2026年08月 月間アクセスランキング

問題と問題点の使い分け

2018年07月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 119

試験直前期に、問題と問題点の違いがわかっている人は合格の可能性がぐっと高まっています。

 

問題と問題点は違います。

 

問題とは、「現状」と「あるべき姿」のギャップです。

 

問題とは、困っている現時点と、目標値との差です。
模擬試験で55点しか取れなかったけども、合格には60点が必要なので、5点足りないことが問題なのです。

 

一方、問題点とは、問題を引き起こしている「点」です。
小さなポイントです。

 

問題点とは、「原因」であり、「技術的障壁」であり、乗り越えるべき「壁」であり、「真因」であり、「本質的問題」であり、そこさえクリアしたら万事がうまくいく「ボトルネック」です。

 

「5点足りない問題」では、5点を上げることが課題になります。
そして、5点足りない問題の原因は、分野Aが準備不足であるとか、知っておくべき公式Bが覚えられていないとか、そのような小さな小さなポイントとなります。

 

そのポイントが、「問題点」(とそれに準じる用語)といえます。

 

技術士試験のⅢでは、課題解決能力が問われています。

課題解決をするには、課題を適切に設定し、「問題点」をしっかり絞り込み、そして、その問題点をクリアするために、効果的かつ効率的な対策をうちます。

 

技術士試験のⅢでは、このストーリーを示せているかが確かめられています。

「問題」と「問題点」の区別ができているか、いま一度、チェックしてみてください。

「令和8年度 建設部門 必須科目Ⅰ」

2026年07月11日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 114

「令和8年度 建設部門 必須科目Ⅰ」

 今回は、私なりに過去問題を分析、整理した結果により、令和8年度の技術士第二次試験・建設部門「必須科目Ⅰ」について、考えたものを一例として、ご紹介します。 但し、無責任ですが、あくまで私的なものです。何の裏付け、根拠に基づいてはいませんので、責任を負いかねますことをご容赦の上、単なる参考としてご覧下さい。 私は、「複数課題を統合的に解決する論文」になるのではないかと考えています。単独テーマではなく、DX、防災、担い手不足、脱炭素などを「組み合わせて論述する力」を評価、総合的に訴追する設問に注視する必要があると考えます。 それに対し記述で留意すべき事項を、以下に示します。

1.留意事項

(1)コンピテンシー改訂初年度

  令和8年度試験から令和5年1年に改定された「改定版コンピテンシ-」が適用されることが示されています。既にご承知と思いますが、改めて以下の項目に対する言及が記述内容評価となります。

・数値データ活用

・最新情報技術の活用

・多様な関係者との合意形成 (ステ-クホルダ-の意見収集)

・包摂的コミュニケーション ・社会持続性 ・倫理・説明責任

(2)第6次社会資本整備重点計画

 令和8年1月16日に第6次社会資本整備重点計画が閣議決定されました。これはかなりの確率で出題される可能性があると想定されます。ポイントは以下のとおりです。  

1)期間:令和7年度から令和12年度まで  

2)見直しのポイント:社会資本整備重点計画と交通政策基本計画一体的な策定と推進  

3)共通ゴール:「人口減少という危機を好機に変え、一人ひとりが豊かさと安心を実  感できる持続可能な活力ある経済・社会を実現」  

4)主要ポイント :出題の背景や社会情勢の記述では、以下のポイントを示すことを考慮下さい。  

➀ 持続的な地域社会の形成(生活サービスの維持)

➁ インフラ老朽化対策(まちづくりとの連携、取り組み状況の見える化)  

➂ 社会資本整備を支える基盤の強化(地方自治体、地域建設業の健全化と人材育成) 

(3)最近改定された法令等   

 次に、建設部門では最近、以下の法令等が改定されています。その内容も必ず、チェックしておいて下さい。

① 都市再生特別措置法(改正):災害対応、用地規制緩和

② 河川法・土砂災害防止法(改正):ハザ-ドマップ活用義務 ③ 国土交通省インフラ老朽化対策:橋梁、道路の重点改修と計画

 ④ 道路交通法(自動運転関連):レベル4自動運転実証

 ⑤製造業DX・スマート工場推進施策:中小企業向け補助制度

 2.想定設問

 私が個人的に思う想定設問を以下に列挙します。あえて、「複数課題を統合的に解決させる設題」を想定しました。但し、特に目新しい訳ではありません。ここ数年出題されている傾向であり、これの統合版と考えていただき有力予想というより、予め準備すべきテーマであると考えて下さい。

 1)防災×減災×DX

「気候変動下における災害激甚化への対応として、DX技術を活用したインフラ整備と維持管理の課題とその解決策について」

 2)担い手不足×生産性向上×品質確保

 「最近の担い手不足の課題と生産性の向上と品質確保の両立する解決策について」

 3)カーボンニュートラル×インフラ整備  

「防災、地域経済の活性化、脱炭素社会の両立するための課題と解決について、トレードオフの観点も含め論ぜよ」

 4)インフラ老朽化×予防保全  

「限定予算や人材資源制約条件下、上記を推進に対する課題と実現する解決策について」

 5)地方創生×コンパクトシティ×インフラ再編  

「地方活性化に向けたコンパクトシティ構築やインフラの維持管理と再編に対する解決策について」

 これは「社会的受容」「住民合意形成」と複合課題としての相性が良く、求められる新コンピテンシー(必須科目Ⅰ評価項目:専門知識、問題解決、評価、技術者倫理、コミュニケ-ション)とも合致すると考えます。

 3.万能ストックカード

「テーマ暗記」だけでは危険です。どんな設問でも対応できるよう以下の「万能ストックカード」が重宝します。これを準備下さい。これがあれば、記述対応に安心感がプラスされます。各テーマに対し相互に接続できるように、各対策が接続できそうな「ストックカード文例」を以下に整理します。  

1)気候変動対策

 気候変動に伴う災害の激甚化・頻発化に対応するため、流域全体で治水対策を行う「流域治水」の考え方に基づき、河川整備だけでなく土地利用規制や避難体制強化を含めた総合的な対策を推進する必要がある。  

2)防災DX

 インフラレジリエンス向上のためには、IoTセンサーやAI解析を活用したリアルタイム監視を導入し、異常兆候を早期把握することで、事後対応型から事前防災型への転換を図ることが重要である。

 3)BIM/CIM・i-Construction

 BIM/CIMにより設計・施工・維持管理段階の3次元データを一元管理することで、施工効率化だけでなく視覚化による情報共有、維持管理の高度化や技術継承に繋げる。

 4)インフラ老朽化対策

 高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化が進行しているため、限られた予算・人材の中で効率的な維持管理を行う必要がある。そのため、予防保全型メンテナンスへ転換し、ライフサイクルコスト縮減を図ることが重要である。

 5)カーボンニュートラル

 2050年カーボンニュートラル実現に向け、建設副産物の有効利用や低炭素型材料の採用を推進し、ライフサイクル全体でのCO₂排出量削減を図る必要がある。グリーンインフラ等の機能活用により、防災・環境保全・景観形成など多面的効果を発揮する。

 6)地方創生・人口減少

 人口減少が進行する地域では、「コンパクト+ネットワーク」の考え方に基づき、都市機能を集約しつつ、公共交通との連携を図ることで、持続可能な地域社会を形成する。 

7)地域住民との合意形成

インフラ整備を推進する際には、多様なステークホルダーとの合意形成を図り、地域特性を踏まえた丁寧な説明を行うことが重要である。

 8)技術者倫理

 技術者として、安全性・経済性・環境性を総合的に勘案し、社会的影響を十分考慮した上で、説明責任を果たす技術者としての倫理観が必要である。

 9)論述締めのセンテンス

 DX技術を活用しつつ、防災・環境・地域活性化を総合的に推進することが重要である。持続可能な社会資本整備を実現するためには、多面的視点から施策を積極推進することが肝要と考える。 私的なもので何の根拠はありませんが、参考になれば幸いです。次回は本番に備え、「合格するための心の準備!」についてご紹介します。

(以上)

「技術士試験に役立つ、読むべき本」

2026年08月01日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 89

「技術士試験に役立つ、読むべき本」

 これまで毎日受験学習に明け暮れた皆さんは、ひょっとしたら試験完了後、時間を持て余している状況かもしれませんね。まずは、試験で記述した答案再現に取り組んで下さい。記憶が新しいうちに再現、口頭試問への重要な準備作業です。とにかく早く完了させておいて下さい。

  今回は、口頭試問のスタ-トのきっかけとなるよう頭を休ませながらも、徐々に始動させるためのウオームアップとして、本を読むことをきっかけとして始めてみませんか。 技術士合格に向け、読むべき本について私見を織り込みながら、いくつかご紹介しますので、この夏休み、是非、手に取ってみて下さい。

 1. 日本の国土と暮らし(教材:出版 岩崎書店)

 これは、日本の国土が時代とともにどのように変化し、人々の生活や産業にどのような影響を与えてきたかを紹介しています。主に中学生や高校生向けの社会科、地理の学習の教材として利用されています。 この本では、建設部門の必須課題を解説するような「国土が変わることで、人々の仕事や生活がどう変わったのか?」という視点が特徴的です。まさに、建設部門必須問題Ⅰのような、以下のテーマが取り扱われています。

 ・都市化や人口集中による国土の変化

・道路・鉄道・ダムなどの開発と暮らしの変化

・農村や山村、漁村の変化

・自然災害と防災への取り組み

・環境問題や持続可能な国土づくり

2.歴史を紀行する(著:司馬遼太郎氏 出版 文藝春秋)

 この本の著者は司馬遼太郎氏であり、歴史紀行・エッセイです。私が学生の頃、当時、地質学教授の授業で、是非、読むべき本の一つとして紹介されました。紹介理由は、以下であったと回想します。

 ・諸君は将来、全国各地の色々な人々と出会い、仲間として仕事を共にすることになる。

・全国各地の人々には、その地域や風土に培われた気質が生きづいている。

 ・これを理解しておくことは仕事や私生活の対人関係において、必ず諸君の役にたつことであろう。

 著者が日本各地を訪ね歩き、その土地の風土・歴史・人物・文化を結びつけながら、日本という国を考察した作品です。この本では、高知、会津若松、佐賀、金沢、京都、鹿児島、岡山、盛岡、三河など12の地域を取り上げています。

 例えば、以下の地域の歴史・風土とそこで培われた人々の気質が描かれています。 

・高知:坂本龍馬と黒潮、自由な気風

・会津:戊辰戦争と会津の人々が受けた影響

・鹿児島:薩摩藩の独立心や外交感覚

・京都:長く都であり続けた歴史と政治との関わり

 この本の大きな特徴は、「歴史は人物だけでなく、その土地の風土によっても形づくられる」という視点です。著者は、山や川、海、気候といった自然環境が、その地域の人々の性格や文化、さらには歴史にも影響を与えていると指摘、その関係性を解説しています。

 私もこれまで仕事上で九州、四国、大阪、盛岡の方と仕事をご一緒させていただきましたが、地域固有の気質の面では、納得したことが多かったと思います。

 3.高熱隧道(著:吉村昭氏 出版 新潮社) 

 この本も前述した教授の紹介の小説です。著者、吉村昭氏による記録文学(実話)です。昭和初期、黒部第三発電所建設のためのトンネル工事が題材です。綿密な取材をもとに、極限状態で危難に立ち向かう人々の姿を描いた代表作です。

  舞台は、富山県の険しい黒部峡谷、発電所を造るためのトンネル(隧道)工事が始まりますが、以下のような想像を絶する過酷な環境であった事実が描かれています。

 ・岩盤の温度は最高約165℃にも達する。

 ・ダイナマイト自体が、高熱により自然発火する危険がある。

 ・工事中に斜面崩落や雪崩、洪水などの自然災害が相次いで発生した。

 想像を絶する現場でありながらも、それでも工事を完成させようとする技術者や作業員の方々の葛藤や使命感、そして人間の力では克服することができない自然の圧倒的な力が克明に描かれています。実際の工事では300人を超える犠牲者が出たとされています。

 この本の魅力は単なる建設工事の物語ではなく、事実に基づいた冷静で迫力ある描写にあると思います。「夢やロマン」だけでは、語ることができない自然に立ち向かう偉大な勇気を痛感する一冊であり、現在も高く評価されている理由は以下と考えます。

・人間の技術と自然の力との対決 

・極限状態における人間の責任感と勇気 

・大規模開発の裏側にあった多大なる犠牲

4.失敗百選(著:中尾政之氏 出版 森北出版)

 著者は東京大学教授(当時)の中尾政之氏であり、「失敗学」の考え方をわかりやすくまとめた本です。工学書でありながら、技術者だけでなく、企業の管理者や学生、一般の読者にも広く読まれています。 この本の中心となる考え方は、「失敗には共通するパターンがあり、その原因を知れば未来の失敗を防げる。」というものです。

 著者は、さまざまな事故やトラブルを分析し、失敗の原因を41種類に分類しました。 それぞれの原因がどのように重大事故につながるのかを詳しく解説しています。本書では世界的にも有名なタイタニック号の沈没 、コンコルド墜落事故、スペースシャトル・チャレンジャー号爆破事故等、178件もの実例が取り上げられ、失敗の要因について以下に言及しています。

 ・「誰が悪かったか」ではなく、なぜ失敗が起きたのかの考察

・技術に限らず、思い込みやコミュニケーション不足、組織文化などが原因

・過去の失敗から共通点を学び、将来の事故やミスを防ぐ方法

 事例が豊富であり、仕事や組織運営、日常業務にも応用できる内容です。特に総合技術監理部門、リスクマネジメント、技術者倫理の観点では絶好の参考図書と思います。 今回紹介した著書は、技術士二次試験の論述に必要な防災、地域活性化、持続可能性、合意形成などに対し、こうした幅広い知識・教養・歴史観が、記述文の説得力へつながると考えます。 さらには技術士試験で評価される「技術者の人格・使命感」を養う読書という観点で倫理性と人間性の両面を磨く参考書として役立つと思います。技術者視点を広げる意味でも、是非、読んでいただければと思います。

