士試験は、多様な視点に基づく、多面的な論述が評価ポイントとなります。これをシンプルにわかり易く整理し示すことが重要です。このため、観点を重複させないことや抜けや漏れがなく、例えば技術面、経済面、環境面、社会面、安全面等の観点ごとに区分し論点整理すると、わかり易く整理できます。

 3. 論拠構造

  ロジカルライティングでは、「なぜそう言うことができるか」を明示することが必要です。これには、主張→理由→根拠の階層構造→結論と言った論拠構造で示されていることがわかり易いです。例えば、

 【主張】:以下の理由により、○○〇を採用した。

  理由①:対策工効果が最も有利と判断されたこと。根拠(何故なら)⇒具体例(○○)

  理由②:経済的かつ、工期短縮が可能であること。根拠(何故なら)⇒具体例(○○)

 理由③:維持管理が容易、LCCを低減できること。根拠(何故なら)⇒具体例(○○)

 【結論】:総合的に課題を解決、目標を達成できると判断、これを採用した。

 4.解答文の構成テンプレ

1)課題の明確化(背景 、問題点、本質的課題)  

 何が課題であるかを、抽象的でなく、具体的な数値で示し明確に示す。

 2)課題の分析(多面的視点)  

 分析する側面に、漏れや重複がないことに留意し、以下の観点で整理を行う。 ・技術的課題 ・社会的課題 ・経済的課題 ・安全性課題 ・環境面課題 

3)解決策の提示

 解決策は課題とに対し、一対となっている関係が重要です。

・課題①コスト ⇒ 解決策①(コスト)

・課題②品質管理⇒ 解決策②(品質管理)

・課題③環境保全⇒ 解決策③(環境保全) 

4)リスクと対策

 リスクはどんな状況やプロセスでも、必ず存在する「現実的思考」の視点が重要です。また、それにどう対処するか、その対策を確実に示す必要があります。例えば以下のようにリスクに応える解決策が肝要です。 ・コスト増リスク⇒財源の段階的投資計画により、集中を分散、コスト負担を軽減 ・技術評価リスク⇒試行・実証試験に基づく、PDCAによる改善スパイラルアップ ・品質低下リスク⇒AIと人間によるダブルチェックにより所要品質の確保と向上

5)倫理・持続可能性

 問題Ⅱ、Ⅲではこの設問が想定され、「コンピテンシ-」の観点から、極めて重要なポイントです。技術士としての資質、能力及び技術者の倫理観を示して下さい。 

・公益安全、国民の健康及び福利を最優先

・地球環境保全と次世代に渡る社会の持続性の実現

・法令遵守と高い技術者倫理感

 5.高得点獲得のための戦略

1)最初に課題を明確化

 本文では最初に「何を記述するか」を導入部で示し、解答文の概要を試験官に一瞬で理解させる戦略的なテクニックを使いましょう。

 2) 漏れなく多面性を示唆

 特に課題の解決策では技術、人材 、経済、維持管理、安全性、住民理解、環境保全等漏れがない多面的観点から、具体の解決方法を示唆して下さい。

 3)技術士らしいキーワード

 技術士試験では「専門性+実務感」が評価されるため、最新の技術情報やキーワ-ドを挿入し、技術見識の高さをアピ-ルすることが評価につながります。 

 例:ICT 、AI 、LCA 、予防保全、地域防災力、グリ-ンインフラ、イノベ-ション創出、データプラットフォーム、デジタルリテラシ-、ビッグデータ等  ここで重要なポイントは、設問に対しキーワ-ドが合致しているかです。これがぶれると論理性が崩れますので、必ず、確認した上でキーワ-ドを選択記述下さい。

 4)トレンド・センテンス

 例えば、昨年の「国土交通省白書」や特に本年の「第6次社会資本整備重点計画」等をよく確認し、政府が展開している施策等をチェックしましょう。そのなかで、トレンドであるセンテンスやトピックス・キーワ-ドを拾いあげて下さい。課題解決策等の記載では、これを自身の意見や考え方として主張、織り込むことが、見識の高さや洗練性のアピ-ルにつながります。

5)リスクと対策

 リスクとその対策は、予めどんなリスクが想定されるか、その対応をどうするかを準備しておくことが重要です。これを確実に記述できることが高い評価につながります。日頃からのイメ-ジ・トレ-ニングすることが、これへの準備となります。

6)万能フレーズ

  論述に対しては、例えば以下のような定型文(万能フレ-ズ)を覚えておくと、骨子作成段階や実際の記述をより迅速に行うことができます。

・「~の観点から、以下の課題が存在している。」

・「その理由は以下のとおりである。」

 ・「具体的には~が実例として挙げられる。」」

 ・「したがって~この点を踏まえた対応が重要である。」  

 受験者のみなさん、この点を十分認識し、ロジカルライティングにより解答文作成の準備に取り組んで下さい。

  次回は説得力ある技術士解答文について、ご紹介したいと思います。(以上)

技術士二次試験 受験申込書が大切です!

