2018年12月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
口頭試験で、「5つの業務経歴のうち○番目について質問します」というパターンが増えてきています。
一般的には、720字の業務詳細を中心に質問されます。
しかし、業務詳細に取り上げなかった残りの4つも問われる可能性があるため警戒しておくと良いでしょう。
質問の形式はつぎのとおりです。
(1)○番目について、簡潔に(2、3分で)説明してください。
(2)○番目について、課題や問題点、解決策について説明してください。
(3)○番目について、どのような点が技術士に相応しかったですか。
いずれの場合にも、
①どのような業務であったか、
②どのような成果が求められていたか、
③課題と問題点はなにであったか、
④どのように思考して解決策を見出したか、
⑤結果としてどのような成果が得られたか、の5点を、ズバッと答えるようにします。
基本的には、詳細論文について、5分で説明する練習と同じです。
③について、「課題」とは、目標を達成するためになすべきことです。
わかりにくければ、課題=目標と考えてもよいでしょう。
問題点は、課題達成を困難にしている技術的な難所です。
技術的障壁、原因、真の原因(真因)、本質的な問題、ボトルネック、「壁」とさまざまな表現がされています。
ここを的確に見抜けるのが技術士です。
④について、技術者らしい思考力を表現するには、「着眼点」や「着目し、」といった単語やフレーズを使うとうまくいく場合があります。
(例)「わたしは、○○の技術が応用できることに着目し、××」のようにです。
口頭試験までもう少し。頑張ってください。
2018年12月02日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師
日本技術士会が発行する青本の販売終了
技術士の21部門のうち総合技術監理部門は特別だ。他の20部門は並列だが、総合技術監理部門はこれら20部門に紐付く形で認定される。そして、この総合技術監理部門にチャレンジする人が学習のテキストにしていたのが青本と呼ばれるテキストだ。この青本とは、日本技術士会が発行する「技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)」のことだ。しかし、この第2版は2004年に発行されたため流石に古く時代にそぐわない点が増えてきたため販売終了となっている。
日本技術士会が新たにキーワードをHPで公開
日本技術士会のHPを見ると「総合技術監理部門の技術体系(キーワード)について」が追加されている。これは先の青本に変わるものと理解する。総合技術監理部門を目指す人が理解すべき技術体系を示すものだ。青本のように解説するのではなく、キーワードを列挙したものだ。確かに、この方がシンプルで分かりやすい。簡単にその目次を示すと次のような構成だ。
1.総合技術監理
2.経済性管理
2.1 事業企画/2.2 品質の管理/2.3 工程管理/2.4 現場の管理と改善/2.5 原価管理/2.6 財務会計/2.7 設備管理/2.8 計画・管理の数理的手法
3.人的資源管理
3.1 人の行動と組織/3.2 労働関係法と労務管理/3.3 人材活用計画/3.4 人材開発
4.情報管理
4.1 情報と意思決定/4.2 コミュニケーションと意思決定/4.3 知的財産権と情報の保護と活用/4.4 情報通信技術動向/4.5 情報セキュリティ
5.安全管理
5.1 安全の概念/5.2 リスクマネジメント/5.3 労働安全衛生管理/5.4 事故・災害の未然防止対応活動・技術/5.5 危機管理/5.6 システム安全工学手法
6.社会環境管理
6.1 地球的規模の環境問題/6.2 地域環境問題/6.3 環境保全に向けた取り組みの基本原則と手法/6.4 CSRと組織の環境管理活動
注意事項
日本技術士会のホームページを見ると、このキーワードに関する注意事項として次のような内容が記載されている。
・それぞれの管理分野のキーワードは各管理分野の基本となるキーワードを整理したものであり、すべての関連キーワードを網羅しているわけではない。
(総合技術監理部門の概念及び技術体系を示すものであり、試験範囲を示すものではない。)
・各キーワードの示す概念や内容については、利用者自ら参考書・専門書・資料などを通じて調べ把握することを前提としている。
・法律等の名称は、いわゆる通称を用いた。
・本キーワード集の内容は、平成30年11月時点での情報である。
キーワードの事例
このように総合技術監理部門の技術士が習得しておくべき5つの管理技術は今まで通りだ。そして、その内容をブレークダウンしている。
例えば、5.4の事故・災害の未然防止対応活動技術では、次のような内容が記載されている。
5.4 事故・災害の未然防止対応活動・技術
安全管理では,労働安全衛生活動に加えて火災・爆発等の事故や地震等の災害に対応することも重要であり、マネジメントの視点と現場における日常的な活動の視点で考えることが重要である。事故や災害に結び付く可能性のある事項の抽出、改善策の策定と実施法を対象とする。
自主保安/未然防止活動/定期点検活動/小集団活動/ZD運動/改善提案活動/ヒヤリハット/ハインリッヒの法則
本質的安全設計/本質安全化/安全防護/残存リスク情報/システムの高信頼化/安全計装システム/非常停止装置
フェールセーフ/フォールトアボイダンス/フォールトトレランス/フェールソフト/フールプルーフ
インターロック(安全装置・安全機構)/安全確認型システム/危険検出型システム/隔離安全/停止安全/安全立証LOPA安全装置
安全衛生パトロール/危険予知/危険予知訓練 始業前点検/作業マニュアル/ツールボックスミーティング(TBM)
ヒューマンファクター/ヒューマンエラー/不安全状態/不安全行動/TPM(全員参加の生産保全)/TQC
4M分析(Man, Machine, Media, Management)/4E対策(Engineering, Education, Enforcement, Example)
5S活動(整理,整頓,清掃,清潔,躾)/サイバーセキュリティ/自動制御/AI制御
まとめ
総合技術監理部門を目指す人にとっては、指針となるテキストだ。特に、キーワードだけではなく、なぜ総合技術監理部門が必要なのか、そこで求められることは何かなどについても言及しているので、これをベースにしっかりと勉強してほしい。
2018年12月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
技術士試験の最大の難所は、筆記試験と思われています。なぜなら、年度や部門によっては、合格率が10%を割り込むことがあるためです。
たとえば、平成30年度の筆記試験で、建設部門の合格率は6.6%でした。
総合技術監理部門の合格率も6.6%でした。
しかし、この数字は、法律関係の資格試験の合格率と比較したとき、それほどまでに厳しい数字ではありません。
たとえば、弁護士、司法書士、税理士などと共に8士業の1つである、社会保険労務士試験の平成30年度の合格率は6.3%でほぼ同じです。
そうは言うものの、技術士試験は、やはり難しい試験です。
その原因の1つが、春先に提出する業務経歴票です。
とくに、初受験の方は、この業務経歴票の重要性を認識できていません。
業務経歴票の5つの業務経歴と、業務詳細といわれる720字の小論文の出来・不出来が合否を大きく左右するにもかかわらず。
受験生が、5つの業務経歴を十分に検討すれば、自分に相応しい部門や専門領域を選ぶことができます。
不適切な部門等を選ぶと、不合格になる確率がきわめて高くなります。
また、受験生が、業務詳細をしっかり作り込めば、筆記試験に役立つスキルを効率よく身につけられます。
筆記試験では、課題や問題点、対応策や着眼点といった点を表現する必要があります。
業務詳細でも、これらの点をコンパクトに書く必要があります。
そして、業務経歴票が重要だという理由は、何よりも、口頭試験で、試験官がこの書類を手もとにおき、その内容について質問をしてくるためです。
業務経歴票の出来が良い受験生は、合格予定者として、口頭試験で念のための確認がされるだけになります。
ですから、技術士試験は、「業務経歴票に始まり、業務経歴票に終わる」のです。
2018年12月09日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
業務経歴票や筆記試験では、日本語のルールを守って書きます。技術士試験は、記述量が多い試験ですから、この当たり前のことが、とくに重要になります。
句点と読点は、文脈を明らかにします。また、文を正しく、かつ容易に理解できるように打つものです。
1.「。」句点(くてん)
(1)文の終わりに必ず打つ
(2)箇条書き、タイトル、項目名には打たない
(3)通常は、( )、「 」の中の最後の文末にはつけない
(○)日本語のルール(現代表記法) (×)日本語のルール(現代表記法。)
ただし、3.について、( )書きで注釈を入れる場合は、( )の後に句点を打ちます。
(例)技術士とは、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価、又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行うものをいう。
(出典:技術士法第2条)
2.「、」読点(とうてん)
(1)主語をはっきりさせるために打つ
(2)文の切れ目、前後の関係をはっきりさせるために打つ
(3)接続詞、副詞のあとに打つ
(4)条件文のあとに打つ
(例)なお、生態系の観点からも検討が必要である。
(例)しかし、当該案は費用が2倍に増える。
(例)目的が工事費の提言であることから、施工計画が重要となる。
「このような当たり前のことを?」と思わず、意識して、作文してください。
なぜなら、技術士試験では、「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」が試されているからです。
このコンピテンシーの8項目のなかに、「コミュニケーション」があります。
そして、コミュニケーションには、「業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確に効果的な意思疎通を行うこと」と書かれています。
つまり、文書で明確に意思疎通が行うために、句点や読点を適切に使うことも必要なのです。
2019年01月20日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
業務経歴票を作り込む利点は、2つあります。
1つ目は、口頭試験がスムーズに進むことです。
なぜなら、口頭試験では、試験官の手もとに業務経歴票があり、それを参照しながら、質問がなされるためです。
当然に、出来のよいの業務経歴票の場合にはやさしい試問となり、出来の悪い業務経歴票の場合には厳しい試問となります。
2つ目は、業務経歴票の作成作業そのものが、筆記試験の答練になります。
なぜなら、どちらも、「問題解決能力と課題遂行能力」や「技術士に相応しい能力」を試されているためです。
ですから、業務経歴票を十分に作り込むことが、技術士試験に、効果的かつ効率的に合格する秘訣です。
さて、できあがった業務経歴票の原稿の出来不出来を、どのようにチェックするかが悩みのタネになります。
もちろん受験対策会社の添削指導をうけるのが最善です。
経験豊富な講師陣が的確に改善ポイントを指摘するためです。
それができない場合には、『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』を参考にして、点検するとよいでしょう。
とくに、「問題解決」の項を参考に、つぎの6項目を見ていきます。
まず、
〇「業務遂行上直面する複合的な問題」を取り上げているか?
