2019年08月 月間アクセスランキング

技術士試験対策の記憶術 眠りながら記憶するには適切な休息時間が必要

2018年03月10日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「必死になって勉強したのに、翌日になったら記憶がすべて消えていた」なんて悔しい思いをするのはイヤですよね? 記憶が脳に定着するには、適切な休息時間が必要ということが、研究によって明らかになりつつあります。

 カナダ・モントリオールにあるマギル大学のシルベイン・ウィリアムズ博士たちによる研究によって、眠っているあいだの脳の活動と記憶に関する秘密が部分的に明らかになりました。眠っている特定の時間に邪魔をされると、記憶が定着しづらくなるということです。

 睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠というものがあります。簡単な区別の仕方として、ノンレム睡眠は深い眠り、レム睡眠は浅い眠りと覚えておきましょう。睡眠のあいだに何かしらの活動があり、脳に記憶が残るというのが定説ですが、複雑な仕組みを明らかにはしきれていません。そこで、ウィリアムズ博士の研究では、マウスをつかった研究でレム睡眠のあいだだけ邪魔をするというテストを行いました。結果は、レム睡眠を妨害されたラットの記憶はまったく定着しないというものでした。つまり、レム睡眠が記憶の定着に大きな関係をもっているということが証明された実験ということです。

 人の場合に置き換えてみましょう。1日の睡眠で、レム睡眠とノンレム睡眠は交互に行われます。複数回の交代があるため、極端に短い睡眠時間では、適切な回数のノンレム・レム睡眠が行われないということです。適切な睡眠時間というのは、個人差があるという意見が多く、3時間で十分な人もいれば、10時間必要な人もいるとされます。

 眠らずに勉強に取り組もうという熱い気持ちは大切ですが、きちんと睡眠をとることが記憶定着には必要であることも覚えておきましょう。効果的な睡眠が、学習効率を上げていきます。
 

合格者発表されましたね!

2018年03月12日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士二次試験に見事合格された方

 おめでとうございます。これも日頃のあなたの努力が実ったものです。
そして、同時にあなたを応援してくれた先輩、同僚、そして家族・友人
に恵まれたのもあなたの人徳です。喜びを満喫しましょう。そして、
落ち着いたら、次を目指しましょう。狙うは連続合格です。受験の
熱が冷めないうちに、受験のノウハウを掴みかけたこの時期に連続して
受験して、合格して、その実力を確実なものに磨き上げましょう。

 

今回の受験で残念だった方
今回の口頭試験の結果を見ると、筆記試験が難しく合格率の低いところ
は比較的口頭試験はパスしてくれるけど、筆記試験の合格者が想定以上に
多いところは結構厳しくチェックしている傾向を感じます。したがって、
やはりまずは自力を高めることです。もしくは、実力も経験もあるけど
技術士試験に対する取り組みのコツがまだ見えていないだけかもしれない。


前者の場合でも、後者の場合でも、まず大切なことは知らないことを知る
ことではないでしょうか?知ったつもりでいるのが最もよくないです。
なぜいけないのかというと、知ったつもりでいると、それ以上調べたり
深く考えたりしないからです。なので、まずは自分は何を知っていて、
何を知らないかを謙虚にそしてシビアに振り返りましょう。そして、
技術士としてマスターすべき専門分野のキーワードの中でよく分からない
ものをリストアップして、技術ノートにまとめていきましょう。技術ノート
をまとめていると、さらに分からないことが出てきます。分からないことが
わかると、次々に興味が広がり、疑問が深まり、それをどんどん紐解いて
いるうちに実力がアップしていくのです。また、知識は1対1の関係で理解
するようもN対Nの関係で、いろんなものがいろんな側面で関係しあって
いることを理解することでさらに深く理解できます。それがプロだと
思います。

 

今回、合格した人も、残念だった人も、2018年度は現行の試験パターンで
受験できる多分最後の年度です。是非そのチャンスを生かして栄冠を勝ち
とってほしいと思います。

 

頑張ってください!2018年度の合格を祈念します。

以上

 

技術士試験に合格するには早朝学習を有意義にするしかない? 成功者に学ぶ

2018年03月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「朝に勝つ者だけが成功者になれる」

 こんな言葉を聞いたら、あなたはどう思いますか? 言い過ぎだろうと感じるか、本当かなぁと疑うか、反応はさまざまでしょう。ですが、「朝を支配したところで成功者になれない」と断言できる人はいないはずです。実際、多くの起業家たちのあいだで朝の時間を有意義に過ごすことが、評価されています。ここではコンサルタントのジェニファー・コーヘン氏が、Forbesに寄稿した朝の成功習慣のうち、3つを抜粋して紹介します。

 夜、早く寝ることです。早朝の時間を有意義に過ごすために、前日の準備が影響します。遅い時間までスマホやテレビをつけていると、睡眠にすぐ入れず、苦労するでしょう。技術士試験に向けて、仕事終わりに勉強をすることは評価されるべきですが、あまり遅い時間まで長引かせてしまうのは得策ではありません。

 2つ目に、1日をイメージすること。今日という1日、どう過ごしますか? 明確なイメージを持っている人ほど、理想的な24時間を過ごしやすくなります。逆に考えると、なんとなく充実を感じない、勉強し足りないと感じている人は、どのタイミングで、どの分野の勉強をするか、早朝にイメージしてから1日の活動を始めてみると良いかもしれません。

 3つ目は朝食をよく食べることです。忙しい朝の時間、朝食をおろそかにしてしまいがちです。しかし朝食は1日のスタートを充実させるために、無視できないこと。オートミールのようなミネラルが豊富に含まれている食品を摂取するのがおすすめです。

 1日のスタートを充実したものにするための秘訣はジェニファー氏だけでなく、さまざまな分野のコンサルタントや起業家が推奨しています。共通して、就寝前の準備と起床後の1日のイメージ、栄養ある食事について言及されていることから、ここで抜粋した3つの要点は参考にして間違いないでしょう。理想的な1日を過ごす参考にしてみてください。

歯の痛みがつらい? 技術士試験をがんばるための歯痛を止める6つの方法

2018年03月15日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

歯が痛くて技術士の勉強に集中できない……! 歯痛に学習を妨げられている人にこそ知って欲しい、痛さを乗り越えるための臨時対策を紹介します。

歯に痛みが現れる原因は主に3種類に分けられるとされています。1つは、歯それ自体が原因となっている場合。いわゆる虫歯により、歯が溶けている状態です。知覚過敏や歯が割れることで痛みにつながることもあります。

2つ目の原因は歯ぐきの問題です。歯周病や親知らずなど、歯ぐきに炎症が起こることで痛みの症状が出てきます。3つ目はあごの筋肉や、神経痛などを含む、歯と歯ぐき以外が原因となっている痛みです。

歯科医に足を運んで確認してもらうのが最適な対策ですが、仕事の都合もあるでしょう。予定がすぐに調整できないこともあるはずです。そこで、米メディア「Men's Health」で紹介された痛み止め対策6つを紹介します。
 

  1. 痛み止めを飲む
  2. デンタルクリームを塗る
  3. 温かい塩水でゆすぐ
  4. 氷のうで冷やす
  5. 冷やしたペパーミントティーバッグで冷やす
  6. クローブを口に含む


意外と知られていないのが、塩水で口をゆすぐ方法ですが、30秒ほどでかまわないので1日に何度か行うことで、口の中を清潔に保てるようになります。ハーブを持っている場合はペパーミントやクローブなど、鎮痛作用がある植物の力を借りるのもよいでしょう。

上記6つは、すべて同時に行わなくてもかまいません。実行できるものをいくつかピックアップして試してみましょう。歯が痛いのが気になって勉強に集中できないときにオススメです。

筆記試験について知っておくべきこと-その2(選択科目)

2018年04月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

筆記試験の、選択科目(記述式-論文方式)では、当然のことながら、その科目の専門家の
方が採点されます。しかし、当該科目にも、多くの種類の業務があります。

例えば、「機械部門-材料力学」では、構造設計、構造解析、破壊メカニズムの研究、機械材料など、
様々な専門家の方が居られます。試験官の方が何の専門家の方か分かりません。

ですから、試験官の方が何の専門家であったとしても理解して頂けるような回答をする。

これが、記述式の試験で得点を取る唯一の方法だと思っています。

もし、貴方がPCによる構造解析の専門家だとして、そういう問題が出たとします。ついつい、
構造解析の専門用語をいっぱい並べて、知識があることを言いたくなってしまいます。
でも、試験官の方が構造解析の専門家でなければ、貴方の回答を理解できない、つまり、
得点をつけられないということになってしまいます。

採点されるのは、専門用語をどれだけ知っているかではなく、応用能力・課題解決能力が
あるかを、「分かりやすく」示せているかどうかです。

材料力学を学んだ人間であれば誰でも知っている用語を使って、応用能力・課題解決能力が
あることを示す必要があります。

というか、これだけだと思います。

記述式の試験に正解はありません。今までの貴方の経験をベースに、与えられた問題に対して、
貴方ならどう応用するか、貴方ならどのように課題を解決するかを書くだけです。

難しく考えたら負けです。

平成31年度から、選択科目の統廃合などがあり、それに該当する科目では、記述式も問題の
傾向が変わる可能性があります。

ぜひとも、今年度に合格を勝ち取られることをお祈り致します。
 

ともにトライする仲間を作ろう!