2017年03月02日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 21

3月1日に、技術士二次試験の合格発表がありました。

合格された方、本当におめでとうございます。

 

残念ながら口頭試験で不合格となった方もいらっしゃいます。

部門や科目により差はあるかと思いますが、建設部門のように受験者が多いところでは、

口頭試験の合格率は毎年90%前後だと思います。

つまり10名に1人くらいの割合で、口頭試験で不合格になる方がいるということです。

 

残念ながら口頭試験で不合格となった方から連絡をいただきました。

差支えのない範囲で、不合格となった主な原因について記します。

 

一言でいうと、『受験申込書の失敗』です。

 

受験申込書には、部門、科目、専門とする事項、業務経歴、業務内容の詳細等を記載します。

この方は,科目と専門とする事項にミスマッチはありませんでした。しかし、業務内容の詳細

で取り上げた業務は、専門とする事項とマッチしていませんでした。

 

つまり、こういうことです。

例えば○○部門A科目の内容が、a、b、cに分類できると考えてください。この方は専門とする事項

としてaに関することを書いているのに、業務内容の詳細ではcに関する業務を取り上げていました。

ちなみに業務経歴は、4つはaに関する業務を挙げているのに、1つだけcに関する業務を挙げていて、

その業務を業務内容の詳細に取り上げていました。

 

私自身の受験経験、また他の受験生の話から考えると、口頭試験の試験官は専門とする事項によって

決まるようです。

例えば建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目であれば、受験時に河川に関連する内容を専門とする

事項にしていれば、口頭試験の試験官は河川分野が専門の方になるという具合です。

 

ですから、専門とする事項を河川に関連する内容にしているのに、業務内容の詳細で海岸に関する業務を

取り上げていたら、河川分野が専門の試験官が海岸のことについて口頭試験で聞く、という事態が生じます。

 

先に挙げた不合格となった方は、このパターンになってしまい、最初から最後まで口頭試験で話が嚙み合

わなかったということでした。

受験申し込み時点からアドバイスできていれば、と思いましたが、後の祭りです。

 

もし、専門とする事項と業務内容の詳細が一致していない受験申込書を提出しても、これが原因で受験申込み

が不受理になることはありません。

しかし、無事に筆記試験を合格しても、口頭試験が残念な結果になる可能性は非常に高まります。

 

受験申込書を提出してしまったら、文章を訂正することはできませんから、提出前に十分なチェックを受ける

ことが大切です。

 

*受験申込書に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その1)

2017年06月03日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 21

合格に繋がる論文とそうでない論文はどこが違うのでしょうか?

 

これまで多くの方の論文添削をしてきた中で、「ここが重要」と感じている点を述べたいと思います。

 

■問われていることに対して全て答える

問われていること全てに答えるなど当たり前すぎると思われるかもしれませんが、意外と出来ていない方が多いです。

例えば次のような問題が出たとします。

 

土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴を、近年の土砂災害の実態を踏まえて

2つ述べるとともに、それぞれの特徴に対応するためのハード・ソフト両面の対策につい

て留意点を述べよ。(平成25年度 建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目)

 

ここでは、

・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その1(特徴1とします)

・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その2(特徴2とします)

・特徴1に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点1とします)

・特徴2に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点2とします)

を答えることが求められています。

 

こういう場合にありがちなのが、

・特徴1や特徴2を述べる際に、近年の土砂災害の実態を踏まえていない(ミス1とします)

・留意点1や留意点2が、ハード・ソフト両面についての記述になっていない(ミス2とします)

というようなミスです。

 

ミス1は、特徴1、2ともに「近年の土砂災害の実態を踏まえて」という前提条件をすっかり忘れているパターン、あるいは特徴1では近年の土砂災害の実態を踏まえているのに特徴2では出来ていない等のパターンがあります。

ミス2は、留意点1、2ともに「ハード・ソフト両面」という前提条件を忘れてハードかソフト一方しか書かれていないパターン、あるいは留意点1ではハード・ソフト両面の記述ができているのに留意点2では一方しか書かれていない等のパターンがあります。

 

こういうミスは、問題文を見て「これなら書ける!」とばかりに、いきなり論文を書き始めた場合に犯しやすいものです。

ごく簡単なキーワードだけでも良いので、何について記述するのか骨子を書いて、問われていることに全て答えているかどうかをチェックしたうえで論文を書けば、この手の失敗は激減するはずです。

 

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

試験まで2週間!残り時間で何を準備しますか?

2017年06月30日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 21

筆記試験までいよいよ2週間ほどになりました。

 

皆さん忙しい仕事を抱えての受験ですから、万全の試験対策が出来たという方は少数派だろうと思います。

準備が不十分だからと言って、受験を断念することだけは避けましょう。合格の可能性はゼロになります。

ここは少し開き直って、「どうせ他の受験生もあまり準備できていないだろう」くらいの気持ちを持ちつつ、残された時間を有効に活用して試験に備えるべきです。

 

さて、あまり準備ができなかった人は、午後の論文対策として何をされますか?

私であれば、課題解決論文(3枚論文)の骨子を作る練習をして試験に挑みます。
 

その理由は、

1.筆記試験での配点が高い(論文80点中40点の配分)

2.口頭試験で関連した質問を受ける可能性があるので、できるだけ高得点を得たい

3.比較的問題文のパターンが予測できる

からです。

つまり、「配点が高くて出題パターンを予測しやすく、かつ口頭試験で聞かれるかもしれないこと」に準備の時間を割きます。

1と2については説明を要しないと思います。

3について建設部門の過去問を見ると、例えば以下のような出題がされています。

 

(1)あるテーマについて、現状の問題点や課題をいくつか述べる
(2)その中から特に重要と考える技術的課題を2つ挙げて、解決策を述べる
(3)解決策を実行した時の効果、リスクや課題を述べる

自分が受験する部門・科目の過去問を数年分準備して、こういう出題パターンを確認します。

そして建設部門であれば「老朽化インフラの維持管理」、「担い手不足」、「防災減災対策」の3テーマくらいについて、出題パターンに沿った骨子を考えておく、というような準備をしておきます。

 

予想そのものがズバリ試験問題として出ることは無いでしょうが、似たようなパターンの問題が出れば、一から考えないで済みます。

どうか残された時間を有効に活用して、受験に挑んでください。

技術士の部門紹介:金属部門

2018年08月18日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 21

技術士 金属部門の概要

製鉄産業に代表される金属材料の製造は、日本のものづくりの基幹を担う重要な産業です。アルミや銅などの非鉄金蔵は電線や住宅建材などにも使用され、多くの鉄以外の金属を使用する用途に用いられています。

