2017年08月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
ここまで、技術士2次試験の口頭試験での臨機応変な対応を迫られた場合に、冷静な判断をするにどのような鍛え方があるのかを書いてきました。
それらの内容から、口頭試験にはどのようなものが必要なのかを改めて振り返ってみます。
事前に模範解答などを確認する
口頭試験対策として、模範解答を確認することは常識です。こういう質問に対して、どのように回答をするのかを細かく想定してから試験に臨むことは、他の資格試験にとっても同じです。
ただし、本番の試験では、どのような質問が飛んでくるのかがわかりません。これが分かっていれば、試験ではないということは言うまでもありません。
今の自分を客観的に見る
ここからがトンデモ学習法で解説した部分です。どのような試験でもそうですが、どれだけ勉強をして試験に臨んでも、自分のやっていなかった部分が多く出たり、想定以外の質問があった場合でも、自分は今までやってきたこと以上の実力を発揮することはできないということを認識する必要があります。
こうした部分から、気持ちの余裕をもって、実力を十分に発揮し、それでも不合格であった場合、それは現在の自分にとってまだ合格の域に達していないという覚悟を持つことが必要です。
試験に協力してくれた人のことは考えない
技術士は一人で取る資格ではありません。指導する技術士や二次試験の模擬面接に関わった人など、他の試験と比較して、一人でこつこつと行うというより、周りの協力をもって試験に臨みます。
人によっては不合格であれば、こうした人たちに顔向けができないと考える人もいるのではないかと思います。
しかし、こうしたことを考え出すと、試験本番でのプレッシャーがかかり、実力を十分には発揮することができません。
試験を受ける → 不合格であっても、その時の実力が足りなかった
と単純化して考えましょう。他の人のことを考えると、いろいろなことを考えてしまいます。
合格した後に感謝の言葉を伝えましょう。
技術士試験は難関である故に様々なプレッシャーを感じる人も多いでしょう。
それを乗り越えてこその技術士です。
2017年08月17日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 13
口頭試験では、
・技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力
・技術士としての適格性及び一般的知識(技術者倫理)
・技術士としての適格性及び一般的知識(技術士制度の認識その他)
が問われます。
「技術者倫理」は、「技術士」になるために必要な資質ですが、「技術士」でなくとも、「技術者」であれば理解し、実行できなければならないことです。
口頭試験を受けるために勉強して覚えるものではなく、「技術者」として業務を行うには知っておかなければならないことです。
以下は、日本技術士会が制定した「技術士倫理綱領」です。
「技術士」を「技術者」と読み替えてみて下さい。
「技術士」である以前に、「技術者」としてのあるべき姿が書かれていると思います。
今、受験生の皆さんが、そのように行動できているかどうか確かめて頂きたいと思います。
(公衆の利益の優先)
1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。
(持続可能性の確保)
2.技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。
(有能性の重視)
3.技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。
(真実性の確保)
4.技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。
(公正かつ誠実な履行)
5.技術士は、公正な分析と判断に基づき、託された業務を誠実に履行する。
(秘密の保持)
6.技術士は、業務上知り得た秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。
(信用の保持)
7.技術士は、品位を保持し、欺瞞的な行為、不当な報酬の授受等、信用を失うような行為をしない。
(相互の協力)
8.技術士は、相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力するように努める。
(法規の遵守等)
9.技術士は、業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。
(継続研鑚)
10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。
2017年08月29日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13
試験直後に復元論文を作ります。感覚的に、1割の人が、経験者や講師のアドバイスを素直に聞いて、復元しています。
3割の人が、1週間ほど経ってから、復元します。
そして、やばいな、けっこう忘れるものだな、と思って、どうにか、こうにか復元します。
試験直後や、その1週間で復元論文をつくるのは、骨が折れる作業だったでしょう。
肉体的な疲労はもちろん、直後の気持ちの高ぶりがあるからです。
また、出来が悪いときに、現実を見たくないためです。
いま1ヵ月が経って、ようやく、心身ともに、1ヵ月前の自分を見つめられる時期にきました。
そこで、復元論文を赤ペンで添削していくと良いでしょう。
あなたは、技術士たる実力と経験をもった指導者です。
添削する答案は、未熟な受講生が作ったものです。
寛大な心を持ちつつ、厳しく、添削します。
論理の飛躍があるところには、補うべき情報を書き込んであげます。
受験生を、くさしたり、指導を投げ出したりしないことです。
技術士は、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者」です。
技術士と同等の実務能力を発揮して、『指導』してあげてください。
生半可な指導ではなく、適正な報酬分の赤ペンを入れてあげてください。
「技術士業務報酬の目安」がネット検索で見つかります。
その報酬に相応しい、指導を1ヵ月前の答案を書いた自分にしてあげてください。
そんな指導によって改訂された答案は、口頭試験で心強い武器になるはずです。
2017年09月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士と言えば、まず頭に出てくるのは建設部門です。
他にも多くの部門があるのですが、現実問題として技術士を持っていてもそこまで重宝されるとはお世辞にも言えないという状況があります。
文部科学省は平成28年12月22日に「今後の技術士制度の在り方について」という報告書を発表しました。
現在の技術士制度を抜本的に改革することで、国際社会にも通じる新たな技術士制度を作るというものです。
その中で、技術士資格の普及拡大を求めて、各公的機関に技術士資格の活用を働き掛けるというものがあります。
現在、法律上、必要な技術者として建設部門の技術士資格は広く活用されております。しかし、他の部門の技術士資格にはこうした法的な利点がないため、今一つ活用されていないというのが現状です。
こうした状況を変えていき、各部門の技術士の関連機関と連携して技術士資格の活用を強化していくとの提言があります。
また、技術士一次試験においても、新卒で入社する新入社員の能力判断材料として活用すると言ったことも提言に盛り込まれております。
現状改革が成功すれば、非常に建設部門以外の技術士資格の活用の幅が広がる可能性があります。
電気分野であれば、設計者としての資格に技術士電気電子部門の資格がなければISOなどで認められないという状況になれば、取得を目指す人も増えていくものと思われます。
また、他の国家資格との相互活用についても言及されております。
現在、情報処理技術者と中小企業診断士においては、一部科目免除等の規定がありますが、他の資格では認定資格にはなるものもありますが、科目免除は少ないというのが現状です。
こうした他の資格との連携が進めば、その利点を生かすために技術士試験を受験するという人も出てくるのではということが狙いです。
実際に、この改革が成功するかどうかはまだ分かりません。
去年の12月に提言が発表され、6月に中間報告が出たばかりです。
しかし、現在の建設部門以外の技術士資格があまり活用されてない現状を変えていきたいと文部科学省も考えているということは覚えておきましょう。
今後、改革により取得した技術士資格が有効活用できるかもしれません。
2017年11月22日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 13
いよいよ技術士第二次試験の口頭試験が始まります。
本番の口頭試験を控え、数名の方の模擬口頭試験を実施しました。
昨年度までの模擬口頭試験も踏まえ、比較的多くの方に共通する留意点を記します。
とにかく話は短くすることを心掛けましょう。
大半の方は、丁寧に説明しようとするあまり、話が長い傾向にあります。
模擬口頭試験で「概要を簡単に説明してください」という問い掛けに対して、5分近く説明をされる方もいました。実際の試験であれば、試験官に話をまとめるよう促されるか、最悪の場合では話を中断させられるかもしれません。
口頭試験は原則として20分間で実施されます。その中で試験官は「経歴及び応用能力」、「技術者倫理」、「技術士制度の認識」の3項目に関して評価を下す必要があります。
つまり試験官の立場で考えれば、「自分の質問に対して簡潔に答えてくれる」受験生が有難いわけです。延々と話す受験生に対しては、「あー、まだ技術者倫理や技術士制度についても聞かないといけないのに…」と、内心はイラついているかもしれません。
書かれている文章であれば、目で追いかけたり読み返すことで読み手が理解を深めることが可能です。それに比べて話している内容は、基本的に聞き手が頭の中で順次理解していくものですから、一度に理解できる内容は限られるはずです。
それを考えれば、端的に答えて、不足があれば試験官が追加で質問をするという、会話のキャッチボールが重要なことはわかるかと思います。
もし説明中に、「少し長いかな」と思った時は試験官の表情を確認しましょう。意外と「そろそろ話をまとめてくれませんか」と表情に表れているかもしれません。
相手の気持ちを汲んで説明するのも技術士に求められるスキルの一つと考えましょう。
*口頭試験対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年01月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 13
試験で合格するために必要な記憶力。しかし、せっかく覚えたことでも数日すると忘れてしまうという経験をしたことはありませんか?
