2019年02月05日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

あと1ヶ月ほどで平成30年度の合格発表ですね。
なかなか業務に集中できず不安な方もいらっしゃることかと思います。
また来年度に向けて着々と準備している方もいらっしゃるかと思います。
私がお勧めするこの時期の受験対策は以下のことです。
①知識補充・拡充
来年度、初受験なのに早く論文対策をしたい、論文添削をしたいと焦る受験生が見受けられます。
論文を記述する前に必要なことは「知識」です。
知識が無いのに良い論文は書けません。
「その知識は何を見れば良いの?」という質問を受けますが、基本は周囲にゴロゴロ転がっています。
ネット情報、専門雑誌、自分だけでなく職場全体で関わっている業務など周りを見渡せば至る所に知識が転がっています。
今、自分が向き合っているものの中にたくさんの知識が溢れています。
どんなことにも興味も持ち、経験を使い捨てにしないことが大事です。
②情報収集
常にアンテナを張っていることが大事です。
今、この文章を読んでいるということはネット情報にアンテナを張っているということです。
ネットだけでなく特に人からの情報は貴重です。
講習会や飲み会の席などにもたくさんの情報が埋もれています。
大事だと感じたことに対して常に最大限にアンテナを張れる習慣を身に着けると仕事面でも役立つでしょう。
(今後のスケジュール管理)
3月末くらいからは出願(業務経歴票など)に集中することになります。
それが終わると論文対策になるかと思います。
論文対策と同時に知識補充を行うと時間が非常に掛かります。
今のうちに知識補充をしっかりやっておくと5~6月に論文対策に集中できますので、この時期のコツコツ勉強を意識して頑張りましょう。
2019年02月14日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士試験において、技術士が守る事項、心がける事柄があります。
それは、公益確保の優先や、信用失墜行為の禁止が挙げられます。
では、これらに反する行為とは具体的にどのようなことがあるでしょうか?
時事問題としても聞かれることがありますので、以下のようにまとめてみてはいかがでしょうか?
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発覚した工事や案件 |
概要 |
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羽田空港の地盤改良 |
羽田空港C滑走路の液状化対策工事で、藥駅を注入する管を通す穴を適切に掘削せず、薬液の注入不足を招いた。薬液注入の為に削孔した孔275本の内、正しい位置に施工していたのは0本。実際に注入した薬液の量は計画数量の約5.4%であったが、出来高データなどを偽装していた。2015年5月~2016年3月にかけて施工したうち、C滑走路下の4500m2の範囲で施工不良があった。 |
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落橋防止装置の溶接 |
国土交通省が管理する京都市内の歓進橋で2015年8月、耐震補修・補強工事で設置した落橋防止装置などの溶接不良が発覚した。12社が溶接を手抜きしていたことがわかった。不正行為による溶接不良の装置が使われた橋は400橋にのぼる。装置の検査会社も不良データの隠ぺいに加担していた。 |
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杭工事の施工データ |
横浜市内の分譲マンションで2015年9月、杭が支持地盤に届いていなかったことを施工者が市に報告した。併せて、杭の施工データの改ざんも発覚した。コンクリート既成杭の業界ではデータ流用の不正がほぼ常態化しており、土木構造物でも改ざんが見つかっている。 |
このような不正工事やデータ改ざんなどが多発している現状をどのように感じますか?
また、なぜ起きてしまったのか?そして、どうすればこのような事態を防ぐことができるのか?
そこまで考えてみて下さい。
2019年02月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の方から、択一問題から筆記問題に変更されるが、どのような対策をしたら良いか?
というご質問を頂くことがあります。
今回が初めての試みですから、これが正解という対策はありません。
しかし、どのような出題がなされ、どのようなポイントが評価されるのか?
を知ることはとても大切なことです。
日本技術士会HPに技術士2次試験の変更点と出題内容、評価項目が記載されたものがあります。
以下にURLと抜粋を載せます。
平成31年度技術士試験の概要について
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_1.pdf
Ⅰ. 必須科目
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概念 |
専門知識 専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識 |
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応用能力 これまでに習得した知識や経験に基づき,与えられた条件に合わせて,問題や課題を正しく認識し,必要な分析を行い,業務遂行手順や業務上留意すべき点,工夫を要する点等について説明できる能力 |
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問題解決能力及び課題遂行能力 社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力 |
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出題内容 |
現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から,多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。 |
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評価項目 |
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Ⅲ. 選択科目
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概念 |
社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力 |
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出題内容 |
社会的なニーズや技術の進歩に伴う様々な状況において生じているエンジニアリング問題を対象として,「選択科目」に関わる観点から課題の抽出を行い,多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して,その遂行方策について提示できるかを問う。 |
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評価項目 |
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,問題解決,評価,コミュニケーションの各項目 |
この表から、必須科目と選択科目Ⅲは非常に似ていますが、
評価項目で必須科目Ⅰには「技術者倫理」が入っていますが、選択科目Ⅲには入っていません。
この表から推察できることは、
必須科目では「技術者倫理」に関する社会的認識について、述べさせたり、
受験する技術部門において、公益確保に反する過去の事故・不正トピックの事例を挙げさせ、
自分の考えを解答させたりが考えられます。
すなわち、技術者倫理に関することを整理してしまえば、
後は、選択科目Ⅲに必要な専門とする事項のキーワードについて勉強すればよく、
今までと変わらないということになります。
技術者倫理は口頭試験でも必ず聞かれることですし、今の内からまとめておきましょう。
2019年03月05日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

資格試験や受験などを控えた受験生にとって、一番の敵は自分の心だと思います。
勉強期間中はとてもつらいですし、焦りや不安、疲労感ややる気が出ないなど、負の心理にはまることも多いです。
こうした「良くない」傾向が出てきたら、心理学を思い出して原因を探ることで解決できることもあります。
受験生が陥りやすいパターンを心理学の法則からひも解いてみましょう。
①「パーキンソンの法則」:与えられた時間を全て満たすまで膨張すること
②「一貫性の原理」:無意識に行動や態度、発言について一貫性を保ちたいと思うこと
③「バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)」:今まで情熱的に注いできたことに、急に意欲が低下し、自己嫌悪やうつ状態になること。
①例えば、Aの議題について2時間会議をしましょう。といった場合に、2時間ギリギリまで時間を使ってしまうことはありませんか?
また、子供が夏休みの宿題を最初にやらずに最終日まで残ってしまうなどです。
これらの行動は全て受験生に当てはまります。
まだまだ資格試験日まで時間があると思っていませんか?
資格試験の試験日までまだ余裕があれば、勉強を今すぐ始める必要はないと考えてしまうのも、
「パーキンソンの法則」が働いているからです。
まずは自分の心理に「パーキンソンの法則」が働いていると自覚し、自分の心理にブレーキをかけましょう。
他の受験生はまだ取り組んでいないと優越感を持ち、自ら積極的に時間管理を行いましょう。
②すぐあきらめるような三日坊主の悪癖から抜け出して勉強を続けるために、この「一貫性の原理」を活用しましょう。
「一貫性の原理」は、自分一人で決意するのではなく、大勢の前で宣言すると強く働きます。
家族、友達、会社の同僚などに「勉強をやり続ける」、「合格する」と宣言するのです。
宣言することにより、ダメな人だと思われたくないという心理が働き、頑張ることができるようになるでしょう。
③元々は、医師や教師などにあらわれる「極度の疲労と感情枯渇の状態」が注目されて生まれた概念で、
心的エネルギーが過度に要求される職種であるのに人間が相手であるために努力しただけの結果が出るとは限らず、「目に見える成果」が得にくいことが原因です。
そのストレスから生じる状態を、アメリカの精神分析医、フロイデンバーガーが「バーンアウト=燃え尽き」と名づけました。
予防法としては、燃え尽きの兆候に早めに気づくことが大切です。
兆候に気づいた場合は、自身の生活様式を見直して、セルフケアを行いましょう。
リフレッシュも時には大事ですし、先月の自分よりも前進したとわかるように目に見える結果を残すことも大事です。例えば、予想問題を解いてみる、採点してもらうでも良いでしょう。
定期的に論文を添削してもらい、その都度コメントを真摯に受け止めて復習するということが大事です。
その時点での自分の実力を理解することもできるし、モチベーションにも繋がります。
是非、お手伝いをしたいと思っていますので、何でもお気軽にご質問してください。
2019年03月15日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

さて、そろそろ技術士試験の申し込みを始めるころでしょうか?
そこでとても大事なのが業務詳細記述です。
これは口頭試験で使用されるため、十分注意して書ききる必要があります。
まず、口頭試験の評価ポイントが変わるのをご存知ですか?
こちらの表をご覧ください。
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改正前(~H30年度) |
改正後(H31年~) |
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試問事項 |
配点 |
時間 |
試問事項 |
配点 |
時間 |
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Ⅰ.受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力 |
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20分 |
Ⅰ.技術士としての実務能力 |
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20分 |
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①経歴及び応用能力 |
60点 |
①コミュニケーション・リーダーシップ |
30点 |
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②評価・マネジメント |
30点 |
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Ⅱ.技術士としての適格性及び一般的知識 |
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Ⅱ.技術士としての適格性 |
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②技術者倫理 |
20点 |
③技術者倫理 |
20点 |
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③技術士制度の認識その他 |
20点 |
④継続研さん |
20点 |
||
倫理や継続研さんについては大きく変わらない様ですが、
業務詳細記述が関係する部分に変化があります。
コミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメントなど具体的な
キーワードが記載されています。
それぞれの意味を、以下に示します。
<コミュニケーション>
・業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,
クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。
・海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,
現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。
<リーダーシップ>
・業務遂行にあたり,明確なデザインと現場感覚を持ち,
多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
・海外における業務に携わる際は,多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに,
プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
<評価>
・業務遂行上の各段階における結果,最終的に得られる成果やその波及効果を評価し,
次段階や別の業務の改善に資すること。
<マネジメント>
・業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において,
品質,コスト,納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項,
又は成果物(製品,システム,施設,プロジェクト,サービス等)
に係る要求事項の特性(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等)を
満たすことを目的として,人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
要は、「技術力だけ高い人」は技術士にはなれないということです。
高い技術力を持ったうえで、更に、コミュニケーションとリーダーシップを問われます。
顧客や上司、仲間への対応やスムーズに業務遂行できる統率力、計画力、行動力があるのか?
また、得られた結果に関して適切な評価ができ、次の業務へ活かせているか?
これらが、口頭試験で問われるはずですが、あらかじめ、業務詳細に
盛り込ませることができていれば、試験官としては非常に好印象で質疑を行えます。
ぜひ、4つのキーワードを意識して業務詳細を記述してみて下さい。
添削は随時、受け付けております。
2019年04月04日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、日経新聞は読んでいますか?
