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技術士ってどんな資格?

2019年01月21日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士を目指す方々を応援する内容になればよいなと思い書いていきます。

○「技術士」は、産業経済、社会生活の科学技術に関するほぼ全ての分野(21の技術部門)をカバーし、先進的な活動から身近な生活にまで関わっています。
○「技術士」は、国によって科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です。
○「技術士」は、「技術士法」により高い技術者倫理を備え、継続的な資質向上に努めることが責務となっています。

~技術士会HPより抜粋~

 

キーワードは、生活上関わりがある分野をカバーしていること。科学技術の応用面で最も権威ある国家資格であること。

倫理感を備え、かつ継続的に資質向上する努力をしなければいけません。

口頭試験でも聞かれる部分ですからしっかりと理解しておきましょう。

 

さて、資格には業務独占資格と名称独占資格というものがあります。

技術士は、名称独占資格に当たります。それぞれの意味を示します。

 

<業務独占資格>

「特定の業務に際して,特定の資格の免許,免状等を有する者だけが業務を行うことができ,

資格がなければその業務を行うことが禁止されている資格のこと」とされています。

医師や税理士,弁護士,一級建築士などが当てはまります。

すなわち、特定の業務はその資格を持っている人しかできないという資格になります。

 

<名称独占資格>

「資格がなくてもその業務に従事する事はできるが,資格取得者のみ特定の資格名称(肩書き)を名乗ることができ,

資格を所有していない者が法律に定める特定の名称を名乗ることができない資格」とされています。

技術士は名称独占資格ですから、技術士という名称を独占できるというだけで,業務内容に関しては誰が行ってもいいのです。

 

しかし、誰が行ってもよい業務であったとしても、技術力が高い、応用力が高い人に業務を請け負って欲しいですよね?

技術士は国から技術力が高いですよと認められた人が保有できる資格です。

当然、社内外の方々と仕事をする際に多くのメリットがあるとともに責任も重くなります。

資格が持つ責任についてもしっかりと考えてみて下さい。

筆記試験の変更と時間配分について

2019年01月21日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

2019年度から筆記試験の出題が多少異なります。詳細は以下のHPを見て確認してください。https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_1.pdf

 

簡単に抜粋しますと、

 

旧試験

新試験

選択科目Ⅱ-1

600字×1枚×2題

600字×1枚×1題

選択科目Ⅱ-2

600字×2枚

600字×2枚

選択科目Ⅲ

600字×3枚

600字×3枚

 

旧試験での選択科目Ⅱは、合計2400字を2時間以内でした。そして休憩を挟み選択科目Ⅲでは、600字×3枚(1800字)を2時間で書き上げる必要がありました。

 2019年からは選択科目Ⅱで600字×3枚と選択科目Ⅱで600字×3枚の合計3600字を3時間30分で書き上げる必要があります。選択科目Ⅱと選択科目Ⅲの間に休憩を挟みません。

これまでの受験生の様子を見ると、選択科目Ⅱでは時間が余るが選択科目Ⅲでは時間が足りないという方が多いように感じました。今年から休憩が無いことで時間を有効に活用できるようになったと前向きに捉えましょう!

 

 では、どのような時間配分で臨めば良いか?単純に文字を書くスピードは、24文字(1行)を1分として、600字の原稿用紙1枚を25分で書ききれるように練習をしましょう。できるようになれば、6枚を2時間30分で書くことができるようになります。残り1時間の使い方が重要となります。

 筆記試験は手書きです。一番怖いのは、一度書いた内容を消しゴムで消して書き直す時間です。書き直すことが無いように事前に書く内容をまとめておく必要があります(この部分は別途ニュースで記載します)。選択科目Ⅱ-1では、基本的に専門知識が問われるため、特に書き方について迷うことはないでしょう。選択科目Ⅱ-2と選択科目Ⅲでそれぞれ30分間、考えをまとめる時間が使えます。配点はおそらくⅡ-2が20点、Ⅲが30点となります。配点と文字数から1時間の準備時間を配分しても良いかもしれません。

 

①書く時間を短くする練習

②時間内に考えをまとめ、構成を考える練習

 

インプットの勉強だけでなく、アウトプットの練習も必要となりますよ。

「応用能力」が試される設問への対応をどうするか

2019年02月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

平成31年度から試験制度が変わります。Ⅰの必須科目は、600字詰答案用紙3枚です。

Ⅱの選択科目は、Ⅱ-1とⅡ-2をあわせて600字詰答案用紙3枚です。

おそらく、Ⅱ-1が1枚、Ⅱ-2が2枚となるでしょう。

そして、Ⅲの選択科目が3枚です。

 

それぞれ、試されているスキルや、評価基準が異なります。

したがって、経験豊富な講師や、受験対策会社の指導を受けたほうが、効率的です。

 

独学組は、『平成31年度技術士第二次試験に関する出題内容等について』と『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』を熟読し、対策するとよいでしょう。

 

たとえば、Ⅱ-1では、専門知識を問われています。

Ⅱ-2では、応用能力を問われています。

ですから、当然に、記述しなければいけない内容が変わってきます。

 

Ⅱ-2は、いままでの試験から、おそらく600字詰原稿用紙2枚になると先ほど言いました。

そこに、応用能力を示す「業務遂行手順が説明できること」や「業務上の注意点・留意点や工夫を要する点」を説明すると加点につながります。

 

また、「業務上に求められるリスクとその対応を記せ」、「業務を行う際の利害関係との調整で留意する点を述べよ」という設問がくる可能性も高いでしょう。

 

ここでも、専門知識ではなく、それから一歩踏み込んだ応用的な記述をすると加点されやすくなるはずです。

 

にもかかわらず、教科書や白書で覚えた専門知識を披露してしまうと、得点を積み重ねることができず、合格圏に入れません。

 

技術士試験で試されている能力は何か、各設問で問われているスキルは何かを明確にして、効果的・効率的に対策をしてください。

この時期にやっておきたい受験対策

2019年02月05日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

あと1ヶ月ほどで平成30年度の合格発表ですね。

なかなか業務に集中できず不安な方もいらっしゃることかと思います。

また来年度に向けて着々と準備している方もいらっしゃるかと思います。

 

私がお勧めするこの時期の受験対策は以下のことです。

 

①知識補充・拡充

来年度、初受験なのに早く論文対策をしたい、論文添削をしたいと焦る受験生が見受けられます。

論文を記述する前に必要なことは「知識」です。

知識が無いのに良い論文は書けません。

「その知識は何を見れば良いの?」という質問を受けますが、基本は周囲にゴロゴロ転がっています。

ネット情報、専門雑誌、自分だけでなく職場全体で関わっている業務など周りを見渡せば至る所に知識が転がっています。

今、自分が向き合っているものの中にたくさんの知識が溢れています。

どんなことにも興味も持ち、経験を使い捨てにしないことが大事です。

 

②情報収集

常にアンテナを張っていることが大事です。

今、この文章を読んでいるということはネット情報にアンテナを張っているということです。

ネットだけでなく特に人からの情報は貴重です。

講習会や飲み会の席などにもたくさんの情報が埋もれています。

大事だと感じたことに対して常に最大限にアンテナを張れる習慣を身に着けると仕事面でも役立つでしょう。

 

(今後のスケジュール管理)

3月末くらいからは出願(業務経歴票など)に集中することになります。

それが終わると論文対策になるかと思います。

論文対策と同時に知識補充を行うと時間が非常に掛かります。

今のうちに知識補充をしっかりやっておくと5~6月に論文対策に集中できますので、この時期のコツコツ勉強を意識して頑張りましょう。

専門雑誌、学会誌、白書等でキーワードを選ぶ

2019年03月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

二次試験では、当然に、専門知識を有することが求められます。そのため、試験日まで余裕がある3月~5月には、専門知識をできるだけ蓄えるインプット学習しておくことが重要です。

 

狙われやすい専門用語は、繰り返し出題されているキーワードです。

ですから、過去問をチェックして、頻出用語を選ぶとよいでしょう。

 

新しい用語については、専門雑誌の「特集記事」をチェックのがおすすめです。

特集記事には話題性のある用語が取り上げられるからです。

 

同じ視点で、新聞記事に添えられている用語説明欄にも目を通しておきましょう。

 

これらは、試験問題を作成している人も、注目して読んでいます。

ですから、皆さんもそういった「特集記事」等を注目して読み、どんな問題が「特集記事」から出題されそうかを考えながら読むことをお薦めします。

 

また、学会誌、白書等は国の施策を調査するのに役立ちます。

 

技術士試験は国家試験であり、国が有用な人材と認めた人を技術士として認めます。

言い換えると、国の方針に沿った論文が高評価になります。

つまり、国はどういうことを考えているかを調べるのには、白書類を調べることが一番良いということになります。

 

このように、150個~200個のキーワードを抽出し、自家のキーワード解説シート(キーワード集)を作ることができれば、合格の可能性が高まります。

 

専門知識は、将棋で言うと持ち駒です。

持ち駒は多ければ多いほど、そして、その駒が「歩」よりも「飛車・角・金・銀」のように『質』が高ければ、より有利に論文を書けるようになります。

曖昧な「副詞」と「が」を取り除く

2019年03月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の論文では、あいまいな「副詞」と「が」を取り除くと、格調があがります。誤解のない文章になり、読みやすくなるためです。

 

〇あいまいな副詞を取り除く


あいまいな副詞を使うと、論理的でない文章になります。

なぜなら、誤解を生じる文章になるからです。

例えば、「生産率が相当向上した」とした場合、ある試験官は、10%向上したと捉えますが、別の試験官は、40%向上したと捉えてしまいます。


あいまいな副詞は、「かなり」「多くの」「非常に」のように、日常でよく使うことばです。

ですから、よく意識しておかないと、つい使ってしまいます。

文章を説得力のあるものにするには、あいまいな副詞のかわりに、数字を盛り込みます。

つまり、「生産性が10%向上した」と数値で表すようにします。

 

〇あいまい接続の「が」をなくそう!


