2017年12月11日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 17
十分に眠る時間がなくて睡眠不足になっていませんか?いつもの仕事だけでも忙しいのに、技術士試験にむけて勉強までしていたら、とても睡眠時間は足りませんよね。
睡眠不足で悩んでいる人の解決策は簡単です。それは、睡眠時間を増やすこと。「忙しくてこれ以上、睡眠時間をつくれないから困っているんです」という人もいるでしょう。その場合は、日常生活の不要なものを削ることからはじめてみましょう。
私たちの生活は、細かく観察すると細かい不要な時間がたくさんはさまっています。余暇の時間は心とからだにゆとりを持たせるためには大切ですが、ムダに時間をつかっているという人がほとんどです。過剰なSNSの利用、気づけば起動しているスマホゲーム、「付き合いだから」と理由をつけて飲み会でぐだぐだする。
勉強しすぎた脳をリフレッシュするために休憩をはさむのはかまいませんが、技術士試験の合格にむけてがんばっているのですから、時間は有効に活用したいものです。「この時間は本当に必要なのか?」と自分に問いかけながら、不要な時間はカットしていきましょう。
必要ない時間を減らそうとするけれど、どうしてもうまくいかないということもあるはずです。とくにSNSやスマホゲームなど、日常にあるのが当たり前になってしまっているものを取り除くことは難しいです。そこで、やめることToDoリストを活用してみましょう。技術士試験に集中するために削るべき項目を紙に書き出していきます。たとえば、「Twitterは1日5回までしか起動しない」といった具体的な数字も入れてToDoリストを作ってみましょう。
ムダな時間を少しずつ削って、貴重な睡眠時間を増やしていきましょう。そうすれば、睡眠不足の症状を改善することができます。
2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 17
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅡ-1-1に関する記述です。
Ⅱ-1-1は河川に関する問題で、河川砂防技術基準の改定を踏まえた問いとなっています。
「河道計画」に特化した設問なので、河道計画に関わる節の内容を知らなければ、適切な内容の論文を記述する
ことは困難だったのではないかと考えます。
問われているのは以下の2点です。
①河道計画策定にあたり検討すべき事項を4つ以上挙げて、計画策定の基本的流れを概説する。
②検討すべき事項の中から2つを選定して、治水の観点から配慮すべき事項を述べる。
まず①についてです。
検討すべき事項と基本的な流れは、河川砂防技術基準『1.2.2河道計画検討の基本的な流れ』に記載されています。
すなわち、
1)計画高水位の設定
2)改修を必要とする理由に応じた計画区間の設定
3)河道の平面形、縦横断形等について複数の検討ケースの設定
4)河川構造物などの設定
5)治水・利水・環境への効果及び影響について総合的な評価
です。個別の設定内容である1)から4)と、総合的な評価である5)で、『4つ以上』という設問の要求事項を満たす
ことが求められています。つまり1)から4)の4つは必須事項と考えます。
次に②については、①で挙げた「検討すべき事項」の中から2つを選定して、それぞれの検討事項について「治水」の観点
から配慮すべき事項を説明することが求められています。「利水」や「環境」の観点で配慮事項を記述しても、題意に沿っ
た内容とは言えません。
例えば「計画高水位の設定」であれば、『計画高水位を以前よりも高くすることは河川を大幅に再改修するに等しいことに
なり、部分的な場合を除き現実的ではないばかりでなく、洪水をできるだけ低い水位で流すという治水の大原則に反するもの
であるため、既往の計画高水位を踏襲する』というように、河川砂防技術基準の「考え方」を踏まえた治水上の配慮事項を
記述することが必要です。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年07月28日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 17
技術士の電気電子部門は、電気設備の設計や、発電設備、変電設備の設計といった電気機器の設計を行うことができる技術士です。
技術士 電気電子部門の概要
電気機器メーカや半導体機器メーカ、カーナビなどの車載電気機器など電気を使用しない生活はないと言えます。
また、発電所などの電力会社でも発変電設備の設計を行う際にも、こうした技術士による設計を行うことがあります。
専門分野も電力設備を扱う発送配変電から電子機器を扱う電子応用や情報通信、産業用モータやビルの屋内設計を行う電気設備など電気電子と一口に言っても広範囲となりますので、それぞれの分野にはっきりと分かれています。
技術士 電気電子部門取得後の活躍
電機メーカや発電設備メーカなどの電力設備の設計を行う強電分野から、カーナビや携帯電話の製造を行うような情報通信機器製造メーカの設計、産業用モータやFA機器の設計を行うこと、電気を用いた設計職は様々なメーカで求人があり、その多くは大手メーカになります。
また、電気のアイデア商品で高い需要のある中小企業などもあり、そうした幅広いメーカへの設計職としての活躍することができます。
技術士 電気電子部門の問題点
電気分野は需要が高く、幅広い範囲であるため潰しが利く半面、他の資格などとの競合により、設計に必要な資格が他の資格と置き換わっているようなことがあります。
電気主任技術者試験などでは保全などで必要な資格なのですが、知識水準を測る試験と見られている側面もあり、設計職に求められる資格が電気主任技術者となっている場合もあります。
弱電分野では、アイデアが勝負となることが多く、こうした設計職に資格を求める傾向があまりないということが取得の必要性がないと考える人を多くしてしまっている現状があります。
しかし、この分野の商品を扱うメーカが多いことから、技術コンサルなどを行う場合には必ず必要となるのが技術士電気電子部門となりますので、電気の関係で、コンサル分野に進みたいと考えている人は他の資格と合わせて取得しておいた方がよいと考えます。
2025年05月06日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 17

「必然だった技術士5分野の受験から得たもの」
私は5分野の技術士資格を有していますが、ややもすれば5分野の技術士受験は、「受験マニア視」されがちです。ここではこれまで私が取り組んできました技術士各部門の受験理由は、必然だったことの 経緯やその理由について、紹介したいと思います。
1.苦節10年:建設部門-施工計画分野
平成元年、技術士第1次試験(技術士補)の合格を期に、技術士を目指すことを決意しました。社会へ出て約10年、「自分がやりたかった仕事は、この仕事だったのかな?」誰しもが、どこかの時点で自問するちょうどその時期でした。自分が社会に通用する力をつける必要性を痛感し、技術士の世界のドアをノックすることにしました。 苦節何年と良く言われますが、私は合格するまで、3回の受験棄権も含め10年かかりました。先輩技術士の熱い指導のおかげで、ようやく「施工計画分野」で合格することができました。指導してくれた先輩達には、今でも感謝の念に絶えることはありません。
2.自己武装の手段:総合技術監理部門
念願の技術士資格を手中にし、仕事は官庁主体の営業職に移動になりました。技術士になり資格だけでは自己実現できないもどかしや自身の力量不足、混沌とした感情を抱いていた頃、新しい部門として総合技術監理部門が創設されました。新設部門なので事前情報がなく手探り状態でしたが、さらなる自己武装の手段としてトライしました。
3.後輩への指導合格:建設環境分野
総監部門の取得を期に「建設コンサルタント」へ転職を決意、再就職決定までには時間を要すること想定し、建設環境分野を転職の備えの1つにしようと考えました。前年、同窓1年後輩を建設環境分野でワンツ-マンで指導、受験初回で合格へ導くことができたことは、自分の指導方針は間違っていなかったことを立証でき、大きな自信に繋がりました。
4.提案型業務の資格要件:河川・砂防分野
建設コンサルタントに転職後、私は「河川構造物分野」のセクションに配属になりました。まさに未踏の分野で、全てがゼロスタ-トの状況で、毎日、刺激的な日々を送ることになりました。同時期、建設コンサルタント契約方式が指名競争入札から、提案力が求められるプロポ―ザル、総合評価業務への転換期でもあり、自分の意思とは無関係に、資格要件として河川・砂防分野の取得が迫られました。この間、同僚・部下・社外の人への添削指導により、これまでに約50数名の合格者を輩出できたことは、私自身の大きな誇りとなっています。
5.至上命令:衛生工学部門
衛生工学部門を取得していた部下が、独立開業により退社しました。このためこの分野のコンサルタント部門登録が会社としてできなくなりました。会社上層部から部門長であった私へ早急な改善対処が求められ、まさに至上命令として受験宣言せざるを得ない状況になりました。建設環境との関連性がある分野で、退社した彼の添削指導もしていたこともあり、何とかクリアできました。気が付けば56歳のときでした。目標を達成できたかと思えばまた、次の難関が押し迫ってくる。この繰り返しこそが、誰しもがたどる人生の道のりと実感、回想しています。
6.技術・経験の伝達媒体:日本語教師
私は65歳にて無事、円満に定年を迎えました。縁があり現在は「砂防分野」を専門とするコンサルタントへ人生3回目の就職。オールドル-キ-として、新たな難関に迫られる毎日を送っています。 一方、私は以前より志向していた外国人の方々に日本語を教える「日本語教師」資格を取得、現在は毎週末、海外の若者達へ「日本語」を指導しています。 これまでの技術士試験への取り組みがなければ、決してこの分野を目指すことはなかったと考えています。常に研鑽すること、努力を継続することに慣れることができたことが、まさにその原動力だとも思います。日本語教師の方々は無論のこと、海外学習者個々の意識の高さに触発され、私自身にとってとても良い刺激となっています。「日本語を学びたい」という強い願望と熱いパッションを痛感しています。 人口減少による人手不足等、生産人口の急減による我が国の国力低下が懸念される情勢下、外国人の方々の活躍支援のため、自身の技術や経験を日本語で伝えることができる技術士になることへ、強い思いをはせている今日、この頃です。 (以上)
2025年08月09日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 17

「結論先行、はい、いいえ、なぜならをテンポ良く!」
皆さん、記述試験から時間が経過し、クールダウンや家族サービスはできましたでしょうか。と言いながらも口頭試験の時期は少しづつ近づいてきます。今回は口頭試験準備の進め方についてご紹介します。
1. 口頭試験概要(何を聞かれるか)
おそらく口頭試験についてはこれまでの過去問題の諸情報等から、その概要は皆さん良くご存じとは思いますが改めて、以下のようなことを試問されます。
・「あなたの業務経歴を教えてください」
・「経歴票に書いた内容を、簡潔に説明して下さい。」
・「選択した業務の目的、あなたの立場、どんな課題をどのように解決したかを簡潔に説明して下さい。」
・「あなたの専門分野で最近の技術的動向や先進事例を知っていますか?、それに対する自身の見識があれば、教えて下さい。」
・「最近の社会的課題(国土強靭化、カーボンニュートラル、DX、BCPなど)に対して、自分の業務にどのように反映して行くべきあなたの考えをお聞かせ下さい。
2. 経歴票・業務経歴の深掘り
口頭試験については願書で記述したに関することがそのほとんどであると思います。このため、記述内容について以下のような点を予め整理し、深掘りしておくことが重要です。
・経歴票に書かれていることは全て試問される前提で、細かなところまで整理する。
・採用した工法等の技術的根拠、採用した判断理由、成果やその結果と評価を論理的かつ、わかり易く説明できるよう準備する。
・「なぜその方法を有利と判断したのか?」他の案との比較検討の内容とその根拠については問われやすいので、選択案がベスト案であったことを多面的に論拠付ける。
・課題解決に対する独自の工夫点(一般論ではない考え方、検討手法、試行的実証等) とその成果について、現時点での反省を含め整理する。
3. 課題解決能力
特に最近は、技術士コンピテンシ-の重要要素である「課題解決能力」については、次のような点について試問される可能性が高いので、事前に十分に準備して下さい。
・「業務課題とその解決方法をわかり易く説明してください」
・「課題→原因→解決策→結果と評価のプロセスを具体的に説明して下さい」
・「あなたが実施した業務の技術的工夫点は何ですか、何故そこに着目したのですか」
・その工夫がなぜ必要だったのか、どういう検討、分析、評価から、それがベストの選択だったのですか?」
4.技術者倫理とコンプライアンス意識
技術士は専門分野の技術的視点と並行して、技術者倫理及びコンプライアンスに対する認識が必須とされます。この部分について、以下のような仮想定試問が想定されますので、自分はどうすべきかを自分の意見として、明確にしておいて下さい。
・「もし上司の指示が、法令に反していたらどうしますか?」
・「法令遵守、倫理、公益を重視した対応とは具体的には、どんなことですか?」
・「内部通報制度や相談窓口の活用などは、なぜ、必要だと思いますか?」
・「安全を犠牲にして、納期を厳守せよと言われたら?あなたはどうしますか?」
・「技術者として責任を持ち、必要であるならば作業の中止等を顧客や関係者へ提言することができますか?」
5.コミュニケーション能力と説明力
口頭試験では試験官とコミュニケ-ションが取れるかどうかが重要なポイントとなります。すなわち、試験官と適切な会話のキャッチボールができるかがどうかが極めて重要です。また、専門的なことをより分かりやすく伝える能力も必要とされます。このため、以下のポイントを重点に、自信の説明力を意識して下さい。
・視線は試験官の口元あたりに焦点を合わせる。(目を合わせることは、緊張度が さらに高まるで、できる限り平常心を維持できるように口元あたりに視線を向けるのが良いでしょう。) ・発声、発話は、張りがある声で、はっきりとした口調で話す。
・設問に対しては、結論を先行する。はい、いいえを伝えたうえで、何故ならの理由と捕捉説明を行う。試験官は、その方が解答内容を明確に理解しやすい。
・重要なポイントは「聞かれたことだけ答える。」必要な場合以外を除き、良かれと思い関連情報等を付け加えることはあえてしない。
・試験官は試問用チェックリストを事前に準備している。口頭試験の時間は20~25分程度、この試問項目に確実にチェックが入るように、短時間で簡潔に返答・説明し次の設問へ移行できるようにできるだけ短時間で説明を終了する。準備されたチェックリスト全てに、チェックが入るようテンポの良い回答を行う。
・解答末尾はその内容の結論部分であるので、よりはっきりとしたトーンで伝える。
・試験官とはあえて技術的議論はしない。挑発的な設問も可能性として予想されるので、これに誘導されず、議論はさらりと避け、一般論で前向きかつ積極的な姿勢を示す。 6.口頭試験の準備
とにかく、口頭試験は自身の専門分野における過去の口頭試験例題(日本技術士会や受験支援団体の公開資料)を収集することが重要です。そのなかで自分が答えやすいこと、さらに技術的根拠等を補強すべき事項等を整理することがこの時期大切です。 とにかくコミュニケ-ションスキルを重視し、1問1問、丁寧に回答すべき内容を、整理、作り上げて行きましょう。次回は口頭試験準備に必要なQ&Aの作成についてご紹介したいと思います。(以上)
2025年11月15日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 17

