2024年09月 月間アクセスランキング

問題と課題を使い分ける

2018年06月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

答案添削で、A判定とB判定の基準の一つは、「問題」と「課題」が適切に使われているか、です。

 

これらが混同されている場合には、B判定とします。
また、課題を述べよと書かれているにもかかわらず、問題を書いている場合には、B判定とします。

 

問題とは、あるべき姿と現状とのギャップです。
1時間で、1000個作るべきところを、50個しか作れないのは、問題です。
課題ではありません。

 

課題とは、あるべき姿に到達するためにやるべきことです。
1時間で1000個作るために、生産効率を上げることが、課題です。
あるいは、効率を下げている要因を取り除くことが、課題です。

 

試験問題で問われるのは、ほとんどが課題です。
なぜなら、技術士試験では「課題設定能力」が問われているからです。

 

問題と課題の区別がはっきりわからないうちは、「課題」を「目標」と置き換えてみてください。

 

1000個作るべきところを、50個しかつくれないのが、目標と言うと、しっくりきません。


一方、生産効率を上げることが、目標です、というとしっくりきます。
また、効率を下げている要因を取り除くことが、目標です、というとしっくりきます。

 

もう一つ、問題と課題を区別するには、ネガティブな表現か、ポジティブな表現か、を見分けます。

 

50個しか作れないのは、ネガティブですから、やはり「問題」なのです。


一方、生産効率を上げるのは、ポジティブですから、「課題」であり「目標」なのです。
また、効率を下げている(-)要因を取り除く(-)のは、プラスになりますから、やはり「課題」であり「目標」ということになります。

 

問題と課題を使い分けられると、ひとつ合格に近づきます。

受験される方へのエール

2018年07月07日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

筆記試験まであと1週間となりました。

受験される皆さん、勉強は計画通りに進みましたか。

計画通りに勉強できなかったので、受験やめようかと思っておられる方も
おられるかもしれませんが、諦めずに受験して下さい。


今更焦ってもしかたないので、現在できることをすればよいと思います。

手書きの練習を全然されていない方は、手書きの練習をして下さい。
1週間、手書きの練習をするのとしないのでは雲泥の差です。

手書きの練習は十分されている方は、ノートの見直しをメインに
1週間過ごされたらよいと思います。
この1週間に見直したところがきっと出題されます。
そう思うと、ちょっとの時間でもノートの見直しができますよね。


最後に、アドバイスを一つ...

とにかく、自信を持って回答して下さい。

あなたがどう考えて、どのような解決策を出すかが重要で、
「一般的には・・・」ということはあまり意識しなくてよいと思います。

筆記試験Ⅲの回答について口答試験で聞かれることがあります。
その時、「私はこのように考え、このような解決策を考えました」
というストーリーが言えるような回答にすればよいのです。

その解決策が一般的なものでなくても、貴方が今までの経験から
そうすべきと思う通りに書けばよいのです。

とにかく、自信を持って回答して下さい。

ご健闘をお祈り致します。
 

平成30年度試験の解説(建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目 Ⅲ-2)

2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師

平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。

建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。

以下はⅢ-2に関する記述です。

 

Ⅲ-2はソフト対策に関する問題でした。

ハザードマップの作成等に関するソフト対策については、過年度までにも出題されていましたが、今回の問題文は

「災害に強い地域」、つまり「まちづくり」に関連するソフト対策が問われています。

都市及び地方計画科目の問題文と言っても過言ではない内容ですので、戸惑った方も多かったのではないでしょうか。

地域全体の「大きな仕組みづくり」の観点で記述ができたかどうかがポイントとなります。

 

問われているのは以下の3点です。

①災害に強い地域にするためのまちづくりに関して、具体的なソフト対策の例を2つ説明

②災害に強い地域にするためのソフト対策推進上の課題を2つ説明

③2つの課題に対して、それぞれ改善方策を提案

3つのうち、②と③は関連していますが、①に関しては単独の問いと考えて良さそうです。

 

まず①についてです。

現在取り組まれている、まちづくりレベルでのソフト対策の事例を挙げる必要があります。また、「河川、

砂防及び海岸・海洋の分野において」という問題文ですから、専門分野における具体的な事例が必要です。

例えば、津波災害を避けるための高台移転等が挙げられます。

 

次に②についてです。

「災害に強い地域にするためのソフト対策推進」が問われています。問題文の前書きに「住まい方を含め

たまちづくりにおける工夫」、「地域コミュニティー強化」という記述があるので、このあたりの視点で

の課題提示をするのが望ましいです。

例えば「土砂災害の危険性が高い限界集落のあり方(移転をいかに進めるか)」のようなテーマが考えら

れます。

 

最後に③についてです。

②で挙げた2つの課題それぞれについて、改善方策を述べます。「解決策」ではなく「改善方策」となって

いますので、②では短期間では解決が困難な大きな課題を挙げることが要求されていると感じます。

「住まい方」や「地域コミュニティー」が課題ということであれば、テクニカルな改善方策というよりも、

仕組みづくり、合意形成、法整備といった、まさに都市及び地方計画的な視点の方策が必要であると考えます。

 

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

平成30年度技術士第二次試験択一式問題の正答の追加について

2018年08月17日 作成 / 執筆:タートル講師

試験終了直後から、様々なところで択一試験の正答について議論がありましたが、『平成30年度技術士第二次試験

択一式問題の正答の追加について』というプレス発表が、技術士会のホームページに掲載されました。

 

https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/005979.html

 

正確な内容については技術士会ホームページを確認していただきたいのですが、建設部門の択一問題2つについて、

正答をそれぞれ1つずつ追加(2つの正答が存在)ということになっています。

Ⅰ-2の正答が③又は⑤、Ⅰ-9の正答が②又は④となりました。

当該問題を選択した受験生全員に得点を与えるものではなく、2つの正答いずれかを選択した受験生だけが得点する

ということです。

 

Ⅰ-2については選択肢⑤の記述内容において年度と数値に相違があったこと、Ⅰ-9については選択肢④において

土砂災害が水防法の対象外であることが正答追加の理由だそうです。

 

平成30年度の建設部門択一は非常に難しかったという声を多く耳にしました。

15問選択中の2問ですから、1問あるいは2問足りずに不合格圏だった方が、合格圏になるケースも多いと思います。

 

今回の措置で択一の得点が60%以上となった方は論文の採点が行われるわけですから、筆記試験に合格すると考えて、

口頭試験に向けての準備をしておきましょう。

試験から1ヶ月以上経ってしまいましたが、記憶を呼び起こして課題解決論文の再現だけは最低でもしておきましょう。

来年度からは試験制度が変更されます。この機会を逃さず、合格を目指しましょう。

 

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

今やるべきことの再確認です

2018年08月23日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

試験が終わって1ヶ月以上経ちました。

ここで今一度、やっておきべきことを再確認しましょう。

 

①択一問題の自己採点

日本技術士会で既に正答が発表されています。

ご自身が6割以上(9問以上)正解しているか自己採点しましょう。

建設部門に関しては正答の追加訂正も公表されています。

「1問正解が足りなかった~」という方が合格点に達した可能性もあります。

再度確認してください。

 

②選択科目Ⅲで記述した論文の復元

選択科目Ⅲで記述した論文内容は口答試験時に質問される可能性があります。

仮にA評価であっても質問される可能性があります。

技術士には「資質向上の責務」があります。

口頭試験時には筆記試験時よりレベルアップした姿をアピールしなくてはいけません。

必ず論文は復元しフォローアップも行ってください。

せっかく口答試験まで進んだのに、悔し涙を流さないためには今が大事です。

また、来年再チャレンジとなった場合にも復元論文は重要となってきます。

今年B評価の論文を来年A評価にするためには今現在の実力を知っておくことが重要です。

 

無事に択一問題を突破し、論文もそこそこ記述できた方は口頭試験について軽く勉強しておくことをお勧めします。

口頭試験対策は筆記試験合格発表後からスタートでは間に合わない可能性が高いです。

時間に余裕があるときにコツコツと前に進むことが合格へと導いてくれるでしょう。

一次試験の適性科目に取り組む

2018年09月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

この文章は、もちろん一次試験の受験生に対して書いています。

同時に、二次試験の筆記試験を受けたあと、口頭試験をむかえる受験生に対しても書いています。

そればかりか、総合技術監理部門の受験生に対しても書いています。

 

適性科目は、技術士試験において、二次試験の口頭試験でも、総監の試験でも、共通して問われる内容になっています。

たとえば、適性科目では、毎年、技術士法の第4章の「技術士の義務」から、いわゆる「3義務2責務」に関する出題がなされます。

 

つまり、
・第44条の「信用失墜行為の禁止」
・第45条の「秘密保持義務」
・第45条の2の「公益確保の責務」
・第46条の「名称表示の場合の義務」
・第47条の2の「資質向上の責務」
について、問われます。

 

そして、この3義務2責務は、二次試験の口頭試験で問われる項目でもあります。
たとえば、つぎのような質問が、採点官からされます。

 

Q.技術士の3義務2責務を言ってください。


Q.信用失墜行為とは、たとえばどのような行為ですか。


Q.秘密保持義務違反をした場合、どのような罰則がありますか。


Q.公益確保の「公益」とは何ですか。


Q.資質向上にかかわるCPDについて説明してください。

 

これらの問いかけは、適性科目の過去問をよく見直しておくと、難なく答えられます。

 

また、総監の試験では、適性科目で取り扱われる「品質・コスト・納期」「労働関連法」「情報セキュリティ」「データ改ざん」「製造物責任法」「知的財産法」「国際規格」「リスクマネジメント」「技術関係の時事問題」のすべてが関連します。

 

ですから、一次試験の受験生は、適性科目を丁寧に勉強してください。


また、口頭試験や総監試験の受験生は、いまいちど過去の適性試験を見直してみてください。

技術士一次試験が10月7日に開催されます。

2018年09月07日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士二次試験にチャレンジしている皆様にとっては、今は一息つける時期ではないでしょうか?

