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「過去問題整理は、技術士試験を制覇する。」

2026年01月31日 作成 / 執筆:アニ-講師

「過去問題整理は、技術士試験を制覇する。」  

 技術士試験の過去問題整理は、自分は何が記述でき、できにくいのかをある程度明確にする線引きとなり、極めて重要な準備作業と思います。とても手が出ない分野や、特に不得意部分は思い切って、捨て去る勇気も場合により必要です。その境界線を見出す作業としても有効な作業と思います。

 今回は過去問題整理の具体的方法と、それが試験合格制覇への近道になることについてご紹介したいと思います。

1. 過去問を一覧表で示す。

 受験予定の技術士試験の過去問題を、以下の項目に沿って、過去10年分程度を次の軸で、年度別に、課題(一般、専門等)一覧表を作成しましょう。Excelやノート等に自分にあった方法で、今後の準備作業も想定し、「並び替え」「色分け」ができるもので追加や削除できる方法により、以下のように年度、分野、設問課題を表に整理しましょう。 ・年度

・分野(例:建設-施工計画なら「施工管理」「施工計画」「○○対策工」「市街地工事」「沿道環境対策」「施工機械」など)

・設問課題(検討すべき事項、施工計画上の留意点、配慮が必要な事項、リスク対策等)

 2. テーマ別に再分類化

 出題傾向がよりわかり易くするために、例えば、建設部門では次のようにテーマ別に並べ替えます。過去に同様な設問がどのぐらいの頻度で出題されているかを一覧表で確認できるようにしましょう。例えば建設部門-施工計画では、以下の分類化はどうでしょう。

 ・対象(:道路、河川、市街地工事、トンネル、ダム、コンクリ-ト、環境、地質地盤等)

・品質管理、工程管理、原価管理、安全管理、沿道対策、施工技術、施工管理 ・関連法規や遵守及び制約事項

・環境保全・SDGs

 ・技術者倫理、社会及び公共福祉

 3.傾向分析の方法

 出題テーマごとに、その出題頻度を分析する。

① ほぼ毎年

 ② 2~3年に1回程度

 ③ 5年に1回程度

 ④ たまに出題等

ランク付けを行い、色分け整理します。ここで、準備が必須な重点問題、次に重要と考えられる課題、最低限キーワ-ドの整理が必要な問題等、ランク付け、準備すべき優先順位を決定、全体的な傾向把握とともに、整理しましょう。 この段階で「どのテーマが今後も出題されそうか」のある程度の予測に役立ちます。整理一覧表は、例えば以下のように色分け、視覚的に得意分野と弱点分野を区分けします。

・赤:毎年出る重要テーマ

・青:理解が不足、努力が必要分野

・緑:得意分野

・黄:全く不得意な分野(思い切って捨る勇気が必要な分野) 

4.準備方策

 1)テンプレ-ト作成:必須科目  

一般課題は社会的情勢を踏まえ、現状の技術的課題や、最重要課題として抽出される理由を根拠立て、整理しておくことが肝要であり、以下のように論述展開しましょう。 

・背景 → 課題 → 対策 → 効果→残る課題や新たなリスク→展望 このためには「自分用の解答テンプレ‐ト」を予め作成、準備しておくことが自身の頭の中の整理に役立つと思います。 よく出題されるテーマはテンプレ-トにより固定化することで、試験本番で迷うことなく記述できると思います。 論述方法では、自分のこれまでの実績や経験に結びつけ、最新の社会的情勢を踏まえることも考慮下さい。

例えば災害、DX、脱酸素、ロボテクス等、「知識」、「説明力」、「自身の経験に基づく経験則」なのかを整理できれば、より説得力あるものになると考えます。  

2)一問一枚カード作成:専門及び選択課題  

 専門課題については、代表的技術の概要と特徴、検討すべき事項、採用上の留意点、施策後のフィ-ドバックの必要性など、より専門的かつ具体的な記述が求められます。 特に専門課題については、分野別にフレ-ム化し、必要なキーワ-ドを盛り込み、体系化整理により、一問一枚のカードを作成するイメ-ジで準備下さい。 何枚ものカードを作成し、頭のなかでそれがクリップで結束された状況にしておくと、本番記述での応用力を発揮する技(テク)と、それを引き出す応用力となります。 選択科目についても必須科目と同様に、課題抽出→解決策→新なリスクと対策について論理的構成に基づき整理しておくことを推奨します。

 5.「書くこと」「修正すること」のくり返し&添削指導

 記述試験の合格には「書くこと」「修正すること」のくり返しが、最もそのスキル能力の習得に重要かつ不可欠と思います。今日書いた解答文を明日、自己添削してみて下さい。完璧と書き終えたつもりでも翌日見た時、修正や削り落としが必要な箇所が必ず見つかります。また、より見識をアピ-ルできる別の表現の仕方の可能性があります。是非、自己添削を試みて、洗練性を追求して下さい。  

 最も重要な点は、第三者視点による添削を受けることです。自分の記述不完全さに必ず気付きます。是非、先輩技術士に添削を受けることが、合格への最短距離と確信しています。次回は、願書に記載する経験業務の棚卸しの重要性についてご紹介したいと思います。(以上)

「技術士にふさわしい業務の棚卸し」

2026年02月07日 作成 / 執筆:アニ-講師

「技術士にふさわしい業務の棚卸し」  

 さあ、2月になりました。今月の試験準備に対する目標スケジュ-ルは、自身の技術士にふさわしいと思う業務を掘り起こし、

業務経歴書作成の準備に取り掛かかることです。 重要なことは自分が描く「技術士観」すなわち、「技術士とは」どうある

べきかについて、イメ-ジの確立が必要です。 

今回は、これまで皆さんが経験した「代表的業務」を一度棚卸し、それを掘り下げ、願書業務経歴欄に記入する基礎情報とす

ることの重要性について、ご紹介したいと思います。

 1.「棚卸の目的」の明確化  

 経験業務の棚卸しの目的は、「技術士としての能力を説明できるか?」を明確にすることにあると考えます。

具体的には自分の経歴について以下をまず、整理しましょう。

・専門分野や経験業務の履歴

・過去、日常の専門教育、履修CPD

・自分の強み、弱み分野の再整理

・過去の第二次試験受験の履歴(業務経歴票・体験記述) 

2. 自分史の整理

 技術士試験の業務経歴表の記述に際しては、実際業務において技術的に判断した事項、すなわち何故、自分はそう判断したか

を掘り下げ、以下の自己履歴を再整理しましょう。 

・過去の業務において顕在、発生した課題、問題点

・クライアントからの要求性能、制約条件

・リスク、コスト、安全性に関する課題

・解決に対する複数案の比較検討と技術的評価

・対応策実施の成果とクライアントからの評価

 3. 問題解決における思考プロセス整理

 業務の棚卸しでは案件ごとに、以下の各プロセスの思考経過を整理しましょう。

 1) 背景・課題

 技術的課題、制約条件(条件、コスト、工期、法的遵守事項など)の有無と内容

 2) 自分の役割

 業務責任者か、担当分野責任者かなど責任範囲の明確化

 3) 検討内容・工夫点

 検討時における解決策及びその代替案の比較、分析・評価、採用における技術的根拠 

4) 成果・効果

 課題対策実施による品質向上、コスト削減の程度、トラブル防止等の成果

 4. コンピテンシ-の抽出

 業務の棚卸しでは、技術士として必須能力である「コンピテンシ-」と結び付けて、この業務で、どんな能力を発揮できたかに着目、

文章化することが必要です。それぞれのコンピテンシ-事項について、論理的かつ、スト-リー性を考慮し、以下の観点に基づく

アピ-ル記述が不可欠です。

 制限ある業務内容欄に下記のようなキーワ-ドで、「技術士にふさわしい業務」であったことを例えば、以下のような強調方法はいかがでしょう。

・専門技術力を発揮した○○検討業務

・課題に対する作業プロセスを○○分析に基づき、解決方法を提案

・マネジメント(工程・品質・安全・コスト)により、パフォ-マンスを最適化

・専門技術の複合プロジェクトにおいて、リーダ-シップを発揮、目標成果を達成

・3D動画のコミュニケーションツールの活用よる合意形成(調整、説明、説得)

・技術者倫理、法令遵守に基づき、複数解決方策の検討と最善案の抽出

5.結果のフィ-ドバックと新たなリスク

 実施対策は必ずしも100%成果が挙げられたとは限らないと考えます。例えば、以下のように新たなリスク事象の発生が想定されます。これに

対する改善の必要性や、残された課題、展望について言及することも重要な視点であり、以下に関する結果のフィ-ドバックの視点を忘れては

なりません。 

・想定外の問題、追加、対応措置の発生

・結果として見出された改善点と今後課題への対応

・組織として情報共有、標準化、経験知、情報知への波及と展開 

6.専門分野の再認識

  業務経歴は専門技術や対応内容がバラバラに見えないよう、共通する技術テーマ、日常の従事技術、得意分野、独自性を改めて振り返りましょ

う。「自分は〇〇分野の技術士である。」と明確に言えるように、専門分野についても再位置づけを行って下さい。 

7.多様な業務を選定

 願書作成を意識し自分が主体的な役割を果たした業務を選別、技術的に説明しやすい業務を及び2~3件業務について選択します。「質が高く、

技術的に深く詳しく説明できる。」と思う業務を時系列に従い、整理しましょう。この際、取り組んだ業務については、それぞれ技術的特徴が

あり、課題解決手法が異なる内容を選択し、多様な業務経験を示すことが有効です。 

8.「技術士目線」による記述文

 記述文については、専門家でなくとも誰が読んでも分かる表現、根拠、数値基準をわかり易く明示することが求められます。但し、話し言葉では

なく「文語体記述文」での表現が必要です。また、「技術士目線」であることを常に意識した文章として下さい。但し、難解な文章ではなく、「平

易な表現で複雑なことをわかり易く伝えること」を意識して下さい。

 9.棚卸の効果  

 棚卸しは、今後改善すべき点や、手順が非効率的な部分を改めて発見できます。また、今後の業務をより効率的にする改善策を立てやすくなり、

技術士試験の準備は、日常業務への相乗効果として発揮されると考えます。次回は、この業務の棚卸しの結果により、コンピテンシ-を戦略的に

願書に示す記述方法についてご紹介いたします。(以上)

「技術士試験に大切な自分空間」

2026年03月07日 作成 / 執筆:アニ-講師

「技術士試験に大切な自分空間」

技術士試験等の話題はいつもつい肩に力が入ってしまいがちなので、今回は少し趣を変え、ゆったりとリラックスして皆さんに読んでいただく内容で書いてみようと思います。

 1. 学ぶ楽しさの芽生え

はるか昔の話題です。私が小学4年生の頃だったでしょうか?学校の宿題だったと思います。自宅で毎日、100字の漢字を書くことの日課であった時期がありました。ある日、私の父がどちらの方から譲り受けたと思われる「ちゃぶ台」のような、小さな細長いテーブルを家にもってきてくれ、その上で漢字を毎日書いていました。 以来、「100字帳」と呼ばれるノートに漢字を書く毎日であったと記憶しています。部屋の片隅でひっそりと、小さなテーブルがある静かな空間は、さほどの苦痛でもなく、私にとって、何となく自分だけの空間がある居心地の良さを感じ、書くこと、学ぶことの楽しさを芽生えさせてくれたような気がします。

 2. 自分の空間

私は学生時代、土木工学科の学生でしたので、最初は古い製図台を机替わりにしていました。その後、今はもう世の中にないと思いますが、机面の角度が自由調整でき、定規が上下左右に簡単な力で移動可能な本格的なメカニック的な製図台へと変わりました。 実はこの製図台は社会人になり、時には学習用に、特にはオリジナルバーカウンタ-として、私のことを精神的な面も含めて、支えてくれたと思います。 その後は、金属製パイプを脚とする自作の机を長い間愛用しました。思い起こせば、私には自分だけの空間が常に継続して存在していたことに、今更ながら気付きました。 私の父に、技術士合格を電話で報告した時、「お前は、あの100字帳がきっかけだったかな?」と幼き時の私の姿を思い起こし、父がポツリとつぶやいたことを思い出します。自分だけの一人の空間の存在は、色々な意味でとても大切な存在であり、現在でもこの環境を維持できていることは、自分の人生においてとても、大切なことであること認識しています。