また、マグネシウムを用いた合金は、軽さと丈夫さが必要なジェット機の機体や、スポーツ用品の材料に用いられるなど、基礎素材としての用途の広がりを見せています。

こうした製鉄や非鉄金属の製造工程や新素材の研究の道に進む技術士が、技術士金属部門です。

専門分野も製鉄や非鉄金属の生産システム、金属材料や金属表面のコーティングを行う表面加工、鋳造などが出題される金属加工などがあります。

 

技術士 金属部門取得後の活躍

大手製鉄会社や、非鉄金属の製造メーカなどの実際に金属の生産を行う会社での活躍が考えられます。

また、金属の加工で鋳物を使用する自動車用部品の製造メーカなどでも金属部門の技術士が活躍できる要素があります。

鉄の生産や金属加工業は、技術進歩が著しく様々な技術で今まで以上の強度をもった鉄鋼製品などが生み出されています。

これらの技術には現場で働く技術士に方々のおかげとも言えます。

 

技術士 金属部門の問題点

金属部門は、他の部門と同様に受験者数が少ない傾向にあるということが問題です。

毎年の二次試験受験者数が200人以内で推移しています。

受験者数が少ないと、その部門の知名度も少なくなる傾向があり、すごい資格であってもなかなか理解されないという状況となりがちです。

製鉄メーカや非鉄金属の製造現場においても、技術士だからできる仕事というのが現状存在しないというのが、受験者数の減少を招いているのではと考えられます。

こうした製鉄などのメーカは長い歴史があり、そのメーカ独自のノウハウなどが優先されてきた部分があります。

昨今問題になった製鉄メーカの不正では、技術士の倫理規定がマッチするものと考えられます。

あまり金属業界では重要視されてこなかった技術士試験ですが。今後注目されていくことを願います。

技術士の部門紹介:情報工学部門

2019年01月31日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 21

技術士 情報工学部門の概要

GoogleやAmazonなどのIT企業が活躍できるのもコンピュータや情報ネットワークが基幹にあることが大前提となります。

コンピュータやネットはスマートフォンなどの普及により、今まで以上に身近なものとなりました。そんな情報化社会を支えているコンピュータ工学やプログラミングやネットワークの技術部門の内容を専門分野とする部門が、技術士情報工学部門です。

専門分野としては、コンピュータの構造や組み込みシステムの内容を問うコンピュータ工学、プログラミングやソフトウエアの安定性検証などの内容を問うソフトウエア工学、情報システムを使ったシステム構築に関する内容を問う情報システム・データ工学、ネットワークのセキュリティやネットワーク構築に関する内容を問う情報ネットワークの4分野があります。

 

技術士 情報工学部門取得後の活躍

技術士 情報工学部門を取得すると、情報系部門の専門家として、システムインテグレーションを行う会社や、情報システムを構築する会社に就職し活躍することができます。

NTTやKDDIといった電話会社も、現在は、自社設備としてサーバーを構築することが多いため、IT分野の業務に力を入れております。こうした会社でも活用できる可能性もあります。

情報工学部門は、今後5Gネットワークの開発など、多くの広がりが期待できる部門ということができます。

 

技術士 情報工学部門の問題点

他の分野と比較しても、受験者数も安定しており、一定の需要があります。

情報処理技術者やシステムアドミニストレータなど、他の知名度のある情報関連の資格もありますが、やはりそうした資格と比較しても難易度が高く、取得することで一定の技術水準をクリアしているとみてもらえることが多いようです。

プログラミングなどを行うのに許可が必要な資格はなく、誰でも仕事に従事することができますが、そういった仕事だからこそ、対外的に技術があることを証明する資格として技術士情報工学部門が活用されています。

 

 

技術士2次試験の最強の装備(シャープペン)

2019年03月01日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 21

技術士2次試験では、3時間半の時間内に3000字もの論文を書き上げなければなりません。

経験者ならわかると思いますが、時間が足りないと思う方が多いでしょう。

さらに大きな疲労感も感じます。

 

私自身、単純に筆記具が好きなのでよく文房具店に行くのですが、

そこでとても良いシャープペンシルを発見しましたので、ご紹介させて頂きます。

 

ペンてる「オレンズネロ」です。

 

芯が折れないシャープペンは以前にもご紹介しましたが、各社から出されていますし、

ペンてるにも「オレンズ」があります。

しかし、「オレンズネロ」は芯が折れないだけではありません。

芯を出すときのノックが必要なく、『自動芯送りシステム』があるのです。

 

ペン先のパイプが紙面から離れるたびに、自動で芯が出てくる仕組みで、

わずか1回のノックで極細の文字を書き続けることが可能になっています。

しかも、芯の細さが0.2mmのモデルがあるのも世界初となります。

 

大量の文字を書く必要がある技術士の2次試験において、

非常に受験者の負担を楽にできるシステムだと思います。

発売は2017年2月なのに、なぜ今更?と思うかもしれませんが、

このシャープペンは発売当時から非常に人気となり、各店舗で売り切れ。

ネット販売でも、正規価格よりも高い金額で売買されていた商品です。

ようやく、地元の文房具店にも置かれるようになってきました。

 

芯の細さが0.2mmと0.3mmがあります。

どちらが良いかは好みですので、店頭で実際に触ってみて下さい。

 

値段は3000円です。

シャープペンにしては、とても高価な商品ですが、

安いからといって鉛筆で論文は書きませんよね?

どんどん丸まり、太い文字となるからです。

本製品はノック無しで常に細い文字が書けるので、おすすめです。

技術士2次試験_休みを制して技術士へ

2019年04月30日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 21

受験生の皆さま、こんばんわ。

平成最後の投稿となります。

ただいま、ゴールデンウォーク真っ最中ですが、試験勉強は進んでいるでしょうか?