 

しかし、技術士一次試験にトライしようとしている人は、10月7日の筆記試験に向けて、まさに追い上げの時期でしょう。
一次試験の特徴は範囲の広さにあります。また、問題も基礎科目と、適性科目と、専門科目から構成される。基礎科目は
6つの分野から6問が出題され、それぞれの分野の3つに回答する必要がある。適正科目は15問。そして、専門科目は、
35問から25問を選択して、回答する。

 

合否判定は、それぞれの科目で50%以上の正解率だ。過去の問題も平成16年度から平成29年度までの14年分の問題と
正解が掲載されている。過去問題をしっかりと勉強すれば大丈夫だ。

 

自分は電気通信が専門だ。物理は得意だが、化学は苦手だ。しかし、基礎科目の4群は材料・化学・バイオに関するもの
で全くわからない。仕方ないので、当時大学受験生だった息子に聞くと、「パパ、これは基本問題だよ」と笑って答えて
くれない。悔しいので、必死に勉強した。確かに、基本問題だった(涙)。

 

苦手意識を持つジャンルもあるかもしれない。でも、試験問題は出題者が考えて必ず答えのある問題だ。答えのない問題
を考える技術士にとっては、この程度のハードルは簡単にクリアしないといけないのかもしれない。でも、当事者にとっては
大変だ。

 

一次試験にトライしている人はぜひ頑張って欲しい。また、二次試験にトライしている人は、今は筆記試験が終わり、かつ
その合格発表が10月末なので、空白期間かもしれないが、こんな時こそ将来に向けての準備や布石を打つべき時期だろう。

 

台風や地震で大変な状況にある人もそうでない人もそれぞれの立場でぜひ最善を尽くして欲しいと思います。

以上

 

総監の口頭試験で問われること

2018年11月23日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総合技術監理部門の口頭試験では、当然に、5つの管理技術を使いこなすスキルが問われます。そして、このこと以上に、総合技術監理部門以外の技術士に求められてきた専門的な技術力が問われていないことを意識することが大切です。

 

総合技術監理部門の口頭試験では、事前に準備した想定問が問われることはほとんどありません。あたかも、四方から飛んでくるボールを必死で打ち返していくうちに、17、8分の質疑応答が終了します。

 

たとえば、つぎのような質問がなされます。

 

・あなたの部署の男女比はいくらですか。そうですか、男性がほとんどなんですね。それでは、男女比が3:7になった場合、総監技術士としてどのように対応しますか。

 

これは、経済性管理や人的資源管理の視点から回答するとよいでしょう。
女性の場合、結婚や出産・育児といったライフステージの大きな転換期で、労働時間が大きく変わることが想定されます。このリスクをいかに低く抑えるかが、腕の見せ所になります。

 

想定問が的中することは少なくとも、類似の質問である可能性は十分にあります。

 

たとえば、上記の質問の応用形として、次のような質問がされたとき、あなたは答えることができるでしょう。

 

・あなたの部署の平均年齢はいくらですか。そうですか、40代が大半ですね。それでは、再雇用の方が7、8割の部署を管理監督する立場になられたら、どのように対応しますか。

 

これも、経済性管理や人的資源管理の視点から回答しやすいでしょう。

あわせて、高齢者の安全と健康に着目すれば、安全管理の面からも回答できます。

 

「5つの管理技術を使いこなすスキルを試されている」ことを念頭に、対策してください。

技術士の部門紹介:農業部門

2018年11月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士 農業部門の概要

美味しい野菜果物や肉を生産するためには、野菜の育て方や家畜の飼い方など、その分野の専門的な知識と技術が必要です。

現在、農業従事者が減ってきているとはいえ、人間は食べなければ生きていけないため、農業や畜産の分野の需要が途絶えるということはありません。

そんな農業の専門技術を扱う技術士部門が技術士農業部門です。

専門分野も牛や豚などの家畜の扱いを問う畜産、農薬や肥料の専門技術を扱う農芸化学、農業用水など農業に関する土木工事の農業土木、養蚕や農業全般を扱う農業及び蚕糸、農業に関する行政などを扱う農村地域計画、農業と自然との共生を考える農村環境、植物保護などがあります。

他の部門と比べても、専門分野が多岐に渡っているのが特徴です。

 

技術士 農業部門取得後の活躍

技術士として最も大きな需要があるのが農業用水の工事などを行う農業土木ですが、農業系のコンサル会社などで、灌漑用水の計画などを自治体などから設計コンサルを受注するような目的で取得します。

また、営林局などで林業の管理や肥料メーカーなどの工場で肥料の配合の研究開発などがあげられます。

農業は、TPP加盟などにより、今大きな転換期を迎えています。より品質の高い農産物を海外へも売り込むことも予想できますので、農業分野の技術革新が求められています。

 

技術士 農業部門の問題点

現在、農業部門の受験者は農業土木が約8割を占めるような状況となっております。

これは、やはり建設工事の影響で、土木工事のコンサル事業を行うために技術士が必要という流れを汲んでいるものと考えられます。

それ以外の分野では、受験者数も少なく、取得後の活用がなされていないという状況の表れであると言えるでしょう。

農業を行うのに技術士が必ず必要というわけではないということも大きく影響しています。農業でよい製品を作るのには経験が大きな武器になるため、知識だけでは太刀打ちできないというのが大きな理由と言えます。

しかし、経験の先にあるものは今の延長ですが、経験と知識を習得できれば、大きな力となるのは間違いがありません。

知識習得のために農業部門の技術士を取得してもよいのではないかと思います。

 

日本技術士会の各種セミナーは秀逸だ。

2018年12月02日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

はじめに
昨日、東京タワーの向かいにある機械振興開館で開催された日本技術士会の技術士フォーラム2018に参加した。スマート農場に関して官民学の四人の講師による講演があり、予想以上に面白かった。日本技術士会に登録している会員に加えて非会員も参加可能だ。技術士になって嬉しいことの一つは、このようなセミナーが非常に良心的な価格で参加できて、かつその内容が秀逸なことだ。

 

技術士に求められるCPD
技術士法において3義務2責務が定められている。12月に口頭試験を受験する人は今必死に覚えていることだろう。いわゆる信秘公名資の最後の資だ。これは「技術士の資質向上の責務」であり、技術士法第47条の2で「技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。」と定めている。現在は任意だが、今後はこのCPDを資格の更新の条件とすることも検討されている。

 

日本技術士会の各種セミナー
CPDは責務であると同時に権利でもある。技術士の特徴はその分野が幅広いことだ。総合技術監理部門を含めて21の部門がある。自分は、電気・電子部門と経営工学部門と総合技術監理部門に登録しているが、登録している部門以外でも機械部会とか、建築部会、農業部会、化学部会などそれぞれの部門の例会では興味深い講演があり、その参加費も千円とか2千円程度だ。部門が開催する例会以外に、本部が開催するものや、認定グループが開催する例会もある。自分が幹事をしているIT21の会では、今月はドローン関連の講演を2つ、来月は医療ICT関連の講演を2つ行う。しかも、技術士や技術士補でなくても、それを目指している人は参加可能だ。しかも今のところ参加費無料だ。

 

まとめ
技術士会を目指す理由はいろいろあるだろう。そして技術士になると色々なメリットもある。この前もある大学のMBAの受験要項を見ていたら、技術士を含む士業の人は小論文試験を免除するという大学があった。そして、今回のテーマの各種セミナーもそんなメリットの一つではないかと思う。昨日開催されて技術士フォーラム2018についてLuckyOceanのブログ「スマート農業を考える。」で簡単に紹介されている。CPDは日本技術士会に登録する以前のものもカウント可能だ。今から技術士になったつもりでCPDのポイントを貯めておくこともできる。次のURLで興味のあるセミナーがあれば参加してみませんか?
 日本技術士会のCPDエントリー画面:https://www.engineer.or.jp/ippan/dmsw0211.php

以上

 

模擬面接の面接官の経験~その2~

2019年01月24日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

<一発不合格には気を付けろ>

「業務内容と専門とする事項が違うと思います
 試験官からこの言葉が来たら要注意です!!!なんとか受験する「専門とする事項」は間違っていないということを何度も説明してください。

なぜなら、受験する専門と業務が異なると判断された場合、その時点で一発不合格となるからです。

 専門とする事項は、受験申請時に決定します。業務内容とともに近くにいる技術士の先輩に相談した方が良いでしょう。

 

<口頭試験の注意点>

 

①専門用語は使わない
試験官は同じ科目の技術士ですが、専門用語を使うことにより試験官の理解が難しくなります。

同じような質問を繰り返されるのは限られた時間の口頭試験では不利となります。

②身振り手振りで説明してもOK
施工方法、解析手順、安全面などなど、説明に関する視覚的表現が大変効果的です。

身振り手振りを積極的に使って試験官の理解を促しましょう。

③試験管の顔を良く見る

試験官が理解できているかどうか、表情やしぐさをよく見ながら話しましょう

。顔を伏せて手元資料を見ているときは、間を利用するなど、なんとかして試験官に顔を上げてもらいましょう。

④試験官とケンカをしない
え、しないよ。と思う方も多いと思いますが、意外にけんか腰になってしまう受験者がいます。

専門知識に関して、否定的なことを言われたり、どこが技術士たる判断ですか?などと挑発する質問をする試験官もおりますので、その際は淡々と説明しましょう。

説明しても「やっぱり、そうじゃなくて○○すべきだったんじゃないの?」などといわれることもあります。

どう答えても、この質問では加点されないと考え、「仰るとおりでした。」と回答し、さっさと次の質問に移りましょう!

口頭試験は加点方式なんです。無駄な質問は飛ばしてしまいましょう。

「問題点」を絞り込む重要性

2019年02月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験では、業務上の課題を成し遂げるときに、障害となる「問題点」を絞り込むことがたいへん重要です。

 

この「問題点」は、設問中でいろいろな表現がされます。
また、受験対策会社の講師や、参考書でもさまざまな用語が使われます。

 

たとえば、技術的障壁、本質的問題、技術的課題、第2の問題、真の問題、原因、真の原因、真因、単に「壁」、業務上の「難所」、ボトルネックなどです。


用語が定まっていないために、多くの受験生は混乱してしまいます。

 

しかし、ここでのポイントは、この「問題点」が小さな点ということです。
また、その点を解決さえすれば、業務で直面している「問題」が解決してしまうということです。

 

ですから、さまざまな用語が使われていたとしても、この「問題点」を明確にすることが、問題解決の最重要ポイントとなります。

 

そこで、いまいちど『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』を確認することをお勧めします。

このコンピテンシーには、専門的学識、問題解決、マネジメント、評価、コミュニケーション、リーダーシップ、技術的倫理、継続研鑽の8項目が含まれます。

 

そのうち、問題解決では、「業務上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること」が要件のひとつになっています。

 

したがって、「問題点」とは、より正確に言い換えると、「問題発生要因」と「制約要因」となります。

 

本日のお話しが、腑に落ちるときには、合格にかなり近づいていると言えるでしょう。
現時点でよくわかっていなくても、正しく学習を繰り返していれば、ある日、開眼するはずです。


がんばってください。

資格試験に合格する人の特徴

2019年02月04日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の中で合格する人の特徴として以下の3点が共通していることに気づきます。

・素直な人(言われた事をすぐに実践する人)

・何事にも積極的であること(行動が速い)

・人のネットワークが広いこと

素直な人は、教えられたことを自分の中で理解し、合格するために真似をすることを始めます。

教えられたことを素直に実行に移すのです。

逆に、教えられたことに対して反抗的な人は、自分はそう思わないと考えたり、

同じやり方は嫌だと考えたりしてしまいます。結局、悪い部分を直さずに、実行に移すこともできないのです。

教える方々は、自分の経験をもとに合格するためにはどうしたら良いか?を伝えています。

受験生を落とすことを考えて発言する人はいません。まずは素直になることが大事です。

また、周りに何をやってもうまく立ち回る人、結果が付いてくる人、要領がいい人がいると思います。

そのような人に共通する事は、積極的に行動し、人材ネットワークも広いことが挙げられます。

資格試験において、膨大な知識を限られた時間で頭の中に詰め込むことは、時間と効率が大事になります。

時間が大事なのに、すぐに行動しなければもったいなくないですか?

