2017年02月01日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 95
受験申込書を提出する時には、「業務内容の詳細」として720字以内で小論文を書くことが求められています。
この小論文は、口頭試験の諮問材料に使われるものですから、しっかりとした題材を選んで記載することが重要です。
さて、皆さんは小論文の題材をどのように選んでいるでしょうか。
内容が大切なのは当然ですが、いつの業務を選んでいますか?
あまり古い業務だと口頭試験で不利になる・たとえ古い業務でも技術士らしい工夫があれば大丈夫だ、等々、
色々なことが書籍やインターネットに書かれています。
そこで、私がこの数年間で社内・社外含めてアドバイスをさせていただいた受験申込書について
・5つの業務経歴のうち、何番目の業務を小論文に取り上げているか
・受験時点から何年くらい前の業務を小論文に取り上げているか
の2点を調べてみました。
まずは1点目の、何番目の業務を小論文に取り上げているかについては、以下のようになりました。
1つ目の業務:ゼロ
2つ目の業務:約1割
3つ目の業務:約3割
4つ目の業務:約4割
5つ目の業務:約2割
さすがに1つ目の業務を小論文に取り上げている人はいませんでした。
意外と最新の業務である5つ目が少ないのですが、これについては業務が終わったばかり(あるいは継続中)で、
工事であるとか製品改良の結果がまだ明確になっていないので、成果の部分を書きにくいようなケースもあるため
ではないかと考えています。
2つ目の業務を小論文に取り上げている人は1割程度いましたが、どちらかというと経験年数が短い若年受験者で、
業務経歴が3つしかない中での2つ目というようなケースでした。
以上、何番目の業務を小論文に取り上げているか、についてでした。
受験時点から何年くらい前の業務を小論文に取り上げているかについては、全体のまとめとともに稿を改めて
書かせていただきます。
2016年11月19日 作成 / 執筆:技術士システム【運営者】講師 / 閲覧数(月間): 90
平成28年10月18日の科学技術・学術審議会技術士分科会 第9回制度検討特別委員会において、技術士試験における変更が報告されました。
早ければ2018年度の試験から変更になります。
委員会が技術士制度の参考とした国際エンジニアリング連合会(IEA)が定める「エンジニア」には、資格取得段階で明白な解決策がないような複合的な問題を技術的に解決できる能力が求められています。日本の技術士にも同様の問題解決能力を求める必要があるとして、その能力をより的確に把握するには択一式より記述式の方が適しているとの委員会の判断で変更となりました。
主な変更点
1)必須科目を記述式に切り替える。
2)選択科目では専門知識及び応用能力を問う論文の記述枚数を現行の600詰め用紙4枚以内から3枚以内に削減することで、受験生の負担を軽減する。
ということは、来年の技術士試験に合格できなければ、2018年度からは必須科目が記述式になります。現行の試験方法で合格したければ来年の試験で合格するしかありません。
下記に具体的な試験方法の方向性を記載します。
■必須科目:
「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力
(記述式、600字詰用紙3枚以内、試験時間2時間、配点40点)
■選択科目1:
「選択科目」に関する専門知識及び応用能力
(記述式、600字詰用紙3枚以内、配点30点)
■選択科目2:
「選択科目」に関する問題解決能力及び課題遂行能力
(記述式、600字詰用紙3枚以内、配点30点)
※選択科目1.2合わせて試験時間3.5時間
(資料:文部科学省)
2017年02月12日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 65
前回は、受験申込時の小論文として、5つの業務経歴のうち、何番目の業務を取り上げているかについて述べました。
今回は、受験申込時の小論文として、受験時点から何年くらい前の業務を取り上げているかについて記載します。
結果は以下の通りです。
10年以上前:1割未満(1例のみでした)
5~10年以内:約3割
5年以内:約7割
何番目の業務を小論文に取り上げているか、とは異なり、かなり明確な傾向がありました。
10年以上前の業務を取り上げていた方は1例だけでした。分類上10年以上前としていますが、平成初期頃の業務でしたので
20年以上前の題材を取り上げていたことになります。さすがに古過ぎると思いましたので題材見直しをアドバイスしましたが、
最終的にどうされたのかは追跡できていません。
大半に相当する7割程度の方が、ここ5年以内の業務を小論文に取り上げていました。
クロス集計をしているわけではありませんが、
『(業務経歴を5つ書いたうちの)3つ目以降で、かつ5年以内の業務』
を小論文の題材として取り上げている方が多かった、というのが今回の結論です。
私の手持ち資料の分析結果ですので、受験者全体の傾向と一致するとは限りません。また小論文そのものの出来が最も重要なことですから、
古い業務は一律に良くないと言う事でもありません。
しかし私が試験官であれば、最近の業務があるにも関わらず10年以上前の業務を小論文の題材に取り上げていたら、資質向上を問う意味でも
「最近の業務の中で、技術士にふさわしいものはありませんか?」と質問したくなります。
以上、どの業務を小論文の題材にしようか、と迷った時などに参考の一つとして考えていただければ幸いです。
*出願対策講座を行っていますので、講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年02月01日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 62
技術士の二次試験には、筆記試験と口頭試験(面接)があります。
今日は、この筆記試験の中の記述問題への回答の3つコツを解説したと思います。
1)論文は、抽象的なことと具体的なことを交互に書く。
・問われたことに対して、抽象的なことばかりを書くと、十分な納得感を得ることが難しい。
・逆に、具体的なことばかり書くと、なんだか細かくて分かりにくいと感じる。
・大切な事は、まず回答の本質を抽象化して回答し、その回答を事例を交えて具体化し、
さらに結論を抽象化するというように抽象化と具体化を交互に行って読者の理解を深めることです。
2)具体的には、タイトルやサブタイトルを活用する。
・回答すべき内容を体系化して、それぞれの骨子を明確にする。
・その場合には、魔法の3を使う。つまり、コアの3つを整理するように心がける。
・試験官がそのタイトルとサブタイトルを見ただけで記述したい内容がほぼわかるように工夫する。
・その上で、各タイトルやサブタイトルで伝えたい内容を文字数の範囲で具体的に記述する。
3)さらに、図表を有効に活用する。
・試験官が回答を読まなくても、見ただけでその内容がほぼ分かるようにするには、前述の体系化に加えて図表の活用が有効だ。
・タイトルやサブタイトルをつけるようにすると、原稿用紙の右上のコーナーには必然的にスペースが生じます。
・そのスペースを積極的に活用して、その用紙で最も理解してほしい内容を図表にするのです。
・逆に言えば、その図表で伝えきれないことを文字にする。
試験官は忙しいです。大量の回答を採点するときには、最後まで読まないと分からないような回答を最初から最後まで読んでくれるでしょうか。
最初の数行と最後の数行を読んでポイというような悲劇は避けるべきです。
読まなくても、見ただけで内容がほぼ分かれば、逆に最後まで読んでくれるのではないでしょうか?
新聞記事でも、雑誌でも、本でも、その内容を読むかどうかは、読む前に決めているものです。
お!これはちょっと面白い!これはよくまとまっている!と注意を引かせて、最後まで読んでしまうような論文を目指しましょう。
以上です。
2017年02月06日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 55
技術士試験の勉強をしていて、集中力が保てず、学習が進まないと困った経験はありませんか?
