2024年05月 月間アクセスランキング

技術士2次試験 成功の裏に隠された事実

2019年04月26日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

突然ですが、あなたの周りに、何かに成功した人や成功した会社があるかと思います。

すぐ身近な方でなくとも成功例はいくつか知っていると思います。

例えば、最近、株価も知名度も急上昇していたZOZOTOWNや、

陸上100m走で日本人の中で初めて9秒台を出した桐生選手などです。

我々から見ると、報道でそのような事実を知るわけですから、

たった1夜にして成功・有名になったと思うかもしれません。

 

しかしながら、桐生選手は中学校時代から陸上に励み、数々の大会で好成績を残していることから、

これまでの努力が伺えます。

世間に大々的に知られる何年も前から、計り知れない程の努力を続け、

怪我などの困難にも立ち向かいながら頑張ってきた結果なのです。

 

これは、資格試験でも同様のことが言えます。

資格試験は、合格発表によって、合格者と不合格者にわけられ、

社内や世間からの評価が一変します。

合格者には、今後の重要な仕事や、大きな責任を追うような仕事も振り分けられるでしょうが、

不合格者には今まで通りの業務しか振られないかもしれません。

 

その差はどこから来るのでしょうか?

周りの人は合格不合格の結果しか評価しませんが、

その裏には膨大な努力があるからです。

 

毎日、仕事が終わった後や皆が休憩しているはずの昼休みなど、

時間を見つけてはコツコツと勉強した結果が差として現れます。

数年間頑張って合格を勝ち取った方もたくさん見てきました。

あきらめずに勉強を続けた結果です。

 

辛いと感じることは多々あるでしょう。

しかし、合格を勝ち取るためには必要な努力です。

 

頑張って行きましょう。

 

論文の添削は随時受け付けております。

技術士2次試験_論文の精度を高める

2019年05月10日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

既に論文の勉強を始めている受験生が多くいらっしゃるようで、数多くの添削依頼を頂いております。

今年度から択一試験が無くなり、必須科目(技術部門全般にわたる専門知識や課題解決能力が問われる問題)も論述となりました。

試験問題が変更になったからといって、勉強方法がガラッと変わるわけではありません。

択一問題を回答する上で必要な知識、すなわちキーワードは、論文を書き上げる為に必要な知識でもあります。

すなわち、キーワード集を作成することは論述にも有益となります。

今までの試験の選択科目Ⅱ-1でも専門知識が問われております。

 

よく言われているキーワードの数ですが、

参考書にもありますが「100個」は頭に入れておきたいですね。

あと試験日まで約2か月です。

今日から毎日2個キーワードを学習するだけで達成できる数です。

このように考えると、決して難しい数ではありません。

キーワードは参考書で読むだけで暗記できる人は、そう多くないはずです。

やはり、自分のノートに書き込んだり、暗記グッズを使用したり、

ご自分のやり方で勉強してみて下さい。

 

では、どんなキーワードが良いのか?

それは、やはり過去問を最優先してください。

過去問は技術士会のHPに毎年UPされています。

 

また、受験部門の法令や国の制度について

インターネットや、雑誌などでキーワードを拾ってください。

 

そして大事な事は、暗記(インプット)だけでなく、

必ず論述(アウトプット)をすることです。

当日、いきなり論文を書けと言われて上手くできるわけがありません。

 

さらに、自分が書き上げた論文を、かならず第三者にチェックしてもらうことが大切です。

とくに技術士の方であれば尚良いでしょう。

 

自分が書いた論文の良し悪しを、自分自身で気づくことは難しいことです。

どのような箇所に気を付けた方が良いのか、をまずは添削してもらいましょう。

 

添削依頼は、メッセージから随時受け付けております。

宜しくお願いします。

http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=udetail&id=711

日常業務と試験勉強を切り離さないこと

2019年05月10日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の対策は、日常業務のなかでやることが重要です。実務を専門的応用能力を駆使してやり遂げられるのが技術士だからです。

 

その証拠に試験の評価基準は、業務上のスキルを意識した書きぶりになっています。

例えば、必須科目Ⅰで問われる「応用能力」は、つぎのように定義されています。

 

「これまで習得した知識や経験に基づき、与えられた条件に合わせて、問題や課題を正しく認識し、必要な分析を行い、業務遂行手順や業務上留意すべき点、工夫を要する点等について説明する能力」

 

これは、いつもの仕事でやっていること、やろうとしていること、にほかなりません。

 

なかなか難しい業務があって、「予算が足りないから」「必要な機器がないから」と言い訳している人は、技術士試験でも苦労します。

一方、カネがないなら知恵によって成し遂げようとする人や、既製品がないから自作の機器をつくろうとする人は、先行き明るいでしょう。

仕事を一生懸命やることさえも試験勉強になっているからです。

 

業務遂行手順や業務上留意すべき点について、マニュアルをつくったり、メモ書きを作ったりして、部下や同僚、上司に説明している人も、それが試験勉強になっています。

 

また、選択科目Ⅲの出題内容には、つぎのように書かれています。

「選択科目に関わる観点から課題の抽出を行い、多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して、その遂行方策に提示できるかを問う」

 

つまり、日常業務で、Aの場合には〇〇、Bの場合には△△、Bの場合にCという制約条件が加わったら××というように、さまざまな視点から分析していれば、それが試験対策になっています。

 

どうか、仕事が忙しいから対策できないと言わずに、技術士としての振舞いで仕事をしてください。それも試験対策になっているのですから。

技術士2次試験_自分専用の参考書

2019年05月19日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、こんにちは。

今回は参考書について考えてみましょう。

AmazonやYahoo! などで参考書を検索すると、非常に多くの本がヒットします。

しかし、自分にとってちょうど良い参考書は、なかなか見つかりません。

やむなく、何冊か買ってみても十分な説明が無くて困ることがほとんどです。

その理由として、貴方専用の参考書が無いからです。

貴方専用の参考書が無い事に対する対策は、2通りあります。

今日は、その方法を説明したいと思います。

【1】自分専用の参考書を作る

1つ目は、自分専用の参考書を自分で作成する事です。

自分専用のノートなので、何を書いても良いのです。

例えば、試験に出そうなキーワードを見つけて、知識の整理整頓をしたり、論文の構成をまとめたり、

ある社会的な問題に対して、技術的課題と解決策、メリットデメリットなどをまとめても良いでしょう。

すなわちそのノートは試験に出る知識の宝庫になります。しかも貴方が必要な知識です。

まさに貴方専用の参考書となるのです。

実のところ、私自身自分専用の参考書を2冊作成しました。

1冊は択一問題で必要な知識集、2冊目は論文を書く上での構成方法や時間配分、そして各種課題や解決策をまとめていました。

通勤時などにずっとノートを読んでいたのを覚えています。

 

【2】貴方の解らない事を誰かに教えてもらう

2つ目は、素直に教えてもらうことです。

どんなに難関な試験でも合格方法を知っている人は、必ずいます。

合格方法を知っている人に、勉強を教えてもらうのです。

勉強を教えてもらう事で、ムダな努力をしなくて済みます。

短時間で効率的に勉強する事で、最短合格することが出来ます。

例えば大学受験のために塾へ入るという方は多いはずです。

 

私は1つ目、2つ目と両方取り入れました。

教えてもらったこともノートに書き込みました。ぜひ効率的に勉強して、一発合格を目指してください。

 

AIが試験の予想問題を作成する時代

2019年05月21日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士試験とは少し異なる内容のニュースですが、AI関連のベンチャー企業が司法試験の問題を予測し6割の的中をしたということで話題になっています。

ニュース「司法予備試験の問題、AIが“6割”的中 「合格ラインと同水準」」

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/20/news122.html

 

論述式の試験である司法試験と、技術士二次試験は共通する部分も多く、合格ラインとしての6割が的中できれば、AIでも合格することが可能ということになります。

AIは学習をしなければ何の判断をすることもできません。注目すべきはその学習方法にあります。

基礎情報として、過去に出題された問題を記憶し、一般的な問題集の問題と解答、Wikipediaなどのから引用した法律用語などをAIに学習させました。

これは過去に出題された問題と一般的な問題、またWikipediaなどによる最新の法律用語などを記憶することで、古い情報から新しい情報、一般的な法律問題などを広く網羅させることが目的です。

その基礎情報をもとに、過去数年分の出題傾向を検討し、今年度はこの分野の問題が出題されるということを予測しました。

 

その結果、実際の問題と6割が的中したというものです。

技術士試験などの他の資格試験においてもこれと同様の学習を行えば、試験に合格できるのではないかと考えられます。

基本的なことと最新技術に関する内容などを基礎情報として勉強し、過去数年分の問題から傾向を読み取るということを作業として行えば、技術士試験の筆記試験はAIでも合格することができるということがわかります。

最もAIは試験中に焦って忘れるというようなことがないので、その点は人間と大きく違いますが、AI技術はここまで進化を遂げているということに注目できます。

 

このAIを開発した会社の社長は、試験を否定するのではなく、試験は通過点であり、本当に大切なのはその資格を使った実務経験であると指摘しています。

これは技術士に関しても同じことが言えるのではと感じます。やはり資格は取って満足してしまうものではなく、その資格を使って何ができるのかということを考えなければならないということです。

 

そうでなければ、資格を持ったAIに仕事をとられてしまうなんて言う日が現実に来てしまうかもしれません。

技術士2次試験_日常の中にヒントを見つけよう

2019年05月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

つい先日のことですが、防災、減災に関する講演を聞いてきました。

2011年の東日本大震災では津波により多くの犠牲者が出てしまいました。

多くの方が、なぜ逃げ遅れてしまったのか?