「あの人のようになりたい:リーダ-シップとマネジメント」
筆記試験を通過された方々は、これから口頭試験本番まで、極めて中身が濃い期間を過ごすことになることを理解し、今後の試練に挑んでいただきたいと思います。 今回は、技術士口頭試験でその資質として確認される「リーダ-シップとマネジメント」の口頭試験対策にご紹介したいと思います。
1. 自己組織、役割の再整理
まず、自分が所属する組織の体制と自身の職位と役割について改めて再整理して下さい。自分が組織から与えられている使命について認識を新たにして下さい。口頭試験では単に知識や経験を説明するだけではなく、「技術者として、チームやプロジェクトをどのように牽引し、問題解決に導いたか?」を示す必要があります。 ここで重要な点は組織の大小ではありません。特に若手の方々は、経験があまり長くありませんから、この部分に戸惑われる点かと思います。どんなチームや組織で、どのような業務を行っているか、自分はその中でどんな役割を担っているか、技術士にふさわしいした業務の以下を明確にしておく必要があります。
・存在した問題と課題
・自身の役割
・自身の行動
・得られた成果と評価
2. リ-ダ-シップとマネジメントとの違い
口頭試験に際し、改めてリーダ-シップとマネジメントとの違いについて、整理しておくことも重要です。
1) リーダ-シップとは
リーダ-シップとは、チームや組織目標に向け、人を動かす力を指します。すなわち、チームや組織に影響力を与え、新しい取り組みに挑戦するけん引役を担う人とも言えるでしょう。
2) マネジメントとは
一方、マネジメントは組織資源(人、物、金、時間)を管理し、目標を達成するための管理能力です。プロジェクト遂行に必要な工程、品質、コスト、安全等を適切に管理するプロジェクト運営能力がある人、とも言えるでしょう。
3.あなたが目指すリーダ-の姿
まず、あなたの周囲の誰かをイメ-ジして見て下さい。あなたはどのような人がリーダ-にふさわしいと思いますか?また、あなたが目指すリーダ-の姿や、あの人のようになりたいと思う人はいますか?例えば、以下のような人がそのイメ-ジとして考えられる人と思います。
1)明確なビジョン
チームに「なぜそれを目指すのか」を理解させる。明確な目標や方向性を提示する。短期的な課題だけでなく、長期的視点で物事を捉え、計画的実施する。
2)コミュニケーション能力
メンバーの意見を丁寧に聞き、相手の立場を理解し、信頼関係を築きながら、自分の考えを分かりやすく伝え、チームへ方向性を示す。
3)責任感と決断力
難しい状況でも逃げずに決断を下し、結果に対して責任をもつ。絶えず改善策を考えながら行動する。
4) 柔軟性と適応力
状況変化に対し、柔軟に対応でき、従来の手法や固定観念にとらわれず、新しいアイデアや方法を、積極的にチームワークに取り入れる。
5) 動機づける力
組織やメンバ-の強み、弱みを理解し、冷静にそれを活かすように働きかける。メンバ-に対しては、「声かけ」「励まし」「支援」により、動機付けを継続する。
6) 率先炊飯
自ら率先して努力する姿勢が、周囲の信頼と尊敬を生む。言動に一貫性があり、公平・誠実に行動する。
7) 反省を活かす
チーム内に建設的なフィードバックを与える。他人からの意見や批判を冷静に受け止め、新たな改善志向に基づき、組織に新しい風土を醸造して行く。
4.想定設問事例
想定質問事例を以下に示します。抽象的でなく、具体的行動とその成果、実績や改善効果を示すと、より説得力があるものと思います。
・リーダ-シップを発揮できた業務を紹介して下さい。
⇒通常業務でのあなたの立場を説明し、総括あるいは担当セクションの責任者として主導的に業務を遂行していることを説明して下さい。
・組織、人材関係者の中で、苦労したことはありますか。それはどう克服しましたか。
⇒主体的に行動し、関係者間をいかに調整するかを念頭にチームの方向性示すようにしています。
・あなたがリーダ-として、最も意識している点は何ですか。
⇒信頼と協力、組織牽引力と考えます。
・これから、リーダ-としてどのように取り組んで行くつもりですか。
⇒部下から、憧れるような人材をめざしたいと思います。
・リーム力を向上するためのリーダ-の役割は何ですか。
⇒自ら難しい事柄に積極的に取り組み課題解決や改善志向を組織をつくることです。
・リーダ-シップについて、普段、工夫や留意している点はありますか。
⇒チームメンバ-との雑談、意見交換や共に楽しく働く職場環境づくりに留意しています。 皆さんが普段、リーダ-としてチームを成功に導くために頑張っていることを伝えることができれば問題ないと思います。
次回は、リスクマネジメントについて紹介したいと思います。(以上)
2026年02月14日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 17

「業務経歴はコンピテンシ-を示す」
実務経験証明書には各自の業務経歴と経験業務の内容について詳述する必要があります。
今回は受験申込書作成にあたり、どのように構想してコンピテンシ-を戦略的に示すか、
その記述はどのようにするかについて、ご紹介したいと思います。
1. コンピテンシ-の記述は必須
業務の何が「技術士としてふさわしいか」をどう掘り下げるかは、技術士試験において
最も重要なポイントであることは前回、ご紹介しました。 業務経歴と体験記述詳細は、
「技術士の資質・能力(コンピテンシー)」を意識し、戦略的に結びつけることが重要です。
2.技術士としての能力を示す経歴
技術士は、ご承知のとおり以下のコンピテンシ-に対する資質と、これらを総合する力
を必要とされています。業務経歴には業務毎にどんな能力を発揮できたかを時系列整理
した上で、以下を確実に言及して下さい。
・課題形成能力(何が、本質的問題かを抽出できていたか。)
・専門技術力(専門技術や知識をどのように活用したか。)
・マネジメント力(工程・品質・コスト・安全・調整を発揮できたか。)
・リスク対応力(不確実性へどのように配慮したか。) ・倫理・社会的責任(安全・環境・
説明責任を果たしたか。)
・コミュニケーション力(関係者と調整し、合意形成を図ったか。)
3.自らの判断した証拠
体験記述詳述では、「技術士として求められる判断・行動をした証拠」を記述することが
重要です。試験官は記述内容から、この人は「技術士として登録してよい人物か?」という
視点で採点しています。受験者自らが判断し、行動した証拠を示す必要があります。
4.業務の選択の戦略化
「技術士としてふさわしい業務」を選択する場合、詳述するメイン業務は、何が最も良いか
を熟考下さい。第三者から見てその評価に値するか、総合的に判断、決定して下さい。
具体的には高度な技術内容やレベルの業務に限った訳ではありません。課題解決に向け、独自
アイディアや新たな思考により、解決方策を見つけ出したことを表現して下さい。 この場合、
技術的に解決は容易ではなく、苦労が伺える業務の方が、試験官は読んでみたいと思う興味が
湧きます。これを意識し記述下さい。
また、「技術士にふさわしい業務」は、2番手、3番手業務は予め用意、これを織り込んでおい
て下さい。この点は口頭試験で試問される可能性が高いので、確実に準備しましょう。
5.「技術士にふさわしい理由を示す」
「技術士にふさわしい理由」を示す方法例として、以下を参考にして下さい。
① 行動を書くだけでは、説得力が弱い。:× 例):○○の設計を担当した。
② 自身の判断を記述するだけでは、不十分。:△ 例)制約条件等が厳しいため、○○方式を採用した。
③ 技術士的視点を明確に、表現する。:◯ 例)複数想定案をコスト、施工性、安全性を総合
的に評価し、ライフサイクルコスト低減を重視、○○方式が最も有利と判断、これを採用した。
④ 社会性や責任まで展開する。:◎ 例)利用者の安全確保と将来的な維持管理負担を考慮し、
技術者倫理の観点からその妥当性を評価・判断し、これを発注者へ提案、採用された。
③、④までを記述することができれば、「技術士らしさ」を強調することができます。
是非、参考にして下さい。 (凡例:不適⇒×、不十分⇒△、良好 ⇒◎)
6.苦心を伝える
私の添削指導の経験から、「掘り下げ不足」と思うことが多くありました。例文として「関係者
と調整し、問題を解決した。」のような記述だけ不十分と思います。何故なら、判断や行動に対し、
その苦心の様子が伝わらないからです。 顕在課題をクロ-ズアップ、その解決に苦心したことを言
及するには、試行錯誤した状況を示すことが重要です。例えば以下のような記述はいかがでしょうか。
例文)関係者及び発注者、施工者との利害が対立していた。その解決策を見出すため技術的根拠や
情報(○○基準、過去事例)を整理、根拠付け、想定される解決方策案を提示した。これにより対応
方針の合意形成を図り、要求性能品質の確保、工期制約を遵守、両立できた。
7「技術士としてふさわしい業務」を一文タイトル化
「技術士としてふさわしい理由」は「技術士でなければできない判断・行動」を示すことが肝要です。
例えば以下のように「一文タイトル化」、試験官への関心度を刺激下さい
・「厳寒期における寒中コンクリ-ト打設養生に対する施工計画」
・「軟弱泥炭地盤下における廃材利用によるコスト低減を実現した圧密沈下対策」
・「放流先がない箇所における汚水処理水対策の検討と実現」
・「厳寒気象を利用した土砂凍結掘削方法による河川濁水抑止対策の提案」
・「ゴムチップ舗装による凍結路面スリップ事故安全対策」
8.最終チェックリスト
願書は記述後、必ず自身で以下をチェックして下さい ・技術的判断の「理由」が、確実に記載されているか。
・自分の立場・役割、責任が明確か。
・マネジメントと倫理の視点があるか。
・業務成果が公益性や社会貢献に寄与しているか。
提出前に先輩技術士や身近な人に添削を受けて下さい。必ずや良いアドバイスがいただけるはずです。
十分、時間をかけて準備して下さい。
次回は、業務プロセスで示す課題解決の記述方法についてご紹介したいと思います。(以上)
2017年03月03日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 16
技術士の二次試験対策は順序に進んでいますか?やる気がでない日でも簡単にモチベーションがグングンとあがる方法があるんです。
技術士試験に挑戦しているほとんどの人は会社員と並行して受験勉強を行っているでしょう。技術士試験を受けるキッカケは会社から資格を取るように促されていたり、自主的に資格を取ろうと努力していたりすると思います。学習をはじめた理由は様々あったとしても「何としてでも技術士二次試験に合格しよう!」とやる気に満ちてスタートを切ったことには変わりないはずです。そんなやる気に満ちたスタートをしていたとしても、疲れがたまって学習が順調に進まない日もあるでしょう。
やる気がでない日は誰にでもあることです。大切なことはやる気がでないときにどのように勉強を進めるかという視点です。
そこで、試してみて欲しいのが、簡単にできるやる気アップの方法です。よく「やる気スイッチ」という表現がありますね。「勉強頑張りたいけどやる気スイッチが入らないんだよなぁ」と落ち込んでいる人もいると思います。ですが、意外な方法でモチベーションをアップすることができるんです。
クレペリンという心理学者がいます。彼は人間の脳に「作業興奮」という現象があることを発見しました。作業興奮の仕組みについて知っておくと、やる気があがらない日でも勉強を着実に進めることができます。作業興奮とはモチベーションが維持できていない状態であっても、作業に着手してしまえば後からやる気がでてくるという現象のことをいいます。
たとえば、仕事終わりに勉強をなかなかはじめられなかったとしても、暗記など軽めの作業をつづけているとモチベーションがあがってくるということです。技術士試験の対策は長期間に及ぶものですから、気分が乗らない日も当然あります。そんなときはちょっとした暗記など軽めの勉強からはじめてみてください。
じわじわとやる気がでてきますから、作業興奮を上手に活用しましょう。
2017年06月28日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 16

日本技術士会より技術士制度改革について提言がありました。
1.更新制度の導入
技術士には自己研鑽、資質向上の責務を果たすためCPDの努力義務がありますが、更新制度はありませんでした。
5年に1回程度、更新講習の受講義務化の予定です。
2.技術士補の廃止
技術士補登録の意義がほとんど無いのが現状です。
第二次試験の受験資格として技術士補を利用している人もほとんどいない状況です。
利用価値が無いものは廃止されるのも仕方ないかもしれません。
3.国際的通用性
国際エンジニア連合(IEA)の考えでは、今の日本の技術士制度ではそのまま国際資格認定されず、追加審査が必要なようです。
今後、第二次試験を見直し、対応できるようになりそうです。
4.他の国家資格との相互活用
技術士資格は「業務独占」ではなく、いわゆる「名称独占」資格なため、メリットが少ないと思われています。
他の資格受験時に一部試験免除などのメリットが少しありますが、今後対象を拡大していきたいようです。
上記は筆記試験受験時には特に関係ありませんが、口頭試験時は多少関係してくるでしょう。
また技術士を目指している以上、日本技術士会の動向はしっかり把握しておくことは大事です。
合格してからではなく常に情報にはアンテナを張ることが技術士には求められると思います。
2018年06月29日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 16

残り3週間程度です。
あきらめず最後の追い込みに入りましょう。
道路科目を受験する方は以下のキーワードに関する知識は蓄えておきましょう。(予想問題というほどのレベルではありません)
・道路デザイン指針(案)改定
・景観に配慮した道路附属物等ガイドライン策定
・重要物流道路
・スマートIC、ICアクセス道路
・踏切道改良促進法
・大都市圏環状道路等の整備加速
・自動運転技術(道の駅)、ETC2.0
・高齢者の移動手段(高齢運転者交通事故防止対策、高速道路逆走)
・i-Construction(ICT舗装工)
・地震、大雪災害
・交通需要マネジメント(TDM)
・費用便益分析
・法面設計・保護
・自転車関連
・維持管理(大規模修繕・更新)
・道路の役割、空間機能
・無電柱化
たくさん記載しましたが、まだまだ必要な知識はあります。
最低この程度の知識について論じられることが必要だと思います。
ラストスパート頑張りましょう!
2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 16
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅡ-2-1に関する記述です。
Ⅱ-2-1は主として河川や砂防に関連する問題でした。
平成29年7月の九州北部豪雨での筑後川右岸流域での被害、という非常に具体的な災害を踏まえての問いです
ので、この災害に関する知識がなければ記述することはかなり難しいと考えます。
問われているのは以下の2点です。
①災害の主な特徴と技術的な課題をそれぞれ2つ以上
②課題2つについて、具体的な対策と対策実施上の留意点
まず①についてです。
「線状降水帯の形成に伴う長時間かつ高強度の豪雨」という災害発生誘因と、「大量の流木による被害」の2点
については必ず触れるべきです。
線状降水帯による豪雨を特徴として挙げるのであれば、発生予測が困難な線状降水帯をいかにして把握するか、
というようなことが課題として考えられます。
流木被害を特徴として挙げるのであれば、大量の流木発生をいかにして抑制するか、あるいは流木災害の被害を
いかにして軽減するか、というようなことが課題として考えられます。
次に②についてです。
課題2つに対して、具体的な対策方法と実施上の留意点を述べます。
例えば線状降水帯の把握であれば、XRAINの活用等が具体的な対策方法として考えられます。また、流木被害の
軽減に関しては、砂防分野であれば流木捕捉機能が高い部分透過型(あるいは透過型)堰堤の採用等が具体的な
対策方法として考えられます。
こういった具体的な対策方法に併せて、実施上の留意点を述べます。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 16
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅢ-1に関する記述です。
Ⅲ-1はICTの活用に関する問題でした。
i-Constructionは課題解決論文の「本命テーマ」といっても過言ではありませんので、取り組みやすいテーマ
だったと思います。
ただし、具体的な事例や効果の説明を求められているので、表面的な知識だけでは書ききることが難しかった
はずです。
一般論ではなく、河川、砂防及び海岸・海洋分野での具体例や、自然災害対応と言った部分に踏み込んだ記述
ができたかどうかがポイントとなります。
問われているのは以下の3点です。
①ICT活用で実用化された技術を2つ挙げて、それぞれ具体的な活用事例と具体的な効果
②自然災害を踏まえて、被害軽減や管理高度化の観点からICT活用で対応できる課題を2つ
③2つの課題に対して、ICTを活用した新技術開発あるいは既存技術応用の視点で対応策を提案
3つのうち、②と③は関連していますが、①に関しては単独の問いと考えて良さそうです。
まず①についてです。
既に実用化されている技術を挙げる必要があります。また、「河川、砂防及び海岸・海洋の分野において」
という問題文ですから、ICT土工等を取り上げるにしても一般論ではなくて、「河川堤防におけるUAVを
利用した起工測量」のように、専門分野における具体的な事例が必要です。
具体的効果については、日数の短縮やコストの縮減等が定量的に示されていると説得力が増します。
次に②についてです。
「自然災害を踏まえて」とありますから、津波、河川氾濫、土砂災害のように、具体的な災害を挙げると
具体性が増すはずです。
例えば河川氾濫であれば、長大な堤防沿いの点検をいかにして短時間かつ詳細に実施するか、というような
課題はICTの活用で対応策を考えられるはずです。
最後に③についてです。
②で挙げた2つの課題それぞれについて、ICTを活用した対応策を述べます。堤防の点検であれば、UAVで
得たオルソ画像の三次元化であるとか、UAVによるハイビジョンカメラ撮影等が考えられます。
「新技術開発あるいは既存技術応用の視点で」という問題文ですから、新技術開発・既存技術応用のうち
いずれなのか明確にすることも必要です。
といっても対応策が具体的であれば、おのずと新技術開発・既存技術応用いずれなのかはわかるはずなので、
結局はどれだけ具体的な対応策になっているか、に尽きると考えます。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2019年08月05日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16

受験生の皆様、お疲れ様です。
さて、8月になりました。
非常に暑い日が続き、本業の仕事を進めるだけでとても疲れます。
7月の筆記試験を受験した方、受験しなかった方、
合格の可能性がある方、不合格の可能性が大きい方など
様々な方々がおられると思います。
しかし、「今、何もやらない」という選択肢は本当に正しいでしょうか?
合格の可能性がある方は、口頭試験の準備を進める必要があります。
不合格と思われている方は、来年の受験の為に、再度勉強を始める必要があります。
偉そうなことを書いていますが、
私自身、「今やる!」というのは非常に難しいことだと承知しています。
一級建築士や技術士の過去の資格試験勉強でもそうでした。
今でも英語を上達させる勉強や、その他業務で必要となる資格は多くあります。
そして、今!すぐ!やるべきだとはわかっていてもなかなか動けないという
情けない状態でもあります。
そこで、私がどのように勉強を進めるか、についてご紹介いたします。
初めから1時間、2時間を勉強することはできません。
ですから、テキストを目の前に置き、5分間眺める時間をとります。
気持ち的には5分と思って始めますが、
キリが良いところまで読もう、もしくは解答しようという気持ちになります。
この繰返しです。
最初は2日に1回程度ですが、徐々に勉強を始めることに倦怠感を持たなくなってきます。
それでもサボりたいという衝動に負ける時もあります。
しかし、そういう気持ちも含めて「早く」始めることにメリット以外有りません。
暑く大変な日々が続きますが、
ぜひ頑張っていきましょう。
2019年09月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 16

