2018年07月23日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 14
平成30年度技術士第二次試験の試験問題が公表されました。
建設部門の河川、砂防及び海岸・海洋科目の試験問題について、出題の解説や記述すべき方向性を述べます。
以下はⅢ-1に関する記述です。
Ⅲ-1はICTの活用に関する問題でした。
i-Constructionは課題解決論文の「本命テーマ」といっても過言ではありませんので、取り組みやすいテーマ
だったと思います。
ただし、具体的な事例や効果の説明を求められているので、表面的な知識だけでは書ききることが難しかった
はずです。
一般論ではなく、河川、砂防及び海岸・海洋分野での具体例や、自然災害対応と言った部分に踏み込んだ記述
ができたかどうかがポイントとなります。
問われているのは以下の3点です。
①ICT活用で実用化された技術を2つ挙げて、それぞれ具体的な活用事例と具体的な効果
②自然災害を踏まえて、被害軽減や管理高度化の観点からICT活用で対応できる課題を2つ
③2つの課題に対して、ICTを活用した新技術開発あるいは既存技術応用の視点で対応策を提案
3つのうち、②と③は関連していますが、①に関しては単独の問いと考えて良さそうです。
まず①についてです。
既に実用化されている技術を挙げる必要があります。また、「河川、砂防及び海岸・海洋の分野において」
という問題文ですから、ICT土工等を取り上げるにしても一般論ではなくて、「河川堤防におけるUAVを
利用した起工測量」のように、専門分野における具体的な事例が必要です。
具体的効果については、日数の短縮やコストの縮減等が定量的に示されていると説得力が増します。
次に②についてです。
「自然災害を踏まえて」とありますから、津波、河川氾濫、土砂災害のように、具体的な災害を挙げると
具体性が増すはずです。
例えば河川氾濫であれば、長大な堤防沿いの点検をいかにして短時間かつ詳細に実施するか、というような
課題はICTの活用で対応策を考えられるはずです。
最後に③についてです。
②で挙げた2つの課題それぞれについて、ICTを活用した対応策を述べます。堤防の点検であれば、UAVで
得たオルソ画像の三次元化であるとか、UAVによるハイビジョンカメラ撮影等が考えられます。
「新技術開発あるいは既存技術応用の視点で」という問題文ですから、新技術開発・既存技術応用のうち
いずれなのか明確にすることも必要です。
といっても対応策が具体的であれば、おのずと新技術開発・既存技術応用いずれなのかはわかるはずなので、
結局はどれだけ具体的な対応策になっているか、に尽きると考えます。
*各種対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年08月04日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 14
技術士 繊維部門の概要
洋服を作る糸やポリエステルなどの製造工程では、多くの技術を必要とします。
近年、冬場に着るヒートテックなどは最早生活になくてはならない衣料となってきています。また、夏場の冷感肌着などもこうした洋服の原材料の製造技術があがったからと言えます。
こうした技術革新により、生活を豊かにする繊維技術を取り扱うのが技術士の繊維部門です。
洋服の原料となるものだけでなく、充電池の容量を増加させるカーボンナノチューブなどの製造技術もこの分野から誕生しております。
技術士 繊維部門取得後の活躍
アパレルメーカや繊維の製造メーカなどで原材料の生産や紡績工場などで、原材料の製造技術者として勤務することが可能です。
こうした繊維部門からの応用技術を研究する研究所などに勤務することも可能です。
蚕の繭などからとった絹の製造は、昔の話であり、現在はナノ技術として注目されている最新分野でもあります。
また染色技術の安全性など、乳幼児向けのアパレル用品には安全性が最重要視されることもあり、繊維の高度な染色技術や製造技術が求められる現場が多くあり、技術士資格を活かすことができるでしょう。
技術士 繊維部門の問題点
繊維の製造、加工に高度な技術を求められ、応用分野にも大きな広がりを感じる繊維部門ですが、技術士の部門としての知名度が低いことが大きな問題点です。
文部科学省のアンケートなどにも、対外的だけでなく、会社内での技術士認知度も低いという回答が寄せられておりました。
多くの技術士部門にも共通して言えることですが、資格そのものの認知度が低いとどうしてもそれ自体が評価されることも少なくなってしまいます。
こうした状況はなかなか改善されることは少ないですが、多くの繊維技術によって生活が豊かになっていることが紛れもない事実です。
技術士による多くの仕事が世に出ていけば、こうした部門での認知度や注目度も変化していくものと考えられます。
2018年11月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 14
技術士 衛生工学部門の概要
空調機の設置や台数などの検討する建築設備の設計分野では、快適なビル環境の構築や産業廃棄物の処理に関する分野での専門家となっています。
ビルの空調も適当に置かれているわけでなく、熱源などを考慮し、適正な台数が設置されています。
また、河川や大気にビルなどからの有害物質が放出されないよう考慮し環境を考えた設計としなければなりません。
技術士衛生工学部門ではそんな建築設計における設備構築にかんする専門分野があります。
大気汚染を防止する大気管理、水環境を守る水質管理、産業廃棄物を管理する廃棄物管理、建築設備設計として活躍できる空気調和、建築環境などの分野があります。
技術士 衛生工学部門取得後の活躍
ビル建設を行う建築事務所や、大気汚染や水質汚染の状態を管理する環境コンサル会社などが主な活躍できるフィールドとなります。
また、空調メーカーや産業廃棄物処理業者などでも技術士の専門分野としての資格を活かすことが可能と言えるでしょう。
技術士 衛生工学部門の問題点
専門分野としての比率が廃棄物管理と空気調和、建築環境に偏っており、水質管理と大気管理については、受験者数が少ない傾向にあります。
また、ビルの建設やメンテナンスでも、建築士の知名度や権限も強く、空気調和の分野で行う空調設計なども建築設備士などの別資格の存在が大きく受験動機をそぐことになっております。
技術士がその道の専門家ということは疑いのないものではありますが、建築業界では他の資格の法的な立場や権限、知名度も上位となっているのが現状です。
廃棄物の最終処分場も多くは地方自治体などで運営されており、廃棄物の管理に技術士資格が必ず必要というわけではないということが受験者数の伸びない根本的な原因となっています。
しかし、技術士を受けることで建築分野やリサイクル分野の専門知識が身に着きますので是非とも受験しましょう。
2025年11月01日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 14

「問題解決能力:簡潔さとアピ-ルが重要な業務説明」
まもなく記述試験の合格発表となります。合格された皆さんが今後、挑む技術士口頭試験において、試問される可能性が高いと思われる以下の7つの重要項目について、準備すべきポイントを、ご紹介します。
【7つの重要項目】
1) 問題解決能力
2) コミュニケ-ション能力
3) リ-ダ-シップとマネジメント
4) リスクマネジメント
5) 継続的な自己研鑽
6) 倫理観・社会的責任
7) 幅広い技術知識
今回は、上記のうち業務説明における1)問題解決能力についてご紹介します。
1. 解決プロセスの明確化
事前提出した記述業務や経歴業務について、技術士の資質として最も重要である問題解決能力を有していることを示すには、解決に至った具体的なプロセスや方法を説明することが重要です。このため以下のステップに従い回答を準備、説明の明確化に留意して下さい。
1) 問題の抽出:現状問題、課題の明確化
2) 情報収集と分析:情報収集とデータ分析に基づく、多面的評価
3) 解決策の立案:複数案の総合的評価と最適案抽出及びその工夫
4) 実施とその評価:実施結果と現時点の評価及び改善の余地、可能性
2.簡潔さが重要
記述業務の説明するに際しては特に、簡潔であることに留意下さい。経歴書に記述した業務内容を今一度掘り下げ、技術士としてふさわしい業務であったことを以下の点について整理、記述不足の場合は補完下さい。
1) 問題の内容
2) 問題解決へのアプロ-チ方法
3) 解決手段と適用技術
4) 結果と得られた成果(コスト削減及び工期短縮、品質改善等)
3.戦略的問題解決能力のアピ-ル
技術士は技術的な基礎知識のほか、創造的に問題を解決できる能力が求められます。従って一般的なアプロ-チ方法に加え、独自で新しい視点に基づく方法を提案したか、それはどのような効果が得られたについて、アピ-ルすることが重要です。このため、戦略的思考に基づいた検討、方策への反映等、独自性であることに対する強調が必要です。
4.リーダ-シップの発揮とコミュニケ-ション
技術士はチームや組織内において指導できる専門家であることが求められます。リーダ―としてのその役割を担うことが前提であり、その実践的経験やチーム体制で問題解決した事例について示す必要があります。このためプロジェクトの遂行方針、方法、利害関係者とのコミュニケ-ション方法についても準備して下さい。
5.現時点での評価と反省
実施した解決策は、成果が挙げられた事以外に、現時点で評価した場合、残された課題や反省点があると思います。このことを冷静に評価し、今後の将来的な技術展望、発展性、改善方法等の認識に立脚し、短期、長期の視点から説明できることが大切です。このことは、自己改善能力や新たな問題に対する技術者姿勢のアピ-ルにつなげることができると考えます。
6.業務経歴の設問例
業務経歴の設問例を以下に示しますので、参考にして下さい。
・記載業務に内容について(1~2、2~3分程度)簡単に説明して下さい。
⇒要求時間に応じたバージョンを準備下さい。
・記載業務に関し、補足すべき事項があれば、説明して下さい。
⇒記載業務は字数が制限されているので、不足部分は補完下さい。
・記載業務で特にアピ-ルしたい点は、どこですか。
⇒できれば、独自性があることを強調したいです。
・記載業務で経験した結果は、現在の業務にどのように活かしていますか。
⇒反省点等を実践的に活かしていることを説明下さい。
・技術士としてふさわしいと思う他の業務はありますか。
⇒必ず、準備しておいて下さい。
・社内の体制とあなたの役割について説明して下さい。
⇒特に、若手技術者が質問されやすい内容と思います。日常業務で主導的立場で業務にあたっていることを意識して回答下さい。
次回は技術士に資質として不可欠であるコミュニケ-ション能力に対する準備ポイントについてご紹介したいと思います。(以上)
2017年03月13日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 13
前回に引き続き、勤務先における業務経歴のうち、「業務内容」の部分にテーマを絞って、注意点をアドバイスしたいと思います。
1つ目の注意点として、「計画、研究、設計、分析、試験、評価(又はこれらの指導)」という表現を入れ込みましょう、ということを書きました。
2つ目の注意点は、「仕事の特徴がわかるような記述」を心掛けましょう、ということです。
業務経歴は、受験要件を満たしているかを確認する事務的な資料でもありますが、大切なのは口頭試験の参考資料となるという点です。
筆記試験に合格したら口頭試験を受けるわけですが、試験官は業務経歴の業務内容の記載事項を見て、「この受験生はこういうキャリアを積んできたんだな」と情報を得たいはずです。
その時に、例えば
道路構造物の設計
コンクリート構造物の強度分析
という感じで、具体的な仕事の中身がわからない記述があったら、試験官はどのように思うでしょうか。
1つ目の注意点で書いた点はクリアしていますから、事務的には経歴としてカウントされるのは間違いありません。
しかし「技術士にふさわしい」業務なのかどうか、皆目見当がつきませんから、おそらく試験官は口頭試験で仕事の内容を逐一質問するのではないでしょうか。
口頭試験は原則20分間です。しっかりと受験申込段階で書いておけば受ける必要がない質問で時間を使うのは、大変に不利なことです。
例えば道路構造物の設計をしたのであれば、どのような構造物なのか、どのような道路種類だったのか、周辺状況はどのような所だったのか、技術的に課題となったことはどのようなことだったのか、等がイメージできるような記述をすることが大切です。
以上、2回に渡って「業務内容」をテーマに注意点を述べました。
事務的に問題ないのは当然として、口頭試験を意識して「技術士らしさ」が伝わるような書き方を心掛けましょう。
*受験申込に関して、別の視点からも投稿があります。併せて御覧ください。
*出願対策講座を行っています。講師ページからお気軽にお問い合わせください。
2017年03月22日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 13
技術士の倫理網領について前回からの続きです。
技術士は、将来にわたる環境負担を極力少なくした開発を行う努力をするよう心掛ける必要があります。
条文:技術士は、地球環境の保全等、将来世代にわたる社会の持続可能性の確保に努める。
工業的な開発を行う場合、様々な資源を必要とします。
例として、プラスチックを使用する場合は石油系資源を必要とします。技術士の開発した製品が広く普及すれば、それだけ製品を生産するための資源を必要とします。
しかし、石油などの自然資源は限りある資源です。
それらの開発に関して、使い捨てなど資源を枯渇させるような生産サイクルでは将来にわたる社会の発展は難しくなります。
技術士は、技術開発によってこうした資源の有効利用などを通して、持続可能な社会を目指すよう心掛けることが義務付けられています。
しかし、これはどうすれば環境負荷がかかるのかなど検証に長い年月がかかる場合があります。
二酸化炭素排出量などは目に見えるものではなく、指標も気候変動などの世界規模での検証が必要なものが多く、非常にわかりづらい場合が多いというのが現状です。
こうしたことから、条文も「社会の持続可能性の確保に努める」という表現にとどめております。
現時点で最も環境負荷の少ない生産方法やリサイクルシステムの確立を行い、将来的な負担を減らすよう努力する必要があります。
将来を予想するということは現時点で考えうる可能なものを積極的に取り入れるということになります。
技術士として将来を考え抜いた仕事が、将来の人たちから感謝されることになるかもしれません。
2017年08月17日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 13