10連休という方が多いと思いますが、すでに4日間が過ぎています。

当初、ご自身で設けた課題・目標を達成できているでしょうか?

ゴールデンウィークの時間を勉強に費やせない方は、ほとんど合格することはできません。

厳しいようですが、いま一度生活スタイルを見直してください。

さて、今回は2次試験の論文を作成するための心臓部分に言及していきます。

あなたは物事を考えるときに、当然日本語で考えます。

その日本語も自分がいつも使う言葉で物事を考えているはずです。

知らない言葉では、考えることはできないのです。

すなわち、多くの語彙を持ち合わせている方は、多彩な思考を巡らせることができるのです。

簡単に言えば、10,000語を知っている人は、10,000語の言葉を組合わせて考えることが出来ますが、1,000語しか知ら無い人は、1,000語で組み合わさる狭い範囲でしか考えることが出来ません。

これは、資格試験でも同じです。

私が思うに、必要なキーワードの目標は300個としています。

300個のキーワードを学習していれば、幅広い出題に対しても解答を記述できます。

しかし100個以下では、ほとんど解答が記述できません。

例えば、英単語を勉強せずに英文を書こうとするようなものです。

300個というと非常に多いと思うかもしれませんが、試験日まで約90日弱です。

1日に3から4個学習してもらえば達成できない数ではありません。

休みのうちに多くのキーワードを学習して他の受験生よりも合格率をあげて下さい。

「Ⅴ.控室を楽しもう:衛生工学部門」

2025年10月25日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 21

「Ⅴ.控室を楽しもう:衛生工学部門」  

 今回は、私が体験した「衛生工学部門」の口頭試験の準備についてご紹介いたします。私は学生時代に「衛生工学」と言う学科を履修しましたが、水道、下水の水質や処理技術などの分野であり、正直なところあまり関心が深くなく、当時はこの分野は将来、無縁であろうとも考えておりました。しかし、人生とは不思議なものです。まさか、私がこの分野の技術士試験を使命として、受験しなければならないことになったのです。

 1. 受験使命   

 私が所属する部署では廃棄物処理関連業務を担当していました。部員の一人が数年前にこの分野で技術士試験に合格、彼は、技術士取得を契機に独立開業することになりました。会社として衛生工学の部門のコンサルタント登録ができなくなり、当時、私は部門長であり、経営層からその是正を命ぜられました。しかし、そう簡単に人材が存在している訳ではなく、また、人材が短期間で育成できるはずもありません。やむなく自分で、受験を宣言せざるを得ない状況なりました。私はけっして「資格マニア」ではなく、必然として受験が必要であったことを、補足説明させていただきます。

 2. 広範知識の必要性  

 私は退職した彼の技術士添削指導をしてきましたので、この分野の概略的なアウトラインは理解していました。また、立場的にも業務に関与しておりましたし、これまでの経験として汚水処理等業務にも従事してきましたので、比較的なじみ安かったと思います。筆記試験の準備については、これまで私が実践して方法を貫きました。 廃棄物管理での勉強を進めるにつれ、専門分野では浸出水処理、破砕機、焼却炉、汚泥脱水機等設備機器、機械・電気、化学的な要素が濃く、関連する技術知識、設備機器の機能や特徴等について、広範知識の必要性を痛感しました。

 3. 再生エネルギ-との関連性  

 過去問題等を整理準備して行く過程で、衛生工学部門はこの分野として、水質、大気、廃棄物、空気調和、建築環境等があります。私が受験した廃棄物管理は処理・処分に加え、再生エネルギ-への展開性、関連性が強いことがしだいに見えてきました。いわゆる再循環社会システムの構築が切望されていることを、強く認識するに至りました。

4. 控室を楽しもう

 記述試験は再生エネルギ-関連の問題が出題され、お蔭様で無事通過することができました。口頭試験はいつも渋谷会場。年齢も56歳になっており、口頭試験5回目にもなると余裕はこそありませんが、初回の時とは心境的にも相当、負担は軽減されていました。 控室はいつもの静寂。「この先、技術士試験を二度と、受験することはないだろう。」と思い、この異様な控室の雰囲気を是非この際、「自分史として、脳裏に刻み、焼き付け、異様なこの空気感を楽しもう。」と勝手に暗示にかけ、受験者個々の「人間ウオッチング」を試みました。控え室内の受験者を見渡すと、やはり、以下のような人ばかりで、余裕のある人は誰一人、発見することができませんでした。

・必死にQ&Aを見返し、記憶する人

 ・技術士倫理を繰り返し暗唱する人

 ・白書等をチェックする人

・願書や再現記述をチェックする人

・自作資料を携帯で確認する人  

 予定の時刻がきて、部屋のドアの前で待機しました。前の受験者が、口頭試験を終了し、退室してきました。なんと額から吹き出るほどの汗。「どんなことを聞かれたのだろう?」「自分も聞かれるのであろうか?」先ほどまでの余裕感はどこへやら、血圧急上昇、不安な気持ちに一転しました。  

 口頭試問がはじまりました。技術士受験は何回目?、と聞かれたので、事実として、建設(施工計画、建設環境、河川)総監を取得していることを返答しました。私の年齢的な事も起因してか専門技術的なこと、政策的なこと、意地悪な質問は一切なく、無事、終了、合格することができました。

5.想定質問例

  衛生工学部門(廃棄物管理分野に特化)の口頭試験で、想定される質問を私なりに以下に整理します。口頭試験受験者の方のQ&A作成のお役に立てば幸いです。

 1) 実務経験(経歴票からの深掘り)

・あなたが担当した廃棄物関連の業務で最も課題となった点は?

・廃棄物処理施設の設計/運営で工夫した点の具体的な説明?

・地域住民や行政と調整が必要だった事例は?合意形成の方法は?