一度だけ覚えたことでも、一定の期間思い出さないでおくと忘れてしまいます。それ自体は脳の構造上、仕方ないことです。ですが、試験対策のためにはそれなりに忘れない対策が求められます。
記憶力がものをいう勉強として代表的なものが語学習得です。言語は単語を覚える勉強といっても過言ではありません。単語をしらなければ、文章を読むことも聞くこともできません。もちろん、書いたり話したりするためにも単語力は必要です。
語学学習の指南書として古くから親しまれている千野栄一著『外国語上達法』があります。1986年初版発行なので、新書としてはかなり古い本ではありますが、語学習得について本質的なことが書かれており、2018年になった今でも役立つ内容が多く掲載されています。
なかでも語学学習に限らず、資格試験の勉強などにも役立つ内容が「繰り返しは忘却の特効薬」という表現です。学習は繰り返し、規則正しく行う。できれば毎日続けて行うことが理想的であると千野氏は著書のなかで主張しています。そして、J・トマン博士の「外国語の習得に際しては、ささやかなあまり大きくない目標を立て、それを遂行していく方がよいであろう」というアドバイスを紹介しています。この助言は、「続けるのは大切だとわかるけど、繰り返し勉強する習慣が作れない」と悩んでいる人にはとても役立つ具体的な内容です。
習慣化の大切さがわかりながらも、継続ができない人は多くの場合で、難しく大きすぎる目標をたてがちです。まじめな人ほど、見栄えがよく立派な目標を作りがちです。ですが、達成することを優先的に考えた目標は見栄えがよくなく、「こんな簡単な目標でいいの?」と思われてしまうようなものになることが多いです。ですが、目標は達成することを優先するべきですから、「立派だけど達成できない目標」よりも「人には見せたくないけど確実に達成できる目標」を設定することが大切です。語学習得と技術士試験においては、学習方法の具体的な手順は異なりますが、学習を繰り返すことで記憶に定着するという根本的な脳の構造に違いはありません。脳の仕組みをうまく利用して、効率的に学習を進めましょう。
2018年02月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士2次試験では、いかに素早く文章をつなげるか、がポイントになります。
600字の論文(1枚モノ)にせよ、1200字(2枚モノ)にせよ、1800字(3枚モノ)にせよ、文章のつなぎ方のパターンを持っておくと、素早く筆記できます。
以下に、文章のつなぎ方のパターンを3つ紹介します。
1.直列つなぎ
前の文の最後に使った単語を、次の文のはじめに使っていくつなぎ方です。
例)わが国で大きな問題になっているのは、少子高齢化にともなう労働力人口減少である。
この労働力人口の減少は、技術者数が少なくなることを意味する。
技術者が少なくなると、科学技術面の競争力がいっそう低下してしまう。
2.並列つなぎ
前の文のはじめに使った単語を、次の文のはじめにも使っていくつなぎ方です。
例)労働力人口減少が、少子化高齢化により引き起こされている。
この減少によって、技術者も少なくなってしまいかねない。
つまり、労働力人口の減少は、科学技術面の競争力のいっそうの低下につながってしまう。
3.PREP法
「主張→理由→例示→再主張」でつなぐ方法です。
例)少子高齢化にともなう労働力人口の減少は、技術領域においても、きわめて深刻な問題である。
なぜなら、労働力人口が減少すれば、技術者数も少なくなってしまうためである。
これにより、例えば、新技術の開発ができなかったり、公共インフラの保守点検が遅れたりすることが懸念される。
このように、労働力人口の減少は、早急に対策をするべきテーマである。
使いやすそうなものがあれば、取り入れてみてください。
そうすれば、試験の途中で、ピタリとペンが止まることが少なくなります。
なお、「労働力人口」とは、15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせたものを言います。
2018年02月22日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 13
もうすぐ合格発表ですね。
ということはそろそろ次年度の受験に向けてスタートしなくてはいけない時期です。(遅くてもの話です。早い人はもうとっくに始めています。)
継続して受験する人は昨年と同じ内容で受験申込書を提出しようと考えているので気楽に考えているかもしれません。
でも本当に大丈夫でしょうか。
受験申込書は単なる受験票発行の資料ではありません。
筆記試験に合格し、口頭試験に進んだときには超重要書類に変身します。
正直、4月に提出するには厳しい書類かと思います。
せっかく筆記試験に合格しても、受験申込書の内容が技術士として不適切であれば、口頭試験でかなりの苦戦が予想されます。
時間の許す限り、練りに練った完成品を提出しましょう。
受験申込書で特に重要となってくる部分が「業務内容の詳細(720文字以内)」かと思います。
業務経歴の中で特にアピールしたいことを記述するかとは思いますが、1つアドバイスを。
業務内容として、「地域ネタ」を題材にすると口頭試験官との会話がスムーズになることが多いです。
地域ネタは自分は詳しく知っていることですが、試験官はほとんど知りません。
知ってて当たり前のことを聞いてくるので答えるのも簡単であるのと同時に、緊張もほぐれ、試験官も満足する一石二鳥の手段となります。
試験官に「○○県の○○(専門分野)は君に任せましょう」と言われたら合格間違いなしです。
地域ネタで業務内容の詳細を記述できる方にはおすすめします。
※地域ネタは色々あると思いますが試験官は東京周辺の方が多いです。雪国の寒さや積雪関連、地域独特なものなど東京周辺とは違う環境ネタが扱いやすいと思います。
2018年02月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
勉強は何も偉人や有名人だけが行っているものではありません。
誰もが日々努力し、その壁に挑戦しています。決して有名な人が残した勉強の名言ではありませんが、真意をついていると感じた名言をいくつか取り上げてみました。
あなたの隣の席にいた同僚が、この名言をネット上に書き込んだのかもしれません。
あと30分の努力が夢への1歩となる
そのとおりとしか言いようがない名言ですね。
勉強も1時間、2時間と続けるより、短時間で区切って休憩や日々続けた方が大きな成果を上げます。それは4時間通しで週一日勉強を続けるより、毎日30分でもいいから続けたほうが忘れにくくなり、とても合理的です。
分からない問題は放っておけ。たかが数点。その問題に執着しすぎるな
試験中にある問題にぶち当たり、他のできたかもしれない問題を行わずに、その問題を解くのに時間を無駄遣いしてしまうのは非常にもったいない行為です。
試験テクニックという言葉で嫌う人もいると思いますが、技術士などの難関試験を勝ち抜くためには必要なスキルとなるでしょう。
どうしても、完璧に答案を書かなければならないという呪縛にとらわれ、完璧な回答をすることを目指すと逆効果となることもあります。
そんな状況を説明している名言です。
10年後にはきっと、
せめて10年でいいから戻って
やり直したいと思っているだろう。
今やり直せよ。未来を。
10年後か、20年後か、50年後から
戻ってきたんだよ今。
いつまでいっても過去にこうしておけばよかったという後悔は、どの選択をしたとしても残っていることでしょう。それは、技術士試験を受験するということを決めたことやあきらめたことについても同じです。
技術士試験を受験するということは10年後、20年後の自分に大きな影響を与えているということでしょう。しかし、合格までにあきらめてしまう人もいるのではないでしょうか?
あきらめた10年後の自分は、今の自分をどう見ているのかを考えてみましょう。
その時に、後悔していると感じたのであれば、今からでも10年後の自分が満足できるように勉強をすることができます。
一番の強みは勉強しなければと気づくことができたことにあります。
このページを見ている人は、それに気づくことができる可能性をもっています。
2018年03月01日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 13
平成30年度の筆記試験を受検する人へ
技術士二次試験の受験要領は日本技術士会のホームページに掲載されています。
次のURLでも内容を確認できます。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5482_1.pdf
そして、最初の関門は受験申込書の提出です。受験申込書は4月2日から配布され、
申込書の受付期間は、4月9日(月)から4月25日(水)までです。受験申込書類は、
日本技術士会に持参する方法もありますが、基本は書留郵便での郵送です。ここで
記載した経歴や小論文は12月頃に実施される口頭試験で使われるので、十分検討して、
周りの専門家やプロに相談して、見てもらって、修正してから提出することをお勧めします。
申込書を提出したら、必須科目と選択科目の試験準備です。今日は、その中でも
特に問題IIIの選択科目の為の思考トレーニングについて書きます。選択部門や科目や
年度によって多少のばらつきはありますが、選択科目の問題IIIの典型パターンは
何かのテーマを設定し、その特徴と、課題と課題への対応策を書かせるものです。
その場合にも単純な設定ではなく、たとえば老朽化が進むインフラの保守をIoTの
技術を活用して改善する場合とか、高齢化する社会において自動運転の技術を活用
した交通システムを導入する場合とかです。そのような場合に対処するうえで、
後者の事例であれば、自動運転の特徴を示し、その課題を示し、それに対する対策
を記述するように求めるというものです。
こういったことを普段考えたことのない人にとっては、お手上げになったり、
頭が真っ白になったりするようなこともあるかもしれない。しかも、合格点を取る
には、その特徴と課題と解決策をバラバラに思いつくままに記載するのではなく、
それぞれに関係性や連続性を確保し、全体として一つのドラマの脚本のように
仕上げる必要があります。
ここで、肝になるのは特徴ではなく、課題でもなく、解決策だ。本質的な解決策を
どこまで説得力を持って書き上げることができるかが問われます。そして、その解決策
を導く布石となるのが、その前段である課題であり、さらにその前段になる特徴です。
したがって、キーワードを思い出すときには、ランダムでも仕方がないが、整理する
ときには、解決策から逆算するテクニックがとても重要です。