という話の中で興味深いキーワードが3つありました。

 

①正常性バイアス

②愛他行動

③同調バイアス

 

それぞれを噛み砕くと、

①多少の予期せぬ変化や新しい事象には正常の範囲内と処理するメカニズム

②他人の利益の為に報酬を期待せずに自発的に行う行動

③大勢の人がいる中に自分がいると、周りに合わせようとする心理

 

これらを、試験勉強に当てはめてみると、

以外に合致している部分が多くありませんか?

 

何度も不合格の経験がある方、もしくは技術士試験の合格率を考えると、

不合格という事象を正常の範囲内と考えていませんか?

周りに同じような受験生がいる場合、その方が「勉強していない」というと

安心して自分も怠けていませんか?

 

①~③は災害時・非常時に対しては、良くない行動なのです。

逆の行動を取ることができれば、逃げ切ることができ、

命が助かることに繋がります。

 

試験勉強に置き換えてみると、

いち早く自分の状況、到達レベルを察知し、正常でない事を認識しましょう。

今の5月末時点で、既に合格レベルに達している人が、果たしてどの程度居るでしょうか?

今が他者との差を広げるチャンスです。

他人の状況など気にせずに、ただひたすらに過去問と向き合ってみましょう。

過去問に回答することができない状況で、本番の問題に回答できるでしょうか?

 

多くの過去問や予想問題に触れましょう。

多くの問題に触れることで、必要なキーワードが見えてきます。

論文に必要な構成、背景が見えてきます。

 

また、何気ない講演やニュースも、全て技術士試験に繋げてみましょう。

倫理に関するニュースが流れたら、

技術士としてどうしたら防げたのか?と考えを馳せてください。

 

日常で暮らしているだけでも、多くのところにヒントがあります。

そのヒントに気づけるか否かは、資格試験にどれだけ意識が傾いているかです。

 

試験当日まであと2か月を切りました。

まだまだ知識は増やせます。

頑張っていきましょう!

練習が無駄になることはない

2019年05月27日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

本番に強い人、本番に弱い人といわれることがあります。

確かに、試験当日に思った以上の力が出せることや、

今まで出来ていたことが、急にできなくなる人はいます。

 

しかし、そのようなバラツキを限りなく少なくすることができます。

その方法は、たくさんの反復練習です。

 

例えば、プロ野球選手は毎試合、約3打席しかバッターボックスに立つことができません。

その3打席の為に、毎日何百回という素振りを行います。

100mの選手は、0.1秒しかないスタートの瞬間の為に、毎日何度も練習を行います。

ピアニスト、バイオリニスト等の音楽家。

書道家などの芸術家。

最高のパフォーマンスを、たった1度のチャンスで出し切るために、

見えないところで信じられない程の反復練習をしています。

 

受験生の皆さんは、たった数%の方しか合格できない狭き門を

なんとかくぐりたいと思っていますよね?

そのチャンスを勝ち取る人というのは、等しく他人以上の努力をする方々です。

 

偶然上手くいくのを期待する人は、残念な結果に終わります。

毎年、多くの受験生を見ていれば、試験を受ける前から合否が想像できます。

 

本番に強い人というのは、練習通りの力を出す人です。

 

本番と同じ状態で一発で合格論文が書けるでしょうか? 

本番試験では、600字詰め原稿用紙4枚を2時間で記述します。

すなわち、1枚を30分間で記述します。

あなたが、『1枚30分間の記述は、ギリギリかも』と思っていれば、貴方の合否結果も良くてギリギリです。

本番のアクシデントなどを考えると厳しい結果になると思った方が良いと思います。

本番では、練習以上の力が出ません

 

本番に備える場合、今年の一発合格を目指す貴方は、1枚20分間で記述する練習をしてください。

本番試験で再提出や添削指導などありません。

 

今一度、ご自身の勉強方法、勉強への真剣さを見直してみて下さい。

アウトプットを意識した学習のすすめ

2019年05月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士に限らず、効率の良い勉強方法の中には「アウトプットを意識する」というキーワードが必ずと言っていいほど出てきます。

 

技術士試験を受験する人は皆例外なく忙しい

技術士試験は多くが社会人として忙しく働いている人が受験します。

内容も決して容易なものではなく、論述式や口頭試験など試験としては高度な内容も含まれます。

しかし、高度な内容だからと言って、勉強できる時間が学生時代のようにほぼ無限にあるというわけではありません。

多くの人がこうした状況に陥った時に、試験を受験するのを諦めるという選択をします。

しかし、業務の都合上、どうしても技術士が必要だという人はそういった選択肢をとることができません。

 

そこでアウトプットが登場

こうした場合に、冒頭でお伝えした「アウトプットを意識する」ということが出てきます。

アウトプットとは、脳に貯めた知識を外部に出す行動です。

よくその内容をよく理解している人は、人に教えることができるといいます。

これは習得した知識をアウトプットしていることに他なりません。

人に教えるということは、自分で学んだ専門知識を予備知識のない他人に理解してもらうように伝えるということです。

このプロセスの中で重要なのは、専門知識を分かりやすい言葉で表現できるかという部分です。

これを行うためには、その専門知識について参考書の内容を一語一句伝えるのではなく、その内容を深く考え、理解する必要があります。

マークシート方式の試験などであれば、参考書の内容をそのまま頭に叩き込む手法も有効ですが、論述式試験や口頭試験となれば、それでは太刀打ちができません。

やはり、知識を人に説明するアウトプットがどうしても出てきます。

 

アウトプットを意識的に磨くには?

よく英語に関しても、英語を読んだり聞いたりするだけでなく、英会話を行うと英語も読んだり聞いたりすることも上達するといわれています。

多くの外国語は、その国に行くと何となく話せるようになり、読めるようにもなるのはアウトプットを意識した学習の効果であると言えます。

これと同じように、ある程度専門知識を習得したら、何か一つのテーマを決めてノートに論述式試験のように書いてみるとよいでしょう。

長い文章である必要はありません。少しずつアウトプットすることで知識の定着を図ることが狙いです。

忙しい社会人が受験する技術士試験ですので、効率的な勉強を心掛けたいものです。

技術士2次試験_必須科目の対策

2019年06月12日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

この技術士ニュースの中でも何度も取り上げられておりますが、

今年度から、必須科目が択一問題から筆記へと変更されました。

 

試験制度が変更された年というのは、

どのような問題が出されるか前例がない為、

対策が取りにくいという一面があります。

 

しかし、過去、平成19年~平成24年の間は、

必須科目は択一問題ではなく、1800字の筆記試験でありました。

 

そもそも、技術士2次試験というのは、20個の部門に分かれています。

例えば、機械部門や建設部門、農業部門、などです。

 

その中で、皆さんが受験するのは、ある部門のある科目を受験します。

科目というのは、建設部門で言えば、土質及び基礎や、鋼構造およびコンクリート、

建設環境、などの11の科目に分かれています。

 

受験する「必須科目」というのは、

それぞれの部門で、各科目に分かれて受験していますが、

部門全体の受験生が全て共通の試験問題を受験することになります。

 

すなわち、「必須科目で問われるは非常に範囲が広い」ということを示します。

 

そこで、過去の必須科目でどのような試験問題が出ていたのか?

を知るだけでも非常に大きなアドバンテージとなります。

過去の出題で出されているキーワードというものは、大きく変わっていないはずです。

キーワードをまとめて、意味を調べること。

また、出題のされ方についても着目してみて下さい。

それら過去の情報から、どのような事を求められているのか?を分析するのです。

 

各科目で共通する問題を出題する必要があるということは、

その年の時事ネタとなる場合もあります。

受験される部門の、国の政策や潮流を確認することも大事です。

どの部門で受験するにしても、やることは同じです。

技術士2次試験_インプットよりもアウトプットを

2019年06月14日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆さん、こんにちは。

今回は技術士2次試験の試験勉強法について話します。

 

勉強方法には以下の2つがあることはご存知ですよね。

1.インプット

2.アウトプット

 

インプットは、テキストを読んだり、講義を聞いたりして情報を頭に入れる勉強です。

アウトプットは、実際に問題を解いたり、文章の構成を考えたり、論文の添削作業をすることです。

技術士試験においては、インプットを3割、アウトプットを7割の割合で

勉強することを進めています。

その理由としては、私の講師歴の中で、アウトプットができていない人がとても多いからです。

例えば、テキストやインターネットを見ても良いという条件のもと、

1800字の論文を書いてもらうという課題を与えたところ、

出来ない方が多いのです。

 

それは、頭に情報を入れるインプット作業ばかりして、

アウトプットの練習をしていないため、

論文の書き方から迷ってしまい時間切れというパターンが非常に多いです。

 

まずは、過去問の答案を模写するという方法でも良いと思います。

アウトプットの練習をしましょう。

しかし、市販されているテキストの模範解答は、数が少ないうえに

私が添削してもA判定とはならない回答も多々あります。

その解答を信じて勉強することはリスクがあります。

 

必ず、近くの技術士の方に答案を見てもらいましょう。

具体的な添削は、今まで添削をやったことが無い人には難しいはずです。

 

私は、簡単なご相談から添削まで受験生の力になりたいと思っています。

困っていることがありましたら、ご相談してみて下さい。

どうする論文対策(論文の構成)