そのなかでESG投資についてご紹介します。
技術士試験にも大きく関わる内容です。
これまでエンジニアの行動原理といえば、経済性に優れ、品質の高いものを生み出すこと、とされていました。
しかし、今後は企業に対する投資家の考え方であるESG投資の考え方に沿った行動が求められる可能性が高まります。
実際、関連した項目が技術士試験で出題されており注意が必要です。
ESG投資とは、売上高や利益といった財務の分析だけでなく、環境と社会、
企業統治の3分野に対する企業の取組を踏まえて投資先を選ぶ手法を言います。
E:Environment
・CO2排出量の削減
・エネルギー使用量の削減
・生物多様性の保護など
S:Society
・人権問題への対応
・地域社会との連携と貢献
・労働者の権利、安全性への配慮など
G:Governance
・企業コンプライアンスの遵守
・経営の透明性
・譲歩言う開示など
このうち、環境における技術的な管理が必要なことは理解しやすいことですが、
社会や企業統治についても技術士試験で出題される頻度が高まっています。
例えば、近年求められている働き型改革に対応して雇用や契約制度の改革などです。
また企業統治については、筆記試験ではなく、口頭試験では毎年出題されています。
例えば性能試験の偽装問題などが最近にもありました。
こうした問題は企業統治の不備によるものであり、
技術士らの貢献によって法令遵守、情報開示を進めること無しには解決が困難です。
「企業のあるべき姿」や「企業の社会的責任」などを考え、技術管理を担う技術士としてどのようなことが求められているのか?
についても考えてみて下さい。
試験勉強にも繋がりますし、試験に合格し、技術士となった後にも必ず役立つ知識となります。
2019年05月21日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士試験とは少し異なる内容のニュースですが、AI関連のベンチャー企業が司法試験の問題を予測し6割の的中をしたということで話題になっています。
ニュース「司法予備試験の問題、AIが“6割”的中 「合格ラインと同水準」」
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/20/news122.html
論述式の試験である司法試験と、技術士二次試験は共通する部分も多く、合格ラインとしての6割が的中できれば、AIでも合格することが可能ということになります。
AIは学習をしなければ何の判断をすることもできません。注目すべきはその学習方法にあります。
基礎情報として、過去に出題された問題を記憶し、一般的な問題集の問題と解答、Wikipediaなどのから引用した法律用語などをAIに学習させました。
これは過去に出題された問題と一般的な問題、またWikipediaなどによる最新の法律用語などを記憶することで、古い情報から新しい情報、一般的な法律問題などを広く網羅させることが目的です。
その基礎情報をもとに、過去数年分の出題傾向を検討し、今年度はこの分野の問題が出題されるということを予測しました。
その結果、実際の問題と6割が的中したというものです。
技術士試験などの他の資格試験においてもこれと同様の学習を行えば、試験に合格できるのではないかと考えられます。
基本的なことと最新技術に関する内容などを基礎情報として勉強し、過去数年分の問題から傾向を読み取るということを作業として行えば、技術士試験の筆記試験はAIでも合格することができるということがわかります。
最もAIは試験中に焦って忘れるというようなことがないので、その点は人間と大きく違いますが、AI技術はここまで進化を遂げているということに注目できます。
このAIを開発した会社の社長は、試験を否定するのではなく、試験は通過点であり、本当に大切なのはその資格を使った実務経験であると指摘しています。
これは技術士に関しても同じことが言えるのではと感じます。やはり資格は取って満足してしまうものではなく、その資格を使って何ができるのかということを考えなければならないということです。
そうでなければ、資格を持ったAIに仕事をとられてしまうなんて言う日が現実に来てしまうかもしれません。
2019年05月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。
つい先日のことですが、防災、減災に関する講演を聞いてきました。
2011年の東日本大震災では津波により多くの犠牲者が出てしまいました。
多くの方が、なぜ逃げ遅れてしまったのか?
という話の中で興味深いキーワードが3つありました。
①正常性バイアス
②愛他行動
③同調バイアス
それぞれを噛み砕くと、
①多少の予期せぬ変化や新しい事象には正常の範囲内と処理するメカニズム
②他人の利益の為に報酬を期待せずに自発的に行う行動
③大勢の人がいる中に自分がいると、周りに合わせようとする心理
これらを、試験勉強に当てはめてみると、
以外に合致している部分が多くありませんか?
何度も不合格の経験がある方、もしくは技術士試験の合格率を考えると、
不合格という事象を正常の範囲内と考えていませんか?
周りに同じような受験生がいる場合、その方が「勉強していない」というと
安心して自分も怠けていませんか?
①~③は災害時・非常時に対しては、良くない行動なのです。
逆の行動を取ることができれば、逃げ切ることができ、
命が助かることに繋がります。
試験勉強に置き換えてみると、
いち早く自分の状況、到達レベルを察知し、正常でない事を認識しましょう。
今の5月末時点で、既に合格レベルに達している人が、果たしてどの程度居るでしょうか?
今が他者との差を広げるチャンスです。
他人の状況など気にせずに、ただひたすらに過去問と向き合ってみましょう。
過去問に回答することができない状況で、本番の問題に回答できるでしょうか?
多くの過去問や予想問題に触れましょう。
多くの問題に触れることで、必要なキーワードが見えてきます。
論文に必要な構成、背景が見えてきます。
また、何気ない講演やニュースも、全て技術士試験に繋げてみましょう。
倫理に関するニュースが流れたら、
技術士としてどうしたら防げたのか?と考えを馳せてください。
日常で暮らしているだけでも、多くのところにヒントがあります。
そのヒントに気づけるか否かは、資格試験にどれだけ意識が傾いているかです。
試験当日まであと2か月を切りました。
まだまだ知識は増やせます。
頑張っていきましょう!
2019年06月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

模擬試験をしている受験対策会社があります。模試は受けたほうが良いか?それは、費用があるのならば、受けると良いでしょう。
なぜなら、その時点での弱点があぶり出せるからです。
例えば、①専門的学識が足りずに、書きたいことが思うように書けなかったとか、②制限時間内に与えられた文字数を埋められず、数行を残してしまったとか、③各科目に適した書き方ができなかったとかです。
そのように、弱点が見つかれば、それを補強するように勉強するとよいのです。
模試は弱点を見つける絶好の機会なのです。
ですから、模試の点数にまったく一喜一憂するのは意味がありません。
さて、①専門的学識が足りない場合には、どうすればよいか。
現状よりも、もう一段深い記述ができる準備をしましょう。
そのためには、「具体例」と「数字」と「(技術進展などの)背景」を押さえると良いでしょう。
例えば、「地球温暖化には、緩和策と適応策がある」と書くよりも、「地球温暖化には、省エネ家電の普及促進等による緩和策と、高温耐性がある農作物育種等による適応策がある」と書いたほうが加点されるでしょう。
②制限時間内に書き切れなかった場合には、論文構成のための時間や、筆記時間の切り詰めを細部にわたって検討することです。
シャーペンや消しゴムといった文房具まで厳選することで、時間を生み出していきましょう。
③各科目に適した書き方ができなかった場合には、科目別に評価項目を確認しましょう。
必須科目Ⅰでは、専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーション、技術者倫理が試されています。
選択科目Ⅱ-1では、専門的学識とコミュニケーションが、Ⅱ-2では、専門的学識、マネジメント、コミュニケーション、リーダーシップが試されています。
選択科目Ⅲでは、専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーションが試されています。
ぜひ、効果的にPDCAサイクルを回して、合格圏内に入ってください。
2019年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師
令和元年度の技術士第二次試験問題が、技術士会HPにて公表されました。
ここでは建設部門の「必須科目Ⅰ」について、雑感を述べます。
2問題のうち1問題を選んで、答案用紙3枚以内にまとめる、という形式で出題されました。
Ⅰ-1は、「働き手が減少する中での生産性向上」がテーマでした。Ⅰ-2は、「国土強靭化」がテーマでした。
いずれも建設部門においては王道と言えるテーマであり、比較的取組み易かったのではないでしょうか。
いずれの問題文も、小問4つから構成されていました。
設問(1)は、課題の抽出と分析が求められています。
設問(2)は、設問(1)で挙げた課題から1つを取り上げて、課題の解決策を複数挙げることが求められています。
設問(3)は、設問(2)で提示した解決策に共通して生じ得る新たなリスクとそれへの対応が求められています。
設問(4)は、(1)から(3)を遂行する際に必要な要件を、技術者倫理、社会の持続可能性の観点から述べることが求められています。
設問(1)と(2)を見ると、「課題」は解決すべきものという位置付けになっています。
「平成31年度 技術士第二次試験実施大綱(以下、大綱とします)」では、「問題」が解決すべきもので、「課題」は遂行するものと読み取る
ことができ、今回の問題文とは整合していないように感じました。
私見ですが、問題文中の「課題」という言葉の使い方が曖昧ですので、「大綱」における問題・課題いずれを「課題」として扱っていても、
取り上げるテーマの方向性さえ合っていれば良いのだろうと考えます。
設問(3)では、個別の解決策で生じるリスクや対応ではなく、複数挙げた解決策に共通するリスクや対応が求められています。
どのような解決策を挙げるかで方向性は異なるかと思いますが、導入コストであるとか、安全管理等、総合技術監理部門における「5つの管理」
的な発想を持つことが必要と感じました。
設問(4)では、技術者倫理や社会の持続可能性が問われています。いずれも「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」に位置付けられ
ている内容です。
法令順守、公衆の安全・健康及び福利、社会・文化及び環境に対する影響予見等の視点での記述が求められていると感じました。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2019年07月28日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師
受験生の皆様へ
7月に二次試験を受験して、その合格発表が10月。そして、口頭試験が11月末から始まります。今は少し中間的に気が緩む時期かもしれません。人間リフレッシュも必要です。しかし、リフレッシュする前に、答案の再現は完了しておきましょう。
エビングハウスの忘却曲線では、20分後には42%を忘れる。1時間後には56%忘れる。1日後には66%忘れる。すでに2週間ほど経過しているので、もう皆さんの記憶はごく僅かかもしれません。また、ほとんどの人はすでに答案の再現は済んでいるかもしれません。しかし、もしもまだならまだ間に合います。是非答案を再現しておきましょう。
なぜか?
