2017年12月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
睡眠時間はたっぷりとっているはずなのに、なぜか日中に眠くなってしまいませんか?睡眠時間が十分にとれているのに、眠りたりないと感じるのは、熟睡ができていないからかもしれません。
睡眠に必要な時間は人によってさまざまです。3時間も眠ればスッキリと起きられる人もいれば、10時間は眠らないと寝たりないという人もいます。睡眠が人間の脳に与える影響は研究途中ということもあり、睡眠にまつわる本はいまだに出版が続いています。最近の研究では、最適な睡眠時間の改善は難しいと考えられており、いままで10時間の睡眠がちょうどよかった人が3時間睡眠に切り替えるのは適切ではないとされています。
その上でぜひ覚えておいてほしいことは、睡眠時間は長ければいいとは言えないことです。たくさん眠れば頭がスッキリするわけではありません。なぜなら、熟睡している状態での睡眠が大切だからです。睡眠時間はきちんと取っているのに眠気が残る場合は、睡眠の深さが十分ではない可能性を疑ってみましょう。
睡眠の深さを改善するためには、寝る前の習慣を見直すことが大切です。まず、スマホです。スマホなどから発せられている「ブルーライト」と呼ばれる明かりは脳を目覚めさせてしまうため、就寝前には最適ではありません。できるだけ避けましょう。カフェインやアルコールの過剰摂取も睡眠を浅くする原因になるので、気をつけてください。
それだけでなく、軽度のフットワークを入れるとよりよい睡眠をとることができます。夕方の18時や19時ごろに、ジョギングやウォーキングなどの軽い運動を取り入れてみましょう。適度な疲労感はよりよい睡眠をつくります。
昼間、眠くなってしまう場合は就寝前の過ごし方を見直してみましょう。ちょっとした工夫が、よりよい睡眠をつくります。
2018年03月09日 作成 / 執筆:kody講師
日本技術士会が公表した平成29年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成29年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。
【総合技術管理部門を除く部門】
部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数 合格率
◆機械部門
機械設計 78人 60人 76.9%
材料力学 58人 40人 69.0%
機械力学・制御 24人 14人 58.3%
動力エネルギー 25人 21人 84.0%
熱工学 24人 23人 95.8%
流体工学 24人 21人 87.5%
加工・ファクトリー~ 38人 31人 81.6%
交通・物流機械及び~ 28人 20人 71.4%
ロボット 7人 4人 57.1%
情報・精密機器 10人 9人 90.0%
◆船舶・海洋部門
船舶 2人 2人 100.0%
海洋空間利用 4人 4人 100.0%
舶用機器 0人 0人 0.0%
◆航空・宇宙部門
機体システム 10人 7人 70.0%
航行援助施設 4人 4人 100.0%
宇宙環境利用 2人 2人 100.0%
◆電気電子部門
発送配変電 21人 21人 100.0%
電気応用 23人 23人 100.0%
電子応用 38人 38人 100.0%
情報通信 57人 47人 82.5%
電気設備 96人 93人 96.9%
◆化学部門
セラミックス及び~ 11人 11人 100.0%
有機化学製品 9人 9人 100.0%
燃料及び潤滑油 1人 1人 100.0%
高分子製品 10人 10人 100.0%
化学装置及び設備 6人 6人 100.0%
◆繊維部門
紡糸・加工糸の方法~ 3人 3人 100.0%
紡績及び製布 3人 3人 100.0%
繊維加工 3人 3人 100.0%
繊維二次製品の製造~ 5人 5人 100.0%
◆金属部門
鉄鋼生産システム 0人 0人 0.0%
非鉄生産システム 0人 0人 0.0%
金属材料 14人 13人 92.9%
表面技術 17人 17人 100.0%
金属加工 22人 20人 90.9%
◆資源工学部門
固体資源の開発及び~ 1人 0人 0.0%
流体資源の開発及び~ 1人 1人 100.0%
資源循環及び環境 3人 3人 100.0%
◆建設部門
土質及び基礎 194人 176人 90.7%
鋼構造及びコンク~ 248人 215人 86.7%
都市及び地方計画 167人 159人 95.2%
河川、砂防及び~ 273人 261人 95.6%
港湾及び空港 64人 58人 90.6%
電力土木 23人 17人 73.9%
道路 446人 409人 91.7%
鉄道 80人 74人 92.5%
トンネル 81人 73人 90.1%
施工計画、施工設備~ 271人 252人 93.0%
建設環境 124人 107人 86.3%
◆上下水道部門
上下水道及び工業用~ 82人 63人 76.8%
下水道 122人 115人 94.3%
水道環境 3人 2人 66.7%
◆衛生工学部門
大気管理 4人 4人 100.0%
水質管理 1人 1人 100.0%
廃棄物管理 19人 18人 94.7%
空気調和 17人 12人 70.6%
建築環境 9人 7人 77.8%
◆農業部門
畜産 2人 2人 100.0%
農芸化学 11人 11人 100.0%
農業土木 81人 77人 95.1%
農業及び蚕糸 11人 6人 54.5%
農村地域計画 11人 11人 100.0%
農村環境 8人 7人 87.5%
植物保護 12人 9人 75.0%
◆森林部門
林業 10人 8人 80.0%
森林土木 38人 35人 92.1%
林産 13人 13人 100.0%
森林環境 10人 10人 100.0%
◆水産部門
漁業及び増養殖 3人 3人 100.0%
水産加工 2人 1人 50.0%
水産土木 9人 8人 88.9%
水産水域環境 12人 10人 83.3%
◆経営工学部門
生産マネジメント 42人 36人 85.7%
サービスマネジメント 22人 22人 100.0%
ロジスティクス 5人 5人 100.0%
数理・情報 3人 3人 100.0%
金融工学 0人 0人 0.0%
◆情報工学部門
コンピュータ工学 9人 9人 100.0%
ソフトウェア工学 12人 10人 83.3%
情報システム~ 9人 9人 100.0%
情報ネットワーク 16人 11人 68.8%
◆応用理学部門
物理及び化学 14人 11人 78.6%
地球物理及び地球化学 10人 10人 100.0%
地質 61人 46人 75.4%
◆生物工学部門
細胞遺伝子工学 6人 5人 83.3%
生物化学工学 14人 13人 92.9%
生物環境工学 3人 3人 100.0%
◆環境部門
環境保全計画 30人 30人 100.0%
環境測定 32人 26人 81.3%
自然環境保全 49人 45人 91.8%
環境影響評価 25人 20人 80.0%
◆原子力・放射線部門
原子炉の設計~ 6人 5人 83.3%
原子炉の運転~ 3人 3人 100.0%
核燃料サイクルの技術 5人 5人 100.0%
放射線利用 2人 2人 100.0%
放射線防護 8人 7人 87.5%
【総合技術管理部門】
部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数 合格率
◆機械
機械設計 4人 4人 100.0%
材料力学 2人 2人 100.0%
機械力学・制御 0人 0人 0.0%
動力エネルギー 1人 1人 100.0%
熱工学 0人 0人 0.0%
流体工学 1人 1人 100.0%
加工・ファクトリー~ 2人 2人 100.0%
交通・物流機械及び~ 7人 2人 100.0%
ロボット 0人 0人 0.0%
情報・精密機器 0人 0人 0.0%
◆船舶・海洋
船舶 0人 0人 0.0%
海洋空間利用 1人 1人 100.0%
舶用機器 0人 0人 0.0%
◆航空・宇宙
機体システム 0人 0人 0.0%
航行援助施設 0人 0人 0.0%
宇宙環境利用 1人 1人 100.0%
◆電気電子
発送配変電 3人 2人 66.7%
電気応用 3人 3人 100.0%
電子応用 3人 3人 100.0%
情報通信 6人 6人 100.0%
電気設備 3人 3人 100.0%
◆化学
セラミックス及び~ 0人 0人 0.0%
有機化学製品 1人 1人 100.0%
燃料及び潤滑油 0人 0人 0.0%
高分子製品 2人 2人 100.0%
化学装置及び設備 0人 0人 0.0%
◆繊維
紡糸・加工糸の方法~ 0人 0人 0.0%
紡績及び製布 0人 0人 0.0%
繊維加工 0人 0人 0.0%
繊維二次製品の製造~ 0人 0人 0.0%
◆金属
鉄鋼生産システム 0人 0人 0.0%
非鉄生産システム 0人 0人 0.0%
金属材料 2人 2人 100.0%
表面技術 1人 1人 100.0%
金属加工 0人 0人 0.0%
◆資源工学
固体資源の開発及び~ 0人 0人 0.0%
流体資源の開発及び~ 0人 0人 0.0%
資源循環及び環境 0人 0人 0.0%
◆建設
土質及び基礎 17人 16人 94.1%
鋼構造及びコンク~ 37人 34人 91.9%
都市及び地方計画 17人 17人 100.0%
河川、砂防及び~ 30人 29人 96.7%
港湾及び空港 3人 3人 100.0%
電力土木 3人 3人 100.0%
道路 37人 33人 89.2%
鉄道 13人 12人 92.3%
トンネル 3人 3人 100.0%
施工計画、施工設備~ 27人 24人 88.9%
建設環境 13人 13人 100.0%
◆上下水道
上下水道及び工業用~ 22人 22人 100.0%
下水道 16人 16人 100.0%
水道環境 1人 1人 100.0%
◆衛生工学
大気管理 0人 0人 0.0%
水質管理 1人 1人 100.0%
廃棄物管理 6人 6人 100.0%
空気調和 3人 3人 100.0%
建築環境 1人 1人 100.0%
◆農業
畜産 0人 0人 0.0%
農芸化学 0人 0人 0.0%
農業土木 7人 7人 100.0%
農業及び蚕糸 0人 0人 0.0%
農村地域計画 1人 1人 100.0%
農村環境 0人 0人 0.0%
植物保護 0人 0人 0.0%
◆森林
林業 1人 1人 100.0%
森林土木 0人 0人 0.0%
林産 1人 1人 100.0%
森林環境 1人 1人 100.0%
◆水産
漁業及び増養殖 0人 0人 0.0%
水産加工 0人 0人 0.0%
水産土木 1人 1人 100.0%
水産水域環境 0人 0人 0.0%
◆経営工学
生産マネジメント 6人 5人 83.3%
サービスマネジメント 1人 1人 100.0%
ロジスティクス 2人 2人 100.0%
数理・情報 0人 0人 0.0%
金融工学 0人 0人 0.0%
◆情報工学
コンピュータ工学 0人 0人 0.0%
ソフトウェア工学 3人 3人 100.0%
情報システム~ 6人 6人 100.0%
情報ネットワーク 1人 1人 100.0%
◆応用理学
物理及び化学 1人 1人 100.0%
地球物理及び地球化学 1人 1人 100.0%
地質 7人 7人 100.0%
◆生物工学
細胞遺伝子工学 2人 2人 100.0%
生物化学工学 0人 0人 0.0%
生物環境工学 0人 0人 0.0%
◆環境
環境保全計画 2人 2人 100.0%
環境測定 0人 0人 0.0%
自然環境保全 1人 1人 100.0%
環境影響評価 1人 1人 100.0%
◆原子力・放射線