技術士試験を取り組む人の多くは仕事をしながら、家に帰ってからの貴重な時間を使って学習しています。
ですので、限られた時間を有効に活用するためにも、効率的な学習法を覚えておくことをオススメします。
仕事前や仕事終わりの1〜2時間を最大限の集中力で勉強するためにポモドーロテクニックを試してみましょう。
ポモドーロテクニックはフランチェスコ・シリロという研究者が提唱する、タイマーを使った学習法です。人間の集中力はあまり長時間つづかないと言われますが、短時間だけ集中して課題に取り組むことで長時間集中ができないという脳の弱点をカバーしています。
ポモドーロテクニックの要点は以下の5ポイントです。
1.取り組むべき課題を選びます。
2.タイマーを25分にセットします。
3.タイマーが鳴るまで課題に集中します。
4.数分間の軽い休憩をとります。
5.1から4を4セット終えたら30分程度の休憩をとります。
大切なことは25分間のタイマーをセットしている間は電話やSNSの通知に目を向けないということです。勉強をしていても、ついテレビが気になってしまったり、スマホを触りたくなってしまった経験がある人も多いはずです。25分間だけ集中したあとの休憩時間であればスマホに触ってもよいので、勉強している間はすべての通知を無視して学習に取り組みましょう。
休憩を含むと1セット30分程度ですが、4セット(120分程度)つづけたら20分から30分程度の休憩をとって脳を休ませてあげると次の学習も集中しやすいとされています。平日の仕事が終わった後の2時間を使って勉強するときでも、休日で半日ほど勉強ができるときでも導入できるのがいいですよね。
集中力が持続できず学習環境を改善したいと思っているときはポモドーロテクニックを活用してみてくださいね。
2017年02月09日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 54
もうすぐ合格発表ですね。
仕事に集中できない人もいると思います。
一般部門で合格したら次は・・・と考えている人もいるでしょう。
2部門目を、または総監部門を受験することになるでしょう。
総監部門を受験するにあたって重要となるのが「技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)」(通称 青本)だと思います。
この本は日本技術士会から購入することになりますが、すでに在庫切れになっているのをご存知でしょうか。(日本技術士会HPに記載しています)
合格したら入手しようと考えている人はどうしたらいいんでしょうかね~
ちなみに第3版を出版する予定はなく、各省庁HPから最新情報を入手してほしいというのが日本技術士会の本音みたいです。
社内等の既総監技術士から譲ってもらうか、市販の参考書を利用するしか方法はないようです。
市販の参考書の方が最新の情報が記載されているようなのでお勧めだとは思うのですが・・・
最近の技術士分科会(文部科学省)の記事を読んでも、総監に対する今後の対応・方向性は悩み中に感じますからね。
総監の考えが変わり、試験制度が変更する前に合格するほうが得策かもしれません。
2017年01月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 53
技術士を目指す方にとっては最初の関門となる「技術士一次試験」
その技術士一次試験の難易度はどの程度なのでしょうか。
技術士一次試験の概要
技術士の一次試験は、技術士になるための見習い資格を得るための試験といってもいいでしょう。受験資格はなく、誰でも受験することが可能です。
試験科目は、以前は科目が多く、受験に対する負担が大きかったのですが、現在は三科目となっており、以前よりも働きながら受験することができるようになっています。
試験科目について
基礎科目
工学に関する解析や情報処理に関するもの、材料・化学に関するもの、環境に関するもの
※選択による回答
適性科目
ISOや技術者倫理に関するもの
専門科目
各分野の専門的な内容に関するもの(大学院修了レベル)
科目の内容だけ見るととても高度な内容のように見えます。
技術士一次試験 合格率
過去五年間の受験者と合格者の推移は以下のようになります。
受験者数
平成24年 17188
平成25年 14952
平成26年 16091
平成27年 17170
平成28年 17561
合格者数
平成24年 10882
平成25年 5547
平成26年 9851
平成27年 8693
平成28年 8600
合格率
平成24年 63.3
平成25年 37.1
平成26年 61.2
平成27年 50.6
平成28年 49.0
参照:公益社団法人 日本技術士会
https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1012_1.pdf
こうしてみると、合格率は60%を超えている年度もあり、かなりの合格者が出ていることが分かります。
また、大学院を修了して指定学科であれば、該当部門の一次試験は免除となることなどもあり、一次試験自体を受けないという人も多いのではと思います。
しかし、技術士になりたいと考えている人も、一次試験受験対象者であれば、この試験科目の概要を見ることになります。
かなり内容が高度なものと思えてしまい、技術士取得を諦めてしまった方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、技術士一次試験の合格率を見ると、受験者の半分以上が合格している年もあります。
技術士を目指している方は、技術士一次試験を受験し、合格し技術士補として活動できるようになりましょう。
2017年02月08日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 51
「この範囲、勉強したはずなのに答えがぜんぜん思い出せない」と自分の記憶力を責めたくなった経験はありませんか?
自分の記憶力を疑いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、脳はそもそも忘れやすくできているので安心してください。脳が重要ではないと判断した情報はすぐに忘れてしまいます。
逆に考えてみると、脳に「この情報は重要だ」と認識させることができれば記憶に定着するということもできます。
そこで効率よく情報を暗記するために「エビングハウスの忘却曲線」を活用しましょう。
忘却曲線とは脳が情報を忘れるまでの経過を記録したもので、ヘルマン・エビングハウスというドイツの心理学者が提唱したものが有名です。彼の研究結果によると、情報を最初にインプットした20分後から忘却ははじまります。20分後と1時間後では情報を定着を再度するまでに時間はあまりかかりませんが、1日経過すると情報を覚えなおすには最初に学習した時間の7割程度を費やさなくてはいけません。
たとえば、60分かけて学習した内容を翌日に再度カンペキに暗記するためには44分かけなくてはいけません。ですが、学習をはじめた1時間後に復習をすれば34分あれば記憶にもう一度定着させられます。
最も情報が忘れられやすいタイミングは最初の24時間です。ですので、最初に暗記をはじめた1時間後と24時間後には復習を欠かさないようにしましょう。その後は3日後、1週間後と復習をつづけていけば徐々に記憶が確かなものになっていきます。
脳が情報を忘れていく忘却曲線というタイミングを理解して、効果的に暗記の学習をしていきましょう。
2017年01月22日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 50
平成28年度の口頭試験も終了した模様です。
口頭試験に臨んだ方はお疲れさまでした。3月の合格を祈念しております。
口頭試験を受験した方の受験記録を確認すると、最近は業務詳細(720字)の「説明」を求める機会が減ってきているようです。
以前だと「業務詳細の内容を3分程度で説明してください」から口頭試験が本格的にスタートすることが多かったのですが、最近は
・試験官は業務詳細をしっかり読み込んで臨んでいる
・受験者はしっかりとした業務詳細を作成している
・時間的にロスしてしまい受験者に不利になる
以上の理由が原因かわかりませんが、質問だけで業務詳細が終わっているようです。
代わりに、その他の経歴を細かく確認し評価しているようです。
この傾向は平成29年度にも続くと思われます。
よって平成29年度対策としては
・業務詳細をしっかり練りあげて完璧なものにする。
・業務詳細以外の経歴もしっかり熟考する。
が必要と考えられます。
受験生にとって4月の時点ではなかなか本腰の人は少ないですが、この出願対策を怠ると口頭試験で泣くことになります。
「昨年、自分で作成したから大丈夫」
「筆記試験が合格してから考える」
では手遅れになります。
来年の3月に栄光を手に入れたいのなら、今すぐに行動することをお勧めします。
2017年02月16日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 45
技術士は資格説明の中でも「技術系資格では上位に位置する」と言われており、難関資格であることは言うまでもありません。
では、具体的にその試験内容、難易度はどの程度なのでしょうか?
技術士に挑戦する前にはまず相手を知る必要があります。
技術士一次試験
技術士の本試験でもある技術士二次試験を受ける資格がないという人が受けるのが技術士一次試験です。
これは、専門科目や技術者倫理など3科目の試験があり、マークシートによる選択式です。
このため、合格率も平均して40~50%台で、さほど難しくはありません。
一次試験の後の二次試験が難関となります。
技術士二次試験
技術士二次試験を無事合格すれば、晴れて技術士となることができます。
しかしその試験内容は難関の一言です。
試験内容は、業務経歴書提出(書類選考)、筆記試験、口頭試験の3つを基準以上とする必要があります。
①業務経歴書提出
技術士1次試験等、技術士二次試験受験資格を得てからの業務経験の記載したものです。
これは、科学技術の応用に関する業務(設計業務等)でなければ業務経験になりません。
業務経験が所定の期間満たされていれば通るもので特に難しいものではありません。
②筆記試験
技術士の該当部門の専門知識を見るものです。
基礎的なものの説明や業務経験の中で困難があり工夫して乗り切った点など実務経験をと問われるような内容のものもあります。
全て小論文のような記述式試験となり、的外れな記載をしていると合格できません。
これは訓練がいります。
③口頭試験
業務経歴書や筆記試験を合格した後に受ける試験です。
試験官との面接による試験です。内容は業務経歴書や筆記試験の内容について踏み込んだ質問や、
技術士を業務にどのように活かすのかと言う技術士としての将来についても聞かれるものです。
これも筆記試験同様、的外れなことを説明すると全く加点されていかない厳しいものです。
技術士試験は、難関であることには変わりありません。
しかし、取得後は名称独占業務で、技術士としてしかかかわることができない業務も多くあります。
また、技術士会に加入することで社外の人との交流などもできるため、視野が広がります。
ぜひ、技術士を目指して、日々の業務を頑張ってみてはいかがでしょうか?
2017年02月11日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 44
技術士の受験を考えている方に基本的な情報を伝えていきます。
技術士の受験資格はどのようなものがあるのでしょうか?