以下の条文を最低限覚えておかなければ、口答試験に対応できません。
今のうちに少しずつ頭に入れておきましょう。
【目的】
第1条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もって科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。
【定義】
第2条 この法律において「技術士」とは、第32条第1項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。
【信用失墜行為の禁止】
第44条 技術士又は技術士補は、技術士若しくは技術士補の信用を傷つけ、又は技術士及び技術士補全体の不名誉となるような行為をしてはならない。
【技術士等の秘密保持義務】
第45条 技術士又は技術士補は、正当の理由がなく、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。技術士又は技術士補でなくなつた後においても、同様とする。
【技術士等の公益確保の責務】
第45条の2 技術士又は技術士補は、その業務を行うに当たつては、公共の安全、環境の保全その他の公益を害することのないよう努めなければならない。
【技術士の名称表示の場合の義務】
第46条 技術士は、その業務に関して技術士の名称を表示するときは、その登録を受けた技術部門を明示してするものとし、登録を受けていない技術部門を表示してはならない。
【技術士の資質向上の責務】
第47条の2 技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。
【日本技術士会の目的】
第55条 日本技術士会は、技術士の品位の保持、資質向上及び業務の進歩改善に資するため、技術士の研修並びに会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを目的とする。
2018年06月29日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 13

残り3週間程度です。
あきらめず最後の追い込みに入りましょう。
道路科目を受験する方は以下のキーワードに関する知識は蓄えておきましょう。(予想問題というほどのレベルではありません)
・道路デザイン指針(案)改定
・景観に配慮した道路附属物等ガイドライン策定
・重要物流道路
・スマートIC、ICアクセス道路
・踏切道改良促進法
・大都市圏環状道路等の整備加速
・自動運転技術(道の駅)、ETC2.0
・高齢者の移動手段(高齢運転者交通事故防止対策、高速道路逆走)
・i-Construction(ICT舗装工)
・地震、大雪災害
・交通需要マネジメント(TDM)
・費用便益分析
・法面設計・保護
・自転車関連
・維持管理(大規模修繕・更新)
・道路の役割、空間機能
・無電柱化
たくさん記載しましたが、まだまだ必要な知識はあります。
最低この程度の知識について論じられることが必要だと思います。
ラストスパート頑張りましょう!
2025年07月19日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 13

「全力で勝ち取る」
さあ-、いよいよ試験本番です。寝不足や過労を避け体調管理を十分留意し、筆記試験に全力で挑んで下さい。必ず、今までの努力が実る時と信じ、受験者諸氏が栄光を勝ち取ることをお祈りいたします。 さて、試験本番直前ではありますが、試験直後にやらなければならないことが何点かあります。今回はその点についてお知らせして、予め準備願えればと思います。
1. 当日すぐにメモ
試験が終了したら、その日の内に解答文に何を記載したかを必ずメモして下さい。2~3日たつと何を書いたか忘れてしますので、できるだけ早く再現解答文を作成して下さい。 口頭試問では「記述試験の内容は、ほとんど聞かれることはない。」と言われていますが、記述試験について「解答できたこと、できなかったこと」等について聞かれる可能性があります。口頭試験のフォロ-対策としても極めて需要です。この時点で、できるだけ何を具体的に書いたかを、詳細に復元しておくことが重要です。
2. 自己採点と補完解答文の作成
再現した解答文はまずは、自分自身で採点してみて下さい。的確であったこと、そうではなかったこと、記述、言及不足の点等を整理してみて下さい。論文の論理構成や技術内容についても自己採点して下さい。 特に記述が思うようにできなかったことについては、現時点で記述するとすればどのように記述することが望ましかったのかを考え、再現して下さい。 例えば、これを準備しておくことで、口頭試問で記述不足箇所について、「この部分について記述が不十分であったと考えております。」と反省点を説明ができる機会を作ることができます。あるいは認識していた事が事実であることについてを補完できます。
3. 選択しなかった設問の理由
専門、必須、応用課題は数問から選択することになっています。ここで大切なのは何故この課題を選択したのか?あるいは、選択しなかったのかをその理由を整理しておくことです。 おそらく、未経験分野や不得意分野によることが、その理由となると思います。一方、自分の専門分野であるならば、その部分について口頭試問でアピ-ルできるポイントとなる可能性があります。得意なこと、そうでないことの両方について改めて認識、整理下さい。
4. 添削を受ける
作成した再現解答文は添削してくれる人がいたら、是非、添削してもらって下さい。第三者的な評価や記述の不足点が、より明確になると思います。その上で、添削後に解答文を再修正し、仕上げておきましょう。このことは、記憶がしだいになくなって行きますので、口頭試験時に向けて準備しておくが大切です。 また、本来、記述すべき点をしっかりと認識できていたが、本番では緊張や制限時間などから、思うように書けなかった言い訳を「やんわり伝える」巧妙な言い訳の準備となります。
5. 業務経歴書の再チェック
願書に記載した業務経歴票は、この時点で以下の観点から、再チェックを行い、記載内容、その理由や根拠、技術者としてのあなた意見等を改めて少しづつ整理しておきましょう。
・業務経歴、専門分野、技術士としてふさわしいと思う業務、失敗事例
・記述業務の技術的課題とその解決方法の理由と、検討プロセス
・自身の役割、判断した根拠、リスク対応事項、業務成果、将来展望、反省点、改善点
・倫理的配慮、安全性、法令遵守の視点、社会環境への配慮
但し、口頭試験の準備ではこの点について、さらに掘り下げる必要があります。現時点では要点整理と補強の必要性の有無の確認程度で、良いと考えます。 願書作成時ではかなり熟考して願書を作成していたつもりでも、現時点でみると以外に言及不足な点や改善点が見つかる可能性がありますので、徐々に準備しておいて下さい。(以上)
2017年03月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 12
技術士倫理網領について解説を行っていますが、3項には前回からガラッと趣旨が変わります。技術士にとって必要なものは誠実さであるということを述べております。
条文:技術士は、自分の力量が及ぶ範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。
有能性の重視という項目を技術士倫理網領でうたっております。
これは、技術士としての専門分野を明記し、自分の専門外の分野への開発にはかかわらないということを明記された条文となります。
技術士と名乗って技術開発を行う場合は、必ず専門分野を明記し、専門分野以外の専門的な業務にあたることを禁止しております。
技術士は専門的な資格です。これは、技術部門の専門知識がない人は技術士として説明をしたことを専門家が言った内容と受け取ります。
その場合、嘘や詐欺的な内容の説明があっても、素人ではその是非を判断することが難しく、気づかれずに内容が受け入れられてしまうことがあります。
エネルギー分野への投資案件への投資勧誘などで、専門知識を持った人がもっともらしく説明するとその内容が正しいことのように思えてしまいます。
しかし、その内容は詐欺的なものであったとしても、実際に刑事告発されなければ専門知識のない人に気づくことが難しいというような例がそれを示しています。
技術士はその専門性の高さから、簡単に素人を騙すことができてしまいます。
また、受注が欲しいからと言って自分の専門外の分野の案件にも手を出すような行為は技術士倫理網領に反する内容と言えます。
2017年06月03日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 12

技術ノートx100の作成
技術ノートにキーワード(100個目標)を作成するのは大変ですが、まずはこれを頑張りましょう。
5月中に100個作成することが目標でした。これを達成した人は素晴らしい。あと少しという人も
よく頑張りました。
筆記練習の開始
技術ノートの作成は目的ではなく手段です。また、試験には期日があります。すでに6月に入った
ので、技術ノートをベースにした筆記練習を開始しましょう。目標は作成した100個の技術ノート
をベースにして、600字原稿用紙にそのキーワードの特徴、課題、対策をまとめます。A4の技術
ノートには900字相当の情報が通常あるので、ここから600字にまとめます。
図表の活用
600字の原稿に、特徴と課題と対策をまとめるには、端的に効率的にまとめるテクニックが必要
です。ここで最も有効なのが図表を1つ挿入することです。個人的には、原稿用紙の右上の7x7の
升目がターゲットです。ここに600字の原稿で書きたいことのエッセンスを図表として示すことが
できれば、それだけでほぼ合格です!
黄金の3の法則
特徴は3つに拘らなくてもいいですが、課題と対策はそれぞれ特に重要なことを3つ選択して、その
記述に集中しましょう。限られた原稿用紙の中でアピールするには、2つでは不足するし、4つでは
多い。やはり3つが非常に有効です。常に課題を3つ考えて、それぞれの解決策を考える癖をつけましょう。
目標は30分
600字の原稿用紙を一枚書き上げるのにどれぐらいの時間がかかるでしょうか?完成した600字原稿を
朗読すると2分とかからない。でも、悩みながら書いていると時間はどんどん経過する。実際の試験の
時には、キーワードを書き出し、頭の中で整理しながら記載する必要がある。目標はズバリ1枚30分だ。
空き時間が30分あれば、キーワード1つを書き上げよう。また、できれば勉強時間として、朝でも、
夜でも良いけど2時間確保して、キーワード4つを書き上げるようにしよう。
6月中に100個のキーワードを原稿用紙に記述する
毎日4枚のキーワードを書けば、25日で100個のキーワードを原稿用紙に記述することは可能だ。
6月はこれを目標に頑張ってほしい。そして、原稿用紙に記述していると、作成した技術ノートの
過不足を感じることがあると思う。その内容は時間が許す範囲で結構なので改定していこう。
経験則で言えば、技術ノートを2回ぐらい改定するとかなり優れたレベルに昇華する。
7月に入ったら録音
600字の原稿用紙に記載することでかなり記憶に定着していると思うけど、これだけでは十分では
ない。実際の試験の時に適切なキーワードが思い出せるようにするには、この100枚の原稿用紙を
スマホに録音しよう。先ほども書いたように600字の原稿を朗読するのはわずか2分ほどなので、
200分(3時間20分)あれば可能だ。週末等の時間の取れる時に頑張って朗読しよう。条件が許せば
奥様や子供にお小遣いを渡す代わりに吹き込んでもらうのは方法かもしれない。
繰り返してヒアリングすることで記憶に定着
録音した原稿用紙の内容を繰り返しヒアリングすることは、電車の中でも、歩きながらでも、
いつでもできる。そして、何度もなんども繰り返し聞くことで、記述内容の過不足を感じることが
あると思う。ちょっと違うなあと思ったら、技術ノートを改定して、原稿用紙に書き直しして、
改定版として録音しよう。この改定版が多いほど、レベルアップしているということ。
今回は、記述問題に絞って合格の為のノウハウを披露しました。選択問題については別にアップ
します。
7月の試験に向けて、6月は佳境です。ここでしっかりと技術士としての自力を高めて、合格
レベルを一気に突き抜けてしまいましょう。
2017年12月02日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 12