2018年06月05日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士を目指して日々奮闘している皆さまへ

 

技術士の択一問題や記述式問題への学習は進んでいますか。それぞれのコツについてはすでに記載したので割愛しますが、やはりコツコツと続けるしかない。結構地味な作業を繰り返し繰り返し実行して、脳に定着させる必要があります。

 

7月に入ったら手書きに切り替えて、答案用紙に対峙したら鉛筆が勝手に動くぐらいまで修練することも望まれます。でも、そんな修行にも近い学習を持続するのはやはりけっこう辛いものです。これに対しては2つのアドバイスをします。

 

1)ともにトライする仲間を作ろう。
 勉強しているのは自分だけではない。一緒に頑張っている仲間がいる。ライバルがいると思えばもうひと頑張りできるのではないでしょうか。

 

2)スタバなどで勉強している雰囲気に身をおく。
 自宅で勉強できる人もいるかもしれない。しかし、私は自宅に戻ると見たいテレビもあるし、ビールも飲みたいし、家内との会話も楽しみたい。なので、自宅に戻るのを少し我慢して2時間ほど駅前のスタバで勉強するようにしています。スタバでなくても良いのですが、学生や社会人や主婦が勉強しているのを横目でみると、頑張っているのは自分だけではないと感じられる。やはりもうひと頑張りしようと思えます。

 

 リフレッシュしながら後1ヶ月ほどをラストスパートしましょう。

  以上

記述問題を三枚におろしてみよう!(600字1枚もの)

2018年06月06日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

自分は料理をしないけど、魚をさばく時にはまず三枚におろします。

 

いくら素材が素晴らしくても、料理法には手順があります。三枚おろしとは、魚のウロコを取り、頭を落とし、内臓を抜いて血などを洗った状態にします。ここまでが準備期間です。準備が整ったら包丁を使って、頭を左にして背を上に立てた状態で左になる上身(うわみ)と、右側の下身(したみ)、そして中骨の3つに分割します。

 

この作業が基本です。この上身や下身をさらに調理して、お刺身にしたりします。

 

技術士の記述問題も同じではないでしょうか?問題を読んでその答えをすぐに書き出すのは危険です。魚を三枚に降ろさないで、刺身を作ろうとするようなものです。そうではなくて、質問の意図と解答すべき構造をまず考えます。そして、それが例えば、何かの特徴点を示し、課題を示し、課題の対応法を示せとあるのであれば、それぞれに当てはめるべきキーワードを洗い出します。

 

適切なキーワードを思い出せたなら、解答用紙にそれぞれどの程度のスペースを割り当てるべきかを考えて、配分し、タイトルとサブタイトルを記載します。また、何か特徴的な図を描けそうならぜひ書きましょう。キーワードを並べるだけの図もありです。ここまでが料理でいう三枚におろすのレベルです。

 

ここまでできたら、試験官に対して説明するつもりで黙読してみましょう。試験中なので声を出せませんが、無音で説明するつもりでシミュレーションするのです。そして、この時に違和感を感じる部分があれば、修正しましょう。サブタイトルの修正もこの段階なら簡単です。

 

そして、一息ついたら、今頭の中で黙読した内容を一気に書きあげましょう。この段階では軌道修正はダメです。首尾一貫していることが非常に重要だし、読みやすく、理解しやすくなります。

 

この場合にも、例えば、最初に特徴を書いて、次に課題、最後に課題への対応を書くのであれば最も訴求すべきなのは課題への対応です。そして、その前の課題の記述内容と課題への対応の記述内容はリンクしている必要があります。なので、ここの部分に全神経を注力して書き上げるのです。最初の特徴はイントロなので、最初に割り当てた配分の半分ぐらい書いたら、メインの課題と課題への対応に進みましょう。

 

課題と課題への対応を書き切ったら、出題の内容と解答の内容が適合しているのかどうかを客観的に俯瞰して見ます。そして、ちょっと違うなあとか、ちょっとずれているなあとか、書き足りないなあと感じる部分はありませんか?もし、あれば、それを最初の特徴の記述に割り当てたけど、まだ残っているスペースに端的に書くのです。そうすると、全体としてバランスの整ったA解答になるのです。

 

ぜひトライして見てください。

 

30分をワンセットにして技術士試験の勉強効率を劇的にアップしよう

2018年06月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

技術士試験に向けて勉強しなくてはいけないのに、集中力が続かないと困ったことありませんか? 30分のまとまりで、時間管理を行うと、集中力を維持しやすくなります。

30分間の内訳は、25分間を勉強にあて、5分間を休憩にあてます。この方法がよいところは、「もう少し勉強したい」という気持ちを持ちながら5分間休憩することで、次の30分を勢いよくスタートできることです。休日に時間がたっぷり取れたときのことを想像してみてください。2時間や3時間、ぶっ通しで勉強して、休憩を挟んだら、そのまま何時間も休んでしまったことはありませんか?
無理をして長時間勉強するよりも、細切れで休憩をはさみながら勉強を続ける方が脳への負担は少なく済みます。

この方法はポモドーロ・テクニックとしても知られていますが、25分間に固執する必要はありません。人によって集中力が持続するタイミングは異なります。25分間集中を続けることが難しいこともあるでしょう。25分が長いと感じた場合は、15分の勉強と3分の休憩にしてみるなど、ちょうどいい集中状態が作れるか試してみてください。継続していくことで、集中できる時間は少しずつ延びていきます。

短期間の集中をするためには、時計を見るのではなく、タイマーを利用してください。時間が来たら自動的にアラームで知らせてくれるので、勉強に集中することができます。タイマーの利用は、勉強中だけではなく、休憩時間にもセットしましょう。「あと何分かな」と時計を観るだけでも、集中力は簡単に途切れてしまいます。

細切れの時間管理とタイマー活用で、集中力をフル活用しましょう。勉強に没頭しやすくなるはずです。

択一問題の正解が発表されています。

2018年07月23日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

おはようございます。

 

毎日暑いですね。昨日の夜というか今朝の2時頃に目が覚めました。そして気になって日本技術士会のホームページをチェックしたら、しっかりと択一問題の正解が掲載されていました。

 

択一と記述の問題文も掲載されていました。

 

例年、朝の6時頃なのですが、今回は夜のうちにアップしたようです。択一問題の正解率が6割以上でないと次のステップに進めないので、是非自らが選択した回答をチェックしてみましょう。

 

ちなみに自分がチャレンジした情報工学部門では、選択しなかった5問は全て不正解で、かつ選択した問題でも5問不正解でした。なんとかギリギリ合格ラインはクリアしたのですが、厳しい。。。

以上

口頭試験で答えづらい質問(あんまり聞かれないが準備しておくと安心です)

2018年11月29日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

(経歴関係)

・あなたの組織では技術士制度はどう活用されていますか

・あなたの組織、あなたの所属部署、あなた自身の順で、社会にどう貢献しているか述べてください

・この経歴は技術士にふさわしいと思いますか。思うならどんなところがそう思いますか

 

(法倫理関係)

・技術士法が制定された背景を説明してください

・技術士のアカウンタビリティとはどのようなものだと思いますか

・技術士のコンプライアンスについて説明してください

・技術士より必要な資格があるのではないですか

・JABEE認定制度について説明してください

・技術士法で定める3義務はなぜ必要ですか

・名称表示の場合の義務を犯す場面があるとしたらどういう時ですか

・信用失墜行為の禁止をわざわざ法でうたっている理由は何ですか

・名称表示をしなければならない理由は何ですか

・近年、技術者の倫理が問われる問題が起きていますが、なぜ倫理が必要と思いますか

・倫理に関して普段意識していることはありますか

・あなたの業務で公益確保になった業務を教えてください

 

正しい回答はないかと思われますが、NG回答もあります。

本番に向けて頑張ってください。

技術士試験:公益を害する事象

2019年02月14日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士試験において、技術士が守る事項、心がける事柄があります。

それは、公益確保の優先や、信用失墜行為の禁止が挙げられます。

 

では、これらに反する行為とは具体的にどのようなことがあるでしょうか?

時事問題としても聞かれることがありますので、以下のようにまとめてみてはいかがでしょうか?

 

発覚した工事や案件

概要

羽田空港の地盤改良

羽田空港C滑走路の液状化対策工事で、藥駅を注入する管を通す穴を適切に掘削せず、薬液の注入不足を招いた。薬液注入の為に削孔した孔275本の内、正しい位置に施工していたのは0本。実際に注入した薬液の量は計画数量の約5.4%であったが、出来高データなどを偽装していた。2015年5月~2016年3月にかけて施工したうち、C滑走路下の4500m2の範囲で施工不良があった。

落橋防止装置の溶接

国土交通省が管理する京都市内の歓進橋で2015年8月、耐震補修・補強工事で設置した落橋防止装置などの溶接不良が発覚した。12社が溶接を手抜きしていたことがわかった。不正行為による溶接不良の装置が使われた橋は400橋にのぼる。装置の検査会社も不良データの隠ぺいに加担していた。

杭工事の施工データ

横浜市内の分譲マンションで2015年9月、杭が支持地盤に届いていなかったことを施工者が市に報告した。併せて、杭の施工データの改ざんも発覚した。コンクリート既成杭の業界ではデータ流用の不正がほぼ常態化しており、土木構造物でも改ざんが見つかっている。

 

このような不正工事やデータ改ざんなどが多発している現状をどのように感じますか?

また、なぜ起きてしまったのか?そして、どうすればこのような事態を防ぐことができるのか?