2016年11月11日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

2枚、3枚論文では論文の構成が重要な要素です。問題で求めている事項を漏れなく記述する必要があります。そのためには、論文記述前に順番に行うべきことがあります。

最初は、この問題が出題された背景を考えることです。なぜこの問題が出題されたのか、出題者はどんなことを考えているのか等です。我が国では社会資本の老朽化の時代に入り、財政が厳しい中でどのように社会資本を維持すべきか、高齢化社会の影響を踏まえてどんな対策が必要なのか、高度成長期に急速に整備・普及した工業製品の安全性の確保をいかに担保するか等、出題の背景を考えることが必要です。論文の最初に「はじめに」の項目を設け、そこに背景等を3行程度記述するようにします。

次に、出題の順番に項目を書きだすことです。大項目、中項目、小項目等を書き出します。項目を書き出したら、それぞれの項目にキーワードを書き出します。キーワードは専門用語、日常用語等連想ゲームのように書き出します。同じキーワードが複数の項目に記述されてもよいです。この時、項目の関連性に注意して論理的な構成になるようにキーワードを抽出します。

次は、項目ごとに文章の量を割り付けます。項目ごとに何行記述するか目安をつけます。1枚25行なので、3枚で75行。そのうち「はじめに」で項目と文章で4行とします。残りを割り付けます。文章の量に偏りがないようにするのが目的です。

それから記述します。記述は短文で主語、目的語等5W1H明確にに記述します。論文の最後は、「おわりに」の項目を設けて文章の量を調整します。おわりにでは技術者としての決意等を記述します。最後は「以上」と必ず記述します。

論文作成の順番は概ね以上のようです。キーワードを抽出しながら、項目を変更したり追加したりする場合があります。いきなり論文を記述することは絶対してはいけません。

 

口頭試験で気を付けることは

2016年11月13日 作成 / 執筆:タートル講師

今月から口頭試験が始まります。

口頭試験が不合格になった方のパターンを分類すると、次の5つくらいに分けられると思います。

 

(1)コミュニケーションの失敗

 極度の緊張等で、試験官と会話が成立しなかった。準備不足で、質問に対して答えることができなかった。

(2)科目違いと見なされる(経験不足と判断される)

 例えば建設部門の土質及び基礎で受験しているのに、受験願書の経歴のほとんどが道路の内容になっている等、選択科目の経験が十分でないと判断された。

(3)技術士にふさわしい仕事をしていないと見なされる(応用能力不足と判断される)

 受験願書の経歴や小論文がアッサリし過ぎていたので色々と質問をされたが、十分に答えることができず応用能力が足りないと判断された。

(4)倫理観に問題があると見なされる

 試験官と口論になる、法やモラルを軽んじる回答をする等、倫理的に問題があると判断された。

(5)技術士法を理解していないと見なされる

 ほぼ確実に質問される「3義務2責務」を答えることができず、技術士制度を理解していないと判断された。

 

さて、こういう失敗を避けるためには以下のようなことが大切です。

 

(1)については、模擬口頭試験を繰り返して、十分に準備したという自信を持つことが大切です。

(2)と(3)については、受験願書の内容が大きく影響します。提出してしまったものは仕方ありませんから、短い試験時間中に納得してもらえるように準備しましょう。

(4)については、常日頃の心掛けでしょうか…。にわか仕込みでは駄目ですね。

(5)については、1日に数十回も暗唱すれば覚えることができるはずです。語呂合わせも有効です。

 

口頭試験まで、最大限の努力をして挑んでください。

口頭試験を控えた受験生へのエール

2016年11月16日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

無事に二次試験の筆記試験に合格し、口頭試験を控えている皆様へ

 

 口頭試験は、どんな雰囲気なんだろう?何を聞かれるのだろう?

 

 そんなことが心配なあなたのために、私の体験メモと受験生へのアドバイスを
私のコーナーにアップしましたので、良ければ参考にしてください。

 URL  http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=udetail&id=626 

 

 また、残り少ない時間を有効に活用するには、やはり次の3点を徹底的に
行うことが王道です。

1)口頭試験で想定される質問を100個ぐらい考える。
  どうしても思いつかないという方、相談して頂ければ、よくある質問や、
 昨年作成した想定問答でアドバイスさせていただきます。

 

2)想定質問への回答を録音して、繰り返す聞く。
  聞かれた時に答えるつもりでスマホに向かって説明する。もしくは、
 書面で回答を作成して、それを録音する。何度も繰り返してその録音
 内容を聞くことで記憶を定着するととものに内容をブラッシュアップ
 しましょう。

 

3)模擬面談をしよう。同僚の人でも、家族でも、頼める人に1)の想定 
 質問を渡して、なんでもいいから聞いてもらう。予想外の質問に答える
 中で、自分が欠けている点に気付き、2)の不足点を加筆したり、
 しっくりしない点を改善して、再度録音して繰り返し聴きましょう。

 この1)から3)を繰り返し行うことでどんな質問が来ても落ち着いて
応答できるようになります。

 

 口頭試験の面接官は、筆記試験であなたを合格にしてくれた方です。
基本、合格させようと期待を掛けてくれています。自らの経歴や職務を
見直し、あなたのことをよく知らない人にあなたの素顔を理解してもら
いましょう。

 完璧な準備をしたという自信が口頭試験での武器になります。

 グッドラック!

どうする論文対策(練習方法その1)

2016年11月17日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

技術士試験の論文は考え方記述することが最も重要です。専門知識をどんなに記述しても、自分の考え方を示さなければ合格論文にはなりません。反対に考え方を示せば専門知識が不足でも合格論文になります。つまり、技術士論文試験で必要なことは、知識よりも考え方を示す記述の仕方です。勿論専門知識・キーワードを適切に用いた文章の方が、技術的な論文であることは言うまでもありません。しかし、知識・キーワードを覚えるには、それなりに時間がかかります。本試験の7月までに覚えれば良いことです。

一方、考え方を示す記述の仕方は、日常業務で練習することができます。また、日常業務で作成するレポート・報告書の類は格好の練習材料です。

練習方法は至って簡単です。5W1Hを記述する。事実を先に記述し考えを次に記述する。大変・非常に等の感情表現はしない。主語・目的語を丁寧に記述する。

調子にのって記述していると、「私は」で書き始めたのに、いつの間にか「私を」に、主語と目的語がすり替わっていることがあります。その様な文章は、言いたい雰囲気は分かるけど、何を言ってるか分かりません。もう一度読み返して、善意に解釈しないと分かりません。採点者は、一度読ん分からない文章をもう一度読み返すことはしません。つまり、一度読めば分かる文章でなければなりません。相手に解釈させない文章を記述する必要があります。

計画を立てて来年7月までの充電期間に専門知識・キーワードは確実に覚えることにして、文章の練習は日々の日常業務で練習してください。ポイントは初めて読む人が「読めば分かるか」です。面倒でも5W1Hを丁寧に記述するように心がければ必ずできます。

 

どうする論文対策(練習その2)

2016年11月19日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文は短文を接続詞でつないで記述するのが良いです。なぜなら、単純な表現でわかりやすく、書き直す場合の被害も少ないからです。また、短文だと読む者も理解しやすいです。一文一意で長くても150文字程度でまとめます。その文章を接続詞を駆使してつないでいきます。接続詞は、そして、それから、それなので、なぜなら、また、しかし、一方、加えて、従って、その上、さらに、等です。接続詞を沢山知っていると記述しやすいです。記述し忘れたことを記述する場合は、「さらに」、「加えて」等を用いると記述しやすくなります。論点を変える場合は、「一方」、「ところで」等を用いると便利です。

キーワードは専門技術力の判断材料になります。そのため、キーワードは沢山知っている程良いわけですが、重要なのは理解しやすい文章であることです。読めばわかる文章であることです。短文を接続詞でつないで、全体として考え方を表現する記述方法を練習しましょう。練習材料は勿論日常のレポート・業務報告書等です。うまくできると、全体の文章量が減ります。文章の節約になります。その上、分かりやすい記述になります。子供に言う様なことですが、実は私もできてませんでした。練習してると文章に迫力・力強さが付いてきます。短文・接続詞の方法です。

一方、論文では考え方を記述することが必要です。これには、複数の視点から俯瞰的に考えることが必要です。複数の視点は色々あります。行政の立場、専門業者の立場、ユーザーの立場、設計者の立場、施工者の立場等色々です。ここで、もうひとつ加えて欲しい視点は、時間の経過です。過去、現在、未来の視点を加えてください。過去の行政の立場、現在のユーザーの立場、未来の設計者の立場等です。時間軸を加えて考えると、より俯瞰的な考え方になります。記述の順番は広い範囲から段々絞っていきます。(世界においては・・・→我が国での・・・→○○地方においては・・・)そして、記述は事実を述べた後で考えを述べるようにします。(局地的な豪雨の頻度が増加している。これは、地球温暖化の影響と考えられている。)この練習も日常業務の中でできますし、日常業務の効率も上がることと思います。視点・時間軸・広く→絞り込む方法です。

 

 

技術士試験が終わって、余熱を活かす

2016年12月13日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

口頭試験が終われば、やれやれと、羽を伸ばすぞ、と意気込まれていたでしょう。

事実、口頭試験終了後の解放感は、なんとも言えない心地の良いものです。

それは、一次試験、経歴票の提出、筆記試験、口頭試験と、最短でも4つのポイントをくぐった末に手にした解放感だからです。

 

しかし、口頭試験が終わったにもかかわらず、この記事を読まれているという場合。

3月の合格発表の結果がどうであれ、来年も技術士試験を受ける、と決めてみてはいかがでしょうか。

技術士試験の対策をするなかで、技術士に相応しい「継続研鑽」をする習慣がついた可能性が高いからです。

 