〇その問題を明確にし、調査しているか?
〇その背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し、分析しているか?
を確認します。
つぎに、
〇複合的な問題に関して、複数の選択肢を提起しているか?
〇それらを踏まえて、解決策を合理的に提案できているか?
〇そして、改善できたか?
もしも、紙面の関係で、すべての記述しきれない場合には、口頭試験で試験官から質問がくるかもしれないと考え、準備しておくとよいでしょう。
コンピテンシーを意識した業務経歴票の作成が、他の受験生と差をつけるポイントです。
2019年01月21日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
技術士を目指す方々を応援する内容になればよいなと思い書いていきます。
○「技術士」は、産業経済、社会生活の科学技術に関するほぼ全ての分野(21の技術部門)をカバーし、先進的な活動から身近な生活にまで関わっています。
○「技術士」は、国によって科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です。
○「技術士」は、「技術士法」により高い技術者倫理を備え、継続的な資質向上に努めることが責務となっています。
~技術士会HPより抜粋~
キーワードは、生活上関わりがある分野をカバーしていること。科学技術の応用面で最も権威ある国家資格であること。
倫理感を備え、かつ継続的に資質向上する努力をしなければいけません。
口頭試験でも聞かれる部分ですからしっかりと理解しておきましょう。
さて、資格には業務独占資格と名称独占資格というものがあります。
技術士は、名称独占資格に当たります。それぞれの意味を示します。
<業務独占資格>
「特定の業務に際して,特定の資格の免許,免状等を有する者だけが業務を行うことができ,
資格がなければその業務を行うことが禁止されている資格のこと」とされています。
医師や税理士,弁護士,一級建築士などが当てはまります。
すなわち、特定の業務はその資格を持っている人しかできないという資格になります。
<名称独占資格>
「資格がなくてもその業務に従事する事はできるが,資格取得者のみ特定の資格名称(肩書き)を名乗ることができ,
資格を所有していない者が法律に定める特定の名称を名乗ることができない資格」とされています。
技術士は名称独占資格ですから、技術士という名称を独占できるというだけで,業務内容に関しては誰が行ってもいいのです。
しかし、誰が行ってもよい業務であったとしても、技術力が高い、応用力が高い人に業務を請け負って欲しいですよね?
技術士は国から技術力が高いですよと認められた人が保有できる資格です。
当然、社内外の方々と仕事をする際に多くのメリットがあるとともに責任も重くなります。
資格が持つ責任についてもしっかりと考えてみて下さい。
2019年01月24日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
初めて受験する方、これまで受験したことはあるが、不合格となってしまった方、おられると思います。
技術士試験の勉強方法って、特別なことをしなければいけないのでしょうか?
そんなことを考えている受験生もいると思います。
まず大事なことは、当然ですが、過去問を知ることです。
当たり前なのですが、意外とこのことが抜けている人が多数です。
過去問をキッチリ調べ、出題傾向を探りましょう。
毎年繰返し出題されている分野がありませんか?
問題内容や言葉は違っていても、求めている解答は同じではないですか?
このような問題は「必ず」勉強すべき内容なんです。
逆にこれを得意分野にできれば合格率は上がります。
回答方法は論文を書くことによって回答します。
つまり、わかりやすく、起承転結に留意し、現状・課題・問題点・解決策の順に書かなければなりません。
難しく感じる必要はありません。なぜなら過去問を見ると、問題の中で(1)、(2)、(3)と3つの問題を提起してくれ、
それぞれ(1)現状の課題を述べよ、(2)解決策を述べよ、(3)解決策の利点と問題点を述べよ、と順に問うているからです。
問題の順に従って回答すれば、論文の出来上がりです。
他の受験生と差別化を図るために1歩踏み込み、具体例が入っていると更に高得点となりますよ。
書ける問題(得意分野)を増やすことが大切です。
すべての分野を勉強する必要はない。それは時間的、物理的に不可能です。
過去問は出題確率が高いので、効率が良いのです。
私のニュースでは、過去問と解答例、そして出題に関係しそうな国の政策などもご紹介していこうと思います。
2019年02月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
技術士試験では、業務上の課題を成し遂げるときに、障害となる「問題点」を絞り込むことがたいへん重要です。
この「問題点」は、設問中でいろいろな表現がされます。
また、受験対策会社の講師や、参考書でもさまざまな用語が使われます。
たとえば、技術的障壁、本質的問題、技術的課題、第2の問題、真の問題、原因、真の原因、真因、単に「壁」、業務上の「難所」、ボトルネックなどです。
用語が定まっていないために、多くの受験生は混乱してしまいます。
しかし、ここでのポイントは、この「問題点」が小さな点ということです。
また、その点を解決さえすれば、業務で直面している「問題」が解決してしまうということです。
ですから、さまざまな用語が使われていたとしても、この「問題点」を明確にすることが、問題解決の最重要ポイントとなります。
そこで、いまいちど『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』を確認することをお勧めします。
このコンピテンシーには、専門的学識、問題解決、マネジメント、評価、コミュニケーション、リーダーシップ、技術的倫理、継続研鑽の8項目が含まれます。
そのうち、問題解決では、「業務上直面する複合的な問題に対して、これらの内容を明確にし、調査し、これらの背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し分析すること」が要件のひとつになっています。
したがって、「問題点」とは、より正確に言い換えると、「問題発生要因」と「制約要因」となります。
本日のお話しが、腑に落ちるときには、合格にかなり近づいていると言えるでしょう。
現時点でよくわかっていなくても、正しく学習を繰り返していれば、ある日、開眼するはずです。
がんばってください。
2019年02月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
平成30年度まであった択一試験が、平成31年度からなくなりました。それでも、キーワード集を作ることは有益です。
なぜなら、筆記試験でも、とくにⅡ-1では専門知識が試されるためです。
キーワード集で取り上げる専門用語は100個をいちおうの目安としてみましょうか。
目標数がなければ、モチベーションは上がらないし、そうかと言っていきなり300個としてしまうと、キーワード集をつくる「作業」そのものが目標になってしまうからです。
キーワード集をつくる作業は、あくまでも専門知識を問う設問に対応するためであることを忘れてはなりません。
さて、取り上げる100個のキーワードが、的外れな用語では成果につながりません。
そこで、つぎの3つ順番で選んではいかがでしょうか。
1.過去問で問われた用語
2.関係法令や制度
3.その他(受験部門にかかわる省庁のホームページや白書で頻出の用語など)
1.の過去問は技術士会のホームページで掲載されている年度すべてをチェックしておくと安心できます。
2.を取り上げた理由は何か?
それは、『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』の「専門知識」の要件に、「技術士の業務に必要な、我が国固有の法令等の制度及び社会・自然条件等に関する専門知識を理解し応用すること」と明記されているからです。
つまり「法令等の制度」を理解していることが求められているのですから、主要な法令の第一条(目的条文)くらいは、暗唱できるくらいにしておくのが得策です。
平成31年度からは、このコンピテンシーで評価します。技術士制度をよく理解した講師や、受験対策会社の指導を受けると、効果的・効率的に対策ができます。
2019年02月04日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の中で合格する人の特徴として以下の3点が共通していることに気づきます。
・素直な人(言われた事をすぐに実践する人)
・何事にも積極的であること(行動が速い)
・人のネットワークが広いこと
素直な人は、教えられたことを自分の中で理解し、合格するために真似をすることを始めます。
教えられたことを素直に実行に移すのです。
逆に、教えられたことに対して反抗的な人は、自分はそう思わないと考えたり、
同じやり方は嫌だと考えたりしてしまいます。結局、悪い部分を直さずに、実行に移すこともできないのです。
教える方々は、自分の経験をもとに合格するためにはどうしたら良いか?を伝えています。
受験生を落とすことを考えて発言する人はいません。まずは素直になることが大事です。
また、周りに何をやってもうまく立ち回る人、結果が付いてくる人、要領がいい人がいると思います。
そのような人に共通する事は、積極的に行動し、人材ネットワークも広いことが挙げられます。
資格試験において、膨大な知識を限られた時間で頭の中に詰め込むことは、時間と効率が大事になります。
時間が大事なのに、すぐに行動しなければもったいなくないですか?