技術士になるためには科学技術に関する実務経験期間が必要です。
しかし、実務経験を積むためには、以下の条件を満たす必要があります。
1.技術士 一次試験に合格する
技術士になるためには、技術士の受験資格である技術士一次試験を受験し、合格する必要があります。
希望する部門の技術士一次試験を受験し、合格することがまず第一の条件です。
2.指定された教育課程を修了
文部科学省の認定をうけた教育課程を修了することで、該当部門の技術士1次試験合格と同等の資格を受けることができます。
ただし、指定を受けている教育課程は該当部門が一部門に決まっているため、自分の希望する部門に該当していない可能性があります。一覧を確認しましょう。
参考:https://www.engineer.or.jp/c_topics/000/attached/attach_356_3.pdf
技術士1次試験合格者は、技術士補として、日本技術士会に登録することができます。
技術士補にならなくても、技術士習得技術者として業務経験を積むことができます。
習得技術者は、技術士になるための本試験である技術士2次試験を受けるために実務経験を積むこととなります。
指導技術士のもとで実務経験を積む場合は4年、そのほかの場合は7年の期間、実務経験を積み、二次試験の受験資格を得ることができます。
実務経験は設計や計画といった科学技術の応用に関するものです。
技術士になるまでの道のりは非常に長く険しいものになると思いますが、それを乗り越えて初めて、技術系の最高峰でもある技術士と名乗ることができるのです。
2017年02月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 42
技術士の資格を習得すると仕事の幅が広がり、年収も伸びやすくなります。
そのため、自発的に受験しようとする学習者が多い一方で「自分なんかが合格できるのかな……」と心配する方もいるんです。出題される範囲の学習をして、長年の業務経験があれば合格できるとされています。
では、合格する人とそうでない人にはどのような差があるのでしょうか?
それは「論理的な効力が身についているかどうか」が占める部分が大きいです。ロジカルシンキングとも言われますが、どんな試験勉強であっても論理的にものごとを考えて解釈することができると学習効率がよくなります。
ロジカルシンキングには複数の思考パターンがあります。ここではもっとも代表的な「主張」「論拠」「データ」で構成されるロジックの作り方を紹介しますね。
面接や論文などで頻繁に利用されますが「私はこう考える」という部分が「主張」にあたります。
そして、その考え方を支える「なぜなら、こうだからだ」という部分が「論拠」です。
論拠の信頼を高める「数値でこのように証明されている」というデータがあります。
主張、論拠、データ。これら3つをそろえることでロジカルシンキングができるようになるんです。
たとえば「このラーメン屋はおいしい」という主張をしたいとしましょう。この場合の論拠は「周りの同僚のほとんどが好んで毎週のように通っている」となり、データは「来店人数は1日に500人を超える」となります。
自分の意見を主張するときに役立つのはもちろんですが、学習を進めていて「どうしてもここがわからないな」という問題にぶつかったとき論拠やデータが欠けてないか確認してみましょう。理屈がわかると、それだけで理解がグンと増すことがあります。
ロジカルシンキングを活用して難易度の高い技術士試験を突破しましょう。
2017年01月26日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 40
論文は出題者との会話と考えてください。ただの会話ではありません。技術的・論理的に根拠がある会話です。それなので、キーワードの選択が重要です。適切なキーワードを用いれば、そのキーワードの意味・背景等を理解して用いてることを表現できます。また、会話の相手は仕事の依頼者と想定してください。まったく知識・技術力を持ち合わせてない依頼者です。その相手に説明するには、論理的で飛躍がなく、分かりやすい表現が必要です。
論文作成を沢山練習することも必要ですが、文章の質というか濃さというか隙が無い文章というか、一度読むだけで理解できる言い回しが大切です。本番の試験まで時間があります。慌てず、あせらず隙のない文章の練習をしてください。お勧めは、学会誌にある論文・各種白書等を読むことです。隙の無い文章は、突っ込まれません。論文・白書等は突っ込み所が少ないので大変参考になります。
2017年02月07日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 40
技術士試験は1年に1回しか受験チャンスがありません。
そのため、失敗を恐れて受験前に緊張が強くなることも多いはずです。
たとえば、難関大学を受験した学生の4人に1人が試験当日に微熱や腹痛などで体調を崩したという統計調査の結果が出ています(2012年,トレンド総研)
大学受験も技術士試験と同じように1年に1度しかチャンスはありませんし、人生の大きな進路を左右するイベントなので、極度の緊張状態が体調の変化に影響を与えていると考えて間違いないでしょう。
そこで、緊張を和らげるために参考にしてほしい方法がロシアの軍隊格闘術です。
「資格試験の勉強とロシアの軍隊格闘術にどう関係があるんだろう……。」と思うかもしれません。しかし、ここで紹介するロシアの格闘術「システマ」はソビエト時代のロシアで独裁者スターリンのボディーガードが実践していた護衛術を起源としています。極限の緊張状態での格闘術なので、時代は違えど現代の日本人が挑戦する資格試験とも遠くない不安や緊張を感じる状況だと言ってもよいでしょう。
近年、システマが注目されてきた理由に、その呼吸法があります。システマ呼吸法は命をかけた接近戦で不安や恐怖をコントロールするために生まれました。実践方法は以下の通りです。
1.息を鼻から吸い、口からはく。
2.身体の緊張状態を意識する。
3.身体のゆるんだ部分を意識して呼吸をつづける。
リズムを崩さず、呼吸をつづけることがポイントです。身体全体が快適になってきたらOKです。
わずか数分間だけ呼吸を意識するだけで、不安や緊張をコントロールして試験に集中できる方法です。試験当日はもちろんですが、いつでもリラックス状態を作り出せるように、日常の緊張を感じる場面で実践してみてくださいね。
2017年01月09日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 38
必須科目(問題Ⅰ)は平成25年度から「択一式」(マークシート方式5択)がスタートしました。
技術士試験問題方式は5年サイクルで変更といわれていますが、択一式も例外ではないようです。
長い期間、受験してきた受験生にとっては、やっと慣れてきた択一式かもしれません。
択一が得意な人は平成29年度で決める強い覚悟で臨みましょう。
ところで「建設部門」が主かもしれませんが・・・
択一式問題の正答は「均等配置」を意識して作成されているって知っていましたか。
①正答数は均等
正答は1から5までありますが、それぞれ同じ数の正答数を目標としています。問題数は全部で20問あり5つから正答を選ぶので、1つあたり平均で4回正答を目安にしていることになります。簡単にいうと1の正答は4回、2の正答も4回・・・とそれぞれ均等になるようにしています。(実際はちょうど4回ではなく3~5回となっていますが・・・)
②同じ正答が連続しない
問1の正答が1、問2の正答も1、問3の正答も1・・・と同じ正答が続くことも避けるように意識して作成しています。2連続はあっても「3連続」にはならないようにしています。
さて、これを知っていたからといって点数が伸びるの?と疑問を持った人もいるでしょう。
実はその通りなのです。
あくまでもこの知識は補助的なチェックにしかなりません。
試験本番、マークシートを完成させたとき、そのマークした数字をよくみてください。
同じ正答が並んでいませんか?(例 問1の正答が3、問2の正答が3、問3の正答が3・・・と並んでいたらどれかが間違っている可能性が高いでしょう)
同じ正答が数多くありませんか?(例 正答3を選択した問題が6問以上ある・・・どれかが間違っている可能性が高いでしょう)
私がおすすめする択一試験本番対策は
1.まずは100%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する。
2.次に80%正解と思われるものを解き、マークシートに記載する・・・という手順で自信のある解答から順番にマークシートに記載する。
3.正答が2つのどちらかまでたどり着いて悩んだ問題(いわゆる2択問題まで絞り込めた問題)は、その前後及び全体をみる。前後が同じ正答なら3連続同じ正答にならないかチェック、全体的に同じ正答に偏っていないかチェックし、正答を導く。
(例1)
問3 正答3だと思う
問4 正答が3か5と思われる
問5 正答が3だと思う
となったら、問4は正答が5の可能性大
(例2)
問4の正答が3か5と思われるが、マークシート全体をみると「3」の正答が1個、「5」の解答が5個になっていたのなら、正答は「3」の可能性大
以上のテクニックは正答に自信のある問題が最低7問以上でないと逆に悪い方向にいってしまう可能性があるので、まずは最低限の点数を取れる知識がないと自滅してしまいます。
あくまでも「補助的なチェック」だと思って活用してください。
2017年02月15日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 38
技術士試験は文部科学省が管轄する試験です。
そのため、文部科学省のホームページに技術士制度のことが書かれています。
国が求める技術士像はどんなものかを、「科学技術・学術審議会 技術士分科会」のページで知ることができます。
現時点であるべき技術士像が、数年前の技術士像と異なることもあります。
ですから、こまめにホームページをチェックして、目指すべき方向性にズレがないか、チェックすることが重要です。
平成28年12月22日の公表資料で、技術者に求められる資質能力がはっきりと書かいています。
その「資質能力(コンピテンシー)」とは、以下の7つです。
「専門的学識」
「問題解決」
「マネジメント」
「評価」
「コミュニケーション」
「リーダーシップ」
「技術者倫理」
例えば、技術者倫理では、次の3つが求められています。
・業務遂行にあたり、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮した上で、社会、文化及び環境に対する影響を予見し、地球環境の保全等、次世代に渡る社会の持続性の確保に努め、技術士としての使命、社会的地位及び職責を自覚し、倫理的に行動すること。
・業務履行上、関係法令等の制度が求めている事項を遵守すること。
・業務履行上行う決定に際して、自らの業務及び責任の範囲を明確にし、これらの責任を負うこと。
関係法令には、環境基本法、循環型社会形成推進基本法、資源有効利用促進法、廃棄物処理法、各種のリサイクル法、グリーン購入法のほかにも、労働基準法、労働安全衛生法なども含まれます。