技術士試験には、技術者倫理の理解が不可欠です。まず、一次試験の適性科目では、技術者倫理そのものに関して、15問すべてに解答する必要があります。
つぎに、二次試験の筆記試験では、令和元年度試験から、必須科目Ⅰの(4)の設問で、「(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から述べよ。」と、技術者倫理の出題がなされることになりました。この出題傾向は、来年度以降も続きます。なぜなら、必須科目Ⅰの評価項目5つのなかに、「技術者倫理」が含まれているためです。
さらに、二次試験の口頭試験でも、「技術士としての適格性」が問われます。当然に、技術者倫理に関する問いかけがあります。その端的な質問例が、「技術士法第4章に記されている『3義務2責務』について説明してください。」というものです。
さて、これらの対策ですが、お薦めするのが、つぎの3つです。
(1)一次試験の適性科目の過去問を読む。各選択肢をていねいに読み込むことで、技術士に求められている技術士倫理のポイントを身につけることができます。
(2)技術士法の目的条文(第1条)と第4章(3義務2責務)と、技術士倫理綱領を読む。
(3)「技術者倫理」の書籍を使い、事例を読む。例えば、放送大学教材の『技術者倫理』(著・杉野順)には、シティコープ・タワー、三菱自動車・リコール隠ぺい事件、雪印食品・牛肉偽装事件、東京電力・原子力発電所における記録改ざん等の重要案件についての記載があります。
技術者倫理は、技術士になるために、必ず身につけておかなければならない必須知識といえるでしょう。効率よく対策をしてください。
2019年09月03日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 16

受験生の皆さん、こんにちは。
9月になりました。
7月に筆記試験を受けた方は合格発表が待ち遠しいと思いますが、発表は10月です。
しかし、こちらの記事で何度も書いていますが、
合格発表を待ってから勉強を始めるのでは無く、
今すぐに始めましょう。
口頭試験では、大きく分けると以下の項目を聞かれます。
1 今までの業務経験と詳細業務内容について
2 技術士を受験した動機、技術士となったら社内でどのような待遇となるのか
3 技術士となった後の目標
4 技術士倫理について
私が受験した際には上記のことを聞かれました。
時間はジャスト20分。
特に困る質問もなくスムーズに終了した印象があります。
試験官は2名おり、1名が進行役(年齢は若め)でもう1名は質問役(年齢は高め)でした。
質問役の方が専門的な質問をし、進行役がたまに一般的な質問をしてきました。
これは、その時によって違いはあると思います。
さて、口頭試験の勉強ですが、
上記の2や3などは今からでも十分考えることができます。
すでに先輩で技術士を取得した方がいる場合は、
社内でどのような待遇となるのか、聞いてみましょう。
また、なぜ技術士を受験したのかを思い返してノートに書き留めてみましょう。
意外に、このような動機などの質問が答えづらいので、
十分準備をしておいた方が良いと思います。
技術士となった後の目標も聞かれます。
例えば、CPDへの積極的な参加であったり、
技術士会への登録と講習会への参加も考えられます。
社内での業務についてでも良いと思います。
考えられる質問をざっと書き出し、
少しずつ回答を埋めていきましょう。
2025年12月20日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 16

「合格するスケジュ-ル!」
技術士二次試験(筆記・口頭試験)に向けては、来年1月からの準備を体系的に進めることが合格の第一歩です。何よりも積極的な挑戦以外に合格はありません。以下に私なりに考える来年1月から試験本番(例年7月頃)までの合格する具体的なロードマップ、準備の進め方を、受験者諸氏にご紹介したいと思います。学習スケジュ-ル計画のヒントや参考にしていただけると幸いです。
1.全体スケジュ-ル計画(案)
◆1月:技術士制度、専門分野の過去問題
まず、「絶対、合格する。」受験動機の確立と強い信念を抱きましょう。合格後の自分をイメ-ジ、努力を惜しまないことに対し、自己宣言しましょう。 今一度、技術士試験の全体像をつかみ、自分の専門分野を明確化にして下さい。その上で試験制度や過去問の出題傾向を把握しましょう。
◆2月:業務の棚卸し
自身の技術士とふさわしいと思う業務を掘り起こし、業務経歴書を準備、書き出しましょう。この際、「技術士観」すなわち技術士とはどうあるべきかを自己イメ-ジを確立して下さい。自分が経験した「代表的業務」から、「課題⇒対応⇒成果⇒波及効果⇒反省⇒展望」を整理、棚卸しましょう。
◆3月:分析及び準備答案に構想
専門分野においても、自身が得意な分野、そうではない分野など必ずあると思います。必須科目・選択科目毎に過去問及び自己分析を行い、準備する想定問題を抽出して下さい。この際、私の経験から、答案に何を書くか、ノートやパソコンへ解答文キーワ-ドのメモを作成しましょう。記述することにより、実際に書く訓練の定着を図りましょう。
◆4月:ロジカルライティング
用意した解答文メモに従い、解答文を1つ1つ作成して行きましょう。とにかく準備解答文の数を増やして下さい。重要なことは「ロジカルライティング」です。論理的思考に基づき、わかり易く表現する自分の「文章スタイル」作りましょう。 書き終えた解答文は周囲の先輩技術士や知人から添削を受けて下さい。自分の書く文章は一人よがりになりがちです。客観的評価はとても重要であり、新たな気づきにつながります。また、願書提出の準備に備え、是非、願書の添削指導を受け、修正、口頭試験も視野した準備を、万全にしましょう。
◆5月:添削&ブラッシュアップ
ゴールデンウイーク等を利用し、添削を受けた準備解答文を書き直し、さらにブラッシュアップした準備解答文へと仕上げて行きましょう。勉強会や講習会等あれば積極的に参加し、周囲等からの影響を自分へ取り込むことを実践下さい。 また、自身の専門分野の学会誌、専門誌に目を通し、重要なキーワ-ドを拾い上げ、最新の施策や技術動向について、準備解答文へ反映できるものを織り込んで行きましょう。
◆6月:実践能力の向上
6月は実践練習に努めて下さい。本番を想定し、時間内に書き上げることを継続的に訓練して下さい。1枚書くのに要する時間も体得下さい。1日、1解答文を書くぐらいのぺ-スで書き上げ、実践的能力を鍛錬下さい。書き上げたら自己添削、先輩技術士による添削を繰り返し、この1文字があるかどうかで意味が伝わるかどうか、「一文一意」で、シンプルで、わかり易い文章を書くことを徹底下さい。
◆7月:最終仕上げ
これまで準備の最終整理と重要キーワ-ドを再確認、3分割骨子法などにより、想定に対しどのように記述するか、不得意な分野でも、どの視点なら書き続けることができるかについて、イメ-ジトレ-ニングを繰り返して下さい。
2.合格は準備解答文にある。
技術士試験に合格することは、そう簡単ではありません、但し、準備をすれば必ず合格できる試験であると、私は考えています。なぜなら、その理由は以下にあると思います。
・不合格の解答文は、棄権若しくは設問に対し、要求制限字数が埋まっていない。
・事前準備が不十分であり、設問に対する論述が的確でなく、的外れになっている。
・記述文章が冗長、試験官が理解しにくい内容である。 ・試験官は解答文を斜め読みで大筋の内容を把握、合否を判断、不合格の場合はじっくり読んでもらえていない。
・現在の技術トレンド等のキーワ-ドや、技術見識が表現されていない。
とにかく、準備解答文をたくさん多く作成し、そして書き直し、洗練された文章に仕上げて行けば、必ず、合格できると考えます。
3.技術士は記述士
よく言われることですが、技術士試験は書く試験です。要求される設問に対し解答を記述能力を有する人でなければなりません。とにかく解答文を書くこと、重要なポイントを活かし、添削、不要な部分をそぎ落とし、読みやすい文章であることをアピ-ルできることを目指しましょう。 受験者諸氏の来年に向けた技術士試験挑戦への自己宣言と、自己研鑽と努力継続に期待しています。どうか、夢かなう新年になることをお祈り申し上げます。良いお年を。(以上)
2026年01月17日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 16

「技術士は年収アップにつながる」
技術士試験合格を達成できたら、自己実現や年収アップになるだろうか?と思う方、いらっしゃると思います。ずばりお答えします。 間違いなく、年収アップと自己変革につながります。今回は技術士の年収事情と、その後の人生の自己変革について、ご紹介したいと思います。
1.技術士の待遇
日本での 技術士(Professional Engineer/国家資格)の年収(収入)の目安は以下のように一般に言われています。但し、公務員、教員、民間企業、自営業等のいろいろな職種がありますので、一概に言えませんがあくまで一般論としてご理解願います。
(1)技術士の平均年収(一般的水準)
技術士資格保有者の平均年収は約600〜750万円程度 が一般的な目安とされています。これは他の一般的な技術者よりも高い水準と言われています。
・全国平均:約 615万円前後(厚生労働省データ)
・男性:約 637万円前後、女性:約 494万円前後(いづれも平均値)
・建設系などの一部資格では 約750万円前後
(2)年齢・企業規模による違い
年収は 年齢・経験・企業規模・業種 によって大きく変わります。参考値ではありますが、年代別の傾向(例)では以下のとおりです。
・20〜30代:400〜700万円程度
・40代:600〜900万円程度 ・50代以降:700万円以上
(3) その他
・技術士資格を有していない技術職より、技術士取得者は年収が高いことは明白です。
・実際の年収は会社規模、勤務地、実務経験、役職により変動します。
・資格を有しているか否かは、定年後の再就職や継続雇用の重要な要素となります。
2.技術士手当による年収差
組織や企業の企業形態や規定により多種多様と思います。例えば私が勤務した土木総合設計コンサルタントでは、組織部門長以外は、管理職を含む職員(一定年齢まで)であれば、月々、技術士手当が支給されます。各企業により、技術士手当は一律ではありませんが、設計コンサルでは月額手当が多いと思います。 例えば一例ですが、月3万円の手当が支給されると仮定した場合、年36万円、20年間では720万円(単純計算による)、20年間でこれだけの収入差がつくことになります。
3.キャリアアップの押上げ
技術士資格の取得は、給与や手当以外に多様な側面で自身のキャリキャリアップの押上げになります。キャリアップによる基本給等の年収アップは退職金にも少なからず影響します。若い世代の方々は、現時点ではそれほど実感がないと思いますが、生涯賃金として考えた場合、非常に大きな金額差となります。 さらに管理職への登用、重要ポストへの任用など、技術士を取得しているか否かで、年齢が若くてもキャリアップのルートとなったり、その分岐点となります。 一方、大きな組織であれば一定年齢になれると、技術士が必須条件として求められるケースもあります。企業により未取得であれば、その後のキャリル-トの変更を余儀なくされる場合や職位の降格などの現実があることは認識しておく必要があります。 従って技術士資格は取得しておくべき重要かつ不可欠な資格と考えます。今後のキャリアップや定年後の人生に大きく影響するものと考えて下さい。
4.定年後の有用性
現在私は、定年後の生活を過ごしております。週2回、設計コンサルタント会社にて、技術士資格を活かし、業務委託契約をさせていただいています。おかげさまで技術士を取得していることで、定年後においても活動の場を継続することができています。 定年後3年目を迎え、技術士資格の有用性を実感しつつ、これまでの自分の努力継続の結果であることに対し、手前味噌ですが少しだけ自負しています。
5.自己変革による躍動した人生
確かに年収は少しでも高額であることに越したことはありません。一方で自分自身が明るく楽しく、躍動した人生を送ることができることが最も、重要な点だと私は考えます。 但し、自分がそのステ-ジに立つことを目指すことがなければ、その実現はありません。是非、受験者の皆さんは自分の将来を見据え、技術士に合格することは、今後将来の自分の世界を間違いなく変化させ、自分の人生を大きく変革するきっかけとなると考えて下さい。躍動した人生を自分で切り開き、その「豊かさ」を自己実現することに、是非トライして下さい。
6.努力継続に慣れる
技術士試験の受験を目指す皆さんは、これまでもそしてこれからも、自己研鑽による努力継続が必須です。私が申し上げたいのは、努力しなければ道が開かないのであれば、それに「慣れる」ことが重要と思います。それが日常である状況にすることが大切と考えます。 仕事が忙しく、時間が確保できにくい状況下であっても、隙間時間を利用し努力を継続することは、「やり慣れる」ことにほかなりません。生活の習慣の一部となります。どうか身を持って、体得すれことを期待します。
次回は専門分野を再確認すること、合格はアウトプット量の多さで決定することを、ご紹介したいと思います。(以上)
2026年01月24日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 16

「技術士合格はアウトプットの量で決定する!」
一月もまもなく下旬を迎え、皆さん「技術士試験」への準備が始まりましたでしょうか?今回は自身の専門分野の再認識の必要性と、準備解答文のアウトプット量の重要性ついて、ご紹介したいと思います。 今後の技術士試験願書作成に向け、自分は何が得意か、何が専門なのか?をその準備として一度、振り返っておくことが重要です。 今回は自分の専門分野を深く掘り下げる必要性と技術試験の合格は解答文のアウトプットの量で決定することについて、ご紹介したいと思います。
1.専門分野の「全体構造」を整理
まず、自分の専門を俯瞰できるよう業務履歴を振り返り、これまでの自身の専門分野を体系化し、全体構造を整理しましょう。専門分野マップを書くなど、技術部門、分野を体系図にし、自身の専門性を、再認識しましょう。
2.何故を考えてアウトプット
技術士試験は、事柄の何故に対する理由に対する明確な論理的説明が求められます。何が課題で、何故その技術を採用したか、何故その方法が最適なのか、他の方法との比較・分析・評価はどうだったかなど、何故を考えることが必須です。このため、何故に対する説明をアウトプットする文章を恒常的に思考、記述することが求められます。
3.実務経験と結びつける
これまで自分が担当した業務内容を時系列に以下の項目に整理、実務経験と結び付け て下さい。成功だけでなく、失敗事例も整理して下さい。
・経験した業務分野、内容
・検討・採用した技術や技術的理論
・発生課題と解決策
・成果・反省・改善点 ・自分の判断箇所
4.不得意分野の認識と整理
自分の専門、得意分野を整理することはその一方で、不得意分野を明確に再認識することができます。このことは特に、専門選択課題の準備に役立ちます。専門分野における補強すべき課題をクロ-ズアップするためにも、不得意分野についても整理しておきましょう。
5.自己スタイル型の論述構成力
技術士試験の解答文では論述に対する構成力が評価されます。準備解答文で以下の構成を考えてみて下さい。過去問を分野別に分類、どの問題でも同じフレ-ムで構成、自己のフレ-ムのスタイルを構築下さい。
・基本構成(例) ・背景
・課題 ・技術的課題の整理 ・解決方策(複数案+比較)
・実施上の留意点
・効果及び波及、展望
6.最新動向や社会課題と結びつける
技術士は「社会に貢献する技術者」であることが求められています。このため建設部門であれば自然災害の減災、地球環境の保全、脱炭素、人手不足、安全性追求など、自身の専門分野での社会課題を解決することを、念頭に考える必要があります。 「自分の専門で社会に対し、何ができるか」を最新の技術動向を見据え、社会課題と結び付けて考えることが重要です。
7.技術者倫理とマネジメント
技術士試験では技術者倫理(安全、説明責任、コンプライアンス)や品質、コスト、工程、リスク管理、ステークホルダーへの配慮が不可欠です。技術だけでは完結しない「人、組織、社会、公正」への視点を常に意識し、倫理とマネジメントを統合した思考が重要です。
8.アウトプットの量が合格を決定
(1)アウトプットの重要性
インプット(専門知識の読む、覚える)だけでは実際に記述:「書ける」ようになりません。実際に書く、アウトプットする論文記述能力の訓練が必要です。このため大量なアウトプットこそが、合格を決定付けることになります。
(2)技術士試験は表現力
技術士試験は「知識量」ではなく、試験官が見ているのは、課題を正しく理解し、理論的かつ制限字数で「わかり易く説明する」表現力です。これは記述によるアウトプットでしか表現できないスキルであり、これを意識しなければ洗練された文章にはなりません。
(3)アウトプットの効果
アウトプットの量の多さは、論文構成力(「背景 → 課題 → 対策 → 効果 → 留意点」が向上することは明確です。一方で、無駄な表現や足りない視点の新たな気づきとなります。 また、専門用語の正確な説明、課題と対策のズレ、具体性の不足など改善点がより明確となります。アウトプットの量産は、合格をより確実なものとします。 毎日、準備解答文の記述、書いたら音読して「スラスラ」読めるかを確認して下さい。 アウトプットしたものは同僚、友人、奥さんにチェックしてもらうことも有効と思いますし、貴重な反省材料を提示してくれます。 特に留意が必要な点は、論理破綻がないかを自己チェックすることです。自己添削の徹底、アウトプットの繰り返し、より洗練された記述をめざしましょう。アウトプットの訓練とその量は、自身の能力を高めることに疑いなく、試験合格に直結するものと考えます。 次回は、「過去問題の整理は技術士試験を制覇する。」についてご紹介したいと思います。 (以上)
2020年03月08日 作成 / 執筆:kody講師 / 閲覧数(月間): 15