原子炉の設計~ 0人 0人 0.0%
原子炉の運転~ 1人 1人 100.0%
核燃料サイクルの技術 1人 1人 100.0%
放射線利用 2人 1人 50.0%
放射線防護 0人 0人 0.0%
平成28年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成28年度口頭試験合格率/
平成27年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成27年度口頭試験合格率/
平成26年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成26年度口頭試験合格率/
2018年03月12日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師
技術士二次試験に見事合格された方
おめでとうございます。これも日頃のあなたの努力が実ったものです。
そして、同時にあなたを応援してくれた先輩、同僚、そして家族・友人
に恵まれたのもあなたの人徳です。喜びを満喫しましょう。そして、
落ち着いたら、次を目指しましょう。狙うは連続合格です。受験の
熱が冷めないうちに、受験のノウハウを掴みかけたこの時期に連続して
受験して、合格して、その実力を確実なものに磨き上げましょう。
今回の受験で残念だった方
今回の口頭試験の結果を見ると、筆記試験が難しく合格率の低いところ
は比較的口頭試験はパスしてくれるけど、筆記試験の合格者が想定以上に
多いところは結構厳しくチェックしている傾向を感じます。したがって、
やはりまずは自力を高めることです。もしくは、実力も経験もあるけど
技術士試験に対する取り組みのコツがまだ見えていないだけかもしれない。
前者の場合でも、後者の場合でも、まず大切なことは知らないことを知る
ことではないでしょうか?知ったつもりでいるのが最もよくないです。
なぜいけないのかというと、知ったつもりでいると、それ以上調べたり
深く考えたりしないからです。なので、まずは自分は何を知っていて、
何を知らないかを謙虚にそしてシビアに振り返りましょう。そして、
技術士としてマスターすべき専門分野のキーワードの中でよく分からない
ものをリストアップして、技術ノートにまとめていきましょう。技術ノート
をまとめていると、さらに分からないことが出てきます。分からないことが
わかると、次々に興味が広がり、疑問が深まり、それをどんどん紐解いて
いるうちに実力がアップしていくのです。また、知識は1対1の関係で理解
するようもN対Nの関係で、いろんなものがいろんな側面で関係しあって
いることを理解することでさらに深く理解できます。それがプロだと
思います。
今回、合格した人も、残念だった人も、2018年度は現行の試験パターンで
受験できる多分最後の年度です。是非そのチャンスを生かして栄冠を勝ち
とってほしいと思います。
頑張ってください!2018年度の合格を祈念します。
以上
2018年06月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士試験は試験範囲が多岐に渡り、記述や口頭試験など資格試験の中でも高度な内容を求められる難関資格です。
毎日の努力が重要な価値を生むことは言うまでもありませんが、努力ばかりで、先が見えない道が遠く伸びていて、途方に暮れてしまう人も多いのではと思います。
そこで今回は、継続的に努力をしてきた人たちの真理を突いた名言をご紹介します。
努力が馬鹿馬鹿しくなってしまう時にこの言葉を思い出して頑張ってみてください。
失敗したところでやめてしまうから失敗になる。
成功するところまで続ければそれは成功になる。
(松下幸之助)
説明しなくても分かるかと思いますが、松下電器を創設した松下幸之助の言葉です。
産業界のみならず松下政経塾の創設など政界も含めて多くの実績を残した偉人といってもよいでしょう。
その実績に至る過程には多くの失敗があったことは想像に難くありません。
失敗したところでやめてしまうから失敗ということになるのです。成功するまで続けるからこそ成功になるということがこの言葉から見ることができます。
技術士試験でも、失敗や難しすぎて解けない問題なども多く目に前に出てきて、途中でやめてしまいたいと考えることもあるでしょう。
技術士が本当に欲しいのであれば、合格するまで努力をし続けるという覚悟が必要であるとこの言葉から言えます。
世の人は我をなんとも言わば言え、我が成すべきことは我のみぞ知る。
(坂本竜馬)
技術士の勉強を続けていると、様々な雑音が入ってくるということが分かります。
多くの意見は「技術士を取得しても意味をない」「実務で役に立たない」といったものでしょう。
しかし、技術士資格を必要としているのは誰でもない自分なんだということを再認識しましょう。
こうした意見は多くの資格試験でも言われており、技術士に限った話ではありません。技術士の資格を活用し、自分の道を切り開くというのであれば、そういった雑音に耳を傾けるのではなく、自分なりのプランで努力を続けましょう。
2018年07月07日 作成 / 執筆:技術屋NR講師
筆記試験まであと1週間となりました。
受験される皆さん、勉強は計画通りに進みましたか。
計画通りに勉強できなかったので、受験やめようかと思っておられる方も
おられるかもしれませんが、諦めずに受験して下さい。
今更焦ってもしかたないので、現在できることをすればよいと思います。
手書きの練習を全然されていない方は、手書きの練習をして下さい。
1週間、手書きの練習をするのとしないのでは雲泥の差です。
手書きの練習は十分されている方は、ノートの見直しをメインに
1週間過ごされたらよいと思います。
この1週間に見直したところがきっと出題されます。
そう思うと、ちょっとの時間でもノートの見直しができますよね。
最後に、アドバイスを一つ...
とにかく、自信を持って回答して下さい。
あなたがどう考えて、どのような解決策を出すかが重要で、
「一般的には・・・」ということはあまり意識しなくてよいと思います。
筆記試験Ⅲの回答について口答試験で聞かれることがあります。
その時、「私はこのように考え、このような解決策を考えました」
というストーリーが言えるような回答にすればよいのです。
その解決策が一般的なものでなくても、貴方が今までの経験から
そうすべきと思う通りに書けばよいのです。
とにかく、自信を持って回答して下さい。
ご健闘をお祈り致します。
2018年07月12日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師
三幕構成とは、ストーリーを3つのパートに分けて考える方法だ。
つまり、最初の幕では、主張したいことを明確に宣言し、読者(試験官)にもそうそうと共感できるようにする。第二幕は、その主張に対する各種課題を示す。メリットもあるけど、こんなデメリットもある。こんな注意点もあることを説明し、読者(試験官)がこれに感情移入できるようにする。なんとか解決する方法はないものかとやきもきさせる。そして、第三幕で、これらの課題に対する解決策を鮮やかに提案する。
日本では、論文の構成といえば起承転結が有名だ。特にこれを否定はしない。これはこれで使える。しかし、技術士の問題では、あるキーワードの特徴を説明し、その課題を説明し、その解決策を示せというパターンが多い。まさに三幕構成だ。
来週16日は、技術士二次試験の筆記試験だ。読者(試験官)の興味を引きつけて、ワクワクさせながら、最後はクライマックスでハッピーエンド。そんな風に展開する技を活用することができれば、読者(試験官)も満足(=合格!)するのではないでしょうか?
見事に栄冠を勝ち取るまで最後まで頑張りましょう。粘りましょう。あがきましょう。
2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅡ-2-1に関する記述です。
Ⅱ-2-1は主として河川や砂防に関連する問題でした。
平成29年7月の九州北部豪雨での筑後川右岸流域での被害、という非常に具体的な災害を踏まえての問いです
ので、この災害に関する知識がなければ記述することはかなり難しいと考えます。
問われているのは以下の2点です。
①災害の主な特徴と技術的な課題をそれぞれ2つ以上
②課題2つについて、具体的な対策と対策実施上の留意点
まず①についてです。
「線状降水帯の形成に伴う長時間かつ高強度の豪雨」という災害発生誘因と、「大量の流木による被害」の2点
については必ず触れるべきです。
線状降水帯による豪雨を特徴として挙げるのであれば、発生予測が困難な線状降水帯をいかにして把握するか、
というようなことが課題として考えられます。
流木被害を特徴として挙げるのであれば、大量の流木発生をいかにして抑制するか、あるいは流木災害の被害を
いかにして軽減するか、というようなことが課題として考えられます。
次に②についてです。
課題2つに対して、具体的な対策方法と実施上の留意点を述べます。
例えば線状降水帯の把握であれば、XRAINの活用等が具体的な対策方法として考えられます。また、流木被害の
軽減に関しては、砂防分野であれば流木捕捉機能が高い部分透過型(あるいは透過型)堰堤の採用等が具体的な
対策方法として考えられます。
こういった具体的な対策方法に併せて、実施上の留意点を述べます。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年11月11日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師
はじめに
今回の筆記試験は厳しかったですね。その難関を突破された皆様にとっては口頭試験は最後の関門です。近年筆記試験の合格率の低下と同時に口頭試験の合格率が上昇しています。しかし、油断は禁物です。やはり1割はカットされる可能性があります。その1割に入らない戦略で行くのか、合格の5割に入るための戦略で行くのか、合格の上位に入る戦略で行くのか。決めるのはあなたです。
不合格の1割に入らないための戦略
必須科目は選択式の問題で60%以上の正解率が合格基準です。記述式の問題IIと問題IIIの点数は、A判定は60%以上、B判定は40-60%、そしてC判定は40%未満だ。問題IIか問題IIIかのいずれかがB判定でも、トータルで60%以上の場合の総合判定はAとなります。しかし、選択問題の評価がA/BやB/Aの方は要注意だ。特に、口頭試験では、課題解決能力を問う問題IIIも口頭試験の試験官の面接材料として配布されます。したがって、もし判定にBがあれば、なぜ評価がBだったのかをしっかりと反省する必要があります。技術士の資質として、「フォローする」という能力が問われています。このため、口頭試験でのツッコミは必然的に厳しくなることを覚悟すべきです。これに対応するには、やはり入念な準備をするしかありません。
合格の5割に入るための戦略
要は合格者の平均像を目指すということです。現在のパターンは平成25年度から6年目ですので、口頭試験の傾向と対策もオーソドックスな質問を50問程度は用意して、それへの回答を用意することが大事です。模擬面接を最低でも3回程度は実施して、想定問答の見直しをすることです。忙しい日常の中でも、時間を捻出して、致命的なミスをしなければ、合格するでしょう。
合格の上位に入るための戦略
記述問題がA/Aの人は、単に合格するだけではなく、今後の後輩の規範になるような受験姿勢と受験勉強をしっかりとしてほしい。想定問題も100個程度は用意し、模擬面接も4-5回を目指そう。もしくは、用意した想定問答をスマホに録音して、隙間時間に何度も何度も繰り返し聴きましょう。何度も自分の問答の様子を聞いていると、ちょっと流れが悪いなあとか、冗長だなあとか、説明がロジカルではないなあとか気づくことがあります。ぜひ、自分自身で一人ツッコミをして、問答内容をブラッシュアップしてほしい。