3枚モノ(1800字論文)の攻略は、大切です。
課題解決能力をいちばん試せるのが、この3枚モノだからです。
口頭試験でも、筆記答案について問われることがあります。
3枚モノの基本構成は、つぎの3パターンです。
口頭試験の前にも、7月に書いた筆記答案を見直し、準備しておくと安心できます。
パターン1
1.背景
2.課題と問題点
3.対応策
4.期待される効果
パターン2
1.背景・課題
2.問題点
3.対応策
4.期待される効果と想定されるリスク
パターン3
1.背景・課題
2.問題点・対応策
3.期待される効果
4.想定されるリスクとその低減策
各用語の説明を以下にします。
『背景』とは、現状にある困りごとのことです。
現状にある「問題」をあぶりだします。
問題とは、「現状とあるべき姿の差」と定義されています。
式で表すと、「問題=あるべき姿(目標値)-現状」です。
『課題』とは、達成すべき目標のことです。
問題と課題はまったく違います。
問題は、必ずネガティブな表現となります。
課題は、必ずポジティブな表現となります。目標なのですから。
『問題点』とは、技術的障壁であり、難所であり、それが解決されれば一気に課題解決・目標達成できるボトルネックのことです。
壁にぶちあたったというときの「壁」のことです。
「問題<点>」は、ちいさな「点」です。
「問題<点>」は、「現状とあるべき姿の差」の「問題」とは、まったく違います。
この問題点を、いかに的確に見抜くかが、技術士業務での知性の見せ所です。
『対応策』は、問題点を克服するための技術的解決法のことです。
難所を乗り越える方法です。
壁をぶち破る方法です。
対応策は3つ程度提示して、その中から、最適な対応策を選択します。
ここは、論理的思考力があることを見せるところです。
つまり、思いつきで対応策と選択をしたのではないことを示します。
前提条件や制約条件を示し、何に着目して、最適解を導き出したかを表現します。
『期待される効果』は、対応策を講じた際に、想定されるプラスの効果のことです。
『リスク』は、対応策を講じた際に、想定されるマイナスの効果のことです。
『リスクの低減策」とは、想定されるマイナスの事象に対する対応策のことです。
リスクは、まだ生じていない課題と言えます。
2018年06月17日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 12

抽象度を高めることと、具体性を高めることは相反することのように見えますが、これを繰り返すことで課題の構造が明確になります。
また、汎化と特化の両方がバランスよく盛り込まれていると読者(=記述試験では試験官)は理解しやすくなる(=合格)。
記述問題において抽象度を上げるということは、タイトルやサブタイトルを的確につけるということです。
記述問題において具体性を高めるということは、このサブタイトルのもとで伝えるべきキーワードやその意味、意義、問題、課題などを示すことです。
人は、抽象的なことばかりを聞いていると漠然として訳が分からなくなります。逆に具体的なことばかりを聞いていても細かいなあと嫌になります。
このため、人に話をしたり、文章を書くときには、まず抽象的なことを言って、どういう意味だろうと読者や視聴者に考えさせ、その意味を読者の
理解のテンポに合わせて解説して行くのです。具体的な話をしたり、エピソードを加えたり、そして理解してもらったら、次のトピックに移るので
すが、注意すべきは、その時も一度抽象度を上げることで話の全体を理解しやすくなります。
この汎化と特化を繰り返す技術は、技術士の記述問題だけではなく、口頭試験でも使えるし、日常のビジネスでも、プレゼンでも使えます。
抽象度を高めるということは、その課題を俯瞰的に客観的に見ることが必要です。そして、その上で、鷹が獲物を捕獲するようにターゲットを
決めて一気に成果をあげるのです。
コンピュータの世界でもこの汎化と特化という技術はモデリング言語で活用されています。アクターを定義しますが、抽象度をあげたものを
スーパークラス、具体化したものをサブクラスと言います。例えば、小学生と中学生と高校生をまとめて学生と呼びますが、この学生という
定義がスーパークラス、小学生や中学生などがサブクラスとなります。スーパーというとオールマイティのようなニュアンスを感じますが、
英語でのスーパは上位、つまり抽象度をあげる意味です。サブというと補欠とか、予備をイメージしますが、英語では下位、つまり抽象度を
下げたものという意味です。そして、スーパークラスに対して、アクティビティを定義します。学生は勉強する。学生は学校に行くと言ったもの
です。でも、小学生と大学生では行動パターンが大きく異なるので、このような抽象化の定義は無理があるかもしれない(笑)。
技術士を目指す人は、この抽象度を上げる努力と、具体化する努力の両方をバランスよく進めて是非合格してほしいと思います。
以上
2018年12月31日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 12
技術士 水産部門の概要
美味しい魚や水産加工品を生産する工場では、衛生的な環境を保つ技術や鮮度を保つ高度な加工技術も必要となります。また、冷凍船などの冷凍技術や、水産資源の確保に向けた環境保護や維持管理も重要な課題となります。
そんな水産業に関する技術を持つ部門が、技術士水産部門となります。
専門分野は、漁の技術や養殖を行う技術を関連する漁業及び増養殖、魚からかまぼこやソーセージなどの水産加工品を製造する技術を問う水産加工、漁港施設などの建設管理を行う水産土木、水産環境を整える環境問題の内容を問う水産水域環境となります。
技術士 水産部門取得後の活躍
水産加工業を行う工場などで、製品開発や品質管理などを行う工場技術者として働くことができます。また、公務員の仕事としては、水産庁や水産試験場などで漁業の技術を開発普及に取り組む技術者や、港湾局で漁港の修繕や増設などの建設工事の管理などを行う仕事に就くことができるものと考えられます。
また、海洋汚染は社会的に大きな問題となっておりますので、湾岸などの閉じた海での赤潮や青潮といった漁業被害の解決を考えるために環境技術士の需要も増えております。
技術士 水産部門の問題点
日本は四方を海に囲まれており、漁業の技術や水産加工の技術も世界的に高水準であることが言えます。しかし、現在の技術士制度では、他部門と同様で土木工事での需要が高く、水産部門でも、受験者は水産土木の分野に偏っております。
こうした技術は、非常に発展性のある分野であり、多くの技術を世界にむけて配信することができる分野ではあると感じるのですが、現在の技術士はそれぞれの分野では必須資格ではないということが大きな弊害となっており、各分野の受験者が非常に少ないという状況は他部門と共通した課題です。
2019年02月07日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 12

受講生の皆様、こんにちは。
技術士の資格を取るように勧めると、大半の人は、
「いやー、無理ですよ。」と言って受験しようとも思いません。
総じて、「技術士=合格は難しい」
という概念があるからです。
では、その難しいという概念はどこから来るのでしょうか?
受講生にヒアリングをすると、
「合格率が10%程度だからです。」
と答えます。
確かに技術士資格の合格率は約10%という数値は事実です。
しかし、細かく見るとそうでもないのです。
2018年度までの試験で解説します。
これまでは、必須科目(択一試験)と専門科目(論文)がありました。
それぞれ6割が取れていれば合格です。逆に択一試験で6割取れていないと、
せっかく書いた論文は試験官に読まれることなく不合格が決定します。
では、どの程度の方の論文が読まれているのか?
それは、受験者の約50%です。
半分の人は択一試験で落ちるのです。
択一問題って難しいですか?いいえ、難しくありません。
なぜなら、半分以上が過去問から出題されているからです。
本屋に行けば、過去問題集が売っています。
どれでもいいので、1冊買ってしっかりと暗記すれば解けない問題ではありません。
受験生の半分が択一で落ちるということは、
択一で6割取れていれば、2次試験の合格率は2倍の20%になります。
さらに、論文までせっかく進んだ方でも、一発不合格の方が約1割います(事実)。
例えば、
です。
複数の回答書に回答を書くのですが、一番上の用紙にだけ名前や受験番号を書き
2枚目以降の答案用紙に書き忘れる方が多いのです。
10%も一発不合格者がいるのです。驚きですよね。
受験生の方々は、試験開始の合図とともに、全ての解答用紙に最初に記入してください。
ここまで読めば合格率が10%ではないことがわかるかと思います。
択一はしっかりと暗記し、全ての解答用紙に名前などを記入した段階で、合格率は30%となります。
3人に1人が合格できると考えると、難しい試験ではないと思えませんか?
論文対策とともに自分のモチベーションを上げる工夫をしてみてください。
2019年06月10日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 12

私は技術士となったあと技術士会に入会したり、
本業で色々な場において、技術士の方と会う機会があります。
その際に、試験委員をしていた方ともお会いし、
試験の採点に関する話を聞いたことがあります。
試験委員の経験上、一番強く仰っていたことが、
「論文」について、採点官も「人間」ですから、
どうしても「人間らしい採点となってしまう」という事です。
つまり、読みやすいor読みにくい、字がきれいor字が汚い、では評価は異なるし、
消しゴムでの消し跡で読めない、文章が長くて内容が入ってこない、
という印象の悪い論文では、なかなか加点できないというのです。
試験当日、初見の出題文から解答を記述するのですから、
完璧な文章を書くというのは難しいでしょう。
しかしながら、採点官の印象を良くするために、少しでも丁寧に書くことや、
主語述語を明確にして、伝わりやすい文章とするなどの基本は実践すべきです。
もう1つ、非常に多くの「白紙解答がある」ということを仰っていました。
白紙解答の場合は加点することができないため、必然的に不合格となってしまいます。
全体の60%以上で合格となります。
例え1つの論文で100点を取れたとしても、
もう1つの論文で0点の場合、平均は50点となり不合格となってしまいます。
しかし、全く解答が分からない場合でも、
何かしら記述がされている場合は、部分点として加点できる可能性があるのです。
以下に示すのは、解答できない場合、苦しくとも何かを書く!というレベルの例です。
白紙よりは、少しでも合格の可能性があるので書きますが、
当然、望ましいのは聞かれていることに端的に解答することです。
1.問われている事には、全て解答する事(義務)。
2.出題に関する背景や時事ネタを記述する(一般知識)。
3.技術士として今後勉強すべき事項であることを意思表示する(継続研鑚)。
非常に苦しく、問題文で問われている事ではないですが、
もしかしたら加点の可能性がある、という程度で覚えておいてください。
白紙解答よりは良いはずです。
2025年06月28日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 12