残念ながら、不合格ならば、いまの段階から情報収集をして、技術士試験で試される能力が何かを知ることができれば、より適した経歴票を用意できるはずです。

また、筆記試験で、どのような書き方をすればよいかわかるはずです。そうすれば、今年よりも合格率を上げることができるでしょう。

 

見事、合格ならば、今年の経験をもとに、より労少なく二部門目を狙えるでしょう。二部門目は、今年受けた科目に近いところにするか、総合技術監理部門にするか、のどちらかです。

総合技術監理部門は、それ以外の20部門とはまったく違う考え方が必要です。そこに注意しなければいけません。

 

もう1つ別の道として、違う技術系の試験を受けてみるというのも良いでしょう。

 

余熱を活かす。いったん冷めてしまうと、また熱くするのにエネルギーがかかりますから。

 

現行方式試験タイプ最後の年

2017年01月09日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

必須科目(問題Ⅰ)は平成25年度から「択一式」(マークシート方式5択)がスタートしました。

技術士試験問題方式は5年サイクルで変更といわれていますが、択一式も例外ではないようです。

長い期間、受験してきた受験生にとっては、やっと慣れてきた択一式かもしれません。

択一が得意な人は平成29年度で決める強い覚悟で臨みましょう。

 

ところで「建設部門」が主かもしれませんが・・・

択一式問題の正答は「均等配置」を意識して作成されているって知っていましたか。

①正答数は均等

正答は1から5までありますが、それぞれ同じ数の正答数を目標としています。問題数は全部で20問あり5つから正答を選ぶので、1つあたり平均で4回正答を目安にしていることになります。簡単にいうと1の正答は4回、2の正答も4回・・・とそれぞれ均等になるようにしています。(実際はちょうど4回ではなく3~5回となっていますが・・・)

②同じ正答が連続しない

問1の正答が1、問2の正答も1、問3の正答も1・・・と同じ正答が続くことも避けるように意識して作成しています。2連続はあっても「3連続」にはならないようにしています。

 

さて、これを知っていたからといって点数が伸びるの?と疑問を持った人もいるでしょう。

実はその通りなのです。

あくまでもこの知識は補助的なチェックにしかなりません。

試験本番、マークシートを完成させたとき、そのマークした数字をよくみてください。

同じ正答が並んでいませんか?(例 問1の正答が3、問2の正答が3、問3の正答が3・・・と並んでいたらどれかが間違っている可能性が高いでしょう)

同じ正答が数多くありませんか?(例 正答3を選択した問題が6問以上ある・・・どれかが間違っている可能性が高いでしょう)

私がおすすめする択一試験本番対策は

1.まずは100%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する。

2.次に80%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する・・・という手順で自信のある解答から順番にマークシートに記載する。

3.正答が2つのどちらかまでたどり着いて悩んだ問題(いわゆる2択問題まで絞り込めた問題)は、その前後及び全体をみる。前後が同じ正答なら3連続同じ正答にならないかチェック、全体的に同じ正答に偏っていないかチェックし、正答を導く。

(例1)

問3 正答3だと思う

問4 正答が3か5と思われる

問5 正答が3だと思う

となったら、問4は正答が5の可能性大

(例2)

問4の正答が3か5と思われるが、マークシート全体をみると「3」の正答が1個、「5」の解答が5個になっていたのなら、正答は「3」の可能性大

以上のテクニックは正答に自信のある問題が最低7問以上でないと逆に悪い方向にいってしまう可能性があるので、まずは最低限の点数を取れる知識がないと自滅してしまいます。

あくまでも「補助的なチェック」だと思って活用してください。

 

 

 

 

 

 

技術士資格の意外な活用方法

2017年01月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士の電気電子部門は、電気工事士や電気主任技術者と比較されると、今一つ対外的な評価が低く見られがちです。

建設部門の技術士は、コンサル事業を行うために必要な資格とされているのに対して、電気電子部門の技術士は取得しても特別業務に従事できる内容が増えるというものではありません。

実際に、電気関係のコンサル事業は、必要な資格が法律的にあるわけではなく、電気主任技術者資格でも代替できるため、電気電子部門の技術士試験は受験者自体が少ない傾向にあります。

しかし、電気関係の建設工事を監理する際に、電気電子部門の技術士は、意外な形で活用することができます。

建設工事での請負金額が一定額以上の工事の監督をする場合、監理技術者という資格を持った現場監督が現場に常駐する必要があります。

この監理技術者の資格は、現場工事の経験年数で取得ができるのですが、この経験年数になるかどうかという審査基準がとても厳しく、人によっては10年間の現場工事の経験が必要となります。

電気工事の設計などを担当していると、こうした監理技術者資格を取得するのがとても難しく、現場監理の業務にも範囲を広げたいと考えている人にとっては、とても大きな障壁となっています。

しかし、技術士資格を持っている人は、該当部門の工事の監理技術者資格であれば、現場工事の経験に関わらず取得することが可能となります。

これは、電気工事士や電気主任技術者資格では認められていない資格取得要件となります。

 

技術士資格を取得すれば、工事監理も行うこともできるようになるのです。

工事設計と工事監理をセットでできる人間ともなれば、転職時にも有利となり、会社にとっては重宝されること間違いなしです。

電気工事を行っている会社に勤務されている設計担当の方は、是非電気電子部門の技術士取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

どうする論文対策(練習方法その7)

2017年01月14日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文の見出し、文章の量は回答論文として重要です。見出しは1行で、文章の量が項目によって偏らないことが大切です。

そのためには、キーワードを適切に用いて記述することです。そのキーワードは、白書、各省のホームページ、専門分野は基本書、学会等のホームぺージから整理しておきます。なぜなら、技術士は国が認めた資格ですから、国の方針等を理解したうえで、自分の考えを述べる必要があるからです。

どんなキーワードを用いているかで記述者が何をどの程度理解しているかが伺えます。そこを、採点者は見ています。それなので、キーワードの整理は非常に重要です。キーワードを用いてスキの無い文章、突っ込まれない文章を記述する練習が大切です。

キーワードは膨大で何をどのように整理すれば良いのか、雲をつかむようで難しいかもしれません。でも、心配ありません。市販のキーワード本、基本書、白書等を精読することで十分です。7月の試験までには十分できます。キーワードを用いて自分の考えを述べる練習もできます。まだ、1月です。3月末ぐらいまではキーワードの整理に時間をかけても大丈夫です。地味でつまらない作業ですが、これをやるか、やらないかで、記述された論文の出来栄えが大きく異なります。がんばりましょう。

 

平成28年度の口頭試験が終了~来年度対策を始めましょう!

2017年01月22日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

平成28年度の口頭試験も終了した模様です。

口頭試験に臨んだ方はお疲れさまでした。3月の合格を祈念しております。

 

口頭試験を受験した方の受験記録を確認すると、最近は業務詳細(720字)の「説明」を求める機会が減ってきているようです。

以前だと「業務詳細の内容を3分程度で説明してください」から口頭試験が本格的にスタートすることが多かったのですが、最近は

・試験官は業務詳細をしっかり読み込んで臨んでいる

・受験者はしっかりとした業務詳細を作成している

・時間的にロスしてしまい受験者に不利になる

以上の理由が原因かわかりませんが、質問だけで業務詳細が終わっているようです。

代わりに、その他の経歴を細かく確認し評価しているようです。

この傾向は平成29年度にも続くと思われます。

よって平成29年度対策としては

・業務詳細をしっかり練りあげて完璧なものにする。

・業務詳細以外の経歴もしっかり熟考する。

が必要と考えられます。

受験生にとって4月の時点ではなかなか本腰の人は少ないですが、この出願対策を怠ると口頭試験で泣くことになります。

「昨年、自分で作成したから大丈夫」

「筆記試験が合格してから考える」

では手遅れになります。

来年の3月に栄光を手に入れたいのなら、今すぐに行動することをお勧めします。

どうする論文対策(練習方法その8)

2017年01月26日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文は出題者との会話と考えてください。ただの会話ではありません。技術的・論理的に根拠がある会話です。それなので、キーワードの選択が重要です。適切なキーワードを用いれば、そのキーワードの意味・背景等を理解して用いてることを表現できます。また、会話の相手は仕事の依頼者と想定してください。まったく知識・技術力を持ち合わせてない依頼者です。その相手に説明するには、論理的で飛躍がなく、分かりやすい表現が必要です。

論文作成を沢山練習することも必要ですが、文章の質というか濃さというか隙が無い文章というか、一度読むだけで理解できる言い回しが大切です。本番の試験まで時間があります。慌てず、あせらず隙のない文章の練習をしてください。お勧めは、学会誌にある論文・各種白書等を読むことです。隙の無い文章は、突っ込まれません。論文・白書等は突っ込み所が少ないので大変参考になります。

技術士一次試験は実は難しくない?? 合格率の推移

2017年01月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士を目指す方にとっては最初の関門となる「技術士一次試験」

その技術士一次試験の難易度はどの程度なのでしょうか。

 

技術士一次試験の概要

技術士の一次試験は、技術士になるための見習い資格を得るための試験といってもいいでしょう。受験資格はなく、誰でも受験することが可能です。

試験科目は、以前は科目が多く、受験に対する負担が大きかったのですが、現在は三科目となっており、以前よりも働きながら受験することができるようになっています。

 

試験科目について

基礎科目

工学に関する解析や情報処理に関するもの、材料・化学に関するもの、環境に関するもの

※選択による回答

適性科目

ISOや技術者倫理に関するもの

専門科目

各分野の専門的な内容に関するもの(大学院修了レベル)

