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記述問題を三枚におろしてみよう!(600字1枚もの)

2018年06月06日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

自分は料理をしないけど、魚をさばく時にはまず三枚におろします。

 

いくら素材が素晴らしくても、料理法には手順があります。三枚おろしとは、魚のウロコを取り、頭を落とし、内臓を抜いて血などを洗った状態にします。ここまでが準備期間です。準備が整ったら包丁を使って、頭を左にして背を上に立てた状態で左になる上身(うわみ)と、右側の下身(したみ)、そして中骨の3つに分割します。

 

この作業が基本です。この上身や下身をさらに調理して、お刺身にしたりします。

 

技術士の記述問題も同じではないでしょうか?問題を読んでその答えをすぐに書き出すのは危険です。魚を三枚に降ろさないで、刺身を作ろうとするようなものです。そうではなくて、質問の意図と解答すべき構造をまず考えます。そして、それが例えば、何かの特徴点を示し、課題を示し、課題の対応法を示せとあるのであれば、それぞれに当てはめるべきキーワードを洗い出します。

 

適切なキーワードを思い出せたなら、解答用紙にそれぞれどの程度のスペースを割り当てるべきかを考えて、配分し、タイトルとサブタイトルを記載します。また、何か特徴的な図を描けそうならぜひ書きましょう。キーワードを並べるだけの図もありです。ここまでが料理でいう三枚におろすのレベルです。

 

ここまでできたら、試験官に対して説明するつもりで黙読してみましょう。試験中なので声を出せませんが、無音で説明するつもりでシミュレーションするのです。そして、この時に違和感を感じる部分があれば、修正しましょう。サブタイトルの修正もこの段階なら簡単です。

 

そして、一息ついたら、今頭の中で黙読した内容を一気に書きあげましょう。この段階では軌道修正はダメです。首尾一貫していることが非常に重要だし、読みやすく、理解しやすくなります。

 

この場合にも、例えば、最初に特徴を書いて、次に課題、最後に課題への対応を書くのであれば最も訴求すべきなのは課題への対応です。そして、その前の課題の記述内容と課題への対応の記述内容はリンクしている必要があります。なので、ここの部分に全神経を注力して書き上げるのです。最初の特徴はイントロなので、最初に割り当てた配分の半分ぐらい書いたら、メインの課題と課題への対応に進みましょう。

 

課題と課題への対応を書き切ったら、出題の内容と解答の内容が適合しているのかどうかを客観的に俯瞰して見ます。そして、ちょっと違うなあとか、ちょっとずれているなあとか、書き足りないなあと感じる部分はありませんか?もし、あれば、それを最初の特徴の記述に割り当てたけど、まだ残っているスペースに端的に書くのです。そうすると、全体としてバランスの整ったA解答になるのです。

 

ぜひトライして見てください。

 

手書きの練習してますか?最初は消えるボールペンもお勧めです。

2018年06月16日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

受験生の皆様

7月の二次試験への準備は進んでいますか?

私は不覚にも夏風邪を引いて4日ほど寝込み、ほぼ1週間のビハインドとなり、ちょっと焦ってます。
まあ、でも直前や当日にダウンするよりはマシかと前向きに考えています。暖かくてなったと思って
安心していると朝晩は結構冷えているので風邪など引かないように体調管理も技術士に求められる
資質の一ツと言えます。


さて、本論に戻りますが、皆さん手書きの練習されていますか?本番では手書きなので、漢字が思い
出せないとか、ペンが走らないとか、読みやすい字を書けないとかいろんな悩みが出てきます。
このため、本番同様にBとか2Bのお気に入りの鉛筆やシャーペンと消しゴムをぜひ見つけて確保し
ましょう。そして、少なくとも7月に入ったら、本番と同じ筆記器具を使って、過去問題や想定問題に
対峙しましょう。


しかし、個人的には消せるボールペンを愛用しています。軽いタッチでも綺麗に濃い文字をかける
ので手書きに慣れていないリハビリ段階では重宝します。また、ボールペンなのに消せるので、
解答用紙に書いて、気に入らなければ消せます。これはすごい。ただ、本番の記述試験では(多分)
この消せるボールペンを使えない。使ってはいけないとは書かれていないが、鉛筆やシャーペンで
と明記されているので、避けるべき。


なので、7月に入ったら、本番で使うシャーペンや消し込み、定規を使って行きます。
泣いても笑ってもあと1ヶ月!一緒に頑張りましょう!

 

受験される方へのエール

2018年07月07日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

筆記試験まであと1週間となりました。

受験される皆さん、勉強は計画通りに進みましたか。

計画通りに勉強できなかったので、受験やめようかと思っておられる方も
おられるかもしれませんが、諦めずに受験して下さい。


今更焦ってもしかたないので、現在できることをすればよいと思います。

手書きの練習を全然されていない方は、手書きの練習をして下さい。
1週間、手書きの練習をするのとしないのでは雲泥の差です。

手書きの練習は十分されている方は、ノートの見直しをメインに
1週間過ごされたらよいと思います。
この1週間に見直したところがきっと出題されます。
そう思うと、ちょっとの時間でもノートの見直しができますよね。


最後に、アドバイスを一つ...

とにかく、自信を持って回答して下さい。

あなたがどう考えて、どのような解決策を出すかが重要で、
「一般的には・・・」ということはあまり意識しなくてよいと思います。

筆記試験Ⅲの回答について口答試験で聞かれることがあります。
その時、「私はこのように考え、このような解決策を考えました」
というストーリーが言えるような回答にすればよいのです。

その解決策が一般的なものでなくても、貴方が今までの経験から
そうすべきと思う通りに書けばよいのです。

とにかく、自信を持って回答して下さい。

ご健闘をお祈り致します。
 

ラスト1週間の注意点と前日・当日の注意点

2018年07月10日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

7月16日の二次試験まで後1週間を切りましたね。ラスト1週間の注意点や前日、当日の注意点をまとめておきます。

 

1. ラスト1週間の注意点
これまでやってきた技術ノートの作成や過去問題へのトライをレビューしましょう。不足している知識を補充するために新しく参考書を買ったり、読んだりするのも否定はしませんが、それよりはこれまでの総決算をする方が効率的だし、効果的です。また、キーワードや択一問題をレビューしていると、どうもまだ記憶の定着に不安を感じる部分があるかと思いますが、そのようなデータを少し大きめの単語帳にまとめておきましょう。これが直前対策にとても有効です。

 

2. 前日の注意点
前日はビールでも飲んで、少し早めに寝ましょう。前日の夜遅くまで勉強する気持ちもわかりますし、それを否定はしませんが、それよりはゆっくりと休んで心身をリフレッシュして、体調を整えることの方が数段重要です。

 

3. 当日の注意点
まずは忘れ物をしないこと。受験票や使い慣れた筆記用具や電卓は必須です。スマートウオッチはダメです。普通の時計を用意しましょう。お昼時間を有効に使うには、最寄りのコンビニをあらかじめ調べておいておにぎりとかお弁当を買ってから会場に入りましょう。午前の試験でも、午後の試験でも最後の最後に頼りになるのは、例の単語帳です。記憶の定着に不安があるものは最後の最後まで読み返しましょう。たまにそれが大当たり!なんてこともあります。

 

4. 試験後の注意点
実はこれが合否を分ける重要なポイントです。まず、択一は問題用紙に自分が選択した回答をメモしておきましょう。事後の採点に必要です。また、記述問題についてもできるだけ問題用紙にメモを残しておきましょう。そして、試験が終わったらすぐにお家に帰るのではなく、会場もしくは会場周辺でパソコンを使えるスペースを確保して、必死に再現しましょう。パソコンでなくても手書きでもOKです。また、図を使ったら、その図を問題の余白にもメモしておくと便利です。12月の口頭試験では、試験官は記述問題(特に課題III)の回答用紙を見ながら色々と聞いてくるかもしれません。補足や追加のチャンスをもらえるかもしれません。ぜひ再現しておきましょう。

 

5. 最後に
技術士の二次試験の山場はやはりこの筆記試験です。これに合格すれば口頭試験ですが、口頭試験の準備は10月末ぐらいからで十分でしょう。8月と9月と10月は技術士試験のことは一切忘れて、サマーシーズンをエンジョイしてください。そして、10月末に合格を確認したら、口頭試験に向けてまたスイッチを入れましょう。

 

幸運を祈ります!

択一問題の正解が発表されています。

2018年07月23日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

おはようございます。

 

毎日暑いですね。昨日の夜というか今朝の2時頃に目が覚めました。そして気になって日本技術士会のホームページをチェックしたら、しっかりと択一問題の正解が掲載されていました。

 

択一と記述の問題文も掲載されていました。

 

例年、朝の6時頃なのですが、今回は夜のうちにアップしたようです。択一問題の正解率が6割以上でないと次のステップに進めないので、是非自らが選択した回答をチェックしてみましょう。

 

ちなみに自分がチャレンジした情報工学部門では、選択しなかった5問は全て不正解で、かつ選択した問題でも5問不正解でした。なんとかギリギリ合格ラインはクリアしたのですが、厳しい。。。

以上

平成30年度試験の解説(建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目 Ⅱ-1-3)

2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師

平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。

建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。

以下はⅡ-1-3に関する記述です。

 

Ⅱ-1-3は砂防に関する問題で、土砂災害に対する警戒避難体制を問う内容です。

 

問題文の中に「要配慮者利用施設」という文言がありますので、平成29年6月に改正された「土砂災害防止法」

の内容を踏まえた記述をすることが重要です。

 

問われているのは以下の2点です。

①対象とする土砂災害の種類と特性、その被害を防止・軽減するための警戒避難体制整備にあたっての留意事項

②要配慮者利用施設の管理者等が避難計画を作成する際に記載すべき事項を2つ以上

 

まず①についてです。

問題文を批判するわけではありませんが、2通りの解釈ができそうです。

土砂災害防止法において「土砂災害」は、急傾斜地の崩壊、土石流、地滑り、河道閉塞による湛水の4つですが、

警戒区域の指定に基づき市町村が警戒避難体制等の整備を行う必要があるのは前者3つの災害(急傾斜地の崩壊、

土石流、地滑り)です。

1つ目の解釈は、これら3つそれぞれに関して特性を説明して、そのうえで土砂災害全般に関する警戒避難体制整備

にあたっての留意事項を述べる、というものです。

2つ目の解釈は、3つの災害いずれか(例えば土石流とします)を取り上げ、土石流災害の特性を説明して、その

うえで土石流に対する警戒避難体制整備にあたっての留意事項を述べる、というものです。

個々の災害形態に特化した警戒避難体制というのは、かなり難易度の高い設問だと思いますので、素直に解釈すれば

1つ目の解釈で記述する方が自然かと思いますが、2つ目の解釈で記述しても間違いとは言えないと考えます。

 

次に②についてです。

これは土砂災害防止法の施行規則(第五条の二)に、計画に定めるべき事項が挙げられていますので、そのまま以下に示します。

一 要配慮者利用施設における急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における防災体制に関する事項

二 急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における要配慮者利用施設を利用している者の避難の誘導に関する事項

三 要配慮者利用施設における急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における避難の確保を図るための施設の整備に関する事項

四 要配慮者利用施設における急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合を想定した防災教育及び訓練の実施に関する事項