それは答案を再現しておけば、記憶が定着します。今再現しておけば、10月の発表の時に復習して、口頭試験の直前に復習すれば、口頭試験で貴殿の答案のことを聞かれても、まごつくことはないでしょう。
本番の試験では、時間が限られています。緊張した中で貴殿の実力を100%発揮するのは難しかったかもしれない。しかし、今ならゆっくりとネットで参考情報を見ながらあなたが理想と考える回答を作ることも可能かもしれない。それは成長に繋がります。先日も再現論文を査読して欲しいと依頼を受けました。この姿勢は技術士として必要なものです。
より良き技術士になりたいのであれば、謙虚な気持ちと真摯な姿勢を貫きましょう。そして、10月に筆記試験の合格を確認できたら、次は
口頭試験の準備にすぐに着手しましょう。自分の場合は、Q&AのQを発表前に作っておき、発表が確認されてから必死にAを作りました。
時間は有限です。チャンスは何度もありません。是非、チャンスを活かして、合格をゲットして欲しいと思います。
以上
2019年07月29日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。
技術士会のホームページに、今年度の2次試験の
出題文が全部門で公開されました。
今年から必須科目は択一問題から記述式に変わったため、
受験生の皆さんだけでなく、来年受験しようと思っている方々も
興味があったのではないでしょうか?
全ての部門の必須科目において、
出題形式は統一されていました。
どの問題も4つの小問から構成されていました。
それぞれの部門の文言は多少異なりますが、およそ同じような出題でした。
(1)では対象分野における社会的問題に対して、多様な観点から課題を複数抽出すること。
(2)では、(1)で挙げた課題のうち、最も重要と考える課題を選び、複数の解決策を記述する。
(3)では、(2)で挙げた解決策に「共通して」生じうる新たなリスクとリスクへの対応策を記述する。
(4)では、(1)から(3)を遂行するにあたり、必要な要件を、「技術者倫理」、
「社会の持続可能性」の観点から記述する。
全部門で同じ出題形式であるため、おそらく来年以降も似たような出題となることでしょう。
さて、解決していきますが、(1)~(3)で特に困ることがあるでしょうか?
過去問題の選択科目Ⅲと変わる部分は殆どなく、唯一異なる点は、
記述した解決策に対して「共通した」リスクを回答する事でしょうか。
(4)では、技術者倫理がやはり問われました。
こちらのニュース記事でも何度か書きましたが、
必須科目で「倫理」が問われることは、既に技術士会のホームページでも予告されていましたので、
技術士倫理綱領を勉強していた方も多いかと思います。
出題文の中にも、ご丁寧に「社会の持続可能性」と書かれています。
倫理綱領にある項目であります。
公衆の利益を優先する事、地球環境を保全した行動をとること、
当然ながら法令を遵守した行動をとることなどが挙げられるでしょう。
採点方式や各小問の配点までは公開されていないため、
合格、不合格の基準はわかりませんが、
冷静に対応できた方々は難しい試験ではなかったのではないかというのが私の感覚です。
この後、口頭試験もありますのでしっかりと準備を進めましょう。
2019年08月06日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

人生100年時代で、1つの専門で、最後まで逃げ切れないのが、いまの現役世代です。働き手不足が、それに拍車をかけています。つまり、一人が二役も三役もやらないといけない時代になってきました。ですから、複数の資格にチャレンジするのは良いことです。
しかし、まったく違う資格の勉強を同時にやるのは、共倒れの危険が高まります。限りある時間が、まったく分散されてしまうためです。
ですから、つぎの3つの条件を満たす資格を狙うべきでしょう。
・試験内容や範囲に重複があること
・一部免除制度があること
・交互に試験勉強することで疲れないか、むしろ気分転換になること
そのうえで、一見、異分野と思える資格であれば、より有益でしょう。
例えば、厚生労働省が管轄する「労働安全コンサルタント」の試験では、技術士の機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、化学、金属、資源工学、建設、農業(農芸化学、農業土木)、森林(森林土木)、経営工学(生産マネジメント)部門の二次試験合格者には筆記試験一部免除の特典があります。その他の部門の合格者にも受験資格の認定があります。
また、情報工学部門の二次試験合格者には、経済産業省が管轄する「中小企業診断士」の筆記試験一部免除があります。
さらに、全技術部門の技術士を対象に、特許庁が管轄する「弁理士」の筆記試験では一部免除があります。
とくに、経営コンサルタントである中小企業診断士や、知的財産権を扱う法律家である弁理士は、いわゆる理系よりも文系の領域になります。
つまり、技術士試験を足掛かりにして、業務の幅を広げられることを意味します。
ぜひ、複数の資格にチャレンジすることを検討してください。
2019年08月07日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

さて、口頭試験の準備を始めるにあたり、どのような勉強が必要になるか書き出す必要があります。
技術士試験の口頭試験に特化した参考書を1冊購入しても良いかもしれません。
「新技術開発センター」からも発刊されていますし、個人で執筆された方の参考書もあります。
また、スキヤキ塾などのHPをご覧になっても一連の流れをつかむことができるかと思います。
私が考える最初のステップは、
ご自身が記述し、提出した業務詳細をもう一度見直すことです。
詳細だけでなく、これまで担当した業務の内容を再度見直し、それぞれの業務に対して
1分で説明できるように原稿を書いてみて下さい。
役割、問題、課題、解決策、成果を端的に纏めてみます。
その中で、どのような点が「技術士にふさわしい業務」であるのか?を考えてください。
技術士は、国が認めた最高レベルの技術者です。
そのため、「技術士にふさわしい」というのは、技術士ではない人ならば、マニュアル通りAという手法を取るが、
その手法ではこのような点で上手くいかないため、私はBという手法を考え行動した。というようなワンランク上だとアピールする方法。
また、技術者倫理の観点から、通常の技術者であれば考慮しない公衆の利益や持続可能性を考慮した手法をとった。などです。
ご自身のこれまでの業務を全て棚卸しし、その業務の意味を見出して
試験官にどのようにアピールするかを考えてください。
試験官はもちろんその部門の技術士ではありますが、
すべての分野に対して熟知しているわけではありません。
如何にわかりやすく、端的に解答できるか?が評価のポイントになります。
仕事をする上でも、第一印象というのは非常に大事です。
とくに短い時間であればあるほど、その比重はあがります。
まだ試験日まで時間はありますが、ひとつひとつ丁寧に対処していきましょう。
2017年03月27日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士の二次試験にチャレンジするかどうかを考えている人へ
すでに十分な準備ができている人も、まだ何の準備もできていない人もいらっしゃるかもしれない。
技術士の二次試験に合格するにはまず何が大事でしょうか? コンセプト的な話と実務的な話をしたい。
1. コンセプト的な話
技術士試験に限らないけど、試験に合格するには、やはり覚悟と決意が必要です。具体的には次の3つ。
1)合格を強く強くイメージする。
2)合格までのステップを俯瞰的に理解する。
3)正しい学習を適切に遂行する。
1)合格を強く強くイメージする。
・試験に合格するには、合格するぞ!という強い決意と覚悟が必要です。
・そのためには、合格した時に自分を強くイメージすることです。
・なぜ技術士を目指すのか?どうして技術士になりたいのか、技術士になったら
どうしたいのか?そのようなことを何度も何度も自分自身と反芻しよう。
・また、合格したら自分にご褒美を与えるという約束を自分とするのも有効です。
私は、新しいスマホに機種変更するとか、AppleWatchを購入するとか、新しい
MacBookを購入するとかを決めました。
2)合格までのステップを俯瞰的に理解する。
・申し込み提出、筆記試験の受験、口頭試験の受験の三段階があります。
・そして、申込書に記載する経歴書と小論文は口頭試験の時に問われます。
・したがって、申込書を作成するときには、口頭試験をイメージすることが求められます。
・技術士試験は4月に申し込みを提出して、3月に合格発表があります。
・したがって、申し込みから合格までの道のりを俯瞰的に理解することがとても大切です。
3)正しい学習を適切に遂行する。
・敵を知り己を知れば百戦危うからずとは有名な孫氏の言葉ですが、技術士試験にもそのまま当てはまります。
・特に、筆記試験の選択問題は、過去問題を丁寧に勉強すれば合格レベルをクリアできます。
・筆記試験の記述問題もやはり傾向があります。勉強法もあります。
・正しい勉強法を自分なりにイメージして、それを着実に実施することが合格への王道です。
2. 実務的な話
技術士は資質を問う試験です。したがって、資質を高めることが本質的な問題です。
しかし、試験なのでやはりコツがあります。
そのようなコツを抑えることができれば合格の可能性は高まります。
1)申込書作成のコツ
2)筆記試験のコツ
3)口頭試験のコツ
1)申込書作成のコツ
・注意すべきは経歴と小論文です。
・経歴の目的は、技術士に相応しい人物であることを試験官に理解してもらうこと。
・そして小論文の目的は、技術士に相応しい問題解決能力を有することを試験官に
理解してもらうこと。
・いずれも、読み手である試験官に理解してもらうことが目的です。
・しかし、試験官が理解するかどうかを申込書が判断することは難しい。
・したがって、申込書を書いたら必ず第三者に見てもらうことが必要なのです。
特に、小論文は業務報告書になりがちです。
・そうではなく、課題を示し、解決策(複数)を示し、最適と考える理由と根拠を
示し、最後の解決の効果を示す。そのようなプロセスを示し、試験官が理解でき
るように配慮することがとても重要です。
2)筆記試験のコツ
・総合技術監理部門以外では、選択式問題と記述式問題のそれぞれで合格点を取得する
必要があります。総合技術監理部門は合計点なので選択式問題で点数を稼ぐことが
とても重要です。
・選択問題の勉強法としては、やはり日本技術士会に掲載されている年度分の受験部門の
問題をすべてトライして、全問正解できるようにすることです。
・私の場合は、すべての問題をコピーして、A5のルーズリーフに貼り付けて、その裏に
正解を手書きしました。そして、正解のものと不正解のものを仕分ける作業をします。
・何度やっても正解できないものはそもそも内容を理解していないものなので、周辺知識
を含めて、勉強したことをそのA5のルーズリーフの裏に追記して、また不正解の問題にトライする。
・通常は4−5回も不正解すると大体正解に到着するが、どうしても、何度やっても正解に
たどり着かない問題が10件程度あります。もうこれはあきらめて丸暗記しました。
・過去問題が再度出題される可能性がありますが、私の場合、丸暗記したものも1−2個あり
ました。
・次に、記述式問題です。これはもう技術ノートを作ることを強く勧めます。
・私の場合には、900文字程度の情報量を含む技術ノート(A4)をパワポで100枚作成しました。
・そして、その技術ノートを見ながら、600字詰めの原稿用紙に技術的特徴と課題、対策などを
まとめるようにしました。
・600字の原稿をまとめる中で気付いた技術ノートの過不足感に基づいて技術ノートを更新します。
・大体3回ぐらい技術ノートを更新すると、まあまあ使えるレベルに達します。
・原稿用紙1枚問題で記載のコツをつかんだら、2枚もの、3枚ものはその倍数対応なので楽です。
3)口頭試験のコツ
・これはもう想定問題の用意と模擬練習につきます。
