2017年07月04日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 16
今回は、論文を書く・問題を解くと言った試験そのものに関する準備以外で、受験直前~当日にしておくべき様々なことを書きたいと思います。
ロジスティクス的なことをしっかりしておくことで、試験そのものに集中することができます。
1.受験票を準備しておく
受験票は手元にありますか?
当日持っていくのを忘れることは無いと思いますが、前日の夜中や当日の朝に準備をしようと思っていて、「あれ、見つからない!」となったら一大事です。
この記事を見終わったら、受験票がどこにあるのか必ず確認しておきましょう。
2.試験会場までの経路を確認しておく
技術士試験に限らず、試験開始直前になって大慌てで入室する受験生が必ずいるものです。
息は乱れて大汗をかいて、すぐには集中できないでしょう。周りの受験生に対しても迷惑です。
そうならないように、自宅から受験会場までの交通経路は必ず確認しておきましょう。Googleマップ等を使えば、自宅から受験会場までの交通経路を検索することができます。また乗換え等が複雑な経路の場合には、何番出口を使えばよいのか等も事前に調べておきましょう。大きな駅で出口を間違ったら、見当違いの方向に行ってしまうこともあります。
3.筆記用具を準備しておく
シャープペンシルは最低でも2本準備しておきましょう。1本だけ準備していて壊れたらおしまいです。シャープペンシルの芯も十分に準備していますか?芯がなければ単なる棒です。
鉛筆も何本か持っておいた方が良いでしょう。消しゴムも最低2つは準備しておきましょう。
4.身の回り品を準備しておく
会場によっては、エアコンの効きが悪い、あるいは効き過ぎて寒いということもあり得ます。これは行ってみなければわかりません。汗をぬぐうタオル、体を冷やす冷却剤、寒いときに羽織ることができる長袖シャツなどを準備しておきましょう。
また、文字を書き過ぎて、後半戦は指が痛くなるかもしれません。バンドエイドのような絆創膏を持っているといざと言う時に役立ちます。
5.昼食を準備しておく
昼休みは短いですから昼食を食べに行く余裕はありません。最寄りのコンビニは、食べ物が売り切れる可能性があります。
自宅から昼食を持参するか、自宅近くで昼食を仕入れてから会場に向かいましょう。
2017年07月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士二次試験の口頭試験は、事前に提出した業務経歴書などから、試験官との質問のやり取りで実施されます。
その中で、最もネックとなるものが、口頭による業務経歴書の説明です。
初めて会った試験官に、自分の経歴を分かりやすく説明し、理解してもらい、質問についてもその場で回答しなければなりません。
初めて会った顧客と打ち合わせの場などもこうした状況に該当しますが、あまり経験がないとつい緊張してしまい、何から説明したらよいかわからなくなってしまいます。
緊張しないように気を付ける
普段は知識も豊富で、専門的な内容については話すことも全く問題がない人でも、試験となると緊張します。
緊張してしまうと、次の言葉がなかなか出てこなかったり、話した内容が何を言っているのかはっきりしなかったりします。
これは、事前の準備で何とか緊張を押さえることができます。
例えば、口頭試験の想定内容をボイスレコーダーなどに録音して、自分の言っていることが後で聞いても問題がないかを確認する、職場の人や試験対策講座などで模擬の口頭試験を行ってもらったりすることでも、本番の雰囲気をある程度シミュレーションできます。
緊張は、自分の得体の知れないものに直面した時に起こるものですので、事前に様々な同様な状況を経験しておけば、自然と緊張は少なくなっていきます。
説明内容に気を付ける
説明内容が専門的すぎると、試験官もその分野に関しては専門家ではありませんので、理解できないこともあります。
大学を卒業して、入社したばかりの新入社員にもわかる程度の専門用語で話す必要があります。
ただし、専門用語が分からないといけないということで、専門用語の解説を続けていくと、論点がどんどんずれていってしまいます。
各業務に「自分が技術的に工夫をしたところ」を一つ押さえておき、そこからぶれないような説明の仕方がよいでしょう。
口頭試験のような面接タイプの試験は、人によっては採用面接以降経験したことがないという人も少なくありません。
どんな人が合格するのかを探るのも重要ですが、採用基準は人が見るものですので、試験官による個人差がどうしても出てきます。
それよりも、今持てる知識を十二分にアピールする方法を探る方が合格への近道と言えます。
2017年07月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験で論文を書く練習ばかりで、文章を書くことが嫌になっていませんか?エッセイストが文章を書くときにしている工夫を学んで、文章作成のリラックスをしていきましょう。
論文を書く際に使う日本語は論理的で、主張と論拠を中心に固められたものです。自分自身が主張したいことがあり、それを補強するために根拠を示していくことが論文の文章です。ですが、会社のなかや仕事の現場では論理的でありすぎると「あの人は頭が固い」「論理的な考え方しかしない人は人間味を感じない」とわるく噂されることもあります。せっかく技術士の資格を取得したとしても、社内や現場から信頼がなくては資格を生かしきることができません。
そこで、エッセイストの書く文章を息抜きに触れてみましょう。試験勉強終盤にはラストスパートの勢いが大切ですが、そうでない序盤や中盤では気分転換も必要です。資格勉強は長期戦なので、うまく自分の気持ちをコントロールしていきましょう。
エッセイストの岸本葉子さんは「自分の書きたいこと」を「他者が読みたくなるように」書くことが大切だと述べています。そのためには話し手と書き手は異なる視点で文章に触れていることを意識するべきだと書いています。つまり、話し手は話の終着点であるヤマ場がわかっているが、読み手はヤマ場がわからず自分がどこへ連れて行かれるのかわからないまま話を聞いています。最初の一歩から、最後の一歩まで、一つずつ丁寧に話を展開してあげることで、読み手が話し手についてくるということでしょう。
読み手が話し手のペースにあわせてついてくるために必要なことの一つに「全体から個別へ」という話が紹介されています。例えば、「家を建てて家庭の和やかさを手に入れたい」と話し出すと唐突ですが、以下のように順序立てていくと話が伝わりやすくなります。
「私には欲しいものがある。それは家です。我が家は2LDKに6人暮らしで一番上の子どもは高校生になりました。家が狭いと不満を漏らす子どもたちに1人1部屋くらいは与えてあげたい。そして、家を建てて家庭の和やかさを手に入れたい」
論文の場合にも論理的な考え方や文章の展開が大切ですが、ふだん何げなくしている会話やメールなどでも、相手の視点を意識すると論理的な文章に人間味が加わります。硬派な文章を書くことに疲れたら、息抜きに相手の立場を意識した文章を書いてみましょう。
2017年08月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士二次試験の口頭試験では、様々な内容の質問がされます。
技術士を受験するに当たり、様々な試験を受けていると思われますが、筆記試験に慣れている方はかなり多いのではと考えます。
それは、時間内であっても、多くの人がじっくりと考えて答案を作成することができるからです。これは学校などの試験では何回を行われますので、慣れて当然という事が言えます。
では、二次試験の口頭試験ではどうでしょうか?
口頭試験は、試験官から質問されたことに対して瞬時に考えてその場で回答しなければなりません。中には自分の想定していなかった質問なども飛び出してくることが考えられます。
そんな時に、頭が真っ白になってしまわない力として、求められるものが「臨機応変力」です。この臨機応変力は、実際の仕事の場でも求められることが多く、とても応用範囲が広いものです。その力を鍛えるにはどのようなことをすればよいのでしょうか?
トンデモ学習法その壱「無計画で旅行に行く」
多くの人は行き先を調べて、その近くの観光名所などを調べてから旅行へ行くということをするでしょう。
しかし、臨機応変力を高めるためには、そういった計画を一切おこなわずに無計画の状態で自分の知らない土地に数日間滞在して、どのように楽しむのかをその場で考えるということが必要です。
これは、実際に現地に行ってから、スマートフォンで調べたり、駅や空港、観光協会の人に聞く、通りすがりの地元の人に聞くなどして、現地に行ってからその地域の面白いところを調べて、そこまで行くルートなどを考える、レンタカーで移動するなどの時間配分を考えていくということに臨機応変力を高める要素があります。
また、旅行ブックなどには書いていないような地元の人しか知らない隠れた名所なども発見することができる可能性が高まります。
実際に人に聞くという事で、普段は話すことのない人と話す会話力も鍛えることができ、一石二鳥となります。
会話力も臨機応変力と同様、技術士二次試験に必要な重要な力となります。
この旅行の数日間を充実したものにするための努力は、技術士二次試験の口頭試験合格につながる意外な勉強方法です。
2017年10月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 16
受験生の皆さん、いよいよ筆記試験の合格発表ですね。
筆記試験に合格したら、口頭試験の準備をしなければなりませんが、その準備についてお話したいと思います。
「自分でしかできないこと」を最優先にしましょう。
「技術士の義務・責務」とか、「技術士制度」とか受験生の皆さんに共通の事項は、Webで調べれば、想定質問や模範解答などいろいろ出てきます。
これから3回に分けて書く事項は、自分でなければできません。後回しにしても必ずしなければならないので、まずはここから手をつけて下さい。
まず、第1回は、「筆記試験の再現」についてです。
★筆記試験の再現
多くの方から、筆記試験の論文の再現をすることが推奨されていたと思います。もし、まだされていない方がおられたら、ぜひとも論文の再現をして下さい。
今更、一語一句違わずに再現などできませんが、最低でも要旨はまとめておいて下さい。
重要なのは、その次です。
その論文が、質問に対して正しい回答になっているかどうか、再確認して下さい。
間違ったことを書いていないか...