また、近くに資格試験を経験した方が居れば、様子を聞けばいいんです。
勉強方法はどうしたか?時間の作り方は?教材は?などと質問すればいいんです。
それは、ズルでも何でもなく、効率が良いやり方です。
まず、受験したいという資格があるならば、素早く行動に移してください。
そして廻りの方々の経験をうまく利用してください。更に、それらの情報に対して素直になってください。
合格する為には、これらのことが大事です。
2019年02月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
技術士試験のヤマ場は、二次試験の筆記試験です。なぜなら、その合格率が10%前後で、多くの受験生が苦しむためです。
一方で、試験官にとっても、筆記試験の採点は、たいへんな作業です。
何十人もの答案に目を通し、正確に受験生のスキルを採点することが求められるためです。
となれば、試験官に読んでいただくのに、あまり負担をかけない文章にする配慮が必要です。
時間をかけず、あまり読み込まなくても、内容が理解できる文章がベターです。
たとえば、つぎのようなテクニックを使うのも一案です。
つまり、パラグラフの先頭に、「一般に、・・・、〇〇法が採用されている。」という文案Aと、「〇〇法の採用が一般的である。」という文案Bがあったとします。
その場合、文案Aのほうが、試験官に配慮していると言えます。
なぜなら、試験官は、はじめの数文字を読んだだけで、「この一文目で一般論を述べて、次の二文目以降で持論を展開するのだな」と無意識に認識して読んでいけるからです。
一方で、B案では、最後のほうまで読み進めないと、一般論であることがわかりません。
ですから、一文目を読み進めるまで、一般論なのか、受験生の持論なのか不安になりながら、読むことを強いてしまいます。
できるだけ読んでもらわずに、内容を理解してもらうための工夫として、ほかに、「大きいものから小さいもの」「古いものから新しいもの」「抽象的なものから、具体的なもの」などのように、順序にこだわってみましょう。
たとえば、「1970年代にX法が開発され、2000年代にY法が開発された。2015年に、両法を組み合わせたZ法が開発された。」のように並べます。
そうすると、「2015年」を読んだあたりから、試験官は、つぎに3つ目の方法が書かれているだろうと無意識に認識して読んでくれます。
そして、そのとおりに文章が展開されていて、うれしい気持ちになるものです。
試験官に読んでいただく、という姿勢で答案を作成することをお勧めします。
2019年02月14日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
技術士試験において、技術士が守る事項、心がける事柄があります。
それは、公益確保の優先や、信用失墜行為の禁止が挙げられます。
では、これらに反する行為とは具体的にどのようなことがあるでしょうか?
時事問題としても聞かれることがありますので、以下のようにまとめてみてはいかがでしょうか?
発覚した工事や案件 |
概要 |
羽田空港の地盤改良 |
羽田空港C滑走路の液状化対策工事で、藥駅を注入する管を通す穴を適切に掘削せず、薬液の注入不足を招いた。薬液注入の為に削孔した孔275本の内、正しい位置に施工していたのは0本。実際に注入した薬液の量は計画数量の約5.4%であったが、出来高データなどを偽装していた。2015年5月~2016年3月にかけて施工したうち、C滑走路下の4500m2の範囲で施工不良があった。 |
落橋防止装置の溶接 |
国土交通省が管理する京都市内の歓進橋で2015年8月、耐震補修・補強工事で設置した落橋防止装置などの溶接不良が発覚した。12社が溶接を手抜きしていたことがわかった。不正行為による溶接不良の装置が使われた橋は400橋にのぼる。装置の検査会社も不良データの隠ぺいに加担していた。 |
杭工事の施工データ |
横浜市内の分譲マンションで2015年9月、杭が支持地盤に届いていなかったことを施工者が市に報告した。併せて、杭の施工データの改ざんも発覚した。コンクリート既成杭の業界ではデータ流用の不正がほぼ常態化しており、土木構造物でも改ざんが見つかっている。 |
このような不正工事やデータ改ざんなどが多発している現状をどのように感じますか?
また、なぜ起きてしまったのか?そして、どうすればこのような事態を防ぐことができるのか?
そこまで考えてみて下さい。
2019年02月18日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
技術士試験を受験する為には、実務経験を7年積む(修士などは2年間として換算)、
もしくは技術士補を取得してから指導技術士の下で4年以上実務経験を積む必要があります。
すなわち、受験生の多くはどこかの企業(公・民)に務めている方ということになります。
日ごろの仕事・業務を行いながら、その中で時間を見つけて勉強する必要があります。
受験生の条件が等しいと仮定した場合、勉強の質と勉強時間が合否を分けます。
私の経験上、受験生の中には1発合格する方と、
何度も受験しているが不合格となる方が居ます。
両者の違いは何だと思いますか?
合格できない方が不出来なのではありません。
勉強の仕方、時間の作り方に違いがあります。
1発合格の方は、5分10分の隙間時間を見逃しません。
常に技術士試験のことが脳裏にあり、昼休みや電車の行き帰り、寝る前や
TVのCMの時間などにキーワードを検索したり、論文の構成を考えたりしています。
皆さんの勉強方法はどうでしょうか?
まとまった時間が取れないと集中できない、
有益な勉強ができないと逃げていませんか?
人間はモノを忘れる生き物です。忘却曲線をご存知でしょうか?
1ヶ月前に覚えた内容を試験で思い出すことはとても難しいことです。
5分でも良いので、復習の時間に当てたらどうでしょう。
何度か目にしたキーワードや法律、数値であれば、思い出すことは可能です。
さらに、2度目、3度目と繰り返すことで知識が定着しやすくなります。
これまで私が書いたことは特別なことではありません。
皆様の経験で当てはまることばかりだと思います。
要は本気になるか、ならないか。
もう一度自分の行動を思い返してください。
本当に勉強時間はないですか?
テキストを開く時間が無いですか?
最後に、勉強の質を上げるには「経験者に聞く」ことも非常に有益です。
こちらのサイトで自分の部門に合う講師を見つけ、依頼をしてはいかがでしょうか?
指導を始めるまでは無料です。
お願いしたいと思う方が見つかった際に指導を依頼すれば良いのです。
様々なツールを使ってみて下さい。全ては合格の為に。
2019年02月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の方から、択一問題から筆記問題に変更されるが、どのような対策をしたら良いか?
というご質問を頂くことがあります。
今回が初めての試みですから、これが正解という対策はありません。
しかし、どのような出題がなされ、どのようなポイントが評価されるのか?