さらなるスキルアップの方法を以下に列挙したいと思います。
1) 人の評価は最初の3つの印象でほぼ決まります
技術士にふさわしいと試験官に感じてもらえることが重要です。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱するメラビアンの法則によると人は目から入る情報が55%、耳から入る情報が38%、そして話している内容はわずか7%です。また、スリーセット理論によると、人は最初の印象と二回目の印象と、三回目の印象でほぼ決まります。口頭試験で言えば、書類による印象と入室時の見た印象と、受験者が話す声の印象で受験者の印象=評価はほぼ決まります。入室時の身なりや動き、そして、受験番号や名前を述べた時には、試験官の印象がほぼ決まっていることをよく理解すべきです。
2)口頭試験は加点主義
口頭試験の試験官は、筆記試験であなたの答案を見て合格と判断してくれた人です。つまり、あなたを合格させようとしている。その期待に沿った努力をすることは当然の責務です。しかし、本番の口頭試験では、回答に困るような質問や、回答しにくい質問、質問の意味がよくわからない質問があるかもしれない。そのような時にはどうすべきでしょうか?適当に答えるのはダメです。時間の無駄だけではなく、試験官の印象まで悪くなります。必ず質問の主旨を再確認して、相手の意図に合うように回答しましょう。また、本当に知らないことは「すいません。その点は不勉強でよくわかりません。」「うまく説明できません。この後しっかり調べて勉強します。」などと潔く降参して次の質問に取り組みましょう。
3)試験官との論争は禁物
優秀な受験者ほど、自分の知見や意見に自信を持っていることが多い。試験官が理不尽なことを言うこともないとは言えません。そのような時に論争するのは厳禁です。これは議論の場ではありません。あなたは評価されている立場です。「へりくだる」必要はないし、自分の意見を曲げる必要もありませんが試験官に対する攻撃は最低です。そのような場合にも、「そのような見方があるのですね。勉強になりました。」とか、「この件は議論の余地がないと考えていましたが、そのような解決法もあると気づくことができました。ご指摘ありがとうございます。」など、要は相手の立場を理解し、試験官の意見を尊重する姿勢を崩さないことが肝要です。
4)PREP
プレゼンテーションでは、SDS法やPREP法が有効だ。SDS法とはSummary、Details、Summary、つまり、まず結論を述べ、その詳細を説明し、最後にまた結論を述べる方法です。またPREP法では、まず結論を述べ、その理由を述べ、その例を示し、最後に結論をもう一度述べます。人は、抽象的な一般論と具体的な各論を繰り返すと理解の幅が広がり、納得しやすい。これと真逆なのは、背景→条件→考慮事項→理由→(最後に)結論で、公務員が陥りやすいパターンです。口頭試験では時間の制限があリマス。まず結論を述べたら、試験官の顔を見て、「理由を詳しく説明した方がいいですか?」「この内容で詳しく説明してよろしいでしょうか?」とか聞いてから次に進むのがお勧めです。試験官によっては、最初の結論だけで「次の質問に移ります」と言ってくれることがあります。その場合には最初の結論だけで回答になっているので、貴重な時間の節約以上に加点を繰り返せるという効果があります。
5)イメージとロジックで人は納得する
人は物事をイメージして、ロジックを理解できたときに納得します。これは人間の脳が左脳と右脳に分かれていることに起因します。口頭試験の特に小論文(詳細業務)の説明のときに意識すべきです。つまり、例えば「橋梁」の改善を説明するなら、どんな橋かを試験官にイメージしてもらうことが必要です。幅員10mの橋なのか、100mの橋か、それとももっと巨大な橋なのか。どんな橋なのかのイメージがずれていたらこれは悲劇です。何を説明しても質疑が食い違ってしまいます。手振りをまじえなが試験官との間で同じイメージを共有できたら、次は冷静に端的にロジックを説明します。課題は3点です。目的はこれです。解決策は3つありますが、私はA案が最適と判断した。その理由は3つあります。このようにマジックナンバー(=3)をうまく活用しながら説明すると、人は納得した気になるものです。
まとめ
口頭試験の目的は合格することです。そのためには、不合格の1割に入らないという戦略でも、合格者の5割、つまり平均的な合格者の戦略でもいいと思います。しかし、本当に合格して、技術士として活躍したいと考えるのであれば、合格の上位者を目指して欲しい。技術士試験に合格するのはゴールではなく、スタートです。技術士として活躍するには、物を書いたり、講演で話をしたり、経営者の相談に乗ったりすることがあります。そのようなことに対応できる能力を有するのかどうかを試されているのが試験ですが、同時にそのような能力を伸ばすチャンスでもあります。単に合格するのではなく、上位者での合格を是非目指して欲しい。サッカーに例えて言えば、1点差で勝利するのではなく、2点差で勝利を確実にするのではなく、3点差をつけて、圧倒的な勝利を目指して欲しいと思います。そうすることで、相手に1点を取られても、2点を取られても、勝利=合格できると確信出来ます。最後の一踏ん張りです。栄冠をゲットすることをイメージして頑張りましょう。
2018年11月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士 農業部門の概要
美味しい野菜果物や肉を生産するためには、野菜の育て方や家畜の飼い方など、その分野の専門的な知識と技術が必要です。
現在、農業従事者が減ってきているとはいえ、人間は食べなければ生きていけないため、農業や畜産の分野の需要が途絶えるということはありません。
そんな農業の専門技術を扱う技術士部門が技術士農業部門です。
専門分野も牛や豚などの家畜の扱いを問う畜産、農薬や肥料の専門技術を扱う農芸化学、農業用水など農業に関する土木工事の農業土木、養蚕や農業全般を扱う農業及び蚕糸、農業に関する行政などを扱う農村地域計画、農業と自然との共生を考える農村環境、植物保護などがあります。
他の部門と比べても、専門分野が多岐に渡っているのが特徴です。
技術士 農業部門取得後の活躍
技術士として最も大きな需要があるのが農業用水の工事などを行う農業土木ですが、農業系のコンサル会社などで、灌漑用水の計画などを自治体などから設計コンサルを受注するような目的で取得します。
また、営林局などで林業の管理や肥料メーカーなどの工場で肥料の配合の研究開発などがあげられます。
農業は、TPP加盟などにより、今大きな転換期を迎えています。より品質の高い農産物を海外へも売り込むことも予想できますので、農業分野の技術革新が求められています。
技術士 農業部門の問題点
現在、農業部門の受験者は農業土木が約8割を占めるような状況となっております。
これは、やはり建設工事の影響で、土木工事のコンサル事業を行うために技術士が必要という流れを汲んでいるものと考えられます。
それ以外の分野では、受験者数も少なく、取得後の活用がなされていないという状況の表れであると言えるでしょう。
農業を行うのに技術士が必ず必要というわけではないということも大きく影響しています。農業でよい製品を作るのには経験が大きな武器になるため、知識だけでは太刀打ちできないというのが大きな理由と言えます。
しかし、経験の先にあるものは今の延長ですが、経験と知識を習得できれば、大きな力となるのは間違いがありません。
知識習得のために農業部門の技術士を取得してもよいのではないかと思います。
2019年03月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
二次試験では、当然に、専門知識を有することが求められます。そのため、試験日まで余裕がある3月~5月には、専門知識をできるだけ蓄えるインプット学習しておくことが重要です。
狙われやすい専門用語は、繰り返し出題されているキーワードです。
ですから、過去問をチェックして、頻出用語を選ぶとよいでしょう。
新しい用語については、専門雑誌の「特集記事」をチェックのがおすすめです。
特集記事には話題性のある用語が取り上げられるからです。
同じ視点で、新聞記事に添えられている用語説明欄にも目を通しておきましょう。
これらは、試験問題を作成している人も、注目して読んでいます。
ですから、皆さんもそういった「特集記事」等を注目して読み、どんな問題が「特集記事」から出題されそうかを考えながら読むことをお薦めします。
また、学会誌、白書等は国の施策を調査するのに役立ちます。
技術士試験は国家試験であり、国が有用な人材と認めた人を技術士として認めます。
言い換えると、国の方針に沿った論文が高評価になります。
つまり、国はどういうことを考えているかを調べるのには、白書類を調べることが一番良いということになります。
このように、150個~200個のキーワードを抽出し、自家のキーワード解説シート(キーワード集)を作ることができれば、合格の可能性が高まります。
専門知識は、将棋で言うと持ち駒です。
持ち駒は多ければ多いほど、そして、その駒が「歩」よりも「飛車・角・金・銀」のように『質』が高ければ、より有利に論文を書けるようになります。
2019年03月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
技術士試験の論文では、あいまいな「副詞」と「が」を取り除くと、格調があがります。誤解のない文章になり、読みやすくなるためです。
〇あいまいな副詞を取り除く
あいまいな副詞を使うと、論理的でない文章になります。
なぜなら、誤解を生じる文章になるからです。
例えば、「生産率が相当向上した」とした場合、ある試験官は、10%向上したと捉えますが、別の試験官は、40%向上したと捉えてしまいます。
あいまいな副詞は、「かなり」「多くの」「非常に」のように、日常でよく使うことばです。
ですから、よく意識しておかないと、つい使ってしまいます。
文章を説得力のあるものにするには、あいまいな副詞のかわりに、数字を盛り込みます。
つまり、「生産性が10%向上した」と数値で表すようにします。
〇あいまい接続の「が」をなくそう!
「が」という接続詞の働きには、逆接と順接の2種類があります。
逆接とは、「しかし」と同様に「が」の前後で逆の内容を述べるものです。
一方、順接とは、「それで」や「~ので」と同様に、単純な前後関係を述べるものです。
順接の「が」は、あいまい接続の「が」とも呼ばれます。
この「が」を不用意に使うと、一文が長くなり、試験官に誤解を与える確率が高くなります。
また、文脈から順接か逆接かを判断するよう試験官に強いることになります。
技術士試験では、あいまい接続の「が」をなくしましょう。
文章修行はやればやるほど、うまくなります。
上手な文章を書こうとせず、誤解のない文章を書けばよいのだ、と思っておけば、気が楽です。
2019年03月07日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
技術士2次試験を受験した受験生の皆さん、いよいよ明日は筆記試験の合格発表日です。
楽しみにしている方、ドキドキしている方、既にあきらめムードの方、色々おられると思います。
昨年1年間頑張ってきた努力は決して無駄ではありまえん。
不合格という結果が出てしまった方も、あきらめずにスグ行動に移してください。
なぜなら、今現在のあなたの実力が最大値です。
ここで力を抜いてしまうことで、来年の試験に合格することができるでしょうか?