 3.自分空間の意義

自分の机やその空間があることは、単なる「物理的な場所」以上の意味があり、心理的、思考的、実用的な面で以下のような意義があると考えます。

1)自分だけの思考拠点

人は周囲の環境の影響を強く受けます。同じ本を読むにしても、図書館、カフェ、リビング、自分の机では、集中の質が違いますし、机と空間は「思考するための基地」になります。自分の机は「ここでは考える。」「ここで何かを創る。」というスイッチを入れる場所になり、この空間は思考を条件付けるトリガ-となります。

 2) 心理的な安心領域

自分の空間は「自己コントロールできる領域」で、安心できる空間でです。それ以外の場所や空間、外の世界は予測以外のことが多く、ましてや他の人や外の社会を自分でコントロ-ルすることは困難と言えましょう。 自分の机の上とまわりの空間は、自分で何を置くか、どう並べるか、どんな雰囲気にするかは全て自由であり、そこには「小さな主権」が存在しています。そのことは心理的安定を生み、自分の領域を持つことは安心感を抱くことに繋がります。

 3) 自己形成の場になる

 机におく本、ノート、パソコン、道具は、単なる物ではなく「今の自分の関心や課題」を可視化したものです。その人の思考や価値観を自分の机を媒体として、「現在の自分地図」 として表現する自己形成の場とも言えるでしょう。

 4) 継続のための装置

何かを継続するには、日常的に定まった場所:「定点」が必要です。地点が毎回変わると、習慣性を維持することが難しくなってきます。同じ机、同じ空間は、努力を蓄積する装置と機能し、「昨日の自分」と「今日の自分」をつなぎ、継続する重要な装置となります。

5)他者との距離を調整する機能

自分の空間を持つことは、換言すれば他者との境界線を持つことでもあります。完全に孤立するわけではなく、常に他人から侵略されない適度な距離、健全な関係性を維持してくれる領域空間となります。

 6) 創造性をはぐくむ

 自分だけの空間は、ふっと湧いたアイデアを保存しておくことができ、未完成な状態を許容し、中途半端でも誰からも咎めらない唯一の空間かも知れません。自分が思考・瞑想できる「余白、余裕」のある数少ない場所であり、創造力を掻き立てる空間でもあります。

 4.自分空間を工夫して創る

 とは言え、誰でも皆が自分の空間を作ることは諸般の事情により容易なことではありません。でも、以下のような工夫により自分空間を確保することができます。

 1)目的を定める:この場所で何をするか決める。

 2)自分領域を作る:ラグやパーテ-ション、机を壁方向に向けパーテ-ション機能として利用、周囲と境界線を引く。  

 3)厳選したものを置く:毎日使うものを厳選しておき、シンプルに余白を広く確保する。

 4)スイッチ:自分空間に入った瞬間、照明等でモード切替できる仕組みをあえて作る。

 5)小さく始める:小さな机などを活用し、空間はサイズよりむしろ「意識的に線引きできる空間」を創造する。

  6)安心空間:自分の性格や心情にマッチした集中できる空間、創造的になれる空間、安心できる空間を自分の色で創ってみてはどうでしょう。

 5.自分が楽しむ場所  

 例えば書斎は英語で「STUDY ROOM」と言うらしいです。直訳すれば学習する部屋です。しかし、自分空間は学習ばかりではなく、自分が楽しいことができる貴重な場所です。私はこの空間が大のお気に入りです。好きな音楽を聴き、お酒のグラスを片手に、いろんなことを空想しています。自分空間は学びを楽しみに変えてくれる拠点であると考えます。(以上)

平成30年度 口頭試験合格率!?

2019年03月12日 作成 / 執筆:kody講師

日本技術士会から公表された平成30年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成30年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。

日本技術士会から公表された平成30年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と平成30年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。

 

【総合技術管理部門を除く部門】

部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率

◆機械部門

機械設計 84人 69人 82.1%

材料力学 55人 33人 60.0%

機械力学・制御 23人 10人 43.5%

動力エネルギー 19人 16人 84.2%

熱工学 24人 23人 95.8%

流体工学 20人 17人 85.0%

加工・ファクトリー~ 34人 27人 79.4%

    交通・物流機械及び~ 26人 17人 65.4%

ロボット   7人   5人 71.4%

情報・精密機器   8人   7人    87.5%

◆船舶・海洋部門

船舶          3人       3人  100.0%

海洋空間利用   0人   0人  0.0%

舶用機器 0人   0人  0.0%

◆航空・宇宙部門

機体システム 10人   7人    70.0%

航行援助施設   3人   3人  100.0%

宇宙環境利用   1人   1人  100.0%

◆電気電子部門

発送配変電 27人     26人    96.3%

電気応用     25人     24人    96.0%

電子応用     25人     25人  100.0%

情報通信     56人     46人    82.1%

電気設備     72人     66人    91.7%

◆化学部門

セラミックス及び~       4人     4人 100.0%

有機化学製品       7人 7人 100.0%

燃料及び潤滑油      1人 1人     100.0%

高分子製品   6人     6人     100.0%

化学装置及び設備   7人     7人    100.0%

◆繊維部門

紡糸・加工糸の方法~   2人     2人    100.0%

紡績及び製布 3人     3人    100.0%

繊維加工 6人     6人    100.0%

繊維二次製品の製造~ 1人     1人    100.0%

◆金属部門

鉄鋼生産システム 3人     3人        0.0%

非鉄生産システム 1人     1人        0.0%

金属材料      9人    8人      88.9%

表面技術    12人       12人    100.0%

金属加工    30人   29人      96.7%

◆資源工学部門

固体資源の開発及び~  1人     1人    100.0%

流体資源の開発及び~ 3人     3人    100.0%

資源循環及び環境          2人     2人    100.0%

◆建設部門

土質及び基礎            40人     386人      95.0%

鋼構造及びコンク~  124人     111人      89.5%

都市及び地方計画   121人     113人      93.4%

河川、砂防及び~   187人     185人      98.9%

港湾及び空港    45人      41人      91.1%

電力土木       9人         7人      77.8%

道路      166人    164人      98.8%

鉄道            52人     47人      90.4%

   トンネル         32人     29人      90.6%

施工計画、施工設備~  120人        116人      96.7%

建設環境     38人              35人      92.1%

◆上下水道部門

上下水道及び工業用~    80人          69人      86.3%

下水道   116人        111人      95.7%

水道環境   2人        3人    100.0%

◆衛生工学部門

大気管理   3人        3人    100.0%

水質管理 19人             18人      94.7%

廃棄物管理      26人        22人      84.6%

空気調和      14人        14人    100.0%

建築環境      16人        13人      81.3%

◆農業部門

畜産   2人        2人    100.0%

農芸化学       7人                7人    100.0%

農業土木     87人          86人      98.9%

農業及び蚕糸 13人          10人      76.9%

農村地域計画       5人                5人    100.0%

農村環境     10人              10人    100.0%

植物保護     12人              11人      91.7%

◆森林部門

林業     17人          17人        100.0%

森林土木     36人              34人      94.4%

林産       9人                8人      88.9%

森林環境       7人                7人        100.0%

◆水産部門

漁業及び増養殖   3人        3人    100.0%

水産加工   4人        3人          75.0%

水産土木     17人          15人          88.2%

水産水域環境 11人          10人          90.9%

◆経営工学部門

生産マネジメント     31人          31人        100.0%

サービスマネジメント    21人          16人          76.2%

ロジスティクス   6人        6人        100.0%

数理・情報   4人        4人        100.0%

金融工学   0人        0人       0.0%

◆情報工学部門

コンピュータ工学   9人            8人          88.9%

ソフトウェア工学     11人       9人          81.8%

情報システム~     11人       8人          72.7%

情報ネットワーク      4人       3人          75.0%

◆応用理学部門

物理及び化学 11人          11人        100.0%

地球物理及び地球化学      6人            6人        100.0%

地質    59人          53人          89.8%

◆生物工学部門

細胞遺伝子工学   6人        4人          66.7%

生物化学工学      9人            8人          88.9%

生物環境工学   4人        4人        100.0%

◆環境部門

環境保全計画   27人     26人          96.3%

環境測定   18人     16人          88.9%

自然環境保全     18人     17人          94.4%

環境影響評価      9人       7人          77.8%

◆原子力・放射線部門

原子炉の設計~           7人                7人        100.0%

原子炉の運転~      4人        4人        100.0%

核燃料サイクルの技術      2人        2人        100.0%

放射線利用       1人       1人        100.0%

放射線防護       8人       8人        100.0%

 

【総合技術管理部門】

部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数   合格率

◆機械

機械設計       3人     3人    100.0%

材料力学   4人 3人      75.0%

機械力学・制御   0人 0人        0.0%

動力エネルギー   0人 0人        0.0%

熱工学   2人 2人    100.0%

流体工学   0人 0人        0.0%

加工・ファクトリー~   2人 2人    100.0%

    交通・物流機械及び~   5人 5人    100.0%

ロボット   0人     0人        0.0%

情報・精密機器   0人     0人        0.0%

◆船舶・海洋

船舶          0人    0人       0.0%

海洋空間利用   1人         1人    100.0%

舶用機器 0人    0人       0.0%

◆航空・宇宙

機体システム   0人     0人       0.0%

航行援助施設   2人     2人    100.0%

宇宙環境利用   0人     0人       0.0%

◆電気電子

発送配変電   3人         3人       100.0%

電気応用       1人     1人       100.0%

電子応用           4人     3人         75.0%

情報通信       4人            4人   100.0%

電気設備       5人         5人       100.0%

◆化学

セラミックス及び~       0人 0人     0.0%

有機化学製品       0人 0人     0.0%

燃料及び潤滑油      0人 0人     0.0%

高分子製品   0人     0人     0.0%

化学装置及び設備   0人     0人     0.0%

◆繊維

紡糸・加工糸の方法~   0人     0人     0.0%

紡績及び製布 0人     0人     0.0%

繊維加工 1人     1人    100.0%

繊維二次製品の製造~ 0人     0人     0.0%

◆金属

鉄鋼生産システム 1人     1人        100.0%

非鉄生産システム 0人     0人        0.0%

金属材料 3人     3人        100.0%

表面技術      2人         2人        100.0%

金属加工      1人     1人        100.0%

◆資源工学

固体資源の開発及び~  0人     0人        0.0%

流体資源の開発及び~ 0人     0人        0.0%

資源循環及び環境          0人     0人        0.0%

◆建設

土質及び基礎              8人         8人        100.0%

鋼構造及びコンク~    15人       15人        100.0%

都市及び地方計画       7人         5人          71.4%

河川、砂防及び~     20人       20人        100.0%

港湾及び空港       2人             2人        100.0%

電力土木       1人        1人        100.0%

道路         28人      26人      92.9%

鉄道               6人            6人        100.0%

   トンネル            8人            8人        100.0%

施工計画、施工設備~    22人          22人        100.0%

建設環境       8人            8人        100.0%

◆上下水道

上下水道及び工業用~      8人            8人        100.0%

下水道       4人            4人        100.0%

水道環境   0人        0人        0.0%

◆衛生工学

大気管理   0人        0人        0.0%

水質管理   0人        0人        0.0%

廃棄物管理       2人           1人      50.0%

空気調和      1人       1人    100.0%

建築環境       0人       0人    0.0%

◆農業

畜産   0人        0人        0.0%

農芸化学       0人            0人        0.0%

農業土木       1人                1人        100.0%

農業及び蚕糸   0人        0人        0.0%

農村地域計画       0人            0人        0.0%

農村環境       0人            0人        0.0%

植物保護       0人            0人            0.0%

◆森林

林業       1人            1人    100.0%

森林土木       2人            2人    100.0%

林産       0人            0人            0.0%

森林環境       1人            1人        100.0%

◆水産

漁業及び増養殖   0人        0人            0.0%

水産加工   0人        0人            0.0%

水産土木       0人            0人    0.0%

水産水域環境   0人        0人            0.0%

◆経営工学

生産マネジメント       2人            2人        100.0%

サービスマネジメント      1人            1人        100.0%

ロジスティクス   0人        0人            0.0%

数理・情報 3人        3人        100.0%

金融工学   0人        0人            0.0%

◆情報工学

コンピュータ工学   2人        2人        100.0%

ソフトウェア工学       0人       0人            0.0%

情報システム~       3人       2人          66.7%

情報ネットワーク      0人       0人            0.0%

◆応用理学

物理及び化学   1人        1人        100.0%

地球物理及び地球化学      2人            2人        100.0%

地質      5人            5人        100.0%

◆生物工学

細胞遺伝子工学   1人        1人        100.0%

生物化学工学      1人            1人        100.0%

生物環境工学   0人        0人            0.0%

◆環境

環境保全計画     2人       2人        100.0%

環境測定     1人       1人        100.0%

自然環境保全       0人       0人            0.0%

環境影響評価      1人       1人        100.0%

◆原子力・放射線

原子炉の設計~       0人        0人            0.0%

原子炉の運転~      2人        2人        100.0%

核燃料サイクルの技術      1人        1人        100.0%

放射線利用       0人        0人            0.0%

放射線防護       0人        0人            0.0%

 