そこまで考えてみて下さい。

曖昧な「副詞」と「が」を取り除く

2019年03月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の論文では、あいまいな「副詞」と「が」を取り除くと、格調があがります。誤解のない文章になり、読みやすくなるためです。

 

〇あいまいな副詞を取り除く


あいまいな副詞を使うと、論理的でない文章になります。

なぜなら、誤解を生じる文章になるからです。

例えば、「生産率が相当向上した」とした場合、ある試験官は、10%向上したと捉えますが、別の試験官は、40%向上したと捉えてしまいます。


あいまいな副詞は、「かなり」「多くの」「非常に」のように、日常でよく使うことばです。

ですから、よく意識しておかないと、つい使ってしまいます。

文章を説得力のあるものにするには、あいまいな副詞のかわりに、数字を盛り込みます。

つまり、「生産性が10%向上した」と数値で表すようにします。

 

〇あいまい接続の「が」をなくそう!


 「が」という接続詞の働きには、逆接と順接の2種類があります。

逆接とは、「しかし」と同様に「が」の前後で逆の内容を述べるものです。

一方、順接とは、「それで」や「~ので」と同様に、単純な前後関係を述べるものです。


順接の「が」は、あいまい接続の「が」とも呼ばれます。

この「が」を不用意に使うと、一文が長くなり、試験官に誤解を与える確率が高くなります。

また、文脈から順接か逆接かを判断するよう試験官に強いることになります。

 

技術士試験では、あいまい接続の「が」をなくしましょう。

 

文章修行はやればやるほど、うまくなります。

上手な文章を書こうとせず、誤解のない文章を書けばよいのだ、と思っておけば、気が楽です。

技術士2次試験 勉強開始前の合格への道筋

2019年03月27日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

合格に大切なこと

大きく2つあると思います。

1つは、準備段階で合格レベルを知るということです。

もう1つは、技術士に必要とされる高い専門性と幅広い知識を付けるということです。

 

1つ目の準備段階で合格レベルに到達できていない人というのは、
勉強法や合格基準のいずれか、または両方が分からなく、合格に十分な勉強の管理が出来ていない人のことです。

その原因を分析してみましょう。

勉強法が分からない→どんな知識が必要か、どのように応用しなければならないかを明確化していない。
合格基準が分からない→評価尺度は明らかにされていない。

ということが挙げられます。

では、その対策ですが、

勉強法や合格基準が分からないのでは、やみくもに勉強せざるを得ませんが、まずは自分の専門分野の守備範囲を知ることです。

専門試験では受験者それぞれの得意分野の知識を備える必要があるため、各自の体験に応じた知識体系を築く必要があります。
また、試験の評価尺度は試験官の暗黙知であると考えられがちですが、

技術士試験が技術コンサルタントとしての試験であることを考えてみてください。

クライアントならコンサルタントに何を要求するかと考えて洞察すれば、評価尺度は次第に見えてくると思います。

 

2つ目の技術士に必要とされる高い専門性と幅広い知識を付けることについてです。

高い専門性が不足している→そもそも技術士にふさわしい業務をしていないのに受験している場合。
幅広い知識が不足している→日常業務に忙しくて勉強する時間がない等が挙げられます。

その対策ですが、

技術士にふさわしい業務、或いは「技術士にふさわしい」ことが何なのかを認識することです。

その勉強方法は、専門家が書いた文献から、そのような知見を学びとるしかありません。

専門誌の記事はその筋の専門家によるものであり、そこから容易に専門的知見を学ぶことが可能です。

また、技術士の本質を理解することは、勉強の取捨選択を可能とするため短い時間で合格を可能としてくれます。

技術士試験がどのような試験であるのか?

試験では何が問われるのか?

評価指標、評価尺度は何か?

これらを考えて、合格への道筋を立ててみて下さい。

技術士2次試験 業務内容の詳細最終チェック

2019年03月28日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士2次試験の受験申込期間は

2019年4月8日(月)~2019年4月24日(水)となります。

 

今年受験しようと考えている方は、既に業務内容の詳細を書き始めている、

もしくは、書き上げている時期かと思います。

ご存知のとおり、業務内容の詳細は、筆記試験の合否には全く関与しません。

筆記試験を通過した後の口頭試験に深く関わっており、

業務内容が試験官に上手く伝わらない、

業務内容が技術士たるレベルに到達していない、などと

判断されてしまったら、不合格となるしかありません。

それを防ぐために、既に書き上げた方々も提出前に再度チェックをして下さい。

 

以下、チェックポイントです。

 

受験者の皆さんが受験申込書に記入した「専門とする事項」に関して、

実際に行った業務のうち受験する技術部門の技術士にふさわしいと思われる業務について、

1例挙げて以下の事項について記述します。

  1. あなたの立場と役割
  2. 業務を進める上での課題及び問題点
  3. あなたが行った技術的提案
  4. 技術的成果
  5. 現時点での技術的評価及び今後の展望

 

この中で大事なことは、

①ちゃんと自分で行動した業務か?

➔上司に指示されるまま行動していないか?

②業務内容が受験する「専門とする事項」と合致しているか?

➔合致しなければ一発不合格です。

③技術士たる高等な専門的知識が必要であったか?

➔必ず、どこが技術士に値するか、と質問されます。

④一般的に見ても「技術的成果」と見られるか?

➔あまりにも専門的すぎると短時間で理解してもらえません。

⑤将来の見通しが説明できるか?

➔どのような形で社会貢献できるのかが説明できますか?

自分が書いた内容は、自分ではわかっていても他者が読むとわかりにくいこともあります。

周りの人に読んでもらう、合格経験者に読んでもらうなど対策を取ってください。

技術士2次試験 成功の裏に隠された事実

2019年04月26日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

受験生の皆様、お疲れ様です。

突然ですが、あなたの周りに、何かに成功した人や成功した会社があるかと思います。

すぐ身近な方でなくとも成功例はいくつか知っていると思います。

例えば、最近、株価も知名度も急上昇していたZOZOTOWNや、

陸上100m走で日本人の中で初めて9秒台を出した桐生選手などです。

我々から見ると、報道でそのような事実を知るわけですから、

たった1夜にして成功・有名になったと思うかもしれません。

 

しかしながら、桐生選手は中学校時代から陸上に励み、数々の大会で好成績を残していることから、

これまでの努力が伺えます。

世間に大々的に知られる何年も前から、計り知れない程の努力を続け、

怪我などの困難にも立ち向かいながら頑張ってきた結果なのです。

 

これは、資格試験でも同様のことが言えます。

資格試験は、合格発表によって、合格者と不合格者にわけられ、

社内や世間からの評価が一変します。

合格者には、今後の重要な仕事や、大きな責任を追うような仕事も振り分けられるでしょうが、

不合格者には今まで通りの業務しか振られないかもしれません。

 

その差はどこから来るのでしょうか?

周りの人は合格不合格の結果しか評価しませんが、

その裏には膨大な努力があるからです。

 

毎日、仕事が終わった後や皆が休憩しているはずの昼休みなど、

時間を見つけてはコツコツと勉強した結果が差として現れます。

数年間頑張って合格を勝ち取った方もたくさん見てきました。

あきらめずに勉強を続けた結果です。

 

辛いと感じることは多々あるでしょう。

しかし、合格を勝ち取るためには必要な努力です。

 

頑張って行きましょう。

 

論文の添削は随時受け付けております。

日常業務と試験勉強を切り離さないこと

2019年05月10日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験の対策は、日常業務のなかでやることが重要です。実務を専門的応用能力を駆使してやり遂げられるのが技術士だからです。

 

その証拠に試験の評価基準は、業務上のスキルを意識した書きぶりになっています。

例えば、必須科目Ⅰで問われる「応用能力」は、つぎのように定義されています。

 

「これまで習得した知識や経験に基づき、与えられた条件に合わせて、問題や課題を正しく認識し、必要な分析を行い、業務遂行手順や業務上留意すべき点、工夫を要する点等について説明する能力」

 

これは、いつもの仕事でやっていること、やろうとしていること、にほかなりません。

 

なかなか難しい業務があって、「予算が足りないから」「必要な機器がないから」と言い訳している人は、技術士試験でも苦労します。

一方、カネがないなら知恵によって成し遂げようとする人や、既製品がないから自作の機器をつくろうとする人は、先行き明るいでしょう。

仕事を一生懸命やることさえも試験勉強になっているからです。

 

業務遂行手順や業務上留意すべき点について、マニュアルをつくったり、メモ書きを作ったりして、部下や同僚、上司に説明している人も、それが試験勉強になっています。

 

また、選択科目Ⅲの出題内容には、つぎのように書かれています。

「選択科目に関わる観点から課題の抽出を行い、多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して、その遂行方策に提示できるかを問う」

 

つまり、日常業務で、Aの場合には〇〇、Bの場合には△△、Bの場合にCという制約条件が加わったら××というように、さまざまな視点から分析していれば、それが試験対策になっています。

 

どうか、仕事が忙しいから対策できないと言わずに、技術士としての振舞いで仕事をしてください。それも試験対策になっているのですから。

口頭試験秒読みですね!口頭試験の1週間前までにやるべきこと!