7つのコンピテンシーを備えた技術者を、国は技術士と認めたいと言っています。
したがって、そのような資質能力を身につける準備をするのが、技術士受験の正攻法といえます。
2017年01月22日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 37
科学技術は、いっそう複雑に、高度になっていっています。
もはや、一部の専門家だけで、プロジェクトを完了させることはできません。
専門家を束ね、専門家以外のメンバーの協力も仰ぎ、困難を乗り越えるリーダーが必要です。
そのようなリーダーとしての資質があることを証明するのが、技術士(総合技術監理部門)の資格です。
総監技術士は、ほかの20部門の技術士があまり詳しくないスキルをもっていなければいけません。
経済性管理、人的管理、情報管理、安全管理、社会環境管理の5つの管理技術です。
たとえば、「人的管理」の領域では、労働関係法を知っている必要があります。
労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害保障保険法、雇用保険法、労働組合法、職業安定法、雇用対策法、職業能力開発促進法、障害者雇用促進法、高齢者雇用安定法、地域雇用開発促進法、中小企業労働力確保法、労働者派遣法、育児介護法、男女雇用機会安定法、最低賃金法、賃金の支払いの確保に関する法律、勤労青少年福祉法、労働関係調整法、労働契約法、個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律、などです。
そして、それを使いこなす必要があります。
労働安全衛生法をしっかりと理解していなければ、労働災害の発生頻度が高まり、「安全管理」がうまくいきません。
労災が発生すると、補償費のような直接損費が生じたり、労働埋合せ損失のような間接損費が生じて、「経済性管理」の足を引っ張ります。
このように、総監技術士に求められる考え方やスキルは、ほかの20部門とはまったく異なります。
技術士(総合技術監理部門)は、部下の管理監督の機会が増えてきた人向けの資格といえそうです。
2017年01月23日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 37
eco検定は、広く環境問題に関する知識を問われる検定です。
正式には「環境社会検定試験」といい、東京商工会議所が開催しています。
2006年に開始された試験で、毎年7月と12月に実施されています。
技術者は、環境の視点をもつことが必要です。
技術士試験の対策に、eco検定を取り入れると、環境分野の理解が進みます。
eco検定の出題内容と、技術士の試験内容が、とくによく一致するのは、つぎの部門等です。
・一次試験・基礎科目の5群(環境・エネルギー・技術に関するもの)
・一次試験・環境部門の専門科目
・二次試験・環境部門の「環境保全計画」「自然環境保全」「環境影響評価」
・二次試験・建設部門の「建設環境」
・総合技術監理部門の「社会環境管理」
です。
たとえば、次の例のように、問題がよく似ているため、eco検定の対策が技術士試験の対策になり、技術士試験の対策がeco検定の対策になります。
<eco検定のHPに紹介されている問題例>
次の文章の[ ]の部分にあてはまる最も適切な語句を、以下の中から1つ選びなさい。
2015年10月現在、日本には19件の世界遺産があるが、そのうち、自然遺産として登録されているのは、屋久島、知床、小笠原諸島と[ ]の4つである。
選択肢
① 大雪山
② 熊野古道
③ 富士山
④ 白神山地
<平成27年度の一次試験(環境部門)の問34の4番目の選択肢>
我が国の世界遺産に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
④我が国の自然遺産は屋久島、白神山地、知床及び小笠原諸島の4か所があり、いずれも国立公園に指定されている。
工夫しだいで、効果的・効率的に、勉強できると思います。
2017年01月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 36
技術士の電気電子部門は、電気工事士や電気主任技術者と比較されると、今一つ対外的な評価が低く見られがちです。
建設部門の技術士は、コンサル事業を行うために必要な資格とされているのに対して、電気電子部門の技術士は取得しても特別業務に従事できる内容が増えるというものではありません。
実際に、電気関係のコンサル事業は、必要な資格が法律的にあるわけではなく、電気主任技術者資格でも代替できるため、電気電子部門の技術士試験は受験者自体が少ない傾向にあります。
しかし、電気関係の建設工事を監理する際に、電気電子部門の技術士は、意外な形で活用することができます。
建設工事での請負金額が一定額以上の工事の監督をする場合、監理技術者という資格を持った現場監督が現場に常駐する必要があります。
この監理技術者の資格は、現場工事の経験年数で取得ができるのですが、この経験年数になるかどうかという審査基準がとても厳しく、人によっては10年間の現場工事の経験が必要となります。
電気工事の設計などを担当していると、こうした監理技術者資格を取得するのがとても難しく、現場監理の業務にも範囲を広げたいと考えている人にとっては、とても大きな障壁となっています。
しかし、技術士資格を持っている人は、該当部門の工事の監理技術者資格であれば、現場工事の経験に関わらず取得することが可能となります。
これは、電気工事士や電気主任技術者資格では認められていない資格取得要件となります。
技術士資格を取得すれば、工事監理も行うこともできるようになるのです。
工事設計と工事監理をセットでできる人間ともなれば、転職時にも有利となり、会社にとっては重宝されること間違いなしです。
電気工事を行っている会社に勤務されている設計担当の方は、是非電気電子部門の技術士取得を目指してみてはいかがでしょうか。
2017年02月12日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 35
技術士試験は、一次試験と二次試験に分かれていますが、必ずしも同一部門の試験を
受ける必要はないです。別の言い方をすれば、どこかの部門の一次試験を合格すれ
ば、どの部門の二次試験を受けることができます。
通常は、自分の専門分野に近い分野を選択します。しかし、必ずしもそれが正解とは
限りません。
例えば、私は情報通信が専門なので、選択すべき分野は電気電子部門か情報工学部門
です。しかし、一次試験では経営工学分野を選択しました。
なぜなのでしょうか?
それは、過去問を解いてみたのです。可能性の有る分野として、電気電子部門と
情報工学部門と経営工学部門の過去問を解いてみると、どれも合格ラインの60%を
クリアできなかったが、得点は経営工学>電気電子>情報工学だった。
そして弱点分野を勉強して合格レベルに持ち上げるための課題を分析してみると、
経営工学で不正解なのは知識問題でしたが、電気電子では計算問題でした。学生時代
に戻って計算問題をマスターするように頑張っても良いけど、それよりは経営工学の
知識問題を勉強する方が将来につながるような気がした。
また、一次試験の合格率が経営工学>情報工学>電気電子だったこともあり、
受験部門は経営工学にしました。
実際、経営工学を勉強することは、技術屋の自分には結構新鮮であり、非常に興味を
もてるものだったので、一気に勉強して、結果的には高得点で合格しました。
つまり、自分の専門分野=受験部門であることが基本ですが、必ずしもそうではなく
ても良いということです。
無事経営工学部門の一次試験に合格したので、目的の電気電子部門の二次試験にトライ
して合格した後は、総合技術監理部門の二次試験にトライしましたが、その場合にも
経営工学の勉強をしたことが大いに役に立ちました。
この3月1日に総合技術監理部門の合否が発表しますが、もし合格していたら、次には
経営工学部門の二次試験にもチャレンジしようかどうかを思案している今日この頃です。
技術士を目指す受験生の皆さんは、ぜひ自分の専門分野を高めるとともに、広げることを
含めて受験の戦略を立てて欲しいと思います。
2017年02月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 35
「会社の部下が技術士試験を受けるんだけど、どんな形で応援してあげるべきか考えている」という方も多いはずです。
建築業界を中心に技術士試験を取得しているかどうかで、仕事の幅は大きく変わります。日頃から成長を見守り、ともに働く部下だからこそ、大きなプロジェクトに携わって成長してほしいと願うのは自然なことでしょう。
資格試験の受験生を応援しようとすると、寄せ書きや勉強のサポートをイメージしがちですが、ちょっとした休憩するための配慮をしてあげることも大切です。とくに、昼の休憩時間に軽度な睡眠をとることは記憶力を向上させるとされています。
睡眠について研究しているロシアの"Neurobiology of Sleep and Wake Lab"に所属するDorokhov氏は仮眠と記憶についてのある実験を行いました。1つのグループは20分程度の学習後の昼休みに仮眠をとり、もう1つのグループは仮眠をとりませんでした。4時間後、その2つのグループに学習した内容のテストを行うと、昼休みに仮眠をとったグループの方が学習内容が記憶に定着していたというデータが取れました。
技術士試験を受験する社員の多くは出勤前と退勤後の短い時間をつかって勉強を行っています。昼休みに軽く睡眠を取れるだけで記憶の定着をはかれるので、仮眠をとらせてあげる気配りは大切です。
「昼休みに仮眠を取るといっても、社内には昼寝をするようなスペースがないからなぁ」と思うかもしれません。
たしかに横になってゆっくりと仮眠が取れればベストですが、机に伏せて眠るだけでも十分に効果があると西南大学の研究チームが発表したデータからわかっています。5分から20分程度、眠れなくても身体を休めるだけで精神的な疲労の回復にもつながるとされているので、試験勉強で慌ただしい時期こそ、昼休みに休息がとれるよう技術士試験の受験者を応援してあげましょう。
2017年02月14日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 33
建設部門、農業部門、環境部門といった官庁がクライアントになる部門は二次試験(筆記)の問題をある程度予想できます。
建設部門は国土交通省の、農業部門は農林水産省の、環境省の環境部門の調達情報を、各省庁のホームページでチェックします。
発注される業務の多くは、国の優先順位が高い業務です。
発注の担当者と、作問の担当者は、同じような業務に携わり、同じような立場で、同じような案件を重要と考えている可能性が高いでしょう。
そのように考えると、二次試験(筆記)で出題される問題は、調達情報のなかの仕様書に類似していると言えます。
この仕様書には、業務の背景が書かれています。
そして、現時点で何が悩み事かが書かれています。
そして、何をすべきかといった課題が書かれています。
その課題を成し遂げるための「問題点」が書かれている場合もあります。
この「問題点」は書かれておらず、それを絞り込むところから業務になっている場合があります。