そして、最も重要なことは、社会的な課題に対して、どのように解決すれば良いのか、
その解決方法には欠点はないのか、その欠点をカバーするにはどのような留意点が
あるのかをいつも考える癖をつけることです。
たとえば、新聞を読むといろんな記事が出ています。テレビの報道番組を見ていると
いろいろな事件を解説しています。それを自分なりに、整理して、課題を掘り下げて、
解決策を深掘りする癖をつけることです。
また、そんなことを頭の中で思考するだけではなくて実際にアウトプットしてみる
ことです。お勧めは、ブログを開設して、トピックを決めて、情報を集めて、書いて
みることです。ブログを解説しても、それほど多くの人が読んでくれるわけではないです。
しかし、少なくともあなたはいつでも観れます。最近ならパソコンでもスマホでも
簡単に投稿できるし、閲覧できます。実名を出しても良いし、匿名でも良いのです。
たとえば、先日、飛騨の白川郷を訪問した時に感じた特徴と課題を次のURLのブログ
に記載しました。別にテーマはなんでも良いのです。
http://hiroshi-kizaki.hatenablog.com/entry/2018/02/26/150414
ブログに自分が感じた社会的な問題の特徴を整理して書き、課題を書き、そして、
その課題を解決するための方法論を書き、その方法論を実施する上での留意点を
書く。そんな練習を何度もなんどもすることで選択科目の問題IIIを解凍する能力が
確実に養生されます。
ぜひトライしてみてください。
以上
2018年03月24日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 13
業務経歴票は、貴方が技術士としてふさわしいことをアピールする文書ですが、
プロジェクトやチームの紹介になってしまっていたりしていると、口頭試験で
「貴方は何をしたのか?」とか、いろいろ厳しい質問をされることになってしまいます。
実際、顧客へのプレゼン資料など作り慣れている私の後輩の業務経歴票の
「業務内容の詳細」を見せてもらいましたが、実に立派な「グループ紹介」資料に
なっていました。
「今まで納入してきた設備」、「グループとしての業務」しかイメージできず、
「本人」の姿が感じられない内容でした。
「技術士資格は、グループに与えられるのではなく、貴方に与えられるのだから、
貴方が課題に対してどんな工夫をし、どんな成果が出たのかを書かないとダメです」と
コメントをつけ、全面見直ししてもらったことがあります。
また、別の後輩は、業務経歴票の「業務内容の詳細」に、「トラブルシューティング」の
ことを書いていましたが、「トラブルを解決した」ところまでしか書かれていませんでした。
「トラブルを解決することは、技術士でなくてもすることで、技術士はそこから一歩踏み込んで、
この経験を踏まえて、どう再発防止をするかという応用能力を示す必要がありますね」と
コメントさせてもらいました。
二人とも、プレゼン資料や報告書を書き慣れていて、それぞれ、きっちりした資料でしたが、
「技術士としてふさわしいということをアピールする」という観点が抜けていました。
こういうことがありますので、業務経歴票は、部門や選択科目が違っても、技術士の人に
見てもらった方がよいと思います。
もし、周りに技術士の人がいなければ、機械部門、電気電子部門でなくても、
レビューさせて頂きますので、このサイトの「私のページ」からご連絡頂ければと存じます。
平成30年度の受験申込み案内はまだ公開されていませんが、平成29年度分は、
このサイトの「私のページ」のアップしていますので、ご参照下さい。
2018年03月25日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 13
3月も最終週となりました。
いよいよ来週4月2日には、技術士第二次試験の受験申込書の配布が始まります。
今回は複数回受験されている方にアドバイスです。
平成30年度の受験にあたって、前年度までの受験申込書の内容をしっかり見直ししていますか?
複数回受験されている方の中には、業務経歴に書いている最新業務の年数等を1年分プラスしただけで提出しようとしている方が少なからずいらっしゃいます。
この1年間で、新たな「技術士にふさわしい業務」に従事しなかったのでしょうか。
業務内容の詳細で取り上げている業務も、1年間経った時点で新たな視点で評価すべき事項は無いのでしょうか。また、何年も同じ業務を取り上げていたら、年数を経てずいぶん前の業務になっている、あるいは技術的に陳腐な内容になっている可能性は無いのでしょうか。
また平成29年度に技術士第二次試験に合格されて、平成30年度に他部門あるいは他科目で受験される方も要注意です。
平成29年度までと、ほとんど同じ内容で受験申込書を提出しようとしていませんか?
部門や科目が異なれば、業務経歴や業務内容の詳細で取り上げるべき業務の種類、あるいは書き方は異なります。特に総合技術監理部門では、その他の20部門とは全く異なる切り口で試験に挑むことが重要です。既取得部門の受験とは違う「5つの管理」の切り口で業務経歴や業務内容の詳細を記述していないと、口頭試験では非常に厳しい質問が待っていると考えてください。
以上、複数回の受験経験がある方へのメッセージでした。
前年度までと同じ科目で受験する方も、一から受験するつもりで受験申込書を新たに作成しましょう。
新たな部門科目、特に総合技術監理部門を受験される方は、既取得の技術士とは求められている内容が異なることを認識したうえで受験申込書を作成しましょう。
*出願対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年03月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 13
突然の自由時間ができたとき、あなたは充実した休みを過ごせていますか? ここでは、祝日や休日などの休み時間をどう使うか、お薦めの方法を紹介していきます。
アメリカの情報サイト「FAST COMPANY」で、6つの余暇の過ごし方が紹介されており、技術士試験に向けて勉強をしているときの考え方にも有益です。エッセンスを確認していきましょう。
とくに重要なのは、最初の3つです。仕事と勉強で忙しい毎日を過ごしていると、日々の振り返りはどうしても手をつけられなくなってきます。勉強方が効率的であるかどうか、勉強の計画はきちんと行えているかどうかなど、日々を振り返る時間に充てましょう。
2つ目のいつもと同じ一日として過ごすという考え方も大切です。しかし、仕事が休みであるならば、仕事の時間をそのまま勉強にあてることもできます。休みの日には気が緩んでしまい、勉強するペースも遅くなってしまいがちですが、いつもと同じ1日として扱うことで集中力が増します。
最後に、仕事に当てをつけず思い切り休むということです。仕事と勉強を頑張りすぎてしまい、中には燃え尽きてしまう人もいるでしょう。義務感が強くなりすぎて、勉強に移動して持ち込めないというタイミングがやってくるかもしれません。落ち込んでしまったり、気分が乗らなくなってしまっては最終的な目的である、技術士試験合格には手が届きません。思い切って休みを入れることで、気分転換ができます。リフレッシュしてから再スタートしましょう。
2018年04月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士試験の勉強でプレッシャーを強く感じてしまうことはありませんか?
手軽に試せるリラックス術で、気分転換のリフレッシュをしてみましょう。
机に向かって長時間勉強をしていると、体が硬くなり、疲れがたまってくるのを感じるでしょう。同じ姿勢を続けている場合は、ときどきストレッチをしておくことが大切です。崎田ミナ氏の著作『ずぼらヨガ』では、わずかな空き時間で実践できるストレッチが紹介されています。イスに座りながら実践できるヨガや、取りに行くために席を立ったときにとれるヨガのポーズもあります。タイトルに「ずぼら」とあるように、本格的なヨガではなく、手軽な簡易版のヨガが紹介されているのがポイントです。
私たちの自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスをとりながら、適度な緊張やリラックス状態をつくっています。緊張が高まっているときは交換神経が強く働き、素早い動きに対応し、リラックスする場面では副交感神経が強く働き、体をゆるかに整えてくれます。
寝起きや昼食後など、目が覚めないときには交感神経を働かせるポーズを取ってみましょう。夜寝る前には副交感神経を高めるポーズをとることで、ぐっすりと眠りにつけます。技術士試験の勉強は長期的な緊張が続くこともありますから、ストレッチを取り入れて体のバランスを整えることが大切です。
2018年06月06日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 13
自分は料理をしないけど、魚をさばく時にはまず三枚におろします。
いくら素材が素晴らしくても、料理法には手順があります。三枚おろしとは、魚のウロコを取り、頭を落とし、内臓を抜いて血などを洗った状態にします。ここまでが準備期間です。準備が整ったら包丁を使って、頭を左にして背を上に立てた状態で左になる上身(うわみ)と、右側の下身(したみ)、そして中骨の3つに分割します。
この作業が基本です。この上身や下身をさらに調理して、お刺身にしたりします。
技術士の記述問題も同じではないでしょうか?問題を読んでその答えをすぐに書き出すのは危険です。魚を三枚に降ろさないで、刺身を作ろうとするようなものです。そうではなくて、質問の意図と解答すべき構造をまず考えます。そして、それが例えば、何かの特徴点を示し、課題を示し、課題の対応法を示せとあるのであれば、それぞれに当てはめるべきキーワードを洗い出します。
適切なキーワードを思い出せたなら、解答用紙にそれぞれどの程度のスペースを割り当てるべきかを考えて、配分し、タイトルとサブタイトルを記載します。また、何か特徴的な図を描けそうならぜひ書きましょう。キーワードを並べるだけの図もありです。ここまでが料理でいう三枚におろすのレベルです。
ここまでできたら、試験官に対して説明するつもりで黙読してみましょう。試験中なので声を出せませんが、無音で説明するつもりでシミュレーションするのです。そして、この時に違和感を感じる部分があれば、修正しましょう。サブタイトルの修正もこの段階なら簡単です。
そして、一息ついたら、今頭の中で黙読した内容を一気に書きあげましょう。この段階では軌道修正はダメです。首尾一貫していることが非常に重要だし、読みやすく、理解しやすくなります。