 「が」という接続詞の働きには、逆接と順接の2種類があります。

逆接とは、「しかし」と同様に「が」の前後で逆の内容を述べるものです。

一方、順接とは、「それで」や「~ので」と同様に、単純な前後関係を述べるものです。


順接の「が」は、あいまい接続の「が」とも呼ばれます。

この「が」を不用意に使うと、一文が長くなり、試験官に誤解を与える確率が高くなります。

また、文脈から順接か逆接かを判断するよう試験官に強いることになります。

 

技術士試験では、あいまい接続の「が」をなくしましょう。

 

文章修行はやればやるほど、うまくなります。

上手な文章を書こうとせず、誤解のない文章を書けばよいのだ、と思っておけば、気が楽です。

技術士2次試験合格発表前日

2019年03月07日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士2次試験を受験した受験生の皆さん、いよいよ明日は筆記試験の合格発表日です。

楽しみにしている方、ドキドキしている方、既にあきらめムードの方、色々おられると思います。

昨年1年間頑張ってきた努力は決して無駄ではありまえん。

不合格という結果が出てしまった方も、あきらめずにスグ行動に移してください。

 

なぜなら、今現在のあなたの実力が最大値です。

ここで力を抜いてしまうことで、来年の試験に合格することができるでしょうか?

 

少しでも上の実力を付ける必要があるからです。

 

がむしゃらに勉強を始めても意味がありません。

 

各項目でA,B,Cの判定が付いた合格不合格の通知書が自宅に届きます。

まずは判定から自分の実力に何が足りないのかを分析することも大切でしょう。

そして、7月までのスケジュールを立ててみてください。

いつまでに何を終わらせる、という大まかなものでも構いません。

 

そして、来年度の試験から変更される専門分野の試験対策をどうするのかも考えてみて下さい。

傾向と対策については、以下に以前書いたニュースがあるので参考にしてください。

 

技術士2次試験変更の傾向と対策(2019年度)

http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=mtnews_view&id=412

 

また、そろそろ2次試験申し込みの時期となります。

申し込みには、今までの業務経歴とその中の1つについて720字で詳細に紹介する必要があります。

この業務詳細記述は、申請時にチェックされることはありません。

しかし、筆記試験が合格した後の口頭試験にて必要とされます。

口頭試験にて、ここに記述した業務について、数々の質問がされます。

その質問に耐えうる経験をピックアップするようにして下さい。

また、なるべく自分の役割、課題、解決策、その効果がわかるように書いてくださいね。

 

技術士2次試験 業務詳細記述の書き方

2019年03月15日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

さて、そろそろ技術士試験の申し込みを始めるころでしょうか?

そこでとても大事なのが業務詳細記述です。

これは口頭試験で使用されるため、十分注意して書ききる必要があります。

 

まず、口頭試験の評価ポイントが変わるのをご存知ですか?

こちらの表をご覧ください。

改正前(~H30年度)

改正後(H31年~)

試問事項

配点

時間

試問事項

配点

時間

Ⅰ.受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力

 

 

 20分

Ⅰ.技術士としての実務能力

 

 

 20分

①経歴及び応用能力

 60点

①コミュニケーション・リーダーシップ

 30点

②評価・マネジメント

 30点

Ⅱ.技術士としての適格性及び一般的知識

 

Ⅱ.技術士としての適格性

 

②技術者倫理

 20点

③技術者倫理

 20点

③技術士制度の認識その他

 20点

④継続研さん

 20点

 

倫理や継続研さんについては大きく変わらない様ですが、

業務詳細記述が関係する部分に変化があります。

コミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメントなど具体的な

キーワードが記載されています。

それぞれの意味を、以下に示します。

 

<コミュニケーション>

・業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,

クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

・海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,

現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。

 

<リーダーシップ>

・業務遂行にあたり,明確なデザインと現場感覚を持ち,

多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。

・海外における業務に携わる際は,多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに,

プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。

 

<評価>

・業務遂行上の各段階における結果,最終的に得られる成果やその波及効果を評価し,

次段階や別の業務の改善に資すること。

 

<マネジメント>

・業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において,

品質,コスト,納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項,

又は成果物(製品,システム,施設,プロジェクト,サービス等)

に係る要求事項の特性(必要性,機能性,技術的実現性,安全性,経済性等)を

満たすことを目的として,人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。

 

要は、「技術力だけ高い人」は技術士にはなれないということです。

高い技術力を持ったうえで、更に、コミュニケーションとリーダーシップを問われます。

顧客や上司、仲間への対応やスムーズに業務遂行できる統率力、計画力、行動力があるのか?

また、得られた結果に関して適切な評価ができ、次の業務へ活かせているか?

これらが、口頭試験で問われるはずですが、あらかじめ、業務詳細に

盛り込ませることができていれば、試験官としては非常に好印象で質疑を行えます。

 

ぜひ、4つのキーワードを意識して業務詳細を記述してみて下さい。

添削は随時、受け付けております。

講師になったつもりで業務を語ってみる

2019年04月06日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

人気セミナー講師になったつもりで、業務を語ってみる訓練をするのが有効です。また、教え方がうまいと評判の上司になったつもりで、業務の手順を部下に話してみるイメージトレーニングは役に立ちます。もちろん、すでに技術士になったつもりで振舞います。

 

これは、技術士法第2条の「技術士」の定義から、言えることです。

 

つまり、技術士とは、『科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。』とされています。

 

この「指導」するスキルを磨く訓練になるのです。

 

「わかりやすく説明する」。

これはコミュニケーションに必須のスキルです。そして、技術士試験で試されている能力のひとつです。

 

『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』のコミュニケーションには、つぎのように記されています。

 

①業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

 

②海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。

 

とくに、①にあるように、技術士は、「口頭でわかりやすく説明」できなければなりません。

 

ですから、業務にかかわることについて、講師になったつもりで、端的に語る訓練というのは、とても効果的なのです。

技術士2次試験 試験の作成側から考える

2019年05月08日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

 

今回は技術士2次試験の試験問題作成側について考えてみましょう。

 

まず、試験問題を作成する人(作成委員)は、毎年12月~1月に推薦されます。

どのような人が推薦されるのかといいますと、

現役の技術士でかつ、大学教員や研究者です。

そして2月に決定され、3月~6月に作問されます。

各部門で数名が選出され、任期は3年といわれております。

 

さて、この中で見えてくる人物像が、作問委員は、

受験生の皆さんと一緒に仕事をしている同業者ということです。

 

受験生の皆さんと同じ情報を持ち、興味対象も同じ技術者であります。

 

そこで、予想問題を考えるわけですが、

あなたと同じ情報を持った技術者、すなわち、自分が作問委員であった場合どのような問題を作成するかと考えることが予想の第一歩となります。

作成のための情報源は何でしょうか?

 

業界紙、専門誌、学会誌、国土交通白書となるでしょう。

特に注目すべき場所は、特集記事です。

時事ネタにもなりますし、世の中でどのような流れがあるのか、

どのような事に関心が集まっているのかを知るとても良い情報源となります。

 

予想問題について、一人で考えようとしないでください。

同じ受験部門の受験生と情報交換をしましょう。

お互いに情報交換することで、注目すべき記事や事柄も変わってきます。

なるべく多くの問題に向かい合うことで、自分の知識量も増えてきます。

そして回答方法も受験生によって様々です。

良い部分は積極的に取り入れ、逆に悪い部分は指摘し合いましょう。

 

良い回答は誰が読んでも、すっと腹に入ってきます。

読んでいて、疑問が浮かぶ回答では合格はできません。

 

頑張って行きましょう。

 

論文の添削は随時受け付けております。

技術士2次試験_日常の中にヒントを見つけよう

2019年05月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

つい先日のことですが、防災、減災に関する講演を聞いてきました。

2011年の東日本大震災では津波により多くの犠牲者が出てしまいました。

多くの方が、なぜ逃げ遅れてしまったのか?

という話の中で興味深いキーワードが3つありました。

 

①正常性バイアス

②愛他行動

③同調バイアス

 

それぞれを噛み砕くと、

①多少の予期せぬ変化や新しい事象には正常の範囲内と処理するメカニズム

②他人の利益の為に報酬を期待せずに自発的に行う行動

③大勢の人がいる中に自分がいると、周りに合わせようとする心理

 

これらを、試験勉強に当てはめてみると、

以外に合致している部分が多くありませんか?

 

何度も不合格の経験がある方、もしくは技術士試験の合格率を考えると、

不合格という事象を正常の範囲内と考えていませんか?

周りに同じような受験生がいる場合、その方が「勉強していない」というと

安心して自分も怠けていませんか?

 

①~③は災害時・非常時に対しては、良くない行動なのです。

逆の行動を取ることができれば、逃げ切ることができ、

命が助かることに繋がります。

 

試験勉強に置き換えてみると、

いち早く自分の状況、到達レベルを察知し、正常でない事を認識しましょう。

今の5月末時点で、既に合格レベルに達している人が、果たしてどの程度居るでしょうか?

今が他者との差を広げるチャンスです。

他人の状況など気にせずに、ただひたすらに過去問と向き合ってみましょう。

過去問に回答することができない状況で、本番の問題に回答できるでしょうか?