課題・問題点が示され、対応策を示すことが業務の場合もあります。
もちろん、見出した対応策を実行することが求められている場合もあります。
近年では、想定される結果に加えて、生じうるリスクとその低減策まで提案させる仕様もあります。
いずれにせよ、
「現状分析」
「課題設定」
「問題点の絞り込み」
「対応策立案と選択」
「実行」
「期待される効果と想定されるリスク」
といった観点から仕様書の眺めてみるとよいでしょう。
きっと、仕様書と技術士試験問題の傾向の類似に気づくと思います。
2017年01月14日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 32
論文の見出し、文章の量は回答論文として重要です。見出しは1行で、文章の量が項目によって偏らないことが大切です。
そのためには、キーワードを適切に用いて記述することです。そのキーワードは、白書、各省のホームページ、専門分野は基本書、学会等のホームぺージから整理しておきます。なぜなら、技術士は国が認めた資格ですから、国の方針等を理解したうえで、自分の考えを述べる必要があるからです。
どんなキーワードを用いているかで記述者が何をどの程度理解しているかが伺えます。そこを、採点者は見ています。それなので、キーワードの整理は非常に重要です。キーワードを用いてスキの無い文章、突っ込まれない文章を記述する練習が大切です。
キーワードは膨大で何をどのように整理すれば良いのか、雲をつかむようで難しいかもしれません。でも、心配ありません。市販のキーワード本、基本書、白書等を精読することで十分です。7月の試験までには十分できます。キーワードを用いて自分の考えを述べる練習もできます。まだ、1月です。3月末ぐらいまではキーワードの整理に時間をかけても大丈夫です。地味でつまらない作業ですが、これをやるか、やらないかで、記述された論文の出来栄えが大きく異なります。がんばりましょう。
2017年02月21日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 32
技術士第二次試験を受験するうえで、まずは技術部門・選択科目を決めなくてはいけません。
「建設部門」までは決まっているが、自分の専門がよくわからないという受験生が多々見受けられます。
私の場合、「道路」が専門ということで「道路科目」で受験しましたが、同じ「道路」が専門でも「施工計画、施工設備及び積算」で受験する人、「土質及び基礎」で受験する人など様々です。
この違いは何を対象とするかによって変わるものです。
「道路」が対象物であってもゼネコン関係者で「施工計画」を主にやっている人もいれば、コンサル関係者で「軟弱地盤の設計」を中心にやっている人もいます。
よって「つくるもの」を対象に考えれば「道路」や「港湾及び空港」などが選択され、
「使用する技能」を対象に考えれば「施工計画」「土質及び基礎」「鋼構造及びコンクリート」などが選択されます。
こう考えると、誰でも2つの科目(又は別部門)を受験することが可能なんだとわかりますね~
「環境」が専門の人は「建設部門、建設環境」「農業部門、農村環境」「環境部門、環境保全計画」など視点の違いはあると思いますが、色々な受験が可能になりそうです。
では、どちらで受験するか悩んでいる人はどうすればよいのでしょうか。
一番大事なのは取得する「目的」でしょう。
「ただ何でもいいので技術士が欲しい」という人もいれば、「仕事を受注するために特定の部門が欲しい」という人もいます。
目的に応じて、受験選択範囲も変わってくるのでしょう。
また、過去問で判断するのも大事です。
どちらのほうが合格できそうか過去問を実際に解いてみて判断するのもOKかと思います。
まずは「とにかく1つ目を合格したい」という思いが一番強いのが本音でしょうから。
悩んで答えが出ないときは、このサイトの講師に相談するのがよいですね。
2016年11月13日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 31
今月から口頭試験が始まります。
口頭試験が不合格になった方のパターンを分類すると、次の5つくらいに分けられると思います。
(1)コミュニケーションの失敗
極度の緊張等で、試験官と会話が成立しなかった。準備不足で、質問に対して答えることができなかった。
(2)科目違いと見なされる(経験不足と判断される)
例えば建設部門の土質及び基礎で受験しているのに、受験願書の経歴のほとんどが道路の内容になっている等、選択科目の経験が十分でないと判断された。
(3)技術士にふさわしい仕事をしていないと見なされる(応用能力不足と判断される)
受験願書の経歴や小論文がアッサリし過ぎていたので色々と質問をされたが、十分に答えることができず応用能力が足りないと判断された。
(4)倫理観に問題があると見なされる
試験官と口論になる、法やモラルを軽んじる回答をする等、倫理的に問題があると判断された。
(5)技術士法を理解していないと見なされる
ほぼ確実に質問される「3義務2責務」を答えることができず、技術士制度を理解していないと判断された。
さて、こういう失敗を避けるためには以下のようなことが大切です。
(1)については、模擬口頭試験を繰り返して、十分に準備したという自信を持つことが大切です。
(2)と(3)については、受験願書の内容が大きく影響します。提出してしまったものは仕方ありませんから、短い試験時間中に納得してもらえるように準備しましょう。
(4)については、常日頃の心掛けでしょうか…。にわか仕込みでは駄目ですね。
(5)については、1日に数十回も暗唱すれば覚えることができるはずです。語呂合わせも有効です。
口頭試験まで、最大限の努力をして挑んでください。
2017年02月19日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 31
一般問題で検討すべき課題を挙げろ。との設問があります。これは、課題を挙げること、なぜ課題としてあげるのか、その理由を説明する必要があります。箇条書きで課題を羅列してもかまいません。その場合は、箇条書きの前に理由を記述します。項目を作って記述する場合は項目の中で理由を説明します。
問題とはなにかといえば、「現状とあるべき姿とのギャップ」です。つまり、課題(問題)は現状とあるべき姿の両方が分かっていなければ、何が問題なのか分かりません。課題(問題)を挙げるためには現状とあるべき姿を整理して考えてから記述します。
考えることは整理することです。この整理が不十分だと論旨がよく分からない論文になってしまいます。まだ、本番まで時間があります。考える・整理することに時間をかけてから論文を記述する練習をしましょう。
2017年02月24日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 28
受験申込書の「業務内容の詳細」について、今回は『部門や科目のミスマッチ』をテーマに述べたいと思います。
業務内容の詳細では、立場・役割・成果に加え、その業務の課題や問題点・解決策等を記述する方が多いと思います。
このうち課題や問題点・解決策の内容が、自分の受験する部門や科目に合致していることが大切です。添削をしていると
時々、この部分が『この部門(科目)の視点になっていない』と感じる場合があります。具体的に例を挙げてみます。
建設部門の建設環境科目の受験生が、貴重種の保全の話に終始していて、建設事業のことにほとんど触れていない。
これでは口頭試験で試験官に環境部門と判断される可能性大です。
建設部門の鋼構造及びコンクリート科目の受験生が、課題や問題点・解決策の内容として施工計画や施工設備に関する内容
を記述している。たとえ鋼構造物やコンクリート構造物を扱っていても、課題や問題点・解決策(つまり技術士としてふさ
わしいポイントになるところ)が施工関連の内容だと、口頭試験で『それは施工計画ではないでしょうか』と問われる可能性
大です。
もし、これらの例のように『部門(科目)違い』と思われてしまうような文章を書いて提出しても、これが原因で受験申込みが
不受理になることはありません。
しかし、無事に筆記試験を合格しても、口頭試験の時に厳しい質問を受ける可能性は非常に高まります。
受験申込書を提出してしまったら、文章を訂正することはできませんから、提出前に十分なチェックを受けることが大切です。
*業務内容の詳細に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。
*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2016年11月07日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 21
わたしは、環境省の請負業務を行う組織に勤務しています。農林水産省など他の省庁では、技術士が、入札要件になることが多く、組織の受注力を上げるために、会社指示で受験することにしました。
職場には技術士はいません。
情報が限られていたため、受験対策会社のセミナー付き通信添削講座を活用しました。
二次の筆記試験では、環境部門(自然環境保全)で受験しました。前年の一次試験に続き、1度で合格しました。対策会社の、手厚いサポート講座を受け、直前模試も受けました。技術士に求められている要件は何かを、徹底的に理解するようにしました。講師の先生がアドバイスをくださったことを、何回も確認しました。
択一問題対策では、過去問とその類題を、繰り返し、解いて、訓練をしました。過去問は、平成13年以降の全問を対象にしました。1問あたりの解く回数は、少ししつこいですが、10回を目安としました。勉強場所は、平日には、通勤に使うバスと電車のなかで、休日には、問題集を持ち歩き、少しでも時間があれば、たとえ2、3問でも確認するように心がました。
論文問題対策では、基本方針の理解を重視しました。あらゆることを「現状把握→課題・問題点の抽出→解決策立案→期待される効果」の4つのステップで、考えることにしました。
また、近年の出題傾向として、リスクマネジメントに関する出題が増えています。そこで、「解決策立案→業務実施手順と留意事項→想定されるリスク→その低減策」の4ステップでも考えるようにした。これらの考え方を、自分のアタマのなかに定着させるために、書籍やインターネットで情報をこまめに収集しました。
このように技術士の試験制度を通して、自分の業務を振り返り、自分のスキルを高めることができました。驚くことは、業務が充実することが多くなったことです。それは、問題解決、課題遂行のやり方が、正しく身についたからだと思います。
これから受験される皆さんのご健闘を応援いたします。
2016年12月30日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 20
一般部門の二次試験の口頭試験を終えた方へ
一次試験・二次試験と難関試験を全力で突破されて、少しほっとされている方も多いかと思います。
年末・年始は久しぶりに家族と一緒に団らんしよう!サボっていた家族サービスをしよう!しばらく我慢していた趣味を満喫しよう!美味しいおせち料理を味わおう!
