2026年03月07日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「技術士試験に大切な自分空間」
技術士試験等の話題はいつもつい肩に力が入ってしまいがちなので、今回は少し趣を変え、ゆったりとリラックスして皆さんに読んでいただく内容で書いてみようと思います。
1. 学ぶ楽しさの芽生え
はるか昔の話題です。私が小学4年生の頃だったでしょうか?学校の宿題だったと思います。自宅で毎日、100字の漢字を書くことの日課であった時期がありました。ある日、私の父がどちらの方から譲り受けたと思われる「ちゃぶ台」のような、小さな細長いテーブルを家にもってきてくれ、その上で漢字を毎日書いていました。 以来、「100字帳」と呼ばれるノートに漢字を書く毎日であったと記憶しています。部屋の片隅でひっそりと、小さなテーブルがある静かな空間は、さほどの苦痛でもなく、私にとって、何となく自分だけの空間がある居心地の良さを感じ、書くこと、学ぶことの楽しさを芽生えさせてくれたような気がします。
2. 自分の空間
私は学生時代、土木工学科の学生でしたので、最初は古い製図台を机替わりにしていました。その後、今はもう世の中にないと思いますが、机面の角度が自由調整でき、定規が上下左右に簡単な力で移動可能な本格的なメカニック的な製図台へと変わりました。 実はこの製図台は社会人になり、時には学習用に、特にはオリジナルバーカウンタ-として、私のことを精神的な面も含めて、支えてくれたと思います。 その後は、金属製パイプを脚とする自作の机を長い間愛用しました。思い起こせば、私には自分だけの空間が常に継続して存在していたことに、今更ながら気付きました。 私の父に、技術士合格を電話で報告した時、「お前は、あの100字帳がきっかけだったかな?」と幼き時の私の姿を思い起こし、父がポツリとつぶやいたことを思い出します。自分だけの一人の空間の存在は、色々な意味でとても大切な存在であり、現在でもこの環境を維持できていることは、自分の人生においてとても、大切なことであること認識しています。
3.自分空間の意義
自分の机やその空間があることは、単なる「物理的な場所」以上の意味があり、心理的、思考的、実用的な面で以下のような意義があると考えます。
1)自分だけの思考拠点
人は周囲の環境の影響を強く受けます。同じ本を読むにしても、図書館、カフェ、リビング、自分の机では、集中の質が違いますし、机と空間は「思考するための基地」になります。自分の机は「ここでは考える。」「ここで何かを創る。」というスイッチを入れる場所になり、この空間は思考を条件付けるトリガ-となります。
2) 心理的な安心領域
自分の空間は「自己コントロールできる領域」で、安心できる空間でです。それ以外の場所や空間、外の世界は予測以外のことが多く、ましてや他の人や外の社会を自分でコントロ-ルすることは困難と言えましょう。 自分の机の上とまわりの空間は、自分で何を置くか、どう並べるか、どんな雰囲気にするかは全て自由であり、そこには「小さな主権」が存在しています。そのことは心理的安定を生み、自分の領域を持つことは安心感を抱くことに繋がります。
3) 自己形成の場になる
机におく本、ノート、パソコン、道具は、単なる物ではなく「今の自分の関心や課題」を可視化したものです。その人の思考や価値観を自分の机を媒体として、「現在の自分地図」 として表現する自己形成の場とも言えるでしょう。
4) 継続のための装置
何かを継続するには、日常的に定まった場所:「定点」が必要です。地点が毎回変わると、習慣性を維持することが難しくなってきます。同じ机、同じ空間は、努力を蓄積する装置と機能し、「昨日の自分」と「今日の自分」をつなぎ、継続する重要な装置となります。
5)他者との距離を調整する機能
自分の空間を持つことは、換言すれば他者との境界線を持つことでもあります。完全に孤立するわけではなく、常に他人から侵略されない適度な距離、健全な関係性を維持してくれる領域空間となります。
6) 創造性をはぐくむ
自分だけの空間は、ふっと湧いたアイデアを保存しておくことができ、未完成な状態を許容し、中途半端でも誰からも咎めらない唯一の空間かも知れません。自分が思考・瞑想できる「余白、余裕」のある数少ない場所であり、創造力を掻き立てる空間でもあります。
4.自分空間を工夫して創る
とは言え、誰でも皆が自分の空間を作ることは諸般の事情により容易なことではありません。でも、以下のような工夫により自分空間を確保することができます。
1)目的を定める:この場所で何をするか決める。
2)自分領域を作る:ラグやパーテ-ション、机を壁方向に向けパーテ-ション機能として利用、周囲と境界線を引く。
3)厳選したものを置く:毎日使うものを厳選しておき、シンプルに余白を広く確保する。
4)スイッチ:自分空間に入った瞬間、照明等でモード切替できる仕組みをあえて作る。
5)小さく始める:小さな机などを活用し、空間はサイズよりむしろ「意識的に線引きできる空間」を創造する。
6)安心空間:自分の性格や心情にマッチした集中できる空間、創造的になれる空間、安心できる空間を自分の色で創ってみてはどうでしょう。
5.自分が楽しむ場所
例えば書斎は英語で「STUDY ROOM」と言うらしいです。直訳すれば学習する部屋です。しかし、自分空間は学習ばかりではなく、自分が楽しいことができる貴重な場所です。私はこの空間が大のお気に入りです。好きな音楽を聴き、お酒のグラスを片手に、いろんなことを空想しています。自分空間は学びを楽しみに変えてくれる拠点であると考えます。(以上)
2026年03月14日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「技術士試験キーワ-ドノートはマストアイテム」
技術士試験の準備は多量の情報を頭の中にインプットすることが必要です。しかし、誰もがハイスペックな記憶装置をもっている訳ではありません。記憶は時間経過とともに必ず、薄れてしまいます。記憶にはインパクトと関連付けが重要です。 このため、インプット情報は重要キーワ-ドを相互に関連付けて整理し、試験本番でその情報をつなぎ合わせ、脳内の長期記憶を呼び起こすシステムとして機能することが合格の鍵となります。
今回は技術士試験において、マストアイテムとも言うべき、キーワ-ドノートの作成について私の経験から、以下にご紹介したいと思います。
1.何故、キーワードが重要か
技術士の筆記試験ではⅠ~Ⅲ課題において、以下のような設問が想定されます。
・社会的背景、現状、切望される課題
・展開施策の内容と期待効果
・新たな想定課題、リスク対策等
・工法概要や特徴 ・対策工採用上、管理上の留意点
・必要な関係者への配慮
調整事項 記述試験の採点は、設問に合致したキーワードを適切に盛り込めているかが重要な評価ポイントです。従って、キーワードを論述文の骨格として、点であるインプット情報(キーワ-ド)を相互に関連付け、線としてつなげ、さらにそれらを複合的な面として形成することが重要です。 多くのキ-ワ-ドを整理、インプットすることにより、試験本番で「頭が真っ白になる」「書くべき事柄が出てこない」「全く手が出ない問題」への不安が解消されます。是非、キーワ-ドノートの作成に取り組んでみて下さい。
2.キーワ-ドの抽出
キーワ-ド学習では以下のように準備して行きましょう。
① キ-ワ-ド学習用ノートを準備
② 課題Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、それぞれ過去10年程度の問題を整理、出題範囲、技術体系を把握
③ 過去問題で問われている内容、頻出用語を整理
④ 国の施策・白書・法令の用語の整理 例:DX、カーボンニュートラル、レジリエンス、BCP、ライフサイクルコスト(LCC) リスクマネジメント、PDCA、EBPM など、トレンドに着目
⑤ 自分の専門分野キーワード、実務に不可欠な用語の再整理
3.キーワード説明をコンパクトに記述
キ-ワ-ドはその1語を3~5行で説明できるようにするにコンパクトに短い文で記述します。 各キーワードについて、定義、特徴、背景・目的、現状、課題、メリット&デメリット、対策、将来動向などを体系的に整理し、記述試験で活用できるレベルまで整理、理解することが必要です。例えば「リダンダシ-」をキーワ-ド例にとし、以下のような整理の仕方はどうでしょう。
(1)定義
リダンダンシーとは 「冗長性」を意味し、予備や代替がある状態である。これは、災害発生時に社会的な機能不全を防ぐための「備え」として重要な概念である。
(2)概要
リダンダンシーは、インフラ整備や保全の観点では、「予めの備え」として、幹線道路の2重化や災害時の代替道路の確保など、安全性や信頼性を高める概念や方法である。 (3)目的
1)機能維持: 自然災害や機器故障などによる一部の障害が発生しても、全体の機能が停止しないようにする。
2)安全性向上: 予備のシステムや経路を用意することで、人命や社会の安全を守る。
3) 事業継続: 予期せぬ事態に備え、事業活動を継続できるようにあらかじめ準備する。
(4)具体的な活用事例
1)交通インフラ
・多重化: 道路や鉄道網を多重化し、一部が寸断されても迂回路を確保する。
・事例: 新潟県中越地震では、関越自動車道が通行止めになった際、磐越自動車道や上信越自動車道が迂回路として機能した。
2)構造物設計
・部材の多重化: 橋梁の主要部材が破壊されても、他の部材が荷重を負担できるように設計する。
・事例: 主桁が3本より少ない橋梁はリダンダンシーがないと判断される場合がある。
(5)利点と課題
1)利点: 安全性や信頼性が向上し、障害発生時の影響を最小限に抑制する。
2)課題: 予備のために多額の予算と投資が必要となる可能性がある。
4.定型にあてはめる
キ-ワ-ドの活用は「定型」にあてはめることが重要です。たとえば以下のように問題Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの設問テーマに対し以下のように定型にしておくと、インプット情報が整理され、呼び起こしが容易となります。この型で複数テーマ分をストックしておくと、試験本番で非常に有効です。また、想定外の設問に対しても余裕を持った対応が可能となります。
① 想定テーマ
② 課題(背景・問題点)
③ 技術者としての立場・役割
④ 解決策(技術内容・工夫)
⑤ リスク・制約・留意点
⑥ 倫理・安全・環境・社会への配慮
⑦ 効果・今後の展望
5.教科書として反復
キーワ-ドノートの作成ではできる限り自分流の表現で、書き出して行くことが大切です。自分流は暗記ではなく、自然体で思い起こすことが可能になるからです。 作成したキーワ-ドノートは自分のオリジナル教科書です。移動時間を有効利用し眺める、声に出す、書くことを反復して下さい。 また、問題Ⅰ~Ⅲの記述問題の作成準備では、試験問題を読み「使う単語」を決めて、論文構成を考えてから書く訓練を行うことにより、キーワ-ドノートがさらに有効なツールとなります。 次回は、まもなく出願の時期となりますが、技術士試験の願書の書き方についてご紹介したいと思います。(以上)
2026年04月25日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「説得力ある技術士解答文」
まもなく、ゴールデンウイークを迎えます。皆さん、受験準備は進んでいますでしょうか。ゴールデンウイークは余暇や家族サービス等に大切な期間です。その一方で、技術士試験学習の貴重な時間でもあります。是非、充実した時間となるよう計画的に取り組んで下さい。
技術士解答文は、説得力の有無で評価が大きく変わります。今回は、説得力ある技術士解答文の記述について、ご紹介したいと思います。
1. 説得力ある技術見識
技術士試験で評価される「説得力ある技術見識」とは、単なる知識の羅列ではなく、専門技術者として課題等を適切に判断できる力が、解答文に表現されていることです。従って採点者に対し、「この人は業務で実際に意思決定できる。」技術見識をアピ-ルすることであり、以下にこの表現方法を示します。
1)技術見識の要素
説得力のある技術文章には、必ず次の3つの要素が入っていることが重要です。これがないと単なるに「説明」になってしまい、説得力に繋がらないので留意しましょう。
① 根拠(何故、そう言えるか)
② 比較(他の選択肢との違いは何か)
③ 判断(だとしたら、何を選択するか)
2)技術見識が強い表現
ある判断を示す末尾表現として、○○が重要である。○○が必要である。と言った表現を使用しますが、説得力という面では一般的であり、あまり評価されないと思います。 一方、技術見識を表現するには、以下のように選択肢を抽出、比較、理由を示し結論付けることが有効です。 例):○○は□□の面で重要な視点である。なぜなら△△のリスクが生じる恐れが想定されるからである。対策としてはAとBが考えられ、コスト、施工性、工期制約を考慮するとAが、総合的に有利と判断され、これを発注者へ提案、採用された。
3)プロジェクト(現場)感を表現
技術見識を強調するには現実、つまりプロジェクト(現場)感が大切です。記述すべき観点はコスト、工期 、安全性、維持管理性、環境影響等をより、現実的に伝えることだと考えます。例えば、
・低評価例:「○○については、維持管理を考慮する必要がある。」
・高評価例:「維持管理段階では人的資源の不足が想定されるため、省人化が可能な遠隔監視システムの導入が有効である。」 将来の運用まで視準していることは、高評価につながります。
4)抽象→具体→効果の三段構成
説得力を強調するには以下の三段構成が良いと考えます。
① 抽象的に方針、方向性を示す。
② それの具体的な技術や方法、手段を示す。
③ 結果として、どんな効果があるかを示す
例):
①今後、インフラの効率的管理が切望されこれを、継続実施する。(抽象、方向性)
②そのため、デジタルセンサ-による常時監視システムを導入する。(具体的方法)
③これにより異常の早期検知が可能となり、突発的な事故を防止できる。(効果)
5)リスクを見通す
採用案は必ずしも100%成功、目標達成までこぎつけるとは限りません。但し、そのことを予め意識し、「問題発生の可能性に対し予め、どう備えておくか」までを考えておくことが重要であり、技術士としての意識の表れとなります。
例): ○○に対し、デジタルセンサ-導入により効率化が可能であると判断された。一方で初期コスト増大や通信障害のリスクがあるため、設備の段階的導入やバックアップ回線の確保について検討、計画へ組み入れた。
2.見識の評価を下げない留意点
説得力強調では以下に留意し、見識評価を下げないよう留意下さい。
・抽象論だけで、記述表現が「重要である」「必要である」連続、頻出する。
・正確な技術名称が記述されていない。
・対策が比較検討せず、単独案だけに限定されている。
・デメリトも考慮し判断されていない。
3.説得力の訓練方法
説得力ある記述文では、以下を考慮した訓練を継続下さい。
① 骨子を短時間で作成する。
② 課題内容を整理、どこに着眼したかを示す。
③ 解決策:A、B、C案はどこに特徴の違いがあるかを示す。
④ 選定案の判断理由、決定した根拠は何かを明確にする。 プロセス思考の展開を意識し、解答文作成で実践的に訓練して下さい。また、設問を想定し、どう実際に記述するかを日頃からイメ-ジしたり、メモすることを習慣化下さい。
4.最終チェック
記述後は必ず以下をチェックし、ミスや漏れがないことを確認下さい。
・適切な判断になっているか?
・総合的な比較により、最適化となっているか?
・採用技術と内容は、具体的で、効果が示されているか?
・リスクは考慮されているか?