・廃棄物の発生抑制や資源循環に関して、あなたが提案・改善した具体例は?

 2) 専門知識・技術

 ・最終処分場の安定型・管理型の違いと、理想とする処分場のイメ-ジは?

 ・廃棄物処理法に基づくマニフェスト制度の課題は?

・廃棄物の発生抑制(3RのうちReduce)を推進する上での社会的課題は?

 ・マイクロプラスチック等廃棄物問題に今後、どう対応すべきか?

・廃棄物エネルギー回収(RDF、RPF、バイオガスなど)のメリット・デメリットは?

3) 安全・倫理

・廃棄物処理場内管理上での労働安全上注意すべき点は? 

・不適正処理を発見した場合、技術者としてどう行動しますか?

・廃棄物処理のコストと環境保全のバランスをどう考えるか?

・外部とのコミュニュケ-ションの在り方は?

4) 時事・政策 

・プラスチック資源循環促進法のポイントは?

 ・カーボンニュートラル実現に向けた廃棄物管理の役割は?

・循環型社会形成推進基本法の基本原則?

・災害廃棄物に備えた対策とその在り方は?

5)全般

・技術士としてどのように社会貢献していきたいですか?

 ・あなたが目指す衛生工学分野での将来課題は?

・廃棄物分野における技術士しての役割は?

 次回からは口頭試験準備に向け、特に重要な事項と判断される問題解決能力、コミュニケ-ション、リーダ-シップ、リスクマネジメント、自己研鑽、技術士倫理、新技術・技術開発等について、私が考える準備すべきポイントを順を追ってご紹介して行きたいと思います。(以上)

「技術士は年収アップにつながる」

2026年01月17日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 21

「技術士は年収アップにつながる」  

技術士試験合格を達成できたら、自己実現や年収アップになるだろうか?と思う方、いらっしゃると思います。ずばりお答えします。 間違いなく、年収アップと自己変革につながります。今回は技術士の年収事情と、その後の人生の自己変革について、ご紹介したいと思います。 

1.技術士の待遇

日本での 技術士(Professional Engineer/国家資格)の年収(収入)の目安は以下のように一般に言われています。但し、公務員、教員、民間企業、自営業等のいろいろな職種がありますので、一概に言えませんがあくまで一般論としてご理解願います。

(1)技術士の平均年収(一般的水準)

 技術士資格保有者の平均年収は約600〜750万円程度 が一般的な目安とされています。これは他の一般的な技術者よりも高い水準と言われています。

 ・全国平均:約 615万円前後(厚生労働省データ)

 ・男性:約 637万円前後、女性:約 494万円前後(いづれも平均値)

 ・建設系などの一部資格では 約750万円前後

(2)年齢・企業規模による違い

年収は 年齢・経験・企業規模・業種 によって大きく変わります。参考値ではありますが、年代別の傾向(例)では以下のとおりです。

 ・20〜30代:400〜700万円程度

・40代:600〜900万円程度 ・50代以降:700万円以上

(3) その他

・技術士資格を有していない技術職より、技術士取得者は年収が高いことは明白です。 

・実際の年収は会社規模、勤務地、実務経験、役職により変動します。  

・資格を有しているか否かは、定年後の再就職や継続雇用の重要な要素となります。

2.技術士手当による年収差

組織や企業の企業形態や規定により多種多様と思います。例えば私が勤務した土木総合設計コンサルタントでは、組織部門長以外は、管理職を含む職員(一定年齢まで)であれば、月々、技術士手当が支給されます。各企業により、技術士手当は一律ではありませんが、設計コンサルでは月額手当が多いと思います。 例えば一例ですが、月3万円の手当が支給されると仮定した場合、年36万円、20年間では720万円(単純計算による)、20年間でこれだけの収入差がつくことになります。

3.キャリアアップの押上げ  

技術士資格の取得は、給与や手当以外に多様な側面で自身のキャリキャリアップの押上げになります。キャリアップによる基本給等の年収アップは退職金にも少なからず影響します。若い世代の方々は、現時点ではそれほど実感がないと思いますが、生涯賃金として考えた場合、非常に大きな金額差となります。 さらに管理職への登用、重要ポストへの任用など、技術士を取得しているか否かで、年齢が若くてもキャリアップのルートとなったり、その分岐点となります。 一方、大きな組織であれば一定年齢になれると、技術士が必須条件として求められるケースもあります。企業により未取得であれば、その後のキャリル-トの変更を余儀なくされる場合や職位の降格などの現実があることは認識しておく必要があります。 従って技術士資格は取得しておくべき重要かつ不可欠な資格と考えます。今後のキャリアップや定年後の人生に大きく影響するものと考えて下さい。

 4.定年後の有用性  

現在私は、定年後の生活を過ごしております。週2回、設計コンサルタント会社にて、技術士資格を活かし、業務委託契約をさせていただいています。おかげさまで技術士を取得していることで、定年後においても活動の場を継続することができています。 定年後3年目を迎え、技術士資格の有用性を実感しつつ、これまでの自分の努力継続の結果であることに対し、手前味噌ですが少しだけ自負しています。

 5.自己変革による躍動した人生  

確かに年収は少しでも高額であることに越したことはありません。一方で自分自身が明るく楽しく、躍動した人生を送ることができることが最も、重要な点だと私は考えます。  但し、自分がそのステ-ジに立つことを目指すことがなければ、その実現はありません。是非、受験者の皆さんは自分の将来を見据え、技術士に合格することは、今後将来の自分の世界を間違いなく変化させ、自分の人生を大きく変革するきっかけとなると考えて下さい。躍動した人生を自分で切り開き、その「豊かさ」を自己実現することに、是非トライして下さい。