オンとオフを切り替えて、メリハリ感を持って年末・年始を過ごすのも大切です(笑)。
同時に、一般部門だけではなく、総合技術監理部門(以下、「総監」)にもトライしようと考えているのであれば、年末・年始はフリーの時間の多いチャンスの時期でもあります。
自分の専門分野を極めるのは素晴らしいことです。でも、技術革新が進む現在の社会で世の中に貢献しようと思うと、やはりより広い視点から世の中を俯瞰的に見極める多面的な発想と全体最適化を行うためのバランス感覚がとても重要です。そのような視点や能力を磨き、活用するには総監は格好の資格です。
2017年はもうすぐスタートします。技術者としての知識も見識もステータスもワンラックアップしてみませんか?もし、そう思うなら総監へのチャレンジは二次試験を終えた今がチャンスです。
技術士試験は2018年度から試験内容が変わります。なので、2016年度の技術士試験を乗り切った方は、来年3月の合格発表を待つのではなく、今スタートしましょう!書き初めをする人がいたら「目指せ総監!」というのはどうでしょう(笑)。
総監試験の平成29年度のスケジュールは次の通りです。
4月28日(金)申込書の受付締め切り(申込書配布:4/3-4/28、申込書受付:4/7-4/28)
7月16日(日)総合技術監理部門の二次試験(選択問題、筆記問題)
3月の合格発表を見て総監受験を決めるのが一般的だと思います。これで受験したら合格しないというものではないです。しかし、4月の申込書に記載する業務詳細(=小論文)を試験官が見るのは再来年の1月(例年のパターンなら)なのです。
しかも、この小論文は、総監に求められる5つの管理技術とトレードオフの観点から書かれている必要があります。いわゆる青本を読みこなして、理解して、自分のものにしないと適切な小論文を書くことは難しいでしょう。
したがって、再来年の総監の口頭試験を視野に入れた小論文を申し込み時点までに書こうとすると、この年末年始にスタートしないと厳しいことを理解いただけるのではないでしょうか?
やるべきことのお勧めは次の通りです。
1) 青本の入手 :日本技術士会で販売しています。私はPDF版をA5に縮小印刷して持ち歩きました。
2) 参考図書の入手 :やはり諸先輩のアドバイスは参考になります。
3) 自分の職歴の棚卸:5つの管理技術の観点から自分の職歴を因数分解しましょう。
4) 過去問題の入手 :日本技術士会のHPに掲載されています。まずは選択問題にトライ!
私は2)から始めました。本屋に行って売られている4−5冊を全部買っちゃいました。そして、日本技術士会のHPから入手できる情報は全部集めました。特に、選択問題は来年までです。現在の制度では、選択問題と論述問題の合計の点数が60点以上なら二次の筆記試験は合格です。しかも、選択問題の過去問題は8年分たっぷりとあります。
総監を目指すなら今がチャンスです。まずは、8年分の選択問題にトライして、理解していることと理解していないことの仕分けをしましょう。
私の場合は、100円ショップでA5のルーズリーフを大量に購入して、問題を切り貼りしました。そして、答えは切り貼りした用紙の裏側に記入しました。そして、不正解の問題はネットや青本で調べて、その内容を解説として追記しました。1日に30分から1時間はスタバに陣取って、過去問題をひたすら解いて、仕分けして、調べました。
とは言っても、年末年始には、ここまでやる必要はないです。
とりあえず、日本技術士会のHPをチェックして、過去問を入手し、100円ショップに行ってルーズリーフを買って、できれば本屋かアマゾンで参考本を買い漁る。多分、ここまでやれば100点でしょう(笑)。
リフレッシュや家族サービスも大切です。でも、来年に向けての宣言と準備(先行投資)だけは年末年始の間にしておきましょう。
そして、1月からスタートダッシュして、3月の合格発表を「当然さ」という感じで受け取りましょう!
健闘を祈ります!
2017年02月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 18
技術士は、21の技術部門で構成され、それぞれの専門知識を活かした技術士たちが活躍しています。
技術系の大学を卒業して設計などの業務を行っている人であれば技術士の資格の名前は聞いたことがあると思いますが、具体的にはどのような人が受験をするのでしょうか?
・技術コンサルティングを行う人
技術コンサルティングとは、主に公共工事などで、計画を行うような業務を指します。例えば、国や県などがこの部分に橋をかけたい、道路を作りたい、公共施設を建てたいというような場合に、必要な材料や工事の期間、技術的な資料(橋であれば荷重や災害時に壊れないか等)の作成といった設計委託業務を発注します。
そういった設計委託業務を受注する技術コンサルティング会社に勤務するような人は技術士資格の取得は必須といってもいいでしょう。
会社によっては課長昇格の要件になっているようなところもあるようです。
・製造メーカで製品設計を行う人
製造メーカなどで設計業務を行う人は、工事などを行う人と比べて社外資格がなくても業務に当たれる場合が多いことから、資格取得を行わず何年も来てしまうといった人も多いようです。
そうした人も自分の技術レベルを対外的に証明できる資格として技術士が挙げられます。
製造メーカの設計は困難な案件を技術提案で解決したという事例が出やすい業種でもあります。
技術士2次試験で求められる実務経験としての経験を積みやすいと言えます。
技術士はその腕が認められれば、将来的に独立することも可能な資格です。
将来的なことも見据えて受験に取り組みましょう。
2017年02月26日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 18
技術士を取得しても、何のメリットもないと考えている方も実は多いのではと思います。
建設部門や設計コンサル会社以外の人にとっての技術士資格は、名称独占とはいえ、名誉資格という側面が強いことは否定できません。
メリットが実感できるものとして、他の資格の試験免除も実際に「技術士があってよかった」と思えるものではないでしょうか?
そんな技術士資格取得後に免除となる資格についてです。
・ダム水路主任技術者
電力会社等ダム設備のある会社に勤務する方にとっては、ダムの保全に関する資格として知られています。
この資格は実務経験等による申請のみの取得になるのですが、技術士(建設部門)の取得者の申請許可は明記されています。
・弁理士
難関資格でもある弁理士試験ですが、技術士資格により弁理士科目の一部試験免除が規定としてあります。
・中小企業診断士
技術士の情報工学部門に限り、1次試験の「経営情報システム」が科目免除となります。
・気象予報士
技術士の応用理学部門に登録し、実務経験を3年以上積むことで学科試験が免除となります。
・電気工事施工管理技士
技術士の電気・電子部門、建設部門に登録することで、学科試験が免除となります。
他にも様々な規定により、資格の試験免除または一部免除がされます。
技術士資格はそれだけでも価値のある資格であることは言うまでもありませんが、他の資格への波及効果も十分期待できます。
それは、技術士がそれだけ高度な資格であるということを認められていると言い換えることができます。
2016年11月06日 作成 / 執筆:リバーフロント講師 / 閲覧数(月間): 17
技術士試験の記述式問題の書き方の基本について
技術士試験の記述式問題では、起・承・転・結(構成力)が一番大事。
起:問題の提起
承:背景および方針(起と転のつなぎ)
転:展開
結:結び
例えば、「今日の仕事の状況はどうでしたか?今日の朝、昼、何を食べましたか、夜は何を食べたいですか?」という問いが技術士の試験に出たとします。
〇悪い回答例(文章がつながっていない、読み手が疑問に思う)
・仕事はまあまあでした。(ふーん)
・朝起きてトーストを食べました。(何故トースト?)