少しでも上の実力を付ける必要があるからです。
がむしゃらに勉強を始めても意味がありません。
各項目でA,B,Cの判定が付いた合格不合格の通知書が自宅に届きます。
まずは判定から自分の実力に何が足りないのかを分析することも大切でしょう。
そして、7月までのスケジュールを立ててみてください。
いつまでに何を終わらせる、という大まかなものでも構いません。
そして、来年度の試験から変更される専門分野の試験対策をどうするのかも考えてみて下さい。
傾向と対策については、以下に以前書いたニュースがあるので参考にしてください。
技術士2次試験変更の傾向と対策(2019年度)
http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=mtnews_view&id=412
また、そろそろ2次試験申し込みの時期となります。
申し込みには、今までの業務経歴とその中の1つについて720字で詳細に紹介する必要があります。
この業務詳細記述は、申請時にチェックされることはありません。
しかし、筆記試験が合格した後の口頭試験にて必要とされます。
口頭試験にて、ここに記述した業務について、数々の質問がされます。
その質問に耐えうる経験をピックアップするようにして下さい。
また、なるべく自分の役割、課題、解決策、その効果がわかるように書いてくださいね。
2019年03月12日 作成 / 執筆:kody講師
日本技術士会から公表された平成30年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成30年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。
日本技術士会から公表された平成30年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成30年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。
【総合技術管理部門を除く部門】
部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数 合格率
◆機械部門
機械設計 84人 69人 82.1%
材料力学 55人 33人 60.0%
機械力学・制御 23人 10人 43.5%
動力エネルギー 19人 16人 84.2%
熱工学 24人 23人 95.8%
流体工学 20人 17人 85.0%
加工・ファクトリー~ 34人 27人 79.4%
交通・物流機械及び~ 26人 17人 65.4%
ロボット 7人 5人 71.4%
情報・精密機器 8人 7人 87.5%
◆船舶・海洋部門
船舶 3人 3人 100.0%
海洋空間利用 0人 0人 0.0%
舶用機器 0人 0人 0.0%
◆航空・宇宙部門
機体システム 10人 7人 70.0%
航行援助施設 3人 3人 100.0%
宇宙環境利用 1人 1人 100.0%
◆電気電子部門
発送配変電 27人 26人 96.3%
電気応用 25人 24人 96.0%
電子応用 25人 25人 100.0%
情報通信 56人 46人 82.1%
電気設備 72人 66人 91.7%
◆化学部門
セラミックス及び~ 4人 4人 100.0%
有機化学製品 7人 7人 100.0%
燃料及び潤滑油 1人 1人 100.0%
高分子製品 6人 6人 100.0%
化学装置及び設備 7人 7人 100.0%
◆繊維部門
紡糸・加工糸の方法~ 2人 2人 100.0%
紡績及び製布 3人 3人 100.0%
繊維加工 6人 6人 100.0%
繊維二次製品の製造~ 1人 1人 100.0%
◆金属部門
鉄鋼生産システム 3人 3人 0.0%
非鉄生産システム 1人 1人 0.0%
金属材料 9人 8人 88.9%
表面技術 12人 12人 100.0%
金属加工 30人 29人 96.7%
◆資源工学部門
固体資源の開発及び~ 1人 1人 100.0%
流体資源の開発及び~ 3人 3人 100.0%
資源循環及び環境 2人 2人 100.0%
◆建設部門
土質及び基礎 40人 386人 95.0%
鋼構造及びコンク~ 124人 111人 89.5%
都市及び地方計画 121人 113人 93.4%
河川、砂防及び~ 187人 185人 98.9%
港湾及び空港 45人 41人 91.1%
電力土木 9人 7人 77.8%
道路 166人 164人 98.8%
鉄道 52人 47人 90.4%
トンネル 32人 29人 90.6%
施工計画、施工設備~ 120人 116人 96.7%
建設環境 38人 35人 92.1%
◆上下水道部門
上下水道及び工業用~ 80人 69人 86.3%
下水道 116人 111人 95.7%
水道環境 2人 3人 100.0%
◆衛生工学部門
大気管理 3人 3人 100.0%
水質管理 19人 18人 94.7%
廃棄物管理 26人 22人 84.6%
空気調和 14人 14人 100.0%
建築環境 16人 13人 81.3%
◆農業部門
畜産 2人 2人 100.0%
農芸化学 7人 7人 100.0%
農業土木 87人 86人 98.9%
農業及び蚕糸 13人 10人 76.9%
農村地域計画 5人 5人 100.0%
農村環境 10人 10人 100.0%
植物保護 12人 11人 91.7%
◆森林部門
林業 17人 17人 100.0%
森林土木 36人 34人 94.4%
林産 9人 8人 88.9%
森林環境 7人 7人 100.0%
◆水産部門
漁業及び増養殖 3人 3人 100.0%
水産加工 4人 3人 75.0%
水産土木 17人 15人 88.2%
水産水域環境 11人 10人 90.9%
◆経営工学部門
生産マネジメント 31人 31人 100.0%
サービスマネジメント 21人 16人 76.2%
ロジスティクス 6人 6人 100.0%
数理・情報 4人 4人 100.0%
金融工学 0人 0人 0.0%
◆情報工学部門
コンピュータ工学 9人 8人 88.9%
ソフトウェア工学 11人 9人 81.8%
情報システム~ 11人 8人 72.7%
情報ネットワーク 4人 3人 75.0%
◆応用理学部門
物理及び化学 11人 11人 100.0%
地球物理及び地球化学 6人 6人 100.0%
地質 59人 53人 89.8%
◆生物工学部門
細胞遺伝子工学 6人 4人 66.7%
生物化学工学 9人 8人 88.9%
生物環境工学 4人 4人 100.0%
◆環境部門
環境保全計画 27人 26人 96.3%
環境測定 18人 16人 88.9%
自然環境保全 18人 17人 94.4%
環境影響評価 9人 7人 77.8%
◆原子力・放射線部門
原子炉の設計~ 7人 7人 100.0%
原子炉の運転~ 4人 4人 100.0%
核燃料サイクルの技術 2人 2人 100.0%
放射線利用 1人 1人 100.0%
放射線防護 8人 8人 100.0%
【総合技術管理部門】
部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数 合格率
◆機械
機械設計 3人 3人 100.0%
材料力学 4人 3人 75.0%
機械力学・制御 0人 0人 0.0%
動力エネルギー 0人 0人 0.0%
熱工学 2人 2人 100.0%
流体工学 0人 0人 0.0%
加工・ファクトリー~ 2人 2人 100.0%
交通・物流機械及び~ 5人 5人 100.0%
ロボット 0人 0人 0.0%
情報・精密機器 0人 0人 0.0%
◆船舶・海洋
船舶 0人 0人 0.0%
海洋空間利用 1人 1人 100.0%
舶用機器 0人 0人 0.0%
◆航空・宇宙
機体システム 0人 0人 0.0%
航行援助施設 2人 2人 100.0%
宇宙環境利用 0人 0人 0.0%
◆電気電子
発送配変電 3人 3人 100.0%
電気応用 1人 1人 100.0%
電子応用 4人 3人 75.0%
情報通信 4人 4人 100.0%
電気設備 5人 5人 100.0%
◆化学
セラミックス及び~ 0人 0人 0.0%
有機化学製品 0人 0人 0.0%
燃料及び潤滑油 0人 0人 0.0%
高分子製品 0人 0人 0.0%
化学装置及び設備 0人 0人 0.0%
◆繊維
紡糸・加工糸の方法~ 0人 0人 0.0%
紡績及び製布 0人 0人 0.0%
繊維加工 1人 1人 100.0%
繊維二次製品の製造~ 0人 0人 0.0%
◆金属
鉄鋼生産システム 1人 1人 100.0%
非鉄生産システム 0人 0人 0.0%
金属材料 3人 3人 100.0%
表面技術 2人 2人 100.0%
金属加工 1人 1人 100.0%
◆資源工学
固体資源の開発及び~ 0人 0人 0.0%
流体資源の開発及び~ 0人 0人 0.0%
資源循環及び環境 0人 0人 0.0%
◆建設
土質及び基礎 8人 8人 100.0%
鋼構造及びコンク~ 15人 15人 100.0%
都市及び地方計画 7人 5人 71.4%
河川、砂防及び~ 20人 20人 100.0%
港湾及び空港 2人 2人 100.0%
電力土木 1人 1人 100.0%
道路 28人 26人 92.9%
鉄道 6人 6人 100.0%
トンネル 8人 8人 100.0%
施工計画、施工設備~ 22人 22人 100.0%
建設環境 8人 8人 100.0%
◆上下水道
上下水道及び工業用~ 8人 8人 100.0%
下水道 4人 4人 100.0%
水道環境 0人 0人 0.0%
◆衛生工学
大気管理 0人 0人 0.0%
水質管理 0人 0人 0.0%
廃棄物管理 2人 1人 50.0%
空気調和 1人 1人 100.0%
建築環境 0人 0人 0.0%
◆農業
畜産 0人 0人 0.0%
農芸化学 0人 0人 0.0%
農業土木 1人 1人 100.0%
農業及び蚕糸 0人 0人 0.0%
農村地域計画 0人 0人 0.0%
農村環境 0人 0人 0.0%
植物保護 0人 0人 0.0%
◆森林
林業 1人 1人 100.0%
森林土木 2人 2人 100.0%
林産 0人 0人 0.0%
森林環境 1人 1人 100.0%
◆水産
漁業及び増養殖 0人 0人 0.0%
水産加工 0人 0人 0.0%
水産土木 0人 0人 0.0%
水産水域環境 0人 0人 0.0%
◆経営工学
生産マネジメント 2人 2人 100.0%
サービスマネジメント 1人 1人 100.0%
ロジスティクス 0人 0人 0.0%
数理・情報 3人 3人 100.0%
金融工学 0人 0人 0.0%
◆情報工学
コンピュータ工学 2人 2人 100.0%
ソフトウェア工学 0人 0人 0.0%
情報システム~ 3人 2人 66.7%
情報ネットワーク 0人 0人 0.0%
◆応用理学
物理及び化学 1人 1人 100.0%
地球物理及び地球化学 2人 2人 100.0%
地質 5人 5人 100.0%
◆生物工学
細胞遺伝子工学 1人 1人 100.0%
生物化学工学 1人 1人 100.0%
生物環境工学 0人 0人 0.0%
◆環境
環境保全計画 2人 2人 100.0%
環境測定 1人 1人 100.0%
自然環境保全 0人 0人 0.0%
環境影響評価 1人 1人 100.0%
◆原子力・放射線
原子炉の設計~ 0人 0人 0.0%
原子炉の運転~ 2人 2人 100.0%
核燃料サイクルの技術 1人 1人 100.0%
放射線利用 0人 0人 0.0%
放射線防護 0人 0人 0.0%
平成30年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成30年度口頭試験合格率/
平成29年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成29年度口頭試験合格率/
平成28年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成28年度口頭試験合格率/
平成27年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成27年度口頭試験合格率/
平成26年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成26年度口頭試験合格率/
2019年05月28日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
採点官も人間ですから、読みやすい文章と読みにくい文章では、どちらに加点しやすいかは明白です。
論文を書く際の決まりについて今一度確認してください。
(1)句読点
句読点については、以下の決まりを守ってください。
① 句読点は、(、)(。)もしくは(,)(.)の組み合わせで使う。
② 句点(。)またはピリオド(.)、読点(、)またはコンマ(,)、カギ「」、カッコ( )は1字として1マスを使う。
③ 読点(、)は列挙する際の区切り、中点(・)は一つのグループに属する意味で用いる。
例:「本文、図・表および写真」
④ 句読点は40 字(約1.7 行程度)程度以内にして読みやすくする。
⑤ 句読点は行頭に置かない。
行の頭に句読点がくる場合には、前行の最後のマスの外に付けるか、
最後のマスの文字とともに書き入れる。
(2)英数字
英数字についても以下の決まりがあります。
① 英数字については、半角扱いが可能です。
② ICTといった略語については、それぞれ1マスを使う。
③ 桁数の多い数字はマス目にとらわれず書いてよい。