この場合にも、例えば、最初に特徴を書いて、次に課題、最後に課題への対応を書くのであれば最も訴求すべきなのは課題への対応です。そして、その前の課題の記述内容と課題への対応の記述内容はリンクしている必要があります。なので、ここの部分に全神経を注力して書き上げるのです。最初の特徴はイントロなので、最初に割り当てた配分の半分ぐらい書いたら、メインの課題と課題への対応に進みましょう。
課題と課題への対応を書き切ったら、出題の内容と解答の内容が適合しているのかどうかを客観的に俯瞰して見ます。そして、ちょっと違うなあとか、ちょっとずれているなあとか、書き足りないなあと感じる部分はありませんか?もし、あれば、それを最初の特徴の記述に割り当てたけど、まだ残っているスペースに端的に書くのです。そうすると、全体としてバランスの整ったA解答になるのです。
ぜひトライして見てください。
2018年07月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13
ヒト・モノ・カネ・情報の4大リソースで、ヒトに係るのが人的資源管理です。
人的資源管理は、経済性管理・情報管理・安全管理・社会環境管理とあわせて、5つの管理技術の一つです。
『技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)』、いわゆる青本では、人的資源管理のページ数がもっとも少なく、かつては対策をしやすい科目でした。
しかし、実際に、試験を受けた受験生からは、思わぬ取りこぼしに苦労されている、とよく聞きます。
人的資源管理で取り扱う、労働関係法規は法改正が頻繁に行われるためです。
これに、青本はまったく対応できていません。
なぜなら、発行から10年以上も経過しているためです。
たとえば、労働関係法規で、平成20年に施行された「労働契約法」は、労働基準法とともに重要な法律です。
また、障害者雇用促進法も、男女雇用機会均等法も、育児・介護休業法も、働き方改革を進めるなかで、法改正がなされています。
これらに青本は対応していないため、青本だけ参考にしていても、対応できない問題が出てきます。
また、過去問を繰り返しても、取りこぼしがでてきます。
つまり、労働基準法の「1日8時間、週40時間以上労働させることは違法」「免罰効果を生じさせるには36協定が必要」という古典問題は正答できますが、「通算契約期間が5年を超える場合、有期労働契約から無期労働契約への転換申込権が生じる」という新しい基本問題を取りこぼすことになります。
対策としては、次の2つです。
①思い切って諦めてしまう。その代りに、コンスタントに合格基準を大幅に上回るように、他分野を強化する。
②関心を持ち、新聞やネットで、労働関係法規にかかわる記事を読む。
出題されるのは基礎的なことなので、②の対策だけでも効果はあります。
これからの2週間だけでも、とくに総監の択一の点数は伸びますから、1点1点、粘り強く積み上げてください。
2018年07月07日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 13
筆記試験まであと1週間となりました。
受験される皆さん、勉強は計画通りに進みましたか。
計画通りに勉強できなかったので、受験やめようかと思っておられる方も
おられるかもしれませんが、諦めずに受験して下さい。
今更焦ってもしかたないので、現在できることをすればよいと思います。
手書きの練習を全然されていない方は、手書きの練習をして下さい。
1週間、手書きの練習をするのとしないのでは雲泥の差です。
手書きの練習は十分されている方は、ノートの見直しをメインに
1週間過ごされたらよいと思います。
この1週間に見直したところがきっと出題されます。
そう思うと、ちょっとの時間でもノートの見直しができますよね。
最後に、アドバイスを一つ...
とにかく、自信を持って回答して下さい。
あなたがどう考えて、どのような解決策を出すかが重要で、
「一般的には・・・」ということはあまり意識しなくてよいと思います。
筆記試験Ⅲの回答について口答試験で聞かれることがあります。
その時、「私はこのように考え、このような解決策を考えました」
というストーリーが言えるような回答にすればよいのです。
その解決策が一般的なものでなくても、貴方が今までの経験から
そうすべきと思う通りに書けばよいのです。
とにかく、自信を持って回答して下さい。
ご健闘をお祈り致します。
2018年07月22日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 13
先週の技術士二次試験(筆記)にチャレンジした方へ
先週の月曜日はお疲れ様でした。外は暑くて、でも教室内は冷房が効いていて、温度調整が大変でしたね。私はあまりに会場が寒いので、係りの人に「温度調整はできますか?」と質問したら、調整してくれて助かりました。
試験も終わってホッとしている方、リラックスしている方も多いかと思います。
しかし、二次試験は筆記試験で終わりではありません。そう!12月に口頭試験があります。そして、これにチャレンジできる人は筆記試験に合格した人です。筆記試験に合格したかどうかは10月30日に日本技術士会のホームページで発表されます。
しかし、この筆記試験に合格したかどうかは、択一問題が第一ハードルです。だって、この択一問題で60%を正解していなければ、記述問題は採点さえしてくれない=不合格なのです。なので、明日の早朝(多分6時から7時)には択一問題の正解が同じく日本技術士会のHPに掲載されるので、まずはこれをチェックしましょう。
そして、もし、残念ながら合格ラインに達していなければ、謙虚に反省して、来年の受験に気持ちを切り替えましょう。一方、合格ラインに達していたら、やるべきことは記述問題の再現です。すでに再現論文を書き終えていれば問題ないですが、もしまだならすぐに着手しましょう。時間を置けば置くほど記憶は消滅します。私なんかビールを飲んで一晩寝たらほぼ消滅(笑)。
いずれにせよ、筆記試験の発表がある10月末までは、技術士試験のことは一旦忘れて、心身のリフレッシュを図りましょう。健康な精神は健康な肉体に宿ります。炎天下での
運動は慎重にするべきですが、涼しいところで散歩したり、ゴルフの練習にでも行ってストレス解消を図ったり、今までサボっていた家族サービスに頑張りましょう。
10月末になると合格発表が気になります。私の場合は、口頭試験に向けて、Q&AのQ出しだけを10月中旬ぐらいから始めて、合格を確認したら、一気にAを考えるように
しました。
この辺りは、また10月になったらコメントしたいと思います。
まずは明日のチェックを忘れずに。
以上
2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 13
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅡ-1-2に関する記述です。
Ⅱ-1-2はダムに関する問題で、既設ダムの洪水調節機能を増強させる方法を問う内容です。
「既設ダム」の「洪水調節機能」を「増強」させるという問いですから、単なる洪水調節の方法論ではなく、
「ダム再生」の考え方を踏まえた既存ストックの有効活用という切り口で答えることが必要です。
問われているのは以下の2点です。
①既設ダムの洪水調節機能を増強させる具体的な方策を2つ
②2つの方策実施時の留意点
まず①についてです。
具体的な方策については、「ダム再生ビジョン」等に事例が示されているので、その中から2つを選定します。
例えば
1)洪水発生前に、利水容量の一部を事前に放流し、洪水調節に活用する
2)堤体を嵩上げして、ダムの貯水容量を増大させる
3)放流管を増設することで死水容量を減らし、洪水調節容量を増大させる
4)堆砂対策や排砂バイパスを整備する
等の中から2つを選定して、概要(その方法で、どのように洪水調節機能を増強できるのか)を説明すれば題意
に沿った内容となります。
次に②についてです。
「留意点」ですから、そのことに留意して実施しなければ、何らかのマイナスが生じるというようなことを記述
する必要があります。
例えば1)の事前放流であれば、予想される降雨量を的確に把握したうえで利水に影響を及ぼさない範囲で放流
する等です。4)の排砂バイパスであれば、排砂による下流域への環境面での悪影響を十分に考慮する必要が
あります。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 13
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅡ-1-3に関する記述です。
Ⅱ-1-3は砂防に関する問題で、土砂災害に対する警戒避難体制を問う内容です。
問題文の中に「要配慮者利用施設」という文言がありますので、平成29年6月に改正された「土砂災害防止法」
の内容を踏まえた記述をすることが重要です。
問われているのは以下の2点です。
①対象とする土砂災害の種類と特性、その被害を防止・軽減するための警戒避難体制整備にあたっての留意事項
②要配慮者利用施設の管理者等が避難計画を作成する際に記載すべき事項を2つ以上
まず①についてです。
問題文を批判するわけではありませんが、2通りの解釈ができそうです。
土砂災害防止法において「土砂災害」は、急傾斜地の崩壊、土石流、地滑り、河道閉塞による湛水の4つですが、
警戒区域の指定に基づき市町村が警戒避難体制等の整備を行う必要があるのは前者3つの災害(急傾斜地の崩壊、
土石流、地滑り)です。
1つ目の解釈は、これら3つそれぞれに関して特性を説明して、そのうえで土砂災害全般に関する警戒避難体制整備
にあたっての留意事項を述べる、というものです。
2つ目の解釈は、3つの災害いずれか(例えば土石流とします)を取り上げ、土石流災害の特性を説明して、その
うえで土石流に対する警戒避難体制整備にあたっての留意事項を述べる、というものです。
個々の災害形態に特化した警戒避難体制というのは、かなり難易度の高い設問だと思いますので、素直に解釈すれば
1つ目の解釈で記述する方が自然かと思いますが、2つ目の解釈で記述しても間違いとは言えないと考えます。
次に②についてです。
これは土砂災害防止法の施行規則(第五条の二)に、計画に定めるべき事項が挙げられていますので、そのまま以下に示します。
一 要配慮者利用施設における急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における防災体制に関する事項