 

多くの過去問や予想問題に触れましょう。

多くの問題に触れることで、必要なキーワードが見えてきます。

論文に必要な構成、背景が見えてきます。

 

また、何気ない講演やニュースも、全て技術士試験に繋げてみましょう。

倫理に関するニュースが流れたら、

技術士としてどうしたら防げたのか?と考えを馳せてください。

 

日常で暮らしているだけでも、多くのところにヒントがあります。

そのヒントに気づけるか否かは、資格試験にどれだけ意識が傾いているかです。

 

試験当日まであと2か月を切りました。

まだまだ知識は増やせます。

頑張っていきましょう!

専門家としての社会貢献

2019年06月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士になれば専門家として社会に貢献することができます。日常業務で多忙なときには考えられないでしょうが、多少の余裕ができたときに、自分の専門性を余のために活用することができるのです。

 

たとえば、裁判所から鑑定人等の推薦依頼があった場合には、司法支援を行うことができます。

採用が決まると、裁判所との間で個人契約を結ぶことになります。

 

この鑑定人等には、鑑定人、専門委員、調停委員が含まれます。

 

鑑定人は、求められた鑑定事項に専門家の立場から意見を述べます。

鑑定書の提出を求められるのが一般的で、年齢制限はありません。

 

専門委員は、裁判所が任命する非常勤の裁判所職員(特別職の国家公務員)です。

指定を受けた事件について、各訴訟手続きで必要な専門的知見に基づく説明を行います。

任期は2年で、年齢制限はありません。

 

調停委員も、裁判所が任命する非常勤の裁判所職員です。

裁判官と調停委員により構成される調停委員会のメンバーとして、訴訟よりは簡易な手続きである調停に専門家の立場から関与します。

40歳以上70歳未満の年齢制限があります。

 

このほかにも、森林部門の技術士には「地域林政アドバイザー」として活躍の機会があります。

また、環境部門や衛生工学等の環境関連部門の技術士は、「環境カウンセラー」の登録審査の加点要素の一つとして技術士資格が使えます。

 

技術士資格は、直接的にメリットを感じられない場合であっても、数年後や十数年後に思わぬところで役に立つことがあります。

 

「技術士資格は役に立つ」


勉強がつらくなった時には、そのことを思い出し、もうひと踏ん張りしましょう。

様々な勉強場所の確保

2019年06月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

勉強場所をいくつか確保しておくと、勉強がはかどります。自宅の書斎、図書館、喫茶店やファミレス、通勤電車など。

以下に、それぞれのメリットとデメリットを書きましょう。

 

自宅(の書斎)は、メインになる勉強場所です。本棚にある書籍を参照したり、パソコンで調べ物をしたりして、腰を落ち着けて勉強できる場所です。

一方で、小さなお子さんがいる場合には、しばしばその相手をする必要があり、勉強が途切れ途切れになってしまうといった難点があります。

 

近所の図書館は、昔から人気のある勉強場所です。一般的な家庭よりも充実した書籍類が自由に使えます。そして、高校や大学受験の対策をしている学生や、他の資格試験の受験生とともに、比較的、静かな環境で、自習することができます。

一方で、他の利用者に、ライバル心が生まれてしまい、勉強後には疲労感が溜まってしまう場合があります。

 

会社近くの喫茶店は、平日の勤務前や退勤後に使えるので便利です。たとえ、15分や20分でも地道に勉強を積み重ねれば、成果が確実に現れます。

喫茶店の良いところは、同じようなサラリーマンが資格勉強をしていることです。彼ら彼女らには、図書館の利用者にありがちな悲壮感があまりないところも良いところです。

 

また、休日の午前中の喫茶店やファミレスには、シニア層がリラックスして時を過ごしています。こちらも、日常業務の疲れを癒やしながら、気分穏やかに勉強するのに適しています。喫茶店やファミレスでの勉強は、まわりが騒がしいことがあるのと、長居しにくいことがデメリットです。

 

通勤電車は、時間をもっとも有効利用できる勉強場所です。移動の無駄な時間を勉強にあてられるのがメリットです。習慣にできると良いでしょう。

ただし、疲れているときもあるでしょうから、行きと帰りのどちらか一方でもできればOKくらいの気持ちでやるのが、続けるコツでしょう。

 

試験日まで残り1ヶ月、勉強場所を工夫して、納得いくまで対策しましょう。

技術士2次試験_試験会場を想定する

2019年06月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

受験生の中には、技術士試験を何度も受験されている方、

今年が初めての受験の方がいらっしゃいます。

 

今回は、私の経験をもとに、試験場を想像して頂き、

本番当日に無駄な緊張が無いように、また想定外な事態にパニックにならないように対策を取って頂きたいと思います。

 

まず、試験場についてです。

おそらく、受験する地域の大学の校舎内で受験することになります。

私が受験した大学では冷房設備がありました。

しかしながら、緊張と大量の文字を手書きするという労力からか、かなり汗をかきました。

机の上には、筆記具(シャープペンや鉛筆、消しゴム、定規)とハンカチ、時計、ペットボトルを置くことは可能でした。

ハンカチは必須アイテムだと思います。

手に汗をかくと、解答用紙が湿ってきます。

消しゴムによる強い圧力がかかると、簡単に破れてしまいます。

解答用紙が破れてしまったら、大パニックですよね。

 

筆箱は机の下に置かされました。筆箱内にカンペが仕込まれるのを防ぐためでしょう。

時計についても、ピピッと電子音が鳴る場合は、OFFにさせられます。

 

選択Ⅱと選択Ⅲは、今年度から休憩なしで一気に回答することになりました。

かなりの長丁場となりますので、飲料水は必ず用意しておきましょう。

 

また、トイレに行くのも有効だと思います。

試験場はどうしても熱気に包まれます。

廊下に出ると、生暖かい風が逆に頭を冷やしてくれる場合もあります。

 

試験場で、どんな行動がとれそうか。

そのために必要な道具は何か。

試験中に楽な服装は何か。

これらを今の内に考えて、用意しておくとよいでしょう。

ぜひ、頑張ってください。

令和元年度 建設部門(必須科目Ⅰ)に関する雑感

2019年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師

令和元年度の技術士第二次試験問題が、技術士会HPにて公表されました。

 

ここでは建設部門の「必須科目Ⅰ」について、雑感を述べます。

 

2問題のうち1問題を選んで、答案用紙3枚以内にまとめる、という形式で出題されました。

Ⅰ-1は、「働き手が減少する中での生産性向上」がテーマでした。Ⅰ-2は、「国土強靭化」がテーマでした。

いずれも建設部門においては王道と言えるテーマであり、比較的取組み易かったのではないでしょうか。

 

いずれの問題文も、小問4つから構成されていました。

設問(1)は、課題の抽出と分析が求められています。

設問(2)は、設問(1)で挙げた課題から1つを取り上げて、課題の解決策を複数挙げることが求められています。

設問(3)は、設問(2)で提示した解決策に共通して生じ得る新たなリスクとそれへの対応が求められています。

設問(4)は、(1)から(3)を遂行する際に必要な要件を、技術者倫理、社会の持続可能性の観点から述べることが求められています。

 

 

設問(1)と(2)を見ると、「課題」は解決すべきものという位置付けになっています。

「平成31年度 技術士第二次試験実施大綱(以下、大綱とします)」では、「問題」が解決すべきもので、「課題」は遂行するものと読み取る

ことができ、今回の問題文とは整合していないように感じました。

私見ですが、問題文中の「課題」という言葉の使い方が曖昧ですので、「大綱」における問題・課題いずれを「課題」として扱っていても、

取り上げるテーマの方向性さえ合っていれば良いのだろうと考えます。

 

設問(3)では、個別の解決策で生じるリスクや対応ではなく、複数挙げた解決策に共通するリスクや対応が求められています。

どのような解決策を挙げるかで方向性は異なるかと思いますが、導入コストであるとか、安全管理等、総合技術監理部門における「5つの管理」

的な発想を持つことが必要と感じました。

 

設問(4)では、技術者倫理や社会の持続可能性が問われています。いずれも「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」に位置付けられ

ている内容です。

法令順守、公衆の安全・健康及び福利、社会・文化及び環境に対する影響予見等の視点での記述が求められていると感じました。

 

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

口頭試験対策の基礎固めは一次試験(適性科目)で

2019年08月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

二次試験の筆記試験をパスすれば、口頭試験対策に本腰を入れましょう。口頭試験では、技術士に相応しい人物か否かが確認されます。つまり、技術士としての適性が問われます。

 

適性を確認するのには、一次試験の適性科目を見直すことが効果的です。なぜなら、適性科目と、口頭試験で問われる技術士倫理の内容が、類似するためです。

 

例えば、「3義務2責務」といわれる技術士法第4章については、適性試験で毎年、問われます。そして、口頭試験でも頻出の質問事項になっています。

つまり、
・第44条の信用失墜行為の禁止、
・第45条の技術士等の秘密保持義務、
・第45条の2の技術士等の公益確保の責務、
・第46条の技術士の名称表示の場合の義務、
・第47条の2の技術士の資質向上の責務、
の合わせて5つです。

 

いまから5年ほど前までは、これら5つが言えれば及第点でした。しかし、いまでは、各条文の中身まで詳しく問われるケースが多くなっています。

 

例えば、「公益確保の責務」で、「公益とは何ですか?」という質問をされることがあります。このとき、受験生は、主に「公共の安全」と「環境の保全」と答える必要があります。

 

なぜなら、第45条の2に「技術士又は技術士補は、その業務を行うに当たっては、公共の安全、環境の保全その他の公益を害することのないよう努めなければならない。」と記されれているからです。

 

そして、これら2つのキーワードは、一次試験の適性科目の穴埋め問題で、頻繁に問われている論点です。ですから、口頭試験対策では、いま一度、適性科目を見直すことが効果的なのです。

技術士2次試験_発生練習の重要性

2019年09月09日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

 

口頭試験のQ&Aの作成は進んでいるでしょうか?