説明不足なので追加する事項はないか...
口頭試験で、筆記試験の論文について聞かれることは多くはないそうです。しかし、口頭試験で質問されるということは、試験官から、応用能力や課題解決能力に疑問を持たれているということなので、名誉挽回しなければなりません。
ということなので、ただ単に論文の再現をするだけでは足りず、どのように回答すべきであったかを考えるところまでしておいて下さい。
「備えあれば憂いなし」です。
皆さん、頑張って下さい。応援しています。
「口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回)説明した業務の振り返り」も
ご参照下さい。
2017年12月15日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験当日の朝は早く起きるのと、ゆっくり起きるのと、どちらがいいと思いますか?
「早起きは三文の得」ということわざがあります。早く起きることで、いつもの生活では見つけられない発見や出会いに遭遇することができることから、このことわざはできたのでしょう。ですが、技術士試験当日の朝、いつもより早起きするというのは得策とは言えません。
資格アドバイザーの鈴木秀明さんは、500個以上の資格を取得しているいわば試験勉強の達人です。資格試験といってもちょっと勉強すれば、誰でも受かるものもありますから、数が多ければいいわけではありません。しかし、鈴木秀明さんは行政書士と企業診断士という難関試験にも合格している、本物の資格アドバイザーです。
数々の資格試験を合格してきた鈴木さんが言うには、試験当日はあまり早起きしすぎるのはよくありません。なぜなら、試験の時間は長いため、早起きしすぎてしまうと試験の途中で集中が切れてしまうからです。たとえば、資格試験が3時間あったとしましょう。午前中に2時間、お昼休みをはさんで午後に1時間とします。この場合、もっとも頭の回転が冴えてる瞬間は午前のスタートした瞬間にくればいいわけではないのです。最初は6割か7割しか目覚めていなくても、試験の途中で100%の覚醒状態になって、試験の最後まで走りきることが大切ということですね。
最初から最後まで100%の力を発揮できれば文句はありませんが、人間の集中できる時間は限られています。朝の起きる時間だけではなく、朝食をあまり食べ過ぎないことも大切だと言います。適度な空腹状態が集中力を生むからです。もちろん個人差があるので、コーヒーを飲むだけで十分な人もいれば、軽く食事をする方がちょうど良い人もいます。自分の体質にあわせて朝ごはんを選びましょう。大切なことは、試験時間全体を通してベターな状態を維持することです。
2017年12月23日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験にチャレンジしようと考えている人へ
是非頑張ってください。しかし、合格するには条件があります。それが冒頭のタイトルの3つです。
1)志を持つ
2)計画を立てる
3)やり抜く力
逆に言えば、この3つを実践したら不合格になるのは難しいだろう(笑)。
最初の「志を持つ」は、自分がなりたい技術士像を想像して、バリバリと活躍する姿をイメージすることだ。講演したり、執筆したり、コンサルしたり。そんなリアルな想像をして、自分は技術士になるんだと確信することだ。これが何よりも大切だ。
次は、チャレンジする「計画を立てる」ことだ。お勧めしたいのは確実に、そして一回で合格するだけでなく、複数の部門に連続して合格するような計画だ。ポーカーで言えばストレートフラッシュのような計画だ。どのような計画を立てるかはあなたの志次第だ。しかし、添付のような計画であれば、1月からのスタートダッシュが重要だ。
最後は、やり抜く力だ。コツはスタートダッシュとマジックナンバーの三回だ。すべての計画には締め切りがある。技術士試験は技術士としての資質と能力を確認する試験だ。本来なら絶対評価であるべきだが、記述問題や口頭試験ではどうしても他の受験生との比較で判断する要素が生じる。このため、他の受験生との差別化を図った「光る回答」や「輝く問答」が望まれる。そのためには、ブラッシュアップの過程がどうしても必要だ。お勧めは三回だ。例えば技術ノートを一度作って終わりでは記述能力を磨くことは難しいだろう。口頭試験の想定問答も一度作って終わりでは、自然な問答は期待できないだろう。二回でも不十分だ。もちろん多ければ多いほど良いが、時間は有限だ。これまでの経験から言えば、三回がベストかつマストだ。
高い志を持ち、適切な計画を立てて、強い意思力でやり抜く。
そんなあなたが技術士にふさわしくないわけがない。是非チャレンジしてください。
2018年01月20日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士を日々勉強している皆さん。
勉強を続けることはなかなか難しいですよね。そんな時に是非とも思い出してほしい名言と逸話をいくつか紹介します。
・学問に王道なし
中学高校で習う誰もが知っている図形の問題(幾何学)に挑戦した古代ギリシャの数学者ユークリットがエジプト王に言った言葉です。
エジプト王がもっと簡単に幾何学をマスターする方法はないかと尋ねた際にユークリットが「学問に王道なし」と答えたという逸話から生まれた言葉です。
王道と言えば最近では「定番」というような意味合いで使われることもありますが、この言葉の意味は王様専用の近道という意味になります。
努力をし続けることで成し遂げられることはたくさんありますよね。ユークリットは偉大な古代の数学者ですが、そんな人であっても努力をしつづけていたと考えると、続けることがいかに大切かということが良く分かります。
・人生にマイナスはない
巨人でエースとして活躍し続けた桑田真澄の言葉です。
度重なるケガにも負けず、常に投げ続けた彼だからこそ発せられる言葉と言えるでしょう。
この言葉につながる言葉も非常に深いです。
「プラスという記号は最初に横棒(マイナス)を書いてから書きます。横棒だけではマイナスです。そこに縦棒を書くことで初めてプラスになる。マイナスはいわば、プラスへの準備期間。マイナスがあるからこそプラスがある。人生にマイナスはない」
いかがでしょうか。
とても深い言葉ですよね。ケガに泣かされ、そのシーズンは活躍できなくてもそれはプラスになるための準備期間です。
技術士試験も多くの方が不合格を経験されると思いますが、それはプラスになるための準備期間です。その期間があったからこそ、合格を勝ち取ることができるといっても過言ではありません。
・楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ。
シェークスピアの名言です。
何事も楽しんでやるということはとても重要ですよね。仕事というだけで嫌だなと感じてしまう人もいると思いますが、仕事も楽しくできれば、苦労も苦痛にならないということでしょう。
技術士試験の勉強も、やりたくないなと感じれば、苦痛になってしまいますが、楽しんでできる工夫をすればとても良い結果につながるのではないでしょうか?
2018年02月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士2次試験では、いかに素早く文章をつなげるか、がポイントになります。
600字の論文(1枚モノ)にせよ、1200字(2枚モノ)にせよ、1800字(3枚モノ)にせよ、文章のつなぎ方のパターンを持っておくと、素早く筆記できます。
以下に、文章のつなぎ方のパターンを3つ紹介します。
1.直列つなぎ
前の文の最後に使った単語を、次の文のはじめに使っていくつなぎ方です。
例)わが国で大きな問題になっているのは、少子高齢化にともなう労働力人口減少である。
この労働力人口の減少は、技術者数が少なくなることを意味する。
技術者が少なくなると、科学技術面の競争力がいっそう低下してしまう。
2.並列つなぎ
前の文のはじめに使った単語を、次の文のはじめにも使っていくつなぎ方です。
例)労働力人口減少が、少子化高齢化により引き起こされている。
この減少によって、技術者も少なくなってしまいかねない。
つまり、労働力人口の減少は、科学技術面の競争力のいっそうの低下につながってしまう。
3.PREP法
「主張→理由→例示→再主張」でつなぐ方法です。
例)少子高齢化にともなう労働力人口の減少は、技術領域においても、きわめて深刻な問題である。
なぜなら、労働力人口が減少すれば、技術者数も少なくなってしまうためである。
これにより、例えば、新技術の開発ができなかったり、公共インフラの保守点検が遅れたりすることが懸念される。
このように、労働力人口の減少は、早急に対策をするべきテーマである。
使いやすそうなものがあれば、取り入れてみてください。
そうすれば、試験の途中で、ピタリとペンが止まることが少なくなります。
なお、「労働力人口」とは、15歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせたものを言います。
2018年02月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士受験を考えている皆様には既に周知の事実であると思いますが、今年は技術士試験制度が大きく変わる初年度となる予定でした。
しかし、文部科学省の都合で試験制度の大幅変更は延期となった模様です。
本年度は前年度と同様の試験が実施されます。
平成30年度技術士第二次試験実施大綱
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5482_1.pdf
今回は延期となりましたが、多くの資格試験において、この試験制度が変わる時の初年度は極めて重要な意味合いを持っております。
今までの傾向が、そのまま続くのかということが試験時の気になる所なるでしょう。
特に選択科目の集約の予定されていた専門分野では、その準備ができないなどの弊害が出るかと思われましたが、今まで通りの対策を行えばよいということになりました。
本年度は延期となりましたが、試験制度の改正は継続協議となっております。
また来年、再来年と試験制度の改正がなされる可能性があることを頭に入れながら、今年の試験を頑張りましょう。
試験制度が変更となる場合は突然決定されることが多く、受験者にとってはなかなか気持ちの落ち着かないところではあるのでないでしょうか?