また、近くに資格試験を経験した方が居れば、様子を聞けばいいんです。

勉強方法はどうしたか?時間の作り方は?教材は?などと質問すればいいんです。

それは、ズルでも何でもなく、効率が良いやり方です。

まず、受験したいという資格があるならば、素早く行動に移してください。

そして廻りの方々の経験をうまく利用してください。更に、それらの情報に対して素直になってください。

合格する為には、これらのことが大事です。

この時期にやっておきたい受験対策

2019年02月05日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

あと1ヶ月ほどで平成30年度の合格発表ですね。

なかなか業務に集中できず不安な方もいらっしゃることかと思います。

また来年度に向けて着々と準備している方もいらっしゃるかと思います。

 

私がお勧めするこの時期の受験対策は以下のことです。

 

①知識補充・拡充

来年度、初受験なのに早く論文対策をしたい、論文添削をしたいと焦る受験生が見受けられます。

論文を記述する前に必要なことは「知識」です。

知識が無いのに良い論文は書けません。

「その知識は何を見れば良いの?」という質問を受けますが、基本は周囲にゴロゴロ転がっています。

ネット情報、専門雑誌、自分だけでなく職場全体で関わっている業務など周りを見渡せば至る所に知識が転がっています。

今、自分が向き合っているものの中にたくさんの知識が溢れています。

どんなことにも興味も持ち、経験を使い捨てにしないことが大事です。

 

②情報収集

常にアンテナを張っていることが大事です。

今、この文章を読んでいるということはネット情報にアンテナを張っているということです。

ネットだけでなく特に人からの情報は貴重です。

講習会や飲み会の席などにもたくさんの情報が埋もれています。

大事だと感じたことに対して常に最大限にアンテナを張れる習慣を身に着けると仕事面でも役立つでしょう。

 

(今後のスケジュール管理)

3月末くらいからは出願(業務経歴票など)に集中することになります。

それが終わると論文対策になるかと思います。

論文対策と同時に知識補充を行うと時間が非常に掛かります。

今のうちに知識補充をしっかりやっておくと5~6月に論文対策に集中できますので、この時期のコツコツ勉強を意識して頑張りましょう。

技術士試験:最適な勉強内容と場所

2019年02月22日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

口頭試験まで進んだ方は、合格発表までドキドキな時間を過ごされているかと思います。

しかし、口頭試験まで進めなかった受験生の皆さん。

悔しい気持ちもあるでしょうが、

今から勉強を始めなくて来年度の試験に合格できますか?

 

不合格の原因は勉強不足、知識不足、論文の書き方が良くない、この3つのどれかに当てはまります。

これら原因は適切な勉強で達成できるものだと思いませんか?

テキストを開くだけが勉強ではありません。

①過去問の分析

②成功者の勉強方法

③自分の回答の添削

・・・

これらも必要な勉強です。しかしテキストが必要というわけではありません。

つまり、携帯や簡単なメモ帳とペンさえあればできることです。

「勉強=机」や「まとまった時間」などという固定観念は捨てましょう。

電車でも、トイレでもお風呂でもどこでもできる勉強はあります。

自分のライフスタイルの中で、

「どの時間に何の勉強をするか」

「いつ、どこで、何の勉強をするか」を考えましょう。

まずはこれが勉強の第1歩です。

定着してしまえばルーティンのようにこなすことができるようになるでしょう。

 

例えば、私の場合ですが、

①毎日の通勤電車内:技術士試験概要の調査、成功者の勉強方法の検索、論文の回答例検索

②昼休み(社内のデスク):キーワード検索、過去問の分析、自分が書いた論文の添削

③自宅のデスク:過去問を解く、通勤時に得た重要事項のメモ

 

このように勉強内容を分けていました。

メモなどが取れない電車内では、ひたすら成功体験を読んだり、勉強方法を考えたりとINPUTの作業をしました。

比較的長い時間が取れる自宅ではOUTPUT作業をするように心がけました。

また、自分の論文について技術士を取得された方に見て頂いたり、自分で添削したりしました。

 

このように、生活の中で、いつ時間が取れ、何ができるかを考えてみて下さい。

 

決して簡単な資格ではありません。

自由な時間が無くなりますが、1年だけと考えて頑張りましょう。

技術士2次試験:心理学の観点から合格を目指す

2019年03月05日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

資格試験や受験などを控えた受験生にとって、一番の敵は自分の心だと思います。

勉強期間中はとてもつらいですし、焦りや不安、疲労感ややる気が出ないなど、負の心理にはまることも多いです。

 

こうした「良くない」傾向が出てきたら、心理学を思い出して原因を探ることで解決できることもあります。

受験生が陥りやすいパターンを心理学の法則からひも解いてみましょう。

①「パーキンソンの法則」:与えられた時間を全て満たすまで膨張すること

②「一貫性の原理」:無意識に行動や態度、発言について一貫性を保ちたいと思うこと

③「バーンアウト症候群(燃え尽き症候群)」:今まで情熱的に注いできたことに、急に意欲が低下し、自己嫌悪やうつ状態になること。

 

①例えば、Aの議題について2時間会議をしましょう。といった場合に、2時間ギリギリまで時間を使ってしまうことはありませんか?

また、子供が夏休みの宿題を最初にやらずに最終日まで残ってしまうなどです。

これらの行動は全て受験生に当てはまります。

まだまだ資格試験日まで時間があると思っていませんか?

資格試験の試験日までまだ余裕があれば、勉強を今すぐ始める必要はないと考えてしまうのも、

「パーキンソンの法則」が働いているからです。

まずは自分の心理に「パーキンソンの法則」が働いていると自覚し、自分の心理にブレーキをかけましょう。

他の受験生はまだ取り組んでいないと優越感を持ち、自ら積極的に時間管理を行いましょう。

 

②すぐあきらめるような三日坊主の悪癖から抜け出して勉強を続けるために、この「一貫性の原理」を活用しましょう。

「一貫性の原理」は、自分一人で決意するのではなく、大勢の前で宣言すると強く働きます。

家族、友達、会社の同僚などに「勉強をやり続ける」、「合格する」と宣言するのです。

宣言することにより、ダメな人だと思われたくないという心理が働き、頑張ることができるようになるでしょう。

 

③元々は、医師や教師などにあらわれる「極度の疲労と感情枯渇の状態」が注目されて生まれた概念で、

心的エネルギーが過度に要求される職種であるのに人間が相手であるために努力しただけの結果が出るとは限らず、「目に見える成果」が得にくいことが原因です。

そのストレスから生じる状態を、アメリカの精神分析医、フロイデンバーガーが「バーンアウト=燃え尽き」と名づけました。

予防法としては、燃え尽きの兆候に早めに気づくことが大切です。

兆候に気づいた場合は、自身の生活様式を見直して、セルフケアを行いましょう。

リフレッシュも時には大事ですし、先月の自分よりも前進したとわかるように目に見える結果を残すことも大事です。例えば、予想問題を解いてみる、採点してもらうでも良いでしょう。

定期的に論文を添削してもらい、その都度コメントを真摯に受け止めて復習するということが大事です。

その時点での自分の実力を理解することもできるし、モチベーションにも繋がります。

是非、お手伝いをしたいと思っていますので、何でもお気軽にご質問してください。

曖昧な「副詞」と「が」を取り除く

2019年03月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の論文では、あいまいな「副詞」と「が」を取り除くと、格調があがります。誤解のない文章になり、読みやすくなるためです。

 

〇あいまいな副詞を取り除く


あいまいな副詞を使うと、論理的でない文章になります。

なぜなら、誤解を生じる文章になるからです。

例えば、「生産率が相当向上した」とした場合、ある試験官は、10%向上したと捉えますが、別の試験官は、40%向上したと捉えてしまいます。


あいまいな副詞は、「かなり」「多くの」「非常に」のように、日常でよく使うことばです。

ですから、よく意識しておかないと、つい使ってしまいます。

文章を説得力のあるものにするには、あいまいな副詞のかわりに、数字を盛り込みます。

つまり、「生産性が10%向上した」と数値で表すようにします。

 

〇あいまい接続の「が」をなくそう!


 「が」という接続詞の働きには、逆接と順接の2種類があります。

逆接とは、「しかし」と同様に「が」の前後で逆の内容を述べるものです。

一方、順接とは、「それで」や「~ので」と同様に、単純な前後関係を述べるものです。


順接の「が」は、あいまい接続の「が」とも呼ばれます。

この「が」を不用意に使うと、一文が長くなり、試験官に誤解を与える確率が高くなります。

また、文脈から順接か逆接かを判断するよう試験官に強いることになります。

 

技術士試験では、あいまい接続の「が」をなくしましょう。

 

文章修行はやればやるほど、うまくなります。

上手な文章を書こうとせず、誤解のない文章を書けばよいのだ、と思っておけば、気が楽です。

技術士2次試験の最強の装備(ノート)

2019年03月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士試験の勉強は膨大な知識を取り入れ、且つ問題点や課題を理解し、

更に解決方法まで提案する必要があります。

そして、解決方法によるメリットとデメリットまで理解して初めて高得点が得られます。

受験する部門の1つの専門の知識だけでも非常に多く、

試験日までに十分な知識を持つことができない受験生は、残念ながら不合格となってしまいます。

そのため、私は受験生皆さんに「隙間時間の勉強」を強く勧めています。

5分でも10分でも良いのです。

いつも技術士試験が頭にある、という状態を作り上げてください。

その1つの助けとなるアイテムをご紹介いたします。

 

水の中でもスラスラかけるノート:タグドメモパッド です。

驚異的な耐水性を持っており、完全に濡れても破れずに書くことができます。

この紙は、クリーニングのタグに使用されている紙を使用しています。

クリーニングのタグは、洗う前に付けているにも拘らず、全く破れていませんからね。

この紙を使用することによって、風呂でもキーワードの暗記や論文のネタを考えることができます。

入浴は1日の疲れを取る貴重な時間です。

最近はスマホを持って入浴するなんて方もいるぐらいです。

風呂にゆっくり浸かりながら、頭は5分だけフル回転させるなんて使い方ができるでしょう。

 

また、濡れた紙にも書くことができるボールペン:

パイロットからでている「ダウンフォース」もおすすめです。

これらを合わせることで入浴中でも普通に勉強ができてしまいます。

必ずしも全員に有意義な勉強方法というものは存在しません。

自分のライフスタイルから、この時間を勉強に当てたら大きいぞ!という時間を

見つけてみて下さい。そして、使用できるアイテムを検索し、有効に使ってみて下さい。

勉強は机に向かうだけではありませんよ。

 

それでは、頑張ってください。

平成30年度 口頭試験合格率!?