1問1答のように一覧表を作成すると通勤時などの空き時間にも

簡単に回答を確認できます。

 

また答案がある程度作成できた段階で、

発声して答える練習をしてみましょう。

筆記試験と異なり、口頭試験は面接となります。

自分の声で相手に伝える必要がありますので、

筆記試験とは違った緊張感があります。

質問に対して直ぐに回答しないと、変な間が生まれますし

その沈黙が、更に自分を追い込んでしまい、言いたいことが言えなくなり、

不合格となった方を何人も見ています。

 

家族に模擬口頭試験をやってもらってもいいです。

しかし、なかなか突っ込んだ質問ができないため、

できるならば、技術士を取得している方に試験官となってもらい、

自分が作成した質問事項以外の質問もしてもらって、練習することが最も効果的だと思います。

 

試験時間は20分です。

20分で、合格到達点に達しない場合は、5分程度延長されます。

どちらにせよ、たった25分間以内で合否が決まります。

 

もし不合格だった場合、来年、もう一度筆記試験からのスタートです。

非常に辛い道が待っています。

 

再度、筆記試験に挑戦する気がなく、諦めてしまう受験生も多いです。

 

筆記試験が合格したならば、口頭試験を甘く見ずに、

できる限りの手を尽くして合格をもぎ取ってください。

筆記試験よりも、合格率が高いだけでなく、

勉強に要する時間も格段に少ないです。

だからこそ、しっかり対策を立てて、自分の意見を試験官に

正確に伝えるということが大事となります。

 

我々講師陣も、口頭試験のサポートを行っております。

気軽にご連絡してみてください。

技術士資格の意外な活用方法

2017年01月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士の電気電子部門は、電気工事士や電気主任技術者と比較されると、今一つ対外的な評価が低く見られがちです。

建設部門の技術士は、コンサル事業を行うために必要な資格とされているのに対して、電気電子部門の技術士は取得しても特別業務に従事できる内容が増えるというものではありません。

実際に、電気関係のコンサル事業は、必要な資格が法律的にあるわけではなく、電気主任技術者資格でも代替できるため、電気電子部門の技術士試験は受験者自体が少ない傾向にあります。

しかし、電気関係の建設工事を監理する際に、電気電子部門の技術士は、意外な形で活用することができます。

建設工事での請負金額が一定額以上の工事の監督をする場合、監理技術者という資格を持った現場監督が現場に常駐する必要があります。

この監理技術者の資格は、現場工事の経験年数で取得ができるのですが、この経験年数になるかどうかという審査基準がとても厳しく、人によっては10年間の現場工事の経験が必要となります。

電気工事の設計などを担当していると、こうした監理技術者資格を取得するのがとても難しく、現場監理の業務にも範囲を広げたいと考えている人にとっては、とても大きな障壁となっています。

しかし、技術士資格を持っている人は、該当部門の工事の監理技術者資格であれば、現場工事の経験に関わらず取得することが可能となります。

これは、電気工事士や電気主任技術者資格では認められていない資格取得要件となります。

 

技術士資格を取得すれば、工事監理も行うこともできるようになるのです。

工事設計と工事監理をセットでできる人間ともなれば、転職時にも有利となり、会社にとっては重宝されること間違いなしです。

電気工事を行っている会社に勤務されている設計担当の方は、是非電気電子部門の技術士取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

どうする論文対策(練習方法その11)

2017年03月05日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文試験は手書きです。まずは、文字を手書きする練習です。少しやれば調子が戻るはずです。文章の書き方は、お手本に学ぶことです。お手本は、専門分野の基本書、白書です。これらの文章は、論理的な文章です。論理的な文章に接しているうちに、論理的な文章が書けるようになります。それに、キーワードも覚えられます。これらが出来てから、論文を書く練習をしても十分効果があります。6月上旬から論文を書く練習を5回程度やれば、合格できるはずです。もちろん、練習は多い方が良いですが。

まだ、3月です。勉強対策に不安がある方は是非、基本書・白書を精読する時期として集中しましょう。

技術士二次試験キーワードを記憶する脳科学的アプローチ

2017年03月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士二次試験のキーワードをノートにまとめたりしている方も多いのではないでしょうか。ですが、そのキーワードが頭にしっかりと記憶されていますか?

脳科学的観点から記憶学習に取り組むと、技術士二次試験のキーワードは覚えやすくなります。

単語だけで記憶するのは大変ですし、単語を説明する文章が前後にあるからといって、記憶に残るというわけではありません。大切なことは学習の仕方です。

「脳科学」と聞くとなんとなくあやしいと思ってしまったり、無条件にすごいものだと思い込んだりしてしまいがちです。

脳科学は常に新しいことが見つかりつづけている学問なので、疑いすぎず盲信しすぎず、自分の学習スタイルに合っているか気軽に取り入れることをオススメします。


今回知っておいてほしい脳の仕組みは「長期記憶」と「短期記憶」です。

長期記憶とは物語として頭に残っている記憶のことを指します。たとえば、最寄り駅から自宅までの道のりは何も考えていなくても歩けますよね。「何も考えずに駅から歩いていたら、家に着いていた」という経験をしたことある方も多いはず。

短期記憶は基本的にすぐに忘れられてしまいます。銀行の受付番号とかちょっとした番号は15分くらいなら覚えているはずですが、それ以降は忘れてしまいますよね。

ですので、記憶として定着させるためには長期記憶として脳に認識してもらう必要があります。

短期記憶から長期記憶へ認識をかえるためには接触回数が重要です。


たとえば、技術士二次試験のキーワード集を自分で作ったとしましょう。キーワード集を作っただけだと記憶に定着しづらいのは、接触回数がとても少ないからです。

最初に情報に触れた瞬間から、1時間、1日、3日と時間の経過にあわせて記憶は忘れ去られてしまいます。
それはつまり、一定のタイミングで情報に再度接触すれば記憶に残りやすくなるということでもあります。

記憶に定着しやすい接触頻度については「技術士の筆記試験に合格するための暗記術!脳の仕組みを活用しよう」で紹介したので参考にしてみてください。

技術士二次試験のキーワードに繰り返し触れて、きちんと情報を脳に記録していきましょう。
 

技術士2次試験の記述式筆記試験 書き方のポイント

2017年04月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士の二次試験は、記述式の筆記試験があります。

マークシート方式の試験と違い、自分で回答する文章を、試験時間中に考えなければなりません。

その場合、文章の組み立て方をわきまえていなければ、意味の分からない文章となってしまって、勿体ない減点となってしまう可能性があります。

記述式の筆記試験で、分かりやすい文章構成を心掛け、高得点を目指しましょう。

 

文章の組み立て方の種類

 

筆記試験の文章の組み立て方は、主に報告書などを書くときのような文章構成を必要とします。その種類は頭括型、尾括型、双括型の三種類に分けられます。

例題を挙げてその違いを考えて見ましょう。

 

例題:朝型の生活が仕事に与える影響を説明せよ

 

頭括型での説明

→説明の結論を冒頭で説明し、その理由を列記していく説明方法です。

この文章構成は最も筆記試験向きと言えます。

 

回答:

朝型の生活は仕事に業務時間短縮のような労働負荷の軽減効果を与えます。

その理由としては、朝の静かな時間に仕事に集中することで、昼過ぎから夕方にかけての仕事を前倒しして行うことができ、夕方の残業時間を減らすことができます。それによって、定時帰宅をすることができるようになります。

 

尾括型での説明

→理由の説明を先に持ってきて、最後に結論を書く文章構成です。

これは、筆記試験にはあまり向かない文章構成ですが、最終的に言いたいことを強調することができます。コラムなどの読み物はこの構成となっていることが多いです。

 

回答:

朝型の生活を送ることで、朝の静かな時間に仕事に集中することができます。

そのため、昼過ぎから夕方の仕事を前倒しして行うことで、残業時間に業務を行う必要がなくなります。

その結果、定時帰宅しやすくなるため、朝型の生活は業務時間短縮といった労働負荷の軽減効果があると言えます。

 

双括型での説明

→結論を冒頭で説明し、その理由を述べます。さらに最後に結論を持ってくることで、結論を強調する効果を持たせます。

学術論文など、中間の説明が長い場合などに有効的な文章構成です。

 

回答:

朝型の生活は労働負荷の軽減効果が期待できます。

その理由として、朝の静かな時間帯に仕事に集中することで、昼過ぎから夕方にかけての仕事を前倒しすることができます。その結果、定時帰宅を行いやすくなります。

以上の理由より、朝型の生活は労働負荷の軽減効果が期待できます。

 

より、結論を強調できる形となりますが、中間の説明が短いと、少々くどい印象を受けます。

 

文章構成を把握するだけでも、説明が分かりやすくなることがあります。

こうした分かりやすい説明を心掛けるだけでも、筆記試験で得点を上乗せすることができます。

必須科目の択一式はまだ終わらない?