④ 1個の数字は分断しないようにしてください。行末で分断される場合は、行の末尾が1~2 コマ空欄でもよい。
⑤ 単位はSI 単位を使う。
(3)カタカナ
カタカナは半角で書かれている人をよく見かけますが、1マス1文字が原則です。
外国語はカタカナで表記してください。
英語の単語を日本語の文章の一部としては使用しません。
また、技術用語は学術用語を使うこと。
機械や材料等の名称は正しい名称(一般名)を使用し、メーカ名や商品名は使わないこと。
例(商品名) (一般名)
(例)ユンボ ➔ 油圧バックホウ
(例)P&H ➔ トラッククレーン
(4)箇条書き
箇条書きする場合は、いきなり箇条書きにするのではなくて、
必ず何の箇条書きなのかがわかるように記述してください(わかりやすいタイトルを付ける)。
(例)
1.財源不足に伴う問題点
財源不足に伴う問題点として、以下の3点が挙げられる。
① 高度経済成長期に大量に整備された社会資本が一斉に更新期を迎える。
② 財源不足により、災害対策や渋滞対策などの真に必要な社会資本整備に遅れが出る。
③ 公共工事の単価が下がることにより、品質低下の危険性が考えられる。
2019年05月31日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
5月は、数多くの論文添削の依頼がありました。
従来通りの選択問題ⅡやⅢ、そして今年から始まる一般問題の論文(1800字)の依頼もありました。
受験生が作成した論文に対し、論文の内容だけでなく、構成を含めた添削を行っております。
その中で、多くの方に共通して言えることがあります。
それは、「論文構成の完成度が低い」ということです。
受験生の皆さんがどのように勉強しているか、までは把握していませんが、
おそらく過去問で出題された主題に対して、参考書の模範解答を読んだり、国交省の資料を読んだり、日経コンストラクションの記事を参考にしたりと様々でしょう。
つまり、論文に必要なキーワードや中身の勉強は徐々に進んできているようですが、
論文の構成を改善するにまで至ってない方が多いように感じます。
たとえば、以下のような改善点が多く見られます。
○各問題につけるタイトルの後に、再度タイトルの説明が書かれる。また、出題文に重複する内容が書かれる。
➔限られた文字数の中で、中身の濃い論文を書くためには、必要のない部分はバッサリと書かない。
○出題文に効果と留意点を示せとある場合、基本的にはその順序を守って回答する
➔大量の論文を採点する採点者にとって、読みにくい論文は加点しにくい。
○口語的な表現や、抽象的な表現が多い。
➔技術者としての資質を精査する試験ですから、稚拙な分や曖昧な表現は、理解が乏しいと判断されかねない。
○最初に書いた背景と、後に示す問題点がかみ合っていない。
➔過去問の模範解答だけを頭に入れている方は、示す技術的な解決策が乏しく、
出題文から述べる背景と問題点がかみ合わずに加点されない。
論文を書きあげる上で、膨大な知識量が必要なのは当然です。
しかし、いかに採点者へわかりやすく伝えるか?という点も
技術者として大事なスキルとなります。
自分が書いた論文は、自分では理解しやすく感じてしまいます。
かならず、他者に読んでもらいましょう。
そして読みにくい点、分かりづらい点などはどんどん指摘してもらいましょう。
2019年06月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
一次試験はマークシート式試験です。その準備段階では、過去問題集を使います。
どのような問題文が出題され、その文中で、どのように誤り箇所が作られるかを分析していくと、力がつきます。
なぜなら、一次試験では、過去問題からの出題率が高いからです。
ある年、間違いの選択肢として出題された文章は、その間違い箇所を正しくして、正しい選択肢として再出題されることがあります。
その逆に、正しい選択肢として出題された文章は、文章中のキーワードを別のキーワードと入れ替えたりして、間違いの選択肢にします。
そこで、わたしたちは、論点となる箇所に、下線を引いたり、正しい用語を書いたり、補足説明を加えたりと書き込みをします。
問題集を3回転ほどすれば、その書き込みのおかげで、理解もずいぶん進むことでしょう。
まさに、「過去問を繰り返すことは、資格試験対策」の王道なのです。
しかし、ここで、副作用というべき困ったことが起こります。
今度は、書き込まれた問題集の雰囲気だけで勉強したつもりになったり、答えそのものを暗記してしまったりして、4回目以降は、学習の効率が落ちてしまうのです。
そして、書き込みが邪魔になるなぁと思ってしまいます。
そのとき、ボールペンや蛍光ペンで書き込んでいれば、諦めましょう。
新しい問題集を買って、心機一転がんばることです。
シャーペンで書き込んでいれば、消しゴムで消して、再利用するか考えます。
時間がかかります。そして、案外、消す作業で親指が痛くなるものです。
フリクションペンで書き込んでいるのならば、ドライヤーの熱風をあてます。
そうすれば、インクが消えて、また、新たな気持ちで問題集に取り組めます。
そうです。フリクションペンのインクが熱で消える性質に着目するのです。
ちょっとした勉強の工夫のお話しでした。
2019年06月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
模擬試験をしている受験対策会社があります。模試は受けたほうが良いか?それは、費用があるのならば、受けると良いでしょう。
なぜなら、その時点での弱点があぶり出せるからです。
例えば、①専門的学識が足りずに、書きたいことが思うように書けなかったとか、②制限時間内に与えられた文字数を埋められず、数行を残してしまったとか、③各科目に適した書き方ができなかったとかです。
そのように、弱点が見つかれば、それを補強するように勉強するとよいのです。
模試は弱点を見つける絶好の機会なのです。
ですから、模試の点数にまったく一喜一憂するのは意味がありません。
さて、①専門的学識が足りない場合には、どうすればよいか。
現状よりも、もう一段深い記述ができる準備をしましょう。
そのためには、「具体例」と「数字」と「(技術進展などの)背景」を押さえると良いでしょう。
例えば、「地球温暖化には、緩和策と適応策がある」と書くよりも、「地球温暖化には、省エネ家電の普及促進等による緩和策と、高温耐性がある農作物育種等による適応策がある」と書いたほうが加点されるでしょう。
②制限時間内に書き切れなかった場合には、論文構成のための時間や、筆記時間の切り詰めを細部にわたって検討することです。
シャーペンや消しゴムといった文房具まで厳選することで、時間を生み出していきましょう。
③各科目に適した書き方ができなかった場合には、科目別に評価項目を確認しましょう。
必須科目Ⅰでは、専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーション、技術者倫理が試されています。
選択科目Ⅱ-1では、専門的学識とコミュニケーションが、Ⅱ-2では、専門的学識、マネジメント、コミュニケーション、リーダーシップが試されています。
選択科目Ⅲでは、専門的学識、問題解決、評価、コミュニケーションが試されています。
ぜひ、効果的にPDCAサイクルを回して、合格圏内に入ってください。
2019年07月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
技術士試験の筆記試験は、記述式のため、当然に、わかりやすい文章を書く必要があります。
そのために、前提となるのは、試験官はそれほど、あなたの業務に詳しくないということです。
なぜなら、あなたは、その業務をほぼ毎日行ってきたのでしょうが、試験官は別の業務ばかりをやってきた人だからです。
例えば、環境保全に係る業務を行ってきた人でも、その対象が、山が中心の人と、川が中心の人と、海が中心の人とでは、詳しい領域がまったく違います。
また、発注者側でデスクワークばかりやっている人と、現場で作業ばかりやっている人とでも違います。
ですから、試験官の立場に立って、わかりやすく書くということが、たいへん重要です。
わかりやすい文章とは、論理的な文章のことです。
論理的な文章とは、筋道がついた文章です。
言い換えると、誰が読んでも、誤解なくわかる文章のことです。
例えば、「警官は血を流しながら逃げる犯人を追いかけた」という文章は、血を流しているのが、警官である場合と、犯人である場合と、2通りに捉えることができます。
これは、誤解が生じやすい文章です。
この場合、「警官は、血を流しながら逃げる犯人を追いかけた」とするか、「警官は血を流しながら、逃げる犯人を追いかけた」とするか、いずれか改訂します。
わかりやすい文章を書こうとするとき、1つだけの意味にとってもらえるように吟味しながら書くことです。
これから、試験日までの10日間は、クセ字を直し、書き急いでも字が乱れないようにして、丁寧な字で、わかりやすい文章を書く訓練をする時期です。
2019年08月05日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の皆様、お疲れ様です。
さて、8月になりました。
非常に暑い日が続き、本業の仕事を進めるだけでとても疲れます。
7月の筆記試験を受験した方、受験しなかった方、
合格の可能性がある方、不合格の可能性が大きい方など
様々な方々がおられると思います。
しかし、「今、何もやらない」という選択肢は本当に正しいでしょうか?
合格の可能性がある方は、口頭試験の準備を進める必要があります。
不合格と思われている方は、来年の受験の為に、再度勉強を始める必要があります。
偉そうなことを書いていますが、
私自身、「今やる!」というのは非常に難しいことだと承知しています。
一級建築士や技術士の過去の資格試験勉強でもそうでした。
今でも英語を上達させる勉強や、その他業務で必要となる資格は多くあります。
そして、今!すぐ!やるべきだとはわかっていてもなかなか動けないという
情けない状態でもあります。
そこで、私がどのように勉強を進めるか、についてご紹介いたします。
初めから1時間、2時間を勉強することはできません。
ですから、テキストを目の前に置き、5分間眺める時間をとります。
気持ち的には5分と思って始めますが、
キリが良いところまで読もう、もしくは解答しようという気持ちになります。
この繰返しです。
最初は2日に1回程度ですが、徐々に勉強を始めることに倦怠感を持たなくなってきます。
それでもサボりたいという衝動に負ける時もあります。
しかし、そういう気持ちも含めて「早く」始めることにメリット以外有りません。
暑く大変な日々が続きますが、
ぜひ頑張っていきましょう。
2019年08月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
技術士二次試験は、平成31年度(令和元年度)試験から択一式試験がなくなりました。そのため、筆記ばかりの試験になりました。つまり、以前のような知識を直接に問う設問がほとんどなくなりました。
しかし、必須科目Ⅰでも、選択科目Ⅱでも、選択科目Ⅲでも、依然として専門知識は基礎として必要です。なぜなら、論文を書くのにも、専門的学識を踏まえることが求められているためです。また、実際に、評価項目となるコンピテンシー(技術士に求められる資質能力)の1つに専門的学識も含まれているためです。
そこで専門知識の記憶をいかに効果的、かつ効率的に定着させるかテーマになってきます。
技術士試験は、原稿用紙に手書きする制度になっています。ですから、キーワードが正確に書けるように訓練しておくとよいでしょう。パソコンでまとめてばかりいると、簡単な文字も書けなくなってしまいます。
手で書くとき、丁寧に書くのがおすすめです。トメ、ハネ、ハライに気をつけて、はっきりとした字になるようにします。そうすることで、そのキーワードを目にする時間がわずかに長くなり、走り書きしたときよりも忘れにくくなります。
また、丁寧に書くことは、本番では必須です。丁寧に書けないが故に、合格点に至らないケースが多いのです。これは、悪筆の受験生が想像しているよりも深刻な現実です。
さて、一度書いたキーワードやその解説文は、24時間後、1週間後、1か月後というように期間を定めて見直しましょう。はじめのうちは、復習のインターバルをあまり空けずに、定着してくれば、多少の間を空けて見直すようにします。
そして、過去問で、そのキーワードを使って答案を書いてみましょう。
このように、「インプット→復習と定着→アウトプット」を一括りとして専門知識を定着させると良いでしょう。
2019年08月22日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の皆さん、こんにちは。
筆記試験も終了し、受験生の皆さんはひと休み中でしょうか?
しかし他の受験生よりも一歩先に行くためには、
単純に一歩早め勉強を始めましょう。
では、どうやって勉強を始めるか?
筆記試験については、参考書の購入はオススメしませんでした。
なぜなら、1冊に多くの部門の例題が入っているため、自分が受験したい部門の内容は、1/10程度しか記載されていないからです。
しかし、口頭試験の参考書の場合は、全ての部門で共通です。
参考書に書かれている内容はすべて自分の身になることが書かれています。
その場合、2000円程度の利用価値は大いにあると思っています。
例えば、ですが、
技術士第二次試験「口頭試験」受験必修ガイド(第5版)<2019年度試験改正対応>
こちらは2019年版に改定された内容で書かれています。
また、電子書籍をご利用の方は、
技術士第二次試験 口頭試験合格対策トレーニング: -口頭試験合格のコツ- Kindle版
などはいかがでしょうか?