二 急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における要配慮者利用施設を利用している者の避難の誘導に関する事項
三 要配慮者利用施設における急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における避難の確保を図るための施設の整備に関する事項
四 要配慮者利用施設における急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合を想定した防災教育及び訓練の実施に関する事項
五 前各号に掲げるもののほか、急傾斜地の崩壊等が発生するおそれがある場合における要配慮者利用施設を利用している者の円滑かつ
迅速な避難の確保を図るために必要な措置に関する事項
5つ目は、「その他必要な措置」ということですから、防災体制、避難の誘導、施設の整備、防災教育及び訓練の実施、の4つの中から
2つ以上を挙げて具体的な内容を記述していれば題意を満たした記述となります。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年10月14日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士に合格すると幸せになれます。試験対策をすすめるプロセスで、問題解決能力と課題遂行能力を身につけることになるためです。
たとえば、業務で、問題が生じたときに、どのようにすれば解決できるか、を積極的に考えるようになれます。
いままでなら、問題が生じたときに、とても不安になったり、失敗をした同僚や部下を恨めしく思っていた気持ちが和らぎます。
また、業務をよりよく進めるための課題を、創意工夫しようとする気持ちが増えます。
つまり、課題を自分で見出し、それを遂行したいという前向きな姿勢にかわります。
業務で、建設的な取り組みができるようになるというのは、技術士がもてる能力の1つです。
業務だけでなく、家庭でも、問題解決能力と課題遂行能力はとても力強いスキルとなります。
家庭でも、さまざまな問題が生じ、その解決にむけて、現状分析したり、解決に向けての手順を考えたり、これからのあるべき姿を設定したりすることは、必要だからです。
これらは、技術士に求められている、計画、設計、試験、分析、評価、研究、指導と、何らかわりありません。
このようなことで、技術士になると、幸せになります。
口頭試験をこれから受けようとする方は、おぼろげながら、この幸せを体感されていることでしょう。
口頭試験の対策をする過程で、もっと、このことを実感されることになります。
★口頭試験対策キャンペーン★
口頭試験対策のため、私は『想定問題100問』(5,000円)のキャンペーンをやります。
私(まさふみ講師)にメッセージ送信していただき、「受験申込書」と、「3枚論文の復元解答(あれば)」をお送りください。
100問には、お申込みいただいた受講生だけのオリジナル問題を含みます。
本番で聞かれそうな質問を作成し、お送りします。
※10名になった時点で締め切ります。
2018年12月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士試験の最大の難所は、筆記試験と思われています。なぜなら、年度や部門によっては、合格率が10%を割り込むことがあるためです。
たとえば、平成30年度の筆記試験で、建設部門の合格率は6.6%でした。
総合技術監理部門の合格率も6.6%でした。
しかし、この数字は、法律関係の資格試験の合格率と比較したとき、それほどまでに厳しい数字ではありません。
たとえば、弁護士、司法書士、税理士などと共に8士業の1つである、社会保険労務士試験の平成30年度の合格率は6.3%でほぼ同じです。
そうは言うものの、技術士試験は、やはり難しい試験です。
その原因の1つが、春先に提出する業務経歴票です。
とくに、初受験の方は、この業務経歴票の重要性を認識できていません。
業務経歴票の5つの業務経歴と、業務詳細といわれる720字の小論文の出来・不出来が合否を大きく左右するにもかかわらず。
受験生が、5つの業務経歴を十分に検討すれば、自分に相応しい部門や専門領域を選ぶことができます。
不適切な部門等を選ぶと、不合格になる確率がきわめて高くなります。
また、受験生が、業務詳細をしっかり作り込めば、筆記試験に役立つスキルを効率よく身につけられます。
筆記試験では、課題や問題点、対応策や着眼点といった点を表現する必要があります。
業務詳細でも、これらの点をコンパクトに書く必要があります。
そして、業務経歴票が重要だという理由は、何よりも、口頭試験で、試験官がこの書類を手もとにおき、その内容について質問をしてくるためです。
業務経歴票の出来が良い受験生は、合格予定者として、口頭試験で念のための確認がされるだけになります。
ですから、技術士試験は、「業務経歴票に始まり、業務経歴票に終わる」のです。
2019年03月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13
二次試験では、当然に、専門知識を有することが求められます。そのため、試験日まで余裕がある3月~5月には、専門知識をできるだけ蓄えるインプット学習しておくことが重要です。
狙われやすい専門用語は、繰り返し出題されているキーワードです。
ですから、過去問をチェックして、頻出用語を選ぶとよいでしょう。
新しい用語については、専門雑誌の「特集記事」をチェックのがおすすめです。
特集記事には話題性のある用語が取り上げられるからです。
同じ視点で、新聞記事に添えられている用語説明欄にも目を通しておきましょう。
これらは、試験問題を作成している人も、注目して読んでいます。
ですから、皆さんもそういった「特集記事」等を注目して読み、どんな問題が「特集記事」から出題されそうかを考えながら読むことをお薦めします。
また、学会誌、白書等は国の施策を調査するのに役立ちます。
技術士試験は国家試験であり、国が有用な人材と認めた人を技術士として認めます。
言い換えると、国の方針に沿った論文が高評価になります。
つまり、国はどういうことを考えているかを調べるのには、白書類を調べることが一番良いということになります。
このように、150個~200個のキーワードを抽出し、自家のキーワード解説シート(キーワード集)を作ることができれば、合格の可能性が高まります。
専門知識は、将棋で言うと持ち駒です。
持ち駒は多ければ多いほど、そして、その駒が「歩」よりも「飛車・角・金・銀」のように『質』が高ければ、より有利に論文を書けるようになります。
2019年03月28日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士2次試験の受験申込期間は
2019年4月8日(月)~2019年4月24日(水)となります。
今年受験しようと考えている方は、既に業務内容の詳細を書き始めている、
もしくは、書き上げている時期かと思います。
ご存知のとおり、業務内容の詳細は、筆記試験の合否には全く関与しません。
筆記試験を通過した後の口頭試験に深く関わっており、
業務内容が試験官に上手く伝わらない、
業務内容が技術士たるレベルに到達していない、などと
判断されてしまったら、不合格となるしかありません。
それを防ぐために、既に書き上げた方々も提出前に再度チェックをして下さい。
以下、チェックポイントです。
受験者の皆さんが受験申込書に記入した「専門とする事項」に関して、
実際に行った業務のうち受験する技術部門の技術士にふさわしいと思われる業務について、
1例挙げて以下の事項について記述します。
この中で大事なことは、
①ちゃんと自分で行動した業務か?
➔上司に指示されるまま行動していないか?
②業務内容が受験する「専門とする事項」と合致しているか?
➔合致しなければ一発不合格です。
③技術士たる高等な専門的知識が必要であったか?
➔必ず、どこが技術士に値するか、と質問されます。
④一般的に見ても「技術的成果」と見られるか?
➔あまりにも専門的すぎると短時間で理解してもらえません。
⑤将来の見通しが説明できるか?
➔どのような形で社会貢献できるのかが説明できますか?
自分が書いた内容は、自分ではわかっていても他者が読むとわかりにくいこともあります。
周りの人に読んでもらう、合格経験者に読んでもらうなど対策を取ってください。
2019年04月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13
筆記試験は、必須科目Ⅰ(1800字)、選択科目Ⅱ-1(600字)、選択科目Ⅱ-2(1200字、選択科目Ⅲ(1800字)に分かれます。このうち、選択科目Ⅱ-2を適切に書けるかどうかが合否の分かれ道になるでしょう。
なぜなら、Ⅱ-2では、他の科目では問われない「マネジメント」と「リーダーシップ」が確認項目になっているためです。
マネジメントとは、一言でいえば「業務遂行手順」です。
このマネジメントに関して、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)は、次のように公表されています。
〇業務の計画・実行・検証・是正(変更)等の過程において、品質、コスト、納期及び生産性とリスク対応に関する要求事項、又は成果物(製品、システム、施設、プロジェクト、サービス等)に係る要求事項の特性(必要性、機能性、技術的実現性、安全性、経済性等)を満たすことを目的として、人員・設備・金銭・情報等の資源を配分すること。
リーダーシップとは、一言でいえば「関係者調整」です。
このリーダーシップに関して、コンピテンシーは、次のように公表されています。
〇業務遂行にあたり、明確なデザインと現場感覚を持ち、多様な関係者の利害等を調整し取りまとめることに努めること。
〇海外における業務に携わる際は、多様な価値観や能力を有する現地関係者とともに、プロジェクト等の事業や業務の遂行に努めること。
平成31年度以降の試験では、このコンピテンシーに基づいて、試験官が答案を採点します。
ですから、解答する際には、よく意識して評価してもらえる文章を書くとよいでしょう。
2019年05月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士二次試験の問題文は、一問の出題でもA4の問題用紙一枚にびっしりと問題文が書かれていることもよくあります。
問題を解く人によっては、この内容を隅々まで理解しようとしてしまい、なかなか手が付けられずに時間切れとなってしまうような人も多いのではないでしょうか?