2017年04月17日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

以前、択一試験は今年度(平成29年度)で終わり、来年度からは論文による記述式に変更すると伝えていましたが・・・

まだ「できない」との情報が流れていますね~

技術士会は来年度から変更したいそうですが、肝心の文部科学省が決断できないようで・・・

実際は、文部科学省にそんな余裕がないのでしょう。

別の問題で大騒ぎなので・・・

「○下り斡旋問題」が沈静化するまでは・・・

が本音なのでしょう。

それに伴い、択一試験もそうですが、受験申込書(業務経歴票など)も変わらないことが予想されます。

来年度からは、業務内容の詳細(720文字)の文字数が変わると言われていたので、来年度は再構成しなくてはいけないとも言われていました。

ですが、変わらないのであれば、今年度完成形にしたものは来年度も再利用できることになります

(不合格という悪い想定をした場合ですけどね(笑))

今年が初受験でとりあえず慣れるための参考受験であっても、受験申込書(業務経歴票など)は添削し、しっかりとしたものを作成しておいたほうが来年につながることになりそうです。

来年は無くなるから択一は適当に・・・と考えている人は、考え直さなくてはいけません。

来年につながると思えば、今年からしっかり勉強できるのでは?と思い、不確定ではありますが、情報を伝えることにしました。

択一試験対策の時間確保は?時間の使い方を間違っていませんか?

2017年04月27日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

受験申込書も提出し、そろそろ本格的に勉強しようと考えているころでしょう。

残り2ヶ月半程度しかありません。

本気で取り組まないと、また来年となってしまいます。

気合を入れて頑張りましょう。

 

「択一問題はどうやって勉強すればいいですか?」

と聞かれることがありますが、基本は過去問だと思います。

気をつけてほしいことは、その勉強する時間確保です。

「休日、朝から晩までみっちり択一の過去問解きました」

という受験生がおりますが、その時間の使い方は非常にもったいないです。

 

社会人で仕事しながら時間を確保するには、工夫が必要です。

●時間があるときは論文対策

●択一対策はスキマ(隙間)時間を使って、コツコツ毎日やる

個人差はもちろんありますが、このように時間を有効活用することをお勧めします。

 

択一問題を1問解くのに5分程度あれば、だいたいの問題はこなせます。

では、その5分程度の時間を確保するのは難しいことですか?

そんなことはないと思います。

自分の1日の行動でこの5分程度のスキマ時間を確保できるタイミングは何度もあるはずです。

・朝起きて5分

・通勤時に5分

・会社について5分

・昼休み5分

・会社から帰宅前5分

・寝る前5分

考えれば、いくらでもスキマ時間の確保は可能です。

どんなに仕事が忙しくても可能な時間はあるはずです。

 

このスキマ時間にぱっと見れる参考資料(過去問)を準備することも必要です。

・紙で小さくまとめ、持ち運び可能な参考資料

・携帯、スマホで見れる環境設備

・録音したものを運転中に耳で聞く方法

 

合格者は色々工夫しながら勉強しています。

自分に合った勉強方法でぜひ合格を勝ち取ってください。

 

論説や口頭試験時、自分の考えと一般論がごちゃまぜになっていませんか?

2017年05月09日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

 記述式筆記試験や口頭試験、業務経歴など「相手に説明する」試験が多い技術士二次試験ですが、説明の仕方がわかりづらくなっていないでしょうか?

ただ事柄の特徴を説明する場合と、自分の考えを説明する場合とでは少し要望が異なります。

 

「一般的に言われていること」=「自分の考え」と考えている人が意外と多い

 

まず、大学などの講義を聞いて、試験問題を解くテストが多い日本では、講義内容=自分の考えと思っている人が意外と多いということを認識しましょう。

 

例:少子化対策についてあなたの提案する自治体での取り組める内容について述べよ

 

この場合、既に行っていることや聞いたことのあることはこの例題の回答にはなりません。

幼児医療費の自治体負担や、幼稚園などの保育料補助などを提案しても「あなたの提案する」というものにはなりません。

この場合、行政分野の例ですので、すぐに思いつかない方もいらっしゃると思いますが、自分の専門分野に置き換えて考えて見てください。

専門書などに記載されている項目をそのまま書いても、自分の提案するものにはならないということに気が付くはずです。

 

課題への対策を考える

 

技術士は新たな課題を自分の専門技術で解決することを生業とするものです。

試験時にも、自分の経験や今まで学習した内容などから、課題に対する対策を考えることができるはずです。

試験内容も過去問題などから「地球温暖化」や「高齢化社会」、「災害発生時の対策」など絶対的な正解がないような部分からの出題が多くあります。

試験では、「課題解決能力」を見ているものと考えられます。

 

普段から考えるくせをつける

 

こうした出題に対する対策として、普段から何気ないニュースなどを自分で考えるような訓練が必要です。

例えば、「株価が下がった」というニュースを見て、原因は何なのか?ニュースで解説している内容が本当に正しいのかと言ったように自分で考えるようにしてみましょう。

あるニュースで、円高が原因で輸出関連企業の業績悪化による株価下落などという解説を聞いた場合、鵜呑みにするようなことは厳禁です。

輸入に関連する企業は業績がよくなるのでは?など自分なりの仮設を立てて、実際に起こっていることの「本当の原因」を考えるようにしましょう。

 

考えを追求し行くと、オリジナルな結論に到達する可能性は高いです。

普段からあまり考えることが少ない人は、これが本当に正しいのかと不安になると思います。しかし、大切なのは「相手に説明して理解してもらえる」ことです。

考えた結果によっては「なるほど」「それは斬新だ」となる場合もあります。

 

現在ある知識と経験から、自分だけの考えが回答できるようになりましょう。

「総監は法律試験でもある」と割り切る

2017年06月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総監の試験は、総監以外の20部門と問われる内容が大きくことなります。

科学技術と直接的には関係のない設問が多くなります。
総監試験は、経営の試験であり、リスクマネジメントの試験でもあります。

 

それと同時に、法律の試験でもあります。

 

例えば、平成28年度の択一試験の問11では、つぎのような問題が出ました。
「 」内の知識を問う設問です。

 

『使用者は、原則として、労働者に、休憩時間を除き、1日に「8」時間、1週間に「40」時間を超えて労働させてはならない。

使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも「1」回の休日か、4週間を通じ「4」日以上の休日を与えなければならない。

使用者は、原則として、労働者が6ヵ月以上継続勤務し、その6ヵ月間の全労働日の8割以上を出勤した場合は、「10」日(継続又は分割)の有給休暇を与えなければならない。』

 

これは、労働基準法の「労働時間」に関する第32条第1項、「休日」に関する第35条第1項と第2項、「年次有給休暇」に関する第39条第1項、の知識を問うています。

 

そして、これは5つの管理技術(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)のなかの、人的資源管理に必要な知識です。

 

労働基準法に違反があった場合には、労働基準監督署による是正勧告がなされる場合があり、さらに悪質な場合には、法人や事業主が書類送検されます。

 

人的資源管理のまずさが、組織の評判を落とし、収益を下げて、経済性管理に悪影響を及ぼします。

 

そのほかにも、平成28年度の択一試験では、問13が「男女雇用機会均等法」でした。
問17が「サイバーセキュリティ基本法」、
問19が「知的財産権・著作権」、
問21が「マイナンバー制度」、
問26が「製造物責任法」、
問27が「安全衛生法」、
問31が「公益通報者保護制度」、
問32が「労働契約法」(パワーハラスメント)、
問35が「放射性物質汚染対処特措法」、
問37が「環境影響評価法」についての設問です。

 

40問中10問と、まさに25%が直接的に、法律知識を問うています。

 

総監は、法律の試験でもあると、割り切って、直前期のいまは、知識を詰め込むことがよいでしょう。

合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その2)

2017年06月09日 作成 / 執筆:タートル講師

前回、合格に繋がる論文には「問われていることに対して全て答える」ことが重要だと述べました。

もう1点、合格に繋がる論文に仕上げるコツを紹介したいと思います。

 

■課題と解決策を対応させる

これも当たり前と思われるかもしれませんが、やはり意外と出来ていない方が多いです。

例えば次のような問題が出たとします。

 

(問題文の前書き部分は省略します)

(1) コンクリート構造物において、維持管理の業務サイクルを実施するために検討すべき項目を、建設分野に携わる技術者として多様な観点から記述せよ。

(2) 上述した項目のうち、あなたが重要であると考える技術的課題を1つ挙げ、実現可能な解決策を2つ提示せよ。

(3) あなたが提示した解決策がもたらす効果を具体的に示すとともに、想定されるリスクやデメリットについて記述せよ。

(平成27年度 建設部門 鋼構造及びコンクリート科目)

 

このような問題の解答では、次の2つのミスが良くあります。

・指定された個数を満たさない解答を書いてしまう(ミス1とします)

・解決策の内容が課題の解決に繋がっていない(ミス2とします)

 

まずミス1についてです。この問題文では「技術的課題を1つ」、「解決策を2つ」と個数の指定がされています。それなのに「課題を1つ、解決策も1つ」で論文を書いてしまったり、「課題を1つ、解決策を3つ」書いてしまうようなミスがあります。

解決策が指定数より少ないのは論外ですが、「よく知っているから」とばかりに指定数を超えた解答をすることも出題の要求に反することですので、厳禁です。

 

次にミス2についてです。例えば課題として「担い手が不足する状況下で、どうやって維持管理の業務サイクルを保持するか」というようなことを書いているのに、解決策がそれに直結しないことを述べているようなケースです。

こういう場合には、「ICTの活用で業務の効率化を図る」というように担い手不足を解消する方法を述べる必要があります。それなのに「維持管理にかかるコストを縮減する」というような解決策を挙げているケースがあります。確かに維持管理をしっかり行うためには無駄なコストを縮減して本質的な部分に予算を集中することは大切ですが、「担い手不足の解消」という話には直結しません。

こういうような、「大掴みの話や一般論としては間違いとは言えないが、設定した課題に対する解決策にはなっていない」というミスはよくあります。

 