 

平成30年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成30年度口頭試験合格率/

平成29年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成29年度口頭試験合格率/

平成28年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成28年度口頭試験合格率/

平成27年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成27年度口頭試験合格率/

平成26年度口頭試験合格率:https://kody-pe.jimdo.com/技術士受験生へ/技術士試験情報/平成26年度口頭試験合格率/

「Q&Aの作成」

2025年08月16日 作成 / 執筆:アニ-講師

「Q&Aの作成」

 技術士口頭試験の準備では、まず、口頭試問用のQ&Aを作成、整理することが極めて重要です。今回は私の経験を踏まえ、この準備項目についてお知らせしたいと思います。 口頭試験は技術士の資質として技術的知識及びそれ以外の実務経験、倫理観、コミュニケーション能力、課題解決能力などが評価されます。このため以下に示すカテゴリに分けたQ&Aを作成しましょう。想定される設問及びそれに対する回答すべき内容について紹介します。

1. 業務経歴・実務経験

業務経歴、実務経験の確認される目的は、あなたが実際に技術者としてどのような業務を行ってきたか、その中での役割・成果・工夫点を確認するため、次のような設問が予想されます。

 ・Q1:業務経歴票に記載された○○業務について、もう少し詳しく、どのような業務であったか説明してください。

 ⇒A:業務の背景、目的、あなたの役割(技術的な責任がある立場)、実施内容、成果、工夫した点、困難だった点とその対応などを整理しておきましょう。この際、解決が容易ではなかった点も掘り下げておく必要があります。

 ・Q2:その業務で発生した課題と、それに対する対応策はどのように見出しましたか?

⇒A:ここで重要なのは課題に対し調査、分析した結果に基づき、どのようなプロセスや手法により、最適案と判断したかを、明確にする必要があります。その際、必ずしも全てを満足することは困難が伴うなどの制約等が存在し、その点を考慮した上で責任的立場において総合的評価に基づき判断したことを考慮下さい。

・Q3:その経験を通じて得た評価、教訓あるいは反省点はありますか?また、今後の業務に活かせる点はどのようなところですか?

 ⇒A:結果として目標とした成果は達成されたが、それを自負するのではなく、現時点でそれをどのように自己評価しているかが重要です。さらに検討を加えるべき事項はなかったのか?解決策実施の際、もう一度PDCAサイクルをまわし、改善を図る事項はなかったか?反省点は?など、今一度、再考してみて下さい。

 2. 技術的知識・応用力

 技術的知識・応用力については、実務に関する技術的な理解・応用力・判断力を確認することが目的であり、以下の設問が想定されます。

 ・Q1:記述した○○技術及びこれに関連した類似技術について知っていることがあれば簡単に説明してください。

 ⇒A:特に、本業務の関連技術、周辺知識、実施例、今後の技術開発の必要性等、自身としての技術的見解、意見として整理して下さい。

 ・Q2:その業務で選定した技術の妥当性は、どのように説明できますか?

 ⇒A:この設問に対する回答は1つではなく、効果、コスト、作業性、品質、今後の維持管理の容易性等、多面的な側面から総合的に妥当であったことを説明することが、より説得力があるものと考えます。

・Q3:最近の技術トレンドや課題に関するあなたの意見は?  

 ⇒A:この設問は技術者として有すべき見識、継続学習、周辺知識の習得状況等幅広い知識について確認される内容と思います。すぐ回答が思いつかない場合は、「○○技術については私としてさらに研鑽が必要と考えています。さらに○○の部分や、技術開発の分野については、社会的ニーズでもあり、前向きに取り組んで行きたいと考えています。」のような積極姿勢を強調して下さい。

 3. コンプライアンス・倫理観  この設問はいわゆる「技術士法」の理解とその倫理観を問うものであります。 従いまして、技術士法第45条に基づく職業倫理・社会的責任についての法的文書を丸ごと復唱するのではなく、「どのようなことが問われているのか」を、設問に対し、自分の言葉で言えるように、理解を深めて下さい。

・Q1:技術士として求められる倫理とは何だと思いますか? 

⇒A:定義的な文面では「業務遂行にあたり,公衆の安全,健康及び福利を最優先に考慮した上 で,社会,文化及び環境に対する影響を予見し,地球環境の保全等, 次世代に渡る社会の持続性の確保に努め,技術士としての使命,社会的地位及び職責を自覚し,倫理的に行動すること。」となります。   

これに対しては思い切って簡単な表現に変え、次のような簡略化表現で回答することが良いと考えます。

⇒A:「業務の上で国民の安全、健康を最優先に社会や地球環境を守ることを使命と認識し、倫理的に行動すること」  

・Q2:もし不適切な設計や仕様の強要があった場合、どう対応しますか?  

⇒A:相手方に事情を説明し、その理解を求めます。万一、理解が得られない場合は上司に相談、会社や組織としての対応を要請します。

 ・Q3:法令遵守が難しい状況に直面した経験があれば教えてください。

⇒A:実際には、ほとんどこのような状況はないものと思います。但し、仮に想定した場合の対応としての模範解答は、「これまでの経験ではありません。仮にそのような場合は、法令を遵守できる方策や手段を提案することが重要と考えます。

 4. 技術士としての意識・今後の抱負   

この設問はあなたが「技術士としてふさわしい人物か」を判断するための確認問題として、以下が予想されます。

・Q1:なぜ技術士を目指したのですか?

⇒A:業務関係者へ正確に説得力ある説明する技術能力を身に着けた人材になりたいと思ったからです。

 ・Q2:技術士になった後、どのように社会に貢献したいですか?

 ⇒A:業務上は無論ですが、日ごろの行動や活動を通じて、広く社会へ貢献できればと考えております。

 ・Q3:どのように自己研鑽を続けていきますか?

⇒A:自身の専門分野のほか、これまでの経験できなかった分野についても講習会、学会への参加、専門技術の深化等継続学習に努めて行きたいと思います。

5. 応用・ケーススタディ  

この設問は想定外の状況場面を設定して、これへの対応力・判断力・説明力を確認する内容で、最近はこの手の傾向設問は多く、以下のような内容が聞かれています。

 ・Q1:ある設計案件でコストと安全性の両立が困難な状況ではどのように判断しますか?

⇒A:ポイントとして、どちらかのみを選択し偏重した回答は不適です。どちらも軽視できない重要問題であり、双方ともの両立に向け、最大限のポイントを見出すことが重要と考えます。

 6.準備のポイント  

Q&Aで準備すべきポイントを以下に整理します。

 ① 業務経歴票の深堀りの徹底:記載内容を第三者目線で見て、口頭試験で突っ込まれるポイントを洗い出し、これに対する回答を万全に準備する。

② 「なぜ?どうやって?何のために?」深掘り:単に「やりました」ではなく、「なぜそうしたか」「その結果どうなったか」、きちんと短時間に説明できるようにする。

 ③ 技術士倫理綱領の理解:自分の考えとして、どのように理解しているか、自分の言葉として伝えることができるようにする。

 ④ 模擬面接による口頭表現の練習:厳しい試験官役になってもらい、数回、模擬試験を行い、面接対応力を身に付ける。 次回からは私が、模擬面接を行い無事合格されたケース、残念ながら不合格であったケースなど数名の受験者例をとりあげ、口頭試験に対しどう準備すべきかをご紹介して行きたいと思います。(以上)

業務内容の詳細~総合技術監理部門で注意することは~(その2)

2017年03月26日 作成 / 執筆:タートル講師

前回に引き続き、総合技術監理部門(総監)の「業務内容の詳細」を書く際の注意点について述べたいと思います。

 

1つ目の注意点として、20部門の専門技術は忘れて「経済性管理、 人的資源管理、 情報管理、 安全管理、社会環境管理(5つの管理)」の視点で課題や問題点、解決策を書きましょうと述べました。

 

2つ目の注意点は、「5つの管理のトレードオフを意識する」ということです。

 

トレードオフとは、「一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のこと」です。

例えば「土壌汚染対策を実施するためには費用が掛かる」というような場合は、社会環境管理と経済性管理がトレードオフになった、ということができます。

 

これまで総監受験者の「業務内容の詳細」を多数拝見しました。

多くの方は、1つ目の注意点である5つの管理の視点の記述はできています。

しかし2つ目のトレードオフについての記述は不十分な方が多い印象があります。

 

良くあるのは、

・○○管理と××管理がトレードオフになった。

・○○管理としては□□を行った。

・××管理としては△△を行った。

・結果として、業務は上手くいった。

というような展開です。

 

この展開で良くないところは、「○○管理と××管理のバランスをどう考えたのか」という視点が無いところです。2つの管理のバランスを考えると、もしかすると別の☆☆管理にも影響を及ぼす可能性もあるはずです。

 

つまり、

・○○管理と××管理がトレードオフになった。

の次には

・全体最適化のためには、これらのトレードオフをどうすることが良いと考えたのか

ということを記すべきです。点数でイメージ的に表現すれば、○○管理は60点で及第点スレスレにしてでも××管理に関しては90点を目指す、というように、全体最適化を図るためのマネジメントとしてどういう方針を立てたのかをはっきりさせるべきです。

そのうえで、それぞれの管理視点での対応策です。

この部分の記述がないと、「総監的なキーワード」をちりばめただけの感じがする、芯のない文章になりがちです。

 

以上、総監の「業務内容の詳細」を書く際の注意点でした。

 

*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その1)

 業務内容の詳細~いつの業務を題材にするか~(その2)

 業務内容の詳細~部門や科目のミスマッチに要注意!~

 技術士二次試験 受験申込書が大切です!

 受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その1)

 受験申込~業務内容はどのように書くべきか~(その2)

 業務内容の詳細~総合技術監理部門で注意することは~(その1)

 

*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

技術士二次試験の問題で失敗してしまうときは脳の使い方を見直そう

2017年04月10日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

そんなときは失敗を分析することをはじめてみましょう。問題を解くことに失敗したときは大きな問題を未然に防ぐチャンスでもあります。なぜなら、失敗と脳の使い方には密接な関係があるからです。とくに繰り返し同じ失敗をしてしまう問題について注目してみましょう。

脳には無意識に行動をとる習慣があります。たとえば、二次試験対策のために口頭で質問に答える練習をしていたとしましょう。答え合わせをしたとき、いつも失敗してしまう問題があるはずです。失敗してしまう問題の傾向に「論理的な理由付けが欠けている」ということがあったとします。その場合、あなたの脳は「質問に対して論理的な理由付けをして解答すること」が苦手だということになります。

行動経済学の研究を行っているダニエル・カーネマンという教授がいます。彼の著作『ファスト・アンド・スロー』のなかでシステムAとシステムBという概念が説明されています。この研究では人間がシステムAが「無意識的な行動」とされ、システムBが「意識的な行動」とされています。そして、生活のなかではほとんどシステムA(つまり無意識的な行動)が行われており、システムB(意識的な行動)は脳を使おうとしないと行われないとされています。

「行動経済学」と聞くと「経済の話なんて技術士になる自分には関係ない」と思ってしまうかもしれません。ですが、その考え方はとても損をしています。なぜなら、行動経済学は人が行動をとる心理的な要因を研究している学問だからです。技術士試験の勉強でいそがしいなかで、わざわざ本を読む必要はありません。効率的に学習をすすめるために、ここで紹介した「システムA」と「システムB」の違いを理解だけしておきましょう。少し意識するだけでも、脳を日常的に使えるようになって、学習効率もよくなっていきますよ。
 

合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その1)

2017年06月03日 作成 / 執筆:タートル講師

合格に繋がる論文とそうでない論文はどこが違うのでしょうか?