・お昼になってお腹がすいてきたので、昼食はステーキを食べました。(何故ステーキ?)
・晩は、和食を食べたいと思っています。(あっ、そう:試験官はもうあきれている)
〇いい回答例(食事と仕事の関係をつなげている)
起:問題の提起
・朝起きたとき、昨日の仕事が終わってないのを思い出し、気が重く、食欲がなかったため、軽めにトーストを食べました。(そうなんだ。)
承:背景および方針(起と転をつなげている)
・朝食を食べたら元気がでてきたので、昨日の仕事がなぜうまく行かなかったのかを考えていたら、いいアイデアがうかんできました。(やる気がでてきたね!)
転:展開(主題)
・会社に行って、午前中考えたアイデアを基に仕事をやったら、いい結果がでて上司にほめられ、うれしくなりました。お昼になってお腹がすいてきたので、何を食べようか考えました。朝は軽い食事だったので、食欲がでてきたこともありステーキを食べることにしました。(やったじゃない!)
結:結び(自分の思い、課題)
・朝と昼は洋食だったので、晩は、和食を食べたいと思っています。(なるほど)
技術士の試験は、構成力5割、記述力3割、技術力2割だと思います。
試験がはじまったら、起、承、転、結と書き、題意に沿ってそれぞれに何を書くかキーワード、概要をメモして、それをもとに回答を作成していけばいいと思います。
(その他)
・上記観点から、想定問題の回答をチェックしてみてはいかがですか?
・想定問題の回答を書いたら、それを暗記していた方がいいと思います。
・キーワードでなく、文章で暗記しておいた方がいいです。
・試験中は暗記したことを書くのでなく、暗記した文章を基に題意に沿った内容を考えながら、起承転結の各部分を埋めていってください。(ここが受かるかどうかのポイント)
・主体的に書くことも大事
×:〇〇では~と言われている。
〇:私は~と考える。
以上です。
技術士試験再現論文に、上記起・承・転・結に従って作成した論文を掲載しています。
以下の手順で再現論文をご覧いただけます。
リバーフロント講師→ファイル→再現論文→多自然川作り ダウンロード
受験生の皆様、なんでも結構なので、リバーフロント講師あてにご連絡いただければ幸いです。
部門、科目が異なっていても、有意義なアドバイスはできると考えています。
(試験官が必ずしも、自分の選択科目の分野の専門家とは限りません。まず、他分野の専門家が見て、内容が把握できるような記述内容が大事と考えます。)
よろしくお願いします。
リバーフロント講師
2016年11月20日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 17
技術士論文試験は手書きです。普段PCを用いて文章を作成しているので、いざ手書きとなると書けない漢字が以外とあります。試験では略字はダメです。関、門、質等、普段略字を用いる場合が多い字でも、試験では略してはいけません。漢字をきちんと書くためには、子供時代に若返ったつもりで、ノート作成、日常業務等において練習しておく必要があります。これが、以外と時間が掛ります。(若返りに掛る時間には個人差があるため)日々の努力を惜しまないでください。
また、筆記用具にもこだわってください。シャープペンにも各種あります。私は業務では製図用のシャープペンを愛用しています。製図には便利でも、字を継続して書くには不便です。指先が痛くなってしまいます。小・中学生用の学習用シャープペンが継続して字を書くには便利でした。消しゴムも、昔ながらの消しゴムの他、最近ではノック式の物もあります。ひと文字だけ消す場合はノック式消しゴムが便利です。自分に合った物を探してください。
試験に向けた学習スケジュールは各自異なると思いますが、月に1回は論文を手書きしてください。継続して字を手書きする際の腕・指等の疲労の感覚、手書き文字の乱れ方等を体感しておくと良いです。美しい文字は必要ありませんが、読みやすい文字を継続して書くには知力より体力が必要です。場合によっては筋トレも必要と思われます。とにかくPCだけで論文の練習を行うことは、本試験に向けて片手落ちになる可能性があります。注意しましょう。
2017年01月08日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 16
設問で「多様な視点から述べよ。」と有る場合の「多様な」とは具体的にどうすれば良いでしょうか。視点を変えることですが、どんな視点が考えられるでしょうか。
立場を変える、相手を変える、課題を変える、時制を変える、広さを変える、社会情勢を鑑みる 等があります。
立場を変える、相手を変えるは説明不要と思います。
課題を変えるとは、建設部門ではインフラに関する設問がありますが、主に、維持、品質等に関する設問です。これを環境、高齢化社会、健康増進と社会保障、防災などの課題として考えてみることです。
時制を変えるとは、過去、現在、未来の時制で考えることです。未来については根拠を示し予測することです。
広さを変えるとは、箇所、部分、全体、地域、日本、アジア、世界など対象範囲を広げることです。
社会情勢を鑑みるとは、テロ、サイバー攻撃、環境、地球温暖化、ドローンなど社会情勢と設問を関連づけて考えることです。
これは訓練してください。沢山の視点で考える訓練は日常の様々な事項でもできるので、日常から視点を沢山変えて考える工夫をしてください。
2017年02月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士2次試験を受験するには、所定の期間の実務経験が必要になります。
実務経験は、「科学技術に関する実務経験」としか記載がなく、どういったものが実務経験にあたるのかがとても曖昧です。
今回は、技術士受験資格の実務経験に関する例について解説します。
そもそも実務経験って?
技術士の実務経験ってどのようなものなのでしょうか?
技術士法の中では「科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務」とあります。
漠然としすぎていてどのようなものかが思い浮かばないかと思いますが、例としては以下のようなものが挙げられます。
・新製品の開発、設計、検査
・道路建設の計画、検討、設計
・建物を建設する際の受変電設備建設の計画、設計、運用後の評価
科学技術に関する新たな挑戦を行った時に技術士の実務経験になるのではないでしょうか?
通常であれば、困難で導入不能となるような事案でも、工夫を重ねてうまく製品化や工事であれば竣工したというような事例を実務経験の中で入れなければなりません。
設計や計画といっても、誰でもできるようなルーチンで流せる業務(決まりきった設計業務など)は、実務経験としては不適当であると思われます。
日々の業務の細かい点に注目
技術士を目指す方の中には、こんなことは、自分の業界にいる人であれば誰でも気が付くと思っていて、小さな工夫を見逃している可能性もあります。
技術に関する創意工夫はとても小さなことが大きな効果を発揮したりすることがあります。
そうしたものを見逃さず、実務経験としてうまくプレゼンができれば、十分実務経験になると言えます。
技術士二次試験の最初の難関でもある実務経験は、日ごろの業務をよく観察することで乗り切ることができます。
2016年12月17日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 15
2016年度の一次試験にトライして残念ながら合格ではなかった方へ
技術士試験は、技術部門最難関とも言われてる難関資格試験です。
その資格取得を目指すのであれば、やはり正しい戦略が必要です。
そして、その第一歩が一次試験の合格です。
一次試験と二次試験の部門は同じでなくてもいいのです。皆様の能力や
経験を踏まえて、相性の良い部門を選択することが大切です。
具体的にどうするかといえば、やはり過去問題を解いてみることです。
例えば、平成28年度の一次試験は、基礎科目と適正科目と専門科目が
あり、それぞれで50%以上を正解する必要があります。
基礎科目は5つの分野があり、それぞれの分野の6問から3問を選択し
ます。選択した15問のうち50%を正解すれば良い。
適性科目は15問あり、そのうちの50%以上、つまり8問を正解すれば
良いのです。
最後の専門科目は35問から25問を選択し、そのうちの50%以上、
つまり13問を正解すればいいのです。
つまり、乱暴にいえば55問のうち29問正解すれば良い。つまり、
約53%を正解すれば良いのです。
基礎科目と適正科目は、部門に限らずに共通なので、これは突破する
しかないですが、専門科目は選べます。自分の専門分野を選択するのが
通常ですが、他にも相性の良い専門分野がないのかどうかもチェック
してみませんか?