記述式や口頭試験など、ある意味出たとこ勝負のような試験が多いため、何から手をつけてよいのかと考えている方の多いと感じます。
その場合は、試験の趣旨を確認しましょう。
技術士試験は、科学技術の専門的応用能力を有するかどうかを見る試験です。
最終合格率も10%台ではありますが、決して合格できない試験ではないと考えることができます。合格者も企業に勤めながら勉強を続けている人がほとんどです。
そういった人たちとの違いといえば、努力する気持ちがあるかないかという一言に尽きるでしょう。
試験制度が変わってしまった場合、今までの努力が水の泡だと、嘆きたくなる気持ちは良く分かりますが、それでも合格者が出ます。
試験は時の運も関わってきます。試験制度の改正などは自分ではどうすることもできないものです。こうしたものに捉われず、自分のペースを保てるように調整をしましょう。
2018年03月06日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験の対策講座で毎年、繰り返されるやり取りがあります。
筆記試験合格者が口頭試験の準備で毎年、繰り返される後悔があります。
講師
「この業務経歴票の添削は受けましたか?」
「業務経歴票であなたが技術士として相応しい点はどこですか?(技術士に相応しいという点が表現できていませんよ)」
「いまから業務経歴票を書き直すことはできませんから、できることをやるしかないですねぇ。」
受験生
「添削は受けていません・・・」
「業務経歴票が大事なのは聞いていましたが、そこまで重要だとは思っていませんでした・・・」
「・・・、受験申込から、やり直したいです」
業務経歴票が重要だという理由は、明確です。
筆記試験を合格したあとの口頭試験で、試験官の手もとにその業務経歴票があるからです。
そして、20分間、おもにその業務経歴票に書かれた内容について、質疑応答がされるからです。
この業務経歴票には、技術士に相応しい専門知識、課題設定能力、問題解決能力が示されている必要があります。
5つの業務経歴に示されている必要があります。
720字の業務詳細に示されている必要があります。
ここで避けたい用語は、あいまいな単語です。
「大幅に生産性が向上した」「顕著に改善された」「多くの地点をリスト化できた」は良くないです。
程度を表す副詞があいまいだからです。
そこで、つぎのように表現してみます。
「本技術により生産性が前年と比べて6%上昇した」
「私が提案した工程を採用した結果、作業員を8名から5名に減らすことができた」
「このプログラムにより、わずか3ヵ月で324地点から約15万地点をリスト化することができた」
可能であれば、職場の技術士や、対策会社を利用して、添削指導をしてもらうとよいでしょう。
2018年04月26日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 16
択一問題の傾向は、受験される部門や科目によって異なります。しかし、大切なことは、この択一問題で60点以上の回答をしないと記述式問題の採点をしてもらえないということです。決勝に進みたいのに予選で敗退するのは避けるべきです。
では、どうすれば、択一問題で合格ラインを突破することができるのでしょうか?それはズバリ過去の問題を完璧にマスターするということです。それは、単に過去問題を覚えるのではないです。過去問題を解けるように自分の苦手な分野を知り、不足する知識を得て、合格水準に自分を持ち上げるということです。
年度や部門、科目によって多少の変動はありますが、概ね過去の問題から半分から6割の出題があります。そして、合格水準が6割なので、過去問題をしっかりとマスターすれば、合格するはずなのです。でも、択一問題で不合格になる人は多い。それは何故なのか。そして、どうすれば良いのかについて3点ほど列挙します。
1)忘却期間を活用します。
2)過学習を避けます。
3)最後は丸暗記します。
1)忘却期間を活用します。
人間は、忘れるものです。過去問題を解いてみましょう。そして、理解したつもりになります。そして、少し時間をおきます。1週間とか1ヶ月とか。そうすると、必ず人間は忘れる問題があります。それはその問題が求めている知識が不足しているか、理解していないかです。そして、周辺知識を補充して、理解したつもりになります。しばらく時間をおくと、また忘却する問題があります。そして、それを勉強することで、頭脳は忘れてはいけない認識して、記憶に定着するようになるものです。
2)過学習を避けます。
択一問題の問題を何度も解いていると、内容は理解していないが、答えを思い出す場合があります。これを過学習と呼びます。本質的な理解をしていないのに、答えが出てくるのでマスターしたつもりになるのです。練習ではうまくいくが本番ではダメなケースはこの過学習が原因であることが多いのです。本質を理解しないで、上っ面だけを理解して、理解したつもりになっていないか。謙虚な姿勢が大切です。
3)最後は丸暗記します。
何度調べても理解できない問題はあるものです。自分も過去5年分の問題を解いて、前項の過学習によって答えは分かるけど、なぜその答えか分からない。特に、専門分野であれば、突っ込んで調べるが、専門外の問題だと、調べれば調べるほど分からないことが増えてきて収集がつかないし、時間もない。そんな時は、割り切りも必要です。そして、実際そのような難解な問題は意外と再度出題されることがあります。試験の5分前に丸暗記したものが出題したこともあります。まあ、最後まで諦めない気持ちが大切なのかもしれない。
是非、過学習にならないように注意しながら、忘却機能をうまく活用しながら、自分の記憶能力と理解能力を試すつもりで勉強して欲しいです。
以上
2018年04月28日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 16
選択科目II(記述問題)は時間との勝負
技術士試験が難しいと言われるのは、やはり記述式問題のせいだと思います。平成31年度からは択一問題もなくなり、二次試験の筆記試験は全て記述問題となります。その中でも、この選択科目IIは、600字の解答用紙4枚を2時間で書ききる必要があります。つまり、600字の解答用紙1枚を30分で書く必要があります。これって結構大変です。
技術ノートの活用
では、どうすれば30分で600字を書き切ることができるのか。そのためには、まず自分の専門分野で重要なキーワードを100個ほど抽出して、それぞれのキーワードの概要(特徴)と課題とその解決策などを技術ノートとして作成しましょう。自分はA4のパワーポイントに枠組みをつくってそこにネットで調べた内容をどんどん書いて行きました。だいたい、900文字相当の情報量があります。最初はこの技術ノートを見ながら、そのキーワードの概要や課題、解決策を600字の解答用紙に書くのです。最初は30分は目安でいいです。文字として、書いて行こうとすると、書きやすいものと書きにくいものがあります。書きにくいということは整理されていないということなので、どうすれば分かりやすいのか、大切な論点が抜けていないか、課題と解決がバラバラになっていないか。そんなことを気にしながら技術ノートを改定します。そして、その改定版を見ながら、また600字の解答用紙に30分で書くのです。今度は最初の時より数段書きやすくなっているでしょう。そんなことを100個のキーワードに対して繰り返していると、技術ノートのまとめ方のコツや、解答用紙への書き方のコツが見えてくるものです。3回目には、技術ノートを1分ほどよく読んだら、技術ノートは裏返しにして、本番のつもりで600字の解答用紙に手書きで書いて行きます。そして、30分経過したらストップ。そして、技術ノートを表にして、自分で自己採点します。記述のロジックは明確か、キーワードは抜けていないか。そんなことを繰り返していると30分で書ききる能力が身につきます。
2枚ものも1枚もの×2と捉える
選択科目IIでは、通常知識を問う1枚ものが2つと、応用能力を問う2枚ものが1つに解答する必要があります。でも、600字で書くテンポやコツを身につけたあなたにとっては、2枚ものの問題も課題や解決などをブレークダウンすれば良いのです。前半書くべきことと、後半書くべきことをまず整理して、前半書くべきものをさらにブレイクダウンします。設問が求めている内容に基づいて解答すべき内容の構成を考えて、それぞれに欠かせないキーワードを思い出します。そして、解答用紙には、割り当てたスペースに基づきながら、タイトルとサブタイトルを書いて行きます。そして、試験官に理解してもらえるように分かりやすい図表を書きます。
本文を書くのは最後
解答用紙にタイトルとサブタイトルと図表を書いたら、そのスケルトン(骨子)を元に、試験官に対して説明するつもりで、声を出さずに説明するのです。いわば、書く前のシミュレーションです。600字の内容を(無音)で読むのに必要な時間はわずか数分です。そして、一度無音で説明して、違和感を感じた部分があれば、その点を修正します。修正するとと言っても、まだタイトルとサブタイトルしか書いていないので、修正は簡単です。そして、これで大丈夫と思ったら、無音で説明した内容をもう一度文字として書いていくのです。実際に書く時間は、1文字1秒としても、10分ほどです。実際は、すでに、タイトルとサブタイトルと図表が書けているので、7-8分で十分でしょう。
ウォータフォール型からアジャイル型
解答用紙の最初から順番に書いて行くのが、ソフト開発のウォータフォール型だとしたら、私が提案しているのはアジャイル型です。つまり、設問の主旨に基づいて全体の構成を考える。そしてタイトルやサブタイトルとキーワードを考えて、タイトルとサブタイトルを解答用紙に書いていく。そして、理解を助けるための図表を書く。次に、無音で説明してみる。最後に、その内容を文字として書いて終わり。
アジャイル型のメリット
最大のメリットは論理を明確にしやすいこと。骨子を決めて、そこから肉付けするので、試験官も理解しやすい。また、受験者にとっても、大枠を書いて、図表を書いているうちに、忘れていたキーワードなども思い出しやすい。一度無音で説明するので、文字となる内容は他の受験生の解答よりも一段こなれたものになりやすい。つまり、合格しやすいということです。
是非頑張ってください。
2018年05月04日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験の合格には、毎日の勉強が欠かせません。