 

これまで多くの方の論文添削をしてきた中で、「ここが重要」と感じている点を述べたいと思います。

 

■問われていることに対して全て答える

問われていること全てに答えるなど当たり前すぎると思われるかもしれませんが、意外と出来ていない方が多いです。

例えば次のような問題が出たとします。

 

土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴を、近年の土砂災害の実態を踏まえて

2つ述べるとともに、それぞれの特徴に対応するためのハード・ソフト両面の対策につい

て留意点を述べよ。(平成25年度 建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目)

 

ここでは、

・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その1(特徴1とします)

・土砂災害対策を検討する上で考慮すべき災害の特徴その2(特徴2とします)

・特徴1に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点1とします)

・特徴2に対応するためのハード・ソフト両面の対策についての留意点(留意点2とします)

を答えることが求められています。

 

こういう場合にありがちなのが、

・特徴1や特徴2を述べる際に、近年の土砂災害の実態を踏まえていない(ミス1とします)

・留意点1や留意点2が、ハード・ソフト両面についての記述になっていない(ミス2とします)

というようなミスです。

 

ミス1は、特徴1、2ともに「近年の土砂災害の実態を踏まえて」という前提条件をすっかり忘れているパターン、あるいは特徴1では近年の土砂災害の実態を踏まえているのに特徴2では出来ていない等のパターンがあります。

ミス2は、留意点1、2ともに「ハード・ソフト両面」という前提条件を忘れてハードかソフト一方しか書かれていないパターン、あるいは留意点1ではハード・ソフト両面の記述ができているのに留意点2では一方しか書かれていない等のパターンがあります。

 

こういうミスは、問題文を見て「これなら書ける!」とばかりに、いきなり論文を書き始めた場合に犯しやすいものです。

ごく簡単なキーワードだけでも良いので、何について記述するのか骨子を書いて、問われていることに全て答えているかどうかをチェックしたうえで論文を書けば、この手の失敗は激減するはずです。

 

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その2)

2017年06月09日 作成 / 執筆:タートル講師

前回、合格に繋がる論文には「問われていることに対して全て答える」ことが重要だと述べました。

もう1点、合格に繋がる論文に仕上げるコツを紹介したいと思います。

 

■課題と解決策を対応させる

これも当たり前と思われるかもしれませんが、やはり意外と出来ていない方が多いです。

例えば次のような問題が出たとします。

 

(問題文の前書き部分は省略します)

(1) コンクリート構造物において、維持管理の業務サイクルを実施するために検討すべき項目を、建設分野に携わる技術者として多様な観点から記述せよ。

(2) 上述した項目のうち、あなたが重要であると考える技術的課題を1つ挙げ、実現可能な解決策を2つ提示せよ。

(3) あなたが提示した解決策がもたらす効果を具体的に示すとともに、想定されるリスクやデメリットについて記述せよ。

(平成27年度 建設部門 鋼構造及びコンクリート科目)

 

このような問題の解答では、次の2つのミスが良くあります。

・指定された個数を満たさない解答を書いてしまう(ミス1とします)

・解決策の内容が課題の解決に繋がっていない(ミス2とします)

 

まずミス1についてです。この問題文では「技術的課題を1つ」、「解決策を2つ」と個数の指定がされています。それなのに「課題を1つ、解決策も1つ」で論文を書いてしまったり、「課題を1つ、解決策を3つ」書いてしまうようなミスがあります。

解決策が指定数より少ないのは論外ですが、「よく知っているから」とばかりに指定数を超えた解答をすることも出題の要求に反することですので、厳禁です。

 

次にミス2についてです。例えば課題として「担い手が不足する状況下で、どうやって維持管理の業務サイクルを保持するか」というようなことを書いているのに、解決策がそれに直結しないことを述べているようなケースです。

こういう場合には、「ICTの活用で業務の効率化を図る」というように担い手不足を解消する方法を述べる必要があります。それなのに「維持管理にかかるコストを縮減する」というような解決策を挙げているケースがあります。確かに維持管理をしっかり行うためには無駄なコストを縮減して本質的な部分に予算を集中することは大切ですが、「担い手不足の解消」という話には直結しません。

こういうような、「大掴みの話や一般論としては間違いとは言えないが、設定した課題に対する解決策にはなっていない」というミスはよくあります。

 

まずは指定された個数を守ること、そして解決策として述べることが「あなたが挙げた課題」を解決することに直結するのかをしっかり確認しましょう。

 

 

*論文の書き方に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。

 合格に繋がる論文を書くのに大切なことは?(その1)

 

*筆記試験対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。

 

平成29年度は、途中退室できなくなります

2017年06月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

平成28年度までは、試験開始から60分経過したら、答案用紙を提出して退室することができましたが、平成29年度は、途中退室ができません。
「Ⅰ 必須科目(択一式)」を途中で退室して、「Ⅱ 選択科目(記述式)」に備えようと考えていた方は、平成29年度はそれができませんので、ご注意下さい。

また、手洗いのための一時退室は従来通り認められますが、携帯電話などの持ち出し禁止が明言されていますので、こちらも合わせてご注意下さい。

以下に、「技術士第二次試験 受験申込案内」の記載事項を記しますので、ご自身で確認しておいて下さい。

 

平成28年度 技術士第二次試験 受験申込み案内
「3.受験上の注意事項」(P.17)
(17)各試験科目の試験開始後60分間及び試験終了前の10分間は、退室を認めません。無断で退室した場合は、「失格」となります。
(18)各試験科目の試験開始後60分を経過してからの退室や手洗いのための一時退室を認めますが、希望するときは、必ず手を挙げ監督員の指示に従って下さい。無断で退室した場合は、「失格」となります。

 

平成29年度 技術士第二次試験 受験申込み案内
「3.受験上の注意事項」(P.17)
(17)試験時間終了前に答案用紙を提出して受験を終了することはできません。
(18)各試験科目の試験開始60分を経過してから、手洗いのための一時退室、又は棄権による退室は認めますが、希望するときは、必ず手を挙げ監督員の指示に従って下さい。無断で退室した場合は、「失格」となります。なお、一時退室の際、携帯電話(スマートフォン、PHS含む。)、パソコン、ウェアラブル端末(スマートウォッチ等)、タブレット端末等の通信機器・電子機器を持ち出すことは禁止します。

試験まで2週間!残り時間で何を準備しますか?

2017年06月30日 作成 / 執筆:タートル講師

筆記試験までいよいよ2週間ほどになりました。

 

皆さん忙しい仕事を抱えての受験ですから、万全の試験対策が出来たという方は少数派だろうと思います。

準備が不十分だからと言って、受験を断念することだけは避けましょう。合格の可能性はゼロになります。

ここは少し開き直って、「どうせ他の受験生もあまり準備できていないだろう」くらいの気持ちを持ちつつ、残された時間を有効に活用して試験に備えるべきです。

 

さて、あまり準備ができなかった人は、午後の論文対策として何をされますか?

私であれば、課題解決論文(3枚論文)の骨子を作る練習をして試験に挑みます。
 

その理由は、

1.筆記試験での配点が高い(論文80点中40点の配分)

2.口頭試験で関連した質問を受ける可能性があるので、できるだけ高得点を得たい

3.比較的問題文のパターンが予測できる

からです。

つまり、「配点が高くて出題パターンを予測しやすく、かつ口頭試験で聞かれるかもしれないこと」に準備の時間を割きます。

1と2については説明を要しないと思います。

3について建設部門の過去問を見ると、例えば以下のような出題がされています。

 

(1)あるテーマについて、現状の問題点や課題をいくつか述べる
(2)その中から特に重要と考える技術的課題を2つ挙げて、解決策を述べる
(3)解決策を実行した時の効果、リスクや課題を述べる

自分が受験する部門・科目の過去問を数年分準備して、こういう出題パターンを確認します。

そして建設部門であれば「老朽化インフラの維持管理」、「担い手不足」、「防災減災対策」の3テーマくらいについて、出題パターンに沿った骨子を考えておく、というような準備をしておきます。

 

予想そのものがズバリ試験問題として出ることは無いでしょうが、似たようなパターンの問題が出れば、一から考えないで済みます。

どうか残された時間を有効に活用して、受験に挑んでください。

もう一つの受験対策 ~身の回りの準備も忘れずに!~

2017年07月04日 作成 / 執筆:タートル講師

今回は、論文を書く・問題を解くと言った試験そのものに関する準備以外で、受験直前~当日にしておくべき様々なことを書きたいと思います。

ロジスティクス的なことをしっかりしておくことで、試験そのものに集中することができます。

 

1.受験票を準備しておく

 受験票は手元にありますか?

 当日持っていくのを忘れることは無いと思いますが、前日の夜中や当日の朝に準備をしようと思っていて、「あれ、見つからない!」となったら一大事です。

 この記事を見終わったら、受験票がどこにあるのか必ず確認しておきましょう。

 

2.試験会場までの経路を確認しておく

 技術士試験に限らず、試験開始直前になって大慌てで入室する受験生が必ずいるものです。

 息は乱れて大汗をかいて、すぐには集中できないでしょう。周りの受験生に対しても迷惑です。

 そうならないように、自宅から受験会場までの交通経路は必ず確認しておきましょう。Googleマップ等を使えば、自宅から受験会場までの交通経路を検索することができます。また乗換え等が複雑な経路の場合には、何番出口を使えばよいのか等も事前に調べておきましょう。大きな駅で出口を間違ったら、見当違いの方向に行ってしまうこともあります。

 

3.筆記用具を準備しておく

 シャープペンシルは最低でも2本準備しておきましょう。1本だけ準備していて壊れたらおしまいです。シャープペンシルの芯も十分に準備していますか?芯がなければ単なる棒です。
鉛筆も何本か持っておいた方が良いでしょう。消しゴムも最低2つは準備しておきましょう。

 

4.身の回り品を準備しておく

 会場によっては、エアコンの効きが悪い、あるいは効き過ぎて寒いということもあり得ます。これは行ってみなければわかりません。汗をぬぐうタオル、体を冷やす冷却剤、寒いときに羽織ることができる長袖シャツなどを準備しておきましょう。

 また、文字を書き過ぎて、後半戦は指が痛くなるかもしれません。バンドエイドのような絆創膏を持っているといざと言う時に役立ちます。

 

5.昼食を準備しておく

 昼休みは短いですから昼食を食べに行く余裕はありません。最寄りのコンビニは、食べ物が売り切れる可能性があります。

 自宅から昼食を持参するか、自宅近くで昼食を仕入れてから会場に向かいましょう。

技術者倫理

2017年08月17日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

口頭試験では、

・技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力

・技術士としての適格性及び一般的知識(技術者倫理)

・技術士としての適格性及び一般的知識(技術士制度の認識その他)

が問われます。

 

「技術者倫理」は、「技術士」になるために必要な資質ですが、「技術士」でなくとも、「技術者」であれば理解し、実行できなければならないことです。

 

口頭試験を受けるために勉強して覚えるものではなく、「技術者」として業務を行うには知っておかなければならないことです。

 

以下は、日本技術士会が制定した「技術士倫理綱領」です。

「技術士」を「技術者」と読み替えてみて下さい。

「技術士」である以前に、「技術者」としてのあるべき姿が書かれていると思います。

今、受験生の皆さんが、そのように行動できているかどうか確かめて頂きたいと思います。

 

 

 

(公衆の利益の優先)

 1.技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。

(持続可能性の確保)

 2.技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。

(有能性の重視)

 3.技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。

(真実性の確保)

 4.技術士は、報告、説明又は発表を、客観的でかつ事実に基づいた情報を用いて行う。

(公正かつ誠実な履行)

 5.技術士は、公正な分析と判断に基づき、託された業務を誠実に履行する。

(秘密の保持)

 6.技術士は、業務上知り得た秘密を、正当な理由がなく他に漏らしたり、転用したりしない。

(信用の保持)

 7.技術士は、品位を保持し、欺瞞的な行為、不当な報酬の授受等、信用を失うような行為をしない。

(相互の協力)

 8.技術士は、相互に信頼し、相手の立場を尊重して協力するように努める。

(法規の遵守等)

 9.技術士は、業務の対象となる地域の法規を遵守し、文化的価値を尊重する。

(継続研鑚)

 10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。

 

 

技術士へのステップの一つが消える?!技術士補の今後

2017年09月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士へのステップとして、長年若手技術者の資格として定着していた「技術士補」が文部科学省の技術士制度改革の中で姿を消そうとしています。
技術士補は、技術士一次試験合格者を対象とし、技術士会に登録することで技術士補を名乗ることができるようになる資格です。
指導技術士の下で四年以上実務経験を積めば、技術士二次試験の受験資格が得られるというものです。
文部科学省はなぜ、廃止を含めた技術士補の制度の見直しを行おうとしているのでしょうか?