「正念場」
受験者諸氏は正にこの時期、受験に向けて正念場を迎えていると思います。あと3週間後の本番試験に向け、これまでの努力の積み重ねを是非、実現させることを期待しております。今回は合格のためのこの正念場を乗り越える施策について、私の経験を踏まえ、お伝えしたいと思います。
1. 携帯ノートを作成
作成した準備解答文の骨子や要約を見開きで1問1ページに記載し、通勤や休憩時間でも見ることができるノートを作成しましょう。専門、必須、応用それぞれ準備した問題の項目と内容が繰り返し記憶できるような書き方に工夫しましょう。
2. 自己作成模擬解答の録音、再生、音読、記述
前回でも紹介しましたが作成準備した解答文は、自身の声でICレコ-ダ-等に録音、常に再生できるようにしておきましょう。再生は2~3倍速程度で、とにかく速く聞き、上記1.の作成した携帯ノートを見ながら、耳(聞く)と目(見る)、声にだす(話す)三感をフル活動するできる状態を作って下さい。さらに聞いたあとは実際に聞いたことを思い出しながら書くことを繰り返しましょう。但し、個人差があるので自分に適さない場合は、別の方法を検討下さい。自分に合った方法が最適です。
3. 時間計測に基づく、筆記試験の訓練
答案1枚(600字)を書き上げるのに私の経験では約20分程度の時間を要します。考えながら書くとすれば、これ以上の時間が当然必要です。したがってどのような速さで記述すべきであるか、紙面を埋めることができるかを事前に体得しておくことが必要です。 記述に要する時間配分をあらかじめ計画しておいて、筆記試験本番に挑む必要があります。自分はどのぐらいのペースで、どれだけ紙面を埋めることができるのか、自身の記述能力を把握、事前に身体と脳で覚え、試験に臨んで下さい。
4. 速く書いても、読める文字の書き方練習
最近はPCや端末機器の普及により、日常的に文字を書く機会が少なくなっています。このため文字をたくさん書くことには慣れていないという実情があります。技術士第二次試験は記述試験です。書くことが絶対条件ですので、これに対応する必要があります。従って、速く書くことが本番でできるように、準備解答文作成段階から体得すべきことであり、以下にその準備と留意点、訓練方法を示します。
・筆記用具はシャ-ペンではなく、質量が軽いえんぴつを数本準備する。
・見出しは濃いタイプ(3B程度)を選定、芯先はあらかじめ、太くする。
・記述用はFやHB程度の濃さのものを(これは自身の好みで選択)使用する。
・採点者はコピ-版で採点すると言われていますので、これを意識し文字の濃さ、コピ-後の鮮明さに留意する。
・きれい、正確を重視しすぎ筆圧を要する書き方をしない。(後半に握力が継続しない。これは私の経験です。握力を消耗しすぎ、手に力が入らなくなりました。)
・文字が小さい、極端に薄いは不適です。しっかり読めること、明瞭さを重視しはっきりと書く。
・行書体ではなく、誰でも読める楷書体で書く。
・速く書くのである程度雑であることを許容し、読める文字を優先する。
・握力ハンドグリップで事前トレ-ニング、これに備える。(以外だが技術試験は書くこと対する筋肉量と忍耐力が必要である。
5. イメ-ジトレ-ニングのくり返し
試験本番では準備した論文と同じ出題は、ほとんどないと意識して下さい。このことは、自分の気持ちの余裕に繋がります。期待があるほど、そうでない現実は、「落胆」が大きくなります。ここで、私が申し上げたいのは以下の点において本番でいかに対応していくかということです。
・設問問題文は細かく区切って、何を問われているかを明確に掌握
・設問文には答の「ヒント」が潜んでいることに着目 ・書き出す前の5分間程度で骨子メモを作成、記述項目を整理
・事前準備解答文及びIC録音による「部分的パーツ」を脳内でカード化
・設問(題意)に沿い、パーツを組み合わせ、解答文を構成
・100点満点を取る必要はない。ある程度の内容記述を優先
・紙面を埋め、ミスしても修正しやすい箇条書き記述を適用
この時期、正に正念場ですが、試験本番で何とか乗り切るには、骨子法により準備した解答カードやパーツをパズル化、イメ-ジトレ-ニングの反復により、忍耐強く、最後まで書き続ける精神力の継続維持と時間配分計画に留意下さい。 (以上)
2025年08月30日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 12

「願書を補強できた合格者」
今回は、建設部門/施工計画分野で筆記試験を通過、私へ模擬口頭試験の依頼があった当時30代後半の方の、口頭試験の準備対応において願書の経験業務内容を補強できた例をご紹介したいと思います。
1. 業務内容
この受験者については、事前に願書及び経験業務の記述については相談されてはいなかったので、願書及び経験業務を見た正直な印象は、「さて、困ったなあ?」でした。理由は、前回コラムでもご紹介しましたが、「技術士としてふさわしい業務内容であるか?」と言うことに対する懸念でした。このままでは無事合格を獲得することへの困難性を感じたからです。 しかし、現時点で願書及び経験業務を修正することはできないので、とにかく「補強対応」をいかに準備するかについて考えました。 ちなみに経歴業務の内容は、河川堤防構築用の土砂運搬に対して、現行高水敷に運搬路を設け、運搬路には「敷鉄板」を敷設する施工計画を立案したものでした。
2. 技術課題の再抽出
まずは本人と直接はヒアリングを行い、口頭試問に向けた補強の必要性を認識してもらいました。彼は事前に他の人に願書の添削等は受けておらず、記述すべき内容の不足感は否めない状況でした。業務内容について、何が問題でどんな技術課題が存在していたのか?あるいは本人として強い意識はないが、重要な着眼点や項目が埋もれてれはないか等を掘り起こし、記載業務の各検討プロセスを細分化整理し、問題点と課題を以下のように再度、整理しました。
1) 問題点
堤防構築のための大量の土砂運搬は既存公共道路を利用せざるを得なく、大量台数の大型ダンプ走行に伴う安全走行確保、交通渋滞の発生、騒音、振動、粉塵等生活環境面に対する地域住民からの苦情等の発生懸念が、事業円滑遂行上の問題点でした。
2) 技術的課題
上記問題点に対し、以下の技術的課題を解決する必要がありました。
・立地条件的に既存河川の高水敷を工事用道路とした場合、既存公共道路を利用する区間が制限され、沿道対策や環境側面的苦情は抑制、軽減できる。但し、運搬コストと施工が効率的で有利な土砂運搬ルートを計画、立案する必要があること。
・高水敷は軟弱地盤層の区間が存在し、工事用道路として利用するに対し地盤補強や地盤改良等対策が必要であること。
・高水敷に現存する既設河川堤防に接続する水路、樋門、支線河川合流点における構造物等による通行遮断箇所への通行確保対策を立案すること。
・高水敷通行に伴うトラフィカビリチィ確保のための養生用敷鉄板リース材料に対する地域市場調査と大量確保のための事前準備、工事進捗に即した敷鉄板流用及び転用について、綿密な工程計画を立案すること。
3. ワンツ-マンによる補強
上記について再度ローリングを行い、どのようなことを具体に調査、分析し、その結果をどのような手法で評価し、その一連作業で独自の視点や工夫した点について改めて掘り下げて考え、Q&Aに落とし込むこむことをアドバイスしました。 その上で、ワンツ-マンによりQ&A表作成及びその添削指導を合わせて行い、願書の言及不足を補う準備対策を行いました。
4. 数回の模擬口頭試験
模擬口頭試験は前述した理由等もあり、彼については数回、厳しめの模擬口頭試験を行い、口頭試問に慣れることにより、補強対策を準備できたことに対し、本人の自信につなげてもらうことにしました。
5.挽回達成
口頭試験後、彼からすぐ電話連絡があり、「心配していたような突っ込み」「いじわるな質問」はなく無事完了しましたとの報告でした。正直なところ、安堵の気持ちでいっぱいでした。翌年、結果発表があり、彼は念願であった「技術士」になることができました。 彼の合格は、口頭試験に向け願書内容の準備対策による補強であったと確信しています。体験記述の内容、筆記試験の出来栄え、不安要素が仮にあったとした場合、事前に補強対策を行えば、すでに筆記試験は通過しているので、自信をもって口頭試問に臨むことができると思います。どうぞ、そのような不安のある方は今から万全な準備を行いましょう。 次回は、「完璧な回答すぎで、心配な受験者」の例をご紹介したいと思います。(以上)
2017年11月19日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 11

最後の頑張り
技術士の筆記試験(二次試験)で合格した人は、技術士の登録まであと少しです。過去の実績では分野に
よっても異なるが口頭試験に概ね9割程度は合格している。しかし、これは逆に言えば1割は不合格に
なっているということだ。その1割に入らないためにはどうするか!と考えるか、合格の5割に入るには
どうするか!を考えるか、それとも合格の上位に入るか!と考えるかによって、学習の戦略は異なる。
不合格の1割に入らないための戦略
筆記試験の記述問題の評価がA/Aではなく、A/BやB/Aの方は要注意だ。特に、口頭試験では、課題解決
能力を問う問題IIIも口頭試験の試験官の面接材料として配布される。したがって、なぜ評価がBだったのか
をしっかりと反省する必要がある。技術士の資質として、「フォローする」という能力が問われている。
このため、口頭試験でのツッコミは必然的に厳しくなることを覚悟すべきだ。これに対応するには、入念
な準備をするしかない。
合格の5割に入るための戦略
要は合格者の平均像を目指すということだ。技術士のセミナーやこのAXS技術士システムの先生が指摘する
ことを真面目にきちんとマスターすることだ。現在のパターンは25年度から5年目なので、口頭試験の
傾向と対策も多くの先生が指摘する通りだ。オーソドックスな質問を50問程度は用意して、それへの回答を
用意すること。模擬面接を最低でも3回程度は実施して、想定問答の見直しをすること。忙しい日常の中で
も、時間を捻出して、頑張れば、合格の5割には入れるだろう。
合格の上位に入るための戦略
記述問題がA/Aの人は、単に合格するだけではなく、今後の後輩の規範になるような受験姿勢と受験勉強を
しっかりとしてほしい。想定問題も100個程度は用意し、模擬面接も4-5回を目指そう。もしくは、用意した
想定問答をスマホに録音して、隙間時間に何度も何度も繰り返し聴きましょう。何度も自分の問答の様子を
聞いていると、ちょっと流れが悪いなあとか、冗長だなあとか、説明がロジカルではないなあとか気づく
ことがある。ぜひ、自分自身で一人ツッコミをして、問答内容をブラッシュアップしてほしい。また、
次のようなプレゼンスキルを試してほしい。
1) 人の評価は最初の3つの印象でほぼ決まる
技術士にふさわしいと試験官に感じてもらえることが重要。身なりや行動、最初の挨拶。
受験番号や名前を述べるときが最初の勝負。試験官の方を向いて、相手の視線を感じながら
ゆっくりと明瞭に落ち着いて受験番号と名前を伝えましょう。人物評価は、最初の印象と
二回目の印象と、三回目の印象でほぼ決まるという。つまり、口頭試験前の書類による印象と
入室時の見た印象と、次の受験者が話す声の印象であなたの印象=評価はほぼ決まるのです。
2)口頭試験は加点主義
口頭試験の試験官は、筆記試験であなたの答案を見て合格と判断してくれた人です。つまり、あなたを
合格させようとしている。その期待のそう努力をすることは当然の責務です。しかし、本番の口頭試験
では、回答に困るような質問や、回答しにくい質問、質問の意味がよくわからない質問がある。
そのような時にはどうすべきでしょうか?適当に答えるのはダメです。時間の無駄だけではなく、試験官
の印象まで悪くなる。必ず質問の主旨を再確認して、相手の意図に合うように回答しましょう。
また、本当に知らないことは「すいません。その点は不勉強でよくわかりません。」「うまく説明でき
ません。この後しっかり調べて勉強します。」などと潔く降参して次の質問をお願いしましょう。
3)試験官との論争は禁物
優秀な受験者ほど、自分の知見や意見に自信を持っていることが多い。試験官が理不尽なことを言うこと
もないとは言えない。そのような時に論争するのは厳禁です。これは座談会ではないし、議論の場でも
ない。あなたは評価されている立場です。「へりくだる」必要はないし、自分の意見を曲げる必要もない
が試験官に対する攻撃は最低です。そのような場合にも、「そのような見方があるのですね。勉強になり
ました。」とか、「この件は議論の余地がないと考えていましたが、そのような解決法もあると気づく
ことができました。ご指摘ありがとうございます。」など、要は相手の立場を理解し、試験官の意見を
尊重する姿勢を崩さないことが肝要です。
4)PREP
プレゼンテーションのスキルの一つにPREP法がある。このPREP法とはPoint、Reason、Example、
Pointの4文字のイニシャルだ。つまり、まず結論を述べ、その理由を述べ、その例を示し、最後に
結論をもう一度述べる。これと真逆なのは、背景→条件→考慮事項→理由→(最後に)結論。公務員が
陥りやすいパターンだ。口頭試験では時間の制限がある。PREP法でまず結論を述べたら、試験官の顔を
見て、「理由を詳しく説明した方がいいですか?」「この内容で詳しく説明してよろしいでしょうか?」
とか聞いてから次に進むのがお勧めだ。試験官によっては、PREPの最初のPで「次の質問に移ります」
と言ってくれることがある。その場合にはPREPの最初のPだけで回答になっているので、貴重な時間の
節約以上に加点を繰り返せるという効果がある。
5)イメージとロジックで人は納得する
人は物事をイメージして、ロジックを理解できたときに納得する。これは人間の脳が左脳と右脳に
分かれていることに起因する。これは、口頭試験の特に小論文(詳細業務)の説明のときに意識すべき
だ。つまり、例えば「橋梁」の改善を説明するなら、どんな橋かを試験官にイメージしてもらうことが
先決だ。幅員10mの橋なのか、100mの橋か、それとももっと巨大な橋なのか。どんな橋なのかの
イメージがずれていたらこれは悲劇だ。何を説明しても質疑が食い違ってしまう。手振りをまじえなが
試験官との間で同じイメージを共有できたら、次は冷静に端的にロジックを説明する。課題は3点です。
目的はこれです。解決策は3つありますが、私はA案が最適と判断した。その理由は3つあります。この
ようにマジックナンバー(=3)をうまく活用しながら説明すると、人は納得した気になるものです。
6)沈黙を恐れない
口頭試験で最悪なのは試験官の質問に対して回答できずに無言の時間が続くことだ。これは時間の無駄
だけではなく、印象も悪くなるので最低の対応だ。分からなければ、「すいません。勉強不足です。
また、勉強します。」等でなんとか切り抜けよう。口頭試験は加点主義なので、わからないことを
わからないと回答しても何も減点されません。場合によっては潔ぎ良い態度として好感される可能性
さえある。そのような受動的な沈黙は避ける必要があるが、能動的な沈黙(=間)を使えれば、プレゼンの
上級者だ。つまり、試験官の質問に対して、先のPREPの最初のPを説明する。そのあと、わずか1秒の
沈黙、つまり間をおく。そして、その1秒間の試験官の反応を見極めて、PREPの理由に続くのか、
それとも、先に行ったように「続けてよろしいでしょうか?」と試験官とキャッチボールをするのか、
その後のプレゼンを微妙に起動修正させる。大切なことは話すことではなく、理解してもらうことだ。
そのためには、間をおくことがとても有効だ。
口頭試験の目的は合格することだ。そのためには、不合格の1割に入らないという戦略でも、合格者の5割、
つまり平均的な合格者の戦略でもいいと思う。しかし、本当に合格して、技術士として活躍したいと考えるの
であれば、合格の上位者を目指して欲しいと思う。技術士試験に合格するのはゴールではなく、スタートだ。
技術士として活躍するには、物を書いたり、講演で話をしたり、経営者の相談に乗ったりすることがある。
そのようなことに対応できる能力を有するのかどうかを試されているのが試験だが、同時にそのような能力を
伸ばすチャンスでもある。単に合格するのではなく、上位者での合格を是非目指して欲しい。
サッカーに例えて言えば、1点差で勝利するのではなく、2点差で勝利を確実にするのではなく、3点差を
つけて、圧倒的な勝利を目指して欲しいと思います。そうすることで、相手に1点を取られても、2点を
取られても、勝利=合格できると確信します。
最後の一踏ん張りです。頑張ってください。
以上
2017年12月15日 作成 / 執筆:【ニュース担当】関口雄太講師 / 閲覧数(月間): 11
技術士試験当日の朝は早く起きるのと、ゆっくり起きるのと、どちらがいいと思いますか?
「早起きは三文の得」ということわざがあります。早く起きることで、いつもの生活では見つけられない発見や出会いに遭遇することができることから、このことわざはできたのでしょう。ですが、技術士試験当日の朝、いつもより早起きするというのは得策とは言えません。
資格アドバイザーの鈴木秀明さんは、500個以上の資格を取得しているいわば試験勉強の達人です。資格試験といってもちょっと勉強すれば、誰でも受かるものもありますから、数が多ければいいわけではありません。しかし、鈴木秀明さんは行政書士と企業診断士という難関試験にも合格している、本物の資格アドバイザーです。
数々の資格試験を合格してきた鈴木さんが言うには、試験当日はあまり早起きしすぎるのはよくありません。なぜなら、試験の時間は長いため、早起きしすぎてしまうと試験の途中で集中が切れてしまうからです。たとえば、資格試験が3時間あったとしましょう。午前中に2時間、お昼休みをはさんで午後に1時間とします。この場合、もっとも頭の回転が冴えてる瞬間は午前のスタートした瞬間にくればいいわけではないのです。最初は6割か7割しか目覚めていなくても、試験の途中で100%の覚醒状態になって、試験の最後まで走りきることが大切ということですね。
最初から最後まで100%の力を発揮できれば文句はありませんが、人間の集中できる時間は限られています。朝の起きる時間だけではなく、朝食をあまり食べ過ぎないことも大切だと言います。適度な空腹状態が集中力を生むからです。もちろん個人差があるので、コーヒーを飲むだけで十分な人もいれば、軽く食事をする方がちょうど良い人もいます。自分の体質にあわせて朝ごはんを選びましょう。大切なことは、試験時間全体を通してベターな状態を維持することです。
2017年12月16日 作成 / 執筆:Lucky Ocean講師 / 閲覧数(月間): 11