5.最重要ポイント
説得力ある技術見識とは「選択肢を示し、理由付きで決断する力」であると考えます。また、試験官の描く疑問を先回りして、それを「ズバリ明確に示すこと!」ことです。すなわち、試験官が「なるほど…」とした納得感を与える文章を創ることと考えます。これを考慮し、準備解答文の作成に取り組んで下さい。
次回は、技術見識の高さの一端を示す「トレンド・キーワ-ド」を自分の意見として記述する方法について、ご紹介したいと思います。(以上)
2019年03月12日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 14
2018年度の技術士第2次試験の合格率が発表されました。
私の方で、独自に全部門について合格率と合格者数を抜き出してグラフ化してみました。
このグラフを一目見てわかることは、部門によって合格率が大きく異なるという点です。
また、合格者数を見てわかる通り、部門によって受験者数が異なるため、合格者数も大きく異なります。
この中でも建設部門の受験者数は全ての部門の中で圧倒的に多いことは、例年通りのことであり、珍しいことではありません。
しかし、2018年度は昨年度までと大きく異なった点があります。
それは、建設部門の合格率が大幅に減少したことです。
具体的には2017年度は12.8%だったのに対し、2018年度は6.3%と半分以下となっています。
しかも、全部門の平均合格率が約20%であるため、平均値の1/3程度となります。
この数値は過去最低を記録しています。
原因は、必須科目である択一問題の難易度が飛躍的に上がったことだと言われています。
必須科目は6割というボーダーラインが設定されているため、6割得点できていないと自動的に不合格が決定します。
ただ、問題を作成している側としては、問題の難易度と合格率がおよそ想像できます。
すなわち、建設部門のこの合格率は、意図的であると言わざるを得ません。
おそらく、2019年度から必須科目が無くなり、全て論文による試験となります。
必須科目(暗記問題)があることで、本当に技術がある方が合格できず、
比較的若い世代の方が合格しやすい試験だったという意見もあります。
合格された方々は、本当におめでとうございます。
しかし、不合格となった方々も落ち込んでいる暇はありません。
既に私の方に、業務詳細記述の依頼や論文添削の依頼がかなり来ております。
素早く行動できる人は、当然合格率が上がります。勉強に費やせる時間が増えるからです。
合格率が比較的高い部門を受験される方々も油断はできません。
どのタイミングで今回の建設部門のように合格率を操作されるかわかりません。
取りやすい時にしっかりと合格しておきましょう。
どんな質問でも構いませんので、受験を申し込む予定の方はご連絡いただければと思います。
|
技術部門 |
合格率 |
合格者数 |
|
機械 |
0.212 |
224 |
|
船舶・海洋 |
0.375 |
3 |
|
航空・宇宙 |
0.186 |
11 |
|
電気電子 |
0.129 |
187 |
|
化学 |
0.182 |
25 |
|
繊維 |
0.261 |
12 |
|
金属 |
0.465 |
53 |
|
資源工学 |
0.353 |
6 |
|
建設 |
0.063 |
886 |
|
上下水道 |
0.117 |
182 |
|
衛生工学 |
0.108 |
70 |
|
農業 |
0.138 |
131 |
|
森林 |
0.21 |
66 |
|
水産 |
0.211 |
31 |
|
経営工学 |
0.205 |
57 |
|
情報工学 |
0.065 |
28 |
|
応用理学 |
0.119 |
70 |
|
生物工学 |
0.41 |
16 |
|
環境 |
0.127 |
66 |
|
原子力・放射線 |
0.214 |
22 |
|
総合技術監理 |
0.064 |
209 |
|
AVE. |
0.20 |
112.14 |
2020年03月08日 作成 / 執筆:kody講師 / 閲覧数(月間): 14

日本技術士会から公表された令和元年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と令和元年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。
【総合技術管理部門を除く部門】
部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数 合格率
◆機械部門
機械設計 77人 63人 81.8%
材料強度・信頼性 50人 33人 66.0%
機構ダイナミクス~ 42人 28人 66.7%
熱・動力エネルギ~ 38人 32人 84.2%
流体機器 18人 15人 83.3%
加工・生産システ~ 26人 19人 73.1%
◆船舶・海洋部門
船舶・海洋 4人 3人 75.0%
◆航空・宇宙部門
航空宇宙システム 9人 8人 88.9%
◆電気電子部門
電力・エネルギー~ 32人 31人 96.9%
電気応用 18人 17人 94.4%
電子応用 13人 13人 100.0%
情報通信 48人 33人 68.8%
電気設備 59人 56人 94.9%
◆化学部門
無機化学及びセラ~ 8人 7人 87.5%
有機化学及び燃料 6人 6人 100.0%
高分子化学 8人 8人 100.0%
化学プロセス 8人 8人 100.0%
◆繊維部門
紡糸・加工糸及び紡~ 3人 3人 100.0%
繊維加工及び二次製~ 5人 5人 100.0%
◆金属部門
金属材料・生産シス~ 6人 6人 100.0%
表面技術 8人 8人 100.0%
金属加工 12人 11人 91.7%
◆資源工学部門
資源の開発及び生産 4人 3人 75.0%
資源循環及び環境浄~ 3人 2人 66.7%
◆建設部門
土質及び基礎 40人 78人 95.1%
鋼構造及びコンク~ 180人 159人 88.3%
都市及び地方計画 161人 150人 93.2%
河川、砂防及び~ 202人 197人 97.5%
港湾及び空港 41人 36人 87.8%
電力土木 7人 7人 100.0%
道路 370人 291人 78.6%
鉄道 63人 58人 92.1%
トンネル 54人 50人 92.6%
施工計画、施工設備~ 167人 161人 96.4%
建設環境 101人 91人 90.1%
◆上下水道部門
上水道及び工業用水~ 80人 68人 85.0%
下水道 111人 105人 94.6%
◆衛生工学部門
水質管理 9人 9人 100.0%
廃棄物・資源循環 16人 13人 81.3%
建築物環境衛生管理 23人 23人 100.0%
◆農業部門
畜産 2人 2人 100.0%
農業・食品 10人 8人 80.0%
農業農村工学 60人 59人 98.3%
農村地域・資源計画 8人 8人 100.0%
植物保護 10人 9人 90.0%
◆森林部門
林業・林産 16人 16人 100.0%
森林土木 40人 38人 95.0%
森林環境 3人 3人 100.0%
◆水産部門
水産資源及び水域環境 7人 7人 100.0%
水産食品及び流通 3人 3人 100.0%
水産土木 14人 10人 71.4%
◆経営工学部門
生産・物流マネジメ~ 15人 15人 100.0%
サービスマネジメント 23人 21人 91.3%
◆情報工学部門
コンピュータ工学 3人 3人 100.0%
ソフトウェア工学 7人 6人 85.7%
情報システム~ 21人 18人 85.7%
情報基盤 7人 3人 42.9%
◆応用理学部門
物理及び化学 6人 6人 100.0%
地球物理及び地球化学 10人 10人 100.0%
地質 73人 66人 90.4%
◆生物工学部門
生物機能工学 6人 2人 33.3%
生物プロセス工学 10人 8人 80.0%
◆環境部門
環境保全計画 17人 17人 100.0%
環境測定 17人 14人 82.4%
自然環境保全 28人 26人 92.9%
環境影響評価 25人 21人 84.0%
◆原子力・放射線部門
原子炉システム・施~ 12人 11人 91.7%
核燃料サイクル及び~ 5人 5人 100.0%
放射線防護及び利用 1人 1人 100.0%
【総合技術管理部門】
部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数 合格率
◆機械
機械設計 9人 9人 100.0%
材料強度・信頼性 4人 4人 100.0%
機構ダイナミクス・~ 11人 11人 100.0%
熱・動力エネルギー 8人 8人 100.0%
流体機器 2人 2人 100.0%
加工・生産システム 6人 5人 83.3%
◆船舶・海洋
船舶・海洋 0人 0人 0.0%
◆航空・宇宙
航空宇宙システム 2人 2人 100.0%
◆電気電子
電力・エネルギーシ~ 7人 4人 57.1%
電気応用 9人 8人 88.9%
電子応用 6人 4人 66.7%
情報通信 8人 6人 75.0%
電気設備 10人 8人 80.0%
◆化学
無機化学及びセラミ~ 2人 2人 100.0%
有機化学及び燃料 0人 0人 0.0%
高分子化学 0人 0人 0.0%
化学プロセス 1人 1人 100.0%
◆繊維
紡糸・加工糸及び紡~ 1人 1人 100.0%
繊維加工及び二次製~ 0人 0人 0.0%
◆金属
金属材料・生産シス~ 1人 0人 0.0%
表面技術 2人 2人 100.0%
金属加工 1人 1人 100.0%
◆資源工学
資源の開発及び生産 0人 0人 0.0%
資源循環及び環境浄~ 0人 0人 0.0%
◆建設
土質及び基礎 19人 19人 100.0%
鋼構造及びコンク~ 58人 51人 87.9%
都市及び地方計画 29人 28人 96.6%
河川、砂防及び~ 55人 51人 92.7%
港湾及び空港 11人 11人 100.0%
電力土木 5人 5人 100.0%
道路 54人 50人 92.6%
鉄道 13人 12人 92.3%
トンネル 13人 11人 84.6%
施工計画、施工設備~ 41人 36人 87.8%
建設環境 11人 11人 100.0%
◆上下水道
上水道及び工業用水~ 20人 19人 95.0%
下水道 28人 27人 96.4%
◆衛生工学
水質管理 1人 1人 100.0%
廃棄物・資源循環 1人 1人 100.0%
建築物環境衛生管理 3人 2人 66.7%
◆農業
畜産 0人 0人 0.0%
農業・食品 0人 0人 0.0%
農業農村工学 11人 9人 81.8%
農村地域・資源計画 1人 1人 100.0%
植物保護 0人 0人 0.0%
◆森林
林業・林産 1人 1人 100.0%
森林土木 3人 3人 100.0%
森林環境 0人 0人 0.0%
◆水産
水産資源及び水域環~ 0人 0人 0.0%
水産食品及び流通 0人 0人 0.0%
水産土木 0人 0人 0.0%
◆経営工学
生産・物流マネジメ~ 7人 7人 100.0%
サービスマネジメント 6人 6人 100.0%
◆情報工学
コンピュータ工学 1人 1人 100.0%
ソフトウェア工学 7人 6人 85.7%
情報システム~ 5人 5人 100.0%
情報基盤 2人 2人 100.0%
◆応用理学
物理及び化学 6人 5人 83.3%
地球物理及び地球化学 4人 3人 75.0%
地質 11人 11人 100.0%
◆生物工学
生物機能工学 1人 1人 100.0%
生物プロセス工学 1人 1人 100.0%
◆環境
環境保全計画 6人 6人 100.0%
環境測定 1人 1人 100.0%
自然環境保全 1人 1人 100.0%
環境影響評価 2人 2人 100.0%
◆原子力・放射線
原子炉システム・施~ 3人 3人 100.0%
核燃料サイクル及び~ 2人 2人 100.0%
放射線防護及び利用 0人 0人 0.0%
出典:技術士のすすめ https://kody-pe.jimdo.com
2026年03月28日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「技術士試験に合格するテンプレ-ト」
これから受験者の皆さんは試験準備に向け、多数の準備解答文を用意する必要があります。この作業は労力を必要としますが最も重要であり、合格への近道であると私は確信しています。 今回はその準備解答文作成のための「定型テンプレ-ト」ついてご紹介したいと思います。部門や専門科目を問わず活用できるので、参考にしていただければ思います。
1. テンプレート作成の基本方針
技術士試験は「文章力」よりも論理性、網羅性、一貫性が評価されます。従って、文章はシンプルに整理されていることが重要であり、このためテンプレ-トの作成では以下を基本とすることが大切です。
・設問要求項目に100%応答する構造
・どの分野でも使い回せる汎用性
・採点者が理解しやすい論理構成と展開フロ-
2. テンプレ-トとは
そもそもテンプレ-トとは、「型で作られたサンプルひな形」とも言えるかもしれません。予めひな形に当てはめて、準備解答文の構成内容やキーワ-ドを整理し、書き出しておくノートやカードを総称しています。 設問内容が想定外であったとしても、キーワ-ド等をテンプレ-ト化しておくことで、整理された情報(:脳内の長期記憶)をいつでも引き出すことが可能となります。試験本番では長期記憶ソースを呼び起こし、つなぎ合わせることで論述できる応用機能を発揮します。 但し、専門課題のような設問では、必ずしもこの方法では対応できない場合もありますので、その点は了承下さい。
3.全体フレ-ム
例えば「課題:担い手不足等」をとりあげたとして、以下のように全体フレ-ムとして整理しておけば、どんな設問に対しも、解答文記述が可能となることを狙いとしています。
・導入部:(今どうして?:社会的、技術的背景、問題の重要性の指摘)
・技術的課題:(何が、課題?:生産力低下、健全な産業維持が困難)
・課題分析:(何が原因?:少子高齢化、若手人材からの敬遠)
・想定解決方策とその理由:(どうする?:AI先端技術活用、ロボット化)
・対策上の留意点:(想定リスクと対応?:財源、普及、人材教育)
・効果、成果、展望:(メリット、デメリット、普及による便益、技術応用や期待技術)
4.展開フロ-の構築と作成
テンプレ-トは上記に示した項目:「導入→課題→原因→対策→効果」が一直線に繋がるフロ-とすることが重要です。コンパクトに1テーマ、1枚のカードとなるようなイメ-ジで、具体的に何を、いつ、どうするか絶えず意識し、展開フロ-に落とし込みます。以下それぞれの項目の作成ポイントを整理します。
5.導入部(課題認識と背景)
解答文の冒頭:導入箇所では現在の課題や背景等を以下のように技術者の認識として、本題へ導く論述展開を思考下さい。
・「○○分野では、△△の高度化、複雑化に対応するために□□が緊喫課題である。」
・「近年は、急激な○○により、△△の課題が顕在化、社会的ニーズとされている。」
・「このような状況下で、技術者には□□の観点から、その課題解決が切望されている。」
6.技術的課題は分割
技術課題は同じ要素が重複しないように、以下のように制約条件と課題要因(コントロ-ルポイント)を分割・整理します。
1) 制約条件
・「導入にあたっては、コスト対効果の検討が必要である。」
・「既存システムの改善と整合性確保が前提条件である。」
・「現場技術者への教育・訓練プログラムが必須課題である。」
2) 課題要因(以下のように課題要因は1項目づつ、シンプルに分けて短文で表現する)。
・「課題1:○○に起因し、○○の影響から、△△となっている。」
・「課題2:□□が不十分であり、▽▽の制約から◇◇が□□されていない。」
・「課題3:◆◆と○○との、相反する課題への対応が必要であった。」
6.課題分析
課題分析では、その要因については、以下のように技術的知識を整理しておきます。
・「この要因としては、○○技術では目標ラインが限界であることが挙げられる。」
・「△△の工程はその運用が属人的であり、標準化されていないことが一因である」
・「その理由は、□□に関するデータ蓄積の絶対量と情報活用が不十分である。」
7.解決方策は多面的視点で
課題の解決方策は、以下のように多面的な視点で整理しましょう。また、「技術+効果」を定量的数値で示すことを意識下さい。
・人材:各分野の専門技術者スタッフによるプロジェクトを構築、人的資源を確保
・活用資源、ツール:△△活用・構築した管理ツールを導入、作業性及び管理効率を改善
・方法:▽▽の理由から、○技術の段階的導入により順応的な対応方針設定
・効果:成果として◇◇の改善により、目標とした○○を約○○削減が可能 ・成果:長期的に◇◇の信頼性向上する成果獲得に期待
8.技術者倫理と社会的責任に立脚
課題解決の整理では技術者倫理、社会的責任の視点が必須であり、これに立脚した視点であることを示して下さい。
・「○○技術解決においては、技術者倫理の遵守が不可欠」
・「特に、安全性・環境負荷・利用者への社会的影響への配慮が肝要」
・「社会に対する説明責任を果たし、コンセンサス獲得がその使命」
10.未来志向を示す
○○技術者として社会的要請に応える役割を果たしていくことや技術研鑽の継続等、未来志向と展望を意識下さい。
11.準備想定問題への適用
準備する想定問題は、今回構想した作成する定型テンプレ-トに基づき、課題ごとに整理することをお勧めします。分野、ジャンル別に1課題1枚のカードがクリップで留め、整理されている状況をイメ-ジして下さい。 わかり易くかつ使いやすく整理できると思いますし、頭の中の整理と蓄積記憶情報の引き出しとしての利用、暗記に対し極めて有効であると思います。 次回は、試験官に視覚的に魅せる、目に留まる解答文の記述・表現方法についてご紹介したいと思います。(以上)
2017年03月13日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 14
前回に引き続き、勤務先における業務経歴のうち、「業務内容」の部分にテーマを絞って、注意点をアドバイスしたいと思います。
1つ目の注意点として、「計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)」という表現を入れ込みましょう、ということを書きました。
2つ目の注意点は、「仕事の特徴がわかるような記述」を心掛けましょう、ということです。
業務経歴は、受験要件を満たしているかを確認する事務的な資料でもありますが、大切なのは口頭試験の参考資料となるという点です。
筆記試験に合格したら口頭試験を受けるわけですが、試験官は業務経歴の業務内容の記載事項を見て、「この受験生はこういうキャリアを積んできたんだな」と情報を得たいはずです。
その時に、例えば
道路構造物の設計
コンクリート構造物の強度分析
という感じで、具体的な仕事の中身がわからない記述があったら、試験官はどのように思うでしょうか。
1つ目の注意点で書いた点はクリアしていますから、事務的には経歴としてカウントされるのは間違いありません。
しかし「技術士にふさわしい」業務なのかどうか、皆目見当がつきませんから、おそらく試験官は口頭試験で仕事の内容を逐一質問するのではないでしょうか。
口頭試験は原則20分間です。しっかりと受験申込段階で書いておけば受ける必要がない質問で時間を使うのは、大変に不利なことです。
例えば道路構造物の設計をしたのであれば、どのような構造物なのか、どのような道路種類だったのか、周辺状況はどのような所だったのか、技術的に課題となったことはどのようなことだったのか、等がイメージできるような記述をすることが大切です。
以上、2回に渡って「業務内容」をテーマに注意点を述べました。
事務的に問題ないのは当然として、口頭試験を意識して「技術士らしさ」が伝わるような書き方を心掛けましょう。
*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。
*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年03月14日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 14
技術士二次試験のキーワードをノートにまとめたりしている方も多いのではないでしょうか。ですが、そのキーワードが頭にしっかりと記憶されていますか?