 

科目の内容だけ見るととても高度な内容のように見えます。

 

技術士一次試験 合格率

 

過去五年間の受験者と合格者の推移は以下のようになります。

 

受験者数 

平成24年  17188

平成25年  14952

平成26年  16091

平成27年  17170

平成28年  17561

 

合格者数 

平成24年  10882

平成25年  5547

平成26年  9851

平成27年  8693

平成28年  8600

 

合格率 

平成24年  63.3

平成25年  37.1

平成26年  61.2

平成27年  50.6

平成28年  49.0

 

参照:公益社団法人 日本技術士会

https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1012_1.pdf

 

こうしてみると、合格率は60%を超えている年度もあり、かなりの合格者が出ていることが分かります。

また、大学院を修了して指定学科であれば、該当部門の一次試験は免除となることなどもあり、一次試験自体を受けないという人も多いのではと思います。

しかし、技術士になりたいと考えている人も、一次試験受験対象者であれば、この試験科目の概要を見ることになります。

 

かなり内容が高度なものと思えてしまい、技術士取得を諦めてしまった方もいらっしゃるのではないかと思います。

しかし、技術士一次試験の合格率を見ると、受験者の半分以上が合格している年もあります。

 

技術士を目指している方は、技術士一次試験を受験し、合格し技術士補として活動できるようになりましょう。

試験の緊張をほぐす!技術士試験に落ちないための呼吸法

2017年02月07日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士試験は1年に1回しか受験チャンスがありません。

そのため、失敗を恐れて受験前に緊張が強くなることも多いはずです。

たとえば、難関大学を受験した学生の4人に1人が試験当日に微熱や腹痛などで体調を崩したという統計調査の結果が出ています(2012年,トレンド総研)

大学受験も技術士試験と同じように1年に1度しかチャンスはありませんし、人生の大きな進路を左右するイベントなので、極度の緊張状態が体調の変化に影響を与えていると考えて間違いないでしょう。

そこで、緊張を和らげるために参考にしてほしい方法がロシアの軍隊格闘術です。

「資格試験の勉強とロシアの軍隊格闘術にどう関係があるんだろう……。」と思うかもしれません。しかし、ここで紹介するロシアの格闘術「システマ」はソビエト時代のロシアで独裁者スターリンのボディーガードが実践していた護衛術を起源としています。極限の緊張状態での格闘術なので、時代は違えど現代の日本人が挑戦する資格試験とも遠くない不安や緊張を感じる状況だと言ってもよいでしょう。

近年、システマが注目されてきた理由に、その呼吸法があります。システマ呼吸法は命をかけた接近戦で不安や恐怖をコントロールするために生まれました。実践方法は以下の通りです。

1.息を鼻から吸い、口からはく。
2.身体の緊張状態を意識する。
3.身体のゆるんだ部分を意識して呼吸をつづける。

リズムを崩さず、呼吸をつづけることがポイントです。身体全体が快適になってきたらOKです。

わずか数分間だけ呼吸を意識するだけで、不安や緊張をコントロールして試験に集中できる方法です。試験当日はもちろんですが、いつでもリラックス状態を作り出せるように、日常の緊張を感じる場面で実践してみてくださいね。

技術士の筆記試験に合格するための暗記術!脳の仕組みを活用しよう

2017年02月08日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「この範囲、勉強したはずなのに答えがぜんぜん思い出せない」と自分の記憶力を責めたくなった経験はありませんか?

自分の記憶力を疑いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、脳はそもそも忘れやすくできているので安心してください。脳が重要ではないと判断した情報はすぐに忘れてしまいます。

逆に考えてみると、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができれば記憶に定着するということもできます。

そこで効率よく情報を暗記するために「エビングハウスの忘却曲線」を活用しましょう。

忘却曲線とは脳が情報を忘れるまでの経過を記録したもので、ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱したものが有名です。彼の研究結果によると、情報を最初にインプットした20分後から忘却ははじまります。20分後と1時間後では情報を定着を再度するまでに時間はあまりかかりませんが、1日経過すると情報を覚えなおすには最初に学習した時間の7割程度を費やさなくてはいけません。

たとえば、60分かけて学習した内容を翌日に再度カンペキに暗記するためには44分かけなくてはいけません。ですが、学習をはじめた1時間後に復習をすれば34分あれば記憶にもう一度定着させられます。

最も情報が忘れられやすいタイミングは最初の24時間です。ですので、最初に暗記をはじめた1時間後と24時間後には復習を欠かさないようにしましょう。その後は3日後、1週間後と復習をつづけていけば徐々に記憶が確かなものになっていきます。

脳が情報を忘れていく忘却曲線というタイミングを理解して、効果的に暗記の学習をしていきましょう。
 

技術士の基本を押さえる① 技術士の受験資格って?

2017年02月11日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士の受験を考えている方に基本的な情報を伝えていきます。
技術士の受験資格はどのようなものがあるのでしょうか?
技術士になるためには科学技術に関する実務経験期間が必要です。
しかし、実務経験を積むためには、以下の条件を満たす必要があります。

 

1.技術士 一次試験に合格する
技術士になるためには、技術士の受験資格である技術士一次試験を受験し、合格する必要があります。
希望する部門の技術士一次試験を受験し、合格することがまず第一の条件です。

 

2.指定された教育課程を修了
文部科学省の認定をうけた教育課程を修了することで、該当部門の技術士1次試験合格と同等の資格を受けることができます。
ただし、指定を受けている教育課程は該当部門が一部門に決まっているため、自分の希望する部門に該当していない可能性があります。一覧を確認しましょう。
参考:https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/attached/attach_356_3.pdf

 

技術士1次試験合格者は、技術士補として、日本技術士会に登録することができます。
技術士補にならなくても、技術士習得技術者として業務経験を積むことができます。
習得技術者は、技術士になるための本試験である技術士2次試験を受けるために実務経験を積むこととなります。
指導技術士のもとで実務経験を積む場合は4年、そのほかの場合は7年の期間、実務経験を積み、二次試験の受験資格を得ることができます。
実務経験は設計や計画といった科学技術の応用に関するものです。

 

技術士になるまでの道のりは非常に長く険しいものになると思いますが、それを乗り越えて初めて、技術系の最高峰でもある技術士と名乗ることができるのです。

 

技術士受験生を応援するなら昼休みに軽い睡眠を取らせてあげるべき

2017年02月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「会社の部下が技術士試験を受けるんだけど、どんな形で応援してあげるべきか考えている」という方も多いはずです。

建築業界を中心に技術士試験を取得しているかどうかで、仕事の幅は大きく変わります。日頃から成長を見守り、ともに働く部下だからこそ、大きなプロジェクトに携わって成長してほしいと願うのは自然なことでしょう。

資格試験の受験生を応援しようとすると、寄せ書きや勉強のサポートをイメージしがちですが、ちょっとした休憩するための配慮をしてあげることも大切です。とくに、昼の休憩時間に軽度な睡眠をとることは記憶力を向上させるとされています。

睡眠について研究しているロシアの"Neurobiology of Sleep and Wake Lab"に所属するDorokhov氏は仮眠と記憶についてのある実験を行いました。1つのグループは20分程度の学習後の昼休みに仮眠をとり、もう1つのグループは仮眠をとりませんでした。4時間後、その2つのグループに学習した内容のテストを行うと、昼休みに仮眠をとったグループの方が学習内容が記憶に定着していたというデータが取れました。

技術士試験を受験する社員の多くは出勤前と退勤後の短い時間をつかって勉強を行っています。昼休みに軽く睡眠を取れるだけで記憶の定着をはかれるので、仮眠をとらせてあげる気配りは大切です。

「昼休みに仮眠を取るといっても、社内には昼寝をするようなスペースがないからなぁ」と思うかもしれません。

たしかに横になってゆっくりと仮眠が取れればベストですが、机に伏せて眠るだけでも十分に効果があると西南大学の研究チームが発表したデータからわかっています。5分から20分程度、眠れなくても身体を休めるだけで精神的な疲労の回復にもつながるとされているので、試験勉強で慌ただしい時期こそ、昼休みに休息がとれるよう技術士試験の受験者を応援してあげましょう。

調達情報から二次試験(筆記)の問題を予想する

2017年02月14日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

建設部門、農業部門、環境部門といった官庁がクライアントになる部門は二次試験(筆記)の問題をある程度予想できます。

 

建設部門は国土交通省の、農業部門は農林水産省の、環境省の環境部門の調達情報を、各省庁のホームページでチェックします。

 

発注される業務の多くは、国の優先順位が高い業務です。

 

発注の担当者と、作問の担当者は、同じような業務に携わり、同じような立場で、同じような案件を重要と考えている可能性が高いでしょう。

 

そのように考えると、二次試験(筆記)で出題される問題は、調達情報のなかの仕様書に類似していると言えます。

 

この仕様書には、業務の背景が書かれています。

そして、現時点で何が悩み事かが書かれています。

そして、何をすべきかといった課題が書かれています。

 

その課題を成し遂げるための「問題点」が書かれている場合もあります。
この「問題点」は書かれておらず、それを絞り込むところから業務になっている場合があります。

 

課題・問題点が示され、対応策を示すことが業務の場合もあります。

 

もちろん、見出した対応策を実行することが求められている場合もあります。
近年では、想定される結果に加えて、生じうるリスクとその低減策まで提案させる仕様もあります。

 