五 前各号に掲げるもののほか、急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における要配慮者利用施設を利用している者の円滑かつ

迅速な避難の確保を図るために必要な措置に関する事項

5つ目は、「その他必要な措置」ということですから、防災体制、避難の誘導、施設の整備、防災教育及び訓練の実施、の4つの中から

2つ以上を挙げて具体的な内容を記述していれば題意を満たした記述となります。

 

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

平成30年度技術士第二次試験択一式問題の正答の追加について

2018年08月17日 作成 / 執筆:タートル講師

試験終了直後から、様々なところで択一試験の正答について議論がありましたが、『平成30年度技術士第二次試験

択一式問題の正答の追加について』というプレス発表が、技術士会のホームページに掲載されました。

 

https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/005979.html

 

正確な内容については技術士会ホームページを確認していただきたいのですが、建設部門の択一問題2つについて、

正答をそれぞれ1つずつ追加(2つの正答が存在)ということになっています。

Ⅰ-2の正答が③又は⑤、Ⅰ-9の正答が②又は④となりました。

当該問題を選択した受験生全員に得点を与えるものではなく、2つの正答いずれかを選択した受験生だけが得点する

ということです。

 

Ⅰ-2については選択肢⑤の記述内容において年度と数値に相違があったこと、Ⅰ-9については選択肢④において

土砂災害が水防法の対象外であることが正答追加の理由だそうです。

 

平成30年度の建設部門択一は非常に難しかったという声を多く耳にしました。

15問選択中の2問ですから、1問あるいは2問足りずに不合格圏だった方が、合格圏になるケースも多いと思います。

 

今回の措置で択一の得点が60%以上となった方は論文の採点が行われるわけですから、筆記試験に合格すると考えて、

口頭試験に向けての準備をしておきましょう。

試験から1ヶ月以上経ってしまいましたが、記憶を呼び起こして課題解決論文の再現だけは最低でもしておきましょう。

来年度からは試験制度が変更されます。この機会を逃さず、合格を目指しましょう。

 

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

一次試験の適性科目に取り組む

2018年09月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

この文章は、もちろん一次試験の受験生に対して書いています。

同時に、二次試験の筆記試験を受けたあと、口頭試験をむかえる受験生に対しても書いています。

そればかりか、総合技術監理部門の受験生に対しても書いています。

 

適性科目は、技術士試験において、二次試験の口頭試験でも、総監の試験でも、共通して問われる内容になっています。

たとえば、適性科目では、毎年、技術士法の第4章の「技術士の義務」から、いわゆる「3義務2責務」に関する出題がなされます。

 

つまり、
・第44条の「信用失墜行為の禁止」
・第45条の「秘密保持義務」
・第45条の2の「公益確保の責務」
・第46条の「名称表示の場合の義務」
・第47条の2の「資質向上の責務」
について、問われます。

 

そして、この3義務2責務は、二次試験の口頭試験で問われる項目でもあります。
たとえば、つぎのような質問が、採点官からされます。

 

Q.技術士の3義務2責務を言ってください。


Q.信用失墜行為とは、たとえばどのような行為ですか。


Q.秘密保持義務違反をした場合、どのような罰則がありますか。


Q.公益確保の「公益」とは何ですか。


Q.資質向上にかかわるCPDについて説明してください。

 

これらの問いかけは、適性科目の過去問をよく見直しておくと、難なく答えられます。

 

また、総監の試験では、適性科目で取り扱われる「品質・コスト・納期」「労働関連法」「情報セキュリティ」「データ改ざん」「製造物責任法」「知的財産法」「国際規格」「リスクマネジメント」「技術関係の時事問題」のすべてが関連します。

 

ですから、一次試験の受験生は、適性科目を丁寧に勉強してください。


また、口頭試験や総監試験の受験生は、いまいちど過去の適性試験を見直してみてください。

口頭試験を万全にするために

2018年10月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

口頭試験の合格率を少しでも上げるために、以下のことを1つでも多くやるとよいでしょう。

 

○受験申込書の点検

 

口頭試験では、受験申込書の詳細論文について、たくさん質問されます。

ですから、いまいちど、見直しておくとよいでしょう。

 

半年前に書いた文章は、きっと未熟な出来でしょうから、技術士になったつもりで、赤ペンを入れていくのがおすすめです。

 

最近では、詳細論文だけでなく、5つの業務経歴のうち、1つをピックアップして、詳しく尋ねられるケースが増えています。

注意をしてください。

 

○模擬試験や模擬面接の受講

当日の緊張を少しでも和らげるため、複数回、受講することをお勧めします。

 

当日は、テンポ良く試験がすすめば、17個ほどの受け答えができます。

 

総監部門以外では、このうち、5、6個は、模擬試験を受けていたからこそ、自信をもって答えられるとことになるでしょう。

 

総監部門では、的中はほとんどありませんが、いろいろな人に協力してもらい、さまざまな質問に対応できるようにしておくのが、安心です。

 

○日常業務で練習する

 

会社で人と話すときに、口頭試験を意識するようにします。

 

口頭試験では、長々と話してはいけません。

 

短く話して、質問されて、短く答えて、を繰り返します。


「それは、○○だからです。なぜなら、××だからです。」と、2文程度で話しようにします。

 

○そのほか、新聞やニュースで、情報を収集する

 

時事的な話題をふられたときの対策です。


その話題に対して、自分の意見を言い、その理由を述べられるようにしておきましょう。

 

奥さんがいる場合には、試験官役になってもらいましょう。

 

口頭試験対策が、みなさんを、技術者として一回り大きくしてくれるはずです。

口頭試験に向けての合格テクニック

2018年11月11日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

はじめに
今回の筆記試験は厳しかったですね。その難関を突破された皆様にとっては口頭試験は最後の関門です。近年筆記試験の合格率の低下と同時に口頭試験の合格率が上昇しています。しかし、油断は禁物です。やはり1割はカットされる可能性があります。その1割に入らない戦略で行くのか、合格の5割に入るための戦略で行くのか、合格の上位に入る戦略で行くのか。決めるのはあなたです。

 

不合格の1割に入らないための戦略
必須科目は選択式の問題で60%以上の正解率が合格基準です。記述式の問題IIと問題IIIの点数は、A判定は60%以上、B判定は40-60%、そしてC判定は40%未満だ。問題IIか問題IIIかのいずれかがB判定でも、トータルで60%以上の場合の総合判定はAとなります。しかし、選択問題の評価がA/BやB/Aの方は要注意だ。特に、口頭試験では、課題解決能力を問う問題IIIも口頭試験の試験官の面接材料として配布されます。したがって、もし判定にBがあれば、なぜ評価がBだったのかをしっかりと反省する必要があります。技術士の資質として、「フォローする」という能力が問われています。このため、口頭試験でのツッコミは必然的に厳しくなることを覚悟すべきです。これに対応するには、やはり入念な準備をするしかありません。

 

合格の5割に入るための戦略
要は合格者の平均像を目指すということです。現在のパターンは平成25年度から6年目ですので、口頭試験の傾向と対策もオーソドックスな質問を50問程度は用意して、それへの回答を用意することが大事です。模擬面接を最低でも3回程度は実施して、想定問答の見直しをすることです。忙しい日常の中でも、時間を捻出して、致命的なミスをしなければ、合格するでしょう。

 

合格の上位に入るための戦略
記述問題がA/Aの人は、単に合格するだけではなく、今後の後輩の規範になるような受験姿勢と受験勉強をしっかりとしてほしい。想定問題も100個程度は用意し、模擬面接も4-5回を目指そう。もしくは、用意した想定問答をスマホに録音して、隙間時間に何度も何度も繰り返し聴きましょう。何度も自分の問答の様子を聞いていると、ちょっと流れが悪いなあとか、冗長だなあとか、説明がロジカルではないなあとか気づくことがあります。ぜひ、自分自身で一人ツッコミをして、問答内容をブラッシュアップしてほしい。

 

さらなるスキルアップの方法を以下に列挙したいと思います。

 

1) 人の評価は最初の3つの印象でほぼ決まります
技術士にふさわしいと試験官に感じてもらえることが重要です。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱するメラビアンの法則によると人は目から入る情報が55%、耳から入る情報が38%、そして話している内容はわずか7%です。また、スリーセット理論によると、人は最初の印象と二回目の印象と、三回目の印象でほぼ決まります。口頭試験で言えば、書類による印象と入室時の見た印象と、受験者が話す声の印象で受験者の印象=評価はほぼ決まります。入室時の身なりや動き、そして、受験番号や名前を述べた時には、試験官の印象がほぼ決まっていることをよく理解すべきです。

 

2)口頭試験は加点主義
口頭試験の試験官は、筆記試験であなたの答案を見て合格と判断してくれた人です。つまり、あなたを合格させようとしている。その期待に沿った努力をすることは当然の責務です。しかし、本番の口頭試験では、回答に困るような質問や、回答しにくい質問、質問の意味がよくわからない質問があるかもしれない。そのような時にはどうすべきでしょうか?適当に答えるのはダメです。時間の無駄だけではなく、試験官の印象まで悪くなります。必ず質問の主旨を再確認して、相手の意図に合うように回答しましょう。また、本当に知らないことは「すいません。その点は不勉強でよくわかりません。」「うまく説明できません。この後しっかり調べて勉強します。」などと潔く降参して次の質問に取り組みましょう。

 

3)試験官との論争は禁物
優秀な受験者ほど、自分の知見や意見に自信を持っていることが多い。試験官が理不尽なことを言うこともないとは言えません。そのような時に論争するのは厳禁です。これは議論の場ではありません。あなたは評価されている立場です。「へりくだる」必要はないし、自分の意見を曲げる必要もありませんが試験官に対する攻撃は最低です。そのような場合にも、「そのような見方があるのですね。勉強になりました。」とか、「この件は議論の余地がないと考えていましたが、そのような解決法もあると気づくことができました。ご指摘ありがとうございます。」など、要は相手の立場を理解し、試験官の意見を尊重する姿勢を崩さないことが肝要です。

 

4)PREP
プレゼンテーションでは、SDS法やPREP法が有効だ。SDS法とはSummary、Details、Summary、つまり、まず結論を述べ、その詳細を説明し、最後にまた結論を述べる方法です。またPREP法では、まず結論を述べ、その理由を述べ、その例を示し、最後に結論をもう一度述べます。人は、抽象的な一般論と具体的な各論を繰り返すと理解の幅が広がり、納得しやすい。これと真逆なのは、背景→条件→考慮事項→理由→(最後に)結論で、公務員が陥りやすいパターンです。口頭試験では時間の制限があリマス。まず結論を述べたら、試験官の顔を見て、「理由を詳しく説明した方がいいですか?」「この内容で詳しく説明してよろしいでしょうか?」とか聞いてから次に進むのがお勧めです。試験官によっては、最初の結論だけで「次の質問に移ります」と言ってくれることがあります。その場合には最初の結論だけで回答になっているので、貴重な時間の節約以上に加点を繰り返せるという効果があります。

 