日本技術士会から公表された令和元年度技術士二次試験筆記試験合格者名簿の合格者番号と令和元年度技術士二次試験合格者数から口頭試験の合格率を計算しました。
【総合技術管理部門を除く部門】
部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数 合格率
◆機械部門
機械設計 77人 63人 81.8%
材料強度・信頼性 50人 33人 66.0%
機構ダイナミクス~ 42人 28人 66.7%
熱・動力エネルギ~ 38人 32人 84.2%
流体機器 18人 15人 83.3%
加工・生産システ~ 26人 19人 73.1%
◆船舶・海洋部門
船舶・海洋 4人 3人 75.0%
◆航空・宇宙部門
航空宇宙システム 9人 8人 88.9%
◆電気電子部門
電力・エネルギー~ 32人 31人 96.9%
電気応用 18人 17人 94.4%
電子応用 13人 13人 100.0%
情報通信 48人 33人 68.8%
電気設備 59人 56人 94.9%
◆化学部門
無機化学及びセラ~ 8人 7人 87.5%
有機化学及び燃料 6人 6人 100.0%
高分子化学 8人 8人 100.0%
化学プロセス 8人 8人 100.0%
◆繊維部門
紡糸・加工糸及び紡~ 3人 3人 100.0%
繊維加工及び二次製~ 5人 5人 100.0%
◆金属部門
金属材料・生産シス~ 6人 6人 100.0%
表面技術 8人 8人 100.0%
金属加工 12人 11人 91.7%
◆資源工学部門
資源の開発及び生産 4人 3人 75.0%
資源循環及び環境浄~ 3人 2人 66.7%
◆建設部門
土質及び基礎 40人 78人 95.1%
鋼構造及びコンク~ 180人 159人 88.3%
都市及び地方計画 161人 150人 93.2%
河川、砂防及び~ 202人 197人 97.5%
港湾及び空港 41人 36人 87.8%
電力土木 7人 7人 100.0%
道路 370人 291人 78.6%
鉄道 63人 58人 92.1%
トンネル 54人 50人 92.6%
施工計画、施工設備~ 167人 161人 96.4%
建設環境 101人 91人 90.1%
◆上下水道部門
上水道及び工業用水~ 80人 68人 85.0%
下水道 111人 105人 94.6%
◆衛生工学部門
水質管理 9人 9人 100.0%
廃棄物・資源循環 16人 13人 81.3%
建築物環境衛生管理 23人 23人 100.0%
◆農業部門
畜産 2人 2人 100.0%
農業・食品 10人 8人 80.0%
農業農村工学 60人 59人 98.3%
農村地域・資源計画 8人 8人 100.0%
植物保護 10人 9人 90.0%
◆森林部門
林業・林産 16人 16人 100.0%
森林土木 40人 38人 95.0%
森林環境 3人 3人 100.0%
◆水産部門
水産資源及び水域環境 7人 7人 100.0%
水産食品及び流通 3人 3人 100.0%
水産土木 14人 10人 71.4%
◆経営工学部門
生産・物流マネジメ~ 15人 15人 100.0%
サービスマネジメント 23人 21人 91.3%
◆情報工学部門
コンピュータ工学 3人 3人 100.0%
ソフトウェア工学 7人 6人 85.7%
情報システム~ 21人 18人 85.7%
情報基盤 7人 3人 42.9%
◆応用理学部門
物理及び化学 6人 6人 100.0%
地球物理及び地球化学 10人 10人 100.0%
地質 73人 66人 90.4%
◆生物工学部門
生物機能工学 6人 2人 33.3%
生物プロセス工学 10人 8人 80.0%
◆環境部門
環境保全計画 17人 17人 100.0%
環境測定 17人 14人 82.4%
自然環境保全 28人 26人 92.9%
環境影響評価 25人 21人 84.0%
◆原子力・放射線部門
原子炉システム・施~ 12人 11人 91.7%
核燃料サイクル及び~ 5人 5人 100.0%
放射線防護及び利用 1人 1人 100.0%
【総合技術管理部門】
部門 筆記試験合格者数 二次試験合格者数 合格率
◆機械
機械設計 9人 9人 100.0%
材料強度・信頼性 4人 4人 100.0%
機構ダイナミクス・~ 11人 11人 100.0%
熱・動力エネルギー 8人 8人 100.0%
流体機器 2人 2人 100.0%
加工・生産システム 6人 5人 83.3%
◆船舶・海洋
船舶・海洋 0人 0人 0.0%
◆航空・宇宙
航空宇宙システム 2人 2人 100.0%
◆電気電子
電力・エネルギーシ~ 7人 4人 57.1%
電気応用 9人 8人 88.9%
電子応用 6人 4人 66.7%
情報通信 8人 6人 75.0%
電気設備 10人 8人 80.0%
◆化学
無機化学及びセラミ~ 2人 2人 100.0%
有機化学及び燃料 0人 0人 0.0%
高分子化学 0人 0人 0.0%
化学プロセス 1人 1人 100.0%
◆繊維
紡糸・加工糸及び紡~ 1人 1人 100.0%
繊維加工及び二次製~ 0人 0人 0.0%
◆金属
金属材料・生産シス~ 1人 0人 0.0%
表面技術 2人 2人 100.0%
金属加工 1人 1人 100.0%
◆資源工学
資源の開発及び生産 0人 0人 0.0%
資源循環及び環境浄~ 0人 0人 0.0%
◆建設
土質及び基礎 19人 19人 100.0%
鋼構造及びコンク~ 58人 51人 87.9%
都市及び地方計画 29人 28人 96.6%
河川、砂防及び~ 55人 51人 92.7%
港湾及び空港 11人 11人 100.0%
電力土木 5人 5人 100.0%
道路 54人 50人 92.6%
鉄道 13人 12人 92.3%
トンネル 13人 11人 84.6%
施工計画、施工設備~ 41人 36人 87.8%
建設環境 11人 11人 100.0%
◆上下水道
上水道及び工業用水~ 20人 19人 95.0%
下水道 28人 27人 96.4%
◆衛生工学
水質管理 1人 1人 100.0%
廃棄物・資源循環 1人 1人 100.0%
建築物環境衛生管理 3人 2人 66.7%
◆農業
畜産 0人 0人 0.0%
農業・食品 0人 0人 0.0%
農業農村工学 11人 9人 81.8%
農村地域・資源計画 1人 1人 100.0%
植物保護 0人 0人 0.0%
◆森林
林業・林産 1人 1人 100.0%
森林土木 3人 3人 100.0%
森林環境 0人 0人 0.0%
◆水産
水産資源及び水域環~ 0人 0人 0.0%
水産食品及び流通 0人 0人 0.0%
水産土木 0人 0人 0.0%
◆経営工学
生産・物流マネジメ~ 7人 7人 100.0%
サービスマネジメント 6人 6人 100.0%
◆情報工学
コンピュータ工学 1人 1人 100.0%
ソフトウェア工学 7人 6人 85.7%
情報システム~ 5人 5人 100.0%
情報基盤 2人 2人 100.0%
◆応用理学
物理及び化学 6人 5人 83.3%
地球物理及び地球化学 4人 3人 75.0%
地質 11人 11人 100.0%
◆生物工学
生物機能工学 1人 1人 100.0%
生物プロセス工学 1人 1人 100.0%
◆環境
環境保全計画 6人 6人 100.0%
環境測定 1人 1人 100.0%
自然環境保全 1人 1人 100.0%
環境影響評価 2人 2人 100.0%
◆原子力・放射線
原子炉システム・施~ 3人 3人 100.0%
核燃料サイクル及び~ 2人 2人 100.0%
放射線防護及び利用 0人 0人 0.0%
出典:技術士のすすめ https://kody-pe.jimdo.com
2025年10月04日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「Ⅱ 総合監理、役に立ったISO」
私の記憶では平成13年度から、新しい技術部門として「総合技術監理部門」が創設されたと思います。今回は「総合技術監理部門」の私の受験体験及び口頭試験の準備ポイントについて、ご紹介したいと思います。
1.唯一のテキスト:青本
科学技術が複雑化する現代社会において、1つの専門技術だけに限られた技術力だけでは直面する諸課題を解決することは困難です。一方、プロジェクト遂行に際しては課題解決を行うに際して様々な問題、事故、環境負荷等のリスク発生が想定されます。これらへの対応は、個別の専門技術的に対する業務管理だけではなく、安全かつ公正、的確にプロジェクトを遂行する総合的なマネジメントが求められています。このため技術士の新たな分野として「総合技術監理部門」が創設されたと私は、認識しております。 私は建設部門合格後、独自に環境マネジメントシステム(ISO関係)の審査員の勉強を進めていたこともあり、受験を試みました。初年度の試験でしたので情報は少なく、参考テキストは唯一、当時良く言われた「青本」でした。一見して日常的に馴染みにくい項目が多かったように思います。
2.私の学習方法
どんな問題が出題されるのかは、受験者は誰もが不安であったと思います。但し、受験者の多数はすでに技術士を取得した方々が受験する試験です。試験問題の内容や難易性に関し、ネット上では楽観視する意見も、少なからずありました。 私は自慢にはなりませんが、「合格まで、苦節10年選手」ですので、とても楽観的な受験など考えられませんでした。青本の管理項目の内容を何回も読み、とにかく関連情報を調べました。受験に際し、総合技術監理部門に対する私なりの捉え方を以下のように整理してみました。
・監理、すなわちマネジメントに特化した部門であること。
・業務遂行において日常的管理項目(人、物、金、安全、環境、リスク倫理等)をいかに適切かつ適正にバランス化すること。
・各監理項目間の折り合いを調整し、総合的に最大限の効果を発揮すること。
・そのためISO等のマネジメントシステムの活用やその考え方が重要であること。
・業務遂行に対して技術者は公正、誠実な倫理感に立脚すること。
3.施工管理や安全管理を例にイメ-ジ
過去問題の前例がないので、複雑で輻輳する制約条件をいかに解決していくかを構想し、自身で課題想定した解答文を幾つか作成しました。私は専門分野が施工計画でしたので、これまで経験した施工管理面での課題と対策が事前の準備としてはイメ-ジがしやすく、総合技術監理で求められる項目を自分自身の過去の経験と照らし合わせ、以下のような内容構成の事前解答文を準備しました。
1) 安全管理 :厳寒積雪気象下の道路規制に伴う凍結路面等交通事故、労働災害リスク対策
2) 人的資源、情報管理 :複数工程間の夜間工事工程調整、人材配置、関連工種間の情報共有化対策
3) 品質管理、原価管理 :厳寒気象下、寒中コンクリ-トの養生温度管理の品質管理とコスト管理対策
4) 沿道対策及び環境管理 :市街地工事における住民コンセンサス獲得のための沿道及び生活環境対策
4.役にたったISOの知識
私は施工計画分野を取得後、当時IS0について個人的に勉強していました。そのこともあり総合監理部門は全てではありませんが「プロジェクトマネジメントシステム」の視点で、考えてみるとわかり易いことに気づきました。 通常業務を行うに際しては、必ずやリスクは存在します。そのリスクを事前に把握、抽出、評価、対策立案、実施移行、FB(フィ-ドバック)するPDCAによるスパイラルアップのマネジメントスタイルが必要であることを、自分自身の総合技術監理部門の理解や考え方において、役立てることができました。
5.口頭試験と転職の決意
口頭試験会場には予定時間より前より、早く着きました。会場から口頭試験終了後の受験者が会場から出てこられましたが、その表情からは、皆さん、あまり晴れやかさを感じることはできませんでした。 記憶は薄れていますが、「何故、総監は必要か?」、「リスクをどのように評価しているか?」、「その対策事例は?」など、口頭試験は概ね事前に予想したQ&Aの通りであり、以外に淡々と進行し、難問や回答に苦慮することはなかったと思います。 お蔭様で、2つ目の技術士合格を手に入れることができました。当時私は43歳でしたが、思い切って当時の会社の退職を決意、その後、新たな世界へ挑むことになりました。
6.総合監理部門の口頭試験準備ポイント
総合監理部門の口頭試験の準備ポイントを私なりに以下に整理します。受験者諸氏にお役に立てば幸いです。
1)業務経歴・経験論文
・業務内容:業務の背景 → 自分の役割 → 問題点 → 解決策 → 成果の流れで簡潔説明
・苦心点、工夫点:技術的課題+マネジメント面の課題の両方から説明と、工夫した点
・技術力、判断力:自身が経験した困難な事案業務の技術力、判断力の発揮事例
・総監5項目:総合技術監理の視点(安全・品質・コスト・工程・情報)の説明
2)マネジメント能力
・若手指導:実践しているOJT、技術伝承、教育計画の立案、方針や方法の具体例 ・リーダ-シップ:自身が考えるリーダ-像、チームマネジメントの具体例
3)最近の技術動向
・注目される新技術分野:ICT活用、カーボンニュートラル、BIM/CIM、AIの活用など時事トピックや先進事例
・環境課題等:SDGsや環境配慮、社会的責任・持続可能性の視点に基づき、今後取り組むべき事項に対する自分の意見
4)コミュニケ-ション力
・説明:相手にわかり易く、簡潔な説明と柔軟な対応力
・合意形成:利害関係者との合意形成の方法、留意点及び事例
・工夫:コミュニケ-ション上の工夫点
5)技術士倫理
・不正:不正を発見した場合を想定し、技術者倫理
・社会的責任・内部通報体制・報告義務などを含めた説明
・コンプライアンス:対応すべき留意点、手順(発見、対応、証拠、報告、管理体制)と措置
・技術士倫理要綱:自分の言葉で内容を概説できること。
次回は、私の「建設環境」分野の口頭試験体験記とその受験ポイントについてご紹介したいと思います。(以上)
2017年06月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 15
技術士二次試験の問題がうまくできなかった過去の挫折、トラウマになっていませんか?
「レジリエンス」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。近年、医学・心理学・社会学など学問の分野を超えて注目されているキーワードです。レジリエンスとは「反抗」「跳ね返り」などの意味があり、一度マイナスになったものが復活した際に過去よりも高い数値で回復することを意味します。たとえば、心理学的な分野で注目されているのが、精神疾患とレジリエンスの関係です。うつ病にかかる患者の数は、近年とても増加しています。なかにはうつ病の経験を乗り越えて技術士試験に取り組んでいる方もいるでしょう。うつ病の患者が、その病を克服したとき、うつ病になる以前よりも逆境や精神的なストレスに対する抵抗力が強くなるケースが確認されています。
ただし、すべてのうつ病患者が病状の回復後に精神的ストレスに強くなるわけではありません。なかには以前よりもストレスに弱いままの状態で苦しむ方もいます。心理学において、レジリエンス的な回復をする患者は過去の問題を直視し、立ち向かうことがカギとされています。たとえば、上司との人間関係が原因でうつ病になった場合に、会社員としての生活から逃避するのではなく、「どのように上司などの人間関係と向き合うべきか」を判断し、直面することが大切とされています。もちろん、パワハラやセクハラなど、一時的に逃げるべき瞬間はあるでしょう。ですが、どこかの段階で自分自身が抱えている課題や克服するための方法を考え、直面する必要があるということです。
このレジリエンスという考え方は技術士二次試験でも同じように考えられるでしょう。過去に一度でも失敗して合格できなかった経験がある人ほど「次もダメじゃないか」「失敗するのがこわいから受けたくない」といった課題を抱えているはずです。ですが、以前に合格できなかった問題、たとえば学習時間が思うように捕れなかったとか暗記が得意ではなかったとか、課題として抱えているものを見つけてみましょう。そして、自身が抱えている問題は学習によって克服できるものですから、諦めずに挑戦してみることがレジリエンスという考え方では大切です。逆境をバネに、挑戦を続けていきましょう。
2017年09月13日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 15
技術士へのステップとして、長年若手技術者の資格として定着していた「技術士補」が文部科学省の技術士制度改革の中で姿を消そうとしています。
技術士補は、技術士一次試験合格者を対象とし、技術士会に登録することで技術士補を名乗ることができるようになる資格です。
指導技術士の下で四年以上実務経験を積めば、技術士二次試験の受験資格が得られるというものです。
文部科学省はなぜ、廃止を含めた技術士補の制度の見直しを行おうとしているのでしょうか?
理由:技術士補登録をしての技術士試験受験者が全体の2%以下しかいない
技術士補登録を行い、指導技術士の下で実務経験を積んで技術士2次試験を受験する受験者は近年の統計から全体の2%以下しかいません。
多くの人は受験資格の「実務経験7年以上」で受験する人が全体の95%を占める形となっております。
また、職務上の監督者の指導の下であれば4年以上の実務経験を積んでいれば受験資格が得られるという別の受験資格もあり。技術士補登録をしてから受験資格を得るのに比べて、受験資格を得られやすいという事が言えます。
こうした状況から、技術士の前段資格としての技術士補の存在意義が薄いとして、廃止を含めた検討を行っています。
心配なのはいくら全体の2%以下とはいえ、技術士補として受験資格を得ようとして売る人たちに不利益が出ないかということです。
こうしたことを言い始めれば何も改革することができないと言われれば、それまでですが廃止される可能性がありますので、今後の動向に注意が必要です。
せっかく技術士補の登録をして二次試験の受験資格を得ようとしたのにと考えている人は、職務上の監督者の下での実務経験に切り替えられないかを調べておくようにしましょう。
制度が変わるときは、以前に取得した資格が無効になるような改革を行われることもあります。
私自身もエネルギー管理士の資格を取得しようと考えていた時期に省エネ法に関する法律の科目の科目合格をしておりました。
しかし、省エネ法の大幅改正があり、有効期限前だったのですが、科目合格の科目が失効してしまったという苦い経験があります。
制度改革が行われる場合は、その改革の動向を注視し、不利益を被らないようにしましょう。
2017年09月24日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 15
口頭試験では、特許について聞かれることがあります。
私は、機械部門の時も電気電子部門の時も聞かれました。
・特許を出願したことはありますか?
・特許は何件くらい出願しましたか?
・特許はどのような内容ですか?
・あなたが筆頭発明者として出願しましたか?
などなど、いろいろな質問の仕方で特許に関して聞かれた実績があるようです。
これは、「特許」を出願することが、「技術士」としてふさわしい業務のうちの一つと
考えられているからだと思います。
この「ふさわしい」には、以下の2つの側面が考えられます。
1.技術的側面
特許を出願されたことがある方はご存じでしょうが、特許の明細書には、
「こういう課題があり、その課題を解決するためにこのような発明をし、
このような効果があることが確認できた」ということを書きます。
これは、技術士第二次試験の内容である「課題解決能力」が求められるもので、
「課題解決能力」があるかどうかの判断の一部として使われるのかと思います。
2.法律的(精神的)側面
口頭試験で「特許法」について聞かれることはないと思いますが、その精神は
理解しておく方がよいと思います。
「特許」は、一般的には「発明を独占して使用できる権利を与えるためのシステム」という
イメージだと思いますが、それは、「特許」の片面だけしか見ていません。
「特許法」的には、「産業の発展のために発明を公開してもらい、その代償として
一定期間独占して使用する権利を与えるためのシステム」という感じだと思います。
特許法第一条にある「産業の発達に寄与することを目的とする」は、技術士法第一条にある
「科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする」に通ずるところがあると思いませんか。
以上の二つの側面が把握できれば、おのずと、どのように回答したらよいかご理解いただけると思います。
<参考>
特許法 第一条
この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。
技術士法 第一条
この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。
2017年09月29日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 15
体を動かさないで、仕事と勉強だけしていれば十分だと考えていませんか?
運動をしないと大きな病気や、認知症などの脳のトラブルにつながる場合があります。
"Journal of Applied Physiology"(邦題で『応用生理学ジャーナル』)にミズーリ大学のフランク・W・ブース博士たちが発表した、ある研究結果があります。その研究結果では、運動しないことで、たくさんの病気にかかるということが発表されています。たとえば、心不全や高血圧、脳卒中や前立腺ガン、膵臓ガン、関節リウマチなど、20以上の病気が紹介されており、そのすべてに直結する原因として、運動不足が原因とされています。
ほとんどの人が「運動が健康のために大切だ」ということは知っているでしょう。しかし、運動不足による病気のリスクを、病名をあげて指摘しているケースはあまり多くありません。実際、運動をしないのが当たり前となっている人の方が多いはずですし、お腹が少し出てきたから「メタボ体型になってきたな」と見た目を気にする程度でしょう。ですが、運動不足は小太りになるだけではなく、死に直結する大きな病気と関係していることを知っておくべきです。
また、運動不足によって引き起こされる病気は、内臓疾患や心疾患だけではありません。脳の機能も衰えます。冒頭で紹介した研究結果で、ブース博士は運動不足が認知機能の低下につながると言及しています。つまり、認知症やアルツハイマーの原因は運動不足によるものだと考えられます。もちろん、運動不足意外にも、食事や睡眠などの生活習慣全体を見ることが大切です。ですが、運動をするだけで、病気や脳のトラブルを防ぐことができるわけですから、積極的に体を動かした方がよいでしょう。
実際のところ、ブース博士の研究では、運動することでアルツハイマーの症状が改善するとわかっています。技術士試験の勉強をしている場合でも、同じことが言えます。運動することで、脳が健康的になり、記憶力が向上する。この研究結果を利用しない手はありません。少しずつでもよいので、運動を取り入れてみましょう。
2018年07月12日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 15