 

理由:技術士補登録をしての技術士試験受験者が全体の2%以下しかいない

 

技術士補登録を行い、指導技術士の下で実務経験を積んで技術士2次試験を受験する受験者は近年の統計から全体の2%以下しかいません。
多くの人は受験資格の「実務経験7年以上」で受験する人が全体の95%を占める形となっております。
また、職務上の監督者の指導の下であれば4年以上の実務経験を積んでいれば受験資格が得られるという別の受験資格もあり。技術士補登録をしてから受験資格を得るのに比べて、受験資格を得られやすいという事が言えます。
こうした状況から、技術士の前段資格としての技術士補の存在意義が薄いとして、廃止を含めた検討を行っています。

 

心配なのはいくら全体の2%以下とはいえ、技術士補として受験資格を得ようとして売る人たちに不利益が出ないかということです。
こうしたことを言い始めれば何も改革することができないと言われれば、それまでですが廃止される可能性がありますので、今後の動向に注意が必要です。

せっかく技術士補の登録をして二次試験の受験資格を得ようとしたのにと考えている人は、職務上の監督者の下での実務経験に切り替えられないかを調べておくようにしましょう。

 

制度が変わるときは、以前に取得した資格が無効になるような改革を行われることもあります。
私自身もエネルギー管理士の資格を取得しようと考えていた時期に省エネ法に関する法律の科目の科目合格をしておりました。
しかし、省エネ法の大幅改正があり、有効期限前だったのですが、科目合格の科目が失効してしまったという苦い経験があります。
制度改革が行われる場合は、その改革の動向を注視し、不利益を被らないようにしましょう。

技術士技術部門 選択科目(専門分野)の統廃合

2017年09月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士制度改革の一環として、昨年12月に発表された「今後の技術士制度の在り方について」の中で、技術部門、選択科目の統廃合が注目されています。

 

技術部門の一分野として選択科目、技術士部門の一つとして現行の部門では受験者数が極端に少ないなどの理由から、似ている部門の分野として統廃合が検討されています。

各部門の選択科目、専門分野の主な動向です。

この内容は改正案であり、正式決定ではありません。

 

機械部門

十分野から六分野に統合され、船舶部門から新たに一分野加わります。

 

船舶・海洋部門

一分野となります。

船用機器は機械部門へ移行されます。

 

航空宇宙部門

一分野に統合されます。

 

電気電子部門

発送配変電が電力・エネルギーシステムに名称変更となります。

 

化学部門

有機化学製品、燃料潤滑油が有機化学及び燃料に統合されます。

 

繊維部門

四分野が二分野に統合されます。

 

金属部門

鉄鋼生産システムと金属材料が統合され、金属材料・生産システムに統合されます。

 

資源工学部門

二分野に統合されます。

 

建設部門

変更なし

 

上下水道部門

三分野から二分野に統合されます。

 

農業部門

七分野から五分野に統合されます。

 

森林部門

林業と林産が統合されます。

 

水産部門

漁業養殖と水域環境が統合されます。

 

経営工学部門

五分野が二分野に統合されます。

 

情報部門

分野の名称変更のみで統合はありません。

 

応用理学部門

変更なし

 

生物部門

生物化学と生物環境が統合されます。

 

環境部門

変更なし

 

原子力部門

五分野が三分野に統合されます。

 

 

以上が各技術部門の選択科目、分野の統合状況となります。

 

建設、応用理学、環境部門は分野の変更を検討されておりません。

一方で、機械や経営工学など大きく分野が絞られた部門では、専門外の分野の勉強をしなければならない可能性もあります。

同じ技術部門であるため、多少内容は応用ができるとは考えられますが、大きな統合があった部門では、受験対策を見直さなければならないでしょう。

 

総合技術監理部門など総合的な技術が必要な時代ですので、あまり専門的過ぎる専門家は敬遠される傾向にあるとも言えるでしょう。今回の統廃合の検討はそんな時代を反映したものと言えます。

口頭試験の準備、まずは...(第1回)

2017年10月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

受験生の皆さん、いよいよ筆記試験の合格発表ですね。

筆記試験に合格したら、口頭試験の準備をしなければなりませんが、その準備についてお話したいと思います。

「自分でしかできないこと」を最優先にしましょう。

「技術士の義務・責務」とか、「技術士制度」とか受験生の皆さんに共通の事項は、Webで調べれば、想定質問や模範解答などいろいろ出てきます。

これから3回に分けて書く事項は、自分でなければできません。後回しにしても必ずしなければならないので、まずはここから手をつけて下さい。

まず、第1回は、「筆記試験の再現」についてです。

 

★筆記試験の再現

多くの方から、筆記試験の論文の再現をすることが推奨されていたと思います。もし、まだされていない方がおられたら、ぜひとも論文の再現をして下さい。

今更、一語一句違わずに再現などできませんが、最低でも要旨はまとめておいて下さい。

重要なのは、その次です。

その論文が、質問に対して正しい回答になっているかどうか、再確認して下さい。

間違ったことを書いていないか...

説明不足なので追加する事項はないか...

口頭試験で、筆記試験の論文について聞かれることは多くはないそうです。しかし、口頭試験で質問されるということは、試験官から、応用能力や課題解決能力に疑問を持たれているということなので、名誉挽回しなければなりません。

ということなので、ただ単に論文の再現をするだけでは足りず、どのように回答すべきであったかを考えるところまでしておいて下さい。

 

「備えあれば憂いなし」です。

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

 

 

「口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回)説明した業務の振り返り」も

ご参照下さい。

 

口頭試験の準備、まずは...(第2回)

2017年10月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

前回に引き続き、口頭試験の準備として最優先にすべき「自分しかできないこと」についてお話したいと思います。

 

第2回は、「業務内容の詳細の見直し」についてです。

 

★業務内容の詳細の見直し

このサイトをご覧の方は、皆さんいろんなところから口答試験の情報を入手していて、受験申込の時に提出した「業務内容の詳細」について説明させられることはご存知のことと思います。

しかし、初めて二次試験を受ける方の中には、受験申込時に、口頭試験のことまで考えて書かなかったという方も居られるのではないでしょうか。私が初めて二次試験を受けた時もそうでした。

口頭試験では、「自分は技術士としてふさわしい業務を行ってきた」ということをアピールしなければなりません。

では、「技術士としてふさわしい業務」とはどういうことでしょうか。

「技術士」は国家資格なので、その答えは、法律、つまり、技術士の資格について定めた「技術士法」に書かれています。

 

「技術士としてふさわしい業務」とは、第一条、第二条の条文より、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務であり、科学技術の向上と国民経済の発展に資するもの」ということになろうかと思います。

受験申込の際に作成した「業務内容の詳細」に、このような観点が抜けていれば、口頭試験の際に、それを補うような説明をする必要があります。

 

「業務内容の詳細」に書いたことは変えずに、「技術士としてふさわしい業務」であることをアピールできるような説明ができるようにしておいて下さい。

 

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

 

 

「口頭試験の準備、まずは...(第1回) 筆記試験の再現」、「口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回) 説明した業務の振り返り」、もご参照下さい。

 

<ご参考>

技術士法

(目的)

第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。

(定義)

第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。

 

口頭試験の準備、まずは...(第3回・最終回)

2017年10月29日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

第1回、第2回に引き続き、口答試験の準備として最優先にすべき「自分しかできないこと」についてお話したいと思います。

 

第3回・最終回は、「説明した業務の振り返り」についてです。

 

★説明した業務の振り返り

第2回で、「業務内容の詳細」について説明させられることについて紹介しましたが、その次にあるのが、説明した業務に関する質問です。

これには、大きく分けて、「その業務が技術士としてふさわしいかどうかの確認」と「あなたがどのようにその業務に関与したかの確認」になります。

前者は、第2回で説明した「技術士としてふさわしい業務」であることをきっちり理解しておけば回答は難しくないと思います。

後者については、説明した業務の細かい内容を思い出しておかなければ回答できないものがあると思います。

説明した業務が1年くらい前のものでしたら、細かいことも覚えているでしょうが、3年も4年も前の業務でしたら、きっと細かいことは忘れていると思います。

ですから、図面、計算書、報告書など、その時の業務に関する資料をチェックして、当時の記憶を鮮明に取り戻しておく必要があります。

ど忘れして、「えーっと...」と言っていると、「この人は、実際には深く業務に関わっていなかったのではないか」などと勘繰られる恐れがあります。

どんな質問がきても、ぱっぱと答えられるようにしておきましょう。

具体的には、以下のような質問が考えられます。

・このプロジェクトには、何名くらいいましたか?

・このプロジェクトの中で、あなたの役割は?

・このプロジェクトのどこが技術士としてふさわしいと思いますか?

・どんなところに苦労しましたか?

・失敗事例があれば紹介して下さい。

・このプロジェクトに関して、学会発表はしましたか?

・このプロジェクトに関して、特許は出願しましたか?

その他、業務の細かいところまで聞かれることもあります。私の場合、部品の形状の標準化について説明しましたが、「その部品の材質は何ですか?」という本論とは違うところで質問されたことがあります。

可能な限り、業務の細かいところまで思い出せるように資料のチェックをして下さい。

 

 

「備えあれば憂いなし」です。

 

皆さん、頑張って下さい。応援しています。

10月31日に、筆記試験が合格していたら、この3回分の内容をすぐに実施して下さい。

 

「口頭試験の準備、まずは...(第1回) 筆記試験の再現」、「口頭試験の準備、まずは...(第2回) 業務内容の詳細の見直し」もご参照下さい。

 

口頭試験に向けて~宿泊の手配をどうしますか?~

2017年11月01日 作成 / 執筆:タートル講師

10月31日に技術士第二次試験の筆記試験結果発表がありました。

筆記試験に合格された方、おめでとうございます。まずは関門を一つクリアしました。しっかり準備をして口頭試験に臨んでください。

 

さて、想定質問の作成等に加え、確実に受験できる体制を整えることも口頭試験対策の一つです。

交通機関のトラブル等のリスクを回避するために、試験前日は口頭試験会場へ徒歩で行ける範囲に宿泊されることをお勧めします。

 

ところで、宿泊施設はどのような方法で確保されますか?

最近はネットの宿泊予約サイトで簡単に宿泊予約を行うことができますので、まずはネットを利用して探すのが良いと思います。私も出張時には宿泊予約サイトを利用して宿泊先を確保することが多いです。

 

ただ、最近は観光客の増加等の影響もあり、都心部のビジネスホテルは空きが少ない場合が多いです。口頭試験は土日祝日に実施されることが多いので、休みの前日だと尚更予約が取りにくいことが予想されます。

 

うまくネットの宿泊予約サイトで予約できればよいのですが、満室で適当な宿を確保できない場合はどうしますか?