脳科学的観点から記憶学習に取り組むと、技術士二次試験のキーワードは覚えやすくなります。
単語だけで記憶するのは大変ですし、単語を説明する文章が前後にあるからといって、記憶に残るというわけではありません。大切なことは学習の仕方です。
「脳科学」と聞くとなんとなくあやしいと思ってしまったり、無条件にすごいものだと思い込んだりしてしまいがちです。
脳科学は常に新しいことが見つかりつづけている学問なので、疑いすぎず盲信しすぎず、自分の学習スタイルに合っているか気軽に取り入れることをオススメします。
今回知っておいてほしい脳の仕組みは「長期記憶」と「短期記憶」です。
長期記憶とは物語として頭に残っている記憶のことを指します。たとえば、最寄り駅から自宅までの道のりは何も考えていなくても歩けますよね。「何も考えずに駅から歩いていたら、家に着いていた」という経験をしたことある方も多いはず。
短期記憶は基本的にすぐに忘れられてしまいます。銀行の受付番号とかちょっとした番号は15分くらいなら覚えているはずですが、それ以降は忘れてしまいますよね。
ですので、記憶として定着させるためには長期記憶として脳に認識してもらう必要があります。
短期記憶から長期記憶へ認識をかえるためには接触回数が重要です。
たとえば、技術士二次試験のキーワード集を自分で作ったとしましょう。キーワード集を作っただけだと記憶に定着しづらいのは、接触回数がとても少ないからです。
最初に情報に触れた瞬間から、1時間、1日、3日と時間の経過にあわせて記憶は忘れ去られてしまいます。
それはつまり、一定のタイミングで情報に再度接触すれば記憶に残りやすくなるということでもあります。
記憶に定着しやすい接触頻度については「技術士の筆記試験に合格するための暗記術!脳の仕組みを活用しよう」で紹介したので参考にしてみてください。
技術士二次試験のキーワードに繰り返し触れて、きちんと情報を脳に記録していきましょう。
2017年06月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 14
平成28年度までは、試験開始から60分経過したら、答案用紙を提出して退室することができましたが、平成29年度は、途中退室ができません。
「Ⅰ 必須科目(択一式)」を途中で退室して、「Ⅱ 選択科目(記述式)」に備えようと考えていた方は、平成29年度はそれができませんので、ご注意下さい。
また、手洗いのための一時退室は従来通り認められますが、携帯電話などの持ち出し禁止が明言されていますので、こちらも合わせてご注意下さい。
以下に、「技術士第二次試験 受験申込案内」の記載事項を記しますので、ご自身で確認しておいて下さい。
平成28年度 技術士第二次試験 受験申込み案内
「3.受験上の注意事項」(P.17)
(17)各試験科目の試験開始後60分間及び試験終了前の10分間は、退室を認めません。無断で退室した場合は、「失格」となります。
(18)各試験科目の試験開始後60分を経過してからの退室や手洗いのための一時退室を認めますが、希望するときは、必ず手を挙げ監督員の指示に従って下さい。無断で退室した場合は、「失格」となります。
平成29年度 技術士第二次試験 受験申込み案内
「3.受験上の注意事項」(P.17)
(17)試験時間終了前に答案用紙を提出して受験を終了することはできません。
(18)各試験科目の試験開始60分を経過してから、手洗いのための一時退室、又は棄権による退室は認めますが、希望するときは、必ず手を挙げ監督員の指示に従って下さい。無断で退室した場合は、「失格」となります。なお、一時退室の際、携帯電話(スマートフォン、PHS含む。)、パソコン、ウェアラブル端末(スマートウォッチ等)、タブレット端末等の通信機器・電子機器を持ち出すことは禁止します。
2017年10月27日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 14
前回は、先延ばしグセが引き起こす危険について紹介しました。今回からは、先延ばしする習慣を防ぐための、具体的な方法について紹介していきます。
今回、覚えておいてほしいことは、「小さな成功体験を積むことが大切だ」という考え方です。すぐに取りかかれる小さな課題、もしくは、興味が持てる課題から取り組みます。これは、脳科学の池谷裕二教授も、著書のなかで、サルが複雑な行動を身につけるプロセスを例に、小さな課題から取り組むことの大切さを述べています。例として紹介されている実験では、「遠い場所にあるエサを、長い枝を使って取る」という課題を覚えさせます。まず、サルには、適切な枝の選び方を教えます。「枝の選び方」といっても、短い枝よりも、長い枝の方が、遠くにあるエサをとれるという程度のことです。
小さなステップから初めて、成功体験を積むことで、自信がついてきます。「成功体験を積む」ということに関しては、ネガティブな側面もあり、たとえば、将棋棋士の羽生善治さんは、「過去の成功体験や失敗体験が足かせとなり、あたらしいことにチャレンジできなくなる」という趣旨の内容を著書のなかで語っています。ですので、成功体験に依存過ぎることは危険ですが、先延ばしの習慣がある場合は、まず課題に取り組み、課題をこなし、自信をつけることが大切です。自信をつけるために、取りかかりやすいことから、一つずつ終わらせていきましょう。
「成功体験を積む」と聞くと、ポジティブ自己啓発のような「自分にはできるんだ」と無理に言い聞かせる印象を持つ人もいるでしょう。ですが、現実に目を背けて、「自分にはできる」と思い込むと、プレッシャーになり、良い結果を招かない場合もあります。小さなステップからでかまわないので、課題を少しずつ終わらせる習慣をつけていきましょう。
2017年10月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 14
前回に引き続き、口頭試験の準備として最優先にすべき「自分しかできないこと」についてお話したいと思います。
第2回は、「業務内容の詳細の見直し」についてです。
★業務内容の詳細の見直し
このサイトをご覧の方は、皆さんいろんなところから口答試験の情報を入手していて、受験申込の時に提出した「業務内容の詳細」について説明させられることはご存知のことと思います。
しかし、初めて二次試験を受ける方の中には、受験申込時に、口頭試験のことまで考えて書かなかったという方も居られるのではないでしょうか。私が初めて二次試験を受けた時もそうでした。
口頭試験では、「自分は技術士としてふさわしい業務を行ってきた」ということをアピールしなければなりません。
では、「技術士としてふさわしい業務」とはどういうことでしょうか。
「技術士」は国家資格なので、その答えは、法律、つまり、技術士の資格について定めた「技術士法」に書かれています。
「技術士としてふさわしい業務」とは、第一条、第二条の条文より、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務であり、科学技術の向上と国民経済の発展に資するもの」ということになろうかと思います。
受験申込の際に作成した「業務内容の詳細」に、このような観点が抜けていれば、口頭試験の際に、それを補うような説明をする必要があります。
「業務内容の詳細」に書いたことは変えずに、「技術士としてふさわしい業務」であることをアピールできるような説明ができるようにしておいて下さい。
皆さん、頑張って下さい。応援しています。
「口頭試験の準備、まずは...(第1回) 筆記試験の再現」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回) 説明した業務の振り返り」、もご参照下さい。
<ご参考>
技術士法
(目的)
第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。
(定義)
第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。
2018年06月03日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 14

選択した問題番号を書かなかった場合、容赦なく失格になります。
救済、温情はありません。
一発で失格になります。
失格になった受験生を、実際、2名知っています。
平成30年度の試験では、総合技術監理部門以外の部門では、
Ⅱ-1は4問中、2問を選択します。
Ⅱ-2は2問中、1問を選択します。
Ⅲは2問中、1問を選択します。
ですから、問題文を見て、できそうな問題を選択して、そこで、必ず一息つく、こと。
「必ず」です。
そして、その番号を、すべての答案用紙に書いてしまいます。
さらに、できることなら、
Ⅱ-1の1つ目
→Ⅱ-1の2つ目
→Ⅱ-2
→Ⅲ
と順番を変えることなく、解答していきます。
番号違いを防ぐためです。
試験当日は、非日常の出来事の連続です。
そんなときには、思わぬミスをしてしまうものです。
問題番号を書き忘れるなんて、と思われるかもしれませんが、ふだん注意深い人が、忘れてしまう現実があるのです。
さて、つぎに挙げるものは、一発失格にはなりません。
・答案中の誤字(致命的ではない)
・専門用語の誤字(致命的になるときがある)
・汚い字、下手な字、雑な字、略字
これらのミスは、若干であれば、許されます。
なぜなら、技術士試験は、限られた時間で手書きをするためです。
しかし、それが度重なると、「この人は、こんなにケアレスミスをして、技術士に相応しい人物とは言えない。」と判断されます。
答案の内容以外で、不合格にならないようにしてください。
2019年02月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 14

受験生の方から、択一問題から筆記問題に変更されるが、どのような対策をしたら良いか?
というご質問を頂くことがあります。
今回が初めての試みですから、これが正解という対策はありません。
しかし、どのような出題がなされ、どのようなポイントが評価されるのか?
を知ることはとても大切なことです。
日本技術士会HPに技術士2次試験の変更点と出題内容、評価項目が記載されたものがあります。
以下にURLと抜粋を載せます。
平成31年度技術士試験の概要について
https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/attached/attach_5698_1.pdf
Ⅰ. 必須科目
|
概念 |
専門知識 専門の技術分野の業務に必要で幅広く適用される原理等に関わる汎用的な専門知識 |
|
応用能力 これまでに習得した知識や経験に基づき,与えられた条件に合わせて,問題や課題を正しく認識し,必要な分析を行い,業務遂行手順や業務上留意すべき点,工夫を要する点等について説明できる能力 |
|
|
問題解決能力及び課題遂行能力 社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力 |
|
|
出題内容 |
現代社会が抱えている様々な問題について,「技術部門」全般に関わる基礎的なエンジニアリング問題としての観点から,多面的に課題を抽出して,その解決方法を提示し遂行していくための提案を問う。 |
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評価項目 |
|
Ⅲ. 選択科目
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概念 |
社会的なニーズや技術の進歩に伴い,社会や技術における様々な状況から,複合的な問題や課題を把握し,社会的利益や技術的優位性などの多様な視点からの調査・分析を経て,問題解決のための課題とその遂行について論理的かつ合理的に説明できる能力 |
|
出題内容 |
社会的なニーズや技術の進歩に伴う様々な状況において生じているエンジニアリング問題を対象として,「選択科目」に関わる観点から課題の抽出を行い,多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して,その遂行方策について提示できるかを問う。 |
|
評価項目 |
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)のうち,専門的学識,問題解決,評価,コミュニケーションの各項目 |
この表から、必須科目と選択科目Ⅲは非常に似ていますが、
評価項目で必須科目Ⅰには「技術者倫理」が入っていますが、選択科目Ⅲには入っていません。
この表から推察できることは、
必須科目では「技術者倫理」に関する社会的認識について、述べさせたり、
受験する技術部門において、公益確保に反する過去の事故・不正トピックの事例を挙げさせ、
自分の考えを解答させたりが考えられます。
すなわち、技術者倫理に関することを整理してしまえば、
後は、選択科目Ⅲに必要な専門とする事項のキーワードについて勉強すればよく、
今までと変わらないということになります。
技術者倫理は口頭試験でも必ず聞かれることですし、今の内からまとめておきましょう。
2019年03月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 14

技術士試験の論文では、あいまいな「副詞」と「が」を取り除くと、格調があがります。誤解のない文章になり、読みやすくなるためです。
〇あいまいな副詞を取り除く
あいまいな副詞を使うと、論理的でない文章になります。
なぜなら、誤解を生じる文章になるからです。
例えば、「生産率が相当向上した」とした場合、ある試験官は、10%向上したと捉えますが、別の試験官は、40%向上したと捉えてしまいます。
あいまいな副詞は、「かなり」「多くの」「非常に」のように、日常でよく使うことばです。
ですから、よく意識しておかないと、つい使ってしまいます。
文章を説得力のあるものにするには、あいまいな副詞のかわりに、数字を盛り込みます。
つまり、「生産性が10%向上した」と数値で表すようにします。
〇あいまい接続の「が」をなくそう!