 次回はこれらの著書や資料を読む解く力(:読解力)について、ご紹介したいと思います。(以上)

「技術士解答文は骨子法で書く」

2026年04月11日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 84

「技術士解答文は骨子法で書く」

 骨子法(こっしほう)とは、技術士試験の解答文やレポ-ト、ビジネス文書等を論理的記述の1手法です。記述する前に「骨子(アウトライン)」を作り、その骨子に沿って本文を書く方法であり、論述構成に極めて有効です。今回はこの方法をご紹介し、準備解答文の作成の参考にいただければと思います。

1. 骨子法とは

 骨子とは、準備する答案の設計図(骨組み)です。いきなり本文を書かず、事前に構想してから書き出す脳内整理カード(メモ)と言っても良いかもしれません。その手順は以下の通りです。 

・設問の題意要求項目を確認する。

・何を書く必要があるかについて、論点整理を行う。

・項目毎に「見出し+要点」による骨子を作る。  

・骨子に肉付けをしながら、本文を記述する。

2. 設問の基本パターン

 技術士試験の課題Ⅱ、Ⅲの設問は以下のとおりです。設問内容は異なりますが、ほぼ、基本パタ-ンは同様です。

 ①現状・背景

②課題抽出

 ③課題の解決策

 ④リスクとその留意点

 ⑤技術者倫理及び社会の持続性

 3.骨子法の作成例  

 例えば、「今後のインフラメンテナンス対応」を設問想定した場合の、骨子法の作成例を以下に示します。 

1) 背景と現状

 ・我が国の経済、社会情勢

・ストックインフラの増加、老朽化と進展

・頻発する自然災害、巨大地震の切迫

・強靭な国土基盤形成、戦略的メンテナンス切望

2) 課題⇒解決策⇒リスク⇒対応策

 骨子は課題⇒解決策⇒リスク⇒対応策が横方向に一列に繋がるよう表により、骨子とその記述すべき事項を順に例えば、以下のようにメモする方法をお勧めします。記述する項目とその内容を整理することができます。 

・点検技術者不足⇒ICT技術活用による省力化⇒投資負担増大⇒補助優遇制度導入

・維持管理費用の増大⇒アセットマネジメント⇒予算確保と平準化⇒効果の可視化

・膨大量インフラ情報の管理⇒データベース整備⇒技術者教育不足⇒リテラシ-向上

4. 骨子作成の時間配分

 技術士試験では記述に要する時間配分と管理が重要です。書き出す前の構想が合格に至る全てであり、短時間でそれを組み立てることが極めて重要です。骨子の構成の出来は評価点に直結することを意識し、短時間で骨子作成訓練が必要です。

 5. 骨子法活用のメリット  

 骨子法を活用するメリットを以下に整理します。

 1) 論理展開の一貫性確保

 予め構想した骨子により構成された文章を記述するので、論理展開の一貫性を確保できます。試験官は見やすさと素早く理解するための「論理構成」を重視しており、これに的確に応えることができます。

 2) 記述内容決定の頭出し

 解答文に何を書くかは、記述内容が全てです。記述内容の選択に迷いや不透明な部分があれば、それは貴重な時間の浪費と記述内容の曖昧さにつながります。骨子を構想、キーワ-ドの頭出しを行うことで、迷うことがない記述作業に専念できます。

 3) 記述速度が速くなる

 600字の解答用紙を記述するには約1枚、約20分程度の時間が必要です。(皆さん是非、実際に書いてみて、事前に時間的感覚を体得下さい。)このため、考えながら記述していては、制限時間のタイムオーバ-が予想されます。 従って、「迷わず記述するガイド」として骨子メモが必須であり、この存在は書き続けることができる安心感や、本番試験の精神的な支えとなります。

 4)書き忘れがない

 骨子を準備することで、書くべき事項は決定されており、書き忘れや漏れがありません。特に倫理やリスクなどは、技術的側面を支える考慮すべき重要事項でもあり、これらの記述ミスを防止でき、記述内容の充実と確保に繋がります。

 6.キーワ-ドノートによる訓練成果

  技術士解答文は「文章力試験ではなく、論理構成の試験」と言っても良いでしょう。骨子法はそのためのテクニックと考えます。以前、ご紹介したキーワ-ドノートを作成することは、言わばこの「骨子」を構想するトレ-ニングなのです。たくさんのキーワ-ドノートを作る訓練により、想定した多数のキーワ-ドを、骨子法により短時間で論理構成することができる成果となるのです。

 7.イメ-ジトレ-ニング  

 骨子を素早く構成するには、日常的にこれに対する思考訓練の継続が肝要です。通勤、散歩、休憩等のすきま時間を活用し、あるキーワ-ドを自ら設定し、「○○現状」⇒「○○課題」⇒「○○対策」⇒「○○リスク」⇒「○○」対策の一連プロセスを常にこれが構想できるようトレ-ニングを積み重ねて下さい。

 これの実践は試験本番で必ず、強力な味方になります。記述すべき項目が仮に思い浮かばない場合であっても、数個のキーワ-ドを長期記憶から引き出し、これをつなぎ合わせることで「小見出し+説明内容2~3行の文章」を書き連ねることが可能です。

 また、的はずれでなければ、字数が埋まらない場合の回避テクニックとして減点を防ぐことができる有効な手段と考えます。 これらは、準備解答文のアウトプットの量の裏付けであり、記述練習量の多さによるものと考えます。どうか皆さん、骨子作成訓練を積み重ね、論述文章作成を体得下さい。

 次回は技術士試験解答文に最も重要な「ロジカルライティング」についてご紹介したいと思います。(以上)

業務内容の詳細~総合技術監理部門で注意することは~(その1)

2017年03月19日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 82

今回は受験申込みにおける「業務内容の詳細」について、総合技術監理部門(以下、総監とします)を受験する時に注意すべき点を述べたいと思います。

 

総監は、機械・電子電気・建設などの20部門(以下、20部門とします)とは全く異なる視点で業務内容の詳細を作成する必要があります。

 

「技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)」(以下、青本とします)には以下のような記載があります。

 

『技術士総合技術監理部門では、企業などの組織における技術業務全般を見渡し、安全性や経済性などに関する総合的な判断に基づいた監理を行うことが可能な技術者を育成、 認定することを目的としている。

総合技術監理の範囲としては、主として経済性管理、 人的資源管理、 情報管理、 安全管理、社会環境管理であり、その他に社会的規範や国際的ルールを包括した倫理観や国際的視点なども範囲として含まれる。』

 

つまり総監における業務内容の詳細は、青本に書かれているようなことを意識して作成することが重要です。

ここでは特に注意すべき点を2つ述べたいと思います。

 

まず、20部門の専門技術は忘れましょう。上記の青本引用にも書かれている通り、『組織における技術業務全般を見渡し、安全性や経済性などに関する総合的な判断に基づいた監理』が求められた、という切り口で記述することが大切です。

 

具体的な例を挙げてみます。
「道路工事をしていた時に、想定していなかった軟弱地盤が出現した」という場合に、軟弱地盤の問題を地盤改良で解決した・施工方法を工夫することで解決した、というような切り口では専門技術(この場合は建設部門)の視点です。

同じ工事であっても、想定していなかった軟弱地盤出現で、工期に間に合わない懸念があった・予定していなかった技術者の投入が必要になったがマネジメント能力を駆使して解決した、というような切り口が総監では求められます。

つまりは「経済性管理、 人的資源管理、 情報管理、 安全管理、社会環境管理(5つの管理)」の視点で課題や問題点、解決策を書くことが大切です。

 

もう1点の「5つの管理のトレードオフを意識する」については、稿を改めて書かせていただきます。

 

*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

   業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

 技術士二次試験 受験申込書が大切です!

 受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その1)

 受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その2)

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

「技術士試験のクールダウン雑学」

2026年07月25日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 82

「技術士試験のクールダウン雑学」

  受験者の皆様、令和8年度技術士試験お疲れさまでした。技術士試験後は、頭がまだフル回転モードなので、少しク-ルダウンが必要かと思います。それには普段あまり考えない雑学に少し触れてみるのはいかがでしょうか。 今回はクールダウンできる工学系雑学について、私的勝手に、しかもランダムに、いくつかご紹介しますので、気楽に読んでいただければ幸いです。

 1)エッフェル塔は身長が伸びる。

 エッフェル塔は夏になると約15cmほど、身長が高くなります。これは皆さんよくご存じの金属の熱膨張ですね。鉄は温まるとわずかに伸びるため、高さ約330mの塔全体では人の身長ほどではありませんが、目に見える変化となります。 ⇒東京タワ-もスカイツリ-も同様ですね。そういえばコンクリ-トやPC橋もそうでしたね。暑い夏、いろんなものが伸びています。

 2)タコには心臓が3つある。

 マダコなどのタコ類には、合計3つの心臓があります。 ・体全体へ血液を送る心臓が1つ ・エラへ血液を送る心臓が2つ  それぞれの役割が異なっており、専門分野の方でなければ知ることがない知識だと思います。 ⇒エー、そんなことあるの?人類も2つの心臓が相互補完し、それぞれの異なった役割があるのですね。不思議です。何故を知りたくなります。

 3)人間の脳は、約20Wで動いている。

 成人の人間の脳は約20W程度の電力で働いているそうです。これは小さなLED電球1個相当の消費電力です。そのエネルギーで記憶、判断、言語、創造性など、膨大な処理を同時に行っています。 ⇒スゲ-、ビックデータ扱うスパコンみたいですね。発電用新エネルギ-として、有効活用する方法があればいいのですが。

 4)宇宙は無音である。

 宇宙空間では音は伝わりません。音の伝達には空気や水などの媒体が必要です。宇宙空間は、ほぼ真空なので、映画のような大爆発も実際には「無音」なのです。 ⇒へ~、不思議な感じ。SF映画等の宇宙では、隕石、人工衛星や最近問題の宇宙ゴミ等、多くの複雑音が聞こえているイメ-ジがあります。

 5)蜂蜜は腐敗しない。

 蜂蜜は、以下の条件と理由からほとんど、腐敗しないと言われています。 ・糖度が非常に高い。 ・水分が極めて少ない。 ・酸性である。 適切に保存すれば非常に長期間品質を維持できます。古代遺跡から見つかった蜂蜜が食べることができる状態だったという報告があるそうです。 ⇒高濃度、水分の有無、酸性が、長期保存には不可欠と言うことなのでしょうね。食べ物、飲み物のほか、塩、醤油、砂糖、酢等同様な例がありますね。

6)ペンギンは「空を飛ぶ鳥」より、速く泳ぐ。

 ジェンツーペンギンは、水中泳力は時速30km以上に達するそうです。翼は飛行ではなく、水中では非常に高性能な「水中の翼」として機能します。 ⇒けっこうなスピ-ドですね。一方、海面を飛ぶトビウオは、海面に出るときの速さは時速40~60km、マグロは通常15~20kmで、最高速度は70~80kmで泳ぐとのことです。 ⇒はや!現有能力を上手にコントロ-ル、これにより最大能力を発揮するのですね。

7)GPSは相対性理論を毎日使っている。

  特殊相対性理論では、速く動く時計は遅れます。一方、一般相対性理論では、重力が弱い場所ほど時計は速く進みます。GPS衛星は高速で飛び、地上より重力も弱い場所にあるため、この2つの効果が同時に起こります。

・特殊相対論:約7マイクロ秒/日、遅れる。

 ・一般相対論:約45マイクロ秒/日、進む。

 差し引き約38マイクロ秒/日進むため、この補正をしないと位置は1日で約10km以上ずれてしまいます。 ⇒位置関係及び時間のスケ-ル感覚が複雑すぎて、かえって頭の中が混乱します。

 8)雷は地面から空へ向かう!

 雷は「空の雲から落ちる」と思われがちです。実際には地面から上向きに伸びる放電がその要因となっています。 雷が電気へと変換する瞬間、非常に大きな電流が流れる「帰還雷撃」が発生、超高層建築物等では、地上から上向きに始まる雷が観測されることがあるそうです。  ⇒全く、想像していませんでした。気候変動、集中豪雨が多発化、激化しています。耐雷対策も必要になっています。

 9)飛行機は「吸い上げられて飛ぶ」訳ではない。

 旅客機の翼は、上下面の圧力差、翼が空気を下向きに曲げることによる反作用の両方により揚力が生まれます。これを受けて飛行機は飛ぶことができます。 「ベルヌーイの定理だけで飛ぶ」という説明だけでは不十分であり、圧力差と揚力の両方を流体力学として合わせて理解するのが一般的です。  ⇒「ダニエル・ベルヌ‐イ」は18世紀を代表する世界的科学者であり、流体力学の創始者の一人と言われています。

 10)世界一、滑らかな鏡

 レーザー干渉計重力波天文台で使われる鏡は、表面の凹凸が原子数個分程度しかないと言われています。すなわち、鏡の表面に「でこぼこ」がほとんどない状態です。 極めて高い平滑性によって、時空のわずかなゆがみである重力波を観測できるのです。  ⇒どのようにして平滑性を作るのかな?これも実際に見てみたい気がしますね。昨今不足が著しい熟練工の技なのでしょうか。

「日常意識しないで当たり前に使っているものほど、実は高度な科学や工学の上に成り立っている。」という事実は私達が知らないだけで、他にももっとたくさんありそうですね。 蜂蜜、GPS、雷、飛行機、鏡など、身近な技術の背景を知ると、普段の景色が少し違って見えてきて、改めて新鮮な気持ちになってきます。

 11)再スタ-トの準備

 少しは過酷な技術士試験後のクールダウンになったでしょうか?心新たに、試験後を各自、冷静に振り返ってみて下さい。成果があった点、不満足な点。こうすれば良かった点等一度整理して見て下さい。これからやるべき点が見えてきます。徐々に再スタ-トに向け始動して行きましょう。 次回は私が考える技術士として読むべき著書についてお伝えしたいと思います。(以上)