電子書籍の場合は、非常に安価に購入することが可能です。
また、インターネットで口頭試験のノウハウなどと検索すると、
合格体験記や失敗例なども検索することができます。
このような「読み物」は勉強している気にならずに、
気持ち的にラクに試験のことを頭に入れることができると思います。
正にはじめの一歩としては、ハードルが低いでしょう。
また、こちらのサイトの講師陣に質問することは無料でできます。
聞きたいことがある場合は、お気軽にご連絡を頂ければ対応してくれます。
2019年08月30日 作成 / 執筆:スチールマニア講師
受験生の皆さん、こんにちは。
勉強を始めた人の良くある「あるあるネタ」ですが、
中だるみが発生することがあります。
勉強開始時は、あんなにやる気があったのに、
なんで全く勉強が手につかないんだろうと不思議に感じるくらいです。
中だるみが起こるタイミングは、
・全く勉強内容についていけない
・なぜ勉強を始めたのか疑問に思う
・試験日がまだまだ先だと感じてしまう
・意味のない自信がわいてくる
このようなことがあると思います。
では、資格試験に合格する人たちは
どのようにしてモチベーションを維持し、
このような中だるみの対策をしているでしょうか?
「勉強自体を楽しいものだと思いましょう」
こんなことをいう人がいますが、まず不可能でしょう。
嫌いなものは嫌いです。私はそう思います。
社会人ですから、嫌いなものと分かっていながら克服する術を持つしかありません。
1については、なぜ技術士をとるのか、
取得後はどのような良いことがあるのかを再度確認してみましょう。
会社からの報酬がある場合や、社内の地位が上がる、重要な責務につける、
などあると思います。
私の場合は、役職試験に有利になるというのが取得理由でした。
2については、試験勉強期間が長期間になるほど中だるみは発生します。
ゴールに向かって、いつどのレベルに達すればよいかを考えましょう。
おのずとやらなければならないことが見えてきます。
3については、どうしてもやる気が起こらない場合は、すでに勉強したことの復習をしてみましょう。
人間はできないことをやるよりも、わかっていることを復習する方が、ハードルが低いのです。
復習も立派な勉強です。やりやすいことから取り掛かっていきましょう。
2016年12月19日 作成 / 執筆:技術サムライ講師
総合技術監理部門では、5つの管理技術を使いこなせることが求められます。
つまり、経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理です。
このうち、経済性管理では、さらに品質管理、コスト管理、納期管理の3つに分かれます。
使いこなせるとは、5つの管理のトレードオフを見きわめ、バランスよく経営資源を分配できるということです。
経営資源とは、ヒト、モノ、カネ、情報の4つのリソースです。
「品質」は、「コスト」もしくは「納期」との相性がとても悪く、技術革新が起こらないと、両立しません。
品質を高めようとすれば、コストがかかります。品質を高めようとすれば、納期が延びてしまいます。
コストを削減して、品質検査の回数を少なくすれば、不良率が高まります。
納期を前倒しすれば、過重労働によるポカミスが増え、製品の仕上がりが粗くなります。
コスト削減や納期前倒しの影響は、経済性管理のQCD(品質、コスト、納期)のトレードオフだけにとどまりません。
無理な納期前倒しをすれば、過重労働による労働者の健康状態の低下を引き起こし、モチベーションの低下や労働トラブルを生じさせるリスクが高まります。そのような状態では、上司部下や同僚同士のコミュニケーションがうまくいかなくなります。適切な分掌や情報伝達ができなければ、環境配慮どころの話ではなくなり、収益性は落ちて、企業ブランドを低下させます。
つまり、無計画な経済性管理の納期前倒し(↓)が、安全管理(↓)に影響を与え、人的資源管理(↓)面や、情報管理(↓)面にも波及し、社会環境管理(↓)や経済性管理のコスト(↓)を引き起こし、もっとも大切にしたかった品質(↓)を下げてしまう事態を引き起こします。
このような「風吹けば、桶屋が儲かる」式の連鎖を想像し、全体バランスを考えながら、リスクをいかに抑え込むかを日々の生活の中でも思いめぐらすことが、総監マインドを身につけるコツと言えそうです。
2017年01月26日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師
論文は出題者との会話と考えてください。ただの会話ではありません。技術的・論理的に根拠がある会話です。それなので、キーワードの選択が重要です。適切なキーワードを用いれば、そのキーワードの意味・背景等を理解して用いてることを表現できます。また、会話の相手は仕事の依頼者と想定してください。まったく知識・技術力を持ち合わせてない依頼者です。その相手に説明するには、論理的で飛躍がなく、分かりやすい表現が必要です。
論文作成を沢山練習することも必要ですが、文章の質というか濃さというか隙が無い文章というか、一度読むだけで理解できる言い回しが大切です。本番の試験まで時間があります。慌てず、あせらず隙のない文章の練習をしてください。お勧めは、学会誌にある論文・各種白書等を読むことです。隙の無い文章は、突っ込まれません。論文・白書等は突っ込み所が少ないので大変参考になります。
2017年02月11日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士の受験を考えている方に基本的な情報を伝えていきます。
技術士の受験資格はどのようなものがあるのでしょうか?
技術士になるためには科学技術に関する実務経験期間が必要です。
しかし、実務経験を積むためには、以下の条件を満たす必要があります。
1.技術士 一次試験に合格する
技術士になるためには、技術士の受験資格である技術士一次試験を受験し、合格する必要があります。
希望する部門の技術士一次試験を受験し、合格することがまず第一の条件です。
2.指定された教育課程を修了
文部科学省の認定をうけた教育課程を修了することで、該当部門の技術士1次試験合格と同等の資格を受けることができます。
ただし、指定を受けている教育課程は該当部門が一部門に決まっているため、自分の希望する部門に該当していない可能性があります。一覧を確認しましょう。
参考:https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/attached/attach_356_3.pdf
技術士1次試験合格者は、技術士補として、日本技術士会に登録することができます。
技術士補にならなくても、技術士習得技術者として業務経験を積むことができます。
習得技術者は、技術士になるための本試験である技術士2次試験を受けるために実務経験を積むこととなります。
指導技術士のもとで実務経験を積む場合は4年、そのほかの場合は7年の期間、実務経験を積み、二次試験の受験資格を得ることができます。
実務経験は設計や計画といった科学技術の応用に関するものです。
技術士になるまでの道のりは非常に長く険しいものになると思いますが、それを乗り越えて初めて、技術系の最高峰でもある技術士と名乗ることができるのです。
2017年02月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
技術士の資格を習得すると仕事の幅が広がり、年収も伸びやすくなります。
そのため、自発的に受験しようとする学習者が多い一方で「自分なんかが合格できるのかな……」と心配する方もいるんです。出題される範囲の学習をして、長年の業務経験があれば合格できるとされています。
では、合格する人とそうでない人にはどのような差があるのでしょうか?
それは「論理的な効力が身についているかどうか」が占める部分が大きいです。ロジカルシンキングとも言われますが、どんな試験勉強であっても論理的にものごとを考えて解釈することができると学習効率がよくなります。
ロジカルシンキングには複数の思考パターンがあります。ここではもっとも代表的な「主張」「論拠」「データ」で構成されるロジックの作り方を紹介しますね。
面接や論文などで頻繁に利用されますが「私はこう考える」という部分が「主張」にあたります。
そして、その考え方を支える「なぜなら、こうだからだ」という部分が「論拠」です。
論拠の信頼を高める「数値でこのように証明されている」というデータがあります。
主張、論拠、データ。これら3つをそろえることでロジカルシンキングができるようになるんです。
たとえば「このラーメン屋はおいしい」という主張をしたいとしましょう。この場合の論拠は「周りの同僚のほとんどが好んで毎週のように通っている」となり、データは「来店人数は1日に500人を超える」となります。
自分の意見を主張するときに役立つのはもちろんですが、学習を進めていて「どうしてもここがわからないな」という問題にぶつかったとき論拠やデータが欠けてないか確認してみましょう。理屈がわかると、それだけで理解がグンと増すことがあります。
ロジカルシンキングを活用して難易度の高い技術士試験を突破しましょう。
2017年02月21日 作成 / 執筆:スマート技術員講師
技術士第二次試験を受験するうえで、まずは技術部門・選択科目を決めなくてはいけません。
「建設部門」までは決まっているが、自分の専門がよくわからないという受験生が多々見受けられます。
私の場合、「道路」が専門ということで「道路科目」で受験しましたが、同じ「道路」が専門でも「施工計画、施工設備及び積算」で受験する人、「土質及び基礎」で受験する人など様々です。
この違いは何を対象とするかによって変わるものです。
「道路」が対象物であってもゼネコン関係者で「施工計画」を主にやっている人もいれば、コンサル関係者で「軟弱地盤の設計」を中心にやっている人もいます。
よって「つくるもの」を対象に考えれば「道路」や「港湾及び空港」などが選択され、
「使用する技能」を対象に考えれば「施工計画」「土質及び基礎」「鋼構造及びコンクリート」などが選択されます。
こう考えると、誰でも2つの科目(又は別部門)を受験することが可能なんだとわかりますね~
「環境」が専門の人は「建設部門、建設環境」「農業部門、農村環境」「環境部門、環境保全計画」など視点の違いはあると思いますが、色々な受験が可能になりそうです。
では、どちらで受験するか悩んでいる人はどうすればよいのでしょうか。
一番大事なのは取得する「目的」でしょう。
「ただ何でもいいので技術士が欲しい」という人もいれば、「仕事を受注するために特定の部門が欲しい」という人もいます。
目的に応じて、受験選択範囲も変わってくるのでしょう。
また、過去問で判断するのも大事です。
どちらのほうが合格できそうか過去問を実際に解いてみて判断するのもOKかと思います。
まずは「とにかく1つ目を合格したい」という思いが一番強いのが本音でしょうから。
悩んで答えが出ないときは、このサイトの講師に相談するのがよいですね。
2017年03月07日 作成 / 執筆:タートル講師
受験申込の書類は大きく2つの内容に分かれています。
1つ目は、1枚目の「技術士第二次試験受験申込書」です。これは氏名、住所、受験部門・科目、勤務先、
技術士補となる資格を有していることの証明等を記入します。
2つ目は、2枚目の「業務経歴票[証明書]」です。これは大学院における研究経歴、勤務先における業務
経歴、業務内容の詳細等を記入します。
1枚目については、全く事務的な内容なので、受験申込み案内に従って記入すれば問題ありません。
重要なのは2枚目の内容です。勤務先における業務経歴や業務内容の詳細の出来が、口頭試験に大きな影響
を与えるので、事務的に間違いがないことは当然として、「技術士にふさわしい」内容になっていることが
大切です。
今回は勤務先における業務経歴のうち、「業務内容」の部分にテーマを絞って、注意点を2つアドバイスしたい
と思います。なお、ここでは「技術士補としての経験」以外の受験資格で受験される方を対象としています。
まず1つ目は、割と事務的なことです。業務内容として書くべき仕事は、どのようなものが適切でしょうか?
受験申込み案内には、「科学技術に関する業務」が業務の経歴になると書かれていて、かつ注釈として以下の文章
があります。
『科学技術(人文科学のみに係るものを除く。)に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、
設計、分析、試験、評価(補助的業務を除く。)又はこれらに関する指導の業務』
嚙み砕いて言えば、技術系の仕事で、計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)どれかに当てはま
っていることが大切です。
例えば、
○○○の計画
○○○の設計及び指導
のように、文末が「計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)」で終わっていれば、少なくとも事務的
には経歴としてカウントされると考えて間違いありません。ここまでは、最低限クリアすべきレベルだと考えてください。
2つ目の注意点は、口頭試験対策として大変重要なことです。これに関しては稿を改めて書かせていただきます。
*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。
*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年05月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
技術士二次試験に向けてキーワードを記憶したいけれど、暗記力に自信がないと不安になっていませんか?