「が」という接続詞の働きには、逆接と順接の2種類があります。
逆接とは、「しかし」と同様に「が」の前後で逆の内容を述べるものです。
一方、順接とは、「それで」や「~ので」と同様に、単純な前後関係を述べるものです。
順接の「が」は、あいまい接続の「が」とも呼ばれます。
この「が」を不用意に使うと、一文が長くなり、試験官に誤解を与える確率が高くなります。
また、文脈から順接か逆接かを判断するよう試験官に強いることになります。
技術士試験では、あいまい接続の「が」をなくしましょう。
文章修行はやればやるほど、うまくなります。
上手な文章を書こうとせず、誤解のない文章を書けばよいのだ、と思っておけば、気が楽です。
2019年07月06日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 14

技術士試験は短時間でたくさんの文字を書かなければならない珍しい試験です。今年度からは、必須科目Ⅰの択一式試験が変更になり、600字の原稿用紙3枚の記述式に変わりました。そのため、選択科目Ⅱ、選択科目Ⅲと合わせて、9枚、計5,400文字もの記述が求められます。
技術士試験にはさまざまな記述テクニックが伝えられています。
例えば、シャーペンは、太い軸のもので、グリップ部分が柔らかいものが良いというテクニック。これは、私もぜひおすすめします。当日、試験が終わると、軽く腱鞘炎になるくらいの手指、手首の疲労があるためです。
そのほか、細い軸のシャーペンや、シャカシャカと振ると芯が出るタイプのシャーペンも用意しておくと良いです。これらを持ち帰ることで、ほんのわずかにですが、試験中の気分転換になります。
消しゴムは、新しいものを複数、用意する。これもおすすめです。カドを使って、正確に、すばやく消すために、安い投資と思います。
タイトルと小見出しは、太芯で書き、目立たせる。選択科目Ⅲには図を入れる。これらもおすすめです。採点基準の「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」に「コミュニケーション」があります。太字や図を上手に使うと、コミュニケーション項目で加点されるためです。
一方、迷信や、都市伝説になったテクニックもあります。集中力を高めるために、耳栓を持って行けというもの。これを信じて、私は、耳栓を試験会場に持っていきましたが、はっきりと「使用不可」と言われました。
また、選択科目Ⅱ-1や選択科目Ⅱ-2にも図を入れろという指導が。入れても構わないし、適切な図であれば加点も狙えますが、時間の制約が、より大きくなるというリスクが高まります。
図には、色鉛筆を使えと指導する参考書もありますが、これもあまり意味がないでしょう。実際、やってみて有効だったという合格者にあったことがありません。
皆さんは、自分に合ったテクニックをみつけて、受験に挑んでください。
2019年07月10日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 14

受験生の皆さん、こんにちは。
あと5日後には、技術士第二次試験が行われます。
持ち物などの準備は、終わりましたか?
今日は、私の気づいた注意点など書いてみます。
1、試験場の到着時間は、1時間前にする。
試験会場到着時間を集合時間に合わせる人はいないと思いますが、十分な余裕を持って下さい。
お勧めは、45分~1時間前には到着することです。
45分から1時間の余裕があれば、交通機関の事故でもタクシーなどに乗り換えることで何とかなります。
忘れ物があっても試験センターに相談する時間があります。
2、お弁当は、自宅から持参する。
お弁当を試験会場近くで購入するのは、難しいと考えて下さい。
試験当日は、受験生の人数だけ人が増えます。
例えば、500人の受験生の3割がお弁当を買い求めた場合、150人ですので、あっという間に売り切れます。
すなわち昼食無しになります。
午後の試験に差し支えるので、自宅からの持参をお勧めします。
もしくは、最寄駅で事前に買っておきましょう。
3、エアコン故障の場合を考える。
最近の試験会場は、エアコン完備です。
しかし最悪の事態を想定し、 エアコンが壊れた場合の暑さ対策を考えて下さい。
あるいは、エアコンの吹き出し口が座席になった場合の対策を考えて下さい。
このような場合があっても試験センターからの救済処置は無い考えます。
4、復元論文の準備をする。
試験の解答は、11月~12月の口頭試験で試験官の手元にあります。
記述した内容について、試験官は自由に質問できる状態です。
7月の試験でどのような事を書いたか、4か月間覚えておくのは至難の業です。
筆記試験の終わった直後に復元論文を作成する事をお勧めします。
5、受験票の写真と身分証明書を準備する。
受験票を撮影した写真と身分証明書があれば、受験票をなくしても何とかなる場合があります。
万一に備えて受験票の写真と身分証明書の準備をお勧めします。
それでは、体調に気を付けて、頑張ってください。
2019年08月06日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 14

受験生の皆様、お疲れ様です。
私の方への筆記試験本番の論文添削の依頼も一段落したところです。
試験制度が変わり、初めての年なので、
なかなか採点基準や合格基準が明確化していないため、
他人の採点に一喜一憂する必要はありません。
受験生全員が自分の回答に不満がありますし、改善点があります。
完璧な答案だ、という人など一人もいません。
基本的には、何も書けなく答案用紙の8割を埋めることができなかった、
という人以外は、合格を信じて口頭試験の勉強に移ってください。
技術士に合格する為には、口頭試験は必須です。
いつか必ず勉強する必要が出てきます。
ならば、合格を信じて、今勉強するのがベストでしょう。
技術士2次試験は、難易度が高いと言われていますが、
合格率は部門により異なりますが、約10%です。
10%という数字は、そこまで小さな数字ではありません。
例えば、マラソン大会で5万人が参加するものがあったとします。
入賞する人は毎日何十kmと走っているアスリートであり、
一般人が入賞することは非常に困難です。
そして入賞は大きな話題となり、名誉が与えられます。
しかし、5000番内に入ることは一般の方でも可能性があります。
また5000番の方が話題になることは全くありません。
技術士試験は、1番、2番を決める試験ではないのです。
上位10%の範囲に入れば、全員が等しく技術士になる権利が与えられるということです。
自分の論文に自信がないと仰っている受験生もいますが、
他の方と比較しても、そこまで自信を失う出来ではありません。
不安はあるでしょうが、ぜひ前に進んでみましょう。
口頭試験は、暗記する項目もあります。
早く始めて悪いことなどありません。
頑張ってください。
2025年05月11日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「技術士指導合格者第1号」~彼の人生の変革
今回は私が指導した技術士合格者第1号の人のことについてお伝えしたいと思います。彼は、同郷で高校及び大学ともに1歳下の後輩です。彼は私の技術士合格を知り、「是非、自分も合格したいので指導をお願いしたい。」の申し出があり、真面目な性格で努力するタイプなので、2つ返事で快諾しました。
1.ワンツーマン指導
今から約25年前でしょうか?当時はメ-ルはありましたが、添削論文のやり取りは自宅同士でのFAXでのやりとりでした。彼の仕事は「緑化、造園等」を専門とする会社に勤務する技術職でした。彼の自慢の実績の一つとして、国際大会でも何度も優勝経験がある世界に知らない人がいない有名な海外プロゴルファ-が、設計監修したゴルフ場を造成したことでした。 午前中に経験記述問題がある時の試験でしたので、その準備論文を仕上げていくのに、苦労した記憶があります。論文内容はゴルフ場等の緑化、植栽工事での「大径木樹木の移植方法」でした。「何故、この方法が、最善かつ適切であったかその妥当性に関する検討プロセス」を作り上げるのに、何回も繰り返し、ワンツ-マンでやり取りしました。専門外分野の添削には工法や課題事象をイメ-ジする能力が必要であることを実感しました。特に着眼した点は移植に重要な現況土壌環境の保全に関することでした。私も土壌については少し勉強経験したことがありましたので、お互いのやり取りのなかで、試行錯誤しながら準備論文を完成させていきました。
2.記述方法の極意指導
彼は文章の書き方は下手ではなかったので、採点者がわかり易い、見やすい文章の書き方については理解が早く、実践移行もスム-ズあったと思います。但し、相当数事前論文を準備する必要があることから、彼の努力、研鑽も当然ありましたが、私自身もこれに応えるべく、通勤中の地下鉄車内で論文添削を行い、できるだけ迅速に返信できることを心掛けました。 合格まで10年間も要した私の指導ですから、初年度合格は難しいかなと思いながらも、彼を激励、記述方法の極意(コツ)を繰り返し指導しました。彼もそれに応えてくれ結果、見事1回で記述試験をパスすることができました。彼の合格は自分のこと以上にうれしく感じました。自分の指導方法が間違っていなかったことを立証できたことで、私の大きな自信つながりました。
3.人物評価の口頭試問
筆記試験合格後、私の友人にも依頼し私と二人で彼の模擬面接を実施しました。面接に向け補完が必要な事項についてアドバイスしました。口頭試問は立派な社会人が受験者として個々の人物評価とも言うべき面接を今更ながら受けるわけですから、それなりに厳しいものがあります。筆記試験合格発表から、口頭試問までの期間(約1ケ月程度)は、これまでの人生のなかで最も勉強が必要な期間、そして最も技術者として力量が備わる期間であると私は確信しています。際限なく備えなければならないことが山ほどあり、これに全力で取り組まなければならない期間なのです。
4.合格後の彼の活躍
合格後、彼は「日本技術士会」に入会、「青年技術士協議会」活動に参加し、ベトナム等を来訪し、現地の技術者との交流研修等を行うなど、積極的に自身の活動範囲を拡大するに至りました。現在は定年退職しましたが、技術士取得後は勤務先企業の取締役に昇進、経営層の一人としてその手腕を発揮しました。現在は日本技術士会の防災支援委員会の委員として継続・活躍中です。 5.自身の人生の変革につながる資格 彼の合格後、彼の大学同級生(こちらも私の後輩)から、「建設環境」の受験指導の依頼を受けることになりました。彼は鳥類や魚類が専門で、こちらもワンツ-マンで指導、その年、合格を達成することができました。 技術士資格は、大げさに言えば「自分自身の変革」を成し遂げるものと考えます。自分自身の研鑽が結果として、周囲の人や組織を超え、広義の意味で社会へ貢献できるものと 確認しています。「志を抱き頑張れば、必ず自分の人生を大きく変革できます!」合格を目指す諸君、どうか、この言葉を信じて邁進ください。(以上)
2025年05月31日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「白書からキーワ-ドを拾いあげる。」
今回は、必須問題を中心に専門部門の白書から、技術トレンドやトピックス・キーワ-ドを拾いあげ、見識の高さをアピ-ルする記述方法について、以下に紹介したいと思います。
1. 白書は参考書
技術士試験は各技術専門部門の白書に対する認識と理解が、極めて重要であると言われています。毎年、技術士試験の直前時期に、各部門の白書が発刊されます。白書には各部門におけるこれまでの歴史的変遷や経緯、現状、直面する課題、今後の予測、現在展開中の政策・施策等が記載されています。文学的な著書としては期待が少ないですが、技術士第二次試験の必須問題の準備テキストとして「マスト・アイテム」とも言うべきものです。試験に必ず出る問題の参考書として捉え、是非、受験者諸氏にはネット等で目を通して、準備していただきたいと思います。
2.テキストとして重要な理由
白書が受験テキストとして重要な理由は、明確な目的意識をもって読むことで、備えておくべき情報を確認でき、各部門の現状分析に基づく諸情報の把握に役立つからです。白書については以下の点に着目し、整理・活用することをお勧めします。
•国の方針、施策、最近、改定・制定された法律等の内容
•施策の理解とそれに対する自分の意見及び自身言葉によるアウトプット表現
•重要課題や展開施策の状況分析
・トレンド・キーワードの抽出と取組み事例の参照
・解答文として使える文章作成や図表の整理
3.技術者見識アピ-ル
現状に対する認識や克服すべき課題を記述する際は、正確な事実情報に立脚していることが肝要です。例えば、建設白書から人口減少、高齢化の進展状況を引用するとした場合、以下のような箇所に着目して下さい。 白書文例)~将来推計人口では、2070年には、我が国の人口が9,000万人を 割り込むと推計されている。また、高齢化も進行し、65歳以上の人口割合を示す高齢化率は、2020 年の28.6%から、2070年には38.7%へ上昇すると推計されている。 上記は、下線部箇所のように分析根拠に基づく予測が具体に示されており、より説得力があるものと考えます。但し、実際の解答記述では、数値は時間経過により変化するので、細かな数値よりむしろ概数的表現(約何割、約〇%程度)の方が良く、現状に基づいて、それをしっかり認識していることを示すことが重要です。白書は分析・根拠に基づくトレンド、トピックス、技術的キーワ-ドにより、技術者見識をアピ-ルできる重要な引き出しであると、私は考えます。
4.白書から見つけたキーワ-ド紹介
現在、私が添削指導中の方への参考資料とするため、昨年度の建設白書から私が目にとまった想定課題・解決策のトレンド・キーワ-ドを以下にご紹介、列挙します。受験者諸氏の準備解答文の作成に参考になれば幸いです。
1) 担い手確保:ダイバ-シティ&インクル-ジョン、キャリア形成サポ-トプログラム、ハロ-トレ-ニング、建設ロボテクスの積極導入、外国人材の労働環境整備と処遇改善、ものづくりマイスタ-による若手人材の育成
2) 新技術の開発・活用 :建機の自動化、人体装着「ロボットアーム」の活用、超強度、高耐久性等新素材の開発、建設サイトにおけるオートメ-ション化、トップランナ-技術の活用、開発技術の社会実装化
3) 新交通システムの推進 :公共交通の「リ・デザイン」、地域資源のマルチタスク化、次世代モビリティによる物流システム社会実現、ビックデータ活用による交通安全対策、先進安全自動車(ASV)の普及
4) インフラ・メンテナンスマネジメント戦略 :地域インフラ群再生戦略、インフラデータのプラットフォーム構築、レーザ-技術を活用したインフラ点検、インフラメンテナンス管理の高度化
5) 防災型強靭化国土形成 :AI・デジタル活用による災害予測、グリ-ンインフラの社会的実装、流域治水防災の加速・推進、ICT活用による施設管理、防災インフラの多重性・代替性確保 6) 地球環境保全 ・2050年カーボンニュ-トラルの実現、水素電池普及の加速、全地球統合測地観測(GGOS)の活用、気象データアナリストの育成、樹木対応型緑化システム活用