いずれにせよ、

「現状分析」

「課題設定」

「問題点の絞り込み」

「対応策立案と選択」

「実行」

「期待される効果と想定されるリスク」

といった観点から仕様書の眺めてみるとよいでしょう。

 

きっと、仕様書と技術士試験問題の傾向の類似に気づくと思います。

どうする論文対策(練習方法その9)

2017年02月19日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

一般問題で検討すべき課題を挙げろ。との設問があります。これは、課題を挙げること、なぜ課題としてあげるのか、その理由を説明する必要があります。箇条書きで課題を羅列してもかまいません。その場合は、箇条書きの前に理由を記述します。項目を作って記述する場合は項目の中で理由を説明します。

問題とはなにかといえば、「現状とあるべき姿とのギャップ」です。つまり、課題(問題)は現状とあるべき姿の両方が分かっていなければ、何が問題なのか分かりません。課題(問題)を挙げるためには現状とあるべき姿を整理して考えてから記述します。

考えることは整理することです。この整理が不十分だと論旨がよく分からない論文になってしまいます。まだ、本番まで時間があります。考える・整理することに時間をかけてから論文を記述する練習をしましょう。

 

出願時における受験部門(科目)選択でお悩みの方へ

2017年02月21日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

技術士第二次試験を受験するうえで、まずは技術部門・選択科目を決めなくてはいけません。

「建設部門」までは決まっているが、自分の専門がよくわからないという受験生が多々見受けられます。

私の場合、「道路」が専門ということで「道路科目」で受験しましたが、同じ「道路」が専門でも「施工計画、施工設備及び積算」で受験する人、「土質及び基礎」で受験する人など様々です。

この違いは何を対象とするかによって変わるものです。

「道路」が対象物であってもゼネコン関係者で「施工計画」を主にやっている人もいれば、コンサル関係者で「軟弱地盤の設計」を中心にやっている人もいます。

よって「つくるもの」を対象に考えれば「道路」や「港湾及び空港」などが選択され、

「使用する技能」を対象に考えれば「施工計画」「土質及び基礎」「鋼構造及びコンクリート」などが選択されます。

こう考えると、誰でも2つの科目(又は別部門)を受験することが可能なんだとわかりますね~

「環境」が専門の人は「建設部門、建設環境」「農業部門、農村環境」「環境部門、環境保全計画」など視点の違いはあると思いますが、色々な受験が可能になりそうです。

では、どちらで受験するか悩んでいる人はどうすればよいのでしょうか。

一番大事なのは取得する「目的」でしょう。

「ただ何でもいいので技術士が欲しい」という人もいれば、「仕事を受注するために特定の部門が欲しい」という人もいます。

目的に応じて、受験選択範囲も変わってくるのでしょう。

また、過去問で判断するのも大事です。

どちらのほうが合格できそうか過去問を実際に解いてみて判断するのもOKかと思います。

まずは「とにかく1つ目を合格したい」という思いが一番強いのが本音でしょうから。

悩んで答えが出ないときは、このサイトの講師に相談するのがよいですね。

技術士二次試験の申し込み時期は精神面の健康管理が大切

2017年03月01日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士試験の2次試験に申し込みをする時期、とっても緊張しませんか?

申し込みの時期は4月ごろを目安に毎年行われています。申し込み方法で失敗するということはまずないと思いますが、申し込みに当たって気をつけておきたいことをここでは紹介します。

2次試験が近づいてくるとついつい無視してしまいがちなのが体調管理です。体調管理と聞くと健康状態を気にした食事や運動を思い浮かべるかもしれません。たしかにそれも大切なのですが、それ以上に気持ちのコンディションを整えておく工夫が大切です。技術士試験は受験チャンスが少ない資格試験です。そのため、落ちてしまうと次に受けられるのは1年後です。当然ですが、とても緊張状態がつづけきます。とくに申し込みをしてから試験の実地までは期間が空くので、その間のストレス状態はかなり大きいものだと自覚しておく必要があります。

そこで取り入れたいのがヨガや瞑想です。マインドフルネスという言葉が最近は流行っています。「あるがままの自分を受け入れることで心の状態をリラックスする」という方法です。瞑想やヨガというと宗教的・儀式的な雰囲気を感じるかもしれません。ですが、瞑想はスティーブジョブスも実践をしたとされています。近年では宗教的な要素というよりも、ヨガのような体調管理の手法として注目されてきています。

マインドフルネスに効果的な方法として陰ヨガというものがあります。ゆっくりとした状態で呼吸をリラックスしてつづけていくだけなので、激しい運動をする必要もなく、仕事終わりで勉強をはじめる5分ていどでも十分に行うことができます。お手軽に気持ちをリラックスすることができるのでオススメです。

陰ヨガの実践方法はYouTubeなどの動画投稿サイトでも多く公開されています。無料で試せて、わざわざヨガ教室に通う必要もないのでオススメです。
まずは3日間ほど試してみましょう。心がリラックスしている自分に気づけるはずです。

緊張しがちな試験前だからこそ、精神面での健康管理にも取り組んでみましょう。

技術士の合格発表がありましたね!総監を目指す方のためのエールと3つの秘訣!

2017年03月04日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

3月1日に日本技術士会のホームページで平成28年度の技術士2次試験の合格者が発表されました。

1年間頑張って、見事に合格の栄冠を取得した人、本当におめでとうございます。
 これまでの頑張りの成果ですね。指導してくれた人、協力してくれた人、応援してくれた人にも感謝ですね。
 一般部門に合格した人は是非、この勢いのまま総合技術監理部門にトライしてほしい!

今回は残念だった人
 これまで勉強したことは無駄ではない!やはり真摯に反省すべき点、改善すべき点を見つめ直し、是非再トライしてほしい!

恥ずかしながら自分の事を少し披露します。

私は、昨年度のトライで無事技術士(電気電子部門)に合格し、その勢いのまま総合技術監理部門にトライして合格しました。

 

合格の秘訣は次の3点かと思います。

1)自分を信じること
2)正しい学習プランを立てて実行すること
3)適切な指導を受けること

 

1)自分を信じること
 電気電子部門の二次試験でそれなりの手応えを感じたので、近くの本屋で並んでいる総監の受験本を全部(と言っても3冊)
 購入して読みふけりました。そして、一番大事なことは根拠のない自信を持つこと。ストレート合格のイメージを自分に
 刷り込むことというフレーズが目にとまりました。本当にそうだと思います。自分は合格すると自分を洗脳したのです!

2)正しい学習プランを立てて実行すること
 とはいえ、勉強しないと進みません。ネットで青本のPDF版を入手して、これをA5版で印刷して、3つの冊子にまとめました。
 また、過去問を全てA5のサブノートに切り貼りして、これもジャンルごとに5つの冊子にまとめました。次に、青本の内容を
 スマホに録音して、暇があれば、これを聞くようにしました。青本は、3日ローテーション、過去問は5日ローテーションで
 勉強しなくても、必ずバッグに入れて、時間があれば見るようにしました。やはり地力をつけるのは継続力です。


3)適切な指導を受けること
 選択式の筆記試験は独学で十分ですが、記述式の筆記試験と口頭試験対策にはやはり適切な指導者が必要です。私も外部の
 先生に依頼しましたが、これがもう厳しい!毎回ボロクソに添削され、指導され、心もボロボロになりそうになります。
 でも、ここで踏ん張れたのは、やはり1)の自分を信じること。なんといっても、これが一番重要です。これがなければ
 耐えられなかったでしょう。でも、そんな指導者も最後には、サジを投げたのか諦めたのか、認めたのかだんだん、まあ
 いいんじゃないと認めてくれるようになったのは自信にもなりました。

 

皆さんも、まずは自分を信じて!プランを立てて、指導者を見つけて、合格の栄冠を勝ち取ってください。

心より応援しています。

 

技術士二次試験の解答チェックするときに合否以外で注意したいこと

2017年03月07日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士二次試験の解答チェックは済みましたか?少しでも早く自己採点をして合否の確認を行いたいですよね。

二次試験を通過すれば、無事に技術士の資格を取得したことになります。それなので、自己採点をして合否を確認するのはよいことなのですが、忘れてはならないことがあります。

それは、試験の合否が公開されるまで、あなたのことを支えてきてくれた人への感謝です。周りにいる家族などに感謝することはもちろんですが、職場の人や取引先の人へのあいさつも欠かすことができません。

なぜかと言えうと、技術士試験を受験する人の多くは「昇級したい」「給料をもっと高くしたい」という成長意欲をもっているはずです。

会社での立場を評価されるためには資格試験に合格しただけでは十分じゃありませんよね。人間として信頼され、親近感をもたれることが大切だとご存じなはずです。

精神医学には「ストックホルム症候群」という専門用語があります。ストックホルムで起きた銀行強盗の立てこもり事件にちなんで命名された症状です。

銀行強盗に人質として捕まってしまった人たちは犯人と長い時間を一緒に共有することになります。
人質は「トイレに行ってもよい」「会話をしてもよい」犯人が許可することで、行動することができます。

その許可に対して人質は感謝し、犯人に親近感をもつようになるんです。

「精神医学の世界では奇妙な現象を確認しているんだなぁ」と思うかも知れませんが、技術士試験の合格に関しても同じことが言えます。

小さな感謝を繰り返すことで、取引先のお客さんや上司はあなたに親近感をもつようになります。

「技術士試験に合格した!」とうれしい気持ちになるのは当然です。その高揚感をもちつつ、周りの支えになってくれた人々への感謝を伝えていきましょう。

そうすれば、周りから親近感をもたれるようになり「あの人は技術士の資格を取得しているし、人望も厚いから大きな仕事を任せてみよう」と信頼されてきますよ。
 

技術士二次試験の日程が近づいたら体調管理に気をつけよう

2017年03月11日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士技術士二次試験は4月に申し込みがはじまり、7月に試験があります。

申し込み時期をわすれていけないことは当然ですが、基本的なこととあわせて気をつけたいことが体調管理です。

技術士二次試験の応募開始から試験当日までの春には季節の変わり目で体の不調が多くなりやすいですよね。

インフルエンザや風邪、花粉症などは注意しやすいですが、体が固くなることは見落としがちです。


春は年間を通して体に肩コリや体のだるさがあらわれやすい季節ということを知っていますか?