12月14日に日本技術士会のホームページで一次試験の合格者が発表されました。
合格された方!
本当におめでとうございます。でも、これはゴールではなく、スタートです。間髪おかずに二次試験にトライして栄冠を勝ち取りましょう。
全体で8,658名が見事合格され、その合格率は48.8%でした。部門別の特徴を見てみましょう。
1) 受験数の多いトップ5
部門別に見ると、やはり建設部門が圧倒的に多いですね。2番目が電気電子部門、3番目が機械部門です。
電気電子部門が2番目に多いというのは個人的には少し驚きでした。そして、4番目が上下水道部門、そして
5番目が環境部門です。この上位5部門の合格者が6,862人なので、全体の79%を占めています。20部門中
の5部門(25%)の合格者が全体の約8割でした。
| 技術部門 | 受験申し込み者数(A) | 受験者数(B) | 合格者数© | 合格率(C/A) | 合格率(C/B) |
| 建設部門 | 10,135 | 7,904 | 3,885 | 38.3% | 49.2% |
| 電気電子部門 | 2,639 | 2,074 | 940 | 35.6% | 45.3% |
| 機械部門 | 2,590 | 2,080 | 1,036 | 40.0% | 49.8% |
| 上下水道部門 | 1,597 | 1,307 | 654 | 41.0% | 50.0% |
| 環境部門 | 1,226 | 962 | 347 | 28.3% | 36.1% |
2) 男女の合格者
全申込者数22,425のうち男性は約90%、女性は約10%でした。先日の二次試験の口頭試験の控え室でも
男女比はほぼ9:1でした。ちなみに、合格率(C/A)は女性の方が少し高いが、合格率(C/B)は男性の方が
少し高い。まあ、誤差範囲でしょう。
| 技術部門 | 受験申し込み者数(A) | 受験者数(B) | 合格者数© | 合格率(C/A) | 合格率(C/B) |
| 全体 | 22,425 | 17,739 | 8,658 | 38.6% | 48.8% |
| 男性 | 20,079 | 15,813 | 7,732 | 38.5% | 48.9% |
| 女性 | 2,346 | 1,926 | 926 | 39.5% | 48.1% |
3) 合格率の高い部門
合格率(C/B)が最も高かったのは原子力・放射線部門の71%でした。2番目が経営工学部門、3番目が化学部門、
4番目が金属部門、そして5番目が航空・宇宙部門です。ただし、合格率(C/A)で見ると、どの部門も50%台なの
で、結局受験してもダメだと判断した人は受験を控えたので、結果的に合格率が上がっているとも見える。ちなみに
私は、電気電子部門の技術士ですが、一次試験では電気電子部門の合格率が低い(今回も4番目にむずい)ので、
合格率の高い経営工学部門にトライして見事にパスしました。これは戦術の成功かも。
| 技術部門 | 受験申し込み者数(A) | 受験者数(B) | 合格者数© | 合格率(C/A) | 合格率(C/B) |
| 原子力・放射線部門 | 151 | 126 | 90 | 59.6% | 71.4% |
| 経営工学部門 | 299 | 252 | 174 | 58.2% | 69.0% |
| 化学部門 | 308 | 245 | 166 | 53.9% | 67.8% |
| 金属部門 | 173 | 138 | 93 | 53.8% | 67.4% |
| 航空・宇宙部門 | 69 | 54 | 36 | 52.2% | 66.7% |
地区別や年代別や勤務先別、最終学歴別の受験者数や合格者数は日本技術士会のホームページ(下のURL)に掲載
されているので、ぜひチェックしてみてください。
https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1012_2.pdf
ぜひ周りの人にも技術士の受験を薦めて仲間を広げ、そして自らもチャレンジしてさらにステップアップしましょう。
以上
2018年01月08日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 11
第1回で業務の棚卸のことをお話しさせていただきましたが、この正月休みに実施できましたか。
「業務内容の詳細」に書くテーマは決まりましたか。
その「業務内容の詳細」に書くことが、口答試験における「選択科目に関する専門知識、
応用能力、課題解決能力」について説明するテーマになります。
つまり、「選択科目」は、筆記試験で得点を取りやすい科目を選択するのではなく、
「業務内容の詳細」で書く内容の科目ということになります。
例えば、機械部門において、大学で材料力学の研究室にいたので材料力学が得点を取りやすいと
思っても、実際の業務で材料力学について応用能力、課題解決能力を
発揮したと言えるものがないと、口答試験で、「科目不一致」ということになり合格は困難になります。
例えば、機械部門で、「機械設計」も「材料力学」もどちらも応用能力、課題解決能力が
あることを示せるような業務がある場合に、初めて、どちらの科目が得点を取りやすそうか
過去問を見て考えるということになると思います。
皆さんが応用能力、課題解決能力が発揮できた科目がどの科目に当たるかは、なかなか
分かりにくいことがありますので、日本技術士会のWebサイトにある
「技術士第二次試験の科目」を確認して下さい。
「業務の棚卸」の結果から、「選択科目の決定」という次のステップに進みましょう。
2019年度からの試験制度変更では、「選択科目」の統合のある科目があり、
試験範囲が広くなる場合がありますので、ぜひとも2018年度に合格を勝ち取りましょう。
2018年07月08日 作成 / 執筆:技術屋NR講師 / 閲覧数(月間): 11
当日の持ち物についての注意点は、「受験申込み案内」に書かれていますが、
緊張のあまり、「ついうっかり」をしてしまうことがあります.。
また、私は、このようにしたということも併せて書きたいと思いますので、ご参考に。
★電卓
技術士試験を受験するエンジニアの方なら、普段業務では関数電卓を使うことが
多いと思いますが、技術士試験では関数電卓は禁止です。
実際に試験会場で、「関数電卓は使用禁止なので鞄に入れておいて下さい」と
注意されているのを見たことがあります。ご注意下さい。
★時計
デジタルの腕時計は禁止されていませんが、知らない人が見るとウェアラブル端末に
見えるようなものもあります。
禁止されているものでなくても、試験官の方に声をかけられると、それでなくても
緊張しているのに、もっと緊張してしまうと思います。
試験官の方からいらない質問されないように、アナログの腕時計をお持ちなら、
アナログの腕時計を持って行かれた方がよいのではないでしょうか。
★鉛筆・シャーペン
マークシート式と記述式で同じ筆記用具を使用する必要はありません。
私は、マークシートは鉛筆、記述式ではシャーペンを使いました。
シャーペンは、0.5mmが主流ですが、製図用などで0.7mmとか0.9mmというものもあります。
どの筆記用具を使うかまだ決めておられないかたは、こんな選択肢もあります。
★消しゴム
消しやすいものを選ぶのは当然ですが、細かいところを消しやすいように新品を
持って行くことをお勧めします。「カドケシ」という、角がいっぱいある消しゴムも
よいかもしれません。
また、落としてしまうこともあるので、必ず2個以上持って行くことをお勧めします。
★雨具
少し重いかもしれませんが、折り畳み傘などの雨具を持って行くことをお勧めします。
雨が降りそうな天気になったらどうしようと要らない心配をしなくてよいようにするのが
肝要かと思います。
2018年11月17日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 11
技術士 上下水道部門の概要
日本の水道水は他の国と異なり、そのまま飲むことができるというのが特徴です。日本では当たり前でも、他の国では水道水は加熱しなければ飲めなかったり、ミネラルウォーターを飲み水に使うといったことが当たり前となっている国も多くあります。
下水道についても同様で、河川や湖、海岸の汚染が社会問題となったころから水質浄化に地方自治体が取り組み、世界でもトップレベルの水処理技術を開発するまでに至りました。
そんな世界的に見ても高い技術水準を持つ日本の上下水道事業を支える技術者が受験する部門が、技術士上下水道部門と言えます。
専門分野は、上水道と下水道、水道の維持管理を行う水道環境のみとなります。
水質浄化やろ過技術などは機械、電気、土木、化学などの複合的な技術力が必要となる場合が多いため、細かい区分はされておりません。
技術士 上下水道部門取得後の活躍
上下水道は生活におけるライフラインの一つであり、災害時などにも供給し続ける必要があります。需要は途切れるということはありませんので、技術士取得後の活躍の幅も広がります。
主に都道府県や市町村の上下水道部門や、自治体から上下水道工事を請け負う建設会社や設計コンサル会社など多岐に渡ります。
技術士 上下水道部門の問題点
比較的需要も高く、受験者数も多い上下水道部門ですが、上下水道工事は公共工事が殆どであり、民間工事が皆無であるということが今後、デメリットとなる可能性もあります。
現在、国会では水道事業の民営化なども協議されており、電話や郵政な同様の道を歩む可能性も十分あります。それだけ収益性が高く、公共性の高い事業であることは理解できるのですが、やはり公共工事に関わりたいと考えている人にとっては将来的には状況が変わっていってしまうということは十分に認識しておく必要があります。
下水道部門に関しても同様で下水道料金で運営ができるということで、地方自治体からの分離独立の動きもみられますので、その状況の動向に注目しておく必要があります。
2019年04月25日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 11