2017年11月19日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

最後の頑張り
技術士の筆記試験(二次試験)で合格した人は、技術士の登録まであと少しです。過去の実績では分野に
よっても異なるが口頭試験に概ね9割程度は合格している。しかし、これは逆に言えば1割は不合格に
なっているということだ。その1割に入らないためにはどうするか!と考えるか、合格の5割に入るには
どうするか!を考えるか、それとも合格の上位に入るか!と考えるかによって、学習の戦略は異なる。
 

不合格の1割に入らないための戦略
筆記試験の記述問題の評価がA/Aではなく、A/BやB/Aの方は要注意だ。特に、口頭試験では、課題解決
能力を問う問題IIIも口頭試験の試験官の面接材料として配布される。したがって、なぜ評価がBだったのか
をしっかりと反省する必要がある。技術士の資質として、「フォローする」という能力が問われている。
このため、口頭試験でのツッコミは必然的に厳しくなることを覚悟すべきだ。これに対応するには、入念
な準備をするしかない。


合格の5割に入るための戦略
要は合格者の平均像を目指すということだ。技術士のセミナーやこのAXS技術士システムの先生が指摘する
ことを真面目にきちんとマスターすることだ。現在のパターンは25年度から5年目なので、口頭試験の
傾向と対策も多くの先生が指摘する通りだ。オーソドックスな質問を50問程度は用意して、それへの回答を
用意すること。模擬面接を最低でも3回程度は実施して、想定問答の見直しをすること。忙しい日常の中で
も、時間を捻出して、頑張れば、合格の5割には入れるだろう。


合格の上位に入るための戦略
記述問題がA/Aの人は、単に合格するだけではなく、今後の後輩の規範になるような受験姿勢と受験勉強を
しっかりとしてほしい。想定問題も100個程度は用意し、模擬面接も4-5回を目指そう。もしくは、用意した
想定問答をスマホに録音して、隙間時間に何度も何度も繰り返し聴きましょう。何度も自分の問答の様子を
聞いていると、ちょっと流れが悪いなあとか、冗長だなあとか、説明がロジカルではないなあとか気づく
ことがある。ぜひ、自分自身で一人ツッコミをして、問答内容をブラッシュアップしてほしい。また、
次のようなプレゼンスキルを試してほしい。


 1) 人の評価は最初の3つの印象でほぼ決まる
  技術士にふさわしいと試験官に感じてもらえることが重要。身なりや行動、最初の挨拶。
  受験番号や名前を述べるときが最初の勝負。試験官の方を向いて、相手の視線を感じながら
  ゆっくりと明瞭に落ち着いて受験番号と名前を伝えましょう。人物評価は、最初の印象と
  二回目の印象と、三回目の印象でほぼ決まるという。つまり、口頭試験前の書類による印象
  入室時の見た印象と、次の受験者が話す声の印象であなたの印象=評価はほぼ決まるのです。


 2)口頭試験は加点主義
  口頭試験の試験官は、筆記試験であなたの答案を見て合格と判断してくれた人です。つまり、あなたを
  合格させようとしている。その期待のそう努力をすることは当然の責務です。しかし、本番の口頭試験
  では、回答に困るような質問や、回答しにくい質問、質問の意味がよくわからない質問がある。
  そのような時にはどうすべきでしょうか?適当に答えるのはダメです。時間の無駄だけではなく、試験官
  の印象まで悪くなる。必ず質問の主旨を再確認して、相手の意図に合うように回答しましょう。
  また、本当に知らないことは「すいません。その点は不勉強でよくわかりません。」「うまく説明でき
  ません。この後しっかり調べて勉強します。」などと潔く降参して次の質問をお願いしましょう。


 3)試験官との論争は禁物
  優秀な受験者ほど、自分の知見や意見に自信を持っていることが多い。試験官が理不尽なことを言うこと
  もないとは言えない。そのような時に論争するのは厳禁です。これは座談会ではないし、議論の場でも
  ない。あなたは評価されている立場です。「へりくだる」必要はないし、自分の意見を曲げる必要もない
  が試験官に対する攻撃は最低です。そのような場合にも、「そのような見方があるのですね。勉強になり
  ました。」とか、「この件は議論の余地がないと考えていましたが、そのような解決法もあると気づく
  ことができました。ご指摘ありがとうございます。」など、要は相手の立場を理解し、試験官の意見を
  尊重
する姿勢を崩さないことが肝要です。


 4)PREP
  プレゼンテーションのスキルの一つにPREP法がある。このPREP法とはPoint、Reason、Example、
  Pointの4文字のイニシャルだ。つまり、まず結論を述べ、その理由を述べ、その例を示し、最後に
  結論をもう一度述べる。これと真逆なのは、背景→条件→考慮事項→理由→(最後に)結論。公務員が
  陥りやすいパターンだ。口頭試験では時間の制限がある。PREP法でまず結論を述べたら、試験官の顔を
  見て、「理由を詳しく説明した方がいいですか?」「この内容で詳しく説明してよろしいでしょうか?」
  とか聞いてから次に進むのがお勧めだ。試験官によっては、PREPの最初のPで「次の質問に移ります」
  と言ってくれることがある。その場合にはPREPの最初のPだけで回答になっているので、貴重な時間の
  節約以上に加点を繰り返せるという効果がある。


 5)イメージとロジックで人は納得する
  人は物事をイメージして、ロジックを理解できたときに納得する。これは人間の脳が左脳と右脳に
  分かれていることに起因する。これは、口頭試験の特に小論文(詳細業務)の説明のときに意識すべき
  だ。つまり、例えば「橋梁」の改善を説明するなら、どんな橋かを試験官にイメージしてもらうことが
  先決だ。幅員10mの橋なのか、100mの橋か、それとももっと巨大な橋なのか。どんな橋なのかの
  イメージがずれていたらこれは悲劇だ。何を説明しても質疑が食い違ってしまう。手振りをまじえなが
  試験官との間で同じイメージを共有できたら、次は冷静に端的にロジックを説明する。課題は3点です。
  目的はこれです。解決策は3つありますが、私はA案が最適と判断した。その理由は3つあります。この
  ようにマジックナンバー(=3)をうまく活用しながら説明すると、人は納得した気になるものです。


 6)沈黙を恐れない
  口頭試験で最悪なのは試験官の質問に対して回答できずに無言の時間が続くことだ。これは時間の無駄
  だけではなく、印象も悪くなるので最低の対応だ。分からなければ、「すいません。勉強不足です。
  また、勉強します。」等でなんとか切り抜けよう。口頭試験は加点主義なので、わからないことを
  わからないと回答しても何も減点されません。場合によっては潔ぎ良い態度として好感される可能性
  さえある。そのような受動的な沈黙は避ける必要があるが、能動的な沈黙(=間)を使えれば、プレゼンの
  上級者だ
。つまり、試験官の質問に対して、先のPREPの最初のPを説明する。そのあと、わずか1秒の
  沈黙、つまり間をおく。そして、その1秒間の試験官の反応を見極めて、PREPの理由に続くのか、
  それとも、先に行ったように「続けてよろしいでしょうか?」と試験官とキャッチボールをするのか、
  その後のプレゼンを微妙に起動修正させる。大切なことは話すことではなく、理解してもらうことだ。
  そのためには、間をおくことがとても有効だ。


口頭試験の目的は合格することだ。そのためには、不合格の1割に入らないという戦略でも、合格者の5割、
つまり平均的な合格者の戦略でもいいと思う。しかし、本当に合格して、技術士として活躍したいと考えるの
であれば、合格の上位者を目指して欲しいと思う。技術士試験に合格するのはゴールではなく、スタートだ。
技術士として活躍するには、物を書いたり、講演で話をしたり、経営者の相談に乗ったりすることがある。
そのようなことに対応できる能力を有するのかどうかを試されているのが試験だが、同時にそのような能力を
伸ばすチャンスでもある。単に合格するのではなく、上位者での合格を是非目指して欲しい。


サッカーに例えて言えば、1点差で勝利するのではなく、2点差で勝利を確実にするのではなく、3点差を
つけて、圧倒的な勝利を目指して欲しいと思います。そうすることで、相手に1点を取られても、2点を
取られても、勝利=合格できると確信します。


最後の一踏ん張りです。頑張ってください。

以上

口頭試験を控えた受験生へのエール

2016年11月16日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

無事に二次試験の筆記試験に合格し、口頭試験を控えている皆様へ

 

 口頭試験は、どんな雰囲気なんだろう?何を聞かれるのだろう?

 

 そんなことが心配なあなたのために、私の体験メモと受験生へのアドバイスを
私のコーナーにアップしましたので、良ければ参考にしてください。

 URL  http://gizyutushi.com/system/index.php?cont=udetail&id=626 

 

 また、残り少ない時間を有効に活用するには、やはり次の3点を徹底的に
行うことが王道です。

1)口頭試験で想定される質問を100個ぐらい考える。
  どうしても思いつかないという方、相談して頂ければ、よくある質問や、
 昨年作成した想定問答でアドバイスさせていただきます。

 

2)想定質問への回答を録音して、繰り返す聞く。
  聞かれた時に答えるつもりでスマホに向かって説明する。もしくは、
 書面で回答を作成して、それを録音する。何度も繰り返してその録音
 内容を聞くことで記憶を定着するととものに内容をブラッシュアップ
 しましょう。

 

3)模擬面談をしよう。同僚の人でも、家族でも、頼める人に1)の想定 
 質問を渡して、なんでもいいから聞いてもらう。予想外の質問に答える
 中で、自分が欠けている点に気付き、2)の不足点を加筆したり、
 しっくりしない点を改善して、再度録音して繰り返し聴きましょう。

 この1)から3)を繰り返し行うことでどんな質問が来ても落ち着いて
応答できるようになります。

 

 口頭試験の面接官は、筆記試験であなたを合格にしてくれた方です。
基本、合格させようと期待を掛けてくれています。自らの経歴や職務を
見直し、あなたのことをよく知らない人にあなたの素顔を理解してもら
いましょう。

 完璧な準備をしたという自信が口頭試験での武器になります。

 グッドラック!