 

「蛇の道は蛇」という言葉があります。旅行代理店に相談してみましょう。

旅行代理店であれば、予めホテルの部屋を一定数確保していることがあります。その場合、一般向けには満室になっていても、旅行代理店を経由すれば部屋を確保できる可能性があります。

また新幹線や飛行機のチケット手配と併せて頼めば、割安になる可能性もあります。

 

口頭試験までの短い期間、やるべきことはたくさんあります。交通・宿泊の手配といったことは他者に依頼してしまうのも時間の有効利用の方法です。

 

 

*口頭試験対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

【技術士試験のための睡眠入門】夜中に途中で目が覚めるなら

2017年12月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師

仕事が終わって、勉強も終わってぐっすり眠る……つもりだったのに、なぜだか夜中に目が覚めてしまうこと、ありませんか?その原因はあなたの寝具にあるかもしれませんよ。

一度眠りについたあと、夜中に目が覚めてしまうことを「中途覚醒」といいます。寝ている途中に目が覚めるといっても、トイレに起きて、すぐにまた眠りにつける場合は心配ありません。しかし、なかなか眠りに戻れなかったり、起きたときに首や肩がやたらと痛いときは問題です。

そんなときは就寝周りのモノを見直してみましょう。たとえば、ふとんです。今つかっているふとんはいつごろ購入したものか、覚えているでしょうか?ふとんの寿命はつかっている環境によって大きく異なります。人によって汗の量や体重など、ケースバイケースだからです。それでも、だいたい10年くらいの使用期間が目安とされていますから、10年以上おなじふとんを使い続けているという場合は買い換えを検討した方が良いでしょう。

ふとんだけではなく、まくらの買い換え時期にも注意が必要です。まくらの寿命はふとんよりも短く、2年程度とされることが多いです。これらの寝具は交換せずに使い続けていると、睡眠時間は十分に確保しているのになぜか疲れがとれないという状態につながります。ふとんやまくらがつぶれてしまっている場合は、購入を考えてみましょう。

寝具だけではなく、眠りにつく前の気持ちの状態も大切です。前回の記事で、陰ヨガについて紹介しましたが、就寝途中に目が覚めてしまう人にもオススメのリラックス方法です。また、食事をとるのは就寝の3時間前までにして胃腸に負担をかけないことも大切です。快適な睡眠を手に入れるためにも、心のケアと同時に、体への思いやりをもって、夜中に目覚めない工夫をしていきましょう。

青本の頒布終了下での総監対策

2018年01月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総合技術監理部門の試験は、技術士会が発行する『技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)』を使って準備します。

この書籍は、表紙が薄い青色であることから、技術士受験業界では「青本」と呼ばれています。

 

従来、この青本は、技術士会から購入することができました。

しかし、平成28年に在庫がなくなったことと、内容が古くなったことから、増刷することなく、頒布されなくなりました。

 

ここで悩みのタネとなるのは、総合技術監理部門の受験生が、どのようにして、試験対策をするかです。

おおまかにわけて、次のいずれかで対応することになるでしょう。

 

1)知人等から青本(複写を含む。)を入手して対策する。
2)技術士受験対策会社のテキスト又は市販の参考書を利用して対策する。
3)青本や書籍に頼らずに対策する。

 

ここで、3)は避けた方が無難です。
なぜなら、総合技術監理部門で試されている能力は、青本の第1章を正しく読み込まないと、理解できないためです。

 

おすすめは、2)です。
なぜなら、対策会社は青本の内容に基づき、細部の情報をアップデートしているためです。

 

たとえば、人的資源管理の労働関係法について、青本では労働契約法を掲載されていません。
それは、青本が平成16年1月に発行されているのに対して、労働契約法が平成20年3月に施行されているためです。

 

働き方改革や長時間労働是正が重要テーマになっていますから、労働契約法は、押さえておくべき法律と言えます。

実際に、労働契約法に密接にかかわるセクハラ・パワハラ関連の出題は択一試験で頻出問題です。

 

もちろん、何らかの手段で、青本が入手できる1)の人が、2)の方法を併用した時には、さらに効果が高まると言えます。

 

 

修士・博士(理学)は苦労する

2018年02月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

一般に、学理を開発した学者には「博士」という称号が与えられます。
一方、技術を産業界に応用する能力を有すると認められた技術者には「技術士」の資格が与えられます。

 

ここで、修士や博士は、技術士試験に有利か、について考えてみます。

 

ふつうに考えれば、修士は、有利でしょう。
業務経歴において、2年の実務経験と同等とカウントできるためです。

 

しかし、博士であっても、5年とカウントされず、2年のままとなります。
この点から、技術士の受験資格という点のみで言えば、博士のメリットはありません。

 

さて、専門領域について、有利か不利かですが、きっと、自然現象を理論的に解明し、それを証明する「理学」は苦労します。

 

なぜなら、技術士法の第1条に、「(略)国民経済の発展に資することを目的とする。」と書かれているためです。
また、第2条に、「技術士とは、(略)高等の専門的応用能力を必要とする事項についての(略)」と書かれているためです。

 

これらは、典型的な理学部が、得意とする領域ではありません。

 

これらは、工学、農学、水産学といった、モノづくりなどのためのより実践的な知識や技術を扱う学部が、得意とする領域です。

 

ですから、工学系の修士や博士の研究者が、難なく技術士にもなってしまうことが多い反面、理学系の研究者が技術士試験に苦戦するということがよくあります。

 

研究者出身の方は、ご自身の専門領域と技術士試験の相性をチェックすることが、早期合格の近道でしょう。

そして、必要に応じて、技術士に求められる論文作法を、教えてもらうことが、効率的だと私は考えます。

勉強に関する名言(詠み人知らず編)

2018年02月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

勉強は何も偉人や有名人だけが行っているものではありません。

誰もが日々努力し、その壁に挑戦しています。決して有名な人が残した勉強の名言ではありませんが、真意をついていると感じた名言をいくつか取り上げてみました。

あなたの隣の席にいた同僚が、この名言をネット上に書き込んだのかもしれません。

 

あと30分の努力が夢への1歩となる

 

そのとおりとしか言いようがない名言ですね。

勉強も1時間、2時間と続けるより、短時間で区切って休憩や日々続けた方が大きな成果を上げます。それは4時間通しで週一日勉強を続けるより、毎日30分でもいいから続けたほうが忘れにくくなり、とても合理的です。

 

分からない問題は放っておけ。たかが数点。その問題に執着しすぎるな

 

試験中にある問題にぶち当たり、他のできたかもしれない問題を行わずに、その問題を解くのに時間を無駄遣いしてしまうのは非常にもったいない行為です。

試験テクニックという言葉で嫌う人もいると思いますが、技術士などの難関試験を勝ち抜くためには必要なスキルとなるでしょう。

どうしても、完璧に答案を書かなければならないという呪縛にとらわれ、完璧な回答をすることを目指すと逆効果となることもあります。

そんな状況を説明している名言です。

 

10年後にはきっと、

せめて10年でいいから戻って

やり直したいと思っているだろう。

今やり直せよ。未来を。

10年後か、20年後か、50年後から

戻ってきたんだよ今。

 

いつまでいっても過去にこうしておけばよかったという後悔は、どの選択をしたとしても残っていることでしょう。それは、技術士試験を受験するということを決めたことやあきらめたことについても同じです。

技術士試験を受験するということは10年後、20年後の自分に大きな影響を与えているということでしょう。しかし、合格までにあきらめてしまう人もいるのではないでしょうか?

あきらめた10年後の自分は、今の自分をどう見ているのかを考えてみましょう。

その時に、後悔していると感じたのであれば、今からでも10年後の自分が満足できるように勉強をすることができます。

一番の強みは勉強しなければと気づくことができたことにあります。

このページを見ている人は、それに気づくことができる可能性をもっています。

技術士試験の勉強に集中する方法

2018年05月04日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士試験の合格には、毎日の勉強が欠かせません。

しかし、なかなか集中して行うということもまた難しいものです。私自身の話をすれば、執筆案件が立て込んでくるとなかなか集中して執筆するという事も気が重くなってしまいます。

毎日これだけやると決めても、一日何らかの理由でできなくなってしまうと、次の日からは継続するという事ができなくなってしまうということもよくあります。

しかし、これでは技術士試験に向かうための勉強ができなくなってしまいます。

 

技術士試験の勉強に集中する方法をいろいろと検討してみました。

 

15分ワンセットとして考える

人間の集中力は、30分が限界と言われています。2時間勉強をすると言っても、2時間ずっと集中しているわけではなく、脳内で休憩を挟みながら行われています。

30分集中して勉強すればいいのですが、そこまで集中して勉強してしまうと、疲れてしまうということもよくあります。

そこで、15分をワンセットで10分休憩のリズムで勉強を行うという方法があります。

これは、15分頑張って10分窓の外を見たり、違うことを行い、再び15分集中するというサイクルの勉強法です。

試験時間中であっても、集中する時間とそうでない時間があるように、集中に緩急をつけて、長時間勉強を継続させる長期戦です。

私の場合、執筆にかける時間は15分として、休憩10分で情報を集めたり、内容の確認で調べたりという形です。このインターバルによって、長時間の缶詰執筆ができるようになります。

 

分かる問題から解いていく

人間は、分からない問題や、意味の分からない文字ばかり見ると集中するどころではなくなってしまいます。

語学を行う場合も、難易度が重要で、英語を学ぶのにいきなりアメリカのラジオニュースなどを聞いても全く意味が分かりません。

自分の現在のレベルに合った問題から解いていき、少しずつ難易度を上げていくというやり方で集中するという方法があります。

この場合、問題が解けるということで勉強するのが楽しくなるということで集中ができる形になります。そうした問題を解いていくことで、最初に見た難しい問題も自然と回答できるようになっているはずです。

 

勉強に集中する方法は人それぞれですが、無理のない勉強法で少しずつ問題を解いていくといことが重要ではないかと思います。

技術士に聞いた 技術士補に関するアンケート調査結果

2018年05月20日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士一次試験に合格すると、技術士会に登録することによって技術士補になることができます。

では、技術士からみた技術士補とは、どのように映っているのでしょうか?

 

これから技術士を目指して一次試験を受験し、技術士補となる方はこうしたアンケート結果にも目を配っておく必要があります。

 

https://www.engineer.or.jp/sub10/

これは日本技術士会が主に登録している技術士に向けて取ったアンケートの結果です。

技術士会に登録している技術士、技術士補を対象とし、1500通の回答があったものの集計結果です。

 

アンケート結果より、「技術士補登録の経験の有無」については7割の回答者が技術士補登録なしと回答しています。

また、技術士補登録をした年代は20代、30代で8割を占めています。

技術士補は若い人が技術士を取得する際に登録する資格であることが表されています。

また、経験年数も10年未満の人が多く、技術士になるためのステップアップということがアンケート結果からも表されています。

 

次に、技術士一次試験に合格しても、技術士補として登録しなかったという人の回答もありますが、ここにも特筆すべきものがあります。

経験年数が7年以上であったという回答が最も多くなっています。

経験年数が7年以上であれば、技術士一次試験を受験しなくとも二次試験を受験することができます。

若くして技術士となっても、経験不足などの理由から責任者となれないこともあるため、早くにとっておいた方が得ではありますが、その資格を最大限に活用するのは少し後のことになります。

こうした理由から敢えて技術士補にならなくても、と考えている人も少なくないようです。

それと同時に、登録費用が負担に感じると考えている人も多いという結果になりました。

 

技術士補制度の今後についても、見直した方がよいと考えている人が約8割もいる結果となっています。

しかもその多くは技術士補制度の廃止を行い、一次試験合格者を「修得技術士」とするというのが望ましいと回答しております。

これは、技術士補は登録だけに費用が掛かり、あまりメリットに感じている人が少ないということになります。

技術士補に登録しなくても、技術士一次試験の合格者に一定の資格を与える形とすることが望ましいと考えている人が多いという事から、技術士補になるには技術士会に登録しなければならないということに抵抗感がある人も多いという結果が浮き彫りとなりました。

 

技術士制度は制度改正が叫ばれており、多くの段階を経てこれからも変化し続けるのではないでしょうか?

制度改正の動向にこれからも注目していきましょう。

試験に臨む度胸をつけたい! 度胸を自信に変える心強い名言

2018年06月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士試験では、口頭試験や記述式試験など、今まで勉強したこと成果を十二分に発揮することができない場合が出てくることがよくあります。

そんな時に、分からない試験に当たっても、挽回できるよう度胸をつけたいと考えている人が意外と多いのではないでしょうか?

度胸があれば、この試験がダメでも次があるという前向きな気持ちにもなりやすくなります。

 

今回は度胸をつけたい時に聞きたい名言を集めてみました。

 

そもそも度胸とは?

多くの辞書を引くと、度胸という言葉の説明に、「物事を恐れない心」とあります。

技術士試験を恐れない心を持つことは、事前の試験勉強などをこなし、天命をまつような状態になっていればつけることができるものと考えられます。

あとは何が来ても後悔しないという状態のことを度胸があると言い換えることができます。

 

度胸さえあれば、不可能はない。

JKローリング

 

ハリーポッターシリーズの原作者として知られているJKローリングの言葉です。

一時期は生活保護を受けながらも、小説を書き続けたことで知られている苦労の人です。しかし、最終的には世界中で大ヒットをしたシリーズを書き上げることになります。

そんな原作者でも、やはり度胸は重要と考えているようです。

 

度胸が欲しければ、恐ろしくて手が出ないことに挑んでみることだ。これを欠かさずやり続けて、成功の実績を作るのだ。これが恐怖心を克服するための最も迅速でしかも確実な方法である。

デール・カーネギー

 

自己啓発や成功哲学に関する書籍を多く執筆しているアメリカの作家、デール・カーネギーの言葉です。

難しい試験にはできなかったらどうしようという恐怖がつきまとうものです。それは不合格になったらどうしようと考えることにつながります。

こうした恐怖心を克服するためにもまずは挑戦してみることが重要だと説いています。

そのためには、練習問題や試験勉強はその前段の対策となります。そのうえで恐怖心を克服することで度胸がついていくのではないでしょうか?