5)イメージとロジックで人は納得する
人は物事をイメージして、ロジックを理解できたときに納得します。これは人間の脳が左脳と右脳に分かれていることに起因します。口頭試験の特に小論文(詳細業務)の説明のときに意識すべきです。つまり、例えば「橋梁」の改善を説明するなら、どんな橋かを試験官にイメージしてもらうことが必要です。幅員10mの橋なのか、100mの橋か、それとももっと巨大な橋なのか。どんな橋なのかのイメージがずれていたらこれは悲劇です。何を説明しても質疑が食い違ってしまいます。手振りをまじえなが試験官との間で同じイメージを共有できたら、次は冷静に端的にロジックを説明します。課題は3点です。目的はこれです。解決策は3つありますが、私はA案が最適と判断した。その理由は3つあります。このようにマジックナンバー(=3)をうまく活用しながら説明すると、人は納得した気になるものです。

 

まとめ
口頭試験の目的は合格することです。そのためには、不合格の1割に入らないという戦略でも、合格者の5割、つまり平均的な合格者の戦略でもいいと思います。しかし、本当に合格して、技術士として活躍したいと考えるのであれば、合格の上位者を目指して欲しい。技術士試験に合格するのはゴールではなく、スタートです。技術士として活躍するには、物を書いたり、講演で話をしたり、経営者の相談に乗ったりすることがあります。そのようなことに対応できる能力を有するのかどうかを試されているのが試験ですが、同時にそのような能力を伸ばすチャンスでもあります。単に合格するのではなく、上位者での合格を是非目指して欲しい。サッカーに例えて言えば、1点差で勝利するのではなく、2点差で勝利を確実にするのではなく、3点差をつけて、圧倒的な勝利を目指して欲しいと思います。そうすることで、相手に1点を取られても、2点を取られても、勝利=合格できると確信出来ます。最後の一踏ん張りです。栄冠をゲットすることをイメージして頑張りましょう。

 

技術士の部門紹介:建設部門

2018年11月16日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士 建設部門の概要

技術士の部門の中でも、最も受験者数も多く、技術士会の会員数も多いのが技術士建設部門です。言い換えれば、現状多くの技術部門がありますが、技術士資格は建設部門のためにあると言っても過言ではないというのが現在の技術士制度が置かれている状況です。

技術士建設部門は、土木関係の受験者が多く、「土木業界の建築士」とも言われているため、必要に迫られて取得する人が多いためです。

専門分野も地質やコンクリート構造物の設計を行う場合から、河川整備、都市計画、鉄道や電力土木、港湾空港、道路、トンネルなど、土木関連の設計に関する専門分野や多くあります。

特に、道路や港湾空港など公共土木工事など大規模事業に関するものが多いのが特徴です。

 

技術士 建設部門取得後の活躍

技術士建設部門取得後の活躍は、他の部門とは比べ物にならない程というのが現状です。

これは、土木系公共工事の設計コンサル等を受注する際の、入札者条件に、技術士資格を持っている人員の数があるためです。

土木工事の設計を受注するような設計コンサルや鉄道会社、電力会社といった公共インフラを整備するような会社や、都市計画を行うゼネコンなど、資格を活かして活躍できる会社がいくらでもあります。

技術士建設部門を取得すると、転職に有利ということができます。

 

技術士 建設部門の問題点

現在、技術士制度改革の中で、技術士資格の国際化を謳っていますが、技術士建設部門の資格が国内での需要を満たすような形となってしまっていることです。

海外での設計コンサルなどを行う場合は、PEなどの資格と連携できるのは利点ですが、現状国内の需要のみで運営しているような会社では、技術士制度改革により、技術士資格の難易度が上がることで、取得できない人が増えてしまい、会社経営に行き詰ってしまうといった可能性もあります。

技術士建設部門は、土木業界では国内での必要資格といった側面が強く、こうした状況が資格制度の国際化にブレーキをかけていということもできます。

しかし土木分野も海外受注が増えていけば、現状は変わっていくものと考えられます。

業務経歴票で差がつくポイント

2019年01月20日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

業務経歴票を作り込む利点は、2つあります。

1つ目は、口頭試験がスムーズに進むことです。

なぜなら、口頭試験では、試験官の手もとに業務経歴票があり、それを参照しながら、質問がなされるためです。

当然に、出来のよいの業務経歴票の場合にはやさしい試問となり、出来の悪い業務経歴票の場合には厳しい試問となります。

 

2つ目は、業務経歴票の作成作業そのものが、筆記試験の答練になります。

なぜなら、どちらも、「問題解決能力と課題遂行能力」や「技術士に相応しい能力」を試されているためです。

 

ですから、業務経歴票を十分に作り込むことが、技術士試験に、効果的かつ効率的に合格する秘訣です。

 

さて、できあがった業務経歴票の原稿の出来不出来を、どのようにチェックするかが悩みのタネになります。

もちろん受験対策会社の添削指導をうけるのが最善です。

経験豊富な講師陣が的確に改善ポイントを指摘するためです。

 

それができない場合には、『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』を参考にして、点検するとよいでしょう。

とくに、「問題解決」の項を参考に、つぎの6項目を見ていきます。

 

まず、

〇「業務遂行上直面する複合的な問題」を取り上げているか?

〇その問題を明確にし、調査しているか?

〇その背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し、分析しているか?

を確認します。

 

つぎに、

〇複合的な問題に関して、複数の選択肢を提起しているか?

〇それらを踏まえて、解決策を合理的に提案できているか?

〇そして、改善できたか?

 

もしも、紙面の関係で、すべての記述しきれない場合には、口頭試験で試験官から質問がくるかもしれないと考え、準備しておくとよいでしょう。

コンピテンシーを意識した業務経歴票の作成が、他の受験生と差をつけるポイントです。

 

技術士の年収は?

2019年02月12日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

インターネットで「技術士 年収」と検索ワードを入れて検索すると、技術士の平均年収というものが出てきます。

このデータを見ると、約500万円~600万円です。

はたして、このデータがどこまで意味のあるデータでしょうか。

技術士というのは、何か特別な職種であるわけではありません。

公的な職に就いている方も居れば、民間企業に務めている方も居ます。

また年齢もバラバラです。

30代前半で合格する方もいますし、退社されてから合格される方もいます。

つまり、私個人の意見としては、何の意味も持たない統計であると言えます。

 

では、次に私の知り合いで技術士を取得した方々にこのような質問をしました。

「技術士資格を取得して年収は変わりましたか?」

するとほぼ100%の人が「変わりません」と答えます。

しかしこの回答は、かなり消極的な返答です。「変わりません」をもう少し詳細に噛み砕くと、

「技術士資格の取得によって、これまで得られていた年収以外に特別に貰える収入が無い」と言う表現が正しいでしょう。

事実私がお付き合いしている技術士資格取得者の範囲内では、

技術士資格を取得後、数年以内に会社待遇の変わった人が極めて多いです。

例えば、社内での等級が上がったり、地方勤務から本社勤務になったり、会社自体が上場企業に転職したりです。

これらを金額に換算することは難しいですが、業務において、活躍の場が増えたのは間違いありません。

まさに、技術士法第二条に記載されているように、技術士は、指導的立場で活躍できる人と言う評価です。

また、明らかに名刺交換での社外の方の評価が変わります。

技術士は、技術分野の資格において最上級の資格なのです。

是非、受験生の皆さんには資格取得前後の「周りからの評価の違い」を体験してほしいと思います。

5つの業務経歴を書くときの注意点

2019年03月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

この記事は、はじめて技術士試験を受ける方に向けて書きます。技術士試験を受けたことがある方は、念のための確認として、読んでいただくと良いと思います。

 

業務経歴票を作り込むことは、たいへん重要です。

なぜなら、この経歴票をもとに、口頭試験の試験官が質問をしてくるためです。

このことから、720字の詳細論文が重要であることは、容易に想像できるでしょう。

 

そして、5つの業務経歴票もまた、重要です。

この箇所についても、試験官から質問されることが多いからです。

 

たとえば、「業務詳細に書かなかった2つ目の業務について、あなたが創意工夫した点はどのようなことですか?」とか、「その業務で、関係者との利害調整はどのようにしましたか?」とか、「その業務で、品質・コスト・納期のバランスをどのように取りましたか?」というようにです。

 

業務内容には、わずか50字程度しか書けません。

そこで、最低限守るルールは、「計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導」のいずれかを書くということです。

 

なぜなら、技術士法の第2条の「定義」条文に、技術士とは、これら7つの業務を行うことと記されているためです。

ぜひ、次の条文を熟読しながら、業務内容を書いてください。

 

(定義)
第二条 この法律において「技術士」とは、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。

 

業務経歴票の作り込みは、とても重要ですから、時間に余裕をもって、取り組んでください。

 

曖昧な「副詞」と「が」を取り除く

2019年03月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の論文では、あいまいな「副詞」と「が」を取り除くと、格調があがります。誤解のない文章になり、読みやすくなるためです。

 

〇あいまいな副詞を取り除く


あいまいな副詞を使うと、論理的でない文章になります。

なぜなら、誤解を生じる文章になるからです。

例えば、「生産率が相当向上した」とした場合、ある試験官は、10%向上したと捉えますが、別の試験官は、40%向上したと捉えてしまいます。


あいまいな副詞は、「かなり」「多くの」「非常に」のように、日常でよく使うことばです。

ですから、よく意識しておかないと、つい使ってしまいます。

文章を説得力のあるものにするには、あいまいな副詞のかわりに、数字を盛り込みます。

つまり、「生産性が10%向上した」と数値で表すようにします。

 

〇あいまい接続の「が」をなくそう!


 「が」という接続詞の働きには、逆接と順接の2種類があります。

逆接とは、「しかし」と同様に「が」の前後で逆の内容を述べるものです。

一方、順接とは、「それで」や「~ので」と同様に、単純な前後関係を述べるものです。


順接の「が」は、あいまい接続の「が」とも呼ばれます。

この「が」を不用意に使うと、一文が長くなり、試験官に誤解を与える確率が高くなります。

また、文脈から順接か逆接かを判断するよう試験官に強いることになります。

 

技術士試験では、あいまい接続の「が」をなくしましょう。

 

文章修行はやればやるほど、うまくなります。

上手な文章を書こうとせず、誤解のない文章を書けばよいのだ、と思っておけば、気が楽です。

技術士2次試験合格発表前日

2019年03月07日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士2次試験を受験した受験生の皆さん、いよいよ明日は筆記試験の合格発表日です。

楽しみにしている方、ドキドキしている方、既にあきらめムードの方、色々おられると思います。

昨年1年間頑張ってきた努力は決して無駄ではありまえん。

不合格という結果が出てしまった方も、あきらめずにスグ行動に移してください。

 

なぜなら、今現在のあなたの実力が最大値です。

ここで力を抜いてしまうことで、来年の試験に合格することができるでしょうか?