・口頭試験で問われる内容は、総合技術監理部門を除けば、ほぼ定例化しているので、しっかりと
想定問答を用意し、その内容をスマホ等で録音して、何度も何度も再生します。
・自分が答えた内容を再生すると、自分の回答のいけていない点に気付きます。そのように感じた
点を中心に何度か想定問答を改定し、また録音して再生して、自己反省する。
・そのようなことを3回ぐらいローテーションするとほぼ合格レベルに達します。
・そして、大切なことは必ず第三者に模擬面談をお願いすることです。自分だけでは気づきにも
限界があります。上司でも、同僚でも、奥さんでも、誰でも結構です。
・是非第三者に客観的に評価してもらって、それを反省材料としてください。
来年の3月に桜が咲くように、今から頑張りましょう。
2018年11月11日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

はじめに
今回の筆記試験は厳しかったですね。その難関を突破された皆様にとっては口頭試験は最後の関門です。近年筆記試験の合格率の低下と同時に口頭試験の合格率が上昇しています。しかし、油断は禁物です。やはり1割はカットされる可能性があります。その1割に入らない戦略で行くのか、合格の5割に入るための戦略で行くのか、合格の上位に入る戦略で行くのか。決めるのはあなたです。
不合格の1割に入らないための戦略
必須科目は選択式の問題で60%以上の正解率が合格基準です。記述式の問題IIと問題IIIの点数は、A判定は60%以上、B判定は40-60%、そしてC判定は40%未満だ。問題IIか問題IIIかのいずれかがB判定でも、トータルで60%以上の場合の総合判定はAとなります。しかし、選択問題の評価がA/BやB/Aの方は要注意だ。特に、口頭試験では、課題解決能力を問う問題IIIも口頭試験の試験官の面接材料として配布されます。したがって、もし判定にBがあれば、なぜ評価がBだったのかをしっかりと反省する必要があります。技術士の資質として、「フォローする」という能力が問われています。このため、口頭試験でのツッコミは必然的に厳しくなることを覚悟すべきです。これに対応するには、やはり入念な準備をするしかありません。
合格の5割に入るための戦略
要は合格者の平均像を目指すということです。現在のパターンは平成25年度から6年目ですので、口頭試験の傾向と対策もオーソドックスな質問を50問程度は用意して、それへの回答を用意することが大事です。模擬面接を最低でも3回程度は実施して、想定問答の見直しをすることです。忙しい日常の中でも、時間を捻出して、致命的なミスをしなければ、合格するでしょう。
合格の上位に入るための戦略
記述問題がA/Aの人は、単に合格するだけではなく、今後の後輩の規範になるような受験姿勢と受験勉強をしっかりとしてほしい。想定問題も100個程度は用意し、模擬面接も4-5回を目指そう。もしくは、用意した想定問答をスマホに録音して、隙間時間に何度も何度も繰り返し聴きましょう。何度も自分の問答の様子を聞いていると、ちょっと流れが悪いなあとか、冗長だなあとか、説明がロジカルではないなあとか気づくことがあります。ぜひ、自分自身で一人ツッコミをして、問答内容をブラッシュアップしてほしい。
さらなるスキルアップの方法を以下に列挙したいと思います。
1) 人の評価は最初の3つの印象でほぼ決まります
技術士にふさわしいと試験官に感じてもらえることが重要です。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱するメラビアンの法則によると人は目から入る情報が55%、耳から入る情報が38%、そして話している内容はわずか7%です。また、スリーセット理論によると、人は最初の印象と二回目の印象と、三回目の印象でほぼ決まります。口頭試験で言えば、書類による印象と入室時の見た印象と、受験者が話す声の印象で受験者の印象=評価はほぼ決まります。入室時の身なりや動き、そして、受験番号や名前を述べた時には、試験官の印象がほぼ決まっていることをよく理解すべきです。
2)口頭試験は加点主義
口頭試験の試験官は、筆記試験であなたの答案を見て合格と判断してくれた人です。つまり、あなたを合格させようとしている。その期待に沿った努力をすることは当然の責務です。しかし、本番の口頭試験では、回答に困るような質問や、回答しにくい質問、質問の意味がよくわからない質問があるかもしれない。そのような時にはどうすべきでしょうか?適当に答えるのはダメです。時間の無駄だけではなく、試験官の印象まで悪くなります。必ず質問の主旨を再確認して、相手の意図に合うように回答しましょう。また、本当に知らないことは「すいません。その点は不勉強でよくわかりません。」「うまく説明できません。この後しっかり調べて勉強します。」などと潔く降参して次の質問に取り組みましょう。
3)試験官との論争は禁物
優秀な受験者ほど、自分の知見や意見に自信を持っていることが多い。試験官が理不尽なことを言うこともないとは言えません。そのような時に論争するのは厳禁です。これは議論の場ではありません。あなたは評価されている立場です。「へりくだる」必要はないし、自分の意見を曲げる必要もありませんが試験官に対する攻撃は最低です。そのような場合にも、「そのような見方があるのですね。勉強になりました。」とか、「この件は議論の余地がないと考えていましたが、そのような解決法もあると気づくことができました。ご指摘ありがとうございます。」など、要は相手の立場を理解し、試験官の意見を尊重する姿勢を崩さないことが肝要です。
4)PREP
プレゼンテーションでは、SDS法やPREP法が有効だ。SDS法とはSummary、Details、Summary、つまり、まず結論を述べ、その詳細を説明し、最後にまた結論を述べる方法です。またPREP法では、まず結論を述べ、その理由を述べ、その例を示し、最後に結論をもう一度述べます。人は、抽象的な一般論と具体的な各論を繰り返すと理解の幅が広がり、納得しやすい。これと真逆なのは、背景→条件→考慮事項→理由→(最後に)結論で、公務員が陥りやすいパターンです。口頭試験では時間の制限があリマス。まず結論を述べたら、試験官の顔を見て、「理由を詳しく説明した方がいいですか?」「この内容で詳しく説明してよろしいでしょうか?」とか聞いてから次に進むのがお勧めです。試験官によっては、最初の結論だけで「次の質問に移ります」と言ってくれることがあります。その場合には最初の結論だけで回答になっているので、貴重な時間の節約以上に加点を繰り返せるという効果があります。
5)イメージとロジックで人は納得する
人は物事をイメージして、ロジックを理解できたときに納得します。これは人間の脳が左脳と右脳に分かれていることに起因します。口頭試験の特に小論文(詳細業務)の説明のときに意識すべきです。つまり、例えば「橋梁」の改善を説明するなら、どんな橋かを試験官にイメージしてもらうことが必要です。幅員10mの橋なのか、100mの橋か、それとももっと巨大な橋なのか。どんな橋なのかのイメージがずれていたらこれは悲劇です。何を説明しても質疑が食い違ってしまいます。手振りをまじえなが試験官との間で同じイメージを共有できたら、次は冷静に端的にロジックを説明します。課題は3点です。目的はこれです。解決策は3つありますが、私はA案が最適と判断した。その理由は3つあります。このようにマジックナンバー(=3)をうまく活用しながら説明すると、人は納得した気になるものです。
まとめ
口頭試験の目的は合格することです。そのためには、不合格の1割に入らないという戦略でも、合格者の5割、つまり平均的な合格者の戦略でもいいと思います。しかし、本当に合格して、技術士として活躍したいと考えるのであれば、合格の上位者を目指して欲しい。技術士試験に合格するのはゴールではなく、スタートです。技術士として活躍するには、物を書いたり、講演で話をしたり、経営者の相談に乗ったりすることがあります。そのようなことに対応できる能力を有するのかどうかを試されているのが試験ですが、同時にそのような能力を伸ばすチャンスでもあります。単に合格するのではなく、上位者での合格を是非目指して欲しい。サッカーに例えて言えば、1点差で勝利するのではなく、2点差で勝利を確実にするのではなく、3点差をつけて、圧倒的な勝利を目指して欲しいと思います。そうすることで、相手に1点を取られても、2点を取られても、勝利=合格できると確信出来ます。最後の一踏ん張りです。栄冠をゲットすることをイメージして頑張りましょう。
2016年12月19日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総合技術監理部門では、5つの管理技術を使いこなせることが求められます。
つまり、経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理です。
このうち、経済性管理では、さらに品質管理、コスト管理、納期管理の3つに分かれます。
使いこなせるとは、5つの管理のトレードオフを見きわめ、バランスよく経営資源を分配できるということです。
経営資源とは、ヒト、モノ、カネ、情報の4つのリソースです。
「品質」は、「コスト」もしくは「納期」との相性がとても悪く、技術革新が起こらないと、両立しません。
品質を高めようとすれば、コストがかかります。品質を高めようとすれば、納期が延びてしまいます。
コストを削減して、品質検査の回数を少なくすれば、不良率が高まります。
納期を前倒しすれば、過重労働によるポカミスが増え、製品の仕上がりが粗くなります。
コスト削減や納期前倒しの影響は、経済性管理のQCD(品質、コスト、納期)のトレードオフだけにとどまりません。
無理な納期前倒しをすれば、過重労働による労働者の健康状態の低下を引き起こし、モチベーションの低下や労働トラブルを生じさせるリスクが高まります。そのような状態では、上司部下や同僚同士のコミュニケーションがうまくいかなくなります。適切な分掌や情報伝達ができなければ、環境配慮どころの話ではなくなり、収益性は落ちて、企業ブランドを低下させます。
つまり、無計画な経済性管理の納期前倒し(↓)が、安全管理(↓)に影響を与え、人的資源管理(↓)面や、情報管理(↓)面にも波及し、社会環境管理(↓)や経済性管理のコスト(↓)を引き起こし、もっとも大切にしたかった品質(↓)を下げてしまう事態を引き起こします。
このような「風吹けば、桶屋が儲かる」式の連鎖を想像し、全体バランスを考えながら、リスクをいかに抑え込むかを日々の生活の中でも思いめぐらすことが、総監マインドを身につけるコツと言えそうです。
2017年01月08日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

設問で「多様な視点から述べよ。」と有る場合の「多様な」とは具体的にどうすれば良いでしょうか。視点を変えることですが、どんな視点が考えられるでしょうか。
立場を変える、相手を変える、課題を変える、時制を変える、広さを変える、社会情勢を鑑みる 等があります。
立場を変える、相手を変えるは説明不要と思います。
課題を変えるとは、建設部門ではインフラに関する設問がありますが、主に、維持、品質等に関する設問です。これを環境、高齢化社会、健康増進と社会保障、防災などの課題として考えてみることです。
時制を変えるとは、過去、現在、未来の時制で考えることです。未来については根拠を示し予測することです。
広さを変えるとは、箇所、部分、全体、地域、日本、アジア、世界など対象範囲を広げることです。
社会情勢を鑑みるとは、テロ、サイバー攻撃、環境、地球温暖化、ドローンなど社会情勢と設問を関連づけて考えることです。
これは訓練してください。沢山の視点で考える訓練は日常の様々な事項でもできるので、日常から視点を沢山変えて考える工夫をしてください。
2017年02月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士二次試験は実務経験の期間も合わせると非常に長い戦いとなります。
普段の日常業務や家庭での生活と並行して勉強を行わなければいけません。
技術士合格のためにはどのようなことが必要なのでしょうか?