 6.努力継続に慣れる  

技術士試験の受験を目指す皆さんは、これまでもそしてこれからも、自己研鑽による努力継続が必須です。私が申し上げたいのは、努力しなければ道が開かないのであれば、それに「慣れる」ことが重要と思います。それが日常である状況にすることが大切と考えます。 仕事が忙しく、時間が確保できにくい状況下であっても、隙間時間を利用し努力を継続することは、「やり慣れる」ことにほかなりません。生活の習慣の一部となります。どうか身を持って、体得すれことを期待します。

次回は専門分野を再確認すること、合格はアウトプット量の多さで決定することを、ご紹介したいと思います。(以上)

「技術士合格はアウトプットの量で決定する!」

2026年01月24日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 21

「技術士合格はアウトプットの量で決定する!」

 一月もまもなく下旬を迎え、皆さん「技術士試験」への準備が始まりましたでしょうか?今回は自身の専門分野の再認識の必要性と、準備解答文のアウトプット量の重要性ついて、ご紹介したいと思います。 今後の技術士試験願書作成に向け、自分は何が得意か、何が専門なのか?をその準備として一度、振り返っておくことが重要です。 今回は自分の専門分野を深く掘り下げる必要性と技術試験の合格は解答文のアウトプットの量で決定することについて、ご紹介したいと思います。

 1.専門分野の「全体構造」を整理

 まず、自分の専門を俯瞰できるよう業務履歴を振り返り、これまでの自身の専門分野を体系化し、全体構造を整理しましょう。専門分野マップを書くなど、技術部門、分野を体系図にし、自身の専門性を、再認識しましょう。

 2.何故を考えてアウトプット

 技術士試験は、事柄の何故に対する理由に対する明確な論理的説明が求められます。何が課題で、何故その技術を採用したか、何故その方法が最適なのか、他の方法との比較・分析・評価はどうだったかなど、何故を考えることが必須です。このため、何故に対する説明をアウトプットする文章を恒常的に思考、記述することが求められます。

 3.実務経験と結びつける

 これまで自分が担当した業務内容を時系列に以下の項目に整理、実務経験と結び付け て下さい。成功だけでなく、失敗事例も整理して下さい。

・経験した業務分野、内容  

・検討・採用した技術や技術的理論

・発生課題と解決策

・成果・反省・改善点 ・自分の判断箇所

 4.不得意分野の認識と整理  

 自分の専門、得意分野を整理することはその一方で、不得意分野を明確に再認識することができます。このことは特に、専門選択課題の準備に役立ちます。専門分野における補強すべき課題をクロ-ズアップするためにも、不得意分野についても整理しておきましょう。

5.自己スタイル型の論述構成力

技術士試験の解答文では論述に対する構成力が評価されます。準備解答文で以下の構成を考えてみて下さい。過去問を分野別に分類、どの問題でも同じフレ-ムで構成、自己のフレ-ムのスタイルを構築下さい。

 ・基本構成(例) ・背景

・課題 ・技術的課題の整理 ・解決方策(複数案+比較)

・実施上の留意点

・効果及び波及、展望

6.最新動向や社会課題と結びつける

 技術士は「社会に貢献する技術者」であることが求められています。このため建設部門であれば自然災害の減災、地球環境の保全、脱炭素、人手不足、安全性追求など、自身の専門分野での社会課題を解決することを、念頭に考える必要があります。 「自分の専門で社会に対し、何ができるか」を最新の技術動向を見据え、社会課題と結び付けて考えることが重要です。

 7.技術者倫理とマネジメント

技術士試験では技術者倫理(安全、説明責任、コンプライアンス)や品質、コスト、工程、リスク管理、ステークホルダーへの配慮が不可欠です。技術だけでは完結しない「人、組織、社会、公正」への視点を常に意識し、倫理とマネジメントを統合した思考が重要です。

 8.アウトプットの量が合格を決定

(1)アウトプットの重要性  

 インプット(専門知識の読む、覚える)だけでは実際に記述:「書ける」ようになりません。実際に書く、アウトプットする論文記述能力の訓練が必要です。このため大量なアウトプットこそが、合格を決定付けることになります。  

(2)技術士試験は表現力  

 技術士試験は「知識量」ではなく、試験官が見ているのは、課題を正しく理解し、理論的かつ制限字数で「わかり易く説明する」表現力です。これは記述によるアウトプットでしか表現できないスキルであり、これを意識しなければ洗練された文章にはなりません。

(3)アウトプットの効果

 アウトプットの量の多さは、論文構成力(「背景 → 課題 → 対策 → 効果 → 留意点」が向上することは明確です。一方で、無駄な表現や足りない視点の新たな気づきとなります。 また、専門用語の正確な説明、課題と対策のズレ、具体性の不足など改善点がより明確となります。アウトプットの量産は、合格をより確実なものとします。 毎日、準備解答文の記述、書いたら音読して「スラスラ」読めるかを確認して下さい。 アウトプットしたものは同僚、友人、奥さんにチェックしてもらうことも有効と思いますし、貴重な反省材料を提示してくれます。 特に留意が必要な点は、論理破綻がないかを自己チェックすることです。自己添削の徹底、アウトプットの繰り返し、より洗練された記述をめざしましょう。アウトプットの訓練とその量は、自身の能力を高めることに疑いなく、試験合格に直結するものと考えます。 次回は、「過去問題の整理は技術士試験を制覇する。」についてご紹介したいと思います。 (以上)

平成28年度 口頭試験合格率!?