「技術士試験に合格する心の準備」

2026年07月18日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 70

「技術士試験に合格する心の準備」

  受験者の皆様、いよいよ試験本番直前となりました。あせりや不安があるのは当然、項目整理や暗記の状態も気になっていることと推察します。本番記述で最も重要なことは、気持ちの余裕であり、セルフコントロ-ルが全てと思います。今回は、本番に備え、余裕ある心境を維持する「合格する心の準備」についてご紹介したいと思います。

 1.「完璧」は敵

 技術士試験は、満点を取る試験ではありません。概ね70点の点数を獲得できれば合格ラインです。限られた時間で、論理的に解答文をまとめる力が評価されます。このため、「知っていることを確実に、わかり易く記述する。」という基本的意識が重要なのです。完璧を目指す故の過度な緊張や不安は、逆に敵となります。ある種の自己暗示や精神統一により、気持ちに余裕を持って下さい。

 2.睡眠が最優先

 試験直前に夜更かしをして詰め込むよりも、頭がよく働く状態で本番を迎えるほうが良い結果につながります。試験前日はゆったりと休息をとり、準備学習は以下の軽めのストレッチに心がけて下さい。

 ・骨子作成を1~2問だけ確認する。

 ・キーワード集を軽く再チェックする。

 ・受験票、筆記用具、時計などを準備、再確認する。

・とにかく、早めに就寝する。

3.本番までのスケジュ-ル確認

 試験当日の行動を、事前に頭の中で一度シミュレーションしてみましょう。これをしておくとことで、いざ本番では、慌てなくてすみます。以下を実践下さい。

・できるだけ楽な服装で身支度をする。

・時間的余裕を持って、自宅又はホテルを出発する。

・会場までの利用交通機関は、経路、所要時間は事前に入念に調べておく。

 ・会場には交通機関の遅延等を考慮、1時間前ぐらい前到着を予定する。

・会場のトイレ等は、一度利用し予め場所を確認する。

・受験番号を確認、自席に着席、会場の雰囲気を確認、落ち着く時間を確保する。

・準備したメモ等を肩の力を抜き、読み返す。

4.全て想定内

 予め、「知らない設問が出るのは当たり前」と想定して下さい。技術士試験では、予想外のテーマが出題されることは想定内と考えましょう。他の受験者も同じ条件なので、「自分だけが知らない」と考える必要は全くありません。 特に必須問題Ⅰ&専門Ⅲは、このパタ-ンが想定され、どんな設問でも思考プロセスはほぼ同様であり、慌てる必要はありません。この余裕、安心感が重要です。知らないテーマでも、これまで蓄積したキーワ-ド等により、論理的に整理、記述することを念頭としましょう。論述展開はいつもの現状⇒課題⇒解決策⇒波及効果⇒リスクと対応策です。

 5.自分を信頼する。

 これまで、皆さんは十分な努力を積み重ねてきました。継続した実力は、短期間で実力は大きく変わることはありません。とにかく自分を信頼し、「能力を上げる」より「自己能力を最大限発揮する。」ことに集中しましょう。

6.自己暗示

 試験本番は自己暗示が重要です。試験が始まったら、是非、自分にこう言い聞かせてみましょう。

・全問完璧でなくていい、70点で良い。

・一問一問、自分が今書ける最高の答案を書こう。

・焦らなくて良い。自分は必ずできることを信じる。

・自分は既に技術士のスタ-トラインに立っている。

  技術士試験は、冷静さを維持することが答案の質につながる試験です。落ち着いて自分の思考力を最大限発揮できる状態を整えましょう。 ここまでの学習の積み重ねは、必ず合格答案を再現できます。焦りは誰にでもありますが、冷静な心境維持こそが、最も重要と考えます。

 7.余裕をつくる

 私の受験体験から受験者の皆さんへ、試験当日の余裕をつくる対策について、以下にアドバイスさせて頂きます。  

・何でも、プラス思考で考える。(今日は最高、全てが私の見方、必ずうまく行く!)

・筆記用具(えんぴつ、メカニカルペンシル、消しゴム)は予備を含め複数用意する。  

・室内空調の寒暖状況も予想外の場合を想定、ハンカチ、タオルは必ず用意する。  

・受験会場室内の時計の位置は、必ず確認しておく。  

・机の隣人の癖(咳払い、貧乏ゆすり、固有のしぐさ等)は想定内と許容、余裕感を出す。

・骨子をメモする余白箇所、表形式等は、試験本番前に予め決めておく。  

・予定した記述時間配分に従い、タイムマネジメントにより計画的に行う。  

・必ず、解答文の誤字やミスの箇所があることを想定、チェック、修正時間を確保する。

8.受験者各位へのエール  

 皆さんが挑む、難易度高い技術士第2次試験に対し、私から以下のエールお送りしたいと思います。  

・難しい問題に出会っても慌てる必要はありません。あなたは必ずできます。

・設問を確実に読み解き、問われていることに的確に応えることを意識して下さい。

・冷静さを維持できた人が、合格を手中にします。

・冷静維持が、必ず自分の最大限の実力を発揮します。

・最後まで諦めず、自分を信じてください。

 ・「やるべきことは、すべてやってきた。」その自信を力に変えてください。 試験会場では、周りの受験者が優秀に見えるかもしれません。しかし、本当に比べるべき相手は、昨日まで、そして今の自分です。多くを学び、多くを考え、多くを積み重ねてきた自分の努力を信じ、誇りに変えましょう。 

 9.必ず夢は叶う

 努力する人は、どんな形であれ必ず、その成果を上げられると、私は信じています。私がこれまで支援してきた受験者各位も、個々の力で夢を叶えてきました。そしてそこから更に、新しい自分の世界を切り開き続けています。それを実現できるのが技術士なのです。 皆さんの健闘と、努力が最高の形で実を結ぶことを心から祈っています。 さあ、技術士への扉を、自らの力で開いてください。「健闘あれ!」  次回は、試験後のクールダウンの観点から「幅広い能力人材である技術士雑学」についてご紹介します。(以上)

1800字論文の基本構成

2017年12月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 69

3枚モノ(1800字論文)の攻略は、大切です。

課題解決能力をいちばん試せるのが、この3枚モノだからです。

 

口頭試験でも、筆記答案について問われることがあります。


3枚モノの基本構成は、つぎの3パターンです。
口頭試験の前にも、7月に書いた筆記答案を見直し、準備しておくと安心できます。

 

パターン1
1.背景
2.課題と問題点
3.対応策
4.期待される効果

 

パターン2
1.背景・課題
2.問題点
3.対応策
4.期待される効果と想定されるリスク

 

パターン3
1.背景・課題
2.問題点・対応策
3.期待される効果
4.想定されるリスクとその低減策

 

各用語の説明を以下にします。

『背景』とは、現状にある困りごとのことです。
現状にある「問題」をあぶりだします。
問題とは、「現状とあるべき姿の差」と定義されています。
式で表すと、「問題=あるべき姿(目標値)-現状」です。

 

『課題』とは、達成すべき目標のことです。
問題と課題はまったく違います。
問題は、必ずネガティブな表現となります。
課題は、必ずポジティブな表現となります。目標なのですから。

 

『問題点』とは、技術的障壁であり、難所であり、それが解決されれば一気に課題解決・目標達成できるボトルネックのことです。
壁にぶちあたったというときの「壁」のことです。
「問題<点>」は、ちいさな「点」です。
「問題<点>」は、「現状とあるべき姿の差」の「問題」とは、まったく違います。
この問題点を、いかに的確に見抜くかが、技術士業務での知性の見せ所です。

 

『対応策』は、問題点を克服するための技術的解決法のことです。
難所を乗り越える方法です。
壁をぶち破る方法です。
対応策は3つ程度提示して、その中から、最適な対応策を選択します。


ここは、論理的思考力があることを見せるところです。
つまり、思いつきで対応策と選択をしたのではないことを示します。
前提条件や制約条件を示し、何に着目して、最適解を導き出したかを表現します。

 

『期待される効果』は、対応策を講じた際に、想定されるプラスの効果のことです。
『リスク』は、対応策を講じた際に、想定されるマイナスの効果のことです。

 

『リスクの低減策」とは、想定されるマイナスの事象に対する対応策のことです。
リスクは、まだ生じていない課題と言えます。

業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

2017年02月24日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 68

受験申込書の「業務内容の詳細」について、今回は『部門や科目のミスマッチ』をテーマに述べたいと思います。

 

業務内容の詳細では、立場・役割・成果に加え、その業務の課題や問題点・解決策等を記述する方が多いと思います。

このうち課題や問題点・解決策の内容が、自分の受験する部門や科目に合致していることが大切です。添削をしていると

時々、この部分が『この部門(科目)の視点になっていない』と感じる場合があります。具体的に例を挙げてみます。

 

建設部門の建設環境科目の受験生が、貴重種の保全の話に終始していて、建設事業のことにほとんど触れていない。

これでは口頭試験で試験官に環境部門と判断される可能性大です。

 

建設部門の鋼構造及びコンクリート科目の受験生が、課題や問題点・解決策の内容として施工計画や施工設備に関する内容

を記述している。たとえ鋼構造物やコンクリート構造物を扱っていても、課題や問題点・解決策(つまり技術士としてふさ

わしいポイントになるところ)が施工関連の内容だと、口頭試験で『それは施工計画ではないでしょうか』と問われる可能性

大です。

 

もし、これらの例のように『部門(科目)違い』と思われてしまうような文章を書いて提出しても、これが原因で受験申込みが

不受理になることはありません。

しかし、無事に筆記試験を合格しても、口頭試験の時に厳しい質問を受ける可能性は非常に高まります。

 

受験申込書を提出してしまったら、文章を訂正することはできませんから、提出前に十分なチェックを受けることが大切です。

 

*業務内容の詳細に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

2017年02月01日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 66

受験申込書を提出する時には、「業務内容の詳細」として720字以内で小論文を書くことが求められています。

この小論文は、口頭試験の諮問材料に使われるものですから、しっかりとした題材を選んで記載することが重要です。

 

さて、皆さんは小論文の題材をどのように選んでいるでしょうか。

内容が大切なのは当然ですが、いつの業務を選んでいますか?

あまり古い業務だと口頭試験で不利になる・たとえ古い業務でも技術士らしい工夫があれば大丈夫だ、等々、

色々なことが書籍やインターネットに書かれています。

 

そこで、私がこの数年間で社内・社外含めてアドバイスをさせていただいた受験申込書について

 ・5つの業務経歴のうち、何番目の業務を小論文に取り上げているか

 ・受験時点から何年くらい前の業務を小論文に取り上げているか

の2点を調べてみました。

 

まずは1点目の、何番目の業務を小論文に取り上げているかについては、以下のようになりました。

 1つ目の業務:ゼロ

 2つ目の業務:約1割

 3つ目の業務:約3割

 4つ目の業務:約4割

 5つ目の業務:約2割

 

さすがに1つ目の業務を小論文に取り上げている人はいませんでした。

意外と最新の業務である5つ目が少ないのですが、これについては業務が終わったばかり(あるいは継続中)で、

工事であるとか製品改良の結果がまだ明確になっていないので、成果の部分を書きにくいようなケースもあるため

ではないかと考えています。

2つ目の業務を小論文に取り上げている人は1割程度いましたが、どちらかというと経験年数が短い若年受験者で、

業務経歴が3つしかない中での2つ目というようなケースでした。

 

以上、何番目の業務を小論文に取り上げているか、についてでした。

 

受験時点から何年くらい前の業務を小論文に取り上げているかについては、全体のまとめとともに稿を改めて

書かせていただきます。

受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その1)

2017年03月07日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 65

受験申込の書類は大きく2つの内容に分かれています。

1つ目は、1枚目の「技術士第二次試験受験申込書」です。これは氏名、住所、受験部門・科目、勤務先、

技術士補となる資格を有していることの証明等を記入します。

2つ目は、2枚目の「業務経歴票[証明書]」です。これは大学院における研究経歴、勤務先における業務

経歴、業務内容の詳細等を記入します。

 

1枚目については、全く事務的な内容なので、受験申込み案内に従って記入すれば問題ありません。

重要なのは2枚目の内容です。勤務先における業務経歴や業務内容の詳細の出来が、口頭試験に大きな影響

を与えるので、事務的に間違いがないことは当然として、「技術士にふさわしい」内容になっていることが

大切です。

 

今回は勤務先における業務経歴のうち、「業務内容」の部分にテーマを絞って、注意点を2つアドバイスしたい

と思います。なお、ここでは「技術士補としての経験」以外の受験資格で受験される方を対象としています。

 

まず1つ目は、割と事務的なことです。業務内容として書くべき仕事は、どのようなものが適切でしょうか?

受験申込み案内には、「科学技術に関する業務」が業務の経歴になると書かれていて、かつ注釈として以下の文章

があります。

 

『科学技術(人文科学のみに係るものを除く。)に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、

設計、分析、試験、評価(補助的業務を除く。)又はこれらに関する指導の業務』

 

嚙み砕いて言えば、技術系の仕事で、計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)どれかに当てはま

っていることが大切です。

例えば、

○○○の計画

○○○の設計及び指導

のように、文末が「計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)」で終わっていれば、少なくとも事務的

には経歴としてカウントされると考えて間違いありません。ここまでは、最低限クリアすべきレベルだと考えてください。

 

2つ目の注意点は、口頭試験対策として大変重要なことです。これに関しては稿を改めて書かせていただきます。

 

*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

   業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

 技術士二次試験 受験申込書が大切です!