を知ることはとても大切なことです。
日本技術士会HPに技術士2次試験の変更点と出題内容、評価項目が記載されたものがあります。
以下にURLと抜粋を載せます。
平成31年度技術士試験の概要について
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_1.pdf
Ⅰ. 必須科目
概念 |
専門知識 専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識 |
応用能力 これまでに習得した知識や経験に基づき,与えられた条件に合わせて,問題や課題を正しく認識し,必要な分析を行い,業務遂行手順や業務上留意すべき点,工夫を要する点等について説明できる能力 |
|
問題解決能力及び課題遂行能力 社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力 |
|
出題内容 |
現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から,多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。 |
評価項目 |
|
Ⅲ. 選択科目
概念 |
社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力 |
出題内容 |
社会的なニーズや技術の進歩に伴う様々な状況において生じているエンジニアリング問題を対象として,「選択科目」に関わる観点から課題の抽出を行い,多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して,その遂行方策について提示できるかを問う。 |
評価項目 |
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,問題解決,評価,コミュニケーションの各項目 |
この表から、必須科目と選択科目Ⅲは非常に似ていますが、
評価項目で必須科目Ⅰには「技術者倫理」が入っていますが、選択科目Ⅲには入っていません。
この表から推察できることは、
必須科目では「技術者倫理」に関する社会的認識について、述べさせたり、
受験する技術部門において、公益確保に反する過去の事故・不正トピックの事例を挙げさせ、
自分の考えを解答させたりが考えられます。
すなわち、技術者倫理に関することを整理してしまえば、
後は、選択科目Ⅲに必要な専門とする事項のキーワードについて勉強すればよく、
今までと変わらないということになります。
技術者倫理は口頭試験でも必ず聞かれることですし、今の内からまとめておきましょう。
2019年03月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
記述式問題をうまく書くために、事前に精度の高い想定問題と、その解答案を作成して、暗記してしまうのが効果的な方法の一つです。
制限時間の範囲内で、合格レベルの答案を作成するには、あらかじめパターン化された答案を思い出して書く方法が有効だからです。
たとえば、選択問題Ⅱ-1の想定問題作成に関しては、1つのキーワードに対して、以下の3項目の内容を、事前に用意してみてはいかがでしょうか。
①基礎専門知識
②課題と問題点および解決策
③期待される効果とリスク
そして、1つのキーワードに対し、1枚のキーワード解説シート(キーワード集)を作成するのです。このシートは本番の論文試験用紙600字詰原稿用紙でつくっておくと便利で、上記3項目の内容を記述しておきます。
実際の試験で、「〇〇について知るところを述べよ。」と出題された場合、①基礎専門知識からの知識を解答に記述します。
また、「○○の問題点を論ぜよ。」「〇〇の課題を抽出せよ。」「〇〇の課題と解決策を提示せよ。」等と出題された場合は、②問題点及び課題と解決策の部分を記述します。
同様に「○○について期待される効果とリスクについて論ぜよ。」「〇〇について将来動向について論ぜよ。」の場合は、③期待される効果とリスクの部分を記述します。
場合によっては複数の知識を引っ張り出して解答を記述するのです。
つまり、キーワード2つの問題ではキーワード解説シート2題、3つの場合はキーワード解説シート3題から知識を引き出して解答を記述します。
このキーワード解説シートをたくさん準備しておけば、筆記試験の時に困ることが少なくなります。
このキーワード解説シートは、多いにこしたことはないのは当然ですが、150~200個ほど作っておくと安心できます。
2019年03月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
この記事は、はじめて技術士試験を受ける方に向けて書きます。技術士試験を受けたことがある方は、念のための確認として、読んでいただくと良いと思います。
業務経歴票を作り込むことは、たいへん重要です。
なぜなら、この経歴票をもとに、口頭試験の試験官が質問をしてくるためです。
このことから、720字の詳細論文が重要であることは、容易に想像できるでしょう。
そして、5つの業務経歴票もまた、重要です。
この箇所についても、試験官から質問されることが多いからです。
たとえば、「業務詳細に書かなかった2つ目の業務について、あなたが創意工夫した点はどのようなことですか?」とか、「その業務で、関係者との利害調整はどのようにしましたか?」とか、「その業務で、品質・コスト・納期のバランスをどのように取りましたか?」というようにです。
業務内容には、わずか50字程度しか書けません。
そこで、最低限守るルールは、「計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導」のいずれかを書くということです。
なぜなら、技術士法の第2条の「定義」条文に、技術士とは、これら7つの業務を行うことと記されているためです。
ぜひ、次の条文を熟読しながら、業務内容を書いてください。
(定義)
第二条 この法律において「技術士」とは、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。
業務経歴票の作り込みは、とても重要ですから、時間に余裕をもって、取り組んでください。
2019年03月26日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
さて、2018年度の技術士試験が終了し、
合格された方、不合格であった方、様々おられます。
3月のこの瞬間から既に来年度の受験の戦いは始まっています。
どう戦っていくのか?
各々十分に考えてください。
その中で、私がこれまで関わってきた受験生の中で、
3月の時点で「受かりそうにないな」と感じる方々がいます。
反面教師という意味で示しますので、
合格を目指す皆様は、このようにならないでください。
・弱音を吐き、あきらめようとする人
・他人の責任にしようする人
・○○して欲しいと、他人に求めるばかりの人
・勉強ができない「正当な理由」ばかり考える人
・3日間勉強しない日が続く人
上記のポイントを読むだけで納得するかと思いますが、
人間は弱い生き物です。
少し気を抜けば、誰でも上記の症状を発症してしまいます。
他人の責任にして、何か得になることがあるでしょうか?
また、他人に何かをお願いして自分の力になるでしょうか?
自分の回答の良し悪しを聞くのは問題ありません。
例えば、自分の仕事を相手に押し付けたり、家族の役割を無視したりです。
全ての受験生が何かしらの不都合を抱えながら勉強しています。
自分の環境さえ、問題点を見つけ、解決策を模索しながら勉強することが大事です。
私は、そのように大変な状況でも工夫して勉強した方に技術士になってほしいと思います。
3日以上勉強をさぼってしまう方、この方も厳しいです。
勉強は大半の方々はツライものと考えます。
ツライ事柄も、「慣れ」や「ライフスタイル」、「ルーティン」として
自分の生活リズムに取り込むことが大事です。
病気などのやむを得ない場合を除き、長期にわたって勉強しない期間を作ってしまうと、
勉強しない方に慣れてしまいます。
人それぞれ勉強方法は異なります。
しかし、人間としての行動パターン、傾向は似てきます。
是非、今回の話を反面教師として心に刻み、
勉強に励んでほしいと思います。
頑張ってください。
2019年03月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士 環境部門の概要
産業の発展に伴い、地球環境の悪化が大きな問題となりました。
温室効果ガスや酸性雨、大気汚染、森林破壊など工業の発達と同時に多くの自然環境が破壊されてきたことを解決しなければならないという命題が課せられたと言っても過言ではないでしょう。
便利な生活の代償とも言える環境破壊や環境問題を解決することができるのは、その処方箋を出すことができる工業の技術者だけが行えることということができるでしょう。
そんな工業で環境の破壊を止めることができる、保護の方法を検討することができるということで環境問題に関わる技術者の試験といってもいいものが技術士環境部門です。
専門分野は環境保護保全、環境測定、自然環境保全、環境影響評価という四分野となりますが、それぞれの分野に違いは見られないと言えるでしょう。
技術士 環境部門取得後の活躍
環境問題を扱ったコンサル会社などへの就職や転職が挙げられます。
環境問題の検証、評価を行うシンクタンクなどもあり、環境に対する関心は高く、国や地方自治体でも環境負荷の低減を目標に掲げているところもあり、活躍する舞台は大きいと言えるでしょう。
また、大規模事業を運営する際には環境アセスメントを考慮しなければならないという環境省の指針もでているため、ゼネコンなどの建設会社も専門機関に調査を委託するということもあり、今後環境に対する仕事は増加していくものと思われます。
技術士 環境部門の問題点
技術士 環境部門は平成6年に新設された比較的新しい技術部門となります。
環境分野の専門技術者を育成するためのものであり、外部からの需要により新設された背景を持っているため、受験者数も多いのが現状です。
しかし、環境分野だけではまだまだ需要が少ないという事もあり、他の部門と合わせての受験を行っている人も多いようです。
環境に対する配慮は技術者として、これからも考えていかなければいけない内容となりますので、技術士 環境部門について受験を検討してみてはいかがでしょうか?
2019年04月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
筆記試験は、必須科目Ⅰ(1800字)、選択科目Ⅱ-1(600字)、選択科目Ⅱ-2(1200字、選択科目Ⅲ(1800字)に分かれます。このうち、選択科目Ⅱ-2を適切に書けるかどうかが合否の分かれ道になるでしょう。
なぜなら、Ⅱ-2では、他の科目では問われない「マネジメント」と「リーダーシップ」が確認項目になっているためです。
マネジメントとは、一言でいえば「業務遂行手順」です。
このマネジメントに関して、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)は、次のように公表されています。
〇業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
リーダーシップとは、一言でいえば「関係者調整」です。
このリーダーシップに関して、コンピテンシーは、次のように公表されています。
〇業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
〇海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
平成31年度以降の試験では、このコンピテンシーに基づいて、試験官が答案を採点します。
ですから、解答する際には、よく意識して評価してもらえる文章を書くとよいでしょう。
2019年04月08日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
もう既に技術士2次試験の申し込みを済ませた受験生もいることかと思います。
さて、申し込みが済んだら、あとは勉強するのみです。
しかし勉強はつらく長く、大変なものです。
モチベーションを継続することも、試験勉強のスキルの一つと考えます。
では、何でモチベーションを維持するのか?
よく言われる成功への秘訣をまとめてみました。
1.自分の成功した姿を想像する
アインシュタインの言葉に「想像力は知識よりも重要だ」があります。
鮮明に正しく成功した自分を想像することで、後の自分がそれに続くことが簡単になるでしょう。
・毎日自分の成功を想像することに数分費やしましょう。
自分が成功して、映画の主人公になっているのを想像するのです。
その映画であなたは何を行なっていますか?どんな感じの成功ですか?
高揚した気持ちを楽しみ、自分の炎をかき立てるモチベーションにしましょう。
2.自分のゴールを成功させるもの、能力、物質を特定しましょう
・もし有名な演説者になりたいのでしたら、自分のボキャブラリー、知識、
スピーチライティング、声の鮮明さなどのスキルを磨くことが必要となるでしょう。
では、技術士になるためにあなたが必要な能力、物質とは何ですか?