 

少しでも上の実力を付ける必要があるからです。

 

がむしゃらに勉強を始めても意味がありません。

 

各項目でA,B,Cの判定が付いた合格不合格の通知書が自宅に届きます。

まずは判定から自分の実力に何が足りないのかを分析することも大切でしょう。

そして、7月までのスケジュールを立ててみてください。

いつまでに何を終わらせる、という大まかなものでも構いません。

 

そして、来年度の試験から変更される専門分野の試験対策をどうするのかも考えてみて下さい。

傾向と対策については、以下に以前書いたニュースがあるので参考にしてください。

 

技術士2次試験変更の傾向と対策(2019年度)

http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=mtnews_view&id=412

 

また、そろそろ2次試験申し込みの時期となります。

申し込みには、今までの業務経歴とその中の1つについて720字で詳細に紹介する必要があります。

この業務詳細記述は、申請時にチェックされることはありません。

しかし、筆記試験が合格した後の口頭試験にて必要とされます。

口頭試験にて、ここに記述した業務について、数々の質問がされます。

その質問に耐えうる経験をピックアップするようにして下さい。

また、なるべく自分の役割、課題、解決策、その効果がわかるように書いてくださいね。

 

APECエンジニア登録の注意点

2019年03月09日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

3月8日に合格発表がありました。今年は、建設部門が6.3%、総監部門が6.4%と厳しく、全体でも10%を割り込みました。

 

さて、合格者はこれから、①総合技術監理部門にチャレンジするか、②異なる部門や異なる科目にチャレンジするか、③別の資格チャレンジ等のために技術士試験から離れるか、早めに決めましましょう。

 

もちろん、資格取得を一休みして、仕事に邁進するのも良しです。また、技術士会や関連学会に入会し、知見を増やすのも良しです。

技術士には「継続研さん」の責務があるため、ぜひ、さらなる高みを目指すとよいでしょう。

 

さて、技術士になり、一定の要件を満たすと、APECエンジニアやIPEA国際エンジニアに申請できます。

この審査は、厳しくはないものの、やや手間がかかります。

 

手順としては、受験申込書で書いた720字の業務詳細論文を5つの業務すべてで書きます。

そして、それを英訳します。

 

また、過去5年間で、継続研さんのCPDポイントが250ポイントあること示します。

この継続研鑽は、何年何月何日の何時から何時まで、何をやったかを記録しておく必要があります。

コツは、あまり常識から外れた時刻を書かないことです。

 

わたしは、夜、寝つけなかった日の23:00から翌日2:00(26:00)や、早起きしてしまった4:30から7:00までと記録していたところ、審査の際に、問い合わせがきました。

「ふつう勉強する時間ではないでしょ、ほんとうですか?」という内容でした。

 

このことから、継続研さんは、平日は5:00から出社まで、帰宅後から22:00くらいに実施するのが妥当でしょう。

また、休日も5:00~22:00の間に実施するが良いでしょう。

 

いろいろ進むべき道の選択肢が増えましたね。

ひとまず、合格、おめでとうございます。

平成30年度 口頭試験合格率!?

2019年03月12日 作成 / 執筆:kody講師

日本技術士会から公表された平成30年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成30年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。

日本技術士会から公表された平成30年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成30年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。

 

【総合技術管理部門を除く部門】

部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率

◆機械部門

機械設計 84人 69人 82.1%

材料力学 55人 33人 60.0%

機械力学・制御 23人 10人 43.5%

動力エネルギー 19人 16人 84.2%

熱工学 24人 23人 95.8%

流体工学 20人 17人 85.0%

加工・ファクトリー~ 34人 27人 79.4%

    交通・物流機械及び~ 26人 17人 65.4%

ロボット   7人   5人 71.4%

情報・精密機器   8人   7人    87.5%

◆船舶・海洋部門

船舶          3人       3人  100.0%

海洋空間利用   0人   0人  0.0%

舶用機器 0人   0人  0.0%

◆航空・宇宙部門

機体システム 10人   7人    70.0%

航行援助施設   3人   3人  100.0%

宇宙環境利用   1人   1人  100.0%

◆電気電子部門

発送配変電 27人     26人    96.3%

電気応用     25人     24人    96.0%

電子応用     25人     25人  100.0%

情報通信     56人     46人    82.1%

電気設備     72人     66人    91.7%

◆化学部門

セラミックス及び~       4人     4人 100.0%

有機化学製品       7人 7人 100.0%

燃料及び潤滑油      1人 1人     100.0%

高分子製品   6人     6人     100.0%

化学装置及び設備   7人     7人    100.0%

◆繊維部門

紡糸・加工糸の方法~   2人     2人    100.0%

紡績及び製布 3人     3人    100.0%

繊維加工 6人     6人    100.0%

繊維二次製品の製造~ 1人     1人    100.0%

◆金属部門

鉄鋼生産システム 3人     3人        0.0%

非鉄生産システム 1人     1人        0.0%

金属材料      9人    8人      88.9%

表面技術    12人       12人    100.0%

金属加工    30人   29人      96.7%

◆資源工学部門

固体資源の開発及び~  1人     1人    100.0%

流体資源の開発及び~ 3人     3人    100.0%

資源循環及び環境          2人     2人    100.0%

◆建設部門

土質及び基礎            40人     386人      95.0%

鋼構造及びコンク~  124人     111人      89.5%

都市及び地方計画   121人     113人      93.4%

河川、砂防及び~   187人     185人      98.9%

港湾及び空港    45人      41人      91.1%

電力土木       9人         7人      77.8%

道路      166人    164人      98.8%

鉄道            52人     47人      90.4%

   トンネル         32人     29人      90.6%

施工計画、施工設備~  120人        116人      96.7%

建設環境     38人              35人      92.1%

◆上下水道部門

上下水道及び工業用~    80人          69人      86.3%

下水道   116人        111人      95.7%

水道環境   2人        3人    100.0%

◆衛生工学部門

大気管理   3人        3人    100.0%

水質管理 19人             18人      94.7%

廃棄物管理      26人        22人      84.6%

空気調和      14人        14人    100.0%

建築環境      16人        13人      81.3%

◆農業部門

畜産   2人        2人    100.0%

農芸化学       7人                7人    100.0%

農業土木     87人          86人      98.9%

農業及び蚕糸 13人          10人      76.9%

農村地域計画       5人                5人    100.0%

農村環境     10人              10人    100.0%

植物保護     12人              11人      91.7%

◆森林部門

林業     17人          17人        100.0%

森林土木     36人              34人      94.4%

林産       9人                8人      88.9%

森林環境       7人                7人        100.0%

◆水産部門

漁業及び増養殖   3人        3人    100.0%

水産加工   4人        3人          75.0%

水産土木     17人          15人          88.2%

水産水域環境 11人          10人          90.9%

◆経営工学部門

生産マネジメント     31人          31人        100.0%

サービスマネジメント    21人          16人          76.2%

ロジスティクス   6人        6人        100.0%

数理・情報   4人        4人        100.0%

金融工学   0人        0人       0.0%

◆情報工学部門

コンピュータ工学   9人            8人          88.9%

ソフトウェア工学     11人       9人          81.8%

情報システム~     11人       8人          72.7%

情報ネットワーク      4人       3人          75.0%

◆応用理学部門

物理及び化学 11人          11人        100.0%

地球物理及び地球化学      6人            6人        100.0%

地質    59人          53人          89.8%

◆生物工学部門

細胞遺伝子工学   6人        4人          66.7%

生物化学工学      9人            8人          88.9%

生物環境工学   4人        4人        100.0%

◆環境部門

環境保全計画   27人     26人          96.3%

環境測定   18人     16人          88.9%

自然環境保全     18人     17人          94.4%

環境影響評価      9人       7人          77.8%

◆原子力・放射線部門

原子炉の設計~           7人                7人        100.0%

原子炉の運転~      4人        4人        100.0%

核燃料サイクルの技術      2人        2人        100.0%

放射線利用       1人       1人        100.0%

放射線防護       8人       8人        100.0%

 

【総合技術管理部門】

部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率

◆機械

機械設計       3人     3人    100.0%

材料力学   4人 3人      75.0%

機械力学・制御   0人 0人        0.0%

動力エネルギー   0人 0人        0.0%

熱工学   2人 2人    100.0%

流体工学   0人 0人        0.0%

加工・ファクトリー~   2人 2人    100.0%

    交通・物流機械及び~   5人 5人    100.0%

ロボット   0人     0人        0.0%

情報・精密機器   0人     0人        0.0%

◆船舶・海洋

船舶          0人    0人       0.0%

海洋空間利用   1人         1人    100.0%

舶用機器 0人    0人       0.0%

◆航空・宇宙

機体システム   0人     0人       0.0%

航行援助施設   2人     2人    100.0%

宇宙環境利用   0人     0人       0.0%

◆電気電子

発送配変電   3人         3人       100.0%

電気応用       1人     1人       100.0%

電子応用           4人     3人         75.0%

情報通信       4人            4人   100.0%

電気設備       5人         5人       100.0%

◆化学

セラミックス及び~       0人 0人     0.0%

有機化学製品       0人 0人     0.0%

燃料及び潤滑油      0人 0人     0.0%

高分子製品   0人     0人     0.0%

化学装置及び設備   0人     0人     0.0%

◆繊維

紡糸・加工糸の方法~   0人     0人     0.0%

紡績及び製布 0人     0人     0.0%

繊維加工 1人     1人    100.0%

繊維二次製品の製造~ 0人     0人     0.0%

◆金属

鉄鋼生産システム 1人     1人        100.0%

非鉄生産システム 0人     0人        0.0%

金属材料 3人     3人        100.0%

表面技術      2人         2人        100.0%

金属加工      1人     1人        100.0%

◆資源工学

固体資源の開発及び~  0人     0人        0.0%

流体資源の開発及び~ 0人     0人        0.0%

資源循環及び環境          0人     0人        0.0%

◆建設

土質及び基礎              8人         8人        100.0%

鋼構造及びコンク~    15人       15人        100.0%

都市及び地方計画       7人         5人          71.4%

河川、砂防及び~     20人       20人        100.0%

港湾及び空港       2人             2人        100.0%

電力土木       1人        1人        100.0%

道路         28人      26人      92.9%

鉄道               6人            6人        100.0%

   トンネル            8人            8人        100.0%

施工計画、施工設備~    22人          22人        100.0%

建設環境       8人            8人        100.0%

◆上下水道

上下水道及び工業用~      8人            8人        100.0%

下水道       4人            4人        100.0%

水道環境   0人        0人        0.0%

◆衛生工学

大気管理   0人        0人        0.0%

水質管理   0人        0人        0.0%

廃棄物管理       2人           1人      50.0%

空気調和      1人       1人    100.0%

建築環境       0人       0人    0.0%

◆農業

畜産   0人        0人        0.0%

農芸化学       0人            0人        0.0%

農業土木       1人                1人        100.0%

農業及び蚕糸   0人        0人        0.0%

農村地域計画       0人            0人        0.0%

農村環境       0人            0人        0.0%

植物保護       0人            0人            0.0%

◆森林

林業       1人            1人    100.0%

森林土木       2人            2人    100.0%

林産       0人            0人            0.0%

森林環境       1人            1人        100.0%

◆水産

漁業及び増養殖   0人        0人            0.0%

水産加工   0人        0人            0.0%

水産土木       0人            0人    0.0%

水産水域環境   0人        0人            0.0%

◆経営工学

生産マネジメント       2人            2人        100.0%

サービスマネジメント      1人            1人        100.0%

ロジスティクス   0人        0人            0.0%

数理・情報 3人        3人        100.0%

金融工学   0人        0人            0.0%

◆情報工学

コンピュータ工学   2人        2人        100.0%

ソフトウェア工学       0人       0人            0.0%

情報システム~       3人       2人          66.7%

情報ネットワーク      0人       0人            0.0%

◆応用理学

物理及び化学   1人        1人        100.0%

地球物理及び地球化学      2人            2人        100.0%

地質      5人            5人        100.0%

◆生物工学

細胞遺伝子工学   1人        1人        100.0%

生物化学工学      1人            1人        100.0%

生物環境工学   0人        0人            0.0%

◆環境

環境保全計画     2人       2人        100.0%

環境測定     1人       1人        100.0%

自然環境保全       0人       0人            0.0%

環境影響評価      1人       1人        100.0%

◆原子力・放射線

原子炉の設計~       0人        0人            0.0%

原子炉の運転~      2人        2人        100.0%

核燃料サイクルの技術      1人        1人        100.0%

放射線利用       0人        0人            0.0%

放射線防護       0人        0人            0.0%

 

 

平成30年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成30年度口頭試験合格率/

平成29年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成29年度口頭試験合格率/

平成28年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成28年度口頭試験合格率/

平成27年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成27年度口頭試験合格率/

平成26年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成26年度口頭試験合格率/

技術士2次試験 不合格者の共通点

2019年03月26日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

さて、2018年度の技術士試験が終了し、

合格された方、不合格であった方、様々おられます。

 

3月のこの瞬間から既に来年度の受験の戦いは始まっています。

どう戦っていくのか?