どうする論文対策(練習方法その4)

2016年12月04日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

技術士試験では考え方を示すことが必要です。そのため、設問で求められて無い事項でも考え方を示すために積極的に記述する必要があります。

例えば、○○の原因を2つ挙げ原因を特定するための調査項目を示せ との設問では、○○のメカニズムを記述せよとは求めていません。しかし、原因とその特定のための調査項目を説明するためには、○○のメカニズムを説明しなければ論理的なつながりが損なわれます。つまり、設問が求めている原因と調査項目を記述しても、その関連性が分かりません。関連性(論理的つながり)を説明するためには、メカニズムを説明しておく必要があります。

設問が求めている事項は漏れなく記述する必要があります。それに加え、論理的つながりを円滑に説明するために必要な事項を記述することが重要です。論理的つながりに欠けると、論理が飛躍してしまいます。飛躍は減点対象です。専門知識は十分備えているのに、飛躍してしまっての減点ではもったいないです。

そのためには、設問が求めている事項を整理して、大・中・小項目を作った上で、論理的飛躍が生じないためには、さらにどの様な事項を追加すべきか考えて、その項目を追加することです。

実際の試験では問題用紙の余白にメモ書きすることになりますが、普段から項目の整理・追加を実践してください。設問は出題者とのコミニュケーションです。出題者の意図を意識しつつ項目を作成してください。

さらに言えば、技術士には技術的専門事項を一般の人に分かりやすく説明する能力が求められます。一度読めば分かるような記述でなければなりません。読み返さなければ理解できない記述では不合格です。論理展開に飛躍がなく、読めば分かる記述が必要です。くどいですが、何をしたかではなく、どの様に考えたか を示すことが最も重要です。

一次試験合格された方!おめでとうございます!二次試験に向けてロケットスタート!

2016年12月16日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

12月15日に日本技術士会において一次試験の合格者が発表されました。

http://www.engineer.or.jp/c_topics/004/attached/attach_4787_1.pdf

合格された方!本当におめでとうございます。今までの真摯な努力が実りましたね。

ただ、ここで安心してはいけません。来年度の二次試験に向けての準備は早々にスタートしましょう。

ポイントは次の3点です!
1)申込書と小論文の準備
2)選択式問題への準備
3)記述式問題への準備

まず、申し込み時の準備です。申し込み時には720文字の小論文が必要です。
これは、二次試験の筆記試験に合格すると口頭試験に進みますが、この時に
試験官が見るものです。したがって、来年4月の申し込み時には来年の口頭試験
を視野に入れた準備が必要なのです。

次に選択問題への準備。すでにご存知の方も多いと思いますが、試験制度が平成
28年度から変更になります。したがって、選択問題で得点を稼ぐのであれば、
来年が最後のチャンスです。まずはどの部門にチャレンジするのかをよく検討
しましょう。一次試験の合格部門と二次試験の部門は異なってもOKです。

最後に筆記試験への準備。まずは、受験部門の過去問題をざっと見てください。
え〜!とても書けない!と絶句される方もいるかもしれません。しかし、準備を
万全にすれば大丈夫です。そのための最初のステップとして、技術ノートを作成
しましょう。まずは100を目標にしましょう。自分が専門とする部門のキーワード
を体系化して、書き出してみましょう。そして、そのキーワードに対して特徴や
課題、改善方法をA4の用紙に書いていくのです。通常900文字相当の情報がある
ので、これをベースに600字原稿に書くという訓練を来春以降行います。まずは、
キーワードを整理しましょう。

今から準備して、年末年始の時間に余裕のある時にロケットスタートをすることで
来年合格する可能性が格段に上がります。

頑張ってください!!

つぎは総監部門にチャレンジするかなぁ、と思っているいる人へ

2016年12月19日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総合技術監理部門では、5つの管理技術を使いこなせることが求められます。

つまり、経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理です。

このうち、経済性管理では、さらに品質管理、コスト管理、納期管理の3つに分かれます。

 

使いこなせるとは、5つの管理のトレードオフを見きわめ、バランスよく経営資源を分配できるということです。

経営資源とは、ヒト、モノ、カネ、情報の4つのリソースです。

 

「品質」は、「コスト」もしくは「納期」との相性がとても悪く、技術革新が起こらないと、両立しません。

品質を高めようとすれば、コストがかかります。品質を高めようとすれば、納期が延びてしまいます。

 

コストを削減して、品質検査の回数を少なくすれば、不良率が高まります。

納期を前倒しすれば、過重労働によるポカミスが増え、製品の仕上がりが粗くなります。

 

コスト削減や納期前倒しの影響は、経済性管理のQCD(品質、コスト、納期)のトレードオフだけにとどまりません。

 

無理な納期前倒しをすれば、過重労働による労働者の健康状態の低下を引き起こし、モチベーションの低下や労働トラブルを生じさせるリスクが高まります。そのような状態では、上司部下や同僚同士のコミュニケーションがうまくいかなくなります。適切な分掌や情報伝達ができなければ、環境配慮どころの話ではなくなり、収益性は落ちて、企業ブランドを低下させます。

 

つまり、無計画な経済性管理の納期前倒し(↓)が、安全管理(↓)に影響を与え、人的資源管理(↓)面や、情報管理(↓)面にも波及し、社会環境管理(↓)や経済性管理のコスト(↓)を引き起こし、もっとも大切にしたかった品質(↓)を下げてしまう事態を引き起こします。

 

このような「風吹けば、桶屋が儲かる」式の連鎖を想像し、全体バランスを考えながら、リスクをいかに抑え込むかを日々の生活の中でも思いめぐらすことが、総監マインドを身につけるコツと言えそうです。

現行方式試験タイプ最後の年

2017年01月09日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

必須科目(問題Ⅰ)は平成25年度から「択一式」(マークシート方式5択)がスタートしました。

技術士試験問題方式は5年サイクルで変更といわれていますが、択一式も例外ではないようです。

長い期間、受験してきた受験生にとっては、やっと慣れてきた択一式かもしれません。

択一が得意な人は平成29年度で決める強い覚悟で臨みましょう。

 

ところで「建設部門」が主かもしれませんが・・・

択一式問題の正答は「均等配置」を意識して作成されているって知っていましたか。

①正答数は均等

正答は1から5までありますが、それぞれ同じ数の正答数を目標としています。問題数は全部で20問あり5つから正答を選ぶので、1つあたり平均で4回正答を目安にしていることになります。簡単にいうと1の正答は4回、2の正答も4回・・・とそれぞれ均等になるようにしています。(実際はちょうど4回ではなく3~5回となっていますが・・・)

②同じ正答が連続しない

問1の正答が1、問2の正答も1、問3の正答も1・・・と同じ正答が続くことも避けるように意識して作成しています。2連続はあっても「3連続」にはならないようにしています。

 

さて、これを知っていたからといって点数が伸びるの?と疑問を持った人もいるでしょう。

実はその通りなのです。

あくまでもこの知識は補助的なチェックにしかなりません。

試験本番、マークシートを完成させたとき、そのマークした数字をよくみてください。

同じ正答が並んでいませんか?(例 問1の正答が3、問2の正答が3、問3の正答が3・・・と並んでいたらどれかが間違っている可能性が高いでしょう)

同じ正答が数多くありませんか?(例 正答3を選択した問題が6問以上ある・・・どれかが間違っている可能性が高いでしょう)

私がおすすめする択一試験本番対策は

1.まずは100%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する。

2.次に80%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する・・・という手順で自信のある解答から順番にマークシートに記載する。

3.正答が2つのどちらかまでたどり着いて悩んだ問題(いわゆる2択問題まで絞り込めた問題)は、その前後及び全体をみる。前後が同じ正答なら3連続同じ正答にならないかチェック、全体的に同じ正答に偏っていないかチェックし、正答を導く。

(例1)

問3 正答3だと思う

問4 正答が3か5と思われる

問5 正答が3だと思う

となったら、問4は正答が5の可能性大

(例2)

問4の正答が3か5と思われるが、マークシート全体をみると「3」の正答が1個、「5」の解答が5個になっていたのなら、正答は「3」の可能性大

以上のテクニックは正答に自信のある問題が最低7問以上でないと逆に悪い方向にいってしまう可能性があるので、まずは最低限の点数を取れる知識がないと自滅してしまいます。

あくまでも「補助的なチェック」だと思って活用してください。

 

 

 

 

 

 

平成28年度の口頭試験が終了~来年度対策を始めましょう!