なぜかというと、冬になると気温にあわせて体はぐぐっと縮まります。その縮まった体が暖かい気温になるにつれて、ゆるんできます。

春が近づいた時期に首や肩の骨が「バキッ」と鳴った経験があるのではないでしょうか。

ストレッチや軽めの運動をすることで体がやわらかくなり、春の気候に体がフィットしてきます。

体が固い状態のままだと自律神経が乱れやすく、気持ちが乗らなかったり憂鬱な気分になってきたりしてしまうんですよ。


季節にあわせた健康法は「おばあちゃんの知恵袋」のような科学的根拠がないものと思われがちですが、世界三大医学のひとつである中医学(東洋医学)でも春の気候は精神的なトラブルを引き起こしやすいと言われています。

柔軟をしたり運動をしたりするのが面倒な場合は散歩をするだけでもかまいません。
太陽の光を浴びると体が春の気候にあってきます。

人間の体は不思議なもので、春の気候になった空気を吸っているだけで季節に適応してくれるので、勉強の合間に外の空気を吸うこともわすれないでおきましょう。

技術士試験は試験日程が年間を通して一度しかないため、プレッシャーもかかりやすいです。

春の気候に油断せず、体調管理にも気を配りましょう。

技術士二次試験キーワードを記憶する脳科学的アプローチ

2017年03月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士二次試験のキーワードをノートにまとめたりしている方も多いのではないでしょうか。ですが、そのキーワードが頭にしっかりと記憶されていますか?

脳科学的観点から記憶学習に取り組むと、技術士二次試験のキーワードは覚えやすくなります。

単語だけで記憶するのは大変ですし、単語を説明する文章が前後にあるからといって、記憶に残るというわけではありません。大切なことは学習の仕方です。

「脳科学」と聞くとなんとなくあやしいと思ってしまったり、無条件にすごいものだと思い込んだりしてしまいがちです。

脳科学は常に新しいことが見つかりつづけている学問なので、疑いすぎず盲信しすぎず、自分の学習スタイルに合っているか気軽に取り入れることをオススメします。


今回知っておいてほしい脳の仕組みは「長期記憶」と「短期記憶」です。

長期記憶とは物語として頭に残っている記憶のことを指します。たとえば、最寄り駅から自宅までの道のりは何も考えていなくても歩けますよね。「何も考えずに駅から歩いていたら、家に着いていた」という経験をしたことある方も多いはず。

短期記憶は基本的にすぐに忘れられてしまいます。銀行の受付番号とかちょっとした番号は15分くらいなら覚えているはずですが、それ以降は忘れてしまいますよね。

ですので、記憶として定着させるためには長期記憶として脳に認識してもらう必要があります。

短期記憶から長期記憶へ認識をかえるためには接触回数が重要です。


たとえば、技術士二次試験のキーワード集を自分で作ったとしましょう。キーワード集を作っただけだと記憶に定着しづらいのは、接触回数がとても少ないからです。

最初に情報に触れた瞬間から、1時間、1日、3日と時間の経過にあわせて記憶は忘れ去られてしまいます。
それはつまり、一定のタイミングで情報に再度接触すれば記憶に残りやすくなるということでもあります。

記憶に定着しやすい接触頻度については「技術士の筆記試験に合格するための暗記術!脳の仕組みを活用しよう」で紹介したので参考にしてみてください。

技術士二次試験のキーワードに繰り返し触れて、きちんと情報を脳に記録していきましょう。
 

試験に落ちやすい人

2017年03月15日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の指導をしていると、不合格になる人の傾向がわかります。


ほかの指導者も同じようなことを言っています。

 

不合格になる人は、ズバリ、つぎの3つの特徴があります。


1.試験に合格する理由が明確でない
2.対策の的がはずれている
3.繰り返し学習が足りない

 

そして、どれか1つでも該当すると合格できません。

 

3つの特徴を言い換えると、次のようになります。


1'.試験の目的・目標の設定が曖昧である
2'.努力の方向性が間違っている
3'.努力の量が不足している

 

つまり、
1''.なぜ技術士試験を受けて、技術士になるかが明確でないと、途中でモチベーションが下がってしまいます。

技術士試験の二次試験は、「受験の申し込み」→「択一試験(足切り対策)」→「筆記試験」→「口頭試験」の実質的に4つの関門をクリアしなければいけない、長丁場の試験です。

 

それぞれの関門で、それぞれの難関にぶつかるため、はっきりと目的・目標を定めることが、とても必要です。

サッカーで狙うべきゴールが定まっているように。

 

2''.一般に、記憶力を試すスピード重視の試験なのに、じっくりと問題を解く練習に取り組んでも、点数はあがりません。

逆に、二次試験の筆記試験の1800字論文の問題の場合、記憶力や知識量を試すテストではありません。

 

ですから、講師の意見を参考に、加点につながりやすい方法を取り入れることが重要です。

 

3''.「択一試験(足切り対策)」のマークシートは、記憶の正確さが必要なタイプです。過去問の繰り返し学習をして、本番に備えます。

 

受験生「覚えても、すぐ忘れてしまうんです・・・。」

 

いいじゃないですか、何回でも、繰り返せば(笑)。

 

わたしは、ひとつの問題について、10回やることにしています。

そして、10回やったのに、万が一不合格になったときは、「採点ミスがあったんだなぁ、そんな不運も、ときにあり」と考えています。

 

何回も繰り返せば、きっと、覚えられますし、合格しますよ。

総監マインドを身につける

2017年03月16日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総合技術監理部門では、経済性管理(品質・コスト・時間)、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理の5つの管理技術を使いこなし、組織やプロジェクトの全体最適化をとれるスキルが求められています。

 

利益を追求しすぎて、従業員をこき使えば、彼ら彼女らの健康を害して生産性が落ちたり、労働問題につながってしまいます。

逆に、福利厚生を手厚くしすぎたりすると、利益が少なくなってしまいます。

 

これらのバランスを上手にとって、その時々の最適解を導き出せるのが総監技術士です。

 

5つの管理技術のうち、人的管理技術は、メンバーの能力を引き出す技術のことです。モチベーションを高め、能力アップを図り、気持ちよく仕事をしてもらえるスキルです。

 

総監のテキストである『技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)』で、p.67~91が人的資源管理です。

このなかの「労働関係法の体系と就業規則」(p.74~75)を、深く勉強しておくと、意外と「総監マインド」を身につけるのに役に立ちます。

 

たとえば、「労働者災害補償保険法」いわゆる労災法には、「メリット制」という仕組みがあります。

労災をよく起こしてしまう事業所では、労災保険率は引き上げ、逆に、がんばって労災を起こさないように対策をした事業所では、労災保険率を引き下げることで、保険料負担の公平化を図る仕組みです。

 

一見、従業員に教育すると〔人的資源管理〕、コストが上がってしまうが〔経済性管理のコスト〕、労働災害の低下につながり〔安全管理〕、労災法のメリット制の恩恵をうけて、労災保険料率が少なくなるため、良質の原材料を調達できる費用が増える〔経済性管理の品質〕、といったストーリーを作ることができます。

 

総監は、総監部門以外とは、まったく違う考え方をします。
日常から「総監マインド」を身につけるようにすると良いと思います。

技術士二次試験の申込書は、口頭試験で審議される。

2017年03月27日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士の二次試験にチャレンジするかどうかを考えている人へ

すでに十分な準備ができている人も、まだ何の準備もできていない人もいらっしゃるかもしれない。

技術士の二次試験に合格するにはまず何が大事でしょうか? コンセプト的な話と実務的な話をしたい。

1. コンセプト的な話
 技術士試験に限らないけど、試験に合格するには、やはり覚悟と決意が必要です。具体的には次の3つ。

1)合格を強く強くイメージする。
2)合格までのステップを俯瞰的に理解する。
3)正しい学習を適切に遂行する。

1)合格を強く強くイメージする。
 ・試験に合格するには、合格するぞ!という強い決意と覚悟が必要です。
 ・そのためには、合格した時に自分を強くイメージすることです。
 ・なぜ技術士を目指すのか?どうして技術士になりたいのか、技術士になったら
  どうしたいのか?そのようなことを何度も何度も自分自身と反芻しよう。
 ・また、合格したら自分にご褒美を与えるという約束を自分とするのも有効です。
  私は、新しいスマホに機種変更するとか、AppleWatchを購入するとか、新しい
  MacBookを購入するとかを決めました。
2)合格までのステップを俯瞰的に理解する。
 ・申し込み提出、筆記試験の受験、口頭試験の受験の三段階があります。
 ・そして、申込書に記載する経歴書と小論文は口頭試験の時に問われます。
 ・したがって、申込書を作成するときには、口頭試験をイメージすることが求められます。
 ・技術士試験は4月に申し込みを提出して、3月に合格発表があります。
 ・したがって、申し込みから合格までの道のりを俯瞰的に理解することがとても大切です。
3)正しい学習を適切に遂行する。
 ・敵を知り己を知れば百戦危うからずとは有名な孫氏の言葉ですが、技術士試験にもそのまま当てはまります。
 ・特に、筆記試験の選択問題は、過去問題を丁寧に勉強すれば合格レベルをクリアできます。
 ・筆記試験の記述問題もやはり傾向があります。勉強法もあります。
 ・正しい勉強法を自分なりにイメージして、それを着実に実施することが合格への王道です。