まずは指定された個数を守ること、そして解決策として述べることが「あなたが挙げた課題」を解決することに直結するのかをしっかり確認しましょう。

 

 

*論文の書き方に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その1)

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

技術士二次試験に臨むときの心構え

2017年07月11日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士2次試験は、記述式試験であるとともに、実務経験に関する内容も出題されます。

技術士二次試験を受験しようと考える方々は、企業内でも実績があり、顧客との対応に関してもプロフェッショナルであることを想像します。

 

設計に関する打ち合わせなどでは相手の出方をみたり、特記仕様書の意図を考えたりすることも多いでしょう。

場合によっては、仕様書の質問があまりできない(嫌な担当者だったりする場合に聞きづらい)などの場合に、特記仕様書の文言の意図などを考えたりすることもあるかもしれません。

こうした仕事を進めていく上での相手との駆け引きなどは、学生時代には経験することができず、仕事を円滑に進めていくうえで必要不可欠なスキルとなります。

 

しかし、技術士二次試験の出題は特記仕様書ではありません。

模範解答があり、出題内容に可能な限り二つの意味がでないように検討されて、当日の試験問題となっています。

ある問題が出題された場合には、教科書通りの回答をするように心がけましょう。

社会人生活が長くなると、こうした教科書の内容が現実とそぐわない部分に目が行くようになってしまいがちです。

問題があった場合、「実際には計測誤差の補正が必要だ」「実際にはこんなやり方しない、時代遅れだ」と感じるような出題もあるでしょう。

 

しかし、問題に正しい回答をしなければ技術士試験には合格しません。

現実的ではないことを何でと思う人もいると思いますが、そうした内容が基礎知識となっていきます。基礎を押さえることで、実際には違うということもわかるというものです。

 

教科書は模範的なものばかりでつまらないという気持ちを抑えて、技術士に合格するという目標に向かって努力していきましょう。

 

こうした教科書的な基礎知識が新技術を検討する場合に大いに役立つということも忘れてはいけない重要なことです。基礎知識があって初めて応用技術を検討することができます。

 

技術士二次試験ではそういった力も計っていると言えるでしょう。

 

もう一つの受験対策 ~身の回りの準備も忘れずに!~

2017年07月04日 作成 / 執筆:タートル講師

今回は、論文を書く・問題を解くと言った試験そのものに関する準備以外で、受験直前~当日にしておくべき様々なことを書きたいと思います。

ロジスティクス的なことをしっかりしておくことで、試験そのものに集中することができます。

 

1.受験票を準備しておく

 受験票は手元にありますか?

 当日持っていくのを忘れることは無いと思いますが、前日の夜中や当日の朝に準備をしようと思っていて、「あれ、見つからない!」となったら一大事です。

 この記事を見終わったら、受験票がどこにあるのか必ず確認しておきましょう。

 

2.試験会場までの経路を確認しておく

 技術士試験に限らず、試験開始直前になって大慌てで入室する受験生が必ずいるものです。

 息は乱れて大汗をかいて、すぐには集中できないでしょう。周りの受験生に対しても迷惑です。

 そうならないように、自宅から受験会場までの交通経路は必ず確認しておきましょう。Googleマップ等を使えば、自宅から受験会場までの交通経路を検索することができます。また乗換え等が複雑な経路の場合には、何番出口を使えばよいのか等も事前に調べておきましょう。大きな駅で出口を間違ったら、見当違いの方向に行ってしまうこともあります。

 

3.筆記用具を準備しておく

 シャープペンシルは最低でも2本準備しておきましょう。1本だけ準備していて壊れたらおしまいです。シャープペンシルの芯も十分に準備していますか?芯がなければ単なる棒です。
鉛筆も何本か持っておいた方が良いでしょう。消しゴムも最低2つは準備しておきましょう。

 

4.身の回り品を準備しておく

 会場によっては、エアコンの効きが悪い、あるいは効き過ぎて寒いということもあり得ます。これは行ってみなければわかりません。汗をぬぐうタオル、体を冷やす冷却剤、寒いときに羽織ることができる長袖シャツなどを準備しておきましょう。

 また、文字を書き過ぎて、後半戦は指が痛くなるかもしれません。バンドエイドのような絆創膏を持っているといざと言う時に役立ちます。

 

5.昼食を準備しておく

 昼休みは短いですから昼食を食べに行く余裕はありません。最寄りのコンビニは、食べ物が売り切れる可能性があります。

 自宅から昼食を持参するか、自宅近くで昼食を仕入れてから会場に向かいましょう。

二次試験(筆記試験)の択一式問題の回答が発表されましたね。

2017年07月24日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

平成29年度技術士試験(二次試験・筆記試験)の択一式問題の正解が今朝ほど日本技術士会の
ホームページに掲載されました。次のURLからもアクセスできます。
 https://www.engineer.or.jp/c_topics/003/attached/attach_3935_1.pdf 

 

今年度の技術士試験を受験した人はぜひチェックしてください。

 

そして、次の対応をお願いします。

1)合否を確認する。
2)間違った問題をチェックする。
3)10月31日の合否発表に備える。

 

1)合否を確認する。
・自分が選択した問題とその回答を確認しましょう。
・技術士試験(一般部門)では、まずはここで60%以上であることが合格の条件です。
・もし、残念だった人は、自分の勉強方法が適切でなかったのかを振り返って、来年の
 受験への戦略を立て直しましょう。応援するので、今回の悔しさを絶対晴らしましょう。

 

2)間違った問題をチェックする。
・選択した問題だけではなく、すべての問題に対して、正解だったのかどうかをチェックしましょう。
・正解ではなかった問題や分からなかった問題は、自分の知識の不足や理解違いを正す絶好のチャンスです。
・技術士に合格した後も資質を向上する努力は求められるし、必要です。

 

3)10月31日の合否発表に備える。
・択一式問題が合格レベルに達していた人はおめでとうございます。
・でも、技術士試験のメインは記述式です。こちらの合否発表は10月末だし、口頭試験も
 通常12月ですのでまだ少し時間があります。
・記述問題の再現論文を完了した人は、技術士試験を忘れてみてはいかがでしょうか?
・夏を楽しむとか、溜まっていた仕事をこなすとか、家族サービスに努めるとか、海外旅行に
 行くとか、今までとちょっと違うことにチャレンジしてみませんか?

                                     以上

技術士二次試験口頭試験で調子を保つには?

2017年07月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士二次試験の口頭試験は、試験官からの質疑がメインで進んでいきます。

その中で、自分が答えられなかった質問等があったとします。

「わかりません」

と答えたその瞬間から冷汗がでてしまい、今まで問題なく受け答えが出来ていたものなのに、一気に簡単な質問にも答えられずに調子を崩してしまうことがよくあります。

 

プロ野球などでも、ピッチャーがほぼ完璧に相手バッターを抑え込んでいたにも関わらず、たった一本のヒットがきっかけで、投球が甘くなってしまい、相手チームにボコボコに打ち込まれてしまい、交代する場面などがよくあります。

 

技術士二次試験でもこれと同様の状況がよく見られます。

 

そんな時に野球選手はどのように考えているのでしょうか?

ピッチャーのメンタル管理法などと呼ばれるもので、多くの手法が取られています。

よく言われていることは、「気持ちを強く持つ」ということです。

 

しかし、野球選手でもできる人とできない人がいるのですから、なかなか普通の人が真似をすることが難しいものです。

 

気持ちを強く持つということをもう少し掘り下げて考えてみましょう。

たった一本のヒットが即負けにつながるというものではありません。その後のバッターを押さえれば、追加得点も取られないですし、挽回だっていくらでもできます。

問題は、ヒットを打たれたことで、ピッチャーが弱気になってしまうということです。

「次もヒットを打たれたらどうしよう」

「負け投手になってしまう」

「さっきまで、完璧だっただけに仲間からは責められる」

など、ネガティブな思考が一気にあふれてしまいます。

 

技術士二次試験の口頭試験でも同じ状況です。

「次の質問も答えられなかったらどうしよう」

「不合格になってしまう」

「技術士資格を取得できないと、指導技術士に顔向けできない」

など、追い込まれている状況は全く一緒だと言えるでしょう。

 

こうなってしまった場合、ピッチャーは気持ちを強く持つということを考えます。

「次も押さえれば追加点は出ない」→「次の質問に答えられれば問題ない」

一つ質問が答えられないだけで即不合格ということはあり得ません。

問題はその後の質問にも緊張のあまり答えられなくなってしまうということです。

これはピッチャーのメンタルからも同じことが言えます。

 

人事を尽くして天命を待つ、という言葉もあるように、自分の実力を信じて試験に臨みましょう。

技術士二次試験口頭試験は採用面接と同じ

2017年07月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士二次試験の口頭試験。

 

こう書くととても高度な内容のことを行っているように見えてしまいます。

実際には、事前に提出した業務経歴票を基に、あなたが技術士にふさわしいのかを試験する場です。

これは、会社に入社するための採用試験の最終面接と言ってもいでしょう。

言わば、技術士という会社に入社するための役員面接と言い換えることができます。

 

試験官からの質問内容も、業務経歴票で不明な点や、もっとも技術者として成長したと思えるエピソードなどの説明を要求されることもあります。

採用試験時に学生時代に頑張ったことなどを話した経験や、転職を経験されている方であれば、過去の会社での業務実績を説明したと思います。

それと全く同様です。

 

中には、技術士を取得しても現在の業務と関わりのないものも多いことから、「いまのあなたに技術士の資格が必要か?」と問われることもあるようです。

これは、入社の際に志望動機などを説明し、様々な質問をされて入社する動機が揺るぎないものなのかを聞かれた記憶のある方も多いのではないでしょうか?