記憶力をアップするには脳への刺激を増やすことがカギです。
脳には大脳皮質と呼ばれる部分があり、記憶や思考など複雑でレベルの高い内容を担当しています。脳の形を見てみるとわかるのですが、たくさんのシワがあります。実は脳にシワがある動物はあまり多くありません。人間以外の動物だとイルカやチンパンジーの脳にはシワが多いです。逆に、ウサギやネズミの脳にはシワほとんどありません。そのため、脳科学ではシワが多いほど賢い生き物と考えてきましたが、近年の研究では脳のサイズやシワによって賢さが判断できないとされています。実際、イルカの知能は人間でいうと3歳児程度。
脳は部位ごとに役割を使い分けており、反応の仕方が変わってきます。それを図式化して表されているのがペンフィールドのホムンクルスです。大脳皮質運動野の面積に対応して人の形を図式化しているので、体のサイズは実際の人間とは異なります。唇や指が異常に大きいことが印象的。ペンフィールドのホムンクルスを参考にすると口や指先の刺激が脳に大きな影響を与えることがわかります。そこで提案されているのがガムを食べながら記憶をするというものです。
アメリカのセントローレンス大学にある心理学者チームはある調査を行いました。対象は159人の学生。難易度が高い論理的な問題を出しました。一方のグループにはガムを噛みながら解いてもらい、もう一方のグループにはなにも与えずに解いてもらいました。その結果、ガムをかみながら解いた学生はほとんどの問題でよいパフォーマンスを発揮しました。
セントローレンス大学の実験からもわかるように、ガムを噛むことが脳によい刺激を与えて学習効果をあげると期待することができます。ただし、その効果は20分ということもわかっています。暗記することに行き詰まったらガムを感で取り組んでみましょう。
常にガムを噛む必要はありませんが、脳に刺激を与えて学習効果がアップすることが期待できますよ。
2017年05月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
「技術士二次試験、がんばりたいけど三日坊主で勉強がつづかない……」と困っていませんか?実は三日坊主を克服するにはマンネリ化がカギを握っています。
マンネリ化と聞くと、なんとなくネガティブなイメージがありませんか?惰性とか、怠惰な印象をもつはずです。ですが、脳科学の研究者池谷裕二博士は著書『のうだま』のなかで、「三日坊主は脳がそうさせている」と述べています。
マンネリ化は馴化と表現されます。広辞苑で馴化の意味を調べてみると「異なる環境に移された生物が、次第になれて、その環境に順応した性質をもつようになること」と説明されています。異なる環境に移動することはストレスがかかることです。そのため、異なる環境に入ると、元の環境に戻ろうとしてしまいます。元の状態に戻ろうとする作用のことを恒常性といいます。
最初に環境を変える段階では苦労を感じるでしょう。ですが、次第になれてマンネリ化(馴化)した状態になってしまえば、勉強することが日常となります。歯を磨いたり、顔を洗ったりすることと同じように勉強ができるようになります。
そのためには作業興奮を活用しましょう。勉強をしようとやる気がでないときでも、教科書をひらいたり、ノートとペンをもってみたりしてみます。どんなに小さなことでもかまいません。少しでも行動をはじめると、脳は自然とやる気をだしてくれます。それだけ、脳は環境に左右されやすく、だまされやすい特徴があります。やる気がでないと思って休んでいると、やる気は出てくるでしょうか?答えはNoです。いつまでもやる気はでてきません。やる気をだすコツは環境を変えてみることです。
技術士二次試験の勉強にうまく取りかかれないとき、小さなことからでも手をつけてみましょう。脳の作業興奮が働いて、自然とやる気がでてきます。そして、毎日勉強する習慣がついてしまえば、勉強すること自体が苦痛ではなくなります。脳の仕組みを利用して、効果的に勉強を進めていきましょう。
2017年05月31日 作成 / 執筆:タートル講師
「未来投資戦略2017」の素案が公表されました。
未来投資会議は内閣総理大臣が議長となり、『日本経済再生本部の下、第4次産業革命をはじめとする将来の成長に資する分野における大胆な投資を官民連携して進め、「未来への投資」の拡大に向けた成長戦略と構造改革の加速化を図るため、産業競争力会議及び未来投資に向けた官民対話を発展的に統合した成長戦略の司令塔』と位置付けられています。
つまり、今後の産業の方向性を国として示したものですから、技術士試験の課題解決論文における解決策を書くためのヒントが満載です。
以下、公表された素案の中から、技術士試験に密接に関係しそうな項目をピックアップしてみます。
・トラックの隊列⾛⾏の実現(【2020年に⾼速道路(新東名)で後続無⼈での 隊列⾛⾏を実現、2022年に商業化を⽬指す。】)
・⼩型無⼈機(ドローン)による荷物配送の実現(【2020年代に都市部での本格化に向け、 補助者を配置しない⽬視外⾶⾏に係る機体や操縦者等の要件の明確化】)
・⾼精度三次元地図作成(25cm単位)に向けた仕様・仕組の策定 【来年度中】
・⾼度な⾃動⾛⾏(レベル3以上)に向けた、政府全体の制度整備の⽅針策定(「システムによる運転」に係る安全基準、道路交通法等ルール、責任関係等)
・「i-Construction」の対象拡⼤(橋梁・トンネル等へ、中⼩事業者・⾃治体へ)、公共⼯事の3次元データのオープン化(利活⽤ルール策定)
【2025年度までに建設現場の⽣産性 2割向上】
・インフラ点検・災害対応ロボットの開発促進(ロボットの利⽤場⾯に応じた要求性能の設定等)
例えば「公共⼯事の3次元データのオープン化」であれば、担い手不足の中で建設分野の生産性向上のための解決策になり得ます。また実行するための課題として「利活用ルールを定めること」がありますので、『技術的提案を示し、それらを実行する際のリスクや課題を論述』というパターンの設問の答えを考えるのに有用です。
個別の具体策については部門・科目によって様々だと思いますが、課題を解決するための方策の大きな方向性としては役立つのではないでしょうか。
*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年06月03日 作成 / 執筆:タートル講師
合格に繋がる論文とそうでない論文はどこが違うのでしょうか?
これまで多くの方の論文添削をしてきた中で、「ここが重要」と感じている点を述べたいと思います。
■問われていることに対して全て答える
問われていること全てに答えるなど当たり前すぎると思われるかもしれませんが、意外と出来ていない方が多いです。
例えば次のような問題が出たとします。
土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴を、近年の土砂災害の実態を踏まえて
2つ述べるとともに、それぞれの特徴に対応するためのハード・ソフト両面の対策につい
て留意点を述べよ。(平成25年度 建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目)
ここでは、
・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その1(特徴1とします)
・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その2(特徴2とします)
・特徴1に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点1とします)
・特徴2に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点2とします)
を答えることが求められています。
こういう場合にありがちなのが、
・特徴1や特徴2を述べる際に、近年の土砂災害の実態を踏まえていない(ミス1とします)
・留意点1や留意点2が、ハード・ソフト両面についての記述になっていない(ミス2とします)
というようなミスです。
ミス1は、特徴1、2ともに「近年の土砂災害の実態を踏まえて」という前提条件をすっかり忘れているパターン、あるいは特徴1では近年の土砂災害の実態を踏まえているのに特徴2では出来ていない等のパターンがあります。
ミス2は、留意点1、2ともに「ハード・ソフト両面」という前提条件を忘れてハードかソフト一方しか書かれていないパターン、あるいは留意点1ではハード・ソフト両面の記述ができているのに留意点2では一方しか書かれていない等のパターンがあります。
こういうミスは、問題文を見て「これなら書ける!」とばかりに、いきなり論文を書き始めた場合に犯しやすいものです。
ごく簡単なキーワードだけでも良いので、何について記述するのか骨子を書いて、問われていることに全て答えているかどうかをチェックしたうえで論文を書けば、この手の失敗は激減するはずです。
*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年06月09日 作成 / 執筆:タートル講師
前回、合格に繋がる論文には「問われていることに対して全て答える」ことが重要だと述べました。
もう1点、合格に繋がる論文に仕上げるコツを紹介したいと思います。
■課題と解決策を対応させる
これも当たり前と思われるかもしれませんが、やはり意外と出来ていない方が多いです。
例えば次のような問題が出たとします。
(問題文の前書き部分は省略します)
(1) コンクリート構造物において、維持管理の業務サイクルを実施するために検討すべき項目を、建設分野に携わる技術者として多様な観点から記述せよ。
(2) 上述した項目のうち、あなたが重要であると考える技術的課題を1つ挙げ、実現可能な解決策を2つ提示せよ。
(3) あなたが提示した解決策がもたらす効果を具体的に示すとともに、想定されるリスクやデメリットについて記述せよ。
(平成27年度 建設部門 鋼構造及びコンクリート科目)
このような問題の解答では、次の2つのミスが良くあります。
・指定された個数を満たさない解答を書いてしまう(ミス1とします)
・解決策の内容が課題の解決に繋がっていない(ミス2とします)
まずミス1についてです。この問題文では「技術的課題を1つ」、「解決策を2つ」と個数の指定がされています。それなのに「課題を1つ、解決策も1つ」で論文を書いてしまったり、「課題を1つ、解決策を3つ」書いてしまうようなミスがあります。
解決策が指定数より少ないのは論外ですが、「よく知っているから」とばかりに指定数を超えた解答をすることも出題の要求に反することですので、厳禁です。
次にミス2についてです。例えば課題として「担い手が不足する状況下で、どうやって維持管理の業務サイクルを保持するか」というようなことを書いているのに、解決策がそれに直結しないことを述べているようなケースです。
こういう場合には、「ICTの活用で業務の効率化を図る」というように担い手不足を解消する方法を述べる必要があります。それなのに「維持管理にかかるコストを縮減する」というような解決策を挙げているケースがあります。確かに維持管理をしっかり行うためには無駄なコストを縮減して本質的な部分に予算を集中することは大切ですが、「担い手不足の解消」という話には直結しません。
こういうような、「大掴みの話や一般論としては間違いとは言えないが、設定した課題に対する解決策にはなっていない」というミスはよくあります。
まずは指定された個数を守ること、そして解決策として述べることが「あなたが挙げた課題」を解決することに直結するのかをしっかり確認しましょう。
*論文の書き方に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。
*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年09月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師
技術士制度改革によって、技術士資格の資質向上を目的としています。
そのため、国際的に競争力のある資格とすることを目指していくとも技術士制度改革の提言で述べられています。
技術士資格の資質向上ということは、より優秀な人材に技術士となってもらう必要があります。
そのためには、技術士となれる人の最低基準点を引き上げるも必然的に議論に上がってきます。
それは二次試験の難易度上昇も検討される内容となります。
一つの例としては、技術士二次試験の必須科目が現在は択一式の設問であったものが、記述式の設問となります。
選択科目は今まで同様に記述式の設問となるということになります。
これは、必須科目で点数を取るために、選択問題を勉強してきた人にとっては、勉強のし直しを行わなければならない非常に痛い変更です。
国際競争力の強化など、技術士の抱える課題を解決するために難易度を上げるために支援の設問方法を変えると、合格できない人が急増するのではという懸念もあります。
特に現在、仕事での必要性が唯一あると言っても過言ではない建設部門の受験者にとっては、この変更は絶対に押さえておかなければならない変更ポイントではないかと考えられます。
現在、技術士制度改革は、議論をされている最中です。国際競争力もいいですが、国内向けの仕事しかしていないから、何としてでも技術士が欲しいと思っている人にとっては、この難易度のアップは大ヒンシュクといってもいいかもしれません。
過去にも技術士は、こうした制度改革を何回も繰り返してきたという経緯があり、ベテランの受験者にとっては日常茶飯事なのかもしれません。
受験制度が変わる可能性があるとアナウンスがある場合は、いつ変更になるのかを、技術士会や文部科学省などのホームページを活用して情報を取得するようにしましょう。
こうした心掛けは、実際に技術士を取得した後も情報収集し、今後の行動を考えるということなどでも役立つのではないでしょうか?