各々十分に考えてください。

その中で、私がこれまで関わってきた受験生の中で、

3月の時点で「受かりそうにないな」と感じる方々がいます。

 

反面教師という意味で示しますので、

合格を目指す皆様は、このようにならないでください。

 

・弱音を吐き、あきらめようとする人

・他人の責任にしようする人

・○○して欲しいと、他人に求めるばかりの人

・勉強ができない「正当な理由」ばかり考える人

・3日間勉強しない日が続く人

 

上記のポイントを読むだけで納得するかと思いますが、

人間は弱い生き物です。

少し気を抜けば、誰でも上記の症状を発症してしまいます。

 

他人の責任にして、何か得になることがあるでしょうか?

また、他人に何かをお願いして自分の力になるでしょうか?

自分の回答の良し悪しを聞くのは問題ありません。

例えば、自分の仕事を相手に押し付けたり、家族の役割を無視したりです。

 

全ての受験生が何かしらの不都合を抱えながら勉強しています。

自分の環境さえ、問題点を見つけ、解決策を模索しながら勉強することが大事です。

私は、そのように大変な状況でも工夫して勉強した方に技術士になってほしいと思います。

 

3日以上勉強をさぼってしまう方、この方も厳しいです。

勉強は大半の方々はツライものと考えます。

ツライ事柄も、「慣れ」や「ライフスタイル」、「ルーティン」として

自分の生活リズムに取り込むことが大事です。

病気などのやむを得ない場合を除き、長期にわたって勉強しない期間を作ってしまうと、

勉強しない方に慣れてしまいます。

 

人それぞれ勉強方法は異なります。

しかし、人間としての行動パターン、傾向は似てきます。

 

是非、今回の話を反面教師として心に刻み、

勉強に励んでほしいと思います。

 

頑張ってください。

選択科目Ⅱ-2の対応が合否の分かれ道

2019年04月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

筆記試験は、必須科目Ⅰ(1800字)、選択科目Ⅱ-1(600字)、選択科目Ⅱ-2(1200字、選択科目Ⅲ(1800字)に分かれます。このうち、選択科目Ⅱ-2を適切に書けるかどうかが合否の分かれ道になるでしょう。

なぜなら、Ⅱ-2では、他の科目では問われない「マネジメント」と「リーダーシップ」が確認項目になっているためです。

 

マネジメントとは、一言でいえば「業務遂行手順」です。

このマネジメントに関して、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)は、次のように公表されています。

 

〇業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。

 

リーダーシップとは、一言でいえば「関係者調整」です。

このリーダーシップに関して、コンピテンシーは、次のように公表されています。

 

〇業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。

〇海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。

 

平成31年度以降の試験では、このコンピテンシーに基づいて、試験官が答案を採点します。

ですから、解答する際には、よく意識して評価してもらえる文章を書くとよいでしょう。

講師になったつもりで業務を語ってみる

2019年04月06日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

人気セミナー講師になったつもりで、業務を語ってみる訓練をするのが有効です。また、教え方がうまいと評判の上司になったつもりで、業務の手順を部下に話してみるイメージトレーニングは役に立ちます。もちろん、すでに技術士になったつもりで振舞います。

 

これは、技術士法第2条の「技術士」の定義から、言えることです。

 

つまり、技術士とは、『科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。』とされています。

 

この「指導」するスキルを磨く訓練になるのです。

 

「わかりやすく説明する」。

これはコミュニケーションに必須のスキルです。そして、技術士試験で試されている能力のひとつです。

 

『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』のコミュニケーションには、つぎのように記されています。

 

①業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

 

②海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。

 

とくに、①にあるように、技術士は、「口頭でわかりやすく説明」できなければなりません。

 

ですから、業務にかかわることについて、講師になったつもりで、端的に語る訓練というのは、とても効果的なのです。

総監択一式 法律問題の傾向と対策

2019年04月07日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士会HPで公開されている過去問(平成21年度~平成30年度)をもとに、法令問題を抽出し、「年度」と「5つの管理」(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)ごとに分類したところ、つぎの3つの傾向が明らかになりました。

 

(1)最近5年間では、択一式で出題される40問中8~10問(20%以上)で法令問題が出題されている。

 

(2)経済性管理を除く4つの管理では、ほぼ毎年、法令問題が出題されている。

 

とりわけ、人的資源管理と社会環境管理では、法令問題の出題割合が多く、年度によっては、出題数の半数が法令に関するものである。

 

(3)出題される法令は繰り返し出題されるものが多い。

 

具体的には、人的資源管理では労働基準法、情報管理では個人情報保護法、安全管理では労働安全衛生法、社会環境管理では環境影響評価法が頻出です。

 

なお、内容面では細部を問う論点が増え、法令問題対策の重要性が高まってきています。

 

そこで、まず、法令対策にかける時間を確保しなければならないと覚悟します。そのうえで、つぎの手順で対策するとよいでしょう。

 

(1)技術士会HPから過去問をダウンロードし、法令問題の5つの選択肢ひとつずつで、正しい選択肢であるか、誤った選択肢であるか判断できるようにする。

 

(2)正しい選択肢についてはその問題文を、誤った選択肢については、誤っている箇所を訂正した問題文を暗記する。

 

(3)(3)について、今後、出題されそうな論点を予想する。

一般に、法令問題では、混同しやすい法律や、用語を入れ替えたり、数字を変えたりして間違った選択肢を作ることが多い。

 

(4)総合技術監理キーワード集2019に挙げられた未出題法令の目的条文等を読む。

 

受験申込書の提出が終わったら、択一式対策に取り組みましょう。

技術士2次試験 成功の秘訣

2019年04月08日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

もう既に技術士2次試験の申し込みを済ませた受験生もいることかと思います。

さて、申し込みが済んだら、あとは勉強するのみです。

 

しかし勉強はつらく長く、大変なものです。

モチベーションを継続することも、試験勉強のスキルの一つと考えます。

 

では、何でモチベーションを維持するのか?

よく言われる成功への秘訣をまとめてみました。

 

1.自分の成功した姿を想像する

 アインシュタインの言葉に「想像力は知識よりも重要だ」があります。

鮮明に正しく成功した自分を想像することで、後の自分がそれに続くことが簡単になるでしょう。

・毎日自分の成功を想像することに数分費やしましょう。

自分が成功して、映画の主人公になっているのを想像するのです。

その映画であなたは何を行なっていますか?どんな感じの成功ですか?

高揚した気持ちを楽しみ、自分の炎をかき立てるモチベーションにしましょう。

2.自分のゴールを成功させるもの、能力、物質を特定しましょう

もし有名な演説者になりたいのでしたら、自分のボキャブラリー、知識、

スピーチライティング、声の鮮明さなどのスキルを磨くことが必要となるでしょう。

では、技術士になるためにあなたが必要な能力、物質とは何ですか?

論文力、技術の知識力、キーワード、時事ネタなど何が足りないのかを分析してみましょう。

3.自分が磨かないといけない能力と、自分がアウトソースできるスキルを判別する。

アウトソーシングは、タイムマネージメントです。

自分の能力には限りがあるのです。

あまり重要でないことをアウトソーシングすることによって、

自分がそこへたどり着くまでにフォーカスしておきたいことに集中できる時間を与えます。

試験日は既に決まっています。

つまり、試験勉強ができる時間は伸ばすことができません。

有限な時間を如何に有効な時間とするかは、

貴方自身が時間の使い方を考える必要があります。

うまくいかない、苦手だと思うことは人それぞれ必ずあります。

そんなときは、経験者へ意見を聞くことも時間を有効に活用する手法であります。

ぜひ、合格への道筋を今から考えてみて下さい。

技術士2次試験 短期間の目標を作ろう

2019年04月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士2次試験の受験申込期間は

2019年4月8日(月)~2019年4月24日(水)となります。

受験生の皆様、既に願書を提出したでしょうか?

明日が締切です。

まだ出していない方は急いでください。

 

さて、これから技術士試験に向かって、勉強を頑張るわけですが、

試験日はまだまだ先、長い道のりです。

 

私も経験者なので分かりますが、必ず途中で息切れする瞬間があります。

いかに息切れを乗り切って試験日まで体力と気持ちを持っていけるかが勝負です。

 

そこで私が提案するのは、「短期間の目標を作って勉強に臨む」です。

 

1日の目標、3日間の目標、1週間の目標、1ヶ月の目標、などです。

 

毎日の目標を作ることは、勉強をさぼらないことに繋がり、非常に有効です。

例えば、どんなに忙しくても、必ずキーワードを5個覚える、などです。

 

1週間の目標は土日も含みますので、少しハードルを高めに設定しておくとよいでしょう。

合格者は必ず休日にまとまった時間を捻出しています。

試験時間は2~3時間です。

最低、この時間は集中して勉強できる時間を確保してください。

AM,PMでそれぞれ2時間、3時間取れれば良いでしょう。

 

ですから、1週間で過去問を2~4問解く。などの目標を掲げましょう。

 

今は4月、まだ過去問には早い。

などと考えている方は大間違いです。

早く過去問を解き、どんな出題があるのか、

どのように回答すればよいのか、何を勉強したら良いのか、

色々なことを学べます。

 

すでに私のところにも論文添削依頼が数件来ております。

今年合格したい!

と思うならば、即行動です!

分からなければ、合格者に聞けばいいだけです。

頑張ってください。

技術士2次試験 勉強は知識を埋込むイメージ

2019年04月24日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

今年のゴールデンウィークは、4月27日(土)~5月6日(月)で

10連休という方も多いのではないでしょうか?

 

もちろん、ご家族へのサービスも大事ですが、

今年絶対に合格する、という意気込みがあるかたは勉強を怠りません。

この10日間でどれ程の時間を勉強へ費やせるかで結果は異なります。

 

ちょうど、学生時代の夏休みで夏期講習を頑張った人と、

ずっと遊び続けた人で差が大きく開くのととても近いです。

 

実際、私自身も合格した年のゴールデンウィークは、

毎日欠かさず4時間は最低勉強していました。

 

勉強する場合も、ただ単にテキストを眺めるだけでは意味がありません。

例えば、毎日見ているはずの自宅のTVのリモコンのボタンの配置を

今、思い出して絵として書きだすことができるでしょうか?