しかし、なかなか集中して行うということもまた難しいものです。私自身の話をすれば、執筆案件が立て込んでくるとなかなか集中して執筆するという事も気が重くなってしまいます。
毎日これだけやると決めても、一日何らかの理由でできなくなってしまうと、次の日からは継続するという事ができなくなってしまうということもよくあります。
しかし、これでは技術士試験に向かうための勉強ができなくなってしまいます。
技術士試験の勉強に集中する方法をいろいろと検討してみました。
15分ワンセットとして考える
人間の集中力は、30分が限界と言われています。2時間勉強をすると言っても、2時間ずっと集中しているわけではなく、脳内で休憩を挟みながら行われています。
30分集中して勉強すればいいのですが、そこまで集中して勉強してしまうと、疲れてしまうということもよくあります。
そこで、15分をワンセットで10分休憩のリズムで勉強を行うという方法があります。
これは、15分頑張って10分窓の外を見たり、違うことを行い、再び15分集中するというサイクルの勉強法です。
試験時間中であっても、集中する時間とそうでない時間があるように、集中に緩急をつけて、長時間勉強を継続させる長期戦です。
私の場合、執筆にかける時間は15分として、休憩10分で情報を集めたり、内容の確認で調べたりという形です。このインターバルによって、長時間の缶詰執筆ができるようになります。
分かる問題から解いていく
人間は、分からない問題や、意味の分からない文字ばかり見ると集中するどころではなくなってしまいます。
語学を行う場合も、難易度が重要で、英語を学ぶのにいきなりアメリカのラジオニュースなどを聞いても全く意味が分かりません。
自分の現在のレベルに合った問題から解いていき、少しずつ難易度を上げていくというやり方で集中するという方法があります。
この場合、問題が解けるということで勉強するのが楽しくなるということで集中ができる形になります。そうした問題を解いていくことで、最初に見た難しい問題も自然と回答できるようになっているはずです。
勉強に集中する方法は人それぞれですが、無理のない勉強法で少しずつ問題を解いていくといことが重要ではないかと思います。
2018年06月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16
選択した問題番号を書かなかった場合、容赦なく失格になります。
救済、温情はありません。
一発で失格になります。
失格になった受験生を、実際、2名知っています。
平成30年度の試験では、総合技術監理部門以外の部門では、
Ⅱ-1は4問中、2問を選択します。
Ⅱ-2は2問中、1問を選択します。
Ⅲは2問中、1問を選択します。
ですから、問題文を見て、できそうな問題を選択して、そこで、必ず一息つく、こと。
「必ず」です。
そして、その番号を、すべての答案用紙に書いてしまいます。
さらに、できることなら、
Ⅱ-1の1つ目
→Ⅱ-1の2つ目
→Ⅱ-2
→Ⅲ
と順番を変えることなく、解答していきます。
番号違いを防ぐためです。
試験当日は、非日常の出来事の連続です。
そんなときには、思わぬミスをしてしまうものです。
問題番号を書き忘れるなんて、と思われるかもしれませんが、ふだん注意深い人が、忘れてしまう現実があるのです。
さて、つぎに挙げるものは、一発失格にはなりません。
・答案中の誤字(致命的ではない)
・専門用語の誤字(致命的になるときがある)
・汚い字、下手な字、雑な字、略字
これらのミスは、若干であれば、許されます。
なぜなら、技術士試験は、限られた時間で手書きをするためです。
しかし、それが度重なると、「この人は、こんなにケアレスミスをして、技術士に相応しい人物とは言えない。」と判断されます。
答案の内容以外で、不合格にならないようにしてください。
2018年06月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験に向けて勉強しなくてはいけないのに、集中力が続かないと困ったことありませんか? 30分のまとまりで、時間管理を行うと、集中力を維持しやすくなります。
30分間の内訳は、25分間を勉強にあて、5分間を休憩にあてます。この方法がよいところは、「もう少し勉強したい」という気持ちを持ちながら5分間休憩することで、次の30分を勢いよくスタートできることです。休日に時間がたっぷり取れたときのことを想像してみてください。2時間や3時間、ぶっ通しで勉強して、休憩を挟んだら、そのまま何時間も休んでしまったことはありませんか?
無理をして長時間勉強するよりも、細切れで休憩をはさみながら勉強を続ける方が脳への負担は少なく済みます。
この方法はポモドーロ・テクニックとしても知られていますが、25分間に固執する必要はありません。人によって集中力が持続するタイミングは異なります。25分間集中を続けることが難しいこともあるでしょう。25分が長いと感じた場合は、15分の勉強と3分の休憩にしてみるなど、ちょうどいい集中状態が作れるか試してみてください。継続していくことで、集中できる時間は少しずつ延びていきます。
短期間の集中をするためには、時計を見るのではなく、タイマーを利用してください。時間が来たら自動的にアラームで知らせてくれるので、勉強に集中することができます。タイマーの利用は、勉強中だけではなく、休憩時間にもセットしましょう。「あと何分かな」と時計を観るだけでも、集中力は簡単に途切れてしまいます。
細切れの時間管理とタイマー活用で、集中力をフル活用しましょう。勉強に没頭しやすくなるはずです。
2018年07月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 16
筆記試験が終わって約2週間ですね。
日本技術士会から択一式の正答が公表されていますが、自己採点はされましたか?
さて、前にも書きましたが、筆記試験合格者に行われる口答試験で、筆記試験の論文について
聞かれることがあります。
ですから、まだ論文の再現をされていない方は、論文の再現をしておくことを強くお勧めします。
試験から日が経つにつれて何を書いたかどんどん忘れてしまうので、もしまだでしたら、すぐにして下さい。
まずは、論文を再現することが必要ですが、そのあとは急ぎませんが、次のことを実施しておきましょう。
・間違いがないか、不足がないか確かめて下さい
参考書などを調べながらでよいので、ご自身が書かれた論文に間違いがないか、わかりにくいところはないか、
不足していることはないかチェックして下さい。
本当なら、こういう風に書いたらよかったという「模範解答」を作成するのがよいと思います。
・口頭試験での回答案を作成して下さい。
口頭試験で、「訂正や追加することはありませんか」という問いに対して訂正や追加したいことがある時には、
「筆記試験のときには、○○がよいと思いましたが、試験後、落ち着いて考えると、△△の方がよいことに
気付きました」みたいな、説明をできるようにしておくことが必要です。
口頭試験で試験官が質問してくるということは、論文に疑問があるか間違いがあると考えているということです。
試験官は論文を持たれていますので、何を書いたか聞きたいのではないので、再現だけで終わってしまったら
意味がありません。
せっかく筆記試験に通っても、口頭試験に落ちたら、また筆記試験からです。
手を抜かず、すべきことをして、万全の状態で口頭試験を受けられるように、準備をして下さい。
皆さんの、筆記試験合格をお祈り致します。
2018年07月30日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 16
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅡ-1-4に関する記述です。
Ⅱ-1-4は海岸・海洋に関する問題で、人工リーフについて問う内容です。
人工リーフについては、「人工リーフの設計の手引き(改訂版)」(以下、『手引き』とします)の一部改訂が
平成29年6月に行われていますので、その内容を踏まえた記述となっていることが必要です。
問われているのは以下の3点です。
①人工リーフの設置の目的を2つ
②離岸堤と比較した場合の特徴を1つ
③波浪の作用に対して人工リーフの構造上の安全性を確保するための「設計」及び「点検」の際の留意点をそれぞれ1つ
まず①についてです。
人工リーフの設置の目的は、防災目的と海岸利用や環境改善に大別されます。
防災目的としては、
・うちあげ高、越波量、あるいは飛沫量を減少させる
・沿岸漂砂量を減少させる
・人工リーフの岸側に砂を堆砂させて汀線を前進させる
・人工リーフの岸側の砂が沖向きに流出するのを防止する
ことが挙げられます。
海岸利用や環境改善に関しては、
・静穏な海域をつくり利用を促進する
・人工リーフによる岸向き流れの発生を利用して水質の改善を図る
・人工磯と同様に魚礁効果を発揮させる
ことが挙げられます。
これらのうち、2つが記述できていれば題意を満たした内容となります。
次に②についてです。
離岸堤は、『海岸背後にある人命、資産を高潮及び波浪から防護すること若しくは海岸侵食の防止、軽減及び海浜
の安定化を図ること又はその両方を目的とし、汀線の沖側に設置される天端高が海面よりも高い海岸保全施設』です。
人工リーフは、『海岸背後にある人命、資産を高潮及び波浪から防護すること若しくは海岸侵食の防止、軽減及び海浜
の安定化を図ること又はその両方を目的とし、汀線の沖側に設置される天端高が海面よりも低い海岸保全施設』です。
ここでは「離岸堤と比較した場合の特徴」が求められていますから、天端高が海面よりも高いのが離岸堤で、低いのが
人工リーフという記述が必要です。
最後に③についてです。
設計時の留意点については、『手引き』の改訂内容を踏まえるのであれば、被覆工の被覆材質量の算定方法を取り上げて、
国総研のマニュアルに従って実施する等の内容が考えられます。
点検に関しては、今回の『手引き』改訂で新たに加わった章です。点検の時期、点検の視点、点検方法、被災後の原因調査
と結果の反映、標識灯被災への対応の工夫、の5節がありますので、この中から1つについて留意点を述べていれば題意を
満たした内容となります。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年07月31日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 16