2019年03月12日 作成 / 執筆:kody講師

日本技術士会から公表された平成30年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成30年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。

日本技術士会から公表された平成30年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成30年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。

 

【総合技術管理部門を除く部門】

部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率

◆機械部門

機械設計 84人 69人 82.1%

材料力学 55人 33人 60.0%

機械力学・制御 23人 10人 43.5%

動力エネルギー 19人 16人 84.2%

熱工学 24人 23人 95.8%

流体工学 20人 17人 85.0%

加工・ファクトリー~ 34人 27人 79.4%

    交通・物流機械及び~ 26人 17人 65.4%

ロボット   7人   5人 71.4%

情報・精密機器   8人   7人    87.5%

◆船舶・海洋部門

船舶          3人       3人  100.0%

海洋空間利用   0人   0人  0.0%

舶用機器 0人   0人  0.0%

◆航空・宇宙部門

機体システム 10人   7人    70.0%

航行援助施設   3人   3人  100.0%

宇宙環境利用   1人   1人  100.0%

◆電気電子部門

発送配変電 27人     26人    96.3%

電気応用     25人     24人    96.0%

電子応用     25人     25人  100.0%

情報通信     56人     46人    82.1%

電気設備     72人     66人    91.7%

◆化学部門

セラミックス及び~       4人     4人 100.0%

有機化学製品       7人 7人 100.0%

燃料及び潤滑油      1人 1人     100.0%

高分子製品   6人     6人     100.0%

化学装置及び設備   7人     7人    100.0%

◆繊維部門

紡糸・加工糸の方法~   2人     2人    100.0%

紡績及び製布 3人     3人    100.0%

繊維加工 6人     6人    100.0%

繊維二次製品の製造~ 1人     1人    100.0%

◆金属部門

鉄鋼生産システム 3人     3人        0.0%

非鉄生産システム 1人     1人        0.0%

金属材料      9人    8人      88.9%

表面技術    12人       12人    100.0%

金属加工    30人   29人      96.7%

◆資源工学部門

固体資源の開発及び~  1人     1人    100.0%

流体資源の開発及び~ 3人     3人    100.0%

資源循環及び環境          2人     2人    100.0%

◆建設部門

土質及び基礎            40人     386人      95.0%

鋼構造及びコンク~  124人     111人      89.5%

都市及び地方計画   121人     113人      93.4%

河川、砂防及び~   187人     185人      98.9%

港湾及び空港    45人      41人      91.1%

電力土木       9人         7人      77.8%

道路      166人    164人      98.8%

鉄道            52人     47人      90.4%

   トンネル         32人     29人      90.6%

施工計画、施工設備~  120人        116人      96.7%

建設環境     38人              35人      92.1%

◆上下水道部門

上下水道及び工業用~    80人          69人      86.3%

下水道   116人        111人      95.7%

水道環境   2人        3人    100.0%

◆衛生工学部門

大気管理   3人        3人    100.0%

水質管理 19人             18人      94.7%

廃棄物管理      26人        22人      84.6%

空気調和      14人        14人    100.0%

建築環境      16人        13人      81.3%

◆農業部門

畜産   2人        2人    100.0%

農芸化学       7人                7人    100.0%

農業土木     87人          86人      98.9%

農業及び蚕糸 13人          10人      76.9%

農村地域計画       5人                5人    100.0%

農村環境     10人              10人    100.0%

植物保護     12人              11人      91.7%

◆森林部門

林業     17人          17人        100.0%

森林土木     36人              34人      94.4%

林産       9人                8人      88.9%

森林環境       7人                7人        100.0%

◆水産部門

漁業及び増養殖   3人        3人    100.0%

水産加工   4人        3人          75.0%

水産土木     17人          15人          88.2%

水産水域環境 11人          10人          90.9%

◆経営工学部門

生産マネジメント     31人          31人        100.0%

サービスマネジメント    21人          16人          76.2%

ロジスティクス   6人        6人        100.0%

数理・情報   4人        4人        100.0%

金融工学   0人        0人       0.0%

◆情報工学部門

コンピュータ工学   9人            8人          88.9%

ソフトウェア工学     11人       9人          81.8%

情報システム~     11人       8人          72.7%

情報ネットワーク      4人       3人          75.0%

◆応用理学部門

物理及び化学 11人          11人        100.0%

地球物理及び地球化学      6人            6人        100.0%

地質    59人          53人          89.8%

◆生物工学部門

細胞遺伝子工学   6人        4人          66.7%

生物化学工学      9人            8人          88.9%

生物環境工学   4人        4人        100.0%

◆環境部門

環境保全計画   27人     26人          96.3%

環境測定   18人     16人          88.9%

自然環境保全     18人     17人          94.4%

環境影響評価      9人       7人          77.8%

◆原子力・放射線部門

原子炉の設計~           7人                7人        100.0%

原子炉の運転~      4人        4人        100.0%

核燃料サイクルの技術      2人        2人        100.0%

放射線利用       1人       1人        100.0%

放射線防護       8人       8人        100.0%

 

【総合技術管理部門】

部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率

◆機械

機械設計       3人     3人    100.0%

材料力学   4人 3人      75.0%

機械力学・制御   0人 0人        0.0%

動力エネルギー   0人 0人        0.0%

熱工学   2人 2人    100.0%

流体工学   0人 0人        0.0%

加工・ファクトリー~   2人 2人    100.0%

    交通・物流機械及び~   5人 5人    100.0%

ロボット   0人     0人        0.0%

情報・精密機器   0人     0人        0.0%

◆船舶・海洋

船舶          0人    0人       0.0%

海洋空間利用   1人         1人    100.0%

舶用機器 0人    0人       0.0%

◆航空・宇宙

機体システム   0人     0人       0.0%

航行援助施設   2人     2人    100.0%

宇宙環境利用   0人     0人       0.0%

◆電気電子

発送配変電   3人         3人       100.0%

電気応用       1人     1人       100.0%

電子応用           4人     3人         75.0%

情報通信       4人            4人   100.0%

電気設備       5人         5人       100.0%

◆化学

セラミックス及び~       0人 0人     0.0%

有機化学製品       0人 0人     0.0%

燃料及び潤滑油      0人 0人     0.0%

高分子製品   0人     0人     0.0%

化学装置及び設備   0人     0人     0.0%

◆繊維

紡糸・加工糸の方法~   0人     0人     0.0%

紡績及び製布 0人     0人     0.0%

繊維加工 1人     1人    100.0%

繊維二次製品の製造~ 0人     0人     0.0%

◆金属

鉄鋼生産システム 1人     1人        100.0%

非鉄生産システム 0人     0人        0.0%

金属材料 3人     3人        100.0%

表面技術      2人         2人        100.0%

金属加工      1人     1人        100.0%

◆資源工学

固体資源の開発及び~  0人     0人        0.0%

流体資源の開発及び~ 0人     0人        0.0%

資源循環及び環境          0人     0人        0.0%

◆建設

土質及び基礎              8人         8人        100.0%

鋼構造及びコンク~    15人       15人        100.0%

都市及び地方計画       7人         5人          71.4%

河川、砂防及び~     20人       20人        100.0%

港湾及び空港       2人             2人        100.0%

電力土木       1人        1人        100.0%

道路         28人      26人      92.9%

鉄道               6人            6人        100.0%

   トンネル            8人            8人        100.0%

施工計画、施工設備~    22人          22人        100.0%

建設環境       8人            8人        100.0%

◆上下水道

上下水道及び工業用~      8人            8人        100.0%

下水道       4人            4人        100.0%

水道環境   0人        0人        0.0%

◆衛生工学

大気管理   0人        0人        0.0%

水質管理   0人        0人        0.0%

廃棄物管理       2人           1人      50.0%

空気調和      1人       1人    100.0%

建築環境       0人       0人    0.0%

◆農業

畜産   0人        0人        0.0%

農芸化学       0人            0人        0.0%

農業土木       1人                1人        100.0%

農業及び蚕糸   0人        0人        0.0%

農村地域計画       0人            0人        0.0%

農村環境       0人            0人        0.0%

植物保護       0人            0人            0.0%

◆森林

林業       1人            1人    100.0%

森林土木       2人            2人    100.0%

林産       0人            0人            0.0%

森林環境       1人            1人        100.0%

◆水産

漁業及び増養殖   0人        0人            0.0%

水産加工   0人        0人            0.0%

水産土木       0人            0人    0.0%

水産水域環境   0人        0人            0.0%

◆経営工学

生産マネジメント       2人            2人        100.0%

サービスマネジメント      1人            1人        100.0%

ロジスティクス   0人        0人            0.0%

数理・情報 3人        3人        100.0%

金融工学   0人        0人            0.0%

◆情報工学

コンピュータ工学   2人        2人        100.0%

ソフトウェア工学       0人       0人            0.0%

情報システム~       3人       2人          66.7%

情報ネットワーク      0人       0人            0.0%

◆応用理学

物理及び化学   1人        1人        100.0%

地球物理及び地球化学      2人            2人        100.0%

地質      5人            5人        100.0%

◆生物工学

細胞遺伝子工学   1人        1人        100.0%

生物化学工学      1人            1人        100.0%

生物環境工学   0人        0人            0.0%

◆環境

環境保全計画     2人       2人        100.0%

環境測定     1人       1人        100.0%

自然環境保全       0人       0人            0.0%

環境影響評価      1人       1人        100.0%

◆原子力・放射線

原子炉の設計~       0人        0人            0.0%

原子炉の運転~      2人        2人        100.0%

核燃料サイクルの技術      1人        1人        100.0%

放射線利用       0人        0人            0.0%

放射線防護       0人        0人            0.0%

 

 

平成30年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成30年度口頭試験合格率/

平成29年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成29年度口頭試験合格率/

平成28年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成28年度口頭試験合格率/

平成27年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成27年度口頭試験合格率/

平成26年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成26年度口頭試験合格率/

平成30年度と平成29年度の合格率を対比してみた。

2019年03月19日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

平成30年度の合格発表から10日ほど経過しました。今年度の技術士試験に見事に合格した人は素晴らしいと思います。受験者数と合格者数を各部門で昨年度と今年度で対比させてみました。気になる点を箇条書きで整理したいと思います。

 

1) 全体の傾向
 受験者数は昨年度とほぼ同様で約2.6万人だ。しかし、合格者数は昨年度の3,501人から2,355人と33%も減少している。合格率も13.3%から9.1%に減少し、非常に厳しい年度となった。

2) 合格率が増加した部門
 全体的に厳しくなった技術士試験だったが、合格率が増加した部門もある。機械、金属、資源工学、衛生工学、水産、応用理学、生物工学だ。この中で最も増加率が大きいのは、水産部門の13.7%から21.1%へと7.4ポイントの増加だ。水産部門は技術士を強く求めているのかもしれない。

3) 合格率が減少した部門
 特に受験生の多い建設部門、総合技術監理部門、電気電子部門等で合格率が厳しくなったために、全体の合格率も低下した。特に、建設では12.8%から6.3%と半減している。また、総合技術監理でも9.8%から6.4%とかなり厳しくなっている。

4) 合格率が最も高い部門
 今年度の合格率で最も高い部門はどこだろう。金属部門が昨年度の43.5%から46.5%にさらに増加している。続いて生物部門が39.6%から41.0%と増加している。

5) 合格率が最も低い部門
 今回は6%台の部門が3部門ある。それは建設の6.3%、総合技術監理の6.4%、そして情報工学の6.5%だ。残念ながら自分も情報工学の情報ネットワークにトライしたが、84人受験して、筆記合格が4名だった。4名は全員合格かと思ったら1名落ちている。84名受験して3名合格なので合格率は3.6%だ。これは辛い。

まとめ
 平成31年度から受験科目が再編されるし、受験方法も改訂される。合格率は低下しているが、平成31年度は引き続き厳しくなるか、それとも反転するかは現時点では判断できない。言えることは、しっかりと準備をして、最善を尽くすことだ。そして、合格するためには、自分は合格すると信じること。そして、合格への受験プランを作成し、それを凡事徹底して、愚直に繰り返すことだ。皆さんの健闘を祈ります。

以上

 

技術士2次試験 試験と試験後の為のアンテナはり

2019年04月04日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、日経新聞は読んでいますか?