私にはできません。

それは、脳が必要な情報として認識していないため、

記憶にとどめようとしないからです。

 

勉強でも、重要なキーワードにカラーマーカーを引いて終わり、

という方が結構おります。

カラーマーカーで着色したことによって、勉強したと思い込んでいるだけで、

実際には頭には入っていないことが多いです。

 

重要なものは、手を動かして書き出してみる。

そして、第3者へ説明してみて下さい。

説明できれば自分自身の言葉で理解できたという証拠です。

 

同じテキストを使い、同じ勉強時間を確保したとしても、

合格者と不合格者は明確に分かれます。

 

勉強方法、勉強効率が異なることで理解度が大きく異なるからです。

 

せっかく、自由な時間を勉強に費やすのです。

もっとも効果的な勉強方法を実践してください。

技術士2次試験_休みを制して技術士へ

2019年04月30日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さま、こんばんわ。

平成最後の投稿となります。

ただいま、ゴールデンウォーク真っ最中ですが、試験勉強は進んでいるでしょうか?

10連休という方が多いと思いますが、すでに4日間が過ぎています。

当初、ご自身で設けた課題・目標を達成できているでしょうか?

ゴールデンウィークの時間を勉強に費やせない方は、ほとんど合格することはできません。

厳しいようですが、いま一度生活スタイルを見直してください。

さて、今回は2次試験の論文を作成するための心臓部分に言及していきます。

あなたは物事を考えるときに、当然日本語で考えます。

その日本語も自分がいつも使う言葉で物事を考えているはずです。

知らない言葉では、考えることはできないのです。

すなわち、多くの語彙を持ち合わせている方は、多彩な思考を巡らせることができるのです。

簡単に言えば、10,000語を知っている人は、10,000語の言葉を組合わせて考えることが出来ますが、1,000語しか知ら無い人は、1,000語で組み合わさる狭い範囲でしか考えることが出来ません。

これは、資格試験でも同じです。

私が思うに、必要なキーワードの目標は300個としています。

300個のキーワードを学習していれば、幅広い出題に対しても解答を記述できます。

しかし100個以下では、ほとんど解答が記述できません。

例えば、英単語を勉強せずに英文を書こうとするようなものです。

300個というと非常に多いと思うかもしれませんが、試験日まで約90日弱です。

1日に3から4個学習してもらえば達成できない数ではありません。

休みのうちに多くのキーワードを学習して他の受験生よりも合格率をあげて下さい。

家族の理解は大きなアドバンテージ

2019年05月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

スムーズに技術士になれる人の多くは、家族に理解があります。逆に、家族が受験に協力的でないと苦労します。

「平日は仕事で忙しく、休日は家族と過ごすから時間がとれない。受験生はみんな、そのような条件で勉強している」との考えは、必ずしも正しくありません。

 

なぜなら、独身者で休日に時間がある受験生は、1日10時間近く勉強することがあるからです。

単身赴任で、食事のときのお行儀を気にする必要のない受験生は、本を読みながら、ごはんを食べることがあるからです。

そして、このような受験生と、休日に家族と出かけたり、家事に時間を割いている受験生とでは、確実に勉強量に差が出ます。どちらが良いとか、悪いとかいう話ではなく、差がでてしまうのです。

 

もちろん、家族と一緒に暮らしていて、成果を上げ続ける方も、いらっしゃいます。

 

30代で総合技術監理部門の技術士となり、そのほかにも中小企業診断士の資格を取得している方がいます。

あるとき、執筆活動も盛んにされているため、その秘訣をうかがいました。奥様が資格取得に理解があり、習慣として、奥様もいっしょに勉強をされるとのことでした。

 

技術士試験の指導を通して、知り合った方のなかに、習慣として勉強をしている人、ライフワークとして業務関係の資格取得をしているが多くいらっしゃいます。

そして、彼ら彼女らの多くが、上手にスキルアップをされています。

彼らに共通していることは、家族に応援してもらっているということです。

 

『家族を味方につけるのは、大きなアドバンテージ』

 

家族に協力を仰ぐことが、技術士試験合格の近道になり得ます。

恥ずかしがらずに、奥さんに筆記試験用の答案を読んでもらいましょう。

口頭試験の模擬面接をしてもらいましょう。アドバイスに従うと、きっと、わかりやすい答案や受け答えになって、合格に近づくはずです。

技術士2次試験_準備は万端

2019年07月10日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

あと5日後には、技術士第二次試験が行われます。

持ち物などの準備は、終わりましたか?

今日は、私の気づいた注意点など書いてみます。

1、試験場の到着時間は、1時間前にする。

試験会場到着時間を集合時間に合わせる人はいないと思いますが、十分な余裕を持って下さい。

お勧めは、45分~1時間前には到着することです。

45分から1時間の余裕があれば、交通機関の事故でもタクシーなどに乗り換えることで何とかなります。

忘れ物があっても試験センターに相談する時間があります。

 

2、お弁当は、自宅から持参する。

お弁当を試験会場近くで購入するのは、難しいと考えて下さい。

試験当日は、受験生の人数だけ人が増えます。

例えば、500人の受験生の3割がお弁当を買い求めた場合、150人ですので、あっという間に売り切れます。

すなわち昼食無しになります。

午後の試験に差し支えるので、自宅からの持参をお勧めします。

もしくは、最寄駅で事前に買っておきましょう。

 

3、エアコン故障の場合を考える。

最近の試験会場は、エアコン完備です。

しかし最悪の事態を想定し、 エアコンが壊れた場合の暑さ対策を考えて下さい。

あるいは、エアコンの吹き出し口が座席になった場合の対策を考えて下さい。

このような場合があっても試験センターからの救済処置は無い考えます。

 

4、復元論文の準備をする。

試験の解答は、11月~12月の口頭試験で試験官の手元にあります。

記述した内容について、試験官は自由に質問できる状態です。

7月の試験でどのような事を書いたか、4か月間覚えておくのは至難の業です。

筆記試験の終わった直後に復元論文を作成する事をお勧めします。

 

5、受験票の写真身分証明書を準備する。

受験票を撮影した写真と身分証明書があれば、受験票をなくしても何とかなる場合があります。

 万一に備えて受験票の写真と身分証明書の準備をお勧めします。

 

それでは、体調に気を付けて、頑張ってください。

技術士2次試験_「まず始める」ことの重要性

2019年08月05日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

さて、8月になりました。

非常に暑い日が続き、本業の仕事を進めるだけでとても疲れます。

 

7月の筆記試験を受験した方、受験しなかった方、

合格の可能性がある方、不合格の可能性が大きい方など

様々な方々がおられると思います。

 

しかし、「今、何もやらない」という選択肢は本当に正しいでしょうか?

合格の可能性がある方は、口頭試験の準備を進める必要があります。

不合格と思われている方は、来年の受験の為に、再度勉強を始める必要があります。

偉そうなことを書いていますが、

私自身、「今やる!」というのは非常に難しいことだと承知しています。

一級建築士や技術士の過去の資格試験勉強でもそうでした。

今でも英語を上達させる勉強や、その他業務で必要となる資格は多くあります。

そして、今!すぐ!やるべきだとはわかっていてもなかなか動けないという

情けない状態でもあります。

 

そこで、私がどのように勉強を進めるか、についてご紹介いたします。

 

初めから1時間、2時間を勉強することはできません。

ですから、テキストを目の前に置き、5分間眺める時間をとります。

気持ち的には5分と思って始めますが、

キリが良いところまで読もう、もしくは解答しようという気持ちになります。

この繰返しです。

最初は2日に1回程度ですが、徐々に勉強を始めることに倦怠感を持たなくなってきます。

それでもサボりたいという衝動に負ける時もあります。

しかし、そういう気持ちも含めて「早く」始めることにメリット以外有りません。

 

暑く大変な日々が続きますが、

ぜひ頑張っていきましょう。

 

技術士2次試験_現段階の準備とは

2019年08月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

 

私の方への筆記試験本番の論文添削の依頼も一段落したところです。

試験制度が変わり、初めての年なので、

なかなか採点基準や合格基準が明確化していないため、

他人の採点に一喜一憂する必要はありません。

受験生全員が自分の回答に不満がありますし、改善点があります。

完璧な答案だ、という人など一人もいません。

 

基本的には、何も書けなく答案用紙の8割を埋めることができなかった、

という人以外は、合格を信じて口頭試験の勉強に移ってください。

 

技術士に合格する為には、口頭試験は必須です。

いつか必ず勉強する必要が出てきます。

ならば、合格を信じて、今勉強するのがベストでしょう。

 

技術士2次試験は、難易度が高いと言われていますが、

合格率は部門により異なりますが、約10%です。

 

10%という数字は、そこまで小さな数字ではありません。

 

例えば、マラソン大会で5万人が参加するものがあったとします。

入賞する人は毎日何十kmと走っているアスリートであり、

一般人が入賞することは非常に困難です。

そして入賞は大きな話題となり、名誉が与えられます。

しかし、5000番内に入ることは一般の方でも可能性があります。

また5000番の方が話題になることは全くありません。

 

技術士試験は、1番、2番を決める試験ではないのです。

上位10%の範囲に入れば、全員が等しく技術士になる権利が与えられるということです。

 

自分の論文に自信がないと仰っている受験生もいますが、

他の方と比較しても、そこまで自信を失う出来ではありません。

 

不安はあるでしょうが、ぜひ前に進んでみましょう。

口頭試験は、暗記する項目もあります。

早く始めて悪いことなどありません。

頑張ってください。

複数の資格にチャレンジしてみる

2019年08月06日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

人生100年時代で、1つの専門で、最後まで逃げ切れないのが、いまの現役世代です。働き手不足が、それに拍車をかけています。つまり、一人が二役も三役もやらないといけない時代になってきました。ですから、複数の資格にチャレンジするのは良いことです。

 

しかし、まったく違う資格の勉強を同時にやるのは、共倒れの危険が高まります。限りある時間が、まったく分散されてしまうためです。

ですから、つぎの3つの条件を満たす資格を狙うべきでしょう。

 

・試験内容や範囲に重複があること
・一部免除制度があること
・交互に試験勉強することで疲れないか、むしろ気分転換になること

 

そのうえで、一見、異分野と思える資格であれば、より有益でしょう。

 

例えば、厚生労働省が管轄する「労働安全コンサルタント」の試験では、技術士の機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、化学、金属、資源工学、建設、農業(農芸化学、農業土木)、森林(森林土木)、経営工学(生産マネジメント)部門の二次試験合格者には筆記試験一部免除の特典があります。その他の部門の合格者にも受験資格の認定があります。

 

また、情報工学部門の二次試験合格者には、経済産業省が管轄する「中小企業診断士」の筆記試験一部免除があります。

さらに、全技術部門の技術士を対象に、特許庁が管轄する「弁理士」の筆記試験では一部免除があります。

 

とくに、経営コンサルタントである中小企業診断士や、知的財産権を扱う法律家である弁理士は、いわゆる理系よりも文系の領域になります。

つまり、技術士試験を足掛かりにして、業務の幅を広げられることを意味します。

ぜひ、複数の資格にチャレンジすることを検討してください。

一般部門の口頭試験を無事終了した方へ

2016年12月30日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

一般部門の二次試験の口頭試験を終えた方へ

一次試験・二次試験と難関試験を全力で突破されて、少しほっとされている方も多いかと思います。

年末・年始は久しぶりに家族と一緒に団らんしよう!サボっていた家族サービスをしよう!しばらく我慢していた趣味を満喫しよう!美味しいおせち料理を味わおう!