受験生の皆様、お疲れ様です。
今回は技術士2次試験に向けた参考書について
お話ししたいと思います。
昨年度までの技術士2次試験は、必須科目で択一問題があり、
さらに論述問題がありました。
そのため、私自身も必須科目の択一問題は過去問を解くという意味からも
1冊過去問題集を購入し勉強しておりました。
しかし、今年からは全て論述問題となりました。
論述問題の参考書は買う必要があるか?
答えはNOです。
こんなこと書いたら、参考書を監修した人たちに怒られてしまうかもしれませんね。
しかし、実質買う必要ないと考えます。
その理由として、以下の3つが挙げられます。
①過去問は技術士会のHPに全てアップロードされている。
②参考書を見ると○○部門参考書となっており、各科目の参考書ではない。
③回答例も一題につき、1つという参考書が多く、回答方法が凝り固まってしまう。
という理由です。
②については、例として建設部門を挙げますが、
建設部門には全部で11の科目があります。
そのすべての科目に対し、1冊の参考書で賄おうとしているため、
1つの科目に対して記述されている量は1/11です。
220ページの参考書だとすれば、わずかに20ページ。
この本に、お金を払う必要があるでしょうか?
20分ほど立ち読みしてしまえば、読み切れてしまう内容です。
③について、インターネットでも過去問に対する回答例というものが出回っております。
その回答が正しいか正しくないかの判断は必要ですが、それを含めた勉強にもなります。
是非、無駄なお金を使わないようにして下さい。
過去問を技術士会のHPから検索し、傾向と対策を練ってください。
そして、重要なキーワードや論文の書き方は、十分に理解を進めてください。
論文の添削は随時受け付けております。講師プロフィール
2019年06月14日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 11

受験生の皆さん、こんにちは。
今回は技術士2次試験の試験勉強法について話します。
勉強方法には以下の2つがあることはご存知ですよね。
1.インプット
2.アウトプット
インプットは、テキストを読んだり、講義を聞いたりして情報を頭に入れる勉強です。
アウトプットは、実際に問題を解いたり、文章の構成を考えたり、論文の添削作業をすることです。
技術士試験においては、インプットを3割、アウトプットを7割の割合で
勉強することを進めています。
その理由としては、私の講師歴の中で、アウトプットができていない人がとても多いからです。
例えば、テキストやインターネットを見ても良いという条件のもと、
1800字の論文を書いてもらうという課題を与えたところ、
出来ない方が多いのです。
それは、頭に情報を入れるインプット作業ばかりして、
アウトプットの練習をしていないため、
論文の書き方から迷ってしまい時間切れというパターンが非常に多いです。
まずは、過去問の答案を模写するという方法でも良いと思います。
アウトプットの練習をしましょう。
しかし、市販されているテキストの模範解答は、数が少ないうえに
私が添削してもA判定とはならない回答も多々あります。
その解答を信じて勉強することはリスクがあります。
必ず、近くの技術士の方に答案を見てもらいましょう。
具体的な添削は、今まで添削をやったことが無い人には難しいはずです。
私は、簡単なご相談から添削まで受験生の力になりたいと思っています。
困っていることがありましたら、ご相談してみて下さい。
2025年07月05日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 11

「イメ-ジ訓練により、試験巧者となる。」
技術士試験の対策において、「骨子」や「キーワード」の整理は非常に重要です。これができること、それは存在することにより、説得力ある解答文を作成しやすくなります。今回は本番試験直前の時期において重要な再整理の具体的な方法とイメ-ジ訓練のくり返しにより、試験巧者となることを以下にご紹介したいと思います。
1.過去問題・参考書・白書等からキーワードを再度チェック
過去の筆記試験や自身で作成した準備解答文、模範解答、参考書から重要な用語や論点、トレンドキーワ-ドを再度チェック、重要なものを拾い上げておきましょう。 各専門部門の白書の最新版(例えば国土交通省白書、環境白書等)や専門雑誌の最近の特集記事等についても再度、確認しましょう。新しい制度や施策、全国各地での先進事例からトレンドキーワ-ドを今一度、チェックしましょう。特に関心があるもの、目についたものは、確実にメモ、記憶しましょう。 これらは口頭試問の準備資料となることも併せて、意識しておきましょう。この際、これらの技術的キーワ-ド項目はマインドマップや表に整理し、通勤途中等を利用し、どこでも確認できるようにしておくことが大切です。
2.骨子テンプレートを作成
これまで準備してきた解答文は改めて、ICレコ-ダ-再生記憶と併用し以下のような骨子テンプレートを作成、そのロジック構成を整理しましょう。この作業はどんな設問に対しても、共通思考プロセスとして対応できるので、解答文骨子の作成が迅速となります。
① 問題提起(現状や課題の明確化)
② 技術的背景(関連技術や要素技術)
③ 対策案・提案(自分の技術者視点)
④ 期待される効果と新たな課題 ⑤ 技術者としての留意点(倫理・社会的影響)
3.解答文のパタ-ン化
本番試験ではどの設問(必須・選択・応用)においても、すぐに記述構成内容が思い浮かぶようにしておくことが理想です。出題傾向がある程度予想される項目(例:専門課題、応用課題、課題解決プロセス、リスク管理、法令対応、技術者倫理など)に対し、自分の実務経験に結びつけた解答をパターン化しておくと、本番で記憶の呼び出しがスム-ズとなります。 また、解答文は言うまでもなく「起承転結」が不可欠です。設問に対し、現状、 課題 、解決策 、 効果等の項目を、頭のなかでテンプレ-ト型の「1枚のカード」として、イメ-ジ化しておくようにして下さい。
4. 準備解答文の記述練習
試験本番前には必ず、本番を想定した記述練習を、一定時間を確保できる休日等を利用、以下に留意しながら行って下さい。
①「時間内に書けるか」「字数が足りるか」「論理構成は一貫しているか」を確認。
②実際に時間計測、数問記述、記述体得により制限時間へ不安を解消。
③解答文の再度自己添削により、誤字等の訂正、さらなる精度向上。 ・評価者視点で総合チェック。(着眼点、論理性、一貫性、専門性、倫理性)
④記述による手の握力の疲労度、耐久性の自覚
5.イメ-ジ訓練
試験本番を想定し、設問に対し短時間で記述骨子を構想するイメ-ジ訓練をとにかく繰り返し訓練して下さい。書き出すまでの数分間は焦らずじっくりと構想、構成メモを作成することを練習下さい。 私の経験においてもこれができれば、試験問題を見ただけで、合格できる自信が湧き出てきますし、気持ちの中に余裕が生まれ、試験巧者となることができます。このイメ-ジ訓練をくり返すことで解答文は書き続けることができると確信しています。 (以上)
2025年07月12日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 11

「やるだけ、やった!」
いよいよ、試験が残り約1週間となりました。受験者各位にとって強いプレッシャ-や迫りくる緊張感はありませんか?今回はそんな状況をいかに自己コントロ-ルにより緩和するか、その方法について、参考までにお伝えしたいと思います。
1. 気持ちに余裕を
皆さんはこの試験に向け、相当の努力を重ねてきました。正にこのことは自分を奮い立たせる根源であり、逆に自信の証とも言えると思います。どうかこれまでの自分の努力を思い出し、そのことを自分としての自信と、気持ちの余裕に変えて下さい。皆さんのこれまでの努力すなわち「やるだけやった」ことに対する自己暗示により、達成感と高揚感、そして大いなる自信を気持ちの中に創り出して下さい。
2.本番でのアクシデントは想定内
試験本番ではある程度のアクシデントは、想定内であることを予めイメ-ジして下さい。例えば交通機関の乱れや遅延、試験会場の空調、騒音、隣人の癖による影響(貧乏ゆすり等)などは、起こりうるものと想定しておいて下さい。仮に、想定外の設問や事が起きたとしても慌てず、想定内であることの冷静さから心に余裕を持つように意識して下さい。 予想外の設問の場合は、考え方を整理した上で視点を変化させ、まずは設問文章からその解答文のヒントを得ることを考えてみましょう。最近は設問文が長い傾向があり、記述に対するストリ-性やキーワ-ドヒントが潜んでいる可能性があります。 例えばそのような場合は、あえて自身の専門分野において、自らの条件付与した設定に基づき、言及する可能性を考えてみて下さい。解答文として自分の有利な分野へ誘導しながら記述していくことで、より実現性や説得力を強調できます。 想定内である意識を持つことは、余裕を持って柔軟に対応・記述できる非常に重要なキーポイントとなります。
3.完璧を求めない
試験では、例えば骨子法により記述項目を構想メモし、その後これに沿って一機に書き出す訳ですが、ここで重要なことは完璧を求めないことです。試験では記憶したキーワ-ドは1つ2つ、必ずといいほど忘れます。完璧であることは理想ではありますが、技術士記述試験は、各設問約7割得点できれば合格できる試験なのです。 ここでも想定内であることの心の余裕の必要性を理解した上で、題意に沿った解答文を原則に、ある程度の内容と質を維持、必要な文量で重要キーワ-ドを適度にちりばめて書き上げることを心がけて下さい。
4.必ず最終チェック
制限時間は以外にすぐやってきます。先述しましたが、予め記述時間配分を計画、事前の記述練習より、体得しておくことが重要です。 また、誤字チェックや若干の修正するための時間を必ず、確保しておいて下さい。専門用語の誤字は以外に恥ずかしいものですが、訂正すれば問題ありません。これも想定内として確認、修正する時間を予め配分しておいて下さい、以前も書きましたが、箇条書きにしておくことで修正、追加が短時間にできることも今一度、思い出してみて下さい。
5.前日はリラックスして
試験前日には以下を点検準備して、リラックスできる時間を作って下さい。
・試験会場までの利用交通機関(代替ルートも事前確認)と所要時間の確認(遅延発生による余裕を考慮、試験開始1時間前程度に試験会場に到着)
・受験票の再確認、筆記用具と消しゴム(代替も含め複数準備)
・汗拭きタオル持参は必須(会場が暑い可能性と手の汗対応。)
・窮屈ではない服装(軽装)
・昼食はどこで調達するかも事前決定(コンビ二等で事前購入、持参が良い)
・水分補給用飲料の準備(ペットボトルの包装は、必ずはがしておく)
・携帯電話の電源OFFの厳守
受験準備に向けこれまで、「やるだけ、やった」ことを最大の自信として下さい。前日はできるだけ試験のことは何も考えずリラックスして下さい。自分の好きなことのみ考えるようにし、早めに就寝、しっかり睡眠時間を確保しましょう。 受験者各位の健闘による「夢の実現」を祈念しています。「受験者に栄光あれ」 (以上)"
2025年09月13日 作成 / 執筆:アニ-講師 / 閲覧数(月間): 11