三幕構成とは、ストーリーを3つのパートに分けて考える方法だ。
つまり、最初の幕では、主張したいことを明確に宣言し、読者(試験官)にもそうそうと共感できるようにする。第二幕は、その主張に対する各種課題を示す。メリットもあるけど、こんなデメリットもある。こんな注意点もあることを説明し、読者(試験官)がこれに感情移入できるようにする。なんとか解決する方法はないものかとやきもきさせる。そして、第三幕で、これらの課題に対する解決策を鮮やかに提案する。
日本では、論文の構成といえば起承転結が有名だ。特にこれを否定はしない。これはこれで使える。しかし、技術士の問題では、あるキーワードの特徴を説明し、その課題を説明し、その解決策を示せというパターンが多い。まさに三幕構成だ。
来週16日は、技術士二次試験の筆記試験だ。読者(試験官)の興味を引きつけて、ワクワクさせながら、最後はクライマックスでハッピーエンド。そんな風に展開する技を活用することができれば、読者(試験官)も満足(=合格!)するのではないでしょうか?
見事に栄冠を勝ち取るまで最後まで頑張りましょう。粘りましょう。あがきましょう。
2018年08月04日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 15
技術士 繊維部門の概要
洋服を作る糸やポリエステルなどの製造工程では、多くの技術を必要とします。
近年、冬場に着るヒートテックなどは最早生活になくてはならない衣料となってきています。また、夏場の冷感肌着などもこうした洋服の原材料の製造技術があがったからと言えます。
こうした技術革新により、生活を豊かにする繊維技術を取り扱うのが技術士の繊維部門です。
洋服の原料となるものだけでなく、充電池の容量を増加させるカーボンナノチューブなどの製造技術もこの分野から誕生しております。
技術士 繊維部門取得後の活躍
アパレルメーカや繊維の製造メーカなどで原材料の生産や紡績工場などで、原材料の製造技術者として勤務することが可能です。
こうした繊維部門からの応用技術を研究する研究所などに勤務することも可能です。
蚕の繭などからとった絹の製造は、昔の話であり、現在はナノ技術として注目されている最新分野でもあります。
また染色技術の安全性など、乳幼児向けのアパレル用品には安全性が最重要視されることもあり、繊維の高度な染色技術や製造技術が求められる現場が多くあり、技術士資格を活かすことができるでしょう。
技術士 繊維部門の問題点
繊維の製造、加工に高度な技術を求められ、応用分野にも大きな広がりを感じる繊維部門ですが、技術士の部門としての知名度が低いことが大きな問題点です。
文部科学省のアンケートなどにも、対外的だけでなく、会社内での技術士認知度も低いという回答が寄せられておりました。
多くの技術士部門にも共通して言えることですが、資格そのものの認知度が低いとどうしてもそれ自体が評価されることも少なくなってしまいます。
こうした状況はなかなか改善されることは少ないですが、多くの繊維技術によって生活が豊かになっていることが紛れもない事実です。
技術士による多くの仕事が世に出ていけば、こうした部門での認知度や注目度も変化していくものと考えられます。
2019年03月30日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 15

勉強と研究の違い
勉強とは自分は知らないけど世の中では既知な知見を得ること。教科書で学ぶことは学習だ。一方、研究とは、世の中でも未知な知見を得ることだ。教科書を新しく作ることは研究と言えるだろう。
技術士になるには学習が必要
技術士の過去問題は公開されている。こんな問題が出るよと前もって見せてくれている。なので、こんな問題が出たら、こんな風に解答しようと準備しておけば良い。これがいわゆる技術ノートだ。自分の場合には、重要そうなテーマを100個ほど集めて、それに対して、そのキーワードの概要=特徴と、課題と、その課題への対策をA4でまとめる。そして、その技術ノートを見ながら、600字の原稿用紙に特徴とか課題を書くドリルをする。原稿用紙にうまくかけた時にはそれを技術ノートにフィードバックして改善する。逆に原稿用紙にうまく書けないときは、そもそも技術ノートが行けていないので、補強する。これを3回ぐらいやると、かなり使える技術ノートになるし、まとめるべきキーワードがどんどん増えてくる。
技術士になったら研究にシフト
技術士試験に合格した後も、技術ノートを磨くべきという人もいる。しかし、より重要なことは、それまでに学習した内容をベースにしてもっと深堀すべきだと思う。自分なりに解決できるような社会的な課題を探したり、技術動向を調べたりすることと、それをアウトプットすることだ。学会でもいいし、ブログでもいい。大事なことは色々な新しいことに興味を持ち続けることだろう。自分も分からないことがあるとまずWikiで調べるが、どんどん深く調べていくと、最後はWikiに書かれていないことにたどり着くことがある。Wikiに書かれていることを調べるのは学習だけど、Wikiに新しい内容を書き込むことは研究活動の一つと言えるのではないだろうか。
まとめ
技術士は実社会の課題を解決することがミッションだ。そのためには、勉強は必要だが、それだけでは不十分だ。やはり研究することが必要だ。そして、研究成果を上げるには、テーマ選定が重要だ。どんなテーマを設定するかは、やはり自分が好きなこと、興味のあること、求められていることが候補だろう。個人的には、好きなことを好きなだけ研究し続けるのはワクワクするし、楽しい。そして、それが他人にも認められて、後追いで自分の仕事になることはなんども経験した。あなたも技術士になってワクワクしながら社会的課題を解決しませんか。
以上
2019年03月30日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 15
技術士 原子力・放射線部門の概要
20世紀に技術が確立した原子力の技術は、それまでの火力や水力などと比べると少ない質量で大きなエネルギーを取り出すことができる夢のエネルギーでした。
しかしその副産物として、放射線を発生させる放射能を生み出してしまい、原子力発電に使用した核燃料は核爆発の危険のある扱いづらいものとなってしまいました。
電気のある便利な生活を支え、核燃料の安全な取り扱いを目的とした技術部門が技術士原子力・放射線部門です。
専門分野は安全な原子炉を設計・建設に関する知識を問う原子炉システムの設計及び建設、原子力発電所の運営や保守に関する知識を問う原子炉システムの運転及び保守、プルサーマル計画などの核燃料サイクルについての知識を問う核燃料サイクルの技術、レントゲン検査などの知識を問う放射線利用、放射線の防護技術を問う放射線防護があります。
技術士 原子力・放射線部門取得後の活躍
原子力・放射線部門の技術士ですが、主に原子力発電所の建設や運転保守に関する部署で働くことができます。
電力会社の原子力部門や電機メーカの発電所設計、建設に関する部署が考えられます。
また、製品メーカのレントゲン検査など、原子力発電以外の放射線利用や、被曝を防ぐための措置や除染技術などの原発事故の処理などでも活躍ができると考えられます。
海外の原子力発電所の建設などを政府が推進していることもあり、そうした関係では国際資格にも通じる技術士を取得することもプラスとなります。
技術士 原子力・放射線部門の問題点
最も影響の大きい原子力発電ですが、東日本大震災での原発事故が発生して以降、原子力発電に対してあまりいいイメージを持たれないという部分が大きな問題です。
核燃料サイクルの技術を問う分野もありますが、現在、高速増殖炉などの核燃料サイクルを利用した原子力発電所の運営が暗礁に乗り上げていることもあり、先が読めない状況が続いています。
また、原子力発電に関係する部門以外の放射線利用などの部門も、放射線技師は医療分野での専門資格もあり、技術士を受験する人が少ない傾向にあります。
しかし、目に見えない放射性物質を扱う専門技術者は今後も需要があると思われますので、どのような形で活躍できるかがまだまだ未知数の部分が大きいです。
2019年09月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 15