白書には、たくさんのキーワ-ドや解決策に対する論文作成上のヒントが記載されています。自分なりの整理方法で、これを活用して自分の意見としての表現の工夫に挑んでみて下さい。
5.解答文への反映の仕方
上記以外にも学会誌や専門雑誌等の特集記事にも目を通しておくことをお勧めします。気になった「トレンド・キーワード」を想定設問毎に整理、メモし、準備解答文へ反映することを意識して下さい。但し、キーワ-ドが目立ちすぎると違和感や題意からの逸脱につながりかねないことにも留意し、さりげなくシンプルに箇条書き等を活用し、採点者へアピ-ルして下さい。 (以上)
2025年06月28日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「正念場」
受験者諸氏は正にこの時期、受験に向けて正念場を迎えていると思います。あと3週間後の本番試験に向け、これまでの努力の積み重ねを是非、実現させることを期待しております。今回は合格のためのこの正念場を乗り越える施策について、私の経験を踏まえ、お伝えしたいと思います。
1. 携帯ノートを作成
作成した準備解答文の骨子や要約を見開きで1問1ページに記載し、通勤や休憩時間でも見ることができるノートを作成しましょう。専門、必須、応用それぞれ準備した問題の項目と内容が繰り返し記憶できるような書き方に工夫しましょう。
2. 自己作成模擬解答の録音、再生、音読、記述
前回でも紹介しましたが作成準備した解答文は、自身の声でICレコ-ダ-等に録音、常に再生できるようにしておきましょう。再生は2~3倍速程度で、とにかく速く聞き、上記1.の作成した携帯ノートを見ながら、耳(聞く)と目(見る)、声にだす(話す)三感をフル活動するできる状態を作って下さい。さらに聞いたあとは実際に聞いたことを思い出しながら書くことを繰り返しましょう。但し、個人差があるので自分に適さない場合は、別の方法を検討下さい。自分に合った方法が最適です。
3. 時間計測に基づく、筆記試験の訓練
答案1枚(600字)を書き上げるのに私の経験では約20分程度の時間を要します。考えながら書くとすれば、これ以上の時間が当然必要です。したがってどのような速さで記述すべきであるか、紙面を埋めることができるかを事前に体得しておくことが必要です。 記述に要する時間配分をあらかじめ計画しておいて、筆記試験本番に挑む必要があります。自分はどのぐらいのペースで、どれだけ紙面を埋めることができるのか、自身の記述能力を把握、事前に身体と脳で覚え、試験に臨んで下さい。
4. 速く書いても、読める文字の書き方練習
最近はPCや端末機器の普及により、日常的に文字を書く機会が少なくなっています。このため文字をたくさん書くことには慣れていないという実情があります。技術士第二次試験は記述試験です。書くことが絶対条件ですので、これに対応する必要があります。従って、速く書くことが本番でできるように、準備解答文作成段階から体得すべきことであり、以下にその準備と留意点、訓練方法を示します。
・筆記用具はシャ-ペンではなく、質量が軽いえんぴつを数本準備する。
・見出しは濃いタイプ(3B程度)を選定、芯先はあらかじめ、太くする。
・記述用はFやHB程度の濃さのものを(これは自身の好みで選択)使用する。
・採点者はコピ-版で採点すると言われていますので、これを意識し文字の濃さ、コピ-後の鮮明さに留意する。
・きれい、正確を重視しすぎ筆圧を要する書き方をしない。(後半に握力が継続しない。これは私の経験です。握力を消耗しすぎ、手に力が入らなくなりました。)
・文字が小さい、極端に薄いは不適です。しっかり読めること、明瞭さを重視しはっきりと書く。
・行書体ではなく、誰でも読める楷書体で書く。
・速く書くのである程度雑であることを許容し、読める文字を優先する。
・握力ハンドグリップで事前トレ-ニング、これに備える。(以外だが技術試験は書くこと対する筋肉量と忍耐力が必要である。
5. イメ-ジトレ-ニングのくり返し
試験本番では準備した論文と同じ出題は、ほとんどないと意識して下さい。このことは、自分の気持ちの余裕に繋がります。期待があるほど、そうでない現実は、「落胆」が大きくなります。ここで、私が申し上げたいのは以下の点において本番でいかに対応していくかということです。
・設問問題文は細かく区切って、何を問われているかを明確に掌握
・設問文には答の「ヒント」が潜んでいることに着目 ・書き出す前の5分間程度で骨子メモを作成、記述項目を整理
・事前準備解答文及びIC録音による「部分的パーツ」を脳内でカード化
・設問(題意)に沿い、パーツを組み合わせ、解答文を構成
・100点満点を取る必要はない。ある程度の内容記述を優先
・紙面を埋め、ミスしても修正しやすい箇条書き記述を適用
この時期、正に正念場ですが、試験本番で何とか乗り切るには、骨子法により準備した解答カードやパーツをパズル化、イメ-ジトレ-ニングの反復により、忍耐強く、最後まで書き続ける精神力の継続維持と時間配分計画に留意下さい。 (以上)
2025年07月12日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「やるだけ、やった!」
いよいよ、試験が残り約1週間となりました。受験者各位にとって強いプレッシャ-や迫りくる緊張感はありませんか?今回はそんな状況をいかに自己コントロ-ルにより緩和するか、その方法について、参考までにお伝えしたいと思います。
1. 気持ちに余裕を
皆さんはこの試験に向け、相当の努力を重ねてきました。正にこのことは自分を奮い立たせる根源であり、逆に自信の証とも言えると思います。どうかこれまでの自分の努力を思い出し、そのことを自分としての自信と、気持ちの余裕に変えて下さい。皆さんのこれまでの努力すなわち「やるだけやった」ことに対する自己暗示により、達成感と高揚感、そして大いなる自信を気持ちの中に創り出して下さい。
2.本番でのアクシデントは想定内
試験本番ではある程度のアクシデントは、想定内であることを予めイメ-ジして下さい。例えば交通機関の乱れや遅延、試験会場の空調、騒音、隣人の癖による影響(貧乏ゆすり等)などは、起こりうるものと想定しておいて下さい。仮に、想定外の設問や事が起きたとしても慌てず、想定内であることの冷静さから心に余裕を持つように意識して下さい。 予想外の設問の場合は、考え方を整理した上で視点を変化させ、まずは設問文章からその解答文のヒントを得ることを考えてみましょう。最近は設問文が長い傾向があり、記述に対するストリ-性やキーワ-ドヒントが潜んでいる可能性があります。 例えばそのような場合は、あえて自身の専門分野において、自らの条件付与した設定に基づき、言及する可能性を考えてみて下さい。解答文として自分の有利な分野へ誘導しながら記述していくことで、より実現性や説得力を強調できます。 想定内である意識を持つことは、余裕を持って柔軟に対応・記述できる非常に重要なキーポイントとなります。
3.完璧を求めない
試験では、例えば骨子法により記述項目を構想メモし、その後これに沿って一機に書き出す訳ですが、ここで重要なことは完璧を求めないことです。試験では記憶したキーワ-ドは1つ2つ、必ずといいほど忘れます。完璧であることは理想ではありますが、技術士記述試験は、各設問約7割得点できれば合格できる試験なのです。 ここでも想定内であることの心の余裕の必要性を理解した上で、題意に沿った解答文を原則に、ある程度の内容と質を維持、必要な文量で重要キーワ-ドを適度にちりばめて書き上げることを心がけて下さい。
4.必ず最終チェック
制限時間は以外にすぐやってきます。先述しましたが、予め記述時間配分を計画、事前の記述練習より、体得しておくことが重要です。 また、誤字チェックや若干の修正するための時間を必ず、確保しておいて下さい。専門用語の誤字は以外に恥ずかしいものですが、訂正すれば問題ありません。これも想定内として確認、修正する時間を予め配分しておいて下さい、以前も書きましたが、箇条書きにしておくことで修正、追加が短時間にできることも今一度、思い出してみて下さい。
5.前日はリラックスして
試験前日には以下を点検準備して、リラックスできる時間を作って下さい。
・試験会場までの利用交通機関(代替ルートも事前確認)と所要時間の確認(遅延発生による余裕を考慮、試験開始1時間前程度に試験会場に到着)
・受験票の再確認、筆記用具と消しゴム(代替も含め複数準備)
・汗拭きタオル持参は必須(会場が暑い可能性と手の汗対応。)
・窮屈ではない服装(軽装)
・昼食はどこで調達するかも事前決定(コンビ二等で事前購入、持参が良い)
・水分補給用飲料の準備(ペットボトルの包装は、必ずはがしておく)
・携帯電話の電源OFFの厳守
受験準備に向けこれまで、「やるだけ、やった」ことを最大の自信として下さい。前日はできるだけ試験のことは何も考えずリラックスして下さい。自分の好きなことのみ考えるようにし、早めに就寝、しっかり睡眠時間を確保しましょう。 受験者各位の健闘による「夢の実現」を祈念しています。「受験者に栄光あれ」 (以上)"
2025年07月19日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「全力で勝ち取る」
さあ-、いよいよ試験本番です。寝不足や過労を避け体調管理を十分留意し、筆記試験に全力で挑んで下さい。必ず、今までの努力が実る時と信じ、受験者諸氏が栄光を勝ち取ることをお祈りいたします。 さて、試験本番直前ではありますが、試験直後にやらなければならないことが何点かあります。今回はその点についてお知らせして、予め準備願えればと思います。
1. 当日すぐにメモ
試験が終了したら、その日の内に解答文に何を記載したかを必ずメモして下さい。2~3日たつと何を書いたか忘れてしますので、できるだけ早く再現解答文を作成して下さい。 口頭試問では「記述試験の内容は、ほとんど聞かれることはない。」と言われていますが、記述試験について「解答できたこと、できなかったこと」等について聞かれる可能性があります。口頭試験のフォロ-対策としても極めて需要です。この時点で、できるだけ何を具体的に書いたかを、詳細に復元しておくことが重要です。
2. 自己採点と補完解答文の作成
再現した解答文はまずは、自分自身で採点してみて下さい。的確であったこと、そうではなかったこと、記述、言及不足の点等を整理してみて下さい。論文の論理構成や技術内容についても自己採点して下さい。 特に記述が思うようにできなかったことについては、現時点で記述するとすればどのように記述することが望ましかったのかを考え、再現して下さい。 例えば、これを準備しておくことで、口頭試問で記述不足箇所について、「この部分について記述が不十分であったと考えております。」と反省点を説明ができる機会を作ることができます。あるいは認識していた事が事実であることについてを補完できます。
3. 選択しなかった設問の理由
専門、必須、応用課題は数問から選択することになっています。ここで大切なのは何故この課題を選択したのか?あるいは、選択しなかったのかをその理由を整理しておくことです。 おそらく、未経験分野や不得意分野によることが、その理由となると思います。一方、自分の専門分野であるならば、その部分について口頭試問でアピ-ルできるポイントとなる可能性があります。得意なこと、そうでないことの両方について改めて認識、整理下さい。
4. 添削を受ける
作成した再現解答文は添削してくれる人がいたら、是非、添削してもらって下さい。第三者的な評価や記述の不足点が、より明確になると思います。その上で、添削後に解答文を再修正し、仕上げておきましょう。このことは、記憶がしだいになくなって行きますので、口頭試験時に向けて準備しておくが大切です。 また、本来、記述すべき点をしっかりと認識できていたが、本番では緊張や制限時間などから、思うように書けなかった言い訳を「やんわり伝える」巧妙な言い訳の準備となります。
5. 業務経歴書の再チェック
願書に記載した業務経歴票は、この時点で以下の観点から、再チェックを行い、記載内容、その理由や根拠、技術者としてのあなた意見等を改めて少しづつ整理しておきましょう。
・業務経歴、専門分野、技術士としてふさわしいと思う業務、失敗事例
・記述業務の技術的課題とその解決方法の理由と、検討プロセス
・自身の役割、判断した根拠、リスク対応事項、業務成果、将来展望、反省点、改善点
・倫理的配慮、安全性、法令遵守の視点、社会環境への配慮
但し、口頭試験の準備ではこの点について、さらに掘り下げる必要があります。現時点では要点整理と補強の必要性の有無の確認程度で、良いと考えます。 願書作成時ではかなり熟考して願書を作成していたつもりでも、現時点でみると以外に言及不足な点や改善点が見つかる可能性がありますので、徐々に準備しておいて下さい。(以上)
2025年07月26日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「再スタ-ト」
技術士第2次試験を受験された方、お疲れ様でございました。試験が修了しご自身の身体から魂が抜けたような状況の方もいらっしゃることでしょう。記述できたところ、そうでないところ、個々様々ではあると思いますが、できるだけ口頭試問に向け、準備・再スタ-トがきれるよう今回は、口頭試験までに準備しておくべき事項について、ご紹介したいと思います。
1. クールダウンと家族サービス
まず、頭の中をクールダウンしましょう。試験本番にむけ相当、かけ足で猛進された方々がほとんどと思います。この時点で一度、クールダウンしましょう。 技術士を目指した理由は?、合格した後のビジョンは?、自分はどのようなことを目指してきたのか?一度回想して下さい。その上で自分を支えてくれた家族、友人、先輩技術士に感謝の気持ちを抱いて下さい。試験のでき映えを冷静に把握、次のスタ-トに準備すべき点を見据えましょう。 無論、家族サービスは最大限行って下さい。家族の支えがなければ、苦しい学習や試験への挑戦はなかったはずです。感謝の気持ちを自分のできる範囲での家族サービスと自身の言葉で伝えて下さい。
2. 口頭試験に向けた学習計画の立案
一方、口頭試験に対する準備も早めに始動し、着実に進める必要があります。時間があるようで口頭試験まで、現実は準備すべき事柄は山ほどあります。口頭試験を体験された方は、「言わずもがな」と思います。クールダウンの後は口頭試験に向け、学習計画立案へと、気持ちを切り替えましょう。
3.口頭試問Q&Aの作成
口頭試験対策として、まず、口頭試問のQ&A作成の準備をしましょう。情報はネットを含め数多く出されていますが、自分に必要な情報を収集しましょう。 なかでも一番な重要な点は願書です。願書に書いたことを、自分が試験官になった立場で、入手した情報と合わせてどんなことを聞きたいか、書き出してみましょう。書き出した質問:Qに対し、回答:Aを改めて考えてみて下さい。こちらはQ&A表として整理しましょう。内容、精査は後からでじっくり行う必要がありますので、とにかく思いつくまま書き出していきましょう。
4.Q&Aに必要な準備素材
前述したQ&Aは口頭試験の必須アイテムです。この完成度が口頭試験の合否を分けると言っても過言ではないと思います。私は経験上、準備すべき素材は以下が挙げられると思いますので、参考までにご紹介します。