縁の下の力持ちは「ナイスガイ」
皆さん、口頭試験の準備は進んでいますでしょうか?、合否の判定も気になりつつ落ち着かない心境でしょうがしっかり前を向いて、前進して行きましょう。 今回は、私の部下であった一人の受験者の口頭試験の対応準備について、ご紹介してみたいと思います。
1. 私の机の前に座る二人の筆記試験合格者
今から、10年前ぐらいでしょうか?私の職場で、私の机のまえに机を向かい合わせに二人の部下が座っていました。おりしもこの二人はこの時、筆記試験を同時にパスしました。 一人は30代前半、もう一人は30代後半の職場の後輩、先輩の間柄でした。二人とも技術士受験は初めてではなく、添削指導を継続、実施してきました。合格率が約2割程度と言われる筆記試験合格者が、私の目の前に同じ分野で二人向かい合って座っていることは、状況的にもそうある訳ではなく、私にとってはこの上ない喜びでもありました。
2. いわゆる口下手な彼
30代後半の彼は、仕事に対する取り組みも真面目で、特に組織人として自身の位置付けや役割も十分理解し、いやな仕事も不満を言わず、淡々と仕事をする姿勢は、職場の同僚の誰からも厚い信頼を得ており、頼もしい部下の一人でした。 但し、自分の思うことを口から発し、うまく表現することがどちらかといえば苦手ないわゆる口下手なタイプです。私は、口頭試験をうまく乗り切れるだろうか?面接官に投げかけられる変化球に、柔軟に対応できるかどうか?、不安でした。
3. 模擬口頭試問による特訓
不安を解消するため、模擬口頭試験を通常の場合に比べ回数を多く行いました。社内及び社外の方にもお願いし、1問1問の回答内容や言い回し等について、言わば特訓しました。 詳述業務はまず、業務内容の詳細について改めて掘り下げ、制約条件、問題点、課題を整理し、解決策を導いた検討プロセスを再考、準備Q&Aを作成、回答すべき内容について、補強していきました。 数回の模擬口頭試験を行い、徐々にその対応能力は向上するものの、やはり不安は残るものでした。
4. 前日の特訓
口頭試験の前日に最後の模擬試験を行いました。当初の模擬試験に比べ、出来栄えは数段向上したもの、答えにくい設問があった場合に的確に対応できるか、彼を良く知る一人だからこその、過剰とも思われる心配がありました。 私は彼に、「これまで重ねた努力は必ず実る。努力の成果はあなたの全てである。」みたいなことを彼に伝え、励まし送りだしました。
5. 口頭試験後の電話連絡
口頭試験終了後、ただちに彼から電話連絡がありました。無事終了、難解な質問、回答に苦慮するような場面はなかったとのこと、携帯電話の向こうから彼の明かるい声のトーンからも、その手ごたえと安堵を感じることができ、ほっと胸をなでおろしたことを今でも鮮明な記憶として、よみがえります。
6. 縁の下の力持ちは「ナイスガイ」
翌年、合格発表で私の机の前の二人は無事、合格することができました。幾人もの部下合格を体験してきましたが、やはり合格できた時の喜びに対する感慨は深く、この上ないものです。 特に、彼が合格できたのは「準備と特訓」であったと思います、彼が自分の弱みをしっかりと受け止め、真摯にこれと向き合い、必死に努力を重ねたことに尽きると思います。地味でひたむきに努力を継続することの大切さを、自らの手で実証してくれました。 その後の彼は、管理職となり管理技術者として活躍しています。特に、人がやりたがらない仕事に対しても、前向きに挑み、取り組んでくれる「ナイスガイ」です。 組織としての縁の下の力持ち的存在であり、このような部下は長い人生経験においても、そういませんし、彼の上司であれたことは自分の誇りと思っております。彼に感謝しています。 次回は、幾回の不合格の末、ついに合格を勝ち得た受験者の口頭試験指導について紹介したいと思います。(以上) "
2016年11月07日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 10

わたしは、環境省の請負業務を行う組織に勤務しています。農林水産省など他の省庁では、技術士が、入札要件になることが多く、組織の受注力を上げるために、会社指示で受験することにしました。
職場には技術士はいません。
情報が限られていたため、受験対策会社のセミナー付き通信添削講座を活用しました。
二次の筆記試験では、環境部門(自然環境保全)で受験しました。前年の一次試験に続き、1度で合格しました。対策会社の、手厚いサポート講座を受け、直前模試も受けました。技術士に求められている要件は何かを、徹底的に理解するようにしました。講師の先生がアドバイスをくださったことを、何回も確認しました。
択一問題対策では、過去問とその類題を、繰り返し、解いて、訓練をしました。過去問は、平成13年以降の全問を対象にしました。1問あたりの解く回数は、少ししつこいですが、10回を目安としました。勉強場所は、平日には、通勤に使うバスと電車のなかで、休日には、問題集を持ち歩き、少しでも時間があれば、たとえ2、3問でも確認するように心がました。
論文問題対策では、基本方針の理解を重視しました。あらゆることを「現状把握→課題・問題点の抽出→解決策立案→期待される効果」の4つのステップで、考えることにしました。
また、近年の出題傾向として、リスクマネジメントに関する出題が増えています。そこで、「解決策立案→業務実施手順と留意事項→想定されるリスク→その低減策」の4ステップでも考えるようにした。これらの考え方を、自分のアタマのなかに定着させるために、書籍やインターネットで情報をこまめに収集しました。
このように技術士の試験制度を通して、自分の業務を振り返り、自分のスキルを高めることができました。驚くことは、業務が充実することが多くなったことです。それは、問題解決、課題遂行のやり方が、正しく身についたからだと思います。
これから受験される皆さんのご健闘を応援いたします。
2017年03月21日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 10
技術士と普通の技術者との違いは、その技術に関する倫理観があるかないかと言っても過言ではありません。
今回は、技術士倫理網領の第一項「公衆の利益の優先」についてです。
技術士倫理網領の第一項に「公衆の利益の優先」とあります。
条文:技術士は、公衆の安全、健康及び福利を最優先に考慮する。
技術士は企業や地方自治体に所属する場合がほとんどです。
技術開発に従事する技術士は、時に企業や依頼者の利益を最優先した開発を行ってしまいがちです。
代表的な例としてはフロンガスなどが挙げられます。
フロンガスは化学反応が起こりにくい安定した理想の物質として冷凍機の冷媒やスプレー缶の内容物を安定させるために幅広く使用されてきました。
しかし、それは大気に放出されるとオゾン層の破壊につながり、地球に降り注ぐ紫外線量が増えるといった地球規模の環境問題を引き起こしてしまうことになってしまいました。
企業としてはフロンガスが幅広い用途で使用されたため大きな利益を得ることができましたが、それと引き換えに新しい環境問題を作ることになりました。
技術士倫理網領のこの条文では、このような企業の利益ばかりを技術士は追い求めるのではなく、環境や健康面などの部分で安全性が認められるものであるかの検証を行うよう義務付けられています。
安全性は、絶対安全を求めていたのでは、開発、生産コストが増すばかりで現実的ではありません。
安全性の合理的な水準も、技術士が提示するよう網領ではうたわれております。
技術士は開発を担当する案件に、企業の利益の追求と、公衆の安全とのつり合いが取れているかどうかを判断する責務があると言えます。
2017年04月22日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 10