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

 

3義務・2責務で最も優先すべきもの(公益、倫理)

2019年01月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 63

さて、2018年度の口頭試験もそろそろ終了します。2019年度以降の技術士試験の概要・変更点も公開され、次回受験予定の方々も準備をし始めるころだと思います。

 

 口頭試験において、必ず聞かれる質問があります。

「3義務2責務とは何ですか?」

この質問には、臆することなく以下の5つを答えてください。

・信用失墜行為の禁止義務(44条)

・秘密保持の義務(45条)

・名称表示の場合の義務(46条)、

・公益確保の責務(45条の二)

・資質向上の責務(47条の二)

 

さらに深く突っ込んだ質問をされることがあります。

「その5つの中で最も優先するものは何ですか?」

この質問で、グッと黙って考え込んでしまう受験生が少なからず居ます。

 

回答は、「公益確保」です。

その理由としては、技術士倫理綱領に公衆の安全、健康、福利を最優先とすると明記されているからです。公益とは、公共の安全、環境の保全、その他の公益などを指します。

 

また、「あなたの職務上、公益確保に反することはどのようなことがありますか?」という質問もされることがあります。自分の仕事の中で公益(公共の安全、環境の保全、その他の公益)に該当するものは何なのか?そしてそれらを確保できない状況とは何があり、確保できない状況をどのように打破していくのか?ここまでを一連として考え、まとめてみて下さい。

2019年度以降も、技術士法、技術者倫理については、必ず質問されます。暗記するぐらいに何度も暗唱しておきましょう。

 

以下、参考です。

技術士倫理綱領

【基本綱領】

(公衆の利益の優先)

 1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。

「技術士に必要な読解力」

2026年08月08日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 62

「技術士に必要な読解力」

 まもなく、お盆休暇です。皆さんそれぞれ予定を立てられていることと思います。皆さんは休暇中に読んでみたい、気になる書籍はありますでしょうか。

技術士は、業務やその役割として多数の資料を読むことが求められます。重要なことは、読んだ情報をいかに理解し、それを有効活用する力が必要です。最近は生成AI等を活用することで、書類や議事録の要約版を簡単に作成できるようになりました。但し、資料を読んで、理解する能力を備え、活用できる「読解力」がなければ本来の意味がありません。今回はこの読解力についてご紹介したいと思います。 

1.設問意図の把握

 読解力は、単に文章を読む力ではなく、技術的、社会的な背景を正しく理解し、本質を見抜き、適切な判断につなげる力です。特に技術士試験には欠くことのできない能力の一つです。 試験問題では、何を問われているか?その意図を正確に把握することが前提です。「課題」を聞かれているのに「対策」ばかり書いていては、合格は期待できません。「○○の観点から記述せよ。」等の設問は、○○の観点を確実に示し、その上で課題を示すことを意図しているのです。

 2. 条件を見落とさない

 技術士試験では、問題文に条件が設定されています。これらの条件(限定予算、人材不足、維持管理、防災・減災害、低炭素社会等)は見落とさないで、見出し文や記述内容において確実にこの条件に応じた論述が必要です。

 3. 要約力

 技術士は、情報を整理し、理解する能力とそれを要約する力が求められます。重要事項は何か、不要な部分はどれか、その根拠となるデータ、評価・分析において前提条件、評価結果、考察等を的確かつ簡潔に、まとめあげる力が必要です。

 4. 行間を読む力

 技術士試験では問題文の内容すべてが、記述されているわけではありません。例えば「インフラ老朽化が進む地域で……」とあれば、「何を想定しているのか?」対象としている事象のバックグラウンドを想定し、論じることが肝要です。すなわち記述されていない行間に存在する見えない課題を、読み取り、拾い上げる力と、これに対する洞察力が求められているのです。

 5. 多面的視点

 問題や課題、解決策の抽出には多面的視点から、物事を捉えることが必要です。技術士は技術だけではなく、一つの文章を読んで、「技術的には可能だが、社会的にはこのような課題やリスクが残る。その上でどう対応して行くべきか。」というように多面的視点から、思考することが必要です。すなわち、常にリスクやトレ-ドオフの関係に着目した視点を持ち、その先に、どうすることが最善であるかまでを見通す力が求められています。

6. 根拠の提示力

 技術士は解決の方向性を自ら判断し、それを考察、結論付け、解決する力が重要です。そのためには、結論を導くプロセス思考とそれを裏付ける根拠を提示する能力が備わっていなければなりません。

 7.読解力の本質

 技術士試験では、出題意図の把握、応用、判断、つまり「読むこと」自体が目的ではなく、読んだ内容を分析し、技術者として適切な判断と提案につなげる力がこそが、求められる読解力と考えます。

 8.読解力を養う方法  

 読解力は短期間に身に付くものではありません。これを養うためには一定の努力が必要ですあり、以下を実践、コツコツ進め、そのスキルを身に付けましょう。

 ① 問題文を分析することを習慣にする。

 ② 文章の一段落ごとに要約文を考える。

 ③ 「なぜ?」「どうして?」の自問を繰り返す。

④多様かつ多数の技術資料を読み、整理する。

 読解力を養うには日頃から、例えば、国土交通省などの白書や技術資料、専門分野協会誌の技術論文等、実務に近い文章に触れることが重要です。これらは、技術士試験で求められる論理的文章に慣れることに対しても重要であり、有効な参考書と考えます。

 9.説明する。  

 読んだ資料を理解した上で他の人へ説明することもまた、読解力の向上に重要な要素です。どの部分がキーポイントであり、それがどのような展開、発展につながるかをわかり易く説明すると、より説得力へつながるものと考えます。

 10.技術士試験へのトレーニング

 毎日20~30分程度で良いです。次のようなことを意識し取り組むと、技術士試験に対し、効果的トレ-ニングとなると思います。

 ① 技術記事や行政資料を1日、1件読む。

 ② 記載内容を200字程度で要約する(5分)。

 ③ 「筆者が最も伝えたいこと」を一文で書く。

④「技術士ならどう対応するか」を考える。 毎日、短時間でこの習慣を続けることで、「読む力」と「考える力」、そして「書く力」が一体となって鍛えられます。毎日のトレ-ニングが鍛錬された能力へと変身して行きます。

 11.読解力の高い人

 読解力の高い人とは、文章の内容や筆者の意図を正確に理解し、必要に応じて考えを深められる人、例えば以下のような特徴を有する人を言うのだと考えます。

 ① 何が一番伝えたいことなのかを理解できる。

 ② 知らない語彙があっても、前後の文脈から意味を推測できる。

 ③ 筆者が伝えたいことを、推測して考えられる。

 ④ 事実と意見を区別し、原因と結果の関係を理解できる。

 ⑤ 批判的に読むことができる

12.読解力向上のポイント  

 読解力向上のポイントは、「考えながら読むこと」であり、特に、わからないことや、新しいキーワ-ド等は自分で調べることが大切です。その能力向上するポイントは以下と考えます。

① 語彙量を増やす。

② 幅広いジャンルの著書、資料を読む。

 ③ リズム感ある音読を繰り返す。

  次回は、ビジネスマンとして誰しもが求められる相手にわかり易く、どのように表現(表現力)、説明(説明力)する能力を身に付けるかについて、ご紹介したいと思います。(以上)

口頭試験の準備、まずは...(第2回)

2017年10月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 58

前回に引き続き、口頭試験の準備として最優先にすべき「自分しかできないこと」についてお話したいと思います。

 

第2回は、「業務内容の詳細の見直し」についてです。

 

★業務内容の詳細の見直し

このサイトをご覧の方は、皆さんいろんなところから口答試験の情報を入手していて、受験申込の時に提出した「業務内容の詳細」について説明させられることはご存知のことと思います。

しかし、初めて二次試験を受ける方の中には、受験申込時に、口頭試験のことまで考えて書かなかったという方も居られるのではないでしょうか。私が初めて二次試験を受けた時もそうでした。

口頭試験では、「自分は技術士としてふさわしい業務を行ってきた」ということをアピールしなければなりません。

では、「技術士としてふさわしい業務」とはどういうことでしょうか。

「技術士」は国家資格なので、その答えは、法律、つまり、技術士の資格について定めた「技術士法」に書かれています。

 

「技術士としてふさわしい業務」とは、第一条、第二条の条文より、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務であり、科学技術の向上と国民経済の発展に資するもの」ということになろうかと思います。

受験申込の際に作成した「業務内容の詳細」に、このような観点が抜けていれば、口頭試験の際に、それを補うような説明をする必要があります。

 

「業務内容の詳細」に書いたことは変えずに、「技術士としてふさわしい業務」であることをアピールできるような説明ができるようにしておいて下さい。

 

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

 

 

口頭試験の準備、まずは...(第1回) 筆記試験の再現」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回) 説明した業務の振り返り」、もご参照下さい。

 

<ご参考>

技術士法

(目的)

第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。

(定義)

第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。

 

第二次試験受験を決めたら、まずやること(第1回:業務の棚卸)

2017年12月26日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 57

来年度、初めて第二次試験を受験される方のためにアドバイスしたいと思います。
リベンジの方も、読んで頂くと「目から鱗」ということがあるかもしれません。

長文になると思いますので、何回かに分けて書きたいと思います。

技術士第二次試験は、「平成30年度技術士第二次試験実施大綱」に書かれているように、
「技術部門全般にわたる専門知識」があるかどうかだけを問われる試験ではありません。
「選択科目に関する専門知識、応用能力、課題解決能力」があるかどうかも問われる試験です。

4月の願書提出時に、「業務内容の詳細」という720文字の小論文を提出し、
最終試験である「口頭試験」で、その小論文で書いた業務が、
「選択科目に関する専門知識、応用能力、課題解決能力を必要とする業務をしてきたかどうか」が
確認されます。

ですから、皆さんが今までにしてきた業務の中から、「技術士としてふさわしい、専門知識、応用能力、
課題解決能力を発揮できた業務」を選択する必要があります。

「技術士としてふさわしい業務」とは何でしょうか?「技術士」は国家資格ですから、「技術士」について
定めた「技術士法」に書かれています。


「技術士」のエッセンスは、第一条及び第二条に集約されています。

(目的)
第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と
国民経済の発展に資することを目的とする。

(定義)
第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、
科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする
事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務
(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。


つまり、「技術士としてふさわしい業務」とは、「科学技術の向上と国民経済の発展につながる、
科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、
試験、評価又はこれらに関する指導の業務」ということになると思います。

皆さんが今までやってきた業務の中で、「技術士としてふさわしい業務」として小論文を書く
プロジェクトを決めることが、技術士第二次試験のスタートです。

まずは、この正月休みに、今までしてきた業務の棚卸をして下さい。特に、その業務の中で、
皆さんは何を担当し、どんな問題が発生し、どのように解決したかを思い出して下さい。

小論文のネタになるものなので、思い出したことはメモを取っておくことをお勧めします。

その次のステップは、次回、ご紹介します。
 

第二次試験受験申込みには公印が必要です

2018年03月24日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 57

これまでに第二次試験を受験されたことがある方はご存じだと思いますが、業務経歴票には、
勤務先から公印を捺印してもらう必要があります。

「平成29年度技術士第二次試験受験申込み案内」には、以下のように記されています。

業務経験〔上記の2つ以外〕 の場合(前頁参照)
* 勤務先から、代表者権限を持つ証明権者(代表者)による証明【印鑑;公印】を受ける。
 ⇒ 所属部課の代表者による印【会社の角印・代表者印(会社実印)《社名と役職者名の
   入っているもの》の丸印又はそれに代わる署名】


 ⇒ 代表者権限を持つ証明権者(代表者)とは、業務経歴を証明できる役職者
   (社長、所長、局長、所属部課長、証明権限を委任されている役員、総務・人事部長等)を指す。
* 受験に必要な業務経歴の年数内に勤務先が変わっている場合、現在又は以前の勤務先のうち、
いずれか1つの勤務先(原則、現在の勤務先から)から証明を受ける。


社印(角印)、社長印(丸印)でなくても、例えば事業部印(角印)、事業部長印(丸印)でも大丈夫です。
もし、この部署の印で大丈夫かどうか不安な場合は、早めに日本技術士会にお問い合わせされることを
お勧め致します。


技術士が多く在席している会社・部署なら手続きがすぐ分かると思いますが、技術士が少ない
(もしくはいない)会社にお勤めの方は要注意です。

社印・社長印を貰うために、稟議書に大勢の管理職・役員の捺印が必要であったり、
役員に「技術士とは何ぞや」の説明からしなければならなかったり、予想以上に時間が掛かる
場合があります。

業務経歴票を作成する前に、事前に総務担当などに、「技術士第二次試験受験申込書類に
社員・社長印が必要になるが、どういう手続きが必要か」ということを問い合わせしておいた方が
よいと思います。

「公印が間に合わなかったので受験できない」という最悪の事態とならないよう、ご注意下さい。
 

「合格する To Do リスト」

2026年07月04日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 55

「合格する To Do リスト」

 技術士試験本番までのこり約2週となりました。合格を目指して、これまで受験者の皆さんは努力を継続していると思います。これから試験当日までの期間にやるべきことは、知識を増やすことではなく、いかに「合格答案を記述できるか」を念頭にすることです。自身の頭の中に解答文の素材カード(キ-ワ-ド等を蓄積したもの)を思い浮かべ、骨子によりこれを瞬時につなぎ合わせる反復練習が重要です。

  知識・情報を増やすのではなく、「準備答案の再現可能」に集中することが合格の条件です。今回は、これから試験当日まで残り期間の「合格するTo Doリスト」についてご紹介したいと思います。

1. 合格条件:再整理

 技術士試験は「優れた専門性を有した人」のみが合格できる試験ではなく、以下のことを試験本番で準備したことを「確実に再現できる人である。」と私は思います。すなわち、以下を達成できる人と考えます。

 ・制限時間内で、

・専門技術者として、

・論理的、体系的に、

・どんな問題に対しても、

・安定して相手にわかり易い説明文で

・記述できる人。

2. 解答文の原点回帰

  今まで紹介した内容の踏襲となりますが、今一度、以下の原点を再確認しましょう。

・見やすい文字で書く。

・報告文の記述ルールを遵守する。

 ・試験官に無駄な思考回路を使わせない。

・見出し、小見出しで試験官に斜めよみをさせる(ゴシック体太字や下線表示で強調)