論文力、技術の知識力、キーワード、時事ネタなど何が足りないのかを分析してみましょう。
3.自分が磨かないといけない能力と、自分がアウトソースできるスキルを判別する。
・アウトソーシングは、タイムマネージメントです。
自分の能力には限りがあるのです。
あまり重要でないことをアウトソーシングすることによって、
自分がそこへたどり着くまでにフォーカスしておきたいことに集中できる時間を与えます。
試験日は既に決まっています。
つまり、試験勉強ができる時間は伸ばすことができません。
有限な時間を如何に有効な時間とするかは、
貴方自身が時間の使い方を考える必要があります。
うまくいかない、苦手だと思うことは人それぞれ必ずあります。
そんなときは、経験者へ意見を聞くことも時間を有効に活用する手法であります。
ぜひ、合格への道筋を今から考えてみて下さい。
2019年04月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
技術士2次試験の受験申込期間は
2019年4月8日(月)~2019年4月24日(水)となります。
受験生の皆様、既に願書を提出したでしょうか?
明日が締切です。
まだ出していない方は急いでください。
さて、これから技術士試験に向かって、勉強を頑張るわけですが、
試験日はまだまだ先、長い道のりです。
私も経験者なので分かりますが、必ず途中で息切れする瞬間があります。
いかに息切れを乗り切って試験日まで体力と気持ちを持っていけるかが勝負です。
そこで私が提案するのは、「短期間の目標を作って勉強に臨む」です。
1日の目標、3日間の目標、1週間の目標、1ヶ月の目標、などです。
毎日の目標を作ることは、勉強をさぼらないことに繋がり、非常に有効です。
例えば、どんなに忙しくても、必ずキーワードを5個覚える、などです。
1週間の目標は土日も含みますので、少しハードルを高めに設定しておくとよいでしょう。
合格者は必ず休日にまとまった時間を捻出しています。
試験時間は2~3時間です。
最低、この時間は集中して勉強できる時間を確保してください。
AM,PMでそれぞれ2時間、3時間取れれば良いでしょう。
ですから、1週間で過去問を2~4問解く。などの目標を掲げましょう。
今は4月、まだ過去問には早い。
などと考えている方は大間違いです。
早く過去問を解き、どんな出題があるのか、
どのように回答すればよいのか、何を勉強したら良いのか、
色々なことを学べます。
すでに私のところにも論文添削依頼が数件来ております。
今年合格したい!
と思うならば、即行動です!
分からなければ、合格者に聞けばいいだけです。
頑張ってください。
2019年04月24日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の皆様、お疲れ様です。
今年のゴールデンウィークは、4月27日(土)~5月6日(月)で
10連休という方も多いのではないでしょうか?
もちろん、ご家族へのサービスも大事ですが、
今年絶対に合格する、という意気込みがあるかたは勉強を怠りません。
この10日間でどれ程の時間を勉強へ費やせるかで結果は異なります。
ちょうど、学生時代の夏休みで夏期講習を頑張った人と、
ずっと遊び続けた人で差が大きく開くのととても近いです。
実際、私自身も合格した年のゴールデンウィークは、
毎日欠かさず4時間は最低勉強していました。
勉強する場合も、ただ単にテキストを眺めるだけでは意味がありません。
例えば、毎日見ているはずの自宅のTVのリモコンのボタンの配置を
今、思い出して絵として書きだすことができるでしょうか?
私にはできません。
それは、脳が必要な情報として認識していないため、
記憶にとどめようとしないからです。
勉強でも、重要なキーワードにカラーマーカーを引いて終わり、
という方が結構おります。
カラーマーカーで着色したことによって、勉強したと思い込んでいるだけで、
実際には頭には入っていないことが多いです。
重要なものは、手を動かして書き出してみる。
そして、第3者へ説明してみて下さい。
説明できれば自分自身の言葉で理解できたという証拠です。
同じテキストを使い、同じ勉強時間を確保したとしても、
合格者と不合格者は明確に分かれます。
勉強方法、勉強効率が異なることで理解度が大きく異なるからです。
せっかく、自由な時間を勉強に費やすのです。
もっとも効果的な勉強方法を実践してください。
2019年04月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の皆様、お疲れ様です。
今回は技術士2次試験に向けた参考書について
お話ししたいと思います。
昨年度までの技術士2次試験は、必須科目で択一問題があり、
さらに論述問題がありました。
そのため、私自身も必須科目の択一問題は過去問を解くという意味からも
1冊過去問題集を購入し勉強しておりました。
しかし、今年からは全て論述問題となりました。
論述問題の参考書は買う必要があるか?
答えはNOです。
こんなこと書いたら、参考書を監修した人たちに怒られてしまうかもしれませんね。
しかし、実質買う必要ないと考えます。
その理由として、以下の3つが挙げられます。
①過去問は技術士会のHPに全てアップロードされている。
②参考書を見ると○○部門参考書となっており、各科目の参考書ではない。
③回答例も一題につき、1つという参考書が多く、回答方法が凝り固まってしまう。
という理由です。
②については、例として建設部門を挙げますが、
建設部門には全部で11の科目があります。
そのすべての科目に対し、1冊の参考書で賄おうとしているため、
1つの科目に対して記述されている量は1/11です。
220ページの参考書だとすれば、わずかに20ページ。
この本に、お金を払う必要があるでしょうか?
20分ほど立ち読みしてしまえば、読み切れてしまう内容です。
③について、インターネットでも過去問に対する回答例というものが出回っております。
その回答が正しいか正しくないかの判断は必要ですが、それを含めた勉強にもなります。
是非、無駄なお金を使わないようにして下さい。
過去問を技術士会のHPから検索し、傾向と対策を練ってください。
そして、重要なキーワードや論文の書き方は、十分に理解を進めてください。
論文の添削は随時受け付けております。講師プロフィール
2019年04月30日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の皆さま、こんばんわ。
平成最後の投稿となります。
ただいま、ゴールデンウォーク真っ最中ですが、試験勉強は進んでいるでしょうか?
10連休という方が多いと思いますが、すでに4日間が過ぎています。
当初、ご自身で設けた課題・目標を達成できているでしょうか?
ゴールデンウィークの時間を勉強に費やせない方は、ほとんど合格することはできません。
厳しいようですが、いま一度生活スタイルを見直してください。
さて、今回は2次試験の論文を作成するための心臓部分に言及していきます。
あなたは物事を考えるときに、当然日本語で考えます。
その日本語も自分がいつも使う言葉で物事を考えているはずです。
知らない言葉では、考えることはできないのです。
すなわち、多くの語彙を持ち合わせている方は、多彩な思考を巡らせることができるのです。
簡単に言えば、10,000語を知っている人は、10,000語の言葉を組合わせて考えることが出来ますが、1,000語しか知ら無い人は、1,000語で組み合わさる狭い範囲でしか考えることが出来ません。
これは、資格試験でも同じです。
私が思うに、必要なキーワードの目標は300個としています。
300個のキーワードを学習していれば、幅広い出題に対しても解答を記述できます。
しかし100個以下では、ほとんど解答が記述できません。
例えば、英単語を勉強せずに英文を書こうとするようなものです。
300個というと非常に多いと思うかもしれませんが、試験日まで約90日弱です。
1日に3から4個学習してもらえば達成できない数ではありません。
休みのうちに多くのキーワードを学習して他の受験生よりも合格率をあげて下さい。
2019年05月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
技術士試験はインプット3割、アウトプット7割くらいで対策するのがよいでしょう。インプットとは、専門知識を覚えたり、模範解答を分析したりすることです。一方、アウトプットは、実際に、原稿用紙に答案を書いてみることです。
答案は添削指導を受けると効果が倍増します。
なぜなら、自分で書いた答案で、自分自身が弱点を見つけ出すのは難しいからです。
例えば、主語と述部のねじれや、誤字脱字はなかなか見つけられないものです。
また、論理の飛躍も見つけにくいものです。
というのは、自分自身のアタマの中では、論理的につながっているけども、文章として飛ばしてしまっているということが、よくあるからです。
他人に読んでもらうことで、それを指摘してもらうことができます。
そして、添削指導を受けるコツがあります。
まず、良い指導者を見つけるということ。
もちろん、技術士がよいでしょう。そのなかでも、試験制度に詳しい人が良いでしょう。
とくに、平成31年度は試験制度が大きく変わりました。ですから、採点基準となっている「コンピテンシー」について、熟知している人を見つけてください。