内容も最新技術に関する内容のものもあれば、国連憲章など意外な部分からの引用もあり、あの手この手で受験者を惑わすようにできています。
しかし、過去問題を勉強する段階で、落ち着いて読めばその問題の真意について気が付く人も多いのではと思います。
落ち着いて問題を解くという当たり前のことができるようになるためには、訓練が必要です。
長い文章の問題の真意を見抜くコツ1 「質問文から読む」
英語試験で有名なTOEICでは、問題の前に英文を読んで、その内容から問いに答えるというリーディング試験があります。
しかし、その英文もすべて読んでいては時間切れになってしまいます。
そのため、質問文から読んで、該当する内容を英文から探すという受験テクニックがあります。
これを技術士試験にそのまま当てはめることは不可能ですが、長い文章の大半は出題の内容とは関係の薄いものである可能性もあります。
その判断を行うために、質問文から読むというやり方も有効です。
長い文章の問題の真意を見抜くコツ2 「聞きなれない言葉に惑わされない」
長い文章の出題文では、最新技術に関わるような多くの言葉が使われます。
多くの場合、長い出題文はヒントとなっていることが多いです。
出題文の中からヒントを拾い上げ、質問文の答えにつなげることは、TOEIC試験の手法と同じです。
そのためには、聞きなれない言葉を見て慌てずに、その前後を読めば聞かれていることは基礎的な内容であるということもよくあります。
長い文章を最初から読んでいて時間をかけるより、拾い読みをして出題の要となる質問の意図をよくくみ取るようにしましょう。
場合によっては、その問題文の中に答えが隠されているかもしれません。
2019年05月31日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 13
5月は、数多くの論文添削の依頼がありました。
従来通りの選択問題ⅡやⅢ、そして今年から始まる一般問題の論文(1800字)の依頼もありました。
受験生が作成した論文に対し、論文の内容だけでなく、構成を含めた添削を行っております。
その中で、多くの方に共通して言えることがあります。
それは、「論文構成の完成度が低い」ということです。
受験生の皆さんがどのように勉強しているか、までは把握していませんが、
おそらく過去問で出題された主題に対して、参考書の模範解答を読んだり、国交省の資料を読んだり、日経コンストラクションの記事を参考にしたりと様々でしょう。
つまり、論文に必要なキーワードや中身の勉強は徐々に進んできているようですが、
論文の構成を改善するにまで至ってない方が多いように感じます。
たとえば、以下のような改善点が多く見られます。
○各問題につけるタイトルの後に、再度タイトルの説明が書かれる。また、出題文に重複する内容が書かれる。
➔限られた文字数の中で、中身の濃い論文を書くためには、必要のない部分はバッサリと書かない。
○出題文に効果と留意点を示せとある場合、基本的にはその順序を守って回答する
➔大量の論文を採点する採点者にとって、読みにくい論文は加点しにくい。
○口語的な表現や、抽象的な表現が多い。
➔技術者としての資質を精査する試験ですから、稚拙な分や曖昧な表現は、理解が乏しいと判断されかねない。
○最初に書いた背景と、後に示す問題点がかみ合っていない。
➔過去問の模範解答だけを頭に入れている方は、示す技術的な解決策が乏しく、
出題文から述べる背景と問題点がかみ合わずに加点されない。
論文を書きあげる上で、膨大な知識量が必要なのは当然です。
しかし、いかに採点者へわかりやすく伝えるか?という点も
技術者として大事なスキルとなります。
自分が書いた論文は、自分では理解しやすく感じてしまいます。
かならず、他者に読んでもらいましょう。
そして読みにくい点、分かりづらい点などはどんどん指摘してもらいましょう。
2019年06月13日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 13
受験生の皆さん、こんにちは。
技術士2次試験は、手書き試験です。
しかも1日で合計5400字といった膨大な量を書き切る必要があります。
そこで、受験生の皆さんは手書きの練習をしているでしょうか?
最近では、パソコンやスマホを用いて文字を打つ方が
手書きで書くよりも早いという人は多いでしょう。
しかし、手書きの練習は非常に大事です。
パソコンばかり使っていると以下の点で不利となります。
1.漢字が思い出せない
2.自分の文字を書く速度がわからない
3.文字を書く速度を訓練で早くすることができない
4.自分に合う筆記用具がわからない
5.読みやすい文字の書き方、サイズがわからない
1の漢字が思い出せないというのは、スマホになれた皆さんならば同意できるでしょう。
ひらがなばかりの論文では心象が悪くなります。
2の「文字を書く速度を把握する」ことは実はとても大事なことです。
筆記試験では、時間制限があり、かつ決められた文字数の論文を書くことが求められています。
例えば、自分が100字書くのに5分要するとわかっていれば、
1800字書くには90分必要となります。
必須科目は1800字で2時間ですから、
構成や記述する内容、それぞれの配分などを考える時間が30分取れるということがわかるのです。
しかも、文字を書くスピードは、ある程度の練習で早くすることができます。
最初は90分かけていたが、60分で書けるようになるという人は多くいます。
早く書くことができれば、それだけ内容を充実させることができます。
また、多くの文字を書くことで、
自分に合った筆記用具というのを見つけることができるでしょう。
まずは1800字の論文を一気に書く練習をしましょう。
そして、1日で5400字を書くということは、
どんなに大変か、という体験もする必要があるでしょう。
本番を想定することは、合格する為にもとても大切ですよ。
2019年06月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 13
受験生の皆さん、こんにちは。
受験生の中には、技術士試験を何度も受験されている方、
今年が初めての受験の方がいらっしゃいます。
今回は、私の経験をもとに、試験場を想像して頂き、
本番当日に無駄な緊張が無いように、また想定外な事態にパニックにならないように対策を取って頂きたいと思います。
まず、試験場についてです。
おそらく、受験する地域の大学の校舎内で受験することになります。
私が受験した大学では冷房設備がありました。
しかしながら、緊張と大量の文字を手書きするという労力からか、かなり汗をかきました。
机の上には、筆記具(シャープペンや鉛筆、消しゴム、定規)とハンカチ、時計、ペットボトルを置くことは可能でした。
ハンカチは必須アイテムだと思います。
手に汗をかくと、解答用紙が湿ってきます。
消しゴムによる強い圧力がかかると、簡単に破れてしまいます。
解答用紙が破れてしまったら、大パニックですよね。
筆箱は机の下に置かされました。筆箱内にカンペが仕込まれるのを防ぐためでしょう。
時計についても、ピピッと電子音が鳴る場合は、OFFにさせられます。
選択Ⅱと選択Ⅲは、今年度から休憩なしで一気に回答することになりました。
かなりの長丁場となりますので、飲料水は必ず用意しておきましょう。
また、トイレに行くのも有効だと思います。
試験場はどうしても熱気に包まれます。
廊下に出ると、生暖かい風が逆に頭を冷やしてくれる場合もあります。
試験場で、どんな行動がとれそうか。
そのために必要な道具は何か。
試験中に楽な服装は何か。
これらを今の内に考えて、用意しておくとよいでしょう。
ぜひ、頑張ってください。
2019年07月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13
かつて、資格試験には、時間がかかりました。時間をかけずに済まそうとすると、カネがかかりました。例えば、受験対策会社の受講料に加え、そこに出かけていくための費用がかさんだものです。
いまでは、受験生には、勉強の方法に、さまざまな選択肢が用意されています。これは、たいへん幸せなことです。
カネをかけたくないし、まとまった時間もとれないという人は、ネットの情報に頼ることになるでしょう。
そこで、第一に押さえておく必要があるは、「公益社団法人日本技術士会」のHPです。
https://www.engineer.or.jp/
ここには、過去問とその解答があり、それを参考に傾向と対策を練ることができます。
また、学習の指針となる『修習技術者のための修習ガイドブック―技術士を目指して―』
https://www.engineer.or.jp/c_topics/003/attached/attach_3637_1.pdf
をダウンロードすることができます。
さらに、技術者倫理について参考となる「技術士倫理綱領」も見ることができます。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/000025.html
他に、総合技術監理部門の受験生は、『総合技術監理キーワード集2019』
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/toushin/__icsFiles/afieldfile/2019/05/20/1411203-01.pdf
もダウンロードしておくことです。
これらをスキマ時間で繰り返し見ることで、技術士試験の概要を押さえられます。
このほかにも、個人の有志が作った質のよいHPもあり、参考になります。
もちろん、費用がそれなりにかかる受験対策会社のライブ講座では、手厚い添削講座を受けられ、受験仲間ができるというメリットがあります。
メディア講義を売りにする講座も、スキマ時間を有効活用できるという強みがあります。
上手に複数の情報や媒体を組み合わせて、効率よく、学習できるように工夫しましょう。
2019年08月30日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 13
受験生の皆さん、こんにちは。
勉強を始めた人の良くある「あるあるネタ」ですが、
中だるみが発生することがあります。
勉強開始時は、あんなにやる気があったのに、
なんで全く勉強が手につかないんだろうと不思議に感じるくらいです。
中だるみが起こるタイミングは、
・全く勉強内容についていけない
・なぜ勉強を始めたのか疑問に思う
・試験日がまだまだ先だと感じてしまう
・意味のない自信がわいてくる
このようなことがあると思います。
では、資格試験に合格する人たちは
どのようにしてモチベーションを維持し、
このような中だるみの対策をしているでしょうか?