・文章の長さは最大3行以内で、句読点で句切る。

・最初から、最後まで、スラスラ読める文章とする。

・見出しや箇条書き等を利用、空白部分作り、試験官の読みやすさに配慮する。

・解答用紙の末尾は2~3行程度、余白を残し完了させる。

・必ず最後は見直し、見やすい文字、誤字等は修正する。

・技術トレンドキーワ-ドを要所に散りばめる。

 3.型へ落とし込む

  誰でも、本番では緊張等により思考力が落ちます。「考えて書く」ではなく、極端な言い方をすれば、あえて「固定した型」に流し込むことです。 題意に対する思考プロセスを瞬時に想起するには、同じ順番、同じ型での反復練習が、その実現とスピ-ドアップトに繋がります。

4.型から骨子へ

 自分で課題を想定しましょう。想定課題を見て、以下の手順に基づき表形式等により、型から骨子メモを作成するトレ-ニングを徹底下さい。

導入⇒現状⇒課題⇒解決策⇒効果⇒リスク⇒方策、これらの骨子が頭の中に浮かぶことが、理想的な状態です。このイメ-ジ・トレ-ニングは、本番で効果を発揮します。

 5.制限時間の体得

 合格者と不合格者の差は、「制限時間内に書き切れるか否か」にあると思います。恐らく不合格の大半は時間的余裕なく、不十分な状態で制限時間を迎えると推測します。この対策として以下をトレ-ニング下さい。答案作成速度を上げ、制限時間内に書き上げることができます。

 ① 休日:本番想定による時間計測により、本番試験と同様の演習課題を行う。

② 毎日:骨子メモ(15〜20分)の作成により、速記力を上げ、想定課題を増やす。

 ③ 隙間時間:想定問題に対するキーワ-ド文の反復

6.自己チェックの習慣化

 試験本番試験までの残り期間は、受験準備の仕上げ時期でもあり、「自信の弱点を判定できる力」能力も併せて必要です。作成したメモや解答文は必ず、自己チェックして下さい。このチェックの習慣化こそが、解答文の安定記述につながります。

 7.仕上げのTo Do リスト

  私が考える試験本番まで2週におけるラストスパ-トのTo Do を示します。

 1)1週目

 合格する準備スタイルとして、以下を徹底的に繰り返して下さい。

 ・準備解答文は書かないで、ひたすら音読して読み続ける。

・準備キーワ-ド等は自分の声でICレコダ-に録音、3倍速等で聞き続ける。

 ・「模範合格答案の構成」をとにかく反復、頭に叩き込む。

・多数素材カードから、骨子メモ作成を繰り返す。

 ・時間を計測、準備解答文、キーワ-ド文を記述する。

・書き上げたら、自分でチェック、自己添削する。

・添削後は再修正、ブラッシュアップへ繋げる。

 ・土日の休日は、実際に時間を図り、本番同様の記述を行う。

2)2週目

・とにかく「解答文メモ」作る。

・「解答文メモ」に合った小見出しを考える。

・スピ-ディに書く、訓練を徹底する。  

 これまでの努力を一気に開花させる時です。細かな情報に対するや迷いや心配は、あえて排除しましょう。どっしりと構えて、事前に準備した「固定した型」へ流し込む手法に専念下さい。

 8.私の経験  

 私の経験について紹介します。最初に建設部門-施工計画で合格した時、私は通信土木工事の施工管理業務に従事していました。施工現場まで車での約片道40分程度の通勤時間でした。その間、ひたすら、自身で準備した解答文を自身の声でICレコ-ダ-に録音、3倍速でひたすら聞き続けました。

「バカの一つ覚え」とでも言いましょうか?、単純なことですが、論述の展開フロ-が叩き込まれ、目をつぶると「キーワ-ドカード」の文字が次から次へと頭の中を流れるようになっていました。

 それ以降の他分野の技術士及び他の試験では、会社まであえて徒歩通勤として、歩きながら同じ方法で聞き続ける方法を継続しました。 技術士試験は現在、出題方法も変更され、応用能力が求められるようになりましたが、作成したキーワ-ド文等の暗記には有効な方法と考えます。 但し、これは個人差があります。自分に合った方法を試しながら実践することをお勧めします。

 9.最度決意

 みなさん今が一番、大変な時期ではありますが、難関である技術士試験受験の受験を決意した場面を思い出して下さい。「合格後の先にいる自分」を実現できるのは、あなた自身以外に存在しないのです。部下や家族に誇れる技術者アスリ-トの実現を期待しています。 次回は、本番まで残り少ないですが「今年の建設部門必須課題Ⅰ」への取り組みについてご紹介したいと思います。(以上)

業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

2017年02月12日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 55

前回は、受験申込時の小論文として、5つの業務経歴のうち、何番目の業務を取り上げているかについて述べました。

 

今回は、受験申込時の小論文として、受験時点から何年くらい前の業務を取り上げているかについて記載します。

結果は以下の通りです。

 

 10年以上前:1割未満(1例のみでした)

 5~10年以内:約3割

 5年以内:約7割

 

何番目の業務を小論文に取り上げているか、とは異なり、かなり明確な傾向がありました。

10年以上前の業務を取り上げていた方は1例だけでした。分類上10年以上前としていますが、平成初期頃の業務でしたので

20年以上前の題材を取り上げていたことになります。さすがに古過ぎると思いましたので題材見直しをアドバイスしましたが、

最終的にどうされたのかは追跡できていません。

大半に相当する7割程度の方が、ここ5年以内の業務を小論文に取り上げていました。

 

クロス集計をしているわけではありませんが、

『(業務経歴を5つ書いたうちの)3つ目以降で、かつ5年以内の業務』

を小論文の題材として取り上げている方が多かった、というのが今回の結論です。

 

私の手持ち資料の分析結果ですので、受験者全体の傾向と一致するとは限りません。また小論文そのものの出来が最も重要なことですから、

古い業務は一律に良くないと言う事でもありません。

しかし私が試験官であれば、最近の業務があるにも関わらず10年以上前の業務を小論文の題材に取り上げていたら、資質向上を問う意味でも

「最近の業務の中で、技術士にふさわしいものはありませんか?」と質問したくなります。

 

以上、どの業務を小論文の題材にしようか、と迷った時などに参考の一つとして考えていただければ幸いです。

 

*出願対策講座を行っていますので、講師ページからお気軽にお問い合わせください。

「技術士試験は能力ではなく、コツで合格する!」

2026年06月27日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 54

「技術士試験に合格には、コツがある!」

  技術士試験は、「頭脳が明晰」「専門知識や経験が豊富」だけでは私は、合格することはできないと考えています。何故なら、技術士試験そのものが「能力だけではない要素、資質」を重視しているからです。すなわち、その「コツ」を掴むことが重要であると、合格まで苦節10年を要した私は強く、そのことを思います。 技術士試験は例え、博士であっても合格がかなわない人がいることを、良く耳にします。確かに個々の高い能力は重要な要素ではあります。但し、技術士試験の合格はむしろ、訓練により磨かれた能力と「コツ」が支配的であると私は考えています。すなわち、アスリ-ト技術者のみが合格できる試験であると思います。

 1.技術士試験合格に必要な要素

 なぜ技術士試験は「能力だけでは合格できない」のか、その点を掘り下げてみると、以下ように整理できそうです。

 1)「知識量」ではなく「表現力」「使い方」

技術士試験は、単なる専門的技術知識の暗記ではなく、以下のように「実務的な思考力」が問われます。すなわち、「知識量」を活用した「実践的対応能力」が求められます。

 ・課題をどう抽出し、整理するか。

・限定された情報で、どう最適判断をするか。

・そのために必要な課題解決の思考プロセスはどうすべきか。

・社会の安全、公共の福祉、技術者倫理を踏まえ、具体に提案ができるか。

 2)記述試験の合否は「わかり易さ」

 ある程度マス目が埋められた記述であったとしても、以下のような解答文は、試験官に読んでもらえていなく、評価されていないと私は、推測しています。 試験官は短時間で内容を把握したいです。従って「伝わらない」ことは、「評価されない」ことに直結します。このため、「伝わらない。」要素である以下を排除した記述が必要です。 

・記述構成がバラバラで整理されていなく、整然としていない。

・設問題意と一致せず、的確な応答になっていない。  

・文字が乱雑で読めない、判読できない。  

・批判的、第三者的、自己責任による解決姿勢が感じられない。

 3)技術者としての信頼性表現

 「この人に業務を任せても大丈夫か?」という観点から、試験官は記述解答文を読んでいます。これは知識ではなく、まさに技術者としての「コンピテンシ-」に対する資質が求められています。従って以下を的確に表現できなければ、その要求に応えることができません。

・簡単でわかり易く、誰でもが理解できる説明力

 ・一貫した論理性と説得力

・実務経験に基づく対応力、問題解決能力、提案力

・遵守すべき行動規範と社会的価値観、技術者としての倫理観

 2.合格する記述テク

1)技術士試験特有の「型:スタイル」の理解

 技術士試験には明確な「合格答案の型:スタイル」があると私は考えます。そのスタイルと流れを押さえていないと、記述内容が素晴らしくとも高評価は望めません。これはスポーツの例えでいうところの美しいフォームや姿勢のようなものであり、自分なりの洗練され「型・スタイル」を訓練により身に付けることが重要です。試験本番までの残り期間、以下について重点的に取り組んで下さい。

 2)徹底的に自分スタイルの「合格文」を作る。

 解答文記述は基本的に「どうすれば読んで貰えるか」「どのようなスタイルが評価されるか」を理解することが最も重要なポイントです。多くの受験者の解答文は見た瞬間で、試験官に読んで貰えていない可能性が高いです。試験官に読んで貰うための記述すべき合格スタイルを身に付けるため、以下を徹底下さい。

 ・各問題過去の出題傾向分析の再点検

・作成済想定課題テンプレ-トのブラッシュアップ

・合格答案の模倣による自己スタイル化

・自己添削によるスパイラルアップ 

3)実務経験に基づく説明

 自身の経験に裏付けされた記述は、説得力に繋がります。論述では実務経験のアピ-ルの方法として、以下を織り込むことを考慮下さい。 

・自身の経験に基づく、問題解決の思考プロセスの回想とその内容記述

・判断に至った論拠、実施結果、分析と現時点評価、独自性や工夫点の記述

・リスク想定に対する複眼的、実現性が高い対処方策の記述 (回避、抑止、緩和、代替)

4)タイムマネジメントの体得

 技術士試験は、本番におけるは時間との戦いが全てと言っても良いでしょう。「書き切れない」「途中で論点がずれる」などは、実践を想定したタイムマネジメントの訓練により、補えるものと考えます。予め対処方法を意識してリスクを許容しておきましょう。 相当数の字数を記述、解答用紙を埋める必要があるため、予め時間配分は計画しておかなければなりません。「満点をとる記述を目指す」のではなく、「時間内に80点の答案を書く」練習により、記述時間に余裕を持つための自己コントロ-ルが必要です。

 5)合格答案作成トレ-ニング

  技術士試験は「優秀な技術者」を選抜するのではなく、社会が求める「信頼できるプロ」を認定する試験と考えます。

「合格ラインに乗る」ことは個人の資質能力ではなく、鍛え抜かれた「記述トレ-ニング」の結果であり、この点はスポ-ツ・アスリ-トとの類似性が高いかもしれません。  やるべきことは極めてシンプルです。個々の知識・能力を基礎体力として、自己管理により準備した合格答案を、本番で再現する鍛錬による体力強化であると考えます。  

6)モチベ-ションを持ち上げる  

 この時期、受験者は不安や焦り等で複雑な心境であると推察します。また、試験準備の進捗状況によっては、モチベ-ションの停滞の可能性も否定できない時期でもあります。 皆さん。以下の自己暗示により「モチベ-ション」を自分で持ち上げ、難関である技術士試験を突破して下さい。

・「その先に何を得たいか」合格後の姿を具体的に描く。

 ・1日単位の達成しやすい小さな目標を作る。

・ここまで積み上げた知識や経験、努力を無駄にしない。

・合格者が乗り越えた体験記を自分にあてはめて読む。

・苦しい時を思い出し、自分の夢へ繋げる。

 次回は試験までやるべきこと:To・Do・リストとその調整方法についてご紹介したいと思います。(以上)

部門違いは命取り

2019年01月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 54

一次試験は、どの部門で受けてもかまいません。合格した部門と、二次試験の受験科目を一致させる必要はないからです。

 

たとえば、一次試験を水産部門で受験・合格して、二次試験を環境部門で狙うことができます。

大学で水産学を修めた人が、環境コンサル会社に勤めた場合に、この手段は有効です。

 

一方、二次試験で、畑違いの部門を選択すると命取りになってしまいます。

なぜなら、口頭試験で、試験官に、「あなたの業務は、この部門ではないですよねぇ」と言われてしまいます。

質疑応答の土俵にも上げてもらえません。

 

つぎのような話があります。

 

彼は、生物多様性に配慮した水路を設計・施工しました。

その結果、貴重なカエル類の保全に寄与しました。それを全面にアピールして、ある年に、環境部門の技術士になりました。

口頭試験では、試験官に、その技術力をたいへん評価されました。

 

彼は、同じ業務を題材に、建設部門を受験しました。

環境に配慮した技術力を、建設環境の領域でも評価してもらえると考えたからです。

口頭試験では、試験官に、「あなたは多くの税金を使ってカエルを助けたのですね」と呆れられて不合格になりました。

 

このように、同じ業務でも、部門によって評価のされ方が異なることがあります。

 

初受験の方は、口頭試験で「部門違い」の大ヤケドしないために、十分に検討してください。

できれば、技術士になられている先輩か、受験対策会社でアドバイスを受けるようにするとよいでしょう。

 

すでに、技術士になっていて、2部門目を狙う場合は、1部門目とは異なる業務で勝負するのが得策です。

同じ業務で受験する場合には、受験する部門に合った業務を、実際にできたかどうかをチェックして、書き方を工夫するとよいでしょう。

「技術士に求められる表現力、説明力」

2026年08月15日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 53

「技術士に求められる表現力、説明力」

 お盆休暇中の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。家庭サ-ビスや夏期休暇中でおくつろぎの中と推察いたします。 私はこれまで、「表現力、説明力」能力に秀でた方と、出来ればお会いしたいと思ってきました。また、是非ともそのような方から強い刺激やそこに至った情熱を感じ取りたいとも思ってきました。