先に、口頭試験で筆記試験の回答について聞かれることがあることを書かせて頂きました。
口頭試験の中のどのようなシチュエーションで聞かれたかよく分かりませんが、
「回答しなかった(選択しなかった)問題について、どのようにお考えですか」みたいな質問が
あったことがあるそうです。
口頭試験で万全を期するという意味では、Ⅱ-1、Ⅱ-2、Ⅲで回答しなかった問題も
一度、回答を作成してみましょう。
書籍やNetで調べながらでよいので、模範回答を作ってみましょう。
出題されるということは、その選択科目の技術士として知っておくべき事項であると考え、
自己研鑽のつもりで、回答してみましょう。
これから、口頭試験の準備をしていくと分かることですが、技術士には「継続研鑽の責務」が
あります。
もし、「回答しなかった問題」についての質問があったら、合格前から「研鑽」に
努めているアピールもできると思いますので、急ぎませんがやっておいて損はないと思います。
頑張って下さい。
2018年08月23日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 16
試験が終わって1ヶ月以上経ちました。
ここで今一度、やっておきべきことを再確認しましょう。
①択一問題の自己採点
日本技術士会で既に正答が発表されています。
ご自身が6割以上(9問以上)正解しているか自己採点しましょう。
建設部門に関しては正答の追加訂正も公表されています。
「1問正解が足りなかった~」という方が合格点に達した可能性もあります。
再度確認してください。
②選択科目Ⅲで記述した論文の復元
選択科目Ⅲで記述した論文内容は口答試験時に質問される可能性があります。
仮にA評価であっても質問される可能性があります。
技術士には「資質向上の責務」があります。
口頭試験時には筆記試験時よりレベルアップした姿をアピールしなくてはいけません。
必ず論文は復元しフォローアップも行ってください。
せっかく口答試験まで進んだのに、悔し涙を流さないためには今が大事です。
また、来年再チャレンジとなった場合にも復元論文は重要となってきます。
今年B評価の論文を来年A評価にするためには今現在の実力を知っておくことが重要です。
無事に択一問題を突破し、論文もそこそこ記述できた方は口頭試験について軽く勉強しておくことをお勧めします。
口頭試験対策は筆記試験合格発表後からスタートでは間に合わない可能性が高いです。
時間に余裕があるときにコツコツと前に進むことが合格へと導いてくれるでしょう。
2018年10月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16
口頭試験の合格率は90%です。この数字が、クセものなのです。
合格率15%の筆記試験をパスできた人が、「口頭試験で落ちたら、たまったものではない」と、対策をして挑んだ結果が90%なのです。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、合格者は、「口頭試験は苦労しなかった」と言ってしまうことが、しばしばです。
真に受けないことです。
ということで、早めから、口頭試験の対策をしておくのが、吉です。
口頭試験では、こんなことが聞かれます。
○3義務2責務は何ですか?
○そのなかで、あなたがもっとも重要と思うものは?
○その理由は?
うしろ2つには、決まりきった答えはありません。
技術士として、どのように考えているかを、筋道をたてて、回答すればよいでしょう。
最近では、3義務2責務の単なる用語説明を求める質問が減ってきています。
例えば、つぎのように理解力を試す質問が増えてきています。
○名称の表示とは具体的にどのようなものですか?
○信用失墜行為とは具体的に?
○××社の不祥事は、3義務2責務のどれに該当するか?
○資質の向上はなぜ必要か?
そのほか、つぎの質問も頻出です。
○CPDとは?
○継続研鑽として何をしていますか?
○CPDポイントはいくらか?
○APECエンジニアとは?
○IPEA国際エンジニアとは?
○技術士と同等の海外資格には何がありますか?
通常、わからない場合、「わかりません。帰ってから確認します。」というように、受験対策会社は指導します。
でも、もうそろそろ、その常套句も通用しなくなるでしょう。
技術士会のHPを確認したり、対策講座を受けたりして、知識の整理をすることをお勧めします。
2018年10月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16
口頭試験の合格率を少しでも上げるために、以下のことを1つでも多くやるとよいでしょう。
○受験申込書の点検
口頭試験では、受験申込書の詳細論文について、たくさん質問されます。
ですから、いまいちど、見直しておくとよいでしょう。
半年前に書いた文章は、きっと未熟な出来でしょうから、技術士になったつもりで、赤ペンを入れていくのがおすすめです。
最近では、詳細論文だけでなく、5つの業務経歴のうち、1つをピックアップして、詳しく尋ねられるケースが増えています。
注意をしてください。
○模擬試験や模擬面接の受講
当日の緊張を少しでも和らげるため、複数回、受講することをお勧めします。
当日は、テンポ良く試験がすすめば、17個ほどの受け答えができます。
総監部門以外では、このうち、5、6個は、模擬試験を受けていたからこそ、自信をもって答えられるとことになるでしょう。
総監部門では、的中はほとんどありませんが、いろいろな人に協力してもらい、さまざまな質問に対応できるようにしておくのが、安心です。
○日常業務で練習する
会社で人と話すときに、口頭試験を意識するようにします。
口頭試験では、長々と話してはいけません。
短く話して、質問されて、短く答えて、を繰り返します。
「それは、○○だからです。なぜなら、××だからです。」と、2文程度で話しようにします。
○そのほか、新聞やニュースで、情報を収集する
時事的な話題をふられたときの対策です。
その話題に対して、自分の意見を言い、その理由を述べられるようにしておきましょう。
奥さんがいる場合には、試験官役になってもらいましょう。
口頭試験対策が、みなさんを、技術者として一回り大きくしてくれるはずです。
2018年11月29日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 16
(経歴関係)
・あなたの組織では技術士制度はどう活用されていますか
・あなたの組織、あなたの所属部署、あなた自身の順で、社会にどう貢献しているか述べてください
・この経歴は技術士にふさわしいと思いますか。思うならどんなところがそう思いますか
(法倫理関係)
・技術士法が制定された背景を説明してください
・技術士のアカウンタビリティとはどのようなものだと思いますか
・技術士のコンプライアンスについて説明してください
・技術士より必要な資格があるのではないですか
・JABEE認定制度について説明してください
・技術士法で定める3義務はなぜ必要ですか
・名称表示の場合の義務を犯す場面があるとしたらどういう時ですか
・信用失墜行為の禁止をわざわざ法でうたっている理由は何ですか
・名称表示をしなければならない理由は何ですか
・近年、技術者の倫理が問われる問題が起きていますが、なぜ倫理が必要と思いますか
・倫理に関して普段意識していることはありますか
・あなたの業務で公益確保になった業務を教えてください
正しい回答はないかと思われますが、NG回答もあります。
本番に向けて頑張ってください。
2018年12月02日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 16
はじめに
昨日、東京タワーの向かいにある機械振興開館で開催された日本技術士会の技術士フォーラム2018に参加した。スマート農場に関して官民学の四人の講師による講演があり、予想以上に面白かった。日本技術士会に登録している会員に加えて非会員も参加可能だ。技術士になって嬉しいことの一つは、このようなセミナーが非常に良心的な価格で参加できて、かつその内容が秀逸なことだ。
技術士に求められるCPD
技術士法において3義務2責務が定められている。12月に口頭試験を受験する人は今必死に覚えていることだろう。いわゆる信秘公名資の最後の資だ。これは「技術士の資質向上の責務」であり、技術士法第47条の2で「技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。」と定めている。現在は任意だが、今後はこのCPDを資格の更新の条件とすることも検討されている。
日本技術士会の各種セミナー
CPDは責務であると同時に権利でもある。技術士の特徴はその分野が幅広いことだ。総合技術監理部門を含めて21の部門がある。自分は、電気・電子部門と経営工学部門と総合技術監理部門に登録しているが、登録している部門以外でも機械部会とか、建築部会、農業部会、化学部会などそれぞれの部門の例会では興味深い講演があり、その参加費も千円とか2千円程度だ。部門が開催する例会以外に、本部が開催するものや、認定グループが開催する例会もある。自分が幹事をしているIT21の会では、今月はドローン関連の講演を2つ、来月は医療ICT関連の講演を2つ行う。しかも、技術士や技術士補でなくても、それを目指している人は参加可能だ。しかも今のところ参加費無料だ。
まとめ
技術士会を目指す理由はいろいろあるだろう。そして技術士になると色々なメリットもある。この前もある大学のMBAの受験要項を見ていたら、技術士を含む士業の人は小論文試験を免除するという大学があった。そして、今回のテーマの各種セミナーもそんなメリットの一つではないかと思う。昨日開催されて技術士フォーラム2018についてLuckyOceanのブログ「スマート農業を考える。」で簡単に紹介されている。CPDは日本技術士会に登録する以前のものもカウント可能だ。今から技術士になったつもりでCPDのポイントを貯めておくこともできる。次のURLで興味のあるセミナーがあれば参加してみませんか?
日本技術士会のCPDエントリー画面:https://www.engineer.or.jp/ippan/dmsw0211.php
以上
2019年01月16日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
こんにちは。
早速、口頭試験想定問題集その2(技術士法、技術士倫理)を載せていきます。
ここに関しては暗記してください。
1.技術士法の目的は?