2017年01月22日 作成 / 執筆:スマート技術員講師

平成28年度の口頭試験も終了した模様です。

口頭試験に臨んだ方はお疲れさまでした。3月の合格を祈念しております。

 

口頭試験を受験した方の受験記録を確認すると、最近は業務詳細(720字)の「説明」を求める機会が減ってきているようです。

以前だと「業務詳細の内容を3分程度で説明してください」から口頭試験が本格的にスタートすることが多かったのですが、最近は

・試験官は業務詳細をしっかり読み込んで臨んでいる

・受験者はしっかりとした業務詳細を作成している

・時間的にロスしてしまい受験者に不利になる

以上の理由が原因かわかりませんが、質問だけで業務詳細が終わっているようです。

代わりに、その他の経歴を細かく確認し評価しているようです。

この傾向は平成29年度にも続くと思われます。

よって平成29年度対策としては

・業務詳細をしっかり練りあげて完璧なものにする。

・業務詳細以外の経歴もしっかり熟考する。

が必要と考えられます。

受験生にとって4月の時点ではなかなか本腰の人は少ないですが、この出願対策を怠ると口頭試験で泣くことになります。

「昨年、自分で作成したから大丈夫」

「筆記試験が合格してから考える」

では手遅れになります。

来年の3月に栄光を手に入れたいのなら、今すぐに行動することをお勧めします。

どうする論文対策(練習方法その8)

2017年01月26日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文は出題者との会話と考えてください。ただの会話ではありません。技術的・論理的に根拠がある会話です。それなので、キーワードの選択が重要です。適切なキーワードを用いれば、そのキーワードの意味・背景等を理解して用いてることを表現できます。また、会話の相手は仕事の依頼者と想定してください。まったく知識・技術力を持ち合わせてない依頼者です。その相手に説明するには、論理的で飛躍がなく、分かりやすい表現が必要です。

論文作成を沢山練習することも必要ですが、文章の質というか濃さというか隙が無い文章というか、一度読むだけで理解できる言い回しが大切です。本番の試験まで時間があります。慌てず、あせらず隙のない文章の練習をしてください。お勧めは、学会誌にある論文・各種白書等を読むことです。隙の無い文章は、突っ込まれません。論文・白書等は突っ込み所が少ないので大変参考になります。

技術士の基本を押さえる⑤ 二次試験に向けて取り組むこと

2017年02月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士二次試験は実務経験の期間も合わせると非常に長い戦いとなります。

普段の日常業務や家庭での生活と並行して勉強を行わなければいけません。

技術士合格のためにはどのようなことが必要なのでしょうか?

 

・効率の良い勉強方法を探す

司法試験などの難関試験と違い、技術士試験は社会人生活を送りながらの受験が求められます。勉強ができる時間も限られている場合がほとんどであると考えられます。

専門的な知識を問う筆記試験では、専門分野の勉強や、質問に対してわかりやすく記述するスキルが求められます。

効率のよい勉強方法を検討しましょう。

 

・頼れる先輩技術士を探す

技術士の業務経験の中には、指導技術士のもとで働く場合など、先輩技術士とのつながりを重視する項目があります。技術の設計などは一人で行う仕事は皆無に等しいです。頼れる先輩技術士に技術士試験のコツを教えてもらうという方法もあります。

 

・ここのサイトを活用する

自分の勤務する職場に技術士の方がいれば上記の内容は実行することができますが、職場内に技術士の方がいないという人を多いと思います。

このサイトでは、後進の技術士指導に熱心な先輩技術士が登録をしております。

論文や口頭試験の対策を受け付けている技術士の方もいます。

【論文添削】技術士システムを活用して、技術士二次試験合格を目指してみてはいかがでしょうか?

 

技術士二次試験に合格し、技術士に登録したからと言って終わりではなく、技術士としての始まりです。

技術士資格の活用や、技術士の人脈を活かして業務に当たるスタートラインに立てるのが、技術士二次試験の合格です。

 

どうする論文対策(練習方法その10)

2017年03月04日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文で一番重要なことは、キーワードを適切に用いることです。一般的な技術用語、政府・行政が用いる用語などです。論文の論理展開が適切でも、適切なキーワードを用いなければ合格しません。反対にキーワードが適切であれば多少の記述の下手さは、ある程度カバーされます。的を絞りキーワードを理解しましょう。

専門分野のキーワードはその分野の基本書を精読すること。一般分野はその分野を所轄する省(建設部門なら国土交通省)の白書は必ず精読しましょう。キーワードの宝庫です。まずは、教材を揃えて、どれくらいの量かを確認して、計画的に精読しましょう。まだ3月です。時間はあります。試験直前には集中的に復習する必要があります。それなので、試験直前に集中的・短時間で効率よく復習できるように準備しておくことも含めて、計画的に精読しましょう。

どうする論文対策(練習方法その11)

2017年03月05日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師

論文試験は手書きです。まずは、文字を手書きする練習です。少しやれば調子が戻るはずです。文章の書き方は、お手本に学ぶことです。お手本は、専門分野の基本書、白書です。これらの文章は、論理的な文章です。論理的な文章に接しているうちに、論理的な文章が書けるようになります。それに、キーワードも覚えられます。これらが出来てから、論文を書く練習をしても十分効果があります。6月上旬から論文を書く練習を5回程度やれば、合格できるはずです。もちろん、練習は多い方が良いですが。

まだ、3月です。勉強対策に不安がある方は是非、基本書・白書を精読する時期として集中しましょう。

技術士二次試験の問題で失敗してしまうときは脳の使い方を見直そう

2017年04月10日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

そんなときは失敗を分析することをはじめてみましょう。問題を解くことに失敗したときは大きな問題を未然に防ぐチャンスでもあります。なぜなら、失敗と脳の使い方には密接な関係があるからです。とくに繰り返し同じ失敗をしてしまう問題について注目してみましょう。

脳には無意識に行動をとる習慣があります。たとえば、二次試験対策のために口頭で質問に答える練習をしていたとしましょう。答え合わせをしたとき、いつも失敗してしまう問題があるはずです。失敗してしまう問題の傾向に「論理的な理由付けが欠けている」ということがあったとします。その場合、あなたの脳は「質問に対して論理的な理由付けをして解答すること」が苦手だということになります。

行動経済学の研究を行っているダニエル・カーネマンという教授がいます。彼の著作『ファスト・アンド・スロー』のなかでシステムAとシステムBという概念が説明されています。この研究では人間がシステムAが「無意識的な行動」とされ、システムBが「意識的な行動」とされています。そして、生活のなかではほとんどシステムA(つまり無意識的な行動)が行われており、システムB(意識的な行動)は脳を使おうとしないと行われないとされています。

「行動経済学」と聞くと「経済の話なんて技術士になる自分には関係ない」と思ってしまうかもしれません。ですが、その考え方はとても損をしています。なぜなら、行動経済学は人が行動をとる心理的な要因を研究している学問だからです。技術士試験の勉強でいそがしいなかで、わざわざ本を読む必要はありません。効率的に学習をすすめるために、ここで紹介した「システムA」と「システムB」の違いを理解だけしておきましょう。少し意識するだけでも、脳を日常的に使えるようになって、学習効率もよくなっていきますよ。
 

技術士二次試験の論文にも役立つ問題解決力を磨く方法

2017年04月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

日常的な選択が多すぎてあなたの脳は疲れていませんか?

人の脳はできるだけ考えずに生活を送ろうとしています。以前の記事で「システムA」と「システムB」という考え方について紹介しました。「技術士二次試験の問題で失敗してしまうときは脳の使い方を見直そう」

行動経済学の研究結果によると、人は一日のほとんどを無意識で行動しようとするということがわかっています。選択が少ない方が脳へかかる負担が少ないからです。たとえば、部屋の片づけをしようとするとき「部屋が散らかりすぎてどこから手を片付けてよいかわからない」となったことはありませんか?それは選択が多すぎて脳が考えることを拒否しているサインです。

技術士二次試験の論文にむけて勉強しているときになかなか学習に取り組むことができない人もいるかもしれません。それも解決するべき問題が多すぎて、どこから手をつけてよいかわからないことが原因なはずです。その問題を解決するためには簡単な仕分けルールをつくると最初の一歩を踏み出しやすくなります。手をつけやすくするため。

たとえば、評価される論文を書くために専門分野として自分が深く理解できている部分、学習して知識を補強する必要がある部分に分けてみるところからはじめてみましょう。問題解決力を高めるためには現状で抱えている問題を細分化して、取りかかれる部分からはじめることがポイントです。最初の一歩はできるだけ軽く、踏み出すようにしてみましょう。そうすると問題解決力が徐々に高まってきます。

二次試験(筆記試験)の択一式問題の回答が発表されましたね。

2017年07月24日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

平成29年度技術士試験(二次試験・筆記試験)の択一式問題の正解が今朝ほど日本技術士会の
ホームページに掲載されました。次のURLからもアクセスできます。
 https://www.engineer.or.jp/c_topics/003/attached/attach_3935_1.pdf 

 

今年度の技術士試験を受験した人はぜひチェックしてください。

 

そして、次の対応をお願いします。

1)合否を確認する。
2)間違った問題をチェックする。
3)10月31日の合否発表に備える。

 

1)合否を確認する。
・自分が選択した問題とその回答を確認しましょう。
・技術士試験(一般部門)では、まずはここで60%以上であることが合格の条件です。
・もし、残念だった人は、自分の勉強方法が適切でなかったのかを振り返って、来年の
 受験への戦略を立て直しましょう。応援するので、今回の悔しさを絶対晴らしましょう。

 

2)間違った問題をチェックする。
・選択した問題だけではなく、すべての問題に対して、正解だったのかどうかをチェックしましょう。
・正解ではなかった問題や分からなかった問題は、自分の知識の不足や理解違いを正す絶好のチャンスです。
・技術士に合格した後も資質を向上する努力は求められるし、必要です。

 

3)10月31日の合否発表に備える。
・択一式問題が合格レベルに達していた人はおめでとうございます。
・でも、技術士試験のメインは記述式です。こちらの合否発表は10月末だし、口頭試験も
 通常12月ですのでまだ少し時間があります。
・記述問題の再現論文を完了した人は、技術士試験を忘れてみてはいかがでしょうか?
・夏を楽しむとか、溜まっていた仕事をこなすとか、家族サービスに努めるとか、海外旅行に
 行くとか、今までとちょっと違うことにチャレンジしてみませんか?