 何故ならそれは、自分にとって憧れる能力であるからです。 今回は「表現力、説明力」について私が考える鍛錬の方法をご紹介したいと思います。気楽に読んでいただければと思います。

 1. 説明力の要素

  技術士に限らず、業務では専門的な内容を、相手や目的に応じて正確かつ論理的に分かりやすく伝える能力が求められます。単に文章が上手というだけではなく、技術的な判断や、他者が自分の提案を理解、納得、行動へ移行できるための説明力が求められます。具体的には、説明力として以下のような要素が必要であると思います。

 1) 論理性 ・結論を明確に示す。

 ・根拠やデータを示し説明する。

 ・因果関係を整理して伝える。

 2) 簡潔で分かりやすい

・専門用語は、必要により場面や相手に応じ使い分ける。

 ・一文は短く、完結させる。

・主語、述語を明確にする。 

3) 相手に応じた表現力

・専門技術者には、専門的に説明する。 

・行政や経営者には社会的、経済的な観点でわかり易く表現する。

・一般の方々には、専門知識がなくても理解できるようわかり易さに配慮する。

 4) 課題解決の提案力

・現状課題を分析、整理する。

・複数の解決策を比較、評価、解説を加える。

 ・理由を示し、説得力をある提案を行う。

 5) 倫理性と客観性の維持

・事実と意見を区別する。 

・公平であり、偏った表現は避ける。

・技術者倫理や公益を意識し表現する。

 技術士に必要な説明力とは何より、相手に応じて分かりやすく伝え、課題解決につなげる能力です。これは技術士試験だけに限らず、社会人の日常の実務においての素養としても欠かせない能力と考えます。

2.合意形成に不可欠

 説明力は、関係者との合意形成やプロジェクト推進には欠かせないコミュニュケ-ション能力の一つです。異なる立場や利害関係者間の合意形成を円滑にし、プロジェクトを着実に推進するためには、欠かせない能力です。また、技術的リスクや社会、経済、環境への影響も含めた客観的説明では関係者間の信頼関係の構築や合意に基づく意思決定には不可欠です。

 3.説明力を鍛える

 説明力は、一朝一夕では身につきません。意識して自分で訓練することが大切です。説明力を鍛える方法としては、以下が効果的と考えます。

 ① 日頃から結論から話す習慣を付ける。その後には何故(理由)を示す。

 ② 対象相手(技術者、管理者、一般の方等)の目線に合わせ、説明方法を変化させる。

 ③ 優れた文章を参考に、音読、口頭説明練習を行い、時々第三者から評価を受ける。

4.技術士試験の準備

技術士試験の準備として、毎日15~30分程度、以下を意識的に練習する。

 ① 気になる新聞記事や技術ニュースを1つ選択、読解する。

 ② 「何が課題か」「原因は何か」「解決策は何か」「期待される効果は何か」をそれぞれ1~2文でまとめ、整理してみる。

 ③ 「もっと短く、もっと分かりやすくを追求する。」

 これらの反復により、技術士に求められる論理性、簡潔性、説得力が身につきます。私の経験では新聞の社説や論説記事は、身近な活用ツールと思います。 説明力は、自分の知識示す能力ではなく、相手の理解と納得を得て相手の行動につなげるための能力です。その視点を意識して日々練習することが、日常業務や技術士試験に役立つことになると思います。

 5.豊かな表現力

 私の経験やこれまで出会った人で、表現力が豊かなだと思う人は以下の特徴があると思います。

1) 語彙量が豊富

 同じ意味でも使用する場面に応じて、多くの語彙があり、その中から適切な言葉を選び表現することができる。豊富な語彙や知識量の蓄積があり、それをうまく活用し、豊かな表現力としてアウトプットしています。

 2) 背景等の具体的描写

 例えば、その場面の状況や背景、現実の姿をある種の感情も含めて、細かく詳細に表現でき、聞き手はそれを容易にイメ-ジすることができます。

3) リズムがある言葉

 長い文章と短い文章を使い分け、プロミネンス(強調したい部分は際立て発音)を活用、言葉にリズム感があり、文章全体が躍動しているような感じをさせます。

 4) 自分の考えを言語化

 自分の意志や意見を根拠と理由により、的確に言語化できる。結果として、相手が理解しやすく状況となり、伝達されている。

 6.説明力と表現力がある人の共通点

説明力と表現力の能力が備わった人は、次のような共通点があると思います。

・普段からいろいろな事象を、よく観察している。

・聞き上手である。相手からの情報や意見を引き出すことを自然にできる。

・普段から書籍や新聞記事などから、多くの表現方法や描写手法に触れている。

・自分の考えを、的確に言葉にするための訓練を意識的に行っている。

 ・常に相手の目線と立場を考慮した、コミュニケ-ションを意識している。

・「話すこと」を目的としておらず、「伝えること」を目的としている。

 ・相手の発言に的確に反応し、次の質問をどう切り出すかを常に考えている。

 7.表現力、説明力の向上方法

 表現力、説明力は、直ちにその能力が向上する訳ではありません。普段から以下を意識しその能力を向上することが重要です。 

・読書を習慣とし、自分自身における「表現」を意識する。

 ・ニュースや本の内容を「30秒で要約する。」訓練を行う。

 ・他者を良く観察し、「なぜ、分かりやすいのか」を分析する。

 TV等メディアの司会者やコメンテイ-タ-等、気になる人の表情、声、伝える言葉や会話における間などを、良く観察してみるのも参考になると思います。 日常からこれを意識向上することは、技術士第二次試験に必ず役立ちます。また、前向きな自己研鑽は、業務においても力強い武装能力になると思います。

 次回は、自己研鑽すなわち「技術士にとっての学び」についてご紹介したいと思います。(以上)

合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その1)

2017年06月03日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 53

合格に繋がる論文とそうでない論文はどこが違うのでしょうか?

 

これまで多くの方の論文添削をしてきた中で、「ここが重要」と感じている点を述べたいと思います。

 

■問われていることに対して全て答える

問われていること全てに答えるなど当たり前すぎると思われるかもしれませんが、意外と出来ていない方が多いです。

例えば次のような問題が出たとします。

 

土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴を、近年の土砂災害の実態を踏まえて

2つ述べるとともに、それぞれの特徴に対応するためのハード・ソフト両面の対策につい

て留意点を述べよ。(平成25年度 建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目)

 

ここでは、

・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その1(特徴1とします)

・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その2(特徴2とします)

・特徴1に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点1とします)

・特徴2に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点2とします)

を答えることが求められています。

 

こういう場合にありがちなのが、

・特徴1や特徴2を述べる際に、近年の土砂災害の実態を踏まえていない(ミス1とします)

・留意点1や留意点2が、ハード・ソフト両面についての記述になっていない(ミス2とします)

というようなミスです。

 

ミス1は、特徴1、2ともに「近年の土砂災害の実態を踏まえて」という前提条件をすっかり忘れているパターン、あるいは特徴1では近年の土砂災害の実態を踏まえているのに特徴2では出来ていない等のパターンがあります。

ミス2は、留意点1、2ともに「ハード・ソフト両面」という前提条件を忘れてハードかソフト一方しか書かれていないパターン、あるいは留意点1ではハード・ソフト両面の記述ができているのに留意点2では一方しか書かれていない等のパターンがあります。

 

こういうミスは、問題文を見て「これなら書ける!」とばかりに、いきなり論文を書き始めた場合に犯しやすいものです。

ごく簡単なキーワードだけでも良いので、何について記述するのか骨子を書いて、問われていることに全て答えているかどうかをチェックしたうえで論文を書けば、この手の失敗は激減するはずです。

 

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

技術士二次試験の問題で失敗してしまうときは脳の使い方を見直そう

2017年04月10日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 52

そんなときは失敗を分析することをはじめてみましょう。問題を解くことに失敗したときは大きな問題を未然に防ぐチャンスでもあります。なぜなら、失敗と脳の使い方には密接な関係があるからです。とくに繰り返し同じ失敗をしてしまう問題について注目してみましょう。

脳には無意識に行動をとる習慣があります。たとえば、二次試験対策のために口頭で質問に答える練習をしていたとしましょう。答え合わせをしたとき、いつも失敗してしまう問題があるはずです。失敗してしまう問題の傾向に「論理的な理由付けが欠けている」ということがあったとします。その場合、あなたの脳は「質問に対して論理的な理由付けをして解答すること」が苦手だということになります。

行動経済学の研究を行っているダニエル・カーネマンという教授がいます。彼の著作『ファスト・アンド・スロー』のなかでシステムAとシステムBという概念が説明されています。この研究では人間がシステムAが「無意識的な行動」とされ、システムBが「意識的な行動」とされています。そして、生活のなかではほとんどシステムA(つまり無意識的な行動)が行われており、システムB(意識的な行動)は脳を使おうとしないと行われないとされています。

「行動経済学」と聞くと「経済の話なんて技術士になる自分には関係ない」と思ってしまうかもしれません。ですが、その考え方はとても損をしています。なぜなら、行動経済学は人が行動をとる心理的な要因を研究している学問だからです。技術士試験の勉強でいそがしいなかで、わざわざ本を読む必要はありません。効率的に学習をすすめるために、ここで紹介した「システムA」と「システムB」の違いを理解だけしておきましょう。少し意識するだけでも、脳を日常的に使えるようになって、学習効率もよくなっていきますよ。
 

総監部門は他の技術士部門とは別物

2019年01月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 52

総合技術監理部門は、他の技術士部門とはまったく別物です。総合技術監理では、目標を成し遂げる際の「リスク」を抽出し、「5つの管理技術」によって、そのリスクを低減させます。

 

5つの管理技術とは、経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理です。

 

これらの各管理技術は、その一つを手厚くやれば、他の管理がおろそかになってしまうトレードオフ関係にあります。

ですから、そのバランスをうまく取るのが、総監技術士の腕の見せ所になります。

 

極端に言えば、総監の試験と相性がよい資格は、その技術部門の技術士試験ではありません。

具体的に言えば、技術士(総合技術監理部門―建設部門)と相性がよい資格は、技術士(建設部門)ではありません。

 

総監の試験に相性が良い資格は、国家資格では、公認会計士、社会保険労務士、弁理士試験、中小企業診断士といった士業の資格です。

また、情報セキュリティマネジメント試験などです。

 

なぜなら、経済性管理の領域には、原価管理が含まれます。

このなかには、「原価計算と標準原価」や「財務会計と財務諸表」などがあります。これらは、公認会計士が得意とする内容です。

 

人的資源管理の領域には、労働関係法が含まれます。労働基準法や労働契約法、労働組合法といった法規は、社会保険労務士の土俵です。

また、安全管理の領域には、安全衛生管理法が含まれます。これも、社労士の守備範囲です。

 

情報管理の領域には、知的財産権やIT技術の知識が必要です。

これら内容は、弁理士や情報セキュリティマネジメントの試験範囲に含まれます。

 

とりわけ、中小企業診断士の試験内容と、総合技術監理部門の試験内容では、重複箇所が多いです。


言い換えれば、それだけ、総監と、他の技術部門とは別物だ、ということを強く認識して勉強することが大切です。

論文を書く、決まりを守る

2019年05月28日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 52

採点官も人間ですから、読みやすい文章と読みにくい文章では、どちらに加点しやすいかは明白です。

論文を書く際の決まりについて今一度確認してください。

 

(1)句読点

句読点については、以下の決まりを守ってください。

① 句読点は、(、)(。)もしくは(,)(.)の組み合わせで使う。

② 句点(。)またはピリオド(.)、読点(、)またはコンマ(,)、カギ「」、カッコ( )は1字として1マスを使う。

③ 読点(、)は列挙する際の区切り、中点(・)は一つのグループに属する意味で用いる。

例:「本文、図・表および写真」

④ 句読点は40 字(約1.7 行程度)程度以内にして読みやすくする。

⑤ 句読点は行頭に置かない。

行の頭に句読点がくる場合には、前行の最後のマスの外に付けるか、

最後のマスの文字とともに書き入れる。

 

(2)英数字

英数字についても以下の決まりがあります。

① 英数字については、半角扱いが可能です。

② ICTといった略語については、それぞれ1マスを使う。

③ 桁数の多い数字はマス目にとらわれず書いてよい。

④ 1個の数字は分断しないようにしてください。行末で分断される場合は、行の末尾が1~2 コマ空欄でもよい。

⑤ 単位はSI 単位を使う。

 

(3)カタカナ

カタカナは半角で書かれている人をよく見かけますが、1マス1文字が原則です。

外国語はカタカナで表記してください。

英語の単語を日本語の文章の一部としては使用しません。

また、技術用語は学術用語を使うこと。

機械や材料等の名称は正しい名称(一般名)を使用し、メーカ名や商品名は使わないこと。

例(商品名) (一般名)

(例)ユンボ ➔ 油圧バックホウ

(例)P&H ➔ トラッククレーン

 

(4)箇条書き

箇条書きする場合は、いきなり箇条書きにするのではなくて、

必ず何の箇条書きなのかがわかるように記述してください(わかりやすいタイトルを付ける)。

(例)

1.財源不足に伴う問題点

財源不足に伴う問題点として、以下の3点が挙げられる。

① 高度経済成長期に大量に整備された社会資本が一斉に更新期を迎える。

② 財源不足により、災害対策や渋滞対策などの真に必要な社会資本整備に遅れが出る。

③ 公共工事の単価が下がることにより、品質低下の危険性が考えられる。

技術士二次試験 受験申込書が大切です!