7月以降、7月に実施された筆記試験のことを振り返ることをしたでしょうか?
再現論文を書く際に振り返りますが、回答しなかった問題については振り返りましたか?
私が受験した際には、回答に選択しなかった問題に関する質問はありませんでした。
しかし受験生の中には、回答しなかった問題に対して意見を聞かれる質問をされた方もいるようです。
口頭試験は加点方式なので、質問に答えることができなかったとしてもスグに不合格になることはありません。
しかし、すでに題目があり、調べれば回答が得られるものに対してスルーしてしまっては勿体無いと思います。
しかも、回答しなかった問題の模範解答を作成することは、
たとえ筆記試験に合格できていなかったとしても来年度の試験対策になるのです。
勉強して無駄になることはありません。
「効率的な勉強方法は?」とよく聞かれることがあります。
人によって効率的という意味は異なるでしょう。
私が思う効率的とは、あらゆる事象に役立つものから勉強することです。
例えば、必須問題と選択Ⅲの問題は回答方法も出題内容も採点内容も非常に似ていることが技術士会のHPを見れば明らかでした。
その場合は、選択Ⅱの試験勉強よりも、選択Ⅲと必須問題の模範解答から作っていきます。
また、幅広い問題を考えるのではなく、まずは過去問です!
明らかに過去問と類似した出題が多いことは分析をすればわかるでしょう。
口頭試験まであと2,3ヵ月です。
長いようであっという間に来てしまいます。
やるべきことは何があるか?
その中で優先順位はどうか?
これらを考えて実行することも、技術士として大事な要素だと思います。
2025年07月05日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「イメ-ジ訓練により、試験巧者となる。」
技術士試験の対策において、「骨子」や「キーワード」の整理は非常に重要です。これができること、それは存在することにより、説得力ある解答文を作成しやすくなります。今回は本番試験直前の時期において重要な再整理の具体的な方法とイメ-ジ訓練のくり返しにより、試験巧者となることを以下にご紹介したいと思います。
1.過去問題・参考書・白書等からキーワードを再度チェック
過去の筆記試験や自身で作成した準備解答文、模範解答、参考書から重要な用語や論点、トレンドキーワ-ドを再度チェック、重要なものを拾い上げておきましょう。 各専門部門の白書の最新版(例えば国土交通省白書、環境白書等)や専門雑誌の最近の特集記事等についても再度、確認しましょう。新しい制度や施策、全国各地での先進事例からトレンドキーワ-ドを今一度、チェックしましょう。特に関心があるもの、目についたものは、確実にメモ、記憶しましょう。 これらは口頭試問の準備資料となることも併せて、意識しておきましょう。この際、これらの技術的キーワ-ド項目はマインドマップや表に整理し、通勤途中等を利用し、どこでも確認できるようにしておくことが大切です。
2.骨子テンプレートを作成
これまで準備してきた解答文は改めて、ICレコ-ダ-再生記憶と併用し以下のような骨子テンプレートを作成、そのロジック構成を整理しましょう。この作業はどんな設問に対しても、共通思考プロセスとして対応できるので、解答文骨子の作成が迅速となります。
① 問題提起(現状や課題の明確化)
② 技術的背景(関連技術や要素技術)
③ 対策案・提案(自分の技術者視点)
④ 期待される効果と新たな課題 ⑤ 技術者としての留意点(倫理・社会的影響)
3.解答文のパタ-ン化
本番試験ではどの設問(必須・選択・応用)においても、すぐに記述構成内容が思い浮かぶようにしておくことが理想です。出題傾向がある程度予想される項目(例:専門課題、応用課題、課題解決プロセス、リスク管理、法令対応、技術者倫理など)に対し、自分の実務経験に結びつけた解答をパターン化しておくと、本番で記憶の呼び出しがスム-ズとなります。 また、解答文は言うまでもなく「起承転結」が不可欠です。設問に対し、現状、 課題 、解決策 、 効果等の項目を、頭のなかでテンプレ-ト型の「1枚のカード」として、イメ-ジ化しておくようにして下さい。
4. 準備解答文の記述練習
試験本番前には必ず、本番を想定した記述練習を、一定時間を確保できる休日等を利用、以下に留意しながら行って下さい。
①「時間内に書けるか」「字数が足りるか」「論理構成は一貫しているか」を確認。
②実際に時間計測、数問記述、記述体得により制限時間へ不安を解消。
③解答文の再度自己添削により、誤字等の訂正、さらなる精度向上。 ・評価者視点で総合チェック。(着眼点、論理性、一貫性、専門性、倫理性)
④記述による手の握力の疲労度、耐久性の自覚
5.イメ-ジ訓練
試験本番を想定し、設問に対し短時間で記述骨子を構想するイメ-ジ訓練をとにかく繰り返し訓練して下さい。書き出すまでの数分間は焦らずじっくりと構想、構成メモを作成することを練習下さい。 私の経験においてもこれができれば、試験問題を見ただけで、合格できる自信が湧き出てきますし、気持ちの中に余裕が生まれ、試験巧者となることができます。このイメ-ジ訓練をくり返すことで解答文は書き続けることができると確信しています。 (以上)
2025年07月26日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「再スタ-ト」
技術士第2次試験を受験された方、お疲れ様でございました。試験が修了しご自身の身体から魂が抜けたような状況の方もいらっしゃることでしょう。記述できたところ、そうでないところ、個々様々ではあると思いますが、できるだけ口頭試問に向け、準備・再スタ-トがきれるよう今回は、口頭試験までに準備しておくべき事項について、ご紹介したいと思います。
1. クールダウンと家族サービス
まず、頭の中をクールダウンしましょう。試験本番にむけ相当、かけ足で猛進された方々がほとんどと思います。この時点で一度、クールダウンしましょう。 技術士を目指した理由は?、合格した後のビジョンは?、自分はどのようなことを目指してきたのか?一度回想して下さい。その上で自分を支えてくれた家族、友人、先輩技術士に感謝の気持ちを抱いて下さい。試験のでき映えを冷静に把握、次のスタ-トに準備すべき点を見据えましょう。 無論、家族サービスは最大限行って下さい。家族の支えがなければ、苦しい学習や試験への挑戦はなかったはずです。感謝の気持ちを自分のできる範囲での家族サービスと自身の言葉で伝えて下さい。
2. 口頭試験に向けた学習計画の立案
一方、口頭試験に対する準備も早めに始動し、着実に進める必要があります。時間があるようで口頭試験まで、現実は準備すべき事柄は山ほどあります。口頭試験を体験された方は、「言わずもがな」と思います。クールダウンの後は口頭試験に向け、学習計画立案へと、気持ちを切り替えましょう。
3.口頭試問Q&Aの作成
口頭試験対策として、まず、口頭試問のQ&A作成の準備をしましょう。情報はネットを含め数多く出されていますが、自分に必要な情報を収集しましょう。 なかでも一番な重要な点は願書です。願書に書いたことを、自分が試験官になった立場で、入手した情報と合わせてどんなことを聞きたいか、書き出してみましょう。書き出した質問:Qに対し、回答:Aを改めて考えてみて下さい。こちらはQ&A表として整理しましょう。内容、精査は後からでじっくり行う必要がありますので、とにかく思いつくまま書き出していきましょう。
4.Q&Aに必要な準備素材
前述したQ&Aは口頭試験の必須アイテムです。この完成度が口頭試験の合否を分けると言っても過言ではないと思います。私は経験上、準備すべき素材は以下が挙げられると思いますので、参考までにご紹介します。
① 願書の記述内容と周辺技術の情報
② 各分野の白書の内容と国内の先駆的事例
③ 専門雑誌の特集記事(最近の技術トレンド及び近年の自然災害状況、復興対策)
④ コンピテンシ-関連情報
⑤ 技術士法と倫理
⑥ 専門分野の国際視点に基づく経済社会、地球環境、国際動向に対するあなたの意見
5.自己を振り返る
ク-ルダウン中には自身の力量について改めて振り返ってみて下さい。自分は専門分野について知見は持ち合わせているのか?技術士として、胸を張って宣言できるのか?今後、技術士に合格できたら、どうあるべきなのか? 是非、この期間に自問自答する貴重な機会として捉え、異なった側面、視点から自身のあるべき姿を再考し、口頭試験準備に向け徐々に再スタ-トしましょう。 次回は口頭試問に必須のコンピテンシ-についてお知らせする予定です。(以上)
2025年08月23日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「願書の不備は補強」
今後、皆さんは口頭試問に向け、具体的に準備を進めて行かなければなりません。私はこれまでの経験として私自身の技術士合格後、社内外の受験者、約80数名の模擬口頭試験を行う支援をしてきました。この間、いろんなタイプの受験者の対応状況を観察、評価、支援してきました。今後、口頭試験に臨むに際し、その対応方法として重要な事項について、残念ながら目標を達成できなかった受験者、達成できた受験者の例を数回に分け、その模擬面接の状況と準備事項について、紹介していきたいと思います。
1.経歴書、業務内容の第一印象
この受験者は50歳代で、鉄道分野で筆記試験を通過しました。知人からの依頼を受け、模擬口頭試問を実施する前に経歴書及び技術士としてふさわしい業務の内容を確認しました。第一印象は「これまでの業務経歴と業務内容を、淡々と記述した印象」でした。模擬口頭試問は私と私の友人と二人で行う予定であり、お互いの共通認識は「課題解決のプロセス、そのための分析、検討、評価、判断」の記述が不足している。すなわち、技術士にふさわしい業務の苦心した点が記述内容から、残念ながら読みとることができませんでした。
2.記載内容が通常業務
受験者の業務内容を簡単に示すと、「鉄道新設路線開業に向けた工程管理及び品質管理」の内容だったと思います。試験官役の私は、この分野については全く、素人ですが「通常業務の内容として、当然実施すべき事項」をそのまま記述された印象が気になりました。友人も同感でありその部分を模擬口頭試験で掘り下げる設問を想定しました。
3.検討プロセスに対する質問
一般に経験業務について工期や工事条件の制約がある場合、それを改善するための様々な調整、工程の工夫が必要となり、その最善策となる解決策を導きだすことが必要です。そのプロセスについて確認する設問の質問表を用意し、以下について質問しました。
・事前調査で確認が必要だった事項は?、
・記述業務において通常の調査と異なる内容とそれを行うことで、期待された効果は?
・課題に対する検討プロセスと、何故それを選択したかを説明して下さい。
・解決策に対しその判断に至った重要なポイントはどこですか?
・解決策としてとして想定した複数案の内容と特徴は?
・本業務で特に工夫あるいは改善を試みた点とその成果は?
4.技術士にふさわしい業務に対するイメ-ジの相違
本人も口頭試問は初めての体験であったようで、通常ではない緊張感が伝わってきました。上記の設問についてはある程度、予測はしていたものの、設問される視点の本人イメ-ジとの違いとその理解不足、準備不足が感じられました。準備不足について受験者は誰しもが痛感することであり、あとでリカバリ-は十分可能なのでこの時点ではさほど大きな問題とはなりません。 但し、技術士としてふさわしい業務の内容について、的確に説明する必要があるので、これについては十分時間をかけて準備しておく必要があります。
5.願書の不備
願書として提出したものは、その時点で内容として完璧に近いものであったか否かは個々に相違があり、必ずしも、十分な状況であるとは限りません。 提出したものは修正できませんので、不備、不足と思われる点については口頭試験に備え、これらを補強(悪い言い方をすれば、きちんとした言い訳)しておく必要があります。本人に確認しましたが、願書提出前の他者添削はしてもらっていないとのことでした。 この点について、本人へ「技術士としてふさわしい業務」に対する内容整理と記述不足点の補強及び、口頭試験としての回答方法について、アドバイスしました。本人もこの点は理解しその後、準備を経て口頭試験に挑みました。
しかし、結果は残念ながら不合格でした。口頭試験でのリカバリ-がかないませんでした。筆記試験は通過されたのですが、結果として「技術士としてふさわしい業務」を試験官に伝えることができなかったと思います。
6.願書で見えるスキ
口頭試問は試験官が興味あることを聞いてきます。質問してみたい点、記述内容にスキがありそうな部分は、それをされに広げるように設問してくるケースが想定されます。従って、このスキや不備な箇所については、予めこれを想定、その隙間を埋める準備が必要です。 これは場面や状況に応じてとなりますが、実際にそのプロセスを踏んではいたものの、内容として記述不足であったことに対する反省点を伝え、これを補うことが必要と思います。 受験者各位は、今からでも遅くありません。提出願書を先輩技術士から添削を受けて下さい。記載内容にスキがありそうな点をいろいろな視点から見つけだし、それの補強、穴埋めを用意周到に進めて下さい。 次回は、願書補強により無事、合格できた受援者の例を紹介する予定です。(以上)
2025年12月13日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「感動の自分ドキュメンタリ-を残そう!」
受験者の方々においては、いよいよ口頭試験が始まり、緊張が高ぶる状況と推察いたします。一方、すでに終了された方々は、極端な言い方ではありますが脱力感か放心状態ではと推察します。今回は、口頭試験の「再現記録」を残すことの有用性について以下にご紹介したいと思います。
1.再現の有用性
口頭試験の「再現」は、試験終了後に質問内容、自分の回答、試験官の反応などを思い出して記録することであり、その目的は次のとおりと考えます。
1) 自己分析:弱点、改善点の明確化
・うまく、答えられた質問は何か。
・どの質問にうまく答えられなかったか、どう回答すればよかったのか。
・どの部分で面接官が、深掘りしてきたか。
・試験官の反応、表情はどうだったか。
2) 次回の受験の準備
・万が一、不合格となった場合でも、再現記録があれば次回の準備に対し、有効な資料となる。
・「どのような切り口で質問されたか」「面接官の関心はどこにあったか」を認識することで、再現性の高い準備対策準備となる。
3) 情報共有
・再現記録は他の受験者との情報共有や技術士会、社内講習会での指導に役立つ。
・後進受験者へ有益な資料となる。
2.再現のタイミング
再現は記憶が鮮明な試験当日から翌日頃まで、できるだけ早期に実施下さい。時間が経過するほど記憶は薄れ、質問に対する回答や、やり取りのニュアンスを忘れてしまいますので、タイミングを逸しないことが大切です。
3.再現の作成ポイント
再現は、以下のポイントを整理すると良いと思います。
・日時・試験会場:
・専門分野、選択科目:
・面接官人数:雰囲気、職業(大学関係?行政?民間?)
・主な質問内容:業務経歴、願書に記載した詳細業務、コンピテンシ-、倫理等
・自身の回答:要点ベースで簡潔に記録
・試験官の反応:うなずき、掘り下げ質問、反対意見の提示、無反応
・感想、反省点:長すぎた回答、的外れの回答、具体例の提示不足、準備不足箇所 、万一、次回に備えるとした場合の補強点
4.情報共有上の留意点
再現記録を情報共有する場合は以下の点に配慮、留意下さい。
・再現記録はあくまで個人的な記録として残し、公表する場合は守秘義務や個人情報に十分注意して下さい。
・特に「具体的な質問文の公開」は、技術士制度の公平性の観点から慎重な取り扱いに留意下さい。
・受験者の心理状況が、回答に現れやすいです。これを文字で表現・記録することは実に難しいです。従って、「口頭試験の場の雰囲気」「ニュアンス」「試験官とのコミュニケ-ション、やり取りのテンポ」など、自分の心情も踏まえると自己採点の重要な要素となります。