2017年09月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
体を動かさないで、仕事と勉強だけしていれば十分だと考えていませんか?
運動をしないと大きな病気や、認知症などの脳のトラブルにつながる場合があります。
"Journal of Applied Physiology"(邦題で『応用生理学ジャーナル』)にミズーリ大学のフランク・W・ブース博士たちが発表した、ある研究結果があります。その研究結果では、運動しないことで、たくさんの病気にかかるということが発表されています。たとえば、心不全や高血圧、脳卒中や前立腺ガン、膵臓ガン、関節リウマチなど、20以上の病気が紹介されており、そのすべてに直結する原因として、運動不足が原因とされています。
ほとんどの人が「運動が健康のために大切だ」ということは知っているでしょう。しかし、運動不足による病気のリスクを、病名をあげて指摘しているケースはあまり多くありません。実際、運動をしないのが当たり前となっている人の方が多いはずですし、お腹が少し出てきたから「メタボ体型になってきたな」と見た目を気にする程度でしょう。ですが、運動不足は小太りになるだけではなく、死に直結する大きな病気と関係していることを知っておくべきです。
また、運動不足によって引き起こされる病気は、内臓疾患や心疾患だけではありません。脳の機能も衰えます。冒頭で紹介した研究結果で、ブース博士は運動不足が認知機能の低下につながると言及しています。つまり、認知症やアルツハイマーの原因は運動不足によるものだと考えられます。もちろん、運動不足意外にも、食事や睡眠などの生活習慣全体を見ることが大切です。ですが、運動をするだけで、病気や脳のトラブルを防ぐことができるわけですから、積極的に体を動かした方がよいでしょう。
実際のところ、ブース博士の研究では、運動することでアルツハイマーの症状が改善するとわかっています。技術士試験の勉強をしている場合でも、同じことが言えます。運動することで、脳が健康的になり、記憶力が向上する。この研究結果を利用しない手はありません。少しずつでもよいので、運動を取り入れてみましょう。
2017年10月09日 作成 / 執筆:タートル講師
10月8日に平成29年度の技術士第一次試験が実施されました。
受験された皆様、お疲れ様でした。
今回の第一次試験を無事にクリアして、第二次試験(技術士)に挑む方へのメッセージです。
まず、受験要件を満たす方は、平成30年度の第二次試験を必ず受験するようにしましょう。
第二次試験の試験制度変更について検討されていましたが、とりあえず平成30年度は従来と同じ形で実施されます。
早ければ平成31年度(元号が変わる予定ですので平成30年度の次の年度と捉えてください)に試験制度が変更になるのであれば、そこから受験しようという考えは厳禁です。
現行の試験制度は平成25年度から実施されています。つまり5年間の実績があるわけですから、どのような傾向で出題されるのかが明確になっています。それだけ試験の準備がやりやすいということです。
仮に平成31年度に試験制度が変更されたら、新制度で最初の試験になるわけですからどのような形で出題されるのか、はっきりしたことは試験を受けるまではわかりません。
試験対策を立てやすい来年度に受験をしましょう。
次に第二次試験受験の準備を早速始めましょう。
まだまだ先、と思っていたら色々と予期しない予定が入って結局準備が不十分なままで受験した、という方は非常に多いです。
まずはこれまでの業務の棚卸をして、受験する部門と科目を決めましょう。せっかく第二次試験の筆記をクリアしても、口頭試験で「部門(科目)違い」と判断されて不合格となる方が毎年います。自分の経歴は受験する(したい)部門や科目に適しているのかを、確認することが受験準備のスタートです。
*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年10月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師
前回に引き続き、口頭試験の準備として最優先にすべき「自分しかできないこと」についてお話したいと思います。
第2回は、「業務内容の詳細の見直し」についてです。
★業務内容の詳細の見直し
このサイトをご覧の方は、皆さんいろんなところから口答試験の情報を入手していて、受験申込の時に提出した「業務内容の詳細」について説明させられることはご存知のことと思います。
しかし、初めて二次試験を受ける方の中には、受験申込時に、口頭試験のことまで考えて書かなかったという方も居られるのではないでしょうか。私が初めて二次試験を受けた時もそうでした。
口頭試験では、「自分は技術士としてふさわしい業務を行ってきた」ということをアピールしなければなりません。
では、「技術士としてふさわしい業務」とはどういうことでしょうか。
「技術士」は国家資格なので、その答えは、法律、つまり、技術士の資格について定めた「技術士法」に書かれています。
「技術士としてふさわしい業務」とは、第一条、第二条の条文より、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務であり、科学技術の向上と国民経済の発展に資するもの」ということになろうかと思います。
受験申込の際に作成した「業務内容の詳細」に、このような観点が抜けていれば、口頭試験の際に、それを補うような説明をする必要があります。
「業務内容の詳細」に書いたことは変えずに、「技術士としてふさわしい業務」であることをアピールできるような説明ができるようにしておいて下さい。
皆さん、頑張って下さい。応援しています。
「口頭試験の準備、まずは...(第1回) 筆記試験の再現」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回) 説明した業務の振り返り」、もご参照下さい。
<ご参考>
技術士法
(目的)
第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。
(定義)
第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。
2017年10月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師
第1回、第2回に引き続き、口答試験の準備として最優先にすべき「自分しかできないこと」についてお話したいと思います。
第3回・最終回は、「説明した業務の振り返り」についてです。
★説明した業務の振り返り
第2回で、「業務内容の詳細」について説明させられることについて紹介しましたが、その次にあるのが、説明した業務に関する質問です。
これには、大きく分けて、「その業務が技術士としてふさわしいかどうかの確認」と「あなたがどのようにその業務に関与したかの確認」になります。
前者は、第2回で説明した「技術士としてふさわしい業務」であることをきっちり理解しておけば回答は難しくないと思います。
後者については、説明した業務の細かい内容を思い出しておかなければ回答できないものがあると思います。
説明した業務が1年くらい前のものでしたら、細かいことも覚えているでしょうが、3年も4年も前の業務でしたら、きっと細かいことは忘れていると思います。
ですから、図面、計算書、報告書など、その時の業務に関する資料をチェックして、当時の記憶を鮮明に取り戻しておく必要があります。
ど忘れして、「えーっと...」と言っていると、「この人は、実際には深く業務に関わっていなかったのではないか」などと勘繰られる恐れがあります。
どんな質問がきても、ぱっぱと答えられるようにしておきましょう。
具体的には、以下のような質問が考えられます。
・このプロジェクトには、何名くらいいましたか?
・このプロジェクトの中で、あなたの役割は?
・このプロジェクトのどこが技術士としてふさわしいと思いますか?
・どんなところに苦労しましたか?
・失敗事例があれば紹介して下さい。
・このプロジェクトに関して、学会発表はしましたか?
・このプロジェクトに関して、特許は出願しましたか?
その他、業務の細かいところまで聞かれることもあります。私の場合、部品の形状の標準化について説明しましたが、「その部品の材質は何ですか?」という本論とは違うところで質問されたことがあります。
可能な限り、業務の細かいところまで思い出せるように資料のチェックをして下さい。
「備えあれば憂いなし」です。
皆さん、頑張って下さい。応援しています。
10月31日に、筆記試験が合格していたら、この3回分の内容をすぐに実施して下さい。
「口頭試験の準備、まずは...(第1回) 筆記試験の再現」、「口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」もご参照下さい。
2017年10月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師
「学習計画をバッチリ立てたから、あとは勉強するだけだ」と意気込んだのに、スケジュールが崩れて、目標を達成できなかったことはありませんか?
目標に向けて何かにチャレンジしているとき、ゴールまでの道のりを具体的に描くことはとても大切です。一流のアスリートなども、頭の中で成功イメージを描いてから、試合に臨むことが多いです。この成功イメージと現実の自分を比べて、課題を見つけることを「メンタル・コントラスト」と言い、前回の記事「『メンタル・コントラスト』で技術士二次試験を乗り切ろう」で詳しく説明しました。
「悲観主義」という言葉を聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか。試験勉強や、スポーツの試合など、うまくいかないことを考えるのは不適切だと言われることが多いです。そのため、「楽観的な考え方が大切だ」というアドバイスばかりが出回ります。しかし、技術士試験の学習を経験している人であれば、誰でもわかるはずですが、毎日の学習内容が、計画通り完ぺきに行われるということはありません。体調が悪い日や仕事が長引いた日など、計画通りに進まない日があるのは当然のことです。ですので、学習計画を立てる段階から、「うまくいかない場合」を想定しておきましょう。
「楽観主義は強く持ちすぎても、弱く持ちすぎてもよくない」と海外のビジネス雑誌で言われることが多いことからわかるように、悲観主義も適度に持つことが大切です。AXS技術士学院では、周りの受験生や講師が、どれくらい勉強しているか、どんな困難にぶつかっているか、わかりやすい環境が整っています。「技術士試験の勉強をうまく進められないこともある」と、自分の欠点を認めつつ、毎日の勉強をがんばっていきましょう。
2018年01月31日 作成 / 執筆:技術屋NR講師
平成29年11月28日に、文部科学省 科学技術・学術審議会 技術士分科会
試験部会から、「平成30年度技術士第二次試験実施大綱」が公表されています。
日本技術士会のWebサイトから閲覧することができます。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5460_1.pdf
この「平成30年度技術士第二次試験実施大綱」は、「技術士第二次試験とは何ぞや」の
原点となるものです。
ここ「技術士システム」の講師、技術士第二次試験の受験参考書、いろんなWebサイトで、
多くの方々が技術士第二次試験受験のアドバイスを書かれていますが、全てこの
「平成30年度技術士第二次試験実施大綱」がスタートになっています。
しかし、受験テクニックが重視され、「技術士第二次試験とは何ぞや」についての説明が
あまりされていないところがあることも事実です。
ですから、受験される皆さまには、「平成30年度技術士第二次試験実施大綱」をご一読頂き、
「技術士第二次試験とは何ぞや」をご自分なりに理解されることをお勧め致します。
この「平成30年度技術士第二次試験実施大綱」の中には、技術士法第二条の内容を
一部簡略化して書かれているところがありますので、併せて、技術士法第二条もお読み下さることを
お勧め致します。
平成30年度の技術士第二次試験の受験申込開始まで、あと約2ヶ月です。
皆さまのご検討をお祈り致します。
技術士法
第一章 総則
(定義)
第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、
科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする
事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律に
おいてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。
2 この法律において「技術士補」とは、技術士となるのに必要な技能を修習するため、第三十二条
第二項の登録を受け、技術士補の名称を用いて、前項に規定する業務について技術士を補助する者をいう。