「勉強自体を楽しいものだと思いましょう」
こんなことをいう人がいますが、まず不可能でしょう。
嫌いなものは嫌いです。私はそう思います。
社会人ですから、嫌いなものと分かっていながら克服する術を持つしかありません。
1については、なぜ技術士をとるのか、
取得後はどのような良いことがあるのかを再度確認してみましょう。
会社からの報酬がある場合や、社内の地位が上がる、重要な責務につける、
などあると思います。
私の場合は、役職試験に有利になるというのが取得理由でした。
2については、試験勉強期間が長期間になるほど中だるみは発生します。
ゴールに向かって、いつどのレベルに達すればよいかを考えましょう。
おのずとやらなければならないことが見えてきます。
3については、どうしてもやる気が起こらない場合は、すでに勉強したことの復習をしてみましょう。
人間はできないことをやるよりも、わかっていることを復習する方が、ハードルが低いのです。
復習も立派な勉強です。やりやすいことから取り掛かっていきましょう。
2017年03月27日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 12
技術士の二次試験にチャレンジするかどうかを考えている人へ
すでに十分な準備ができている人も、まだ何の準備もできていない人もいらっしゃるかもしれない。
技術士の二次試験に合格するにはまず何が大事でしょうか? コンセプト的な話と実務的な話をしたい。
1. コンセプト的な話
技術士試験に限らないけど、試験に合格するには、やはり覚悟と決意が必要です。具体的には次の3つ。
1)合格を強く強くイメージする。
2)合格までのステップを俯瞰的に理解する。
3)正しい学習を適切に遂行する。
1)合格を強く強くイメージする。
・試験に合格するには、合格するぞ!という強い決意と覚悟が必要です。
・そのためには、合格した時に自分を強くイメージすることです。
・なぜ技術士を目指すのか?どうして技術士になりたいのか、技術士になったら
どうしたいのか?そのようなことを何度も何度も自分自身と反芻しよう。
・また、合格したら自分にご褒美を与えるという約束を自分とするのも有効です。
私は、新しいスマホに機種変更するとか、AppleWatchを購入するとか、新しい
MacBookを購入するとかを決めました。
2)合格までのステップを俯瞰的に理解する。
・申し込み提出、筆記試験の受験、口頭試験の受験の三段階があります。
・そして、申込書に記載する経歴書と小論文は口頭試験の時に問われます。
・したがって、申込書を作成するときには、口頭試験をイメージすることが求められます。
・技術士試験は4月に申し込みを提出して、3月に合格発表があります。
・したがって、申し込みから合格までの道のりを俯瞰的に理解することがとても大切です。
3)正しい学習を適切に遂行する。
・敵を知り己を知れば百戦危うからずとは有名な孫氏の言葉ですが、技術士試験にもそのまま当てはまります。
・特に、筆記試験の選択問題は、過去問題を丁寧に勉強すれば合格レベルをクリアできます。
・筆記試験の記述問題もやはり傾向があります。勉強法もあります。
・正しい勉強法を自分なりにイメージして、それを着実に実施することが合格への王道です。
2. 実務的な話
技術士は資質を問う試験です。したがって、資質を高めることが本質的な問題です。
しかし、試験なのでやはりコツがあります。
そのようなコツを抑えることができれば合格の可能性は高まります。
1)申込書作成のコツ
2)筆記試験のコツ
3)口頭試験のコツ
1)申込書作成のコツ
・注意すべきは経歴と小論文です。
・経歴の目的は、技術士に相応しい人物であることを試験官に理解してもらうこと。
・そして小論文の目的は、技術士に相応しい問題解決能力を有することを試験官に
理解してもらうこと。
・いずれも、読み手である試験官に理解してもらうことが目的です。
・しかし、試験官が理解するかどうかを申込書が判断することは難しい。
・したがって、申込書を書いたら必ず第三者に見てもらうことが必要なのです。
特に、小論文は業務報告書になりがちです。
・そうではなく、課題を示し、解決策(複数)を示し、最適と考える理由と根拠を
示し、最後の解決の効果を示す。そのようなプロセスを示し、試験官が理解でき
るように配慮することがとても重要です。
2)筆記試験のコツ
・総合技術監理部門以外では、選択式問題と記述式問題のそれぞれで合格点を取得する
必要があります。総合技術監理部門は合計点なので選択式問題で点数を稼ぐことが
とても重要です。
・選択問題の勉強法としては、やはり日本技術士会に掲載されている年度分の受験部門の
問題をすべてトライして、全問正解できるようにすることです。
・私の場合は、すべての問題をコピーして、A5のルーズリーフに貼り付けて、その裏に
正解を手書きしました。そして、正解のものと不正解のものを仕分ける作業をします。
・何度やっても正解できないものはそもそも内容を理解していないものなので、周辺知識
を含めて、勉強したことをそのA5のルーズリーフの裏に追記して、また不正解の問題にトライする。
・通常は4−5回も不正解すると大体正解に到着するが、どうしても、何度やっても正解に
たどり着かない問題が10件程度あります。もうこれはあきらめて丸暗記しました。
・過去問題が再度出題される可能性がありますが、私の場合、丸暗記したものも1−2個あり
ました。
・次に、記述式問題です。これはもう技術ノートを作ることを強く勧めます。
・私の場合には、900文字程度の情報量を含む技術ノート(A4)をパワポで100枚作成しました。
・そして、その技術ノートを見ながら、600字詰めの原稿用紙に技術的特徴と課題、対策などを
まとめるようにしました。
・600字の原稿をまとめる中で気付いた技術ノートの過不足感に基づいて技術ノートを更新します。
・大体3回ぐらい技術ノートを更新すると、まあまあ使えるレベルに達します。
・原稿用紙1枚問題で記載のコツをつかんだら、2枚もの、3枚ものはその倍数対応なので楽です。
3)口頭試験のコツ
・これはもう想定問題の用意と模擬練習につきます。
・口頭試験で問われる内容は、総合技術監理部門を除けば、ほぼ定例化しているので、しっかりと
想定問答を用意し、その内容をスマホ等で録音して、何度も何度も再生します。
・自分が答えた内容を再生すると、自分の回答のいけていない点に気付きます。そのように感じた
点を中心に何度か想定問答を改定し、また録音して再生して、自己反省する。
・そのようなことを3回ぐらいローテーションするとほぼ合格レベルに達します。
・そして、大切なことは必ず第三者に模擬面談をお願いすることです。自分だけでは気づきにも
限界があります。上司でも、同僚でも、奥さんでも、誰でも結構です。
・是非第三者に客観的に評価してもらって、それを反省材料としてください。
来年の3月に桜が咲くように、今から頑張りましょう。
2016年11月17日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 12
技術士試験の論文は考え方記述することが最も重要です。専門知識をどんなに記述しても、自分の考え方を示さなければ合格論文にはなりません。反対に考え方を示せば専門知識が不足でも合格論文になります。つまり、技術士論文試験で必要なことは、知識よりも考え方を示す記述の仕方です。勿論専門知識・キーワードを適切に用いた文章の方が、技術的な論文であることは言うまでもありません。しかし、知識・キーワードを覚えるには、それなりに時間がかかります。本試験の7月までに覚えれば良いことです。
一方、考え方を示す記述の仕方は、日常業務で練習することができます。また、日常業務で作成するレポート・報告書の類は格好の練習材料です。
練習方法は至って簡単です。5W1Hを記述する。事実を先に記述し考えを次に記述する。大変・非常に等の感情表現はしない。主語・目的語を丁寧に記述する。
調子にのって記述していると、「私は」で書き始めたのに、いつの間にか「私を」に、主語と目的語がすり替わっていることがあります。その様な文章は、言いたい雰囲気は分かるけど、何を言ってるか分かりません。もう一度読み返して、善意に解釈しないと分かりません。採点者は、一度読ん分からない文章をもう一度読み返すことはしません。つまり、一度読めば分かる文章でなければなりません。相手に解釈させない文章を記述する必要があります。
計画を立てて来年7月までの充電期間に専門知識・キーワードは確実に覚えることにして、文章の練習は日々の日常業務で練習してください。ポイントは初めて読む人が「読めば分かるか」です。面倒でも5W1Hを丁寧に記述するように心がければ必ずできます。
2016年12月04日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 12
技術士試験では考え方を示すことが必要です。そのため、設問で求められて無い事項でも考え方を示すために積極的に記述する必要があります。
例えば、○○の原因を2つ挙げ原因を特定するための調査項目を示せ との設問では、○○のメカニズムを記述せよとは求めていません。しかし、原因とその特定のための調査項目を説明するためには、○○のメカニズムを説明しなければ論理的なつながりが損なわれます。つまり、設問が求めている原因と調査項目を記述しても、その関連性が分かりません。関連性(論理的つながり)を説明するためには、メカニズムを説明しておく必要があります。
設問が求めている事項は漏れなく記述する必要があります。それに加え、論理的つながりを円滑に説明するために必要な事項を記述することが重要です。論理的つながりに欠けると、論理が飛躍してしまいます。飛躍は減点対象です。専門知識は十分備えているのに、飛躍してしまっての減点ではもったいないです。
そのためには、設問が求めている事項を整理して、大・中・小項目を作った上で、論理的飛躍が生じないためには、さらにどの様な事項を追加すべきか考えて、その項目を追加することです。
実際の試験では問題用紙の余白にメモ書きすることになりますが、普段から項目の整理・追加を実践してください。設問は出題者とのコミニュケーションです。出題者の意図を意識しつつ項目を作成してください。
さらに言えば、技術士には技術的専門事項を一般の人に分かりやすく説明する能力が求められます。一度読めば分かるような記述でなければなりません。読み返さなければ理解できない記述では不合格です。論理展開に飛躍がなく、読めば分かる記述が必要です。くどいですが、何をしたかではなく、どの様に考えたか を示すことが最も重要です。
2016年12月15日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 12
2枚論文、3枚論文の記述では、見出しの付け方が重要です。具体的には、大項目、中項目、小項目です。設問にも、(1)、(2)等と番号が付いています。この設問の番号と論文の見出し番号は必ず一致するわけではありません。
解答論文はそれ自体が論文です。単独の論文です。それなので、単に設問に解答するだけだは論文として不足です。論文はなぜこの論文を書くに到ったか、何をどのように考え、何をしたか、その結果分かった知見はなにか、今後の課題は何か 等を記述します。それなので、なぜこの設問が出題されたかを考え、出題者の意図をくみ取り記述します。
具体的には、1.はじめに との項目を設け前述の事項を記述します。しかし、これは設問では求めていません。それなので、設問の番号と記述の番号はこの時点で異なってきます。以下、同様に設問では求めてない事項でも、論文を構成するのに必要な事項は適宜記述します。すると、設問の番号とは大きく異なってきます。でも、それで良いのです。
論文を記述する前に、見出しを整理して単独の論文として成立する見出しにする必要があります。見出しを考えることを練習してください。みなさんは専門知識は十分備わっている方です。見出しの付け方などで減点されては、悲劇です。
2016年12月16日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 12
12月15日に日本技術士会において一次試験の合格者が発表されました。
http://www.engineer.or.jp/c_topics/004/attached/attach_4787_1.pdf
合格された方!本当におめでとうございます。今までの真摯な努力が実りましたね。
ただ、ここで安心してはいけません。来年度の二次試験に向けての準備は早々にスタートしましょう。
ポイントは次の3点です!