商談に強いビジネスパーソンは、モンブランのボールペンを持っているかもしれません。
しかし、技術士試験で、高級シャープペンは不利になります。
重たいからです。
択一試験と筆記試験で、シャープペンの種類を変えることをお勧めします。
択一試験には、コクヨ「太芯シャープペンシル 鉛筆シャープ」の芯径0.9mmか、芯径1.3mmが最適です。
芯が折れることなく、すばやくマークシートを塗りつぶすことができるからです。
品番は「PS-P101D-1P」などで、180円+消費税です。
筆記試験には、ユニ「アルファゲル」が最適です。適度な太さと、柔らかいグリップで疲れが少なくて済みます。
ペンを振ると芯が出てくるシャカシャカ機構を搭載しているモデルと、普通にノックして芯を出すモデルを各1本用意しておくと、試験中に気分転換が図れて良いです。
品番「M5617GG1P」というもので、600円+消費税です。
筆記試験では、タイトルや小見出しを太芯シャープペンを使って太字にして強調すれば、メリハリの効いた体裁に仕上げることができます。
消しゴムは、トンボ鉛筆「MONO」の小さなタイプを、新品で2、3個用意しておくとよいでしょう。品番「PE-01A」というもので、60円+消費税です。
本番は、角のところですばやく、正確に消せます。
さて、「色鉛筆」と「耳栓」について、情報提供しておきます。
10年ほど前に出版された受験対策本に、筆記試験では図を入れて、色鉛筆を使ってカラーに仕上げると高得点を狙える旨が書いてありました。
適切な図は、しばしば、採点官の理解を助けますから、挿入しても良いでしょう。
答案は、モノクロコピーされて、採点官に渡される可能性もあるでしょうから、色鉛筆でカラーにする必要性は乏しいでしょう。
ある受験指導会社のブログで、試験中に集中できるように耳栓を持っていくと良いと書かれていました。
私は、実際に、試験会場で耳栓をしようとして、試験監督にダメだ、と注意されたので、使えません。
以上、小手先のテクニックの情報で、失礼しました。
2017年05月25日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 10
技術士二次試験の論説問題などの際に、どのように説明したらいいのかわかならいという人も多いのではと感じます。
そのため、長ったらしい文章をずらずら書いてしまうという人も多いのではないでしょうか?
そんな方は、できる限り箇条書きにまとめてみるという手法を使うと説明がまとまりやすくなります。
例題:雷から電気機器の破損を防止する方法について説明せよ
雷が発生した場合、電気回路上に大きな電圧(サージ電圧)が加わり、それが原因で機器破損につながる。サージ電圧を回路に入力させない方法として以下の方法が挙げられる
・避雷針により、雷が回路に入力する前に接地極へ逃がす
・電源入力部にアレスタを設置し、サージ電圧のような大きな電圧が印可された際に回路が地絡するような措置を講ずる
・電気機器本体がサージ電圧に耐用できる部品を使用するなど雷に強い構造とする
この場合、電気機器が雷によって破損する原因をまず述べています。
その後、その原因を回避する方法について述べています。この方法が複数あるため、箇条書きを利用しています。
箇条書きが有効な理由
箇条書きを使うと分かりやすくなる理由としては、文章として書く必要がなくなるということが第一に挙げられます。
細切れの文で、一つ一つが独立した構成となるため、文章の焦点が分かりやすくなります。
上記回答を箇条書きでない状態で書くと
雷が発生した場合、電気回路上に大きな電圧(サージ電圧)が加わり、それが原因で機器破損につながる。
サージ電圧を回路に入力させない方法としては、避雷針により、雷が回路に入力する前に接地極へ逃がす方法、電源入力部にアレスタを設置し、サージ電圧のような大きな電圧が印可された際に回路が地絡するような措置を講ずる方法がある。また電気機器本体がサージ電圧に耐用できる部品を使用するなど雷に強い構造とする方法も有効な手段となる。
一文が長くなり、焦点が見えにくく、箇条書きと比較するとぱっとみて分かりづらい回答文となってしまっていることがお分かりいただけると思います。
説明文の回答で、理由が複数ある場合は、できる限り箇条書きを用いて文章を作成するようにしましょう。
2017年09月12日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 10
技術士と言えば、まず頭に出てくるのは建設部門です。
他にも多くの部門があるのですが、現実問題として技術士を持っていてもそこまで重宝されるとはお世辞にも言えないという状況があります。
文部科学省は平成28年12月22日に「今後の技術士制度の在り方について」という報告書を発表しました。
現在の技術士制度を抜本的に改革することで、国際社会にも通じる新たな技術士制度を作るというものです。
その中で、技術士資格の普及拡大を求めて、各公的機関に技術士資格の活用を働き掛けるというものがあります。
現在、法律上、必要な技術者として建設部門の技術士資格は広く活用されております。しかし、他の部門の技術士資格にはこうした法的な利点がないため、今一つ活用されていないというのが現状です。
こうした状況を変えていき、各部門の技術士の関連機関と連携して技術士資格の活用を強化していくとの提言があります。
また、技術士一次試験においても、新卒で入社する新入社員の能力判断材料として活用すると言ったことも提言に盛り込まれております。
現状改革が成功すれば、非常に建設部門以外の技術士資格の活用の幅が広がる可能性があります。
電気分野であれば、設計者としての資格に技術士電気電子部門の資格がなければISOなどで認められないという状況になれば、取得を目指す人も増えていくものと思われます。
また、他の国家資格との相互活用についても言及されております。
現在、情報処理技術者と中小企業診断士においては、一部科目免除等の規定がありますが、他の資格では認定資格にはなるものもありますが、科目免除は少ないというのが現状です。
こうした他の資格との連携が進めば、その利点を生かすために技術士試験を受験するという人も出てくるのではということが狙いです。
実際に、この改革が成功するかどうかはまだ分かりません。
去年の12月に提言が発表され、6月に中間報告が出たばかりです。
しかし、現在の建設部門以外の技術士資格があまり活用されてない現状を変えていきたいと文部科学省も考えているということは覚えておきましょう。
今後、改革により取得した技術士資格が有効活用できるかもしれません。
2017年11月22日 作成 / 執筆:タートル講師 / 閲覧数(月間): 10
いよいよ技術士第二次試験の口頭試験が始まります。
本番の口頭試験を控え、数名の方の模擬口頭試験を実施しました。
昨年度までの模擬口頭試験も踏まえ、比較的多くの方に共通する留意点を記します。
とにかく話は短くすることを心掛けましょう。
大半の方は、丁寧に説明しようとするあまり、話が長い傾向にあります。
模擬口頭試験で「概要を簡単に説明してください」という問い掛けに対して、5分近く説明をされる方もいました。実際の試験であれば、試験官に話をまとめるよう促されるか、最悪の場合では話を中断させられるかもしれません。
口頭試験は原則として20分間で実施されます。その中で試験官は「経歴及び応用能力」、「技術者倫理」、「技術士制度の認識」の3項目に関して評価を下す必要があります。
つまり試験官の立場で考えれば、「自分の質問に対して簡潔に答えてくれる」受験生が有難いわけです。延々と話す受験生に対しては、「あー、まだ技術者倫理や技術士制度についても聞かないといけないのに…」と、内心はイラついているかもしれません。
書かれている文章であれば、目で追いかけたり読み返すことで読み手が理解を深めることが可能です。それに比べて話している内容は、基本的に聞き手が頭の中で順次理解していくものですから、一度に理解できる内容は限られるはずです。
それを考えれば、端的に答えて、不足があれば試験官が追加で質問をするという、会話のキャッチボールが重要なことはわかるかと思います。
もし説明中に、「少し長いかな」と思った時は試験官の表情を確認しましょう。意外と「そろそろ話をまとめてくれませんか」と表情に表れているかもしれません。
相手の気持ちを汲んで説明するのも技術士に求められるスキルの一つと考えましょう。
*口頭試験対策講座を行っています。講師ページから詳細を記したファイルをダウンロードできますのでご覧ください。
2018年03月16日 作成 / 執筆:【ニュース担当】eastwest665講師 / 閲覧数(月間): 10
サンフランシスコの湾岸地域高速鉄道(Bay Area Rapid Transit 通称BART)は、現在でも運用されている利用者の多い鉄道です。
日本でも、東京で言えばゆりかもめやりんかい線、大阪では地下鉄ポートラム線など湾岸埋め立て地域へのアクセスの利便性を高めるための新交通が各地で建設されていますが、アメリカでも同様です。
そんなBART建設当初の1971年、技術士倫理を語る上では見過ごせない事件が発生しておりますので紹介いたします。
BARTの設計は建設コンサル企業に委託され、BARTの設計の意思決定は専門家ではない取締役会で決定するという構成となっておりました。
ある時、BARTで働く技術者が、設計に欠陥があり、修正が必要だということに気づき、取締役会に申し入れます。具体的には、列車の速度制御に関する安全を最重視した場合には修正不可避な部分です。
しかし、建設コンサル企業側は問題がないというスタンスで、BART側に訴えてきます。それでも、技術者は安全性に問題があるということを訴え、両社の意見は真っ向から対立します。
利益を優先させたいBART経営陣は、建設コンサル企業側を支持し、システム不具合を提起した技術者を不当解雇します。
その後、BARTは商用運用に入りますが、速度を下げなければならない場面で、列車が速度を上げ、砂山に突っ込むなどの事故が多発しました。これはBART技術者が訴えた速度制御系統の不具合によるものです。
事故の発生を受け、カリフォルニア州は第三者委員会による調査を行います。その結果、一連の事故はBART技術者が訴えた不具合によるものであることが分かりました。さらに運用において守らなければならない技術レベルも基準以下であったこともわかりました。
こうした状況の中、システムの改善を訴えた技術者を解雇したBARTの対応も問題視されるようになります。利益を優先するがために安全性などの公衆の安全を無視した姿勢は強く非難されました。
技術分野では、コスト、納期を優先すると安全面で問題が出てくるという場面は多く存在します。技術士倫理の条項の一番目に公衆の安全は出てきます。
それだけ、技術面での安全性というものは最重視される項目であると言えます。
このBART事件のように国や県などの自治体やマスコミからのバッシングの対象にもなりますので、大きな事件となる可能性を多く含んでいます。
参考:
http://ds0.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~fukuyo/business-ethics/1971-BART-case.pdf
2018年08月23日 作成 / 執筆:スマート技術員講師 / 閲覧数(月間): 10

試験が終わって1ヶ月以上経ちました。
ここで今一度、やっておきべきことを再確認しましょう。
①択一問題の自己採点
日本技術士会で既に正答が発表されています。
ご自身が6割以上(9問以上)正解しているか自己採点しましょう。
建設部門に関しては正答の追加訂正も公表されています。
「1問正解が足りなかった~」という方が合格点に達した可能性もあります。
再度確認してください。
②選択科目Ⅲで記述した論文の復元
選択科目Ⅲで記述した論文内容は口答試験時に質問される可能性があります。
仮にA評価であっても質問される可能性があります。
技術士には「資質向上の責務」があります。
口頭試験時には筆記試験時よりレベルアップした姿をアピールしなくてはいけません。
必ず論文は復元しフォローアップも行ってください。
せっかく口答試験まで進んだのに、悔し涙を流さないためには今が大事です。
また、来年再チャレンジとなった場合にも復元論文は重要となってきます。
今年B評価の論文を来年A評価にするためには今現在の実力を知っておくことが重要です。
無事に択一問題を突破し、論文もそこそこ記述できた方は口頭試験について軽く勉強しておくことをお勧めします。
口頭試験対策は筆記試験合格発表後からスタートでは間に合わない可能性が高いです。
時間に余裕があるときにコツコツと前に進むことが合格へと導いてくれるでしょう。
2019年05月10日 作成 / 執筆:技術サムライ講師 / 閲覧数(月間): 10

技術士試験の対策は、日常業務のなかでやることが重要です。実務を専門的応用能力を駆使してやり遂げられるのが技術士だからです。
その証拠に試験の評価基準は、業務上のスキルを意識した書きぶりになっています。
例えば、必須科目Ⅰで問われる「応用能力」は、つぎのように定義されています。
「これまで習得した知識や経験に基づき、与えられた条件に合わせて、問題や課題を正しく認識し、必要な分析を行い、業務遂行手順や業務上留意すべき点、工夫を要する点等について説明する能力」
これは、いつもの仕事でやっていること、やろうとしていること、にほかなりません。
なかなか難しい業務があって、「予算が足りないから」「必要な機器がないから」と言い訳している人は、技術士試験でも苦労します。
一方、カネがないなら知恵によって成し遂げようとする人や、既製品がないから自作の機器をつくろうとする人は、先行き明るいでしょう。
仕事を一生懸命やることさえも試験勉強になっているからです。
業務遂行手順や業務上留意すべき点について、マニュアルをつくったり、メモ書きを作ったりして、部下や同僚、上司に説明している人も、それが試験勉強になっています。
また、選択科目Ⅲの出題内容には、つぎのように書かれています。
「選択科目に関わる観点から課題の抽出を行い、多様な視点からの分析によって問題解決のための手法を提示して、その遂行方策に提示できるかを問う」
つまり、日常業務で、Aの場合には〇〇、Bの場合には△△、Bの場合にCという制約条件が加わったら××というように、さまざまな視点から分析していれば、それが試験対策になっています。
どうか、仕事が忙しいから対策できないと言わずに、技術士としての振舞いで仕事をしてください。それも試験対策になっているのですから。
2019年06月13日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 10

受験生の皆さん、こんにちは。
技術士2次試験は、手書き試験です。
しかも1日で合計5400字といった膨大な量を書き切る必要があります。
そこで、受験生の皆さんは手書きの練習をしているでしょうか?
最近では、パソコンやスマホを用いて文字を打つ方が
手書きで書くよりも早いという人は多いでしょう。
しかし、手書きの練習は非常に大事です。
パソコンばかり使っていると以下の点で不利となります。
1.漢字が思い出せない
2.自分の文字を書く速度がわからない
3.文字を書く速度を訓練で早くすることができない
4.自分に合う筆記用具がわからない
5.読みやすい文字の書き方、サイズがわからない
1の漢字が思い出せないというのは、スマホになれた皆さんならば同意できるでしょう。
ひらがなばかりの論文では心象が悪くなります。
2の「文字を書く速度を把握する」ことは実はとても大事なことです。
筆記試験では、時間制限があり、かつ決められた文字数の論文を書くことが求められています。
例えば、自分が100字書くのに5分要するとわかっていれば、
1800字書くには90分必要となります。
必須科目は1800字で2時間ですから、
構成や記述する内容、それぞれの配分などを考える時間が30分取れるということがわかるのです。
しかも、文字を書くスピードは、ある程度の練習で早くすることができます。
最初は90分かけていたが、60分で書けるようになるという人は多くいます。
早く書くことができれば、それだけ内容を充実させることができます。
また、多くの文字を書くことで、
自分に合った筆記用具というのを見つけることができるでしょう。
まずは1800字の論文を一気に書く練習をしましょう。
そして、1日で5400字を書くということは、
どんなに大変か、という体験もする必要があるでしょう。
本番を想定することは、合格する為にもとても大切ですよ。
2019年09月10日 作成 / 執筆:スチールマニア講師 / 閲覧数(月間): 10

CPDとは何か?
Continuing Professional Development:継続研鑚です。
技術士試験に合格し、技術士となることがゴールではないということです。
このことは、技術士法や倫理綱領にも規定されています。
「技術士法」
第47条2
(技術士の資質向上の責務)
技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、
その他その資質 の向上を図るよう努めなければならない。
「技術士倫理綱領」
(継続研鑚)
10.技術士は、常に専門技術の力量並びに技術と社会が接する領域の知識を高めるとともに、人材育成に努める。
ここに書かれていることは、当然口頭試験でも述べることができます。
Q:技術士を取得した後は、どのようなことに取り組みたいですか?
という質問がくることもあります。
その際に、CPDのことを述べたり、後輩の育成、部下の育成に積極的に携わりたい、と回答したりできます。
さて、CPDは何をすることを定めているのか?ですが、
CPD の範囲には、CPD によって獲得した能力を社会貢献に資する活動も含める。
一般に、次のように分類する。
① 能力を獲得する活動:講演会・講習会・シンポジウム・研修会・見学会等への参加、
論文発 表、口頭発表、執筆活動、資格取得、自己学習等
② 実務を通じた活動:表彰を受けた業務、特許取得等
③ 社会貢献活動:公的な機関等の委員会委員、講演会講師、技術指導等
とあります。
ただ聞くだけの講習会やシンポジウム参加でもCPD時間を得ることはできます。
しかし、講師として発表する側の場合は同じ時間でも重みづけが異なり、
多くのCPD時間を得ることができます。
目標とするCPD時間やAPECエンジニアの登録申請するために必要なCPD時間など、
調べて勉強する必要があるものもあります。
それぞれ、準備を進めましょう。