2.技術士法はなぜ必要だと思いますか?
3.技術士とは何ですか?
4.罰則には何がありますか?
5.技術士と同様の外国資格を知っていますか?
6.国際相互承認資格を知っていますか?
7.3義務2責務を言ってください。
8.3義務2責務の中で最も優先するものは何ですか?
9.信用失墜行為の禁止を法で謳っている理由は何ですか?
10.公益とはなんですか?
11.貴方の職務上、公益確保に反する事は何ですか?
12.もし公益に反する行為を強制されたらどうしますか?
13.公益確保に関してどのような対応をしていますか?
14.内部告発においてあなたを守ってくれる法律を知っていますか?
15.資質向上のために日ごろから何をしていますか?
16.2次試験受験には1次受験合格もしくはJABEE終了が必須なのは何故か?
17.技術士法の第4章の内容を述べてください。
18.技術士法第45条の二では何を定めていますか?
19.第45条に違反するとどのような罰則がありますか?
20.第44条に違反する行為にはどのような行為がありますか?
21.秘密保持義務とはだれに対する義務ですか?
22.名称表示の義務に違反する行為とは具体的になに?
23.名称表示の義務の目的は?
24.信用失墜行為の禁止についての最近の事例は?
25.欠格条項の内容を説明してください。
26.技術士の継続研鑚について知っていますか?
27.CPDとは何ですか?
28.CPDへ加点する為に取り組んでいることは何ですか?
いかがでしょうか?
単純に3義務2責務の内容を答えるだけではなく、最も優先するものは何か?公益とは何か、罰則とは何か、など技術士法の中身をしっかり勉強しておきましょう。
また倫理に関しては、最近の事例をニュースで読んでおくと良いです。どこの会社がどのような不祥事を起こしたのか?その原因は?防ぐためにはどうしたら良いかをまとめておきましょう。
それでは、口頭試験頑張ってください。
2019年01月21日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士を目指す方々を応援する内容になればよいなと思い書いていきます。
○「技術士」は、産業経済、社会生活の科学技術に関するほぼ全ての分野(21の技術部門)をカバーし、先進的な活動から身近な生活にまで関わっています。
○「技術士」は、国によって科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です。
○「技術士」は、「技術士法」により高い技術者倫理を備え、継続的な資質向上に努めることが責務となっています。
~技術士会HPより抜粋~
キーワードは、生活上関わりがある分野をカバーしていること。科学技術の応用面で最も権威ある国家資格であること。
倫理感を備え、かつ継続的に資質向上する努力をしなければいけません。
口頭試験でも聞かれる部分ですからしっかりと理解しておきましょう。
さて、資格には業務独占資格と名称独占資格というものがあります。
技術士は、名称独占資格に当たります。それぞれの意味を示します。
<業務独占資格>
「特定の業務に際して,特定の資格の免許,免状等を有する者だけが業務を行うことができ,
資格がなければその業務を行うことが禁止されている資格のこと」とされています。
医師や税理士,弁護士,一級建築士などが当てはまります。
すなわち、特定の業務はその資格を持っている人しかできないという資格になります。
<名称独占資格>
「資格がなくてもその業務に従事する事はできるが,資格取得者のみ特定の資格名称(肩書き)を名乗ることができ,
資格を所有していない者が法律に定める特定の名称を名乗ることができない資格」とされています。
技術士は名称独占資格ですから、技術士という名称を独占できるというだけで,業務内容に関しては誰が行ってもいいのです。
しかし、誰が行ってもよい業務であったとしても、技術力が高い、応用力が高い人に業務を請け負って欲しいですよね?
技術士は国から技術力が高いですよと認められた人が保有できる資格です。
当然、社内外の方々と仕事をする際に多くのメリットがあるとともに責任も重くなります。
資格が持つ責任についてもしっかりと考えてみて下さい。
2019年02月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16
平成31年度から試験制度が変わります。Ⅰの必須科目は、600字詰答案用紙3枚です。
Ⅱの選択科目は、Ⅱ-1とⅡ-2をあわせて600字詰答案用紙3枚です。
おそらく、Ⅱ-1が1枚、Ⅱ-2が2枚となるでしょう。
そして、Ⅲの選択科目が3枚です。
それぞれ、試されているスキルや、評価基準が異なります。
したがって、経験豊富な講師や、受験対策会社の指導を受けたほうが、効率的です。
独学組は、『平成31年度技術士第二次試験に関する出題内容等について』と『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』を熟読し、対策するとよいでしょう。
たとえば、Ⅱ-1では、専門知識を問われています。
Ⅱ-2では、応用能力を問われています。
ですから、当然に、記述しなければいけない内容が変わってきます。
Ⅱ-2は、いままでの試験から、おそらく600字詰原稿用紙2枚になると先ほど言いました。
そこに、応用能力を示す「業務遂行手順が説明できること」や「業務上の注意点・留意点や工夫を要する点」を説明すると加点につながります。
また、「業務上に求められるリスクとその対応を記せ」、「業務を行う際の利害関係との調整で留意する点を述べよ」という設問がくる可能性も高いでしょう。
ここでも、専門知識ではなく、それから一歩踏み込んだ応用的な記述をすると加点されやすくなるはずです。
にもかかわらず、教科書や白書で覚えた専門知識を披露してしまうと、得点を積み重ねることができず、合格圏に入れません。
技術士試験で試されている能力は何か、各設問で問われているスキルは何かを明確にして、効果的・効率的に対策をしてください。
2019年02月04日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
受験生の中で合格する人の特徴として以下の3点が共通していることに気づきます。
・素直な人(言われた事をすぐに実践する人)
・何事にも積極的であること(行動が速い)
・人のネットワークが広いこと
素直な人は、教えられたことを自分の中で理解し、合格するために真似をすることを始めます。
教えられたことを素直に実行に移すのです。
逆に、教えられたことに対して反抗的な人は、自分はそう思わないと考えたり、
同じやり方は嫌だと考えたりしてしまいます。結局、悪い部分を直さずに、実行に移すこともできないのです。
教える方々は、自分の経験をもとに合格するためにはどうしたら良いか?を伝えています。
受験生を落とすことを考えて発言する人はいません。まずは素直になることが大事です。
また、周りに何をやってもうまく立ち回る人、結果が付いてくる人、要領がいい人がいると思います。
そのような人に共通する事は、積極的に行動し、人材ネットワークも広いことが挙げられます。
資格試験において、膨大な知識を限られた時間で頭の中に詰め込むことは、時間と効率が大事になります。
時間が大事なのに、すぐに行動しなければもったいなくないですか?
また、近くに資格試験を経験した方が居れば、様子を聞けばいいんです。
勉強方法はどうしたか?時間の作り方は?教材は?などと質問すればいいんです。
それは、ズルでも何でもなく、効率が良いやり方です。
まず、受験したいという資格があるならば、素早く行動に移してください。
そして廻りの方々の経験をうまく利用してください。更に、それらの情報に対して素直になってください。
合格する為には、これらのことが大事です。
2019年02月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
受験生の皆様、すでに勉強を始めているでしょうか?
技術士2次試験は、2019年7月15日です。
あと、約150日しかありません。技術士2次試験の試験内容は容易ではありません。
いかに効率よく時間を作るか、これが合格のためには非常に大事なものになります。
通常のお仕事があり、休日はご家族のために時間を費やす必要もあるかと思います。
一例として、どのように時間を作るかについてご紹介致します。
まず、最も時間を多くとれる時間は、通勤時間です。
電車での通勤の方に限定されますが、片道1時間の通勤時間を勉強時間に充てることができれば、1日2時間を確保することができます。
月に20日間出勤すると月に40時間、2次試験までに200時間近く勉強時間を確保することができるのです。
ただ、車内でできる勉強に限られます。たとえば、キーワードについて調べることや、論文の構成を考えることはできると思います。
次は、休日の時間の使い方です。
休日すべてを勉強に充てることは難しいですが、
例えば午前中だけ、もしくは夕方以降など、少なくとも3時間は勉強時間に充てたいところです。
なぜかと言うと、通勤時間での勉強では「論文を書く」という勉強ができないからです。
2次試験では1800字を限られた時間で書き上げることが必要になります。
つまり電車の中でキーワードの「インプット」を行い、自宅で「アウトプット」を行うという方法です。
論文を書く際には、試験時間と同じ時間をまとめて書き上げる訓練をしてください。
休日に3時間でも勉強に充てることができれば、2次試験までに120時間は確保できるはずです。
これでも合計で320時間です。合格を狙うためにはもう少し勉強時間を確保したいところです。
隙間時間に10分でも20分でも参考書を開くように癖をつけましょう!