① 願書の記述内容と周辺技術の情報
② 各分野の白書の内容と国内の先駆的事例
③ 専門雑誌の特集記事(最近の技術トレンド及び近年の自然災害状況、復興対策)
④ コンピテンシ-関連情報
⑤ 技術士法と倫理
⑥ 専門分野の国際視点に基づく経済社会、地球環境、国際動向に対するあなたの意見
5.自己を振り返る
ク-ルダウン中には自身の力量について改めて振り返ってみて下さい。自分は専門分野について知見は持ち合わせているのか?技術士として、胸を張って宣言できるのか?今後、技術士に合格できたら、どうあるべきなのか? 是非、この期間に自問自答する貴重な機会として捉え、異なった側面、視点から自身のあるべき姿を再考し、口頭試験準備に向け徐々に再スタ-トしましょう。 次回は口頭試問に必須のコンピテンシ-についてお知らせする予定です。(以上)
2025年08月30日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「願書を補強できた合格者」
今回は、建設部門/施工計画分野で筆記試験を通過、私へ模擬口頭試験の依頼があった当時30代後半の方の、口頭試験の準備対応において願書の経験業務内容を補強できた例をご紹介したいと思います。
1. 業務内容
この受験者については、事前に願書及び経験業務の記述については相談されてはいなかったので、願書及び経験業務を見た正直な印象は、「さて、困ったなあ?」でした。理由は、前回コラムでもご紹介しましたが、「技術士としてふさわしい業務内容であるか?」と言うことに対する懸念でした。このままでは無事合格を獲得することへの困難性を感じたからです。 しかし、現時点で願書及び経験業務を修正することはできないので、とにかく「補強対応」をいかに準備するかについて考えました。 ちなみに経歴業務の内容は、河川堤防構築用の土砂運搬に対して、現行高水敷に運搬路を設け、運搬路には「敷鉄板」を敷設する施工計画を立案したものでした。
2. 技術課題の再抽出
まずは本人と直接はヒアリングを行い、口頭試問に向けた補強の必要性を認識してもらいました。彼は事前に他の人に願書の添削等は受けておらず、記述すべき内容の不足感は否めない状況でした。業務内容について、何が問題でどんな技術課題が存在していたのか?あるいは本人として強い意識はないが、重要な着眼点や項目が埋もれてれはないか等を掘り起こし、記載業務の各検討プロセスを細分化整理し、問題点と課題を以下のように再度、整理しました。
1) 問題点
堤防構築のための大量の土砂運搬は既存公共道路を利用せざるを得なく、大量台数の大型ダンプ走行に伴う安全走行確保、交通渋滞の発生、騒音、振動、粉塵等生活環境面に対する地域住民からの苦情等の発生懸念が、事業円滑遂行上の問題点でした。
2) 技術的課題
上記問題点に対し、以下の技術的課題を解決する必要がありました。
・立地条件的に既存河川の高水敷を工事用道路とした場合、既存公共道路を利用する区間が制限され、沿道対策や環境側面的苦情は抑制、軽減できる。但し、運搬コストと施工が効率的で有利な土砂運搬ルートを計画、立案する必要があること。
・高水敷は軟弱地盤層の区間が存在し、工事用道路として利用するに対し地盤補強や地盤改良等対策が必要であること。
・高水敷に現存する既設河川堤防に接続する水路、樋門、支線河川合流点における構造物等による通行遮断箇所への通行確保対策を立案すること。
・高水敷通行に伴うトラフィカビリチィ確保のための養生用敷鉄板リース材料に対する地域市場調査と大量確保のための事前準備、工事進捗に即した敷鉄板流用及び転用について、綿密な工程計画を立案すること。
3. ワンツ-マンによる補強
上記について再度ローリングを行い、どのようなことを具体に調査、分析し、その結果をどのような手法で評価し、その一連作業で独自の視点や工夫した点について改めて掘り下げて考え、Q&Aに落とし込むこむことをアドバイスしました。 その上で、ワンツ-マンによりQ&A表作成及びその添削指導を合わせて行い、願書の言及不足を補う準備対策を行いました。
4. 数回の模擬口頭試験
模擬口頭試験は前述した理由等もあり、彼については数回、厳しめの模擬口頭試験を行い、口頭試問に慣れることにより、補強対策を準備できたことに対し、本人の自信につなげてもらうことにしました。
5.挽回達成
口頭試験後、彼からすぐ電話連絡があり、「心配していたような突っ込み」「いじわるな質問」はなく無事完了しましたとの報告でした。正直なところ、安堵の気持ちでいっぱいでした。翌年、結果発表があり、彼は念願であった「技術士」になることができました。 彼の合格は、口頭試験に向け願書内容の準備対策による補強であったと確信しています。体験記述の内容、筆記試験の出来栄え、不安要素が仮にあったとした場合、事前に補強対策を行えば、すでに筆記試験は通過しているので、自信をもって口頭試問に臨むことができると思います。どうぞ、そのような不安のある方は今から万全な準備を行いましょう。 次回は、「完璧な回答すぎで、心配な受験者」の例をご紹介したいと思います。(以上)
2025年11月01日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「問題解決能力:簡潔さとアピ-ルが重要な業務説明」
まもなく記述試験の合格発表となります。合格された皆さんが今後、挑む技術士口頭試験において、試問される可能性が高いと思われる以下の7つの重要項目について、準備すべきポイントを、ご紹介します。
【7つの重要項目】
1) 問題解決能力
2) コミュニケ-ション能力
3) リ-ダ-シップとマネジメント
4) リスクマネジメント
5) 継続的な自己研鑽
6) 倫理観・社会的責任
7) 幅広い技術知識
今回は、上記のうち業務説明における1)問題解決能力についてご紹介します。
1. 解決プロセスの明確化
事前提出した記述業務や経歴業務について、技術士の資質として最も重要である問題解決能力を有していることを示すには、解決に至った具体的なプロセスや方法を説明することが重要です。このため以下のステップに従い回答を準備、説明の明確化に留意して下さい。
1) 問題の抽出:現状問題、課題の明確化
2) 情報収集と分析:情報収集とデータ分析に基づく、多面的評価
3) 解決策の立案:複数案の総合的評価と最適案抽出及びその工夫
4) 実施とその評価:実施結果と現時点の評価及び改善の余地、可能性
2.簡潔さが重要
記述業務の説明するに際しては特に、簡潔であることに留意下さい。経歴書に記述した業務内容を今一度掘り下げ、技術士としてふさわしい業務であったことを以下の点について整理、記述不足の場合は補完下さい。
1) 問題の内容
2) 問題解決へのアプロ-チ方法
3) 解決手段と適用技術
4) 結果と得られた成果(コスト削減及び工期短縮、品質改善等)
3.戦略的問題解決能力のアピ-ル
技術士は技術的な基礎知識のほか、創造的に問題を解決できる能力が求められます。従って一般的なアプロ-チ方法に加え、独自で新しい視点に基づく方法を提案したか、それはどのような効果が得られたについて、アピ-ルすることが重要です。このため、戦略的思考に基づいた検討、方策への反映等、独自性であることに対する強調が必要です。
4.リーダ-シップの発揮とコミュニケ-ション
技術士はチームや組織内において指導できる専門家であることが求められます。リーダ―としてのその役割を担うことが前提であり、その実践的経験やチーム体制で問題解決した事例について示す必要があります。このためプロジェクトの遂行方針、方法、利害関係者とのコミュニケ-ション方法についても準備して下さい。
5.現時点での評価と反省
実施した解決策は、成果が挙げられた事以外に、現時点で評価した場合、残された課題や反省点があると思います。このことを冷静に評価し、今後の将来的な技術展望、発展性、改善方法等の認識に立脚し、短期、長期の視点から説明できることが大切です。このことは、自己改善能力や新たな問題に対する技術者姿勢のアピ-ルにつなげることができると考えます。
6.業務経歴の設問例
業務経歴の設問例を以下に示しますので、参考にして下さい。
・記載業務に内容について(1~2、2~3分程度)簡単に説明して下さい。
⇒要求時間に応じたバージョンを準備下さい。
・記載業務に関し、補足すべき事項があれば、説明して下さい。
⇒記載業務は字数が制限されているので、不足部分は補完下さい。
・記載業務で特にアピ-ルしたい点は、どこですか。
⇒できれば、独自性があることを強調したいです。
・記載業務で経験した結果は、現在の業務にどのように活かしていますか。
⇒反省点等を実践的に活かしていることを説明下さい。
・技術士としてふさわしいと思う他の業務はありますか。
⇒必ず、準備しておいて下さい。
・社内の体制とあなたの役割について説明して下さい。
⇒特に、若手技術者が質問されやすい内容と思います。日常業務で主導的立場で業務にあたっていることを意識して回答下さい。
次回は技術士に資質として不可欠であるコミュニケ-ション能力に対する準備ポイントについてご紹介したいと思います。(以上)
2025年11月22日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「相反する課題への対応:リスクマネジメント」
受験者諸氏は口頭試験に向け、準備されていることと思います。今回はコンピテンシ-の項目として、質問が予想される「リスクマネジメント」についてご紹介したいと思います。
1. 基本プロセス
まず、リスクマネジメントとはどういうことかを、理解認識することが必要です。リスクマネジメントとは、将来起こりうる不確実な出来事(リスク)を特定し、それがもたらす悪影響を最小限に抑えるための体系的な取り組みのことです。従って、企業活動やプロジェクト運営などの多様な分野で重要な管理手法です。リスクマネジメントの基本的なステップは以下により構成されます。
1) リスクの特定(潜在リスクの洗い出し)
2) リスクの分析(発生の可能性とその影響の大きさの評価)
3) 対応策の立案(実現できる対応策の検討)
4) 対応策の実施(実施計画と必要資源の準備)
5)モニタリング、フィ-ドバック(定期監視とPDCA)
2. 口頭試験での対応
1) 実施体験
いつ、どこで、どんな場面で実施したかを具体的に上記に示したプロセスに基づき、簡潔に整理しましょう。
2) 倫理・社会的責任
「リスクマネジメントとして、どのようなことを実施していますか?」に対して、例えば、法令改正のリスクに備えた「社内コンプライアンス教育」の実施など、公衆の安全、環境保全、法令遵守などへの配慮等の継続がイメ-ジしやすいと思います。
3) チ-ムマネジメント
リスクマネジメントは企業やチームプロジェクトとのかかわりが必須です。社内関係部署、外部業者、関係者間の連携・協力が重要となります。定期、継続的レビュ-会議を利用、チーム運営を行っていることを示すと良いと思います。
4) 業務説明ポイント
経験業務の説明では、想定されたリスクに対し、その影響度の評価から、具体的にどんな対策を計画的に実施し、その進捗管理方法、是正、成果をわかり易く説明すると良いでしょう。日常業務で行っていることをPDCAサイクルに基づき実践し、移行改善につなげていることポイントよく説明して下さい。
5) アピ-ルポイント
口頭試験では多くを説明する時間はありませんが、説明時のキーワ-ドとして以下を組み入れることで、見識のアピ-ルにつながると思います。
・リスクマトリックスによる特定
・定性、定量評価
・実施可能な最善策(回避、軽減、代替、受容)
・コンプライアンスと利害関係者との調整
・相反する課題に対する対応
3. 質問事例
自分の経験業務として、行っていること、考えていること示すと良いでしょう。 そのため、設問を想定した2~3事例を準備されることをおすすめします。
・あなたの業務でリスクマネジメントの考え方を教えて下さい。
⇒リスクが発生する事象や要因や場面を普段から認識し、定期的に見直しすることと考えます。
・日常業務で発生が想定されるリスクにはどんなものがありますか (技術的・経済的・社会的・環境的・運用的リスク等)
⇒ミス、事故、コミュニケ-ション不足、社会情勢への対応等があげられます。
・それらに対する対応策はどんな方法がありますか。
⇒特定、方策、監視、改善、フィ-ドバックのスパイラル活動をシステムとして継続することだと考えます。
・リスク対応策の有効性はどのように確認しますか。
⇒社内外からの情報収集に基づく、客観評価やクライアント等へのアンケ-トが挙げられると思います。
・また、見直しはどのように決定しますか。
⇒定期的に期間を定め、PDCAサイクルによるチェックを行います。
・リスクマネジメントと品質・安全・コスト管理との関係はどう評価すべき?
⇒どれも重要なことですが、均衡が図られ最大限の成果を上げることだと思います。
・不確実性の高い事項は、リスクマネジメントとしてどう対処すべきですか
⇒難しい問題です。但し、リスクが必ず起こりうる観点から、その対応について普段から意識、場合によっては想定訓練を行うことも重要と考えます。
・リスクマネジメントにおける技術者の倫理的責任とは何でしょうか?
⇒想定されるリスクに対する認識と技術者として取るべき規範行動と思います。
受験者の皆さんには模擬面接等を実施、口頭試問対応力向上に向け準備されることを期待します。次回は継続研鑽について、ご紹介したいと思います。(以上)
2025年12月13日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「感動の自分ドキュメンタリ-を残そう!」
受験者の方々においては、いよいよ口頭試験が始まり、緊張が高ぶる状況と推察いたします。一方、すでに終了された方々は、極端な言い方ではありますが脱力感か放心状態ではと推察します。今回は、口頭試験の「再現記録」を残すことの有用性について以下にご紹介したいと思います。
1.再現の有用性
口頭試験の「再現」は、試験終了後に質問内容、自分の回答、試験官の反応などを思い出して記録することであり、その目的は次のとおりと考えます。
1) 自己分析:弱点、改善点の明確化
・うまく、答えられた質問は何か。
・どの質問にうまく答えられなかったか、どう回答すればよかったのか。
・どの部分で面接官が、深掘りしてきたか。
・試験官の反応、表情はどうだったか。
2) 次回の受験の準備
・万が一、不合格となった場合でも、再現記録があれば次回の準備に対し、有効な資料となる。
・「どのような切り口で質問されたか」「面接官の関心はどこにあったか」を認識することで、再現性の高い準備対策準備となる。
3) 情報共有
・再現記録は他の受験者との情報共有や技術士会、社内講習会での指導に役立つ。
・後進受験者へ有益な資料となる。
2.再現のタイミング
再現は記憶が鮮明な試験当日から翌日頃まで、できるだけ早期に実施下さい。時間が経過するほど記憶は薄れ、質問に対する回答や、やり取りのニュアンスを忘れてしまいますので、タイミングを逸しないことが大切です。
3.再現の作成ポイント
再現は、以下のポイントを整理すると良いと思います。
・日時・試験会場:
・専門分野、選択科目:
・面接官人数:雰囲気、職業(大学関係?行政?民間?)