5.自分史ドキュメンタリ-
私もこれまで口頭の結果は全て、記録を再現しました。今でも記録は残してあります。時々見返した時、その時のことが鮮明に思い出されます。試験会場、下見、控室、試験官のスーツの色、表情等、記憶は、その緊張や受けた衝撃の強さの表れとも言われ、長期記憶として脳に刻まれ、忘れることはないかもしれません。
これは余談ですが、自分の行動履歴として、自宅から試験会場、控室の様子、ドアノック、面接スタ-ト、試験官のまなざし、終了、帰路の街の風景等、受験者諸氏の高ぶる感情と併せて回想・記録すると「自分史ドキュメンタリ-」となります。合格後、懐かしく回想することができます。感動の口頭試験を思い起こして下さい。
まもなく新年を迎えます。次回は令和8年受験に向けた目標スケジュ-ルの設定と受験に対する新たな決意について、ご紹介したいと思います。(以上)
2026年01月03日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「難易度高い技術士に挑戦する!」
皆さま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今回は年頭にあたり、受験に向け決意を新たに、スタ-トをきる意味で、「何故、難易度高い技術士試験を目指すか?」その動機の明確化と挑戦への覚悟について、ご紹介したいと思います。 技術士試験の合格は私の経験からも、そう簡単なものではありません。合格するためには強い動機、熱い情熱、揺るぎない信念が必要です。
1. 技術士試験の難易度(合格率)
技術士試験は、我が国で最高位の技術者国家資格と言われています。「高度な専門知識+実務経験+倫理感」を備えた人物として、国家から認定された人のみに与えられる資格です。 部門に差はありますがこれまでの実績及びその傾向から、最終合格率は約10%前後と低く、非常に難易度が高い試験と言えるでしょう。筆記、面接を総合して受験者の10人に1人程度しか最終合格できない極めて厳しい試験です。
2. 技術士の価値
では、その難易度が高い試験に合格した技術士の価値は、どこにあるでしょう。私自身は以下のように考えています。
・技術者の「信用力」:この資格は国から「一流の技術者」と認められた証である。
・キャリアの押し上げ:昇進、管理職、技術責任者への登用、技術コンサルとして独立、開業等活躍の舞台が広がる。
・年収・待遇:技術士手当(月数万円)が出る企業が多く、年収が上昇する。
・実務能力の証明資格:試験は筆記+論文+口頭試験であり、実務能力を証明できる。
・生涯継続する資格:更新が不要、定年後も生涯に渡り、資格者として継続が可能である。
3. 正直なデメリット
一方、デメリットとして考えられることとして、以下が挙げられると思います。
・受験者の多くは社会人であり、一定の実務経験が必要であり、合格までに時間を要する。
・短期的には、劇的な収入アップにつながらない場合もある。
・難易度が高く、 合格者総数が未だ多くなく、社会的認識度が向上していない。
4. 技術士制度と役割
ここで今さらですが、技術士制度とその役割をおさらいしておきましょう。 技術士とは、「高度な専門技術を有し、公益を守りながら技術的課題を解決する国家資格」 として法律(技術士法)で規定された技術者です。その役割は技術士法(技術士法第2条)により、以下のように定められています。
・高度な専門知識の活用
・独立した立場での計画
・研究・設計・分析等 ・技術者倫理に基づき、社会の安全
・福祉の確保
・「自律」「責任」「倫理」「社会貢献」及び継続した自己研鑽
5.試験合格は受験動機にあり。
私は合格までに10年間も要した不出来な受験者でした。一方、その経験から技術士に合格することへの情熱の維持こそが、その根源であったと思っています。 また、技術士試験合格は、その受験動機にあると思います。重要なことは「技術士」に対する熱い情熱(パッション)を抱くことであると申し上げたい。受験者諸氏は本年の念頭にあたり、以下のような強い受験動機を抱いて下さい。
1) 専門性を客観的に証明する。
・自分の専門技術分野の客観的証明
・クライアント、社内上司、同僚、取引先からの信頼性の向上
・技術提案書、コンサル案件、自治体業務等での資格要件
・キャリアアップ、業務成果や質の向上
2)技術で社会貢献する。
・災害、インフラ老朽化、環境問題など社会課題へ対応
・技術者が果たす役割の認識と領域の拡大
・専門技術による社会還元
3) 自律した技術者活動を展開する。
・自ら行動する技術者 ・技術の正当性の主張と、経験と知識に基づく判断 ・社会ニーズに対する技術活用による提案
4)自己成長及び専門性を探求する。
・試験準備による論理的思考、課題整理、文書力の向上と自律学習
・専門技術の体系的習得、最新技術の研鑽
・問題解決能力の向上
・学びに対する価値観の醸造
・自分が抱く豊かさの実現
6.チャレンジこそが、成功の入り口
例え、受験を決意しても、その後の努力継続がなければ、まず合格することは不可能と考えます。自分なりに試行錯誤を繰り返し、記述方法や技術士として備えなければならない素養を自らの研鑽により、体得することが重要です。 それはすなわち自分自身に対するチャレンジに他なりません。今までの自分をさらに強靭な体力へと変革させて行くことが、成功の入り口と考えます。 どうぞ皆様、念頭にあたり心新たに、強い動機の基に、難易度高い技術士試験への挑戦を決意しましょう。 次回は合格への夢を実現する記述テクについて、ご紹介したいと思います。(以上)
2026年01月10日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「夢」実現の技術士論文記述テク!
皆さん新年も明け、技術士受験に向け、始動する時期がやってきました。その準備と合格に至るには、時間確保と情熱の維持・継続が不可欠です。今回は、私の経験から「夢:技術士合格」を実現する「論文記述テク」について、ご紹介したいと思います。
1.技術士になる夢
私は、技術士に合格することで自分の仕事の活動舞台を変化させたい強い願望がありました。「自身の将来を変えたい」、技術士資格の取得をそのきっかけしたいと考えていました。 しかし、道のりは思ったより険しく、「不合格」通知のはがきが、幾度も届きました。そのたびに抱いた情熱が、どんどん冷めていくことも痛感しました。
私の娘が小学生の高学年だったでしょうか?たまたま習字の授業で「夢」という字を毛筆で書いてくれました。自分の机の前の壁に貼って、時々、眺めることにしました。 試験準備答案文を書きながら、娘が書いた「夢」の文字を見返し、時々以下を自問自答を繰り返していたと思います。
・技術士になれたら、どうする?
・自分の将来をどうしたいと思っている?
・今のままの人生の継続で、この先、満足できるか?
・自分のことを家族や後輩に対し、誇れるか?
・「夢」は自分の手で、実現するものではないのか?
今、思い起こしてみると、娘が書いてくれた「夢」の一文字は、「技術士への道」に対する情熱を維持するエネルギ-であったかもしれません。
2.情熱の種は、短時間継続
情熱は「やる気」と「習慣」が、後追しになると考えます。毎日15分程度机に向かうことを継続できれば、結果として大きな成果となります。 例えば、1日15分×7日×4週=420分(=7時間)毎日15分継続すれば、1ケ月7時間(ほぼ丸1日の労働時間に匹敵)の学習時間となります。
15分程度の隙間時間の継続は、想像以上の総時間を確保できます。これに費やした学習時間は、全て自分の体力となります。 是非、学習のための短時間確保を習慣として身に付けることを継続下さい。
3.実績記録(見える化)
自身で計画したことの達成感は、情熱をさらに掻き立てる燃料になります。その成果は以下ように「見える化」することで実績を記録、自身の励みにしましょう。
・勉強ログ(アプリ・カレンダー)に記録
・カテゴリ-別、想定準備解答文の作成済数の増加
・準備解答文の自己及び第3者による添削チェック記録
・添削による改善点の記録の累積と成長履歴の作成
4.人的ネットワ-クによる刺激
同じ目標を持つ受験者とネットワ-ク形成は、技術士試験の準備として極めて重要です。受験者同士のグル-プ交流、勉強会、講座への積極的参加、オンラインコミュニティの活用等、外部の刺激機能により、自らに刺激を与える機会を積極的に利用して下さい。
5.あえて100点は、目指さない。
完璧を求めすぎると情熱が摩耗、息切れを起こす可能性があります。技術士試験は元々100点満点を獲得することは、求めていません。以下の方法により、今より明日の得点増加を目指しましょう
・まずは“60点の論文”を目指す。
・添削、ブラッシュアップを繰り返し、80点に近づける。
・ある程度「書ける」、あるいは「書き続ける」、解答欄を確実に埋めるテクを習得する。
・トライ⇒チェック⇒インプル-ブ⇒リトライ⇒スパイラルアップサイクルを実践する。
6. 合格記述テク!
私の経験から以下の技(テク)を身に付けることができれば、誰でも、必ず合格できると確信しています。受験者諸氏のヒントになれば幸いです。きっと自分に合った方法があるはずですので、試行・繰り返しと鍛錬により、自分に合ったテクを体得して下さい。
・毎日記述:解答論文を毎日、書く習慣を継続する。
・一文一意:短いコンパクトな文章で、わかり易く表現する。
・簡潔・明瞭:複雑なことはあえて簡潔に分けて、言いたいことを明瞭にする。
・添削によるスリム化:自ら記述した文章を添削により、可能な限りスリム化する。
・論理的文法の徹底(SVO文):結論、先行文とする。
英語文法のように主語(S)+述語(V)+目的語(O)で、結論を先行する。日本語文法(S+O+V)のような膠着文(内容が追加していく文章)は最後まで読まないと結論が分からないため、読み手が瞬時に論理的に理解しやすい表現することを認識下さい。
・箇条書きは有効表現:例えば、○○は(主語S)、△△である。(述語V)、理由(O)は、以下の箇条書き文に落とし込む表現手法は、読み手の理解の負担が少なく、有効な表現手法です。
・把握の迅速化:多面的要素(制約、事象、適合性、コスト、維持管理性、公共性等)のある事柄の説明は箇条書きとし、あえて分けてわかり易く表現しましょう。視覚認識の面でも、より読み手の早期把握と理解を迅速化を促す効果があります。
・謙虚と受容:自身の文章ほど、独りよがりなものはないと私は考えます。他の人からの指摘を謙虚に受け止めることも、技術者としての備えるべき素養と考えます。
・準備答案:準備答案を数多く作成し、自己添削を繰り返す自己鍛錬を徹底しましょう。
・引き出し:専門及び関連分野に多数の引き出しをつくり、論述対応力を増強しましょう。キーワ-ド整理や三分割法等を利用し、総合的な記述能力を身に付けましょう。 今回ご紹介した「合格記述テク」を是非、実践下さい。
次回は、合格後の技術士の年収事情アップについて紹介したいと思います。(以上)
2026年02月21日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「技術士試験で試される課題解決能力」
2月も後半になりました。技術士試験の準備を本格化させていきましょう。 技術士試験における「課題解決能力」は、技術士の資質として最も重要であり、その能力が試されます。 また、技術士試験の記述及び口述試験でも、コンピテンシ-の1つである課題解決能力について、その資質としての妥当性、主体性、独自性、調整力、表現力が求められます。 今回はこれまでの私の受験者添削指導から気が付いた課題解決能力を示す記述方法や、業務プロセスにおける効果的な表現について、ご紹介したいと思います。
1. 課題の明確化
1)問題の本質を把握
最初に行うべきは、与えられた課題の本質や背景を整理、理解することです。まず、課題文を良く読んで、が求められているのか、設問文のセンテンスをあえ区切り、その題意を明確にします。特に「社会・情勢背景」、「現状課題」、「制約条件」、「要求性能」、「実施解決方法の内容」、「成果」など題意の要求条件を見落とさないようことに注意しましょう。
2) 背景理解
設問で求められる課題、例えば、専門的技術問題だけではなく最近の社会的、国際的、経済的、地球環境的影響も考慮し課題を捉える背景理解が肝要です。
2. 課題を細分化
1)複雑課題は細分化
複雑で多層的な課題は、細分化することでシンプルに具体的な解決を導き出しましょう。この際、例えば課題内容を多面的要素や側面(事象、原因、不足技術、資源やツール、管理手法、環境要件等)で整理すると、よりシンプルに課題を表現できます。
2) 関連するサブ課題を特定
本題の課題に関連したサブ課題(例えばコスト、スケジュール、維持管理、各種リソース、規制や制約条件など)を洗い出し、本題に対しどのように複合的に関連しているかを考え、本題課題と並行するサブ的課題対応も併せて考慮下さい。
3. 解決策の提案
1)複数の選択肢
解決策は一つに絞らず、複眼視点によりいくつかの候補を挙げ、その特徴、予想される効果等を考慮、選択肢の幅を広げ、最適かつ妥当な解決策を選択しましょう。
2)具体的なプロセスで解決策を提示
各選択肢についてその実現方法やプロセスを具体的に示します。例えば技術面であれば、どの技術を選び、どの場面やプロセスでどう進めるか、その適用技術の利点や課題も含め、具体的な解決策を提示して下さい。
4. 解決策の評価
1)メリットとデメリットの抽出
提案する解決策ついて、メリットとデメリットを相互に抽出しましょう。特にコスト、時間、リスク、安全性、環境影響などは総合評価に基づき、その最適性を根拠付けましょう。
2) リスクと不確実性の評価
解決策の実施の際は、これに伴うリスク(技術的、経済的、社会的なリスク)や不確実性が存在します。必ず、この点に対しても事前対策を想定しておくことが重要です。
3) 選定理由の論拠立て
最適解を選んだ理由は、論理的に説明できるよう、何故その解決策が最適と判断したのかについて、選定理由を論拠立て下さい。
6. 試験官が興味を抱く表現方法の例
1)興味を抱かせる
例えば、課題解決の記述・表現方法例として、例えば、以下示す記述例はどうでしょう。試験官が口頭試験で質問してみたくなるような興味を抱かせる表現に工夫下さい。
2)記述例
・現状課題を○○により把握、改善目標を明確化、根本原因を分析、改善策を検討、優先順位設定による段階的試行により解決した。
・収集データの分析結果から現状課題を特定し、対策案について利害関係者との調整、協議を重ね、解決に導いた。
・問題であった作業プロセスを分解、分析、これの再検討を行い優先度の高い課題から短期及び中長期長期計画を立案、これを実践移行した。
・複雑な課題は構造フレ-ムごとに要素分解、本質的な改善点を抽出、組織工程の全体調整を図り、設定した目標を達成した。
・業務プロセスの非効率化課題に対し、現状分析、原因を抽出した。課題の要因は作業工程間の情報共有不足がボトルネックであることを特定した。改善案として作業工程間の情報共有ルールの再設計を提案、結果として従来作業時間の○%削減する成果を得た。
7.留意点
1)論理的な構成
課題解決のプロセスは論理的構成に基づき、一貫したストーリーを描き、面接官が理解しやすいように、わかり易く順序立てて、論理的な構成にしましょう。
2) 具体的な根拠とデータ
解決策を提案する際は、根拠となるデータや事例を的確に示すことが重要です。本年度から本格施行されるコンピテンシ-の改定項目である「数値データや情報活用」の評価項目に着目する必要があります。情報分析に基づく数値目標の設定、達成成果パフォ-マンスの定量評価は、より説得力があるものと考えます。 次回は業務成果だけにとどまらず、その後の波及効果の記述方法についてご紹介したいと思います。(以上)
2026年03月21日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 15