つぎに、指摘された事項だけでなく、文章全般の改訂を繰り返すこと。
原稿によっては、コレもダメ、アレもダメ、コレは修正した方が良い・・・などと、場合によっては数十か所も、要修正箇所があります。
しかし、指導者は、その中からせいぜい十数箇所を指摘できるにすぎません。
ですから、指摘されなかった箇所であっても、カイゼンの余地がないか、よく検討することです。
そして、一番大事なことは、淡々と改訂すること。
一生懸命に書いた文章に、赤ペンを入れられると、なんだか自分が否定されたような気持ちになります。
ときに、指導者に対して、敵意が生まれたりします。しかし、指摘に、真摯に向き合い、改訂を続けることで、より良い原稿に生まれ変わります。
試験2か月前になり、いまから、実力が伸びます。頑張ってください。
2019年05月15日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の皆さん、こんにちは。
既に論文の勉強を始めている受験生が多くいらっしゃるようで、数多くの添削依頼を頂いております。
今回は、あえて効率の良くない勉強法について書いてみます。
実は自分も含め、受験生の皆様の中にも、
効率が悪い勉強方法を実践されている方が多くいます。
具体的に例を出してみましょう。
あまり望ましくない、勉強は以下の通りです。
1.問題集のときっ放し
2.テキストの斜め読み
3.過去問の点数に一喜一憂
4.ながら勉強
5.一つの問題に時間をかけすぎること(考えすぎること)
1.の問題集のときっ放しは、時間が無い方や、問題を解くだけで満足する人がやりがちは勉強です。
勉強は「理解→記憶→忘却」の繰り返しです。
漫然と問題集を解くだけでは「理解」と「記憶」はできません。
問題集を解く意義というのは、自分自身、何がわからないのか、何を誤解していたかを把握し、記憶するためです。
問題は時間を測り、素早く解くべきですが、
解説の読み込みには十分時間を確保し、明日本試験があっても、
その問題は確実に解けると自信を持って言えるくらいにその場で覚えるようにしてください。
(人間はそれでも忘れます。気にせず繰り返しあるのみです。
何度も何度もしつこく記憶したか人が合格につながります)
5.の一つの問題に時間をかけすぎるということも、
よくしがちな失敗です。
数字を思い出そうと努力したり、いちいち悩んだりすることです。
問題を一読して答えの筋道が見当たらなければスッパリ諦めてさっさと解答解説を見ましょう。
回答が無い場合は、回答を知っている人にどんどん聞きましょう。
「タイムイズマネー」とは良く言ったものです。
普段の時間を考えると、お金に換算することは難しいですが、
試験勉強となると話は別です。
技術士の資格試験は年に1度しかありません。
そこで不合格の結果をもらうと、
来年、再度受験する必要があります。
受験料もタダではありませんし、
数十時間~数百時間の受験勉強を再度行う必要があります。
ストレスも多いはずです。(私もそうでした。)
今年、絶対に合格するぞ!という意志を持ち、
効率的に勉強を進めてください。
少しばかりのお金にも自分への投資とお考えください。
浮いた時間でどんどん問題集を解き、繰り返しの頻度を上げていきましょう。
2019年05月21日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
自分にあった参考書というのは、技術士に限らず、資格試験の合格にはとても重要な要素となります。
まずは、自分の実力を測り、その実力に合った参考書を選択することが合格へつながる近道ということができます。
では、参考書はどのように選んだらよいのかということについて考えてみたいと思います。
実力を測る 過去問を眺めて聞いた言葉があるか?
技術士試験の過去問題は、技術士会のホームページからダウンロードすることができます。その内容を見て、問題文を理解することができるのかどうかをまずは確認しましょう。問題として問われていることすら何のことなのかわからない場合、その内容から勉強する必要があります。
例:燃料電池の電極に用いる材料を挙げよ
これは電気化学に関する内容で、電極の材料を問われているのですが、燃料電池は何なのか? それとも燃料電池の電極、負極正極どちらのことを言っているのか?というレベルによって、燃料電池の構造に関する内容から勉強したほうがいいのか、燃料電池の踏み込んだ内容を勉強する必要があるのかを判断する必要が出てきます。
この二者では、勉強を始めなければならないレベルが明らかに違います。そのため、燃料電池が何のことなのかわからないという人が、燃料電池の専門的な内容を書かれた参考書を使って試験勉強を行っても、何が何だかわからないという状況になります。
これだと決めたら参考書をやりきる
参考書は多くの出版社が販売していますが、参考書は一冊をやりきるといいでしょう。IPS細胞を発見した山中伸弥教授も「Vision & Hard work」と言ったように、この参考書だと決めたら、まずは徹底的にやりこんでみることが重要です。参考書を何冊も準備してかじりながら勉強するのはあまり効率的ではありません。
もともと参考書も、技術士試験の過去問題の出題範囲から書かれているものがほとんどですから、内容にそこまで違いはありません。
自分に合った参考書、理解しやすいかどうかが重要です。
先人たちの意見も重要
技術士試験に合格した先人たちが使いやすかった、わかりやすかったという参考書を使ってみるということも方法でしょう。
実際に技術士試験に合格している人の意見はやはり参考になると思います。
皆さんも自分に合った参考書で、効率的な勉強を進めてください。
2019年05月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士に限らず、効率の良い勉強方法の中には「アウトプットを意識する」というキーワードが必ずと言っていいほど出てきます。
技術士試験を受験する人は皆例外なく忙しい
技術士試験は多くが社会人として忙しく働いている人が受験します。
内容も決して容易なものではなく、論述式や口頭試験など試験としては高度な内容も含まれます。
しかし、高度な内容だからと言って、勉強できる時間が学生時代のようにほぼ無限にあるというわけではありません。
多くの人がこうした状況に陥った時に、試験を受験するのを諦めるという選択をします。
しかし、業務の都合上、どうしても技術士が必要だという人はそういった選択肢をとることができません。
そこでアウトプットが登場
こうした場合に、冒頭でお伝えした「アウトプットを意識する」ということが出てきます。
アウトプットとは、脳に貯めた知識を外部に出す行動です。
よくその内容をよく理解している人は、人に教えることができるといいます。
これは習得した知識をアウトプットしていることに他なりません。
人に教えるということは、自分で学んだ専門知識を予備知識のない他人に理解してもらうように伝えるということです。
このプロセスの中で重要なのは、専門知識を分かりやすい言葉で表現できるかという部分です。
これを行うためには、その専門知識について参考書の内容を一語一句伝えるのではなく、その内容を深く考え、理解する必要があります。
マークシート方式の試験などであれば、参考書の内容をそのまま頭に叩き込む手法も有効ですが、論述式試験や口頭試験となれば、それでは太刀打ちができません。
やはり、知識を人に説明するアウトプットがどうしても出てきます。
アウトプットを意識的に磨くには?
よく英語に関しても、英語を読んだり聞いたりするだけでなく、英会話を行うと英語も読んだり聞いたりすることも上達するといわれています。
多くの外国語は、その国に行くと何となく話せるようになり、読めるようにもなるのはアウトプットを意識した学習の効果であると言えます。
これと同じように、ある程度専門知識を習得したら、何か一つのテーマを決めてノートに論述式試験のように書いてみるとよいでしょう。
長い文章である必要はありません。少しずつアウトプットすることで知識の定着を図ることが狙いです。
忙しい社会人が受験する技術士試験ですので、効率的な勉強を心掛けたいものです。
2019年06月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
模擬試験をしている受験対策会社があります。模試は受けたほうが良いか?それは、費用があるのならば、受けると良いでしょう。
なぜなら、その時点での弱点があぶり出せるからです。
例えば、①専門的学識が足りずに、書きたいことが思うように書けなかったとか、②制限時間内に与えられた文字数を埋められず、数行を残してしまったとか、③各科目に適した書き方ができなかったとかです。
そのように、弱点が見つかれば、それを補強するように勉強するとよいのです。
模試は弱点を見つける絶好の機会なのです。
ですから、模試の点数にまったく一喜一憂するのは意味がありません。
さて、①専門的学識が足りない場合には、どうすればよいか。
現状よりも、もう一段深い記述ができる準備をしましょう。
そのためには、「具体例」と「数字」と「(技術進展などの)背景」を押さえると良いでしょう。
例えば、「地球温暖化には、緩和策と適応策がある」と書くよりも、「地球温暖化には、省エネ家電の普及促進等による緩和策と、高温耐性がある農作物育種等による適応策がある」と書いたほうが加点されるでしょう。