・効率の良い勉強方法を探す
司法試験などの難関試験と違い、技術士試験は社会人生活を送りながらの受験が求められます。勉強ができる時間も限られている場合がほとんどであると考えられます。
専門的な知識を問う筆記試験では、専門分野の勉強や、質問に対してわかりやすく記述するスキルが求められます。
効率のよい勉強方法を検討しましょう。
・頼れる先輩技術士を探す
技術士の業務経験の中には、指導技術士のもとで働く場合など、先輩技術士とのつながりを重視する項目があります。技術の設計などは一人で行う仕事は皆無に等しいです。頼れる先輩技術士に技術士試験のコツを教えてもらうという方法もあります。
・ここのサイトを活用する
自分の勤務する職場に技術士の方がいれば上記の内容は実行することができますが、職場内に技術士の方がいないという人を多いと思います。
このサイトでは、後進の技術士指導に熱心な先輩技術士が登録をしております。
論文や口頭試験の対策を受け付けている技術士の方もいます。
【論文添削】技術士システムを活用して、技術士二次試験合格を目指してみてはいかがでしょうか?
技術士二次試験に合格し、技術士に登録したからと言って終わりではなく、技術士としての始まりです。
技術士資格の活用や、技術士の人脈を活かして業務に当たるスタートラインに立てるのが、技術士二次試験の合格です。
2017年03月07日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
技術士二次試験の解答チェックは済みましたか?少しでも早く自己採点をして合否の確認を行いたいですよね。
二次試験を通過すれば、無事に技術士の資格を取得したことになります。それなので、自己採点をして合否を確認するのはよいことなのですが、忘れてはならないことがあります。
それは、試験の合否が公開されるまで、あなたのことを支えてきてくれた人への感謝です。周りにいる家族などに感謝することはもちろんですが、職場の人や取引先の人へのあいさつも欠かすことができません。
なぜかと言えうと、技術士試験を受験する人の多くは「昇級したい」「給料をもっと高くしたい」という成長意欲をもっているはずです。
会社での立場を評価されるためには資格試験に合格しただけでは十分じゃありませんよね。人間として信頼され、親近感をもたれることが大切だとご存じなはずです。
精神医学には「ストックホルム症候群」という専門用語があります。ストックホルムで起きた銀行強盗の立てこもり事件にちなんで命名された症状です。
銀行強盗に人質として捕まってしまった人たちは犯人と長い時間を一緒に共有することになります。
人質は「トイレに行ってもよい」「会話をしてもよい」犯人が許可することで、行動することができます。
その許可に対して人質は感謝し、犯人に親近感をもつようになるんです。
「精神医学の世界では奇妙な現象を確認しているんだなぁ」と思うかも知れませんが、技術士試験の合格に関しても同じことが言えます。
小さな感謝を繰り返すことで、取引先のお客さんや上司はあなたに親近感をもつようになります。
「技術士試験に合格した!」とうれしい気持ちになるのは当然です。その高揚感をもちつつ、周りの支えになってくれた人々への感謝を伝えていきましょう。
そうすれば、周りから親近感をもたれるようになり「あの人は技術士の資格を取得しているし、人望も厚いから大きな仕事を任せてみよう」と信頼されてきますよ。
2017年03月15日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の指導をしていると、不合格になる人の傾向がわかります。
ほかの指導者も同じようなことを言っています。
不合格になる人は、ズバリ、つぎの3つの特徴があります。
1.試験に合格する理由が明確でない
2.対策の的がはずれている
3.繰り返し学習が足りない
そして、どれか1つでも該当すると合格できません。
3つの特徴を言い換えると、次のようになります。
1'.試験の目的・目標の設定が曖昧である
2'.努力の方向性が間違っている
3'.努力の量が不足している
つまり、
1''.なぜ技術士試験を受けて、技術士になるかが明確でないと、途中でモチベーションが下がってしまいます。
技術士試験の二次試験は、「受験の申し込み」→「択一試験(足切り対策)」→「筆記試験」→「口頭試験」の実質的に4つの関門をクリアしなければいけない、長丁場の試験です。
それぞれの関門で、それぞれの難関にぶつかるため、はっきりと目的・目標を定めることが、とても必要です。
サッカーで狙うべきゴールが定まっているように。
2''.一般に、記憶力を試すスピード重視の試験なのに、じっくりと問題を解く練習に取り組んでも、点数はあがりません。
逆に、二次試験の筆記試験の1800字論文の問題の場合、記憶力や知識量を試すテストではありません。
ですから、講師の意見を参考に、加点につながりやすい方法を取り入れることが重要です。
3''.「択一試験(足切り対策)」のマークシートは、記憶の正確さが必要なタイプです。過去問の繰り返し学習をして、本番に備えます。
受験生「覚えても、すぐ忘れてしまうんです・・・。」
いいじゃないですか、何回でも、繰り返せば(笑)。
わたしは、ひとつの問題について、10回やることにしています。
そして、10回やったのに、万が一不合格になったときは、「採点ミスがあったんだなぁ、そんな不運も、ときにあり」と考えています。
何回も繰り返せば、きっと、覚えられますし、合格しますよ。
2017年03月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
製造した製品や工事に欠陥や瑕疵などがあった場合には、設計者の立場で技術士が説明や報告を行うことがあります。
その場合は客観的な事実に基づいた情報を用いた説明でなければなりません。
条文:技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。
トラブルや問題が行らない工事や製品開発を行うことが大前提ですが、想定できないことが発生して社会的な問題となってしまうこともあります。
例としては、東日本大震災などの大規模災害などが挙げられます。
大規模災害時の津波などは、設計による想定をはるかに超えた凄まじい物でした。その前にはどれだけ強固な建物でも破壊されてしまいます。こうした事実を技術士は数値や客観的に誰が見ても納得できるような指標をもって説明しなければなりません。
また、製品のリコール隠しなども大きな問題となりました。
自動車の走行試験データの改ざんなども、技術面から異議があれば依頼主や雇用者に説明責任を果たさなければなりません。
そうしなかった結果、社会的に大きな問題となってしまい、会社が傾くのではと思う程の大問題となってしまいました。
こうしたマイナス面だけではなく、逆にこうした技術を取り入れるとどのような効果が期待できるのかという付加価値を説明するのも技術士の役割と言えます。
近年ではコスト削減だけではなく、より高度な機能をつけることで製品を高く市場へ出そうという動きもあります。そうした場合に技術設計担当として、その機能をわかりやすく、客観的な事実に基づいた説明をする必要があります。
技術士の面接試験はその訓練でもあると言えるでしょう。
2017年04月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
技術士二次試験の願書申し込みをしたあと、ピリピリして周囲に対して否定的になったりしていませんか?
試験が近づくにつれて緊張が高まり、周囲の人へいらだちを感じてしまうこともあるはずです。そんなときに気にかけてほしいことが「観察力が落ちていないか」ということです。勉強が得意で、学習をどんどん進められる人は観察力が高い傾向があります。人のよいところ、わるいところに人よりも気がつきやすいです。観察力が高いので、自分に足りてないことに気づくことができ、効果的に学習を進めて行くこともできます。
観察力が高いことは学習を効率的に進める手助けになる反面、学習意欲を下げてしまう原因にもなります。
「こんなに勉強しているのに、どうして自分の記憶力はこんなにわるいんだ」
「仕事がいそがしすぎて勉強につかう時間がまったくもてない。こんなんじゃだめだ」
観察力が高い人ほど、よくないときの自分を否定的にしてしまいがちです。否定的な意見は脳によくない習慣であると日本の脳神経外科専門医である築山節先生は語っています。脳が意欲的に活動する状態をつくるためには積極的に周りをほめてみましょう。観察力をいかして人のよいところをほめていくと、自然と学習意欲も高くなっていきます。
「そもそも自分に観察力がない気がするから不安だ」
そう感じる人でも、心配する必要はまったくありません。なぜなら、人のよいところを見つける習慣をもてば、観察力もいっしょに高くなってくるからです。たとえば、会社の同僚で何かと笑う人がいたとしましょう。否定的に見ると「こいつはいつもへらへら笑っている」という怒りの感情に振り回されてしまいます。よいところをみつけようと観察してみると「いつも笑顔でピリピリした社内の空気をなごやかにしてくれる人」とみることもできます。大切なことは「人のよいところを見つけて、ほめてみよう」と意識してみることです。技術士二次試験の願書に申し込みするシーズンはピリピリしてしまいがちですから、意識をうまくコントロールしてみましょう。
2017年04月15日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

目的志向型と課題解決型
人が行動を起こす時には、自ら目的を定めてそれの達成に燃えるタイプと、直面する課題を何とか
解決しようとそれに頑張るタイプに分かれるという。あなたはどちらかというとどちらでしょうか?
例えば、技術士を取得して、コンサルとして自立したいと考えるのか、それとも現在の業務では
スキルも上がらないし何とか現状を打破したいと考えるのか。その差はわずかですが、文字にすると
印象が大きく異なります。
技術士の二次試験
技術士の記述問題では、試験官に読んでもらって、理解してもらって、この人は十分に技術士の
資質を持っていると判断してもらう必要があります。このため、いかに読んでもらうのか!また、
それ以前に読まなくても内容がほぼ分かる書き方も工夫する必要があります。
この辺りは、以前の書き込みを参照してください。
http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=mtnews_view&id=30
論文を書く場合には、目的志向的な発想と課題解決的な発想の両方をバランス良く盛り込むと
読んだ時に納得感が高まります。目的志向的な記述ばかりだと現実を理解していないと判断され
がちだし、課題解決的な記述だけだとそれでどうしたいのと不満を感じます。
抽象的なことと具体的なこと
話し上手な人は抽象的な表現と具体的な表現をうまく切り替えて話をつなげます。逆に、
抽象的な話ばかりしているとよく分からないとなり、具体的な話ばかりすると細かくてつまんないと
なりがち。論文でも同じです。抽象的な内容でズバリ断定し、その理由や事例、効果などを具体例を
交えて説明すると理解が深まります。
まとめ
目的志向型と課題解決方はどちらかが優れているという問題ではなく、この2つをうまく
使い分けることが大切です。二次試験の論文に読む試験官に取って、面白そうな内容だ!