2017年03月02日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 51

3月1日に、技術士二次試験の合格発表がありました。

合格された方、本当におめでとうございます。

 

残念ながら口頭試験で不合格となった方もいらっしゃいます。

部門や科目により差はあるかと思いますが、建設部門のように受験者が多いところでは、

口頭試験の合格率は毎年90%前後だと思います。

つまり10名に1人くらいの割合で、口頭試験で不合格になる方がいるということです。

 

残念ながら口頭試験で不合格となった方から連絡をいただきました。

差支えのない範囲で、不合格となった主な原因について記します。

 

一言でいうと、『受験申込書の失敗』です。

 

受験申込書には、部門、科目、専門とする事項、業務経歴、業務内容の詳細等を記載します。

この方は,科目と専門とする事項にミスマッチはありませんでした。しかし、業務内容の詳細

で取り上げた業務は、専門とする事項とマッチしていませんでした。

 

つまり、こういうことです。

例えば○○部門A科目の内容が、a、b、cに分類できると考えてください。この方は専門とする事項

としてaに関することを書いているのに、業務内容の詳細ではcに関する業務を取り上げていました。

ちなみに業務経歴は、4つはaに関する業務を挙げているのに、1つだけcに関する業務を挙げていて、

その業務を業務内容の詳細に取り上げていました。

 

私自身の受験経験、また他の受験生の話から考えると、口頭試験の試験官は専門とする事項によって

決まるようです。

例えば建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目であれば、受験時に河川に関連する内容を専門とする

事項にしていれば、口頭試験の試験官は河川分野が専門の方になるという具合です。

 

ですから、専門とする事項を河川に関連する内容にしているのに、業務内容の詳細で海岸に関する業務を

取り上げていたら、河川分野が専門の試験官が海岸のことについて口頭試験で聞く、という事態が生じます。

 

先に挙げた不合格となった方は、このパターンになってしまい、最初から最後まで口頭試験で話が嚙み合

わなかったということでした。

受験申し込み時点からアドバイスできていれば、と思いましたが、後の祭りです。

 

もし、専門とする事項と業務内容の詳細が一致していない受験申込書を提出しても、これが原因で受験申込み

が不受理になることはありません。

しかし、無事に筆記試験を合格しても、口頭試験が残念な結果になる可能性は非常に高まります。

 

受験申込書を提出してしまったら、文章を訂正することはできませんから、提出前に十分なチェックを受ける

ことが大切です。

 

*受験申込書に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

【技術士試験のための睡眠入門】眠れないときの対策

2017年12月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 51

ふとんに入ってからすぐに眠りにつけていますか?30分以上目がさえてしまって入眠できないという人は、入眠障害かもしれません。前回は睡眠不足の対処法について紹介しました。今回は眠れないときに対策を確認していきましょう。

普段からすぐに眠りにつけない人でも、だいたい何時ごろに眠りに落ちているか感覚はあるはずです。たとえば、12時ごろふとんに入ったけど、2時ごろ眠りについていると感じているとしましょう。その場合、なかなか寝付けないからといって、ふとんに入る時間を11時にしたり、10時にしてもあまり意味がありません。ふとんに入る時間を無理にはやくするのではなく、眠る時間にあわせてふとんに入りましょう。

いつも2時ごろに眠くなるという人であれば、2時まではリラックスタイムです。このとき、パソコンやテレビをつけてはいけません。暖かいお湯を飲むなどしてゆったりとした時間を過ごしましょう。もちろん、スマホをいじるのもよくありません。そして、いつも眠りにつく2時ごろに布団へ入るのです。これを習慣にしていくと、徐々に眠くなる時間が早くなってきます。2時に眠くなっていたのが1時30分ごろ眠くなり、1時になり、12時になるという具合に改善が可能です。

リラックスタイムには、ヨガや瞑想といった心を落ち着かせるような時間の過ごし方がオススメです。ヨガにもいろいろな種類がありますが、「陰ヨガ」というリラックス効果を高める効果があるヨガもありますから、うまく活用しましょう。このときにスマホやパソコンなどでヨガの動画をみてしまうと、どうしても光の刺激を受けてしまいますから、事前に覚えておくか、紙に書くなどしておきましょう。あまり型にこだわりすぎないことも大切です。

眠れないときの対策を上手に活用して、技術士試験に万全の体調で挑みましょう。

【技術士試験のための睡眠入門】試験当日はよく眠ろう

2017年12月15日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 51

技術士試験当日の朝は早く起きるのと、ゆっくり起きるのと、どちらがいいと思いますか?

「早起きは三文の得」ということわざがあります。早く起きることで、いつもの生活では見つけられない発見や出会いに遭遇することができることから、このことわざはできたのでしょう。ですが、技術士試験当日の朝、いつもより早起きするというのは得策とは言えません。

資格アドバイザーの鈴木秀明さんは、500個以上の資格を取得しているいわば試験勉強の達人です。資格試験といってもちょっと勉強すれば、誰でも受かるものもありますから、数が多ければいいわけではありません。しかし、鈴木秀明さんは行政書士と企業診断士という難関試験にも合格している、本物の資格アドバイザーです。

数々の資格試験を合格してきた鈴木さんが言うには、試験当日はあまり早起きしすぎるのはよくありません。なぜなら、試験の時間は長いため、早起きしすぎてしまうと試験の途中で集中が切れてしまうからです。たとえば、資格試験が3時間あったとしましょう。午前中に2時間、お昼休みをはさんで午後に1時間とします。この場合、もっとも頭の回転が冴えてる瞬間は午前のスタートした瞬間にくればいいわけではないのです。最初は6割か7割しか目覚めていなくても、試験の途中で100%の覚醒状態になって、試験の最後まで走りきることが大切ということですね。

最初から最後まで100%の力を発揮できれば文句はありませんが、人間の集中できる時間は限られています。朝の起きる時間だけではなく、朝食をあまり食べ過ぎないことも大切だと言います。適度な空腹状態が集中力を生むからです。もちろん個人差があるので、コーヒーを飲むだけで十分な人もいれば、軽く食事をする方がちょうど良い人もいます。自分の体質にあわせて朝ごはんを選びましょう。大切なことは、試験時間全体を通してベターな状態を維持することです。
 

やる気が出ないのは甘え?技術士二次試験に向けて改善しよう

2017年10月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 50

「あとで、やればいいや」と思って、課題を先延ばしにしたことはありませんか?

5分間だけ、スマホのアプリで息抜き。それから勉強を始めても、学習計画通りに進むから問題はない。そう思って、スマホを触り始めると、5分だったはずが、10分、15分となってしまうことは、よくあります。また、せっかく勉強をはじめても、すぐに息抜きが必要になり、勉強に取り組んではスマホをいじるというサイクルを繰り返してしまう人も多いはず。そして、結果的に、計画はギリギリすべりこみで終わらせたり、睡眠時間を削って取り組むことになってしまう。もし、そんな負のサイクルに入ってしまっているのであれば、先送りの習慣を見直すべきです。

取り組むべきことを先送りにすると、弊害があります。これは、調査データでも示されており、ピアーズ・スティールの著書『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』に紹介されています。一つの例として、レポート提出前の学生のケースが紹介されています。レポート課題が出されてから、提出日までの期間に取り組むべきことが、仮に100個あるとしましょう。ここでの100とは、仮のものですから、たとえば「資料を集める」だとか「1章を書く」だとか、そういったことだと考えてください。1日あたり、5ずつ取り組めば、20日後には、無事に100に到達します。しかし、先延ばしをする習慣があると、最後の5日間で、1日あたり20ずつ取り組むような事態になりがちです。本来であれば、4日かけて取り組むことを、1日でやるわけですから、クオリティも下がりますし、大慌てで取り組むので、気持ちは常に焦った状態になっています。もちろん、なかには課題にさく時間が十分ではないため、終わりきらない場合もあります。課題の取り組みを先延ばしにした学生は、最終的な仕上がりも、コツコツ取り組んだ学生と比較して、程度が低いものという調査結果が出ています。

この結果からわかるように、取り組むべきタスクを先延ばしにすることは、精神的な負担が大きいばかりでなく、最終的な成果物のクオリティを下げることになります。試験学習でいえば、クオリティの低下とは、つまり試験に通過できないということです。しかし、先延ばしは甘えではなく、習慣に問題があります。習慣を改善すれば、先延ばしグセをよい状態にすることは可能です。次回からは、先延ばしする習慣を改善するために紹介されている、具体的なアイデアを確認していきます。

複数部門の技術士を目指そう

2017年11月30日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 50

技術士倫理綱領には、次のように書かれています。

「有能性の重視
 3.技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。」

自分の技術部門を超えた業務は行ってはならないということです。

例えば、「発電機の発電効率を向上させる」という課題に対して、
機械部門の技術士では、機械的な観点からしか解決案を出せないし、
また、電気電子部門の技術士では、電気的な観点からしか解決案を
出せないということになります。

しかし、機械部門と電気電子部門の両方持った技術士であれば、どちらの観点からでも
アプローチできますし、どちらがより効果的かの評価もできます。

また、機械的な方法と電気的な方法を合わせた提案ができます。


マネジメントの部門である総合技術監理部門を取得することも重要だとは
思いますが、複数の一般部門を持つ技術士の方が顧客からのニーズに応える
ことができるということもあると思います。

再来年度からの第二次試験制度の変更は総合技術監理部門以外の一般部門
だけですので、総合技術監理部門か2部門目、3部門目の一般部門のどちらを
受験しようか迷われている方は、一般部門を受験されることを強くお勧めします。

多くの方が、一般部門を取得し、その一般部門を専門科目とする総合技術監理部門を
取得することがゴールであると思われているようですが、ぜひとも、一般部門の2部門目、
3部門目にチャレンジしてみて下さい。

継続研鑽は技術士の責務です。

私も3部門目に挑戦したいと思います。

一緒に頑張りましょう。

成功体験を積むことが大切!!技術士試験合格へ向けて先延ばしを防ぐ

2017年10月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 48

前回は、先延ばしグセが引き起こす危険について紹介しました。今回からは、先延ばしする習慣を防ぐための、具体的な方法について紹介していきます。

今回、覚えておいてほしいことは、「小さな成功体験を積むことが大切だ」という考え方です。すぐに取りかかれる小さな課題、もしくは、興味が持てる課題から取り組みます。これは、脳科学の池谷裕二教授も、著書のなかで、サルが複雑な行動を身につけるプロセスを例に、小さな課題から取り組むことの大切さを述べています。例として紹介されている実験では、「遠い場所にあるエサを、長い枝を使って取る」という課題を覚えさせます。まず、サルには、適切な枝の選び方を教えます。「枝の選び方」といっても、短い枝よりも、長い枝の方が、遠くにあるエサをとれるという程度のことです。

小さなステップから初めて、成功体験を積むことで、自信がついてきます。「成功体験を積む」ということに関しては、ネガティブな側面もあり、たとえば、将棋棋士の羽生善治さんは、「過去の成功体験や失敗体験が足かせとなり、あたらしいことにチャレンジできなくなる」という趣旨の内容を著書のなかで語っています。ですので、成功体験に依存過ぎることは危険ですが、先延ばしの習慣がある場合は、まず課題に取り組み、課題をこなし、自信をつけることが大切です。自信をつけるために、取りかかりやすいことから、一つずつ終わらせていきましょう。

「成功体験を積む」と聞くと、ポジティブ自己啓発のような「自分にはできるんだ」と無理に言い聞かせる印象を持つ人もいるでしょう。ですが、現実に目を背けて、「自分にはできる」と思い込むと、プレッシャーになり、良い結果を招かない場合もあります。小さなステップからでかまわないので、課題を少しずつ終わらせる習慣をつけていきましょう。

口頭試験の準備、まずは...(第1回)

2017年10月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 48

受験生の皆さん、いよいよ筆記試験の合格発表ですね。

筆記試験に合格したら、口頭試験の準備をしなければなりませんが、その準備についてお話したいと思います。

「自分でしかできないこと」を最優先にしましょう。

「技術士の義務・責務」とか、「技術士制度」とか受験生の皆さんに共通の事項は、Webで調べれば、想定質問や模範解答などいろいろ出てきます。

これから3回に分けて書く事項は、自分でなければできません。後回しにしても必ずしなければならないので、まずはここから手をつけて下さい。

まず、第1回は、「筆記試験の再現」についてです。

 

★筆記試験の再現

多くの方から、筆記試験の論文の再現をすることが推奨されていたと思います。もし、まだされていない方がおられたら、ぜひとも論文の再現をして下さい。

今更、一語一句違わずに再現などできませんが、最低でも要旨はまとめておいて下さい。

重要なのは、その次です。

その論文が、質問に対して正しい回答になっているかどうか、再確認して下さい。

間違ったことを書いていないか...

説明不足なので追加する事項はないか...

口頭試験で、筆記試験の論文について聞かれることは多くはないそうです。しかし、口頭試験で質問されるということは、試験官から、応用能力や課題解決能力に疑問を持たれているということなので、名誉挽回しなければなりません。

ということなので、ただ単に論文の再現をするだけでは足りず、どのように回答すべきであったかを考えるところまでしておいて下さい。

 

「備えあれば憂いなし」です。

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

 

 

口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回)説明した業務の振り返り」も

ご参照下さい。

 

技術士の筆記試験に合格するための暗記術!脳の仕組みを活用しよう

2017年02月08日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 47

「この範囲、勉強したはずなのに答えがぜんぜん思い出せない」と自分の記憶力を責めたくなった経験はありませんか?

自分の記憶力を疑いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、脳はそもそも忘れやすくできているので安心してください。脳が重要ではないと判断した情報はすぐに忘れてしまいます。

逆に考えてみると、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができれば記憶に定着するということもできます。

そこで効率よく情報を暗記するために「エビングハウスの忘却曲線」を活用しましょう。

忘却曲線とは脳が情報を忘れるまでの経過を記録したもので、ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱したものが有名です。彼の研究結果によると、情報を最初にインプットした20分後から忘却ははじまります。20分後と1時間後では情報を定着を再度するまでに時間はあまりかかりませんが、1日経過すると情報を覚えなおすには最初に学習した時間の7割程度を費やさなくてはいけません。

たとえば、60分かけて学習した内容を翌日に再度カンペキに暗記するためには44分かけなくてはいけません。ですが、学習をはじめた1時間後に復習をすれば34分あれば記憶にもう一度定着させられます。

最も情報が忘れられやすいタイミングは最初の24時間です。ですので、最初に暗記をはじめた1時間後と24時間後には復習を欠かさないようにしましょう。その後は3日後、1週間後と復習をつづけていけば徐々に記憶が確かなものになっていきます。

脳が情報を忘れていく忘却曲線というタイミングを理解して、効果的に暗記の学習をしていきましょう。
 

【技術士試験のための睡眠入門】いくら寝ても眠り足りない?