 

こうした状況から技術士二次試験の口頭試験は、企業の最終面接とほぼ同じであるということが言えます。

技術士の口頭試験と難しい感じに考えずに、企業や官庁にお勤めの方であれば、誰もが一度は経験している採用面接を思い浮かべてみれば、試験の状況をイメージしやすいのではと思います。

 

転職をされている方は、過去の実績を面接官にアピールする経験をされていますので、口頭試験でも、あなたに対する知識が業務経歴票(履歴書)しかない試験官に自分をアピールする場を経験していますので、有利であるのではと考えます。

 

ただ一つ、違う点は、採用試験では入社後に上司となりうる人が面接をしているのに対し、試験官は技術士試験の時だけのお付き合いになります。

そう考えると、試験で行ったことが後々まで響くようなことはありませんので、気持ちを楽に持って試験に臨んでいただきたいと思います。

 

技術士の口頭試験までたどり着いたということは、それだけでも価値があります。

この最後の難関をなんとしてでも突破して、一生の宝となる技術士の称号を手に入れてください。

エッセイの書き方で技術士試験の論文で疲れた頭をリラックスしよう

2017年07月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士試験で論文を書く練習ばかりで、文章を書くことが嫌になっていませんか?エッセイストが文章を書くときにしている工夫を学んで、文章作成のリラックスをしていきましょう。

論文を書く際に使う日本語は論理的で、主張と論拠を中心に固められたものです。自分自身が主張したいことがあり、それを補強するために根拠を示していくことが論文の文章です。ですが、会社のなかや仕事の現場では論理的でありすぎると「あの人は頭が固い」「論理的な考え方しかしない人は人間味を感じない」とわるく噂されることもあります。せっかく技術士の資格を取得したとしても、社内や現場から信頼がなくては資格を生かしきることができません。

そこで、エッセイストの書く文章を息抜きに触れてみましょう。試験勉強終盤にはラストスパートの勢いが大切ですが、そうでない序盤や中盤では気分転換も必要です。資格勉強は長期戦なので、うまく自分の気持ちをコントロールしていきましょう。

エッセイストの岸本葉子さんは「自分の書きたいこと」を「他者が読みたくなるように」書くことが大切だと述べています。そのためには話し手と書き手は異なる視点で文章に触れていることを意識するべきだと書いています。つまり、話し手は話の終着点であるヤマ場がわかっているが、読み手はヤマ場がわからず自分がどこへ連れて行かれるのかわからないまま話を聞いています。最初の一歩から、最後の一歩まで、一つずつ丁寧に話を展開してあげることで、読み手が話し手についてくるということでしょう。

読み手が話し手のペースにあわせてついてくるために必要なことの一つに「全体から個別へ」という話が紹介されています。例えば、「家を建てて家庭の和やかさを手に入れたい」と話し出すと唐突ですが、以下のように順序立てていくと話が伝わりやすくなります。

「私には欲しいものがある。それは家です。我が家は2LDKに6人暮らしで一番上の子どもは高校生になりました。家が狭いと不満を漏らす子どもたちに1人1部屋くらいは与えてあげたい。そして、家を建てて家庭の和やかさを手に入れたい」

論文の場合にも論理的な考え方や文章の展開が大切ですが、ふだん何げなくしている会話やメールなどでも、相手の視点を意識すると論理的な文章に人間味が加わります。硬派な文章を書くことに疲れたら、息抜きに相手の立場を意識した文章を書いてみましょう。
 

悪い習慣を変えるコツはAXS技術士学院にある!

2017年08月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

悪い習慣だと思いながらなかなか、身についてしまった習慣を変えられずに苦労したことはありませんか?

例えば、休日になると仕事のストレスが影響して朝からビールを飲んでしまうという人もいるでしょう。平日の朝は早く起きて技術士試験に向けて勉強したいけど、二度寝してしまって起きられないという人もいるはずです。

ですが、習慣は簡単に変えられるものではありません。前回紹介したように、無駄な時間を過ごしていると感じていたとしても、強い意志がなければ習慣を変えることはできません。また、習慣を変えるためには適切なステップを踏むことも大切です。やみくもに「習慣を変えなければいけない」と強く思っていたとしても、気負いするだけで、変化は現れません。

心理学者のメリル・E・ダグラスは習慣を変えるためには5つのステップを踏むことが大切だと言及しています。
 

  1. 欲求
  2. 認識
  3. 想像
  4. 計画
  5. 行動


欲求の段階からすべては始まります。「今の自分を変えたい」「悪い習慣を断ち切りたい」という欲求がなければ変化は起こりません。次に認識の段階では、具体的に変える必要がある習慣を見つけ出します。紙に「現状の悪い習慣」「身につけたい良い習慣」をそれぞれ書き出すと認識しやすくなります。

3つ目の想像の段階では習慣が身についたあと、自分がどんな姿になるのかイメージします。朝早く起きてすがすがしい気持ちで勉強している自分の姿など、習慣を変えたあとの具体的なイメージを持ちましょう。4つ目の計画段階で取り組み方のプラン立てを行います。何も考えずに変えようとしてはあまりにも運任せなので、具体的な計画を作ります。例えば、早起きの習慣をつけるなら起きる時間や起きてすぐとるべき行動について計画を立てましょう。最後の行動段階では、意志を強く持って確実に習慣づけていくことが大切です。3週間以上続けられれば、徐々に習慣として身についてきます。

ここで紹介した5つのステップを踏んで、今よりもっとよい習慣を身につけましょう。AXS技術士学院で学ぼうとしていることも習慣を変えようと強い欲求を持っている証拠です。習慣を変えるステップが「欲求」から始まることを考慮すると、高い向上心を持つことはよい習慣のスタートラインです。その調子で取り組みましょう。

口頭試験対策に一次試験適性科目を見直す

2017年10月07日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

口頭試験対策では、必ず「想定問答集」をつくります。

このQ&Aは、100問くらいつくっておくとひとまず安心できます。

 

想定される質問の素材は、市販の参考書や、受験対策会社のテキストから探します。

節約したい場合には、ネット情報を集めます。

 

総合技術監理部門以外では、「3義務2責務」は、必ず押さえておきます。

 

つまり、技術士には、信用失墜行為の禁止が課せられています。

また、守秘義務があります。

さらに、名称表示の義務があります。

 

そして、公益確保の責務があります。

加えて、継続研鑽の責務もあります。

 

責務は努力義務です。

ですから、公益を確保するように努めなければならない、継続的なスキルアップに努めなければならない、という意味になります。

 

スラスラと言える必要があります。

本番で、いくらあがってしまっても、言えるようにしておきます。

 

試験官に、3義務2責務のうちで、何が一番大切だと思いますか?

と尋ねられたら、どのように答えるか、考えておきます。

 

どれを選ぶと模範解答になるかは決まっていません。

なぜ、そう考えるかの説明がセットになって、模範解答になります。

 

たとえば、「信用失墜行為の禁止が最重要です」と言った場合、「なぜなら、技術士一人の失墜行為が技術士全体の信用を落とすことになるためです」などが、セットになります。

 

「守秘義務が最重要です」と言った場合、「なぜなら、守秘義務違反には罰則が設けられているためです」などが、セットになります。

 

「公益確保の責務が最重要です」と言った場合、「なぜなら、一部の技術士の行為が、公衆へ広く影響するためです。」などが、セットになります。

 

想定問答集ができて、ひととおり、イメージトレーニングができたら、技術士会のHPで、一次試験適性科目の過去問を確認します。

 

技術士法に関する設問がありますから、一つ一つの選択肢を試験官から問われていると思って、自分の考えをYES or NOで答えます。

 

この適性科目の見直しは、3義務2責務関係の「変化球」の質問に効果的です。

 

 

筆記試験合格発表がもうすぐです

2017年10月20日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

予定では10月31日(火)が筆記試験合格発表です。

(たしか受験票に記載してあるかと思いますが・・・日付が違っていたらごめんなさい)

当日は日本技術士会のHPで合格した人の受験番号を見ることができます。

最近の傾向として、情報がアップされる時間は朝5時から7時くらいです。

一昔前は夜中の1時、2時にアップされていたので、寝ないで待っていた人もいましたが。

朝出勤前に自宅で確認できますが、怖くて会社で確認する人もいるみたいです。

受験番号の見間違いもありますので、慣れない早起きで確認するのを拒否する人もいるみたいですね。

合格(成績)通知のハガキは発表の2、3日後が一般的です。

住んでいるエリアによって、到達する日がもちろん変わります。

HPに番号があっても、実際にハガキで確認しないと落ち着かないものです。

合格した人には成績と口頭試験日の案内がハガキに記載されています。

(このハガキは口頭試験当日使用するものなので絶対に無くさないように)

 

口頭試験は11月末から12月末になるのが一般的です。

(総監のように1月の場合もありえたと思いましたが・・・)

口頭試験日が確定した人がまずやるべきことは試験前日の宿泊先を押さえることです。

口頭試験日はほとんどの人が土・日曜日になります。

よって宿泊日も重なります。

渋谷周辺のホテルはすぐに満室になってしまいます。

東京に慣れている人は好きな場所でもOKですが、不慣れな人は出来るだけ渋谷フォーラムエイトの近くを探すことをお勧めします。

試験当日は何が起きるかわかりません。

天候などで飛行機、電車が止まっても試験会場に辿り着かなくてはいけません。

遅刻、欠席は即不合格です。

病気、けがの場合は診断書提出の元、試験日程の変更も不可ではありませんが、前日に風邪、骨折で試験会場に行けないのは不合格になるでしょう。

試験対応だけでなく移動手段、体調管理なども万全の準備で臨みましょう。

APECエンジニアの申請準備

2017年12月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

企業活動の国際化と共に、技術士も日本国内のみならず広く海外で活躍する機会が増えてきています。APEC エンジニア登録制度は、APEC エンジニア相互承認プロジェクトに基づき、有能な技術者が国境を越えて自由に活動できるようにするための制度です。