例えば、私は電気電子部門の情報通信が専門ですが、経営管理にも
関心があったので、電気電子の過去問題と経営管理の過去問題にトライ
してみました。そうすると、どちらも合格水準にはなかったが経営管理
の方が点数がよかった。さらに、合格水準まで引き上げる努力にも大きな
差異がありました。つまり、経営管理は知識や理論の理解度をあげれば
十分合格水準に達するけど、電気電子は複雑な電気回路の計算問題を解く
スキルを思い出して磨く必要があるけど、磨いても確実に解けるかどうか
は問題次第というリスクがありました。
このため、ローリスクハイリターンの経営管理を選択して、合格しました。
また、現在、総合技術監理部門にトライしていますが、一次試験で勉強した
経営管理の知識が非常に役に立っています。
ここで言いたいことは、一次試験の合格に向けては、柔軟な発想と戦略も
有効だということです。合格の可能性の高い部門を選択したら、あとは、
過去問を解きましょう。
ここで重要なことは、単に解くのではなくて、解ける問題と解けない問題を
仕分けすることです。解けない問題には、ケアレスミスによるものと、根本的
に理解していないためのものがあります。どこがわからないかがわかれば、
それを勉強します。そして、また解ける問題と解けない問題を仕分けします。
これを続けると試験当日には、過去問題で解けない問題は10以下になって
いるでしょう。どうしても理解できないこの10個はもう丸暗記しましょう(笑)。
大切なことは何が分かっていないかを確認し、それを勉強して、理解すること。
この愚直な作業を繰り返すことで、あなたの知識レベルも理解レベルも確実に
合格ラインのはるか上に行くでしょう。
結果的には70%以上を合格しているかもしれません!
特に、基礎科目で専門外の分野の勉強は辛いかもしれませんが、不慣れな分野
については過去問題をマスターすることで守りを固めましょう。得意分野は
理解度を深め、広めることで高得点を目指しましょう。
継続して研鑽する習慣を身につければ、10分でもいいので勉強する時間と場所を
確保すれば、毎日5分でも勉強を続ければ自分自身が成長していることを実感できます。
頑張ってください!
2017年02月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 15
技術士二次試験は実務経験の期間も合わせると非常に長い戦いとなります。
普段の日常業務や家庭での生活と並行して勉強を行わなければいけません。
技術士合格のためにはどのようなことが必要なのでしょうか?
・効率の良い勉強方法を探す
司法試験などの難関試験と違い、技術士試験は社会人生活を送りながらの受験が求められます。勉強ができる時間も限られている場合がほとんどであると考えられます。
専門的な知識を問う筆記試験では、専門分野の勉強や、質問に対してわかりやすく記述するスキルが求められます。
効率のよい勉強方法を検討しましょう。
・頼れる先輩技術士を探す
技術士の業務経験の中には、指導技術士のもとで働く場合など、先輩技術士とのつながりを重視する項目があります。技術の設計などは一人で行う仕事は皆無に等しいです。頼れる先輩技術士に技術士試験のコツを教えてもらうという方法もあります。
・ここのサイトを活用する
自分の勤務する職場に技術士の方がいれば上記の内容は実行することができますが、職場内に技術士の方がいないという人を多いと思います。
このサイトでは、後進の技術士指導に熱心な先輩技術士が登録をしております。
論文や口頭試験の対策を受け付けている技術士の方もいます。
【論文添削】技術士システムを活用して、技術士二次試験合格を目指してみてはいかがでしょうか?
技術士二次試験に合格し、技術士に登録したからと言って終わりではなく、技術士としての始まりです。
技術士資格の活用や、技術士の人脈を活かして業務に当たるスタートラインに立てるのが、技術士二次試験の合格です。
2016年11月22日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 14
1.業務経歴票
業務経歴票は口頭試験時に使われます。技術士にふさわしい業務が書けていれば、口頭試験が容易になります。技術士に相応しいか疑われたら、厳しい口頭試験になります。最近の試験制度に熟知した技術士に添削してもらうのが賢明です。
2.業務経歴票の添削
私は環境部門のときは、対策会社に数万円払って、添削してもらいました。 総監部門のときは、総監技術士に7回も添削してもらいました。 おかげで、どちらも口頭試験で苦労しませんでした。添削してもらっていない場合は、とくに要注意です。
3.空白の経歴
口頭試験で、私の場合、「大学院修了から現所属先に就職するまでの5年間は何をしていましたか」と聞かれました。 「NPOでフィールド研究をして、その傍らで大学の非常勤講師などをしていました。」と答えました。 「十分な経歴をお持ちということですね。」と試験官はおっしゃいました。 上手に答えることで、経歴欄の空白期間は、必ずしもマイナス点になるとは限りません。
4.誤字脱字
誤字脱字があると、不注意な人に思われます。当然、誤字等はないほうが良いですが、致命的ではないです。一方、経歴票720字の「型」を守ってないのは致命的です。
5.業務経歴票の写真
駅のスピード写真でなく、写真屋でキレイに仕上げてもらった方が良いです。口頭試験の時に、試験官の手元資料となります。仕上がりが悪い写真を提出した人のほうが、仕上がりが良い写真を提出した人よりも、評価されることは、常識的にありません。あまり、見栄えが良い写真じゃなかった場合は、当日、素敵な表情で、写真と現物のギャップを見せつけましょう。
6.学習高原
勉強をして、頭打ちになることがよくあります。伸び悩みです。気にせず、習慣として、勉強します。そうすれば合格率が上がります。少なくとも下がりません。口頭試験の練習でも、伸び悩みがあるでしょう。気にせず、練習します。
7.いきなり間違えた思い出
(私)受験番号 ×○▲の まさふみです。
(試験官)受験番号×○■の まさふみさんじゃないですか。
(私)はい、間違えました!
受験生の皆さん、長い受験生活も、もう少し。がんばってください。
2016年12月13日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 14
口頭試験が終われば、やれやれと、羽を伸ばすぞ、と意気込まれていたでしょう。
事実、口頭試験終了後の解放感は、なんとも言えない心地の良いものです。
それは、一次試験、経歴票の提出、筆記試験、口頭試験と、最短でも4つのポイントをくぐった末に手にした解放感だからです。
しかし、口頭試験が終わったにもかかわらず、この記事を読まれているという場合。
3月の合格発表の結果がどうであれ、来年も技術士試験を受ける、と決めてみてはいかがでしょうか。
技術士試験の対策をするなかで、技術士に相応しい「継続研鑽」をする習慣がついた可能性が高いからです。
残念ながら、不合格ならば、いまの段階から情報収集をして、技術士試験で試される能力が何かを知ることができれば、より適した経歴票を用意できるはずです。
また、筆記試験で、どのような書き方をすればよいかわかるはずです。そうすれば、今年よりも合格率を上げることができるでしょう。
見事、合格ならば、今年の経験をもとに、より労少なく二部門目を狙えるでしょう。二部門目は、今年受けた科目に近いところにするか、総合技術監理部門にするか、のどちらかです。
総合技術監理部門は、それ以外の20部門とはまったく違う考え方が必要です。そこに注意しなければいけません。
もう1つ別の道として、違う技術系の試験を受けてみるというのも良いでしょう。
余熱を活かす。いったん冷めてしまうと、また熱くするのにエネルギーがかかりますから。
2016年11月11日 作成 / 執筆:技術士試験免許皆伝講師 / 閲覧数(月間): 13
2枚、3枚論文では論文の構成が重要な要素です。問題で求めている事項を漏れなく記述する必要があります。そのためには、論文記述前に順番に行うべきことがあります。
最初は、この問題が出題された背景を考えることです。なぜこの問題が出題されたのか、出題者はどんなことを考えているのか等です。我が国では社会資本の老朽化の時代に入り、財政が厳しい中でどのように社会資本を維持すべきか、高齢化社会の影響を踏まえてどんな対策が必要なのか、高度成長期に急速に整備・普及した工業製品の安全性の確保をいかに担保するか等、出題の背景を考えることが必要です。論文の最初に「はじめに」の項目を設け、そこに背景等を3行程度記述するようにします。
次に、出題の順番に項目を書きだすことです。大項目、中項目、小項目等を書き出します。項目を書き出したら、それぞれの項目にキーワードを書き出します。キーワードは専門用語、日常用語等連想ゲームのように書き出します。同じキーワードが複数の項目に記述されてもよいです。この時、項目の関連性に注意して論理的な構成になるようにキーワードを抽出します。
次は、項目ごとに文章の量を割り付けます。項目ごとに何行記述するか目安をつけます。1枚25行なので、3枚で75行。そのうち「はじめに」で項目と文章で4行とします。残りを割り付けます。文章の量に偏りがないようにするのが目的です。
それから記述します。記述は短文で主語、目的語等5W1H明確にに記述します。論文の最後は、「おわりに」の項目を設けて文章の量を調整します。おわりにでは技術者としての決意等を記述します。最後は「以上」と必ず記述します。
論文作成の順番は概ね以上のようです。キーワードを抽出しながら、項目を変更したり追加したりする場合があります。いきなり論文を記述することは絶対してはいけません。