 

2. 実務的な話
 技術士は資質を問う試験です。したがって、資質を高めることが本質的な問題です。
 しかし、試験なのでやはりコツがあります。
 そのようなコツを抑えることができれば合格の可能性は高まります。

1)申込書作成のコツ
2)筆記試験のコツ
3)口頭試験のコツ

1)申込書作成のコツ
 ・注意すべきは経歴と小論文です。
 ・経歴の目的は、技術士に相応しい人物であることを試験官に理解してもらうこと。
 ・そして小論文の目的は、技術士に相応しい問題解決能力を有することを試験官に
  理解してもらうこと。
 ・いずれも、読み手である試験官に理解してもらうことが目的です。
 ・しかし、試験官が理解するかどうかを申込書が判断することは難しい。
 ・したがって、申込書を書いたら必ず第三者に見てもらうことが必要なのです。
  特に、小論文は業務報告書になりがちです。
 ・そうではなく、課題を示し、解決策(複数)を示し、最適と考える理由と根拠を
   示し、最後の解決の効果を示す。そのようなプロセスを示し、試験官が理解でき
  るように配慮することがとても重要です。
2)筆記試験のコツ
 ・総合技術監理部門以外では、選択式問題と記述式問題のそれぞれで合格点を取得する
  必要があります。総合技術監理部門は合計点なので選択式問題で点数を稼ぐことが
  とても重要です。
 ・選択問題の勉強法としては、やはり日本技術士会に掲載されている年度分の受験部門の
  問題をすべてトライして、全問正解できるようにすることです。
 ・私の場合は、すべての問題をコピーして、A5のルーズリーフに貼り付けて、その裏に
  正解を手書きしました。そして、正解のものと不正解のものを仕分ける作業をします。
 ・何度やっても正解できないものはそもそも内容を理解していないものなので、周辺知識
  を含めて、勉強したことをそのA5のルーズリーフの裏に追記して、また不正解の問題にトライする。
 ・通常は4−5回も不正解すると大体正解に到着するが、どうしても、何度やっても正解に
  たどり着かない問題が10件程度あります。もうこれはあきらめて丸暗記しました。
 ・過去問題が再度出題される可能性がありますが、私の場合、丸暗記したものも1−2個あり
  ました。
 ・次に、記述式問題です。これはもう技術ノートを作ることを強く勧めます。
 ・私の場合には、900文字程度の情報量を含む技術ノート(A4)をパワポで100枚作成しました。
 ・そして、その技術ノートを見ながら、600字詰めの原稿用紙に技術的特徴と課題、対策などを
  まとめるようにしました。
 ・600字の原稿をまとめる中で気付いた技術ノートの過不足感に基づいて技術ノートを更新します。
 ・大体3回ぐらい技術ノートを更新すると、まあまあ使えるレベルに達します。
 ・原稿用紙1枚問題で記載のコツをつかんだら、2枚もの、3枚ものはその倍数対応なので楽です。
3)口頭試験のコツ
 ・これはもう想定問題の用意と模擬練習につきます。
 ・口頭試験で問われる内容は、総合技術監理部門を除けば、ほぼ定例化しているので、しっかりと
  想定問答を用意し、その内容をスマホ等で録音して、何度も何度も再生します。
 ・自分が答えた内容を再生すると、自分の回答のいけていない点に気付きます。そのように感じた
  点を中心に何度か想定問答を改定し、また録音して再生して、自己反省する。
 ・そのようなことを3回ぐらいローテーションするとほぼ合格レベルに達します。
 ・そして、大切なことは必ず第三者に模擬面談をお願いすることです。自分だけでは気づきにも
  限界があります。上司でも、同僚でも、奥さんでも、誰でも結構です。
 ・是非第三者に客観的に評価してもらって、それを反省材料としてください。

来年の3月に桜が咲くように、今から頑張りましょう。

技術士倫理網領⑤真実性の確保

2017年03月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

製造した製品や工事に欠陥や瑕疵などがあった場合には、設計者の立場で技術士が説明や報告を行うことがあります。

その場合は客観的な事実に基づいた情報を用いた説明でなければなりません。

 

条文:技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。

 

トラブルや問題が行らない工事や製品開発を行うことが大前提ですが、想定できないことが発生して社会的な問題となってしまうこともあります。

 

例としては、東日本大震災などの大規模災害などが挙げられます。

大規模災害時の津波などは、設計による想定をはるかに超えた凄まじい物でした。その前にはどれだけ強固な建物でも破壊されてしまいます。こうした事実を技術士は数値や客観的に誰が見ても納得できるような指標をもって説明しなければなりません。

 

また、製品のリコール隠しなども大きな問題となりました。

自動車の走行試験データの改ざんなども、技術面から異議があれば依頼主や雇用者に説明責任を果たさなければなりません。

そうしなかった結果、社会的に大きな問題となってしまい、会社が傾くのではと思う程の大問題となってしまいました。

 

こうしたマイナス面だけではなく、逆にこうした技術を取り入れるとどのような効果が期待できるのかという付加価値を説明するのも技術士の役割と言えます。

近年ではコスト削減だけではなく、より高度な機能をつけることで製品を高く市場へ出そうという動きもあります。そうした場合に技術設計担当として、その機能をわかりやすく、客観的な事実に基づいた説明をする必要があります。

 

技術士の面接試験はその訓練でもあると言えるでしょう。

技術士二次試験に向けて脳を活発に!食事管理で毎日がかわる

2017年04月11日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士二次試験の勉強、はかどっていますか?脳を活発に活動することが効果的な学習のカギです。そして、脳を活発に活動させるためには食事管理が大切です。

「仕事おわりに技術士試験に向けて勉強をしよう」周りの社員や上司からの期待を受けていることもおおく、試験合格のプレッシャーが強くありますよね。そのため、一生懸命に勉強しようという方は多いのですが、「やる気がうまく出なくて困ってしまう」という罪悪感に悩まされている人もいます。やる気が出ない原因は、ひょっとすると食事管理にあるかもしれませんよ。

「やる気が出ている状態」とは脳が活発に動いている状態のことをいいます。意欲的に何かチャレンジをしてみようとか、ちょっとした逆境に負けづらい状態です。脳にちょうどよいエネルギーが送られていると、この状態をつくりあげることができます。

具体的に考えてみましょう。脳が活発に動くためには血糖が十分に蓄えられている必要があります。血糖が多すぎると消化することにエネルギーを使ってしまいますし、少なすぎても栄養不足でよくありません。ちょうどよいエネルギー状態にするために「腹八分目」の状態をキープしておくことが大切です。

「仕事で疲れているのに、ご飯を軽くすませるなんてできないよ」

そう思うのは当然です。食事をたべるガマンができない場合は運動を取り入れてみましょう。散歩するていどの簡単な運動でかまいません。運動をする時間をとることが難しい場合は日常に運動を取り入れてみましょう。たとえば、外を歩くときにファッションショーのようにまっすぐな線を踏むように歩いてみる、体中の筋肉を意識的に動かしながら歩いてみるといったことでもカロリーを消費するための運動としてはちょうどよいです。

食事と運動のバランスを調節して、脳が活発になるように工夫してみましょう。食事で摂取するエネルギーを管理するだけでも十分に学習の効率化ができますよ。
 

技術士二次試験に向けて記憶力を高める習慣

2017年04月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

一度ふれただけの情報がいつまでも記憶に残っていたら、技術士試験の役にたつと思いませんか?

技術士の二次試験に向けて勉強しているけれど、記憶力に自信がなくて困っているという方も多いはず。記憶力は生まれつきもっている能力だと思ってしまいがちですが、ちょっとした習慣をもつだけでグングンと記憶力はよくなるんですよ。

人間の脳はアウトプットすることで記憶が定着するようにできています。学校に通っていたころのことを思い出してみてください。クラスのなかに国語が得意な人がいたとします。理解がよくできているので、その生徒は先生から頼まれてクラスメイトに勉強を教えていたりしませんでしたか?そして、勉強を教えている生徒たちは人に教えていたからといって、自分の成績が下がるということはなかったはずです。人に教える時間をつかって自分で勉強をした方が成績は上がりそうですが、人に教えた方が勉強はできるようになるんです。

人間の脳は情報を出力することで記憶に定着させます。出力する機会がない情報は忘れられていきますし、積極的に出力した情報は記憶に残りやすくなります。たとえば、ニュースを聞いたときに家族や友人に話すことがありますよね。たくさんの人に話した情報ほど、記憶に残っているはずです。

勉強の場合も同様で、自分が勉強したことをノートにまとめたり、ブログで発信したりすることで記憶に定着してきます。記憶力に自信がないと落ち込む前に情報を出力する習慣をつけてみましょう。ちょっとした習慣を試してみるだけで、記憶の定着度はグンとアップしますよ。
 

2024年04月 2024年06月
2024年 発注者支援業務 求人 新建設コンサルタント株式会社 採用情報
広告 nc-c.jp
【急募】国土交通省の発注者支援業務を行う技術者を募集しております。
正社員(2024年20名)、550万円~、基本的に土日祝祭日は休日となります。