                                     以上

技術士2次試験口頭試験の臨機応変力を高めるトンデモ学習法その弐

2017年08月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士二次試験の口頭試験では、どのような質問でも、その場で答えを見つけて、口頭で回答しなければなりません。これは、事前の予行演習などを行うなどの対策は当然ですが、それでもなお、その時に想定できなかったような質問が飛んできてしてしまい、パニックになってしまうという状況に陥ってしまうこともあり得ます。

 

こうした状況でも冷静さを保って、どのような状況であっても、その時に自分の知識の中から最も近いと思われる最適解を探し出す必要があります。

それを達成できるためには、臨機応変力を高める必要があります。

 

トンデモ学習法その弐「英語で話す」

主に日本国内にいると、必要性がなければ英語で会話をするということはあまりありません。日本人のほとんどが英語を学んでおり、読み書きや簡単な会話を学校で学んでいます。

しかし、日常会話ができるという人を見かけることはあまりありません。これは日本人同士の中にいると英語で話す必要性がないからです。

何か外国人が集まるような場所に行って、英語で話す機会をもってみましょう。

東南アジアやフィリピンなど英語が分かる国の人と話す場合でも同じです。

 

これの効果としては、過去に学んだことをいかに瞬時に引っ張り出すかということになります。

脳の構成として、過去に学んだことを思い出すことで、身に着けた知識を話したり、再度思い出しやすくするということです。

会話は台本通りにはいきません。さらに相手は日本語を理解できていませんので、英語でしか意思疎通ができません。

こうした状況に自分を追い込んで、学校で学習した英語を思い出し、コミュニケーションの道具とすることで、その場で相手の表情を見ながら、自分の伝えたい内容を話すということも臨機応変力を磨く手段の一つとなるでしょう。

 

一見すると、技術士試験とは全く関係のないことでも、臨機応変力を高める訓練となることが言えます。

これを身に着けることで、予想ができないことばかりの人生もうまく乗り切っていくことができるでしょう。

読点の使い方は大丈夫?技術士論文で日本語を指摘されないために

2017年09月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

わかりやすい日本語を書くためには、読点「、」の使い方が大切です。しかし、この読点、学校で詳しい使い方を習っている人は少ないようです。読み手がスムーズに理解できる日本語を書くために、読点の使い方を確認していきましょう。

「彼は徹夜明けに疲れきって眠りそうな友人と話した」

この文章を読んだとき、パッと意味がわかる方はいないでしょう。もし、わかったとしても、誤解している可能性があります。なぜなら、この文章の書き方では、「徹夜明け」「疲れきって」「眠りそう」がそれぞれ「彼」と「友人」どちらにかかるかわからないからです。

「彼は、徹夜明けに疲れきって眠りそうな友人と話した」

上記の表現なら、友人が徹夜明けで疲れ切っていて今にも眠ってしまいそうだとわかります。

「彼は徹夜明けに、疲れきって眠りそうな友人と話した」

この表現では、徹夜明けなのは彼であって、友人は何か別の理由で疲れきっていて眠ってしまいそうだと判断できます。

上記2つの例文はどちらが正しい日本語というわけではなく、書き手がどんな情報を伝えたいかで、正解が決まります。この例文からわかるように、読点は誤解を避ける文章を書くために、欠かすことができません。

朝日新聞の記者、本田勝一さんは著書『日本語の作文技術』のなかで、代表的な読点の使い方について言及しています。
 

  1. 重文の境目に打つ
  2. 述語が先にくる倒置文に打つ
  3. 呼びかけ・応答・驚嘆などの言葉のあとに打つ
  4. 挿入句の前後または前だけに打つ


上記4つが読点の一般的な使い方としています。この4つの読点のルールはあくまで、よく使われるだけであって、日本語の文法として厳しく定められているわけではありません。わかりやすい読点の打ち方を身につけるコツは、意識して日本語を読むことです。特に、技術士論文の参考解答などを活用すると、技術士試験対策としては効果的です。わかりやすい日本語を書くために、読点を意識してみましょう。

技術士試験の勉強仲間を作って先延ばしグセを克服しよう

2017年10月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「技術士試験の勉強に取り組まなくてはいけない。だけど、どうしても先延ばしにしてしまう」と苦しんでいませんか?

先延ばしの習慣がひとりで改善できない場合は、技術士試験の勉強の仲間を作ってみましょう。先延ばしがいかに困ったものであるかは、前回も紹介したとおりです。「成功体験を積むことが大切!!技術士試験合格へ向けて先延ばしを防ぐ」で紹介したとおり、取り組むべき仕事を徳利組まないで置くと、勉強の質は下がり、技術士試験当日に向けて精神的な負担も大きくなります。そこで、先延ばしを克服することが大切になってくるわけですが、今回は「仲間を作ることで先延ばしを防ぐ」という方法を紹介します。「仲間作り」には、2種類の方法がありますから、1つずつ確認していきましょう。

1つ目の方法は、言葉通り、技術士試験合格に向けて、一緒に勉強するチームを作ることです。ただし、ネガティブな気持ちを共有するグループでは、ストレスのはけ口にはなるかもしれませんが、先延ばしグセの改善にはつながりません。「勉強がつらい」などのマイナスな感情を共有するのではなく、「合格を目指してがんばろう」「あの人が順調に勉強できてるなら、自分にもできるはずだ」と感化されるようなグループが理想的です。

もう1つの方法は、目標となる映画や書籍から刺激を受けることです。仲間から良い刺激を受けることと同様に、創作の物語に出てくる人物や歴史上の人物からも影響を受けることができます。なぜかというと、気持ちはとても伝染しやすく、自分と重ね合わせやすい対象ほど、気持ちは伝染しやすいです。たとえば、仕事の環境が似ている技術士試験合格者の体験談を参考にすると、試験勉強に向けてモチベーションがアップしやすく、オススメです。

口頭試験の準備、まずは...(第2回)

2017年10月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

前回に引き続き、口頭試験の準備として最優先にすべき「自分しかできないこと」についてお話したいと思います。

 

第2回は、「業務内容の詳細の見直し」についてです。

 

★業務内容の詳細の見直し

このサイトをご覧の方は、皆さんいろんなところから口答試験の情報を入手していて、受験申込の時に提出した「業務内容の詳細」について説明させられることはご存知のことと思います。

しかし、初めて二次試験を受ける方の中には、受験申込時に、口頭試験のことまで考えて書かなかったという方も居られるのではないでしょうか。私が初めて二次試験を受けた時もそうでした。

口頭試験では、「自分は技術士としてふさわしい業務を行ってきた」ということをアピールしなければなりません。

では、「技術士としてふさわしい業務」とはどういうことでしょうか。

「技術士」は国家資格なので、その答えは、法律、つまり、技術士の資格について定めた「技術士法」に書かれています。

 

「技術士としてふさわしい業務」とは、第一条、第二条の条文より、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務であり、科学技術の向上と国民経済の発展に資するもの」ということになろうかと思います。

受験申込の際に作成した「業務内容の詳細」に、このような観点が抜けていれば、口頭試験の際に、それを補うような説明をする必要があります。

 

「業務内容の詳細」に書いたことは変えずに、「技術士としてふさわしい業務」であることをアピールできるような説明ができるようにしておいて下さい。

 

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

 

 

口頭試験の準備、まずは...(第1回) 筆記試験の再現」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回) 説明した業務の振り返り」、もご参照下さい。

 

<ご参考>

技術士法

(目的)

第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。

(定義)

第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。

 

【技術士試験のための睡眠入門】夜中に途中で目が覚めるなら

2017年12月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

仕事が終わって、勉強も終わってぐっすり眠る……つもりだったのに、なぜだか夜中に目が覚めてしまうこと、ありませんか?その原因はあなたの寝具にあるかもしれませんよ。

一度眠りについたあと、夜中に目が覚めてしまうことを「中途覚醒」といいます。寝ている途中に目が覚めるといっても、トイレに起きて、すぐにまた眠りにつける場合は心配ありません。しかし、なかなか眠りに戻れなかったり、起きたときに首や肩がやたらと痛いときは問題です。

そんなときは就寝周りのモノを見直してみましょう。たとえば、ふとんです。今つかっているふとんはいつごろ購入したものか、覚えているでしょうか?ふとんの寿命はつかっている環境によって大きく異なります。人によって汗の量や体重など、ケースバイケースだからです。それでも、だいたい10年くらいの使用期間が目安とされていますから、10年以上おなじふとんを使い続けているという場合は買い換えを検討した方が良いでしょう。

ふとんだけではなく、まくらの買い換え時期にも注意が必要です。まくらの寿命はふとんよりも短く、2年程度とされることが多いです。これらの寝具は交換せずに使い続けていると、睡眠時間は十分に確保しているのになぜか疲れがとれないという状態につながります。ふとんやまくらがつぶれてしまっている場合は、購入を考えてみましょう。

寝具だけではなく、眠りにつく前の気持ちの状態も大切です。前回の記事で、陰ヨガについて紹介しましたが、就寝途中に目が覚めてしまう人にもオススメのリラックス方法です。また、食事をとるのは就寝の3時間前までにして胃腸に負担をかけないことも大切です。快適な睡眠を手に入れるためにも、心のケアと同時に、体への思いやりをもって、夜中に目覚めない工夫をしていきましょう。

平成30年度の合格に向けての必殺スケジュールプランを作りましょう!