・主な質問内容:業務経歴、願書に記載した詳細業務、コンピテンシ-、倫理等
・自身の回答:要点ベースで簡潔に記録
・試験官の反応:うなずき、掘り下げ質問、反対意見の提示、無反応
・感想、反省点:長すぎた回答、的外れの回答、具体例の提示不足、準備不足箇所 、万一、次回に備えるとした場合の補強点
4.情報共有上の留意点
再現記録を情報共有する場合は以下の点に配慮、留意下さい。
・再現記録はあくまで個人的な記録として残し、公表する場合は守秘義務や個人情報に十分注意して下さい。
・特に「具体的な質問文の公開」は、技術士制度の公平性の観点から慎重な取り扱いに留意下さい。
・受験者の心理状況が、回答に現れやすいです。これを文字で表現・記録することは実に難しいです。従って、「口頭試験の場の雰囲気」「ニュアンス」「試験官とのコミュニケ-ション、やり取りのテンポ」など、自分の心情も踏まえると自己採点の重要な要素となります。
5.自分史ドキュメンタリ-
私もこれまで口頭の結果は全て、記録を再現しました。今でも記録は残してあります。時々見返した時、その時のことが鮮明に思い出されます。試験会場、下見、控室、試験官のスーツの色、表情等、記憶は、その緊張や受けた衝撃の強さの表れとも言われ、長期記憶として脳に刻まれ、忘れることはないかもしれません。
これは余談ですが、自分の行動履歴として、自宅から試験会場、控室の様子、ドアノック、面接スタ-ト、試験官のまなざし、終了、帰路の街の風景等、受験者諸氏の高ぶる感情と併せて回想・記録すると「自分史ドキュメンタリ-」となります。合格後、懐かしく回想することができます。感動の口頭試験を思い起こして下さい。
まもなく新年を迎えます。次回は令和8年受験に向けた目標スケジュ-ルの設定と受験に対する新たな決意について、ご紹介したいと思います。(以上)
2025年12月20日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「合格するスケジュ-ル!」
技術士二次試験(筆記・口頭試験)に向けては、来年1月からの準備を体系的に進めることが合格の第一歩です。何よりも積極的な挑戦以外に合格はありません。以下に私なりに考える来年1月から試験本番(例年7月頃)までの合格する具体的なロードマップ、準備の進め方を、受験者諸氏にご紹介したいと思います。学習スケジュ-ル計画のヒントや参考にしていただけると幸いです。
1.全体スケジュ-ル計画(案)
◆1月:技術士制度、専門分野の過去問題
まず、「絶対、合格する。」受験動機の確立と強い信念を抱きましょう。合格後の自分をイメ-ジ、努力を惜しまないことに対し、自己宣言しましょう。 今一度、技術士試験の全体像をつかみ、自分の専門分野を明確化にして下さい。その上で試験制度や過去問の出題傾向を把握しましょう。
◆2月:業務の棚卸し
自身の技術士とふさわしいと思う業務を掘り起こし、業務経歴書を準備、書き出しましょう。この際、「技術士観」すなわち技術士とはどうあるべきかを自己イメ-ジを確立して下さい。自分が経験した「代表的業務」から、「課題⇒対応⇒成果⇒波及効果⇒反省⇒展望」を整理、棚卸しましょう。
◆3月:分析及び準備答案に構想
専門分野においても、自身が得意な分野、そうではない分野など必ずあると思います。必須科目・選択科目毎に過去問及び自己分析を行い、準備する想定問題を抽出して下さい。この際、私の経験から、答案に何を書くか、ノートやパソコンへ解答文キーワ-ドのメモを作成しましょう。記述することにより、実際に書く訓練の定着を図りましょう。
◆4月:ロジカルライティング
用意した解答文メモに従い、解答文を1つ1つ作成して行きましょう。とにかく準備解答文の数を増やして下さい。重要なことは「ロジカルライティング」です。論理的思考に基づき、わかり易く表現する自分の「文章スタイル」作りましょう。 書き終えた解答文は周囲の先輩技術士や知人から添削を受けて下さい。自分の書く文章は一人よがりになりがちです。客観的評価はとても重要であり、新たな気づきにつながります。また、願書提出の準備に備え、是非、願書の添削指導を受け、修正、口頭試験も視野した準備を、万全にしましょう。
◆5月:添削&ブラッシュアップ
ゴールデンウイーク等を利用し、添削を受けた準備解答文を書き直し、さらにブラッシュアップした準備解答文へと仕上げて行きましょう。勉強会や講習会等あれば積極的に参加し、周囲等からの影響を自分へ取り込むことを実践下さい。 また、自身の専門分野の学会誌、専門誌に目を通し、重要なキーワ-ドを拾い上げ、最新の施策や技術動向について、準備解答文へ反映できるものを織り込んで行きましょう。
◆6月:実践能力の向上
6月は実践練習に努めて下さい。本番を想定し、時間内に書き上げることを継続的に訓練して下さい。1枚書くのに要する時間も体得下さい。1日、1解答文を書くぐらいのぺ-スで書き上げ、実践的能力を鍛錬下さい。書き上げたら自己添削、先輩技術士による添削を繰り返し、この1文字があるかどうかで意味が伝わるかどうか、「一文一意」で、シンプルで、わかり易い文章を書くことを徹底下さい。
◆7月:最終仕上げ
これまで準備の最終整理と重要キーワ-ドを再確認、3分割骨子法などにより、想定に対しどのように記述するか、不得意な分野でも、どの視点なら書き続けることができるかについて、イメ-ジトレ-ニングを繰り返して下さい。
2.合格は準備解答文にある。
技術士試験に合格することは、そう簡単ではありません、但し、準備をすれば必ず合格できる試験であると、私は考えています。なぜなら、その理由は以下にあると思います。
・不合格の解答文は、棄権若しくは設問に対し、要求制限字数が埋まっていない。
・事前準備が不十分であり、設問に対する論述が的確でなく、的外れになっている。
・記述文章が冗長、試験官が理解しにくい内容である。 ・試験官は解答文を斜め読みで大筋の内容を把握、合否を判断、不合格の場合はじっくり読んでもらえていない。
・現在の技術トレンド等のキーワ-ドや、技術見識が表現されていない。
とにかく、準備解答文をたくさん多く作成し、そして書き直し、洗練された文章に仕上げて行けば、必ず、合格できると考えます。
3.技術士は記述士
よく言われることですが、技術士試験は書く試験です。要求される設問に対し解答を記述能力を有する人でなければなりません。とにかく解答文を書くこと、重要なポイントを活かし、添削、不要な部分をそぎ落とし、読みやすい文章であることをアピ-ルできることを目指しましょう。 受験者諸氏の来年に向けた技術士試験挑戦への自己宣言と、自己研鑽と努力継続に期待しています。どうか、夢かなう新年になることをお祈り申し上げます。良いお年を。(以上)
2026年01月03日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「難易度高い技術士に挑戦する!」
皆さま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今回は年頭にあたり、受験に向け決意を新たに、スタ-トをきる意味で、「何故、難易度高い技術士試験を目指すか?」その動機の明確化と挑戦への覚悟について、ご紹介したいと思います。 技術士試験の合格は私の経験からも、そう簡単なものではありません。合格するためには強い動機、熱い情熱、揺るぎない信念が必要です。
1. 技術士試験の難易度(合格率)
技術士試験は、我が国で最高位の技術者国家資格と言われています。「高度な専門知識+実務経験+倫理感」を備えた人物として、国家から認定された人のみに与えられる資格です。 部門に差はありますがこれまでの実績及びその傾向から、最終合格率は約10%前後と低く、非常に難易度が高い試験と言えるでしょう。筆記、面接を総合して受験者の10人に1人程度しか最終合格できない極めて厳しい試験です。
2. 技術士の価値
では、その難易度が高い試験に合格した技術士の価値は、どこにあるでしょう。私自身は以下のように考えています。
・技術者の「信用力」:この資格は国から「一流の技術者」と認められた証である。
・キャリアの押し上げ:昇進、管理職、技術責任者への登用、技術コンサルとして独立、開業等活躍の舞台が広がる。
・年収・待遇:技術士手当(月数万円)が出る企業が多く、年収が上昇する。
・実務能力の証明資格:試験は筆記+論文+口頭試験であり、実務能力を証明できる。
・生涯継続する資格:更新が不要、定年後も生涯に渡り、資格者として継続が可能である。
3. 正直なデメリット
一方、デメリットとして考えられることとして、以下が挙げられると思います。
・受験者の多くは社会人であり、一定の実務経験が必要であり、合格までに時間を要する。
・短期的には、劇的な収入アップにつながらない場合もある。
・難易度が高く、 合格者総数が未だ多くなく、社会的認識度が向上していない。
4. 技術士制度と役割
ここで今さらですが、技術士制度とその役割をおさらいしておきましょう。 技術士とは、「高度な専門技術を有し、公益を守りながら技術的課題を解決する国家資格」 として法律(技術士法)で規定された技術者です。その役割は技術士法(技術士法第2条)により、以下のように定められています。
・高度な専門知識の活用
・独立した立場での計画
・研究・設計・分析等 ・技術者倫理に基づき、社会の安全
・福祉の確保
・「自律」「責任」「倫理」「社会貢献」及び継続した自己研鑽
5.試験合格は受験動機にあり。
私は合格までに10年間も要した不出来な受験者でした。一方、その経験から技術士に合格することへの情熱の維持こそが、その根源であったと思っています。 また、技術士試験合格は、その受験動機にあると思います。重要なことは「技術士」に対する熱い情熱(パッション)を抱くことであると申し上げたい。受験者諸氏は本年の念頭にあたり、以下のような強い受験動機を抱いて下さい。
1) 専門性を客観的に証明する。
・自分の専門技術分野の客観的証明
・クライアント、社内上司、同僚、取引先からの信頼性の向上
・技術提案書、コンサル案件、自治体業務等での資格要件
・キャリアアップ、業務成果や質の向上
2)技術で社会貢献する。
・災害、インフラ老朽化、環境問題など社会課題へ対応
・技術者が果たす役割の認識と領域の拡大
・専門技術による社会還元
3) 自律した技術者活動を展開する。
・自ら行動する技術者 ・技術の正当性の主張と、経験と知識に基づく判断 ・社会ニーズに対する技術活用による提案
4)自己成長及び専門性を探求する。
・試験準備による論理的思考、課題整理、文書力の向上と自律学習
・専門技術の体系的習得、最新技術の研鑽
・問題解決能力の向上
・学びに対する価値観の醸造
・自分が抱く豊かさの実現
6.チャレンジこそが、成功の入り口
例え、受験を決意しても、その後の努力継続がなければ、まず合格することは不可能と考えます。自分なりに試行錯誤を繰り返し、記述方法や技術士として備えなければならない素養を自らの研鑽により、体得することが重要です。 それはすなわち自分自身に対するチャレンジに他なりません。今までの自分をさらに強靭な体力へと変革させて行くことが、成功の入り口と考えます。 どうぞ皆様、念頭にあたり心新たに、強い動機の基に、難易度高い技術士試験への挑戦を決意しましょう。 次回は合格への夢を実現する記述テクについて、ご紹介したいと思います。(以上)
2017年08月09日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士の2次試験は時代とともにどのような変化を遂げてきたのでしょうか?
公開されている統計データより振り返ってみます。
過去を振り返ることで、これからの対策を考えることができます。
昭和33年~43年
技術士二次試験の創成期と言える時代です。この時の受験者数は1300人から2000人程度と今と比べて受験者数も非常に少ないです。合格率も60%を超えている年もあり、受験者の半数以上が技術士となっていた時代です。
しかし、まだ大卒の人も少なく、日常の業務で高度な技術を必要とする業務が少ない時代ですので、この受験者数は納得できるものです。
昭和44年~昭和53年
年々受験者数が増加して、昭和52年には5000人を超えております。
最初の頃と比べると受験者数が増えてきたと言えますが、まだ現在のような受験者数ではありません。
この頃になると、合格率も下がってきて20%台まで落ち込んでいます。受験を行う人が増えると合格率も低下してくることが分かります。
昭和54年~平成元年
昭和61年には受験者数が1万人を突破しました。しかし、それと反比例するように合格率は10%台まで低下します。ここまで来ると技術士資格の知名度も上がってきているものと言えます。また、難関資格であることも同時に世間的に知られるようになってきます。
平成2年~平成12年
受験者数が徐々に増え続け、平成12年には4万人に迫る勢いです。合格率は10%を切って安定するようになります。合格率一桁台の取得が難しい資格となります。
平成13年~
平成13年からは、より幅広い技術分野での技術士の育成を目的とした総合技術管理部門の技術士資格の試験が始まりました。この場合、一度一つの部門で技術士となって人が受験するため、受験までのハードルも高くなります。
しかし、ここにきて、合格率が一桁台だったのですが20%を超える年も出ております。その後は10%台後半を推移し、現在に至っております。
ここから言えることは、一昔前の技術士よりは今の方が易しいと言えるのではないでしょうか?
他の資格でも言えることですが、難しすぎる資格というのは、実践ではあまり出てこないような部分が出題範囲となるため、資格取得の勉強と実務がリンクしないという状況が出てきます。
技術士はその反省を踏まえて、適度な難易度に調整されていると言えるでしょう。
2017年08月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 13
早朝、夜、仕事の合間に技術士試験に向けて勉強している人は少なくないでしょう。ですが、どんなに試験に向けて意欲が高くても、仕事の疲れで予定どおりに学習が進まないこともあるはずです。週末に勉強時間が偏ってしまったり、試験直前に慌ただしい思いをしたりした苦い経験は誰にでもあるでしょう。
学習プランがうまく管理できず、苦しんでいる人に知っておいてほしい心理学の研究で発見された現象があります。それが「分散効果」です。「心理学の研究で発見された」と聞くと、さぞ一大事のような響きがありますが、学校の成績が良かったり試験勉強が得意だったりする人には当たり前のことです。同じ9時間を勉強にあてるなら、1日で9時間の勉強をするより、3時間で3回に分ける、1時間で9回に分けるとした方が学習効果が高いということです。
復習するリズムについては「エビングハウスの忘却曲線」が有名ですが、パソコンやアプリでも復習リズムを管理してくれます。学習管理アプリの走りとなったのがピョートル・ウォズニアックという学習について研究している人が公開した「スーパーメモ」でした。最初の学習から2回目の復習までの期間を1日から1週間程度あけることで、学習内容が定着するとしています。
では、時間がどうにも作れず、一夜漬けになってしまった場合はどうでしょうか。「一夜漬けなんてしたって当日の試験には効果がない」と言われたこともあるでしょう。ですが、一夜漬けをしても記憶に定着はします。1日後、1週間後に復習すると前回の学習内容を覚えているので当然です。ですが、一夜漬けして試験に臨む、合格したとしても復習しなければ学習内容はすっかり忘れてしまいます。
技術士試験に合格するために一夜漬けが必要な場合もあるでしょう。ですが、学習内容を忘れてしまっては実務で役立ちません。適度に復習することで、記憶を補強していきましょう。
2017年10月09日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 13
10月8日に平成29年度の技術士第一次試験が実施されました。
受験された皆様、お疲れ様でした。
今回の第一次試験を無事にクリアして、第二次試験(技術士)に挑む方へのメッセージです。
まず、受験要件を満たす方は、平成30年度の第二次試験を必ず受験するようにしましょう。
第二次試験の試験制度変更について検討されていましたが、とりあえず平成30年度は従来と同じ形で実施されます。
早ければ平成31年度(元号が変わる予定ですので平成30年度の次の年度と捉えてください)に試験制度が変更になるのであれば、そこから受験しようという考えは厳禁です。
現行の試験制度は平成25年度から実施されています。つまり5年間の実績があるわけですから、どのような傾向で出題されるのかが明確になっています。それだけ試験の準備がやりやすいということです。
仮に平成31年度に試験制度が変更されたら、新制度で最初の試験になるわけですからどのような形で出題されるのか、はっきりしたことは試験を受けるまではわかりません。
試験対策を立てやすい来年度に受験をしましょう。
次に第二次試験受験の準備を早速始めましょう。
まだまだ先、と思っていたら色々と予期しない予定が入って結局準備が不十分なままで受験した、という方は非常に多いです。
まずはこれまでの業務の棚卸をして、受験する部門と科目を決めましょう。せっかく第二次試験の筆記をクリアしても、口頭試験で「部門(科目)違い」と判断されて不合格となる方が毎年います。自分の経歴は受験する(したい)部門や科目に適しているのかを、確認することが受験準備のスタートです。
*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年11月06日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 13

(以下は例年の状況であって、今年は違う形式かもしれませんのでご注意願います。)
試験会場は多くの受験者は渋谷フォーラムエイトです。
フォーラムエイトの建物の中に入ると手前と奥にエレベーターが見えます。(他のイベントと重なると人だらけで混乱します)
どちらでも良いのでエレベーターに乗り、7階で降りてください。(たしか11階以上に行きたい場合はどちらかに乗らなくてはいけません)
降りるとおそらく、エレベーターの前に女性が立っていると思います。
「技術士試験の方ですか?受付はこちらです」
と声をかけてくれ、受付に案内してくれます。
受付は廊下の一角にテーブルが置いてあり、そこに女性が2人座っています。
「合格通知書を見せてください」
と言われるので差し出すと、受験番号を確認し、会場案内図(注意事項も記載)に自分の試験室や試験時間、控え室が書いてあるシール(受験生一人ひとり内容が違うのでシールで対応)を貼って渡してくれます。
そして、控え室のある6階のオリオンホールへ行くように指示されます。(控え室待機は強制ではありません。一旦外に出て時間をつぶしてもOKです)
試験開始時刻5分前までに、試験室前のイスで待機します。
前の受験者がいれば、この頃に試験室から退出してきます。
(前の受験者がいなければ突然でびっくりしますが)予定時間がくると試験室のドアが開き、試験官が「○○さんですか?どうぞお入りください」と言われます。
ドアを開け入室すると、奥のほうにテーブルがあり、そこに試験官が2~3名座っています。(ドアを開けて声をかけてくれた試験官はイスに戻っているところかと思います)
テーブルの2~3m前にはイスが2つ置かれ、1つは自分が座るもの、もう一つは荷物を置く用であり、90度横向きに置かれています。
イスのほうに向かい横に立つと、試験官から「荷物を横のイスに置いてください。受験番号と名前をお願いします」と言われるので
「受験番号○○の○○です。よろしくお願いします」と答え一礼すると、試験官が「お座りください」と言いますので、「失礼します」と言って着席します。
そして運命の口頭試験が始まります。(試験室内は時計、ホワイトボードの有無が様々です。)
終了時間がくると(試験官が満足または不合格の見切りをつけると)
「それでは以上で終わります。お疲れ様でした」と言うので
立ち上がり「ありがとうございました」と言って一礼。
荷物を持ってドアに向かい「失礼しました。」でドアを開け退出時に一礼してドアを閉めます。これで自由です。
試験室前には次の受験生がいるかもしれません。
会釈なり軽く声を掛けるのもOKかと思います。
こうして長い時間を費やした試験は一瞬にして終わります。
2018年01月11日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士を目指している皆さん、日々勉強していますか?