2019年02月12日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
インターネットで「技術士 年収」と検索ワードを入れて検索すると、技術士の平均年収というものが出てきます。
このデータを見ると、約500万円~600万円です。
はたして、このデータがどこまで意味のあるデータでしょうか。
技術士というのは、何か特別な職種であるわけではありません。
公的な職に就いている方も居れば、民間企業に務めている方も居ます。
また年齢もバラバラです。
30代前半で合格する方もいますし、退社されてから合格される方もいます。
つまり、私個人の意見としては、何の意味も持たない統計であると言えます。
では、次に私の知り合いで技術士を取得した方々にこのような質問をしました。
「技術士資格を取得して年収は変わりましたか?」
するとほぼ100%の人が「変わりません」と答えます。
しかしこの回答は、かなり消極的な返答です。「変わりません」をもう少し詳細に噛み砕くと、
「技術士資格の取得によって、これまで得られていた年収以外に特別に貰える収入が無い」と言う表現が正しいでしょう。
事実私がお付き合いしている技術士資格取得者の範囲内では、
技術士資格を取得後、数年以内に会社待遇の変わった人が極めて多いです。
例えば、社内での等級が上がったり、地方勤務から本社勤務になったり、会社自体が上場企業に転職したりです。
これらを金額に換算することは難しいですが、業務において、活躍の場が増えたのは間違いありません。
まさに、技術士法第二条に記載されているように、技術士は、指導的立場で活躍できる人と言う評価です。
また、明らかに名刺交換での社外の方の評価が変わります。
技術士は、技術分野の資格において最上級の資格なのです。
是非、受験生の皆さんには資格取得前後の「周りからの評価の違い」を体験してほしいと思います。
2019年03月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験の勉強は膨大な知識を取り入れ、且つ問題点や課題を理解し、
更に解決方法まで提案する必要があります。
そして、解決方法によるメリットとデメリットまで理解して初めて高得点が得られます。
受験する部門の1つの専門の知識だけでも非常に多く、
試験日までに十分な知識を持つことができない受験生は、残念ながら不合格となってしまいます。
そのため、私は受験生皆さんに「隙間時間の勉強」を強く勧めています。
5分でも10分でも良いのです。
いつも技術士試験が頭にある、という状態を作り上げてください。
その1つの助けとなるアイテムをご紹介いたします。
水の中でもスラスラかけるノート:タグドメモパッド です。
驚異的な耐水性を持っており、完全に濡れても破れずに書くことができます。
この紙は、クリーニングのタグに使用されている紙を使用しています。
クリーニングのタグは、洗う前に付けているにも拘らず、全く破れていませんからね。
この紙を使用することによって、風呂でもキーワードの暗記や論文のネタを考えることができます。
入浴は1日の疲れを取る貴重な時間です。
最近はスマホを持って入浴するなんて方もいるぐらいです。
風呂にゆっくり浸かりながら、頭は5分だけフル回転させるなんて使い方ができるでしょう。
また、濡れた紙にも書くことができるボールペン:
パイロットからでている「ダウンフォース」もおすすめです。
これらを合わせることで入浴中でも普通に勉強ができてしまいます。
必ずしも全員に有意義な勉強方法というものは存在しません。
自分のライフスタイルから、この時間を勉強に当てたら大きいぞ!という時間を
見つけてみて下さい。そして、使用できるアイテムを検索し、有効に使ってみて下さい。
勉強は机に向かうだけではありませんよ。
それでは、頑張ってください。
2019年04月03日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験の合否基準は、書いた論文の得点が60%以上であれば合格、
60%未満であれば不合格と明確です。
しかし、どのような論文の場合に得点がもらえないか、について
良くわかっていない受験生が多くいると感じています。
技術士試験の合格基準は、技術者としてのコンピテンシーにあります。
それは一言で言うと、技術を用いて効果的な結果を出す、ということです。
そして、得点にならない論文とは以下のことです。
1. 出題者が求める重要事項が理解できない
これは問題趣旨を読み取れないことが主要因です。
問題の背景にある社会的なニーズや技術経営的課題に着目することによって、
かなり明確に出題意図を読み取れます。
2. 技術を応用した答えになっていない。
問題から解決に至るプロセスにおいて、専門の部門、科目の技術はどこで、
どのように応用するのか、その点を明らかとする必要があります。
解決策は得られても、ただ普通の解決策を書くだけでは不足です。
技術的根拠が書かれていなければ、答案上は思いつきと捉えられてしまいます。
技術士として十分な資質も持っていると捉えてもらえないのです。
3. 提案内容が実務的、効果的と感じられない
これは、コンピテンシーを意識した書き方となっていないことが主要因です。
すなわち何でも、ただ「~を~する」と提案するのではなく、
技術者コンピテンシーとは、「技術を用いて効果的な結果を出す」ことですから、
このような書き方となるように沢山過去問を解き、練習してほしいと思います。
2019年04月15日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 16
4月8日から、技術士第二次試験の受験申込受付が始まっています。最終締切は4月24日なので、
受験申込書の内容を推敲中の方も多いと思います。
ここでは受験申込書を提出する前にチェックしておくべき事項を紹介したいと思います。
1.受験する部門・科目がメインの内容となっているか
5つの業務経歴は、受験する部門・科目の内容がメインになっているでしょうか?また、「業務
内容の詳細」は、課題や解決策を受験する部門・科目の切り口で記述できているでしょうか?
業務経歴については、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、
研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導」であるとともに、受験する部門・科目の内容
がメインになっていることが重要です。例えば建設部門の道路科目を受験するのに、道路に関する業務
は1つだけで、残りの4つはトンネルに関する業務というような内容だと、口頭試験の時に厳しい質問が
来ると考えましょう。
「業務内容の詳細」については、題材もさることながら、課題や解決策が受験する部門・科目の切り
口になっていることが重要です。例えば道路が対象であっても、課題や解決策が軟弱地盤対策に関する
ことであれば、土質及び基礎科目と見なされる可能性が高くなります。
「部門・科目のミスマッチ」があると、口頭試験でリカバリーすることは非常に難しくなります。
提出前に適切な内容となっていることを確認しておきましょう。
2.年号は西暦で書いているか
5月の改元に伴うことかと思いますが、今年度から年号は元号ではなく西暦で記載することになって
います。細かい変更ですが、決められたルールに従った記載が必要です。
3.業務経歴の合計年数は記載した業務のみの合計となっているか
「合計年数の欄は①在学期間(上限2 年)及び②従事期間の合計年数を記入する」ことになっています。
従来は業務経歴を一部省略した場合でも、省略した期間も合計年数に加えることができましたが、今年度
からは省略した業務経歴の年月数を合計に加算しないことになっています。
4.業務内容の詳細の文字数は720字以内になっているか
受験申込書の「業務内容の詳細」欄の仕様が変更されています。従来は「720字のスペース内に入力」
だったので、せいぜい700字前後しか記載できませんでした。新たな様式では「900字のスペースに720字
以内で入力」なので、実質的には記載できる文字数が増えたと言えます。
提出前にWordの文字数カウント機能を使う等、720字以内で記述しているか確認しておきましょう。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2019年04月24日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
受験生の皆様、お疲れ様です。
今年のゴールデンウィークは、4月27日(土)~5月6日(月)で
10連休という方も多いのではないでしょうか?
もちろん、ご家族へのサービスも大事ですが、
今年絶対に合格する、という意気込みがあるかたは勉強を怠りません。
この10日間でどれ程の時間を勉強へ費やせるかで結果は異なります。
ちょうど、学生時代の夏休みで夏期講習を頑張った人と、
ずっと遊び続けた人で差が大きく開くのととても近いです。
実際、私自身も合格した年のゴールデンウィークは、
毎日欠かさず4時間は最低勉強していました。
勉強する場合も、ただ単にテキストを眺めるだけでは意味がありません。
例えば、毎日見ているはずの自宅のTVのリモコンのボタンの配置を
今、思い出して絵として書きだすことができるでしょうか?