「技術士試験に合格する願書の書き方」
まもなく、本年度技術士第2次試験の受験申込書(:願書)がはじまります。今回は「合格する技術士試験の申込書(願書)の書き方」について、私のこれまでの経験からご紹介したいと思います。
1. 業務内容と名称
業務経歴書に記載する業務内容と名称は、実際のプロジェクトの名称を記述することではありません。どんな業務や工事であったかを短文で示し、その概要をわかり易く示す必要があります。 例えば「市街地大規模掘削工事における地盤改良対策工」等、そのタイトルでどんな業務であったか、アウトラインを印象化することを意識して下さい。
2. 興味を抱く業務(タイトル)
業務名(タイトル)はできる限り、試験官の目に留まり、興味を抱くような名称を意図しましょう。例えば以下のような業務タイトルが有効と思います。
・○○の調整・討議を重ね合意形成を得た市街地再開発
・○○分析結果を反映、試行による○○システムの確立
・AI活用をした軟弱性地盤施工の○○システムの導入
3. 業務内容の末尾は、技術士定義項目で示す。
上記で記述した業務で、何を実施したかを技術士法の定義項目(:計画、研究、設計、分析、試験、評価及びこれらの指導)を末尾に入れ、技術士としてふさわしい業務であったことを示して下さい。
・○○業務の○○計画策定
・○○調査のデータ分析、評価
・○○構造物の設計
・○○施工管理の技術指導
4. コンピテンシ-を意識
業務内容では、技術士の資質能力であるコンピテンシ-を意識した記述が必要です。経験業務において、技術的解決、コミュニケ-ション、倫理観と社会的責任、マネジメント、継続的技術研鑽等を短文で資質能力の保有を示し、すでに技術士としてふさわしい人物であることを強調下さい。
5.720文字は経験詳述問題
受験申込みの業務詳細は、筆記試験合格後の口頭試験を今から、意識・照準しておくことが重要です。何故なら、自身で遂行したことを説明する必要があるからです。従って、自信がないことは書かず、得意なこと、どんな質問に対しても答えられる内容を熟考・準備し、記述下さい。 記述欄には字数制限があります。これを厳守、記述事項の字数バランスをよく考え、時間をかけて準備しましょう。
6.要求項目はオウム返しで!
720文字の業務詳細では、以下項目の説明が求められます。 1)立場と役割:、2)課題と問題点:、3)技術的提案:、4)技術的成果:、5)現時点での成果と今後の課題: これらの要求項目に対し、確実に応答していることを示す意味で、言わば、「オウム返し」で同じ表現タイトルを小見出しとして記載下さい。制限字数等から要求項目のあとに:(コロン)を用い、文章へとつなげるのも有効方法と考えます。
7.各要求項目も記載留意点
1) 立場と役割:業務プロジェクトにおいて担当セクションの責任者として業務の主導的役割を果たしことを示して下さい。 (例)管理技術者として、業務全般を総括管理した。
2) 課題と問題点:課題とは、求められるあるべき方向性や方針であり、問題点とは、目標と現実とのギャップであることを明確に認識して下さい。これがぶれると論述が曖昧になりますので留意下さい。
3) 技術的提案:この点が受験者の皆さんが、なかなか上手く表現できずに一番苦労するところです。まず、前述の技術士法の定義に立ち返って考えましょう。 経験業務の課題解決に際し、「どのようなプロセスを経たか」を示すことが必要です。課題・問題点に対しての解決に向けて、「あなたは何をしましたか?」について振り返ってみましょう。受験者諸氏は日常、必ずやこのプロセスを踏まえ、業務を進め、課題を解決していたはずと思います。「あの時、どう考えた、どう対処していたか?」今一度、以下を掘り下げて下さい。
・問題・課題のどこに、着目したのか、それを考えた理由は何か?
・それはどんな研究、調査、検証により、具体的に明らかにしたのか?
・それに対しどんな解決策の考え方、組み立て、手法のアプロ-チを試みたのか?
・その解決策の決定に際し、何が評価・判断理由となったのか?
・それは客観的にみて、妥当と判断されるものであったのか?
4)技術的成果:業務成果は定量的に数値で効果や削減量を示して下さい。この点は、今年から採点基準改定により、記述が不可欠ですので意識して下さい。また、コンピテンシ-項目である技術士倫理(公共の福祉や環境保全)を考慮した記述にして下さい。社会への貢献を示して下さい。
5)評価と展望:結果として業務成果がどうであったのか、その妥当性を表現する必要があります。一方、今後の改善の余地、可能性について、広い技術者視点(国内外の専門分野や国際社会感)に立脚し、将来のあるべき姿像を視準した展望を示して下さい。
8.最終チェック
記載内容はミスや漏れがないよう確実にチェックして下さい。記載内容も含めミスは口頭試験では、取り返しがつかないので、最終チェックを万全にして下さい。申し込み期間に遅れないよう、とにかく早期に準備、先輩技術士等からの添削・指導を仰いで下さい。時間をかけた準備が不可欠です。試験はすでに始まっています。気を締めて準備下さい。次回は技術士試験に合格するテンプレ-トについてご紹介したいと思います。(以上)
2025年05月17日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「ビジュアル重視型で答案を採点者に読ませない!」
私は技術士を取得できるまでに10年の歳月を費やしました。言わば劣等生です。不合格だった試験の設問はすべて記述、解答したつもり。白紙答案などはありません。当時、試験結果は、「不合格」のはがきが届くのみで、自分の解答文のどこが悪くて、どのレベルで不合格であったのかが、全くわかりませんでした。
今回は、「目からうろこ」の「ある記述方法」との出会い、これを体得できたお陰で私は合格できたと思っており、それを是非、受験者諸氏にお伝えしたいと思います。
1. 採点者は心理的に読みたくない
採点者は限られた日数で、膨大量の解答文を採点すると言われています。従って、極端な言い方をすれば1字1句、くまなく読んでもらうことは時間的にも不可能ではないかと私は思います。また、長文は心理的にも読みたくないのが本音と思います。
私は採点方法として1次選考と2次選考があり、1次選考を通過しない解答は、そもそも読んでもらっていないのではないかと推測します。
私が想定する1次選考の採点区分は以下ではないかと考えます。
・紙面が白紙であり、解答されていない。⇒ C:不合格
・設問に対して、パッと見て題意に沿って的確に解答されていない。⇒C:不合格
・文字が乱雑すぎて、読むことができない⇒C:不合格
・文章記述内容が理解できない、意味不明、支離滅裂⇒C:不合格
上記だとすれば多くの受験者の解答文は採点に至っていないのではないかと考えます。では、どのような解答文なら2次選考に残り、採点してもらえるかについて考えてみましょう。
2. ビジュアル第一主義
この件に関しては極端に表現しますので異論があると思いますが、ご容赦願います。解答文は設問題意に確実に答えていることを視覚的にパット見て、その構成が分かる記述が必要です。例えば、必須課題では次のような設問が多いと思います。
1)○○を解決する上での多面的視点による課題
2)最も重要な課題とその複数の解決策
3)新たなリスクとその対応
4)技術者倫理と社会の持続性の観点から必要な要件
ここで重要なことは1)~4)の設問を見出しとして利用する。設問に確実に解答していることをあえて視覚的に示す。採点者が読まなくても良い状況をビジュアル的につくる。また、見出し文は太く濃く書く(ゴシック体のように)か、アンダ-ラインにより、採点者が斜め読みで、目にとまるような記述が重要です。
3. 解答内容は二の次
本文記述でも重要なポイントは小見出しを活用することです。解答内容を採点者へ速く伝える記述方法、解答内容は二の次、ここでもビジュアル重視を志向した記述方法が有効です。設問例に対する小見出し活用例を以下に示します。
(例)担い手確保を解決する上での多面的視点による課題
課題事項として取りあげた社会的現実や背景、今後予測される事態やその理由となる論拠について、課題の内容を小見出し化する。その後に2~3行の文章でそれを補完する説明文を挿入する。ここで初めて解答内容となります。あらかじめ2~3行文を長さ条件としておけば、例え想定外の問題であっても、本番である程度対応可能であり、行を埋めることができます。
1)少子高齢化による生産人口減少、国力の衰退
(改行して、以降に小見出しタイトルの内容を2~3行で説明文を挿入する。)
2) 人材確保のための環境整備 (上記同様)
3) ICT等先端技術の積極導入(上記同様)
4)経験、技術伝承(上記同様)
4. 見せる箇条書き
例えば、課題抽出や解決策は複眼的(多面的な視点)が必要です。但し、複数の項目についての詳しい論述は紙面的にも制限があり、採点者に読ませる負担となります。ここでも重要なのは、箇条書きを利用して視覚的見せるテクニックです。例えば設問を我が国の防災強化対策案を例とした場合、その記述例として以下が挙げられます。
(例)防災対策強化案
○○を解決するためには、○○による〇〇が肝要であり、以下に対する施策を積極的に推進する。(2~3行で内容説明文を挿入後、箇条書きに落とし込む。)
① AI・デジタル技術を活用した災害予測精度の向上(余白)
② 流域治水等防災への加速化・進化(余白)
③ グリ-ンインフラによる潜在的防災力の発揮(余白)
④ 防災機能の多重性、代替性機能の確保(余白)
⑤ ICT技術活用による監視、予測、判断等の防災体制強化(余白)
長い文章での説明ではなく、箇条書きですっきりと、示すことでより洗練された印象付けが重要です。またこの際、白書や最近の技術トレンドキーワ-ドを挿入することを考慮下さい。採点者へ独自の見識の高さをアピ-ルして下さい。
5. 箇条書きのメリット
採点者(読み手側)から見た、箇条書き活用によるメリットは、以下と考えます。
① 眼に止まり易く、伝達内容をわかり易く、分けることができる。
② 複数な内容を詳しく説明することなく、読み手の理解が速い。
③ 多面的表現で記述項目の整理、表現できる。(人、物、金、技術、方法等)
④ 表現がシンプルなので、幅広い観点や意味を印象付けできる。
⑤ 紙面に空白部分がありすっきりと整理され、読み手に息苦し印象を与えない。
⑥ 記述項目を忘れても試験本番記述時での追加、修正、削除が容易である。
⑦ 異なる表現や語彙表現を活用するで、一行を埋めることができる。
是非、準備解答文作成段階で試してみることを一考下さい。 (以上)
2026年03月28日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「技術士試験に合格するテンプレ-ト」
これから受験者の皆さんは試験準備に向け、多数の準備解答文を用意する必要があります。この作業は労力を必要としますが最も重要であり、合格への近道であると私は確信しています。 今回はその準備解答文作成のための「定型テンプレ-ト」ついてご紹介したいと思います。部門や専門科目を問わず活用できるので、参考にしていただければ思います。
1. テンプレート作成の基本方針
技術士試験は「文章力」よりも論理性、網羅性、一貫性が評価されます。従って、文章はシンプルに整理されていることが重要であり、このためテンプレ-トの作成では以下を基本とすることが大切です。
・設問要求項目に100%応答する構造
・どの分野でも使い回せる汎用性
・採点者が理解しやすい論理構成と展開フロ-
2. テンプレ-トとは
そもそもテンプレ-トとは、「型で作られたサンプルひな形」とも言えるかもしれません。予めひな形に当てはめて、準備解答文の構成内容やキーワ-ドを整理し、書き出しておくノートやカードを総称しています。 設問内容が想定外であったとしても、キーワ-ド等をテンプレ-ト化しておくことで、整理された情報(:脳内の長期記憶)をいつでも引き出すことが可能となります。試験本番では長期記憶ソースを呼び起こし、つなぎ合わせることで論述できる応用機能を発揮します。 但し、専門課題のような設問では、必ずしもこの方法では対応できない場合もありますので、その点は了承下さい。
3.全体フレ-ム
例えば「課題:担い手不足等」をとりあげたとして、以下のように全体フレ-ムとして整理しておけば、どんな設問に対しも、解答文記述が可能となることを狙いとしています。
・導入部:(今どうして?:社会的、技術的背景、問題の重要性の指摘)
・技術的課題:(何が、課題?:生産力低下、健全な産業維持が困難)
・課題分析:(何が原因?:少子高齢化、若手人材からの敬遠)
・想定解決方策とその理由:(どうする?:AI先端技術活用、ロボット化)
・対策上の留意点:(想定リスクと対応?:財源、普及、人材教育)
・効果、成果、展望:(メリット、デメリット、普及による便益、技術応用や期待技術)
4.展開フロ-の構築と作成
テンプレ-トは上記に示した項目:「導入→課題→原因→対策→効果」が一直線に繋がるフロ-とすることが重要です。コンパクトに1テーマ、1枚のカードとなるようなイメ-ジで、具体的に何を、いつ、どうするか絶えず意識し、展開フロ-に落とし込みます。以下それぞれの項目の作成ポイントを整理します。
5.導入部(課題認識と背景)
解答文の冒頭:導入箇所では現在の課題や背景等を以下のように技術者の認識として、本題へ導く論述展開を思考下さい。
・「○○分野では、△△の高度化、複雑化に対応するために□□が緊喫課題である。」
・「近年は、急激な○○により、△△の課題が顕在化、社会的ニーズとされている。」
・「このような状況下で、技術者には□□の観点から、その課題解決が切望されている。」
6.技術的課題は分割
技術課題は同じ要素が重複しないように、以下のように制約条件と課題要因(コントロ-ルポイント)を分割・整理します。
1) 制約条件
・「導入にあたっては、コスト対効果の検討が必要である。」
・「既存システムの改善と整合性確保が前提条件である。」
・「現場技術者への教育・訓練プログラムが必須課題である。」
2) 課題要因(以下のように課題要因は1項目づつ、シンプルに分けて短文で表現する)。
・「課題1:○○に起因し、○○の影響から、△△となっている。」
・「課題2:□□が不十分であり、▽▽の制約から◇◇が□□されていない。」
・「課題3:◆◆と○○との、相反する課題への対応が必要であった。」
6.課題分析
課題分析では、その要因については、以下のように技術的知識を整理しておきます。
・「この要因としては、○○技術では目標ラインが限界であることが挙げられる。」
・「△△の工程はその運用が属人的であり、標準化されていないことが一因である」
・「その理由は、□□に関するデータ蓄積の絶対量と情報活用が不十分である。」
7.解決方策は多面的視点で
課題の解決方策は、以下のように多面的な視点で整理しましょう。また、「技術+効果」を定量的数値で示すことを意識下さい。
・人材:各分野の専門技術者スタッフによるプロジェクトを構築、人的資源を確保
・活用資源、ツール:△△活用・構築した管理ツールを導入、作業性及び管理効率を改善
・方法:▽▽の理由から、○技術の段階的導入により順応的な対応方針設定
・効果:成果として◇◇の改善により、目標とした○○を約○○削減が可能 ・成果:長期的に◇◇の信頼性向上する成果獲得に期待
8.技術者倫理と社会的責任に立脚
課題解決の整理では技術者倫理、社会的責任の視点が必須であり、これに立脚した視点であることを示して下さい。
・「○○技術解決においては、技術者倫理の遵守が不可欠」
・「特に、安全性・環境負荷・利用者への社会的影響への配慮が肝要」
・「社会に対する説明責任を果たし、コンセンサス獲得がその使命」
10.未来志向を示す
○○技術者として社会的要請に応える役割を果たしていくことや技術研鑽の継続等、未来志向と展望を意識下さい。
11.準備想定問題への適用
準備する想定問題は、今回構想した作成する定型テンプレ-トに基づき、課題ごとに整理することをお勧めします。分野、ジャンル別に1課題1枚のカードがクリップで留め、整理されている状況をイメ-ジして下さい。 わかり易くかつ使いやすく整理できると思いますし、頭の中の整理と蓄積記憶情報の引き出しとしての利用、暗記に対し極めて有効であると思います。 次回は、試験官に視覚的に魅せる、目に留まる解答文の記述・表現方法についてご紹介したいと思います。(以上)
2026年08月22日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「技術士の学びとは、楽しむこと」
技術士にとって学びとは、単に知識を増やすことではなく、技術によるサービスをクライアントや社会へ提供し、国民生活へ還元するために必要な備えではないかと、私は考えています。 今回は「技術士にとっての学び」について私の私見を、ご紹介したいと思います。
1.技術士に求められる素養
技術士は技術の進歩や社会変化への柔軟な対応が求められ、そのために旺盛な学びに対する意欲と、以下の素養(日常的に行われていること)が必要とされます。
1)専門性の維持、向上(新技術や改定法令の把握、新分野研究、高い専門能力、デジタル技術対応力)
2) 社会的課題への対応(環境、防災、老朽インフラ、人口減少など複雑な社会課題への対応)
3) 高い倫理観(リスク管理やコンプライアンス、社会から信頼される判断力、高い倫理観と規範)
4) 経験の知識化 (実務経験知のフィ-ドバック 、論文等発表、後進の指導、専門技術の深化)
5) 継続研鑽(CPD)の実践 (継続的専門能力開発を通じた生涯にわたる能力向上)
2.幅広い分野の重要性
学びとは単に「知識を得ること」のみを行うのではなく、「自らの成長を継続する自発行動」と私は位置付けています。専門分野の限らず、社会変化に柔軟に対応するには、むしろそれ以外の広範分野の学びが必要であると思います。
3.学びの機会
技術士の学びは、「知識、情報の蓄積」だけでなく、「得られた経験知を総合力として実務に活かすこと」のための蓄積素材であるとも思います。研修や講習会への参加、学会活動、論文の執筆、資格取得、業務経験の振り返り評価などは、重要な「学びの機会」です。自ら学びの機会を増加することが重要であり、それには「受け身」だけでなく、積極的自主行動による結果のアウトプット発信や人的交流機会の増大が肝要です。
4.人的ネットワークの拡大
人的交流は私の人生経験からも極めて重要な事項であると思います。自分の専門知識や経験知だけでは、おのずと限界があります。特に企業や組織、プロジェクト活動においては、多様な分野の専門家の関与が不可欠です。目的意識を共有する多数の協力者、支援者の存在が鍵となります。このため、自分のまわりに頼りになる人的ネットワ-クの構築との拡大に努めることが肝要です。 お互いの信頼関係の構築し、良好な関係を継続するため異業種交流会等への積極的に参加、社内外の専門分野の方との継続交流を大切にしましょう。
5.実践機会、アウトプットの増大
自主行動により、自らがやってみたいことが出てきます。これに対しては積極的に取り組んでみて下さい。自らが主体的に関与することで周囲へ働きかけ、幅広い分野の関係者との交流機会を増大することになります。自己研鑽の成果は、可能な限りアウトプットを心掛け、周囲の関係者へ情報伝達下さい。
6.専門性の深化
実務能力の向上や技術研鑽のためには専門分野だけでなく、これらを支えるマネジメントやデジタル・AI技術やリスク外の各種マネジメント技術など、周辺及び関連技術分野について自身で新たな目標を設定し、専門性をさらに深化させましょう。
7.モチベーションの維持
学びや自己研鑽にはいろいろな手法があると思います。これらに対するモチベ-ション維持の方法として、以下のような取り組みはいかがでしょうか。
1) 目的の明確化
資格試験や専門分野への取り組み、キャリヤ形成等への準備に対し、「何のために学ぶのか」の目的を、明確にすることが、モチベ-ション継続の後押しになると思います。
2)小さな目標設定
毎日15分、専門書を読む、週1本、技術記事を読む、月1回、技術セミナーに参加する等、達成可能な小さな目標を設定、これを達成することで自信に繋げましょう。
3)仕事と学びを結び付ける
例えば、「なぜこの設計方法なのか?」「この事故を防ぐにはどうすればよいか?」業務上で発生した疑問や問題は、「自己研鑽のテーマ」にします。自分で調べ考えることで、「仕事から離れたもの」ではなく、実務解決能力へと変化します。
4)学んだことはアウトプット
学んだことは記録、都度振り返りを行い、外部へアウトプットを心がけましょう。講習会や研修会等の情報知識は組織内で共有下さい。そのための準備作業は必ず、自分の蓄積技術力となります。
5)継続する仕組み
読んだ本、参加した講習、身についた知識、実務で活用したこと、解決できた問題を記録・保存しましょう。この仕組み循環は、「技術者として成長するための学び」のスパイラルアップ活動に繋がるものと考えます。 特に技術士を目指している方々にとっては「モチベーションを向上する方法」より、「モチベーションが低くても続けられる仕組み」に工夫することが重要です。
8.技術士の学びの姿勢
技術士の学びとは、「学ぶ(Input)、実践する(Practice)、発信する(Output)、振り返る(Reflection)」というサイクルを継続、学びの機会を自ら実践する姿勢こそが、最も重要と考えます。
9.技の研鑽は、楽しむこと
技術とは、別の言い方をすれば「技:わざ」として表現できるものと思います。技は、人それぞれに特有なものであり、知識量の多さやIQの高さだけでは決して解決できません。それを身に付けるには相応の鍛錬の積み重ねによる努力の軌跡がその根源であることも事実だと思います。
但し、技を有する人達の共通点は、それを努力して成し得た結果だけでなくその一方で、これを「楽しむ」ある種の「探求心」であるかもしれません。技を身に付けることは安易で簡単なものではないことは十分承知しています。但し、視点を変えてみると、「自然に楽しんでやっている人」、これが「一流と言われる卓越した技を有する人達」ではないかと、私は勝手に結論付けています。また、自分もそうありたいものと日々願っています。
年齢はいくつからでも「学び」は始められます。できれば年齢が若い年代から始めることが望ましいです。何故なら意識した学びの継続は、その後の人生において、その人の能力や成果に圧倒的な差が生じることになるからです。 次回は若手技術者がこの学びを日常の業務に活かす仕事術についてご紹介したいと思います。(以上)