②制限時間内に書き切れなかった場合には、論文構成のための時間や、筆記時間の切り詰めを細部にわたって検討することです。
シャーペンや消しゴムといった文房具まで厳選することで、時間を生み出していきましょう。
③各科目に適した書き方ができなかった場合には、科目別に評価項目を確認しましょう。
必須科目Ⅰでは、専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーション、技術者倫理が試されています。
選択科目Ⅱ-1では、専門的学識とコミュニケーションが、Ⅱ-2では、専門的学識、マネジメント、コミュニケーション、リーダーシップが試されています。
選択科目Ⅲでは、専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーションが試されています。
ぜひ、効果的にPDCAサイクルを回して、合格圏内に入ってください。
2019年07月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
時間の余裕があれば、複数回、試験会場の下見に行くとよいでしょう。理由はいくつかありますが、当日の緊張が和らぐためです。
当日は、非日常です。すべてを、日常にすることはできませんが、一部分でも日常に変えてしまうことができれば、その一部分だけでも、平常心でいられます。
他の受験生は、非日常を味わっているにもかかわらず。
これは、意外と大きなアドバンテージです。
試験会場に、下見に行く慎重な人はあまり多くありません。
それを、2回、3回と行く人は、数%でしょう。そして、技術士試験の二次試験の合格率も数%です。
もしも、ななたが、試験会場の近くに住んでいるのならば、億劫に思わずに、下見に行くとよいでしょう。
さて、電車で行く場合のルートや時間をチェックするのは当然です。
電車が遅延した場合のタクシーの電話番号も2、3社分、メモをしておきます。
万が一の場合も、想定内にしておくのです。
試験会場に入れるのならば、トイレの場所を確認します。
試験会場になりそうな階だけでなく、少し離れた場所や、近くの飲食店も含めてです。
なぜなら、当日、とくに男性用トイレは、長蛇の列になるためです。
混み合いそうであれば、当日の飲み物も控え、利尿作用が強いコーヒーの摂取も考え直さないといけません。
鉛筆を忘れた、消しゴムを忘れた、に対応するために、近くのコンビニもチェックしておきましょう。
試験終了後には、選択科目Ⅲの復元解答を、できるだけ早めに書いたほうがよいでしょう。
近くの喫茶店やファミレスのチェックもお忘れなく。
2019年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師
令和元年度の技術士第二次試験問題が、技術士会HPにて公表されました。
ここでは建設部門の「必須科目Ⅰ」について、雑感を述べます。
2問題のうち1問題を選んで、答案用紙3枚以内にまとめる、という形式で出題されました。
Ⅰ-1は、「働き手が減少する中での生産性向上」がテーマでした。Ⅰ-2は、「国土強靭化」がテーマでした。
いずれも建設部門においては王道と言えるテーマであり、比較的取組み易かったのではないでしょうか。
いずれの問題文も、小問4つから構成されていました。
設問(1)は、課題の抽出と分析が求められています。
設問(2)は、設問(1)で挙げた課題から1つを取り上げて、課題の解決策を複数挙げることが求められています。
設問(3)は、設問(2)で提示した解決策に共通して生じ得る新たなリスクとそれへの対応が求められています。
設問(4)は、(1)から(3)を遂行する際に必要な要件を、技術者倫理、社会の持続可能性の観点から述べることが求められています。
設問(1)と(2)を見ると、「課題」は解決すべきものという位置付けになっています。
「平成31年度 技術士第二次試験実施大綱(以下、大綱とします)」では、「問題」が解決すべきもので、「課題」は遂行するものと読み取る
ことができ、今回の問題文とは整合していないように感じました。
私見ですが、問題文中の「課題」という言葉の使い方が曖昧ですので、「大綱」における問題・課題いずれを「課題」として扱っていても、
取り上げるテーマの方向性さえ合っていれば良いのだろうと考えます。
設問(3)では、個別の解決策で生じるリスクや対応ではなく、複数挙げた解決策に共通するリスクや対応が求められています。
どのような解決策を挙げるかで方向性は異なるかと思いますが、導入コストであるとか、安全管理等、総合技術監理部門における「5つの管理」
的な発想を持つことが必要と感じました。
設問(4)では、技術者倫理や社会の持続可能性が問われています。いずれも「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」に位置付けられ
ている内容です。
法令順守、公衆の安全・健康及び福利、社会・文化及び環境に対する影響予見等の視点での記述が求められていると感じました。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2016年11月11日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師
2枚、3枚論文では論文の構成が重要な要素です。問題で求めている事項を漏れなく記述する必要があります。そのためには、論文記述前に順番に行うべきことがあります。
最初は、この問題が出題された背景を考えることです。なぜこの問題が出題されたのか、出題者はどんなことを考えているのか等です。我が国では社会資本の老朽化の時代に入り、財政が厳しい中でどのように社会資本を維持すべきか、高齢化社会の影響を踏まえてどんな対策が必要なのか、高度成長期に急速に整備・普及した工業製品の安全性の確保をいかに担保するか等、出題の背景を考えることが必要です。論文の最初に「はじめに」の項目を設け、そこに背景等を3行程度記述するようにします。
次に、出題の順番に項目を書きだすことです。大項目、中項目、小項目等を書き出します。項目を書き出したら、それぞれの項目にキーワードを書き出します。キーワードは専門用語、日常用語等連想ゲームのように書き出します。同じキーワードが複数の項目に記述されてもよいです。この時、項目の関連性に注意して論理的な構成になるようにキーワードを抽出します。
次は、項目ごとに文章の量を割り付けます。項目ごとに何行記述するか目安をつけます。1枚25行なので、3枚で75行。そのうち「はじめに」で項目と文章で4行とします。残りを割り付けます。文章の量に偏りがないようにするのが目的です。
それから記述します。記述は短文で主語、目的語等5W1H明確にに記述します。論文の最後は、「おわりに」の項目を設けて文章の量を調整します。おわりにでは技術者としての決意等を記述します。最後は「以上」と必ず記述します。
論文作成の順番は概ね以上のようです。キーワードを抽出しながら、項目を変更したり追加したりする場合があります。いきなり論文を記述することは絶対してはいけません。
2016年11月22日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
1.業務経歴票
業務経歴票は口頭試験時に使われます。技術士にふさわしい業務が書けていれば、口頭試験が容易になります。技術士に相応しいか疑われたら、厳しい口頭試験になります。最近の試験制度に熟知した技術士に添削してもらうのが賢明です。
2.業務経歴票の添削
私は環境部門のときは、対策会社に数万円払って、添削してもらいました。 総監部門のときは、総監技術士に7回も添削してもらいました。 おかげで、どちらも口頭試験で苦労しませんでした。添削してもらっていない場合は、とくに要注意です。
3.空白の経歴
口頭試験で、私の場合、「大学院修了から現所属先に就職するまでの5年間は何をしていましたか」と聞かれました。 「NPOでフィールド研究をして、その傍らで大学の非常勤講師などをしていました。」と答えました。 「十分な経歴をお持ちということですね。」と試験官はおっしゃいました。 上手に答えることで、経歴欄の空白期間は、必ずしもマイナス点になるとは限りません。
4.誤字脱字
誤字脱字があると、不注意な人に思われます。当然、誤字等はないほうが良いですが、致命的ではないです。一方、経歴票720字の「型」を守ってないのは致命的です。
5.業務経歴票の写真
駅のスピード写真でなく、写真屋でキレイに仕上げてもらった方が良いです。口頭試験の時に、試験官の手元資料となります。仕上がりが悪い写真を提出した人のほうが、仕上がりが良い写真を提出した人よりも、評価されることは、常識的にありません。あまり、見栄えが良い写真じゃなかった場合は、当日、素敵な表情で、写真と現物のギャップを見せつけましょう。
6.学習高原
勉強をして、頭打ちになることがよくあります。伸び悩みです。気にせず、習慣として、勉強します。そうすれば合格率が上がります。少なくとも下がりません。口頭試験の練習でも、伸び悩みがあるでしょう。気にせず、練習します。
7.いきなり間違えた思い出
(私)受験番号 ×○▲の まさふみです。
(試験官)受験番号×○■の まさふみさんじゃないですか。
(私)はい、間違えました!