オンとオフを切り替えて、メリハリ感を持って年末・年始を過ごすのも大切です(笑)。

同時に、一般部門だけではなく、総合技術監理部門(以下、「総監」)にもトライしようと考えているのであれば、年末・年始はフリーの時間の多いチャンスの時期でもあります。

自分の専門分野を極めるのは素晴らしいことです。でも、技術革新が進む現在の社会で世の中に貢献しようと思うと、やはりより広い視点から世の中を俯瞰的に見極める多面的な発想と全体最適化を行うためのバランス感覚がとても重要です。そのような視点や能力を磨き、活用するには総監は格好の資格です。

2017年はもうすぐスタートします。技術者としての知識も見識もステータスもワンラックアップしてみませんか?もし、そう思うなら総監へのチャレンジは二次試験を終えた今がチャンスです。

技術士試験は2018年度から試験内容が変わります。なので、2016年度の技術士試験を乗り切った方は、来年3月の合格発表を待つのではなく、今スタートしましょう!書き初めをする人がいたら「目指せ総監!」というのはどうでしょう(笑)。

総監試験の平成29年度のスケジュールは次の通りです。
 4月28日(金)申込書の受付締め切り(申込書配布:4/3-4/28、申込書受付:4/7-4/28)
 7月16日(日)総合技術監理部門の二次試験(選択問題、筆記問題)

3月の合格発表を見て総監受験を決めるのが一般的だと思います。これで受験したら合格しないというものではないです。しかし、4月の申込書に記載する業務詳細(=小論文)を試験官が見るのは再来年の1月(例年のパターンなら)なのです。

しかも、この小論文は、総監に求められる5つの管理技術とトレードオフの観点から書かれている必要があります。いわゆる青本を読みこなして、理解して、自分のものにしないと適切な小論文を書くことは難しいでしょう。

したがって、再来年の総監の口頭試験を視野に入れた小論文を申し込み時点までに書こうとすると、この年末年始にスタートしないと厳しいことを理解いただけるのではないでしょうか?

やるべきことのお勧めは次の通りです。

 1) 青本の入手   :日本技術士会で販売しています。私はPDF版をA5に縮小印刷して持ち歩きました。
 2) 参考図書の入手 :やはり諸先輩のアドバイスは参考になります。
 3) 自分の職歴の棚卸:5つの管理技術の観点から自分の職歴を因数分解しましょう。
 4) 過去問題の入手 :日本技術士会のHPに掲載されています。まずは選択問題にトライ!

私は2)から始めました。本屋に行って売られている4−5冊を全部買っちゃいました。そして、日本技術士会のHPから入手できる情報は全部集めました。特に、選択問題は来年までです。現在の制度では、選択問題と論述問題の合計の点数が60点以上なら二次の筆記試験は合格です。しかも、選択問題の過去問題は8年分たっぷりとあります。

総監を目指すなら今がチャンスです。まずは、8年分の選択問題にトライして、理解していることと理解していないことの仕分けをしましょう。

私の場合は、100円ショップでA5のルーズリーフを大量に購入して、問題を切り貼りしました。そして、答えは切り貼りした用紙の裏側に記入しました。そして、不正解の問題はネットや青本で調べて、その内容を解説として追記しました。1日に30分から1時間はスタバに陣取って、過去問題をひたすら解いて、仕分けして、調べました。

とは言っても、年末年始には、ここまでやる必要はないです。

とりあえず、日本技術士会のHPをチェックして、過去問を入手し、100円ショップに行ってルーズリーフを買って、できれば本屋かアマゾンで参考本を買い漁る。多分、ここまでやれば100点でしょう(笑)。

リフレッシュや家族サービスも大切です。でも、来年に向けての宣言と準備(先行投資)だけは年末年始の間にしておきましょう。

そして、1月からスタートダッシュして、3月の合格発表を「当然さ」という感じで受け取りましょう!

健闘を祈ります!

 

 

現行方式試験タイプ最後の年

2017年01月09日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

必須科目(問題Ⅰ)は平成25年度から「択一式」(マークシート方式5択)がスタートしました。

技術士試験問題方式は5年サイクルで変更といわれていますが、択一式も例外ではないようです。

長い期間、受験してきた受験生にとっては、やっと慣れてきた択一式かもしれません。

択一が得意な人は平成29年度で決める強い覚悟で臨みましょう。

 

ところで「建設部門」が主かもしれませんが・・・

択一式問題の正答は「均等配置」を意識して作成されているって知っていましたか。

①正答数は均等

正答は1から5までありますが、それぞれ同じ数の正答数を目標としています。問題数は全部で20問あり5つから正答を選ぶので、1つあたり平均で4回正答を目安にしていることになります。簡単にいうと1の正答は4回、2の正答も4回・・・とそれぞれ均等になるようにしています。(実際はちょうど4回ではなく3~5回となっていますが・・・)

②同じ正答が連続しない

問1の正答が1、問2の正答も1、問3の正答も1・・・と同じ正答が続くことも避けるように意識して作成しています。2連続はあっても「3連続」にはならないようにしています。

 

さて、これを知っていたからといって点数が伸びるの?と疑問を持った人もいるでしょう。

実はその通りなのです。

あくまでもこの知識は補助的なチェックにしかなりません。

試験本番、マークシートを完成させたとき、そのマークした数字をよくみてください。

同じ正答が並んでいませんか?(例 問1の正答が3、問2の正答が3、問3の正答が3・・・と並んでいたらどれかが間違っている可能性が高いでしょう)

同じ正答が数多くありませんか?(例 正答3を選択した問題が6問以上ある・・・どれかが間違っている可能性が高いでしょう)

私がおすすめする択一試験本番対策は

1.まずは100%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する。

2.次に80%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する・・・という手順で自信のある解答から順番にマークシートに記載する。

3.正答が2つのどちらかまでたどり着いて悩んだ問題(いわゆる2択問題まで絞り込めた問題)は、その前後及び全体をみる。前後が同じ正答なら3連続同じ正答にならないかチェック、全体的に同じ正答に偏っていないかチェックし、正答を導く。

(例1)

問3 正答3だと思う

問4 正答が3か5と思われる

問5 正答が3だと思う

となったら、問4は正答が5の可能性大

(例2)

問4の正答が3か5と思われるが、マークシート全体をみると「3」の正答が1個、「5」の解答が5個になっていたのなら、正答は「3」の可能性大

以上のテクニックは正答に自信のある問題が最低7問以上でないと逆に悪い方向にいってしまう可能性があるので、まずは最低限の点数を取れる知識がないと自滅してしまいます。

あくまでも「補助的なチェック」だと思って活用してください。

 

 

 

 

 

 

現場から離れがちなエンジニアこそ総監にチャレンジ

2017年01月22日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

科学技術は、いっそう複雑に、高度になっていっています。

もはや、一部の専門家だけで、プロジェクトを完了させることはできません。

専門家を束ね、専門家以外のメンバーの協力も仰ぎ、困難を乗り越えるリーダーが必要です。

 

そのようなリーダーとしての資質があることを証明するのが、技術士(総合技術監理部門)の資格です。

 

総監技術士は、ほかの20部門の技術士があまり詳しくないスキルをもっていなければいけません。

 

経済性管理、人的管理、情報管理、安全管理、社会環境管理の5つの管理技術です。

 

たとえば、「人的管理」の領域では、労働関係法を知っている必要があります。

 

労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害保障保険法、雇用保険法、労働組合法、職業安定法、雇用対策法、職業能力開発促進法、障害者雇用促進法、高齢者雇用安定法、地域雇用開発促進法、中小企業労働力確保法、労働者派遣法、育児介護法、男女雇用機会安定法、最低賃金法、賃金の支払いの確保に関する法律、勤労青少年福祉法、労働関係調整法、労働契約法、個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律、などです。

 

そして、それを使いこなす必要があります。

 

労働安全衛生法をしっかりと理解していなければ、労働災害の発生頻度が高まり、「安全管理」がうまくいきません。

 

労災が発生すると、補償費のような直接損費が生じたり、労働埋合せ損失のような間接損費が生じて、「経済性管理」の足を引っ張ります。

 

このように、総監技術士に求められる考え方やスキルは、ほかの20部門とはまったく異なります。

 

技術士(総合技術監理部門)は、部下の管理監督の機会が増えてきた人向けの資格といえそうです。

技術士試験で受かるには勉強効率が大切!一瞬で集中する方法

2017年02月06日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士試験の勉強をしていて、集中力が保てず、学習が進まないと困った経験はありませんか?

技術士試験を取り組む人の多くは仕事をしながら、家に帰ってからの貴重な時間を使って学習しています。

ですので、限られた時間を有効に活用するためにも、効率的な学習法を覚えておくことをオススメします。

仕事前や仕事終わりの1〜2時間を最大限の集中力で勉強するためにポモドーロテクニックを試してみましょう。

ポモドーロテクニックはフランチェスコ・シリロという研究者が提唱する、タイマーを使った学習法です。人間の集中力はあまり長時間つづかないと言われますが、短時間だけ集中して課題に取り組むことで長時間集中ができないという脳の弱点をカバーしています。

ポモドーロテクニックの要点は以下の5ポイントです。

1.取り組むべき課題を選びます。
2.タイマーを25分にセットします。
3.タイマーが鳴るまで課題に集中します。
4.数分間の軽い休憩をとります。
5.1から4を4セット終えたら30分程度の休憩をとります。

大切なことは25分間のタイマーをセットしている間は電話やSNSの通知に目を向けないということです。勉強をしていても、ついテレビが気になってしまったり、スマホを触りたくなってしまった経験がある人も多いはずです。25分間だけ集中したあとの休憩時間であればスマホに触ってもよいので、勉強している間はすべての通知を無視して学習に取り組みましょう。

休憩を含むと1セット30分程度ですが、4セット(120分程度)つづけたら20分から30分程度の休憩をとって脳を休ませてあげると次の学習も集中しやすいとされています。平日の仕事が終わった後の2時間を使って勉強するときでも、休日で半日ほど勉強ができるときでも導入できるのがいいですよね。

集中力が持続できず学習環境を改善したいと思っているときはポモドーロテクニックを活用してみてくださいね。

技術士の合格発表がありましたね!総監を目指す方のためのエールと3つの秘訣!

2017年03月04日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

3月1日に日本技術士会のホームページで平成28年度の技術士2次試験の合格者が発表されました。

1年間頑張って、見事に合格の栄冠を取得した人、本当におめでとうございます。
 これまでの頑張りの成果ですね。指導してくれた人、協力してくれた人、応援してくれた人にも感謝ですね。
 一般部門に合格した人は是非、この勢いのまま総合技術監理部門にトライしてほしい!

今回は残念だった人
 これまで勉強したことは無駄ではない!やはり真摯に反省すべき点、改善すべき点を見つめ直し、是非再トライしてほしい!