そのなかでESG投資についてご紹介します。

技術士試験にも大きく関わる内容です。

 

これまでエンジニアの行動原理といえば、経済性に優れ、品質の高いものを生み出すこと、とされていました。

しかし、今後は企業に対する投資家の考え方であるESG投資の考え方に沿った行動が求められる可能性が高まります。

実際、関連した項目が技術士試験で出題されており注意が必要です。

 

ESG投資とは、売上高や利益といった財務の分析だけでなく、環境と社会、

企業統治の3分野に対する企業の取組を踏まえて投資先を選ぶ手法を言います。

 

E:Environment

・CO2排出量の削減

・エネルギー使用量の削減

・生物多様性の保護など

 

S:Society

・人権問題への対応

・地域社会との連携と貢献

・労働者の権利、安全性への配慮など

 

G:Governance

・企業コンプライアンスの遵守

・経営の透明性

・譲歩言う開示など

 

このうち、環境における技術的な管理が必要なことは理解しやすいことですが、

社会や企業統治についても技術士試験で出題される頻度が高まっています。

例えば、近年求められている働き型改革に対応して雇用や契約制度の改革などです。

また企業統治については、筆記試験ではなく、口頭試験では毎年出題されています。

例えば性能試験の偽装問題などが最近にもありました。

こうした問題は企業統治の不備によるものであり、

技術士らの貢献によって法令遵守、情報開示を進めること無しには解決が困難です。

「企業のあるべき姿」や「企業の社会的責任」などを考え、技術管理を担う技術士としてどのようなことが求められているのか?

についても考えてみて下さい。

試験勉強にも繋がりますし、試験に合格し、技術士となった後にも必ず役立つ知識となります。

技術士2次試験 購入すべき参考書について

2019年04月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

今回は技術士2次試験に向けた参考書について

お話ししたいと思います。

 

昨年度までの技術士2次試験は、必須科目で択一問題があり、

さらに論述問題がありました。

 

そのため、私自身も必須科目の択一問題は過去問を解くという意味からも

1冊過去問題集を購入し勉強しておりました。

 

しかし、今年からは全て論述問題となりました。

論述問題の参考書は買う必要があるか?

 

答えはNOです。

 

こんなこと書いたら、参考書を監修した人たちに怒られてしまうかもしれませんね。

 

しかし、実質買う必要ないと考えます。

 

その理由として、以下の3つが挙げられます。

①過去問は技術士会のHPに全てアップロードされている。

②参考書を見ると○○部門参考書となっており、各科目の参考書ではない。

③回答例も一題につき、1つという参考書が多く、回答方法が凝り固まってしまう。

 

という理由です。

 

②については、例として建設部門を挙げますが、

建設部門には全部で11の科目があります。

そのすべての科目に対し、1冊の参考書で賄おうとしているため、

1つの科目に対して記述されている量は1/11です。

220ページの参考書だとすれば、わずかに20ページ。

この本に、お金を払う必要があるでしょうか?

20分ほど立ち読みしてしまえば、読み切れてしまう内容です。

 

③について、インターネットでも過去問に対する回答例というものが出回っております。

その回答が正しいか正しくないかの判断は必要ですが、それを含めた勉強にもなります。

 

是非、無駄なお金を使わないようにして下さい。

過去問を技術士会のHPから検索し、傾向と対策を練ってください。

そして、重要なキーワードや論文の書き方は、十分に理解を進めてください。

 

論文の添削は随時受け付けております。講師プロフィール

技術士2次試験 成功の裏に隠された事実

2019年04月26日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

突然ですが、あなたの周りに、何かに成功した人や成功した会社があるかと思います。

すぐ身近な方でなくとも成功例はいくつか知っていると思います。

例えば、最近、株価も知名度も急上昇していたZOZOTOWNや、

陸上100m走で日本人の中で初めて9秒台を出した桐生選手などです。

我々から見ると、報道でそのような事実を知るわけですから、

たった1夜にして成功・有名になったと思うかもしれません。

 

しかしながら、桐生選手は中学校時代から陸上に励み、数々の大会で好成績を残していることから、

これまでの努力が伺えます。

世間に大々的に知られる何年も前から、計り知れない程の努力を続け、

怪我などの困難にも立ち向かいながら頑張ってきた結果なのです。

 

これは、資格試験でも同様のことが言えます。

資格試験は、合格発表によって、合格者と不合格者にわけられ、

社内や世間からの評価が一変します。

合格者には、今後の重要な仕事や、大きな責任を追うような仕事も振り分けられるでしょうが、

不合格者には今まで通りの業務しか振られないかもしれません。

 

その差はどこから来るのでしょうか?

周りの人は合格不合格の結果しか評価しませんが、

その裏には膨大な努力があるからです。

 

毎日、仕事が終わった後や皆が休憩しているはずの昼休みなど、

時間を見つけてはコツコツと勉強した結果が差として現れます。

数年間頑張って合格を勝ち取った方もたくさん見てきました。

あきらめずに勉強を続けた結果です。

 

辛いと感じることは多々あるでしょう。

しかし、合格を勝ち取るためには必要な努力です。

 

頑張って行きましょう。

 

論文の添削は随時受け付けております。

家族の理解は大きなアドバンテージ

2019年05月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

スムーズに技術士になれる人の多くは、家族に理解があります。逆に、家族が受験に協力的でないと苦労します。

「平日は仕事で忙しく、休日は家族と過ごすから時間がとれない。受験生はみんな、そのような条件で勉強している」との考えは、必ずしも正しくありません。

 

なぜなら、独身者で休日に時間がある受験生は、1日10時間近く勉強することがあるからです。

単身赴任で、食事のときのお行儀を気にする必要のない受験生は、本を読みながら、ごはんを食べることがあるからです。

そして、このような受験生と、休日に家族と出かけたり、家事に時間を割いている受験生とでは、確実に勉強量に差が出ます。どちらが良いとか、悪いとかいう話ではなく、差がでてしまうのです。

 

もちろん、家族と一緒に暮らしていて、成果を上げ続ける方も、いらっしゃいます。

 

30代で総合技術監理部門の技術士となり、そのほかにも中小企業診断士の資格を取得している方がいます。

あるとき、執筆活動も盛んにされているため、その秘訣をうかがいました。奥様が資格取得に理解があり、習慣として、奥様もいっしょに勉強をされるとのことでした。

 

技術士試験の指導を通して、知り合った方のなかに、習慣として勉強をしている人、ライフワークとして業務関係の資格取得をしているが多くいらっしゃいます。

そして、彼ら彼女らの多くが、上手にスキルアップをされています。

彼らに共通していることは、家族に応援してもらっているということです。

 

『家族を味方につけるのは、大きなアドバンテージ』

 

家族に協力を仰ぐことが、技術士試験合格の近道になり得ます。

恥ずかしがらずに、奥さんに筆記試験用の答案を読んでもらいましょう。

口頭試験の模擬面接をしてもらいましょう。アドバイスに従うと、きっと、わかりやすい答案や受け答えになって、合格に近づくはずです。

技術士2次試験_論文の精度を高める

2019年05月10日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

既に論文の勉強を始めている受験生が多くいらっしゃるようで、数多くの添削依頼を頂いております。

今年度から択一試験が無くなり、必須科目(技術部門全般にわたる専門知識や課題解決能力が問われる問題)も論述となりました。

試験問題が変更になったからといって、勉強方法がガラッと変わるわけではありません。

択一問題を回答する上で必要な知識、すなわちキーワードは、論文を書き上げる為に必要な知識でもあります。

すなわち、キーワード集を作成することは論述にも有益となります。

今までの試験の選択科目Ⅱ-1でも専門知識が問われております。

 

よく言われているキーワードの数ですが、

参考書にもありますが「100個」は頭に入れておきたいですね。

あと試験日まで約2か月です。

今日から毎日2個キーワードを学習するだけで達成できる数です。

このように考えると、決して難しい数ではありません。

キーワードは参考書で読むだけで暗記できる人は、そう多くないはずです。

やはり、自分のノートに書き込んだり、暗記グッズを使用したり、

ご自分のやり方で勉強してみて下さい。

 

では、どんなキーワードが良いのか?

それは、やはり過去問を最優先してください。

過去問は技術士会のHPに毎年UPされています。

 

また、受験部門の法令や国の制度について

インターネットや、雑誌などでキーワードを拾ってください。

 

そして大事な事は、暗記(インプット)だけでなく、

必ず論述(アウトプット)をすることです。

当日、いきなり論文を書けと言われて上手くできるわけがありません。

 

さらに、自分が書き上げた論文を、かならず第三者にチェックしてもらうことが大切です。

とくに技術士の方であれば尚良いでしょう。

 

自分が書いた論文の良し悪しを、自分自身で気づくことは難しいことです。

どのような箇所に気を付けた方が良いのか、をまずは添削してもらいましょう。

 

添削依頼は、メッセージから随時受け付けております。

宜しくお願いします。

http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=udetail&id=711

技術士2次試験_効率のよくない勉強法

2019年05月15日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

既に論文の勉強を始めている受験生が多くいらっしゃるようで、数多くの添削依頼を頂いております。

今回は、あえて効率の良くない勉強法について書いてみます。

実は自分も含め、受験生の皆様の中にも、

効率が悪い勉強方法を実践されている方が多くいます。

具体的に例を出してみましょう。

 

あまり望ましくない、勉強は以下の通りです。

  1.問題集のときっ放し

  2.テキストの斜め読み

  3.過去問の点数に一喜一憂

  4.ながら勉強

  5.一つの問題に時間をかけすぎること(考えすぎること)

 

1.の問題集のときっ放しは、時間が無い方や、問題を解くだけで満足する人がやりがちは勉強です。

勉強は「理解→記憶→忘却」の繰り返しです。

漫然と問題集を解くだけでは「理解」と「記憶」はできません。

問題集を解く意義というのは、自分自身、何がわからないのか、何を誤解していたかを把握し、記憶するためです。

問題は時間を測り、素早く解くべきですが、

解説の読み込みには十分時間を確保し、明日本試験があっても、

その問題は確実に解けると自信を持って言えるくらいにその場で覚えるようにしてください。

(人間はそれでも忘れます。気にせず繰り返しあるのみです。

何度も何度もしつこく記憶したか人が合格につながります)

5.の一つの問題に時間をかけすぎるということも、

よくしがちな失敗です。

数字を思い出そうと努力したり、いちいち悩んだりすることです。

問題を一読して答えの筋道が見当たらなければスッパリ諦めてさっさと解答解説を見ましょう。

回答が無い場合は、回答を知っている人にどんどん聞きましょう。

「タイムイズマネー」とは良く言ったものです。

普段の時間を考えると、お金に換算することは難しいですが、

試験勉強となると話は別です。

技術士の資格試験は年に1度しかありません。

そこで不合格の結果をもらうと、

来年、再度受験する必要があります。

受験料もタダではありませんし、

数十時間~数百時間の受験勉強を再度行う必要があります。

ストレスも多いはずです。(私もそうでした。)

今年、絶対に合格するぞ!という意志を持ち、

効率的に勉強を進めてください。

少しばかりのお金にも自分への投資とお考えください。

浮いた時間でどんどん問題集を解き、繰り返しの頻度を上げていきましょう。

自分に合った参考書の選び方

2019年05月21日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

自分にあった参考書というのは、技術士に限らず、資格試験の合格にはとても重要な要素となります。

まずは、自分の実力を測り、その実力に合った参考書を選択することが合格へつながる近道ということができます。

では、参考書はどのように選んだらよいのかということについて考えてみたいと思います。

 

実力を測る 過去問を眺めて聞いた言葉があるか?