 

申請書を作るのは、やや骨の折れる作業です。

 

みなさんは、技術士試験の受験申込票では、5つの業務経歴に掲げた業務のうち1つについて詳細論文を書かれました。

APECエンジニアの申請書では、5つともに、詳細論文相当の説明書きをつける必要があります。そして、これらが和文と英文である必要があります。

 

さらに、APECエンジニアになるためにはつぎの5つの要件を満たしている必要があります。


 
1.認定又は承認されたエンジニアリング課程を修了していること、又はそれと同等のものと認められていること。

 

2.己の判断で業務を遂行する能力があると当該エコノミーの機関に認められていること。

 

3.エンジニアリング課程修了後、7年間以上の実務経験を有していること。

 

4.少なくとも2年間の重要なエンジニアリング業務の責任ある立場での経験を有していること。

 

5.継続的な専門能力開発を満足すべきレベルで維持していること。

 

審査の過程でも、事務局から何回か問い合わせがあり、書面の修正依頼や、補足説明の要求があります。

APECエンジニアそのものが少ないため、ノウハウやコツがわからず、試行錯誤しなければならない点で、申請作業は少し苦労するでしょう。

 

【技術士試験のための睡眠入門】夜中に途中で目が覚めるなら

2017年12月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

仕事が終わって、勉強も終わってぐっすり眠る……つもりだったのに、なぜだか夜中に目が覚めてしまうこと、ありませんか?その原因はあなたの寝具にあるかもしれませんよ。

一度眠りについたあと、夜中に目が覚めてしまうことを「中途覚醒」といいます。寝ている途中に目が覚めるといっても、トイレに起きて、すぐにまた眠りにつける場合は心配ありません。しかし、なかなか眠りに戻れなかったり、起きたときに首や肩がやたらと痛いときは問題です。

そんなときは就寝周りのモノを見直してみましょう。たとえば、ふとんです。今つかっているふとんはいつごろ購入したものか、覚えているでしょうか?ふとんの寿命はつかっている環境によって大きく異なります。人によって汗の量や体重など、ケースバイケースだからです。それでも、だいたい10年くらいの使用期間が目安とされていますから、10年以上おなじふとんを使い続けているという場合は買い換えを検討した方が良いでしょう。

ふとんだけではなく、まくらの買い換え時期にも注意が必要です。まくらの寿命はふとんよりも短く、2年程度とされることが多いです。これらの寝具は交換せずに使い続けていると、睡眠時間は十分に確保しているのになぜか疲れがとれないという状態につながります。ふとんやまくらがつぶれてしまっている場合は、購入を考えてみましょう。

寝具だけではなく、眠りにつく前の気持ちの状態も大切です。前回の記事で、陰ヨガについて紹介しましたが、就寝途中に目が覚めてしまう人にもオススメのリラックス方法です。また、食事をとるのは就寝の3時間前までにして胃腸に負担をかけないことも大切です。快適な睡眠を手に入れるためにも、心のケアと同時に、体への思いやりをもって、夜中に目覚めない工夫をしていきましょう。

企業勤務の技術士の収入は?

2017年12月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士は非常に難しい資格です。そこへ向かって頑張るためには、相応の覚悟も必要になってくるでしょう。

 

今回見ていきたいのは、求人などからの技術士資格はどのような評価をされているのかという部分です。

求人などからは主に建設、土木関連の求人数が多くなっております。業種としては道路建設や橋梁分野の公共工事の設計委託を受注する建設コンサルタント会社からのものが多くなっております。

年収例としても400万円~600万円というように、会社の規模によっても幅があります。この傾向は地域のコンサル会社であれば収入は少ない代わりに転勤等が少なく、大手になれば収入が多い代わりに全国への転勤などがあると言った違いが考えられます。

都市部などの求人であれば、収入も高い傾向があります。

ここはそれぞれの人が目指すもの、優先するものによっても変わってくる部分ですので、一概にこれがいいということが難しい部分です。

 

技術士のいい所は、年齢が上がってくると他の会社に移るといった転職がしづらい状況になっていくのですが、技術士を取得している場合、そういったこともあまり関係がない傾向になります。

中には50代でも技術士をしていて、技術を磨きつづけたことで他の会社に引き抜かれたという例などもあります。

これも技術士の技術の継続研鑽(CDP)を技術士取得後も義務付けられていることのメリットにもなります。

 

また、定年後も働きたいという方は、定年退職後も技術士資格を活かして自営業として技術士事務所を開業することもできる可能性を十分に持っています。

技術力を磨き続けることで、自分にとってプラスとなることが多く、資格取得後も様々なスキルアップを図っていくということができる資格になります。

技術士取得は、ただの資格取得にとどまらず、継続研鑽することで収入面も安定的なものにつながっていく広がりのある資格と言えるでしょう。

そのためには、受験対策にとどまらず、資格取得後の自分を想像しやる気を出すといったことも大きなモチベーションとなるのではないでしょうか?

技術士試験に向けて、少しでも記憶力を高める方法①

2017年12月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士試験は、言わずもがな多くのことを覚えなければならない試験です。

そのためには一度勉強した内容を忘れないようにしなければなりません。

勉強をしていても、実際に記述式の問題が出されると、なかなか思い出すことに時間がかかってしまい、実際の試験では白紙の解答用紙を返却しなければならなくなってしまうこともあるかもしれません。

そんな時に、自分の記憶力はなんて頼りないのだろうと考えてしまうこともあるでしょう。しかし、人間の記憶力にはそこまで大きな差がないということもよく言われています。

では、どうして記憶が定着していないのでしょうか?

 

そこには技術士を取得することが目的となってしまっていることに起因してはいないでしょうか?

 

記憶力は興味から生まれる

子供の頃、面白いと思ったことを大人によく話した経験はないでしょうか?面白いと思ったことは良く覚えることができます。

逆につまらないと思ったことは、なかなか覚えることができません。

ではどのようにしたらつまらないことにも興味を持つことができるのでしょうか?

 

まず調べてみる

技術士の参考書だけで勉強をしている方も多いのではないでしょうか?一見すると効率的に見えるような勉強方法ですが、参考書の内容に興味を持っていますでしょうか?

内容が面白い参考書はなかなかないものです。

参考書で見つけたワードを取りあえず、インターネットで検索をしてみましょう。

するとそれに関連する面白そうな話などが多く出てくることに気づくと思います。

これも技術士に関する勉強の一環になります。

インターネットでは最新の技術なども載っていることもあり、最新の技術が出題される技術士試験では、こういった試験勉強も一つの方法となります。

机にかじりついて参考書を勉強するだけの勉強方法では最新技術には対応ができません。

 

技術士試験には型にはまったものはない

技術士試験の対策は、論述式のものがメインであり、型にはまったものはないでしょう。

また、経験者の意見を参考にするということも重要です。

技術士論文添削で合格した先輩技術士の意見を聞いてみてはいかがでしょうか?

技術士試験に向けて、少しでも記憶力を高める方法②

2017年12月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

試験などでは記憶力が大事ですが、それだけではなかなか太刀打ちができないのが技術士試験です。

大学などの期末試験などのことを思い出していただければ良く分かると思うのですが、公式や法則などを一語一句暗唱した記憶というのは試験が終わると全くと言っていいほど思い出せなくなってしまう経験はなかったでしょうか?

試験は乗り切るためのものと考えればそれも一つの方法ではありますが、試験をパスしたら全ての記憶を失ってしまうのはもったいない気がしないでしょうか?

試験の内容がこの先のどんなことに役立つかは想像もつきません。

 

部屋の中に物を置いた時に、どこに置いたのかを忘れてしまった経験はないでしょうか?

この場合、部屋のどこかに無意識のうちに置いてしまっているのですが、それがどこに置いたのか、を思い出せないためにどこに置いたのかを分からなくなってしまっているという状態です。

これと同じことがよく勉強でも起こります。例えばど忘れという状態です。

試験が始まって、さっきまでは覚えていたのに忘れてしまい、後で教科書を見直すと公式などは見たことがあり、何故思い出せなかったのだろうと後悔する状態です。

部屋に物を置いた場合、必ず置く場所を決めておくといったことをよくします。勉強でもこうした記憶の鍵のようなものをつけておくと、思い出しやすいでしょう。

 

例えば、覚えづらい公式などがあったとします。

その場合、図形などと関連付けて覚えることも必要となります。

図形やイメージは文字や数字などと比べて思い出しやすいものになります。図形を記憶の鍵として、公式を覚えるというやり方も一つの方法です。

物語を読むときに次の展開が気になるという気持ちになることが多いと思いますが、こうした気持ちも思い出す鍵として使うことができます。

一つのことを覚えたら、それに似たものから次にこうなるというように記憶を関連付けていくことで、試験問題などの一部分が出された場合に、記憶の鍵を開けるように思い出すことができるようになります。

 

暗記のようなものであれば、覚えることを極力少なくするといったことを考えますが、順番に思い出していく記憶の鍵を作っておけば、応用問題などの記憶と関連付けされたものを順番に引き出していく作業をすれば、忘れるという事は少なくなるかもしれません。

 

2025年06月 2025年08月
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