恥ずかしながら自分の事を少し披露します。

私は、昨年度のトライで無事技術士(電気電子部門)に合格し、その勢いのまま総合技術監理部門にトライして合格しました。

 

合格の秘訣は次の3点かと思います。

1)自分を信じること
2)正しい学習プランを立てて実行すること
3)適切な指導を受けること

 

1)自分を信じること
 電気電子部門の二次試験でそれなりの手応えを感じたので、近くの本屋で並んでいる総監の受験本を全部(と言っても3冊)
 購入して読みふけりました。そして、一番大事なことは根拠のない自信を持つこと。ストレート合格のイメージを自分に
 刷り込むことというフレーズが目にとまりました。本当にそうだと思います。自分は合格すると自分を洗脳したのです!

2)正しい学習プランを立てて実行すること
 とはいえ、勉強しないと進みません。ネットで青本のPDF版を入手して、これをA5版で印刷して、3つの冊子にまとめました。
 また、過去問を全てA5のサブノートに切り貼りして、これもジャンルごとに5つの冊子にまとめました。次に、青本の内容を
 スマホに録音して、暇があれば、これを聞くようにしました。青本は、3日ローテーション、過去問は5日ローテーションで
 勉強しなくても、必ずバッグに入れて、時間があれば見るようにしました。やはり地力をつけるのは継続力です。


3)適切な指導を受けること
 選択式の筆記試験は独学で十分ですが、記述式の筆記試験と口頭試験対策にはやはり適切な指導者が必要です。私も外部の
 先生に依頼しましたが、これがもう厳しい!毎回ボロクソに添削され、指導され、心もボロボロになりそうになります。
 でも、ここで踏ん張れたのは、やはり1)の自分を信じること。なんといっても、これが一番重要です。これがなければ
 耐えられなかったでしょう。でも、そんな指導者も最後には、サジを投げたのか諦めたのか、認めたのかだんだん、まあ
 いいんじゃないと認めてくれるようになったのは自信にもなりました。

 

皆さんも、まずは自分を信じて!プランを立てて、指導者を見つけて、合格の栄冠を勝ち取ってください。

心より応援しています。

 

どうする論文対策(練習方法その10)

2017年03月04日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文で一番重要なことは、キーワードを適切に用いることです。一般的な技術用語、政府・行政が用いる用語などです。論文の論理展開が適切でも、適切なキーワードを用いなければ合格しません。反対にキーワードが適切であれば多少の記述の下手さは、ある程度カバーされます。的を絞りキーワードを理解しましょう。

専門分野のキーワードはその分野の基本書を精読すること。一般分野はその分野を所轄する省(建設部門なら国土交通省)の白書は必ず精読しましょう。キーワードの宝庫です。まずは、教材を揃えて、どれくらいの量かを確認して、計画的に精読しましょう。まだ3月です。時間はあります。試験直前には集中的に復習する必要があります。それなので、試験直前に集中的・短時間で効率よく復習できるように準備しておくことも含めて、計画的に精読しましょう。

どうする論文対策(練習方法その11)

2017年03月05日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文試験は手書きです。まずは、文字を手書きする練習です。少しやれば調子が戻るはずです。文章の書き方は、お手本に学ぶことです。お手本は、専門分野の基本書、白書です。これらの文章は、論理的な文章です。論理的な文章に接しているうちに、論理的な文章が書けるようになります。それに、キーワードも覚えられます。これらが出来てから、論文を書く練習をしても十分効果があります。6月上旬から論文を書く練習を5回程度やれば、合格できるはずです。もちろん、練習は多い方が良いですが。

まだ、3月です。勉強対策に不安がある方は是非、基本書・白書を精読する時期として集中しましょう。

業務経歴票における業務詳細の内容を記述する時のちょっと危険なテクニック

2017年03月22日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

技術士第二次試験受験申込書として業務経歴票を4月末までに提出しなくては受験ができません。

この業務経歴票には「業務内容の詳細」欄に720文字以内で業務の詳細を記入する必要があります。

このサイトをご覧になっているということは、この「業務内容の詳細」の重要性は既にご存知かと思います。

一言で言えば、業務内容の詳細(業務経歴票)は「口頭試験時の資料」として使用されます。

添削を繰り返し、完璧に近い状態まで仕上げておかないと口頭試験時に泣くことになります。

 

口答試験本番、口頭試験官はこの業務内容の詳細を見ながら色々と質問してきます。

実際はこちらが一番アピールしたい部分を答えることができず時間切れで終わってしまうこともあります。

時には予想できない変化球の質問に頭が真っ白になり、無言の時間を過ごすこともあります。

口頭試験官の質問内容をコントロールできたらな~と誰もが思ってしまいます。

 

そこで今回紹介するテクニックの出番です。

業務詳細の内容で自分が一番アピールしたい部分を「わざと曖昧(ぼんやりした表現)」で記述します。

すると口頭試験官はその部分を理解したいために必ず質問してきます。

口頭試験官の質問内容を誘導することができるのです。

これでこちらが一番アピールしたい部分を事前に準備しておいた満点以上の回答で答えることができ、大きく評価を上げることができます。

予想できない変化球の質問にドキドキする機会も減ることになり、自分優位に進める時間が増えることになります。

 

これだけ聞くと「すごい裏技だ」と思うかもしれませんが、実はかなり危険なテクニックです。

口頭試験官によっては

「なんだ、こいつはまともな文章が書けんのか」

「大事なことが書かれていなくて理解できん」

と口頭試験が始まる前から評価を落しかねません。

口頭試験官も人間です。

時と場合によっては諸刃の剣になるテクニックです。

初受験の人はかなりの勇気が必要かもしれません。

2つ目の受験時まで試さないほうが無難かもしれませんね。

このテクニックを使用する場合は最寄りの技術士等とよく相談することをお勧めいたします。

 

 

技術士二次試験の申込書は、口頭試験で審議される。

2017年03月27日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士の二次試験にチャレンジするかどうかを考えている人へ

すでに十分な準備ができている人も、まだ何の準備もできていない人もいらっしゃるかもしれない。

技術士の二次試験に合格するにはまず何が大事でしょうか? コンセプト的な話と実務的な話をしたい。

1. コンセプト的な話
 技術士試験に限らないけど、試験に合格するには、やはり覚悟と決意が必要です。具体的には次の3つ。

1)合格を強く強くイメージする。
2)合格までのステップを俯瞰的に理解する。
3)正しい学習を適切に遂行する。

1)合格を強く強くイメージする。
 ・試験に合格するには、合格するぞ!という強い決意と覚悟が必要です。
 ・そのためには、合格した時に自分を強くイメージすることです。
 ・なぜ技術士を目指すのか?どうして技術士になりたいのか、技術士になったら
  どうしたいのか?そのようなことを何度も何度も自分自身と反芻しよう。
 ・また、合格したら自分にご褒美を与えるという約束を自分とするのも有効です。
  私は、新しいスマホに機種変更するとか、AppleWatchを購入するとか、新しい
  MacBookを購入するとかを決めました。
2)合格までのステップを俯瞰的に理解する。
 ・申し込み提出、筆記試験の受験、口頭試験の受験の三段階があります。
 ・そして、申込書に記載する経歴書と小論文は口頭試験の時に問われます。
 ・したがって、申込書を作成するときには、口頭試験をイメージすることが求められます。
 ・技術士試験は4月に申し込みを提出して、3月に合格発表があります。
 ・したがって、申し込みから合格までの道のりを俯瞰的に理解することがとても大切です。
3)正しい学習を適切に遂行する。
 ・敵を知り己を知れば百戦危うからずとは有名な孫氏の言葉ですが、技術士試験にもそのまま当てはまります。
 ・特に、筆記試験の選択問題は、過去問題を丁寧に勉強すれば合格レベルをクリアできます。
 ・筆記試験の記述問題もやはり傾向があります。勉強法もあります。
 ・正しい勉強法を自分なりにイメージして、それを着実に実施することが合格への王道です。

 

2. 実務的な話
 技術士は資質を問う試験です。したがって、資質を高めることが本質的な問題です。
 しかし、試験なのでやはりコツがあります。
 そのようなコツを抑えることができれば合格の可能性は高まります。

1)申込書作成のコツ
2)筆記試験のコツ
3)口頭試験のコツ

1)申込書作成のコツ
 ・注意すべきは経歴と小論文です。
 ・経歴の目的は、技術士に相応しい人物であることを試験官に理解してもらうこと。
 ・そして小論文の目的は、技術士に相応しい問題解決能力を有することを試験官に
  理解してもらうこと。
 ・いずれも、読み手である試験官に理解してもらうことが目的です。
 ・しかし、試験官が理解するかどうかを申込書が判断することは難しい。
 ・したがって、申込書を書いたら必ず第三者に見てもらうことが必要なのです。
  特に、小論文は業務報告書になりがちです。
 ・そうではなく、課題を示し、解決策(複数)を示し、最適と考える理由と根拠を
   示し、最後の解決の効果を示す。そのようなプロセスを示し、試験官が理解でき
  るように配慮することがとても重要です。
2)筆記試験のコツ
 ・総合技術監理部門以外では、選択式問題と記述式問題のそれぞれで合格点を取得する
  必要があります。総合技術監理部門は合計点なので選択式問題で点数を稼ぐことが
  とても重要です。
 ・選択問題の勉強法としては、やはり日本技術士会に掲載されている年度分の受験部門の
  問題をすべてトライして、全問正解できるようにすることです。
 ・私の場合は、すべての問題をコピーして、A5のルーズリーフに貼り付けて、その裏に
  正解を手書きしました。そして、正解のものと不正解のものを仕分ける作業をします。
 ・何度やっても正解できないものはそもそも内容を理解していないものなので、周辺知識
  を含めて、勉強したことをそのA5のルーズリーフの裏に追記して、また不正解の問題にトライする。
 ・通常は4−5回も不正解すると大体正解に到着するが、どうしても、何度やっても正解に
  たどり着かない問題が10件程度あります。もうこれはあきらめて丸暗記しました。
 ・過去問題が再度出題される可能性がありますが、私の場合、丸暗記したものも1−2個あり
  ました。
 ・次に、記述式問題です。これはもう技術ノートを作ることを強く勧めます。
 ・私の場合には、900文字程度の情報量を含む技術ノート(A4)をパワポで100枚作成しました。
 ・そして、その技術ノートを見ながら、600字詰めの原稿用紙に技術的特徴と課題、対策などを
  まとめるようにしました。
 ・600字の原稿をまとめる中で気付いた技術ノートの過不足感に基づいて技術ノートを更新します。
 ・大体3回ぐらい技術ノートを更新すると、まあまあ使えるレベルに達します。
 ・原稿用紙1枚問題で記載のコツをつかんだら、2枚もの、3枚ものはその倍数対応なので楽です。
3)口頭試験のコツ
 ・これはもう想定問題の用意と模擬練習につきます。
 ・口頭試験で問われる内容は、総合技術監理部門を除けば、ほぼ定例化しているので、しっかりと
  想定問答を用意し、その内容をスマホ等で録音して、何度も何度も再生します。
 ・自分が答えた内容を再生すると、自分の回答のいけていない点に気付きます。そのように感じた
  点を中心に何度か想定問答を改定し、また録音して再生して、自己反省する。
 ・そのようなことを3回ぐらいローテーションするとほぼ合格レベルに達します。
 ・そして、大切なことは必ず第三者に模擬面談をお願いすることです。自分だけでは気づきにも
  限界があります。上司でも、同僚でも、奥さんでも、誰でも結構です。
 ・是非第三者に客観的に評価してもらって、それを反省材料としてください。

来年の3月に桜が咲くように、今から頑張りましょう。

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