技術士試験の過去問題は、技術士会のホームページからダウンロードすることができます。その内容を見て、問題文を理解することができるのかどうかをまずは確認しましょう。問題として問われていることすら何のことなのかわからない場合、その内容から勉強する必要があります。

例:燃料電池の電極に用いる材料を挙げよ

これは電気化学に関する内容で、電極の材料を問われているのですが、燃料電池は何なのか? それとも燃料電池の電極、負極正極どちらのことを言っているのか?というレベルによって、燃料電池の構造に関する内容から勉強したほうがいいのか、燃料電池の踏み込んだ内容を勉強する必要があるのかを判断する必要が出てきます。

この二者では、勉強を始めなければならないレベルが明らかに違います。そのため、燃料電池が何のことなのかわからないという人が、燃料電池の専門的な内容を書かれた参考書を使って試験勉強を行っても、何が何だかわからないという状況になります。

 

これだと決めたら参考書をやりきる

参考書は多くの出版社が販売していますが、参考書は一冊をやりきるといいでしょう。IPS細胞を発見した山中伸弥教授も「Vision & Hard work」と言ったように、この参考書だと決めたら、まずは徹底的にやりこんでみることが重要です。参考書を何冊も準備してかじりながら勉強するのはあまり効率的ではありません。

もともと参考書も、技術士試験の過去問題の出題範囲から書かれているものがほとんどですから、内容にそこまで違いはありません。

自分に合った参考書、理解しやすいかどうかが重要です。

 

先人たちの意見も重要

技術士試験に合格した先人たちが使いやすかった、わかりやすかったという参考書を使ってみるということも方法でしょう。

実際に技術士試験に合格している人の意見はやはり参考になると思います。

 

皆さんも自分に合った参考書で、効率的な勉強を進めてください。

技術士2次試験_日常の中にヒントを見つけよう

2019年05月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

つい先日のことですが、防災、減災に関する講演を聞いてきました。

2011年の東日本大震災では津波により多くの犠牲者が出てしまいました。

多くの方が、なぜ逃げ遅れてしまったのか?

という話の中で興味深いキーワードが3つありました。

 

①正常性バイアス

②愛他行動

③同調バイアス

 

それぞれを噛み砕くと、

①多少の予期せぬ変化や新しい事象には正常の範囲内と処理するメカニズム

②他人の利益の為に報酬を期待せずに自発的に行う行動

③大勢の人がいる中に自分がいると、周りに合わせようとする心理

 

これらを、試験勉強に当てはめてみると、

以外に合致している部分が多くありませんか?

 

何度も不合格の経験がある方、もしくは技術士試験の合格率を考えると、

不合格という事象を正常の範囲内と考えていませんか?

周りに同じような受験生がいる場合、その方が「勉強していない」というと

安心して自分も怠けていませんか?

 

①~③は災害時・非常時に対しては、良くない行動なのです。

逆の行動を取ることができれば、逃げ切ることができ、

命が助かることに繋がります。

 

試験勉強に置き換えてみると、

いち早く自分の状況、到達レベルを察知し、正常でない事を認識しましょう。

今の5月末時点で、既に合格レベルに達している人が、果たしてどの程度居るでしょうか?

今が他者との差を広げるチャンスです。

他人の状況など気にせずに、ただひたすらに過去問と向き合ってみましょう。

過去問に回答することができない状況で、本番の問題に回答できるでしょうか?

 

多くの過去問や予想問題に触れましょう。

多くの問題に触れることで、必要なキーワードが見えてきます。

論文に必要な構成、背景が見えてきます。

 

また、何気ない講演やニュースも、全て技術士試験に繋げてみましょう。

倫理に関するニュースが流れたら、

技術士としてどうしたら防げたのか?と考えを馳せてください。

 

日常で暮らしているだけでも、多くのところにヒントがあります。

そのヒントに気づけるか否かは、資格試験にどれだけ意識が傾いているかです。

 

試験当日まであと2か月を切りました。

まだまだ知識は増やせます。

頑張っていきましょう!

アウトプットを意識した学習のすすめ

2019年05月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士に限らず、効率の良い勉強方法の中には「アウトプットを意識する」というキーワードが必ずと言っていいほど出てきます。

 

技術士試験を受験する人は皆例外なく忙しい

技術士試験は多くが社会人として忙しく働いている人が受験します。

内容も決して容易なものではなく、論述式や口頭試験など試験としては高度な内容も含まれます。

しかし、高度な内容だからと言って、勉強できる時間が学生時代のようにほぼ無限にあるというわけではありません。

多くの人がこうした状況に陥った時に、試験を受験するのを諦めるという選択をします。

しかし、業務の都合上、どうしても技術士が必要だという人はそういった選択肢をとることができません。

 

そこでアウトプットが登場

こうした場合に、冒頭でお伝えした「アウトプットを意識する」ということが出てきます。

アウトプットとは、脳に貯めた知識を外部に出す行動です。

よくその内容をよく理解している人は、人に教えることができるといいます。

これは習得した知識をアウトプットしていることに他なりません。

人に教えるということは、自分で学んだ専門知識を予備知識のない他人に理解してもらうように伝えるということです。

このプロセスの中で重要なのは、専門知識を分かりやすい言葉で表現できるかという部分です。

これを行うためには、その専門知識について参考書の内容を一語一句伝えるのではなく、その内容を深く考え、理解する必要があります。

マークシート方式の試験などであれば、参考書の内容をそのまま頭に叩き込む手法も有効ですが、論述式試験や口頭試験となれば、それでは太刀打ちができません。

やはり、知識を人に説明するアウトプットがどうしても出てきます。

 

アウトプットを意識的に磨くには?

よく英語に関しても、英語を読んだり聞いたりするだけでなく、英会話を行うと英語も読んだり聞いたりすることも上達するといわれています。

多くの外国語は、その国に行くと何となく話せるようになり、読めるようにもなるのはアウトプットを意識した学習の効果であると言えます。

これと同じように、ある程度専門知識を習得したら、何か一つのテーマを決めてノートに論述式試験のように書いてみるとよいでしょう。

長い文章である必要はありません。少しずつアウトプットすることで知識の定着を図ることが狙いです。

忙しい社会人が受験する技術士試験ですので、効率的な勉強を心掛けたいものです。

技術士2次試験_論文添削で思うこと

2019年05月31日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

5月は、数多くの論文添削の依頼がありました。

従来通りの選択問題ⅡやⅢ、そして今年から始まる一般問題の論文(1800字)の依頼もありました。

受験生が作成した論文に対し、論文の内容だけでなく、構成を含めた添削を行っております。

その中で、多くの方に共通して言えることがあります。

 

それは、「論文構成の完成度が低い」ということです。

 

受験生の皆さんがどのように勉強しているか、までは把握していませんが、

おそらく過去問で出題された主題に対して、参考書の模範解答を読んだり、国交省の資料を読んだり、日経コンストラクションの記事を参考にしたりと様々でしょう。

 

つまり、論文に必要なキーワードや中身の勉強は徐々に進んできているようですが、

論文の構成を改善するにまで至ってない方が多いように感じます。

 

たとえば、以下のような改善点が多く見られます。

 

○各問題につけるタイトルの後に、再度タイトルの説明が書かれる。また、出題文に重複する内容が書かれる。

➔限られた文字数の中で、中身の濃い論文を書くためには、必要のない部分はバッサリと書かない。

○出題文に効果と留意点を示せとある場合、基本的にはその順序を守って回答する

➔大量の論文を採点する採点者にとって、読みにくい論文は加点しにくい。

○口語的な表現や、抽象的な表現が多い。

➔技術者としての資質を精査する試験ですから、稚拙な分や曖昧な表現は、理解が乏しいと判断されかねない。

○最初に書いた背景と、後に示す問題点がかみ合っていない。

➔過去問の模範解答だけを頭に入れている方は、示す技術的な解決策が乏しく、

出題文から述べる背景と問題点がかみ合わずに加点されない。

 

論文を書きあげる上で、膨大な知識量が必要なのは当然です。

しかし、いかに採点者へわかりやすく伝えるか?という点も

技術者として大事なスキルとなります。

自分が書いた論文は、自分では理解しやすく感じてしまいます。

かならず、他者に読んでもらいましょう。

そして読みにくい点、分かりづらい点などはどんどん指摘してもらいましょう。

技術士2次試験_必須科目の対策

2019年06月12日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

この技術士ニュースの中でも何度も取り上げられておりますが、

今年度から、必須科目が択一問題から筆記へと変更されました。

 

試験制度が変更された年というのは、

どのような問題が出されるか前例がない為、

対策が取りにくいという一面があります。

 

しかし、過去、平成19年~平成24年の間は、

必須科目は択一問題ではなく、1800字の筆記試験でありました。

 

そもそも、技術士2次試験というのは、20個の部門に分かれています。

例えば、機械部門や建設部門、農業部門、などです。

 

その中で、皆さんが受験するのは、ある部門のある科目を受験します。

科目というのは、建設部門で言えば、土質及び基礎や、鋼構造およびコンクリート、

建設環境、などの11の科目に分かれています。

 

受験する「必須科目」というのは、

それぞれの部門で、各科目に分かれて受験していますが、

部門全体の受験生が全て共通の試験問題を受験することになります。

 

すなわち、「必須科目で問われるは非常に範囲が広い」ということを示します。

 

そこで、過去の必須科目でどのような試験問題が出ていたのか?