読んでみたい!と思わせるような論文の構成(特にサブタイトル!)を心がけ、課題を3つ掲げ、
それに対する対処はこうだ!それによって社会的な課題はこのように解決できる。そのような
迫力の有る記述を是非心がけてほしい。
2017年04月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師
技術士第二次試験の受験申込も終わり、ほっとしているところでしょうか。
でも、筆記試験まであと3ヶ月もありません。ほっとしている時間はありません。
受験申込の「業務内容の詳細」を書いているときには、「技術士試験に合格するぞ!」というモチベーションがすごく高かったと思いますが、なかなかそのモチベーションを維持するのは大変だと思います。
私は、どのようにモチベーションを保ったか紹介させて頂きたいと思います。
①有言実行
「有言実行」と言えば恰好いいですが、私の場合は、「技術士試験を受験する」ことを明言して、自分の逃げ場をなくしました。
もともと私は、すごく精神的に弱いので、一人で勉強していると、「まぁ、いいか」とか「何とかなるか」って思ってしまうことがよくあります。
ですから、まずは、ブログやFacebookで、「受験します!」宣言をしました。
それから、友人に、「今から喫茶店で勉強します」みたいな内容をLINEで送ったりもしました。
「勉強する」と言ってしまえば、案外できるものです。
②学習結果の可視化
「これだけ勉強した」というのが見えると、充実感もあり、自信もつきます。ですから、私は、ノートを惜しげもなく使いました。
「択一対策の用語のまとめ用ノート」、「択一対策の過去の計算問題の解答用ノート」、「記述式の論文記述ノート」...
それぞれ、大きめの字を書き、1行空けて書き、区切りのよいところでページを改め、次の項目は見開きの左側のページから始める。
大きく空いたスペースがあったり、白紙のページができたりしますが、結果的に後から見やすいものになりましたし、私にとってはそれ以上に、「多くのページを使って勉強した」と実感できることが良かったと思います。
私はこの方法でモチベーションを保ち、幸運にも、機械部門も電気電子部門も1回で合格することができました。
どなたにでも当てはまるかどうかは分かりませんが、ご参考になれば幸いです。
2017年05月24日 作成 / 執筆:タートル講師
技術士第二次試験まで2ヶ月を切りました。
択一あるいは論文作成について、勉強の真っ最中だと思います。
順調に試験の準備が進めば良いのですが、仕事で突然のトラブルが発生したり、プライベートで大きな問題が発生したりで必ずしも予定通りになるとは限りません。
思っていた準備ができていないと、「今回はダメだろうから受験を見送ろうか」などと考えてしまうこともあるとは思いますが、試験を受けなければ合格の可能性はゼロです。
受験申込みをしたのであれば、万難を排して筆記試験を受験すべきです。
さて、今回は建設部門を対象にして、受験準備が十分にできないときでも、「これだけは最低限やっておきましょう」ということを述べたいと思います。
課題解決能力を問う論文(問題III)について、様々な課題に対応できる解決策を準備しておきましょう。
問題IIIでは、ある大きなテーマについて課題をいくつか挙げて、それらの課題に関する解決策を問うような設問が良く見られます。このときに、幾つか解決策の方向性を準備していれば論文の構成を考えることができると思います。
例えば、「ICTの活用」というのは様々な課題の解決策として有用です。
建設部門で良く出題されるテーマとして、担い手不足・老朽化インフラ対策の2つを考えてみます。
担い手不足であれば、熟練技術者の大量退職や若手技術者の不足を解決する方策として、ICT活用が有効です。老朽化インフラ対策でも、大量の老朽化インフラを効率よく点検する方策として、ICTの活用は有効です。
もちろん、個別の具体策はテーマによって違ってきますが、解決策の大きな方向性としては間違っていません。
このように、様々なテーマの解決策として利用できる「コンテンツ(ネタ)」を準備しておくことで、論文の骨子をうまく作ることが可能です。
しっかりと試験準備をすることが大切なのは言うまでもありませんが、どうしても準備ができないときであっても、可能な範囲で準備をして試験に挑みましょう。
*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年05月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
技術士二次試験の筆記問題、解答チェックをするとき、漠然と答え合わせをしていませんか?仮説を立てて答え合わせをした方が集中力はアップします。
テキストや問題集の読み込みをするとき、漠然と読むよりも仮説を立てて読解を進めていく方が身につくスピードが断然あがります。たとえば、テキストで学習するスケジュールを立てたとき「1日5ページ読み進めよう」「1日20個あたらしいキーワードを覚えよう」という目標を立てていませんか?決められた期間でタスクをこなしていくことは大切ですが、学習効率を考えると「今日のノルマは5ページだから5ページ読むだけでいいや」とページをめくると記憶に定着しづらいです。なぜなら、脳はアウトプットを前提に情報を取り込んだ方が記憶に残りやすい仕組みになっているからです。
ジャーナリストの日垣隆さんの著書『情報の「目利き」になる!──メディア・リテラシーを高めるQ&A』という本のなかで情報をインプットするコツが紹介されています。1つは締め切りを意識して取り組むこと、もう1つが仮説を立てて情報を読むことです。書籍のなかで言及されている文脈とは異なる部分もありますが、試験勉強についても同様のことが言えるでしょう。試験勉強には試験日という締め切りがあります。しかし、仮説を立てて学習することについて、イメージがしづらいしづらいでしょう。ここでは技術士の専門性がどの分野であってもイメージしやすいように英語学習を例に考えてみましょう。
たとえば、英語試験の代表的なものでTOEICがあります。TOEICでは短い時間のなかでたくさんの文章を読まなくてはならない場面があります。2分で200単語くらいを読まなくてはいけません。英単語をひとつずつ読んでいたとしたら、まず間に合いません。そこで、先に問題文を読み、解答になるであろうキーワードを文章のなかから探していきます。「15時からの予定はなにがありますか?」と聞かれている問題であれば時間と予定しているイベントについて情報を拾っていけば十分です。解答になるであろう部分ではない人物名や登場人物の細かい設定は漠然と記憶にとどめておけば十分です。解説されている内容のどこが本質的で、技術士の知識として必要なのか予想をしながら問題に取り組んでいきましょう。
もちろん、予想が外れることもあるでしょう。気にとめていなかった部分が重要とされることもあります。認識が間違っていたとしても、仮説を立てて取り組んでおけば記憶に残りやすくなります。仮説を立てて効果的に記憶していきましょう。
2017年06月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

実務で、国が示す指針やガイドラインなどに違和感を覚えることがるでしょう。
「白書に書かれていることなんてキレイごと」とか、
「そんな手順を守っていたら、時間がかかってしょうがない」とか、
「そんな検査までやっていたら、カネがかかってしょうがない」とか。
総監でも、総監部門以外でも、そのような「自分の」常識や正論と、「国」の考え方のギャップに着目するのも一手です。
技術士試験は、国家資格です。
そして、実施するのは文部科学省です。
作問・採点は、建設部門ならば国土交通省に、農業部門ならば農林水産省に、環境部門ならば環境省の関係者や、それらに近い有識者のはずです。
つまり、国の考えに沿わない答案を、あなたが書いたならば、採点官は辛口の評価をつけてしまいます。
逆に国等の悩み事を理解している答案に、採点官は共感します。
そして、数ある取り組むべき課題から、最重要テーマを、あなたが選んだならば、「よくわかってますね」と加点してくれます。
そのうえ、具体的な解決策・対応策を提案した答案に、採点官は感心するのです。
さいごに、採点官は、答案から次のことを読み取ろうとします。
この受験生は、「アタマでっかちの学者、研究者の類ではなく、しっかりと実務もできる人物なのか」と。
その時、あなたの答案に、解決策等を実施したときに生じうるリスクが示され、それに対する考え方が書かれていれば、採点官はあなたを「技術士としてふさわしい」として、A評価をつけることでしょう。
ご準備されている1800字論文を、いま一度、平日は霞が関に勤める採点官になったつもりで、添削してみてはいかがでしょうか。きっと、より良い論文になると思います。
2017年06月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
技術士二次試験の問題がうまくできなかった過去の挫折、トラウマになっていませんか?
「レジリエンス」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。近年、医学・心理学・社会学など学問の分野を超えて注目されているキーワードです。レジリエンスとは「反抗」「跳ね返り」などの意味があり、一度マイナスになったものが復活した際に過去よりも高い数値で回復することを意味します。たとえば、心理学的な分野で注目されているのが、精神疾患とレジリエンスの関係です。うつ病にかかる患者の数は、近年とても増加しています。なかにはうつ病の経験を乗り越えて技術士試験に取り組んでいる方もいるでしょう。うつ病の患者が、その病を克服したとき、うつ病になる以前よりも逆境や精神的なストレスに対する抵抗力が強くなるケースが確認されています。
ただし、すべてのうつ病患者が病状の回復後に精神的ストレスに強くなるわけではありません。なかには以前よりもストレスに弱いままの状態で苦しむ方もいます。心理学において、レジリエンス的な回復をする患者は過去の問題を直視し、立ち向かうことがカギとされています。たとえば、上司との人間関係が原因でうつ病になった場合に、会社員としての生活から逃避するのではなく、「どのように上司などの人間関係と向き合うべきか」を判断し、直面することが大切とされています。もちろん、パワハラやセクハラなど、一時的に逃げるべき瞬間はあるでしょう。ですが、どこかの段階で自分自身が抱えている課題や克服するための方法を考え、直面する必要があるということです。
このレジリエンスという考え方は技術士二次試験でも同じように考えられるでしょう。過去に一度でも失敗して合格できなかった経験がある人ほど「次もダメじゃないか」「失敗するのがこわいから受けたくない」といった課題を抱えているはずです。ですが、以前に合格できなかった問題、たとえば学習時間が思うように捕れなかったとか暗記が得意ではなかったとか、課題として抱えているものを見つけてみましょう。そして、自身が抱えている問題は学習によって克服できるものですから、諦めずに挑戦してみることがレジリエンスという考え方では大切です。逆境をバネに、挑戦を続けていきましょう。
2017年07月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士二次試験の口頭試験は、事前に提出した業務経歴書などから、試験官との質問のやり取りで実施されます。
その中で、最もネックとなるものが、口頭による業務経歴書の説明です。
初めて会った試験官に、自分の経歴を分かりやすく説明し、理解してもらい、質問についてもその場で回答しなければなりません。
初めて会った顧客と打ち合わせの場などもこうした状況に該当しますが、あまり経験がないとつい緊張してしまい、何から説明したらよいかわからなくなってしまいます。
緊張しないように気を付ける
普段は知識も豊富で、専門的な内容については話すことも全く問題がない人でも、試験となると緊張します。
緊張してしまうと、次の言葉がなかなか出てこなかったり、話した内容が何を言っているのかはっきりしなかったりします。
これは、事前の準備で何とか緊張を押さえることができます。
例えば、口頭試験の想定内容をボイスレコーダーなどに録音して、自分の言っていることが後で聞いても問題がないかを確認する、職場の人や試験対策講座などで模擬の口頭試験を行ってもらったりすることでも、本番の雰囲気をある程度シミュレーションできます。
緊張は、自分の得体の知れないものに直面した時に起こるものですので、事前に様々な同様な状況を経験しておけば、自然と緊張は少なくなっていきます。
説明内容に気を付ける
説明内容が専門的すぎると、試験官もその分野に関しては専門家ではありませんので、理解できないこともあります。
大学を卒業して、入社したばかりの新入社員にもわかる程度の専門用語で話す必要があります。
ただし、専門用語が分からないといけないということで、専門用語の解説を続けていくと、論点がどんどんずれていってしまいます。
各業務に「自分が技術的に工夫をしたところ」を一つ押さえておき、そこからぶれないような説明の仕方がよいでしょう。
口頭試験のような面接タイプの試験は、人によっては採用面接以降経験したことがないという人も少なくありません。
どんな人が合格するのかを探るのも重要ですが、採用基準は人が見るものですので、試験官による個人差がどうしても出てきます。
それよりも、今持てる知識を十二分にアピールする方法を探る方が合格への近道と言えます。
2017年08月31日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

口頭試験のために、準備を入念にされることをお勧めします。
入念に準備された、口頭試験は、雑談のように、和気あいあいと進みます。
受験申込票を、受験対策会社に添削してもらった受験者は、十中八九、合格できるでしょう。
5つの業務経歴と、業務詳細が、採点官が求めるものに仕上がっているためです。
例えば、技術士に相応しい課題設定ができているか、問題点の絞り込みができているか、が明記されていることでしょう。
また、筋道だてて導き出された解決策が示されているでしょう。
そうすると、採点官は、「この受験生は経験豊富で、技術士に相応しい実務経験を持っているな」と思います。
そして、自分の評価に間違いがないか、ほんとうにこの受験生がやった業務なのか、を確かめるやさしい質問をします。
Q.この業務は何人でやったのですか?