2017年03月01日 作成 / 執筆:kody講師 / 閲覧数(月間): 20

日本技術士会が公表した平成28年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成28年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。

 

【総合技術管理部門を除く部門】

部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率

◆機械部門

機械設計 82人 62人 75.6%

材料力学 46人 34人 73.9%

機械力学・制御 25人 13人 52.0%

動力エネルギー 20人 18人 90.0%

熱工学 25人 23人 92.0%

流体工学 23人 17人 73.9%

加工・ファクトリー~ 30人 22人 73.3%

交通・物流機械及び~  32人 24人 75.0%

ロボット   4人      3人 75.0%

情報・精密機器   10人 10人  100.0%

◆船舶・海洋部門
船舶           3人      3人  100.0%

海洋空間利用   2人   2人  100.0%

舶用機器 0人   0人  0.0%


◆航空・宇宙部門

機体システム 11人   8人    72.7%

航行援助施設   4人   3人    75.0%

宇宙環境利用   2人   1人    50.0%

 

◆電気電子部門

発送配変電 22人     22人  100.0%

電気応用       27人     26人    96.3%

電子応用       36人     35人    97.2%

情報通信    58人     46人    79.3%

電気設備       77人     77人     100.0%


◆化学部門

セラミックス及び~     7人       7人 100.0%

有機化学製品        7人    7人 100.0%

燃料及び潤滑油       1人    1人    100.0%

高分子製品   12人     11人    91.7%

化学装置及び設備     6人       6人   100.0%


◆繊維部門

紡糸・加工糸の方法~   3人     3人    100.0%

紡績及び製布 1人     1人    100.0%

繊維加工 7人     7人    100.0%

繊維二次製品の製造~ 4人     4人    100.0%


◆金属部門

鉄鋼生産システム 2人     2人    100.0%

非鉄生産システム 0人     0人        0.0%

金属材料   10人   10人    100.0%

表面技術      10人       10人    100.0%

金属加工      14人    14人    100.0%


◆資源工学部門

固体資源の開発及び~  1人     1人    100.0%

流体資源の開発及び~ 1人     1人    100.0%

資源循環及び環境        2人     2人    100.0%


◆建設部門

土質及び基礎           164人     146人    89.0%

鋼構造及びコンク~  324人     292人    90.1%

都市及び地方計画   157人     145人       92.4%

河川、砂防及び~   197人     190人       96.4%

港湾及び空港    57人      57人     100.0%

電力土木    27人      23人       85.2%

道路      458人    427人      93.2%

鉄道              71人     63人       88.7%

トンネル           88人     81人       92.0%

施工計画、施工設備~  283人        264人       93.3%

建設環境   118人          98人       83.1%


◆上下水道部門

上下水道及び工業用~    81人          63人    77.8%

下水道   139人        127人       91.4%

水道環境      3人         3人  100.0%


◆衛生工学部門

大気管理   3人        3人   100.0%

水質管理   13人         13人   100.0%

廃棄物管理       17人         17人  100.0%

空気調和   25人     22人     88.0%

建築環境   13人     11人     84.6%


◆農業部門

畜産   2人        2人    100.0%

農芸化学      8人          8人    100.0%

農業土木     73人          73人     100.0%

農業及び蚕糸     12人       10人    83.3%

農村地域計画     15人          14人    93.3%

農村環境       8人            8人  100.0%

植物保護     15人              10人      66.7%


◆森林部門

林業     23人          22人    95.7%

森林土木     56人          54人       96.4%

林産     14人          14人   100.0%

森林環境     16人          16人      100.0%


◆水産部門

漁業及び増養殖   1人         1人    100.0%

水産加工   2人        1人         50.0%

水産土木       15人             14人         93.3%

水産水域環境   9人            8人         88.9%


◆経営工学部門

生産マネジメント    34人          29人      85.3%

サービスマネジメント   17人          17人       100.0%

ロジスティクス   4人        4人        100.0%

数理・情報   3人        3人        100.0%

金融工学   3人        3人        100.0%


◆情報工学部門

コンピュータ工学 11人          11人        100.0%

ソフトウェア工学    16人     15人          93.8%

情報システム~   24人     20人          83.3%

情報ネットワーク   19人      18人          94.7%


◆応用理学部門

物理及び化学 10人            8人          80.0%

地球物理及び地球化学    17人          17人        100.0%

地質    68人          49人          72.1%


◆生物工学部門

細胞遺伝子工学   7人        6人          85.7%

生物化学工学    14人            14人        100.0%

生物環境工学   5人        4人        80.0%


◆環境部門

環境保全計画   30人     28人          93.3%

環境測定   26人     23人          88.5%

自然環境保全     25人     23人          92.0%

環境影響評価    18人     18人        100.0%


◆原子力・放射線部門

原子炉の設計~     10人            10人        100.0%

原子炉の運転~      6人        6人        100.0%

核燃料サイクルの技術      3人        3人        100.0%

放射線利用       2人       2人        100.0%

放射線防護       8人       8人        100.0%

 

【総合技術管理部門】

部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率

◆機械

機械設計      3人   3人    100.0%

材料力学   1人 1人    100.0%

機械力学・制御   1人 1人   100.0%

動力エネルギー   4人 3人      75.0%

熱工学   2人 2人    100.0%

流体工学   3人 3人    100.0%

加工・ファクトリー~   2人 1人   50.0%

交通・物流機械及び~ 2人 2人    100.0%

ロボット   0人     0人       0.0%

情報・精密機器   0人     0人       0.0%


◆船舶・海洋

船舶        0人    0人       0.0%

海洋空間利用   0人           0人       0.0%

舶用機器 0人    0人       0.0%

 

◆航空・宇宙

機体システム   0人     0人       0.0%

航行援助施設   0人     0人       0.0%

宇宙環境利用   0人     0人       0.0%

 

◆電気電子

発送配変電   8人        6人         75.0%

電気応用      2人     2人       100.0%

電子応用         3人     0人           0.0%

情報通信    10人            10人    100.0%

電気設備      9人         8人       88.9%


◆化学

セラミックス及び~       0人 0人      0.0%

有機化学製品       0人 0人         0.0%

燃料及び潤滑油      0人 0人     0.0%

高分子製品    3人       3人       100.0%

化学装置及び設備    0人       0人     0.0%


◆繊維

紡糸・加工糸の方法~   0人     0人     0.0%

紡績及び製布 0人     0人     0.0%

繊維加工 0人     0人     0.0%

繊維二次製品の製造~ 0人     0人     0.0%

 