を知るだけでも非常に大きなアドバンテージとなります。

過去の出題で出されているキーワードというものは、大きく変わっていないはずです。

キーワードをまとめて、意味を調べること。

また、出題のされ方についても着目してみて下さい。

それら過去の情報から、どのような事を求められているのか?を分析するのです。

 

各科目で共通する問題を出題する必要があるということは、

その年の時事ネタとなる場合もあります。

受験される部門の、国の政策や潮流を確認することも大事です。

どの部門で受験するにしても、やることは同じです。

技術士2次試験_息抜きの重要性

2019年06月18日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

 

この時期は勉強、勉強と厳しい言葉ばかり掛けられてつらい時期に差し掛かります。

私も経験者として、6月7月は非常に精神的に辛かったのを覚えています。

 

今回は、試験勉強の合間の、息抜きの重要性について考えてみます。

 

「息抜き」をする際の注意点

息抜きと言っても、昨日頑張ったから今日は休もうとか、疲れたから今日はやめて明日にしよう、というのはNGです。

資格試験の日は決まっていて、やるべき勉強の内容も分かっています。

計画的に継続して勉強を続けていくために、その計画の中に予め休養を設定しておく必要があるのです。

それが、ここでいう息抜きです。

息抜きのペースは資格試験のスケジュールと密接に関係してきます。

あと1ヶ月切った状態での、身体と精神の調整という意味でうまく利用しましょう。

 

効率的な息抜きの方法

試験日との兼ね合いで息抜きのスケジュールを設定しますが、

そこには自分なりのルールを設けて必ず守るようにしましょう。

土曜日は午前7時から11時までを勉強時間として、夕飯までは家族と過ごす。

そして、午後8時から10時まで勉強を行うなど。

バランス良く、勉強負荷は高めに息抜きのルールを設定することをお勧めします。
また、息抜き前の勉強は、息抜き明けの日に繋がるようにキリの良いところの少し前で区切るようにします。これは几帳面な人には気持ちが悪いかもしれませんが、

息抜き明けがテキストの前の章の残りの部分から始まると、区切り前の勉強内容が蘇り、

その復習をしつつその章を終えて次の章をスタートできるので、勉強に入りやすいのです。

明けが新章からのスタートだと、前の章を振り返ることなく進みますので復習にならずに、その上、取っ付きづらい印象があって、勉強の進捗に少なからぬ影響が出るからです。

 

オンとオフを切り替える

息抜きをすると決めたら、その章を少し残しのところで切り上げて、勉強のことは頭から追い出しましょう。

テレビを観たり、本を読んだり、自分のやりたいことをやります。

オンとオフをはっきり切り替えることが効果的な息抜きの仕方です。

私の場合は、TVが好きなので撮り貯めたドラマを視聴したり、ギャグ漫画を読んだりしていました。

息抜きと決めたのにテキストをつい開いたりするのは、勉強中にスマホを開くことに繋がりかねませんので明確に分けましょう。

わかりやすい文章を書く

2019年07月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の筆記試験は、記述式のため、当然に、わかりやすい文章を書く必要があります。

そのために、前提となるのは、試験官はそれほど、あなたの業務に詳しくないということです。

なぜなら、あなたは、その業務をほぼ毎日行ってきたのでしょうが、試験官は別の業務ばかりをやってきた人だからです。

 

例えば、環境保全に係る業務を行ってきた人でも、その対象が、山が中心の人と、川が中心の人と、海が中心の人とでは、詳しい領域がまったく違います。

また、発注者側でデスクワークばかりやっている人と、現場で作業ばかりやっている人とでも違います。

 

ですから、試験官の立場に立って、わかりやすく書くということが、たいへん重要です。

 

わかりやすい文章とは、論理的な文章のことです。

論理的な文章とは、筋道がついた文章です。

言い換えると、誰が読んでも、誤解なくわかる文章のことです。

 

例えば、「警官は血を流しながら逃げる犯人を追いかけた」という文章は、血を流しているのが、警官である場合と、犯人である場合と、2通りに捉えることができます。

これは、誤解が生じやすい文章です。

この場合、「警官は、血を流しながら逃げる犯人を追いかけた」とするか、「警官は血を流しながら、逃げる犯人を追いかけた」とするか、いずれか改訂します。

 

わかりやすい文章を書こうとするとき、1つだけの意味にとってもらえるように吟味しながら書くことです。

これから、試験日までの10日間は、クセ字を直し、書き急いでも字が乱れないようにして、丁寧な字で、わかりやすい文章を書く訓練をする時期です。

技術士2次試験_来年へ向けた準備開始

2019年07月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、今年度の技術士2次試験お疲れ様でした。

試験終了から10日程度経過し、ある程度の方が復元論文を作成され、

添削を依頼した方も多いのではないでしょうか。

私のところにも添削依頼がありました。

 

過去問と出題のされ方が少し異なっていた為、戸惑いからか

上手く書けなかった方、なんとか今までの勉強内容を書き切れた方と

様々いらっしゃると思います。

合格の可能性がある方は、迷わずに口答試験の勉強に移ってください。

 

しかし、残念ながら合格に届きそうにない方々もいらっしゃると思います。

その場合、来年こそ受かりたいと考えているならば、準備を始めましょう。

お気づきでしょうか? 

今日は、来年の試験日まで353日前です。

皆様の状況を考えると、余裕で合格力を付ける時間があります。

例えば 1日1個のキーワード学習をすれば、354個の学習ができます。

そして何よりも、皆様は、いま皆様史上最上級の実力を持っています。

その実力をはっきりさせるには、作成した復元論文から自分の実力を分析し、

今年の問題の模範解答を完成させてみましょう。

何を見て作成しても構いません。

その解答を、なぜ試験日当日に記述することができなかったのか、その原因をしっかりと分析しましょう。

そして、来年の筆記試験合格に貴方に必要な能力勉強方法を検討します。

まだ私の方でも、復元論文の添削も受け付けております。

また、合格に達していない場合であっても、来年の為にどのような準備が必要かをご助言することも可能です。

口頭試験対策の基礎固めは一次試験(適性科目)で

2019年08月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

二次試験の筆記試験をパスすれば、口頭試験対策に本腰を入れましょう。口頭試験では、技術士に相応しい人物か否かが確認されます。つまり、技術士としての適性が問われます。

 

適性を確認するのには、一次試験の適性科目を見直すことが効果的です。なぜなら、適性科目と、口頭試験で問われる技術士倫理の内容が、類似するためです。

 

例えば、「3義務2責務」といわれる技術士法第4章については、適性試験で毎年、問われます。そして、口頭試験でも頻出の質問事項になっています。

つまり、
・第44条の信用失墜行為の禁止、
・第45条の技術士等の秘密保持義務、
・第45条の2の技術士等の公益確保の責務、
・第46条の技術士の名称表示の場合の義務、
・第47条の2の技術士の資質向上の責務、
の合わせて5つです。

 

いまから5年ほど前までは、これら5つが言えれば及第点でした。しかし、いまでは、各条文の中身まで詳しく問われるケースが多くなっています。

 

例えば、「公益確保の責務」で、「公益とは何ですか?」という質問をされることがあります。このとき、受験生は、主に「公共の安全」と「環境の保全」と答える必要があります。

 

なぜなら、第45条の2に「技術士又は技術士補は、その業務を行うに当たっては、公共の安全、環境の保全その他の公益を害することのないよう努めなければならない。」と記されれているからです。

 

そして、これら2つのキーワードは、一次試験の適性科目の穴埋め問題で、頻繁に問われている論点です。ですから、口頭試験対策では、いま一度、適性科目を見直すことが効果的なのです。

技術士2次試験_現段階の準備とは

2019年08月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

 

私の方への筆記試験本番の論文添削の依頼も一段落したところです。

試験制度が変わり、初めての年なので、

なかなか採点基準や合格基準が明確化していないため、

他人の採点に一喜一憂する必要はありません。

受験生全員が自分の回答に不満がありますし、改善点があります。

完璧な答案だ、という人など一人もいません。

 

基本的には、何も書けなく答案用紙の8割を埋めることができなかった、

という人以外は、合格を信じて口頭試験の勉強に移ってください。

 

技術士に合格する為には、口頭試験は必須です。

いつか必ず勉強する必要が出てきます。

ならば、合格を信じて、今勉強するのがベストでしょう。

 

技術士2次試験は、難易度が高いと言われていますが、

合格率は部門により異なりますが、約10%です。

 

10%という数字は、そこまで小さな数字ではありません。

 

例えば、マラソン大会で5万人が参加するものがあったとします。

入賞する人は毎日何十kmと走っているアスリートであり、

一般人が入賞することは非常に困難です。

そして入賞は大きな話題となり、名誉が与えられます。

しかし、5000番内に入ることは一般の方でも可能性があります。

また5000番の方が話題になることは全くありません。

 

技術士試験は、1番、2番を決める試験ではないのです。

上位10%の範囲に入れば、全員が等しく技術士になる権利が与えられるということです。

 

自分の論文に自信がないと仰っている受験生もいますが、

他の方と比較しても、そこまで自信を失う出来ではありません。

 

不安はあるでしょうが、ぜひ前に進んでみましょう。

口頭試験は、暗記する項目もあります。

早く始めて悪いことなどありません。

頑張ってください。

技術士2次試験_夏を制する

2019年08月09日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

明日から9連休という大型休暇を取られる方も多いのではないでしょうか。

夏を制するものは受験を制する、などと言うことが良くあります。

 

私の子供たちも、夏期講習なるものに通い、休みにも拘らずせっせと勉強に励んでおります。

そんな姿を見て、私も自己研鑚を継続しなければ、と言う気持ちになったりします。

 

長期休暇は普段の業務からの休息であり、体力と気力の回復をする、と言う意味ではあります。

また、家族を持たれている方々は、家族サービスをしなければならない時期でもあります。

そのどちらも非常に重要なことでしょう。

しかしながら、自分自身がまとまった時間を取れる時期であるというのも事実です。

 

私が技術士試験を受験した時は、実家に帰省し、子供の世話を一時祖父母(自分の親)に任せ、毎日3,4時間勉強していました。

口頭試験に向けたQ&Aの作成、業務詳細の見直し、業務経歴の見直し、時事ネタの収集などが主な作業です。

 

何をやるか、は人それぞれですが、全く技術士試験のことをやらないというのは得策ではありません。

人間は都合の悪いことは忘れやすい習性があります。

長期間、資格試験のことを考えないと、今までの蓄積が一度リセットされてしまう危険性もあります。

技術士倫理綱領を頭に入れて、自分の業務に照らし合わせてみる、という作業でも良いかもしれません。

筆記試験とは違い、決められた時間内に大量の文字を書くことは必要ありませんので、

ふとした時に意味を調べたり、考えたり、と言うやり方もありかもしれません。

 

ご家族の理解も必要な資格です。

ご相談しながら、少しでも長期休暇中に進めるようにして下さい。

技術士試験−有言実行

2019年08月17日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。
お盆の大型連休もあと2日で終了する方が多いかと思います。
私も9連休でしたが、土日を残してあと2日です。
さて、試験勉強の方は少し進んだでしょうか?
前回、夏を制するものは受験を制すると書きました。
自分で書いたからには、私自身もこの夏、勉強を始めてみました。

何を始めたかというと、英語の勉強です。
建設業の会社に勤めていますので、海外出張に行く機会もありますし、
社内に海外のお客様が訪問されたりします。
その時に、簡単な意思疎通程度の英会話ができないと、
話にならないと思い始めたからです。

そこで、「レアジョブ英会話」というものを始めました。
PCやタブレットをツールにインターネットを介して
全世界にいる登録された講師の方と英語で会話をするというものです。

まずはスピーキングテストを受験し、自分のレベルをチェックします。
その後、何百人といる講師の中から、自分が話したいと思える講師を選択し、授業スタートです。
1回の受講は25分、英語が苦手な私には非常に長い時間に感じます。
しかし、相手はさすがプロです。
私のレベルを即座に感じ取り、私にあった教材を選び、
簡単なワードを選択しながら会話をしてくれているのが感じられます。
始める前は、非常に大きな不安がありました。
苦手な英語で、初めましての人と何を話せば良いのか?
音声だけでどの程度相手の話す内容が理解できるのか?
意思疎通などできるはずがないという気持ちでした。

しかし、ビジネスシーンでの英会話とは全く異なり、
私自身のレベルに合わせたやり方、話し方、教材を選んでもらえる事で
始める前に感じていた不安はほぼ無くなりました。
もちろん、努力をしなくては会話についていけません。会話をするために予習をします。
この予習が自分の力になっているとも思えます。
レアジョブを通して、英語への苦手意識を無くす目的は、この数回のレッスンで達成できつつあります。
半年間のコースなので、予習復習を繰り返す事で徐々に上達できたらといいなと思っています。

技術士試験も全く同じです。
始める前は非常に不安が大きいはずです。
合格率が1桁の資格にどのように向き合っていけばいいのか、、、

ここにいる講師の方がたは、さまざまなレベルの受験生に対して
アドバイスできる方がたです。
まずは無料のメール相談から始めてみてはいかがでしょうか?
きっと今感じている不安な気持ちに変化があるはずです。

まずは一歩進んでみましょう。

 

 

技術士2次試験_積極的な人は得をする

2019年09月24日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

突然ですが、あなたは積極的に行動する人でしょうか?