Q.この業務は大学院での研究テーマと違いますね。それは苦労したでしょう?
Q.一番苦労したのは、どんなこと?
Q.関係者をまとめるのはたいへんだったでしょう。言うことを聞かない人もいるだろうし(笑)。
Q.学会は入っているの?何か学会に入って、業務でやったことを発表すると良いですよ。
口頭試験の講座で準備した想定問答集にない、なんだかよくわからない「世間話」が多くなってくれば、あなたが文句なしの合格圏にいるからかもしれません。
合格確実圏内に入れば、業務詳細の小論文も、丁寧に復元をしてメンテナンスをした筆記試験論文も、100個ほどつくった想定問答集も、拍子抜けするほど使わずに済むことが多いのです。
しかし、合格確実圏内に入っている人は、これらの口頭試験の準備を入念にしています。
口頭試験が終わって、「これは、受かったな」、そして「口頭試験は、意外とあっけなかったな亅と思えるように、しつこいくらいに準備をされてください。
2017年09月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
時間管理について研究したアメリカのメリル・E・ダグラスは、時間を管理するためには、時間の使い方について考える必要があるといっています。つまり、ほとんどの人が時間を管理することが大切だと思いながらも、実際に時間を使うための計画を立てられていないというのです。自分の過去の行動を振り返ってみると、どうでしょうか?
毎日の勉強に追われるように過ごして、時間の使い方を計画するほどの余裕を持てなかったのではないでしょうか。そこで、まずは時間の使い方を考えるための予定を作ることからはじめてみましょう。
メリル・E・ダグラスの提案する時間の使い方は、とても細かく、1週間、1日、と時間を何に消費するか計画します。ですが、はじめての時間計画を作るときに、こだわりすぎてしまうとなかなかうまくいきません。おそらく、ほとんどの人が、計画をたてただけで疲れてしまい、実行するまでたどり着けないでしょう。
そこで、実践してみてほしい方法が、時間を何に使ったか記録することです。15分単位で記録していくと、1日の終わりに振り返りがしやすいのでおすすめです。ただし、1時間から2時間おきにこまめに行動を記録した方がいいです。なぜなら、1日の終わりにまとめて記録しようとすると、いくつかの行動を思い出すのに時間がかかりすぎてしまったり、忘れてしまったりします。とくに細かい用事がたくさん入った日には、1日を振り返って思い出すことがほとんど不可能です。ですので、できればこまめに記録しましょう。そして、毎日、記録を終えたあとに反省と翌日への決心を書いておくと、時間管理が得意になってきます。どんなことに時間を使い、どのように改善するべきか工夫するために、まずは記録することからはじめてみましょう。
2017年09月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
わかりやすい日本語を書くためには、読点「、」の使い方が大切です。しかし、この読点、学校で詳しい使い方を習っている人は少ないようです。読み手がスムーズに理解できる日本語を書くために、読点の使い方を確認していきましょう。
「彼は徹夜明けに疲れきって眠りそうな友人と話した」
この文章を読んだとき、パッと意味がわかる方はいないでしょう。もし、わかったとしても、誤解している可能性があります。なぜなら、この文章の書き方では、「徹夜明け」「疲れきって」「眠りそう」がそれぞれ「彼」と「友人」どちらにかかるかわからないからです。
「彼は、徹夜明けに疲れきって眠りそうな友人と話した」
上記の表現なら、友人が徹夜明けで疲れ切っていて今にも眠ってしまいそうだとわかります。
「彼は徹夜明けに、疲れきって眠りそうな友人と話した」
この表現では、徹夜明けなのは彼であって、友人は何か別の理由で疲れきっていて眠ってしまいそうだと判断できます。
上記2つの例文はどちらが正しい日本語というわけではなく、書き手がどんな情報を伝えたいかで、正解が決まります。この例文からわかるように、読点は誤解を避ける文章を書くために、欠かすことができません。
朝日新聞の記者、本田勝一さんは著書『日本語の作文技術』のなかで、代表的な読点の使い方について言及しています。
上記4つが読点の一般的な使い方としています。この4つの読点のルールはあくまで、よく使われるだけであって、日本語の文法として厳しく定められているわけではありません。わかりやすい読点の打ち方を身につけるコツは、意識して日本語を読むことです。特に、技術士論文の参考解答などを活用すると、技術士試験対策としては効果的です。わかりやすい日本語を書くために、読点を意識してみましょう。
2017年12月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
睡眠時間はたっぷりとっているはずなのに、なぜか日中に眠くなってしまいませんか?睡眠時間が十分にとれているのに、眠りたりないと感じるのは、熟睡ができていないからかもしれません。
睡眠に必要な時間は人によってさまざまです。3時間も眠ればスッキリと起きられる人もいれば、10時間は眠らないと寝たりないという人もいます。睡眠が人間の脳に与える影響は研究途中ということもあり、睡眠にまつわる本はいまだに出版が続いています。最近の研究では、最適な睡眠時間の改善は難しいと考えられており、いままで10時間の睡眠がちょうどよかった人が3時間睡眠に切り替えるのは適切ではないとされています。
その上でぜひ覚えておいてほしいことは、睡眠時間は長ければいいとは言えないことです。たくさん眠れば頭がスッキリするわけではありません。なぜなら、熟睡している状態での睡眠が大切だからです。睡眠時間はきちんと取っているのに眠気が残る場合は、睡眠の深さが十分ではない可能性を疑ってみましょう。
睡眠の深さを改善するためには、寝る前の習慣を見直すことが大切です。まず、スマホです。スマホなどから発せられている「ブルーライト」と呼ばれる明かりは脳を目覚めさせてしまうため、就寝前には最適ではありません。できるだけ避けましょう。カフェインやアルコールの過剰摂取も睡眠を浅くする原因になるので、気をつけてください。
それだけでなく、軽度のフットワークを入れるとよりよい睡眠をとることができます。夕方の18時や19時ごろに、ジョギングやウォーキングなどの軽い運動を取り入れてみましょう。適度な疲労感はよりよい睡眠をつくります。
昼間、眠くなってしまう場合は就寝前の過ごし方を見直してみましょう。ちょっとした工夫が、よりよい睡眠をつくります。
2017年12月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
「睡眠は日常に不可欠なものである」と聞いて、反対する人はいないでしょう。ですが、睡眠が人間の体の仕組みにおいて、どのような役割をになっているか、人類は明らかにできていません。
以前、睡眠の具体的な実践方法について紹介しました。
【技術士試験のための睡眠入門】試験当日はよく眠ろう
【技術士試験のための睡眠入門】眠れないときの対策
今回は、やや抽象度をあげた睡眠についてのお話を紹介するので、睡眠をどう捉えていくか考えるキッカケにしてみてください。
作家のJerome Groopmanは"THE NEW YORKER"において、睡眠についての寄稿を行っています。そこでは、睡眠がまだ研究途中の分野である一方で、ノーベル賞が睡眠研究の学者に与えられており、睡眠に注目が集まっていることを紹介しています。
睡眠不足が健康を害することは、古い時代の記録として残っています。代表的な例がチャールズ・ディケンズの作品です。睡眠不足が原因で、顔を赤らめて仕事中に眠ってしまう男が彼の作品には登場します。さらに、その男は体が大きく、肥満体質であるということまで描かれています。Jerome氏は、ディケンズの作品に登場するその男が「無呼吸症候群である」ということに言及しており、その裏付けとしてMeir Kryger氏の"The Mystery of Sleep"を紹介しています。そして、こう付け加えます。「産業革命以前の私たちの生活は、日の光で昼夜を分け、生活のリズムが刻まれていた」、と。
日本においても、数年前と比較するだけでも、夜の時間が長くなったと感じる人が多いでしょう。テレビやインターネット・SNS、そしてスマートフォンがその利用を加速させています。睡眠を損なうことは、健康を損なうことであることは、ディケンズの作品から描かれていることからもわかるように、昔から人間に刻まれているルールのようなものです。試験直前にならば、多少の生活リズムが崩れることがあるかもしれません。ですが、発達した現代だからこそ、ときには静かな夜の音に耳を傾けて、リラックスした時間を過ごすことも欠かせないでしょう。
2018年02月23日 作成 / 執筆:技術屋NR講師
先の「第二次試験受験を決めたら、まずやること(第1回:業務の棚卸)」に書いたように、
「業務内容の詳細」には、受験する部門・科目に関する、応用能力・課題解決能力があることを
書く必要があります。
技術士第二次試験を受験される皆さんは、今までいろんなプロジェクトに参画して来られたことと思います。
さて、では、その多くのプロジェクトの中から、どのプロジェクトを選ぶべきでしょうか。
「受注金額の大きいプロジェクト」でしょうか?