◆金属

鉄鋼生産システム 0人     0人    0.0%

非鉄生産システム 0人     0人        0.0%

金属材料 1人     1人       100.0%

表面技術     4人        4人       100.0%

金属加工     1人     1人    100.0%


◆資源工学

固体資源の開発及び~  0人     0人        0.0%

流体資源の開発及び~ 0人     0人        0.0%

資源循環及び環境        0人     0人        0.0%


◆建設

土質及び基礎        27人      24人      88.9%

鋼構造及びコンク~      47人      43人      91.5%

都市及び地方計画    25人      24人      96.0%

河川、砂防及び~    53人      49人      92.5%

港湾及び空港      6人          6人    100.0%

電力土木         3人          3人    100.0%

道路      72人         68人      94.4%

鉄道             13人        12人      92.3%

トンネル          14人        14人       100.0%

施工計画、施工設備~    47人          42人         89.4%

建設環境     16人       15人      93.8%


◆上下水道

上下水道及び工業用~    18人          16人      88.9%

下水道     21人          20人      95.2%

水道環境   0人          0人        0.0%


◆衛生工学

大気管理   1人        1人    100.0%

水質管理   3人        3人    100.0%

廃棄物管理      8人          8人    100.0%

空気調和      4人       4人    100.0%

建築環境      4人       3人      75.0%


◆農業

畜産   0人        0人        0.0%

農芸化学      2人              2人    100.0%

農業土木     10人             9人      90.0%

農業及び蚕糸   2人        2人    100.0%

農村地域計画      1人              1人    100.0%

農村環境     2人              2人    100.0%

植物保護     0人           0人            0.0%


◆森林

林業       1人            1人    100.0%

森林土木       2人            2人       100.0%

林産       1人            1人       100.0%

森林環境       0人            0人        0.0%


◆水産

漁業及び増養殖   0人        0人            0.0%

水産加工   1人        1人        100.0%

水産土木      4人            4人    100.0%

水産水域環境   0人        0人            0.0%


◆経営工学

生産マネジメント       7人              6人          85.7%

サービスマネジメント      3人              3人        100.0%

ロジスティクス   0人        0人            0.0%

数理・情報   0人           0人            0.0%

金融工学    0人        0人            0.0%


◆情報工学

コンピュータ工学    1人        1人        100.0%

ソフトウェア工学       3人       3人        100.0%

情報システム~       7人       7人        100.0%

情報ネットワーク      2人       2人        100.0%


◆応用理学

物理及び化学    0人        0人           0.0%

地球物理及び地球化学      2人              2人        100.0%

地質    10人          9人          90.0%


◆生物工学

細胞遺伝子工学   2人        1人          50.0%

生物化学工学        1人          1人        100.0%

生物環境工学   0人        0人            0.0%


◆環境

環境保全計画     2人       2人        100.0%

環境測定     1人       1人        100.0%

自然環境保全       1人       1人        100.0%

環境影響評価      1人       1人        100.0%


◆原子力・放射線

原子炉の設計~       0人        0人          0.0%

原子炉の運転~      1人        1人       100.0%

核燃料サイクルの技術      0人        0人          0.0%

放射線利用       1人        1人        100.0%

放射線防護       1人        0人            0.0%

 

平成27年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成27年度口頭試験合格率/


平成26年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成26年度口頭試験合格率/

 

技術士へのステップの一つが消える?!技術士補の今後

2017年09月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 20

技術士へのステップとして、長年若手技術者の資格として定着していた「技術士補」が文部科学省の技術士制度改革の中で姿を消そうとしています。
技術士補は、技術士一次試験合格者を対象とし、技術士会に登録することで技術士補を名乗ることができるようになる資格です。
指導技術士の下で四年以上実務経験を積めば、技術士二次試験の受験資格が得られるというものです。
文部科学省はなぜ、廃止を含めた技術士補の制度の見直しを行おうとしているのでしょうか?

 

理由:技術士補登録をしての技術士試験受験者が全体の2%以下しかいない

 

技術士補登録を行い、指導技術士の下で実務経験を積んで技術士2次試験を受験する受験者は近年の統計から全体の2%以下しかいません。
多くの人は受験資格の「実務経験7年以上」で受験する人が全体の95%を占める形となっております。
また、職務上の監督者の指導の下であれば4年以上の実務経験を積んでいれば受験資格が得られるという別の受験資格もあり。技術士補登録をしてから受験資格を得るのに比べて、受験資格を得られやすいという事が言えます。
こうした状況から、技術士の前段資格としての技術士補の存在意義が薄いとして、廃止を含めた検討を行っています。

 

心配なのはいくら全体の2%以下とはいえ、技術士補として受験資格を得ようとして売る人たちに不利益が出ないかということです。
こうしたことを言い始めれば何も改革することができないと言われれば、それまでですが廃止される可能性がありますので、今後の動向に注意が必要です。

せっかく技術士補の登録をして二次試験の受験資格を得ようとしたのにと考えている人は、職務上の監督者の下での実務経験に切り替えられないかを調べておくようにしましょう。

 

制度が変わるときは、以前に取得した資格が無効になるような改革を行われることもあります。
私自身もエネルギー管理士の資格を取得しようと考えていた時期に省エネ法に関する法律の科目の科目合格をしておりました。
しかし、省エネ法の大幅改正があり、有効期限前だったのですが、科目合格の科目が失効してしまったという苦い経験があります。
制度改革が行われる場合は、その改革の動向を注視し、不利益を被らないようにしましょう。

2026年08月 2026年10月
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