日々の勉強もいいですが、息抜きも重要です。勉強が続くとストレスなども溜まってきます。上手にストレスを解消し、継続的な勉強を続けることが合格へ続く道になります。
勉強の合間にできる気分転換を上げてみました。
散歩をして、小さなことに気が付く
散歩、特に早朝などは自宅の近くでも別の顔を見せることがあります。あれ、こんなところにこんな建物があったかな? こんな花が咲いている、などと普段気が付かないことに気づくことができ、ちょっと暖かい気持ちになれます。
散歩はちょっとした気分転換にもってこいと言えます。少し勉強がはかどらないと感じたら少し外を歩いてみることをお勧めします。
軽い運動
部屋の中でできるものから、自宅周辺での軽いランニングなど、勉強の合間に体を動かすと脳が活性化し、勉強にも集中することができます。このときに注意しなければならないことは、疲れるような激しい運動をしてしまうと勉強に戻ることができなくなってしまうということです。
ちょっと息が上がるかなというぐらいが丁度よい運動の目安です。
喫茶店に行く
勉強などができるような喫茶店やコーヒーショップなどで勉強をすると、周囲にも同じように勉強や仕事をしている人が多く、勉強に集中することができます。また、普段とは異なる環境に行くことで、様々な人を見かけることができます。他の資格の試験勉強や学生など様々な立場で頑張る人と同じ環境で自分は技術士試験を頑張るんだと再確認することができます。
自習室を利用する
喫茶店と同じような内容ではありますが、どうしても集中したいという人には有料の自習室の利用をお勧めします。
時間を決めて、この時間はどんなことがあっても集中するんだという決意をもって利用することができます。自宅だとどうしても集中できない、という人のための施設と言えるでしょう。
お金を出して一定時間そこを利用するということも集中することに一役買っています。
お金を出して利用するからには元を取らなければなりません。それは即ち技術士試験合格となります。
集中する方法は様々ですが、普段勉強している環境を変えてみる、少し別のことを行ってみるというのも勉強がはかどる仕掛けと言えるでしょう。
2018年02月23日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 13
先の「第二次試験受験を決めたら、まずやること(第1回:業務の棚卸)」に書いたように、
「業務内容の詳細」には、受験する部門・科目に関する、応用能力・課題解決能力があることを
書く必要があります。
技術士第二次試験を受験される皆さんは、今までいろんなプロジェクトに参画して来られたことと思います。
さて、では、その多くのプロジェクトの中から、どのプロジェクトを選ぶべきでしょうか。
「受注金額の大きいプロジェクト」でしょうか?
「公共施設的プロジェクト」でしょうか?
筆記試験に合格した際には、この「業務内容の詳細」に書いたプロジェクトについていろいろ聞かれますので、
応用能力・課題解決能力があることを説明しやすいプロジェクトを選びたいところです。
試験官が聞きたいのは、「プロジェクトの成果品」についてではなく、そのプロジェクトに皆さんがどのように関わったか、
皆さんが技術者個人としてそのプロジェクトでどのように応用能力・課題解決能力を発揮したかが聞きたいのです。
受注金額が小さくても、皆さんの創意工夫が成果として表れているプロジェクトについて書くのが良いと思います。
実際に、いろいろ苦労して、いろいろ考えて、その結果成功した、多分、皆さんの一番思い入れのあるプロジェクトに
ついて書くのが良いと思います。
皆さんの、一番印象深いプロジェクトは何でしょう?
2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 13
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅢ-1に関する記述です。
Ⅲ-1はICTの活用に関する問題でした。
i-Constructionは課題解決論文の「本命テーマ」といっても過言ではありませんので、取り組みやすいテーマ
だったと思います。
ただし、具体的な事例や効果の説明を求められているので、表面的な知識だけでは書ききることが難しかった
はずです。
一般論ではなく、河川、砂防及び海岸・海洋分野での具体例や、自然災害対応と言った部分に踏み込んだ記述
ができたかどうかがポイントとなります。
問われているのは以下の3点です。
①ICT活用で実用化された技術を2つ挙げて、それぞれ具体的な活用事例と具体的な効果
②自然災害を踏まえて、被害軽減や管理高度化の観点からICT活用で対応できる課題を2つ
③2つの課題に対して、ICTを活用した新技術開発あるいは既存技術応用の視点で対応策を提案
3つのうち、②と③は関連していますが、①に関しては単独の問いと考えて良さそうです。
まず①についてです。
既に実用化されている技術を挙げる必要があります。また、「河川、砂防及び海岸・海洋の分野において」
という問題文ですから、ICT土工等を取り上げるにしても一般論ではなくて、「河川堤防におけるUAVを
利用した起工測量」のように、専門分野における具体的な事例が必要です。
具体的効果については、日数の短縮やコストの縮減等が定量的に示されていると説得力が増します。
次に②についてです。
「自然災害を踏まえて」とありますから、津波、河川氾濫、土砂災害のように、具体的な災害を挙げると
具体性が増すはずです。
例えば河川氾濫であれば、長大な堤防沿いの点検をいかにして短時間かつ詳細に実施するか、というような
課題はICTの活用で対応策を考えられるはずです。
最後に③についてです。
②で挙げた2つの課題それぞれについて、ICTを活用した対応策を述べます。堤防の点検であれば、UAVで
得たオルソ画像の三次元化であるとか、UAVによるハイビジョンカメラ撮影等が考えられます。
「新技術開発あるいは既存技術応用の視点で」という問題文ですから、新技術開発・既存技術応用のうち
いずれなのか明確にすることも必要です。
といっても対応策が具体的であれば、おのずと新技術開発・既存技術応用いずれなのかはわかるはずなので、
結局はどれだけ具体的な対応策になっているか、に尽きると考えます。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年07月30日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 13
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅡ-1-4に関する記述です。
Ⅱ-1-4は海岸・海洋に関する問題で、人工リーフについて問う内容です。
人工リーフについては、「人工リーフの設計の手引き(改訂版)」(以下、『手引き』とします)の一部改訂が
平成29年6月に行われていますので、その内容を踏まえた記述となっていることが必要です。
問われているのは以下の3点です。
①人工リーフの設置の目的を2つ
②離岸堤と比較した場合の特徴を1つ
③波浪の作用に対して人工リーフの構造上の安全性を確保するための「設計」及び「点検」の際の留意点をそれぞれ1つ
まず①についてです。
人工リーフの設置の目的は、防災目的と海岸利用や環境改善に大別されます。
防災目的としては、
・うちあげ高、越波量、あるいは飛沫量を減少させる
・沿岸漂砂量を減少させる
・人工リーフの岸側に砂を堆砂させて汀線を前進させる
・人工リーフの岸側の砂が沖向きに流出するのを防止する
ことが挙げられます。
海岸利用や環境改善に関しては、
・静穏な海域をつくり利用を促進する
・人工リーフによる岸向き流れの発生を利用して水質の改善を図る
・人工磯と同様に魚礁効果を発揮させる
ことが挙げられます。
これらのうち、2つが記述できていれば題意を満たした内容となります。
次に②についてです。
離岸堤は、『海岸背後にある人命、資産を高潮及び波浪から防護すること若しくは海岸侵食の防止、軽減及び海浜
の安定化を図ること又はその両方を目的とし、汀線の沖側に設置される天端高が海面よりも高い海岸保全施設』です。
人工リーフは、『海岸背後にある人命、資産を高潮及び波浪から防護すること若しくは海岸侵食の防止、軽減及び海浜
の安定化を図ること又はその両方を目的とし、汀線の沖側に設置される天端高が海面よりも低い海岸保全施設』です。
ここでは「離岸堤と比較した場合の特徴」が求められていますから、天端高が海面よりも高いのが離岸堤で、低いのが
人工リーフという記述が必要です。
最後に③についてです。
設計時の留意点については、『手引き』の改訂内容を踏まえるのであれば、被覆工の被覆材質量の算定方法を取り上げて、
国総研のマニュアルに従って実施する等の内容が考えられます。
点検に関しては、今回の『手引き』改訂で新たに加わった章です。点検の時期、点検の視点、点検方法、被災後の原因調査
と結果の反映、標識灯被災への対応の工夫、の5節がありますので、この中から1つについて留意点を述べていれば題意を
満たした内容となります。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年11月24日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士 農業部門の概要
美味しい野菜果物や肉を生産するためには、野菜の育て方や家畜の飼い方など、その分野の専門的な知識と技術が必要です。
現在、農業従事者が減ってきているとはいえ、人間は食べなければ生きていけないため、農業や畜産の分野の需要が途絶えるということはありません。
そんな農業の専門技術を扱う技術士部門が技術士農業部門です。
専門分野も牛や豚などの家畜の扱いを問う畜産、農薬や肥料の専門技術を扱う農芸化学、農業用水など農業に関する土木工事の農業土木、養蚕や農業全般を扱う農業及び蚕糸、農業に関する行政などを扱う農村地域計画、農業と自然との共生を考える農村環境、植物保護などがあります。
他の部門と比べても、専門分野が多岐に渡っているのが特徴です。
技術士 農業部門取得後の活躍
技術士として最も大きな需要があるのが農業用水の工事などを行う農業土木ですが、農業系のコンサル会社などで、灌漑用水の計画などを自治体などから設計コンサルを受注するような目的で取得します。
また、営林局などで林業の管理や肥料メーカーなどの工場で肥料の配合の研究開発などがあげられます。
農業は、TPP加盟などにより、今大きな転換期を迎えています。より品質の高い農産物を海外へも売り込むことも予想できますので、農業分野の技術革新が求められています。
技術士 農業部門の問題点
現在、農業部門の受験者は農業土木が約8割を占めるような状況となっております。
これは、やはり建設工事の影響で、土木工事のコンサル事業を行うために技術士が必要という流れを汲んでいるものと考えられます。
それ以外の分野では、受験者数も少なく、取得後の活用がなされていないという状況の表れであると言えるでしょう。
農業を行うのに技術士が必ず必要というわけではないということも大きく影響しています。農業でよい製品を作るのには経験が大きな武器になるため、知識だけでは太刀打ちできないというのが大きな理由と言えます。
しかし、経験の先にあるものは今の延長ですが、経験と知識を習得できれば、大きな力となるのは間違いがありません。
知識習得のために農業部門の技術士を取得してもよいのではないかと思います。
2019年01月20日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 13

業務経歴票を作り込む利点は、2つあります。
1つ目は、口頭試験がスムーズに進むことです。
なぜなら、口頭試験では、試験官の手もとに業務経歴票があり、それを参照しながら、質問がなされるためです。
当然に、出来のよいの業務経歴票の場合にはやさしい試問となり、出来の悪い業務経歴票の場合には厳しい試問となります。
2つ目は、業務経歴票の作成作業そのものが、筆記試験の答練になります。
なぜなら、どちらも、「問題解決能力と課題遂行能力」や「技術士に相応しい能力」を試されているためです。
ですから、業務経歴票を十分に作り込むことが、技術士試験に、効果的かつ効率的に合格する秘訣です。
さて、できあがった業務経歴票の原稿の出来不出来を、どのようにチェックするかが悩みのタネになります。
もちろん受験対策会社の添削指導をうけるのが最善です。
経験豊富な講師陣が的確に改善ポイントを指摘するためです。
それができない場合には、『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』を参考にして、点検するとよいでしょう。
とくに、「問題解決」の項を参考に、つぎの6項目を見ていきます。
まず、
〇「業務遂行上直面する複合的な問題」を取り上げているか?
〇その問題を明確にし、調査しているか?
〇その背景に潜在する問題発生要因や制約要因を抽出し、分析しているか?
を確認します。
つぎに、
〇複合的な問題に関して、複数の選択肢を提起しているか?
〇それらを踏まえて、解決策を合理的に提案できているか?
〇そして、改善できたか?
もしも、紙面の関係で、すべての記述しきれない場合には、口頭試験で試験官から質問がくるかもしれないと考え、準備しておくとよいでしょう。
コンピテンシーを意識した業務経歴票の作成が、他の受験生と差をつけるポイントです。
2019年03月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士 環境部門の概要
産業の発展に伴い、地球環境の悪化が大きな問題となりました。
温室効果ガスや酸性雨、大気汚染、森林破壊など工業の発達と同時に多くの自然環境が破壊されてきたことを解決しなければならないという命題が課せられたと言っても過言ではないでしょう。
便利な生活の代償とも言える環境破壊や環境問題を解決することができるのは、その処方箋を出すことができる工業の技術者だけが行えることということができるでしょう。
そんな工業で環境の破壊を止めることができる、保護の方法を検討することができるということで環境問題に関わる技術者の試験といってもいいものが技術士環境部門です。
専門分野は環境保護保全、環境測定、自然環境保全、環境影響評価という四分野となりますが、それぞれの分野に違いは見られないと言えるでしょう。
技術士 環境部門取得後の活躍
環境問題を扱ったコンサル会社などへの就職や転職が挙げられます。
環境問題の検証、評価を行うシンクタンクなどもあり、環境に対する関心は高く、国や地方自治体でも環境負荷の低減を目標に掲げているところもあり、活躍する舞台は大きいと言えるでしょう。
また、大規模事業を運営する際には環境アセスメントを考慮しなければならないという環境省の指針もでているため、ゼネコンなどの建設会社も専門機関に調査を委託するということもあり、今後環境に対する仕事は増加していくものと思われます。
技術士 環境部門の問題点
技術士 環境部門は平成6年に新設された比較的新しい技術部門となります。
環境分野の専門技術者を育成するためのものであり、外部からの需要により新設された背景を持っているため、受験者数も多いのが現状です。
しかし、環境分野だけではまだまだ需要が少ないという事もあり、他の部門と合わせての受験を行っている人も多いようです。
環境に対する配慮は技術者として、これからも考えていかなければいけない内容となりますので、技術士 環境部門について受験を検討してみてはいかがでしょうか?