平成30年度試験の解説(建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目 Ⅱ-1-1)

2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師

平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。

建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。

以下はⅡ-1-1に関する記述です。

 

Ⅱ-1-1は河川に関する問題で、河川砂防技術基準の改定を踏まえた問いとなっています。

「河道計画」に特化した設問なので、河道計画に関わる節の内容を知らなければ、適切な内容の論文を記述する

ことは困難だったのではないかと考えます。

 

問われているのは以下の2点です。

①河道計画策定にあたり検討すべき事項を4つ以上挙げて、計画策定の基本的流れを概説する。

②検討すべき事項の中から2つを選定して、治水の観点から配慮すべき事項を述べる。

 

まず①についてです。

検討すべき事項と基本的な流れは、河川砂防技術基準『1.2.2河道計画検討の基本的な流れ』に記載されています。

すなわち、

1)計画高水位の設定

2)改修を必要とする理由に応じた計画区間の設定

3)河道の平面形、縦横断形等について複数の検討ケースの設定

4)河川構造物などの設定

5)治水・利水・環境への効果及び影響について総合的な評価

です。個別の設定内容である1)から4)と、総合的な評価である5)で、『4つ以上』という設問の要求事項を満たす

ことが求められています。つまり1)から4)の4つは必須事項と考えます。

 

次に②については、①で挙げた「検討すべき事項」の中から2つを選定して、それぞれの検討事項について「治水」の観点

から配慮すべき事項を説明することが求められています。「利水」や「環境」の観点で配慮事項を記述しても、題意に沿っ

た内容とは言えません。

例えば「計画高水位の設定」であれば、『計画高水位を以前よりも高くすることは河川を大幅に再改修するに等しいことに

なり、部分的な場合を除き現実的ではないばかりでなく、洪水をできるだけ低い水位で流すという治水の大原則に反するもの

であるため、既往の計画高水位を踏襲する』というように、河川砂防技術基準の「考え方」を踏まえた治水上の配慮事項を

記述することが必要です。

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

平成30年度試験の解説(建設部門 河川、砂防及び海岸・海洋科目 Ⅲ-1)

2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師

平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。

建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。

以下はⅢ-1に関する記述です。

 

Ⅲ-1はICTの活用に関する問題でした。

i-Constructionは課題解決論文の「本命テーマ」といっても過言ではありませんので、取り組みやすいテーマ

だったと思います。

ただし、具体的な事例や効果の説明を求められているので、表面的な知識だけでは書ききることが難しかった

はずです。

一般論ではなく、河川、砂防及び海岸・海洋分野での具体例や、自然災害対応と言った部分に踏み込んだ記述

ができたかどうかがポイントとなります。

 

問われているのは以下の3点です。

①ICT活用で実用化された技術を2つ挙げて、それぞれ具体的な活用事例と具体的な効果

②自然災害を踏まえて、被害軽減や管理高度化の観点からICT活用で対応できる課題を2つ

③2つの課題に対して、ICTを活用した新技術開発あるいは既存技術応用の視点で対応策を提案

3つのうち、②と③は関連していますが、①に関しては単独の問いと考えて良さそうです。

 

まず①についてです。

既に実用化されている技術を挙げる必要があります。また、「河川、砂防及び海岸・海洋の分野において」

という問題文ですから、ICT土工等を取り上げるにしても一般論ではなくて、「河川堤防におけるUAVを

利用した起工測量」のように、専門分野における具体的な事例が必要です。

具体的効果については、日数の短縮やコストの縮減等が定量的に示されていると説得力が増します。

 

次に②についてです。

「自然災害を踏まえて」とありますから、津波、河川氾濫、土砂災害のように、具体的な災害を挙げると

具体性が増すはずです。

例えば河川氾濫であれば、長大な堤防沿いの点検をいかにして短時間かつ詳細に実施するか、というような

課題はICTの活用で対応策を考えられるはずです。

 

最後に③についてです。

②で挙げた2つの課題それぞれについて、ICTを活用した対応策を述べます。堤防の点検であれば、UAVで

得たオルソ画像の三次元化であるとか、UAVによるハイビジョンカメラ撮影等が考えられます。

「新技術開発あるいは既存技術応用の視点で」という問題文ですから、新技術開発・既存技術応用のうち

いずれなのか明確にすることも必要です。

といっても対応策が具体的であれば、おのずと新技術開発・既存技術応用いずれなのかはわかるはずなので、

結局はどれだけ具体的な対応策になっているか、に尽きると考えます。

 

 

*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

論文は再現されましたか?

2018年07月28日 作成 / 執筆:技術屋NR講師

筆記試験が終わって約2週間ですね。
日本技術士会から択一式の正答が公表されていますが、自己採点はされましたか?

さて、前にも書きましたが、筆記試験合格者に行われる口答試験で、筆記試験の論文について
聞かれることがあります。

ですから、まだ論文の再現をされていない方は、論文の再現をしておくことを強くお勧めします。

試験から日が経つにつれて何を書いたかどんどん忘れてしまうので、もしまだでしたら、すぐにして下さい。

まずは、論文を再現することが必要ですが、そのあとは急ぎませんが、次のことを実施しておきましょう。


・間違いがないか、不足がないか確かめて下さい
 参考書などを調べながらでよいので、ご自身が書かれた論文に間違いがないか、わかりにくいところはないか、
 不足していることはないかチェックして下さい。
 本当なら、こういう風に書いたらよかったという「模範解答」を作成するのがよいと思います。


・口頭試験での回答案を作成して下さい。
 口頭試験で、「訂正や追加することはありませんか」という問いに対して訂正や追加したいことがある時には、
 「筆記試験のときには、○○がよいと思いましたが、試験後、落ち着いて考えると、△△の方がよいことに
 気付きました」みたいな、説明をできるようにしておくことが必要です。
 口頭試験で試験官が質問してくるということは、論文に疑問があるか間違いがあると考えているということです。
 試験官は論文を持たれていますので、何を書いたか聞きたいのではないので、再現だけで終わってしまったら
 意味がありません。


せっかく筆記試験に通っても、口頭試験に落ちたら、また筆記試験からです。
手を抜かず、すべきことをして、万全の状態で口頭試験を受けられるように、準備をして下さい。

皆さんの、筆記試験合格をお祈り致します。
 

総合技術監理部門の口頭試験について

2018年10月31日 作成 / 執筆:タートル講師

10月30日に技術士第二次試験の筆記試験合格発表がありました。

来年度から試験制度が変更されます。筆記試験に合格された方は、今年度の試験で確実に技術士資格を取得できるよう、

口頭試験対策を怠りなく進めてください。

 

さて、今回は総合技術監理部門の口頭試験に関して、留意すべき事項を述べたいと思います。

 

総合技術監理部門の試験内容は、必須科目と選択科目に大別されます。ここでは既に建設部門や機械部門等の技術士資格を

有している方が総合技術監理部門を受験されたと想定して、必須科目のみについて記します。

 

総合技術監理部門(必須科目)の口頭試験試問事項は、文部科学省の「平成30年度技術士試験合否決定基準」に明示されています。

以下の通りです。

『総合技術監理部門の必須科目に関する技術士として必要な専門知識及び応用能力』

 

つまり「総合技術監理部門(建設-○○科目)」の口頭試験で問われるのは、総合技術監理部門に関する専門知識や応用能力です。

建設部門の○○科目の専門知識や応用能力は問われません。

 

この点を失念して、○○科目の視点で質問に答えてしまってはダメです。

特に受験申込時に提出した「業務内容の詳細」を、○○科目の視点で記述してしまった方は要注意です。試験官は「総合技術監理を

理解していない」と判断して、厳しい質問となる可能性があります。「業務内容の詳細」に記述したことは「なかったこと」にして、

口頭で改めて5つの管理の視点で業務の内容を説明する、というくらいの気持ちで挑みましょう。

 

総合技術監理部門(必須科目)の口頭試験は、あくまでも総合技術監理部門に関する専門知識や応用能力が試問されるということを

強く意識して、口頭試験対策を進めてください。

 

 

*口頭試験対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。

 

 

技術士の部門紹介:衛生工学部門

2018年11月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士 衛生工学部門の概要

空調機の設置や台数などの検討する建築設備の設計分野では、快適なビル環境の構築や産業廃棄物の処理に関する分野での専門家となっています。

ビルの空調も適当に置かれているわけでなく、熱源などを考慮し、適正な台数が設置されています。

また、河川や大気にビルなどからの有害物質が放出されないよう考慮し環境を考えた設計としなければなりません。

技術士衛生工学部門ではそんな建築設計における設備構築にかんする専門分野があります。

大気汚染を防止する大気管理、水環境を守る水質管理、産業廃棄物を管理する廃棄物管理、建築設備設計として活躍できる空気調和、建築環境などの分野があります。

 

技術士 衛生工学部門取得後の活躍

ビル建設を行う建築事務所や、大気汚染や水質汚染の状態を管理する環境コンサル会社などが主な活躍できるフィールドとなります。

また、空調メーカーや産業廃棄物処理業者などでも技術士の専門分野としての資格を活かすことが可能と言えるでしょう。

 

技術士 衛生工学部門の問題点

専門分野としての比率が廃棄物管理と空気調和、建築環境に偏っており、水質管理と大気管理については、受験者数が少ない傾向にあります。

また、ビルの建設やメンテナンスでも、建築士の知名度や権限も強く、空気調和の分野で行う空調設計なども建築設備士などの別資格の存在が大きく受験動機をそぐことになっております。

技術士がその道の専門家ということは疑いのないものではありますが、建築業界では他の資格の法的な立場や権限、知名度も上位となっているのが現状です。

廃棄物の最終処分場も多くは地方自治体などで運営されており、廃棄物の管理に技術士資格が必ず必要というわけではないということが受験者数の伸びない根本的な原因となっています。

しかし、技術士を受けることで建築分野やリサイクル分野の専門知識が身に着きますので是非とも受験しましょう。

 

使用する筆記具のおすすめ

2019年01月23日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

2019年度から、3時間30分の中で、3600字もの論文を記述しなければならないという技術士2次試験で、

満足のいく結果を生み出すためには筆記具にこだわることも大事です。
 限りある時間内で、芯が何度も折れるのは時間の無駄です。私の中で最も論述試験に適している筆記具は、

 

  • ZEBRA デルガード 0.7mm芯(B)のシャープペン

 

だと思います。「デルガード」は2014年に発売され、“どれだけ力を込めても折れないシャープペン”として累計1000万本以上売り上げています。

さらに今では、ペンのトップにある消しゴムに新しい機能が追加された「デルガード タイプER」というものが発売されています。

どのような機能かというと、逆さにするだけで消しゴムが出てきて、ロックされるので消している際に引っ込まない、そしてペンを元に戻すと自動的に引っ込むというものです。間違いに気づき、消す際にも時間短縮につながりますね。また消しゴムを落としてしまうといった失敗が無くなります。

デルガード以外にも、芯が折れないというシャープペンはいくつかありますが、あらゆる角度で強い筆圧がかかっても折れないというペンはコレだけだと個人的に思います。
 

筆記具売り場で、1本450円程度で買えると思います。 


この他に、論文の構成を考えるときに使う筆記具は、別に用意してください。少ないスペースに書き込むことになりますから、0.4mmか0.5mmのメカニカルペンシルがお薦めです。こちらは、個人が好きなペンで問題ないと思います。

 何事も、あなたのパフォーマンスを最大化するためです。3時間30分で3600字を記述するために必要な筆記具について、今一度考えてみてください。 

模擬面接の面接官の経験~その1~

2019年01月24日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

<簡潔に回答する>

質問1:「経歴と業務内容の詳細に書かれた業務について3分程度で説明してください.」
 殆どの方が5分以上掛かっています。

試験官は事前に読んでいます。

業務概要、自分の役割、課題、解決策、結果を簡潔に説明してください。

特に課題に対して自分がどうしたのかを+αで説明すると良いでしょう。
 口頭試験は加点方式です。時間を超過すると質問の数が減り、加点チャンスが減るということです。
 

<技術士にふさわしい高い専門性>

質問2:「○○をしたと書かれていますが、なぜそうしたのですか?」

NG:「上司に指示されたので。」「マニュアルに書いてあったので。」

これらの回答では技術士にふさわしいとは言えません。

技術士は、他の技術者と比較し、高い専門性を有し、課題解決能力に長けていなければなれないのです。

OK:「通常であれば□□を行うのですが、△△を考慮した事前解析の結果、○○をしました。」

周囲の環境や安全面、公益などを考慮したなどと実際に考えたこと、もしくは結果的に良かったことでも事前に検討したと言ってしまって良いと思います。

要は普通の人とは違う、1歩踏み込んで考えたということをアピールしましょう。

当然、「では具体的に手法を説明してください。」という質問にも答えられるように事前に準備しておきましょう。

一番NGなのは、業務詳細に書いた内容を理解していない事、わからないと答えること、無言になってしまうことです。

 