「公共施設的プロジェクト」でしょうか?
筆記試験に合格した際には、この「業務内容の詳細」に書いたプロジェクトについていろいろ聞かれますので、
応用能力・課題解決能力があることを説明しやすいプロジェクトを選びたいところです。
試験官が聞きたいのは、「プロジェクトの成果品」についてではなく、そのプロジェクトに皆さんがどのように関わったか、
皆さんが技術者個人としてそのプロジェクトでどのように応用能力・課題解決能力を発揮したかが聞きたいのです。
受注金額が小さくても、皆さんの創意工夫が成果として表れているプロジェクトについて書くのが良いと思います。
実際に、いろいろ苦労して、いろいろ考えて、その結果成功した、多分、皆さんの一番思い入れのあるプロジェクトに
ついて書くのが良いと思います。
皆さんの、一番印象深いプロジェクトは何でしょう?
2018年03月06日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の対策講座で毎年、繰り返されるやり取りがあります。
筆記試験合格者が口頭試験の準備で毎年、繰り返される後悔があります。
講師
「この業務経歴票の添削は受けましたか?」
「業務経歴票であなたが技術士として相応しい点はどこですか?(技術士に相応しいという点が表現できていませんよ)」
「いまから業務経歴票を書き直すことはできませんから、できることをやるしかないですねぇ。」
受験生
「添削は受けていません・・・」
「業務経歴票が大事なのは聞いていましたが、そこまで重要だとは思っていませんでした・・・」
「・・・、受験申込から、やり直したいです」
業務経歴票が重要だという理由は、明確です。
筆記試験を合格したあとの口頭試験で、試験官の手もとにその業務経歴票があるからです。
そして、20分間、おもにその業務経歴票に書かれた内容について、質疑応答がされるからです。
この業務経歴票には、技術士に相応しい専門知識、課題設定能力、問題解決能力が示されている必要があります。
5つの業務経歴に示されている必要があります。
720字の業務詳細に示されている必要があります。
ここで避けたい用語は、あいまいな単語です。
「大幅に生産性が向上した」「顕著に改善された」「多くの地点をリスト化できた」は良くないです。
程度を表す副詞があいまいだからです。
そこで、つぎのように表現してみます。
「本技術により生産性が前年と比べて6%上昇した」
「私が提案した工程を採用した結果、作業員を8名から5名に減らすことができた」
「このプログラムにより、わずか3ヵ月で324地点から約15万地点をリスト化することができた」
可能であれば、職場の技術士や、対策会社を利用して、添削指導をしてもらうとよいでしょう。
2018年03月01日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

平成30年度の筆記試験を受検する人へ
技術士二次試験の受験要領は日本技術士会のホームページに掲載されています。
次のURLでも内容を確認できます。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5482_1.pdf
そして、最初の関門は受験申込書の提出です。受験申込書は4月2日から配布され、
申込書の受付期間は、4月9日(月)から4月25日(水)までです。受験申込書類は、
日本技術士会に持参する方法もありますが、基本は書留郵便での郵送です。ここで
記載した経歴や小論文は12月頃に実施される口頭試験で使われるので、十分検討して、
周りの専門家やプロに相談して、見てもらって、修正してから提出することをお勧めします。
申込書を提出したら、必須科目と選択科目の試験準備です。今日は、その中でも
特に問題IIIの選択科目の為の思考トレーニングについて書きます。選択部門や科目や
年度によって多少のばらつきはありますが、選択科目の問題IIIの典型パターンは
何かのテーマを設定し、その特徴と、課題と課題への対応策を書かせるものです。
その場合にも単純な設定ではなく、たとえば老朽化が進むインフラの保守をIoTの
技術を活用して改善する場合とか、高齢化する社会において自動運転の技術を活用
した交通システムを導入する場合とかです。そのような場合に対処するうえで、
後者の事例であれば、自動運転の特徴を示し、その課題を示し、それに対する対策
を記述するように求めるというものです。
こういったことを普段考えたことのない人にとっては、お手上げになったり、
頭が真っ白になったりするようなこともあるかもしれない。しかも、合格点を取る
には、その特徴と課題と解決策をバラバラに思いつくままに記載するのではなく、
それぞれに関係性や連続性を確保し、全体として一つのドラマの脚本のように
仕上げる必要があります。
ここで、肝になるのは特徴ではなく、課題でもなく、解決策だ。本質的な解決策を
どこまで説得力を持って書き上げることができるかが問われます。そして、その解決策
を導く布石となるのが、その前段である課題であり、さらにその前段になる特徴です。
したがって、キーワードを思い出すときには、ランダムでも仕方がないが、整理する
ときには、解決策から逆算するテクニックがとても重要です。
そして、最も重要なことは、社会的な課題に対して、どのように解決すれば良いのか、
その解決方法には欠点はないのか、その欠点をカバーするにはどのような留意点が
あるのかをいつも考える癖をつけることです。
たとえば、新聞を読むといろんな記事が出ています。テレビの報道番組を見ていると
いろいろな事件を解説しています。それを自分なりに、整理して、課題を掘り下げて、
解決策を深掘りする癖をつけることです。
また、そんなことを頭の中で思考するだけではなくて実際にアウトプットしてみる
ことです。お勧めは、ブログを開設して、トピックを決めて、情報を集めて、書いて
みることです。ブログを解説しても、それほど多くの人が読んでくれるわけではないです。
しかし、少なくともあなたはいつでも観れます。最近ならパソコンでもスマホでも
簡単に投稿できるし、閲覧できます。実名を出しても良いし、匿名でも良いのです。
たとえば、先日、飛騨の白川郷を訪問した時に感じた特徴と課題を次のURLのブログ
に記載しました。別にテーマはなんでも良いのです。
http://hiroshi-kizaki.hatenablog.com/entry/2018/02/26/150414
ブログに自分が感じた社会的な問題の特徴を整理して書き、課題を書き、そして、
その課題を解決するための方法論を書き、その方法論を実施する上での留意点を
書く。そんな練習を何度もなんどもすることで選択科目の問題IIIを解凍する能力が
確実に養生されます。
ぜひトライしてみてください。
以上
2018年03月31日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
BCP(事業継続計画)とBCM(事業継続マネジメント)はよく同じような意味で使用されますが、具体的には違いがあります。
BCMは計画とあるように災害が発生した場合に、どのような被害が出てそれに対する対策を明記したような計画書を指すことが多いです。これは、災害時にどのような対策を取り事業継続が可能かを対外的に示した成果物と言えます。
これに対してBCMは、実際に災害が発生した場合にどのような行動をしたらよいのかをもとに社員を訓練したり、非常時に使用する設備などを実際に整備したりすることを言います。これらの会社活動は、BCPに基づいて行われます。
例えば、災害が発生した場合、社員はどのような行動をとるのか、災害後に建物の損壊があった場合、復旧の業務フローに基づいて行動する訓練をするなどがBCMに挙げられます。
多くの会社は、BCPとして対外的に示した段階で完了してしまう場合が多いですが、実際に計画に基づいて各社員が行動できなければ意味がありません。
定期的な訓練の実施など、BCPを陳腐化させないようなマネジメントをBCMと言えます。
BCMの先にはBCMS(事業継続マネジメントシステム)があります。
BCMSは、BCMに基づいて訓練や設備の整備といった行動を振り返り、専門家や第三者に評価してもらい、その結果をBCP、BCMに反映する一連のシステムのことを言います。
さすがに通常業務の傍らでBCMSまで行うことが理想ではありますが、なかなかできることではありません。
技術士試験の論説や口頭試験に臨む場合には、こうした同じような用語の細かい違いをきちんと押さえておく必要があります。
少しずつ違いがありますので、面接官から「それはBCMではなく、BCPではないですか?」などと質問された場合、正しく理解していなければどちらが正しいのかをきちんと回答することはできません。
筆記試験の論説問題でも、BPMについて聞かれているのに、実際にはBCPにとどまっていた場合などは減点対象となってしまいます。
こうした最近のトレンドによる用語は参考書などにも乗っていない場合が多く、自分でニュースなどを調べて行く必要があります。
2018年04月26日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

択一問題の傾向は、受験される部門や科目によって異なります。しかし、大切なことは、この択一問題で60点以上の回答をしないと記述式問題の採点をしてもらえないということです。決勝に進みたいのに予選で敗退するのは避けるべきです。
では、どうすれば、択一問題で合格ラインを突破することができるのでしょうか?それはズバリ過去の問題を完璧にマスターするということです。それは、単に過去問題を覚えるのではないです。過去問題を解けるように自分の苦手な分野を知り、不足する知識を得て、合格水準に自分を持ち上げるということです。
年度や部門、科目によって多少の変動はありますが、概ね過去の問題から半分から6割の出題があります。そして、合格水準が6割なので、過去問題をしっかりとマスターすれば、合格するはずなのです。でも、択一問題で不合格になる人は多い。それは何故なのか。そして、どうすれば良いのかについて3点ほど列挙します。
1)忘却期間を活用します。
2)過学習を避けます。
3)最後は丸暗記します。
1)忘却期間を活用します。
人間は、忘れるものです。過去問題を解いてみましょう。そして、理解したつもりになります。そして、少し時間をおきます。1週間とか1ヶ月とか。そうすると、必ず人間は忘れる問題があります。それはその問題が求めている知識が不足しているか、理解していないかです。そして、周辺知識を補充して、理解したつもりになります。しばらく時間をおくと、また忘却する問題があります。そして、それを勉強することで、頭脳は忘れてはいけない認識して、記憶に定着するようになるものです。
2)過学習を避けます。
択一問題の問題を何度も解いていると、内容は理解していないが、答えを思い出す場合があります。これを過学習と呼びます。本質的な理解をしていないのに、答えが出てくるのでマスターしたつもりになるのです。練習ではうまくいくが本番ではダメなケースはこの過学習が原因であることが多いのです。本質を理解しないで、上っ面だけを理解して、理解したつもりになっていないか。謙虚な姿勢が大切です。
3)最後は丸暗記します。
何度調べても理解できない問題はあるものです。自分も過去5年分の問題を解いて、前項の過学習によって答えは分かるけど、なぜその答えか分からない。特に、専門分野であれば、突っ込んで調べるが、専門外の問題だと、調べれば調べるほど分からないことが増えてきて収集がつかないし、時間もない。そんな時は、割り切りも必要です。そして、実際そのような難解な問題は意外と再度出題されることがあります。試験の5分前に丸暗記したものが出題したこともあります。まあ、最後まで諦めない気持ちが大切なのかもしれない。
是非、過学習にならないように注意しながら、忘却機能をうまく活用しながら、自分の記憶能力と理解能力を試すつもりで勉強して欲しいです。
以上