私にはできません。
それは、脳が必要な情報として認識していないため、
記憶にとどめようとしないからです。
勉強でも、重要なキーワードにカラーマーカーを引いて終わり、
という方が結構おります。
カラーマーカーで着色したことによって、勉強したと思い込んでいるだけで、
実際には頭には入っていないことが多いです。
重要なものは、手を動かして書き出してみる。
そして、第3者へ説明してみて下さい。
説明できれば自分自身の言葉で理解できたという証拠です。
同じテキストを使い、同じ勉強時間を確保したとしても、
合格者と不合格者は明確に分かれます。
勉強方法、勉強効率が異なることで理解度が大きく異なるからです。
せっかく、自由な時間を勉強に費やすのです。
もっとも効果的な勉強方法を実践してください。
2019年05月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士試験はインプット3割、アウトプット7割くらいで対策するのがよいでしょう。インプットとは、専門知識を覚えたり、模範解答を分析したりすることです。一方、アウトプットは、実際に、原稿用紙に答案を書いてみることです。
答案は添削指導を受けると効果が倍増します。
なぜなら、自分で書いた答案で、自分自身が弱点を見つけ出すのは難しいからです。
例えば、主語と述部のねじれや、誤字脱字はなかなか見つけられないものです。
また、論理の飛躍も見つけにくいものです。
というのは、自分自身のアタマの中では、論理的につながっているけども、文章として飛ばしてしまっているということが、よくあるからです。
他人に読んでもらうことで、それを指摘してもらうことができます。
そして、添削指導を受けるコツがあります。
まず、良い指導者を見つけるということ。
もちろん、技術士がよいでしょう。そのなかでも、試験制度に詳しい人が良いでしょう。
とくに、平成31年度は試験制度が大きく変わりました。ですから、採点基準となっている「コンピテンシー」について、熟知している人を見つけてください。
つぎに、指摘された事項だけでなく、文章全般の改訂を繰り返すこと。
原稿によっては、コレもダメ、アレもダメ、コレは修正した方が良い・・・などと、場合によっては数十か所も、要修正箇所があります。
しかし、指導者は、その中からせいぜい十数箇所を指摘できるにすぎません。
ですから、指摘されなかった箇所であっても、カイゼンの余地がないか、よく検討することです。
そして、一番大事なことは、淡々と改訂すること。
一生懸命に書いた文章に、赤ペンを入れられると、なんだか自分が否定されたような気持ちになります。
ときに、指導者に対して、敵意が生まれたりします。しかし、指摘に、真摯に向き合い、改訂を続けることで、より良い原稿に生まれ変わります。
試験2か月前になり、いまから、実力が伸びます。頑張ってください。
2019年05月31日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
5月は、数多くの論文添削の依頼がありました。
従来通りの選択問題ⅡやⅢ、そして今年から始まる一般問題の論文(1800字)の依頼もありました。
受験生が作成した論文に対し、論文の内容だけでなく、構成を含めた添削を行っております。
その中で、多くの方に共通して言えることがあります。
それは、「論文構成の完成度が低い」ということです。
受験生の皆さんがどのように勉強しているか、までは把握していませんが、
おそらく過去問で出題された主題に対して、参考書の模範解答を読んだり、国交省の資料を読んだり、日経コンストラクションの記事を参考にしたりと様々でしょう。
つまり、論文に必要なキーワードや中身の勉強は徐々に進んできているようですが、
論文の構成を改善するにまで至ってない方が多いように感じます。
たとえば、以下のような改善点が多く見られます。
○各問題につけるタイトルの後に、再度タイトルの説明が書かれる。また、出題文に重複する内容が書かれる。
➔限られた文字数の中で、中身の濃い論文を書くためには、必要のない部分はバッサリと書かない。
○出題文に効果と留意点を示せとある場合、基本的にはその順序を守って回答する
➔大量の論文を採点する採点者にとって、読みにくい論文は加点しにくい。
○口語的な表現や、抽象的な表現が多い。
➔技術者としての資質を精査する試験ですから、稚拙な分や曖昧な表現は、理解が乏しいと判断されかねない。
○最初に書いた背景と、後に示す問題点がかみ合っていない。
➔過去問の模範解答だけを頭に入れている方は、示す技術的な解決策が乏しく、
出題文から述べる背景と問題点がかみ合わずに加点されない。
論文を書きあげる上で、膨大な知識量が必要なのは当然です。
しかし、いかに採点者へわかりやすく伝えるか?という点も
技術者として大事なスキルとなります。
自分が書いた論文は、自分では理解しやすく感じてしまいます。
かならず、他者に読んでもらいましょう。
そして読みにくい点、分かりづらい点などはどんどん指摘してもらいましょう。
2019年06月08日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16
勉強場所をいくつか確保しておくと、勉強がはかどります。自宅の書斎、図書館、喫茶店やファミレス、通勤電車など。
以下に、それぞれのメリットとデメリットを書きましょう。
自宅(の書斎)は、メインになる勉強場所です。本棚にある書籍を参照したり、パソコンで調べ物をしたりして、腰を落ち着けて勉強できる場所です。
一方で、小さなお子さんがいる場合には、しばしばその相手をする必要があり、勉強が途切れ途切れになってしまうといった難点があります。
近所の図書館は、昔から人気のある勉強場所です。一般的な家庭よりも充実した書籍類が自由に使えます。そして、高校や大学受験の対策をしている学生や、他の資格試験の受験生とともに、比較的、静かな環境で、自習することができます。
一方で、他の利用者に、ライバル心が生まれてしまい、勉強後には疲労感が溜まってしまう場合があります。
会社近くの喫茶店は、平日の勤務前や退勤後に使えるので便利です。たとえ、15分や20分でも地道に勉強を積み重ねれば、成果が確実に現れます。
喫茶店の良いところは、同じようなサラリーマンが資格勉強をしていることです。彼ら彼女らには、図書館の利用者にありがちな悲壮感があまりないところも良いところです。
また、休日の午前中の喫茶店やファミレスには、シニア層がリラックスして時を過ごしています。こちらも、日常業務の疲れを癒やしながら、気分穏やかに勉強するのに適しています。喫茶店やファミレスでの勉強は、まわりが騒がしいことがあるのと、長居しにくいことがデメリットです。
通勤電車は、時間をもっとも有効利用できる勉強場所です。移動の無駄な時間を勉強にあてられるのがメリットです。習慣にできると良いでしょう。
ただし、疲れているときもあるでしょうから、行きと帰りのどちらか一方でもできればOKくらいの気持ちでやるのが、続けるコツでしょう。
試験日まで残り1ヶ月、勉強場所を工夫して、納得いくまで対策しましょう。
2019年06月12日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
受験生の皆さん、こんにちは。
この技術士ニュースの中でも何度も取り上げられておりますが、
今年度から、必須科目が択一問題から筆記へと変更されました。
試験制度が変更された年というのは、
どのような問題が出されるか前例がない為、
対策が取りにくいという一面があります。
しかし、過去、平成19年~平成24年の間は、
必須科目は択一問題ではなく、1800字の筆記試験でありました。
そもそも、技術士2次試験というのは、20個の部門に分かれています。
例えば、機械部門や建設部門、農業部門、などです。
その中で、皆さんが受験するのは、ある部門のある科目を受験します。
科目というのは、建設部門で言えば、土質及び基礎や、鋼構造およびコンクリート、
建設環境、などの11の科目に分かれています。
受験する「必須科目」というのは、
それぞれの部門で、各科目に分かれて受験していますが、
部門全体の受験生が全て共通の試験問題を受験することになります。
すなわち、「必須科目で問われるは非常に範囲が広い」ということを示します。
そこで、過去の必須科目でどのような試験問題が出ていたのか?
を知るだけでも非常に大きなアドバンテージとなります。
過去の出題で出されているキーワードというものは、大きく変わっていないはずです。
キーワードをまとめて、意味を調べること。
また、出題のされ方についても着目してみて下さい。
それら過去の情報から、どのような事を求められているのか?を分析するのです。
各科目で共通する問題を出題する必要があるということは、
その年の時事ネタとなる場合もあります。
受験される部門の、国の政策や潮流を確認することも大事です。
どの部門で受験するにしても、やることは同じです。
2019年08月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
受験生の皆様、お疲れ様です。
私の方への筆記試験本番の論文添削の依頼も一段落したところです。
試験制度が変わり、初めての年なので、
なかなか採点基準や合格基準が明確化していないため、
他人の採点に一喜一憂する必要はありません。
受験生全員が自分の回答に不満がありますし、改善点があります。
完璧な答案だ、という人など一人もいません。
基本的には、何も書けなく答案用紙の8割を埋めることができなかった、
という人以外は、合格を信じて口頭試験の勉強に移ってください。
技術士に合格する為には、口頭試験は必須です。
いつか必ず勉強する必要が出てきます。
ならば、合格を信じて、今勉強するのがベストでしょう。
技術士2次試験は、難易度が高いと言われていますが、
合格率は部門により異なりますが、約10%です。
10%という数字は、そこまで小さな数字ではありません。
例えば、マラソン大会で5万人が参加するものがあったとします。
入賞する人は毎日何十kmと走っているアスリートであり、
一般人が入賞することは非常に困難です。
そして入賞は大きな話題となり、名誉が与えられます。
しかし、5000番内に入ることは一般の方でも可能性があります。
また5000番の方が話題になることは全くありません。
技術士試験は、1番、2番を決める試験ではないのです。
上位10%の範囲に入れば、全員が等しく技術士になる権利が与えられるということです。
自分の論文に自信がないと仰っている受験生もいますが、
他の方と比較しても、そこまで自信を失う出来ではありません。
不安はあるでしょうが、ぜひ前に進んでみましょう。
口頭試験は、暗記する項目もあります。
早く始めて悪いことなどありません。
頑張ってください。
2019年08月27日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16
受験生の皆さん、こんにちは。
どのような試験でも一発不合格の禁止事項があります。
技術士の口頭試験でも当然ながらあります。
この禁止事項を把握しておかなければ、
どんなに手ごたえを感じていても不合格となります。
以下に示す3つの事項は、私の経験からも自信を持って言える不合格要因です。
この中で、もっとも多い不合格要因は1です。
口頭試験は申込書に記述した業務経歴と詳細な業務内容から質問を出します。
業務内容を分かりやすく答えることは当然ですが、
その業務の中で、どんなところが技術士たるレベルに達しているのか?を説明できなければなりません。
不要な説明が多い場合、時間だけが過ぎてしまいます。
やさしい試験官の場合は、直球で「なにが技術士にふさわしい部分ですか」と質問がくる場合があります。
その場合は、まだ上手に説明できていなく、加点されていないと思ってください。
2番の「専門とする事項と業務経歴に相違がある」
こちらは、完全に1発不合格です。
「あなたの業務を聞くと○○ではなく、○○が専門ではないですか?」
という質問がきます。
この質問に、しっかりと否定し、記載した専門科目が自分の専門であることを説明できなければ、不合格です。
私の周りにも、この質問がきてうまく返答できずに不合格になった方がたくさんいます。
これらの質問を想定し、再度自分の答えを考えてみましょう。
口頭試験の合格率は8割~9割ですが、全く軽視できません。