これらを考えると、業務詳細に書く内容は、できるだけ最近の事例が良いでしょう。

何年も昔に対応した内容ですと、具体的な部分を忘れてしまっている場合があるからです。

技術士の部門紹介:情報工学部門

2019年01月31日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師

技術士 情報工学部門の概要

GoogleやAmazonなどのIT企業が活躍できるのもコンピュータや情報ネットワークが基幹にあることが大前提となります。

コンピュータやネットはスマートフォンなどの普及により、今まで以上に身近なものとなりました。そんな情報化社会を支えているコンピュータ工学やプログラミングやネットワークの技術部門の内容を専門分野とする部門が、技術士情報工学部門です。

専門分野としては、コンピュータの構造や組み込みシステムの内容を問うコンピュータ工学、プログラミングやソフトウエアの安定性検証などの内容を問うソフトウエア工学、情報システムを使ったシステム構築に関する内容を問う情報システム・データ工学、ネットワークのセキュリティやネットワーク構築に関する内容を問う情報ネットワークの4分野があります。

 

技術士 情報工学部門取得後の活躍

技術士 情報工学部門を取得すると、情報系部門の専門家として、システムインテグレーションを行う会社や、情報システムを構築する会社に就職し活躍することができます。

NTTやKDDIといった電話会社も、現在は、自社設備としてサーバーを構築することが多いため、IT分野の業務に力を入れております。こうした会社でも活用できる可能性もあります。

情報工学部門は、今後5Gネットワークの開発など、多くの広がりが期待できる部門ということができます。

 

技術士 情報工学部門の問題点

他の分野と比較しても、受験者数も安定しており、一定の需要があります。

情報処理技術者やシステムアドミニストレータなど、他の知名度のある情報関連の資格もありますが、やはりそうした資格と比較しても難易度が高く、取得することで一定の技術水準をクリアしているとみてもらえることが多いようです。

プログラミングなどを行うのに許可が必要な資格はなく、誰でも仕事に従事することができますが、そういった仕事だからこそ、対外的に技術があることを証明する資格として技術士情報工学部門が活用されています。

 

 

試験官に負担をかけない文章にすること

2019年02月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

技術士試験のヤマ場は、二次試験の筆記試験です。なぜなら、その合格率が10%前後で、多くの受験生が苦しむためです。


一方で、試験官にとっても、筆記試験の採点は、たいへんな作業です。

何十人もの答案に目を通し、正確に受験生のスキルを採点することが求められるためです。

 

となれば、試験官に読んでいただくのに、あまり負担をかけない文章にする配慮が必要です。

 

時間をかけず、あまり読み込まなくても、内容が理解できる文章がベターです。


たとえば、つぎのようなテクニックを使うのも一案です。

 

つまり、パラグラフの先頭に、「一般に、・・・、〇〇法が採用されている。」という文案Aと、「〇〇法の採用が一般的である。」という文案Bがあったとします。

 

その場合、文案Aのほうが、試験官に配慮していると言えます。
なぜなら、試験官は、はじめの数文字を読んだだけで、「この一文目で一般論を述べて、次の二文目以降で持論を展開するのだな」と無意識に認識して読んでいけるからです。

 

一方で、B案では、最後のほうまで読み進めないと、一般論であることがわかりません。

ですから、一文目を読み進めるまで、一般論なのか、受験生の持論なのか不安になりながら、読むことを強いてしまいます。

 

できるだけ読んでもらわずに、内容を理解してもらうための工夫として、ほかに、「大きいものから小さいもの」「古いものから新しいもの」「抽象的なものから、具体的なもの」などのように、順序にこだわってみましょう。

 

たとえば、「1970年代にX法が開発され、2000年代にY法が開発された。2015年に、両法を組み合わせたZ法が開発された。」のように並べます。

そうすると、「2015年」を読んだあたりから、試験官は、つぎに3つ目の方法が書かれているだろうと無意識に認識して読んでくれます。

そして、そのとおりに文章が展開されていて、うれしい気持ちになるものです。

 

試験官に読んでいただく、という姿勢で答案を作成することをお勧めします。

記述式問題の対応―暗記も大事

2019年03月01日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

記述式問題をうまく書くために、事前に精度の高い想定問題と、その解答案を作成して、暗記してしまうのが効果的な方法の一つです。

 

制限時間の範囲内で、合格レベルの答案を作成するには、あらかじめパターン化された答案を思い出して書く方法が有効だからです。

 

たとえば、選択問題Ⅱ-1の想定問題作成に関しては、1つのキーワードに対して、以下の3項目の内容を、事前に用意してみてはいかがでしょうか。

 

①基礎専門知識
②課題と問題点および解決策
③期待される効果とリスク

 

そして、1つのキーワードに対し、1枚のキーワード解説シート(キーワード集)を作成するのです。このシートは本番の論文試験用紙600字詰原稿用紙でつくっておくと便利で、上記3項目の内容を記述しておきます。

 

実際の試験で、「〇〇について知るところを述べよ。」と出題された場合、①基礎専門知識からの知識を解答に記述します。

 

また、「○○の問題点を論ぜよ。」「〇〇の課題を抽出せよ。」「〇〇の課題と解決策を提示せよ。」等と出題された場合は、②問題点及び課題と解決策の部分を記述します。

 

同様に「○○について期待される効果とリスクについて論ぜよ。」「〇〇について将来動向について論ぜよ。」の場合は、③期待される効果とリスクの部分を記述します。

 

場合によっては複数の知識を引っ張り出して解答を記述するのです。

 

つまり、キーワード2つの問題ではキーワード解説シート2題、3つの場合はキーワード解説シート3題から知識を引き出して解答を記述します。

 

このキーワード解説シートをたくさん準備しておけば、筆記試験の時に困ることが少なくなります。

このキーワード解説シートは、多いにこしたことはないのは当然ですが、150~200個ほど作っておくと安心できます。

受験申込書の提出ができます

2019年04月04日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

受験申込書が4月1日(月)から配布されています。受験申込の受付期間は、平成31年4月8日(月)〜24日(水)です。

 

原則、書留により郵送で提出することになっています。早めに仕上げて、提出しておきたいものです。

 

受験申込書等日本技術士会のホームページでダウンロードができます。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/006/006428.html

 

今回は、様式が変わっているため、最後の仕上げで手間取ることも見越しておきましょう。

 

今回の申込書で、昨年度までのものと変更になった点では、主に、年号は西暦で記入すること、本年度は経歴票に記載されたもののみの「合計年数」を記入すること、の2点です。

 

「業務内容の詳細」は、そのままPDFのフォーマットを文字入力すれば900文字まで入りますが、720文字以内に収めるよう指示されています。

したがって、文字数オーバーに気をつける必要があります。

 

受験申込書の業務経歴票の箇所が口頭試験で使われます。

念のため、最後に確認してください。作成した業務経歴票が、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」(技術士法第2条)である技術士が書いた文章になっているかを。

 

なお、受験申込み案内には、筆記試験の問題の出題数・解答数と答案用紙枚数が明示されています。
・必須科目1は、答案用紙3枚以内で2問出題1問選択解答
・選択科目2-1は答案用紙1枚以内で4問出題1問選択解答
・選択科目2-2は答案用紙2枚以内で2問出題1問選択解答
・選択科目3は答案用紙3枚以内で2問出題1問選択解答
となっています。

 

 

総監は必要とされる背景を押さえる

2019年04月05日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

総監の試験では、とにもかくにも、総合技術監理が必要とされる背景を押さえることがとても重要です。


『技術士制度における総合技術監理部門の技術体系』(第2版)、いわゆる青本には、次のように記されています。


『科学技術の発達により人々が享受する恩恵は、日々の生活の中に浸透している。

 

しかしその一方で、科学技術の巨大化・総合化・複雑化が進展しており、その発達を個別の技術開発や技術改善のみによって推進することは難しい状況になりつつある。


つまり、科学技術の発達を推進する業務は一部の専門家のみによって完結するものではなく、さらに言えば科学技術は単独でその有効性や価値が生じている訳でもなく、企業などの組織活動が技術の有効性を発揮するための大きな基盤となっている。

 

また、それに伴って事故や環境汚染などが発生した場合の社会への影響も、従来に比して遥かに大きなものとなっている。』

 

この文章は、『総合技術監理 キーワード集 2019』にも記されています。

 

ここでのポイントは、次の2つです。

 

①科学技術が複雑になっているため、もはや一般部門の技術者や専門家だけでは、プロジェクトを始めから終わりまでやり遂げることができないこと

 

②ひとりひとりの技術者等を束ねるスキルがある人材が求められていること

 

そこで、受験生のみなさんは、そのスキルを有していることを筆記試験と口頭試験で、採点官に評価してもらえるように準備してください。

 

具体的には、5つの管理技術を使いこなし、業務を俯瞰的に見渡して、全体最適化をはかって、首尾よく業務を完遂させるスキルです。

 

総合技術監理部門は、たしかに合格率が低く難関ですが、総監が必要とされる背景、総監で求められているスキルを押さえることで、きっと合格率が高くなります。

講師になったつもりで業務を語ってみる

2019年04月06日 作成 / 執筆:技術サムライ講師

人気セミナー講師になったつもりで、業務を語ってみる訓練をするのが有効です。また、教え方がうまいと評判の上司になったつもりで、業務の手順を部下に話してみるイメージトレーニングは役に立ちます。もちろん、すでに技術士になったつもりで振舞います。

 

これは、技術士法第2条の「技術士」の定義から、言えることです。

 

つまり、技術士とは、『科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。』とされています。

 

この「指導」するスキルを磨く訓練になるのです。

 

「わかりやすく説明する」。

これはコミュニケーションに必須のスキルです。そして、技術士試験で試されている能力のひとつです。

 

『技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)』のコミュニケーションには、つぎのように記されています。

 

①業務履行上、口頭や文書等の方法を通じて、雇用者、上司や同僚、クライアントやユーザー等多様な関係者との間で、明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

 

②海外における業務に携わる際は、一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え、現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。

 

とくに、①にあるように、技術士は、「口頭でわかりやすく説明」できなければなりません。

 

ですから、業務にかかわることについて、講師になったつもりで、端的に語る訓練というのは、とても効果的なのです。

技術士2次試験 求められる資質(コンピテンシー)とは

2019年04月17日 作成 / 執筆:スチールマニア講師

技術士二次試験の合格基準は文部科学省技術士分科会で決定されます。

その方針の柱として、知識ではなくコンピテンシーと言う尺度が提唱されています。

 

この「コンピテンシー」とは、

職務における効果的、ないしは優れた行動に結果的に結びつく個人特性という意味です。

つまり、仕事の品質や性能を高めるような行動をとれる人の特性です。

実際に、仕事の現場に出向くわけには行きませんので、試験では事務の場面を模擬して、試験官が答案等から推し量ります。

コンピテンシーをよりわかりやすい形で表現できれば、得点は上がるはずです。

私の言葉で、より噛み砕いてコンピテンシーについて書いてみると以下となります。

  • 問題解決のための道筋を描く力、それに必要な技術力を保有し、それを具現化するための適応力、説明力、調整能力
  • 問題解決に向けて、課題を抽出し焦点化する能力
  • 問題、課題を理論的に思考し、実践する能力
  • 問題に対するより高度な解と品質向上のために粘ることができる能力
  • 抽出された問題を解決するために、必要なチームを組成し、資金運営を含めて、マネジメントする能力
  • 幅広い技術的な基礎は言うまでもなく、応用力(現場条件、顧客ニーズ等に合わせた設計上の工夫をする能力)
  • 与えられた業務を正確かつ迅速に処理する実行力

    これらを遂行する為には、当然土台には幅広い基礎知識が必要となります。

    皆さんはこれまでの業務で、問題や課題を咀嚼し、自分の持っている知識や技術を基礎にして解決した経験はないでしょうか。

    その業務こそ技術士たる姿かと思います。

    その資質が試験官に伝わるような論文の書き方を心がけてください。

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