それともじっくり考えて、行動するまでに時間がかかる人でしょうか?

 

じっくり考えることが悪いことだとは全く思いません。

しかし、世の中の大半は、積極的に早めの行動をする方が得するようにできています。

例えば、すでに旅行することが決まっている場合は、航空券を当日購入するのではなく、

「早割」という制度を利用して購入した方が安く手に入れることができます。

ブランド物の限定品なども、早く順番に並ぶことでゲットできる可能性が高くなります。

これらは、思い付きで行動しなさいと言っているわけではありません。

事前に入念に検討しておき、「このような事象が起こったら、すぐに行動できるようにしておこう」

と自分の意思を予め決めておく必要がある、ということです。

事前準備があれば、多少想像と違う事象が起こった際でも臨機応変な対応が取れます。

積極的な行動をとるためには、常日頃からよくその事柄について考えておくことが大事でしょう。

 

このご時世、どのような媒体でも、いつでもどこでも多くの情報を得ることが容易となってきました。

新聞に限らず、インターネット、TV、雑誌など。

では、他人と差をつけるためには何が必要か?

それは、スピードです。

誰よりも早く得ることができた情報には価値があります。

価値ある情報をつかむためには、誰よりもアンテナを広く張る必要があるでしょう。

そして、情報を得た際には、すぐに行動しましょう。

 

たとえ間違った方向へ行動しそうになっても、

早い段階であれば、気づき後戻りすることも可能でしょう。

 

誰よりも広く、早く情報をキャッチする。

直ぐに行動できるように、常日頃から考えをめぐらし、事前準備をしっかりしておく。

試験勉強に限らず、すべてのことに通じる大事なことだと思います。

令和元年度 技術士 2次試験 口答試験合格率!?

2020年03月08日 作成 / 執筆:kody講師

日本技術士会から公表された令和元年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と令和元年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。

【総合技術管理部門を除く部門】 

  部門   筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率
◆機械部門
  機械設計       77人       63人  81.8%
  材料強度・信頼性   50人       33人  66.0%
  機構ダイナミクス~  42人       28人  66.7%
  熱・動力エネルギ~  38人       32人  84.2%
  流体機器       18人       15人  83.3%
  加工・生産システ~  26人       19人  73.1%
◆船舶・海洋部門
  船舶・海洋            4人            3人     75.0%
 ◆航空・宇宙部門
  航空宇宙システム       9人          8人     88.9%
 ◆電気電子部門
  電力・エネルギー~    32人          31人     96.9%
  電気応用           18人          17人     94.4%
  電子応用           13人          13人   100.0%
  情報通信           48人          33人     68.8%
  電気設備           59人          56人     94.9%
◆化学部門
  無機化学及びセラ~        8人          7人       87.5%
  有機化学及び燃料         6人        6人   100.0%
  高分子化学            8人        8人     100.0%
  化学プロセス         8人          8人     100.0%
◆繊維部門
  紡糸・加工糸及び紡~     3人          3人     100.0%
  繊維加工及び二次製~     5人          5人     100.0%
◆金属部門
  金属材料・生産シス~    6人           6人     100.0%
    表面技術            8人             8人     100.0%
  金属加工          12人          11人      91.7%
◆資源工学部門
  資源の開発及び生産     4人            3人      75.0%
  資源循環及び環境浄~    3人            2人        66.7%
◆建設部門
  土質及び基礎            40人            78人      95.1%
  鋼構造及びコンク~   180人         159人       88.3%
  都市及び地方計画    161人         150人       93.2%
  河川、砂防及び~    202人         197人       97.5%
  港湾及び空港        41人           36人       87.8%
  電力土木            7人             7人     100.0%
  道路              370人          291人      78.6%
  鉄道                  63人            58人        92.1%
    トンネル              54人            50人      92.6%
  施工計画、施工設備~    167人            161人       96.4%
  建設環境          101人                91人       90.1%
◆上下水道部門
  上水道及び工業用水~      80人            68人       85.0%
  下水道           111人           105人      94.6%
◆衛生工学部門
  水質管理            9人              9人     100.0%
  廃棄物・資源循環      16人               13人      81.3%
  建築物環境衛生管理       23人             23人     100.0%
 ◆農業部門
  畜産             2人             2人      100.0%
  農業・食品          10人                   8人        80.0%
  農業農村工学         60人               59人        98.3%
  農村地域・資源計画      8人               8人      100.0%
  植物保護           10人                 9人       90.0%
 ◆森林部門
  林業・林産          16人             16人       100.0%
  森林土木           40人               38人       95.0%
  森林環境             3人                 3人       100.0%
◆水産部門
  水産資源及び水域環境     7人             7人     100.0%
  水産食品及び流通       3人             3人     100.0%
  水産土木           14人              10人        71.4%
◆経営工学部門
  生産・物流マネジメ~   15人              15人      100.0%
  サービスマネジメント     23人              21人        91.3%
◆情報工学部門
  コンピュータ工学       3人                3人      100.0%
  ソフトウェア工学         7人              6人        85.7%
  情報システム~        21人              18人        85.7%
  情報基盤             7人              3人        42.9%
◆応用理学部門
  物理及び化学         6人                6人      100.0%
  地球物理及び地球化学     10人              10人      100.0%
  地質             73人              66人        90.4%
◆生物工学部門
  生物機能工学         6人              2人        33.3%
  生物プロセス工学       10人                8人        80.0%
◆環境部門
  環境保全計画         17人            17人      100.0%
  環境測定           17人            14人        82.4%
  自然環境保全         28人            26人        92.9%
  環境影響評価         25人              21人        84.0%
◆原子力・放射線部門
  原子炉システム・施~   12人                    11人        91.7%
  核燃料サイクル及び~       5人              5人      100.0%
  放射線防護及び利用          1人              1人      100.0%

【総合技術管理部門】 

  部門   筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率
◆機械
  機械設計            9人          9人    100.0%
  材料強度・信頼性      4人        4人    100.0%
  機構ダイナミクス・~    11人          11人    100.0%
  熱・動力エネルギー     8人        8人    100.0%
  流体機器          2人        2人    100.0%
  加工・生産システム     6人        5人      83.3%
 ◆船舶・海洋
  船舶・海洋               0人          0人       0.0%
 ◆航空・宇宙
  航空宇宙システム      2人          2人    100.0%
 ◆電気電子
  電力・エネルギーシ~    7人              4人      57.1%
  電気応用            9人          8人      88.9%
  電子応用                6人          4人        66.7%
  情報通信            8人                6人        75.0%
  電気設備            10人            8人        80.0%
◆化学
  無機化学及びセラミ~      2人       2人     100.0%
  有機化学及び燃料        0人       0人       0.0%
  高分子化学           0人       0人       0.0%
  化学プロセス        1人           1人     100.0%
◆繊維
  紡糸・加工糸及び紡~    1人           1人     100.0%
  繊維加工及び二次製~    0人           0人         0.0%
◆金属
  金属材料・生産シス~    1人           0人       0.0%
  表面技術            2人             2人       100.0%
  金属加工            1人           1人       100.0%
◆資源工学
  資源の開発及び生産     0人         0人         0.0%
  資源循環及び環境浄~    0人           0人         0.0%
◆建設
  土質及び基礎            19人           19人        100.0%
  鋼構造及びコンク~     58人           51人          87.9%
  都市及び地方計画      29人           28人          96.6%
  河川、砂防及び~      55人         51人          92.7%
  港湾及び空港        11人             11人        100.0%
  電力土木            5人             5人        100.0%
  道路                54人           50人        92.6%
  鉄道                13人             12人        92.3%
    トンネル              13人             11人        84.6%
  施工計画、施工設備~    41人             36人        87.8%
  建設環境          11人             11人        100.0%
◆上下水道
  上水道及び工業用水~    20人           19人        95.0%
  下水道           28人             27人        96.4%
◆衛生工学
  水質管理          1人           1人      100.0%
  廃棄物・資源循環      1人               1人      100.0%
  建築物環境衛生管理     3人             2人        66.7%
◆農業
  畜産            0人           0人          0.0%
  農業・食品           0人             0人          0.0%
  農業農村工学        11人                 9人         81.8%
  農村地域・資源計画     1人           1人       100.0%
    植物保護            0人               0人            0.0%
◆森林
  林業・林産         1人                1人     100.0%
  森林土木            3人                3人     100.0%
  森林環境            0人                0人           0.0%
◆水産
  水産資源及び水域環~    0人              0人           0.0%
  水産食品及び流通      0人              0人           0.0%
  水産土木            0人                0人       0.0%
◆経営工学
  生産・物流マネジメ~      7人                7人        100.0%
  サービスマネジメント      6人                6人        100.0%
 ◆情報工学
  コンピュータ工学     1人               1人        100.0%
  ソフトウェア工学         7人               6人        85.7%
  情報システム~        5人               5人        100.0%
  情報基盤           2人               2人        100.0%
◆応用理学
  物理及び化学       6人               5人        83.3%
  地球物理及び地球化学     4人                 3人        75.0%
  地質               11人                 11人        100.0%
◆生物工学
  生物機能工学       1人               1人        100.0%
  生物プロセス工学       1人                 1人        100.0%
◆環境
  環境保全計画         6人               6人        100.0%
  環境測定             1人               1人        100.0%
  自然環境保全         1人               1人        100.0%
  環境影響評価         2人               2人        100.0%
◆原子力・放射線
  原子炉システム・施~   3人               3人        100.0%
  核燃料サイクル及び~   2人               2人        100.0%
  放射線防護及び利用        0人               0人            0.0%

 

出典:技術士のすすめ https://kody-pe.jimdo.com

2024年08月 2024年10月
2024年 発注者支援業務 求人 新建設コンサルタント株式会社 採用情報
広告 nc-c.jp
【急募】国土交通省の発注者支援業務を行う技術者を募集しております。
正社員(2024年20名)、550万円~、基本的に土日祝祭日は休日となります。