1)申込書と小論文の準備
2)選択式問題への準備
3)記述式問題への準備
まず、申し込み時の準備です。申し込み時には720文字の小論文が必要です。
これは、二次試験の筆記試験に合格すると口頭試験に進みますが、この時に
試験官が見るものです。したがって、来年4月の申し込み時には来年の口頭試験
を視野に入れた準備が必要なのです。
次に選択問題への準備。すでにご存知の方も多いと思いますが、試験制度が平成
28年度から変更になります。したがって、選択問題で得点を稼ぐのであれば、
来年が最後のチャンスです。まずはどの部門にチャレンジするのかをよく検討
しましょう。一次試験の合格部門と二次試験の部門は異なってもOKです。
最後に筆記試験への準備。まずは、受験部門の過去問題をざっと見てください。
え〜!とても書けない!と絶句される方もいるかもしれません。しかし、準備を
万全にすれば大丈夫です。そのための最初のステップとして、技術ノートを作成
しましょう。まずは100を目標にしましょう。自分が専門とする部門のキーワード
を体系化して、書き出してみましょう。そして、そのキーワードに対して特徴や
課題、改善方法をA4の用紙に書いていくのです。通常900文字相当の情報がある
ので、これをベースに600字原稿に書くという訓練を来春以降行います。まずは、
キーワードを整理しましょう。
今から準備して、年末年始の時間に余裕のある時にロケットスタートをすることで
来年合格する可能性が格段に上がります。
頑張ってください!!
2017年01月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 12
技術士の電気電子部門は、電気工事士や電気主任技術者と比較されると、今一つ対外的な評価が低く見られがちです。
建設部門の技術士は、コンサル事業を行うために必要な資格とされているのに対して、電気電子部門の技術士は取得しても特別業務に従事できる内容が増えるというものではありません。
実際に、電気関係のコンサル事業は、必要な資格が法律的にあるわけではなく、電気主任技術者資格でも代替できるため、電気電子部門の技術士試験は受験者自体が少ない傾向にあります。
しかし、電気関係の建設工事を監理する際に、電気電子部門の技術士は、意外な形で活用することができます。
建設工事での請負金額が一定額以上の工事の監督をする場合、監理技術者という資格を持った現場監督が現場に常駐する必要があります。
この監理技術者の資格は、現場工事の経験年数で取得ができるのですが、この経験年数になるかどうかという審査基準がとても厳しく、人によっては10年間の現場工事の経験が必要となります。
電気工事の設計などを担当していると、こうした監理技術者資格を取得するのがとても難しく、現場監理の業務にも範囲を広げたいと考えている人にとっては、とても大きな障壁となっています。
しかし、技術士資格を持っている人は、該当部門の工事の監理技術者資格であれば、現場工事の経験に関わらず取得することが可能となります。
これは、電気工事士や電気主任技術者資格では認められていない資格取得要件となります。
技術士資格を取得すれば、工事監理も行うこともできるようになるのです。
工事設計と工事監理をセットでできる人間ともなれば、転職時にも有利となり、会社にとっては重宝されること間違いなしです。
電気工事を行っている会社に勤務されている設計担当の方は、是非電気電子部門の技術士取得を目指してみてはいかがでしょうか。
2017年01月26日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 12
論文は出題者との会話と考えてください。ただの会話ではありません。技術的・論理的に根拠がある会話です。それなので、キーワードの選択が重要です。適切なキーワードを用いれば、そのキーワードの意味・背景等を理解して用いてることを表現できます。また、会話の相手は仕事の依頼者と想定してください。まったく知識・技術力を持ち合わせてない依頼者です。その相手に説明するには、論理的で飛躍がなく、分かりやすい表現が必要です。
論文作成を沢山練習することも必要ですが、文章の質というか濃さというか隙が無い文章というか、一度読むだけで理解できる言い回しが大切です。本番の試験まで時間があります。慌てず、あせらず隙のない文章の練習をしてください。お勧めは、学会誌にある論文・各種白書等を読むことです。隙の無い文章は、突っ込まれません。論文・白書等は突っ込み所が少ないので大変参考になります。
2017年01月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 12
技術士を目指す方にとっては最初の関門となる「技術士一次試験」
その技術士一次試験の難易度はどの程度なのでしょうか。
技術士一次試験の概要
技術士の一次試験は、技術士になるための見習い資格を得るための試験といってもいいでしょう。受験資格はなく、誰でも受験することが可能です。
試験科目は、以前は科目が多く、受験に対する負担が大きかったのですが、現在は三科目となっており、以前よりも働きながら受験することができるようになっています。
試験科目について
基礎科目
工学に関する解析や情報処理に関するもの、材料・化学に関するもの、環境に関するもの
※選択による回答
適性科目
ISOや技術者倫理に関するもの
専門科目
各分野の専門的な内容に関するもの(大学院修了レベル)
科目の内容だけ見るととても高度な内容のように見えます。
技術士一次試験 合格率
過去五年間の受験者と合格者の推移は以下のようになります。
受験者数
平成24年 17188
平成25年 14952
平成26年 16091
平成27年 17170
平成28年 17561
合格者数
平成24年 10882
平成25年 5547
平成26年 9851
平成27年 8693
平成28年 8600
合格率
平成24年 63.3
平成25年 37.1
平成26年 61.2
平成27年 50.6
平成28年 49.0
参照:公益社団法人 日本技術士会
https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1012_1.pdf
こうしてみると、合格率は60%を超えている年度もあり、かなりの合格者が出ていることが分かります。
また、大学院を修了して指定学科であれば、該当部門の一次試験は免除となることなどもあり、一次試験自体を受けないという人も多いのではと思います。
しかし、技術士になりたいと考えている人も、一次試験受験対象者であれば、この試験科目の概要を見ることになります。
かなり内容が高度なものと思えてしまい、技術士取得を諦めてしまった方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、技術士一次試験の合格率を見ると、受験者の半分以上が合格している年もあります。
技術士を目指している方は、技術士一次試験を受験し、合格し技術士補として活動できるようになりましょう。
2017年02月08日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 12
「この範囲、勉強したはずなのに答えがぜんぜん思い出せない」と自分の記憶力を責めたくなった経験はありませんか?
自分の記憶力を疑いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、脳はそもそも忘れやすくできているので安心してください。脳が重要ではないと判断した情報はすぐに忘れてしまいます。
逆に考えてみると、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができれば記憶に定着するということもできます。
そこで効率よく情報を暗記するために「エビングハウスの忘却曲線」を活用しましょう。
忘却曲線とは脳が情報を忘れるまでの経過を記録したもので、ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱したものが有名です。彼の研究結果によると、情報を最初にインプットした20分後から忘却ははじまります。20分後と1時間後では情報を定着を再度するまでに時間はあまりかかりませんが、1日経過すると情報を覚えなおすには最初に学習した時間の7割程度を費やさなくてはいけません。
たとえば、60分かけて学習した内容を翌日に再度カンペキに暗記するためには44分かけなくてはいけません。ですが、学習をはじめた1時間後に復習をすれば34分あれば記憶にもう一度定着させられます。
最も情報が忘れられやすいタイミングは最初の24時間です。ですので、最初に暗記をはじめた1時間後と24時間後には復習を欠かさないようにしましょう。その後は3日後、1週間後と復習をつづけていけば徐々に記憶が確かなものになっていきます。
脳が情報を忘れていく忘却曲線というタイミングを理解して、効果的に暗記の学習をしていきましょう。