2017年12月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 47

睡眠時間はたっぷりとっているはずなのに、なぜか日中に眠くなってしまいませんか?睡眠時間が十分にとれているのに、眠りたりないと感じるのは、熟睡ができていないからかもしれません。

睡眠に必要な時間は人によってさまざまです。3時間も眠ればスッキリと起きられる人もいれば、10時間は眠らないと寝たりないという人もいます。睡眠が人間の脳に与える影響は研究途中ということもあり、睡眠にまつわる本はいまだに出版が続いています。最近の研究では、最適な睡眠時間の改善は難しいと考えられており、いままで10時間の睡眠がちょうどよかった人が3時間睡眠に切り替えるのは適切ではないとされています。

その上でぜひ覚えておいてほしいことは、睡眠時間は長ければいいとは言えないことです。たくさん眠れば頭がスッキリするわけではありません。なぜなら、熟睡している状態での睡眠が大切だからです。睡眠時間はきちんと取っているのに眠気が残る場合は、睡眠の深さが十分ではない可能性を疑ってみましょう。

睡眠の深さを改善するためには、寝る前の習慣を見直すことが大切です。まず、スマホです。スマホなどから発せられている「ブルーライト」と呼ばれる明かりは脳を目覚めさせてしまうため、就寝前には最適ではありません。できるだけ避けましょう。カフェインやアルコールの過剰摂取も睡眠を浅くする原因になるので、気をつけてください。

それだけでなく、軽度のフットワークを入れるとよりよい睡眠をとることができます。夕方の18時や19時ごろに、ジョギングやウォーキングなどの軽い運動を取り入れてみましょう。適度な疲労感はよりよい睡眠をつくります。

昼間、眠くなってしまう場合は就寝前の過ごし方を見直してみましょう。ちょっとした工夫が、よりよい睡眠をつくります。

受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その2)

2017年03月13日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 45

前回に引き続き、勤務先における業務経歴のうち、「業務内容」の部分にテーマを絞って、注意点をアドバイスしたいと思います。

 

1つ目の注意点として、「計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)」という表現を入れ込みましょう、ということを書きました。

 

2つ目の注意点は、「仕事の特徴がわかるような記述」を心掛けましょう、ということです。

 

業務経歴は、受験要件を満たしているかを確認する事務的な資料でもありますが、大切なのは口頭試験の参考資料となるという点です。

筆記試験に合格したら口頭試験を受けるわけですが、試験官は業務経歴の業務内容の記載事項を見て、「この受験生はこういうキャリアを積んできたんだな」と情報を得たいはずです。

 

その時に、例えば

道路構造物の設計

コンクリート構造物の強度分析

という感じで、具体的な仕事の中身がわからない記述があったら、試験官はどのように思うでしょうか。

1つ目の注意点で書いた点はクリアしていますから、事務的には経歴としてカウントされるのは間違いありません。

しかし「技術士にふさわしい」業務なのかどうか、皆目見当がつきませんから、おそらく試験官は口頭試験で仕事の内容を逐一質問するのではないでしょうか。

 

口頭試験は原則20分間です。しっかりと受験申込段階で書いておけば受ける必要がない質問で時間を使うのは、大変に不利なことです。

 

例えば道路構造物の設計をしたのであれば、どのような構造物なのか、どのような道路種類だったのか、周辺状況はどのような所だったのか、技術的に課題となったことはどのようなことだったのか、等がイメージできるような記述をすることが大切です。

 

以上、2回に渡って「業務内容」をテーマに注意点を述べました。

事務的に問題ないのは当然として、口頭試験を意識して「技術士らしさ」が伝わるような書き方を心掛けましょう。

 

*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

 技術士二次試験 受験申込書が大切です!

 受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その1)

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

技術士倫理を考える シティコープビルの設計変更(1977年アメリカ)

2018年03月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 45

建物の設計となりますので、技術士というよりは建築士のほうで取り上げた方がよいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、設計変更に至る経緯が非常に参考となったため取り上げさせていただきました。

 

50階建ての高層ビルの建設が決定されていたニューヨークのシティコープビルですが、用地に当たる教会が立ち退きに応じなかったため、低層階に教会の建物を残した特殊な形の高層ビルとなりました。

そのため、建物の耐震強度を検討する構造計算がとても複雑となりましたが、当時の最先端の建築として、世界から注目されることになります。

そんなシティコープビルですが、ある学生が建築上の設計ミスを発見し、設計者に直談判をします。その内容はとても大きなハリケーンによる強風にあおられた場合に、建物が倒壊する恐れがあるというものでした。

シティコープビルの設計を担当した建築士は、再計算を行ったところ、倒壊の恐れがあるということが分かりました。

 

通常であれば、地震や強風などの天災であり、できてしまっている建物の設計ミスを認め、補強工事を行うということは、建築士としてのプライドや費用などから見送られてしまうことも多く、実際に災害が起きて倒壊するというシナリオが多いでしょう。

 

しかし、シティコープビルの設計者は、関係者に設計ミスがあったことを説明し、費用負担を求め、補強工事を行ったところに違いがあります。

このおかげで、シティコープビルは数年ごとにニューヨークに来る嵐にも耐えうる建造物となったのです。

 

通常と形状が異なり、困難な設計となる建築物を設計できるというだけでも一流の設計者ですが、さらに自分の設計ミスを認めて関係者に説明を行い、補強工事を行うという行為は技術者倫理の理想を行くものです。

 

これを実現するためには、まずは学生の直談判による再検討を行う謙虚さが重要です。完璧な設計など存在しないからです。

さらに、設計ミスを専門家以外の人にもわかりやすく説明できる能力なども挙げられます。ミスがあったのだから費用は出せないと言われてしまうことがほとんどではないかと思います。補強工事を行わなかった場合のリスクなども説明しなければ費用を捻出されることはないでしょう。

 

この事例はよく技術者倫理で取り上げられています。

技術士2次試験変更の傾向と対策(2019年度)

2019年02月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 45

受験生の方から、択一問題から筆記問題に変更されるが、どのような対策をしたら良いか?

というご質問を頂くことがあります。

今回が初めての試みですから、これが正解という対策はありません。

 

しかし、どのような出題がなされ、どのようなポイントが評価されるのか?

を知ることはとても大切なことです。

 

日本技術士会HPに技術士2次試験の変更点と出題内容、評価項目が記載されたものがあります。

以下にURLと抜粋を載せます。

 

平成31年度技術士試験の概要について

https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_1.pdf

 

Ⅰ. 必須科目

概念

専門知識

 専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識

応用能力

 これまでに習得した知識や経験に基づき,与えられた条件に合わせて,問題や課題を正しく認識し,必要な分析を行い,業務遂行手順や業務上留意すべき点,工夫を要する点等について説明できる能力

問題解決能力及び課題遂行能力

 社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力

出題内容

現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から,多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。

評価項目

  • 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,問題解決,評価,技術者倫理,コミュニケーションの各項目

 

Ⅲ. 選択科目

概念

社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力

出題内容

社会的なニーズや技術の進歩に伴う様々な状況において生じているエンジニアリング問題を対象として,「選択科目」に関わる観点から課題の抽出を行い,多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して,その遂行方策について提示できるかを問う。

評価項目

技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,問題解決,評価,コミュニケーションの各項目

 

この表から、必須科目と選択科目Ⅲは非常に似ていますが、

評価項目で必須科目Ⅰには「技術者倫理」が入っていますが、選択科目Ⅲには入っていません。

この表から推察できることは、

必須科目では「技術者倫理」に関する社会的認識について、述べさせたり、

受験する技術部門において、公益確保に反する過去の事故・不正トピックの事例を挙げさせ、

自分の考えを解答させたりが考えられます。

 

すなわち、技術者倫理に関することを整理してしまえば、

後は、選択科目Ⅲに必要な専門とする事項のキーワードについて勉強すればよく、

今までと変わらないということになります。

 

技術者倫理は口頭試験でも必ず聞かれることですし、今の内からまとめておきましょう。

「メンタル・コントラスト」で技術士二次試験を乗り切ろう

2017年10月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 44

「自分にはできる!」と一生懸命、言い聞かせているのに、うまくいかず、落ち込んでしまうことはありませんか?

特に、現代人は「引き寄せの法則」や「アファーメーション」、「瞑想」など、自己啓発の分野で、カジュアルなスピリチュアル体験をうまく生かそうとしています。書店で紹介されているビジネス本のなかには、自己啓発関係の書籍が混ざっていることも少なくありません。代表的な例は『ザ・シークレット』という世界中でヒットし、日本でもかなり売れた自己啓発書です。「引き寄せたい結果を、具体的に脳内で描ければ、自然と結果は引き寄せられる」という趣旨の本ですが、現実逃避の側面があり、役に立たないとする声もあります。その点については、前回の記事「技術士試験の勉強仲間を作って先延ばしグセを克服しよう」で紹介しました。

「引き寄せの法則」が良い結果を招きづらいことからわかるように、「理想の自分」と「現実の自分」を比較することが大切です。引き寄せの法則が現実を変えないために、問題があるとするのであれば、「現実の自分の現状を確認する」というステップを踏むことで、結果はよりよいものに、近づきます。実際、理想的な自分を描くことは、成功のためには役立つと考えられており、スポーツ選手は、自分のプレーが成功するイメージを具体的に描いてから試合に臨むことが多いです。この「理想の自分」と「現実の自分」を比較することを「メンタル・コントラスト」と言い、海外の脳科学研究などでも注目されています。日本語では「脳内コントラスト」という訳語が当てられる場合もありますが、意味は同じです。ちなみに「コントラスト」は「対比」を意味します。

技術士試験の場合でも、試験開始から終了まで、すらすらと問いに答える自分を描くことは、合格を手に入れるための手助けになります。すらすらと問題がわかる自分を脳内で描いたあとは、今の自分に足りない部分、たとえば、「自分の今の知識では、この分野が弱いから勉強しておこう」など現実と照らし合わせることが大切です。メンタル・コントラストをうまく活用していきましょう。
 

技術士取得のメリット 他の資格の試験免除等まとめ

2017年02月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 43

技術士を取得しても、何のメリットもないと考えている方も実は多いのではと思います。

建設部門や設計コンサル会社以外の人にとっての技術士資格は、名称独占とはいえ、名誉資格という側面が強いことは否定できません。

メリットが実感できるものとして、他の資格の試験免除も実際に「技術士があってよかった」と思えるものではないでしょうか?

そんな技術士資格取得後に免除となる資格についてです。

 

・ダム水路主任技術者

電力会社等ダム設備のある会社に勤務する方にとっては、ダムの保全に関する資格として知られています。

この資格は実務経験等による申請のみの取得になるのですが、技術士(建設部門)の取得者の申請許可は明記されています。

 

・弁理士

難関資格でもある弁理士試験ですが、技術士資格により弁理士科目の一部試験免除が規定としてあります。

 

・中小企業診断士

技術士の情報工学部門に限り、1次試験の「経営情報システム」が科目免除となります。

 

・気象予報士

技術士の応用理学部門に登録し、実務経験を3年以上積むことで学科試験が免除となります。

 

・電気工事施工管理技士

技術士の電気・電子部門、建設部門に登録することで、学科試験が免除となります。

 

他にも様々な規定により、資格の試験免除または一部免除がされます。

技術士資格はそれだけでも価値のある資格であることは言うまでもありませんが、他の資格への波及効果も十分期待できます。

それは、技術士がそれだけ高度な資格であるということを認められていると言い換えることができます。

 

技術士試験の勉強仲間を作って先延ばしグセを克服しよう

2017年10月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 42

「技術士試験の勉強に取り組まなくてはいけない。だけど、どうしても先延ばしにしてしまう」と苦しんでいませんか?

先延ばしの習慣がひとりで改善できない場合は、技術士試験の勉強の仲間を作ってみましょう。先延ばしがいかに困ったものであるかは、前回も紹介したとおりです。「成功体験を積むことが大切!!技術士試験合格へ向けて先延ばしを防ぐ」で紹介したとおり、取り組むべき仕事を徳利組まないで置くと、勉強の質は下がり、技術士試験当日に向けて精神的な負担も大きくなります。そこで、先延ばしを克服することが大切になってくるわけですが、今回は「仲間を作ることで先延ばしを防ぐ」という方法を紹介します。「仲間作り」には、2種類の方法がありますから、1つずつ確認していきましょう。

1つ目の方法は、言葉通り、技術士試験合格に向けて、一緒に勉強するチームを作ることです。ただし、ネガティブな気持ちを共有するグループでは、ストレスのはけ口にはなるかもしれませんが、先延ばしグセの改善にはつながりません。「勉強がつらい」などのマイナスな感情を共有するのではなく、「合格を目指してがんばろう」「あの人が順調に勉強できてるなら、自分にもできるはずだ」と感化されるようなグループが理想的です。

もう1つの方法は、目標となる映画や書籍から刺激を受けることです。仲間から良い刺激を受けることと同様に、創作の物語に出てくる人物や歴史上の人物からも影響を受けることができます。なぜかというと、気持ちはとても伝染しやすく、自分と重ね合わせやすい対象ほど、気持ちは伝染しやすいです。たとえば、仕事の環境が似ている技術士試験合格者の体験談を参考にすると、試験勉強に向けてモチベーションがアップしやすく、オススメです。

2026年07月 2026年09月
2026年 発注者支援業務 求人 新建設コンサルタント株式会社 採用情報
広告 nc-c.jp
【急募】国土交通省の発注者支援業務・CM業務を行う技術者を募集しております。
正社員(2026年100名)、550万円~、土日祝祭日は休日となります。