2017年12月23日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

技術士試験にチャレンジしようと考えている人へ

是非頑張ってください。しかし、合格するには条件があります。それが冒頭のタイトルの3つです。

1)志を持つ
2)計画を立てる
3)やり抜く力

逆に言えば、この3つを実践したら不合格になるのは難しいだろう(笑)。

 

最初の「志を持つ」は、自分がなりたい技術士像を想像して、バリバリと活躍する姿をイメージすることだ。講演したり、執筆したり、コンサルしたり。そんなリアルな想像をして、自分は技術士になるんだと確信することだ。これが何よりも大切だ。

 

次は、チャレンジする「計画を立てる」ことだ。お勧めしたいのは確実に、そして一回で合格するだけでなく、複数の部門に連続して合格するような計画だ。ポーカーで言えばストレートフラッシュのような計画だ。どのような計画を立てるかはあなたの志次第だ。しかし、添付のような計画であれば、1月からのスタートダッシュが重要だ。

 

最後は、やり抜く力だ。コツはスタートダッシュとマジックナンバーの三回だ。すべての計画には締め切りがある。技術士試験は技術士としての資質と能力を確認する試験だ。本来なら絶対評価であるべきだが、記述問題や口頭試験ではどうしても他の受験生との比較で判断する要素が生じる。このため、他の受験生との差別化を図った「光る回答」や「輝く問答」が望まれる。そのためには、ブラッシュアップの過程がどうしても必要だ。お勧めは三回だ。例えば技術ノートを一度作って終わりでは記述能力を磨くことは難しいだろう。口頭試験の想定問答も一度作って終わりでは、自然な問答は期待できないだろう。二回でも不十分だ。もちろん多ければ多いほど良いが、時間は有限だ。これまでの経験から言えば、三回がベストかつマストだ。

 

高い志を持ち、適切な計画を立てて、強い意思力でやり抜く。

 

そんなあなたが技術士にふさわしくないわけがない。是非チャレンジしてください。

 

試験勉強をルーチン化する

2018年01月02日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師

先の投稿で合格するには、次の3つの条件があると書きました。
1)志を持つ
2)計画を立てる
3)やり抜く力

 

やる気にはなった!計画も立てた。でも、日常の中でその計画にそった勉強を続けることがなかなか難しい。
仕事が長引いて夜遅く帰って、疲れたので食事してビールでも飲んで楽しそうなテレビを見ているともう
眠くなってお休みなさい。。。。なんてことが続くとそれが習慣化してしまう。かといって、その習慣を
変えることが簡単かといえば正直難しい。ではどうするか?

 

ズバリ言えば、試験勉強をルーチン化するのです。そのためには、勉強モードに
なる時間と場所の組み合わせを生活の中に組み込もう。例えば、

a) 朝はこれまでより1時間早く会社に到着して、会社の近くの喫茶店等で1時間勉強する。
b) 仕事が終わったら最寄駅の喫茶店等で1-2時間勉強してから家に帰る。
c) 土日は、図書館等で4時間勉強する。


こんな習慣ができれば、毎日3時間、週末は4時間なので週に23時間も勉強に集中できる。
しかも、この方法の良いところは、一旦習慣化すると、その勉強時間が長引く傾向にあると
いうことだ。朝早く起きるのは辛いけど、これも習慣化してしまえば苦にならない。最寄り
駅で勉強してから家に帰ったら、いつもの通りビール飲んで好きなテレビを見てリラックス
する。ただし、明日の朝に向けて少し早めにベッドに向かう。


さらに言えば、選択問題を解いたり、不正解だった問題の周辺情報を調べたり、技術ノートを
作ったり、記述問題にトライするには、やはり30分単位の時間が必要だけど、通勤時間や
移動中、ちょっとした待ち時間で生じる5分、10分の隙間時間があれば過去に説いた問題の
レビューや技術ノートの読み返しなどはできるだろう。


まとまった時間は、習慣化で確保し、さらに隙間時間を有効に活用すれば、志を持って立てた
計画をやり抜くことはそれほど難しいことではない。


ぜひ、勉強する時間と場所を習慣化してください。そうすることで、勉強を楽しみ、かつ合格の
栄冠を楽しむことも出来ます。

レッツトライ♫

 

技術士資格取得に王道は無い。日々の積み重ねが合格へつなげる

2018年01月20日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士を日々勉強している皆さん。

勉強を続けることはなかなか難しいですよね。そんな時に是非とも思い出してほしい名言と逸話をいくつか紹介します。

 

・学問に王道なし

中学高校で習う誰もが知っている図形の問題(幾何学)に挑戦した古代ギリシャの数学者ユークリットがエジプト王に言った言葉です。

エジプト王がもっと簡単に幾何学をマスターする方法はないかと尋ねた際にユークリットが「学問に王道なし」と答えたという逸話から生まれた言葉です。

王道と言えば最近では「定番」というような意味合いで使われることもありますが、この言葉の意味は王様専用の近道という意味になります。

努力をし続けることで成し遂げられることはたくさんありますよね。ユークリットは偉大な古代の数学者ですが、そんな人であっても努力をしつづけていたと考えると、続けることがいかに大切かということが良く分かります。

 

・人生にマイナスはない

巨人でエースとして活躍し続けた桑田真澄の言葉です。

度重なるケガにも負けず、常に投げ続けた彼だからこそ発せられる言葉と言えるでしょう。

この言葉につながる言葉も非常に深いです。

「プラスという記号は最初に横棒(マイナス)を書いてから書きます。横棒だけではマイナスです。そこに縦棒を書くことで初めてプラスになる。マイナスはいわば、プラスへの準備期間。マイナスがあるからこそプラスがある。人生にマイナスはない」

いかがでしょうか。

とても深い言葉ですよね。ケガに泣かされ、そのシーズンは活躍できなくてもそれはプラスになるための準備期間です。

技術士試験も多くの方が不合格を経験されると思いますが、それはプラスになるための準備期間です。その期間があったからこそ、合格を勝ち取ることができるといっても過言ではありません。

 

・楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ。

シェークスピアの名言です。

何事も楽しんでやるということはとても重要ですよね。仕事というだけで嫌だなと感じてしまう人もいると思いますが、仕事も楽しくできれば、苦労も苦痛にならないということでしょう。

技術士試験の勉強も、やりたくないなと感じれば、苦痛になってしまいますが、楽しんでできる工夫をすればとても良い結果につながるのではないでしょうか?

技術士試験に向けて社会的な比較で落ち込まないように気をつけよう

2018年01月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

「私はあの人と比べて優れている」

もしくは


「私はあの人よりも劣っている」

 こういったことを考えたことがある人もいるのではないでしょうか? しかし、実は、こういった社会的な比較は幸福感によくない影響を与えることがわかっています。たとえば、2016年ごろから指摘されていますが、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを利用することで、精神的な健康状態を損ねるという調査結果が発表されています。これは2015年にミズーリ大学コロンビア校が発表した研究結果です。参考:If Facebook use causes envy, depression could follow

 FacebookやTwitterといったネットワークは友人とのつながりを途絶えさせず、古くからの友達の近況に耳を傾けられることから、利用方法によっては便利ではあります。ケンタッキー大学の心理学教授リチャード・H・スミス博士は「With Whom Do We Compare?」という記事のなかで、適切な対象と比較することの大切さを教えています。私たちはそれぞれ置かれている社会的な立場、性別、年齢などの差異があります。それらを無視して、社会的な比較を行うのはまるで、大人が描いた絵と子どもが描いた絵を比べて「同じ人間が描いたものとは思えない」と考えるようなものです。

 何かと比較することで自身のなかにある競争力を引き出すことができる場合もあります。そのときは、適切な対象と比較することを念頭に置くことを忘れないでおきましょう。むやみな比較は心の健康を害する危険があります。

口頭試験を万全にするために

2018年10月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

口頭試験の合格率を少しでも上げるために、以下のことを1つでも多くやるとよいでしょう。

 

○受験申込書の点検

 

口頭試験では、受験申込書の詳細論文について、たくさん質問されます。

ですから、いまいちど、見直しておくとよいでしょう。

 

半年前に書いた文章は、きっと未熟な出来でしょうから、技術士になったつもりで、赤ペンを入れていくのがおすすめです。

 

最近では、詳細論文だけでなく、5つの業務経歴のうち、1つをピックアップして、詳しく尋ねられるケースが増えています。

注意をしてください。

 

○模擬試験や模擬面接の受講

当日の緊張を少しでも和らげるため、複数回、受講することをお勧めします。

 

当日は、テンポ良く試験がすすめば、17個ほどの受け答えができます。

 

総監部門以外では、このうち、5、6個は、模擬試験を受けていたからこそ、自信をもって答えられるとことになるでしょう。

 

総監部門では、的中はほとんどありませんが、いろいろな人に協力してもらい、さまざまな質問に対応できるようにしておくのが、安心です。

 

○日常業務で練習する

 

会社で人と話すときに、口頭試験を意識するようにします。

 

口頭試験では、長々と話してはいけません。

 

短く話して、質問されて、短く答えて、を繰り返します。


「それは、○○だからです。なぜなら、××だからです。」と、2文程度で話しようにします。

 

○そのほか、新聞やニュースで、情報を収集する

 

時事的な話題をふられたときの対策です。


その話題に対して、自分の意見を言い、その理由を述べられるようにしておきましょう。

 

奥さんがいる場合には、試験官役になってもらいましょう。

 

口頭試験対策が、みなさんを、技術者として一回り大きくしてくれるはずです。

2019年07月 2019年09月
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