受験生の皆さん、長い受験生活も、もう少し。がんばってください。
2016年12月04日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師
技術士試験では考え方を示すことが必要です。そのため、設問で求められて無い事項でも考え方を示すために積極的に記述する必要があります。
例えば、○○の原因を2つ挙げ原因を特定するための調査項目を示せ との設問では、○○のメカニズムを記述せよとは求めていません。しかし、原因とその特定のための調査項目を説明するためには、○○のメカニズムを説明しなければ論理的なつながりが損なわれます。つまり、設問が求めている原因と調査項目を記述しても、その関連性が分かりません。関連性(論理的つながり)を説明するためには、メカニズムを説明しておく必要があります。
設問が求めている事項は漏れなく記述する必要があります。それに加え、論理的つながりを円滑に説明するために必要な事項を記述することが重要です。論理的つながりに欠けると、論理が飛躍してしまいます。飛躍は減点対象です。専門知識は十分備えているのに、飛躍してしまっての減点ではもったいないです。
そのためには、設問が求めている事項を整理して、大・中・小項目を作った上で、論理的飛躍が生じないためには、さらにどの様な事項を追加すべきか考えて、その項目を追加することです。
実際の試験では問題用紙の余白にメモ書きすることになりますが、普段から項目の整理・追加を実践してください。設問は出題者とのコミニュケーションです。出題者の意図を意識しつつ項目を作成してください。
さらに言えば、技術士には技術的専門事項を一般の人に分かりやすく説明する能力が求められます。一度読めば分かるような記述でなければなりません。読み返さなければ理解できない記述では不合格です。論理展開に飛躍がなく、読めば分かる記述が必要です。くどいですが、何をしたかではなく、どの様に考えたか を示すことが最も重要です。
2016年12月13日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
口頭試験が終われば、やれやれと、羽を伸ばすぞ、と意気込まれていたでしょう。
事実、口頭試験終了後の解放感は、なんとも言えない心地の良いものです。
それは、一次試験、経歴票の提出、筆記試験、口頭試験と、最短でも4つのポイントをくぐった末に手にした解放感だからです。
しかし、口頭試験が終わったにもかかわらず、この記事を読まれているという場合。
3月の合格発表の結果がどうであれ、来年も技術士試験を受ける、と決めてみてはいかがでしょうか。
技術士試験の対策をするなかで、技術士に相応しい「継続研鑽」をする習慣がついた可能性が高いからです。
残念ながら、不合格ならば、いまの段階から情報収集をして、技術士試験で試される能力が何かを知ることができれば、より適した経歴票を用意できるはずです。
また、筆記試験で、どのような書き方をすればよいかわかるはずです。そうすれば、今年よりも合格率を上げることができるでしょう。
見事、合格ならば、今年の経験をもとに、より労少なく二部門目を狙えるでしょう。二部門目は、今年受けた科目に近いところにするか、総合技術監理部門にするか、のどちらかです。
総合技術監理部門は、それ以外の20部門とはまったく違う考え方が必要です。そこに注意しなければいけません。
もう1つ別の道として、違う技術系の試験を受けてみるというのも良いでしょう。
余熱を活かす。いったん冷めてしまうと、また熱くするのにエネルギーがかかりますから。
2016年12月19日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
総合技術監理部門では、5つの管理技術を使いこなせることが求められます。
つまり、経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理です。
このうち、経済性管理では、さらに品質管理、コスト管理、納期管理の3つに分かれます。
使いこなせるとは、5つの管理のトレードオフを見きわめ、バランスよく経営資源を分配できるということです。
経営資源とは、ヒト、モノ、カネ、情報の4つのリソースです。
「品質」は、「コスト」もしくは「納期」との相性がとても悪く、技術革新が起こらないと、両立しません。
品質を高めようとすれば、コストがかかります。品質を高めようとすれば、納期が延びてしまいます。
コストを削減して、品質検査の回数を少なくすれば、不良率が高まります。
納期を前倒しすれば、過重労働によるポカミスが増え、製品の仕上がりが粗くなります。
コスト削減や納期前倒しの影響は、経済性管理のQCD(品質、コスト、納期)のトレードオフだけにとどまりません。
無理な納期前倒しをすれば、過重労働による労働者の健康状態の低下を引き起こし、モチベーションの低下や労働トラブルを生じさせるリスクが高まります。そのような状態では、上司部下や同僚同士のコミュニケーションがうまくいかなくなります。適切な分掌や情報伝達ができなければ、環境配慮どころの話ではなくなり、収益性は落ちて、企業ブランドを低下させます。
つまり、無計画な経済性管理の納期前倒し(↓)が、安全管理(↓)に影響を与え、人的資源管理(↓)面や、情報管理(↓)面にも波及し、社会環境管理(↓)や経済性管理のコスト(↓)を引き起こし、もっとも大切にしたかった品質(↓)を下げてしまう事態を引き起こします。
このような「風吹けば、桶屋が儲かる」式の連鎖を想像し、全体バランスを考えながら、リスクをいかに抑え込むかを日々の生活の中でも思いめぐらすことが、総監マインドを身につけるコツと言えそうです。
2017年01月22日 作成 / 執筆:スマート技術員講師
平成28年度の口頭試験も終了した模様です。
口頭試験に臨んだ方はお疲れさまでした。3月の合格を祈念しております。
口頭試験を受験した方の受験記録を確認すると、最近は業務詳細(720字)の「説明」を求める機会が減ってきているようです。
以前だと「業務詳細の内容を3分程度で説明してください」から口頭試験が本格的にスタートすることが多かったのですが、最近は
・試験官は業務詳細をしっかり読み込んで臨んでいる
・受験者はしっかりとした業務詳細を作成している
・時間的にロスしてしまい受験者に不利になる
以上の理由が原因かわかりませんが、質問だけで業務詳細が終わっているようです。
代わりに、その他の経歴を細かく確認し評価しているようです。
この傾向は平成29年度にも続くと思われます。
よって平成29年度対策としては
・業務詳細をしっかり練りあげて完璧なものにする。
・業務詳細以外の経歴もしっかり熟考する。
が必要と考えられます。
受験生にとって4月の時点ではなかなか本腰の人は少ないですが、この出願対策を怠ると口頭試験で泣くことになります。
「昨年、自分で作成したから大丈夫」
「筆記試験が合格してから考える」
では手遅れになります。
来年の3月に栄光を手に入れたいのなら、今すぐに行動することをお勧めします。
2017年02月06日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
技術士試験の勉強をしていて、集中力が保てず、学習が進まないと困った経験はありませんか?
技術士試験を取り組む人の多くは仕事をしながら、家に帰ってからの貴重な時間を使って学習しています。
ですので、限られた時間を有効に活用するためにも、効率的な学習法を覚えておくことをオススメします。
仕事前や仕事終わりの1〜2時間を最大限の集中力で勉強するためにポモドーロテクニックを試してみましょう。
ポモドーロテクニックはフランチェスコ・シリロという研究者が提唱する、タイマーを使った学習法です。人間の集中力はあまり長時間つづかないと言われますが、短時間だけ集中して課題に取り組むことで長時間集中ができないという脳の弱点をカバーしています。
ポモドーロテクニックの要点は以下の5ポイントです。
1.取り組むべき課題を選びます。
2.タイマーを25分にセットします。
3.タイマーが鳴るまで課題に集中します。
4.数分間の軽い休憩をとります。
5.1から4を4セット終えたら30分程度の休憩をとります。
大切なことは25分間のタイマーをセットしている間は電話やSNSの通知に目を向けないということです。勉強をしていても、ついテレビが気になってしまったり、スマホを触りたくなってしまった経験がある人も多いはずです。25分間だけ集中したあとの休憩時間であればスマホに触ってもよいので、勉強している間はすべての通知を無視して学習に取り組みましょう。
休憩を含むと1セット30分程度ですが、4セット(120分程度)つづけたら20分から30分程度の休憩をとって脳を休ませてあげると次の学習も集中しやすいとされています。平日の仕事が終わった後の2時間を使って勉強するときでも、休日で半日ほど勉強ができるときでも導入できるのがいいですよね。
集中力が持続できず学習環境を改善したいと思っているときはポモドーロテクニックを活用してみてくださいね。
2017年02月08日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
「この範囲、勉強したはずなのに答えがぜんぜん思い出せない」と自分の記憶力を責めたくなった経験はありませんか?
自分の記憶力を疑いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、脳はそもそも忘れやすくできているので安心してください。脳が重要ではないと判断した情報はすぐに忘れてしまいます。
逆に考えてみると、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができれば記憶に定着するということもできます。
そこで効率よく情報を暗記するために「エビングハウスの忘却曲線」を活用しましょう。
忘却曲線とは脳が情報を忘れるまでの経過を記録したもので、ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱したものが有名です。彼の研究結果によると、情報を最初にインプットした20分後から忘却ははじまります。20分後と1時間後では情報を定着を再度するまでに時間はあまりかかりませんが、1日経過すると情報を覚えなおすには最初に学習した時間の7割程度を費やさなくてはいけません。
たとえば、60分かけて学習した内容を翌日に再度カンペキに暗記するためには44分かけなくてはいけません。ですが、学習をはじめた1時間後に復習をすれば34分あれば記憶にもう一度定着させられます。
最も情報が忘れられやすいタイミングは最初の24時間です。ですので、最初に暗記をはじめた1時間後と24時間後には復習を欠かさないようにしましょう。その後は3日後、1週間後と復習をつづけていけば徐々に記憶が確かなものになっていきます。
脳が情報を忘れていく忘却曲線というタイミングを理解して、効果的に暗記の学習をしていきましょう。
2017年02月09日 作成 / 執筆:スマート技術員講師
もうすぐ合格発表ですね。
仕事に集中できない人もいると思います。
一般部門で合格したら次は・・・と考えている人もいるでしょう。
2部門目を、または総監部門を受験することになるでしょう。
総監部門を受験するにあたって重要となるのが「技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)」(通称 青本)だと思います。
この本は日本技術士会から購入することになりますが、すでに在庫切れになっているのをご存知でしょうか。(日本技術士会HPに記載しています)
合格したら入手しようと考えている人はどうしたらいいんでしょうかね~
ちなみに第3版を出版する予定はなく、各省庁HPから最新情報を入手してほしいというのが日本技術士会の本音みたいです。
社内等の既総監技術士から譲ってもらうか、市販の参考書を利用するしか方法はないようです。
市販の参考書の方が最新の情報が記載されているようなのでお勧めだとは思うのですが・・・
最近の技術士分科会(文部科学省)の記事を読んでも、総監に対する今後の対応・方向性は悩み中に感じますからね。
総監の考えが変わり、試験制度が変更する前に合格するほうが得策かもしれません。